JP2003110285A - 基板コンベヤの幅変更方法および基板コンベヤの幅合わせ方法 - Google Patents

基板コンベヤの幅変更方法および基板コンベヤの幅合わせ方法

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JP2003110285A
JP2003110285A JP2001301549A JP2001301549A JP2003110285A JP 2003110285 A JP2003110285 A JP 2003110285A JP 2001301549 A JP2001301549 A JP 2001301549A JP 2001301549 A JP2001301549 A JP 2001301549A JP 2003110285 A JP2003110285 A JP 2003110285A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベヤの幅変更および位置合わせを安価に
行う方法を提供する。 【解決手段】 幅変更装置158は直流モータ250を
駆動源とし、可動ガイドレール156を移動させてコン
ベヤ幅を変更する。メインコンベヤ140に幅が既知で
ある基準板を支持させ、その際の可動ガイドレール15
6のレール基準マーク270を基準マークカメラに撮像
させて位置を取得し、その位置と、基準板の幅と、搬送
するプリント配線板の幅とに基づいて可動ガイドレール
の目標位置を設定する。幅変更時には基準マークカメラ
にレール基準マーク270を撮像させ、可動ガイドレー
ル156の現在の位置を検出し、その位置と目標位置と
に基づいて得られる距離,方向へ可動ガイドレールを移
動させ、レール基準マーク270の撮像に基づいて目標
位置に停止させる。メインコンベヤ140に隣接するイ
ン,アウトコンベヤの幅を同様に変更し、各コンベヤ幅
を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板コンベヤの幅
変更方法および幅合わせ方法に関するものであり、特
に、幅変更および幅合わせに要するコストの低減に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】基板コンベヤは、回路基板に電気部品
(電子部品を含む)を装着する電気部品装着システム
等、種々の基板作業システムおよび装置に設けられ、回
路基板を搬送する。そのため、基板コンベヤは、例え
ば、送り装置および1対のガイドレールを含んで構成さ
れる。送り装置は、回路基板を一直線に沿って送り、1
対のガイドレールは1対の案内面を有し、送り装置によ
り送られる回路基板の上記一直線に平行な両側面をそれ
ぞれ案内する。
【0003】このような基板コンベヤにおいては、搬送
される回路基板の幅が変われば、それに合わせて1対の
ガイドレールの案内面の間隔が変更される。この間隔変
更は、例えば、1対のガイドレールの一方を位置が固定
の固定ガイドレール、他方を一方に対して接近,離間可
能な可動ガイドレールとし、可動ガイドレールを間隔変
更装置によって移動させることにより自動で行われる。
間隔変更装置は、例えば、サーボモータを駆動源として
構成される。サーボモータは回転角度の精度の良い制御
が可能な電動モータであり、その回転角度は、例えば、
エンコーダにより検出され、その検出値に基づいてサー
ボモータの回転角度が制御される。したがって、エンコ
ーダ付きのサーボモータを駆動源として可動ガイドレー
ルを移動させれば、可動ガイドレールの位置を取得する
ことができ、可動ガイドレールを回路基板の案内に適し
た位置へ移動させ、1対の案内面の間隔を、搬送すべき
回路基板の幅に適した間隔に精度良く変更することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】しかしながら、エンコーダ付きの電動モータを用い
てコンベヤ幅を変更すれば、部品点数が増え、装置コス
トが高くなる。また、間隔変更装置が大形となり、基板
コンベヤの取付けに要するスペースが大きくなる。
【0005】本発明は、以上の事情を背景とし、基板コ
ンベヤの幅変更および位置合わせを安価にかつコンパク
トに行うことができる基板コンベヤの幅変更方法および
位置合わせ方法を提供することを課題としてなされたも
のであり、本発明によって、下記各態様の基板コンベヤ
の幅変更方法および基板コンベヤの幅合わせ方法が得ら
れる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番
号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で
記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にす
るためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれ
らの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると
解釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項
が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に
採用しなければならないわけではない。一部の事項のみ
を選択して採用することも可能なのである。
【0006】なお、以下の各項において、 (1)項が請求
項1に相当し、 (2)項が請求項2に、(3)項が請求項3
に、 (7)項が請求項4に、(10)項が請求項5にそれぞれ
相当する。
【0007】(1)(a)回路基板を一直線に沿って送る
送り装置、 (b)その送り装置により送られる回路基板の
前記一直線に平行な両側面を案内する案内面をそれぞれ
有する1対のガイドレール、および (c)それら1対のガ
イドレールの少なくとも一方を他方に対して接近,離間
させることにより、それら1対のガイドレールの1対の
前記案内面の間隔を変更する間隔変更装置を備えた基板
コンベヤと、その基板コンベヤにより搬送され、所定位
置に停止させられた回路基板に対して予め定められた作
業を行う作業装置と、前記所定位置に停止させられた回
路基板の一部である基板被検出部を撮像する撮像装置
と、その撮像装置を少なくとも前記1対のガイドレール
の接近,離間方向に移動させる撮像装置移動装置とを含
む基板作業システムにおいて前記基板コンベヤの幅を変
更する方法であって、前記基板コンベヤを幅が既知の状
態とする幅既知化工程と、その幅既知化工程の後、前記
撮像装置移動装置に前記撮像装置を、前記1対のガイド
レールの前記少なくとも一方の予め定められた部分であ
るレール被検出部を撮像可能な位置へ移動させ、撮像装
置にレール被検出部を撮像させる撮像工程と、その撮像
工程における前記撮像装置の位置と、撮像された画像内
における前記レール被検出部の位置とに基づいて、レー
ル被検出部の位置を取得する位置取得工程と、その位置
取得工程において取得された位置と、前記既知の幅と、
次に前記基板コンベヤが搬送すべき回路基板の幅とに基
づいて決まる位置に前記レール被検出部が位置するよう
に、前記1対のガイドレールの前記少なくとも一方を移
動させる幅変え工程とを含む基板コンベヤの幅変更方
法。作業装置は、例えば、回路基板の表面に平行な基準
平面内の任意の位置へ移動可能な塗布ヘッドにより、回
路基板の予め定められた複数箇所に接着剤等の高粘性流
体を塗布する塗布装置としたり、複数の貫通穴を有する
スクリーンとそのスクリーンに沿って移動するスキージ
とにより、回路基板の予め定められた複数箇所にクリー
ム状半田等の高粘性流体を印刷するスクリーン印刷装置
としたり、回路基板の予め定められた複数箇所に電気部
品を装着する装着装置としたりすることができる。上記
送り装置は、例えば、1対のガイドレールの長手方向に
往復移動可能に設けられ、往動時に回路基板の一部と係
合してその回路基板を移動させ、復動時には回路基板と
係合しない往復動部材と、それを往復移動させる駆動装
置とを含むものや、直線部において回路基板の両縁部を
それぞれ支持する1対の巻き掛け部材たるエンドレスベ
ルトと、それら1対のエンドレスベルトを周回させる巻
き掛け部材駆動装置たるベルト駆動装置とを含むものが
採用可能である。ガイドレールなる用語は、ガイドレー
ル自体は勿論、ガイドレールに固定されてガイドレール
と一体的に移動する部材も包含する広義の用語として使
用し、かつ、ガイドレールの予め定められた部分なる用
語は、例えば、位置検出の目的で設けられた基準マーク
は勿論、回路基板の側面を案内するためのガイド部等、
別の目的で設けられた特定の部分をも包含する広義の用
語として使用する。1対のガイドレールは、一方を位置
固定の固定ガイドレールとし、他方が固定ガイドレール
に接近,離間可能な可動ガイドレールとしてもよく、あ
るいは両方を互いに接近,離間可能な可動ガイドレール
としてもよい。回路基板には、例えば、絶縁基板に設け
られたプリント配線の全部に電気部品が搭載されていな
いプリント配線板、プリント配線の一部に既に電気部品
が搭載されたプリント配線板、プリント配線に電気部品
が搭載されるとともに、半田付け接合を終えて実装を完
了したプリント回路板、少数の電気部品が装着される小
形の回路板、チップ部品が容器により保護されたパッケ
ージ電気部品の半田バンプが形成される基材がある。基
板コンベヤの幅既知化工程は、基板コンベヤがその時点
においてあるがままの状態で1対の案内面間の幅を測長
器によって測ることにより既知の状態としたり、測長器
により1対の案内面間の距離を測定しつつ基板コンベヤ
の幅を所望の値に調整することによって幅既知の状態に
したりすることや、 (2)項において説明するように、基
準板を用いて行うようにすることができる。基準板を用
いる場合、基準板の幅に1対の案内面との間の隙間を加
えた値が既知の幅になる。撮像装置による基板被検出部
の撮像は、例えば、回路基板の位置を取得し、作業装置
による作業精度を向上させるために行われる。そのた
め、撮像装置移動装置は、撮像装置の位置取得可能に構
成され、撮像装置によってレール被検出部を撮像すれ
ば、その位置を取得することができ、次に基板コンベヤ
が搬送すべき回路基板の幅と、基板コンベヤの既知の幅
(1対のガイドレールの各案内面間の距離)と、幅が既
知の状態でのガイドレールの位置とに基づいて、1対の
案内面間の間隔を次に搬送すべき回路基板に適した間隔
にするための1対のガイドレールの少なくとも一方の目
標位置または既知の幅に対応する位置からの目標移動量
が得られる。したがって、間隔変更装置は、ガイドレー
ルを移動させる機能を有すればよく、モータ回転角度検
出装置等、ガイドレールの位置を取得する装置を設けな
くてもよく、部品点数が少なく、安価に構成することが
できる。基板被検出部を撮像する撮像装置および撮像装
置移動装置を利用し、間隔変更装置を安価に構成しつ
つ、コンベヤ幅を精度良く変更することができるのであ
る。また、モータ回転角度検出装置が不要な分、間隔変
更装置が小形となり、基板コンベヤの取付スペースを小
さくすることができる。
【0008】(2)前記幅既知化工程が、幅が既知の基
準板を前記基板コンベヤに支持させ、前記1対の案内面
の間隔がその基準板に適した大きさになるように基板コ
ンベヤの幅を調整する工程を含む (1)項に記載の基板コ
ンベヤの幅変更方法。基準板は、専用の基準板でもよ
く、回路基板でもよい。後者の場合、例えば、基板コン
ベヤの幅変え前に搬送されていた回路基板を基準板とし
て利用することができる。さらに具体的に説明すれば、
搬送すべき回路基板の幅が変わる場合に、まず、撮像装
置によりレール被検出部を撮像することにより、前記少
なくとも一方のガイドレールの現在の位置を検出し、そ
の検出位置のデータと、それまで搬送されていた回路基
板の幅データと次に搬送すべき回路基板の幅データとの
差とに基づいて、前記少なくとも一方のコンベヤレール
の目標移動量または目標位置を決定するのである。本項
によれば、幅調整を行うために、スケールが不要となる
とともに、基板コンベヤの幅を、回路基板と1対の案内
面との間に回路基板の搬送に適した隙間が存在する大き
さに調整することが容易となる。 (3)前記基板被検出部と前記レール被検出部との少な
くとも一方として、前記回路基板と前記ガイドレールと
の少なくとも一方に設けた基準マークを使用する(1)項
または (2)項に記載の基板コンベヤの幅変更方法。基準
マークは、種々の形状を有するものとされ、例えば、円
形でもよく、三角形,正方形,長方形等の多角形でもよ
く、楕円形でもよく、十字形でもよい。また、線でもよ
い。基準マークは、種々の態様で形成される。例えば、
印刷により設けられ、あるいはシールの貼付により設け
られる。突起あるいは凹部を設けて基準マークを形成し
てもよい。基準マークは、撮像により得られる基準マー
クの像が、背景を形成する部材の像と、輝度,色相等、
光学的特性を異にし、明瞭に区別して処理されるものと
される。
【0009】(4)前記基板作業システムが、前記予め
定められた作業を行う作業ヘッドと、その作業ヘッドを
前記所定の位置に停止させられた回路基板の表面に平行
な基準平面内の任意の位置へ移動させるヘッド移動装置
とを含み、当該基板コンベヤの幅変更方法が、前記撮像
装置を前記ヘッド移動装置に保持させ、そのヘッド移動
装置を前記撮像装置移動装置として利用するものである
(1)項ないし (3)項のいずれかに記載の基板コンベヤの
幅変更方法。作業ヘッドは、例えば、作業装置が高粘性
流体塗布装置であれば、塗布ヘッドとなり、スクリーン
印刷装置であれば、印刷ヘッドとなり、電気部品装着装
置であれば装着ヘッドとなる。本項によれば、撮像装置
を移動させるための専用の移動装置が不要であり、基板
コンベヤの幅をより安価に変えることができる。 (5)前記位置取得工程が、前記撮像装置を、前記レー
ル被検出部がその撮像装置の撮像領域内の予め定められ
た位置に位置する状態とし、そのときの撮像装置の位置
を前記レール被検出部の位置として取得する工程を含む
(1)項ないし (4)項のいずれかに記載の基板コンベヤの
幅変更方法。レール被検出部の位置は、レール被検出部
が、実際に撮像装置の撮像領域内の予め定められた位置
に位置する状態で取得してもよく、実際に位置せず、レ
ール被検出部が撮像領域内の予め定められた位置とは異
なる位置に位置する状態で取得してもよい。本項は前者
の態様である。後者の場合、撮像時における撮像装置の
位置と、撮像領域内におけるレール被検出部の予め定め
られた位置に対する位置とに基づいて演算により、レー
ル被検出部が撮像領域内の予め定められた位置に位置す
る状態での位置が得られる。例えば、撮像装置移動装置
がサーボモータを駆動源とする装置により構成され、サ
ーボモータの回転角度がエンコーダ等の回転角度検出装
置によって検出されるのであれば、回転角度検出装置の
検出値に基づいて撮像装置の位置が得られ、レール被検
出部の位置が得られる。
【0010】(6)前記間隔変更装置が、ステップモー
タを駆動源とするものであり、前記幅変え工程が、前記
ステップモータを、前記既知の幅と次に搬送すべき回路
基板の幅および適正な隙間との差に対応する角度回転さ
せる工程を含む (1)項ないし (5)項のいずれかに記載の
基板コンベヤの幅変更方法。ステップモータは回転角度
の制御が可能な電動回転モータであり、回転角度の制御
によりガイドレールを回路基板の案内に適した位置へ移
動させることができる。そのため、次項において説明す
るコンベヤ幅の確認を行うことは不可欠ではない。
【0011】(7)前記幅変え工程が、前記撮像装置に
より前記レール被検出部を撮像することによって、前記
基板コンベヤの幅が前記次に搬送すべき回路基板に適し
た幅となったことを確認する幅確認工程を含む (1)項な
いし (6)項のいずれかに記載の基板コンベヤの幅変更方
法。撮像装置移動装置は、撮像装置の位置が取得可能で
あり、撮像装置によってレール被検出部を撮像させれ
ば、撮像装置の位置および撮像領域内におけるレール被
検出部の位置に基づいてレール被検出部の実際の位置が
得られ、可動ガイドレールが位置すべき位置に位置し、
基板コンベヤの幅が次に搬送すべき回路基板に適した幅
になったか否かを確認することができ、コンベヤ幅を回
路基板に合わせてより正確に変更することができる。 (8)前記幅確認工程が、前記撮像装置を、前記撮像工
程の実行時における位置から、前記既知の幅と前記搬送
すべき回路基板の幅および適正な隙間との差だけ、前記
接近,離間方向に隔たった位置へ移動させるとともに、
その移動後の位置において前記レール被検出部の撮像を
行わせ、その撮像結果に基づいて前記確認を行う工程を
含む (7)項に記載の基板コンベヤの幅変更方法。
【0012】(9)それぞれ前記基板コンベヤと同様に
送り装置,1対のガイドレールおよび間隔変更装置を備
え、前記基板コンベヤの上流側に設けられた上流側コン
ベヤと下流側に設けられた下流側コンベヤとの少なくと
も一方を含み、その少なくとも一方の前記1対のガイド
レールの前記少なくとも一方の予め定められた部分であ
るレール被検出部を前記撮像装置により撮像することに
よって、基板コンベヤと、上流側コンベヤと下流側コン
ベヤとの少なくとも一方との前記少なくとも一方のガイ
ドレールの前記接近,離間方向における位置の一致を確
認するガイドレール一致確認工程を含む (1)項ないし
(7)項のいずれかに記載の基板コンベヤの幅変更方法。
【0013】上流側コンベヤ,下流側コンベヤにおいて
は、作業装置による作業が行われてもよく、行われなく
てもよい。上流側コンベヤ,下流側コンベヤは、基板コ
ンベヤと共に基板作業システムを構成するコンベヤでも
よく、別の基板作業システム,装置等を構成するコンベ
ヤでもよい。基板コンベヤと共に基板作業システムを構
成する上流側コンベヤと下流側コンベヤとの少なくとも
一方を設ければ、それらを例えば、回路基板を待機させ
る待機領域として機能させることができる。上流側コン
ベヤであれば、例えば、基板コンベヤにより搬送される
回路基板への作業装置による作業中に、上流側コンベヤ
に回路基板を搬入し、作業が行われている間、待機さ
せ、作業終了後、回路基板が基板コンベヤから搬出され
るのと並行して、あるいは回路基板の搬出の直後に、待
機中の回路基板を上流側コンベヤから基板コンベヤに搬
入し、作業を開始することができる。また、下流側コン
ベヤであれば、例えば、基板作業システムから作業済み
の回路基板を受け取る受取装置や別の基板作業システム
等の下流側の装置,システムが何らかの事情で直ちに回
路基板を受け取ることができない場合に、下流側コンベ
ヤにおいて搬出に備えて待機させることができる。その
間、基板コンベヤにより支持された回路基板に作業装置
によって作業を行うことができ、作業済みの回路基板が
搬出されるまで作業を中断しなくて済む。このように基
板コンベヤの他に、上流側コンベヤと下流側コンベヤと
の少なくとも一方を含む場合に、それら上流側コンベヤ
と下流側コンベヤとの少なくとも一方の幅を基板コンベ
ヤと同様に変更することにより、安価な装置で幅を変更
することができる。例えば、個々のコンベヤの幅変更装
置を回転角度検出装置付きの電動モータを駆動源とする
装置とすれば、部品点数が増え、コストが増大するのに
対し、本項に記載の幅変更方法によれば、部品点数,コ
ストの増大を回避しつつ、全部のコンベヤの幅を変更す
ることができるのである。本項においては、基板コンベ
ヤと、上流側コンベヤと下流側コンベヤとの少なくとも
一方との少なくとも一方のガイドレールの位置の一致が
確認されるため、上流側コンベヤと下流側コンベヤとの
少なくとも一方と基板コンベヤとの間のずれが小さくて
済み、あるいはずれがなく、コンベヤ間における回路基
板の受渡しが支障なく行われる。
【0014】(10) (a)回路基板を一直線に沿って送
る送り装置、 (b)その送り装置により送られる回路基板
の前記一直線に平行な両側面を案内する案内面をそれぞ
れ有する1対のガイドレール、および (c)それら1対の
ガイドレールの少なくとも一方を他方に対して接近,離
間させることにより、それら1対のガイドレールの1対
の前記案内面の間隔を変更する間隔変更装置を備えた基
板コンベヤと、それぞれその基板コンベヤと同様に前記
送り装置,1対のガイドレールおよび間隔変更装置を備
え、基板コンベヤの上流側に設けられた上流側コンベヤ
と下流側に設けられた下流側コンベヤとの少なくとも一
方と、前記基板コンベヤにより搬送され、所定位置に停
止させられた回路基板に対して予め定められた作業を行
う作業装置と、前記所定位置に停止させられた回路基板
の一部である基板被検出部を撮像する撮像装置と、その
撮像装置を前記所定の位置に停止させられた回路基板の
表面に平行な基準平面内の任意の位置へ移動させる撮像
装置移動装置とを含む基板作業システムにおいて、前記
基板コンベヤと、前記上流側コンベヤと下流側コンベヤ
との少なくとも一方との幅を一致させる方法であって、
前記撮像装置移動装置に前記撮像装置を、前記基板コン
ベヤの前記1対のガイドレールの前記少なくとも一方の
予め定められた部分であるレール被検出部を撮像可能な
位置へ移動させ、撮像装置にレール被検出部を撮像させ
る第一撮像工程と、その第一撮像工程の後にまたは前
に、前記撮像装置移動装置に前記撮像装置を、前記上流
側コンベヤと下流側コンベヤとの少なくとも一方の前記
1対のガイドレールの前記少なくとも一方の予め定めら
れた部分であるレール被検出部を撮像可能な位置へ移動
させ、撮像装置にレール被検出部を撮像させる第二撮像
工程と、それら第一,第二撮像工程の撮像結果に基づい
て、前記基板コンベヤと、前記上流側コンベヤと前記下
流側コンベヤとの少なくとも一方との幅を一致させる幅
一致工程とを含む基板コンベヤの幅合わせ方法。前記
(1)項ないし (9)項の各々に記載の特徴を本項のコンベ
ヤ幅合わせ方法に適用することができる。上流側コンベ
ヤおよび下流側コンベヤについては、 (9)項の説明がそ
のまま当てはまる。基板コンベヤと、上流側コンベヤと
下流側コンベヤとの少なくとも一方との互いに一致させ
られる幅は、予め設定された幅でもよく、基板コンベヤ
および上流側コンベヤと下流側コンベヤとの少なくとも
一方のいずれかの幅でもよい。前者の場合、基板コンベ
ヤと、上流側コンベヤと下流側コンベヤとの少なくとも
一方とは、その幅が設定された幅に変更され、互いに一
致させられることとなる。この際、コンベヤ幅が変更さ
れる順序は問わず、いずれのコンベヤから幅を変更して
もよい。この場合、各コンベヤにおいて、撮像装置によ
るレール被検出部の撮像に基づいて設定された幅が得ら
れるようにコンベヤ幅が変更されるのであれば、それが
撮像結果に基づく基板コンベヤと、上流側コンベヤと下
流側コンベヤとの少なくとも一方との幅の一致であるこ
ととなる。コンベヤについて撮像装置によるレール被検
出部の撮像を行うことなくコンベヤ幅をおおよそ目的と
する大きさに変更した後に、撮像装置にレール被検出部
を撮像させ、その撮像結果に基づいて幅を正確に一致さ
せてもよい。基板コンベヤと、上流側コンベヤと下流側
コンベヤとの少なくとも一方との互いに一致させられる
幅が、基板コンベヤおよび上流側コンベヤと下流側コン
ベヤとの少なくとも一方のいずれかの幅であれば、例え
ば、回路基板の送り方向において上流側に位置するコン
ベヤの幅に、下流側のコンベヤの幅が合わされ、全部の
コンベヤの幅が一致させられる。あるいは下流側に位置
するコンベヤの幅に、上流側のコンベヤの幅が合わされ
る。いずれにしても、撮像装置によるレール被検出部の
撮像により、複数のコンベヤの各幅が互いに一致させら
れるべき幅にあるか否か、幅が不一致であれば、その不
一致の方向および量が得られ、幅を一致させることがで
きる。基板被検出部を撮像する撮像装置および撮像装置
移動装置を利用することにより、安価にコンベヤ幅を一
致させることができるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1には、本発明の実施形態
の1つである配線板コンベヤの幅変更方法および幅合わ
せ方法が実施される基板作業システムの一種である電子
部品装着システムが図示されている。図1において10
は、電子部品装着システムのシステム本体としてのベー
スである。ベース10上には、作業装置としての部品装
着装置12,部品供給装置14および配線板搬送装置1
6等が設けられており、電気部品の一種である電子部品
の回路基板としてのプリント配線板18への装着が行わ
れる。配線板搬送装置16のプリント配線板18の搬送
方向(図1においては左右方向であり、以下、配線板搬
送方向と称する。)と水平面内において直交する方向
(図1においては上下方向)の一側には、部品供給装置
14が位置を固定して設けられている。
【0016】部品供給装置14は、フィーダ支持テーブ
ル20およびフィーダ支持テーブル20に着脱可能に取
り付けられた複数のフィーダ22を備えている。フィー
ダ22は、例えば、電子部品24(図4参照)を部品保
持テープに保持させてテーピング電子部品とした状態で
供給するものとされており、部品供給部から電子部品2
4を1個ずつ供給する。複数のフィーダ22は、フィー
ダ支持テーブル20上に、各部品供給部が一線、図示の
例では配線板搬送方向に平行な一直線に沿って並ぶ状態
で設けられている。
【0017】部品装着装置12を説明する。部品装着装
置12は、図4に示す部品保持ユニットたる部品装着ユ
ニット28および部品装着ユニット28をXY座標面内
の任意の位置へ移動させるXYロボット30(図1参
照)を備えている。XY座標面は、本電子部品装着シス
テムの全体について水平に設定されており、本実施形態
では、前記配線板搬送方向は、X軸方向に平行な方向で
ある。
【0018】図1に示すように、ベース10の配線板搬
送装置16のY軸方向における両側にはそれぞれ、送り
ねじとしてのボールねじ34がX軸方向に平行に設けら
れている。一方のボールねじ34は、配線板搬送装置1
6と部品供給装置14との間に設けられている。これら
2本のボールねじ34はそれぞれ、X軸スライド36に
設けられたナット38(図3には1個のみ図示されてい
る)の各々に螺合されており、これらボールねじ34が
それぞれ、X軸スライド移動用モータ40(図1参照)
により同期して回転させられることにより、X軸スライ
ド36がX軸方向に移動させられる。X軸スライド36
の移動は、ベース10上に設けられた案内部材たるガイ
ドレール42(図3参照)およびX軸スライド36に設
けられた被案内部材たるガイドブロック44を含む案内
装置により案内される。
【0019】X軸スライド36上には、送りねじとして
のボールねじ46(図3参照)がY軸方向に平行に設け
られるとともに、Y軸スライド48がナット50におい
て螺合されている。このボールねじ46がY軸スライド
移動用モータ52(図1参照)によって回転させられる
ことにより、Y軸スライド48は案内部材たる1対のガ
イドレール54を含む案内装置により案内されてY軸方
向に移動させられる。以上、ナット38,ボールねじ3
4およびX軸スライド移動用モータ40等がX軸スライ
ド移動装置60を構成し、ナット50,ボールねじ46
およびY軸スライド移動用モータ52等がY軸スライド
移動装置62を構成し、これらがX軸スライド36,Y
軸スライド48と共にXYロボット30ないしヘッド移
動装置を構成している。X軸スライド移動用モータ40
およびY軸スライド移動用モータ52は、オペレータの
インチング操作により回転させることができる。
【0020】部品装着ユニット28は、図3および図4
に示すように、部品保持具としての吸着ノズル70,ノ
ズルホルダ72,ノズルホルダ72を前記水平なXY座
標面に直角な方向である垂直方向に平行な方向であっ
て、その軸線に平行な方向に移動させ、昇降させて部品
供給装置14に接近,離間させるホルダ移動装置ないし
接近・離間装置たるホルダ昇降装置74,ノズルホルダ
72をその垂直な回転軸線まわりに回転させるホルダ回
転装置76を含み、Y軸スライド48上に設けられてい
る。
【0021】ホルダ昇降装置74は、Y軸スライド48
に垂直方向に移動可能に設けられた移動部材たる昇降部
材80および昇降部材移動装置82を備えている。昇降
部材移動装置82は、昇降用モータ86を駆動源とし、
その回転が、駆動プーリ88,被駆動プーリ90および
駆動ベルト92を含む回転伝達装置により送りねじたる
ボールねじ94に伝達される。ボールねじ94は、Y軸
スライド48に垂直軸線まわりに回転可能かつ軸方向に
移動不能に設けられるとともに、昇降部材80に固定の
ナット96に螺合されており、ボールねじ94が回転さ
せられることにより、昇降部材80が昇降させられる。
昇降部材80の昇降は、Y軸スライド48に垂直方向に
設けられた1対のレール状の案内部材(図3には1つが
図示されている)98を含む案内装置により案内され
る。
【0022】前記ノズルホルダ72は、昇降部材80に
垂直軸線まわりに回転可能かつ軸方向に移動不能に設け
られ、吸着ノズル70を着脱可能に保持しており、ノズ
ルホルダ72が回転させられることにより、吸着ノズル
70が垂直な回転軸線まわりに回転させられる。ノズル
ホルダ72は、本実施形態では、例えば、特許第309
3339号公報に記載のノズルホルダと同様に構成され
ており、詳細な図示および説明は省略する。これらノズ
ルホルダ72および吸着ノズル70が作業ヘッドとして
の装着ヘッド100を構成しており、装着ヘッド100
はXYロボット30によりXY座標内の任意の位置へ移
動させられ、予め定められた作業、すなわち部品供給装
置14からの電子部品24の受取り,プリント配線板1
8への装着を行う。ノズルホルダ72までが装着ヘッド
を構成し、装着ヘッドは吸着ノズルを含まないと考えて
もよい。
【0023】前記ホルダ回転装置76は、昇降部材80
に設けられている。ホルダ回転装置76は、回転用モー
タ100を駆動源とし、ホルダ回転用モータ100の回
転が駆動ギヤ102,被駆動ギヤ104によりノズルホ
ルダ72に伝達され、ノズルホルダ72が垂直軸線まわ
りに正逆両方向に任意の角度回転させられる。
【0024】前記吸着ノズル70は、ノズル本体110
およびノズル本体110に嵌合された吸着管112を有
し、ノズルホルダ72により、軸方向に相対移動可能か
つ相対回転不能に保持されている。吸着ノズル70は負
圧により電子部品24を吸着するものであり、ノズルホ
ルダ72内等に設けられた通路等を経て、図示を省略す
る負圧源,正圧源および大気に接続されており、電磁方
向切換弁装置(図示省略)の切換えにより、吸着管11
2が負圧源,正圧源および大気に択一的に連通させられ
て電子部品20を保持し、解放する。
【0025】また、被駆動ギヤ104には、発光体たる
発光板120が相対回転不能に設けられ、吸着ノズル7
0のまわりに配設されている。発光板120は、図示の
例では、円板状を成し、その下面には蛍光塗料が塗布さ
れて発光面122を構成している。
【0026】Y軸スライド48にはまた、図4に示すよ
うに、プリント配線板18に設けられた基板被検出部た
る基準マーク130(図1参照)を撮像する基準マーク
撮像システム132が設けられている。基準マーク13
0は、複数、図示の例では2個、プリント配線板18の
対角線に隔たった位置にそれぞれ設けられている。基準
マーク撮像システム132は、撮像装置たる基準マーク
カメラ134(図4参照)および照明装置136を備え
ている。
【0027】基準マークカメラ134は、本実施形態に
おいては、固体イメージセンサの一種であるCCD(電
荷結合素子)を有する撮像部と、結像レンズを含むレン
ズ系とを備え、被写体の二次元像を一挙に取得する撮像
装置の一種である面撮像装置とされている。CCDは、
一平面上に多数の微小な受光素子が配列されたものであ
り、各受光素子の受光状態に応じた電気信号を発生させ
る。多数の受光素子により撮像領域ないし撮像画面が形
成されている。基準マークカメラ134は、その中心軸
線が垂直となり、かつ下向きの姿勢で設けられている。
照明装置136は、被写体に可視光線を照射し、被写体
およびその周辺を照明する。
【0028】Y軸スライド48に設けられた基準マーク
カメラ134は、部品装着ユニット28と同様に、XY
ロボット30により、XY座標面内の任意の位置へ移動
させられる。本実施形態においては、基準マークカメラ
134がXYロボット30により保持され、ヘッド移動
装置としてのXYロボット30が撮像装置移動装置たる
カメラ移動装置として利用される。
【0029】配線板搬送装置16を説明する。配線板搬
送装置16は、図1に示すように、XY座標面内におい
て互いに直交する2軸の一方であるX軸方向(図1にお
いては左右方向)に配設された基板コンベヤとしてのメ
インコンベヤ140,配線板搬送方向においてメインコ
ンベヤ140の上流側と下流側とにそれぞれ隣接して設
けられた上流側コンベヤとしてのインコンベヤ142お
よび下流側コンベヤとしてのアウトコンベヤ144を備
えている。これらコンベヤ140,142,144の構
成は、ほぼ同じであり、配線板コンベヤ140を代表的
に説明する。
【0030】配線板コンベヤ140は、図5および図6
に示すように、送り装置152,1対のガイドレールた
る固定ガイドレール154,可動ガイドレール156お
よび間隔変更装置158を備えている。
【0031】固定ガイドレール154および可動ガイド
レール156は、X軸方向に平行であって水平に設けら
れ、固定ガイドレール154はベース10に位置を固定
して設けられ、可動ガイドレール156は、固定ガイド
レール154に対して接近,離間可能であって、Y軸方
向(図5においては上下方向)に移動可能に設けられて
いる。
【0032】固定ガイドレール154および可動ガイド
レール156の互いに対向する面にはそれぞれ、図5に
示すように、長手方向の両端部にそれぞれ回転部材たる
溝型プーリ160が回転可能に取り付けられるととも
に、固定ガイドレール154,可動ガイドレール156
のそれぞれ1対ずつの溝型プーリ160の間の部分に
は、図7に固定ガイドレール154について代表的に示
すように、長手形状を成す案内部材たるベルトガイド1
62が固定されている。これら1対ずつの溝型プーリ1
60およびベルトガイド162にそれぞれ、巻掛部材た
る無端のエンドレスべルト164が巻き掛けられ、エン
ドレスべルト164の移動を案内する。エンドレスべル
ト164の内周面には、幅方向の中央に突条が設けら
れ、溝型プーリ160の溝に長手方向に相対移動可能
に、かつ幅方向においては相対移動不能に嵌合されてお
り、エンドレスべルト164が幅方向において位置決め
されている。ベルトガイド162の上面にも、図示は省
略するが、溝型プーリ160と同様に溝が形成され、エ
ンドレスべルト164を幅方向において位置決めするよ
うにされている。
【0033】固定ガイドレール154側のエンドレスべ
ルト164は更に、図7に示すように、固定ガイドレー
ル154に回転可能に取り付けられた複数の張力付与部
材たるテンションプーリ168および複数の回転部材た
る溝型プーリ170に巻き掛けられるとともに、被駆動
回転部材たる被駆動プーリ172に巻き掛けられてい
る。被駆動プーリ172は、図5および図6に示すよう
に、固定ガイドレール154および支持部材176によ
って両端部を回転可能に支持された回転伝達軸たるスプ
ライン軸178に固定されている。支持部材176は、
本実施形態では、図5に示すように長手形状を成し、可
動ガイドレール156の外側、すなわち固定ガイドレー
ル154とは反対側に可動ガイドレール156と平行な
姿勢で位置を固定して設けられている。スプライン軸1
78には、スプロケット180が固定されるとともに、
駆動源の一種である電動モータたる配線板搬送用モータ
182の出力軸184に固定の回転部材たるスプロケッ
ト186に巻掛部材たるチェーン188によって連結さ
れている。
【0034】また、可動ガイドレール156側のエンド
レスべルト164は、図6に示すように、可動ガイドレ
ール156に回転可能に取り付けられた複数の張力付与
部材たるテンションプーリ196および複数の溝型プー
リ198に巻き掛けられるとともに(図6には、テンシ
ョンプーリ196および溝型プーリ198は1つのみ図
示されている)、被駆動回転体たる被駆動プーリ200
に巻き掛けられている。被駆動プーリ200は、可動ガ
イドレール156に回転可能かつ軸方向に移動不能に取
り付けられるとともに、前記スプライン軸178にスプ
ライン嵌合されている。スプライン軸178に、軸方向
に相対移動可能かつ相対回転不能に嵌合されているので
ある。したがって、配線板搬送用モータ182が起動さ
れれば、スプロケット186,180が回転させられる
とともに、スプライン軸178が回転させられ、被駆動
プーリ172,200が回転させられて1対のエンドレ
スべルト164が同期して周回させられる。
【0035】プリント配線板18は、その両縁部におい
て1対のエンドレスべルト164の各直線部上に載せら
れ、エンドレスべルト164との間の摩擦によりエンド
レスべルト164の移動に伴ってX軸方向に一直線に沿
って水平な姿勢で送られる。本実施形態においては、こ
れら配線板搬送用モータ182,チェーン188,スプ
ロケット186,180,溝型プーリ160,170,
198,被駆動プーリ172,200等によってベルト
駆動装置202が構成され、1対のエンドレスべルト1
64と共に送り装置152を構成している。
【0036】固定ガイドレール154および可動ガイド
レール156の上面にはそれぞれ、図5ないし図7に示
すように、案内部材210が固定されており、固定後は
固定ガイドレール154および可動ガイドレール156
の案内部として機能し、案内手段を構成する。案内部材
210は板状を成し、固定ガイドレール154,可動ガ
イドレール156とほぼ同じ長さを有するとともに、垂
直な案内面212を有する。これら1対の案内面212
はプリント配線板18の幅方向の両側から、送り装置1
52により送られるプリント配線板18の一直線状の送
り方向に平行な両側面216を適正な隙間をもって案内
し、プリント配線板18を固定ガイドレール154およ
び可動ガイドレール156の長手方向に案内する。2つ
の案内部材210にはそれぞれ、押さえ部214が長手
方向に沿って一体的に設けられており、送り時にプリン
ト配線板18の浮き上がりを防止するとともに、電子部
品装着時にプリント配線板18をクランプするようにさ
れている。
【0037】なお、メインコンベヤ140の配線板搬送
方向において下流側の端部側には、図1に示すように、
停止装置220が設けられ、プリント配線板18を所定
の停止位置に停止させるようにされている。所定の停止
位置は、例えば、プリント配線板18が配線板搬送方向
において、部品供給装置14のほぼ中央に対応する位置
に位置する状態となる位置である。
【0038】停止装置220は、プリント配線板18に
係合してその移動を停止させる停止部材222と、停止
部材222を、プリント配線板18の移動経路内に進入
させてプリント配線板18の移動を停止させる停止位置
と、移動経路から退避させ、プリント配線板18の移動
を許容する退避位置とに移動させる停止部材移動装置
(図示省略)とを含む。停止部材移動装置は、例えば、
流体圧アクチュエータの一種である流体圧シリンダとし
てのエアシリンダを駆動源として構成され、停止部材2
22を自動で移動させる。プリント配線板18が停止装
置220によって所定の停止位置に停止させられたこと
は、図示を省略する配線板停止検出装置により検出さ
れ、その検出信号に基づいて送り装置152によるプリ
ント配線板18の送りが停止される。
【0039】また、固定ガイドレール154と可動ガイ
ドレール156との間の部分であって、停止装置220
によって停止させられたプリント配線板18に対応する
位置には、基板保持装置としてのプリント配線板保持装
置226(図1参照)が設けられ、プリント配線板18
を下方から支持するようにされている。プリント配線板
保持装置226はプリント配線板18を支持する複数の
支持部材を有し、プリント配線板18を下方から水平な
姿勢で支持するとともに、クランプ部材が設けられ、固
定ガイドレール154,可動ガイドレール156に設け
られた押さえ部214との間にプリント配線板18を挟
み、プリント配線板18をその表面が水平な姿勢で保持
するようにされている。前記XY座標面は、停止装置2
20により所定の停止位置に停止させられたプリント配
線板18の表面に平行であり、基準平面を構成してお
り、前記基準マークカメラ134は、XYロボット30
により、所定の位置に停止させられたプリント配線板1
8の表面に平行な基準平面内の任意の位置へ移動させら
れる。
【0040】上記固定ガイドレール154および支持部
材176により、図5に示すように、複数本の案内部材
たるガイドロッド230の両端部がそれぞれ、位置を固
定して支持されるとともに、複数本の送りねじたるボー
ルねじ232の両端部がそれぞれ回転可能にかつ軸方向
の移動不能に支持されている。ガイドロッド230およ
びボールねじ232はY軸方向に平行に設けられている
のである。可動ガイドレール156は、それに固定のレ
ールナット236においてボールねじ232に螺合され
るとともに、被案内部たるガイドブロック240におい
てガイドロッド230に軸方向に摺動可能に嵌合されて
いる。複数のボールねじ232の固定ガイドレール15
4から外側へ、すなわち可動ガイドレール156とは反
対側へ延び出させられた端部にはそれぞれ、回転体たる
スプロケット242が相対回転不能に取り付けられてい
る。
【0041】また、固定ガイドレール154の外側に
は、複数のテンションスプロケット246がスプロケッ
ト242の回転軸線と平行な軸線まわりに回転可能に設
けられ、これらスプロケット242,246に巻掛部材
たる無端のチェーン248が巻き掛けられている。2本
のボールねじ232の一方には、駆動源たる電動モータ
の一種である幅変更用モータ250の回転が減速機25
2を介して伝達され、そのボールねじ232が幅変更用
モータ250によって直接駆動される。幅変更用モータ
250の回転は、スプロケット242およびチェーン2
48によって他方のボールねじ232に伝達される。そ
れにより2本のボールねじ232が同期して回転させら
れ、可動ガイドレール156が長手方向において一様に
Y軸方向に平行な方向に移動させられ、固定ガイドレー
ル154に対して接近,離間させられて、両ガイドレー
ル154,156の各案内面212の間隔(距離)が変
更され、メインコンベヤ140の幅が変更される。メイ
ンコンベヤ140の幅は、1対の案内面212間の距離
である。幅変更用モータ250は、交流モータの使用も
可能であるが、本実施形態においては、直流モータが使
用され、通電時間を短くすることにより速度が小さくな
るように構成されている。本実施形態においては、スプ
ロケット242,チェーン248等が回転伝達装置を構
成し、ボールねじ232,レールナット236,幅変更
用モータ250等と共に間隔変更装置158を構成して
いる。前記送り装置152の被駆動プーリ200は可動
ガイドレール156と共に移動させられるが、スプライ
ン軸178にスプライン嵌合されており、可動ガイドレ
ール156の位置が変わっても、配線板搬送用モータ1
82の回転が被駆動プーリ200に伝達され、エンドレ
スベルト164が周回させられる。
【0042】なお、本実施形態においては、オペレータ
はインチング操作を行うことによって幅変更用モータ2
50を回転させ、可動ガイドレール156を移動させる
ことができる。また、図5に二点鎖線で示すように、複
数のボールねじ232の1つに操作部材たるハンドル2
58を相対回転不能に係合させ、オペレータがハンドル
258を操作し、ボールねじ232を回転させることに
よっても可動ガイドレール156を移動させ、配線板コ
ンベヤ140の幅を変更することができる。
【0043】可動ガイドレール156には、図5に示す
ように、レール被検出部としてのレール基準マーク27
0が設けられている。本実施形態においてレール基準マ
ーク270は、可動ガイドレール156とは別体に設け
られ、可動ガイドレール156に固定されており、固定
後は可動ガイドレール156の一部として機能する。
【0044】可動ガイドレール156の配線板搬送方向
において中間部には、マーク形成部材272が固定され
るとともに、マーク形成部材272の上面にレール基準
マーク270が設けられている。本実施形態においてレ
ール基準マーク270は円形を成し、背景、すなわちマ
ーク形成部材272の上面のレール基準マーク270以
外の部分と明確に区別し得る光学的特性を有するように
設けられている。例えば、レール基準マーク270は、
背景と異なるコントラストを有する輝度あるいは色彩と
され、本実施形態では、レール基準マーク270が白
色、背景が黒色とされている。逆でもよい。レール基準
マーク270は、本実施形態では印刷によって設けられ
ている。シールを貼って基準マークを設けてもよい。ま
た、本実施形態では、マーク形成部材270の上面は、
電子部品装着時におけるプリント配線板18の表面とほ
ぼ同じ高さの位置に設けられている。
【0045】インコンベヤ142およびアウトコンベヤ
144は、メインコンベヤ140とほぼ同様に構成さ
れ、全部の図示は省略するが、送り装置152,固定ガ
イドレール154,可動ガイドレール156および間隔
変更装置158を備えており、各可動ガイドレール15
6のメインコンベヤ140側の端部にはそれぞれ、レー
ル基準マーク280,282が基準マーク270と同様
に設けられている。インコンベヤ142,アウトコンベ
ヤ144のそれぞれメインコンベヤ140側の端部は、
部品供給装置14の配線板搬送方向に隔たった両端部に
対応する位置に位置し、基準マーク280,282はX
Yロボット30による基準マークカメラ134の移動領
域内に設けられている。XYロボット30による基準マ
ークカメラ134の移動領域、すなわち装着ヘッド10
0の移動領域は、部品供給装置14の全部のフィーダ2
2の各部品供給部から電子部品24を取り出し、プリン
ト配線板18に装着するのに十分な領域とされている。
【0046】また、インコンベヤ142,アウトコンベ
ヤ144にはそれぞれ、図1に概略的に示すように、前
記停止装置220と同様に、停止部材290,292を
有する停止装置294,296が設けられ、プリント配
線板18を所定の停止位置に停止させるようにされてい
るが、プリント配線板保持装置は設けられていない。停
止装置294による所定の停止位置は、例えば、プリン
ト配線板18の配線板搬送方向において下流側の端部が
インコンベヤ142のメインコンベヤ140側の端に位
置する位置であり、停止装置296による所定の停止位
置は、例えば、プリント配線板18の配線板搬送方向に
おいて下流側の端部が、アウトコンベヤ144のメイン
コンベヤ140とは反対側の端側に位置する位置であ
る。インコンベヤ142,アウトコンベヤ144につい
ては、停止装置294,296を省略してもよい。な
お、図1においては、理解を容易にするために、基準マ
ーク270等は実際より大きく図示されている。
【0047】X軸スライド36には、図1および図2に
示すように、ちょうどX軸スライド36を移動させるボ
ールねじ34の一方に対応する位置であって、部品供給
装置14とプリント配線板18との間の位置に、部品撮
像システム300が移動不能に取り付けられている。部
品撮像システム300は、特開2001−160135
公報に記載の部品撮像システムと同様に構成されてお
り、簡単に説明する。
【0048】部品撮像システム300は、図3に示すよ
うに、撮像装置302および照明装置304を備えてい
る。本実施形態において撮像装置302は、電子部品2
4等を撮像する部品カメラ306および導光装置308
を備え、導光装置308は、反射装置としての反射鏡3
10,312を有している。反射鏡310,312は、
図示を省略するブラケットによりX軸スライド36の下
部に固定されており、部品カメラ306は、X軸スライ
ド36に保持部材316により下向きに固定されてい
る。本実施形態においては、部品カメラ306は、前記
基準マークカメラ190と同様に、面撮像装置であっ
て、CCDカメラとされている。
【0049】照明装置304は、吸着ノズル70に向か
って紫外線と可視光線とを選択的に照射するように構成
されている。吸着ノズル70について設けられた発光板
120は、紫外線を吸収して可視光線を放射する。部品
装着ユニット28がXYロボット30によって移動させ
られ、Y軸方向においてボールねじ34に対応する位置
であって、反射鏡310上に位置する位置に至れば、部
品カメラ306は電子部品24を撮像することができ
る。部品カメラ306は、照明装置304により照射さ
れる光に応じて被写体の正面像あるいは投影像を撮像す
る。
【0050】本電子部品装着システムは、図8に示す制
御装置350により制御される。ただし、図8は本シス
テムのうち本発明に関連の深い部分のみを取り出して示
したものである。制御装置350はコンピュータ351
を主体とするものであり、コンピュータ351は、プロ
セッシングユニット(PUと略記する)352,リード
オンリメモリ(ROM)354,ランダムアクセスメモ
リ(RAM)356,入力ポート358および出力ポー
ト360がバスラインによって接続されたものである。
【0051】入力ポート358には、前記基準マークカ
メラ134,部品カメラ306により撮像された画像の
データを解析する画像処理コンピュータ362,エンコ
ーダ364,365を始め、種々の検出器やコンピュー
タが接続されている。出力ポート360には、それぞれ
駆動回路366を介して前記X軸スライド移動用モータ
40等、各種アクチュエータが接続されている。RAM
356には、図9にフローチャートで表すコンベヤ幅変
えルーチンを始めとする種々の制御プログラムやデータ
等が格納されており、これら制御プログラムの実行によ
り電子部品24が自動でプリント配線板18に装着され
て電子回路が組み立てられる。
【0052】なお、上記X軸スライド移動用モータ40
等は、駆動源たる電動モータの一種であり、本実施形態
では、幅変更用モータ250以外のモータはサーボモー
タとされているが、回転角度を制御可能なモータであれ
ば採用可能であり、ステップモータ等を用いることもで
きる。サーボモータの回転角度は、回転角度検出装置と
してのエンコーダにより検出される。図8には、X軸ス
ライド移動用モータ40,Y軸スライド移動用モータ5
2について設けられたエンコーダ364,365を代表
的に示す。
【0053】以上のように構成された電子部品装着シス
テムにおける電子部品24のプリント配線板18への装
着を説明する。本電子部品装着システムにおいては、電
子部品24の装着開始に先立ってメインコンベヤ14
0,インコンベヤ142,アウトコンベヤ144の各幅
が変更され、各1対のガイドレール154,156の案
内面212間の間隔が、電子部品24が装着されるプリ
ント配線板18の幅、すなわち搬送方向に直角な方向の
寸法に合った間隔であって、プリント配線板18の搬送
に適した大きさに変更される。これらコンベヤ140,
142,144の各幅変えは同様に行われるため、メイ
ンコンベヤ140の幅変えを代表的に説明する。
【0054】幅変更は、幅が既知の基準板をメインコン
ベヤ140に支持させ、ガイドレール154,156の
各案内面212の間隔が基準板に適した大きさになるよ
うにメインコンベヤ140の幅が調整された際の可動ガ
イドレール156のレール基準マーク270の位置(以
後、レール基準位置と称する)を取得し、そのレール基
準位置と、基準板の幅と、メインコンベヤ140によっ
て搬送されるべきプリント配線板18の幅とに基づいて
目標位置を設定し、その目標位置にレール基準マーク2
70が位置するように可動ガイドレール156を移動さ
せることにより自動で行われる。基準板として、実際の
プリント配線板18を使用することも可能であるが、本
実施形態では幅調整専用の基準板が使用される。基準板
は、図示は省略するが、本実施形態においては、プリン
ト配線板18と同様に矩形の板状を成し、1種類のもの
が準備されており、プリント配線板18と同様にメイン
コンベヤ140により支持される。基準板は、複数種類
のものが準備され、次に搬送すべきプリント配線板18
と同じか、またはそれに近い幅の基準板を選択して使用
することが可能である。
【0055】レール基準位置は予め、例えば、装着作業
の開始前であって、例えば、始業点検時に取得される。
取得時には、オペレータが手動で、例えば、幅変更用モ
ータ250をインチング操作して可動ガイドレール15
6を移動させ、基準板をメインコンベヤ140の1対の
エンドレスベルト164上に載せ、1対の案内面212
の間隔が基準板に適した大きさになるように、すなわち
基準板の、プリント配線板18の1対の側面216に相
当する1対の側面が1対の案内面212によって適正な
隙間をもって案内されるようにメインコンベヤ140の
幅を調整する。基準板の幅は既知であり、基準板を用い
てメインコンベヤ140の幅を調整することにより、メ
インコンベヤ140の幅が既知の状態になる。基準板の
幅に、基準板と1対の案内面212との間の隙間を加え
た値がメインコンベヤ140の既知の幅になるのであ
る。
【0056】幅調整後、XYロボット30に基準マーク
カメラ134を移動させ、レール基準マーク270を撮
像させる。この際、基準マークカメラ134はオペレー
タの手動操作により移動させられる。X軸スライド移動
用モータ40,Y軸スライド移動用モータ52をオペレ
ータがインチング操作し、基準マークカメラ134を、
レール基準マーク270が撮像領域内の予め定められた
位置に位置する位置、例えば、レール基準マーク270
の中心が撮像領域の中心である撮像中心と一致する状態
となる位置へ移動させ、レール基準マーク270を撮像
させるのであり、その際の基準マークカメラ134の位
置がレール基準マーク270の位置であるレール基準位
置として取得される。レール基準マーク270の中心が
撮像中心と一致する状態でのX軸スライド移動用モータ
40,Y軸スライド移動用モータ52の各回転角度をそ
れぞれ検出するエンコーダ364,365の値がレール
基準位置を規定する値としてRAM356に記憶される
のである。
【0057】次いで、本システムにおいて電子部品24
の装着が予定されている複数種類のプリント配線板18
の各々について、各プリント配線板18を搬送する際の
可動ガイドレール156の目標位置が設定され、プリン
ト配線板18の種類と対応付けてRAM356に記憶さ
れる。レール基準位置から、プリント配線板18の幅
(搬送方向と直角な方向の寸法)と、基準板の幅との差
だけY軸方向(可動ガイドレール156の固定ガイドレ
ール154に対する接近,離間方向)に離れた位置が目
標位置であり、目標位置はレール基準マーク270につ
いて設定され、X軸,Y軸スライド移動用モータ40,
52の回転角度を検出するエンコーダ364,365の
値で記憶される。なお、複数種類のプリント配線板18
の各幅および基準板の幅はRAM356に記憶されてい
る。
【0058】コンベヤ幅変えを図9に示すコンベヤ幅変
えルーチンに従って説明する。コンベヤ幅変えを概略的
に説明する。幅変え時には、まず、基準マークカメラ1
34にレール基準マーク270を撮像させ、可動ガイド
レール156の現在の位置を取得し、可動ガイドレール
156を目標位置へ移動させるための移動距離および方
向が求められ、間隔変更装置158により可動ガイドレ
ール156を目標位置へ移動させる。この際、基準マー
クカメラ134を可動ガイドレール156より先に目標
位置へ移動させてレール基準マーク270を撮像させ、
可動ガイドレール156が目標位置へ接近したならば減
速させ、目標位置へ到達したならば停止させる。
【0059】コンベヤ幅変えルーチンのステップ1(以
後、S1と記載する。他のステップについても同じ。)
においてフラグF1がONにセットされているか否かの
判定が行われる。フラグF1は図示を省略するメインル
ーチンの初期設定等においてOFFにリセットされてお
り、S1の判定はNOになってS2が実行され、フラグ
F2がONにセットされているか否かが判定される。フ
ラグF2もOFFにリセットされており、S2の判定は
NOになってS3が実行され、可動ガイドレール156
の現在の位置が取得される。
【0060】可動ガイドレール156の現在位置は、基
準マークカメラ134によってレール基準マーク270
を撮像することにより検出される。現在のメインコンベ
ヤ140により搬送されるプリント配線板18について
設定された可動ガイドレール156の目標位置がRAM
356から読み出され、その目標位置データに従って基
準マークカメラ134がXYロボット30により移動さ
せられる。目標位置は、エンコーダ364,365の値
によって規定されており、それらエンコーダ364,3
65の検出値が設定された値となる位置へ基準マークカ
メラ134が移動させられれば、撮像中心が目標位置に
位置させられ、その状態で基準マークカメラ134がレ
ール基準マーク270を撮像する。なお、本実施形態に
おいては、一連の装着作業の開始前には、メインコンベ
ヤ140の幅は、基準板の案内に適した幅に調整されて
おり、電子部品24が装着される複数種類のプリント配
線板18のうち、最初の種類のプリント配線板18につ
いてのコンベヤ幅の変更は、コンベヤ幅が基準板の案内
に適した幅に調整された状態から行われる。そのため、
基準マークカメラ134は前記レール基準位置へ移動さ
せられてレール基準マーク270を撮像し、可動ガイド
レール156の現在の位置が取得される。
【0061】レール基準マーク270に関するデータ、
例えば、レール基準マーク270の形状,寸法,色等の
データは画像処理コンピュータ362に記憶されてお
り、撮像データが画像処理コンピュータ362により画
像処理され、レール基準マーク270の中心位置が可動
ガイドレール156の位置として取得される。画像処理
コンピュータ362においては、レール基準マーク27
0の中心の撮像中心に対する位置が求められ、コンピュ
ータ351に供給される。そして、その位置と、目標位
置とに基づいて、レール基準マーク270の中心の位置
がエンコーダ364,365の値で求められる。このレ
ール基準マーク270の位置が可動ガイドレール156
の現在の位置である。画像処理コンピュータ362に可
動ガイドレール156の目標位置を記憶させ、画像処理
コンピュータ362においてレール基準マーク270の
中心位置がエンコーダ364,365の値で求められ、
コンピュータ351に供給されるようにしてもよい。
【0062】可動ガイドレール156の現在位置が検出
されたならば、S4が実行され、可動ガイドレール15
6および基準マークカメラ134が、次に搬送されるべ
きプリント配線板18について設定された可動ガイドレ
ール156の目標位置に向かって移動を開始させられ
る。基準マークカメラ134は、エンコーダ364,3
65が目標位置を規定する値となる位置へ移動させられ
る。可動ガイドレール156については、次に搬送すべ
きプリント配線板18について設定された可動ガイドレ
ール156の目標位置と、可動ガイドレール156の現
在の位置とから、可動ガイドレール156の移動方向お
よび移動距離が求められ、間隔変更装置158により移
動させられる。幅変更用モータ250の起動指令が出力
されて幅変更用モータ250が起動され、レール基準位
置と、基準板の幅と、次に搬送すべきプリント配線板1
8の幅とに基づいて決まる目標位置にレール基準マーク
270が位置するように、可動ガイドレール156が目
標位置に向かって移動を開始させられるのである。ま
た、フラグF2がONにセットされる。
【0063】次いでS5が実行され、基準マークカメラ
134が目標位置へ到達したか否かが判定される。基準
マークカメラ134は可動ガイドレール156より高速
で移動させられ、可動ガイドレール156より先に目標
位置へ到達するようにされる。基準マークカメラ134
が目標位置へ到達していなければ、S5の判定はNOに
なってルーチンの実行は終了する。
【0064】次にS2が実行されるとき、その判定はY
ESになり、S3,S4がスキップされてS5が実行さ
れ、基準マークカメラ134が目標位置へ到達するまで
S1,S2およびS5が繰り返し実行される。基準マー
クカメラ134が目標位置へ到達すれば、S5の判定が
YESになってS6が実行され、基準マークカメラ13
4が停止させられるとともに、フラグF1がONにセッ
トされる。
【0065】次いで、S7が実行され、可動ガイドレー
ル156が目標位置へ接近したか否かが判定される。こ
の判定は、本実施形態では、可動ガイドレール156が
移動を開始した後、現在位置(移動開始時の位置)から
目標位置へ移動するのに要する時間より短く、その時間
に対して予め設定された率の時間であって、目標位置へ
接近したと言うことができる位置に到達するのに要する
時間が経過したか否かにより行われる。この時間は、可
動ガイドレール156の現在位置から目標位置への移動
距離および可動ガイドレール156の移動速度パターン
に基づいて取得される。S7の判定は当初はNOであ
り、ルーチンの実行は終了する。
【0066】可動ガイドレール156が目標位置に接近
するまで、S1,S7が繰り返し実行され、到達すれ
ば、S7の判定がYESになってS8が実行され、フラ
グF3がONにセットされているか否かが判定される。
フラグF3はメインルーチンの初期設定等においてOF
Fにリセットされており、S8の判定はNOになってS
9が実行され、可動ガイドレール156の移動速度の減
速指令が発せられ、可動ガイドレール156が減速させ
られるとともに、フラグF3がONにセットされる。
【0067】次いでS10が実行され、基準マークカメ
ラ134が撮像を行わされる。撮像データは画像処理コ
ンピュータ362により処理され、その処理結果がコン
ピュータ351に供給される。そして、S11において
は、画像処理データに基づいて、可動ガイドレール15
6が基準マークカメラ134の撮像領域内に進入したか
否かの判定が行われる。この判定は、レール基準マーク
270が撮像されたか否かにより行われる。例えば、撮
像領域に形成されるレール基準マーク270の像の面積
が、レール基準マーク270の平面視の面積に対して予
め設定された比率を超える大きさになれば、撮像領域に
進入したと判定される。レール基準マーク270の全部
の像が形成された場合、あるいはレール基準マーク27
0の中心が撮像領域内に位置する状態となった場合に、
レール基準マーク270が撮像領域に進入したと判定す
るようにしてもよい。S11の判定は当初はNOであ
り、ルーチンの実行は終了する。
【0068】レール基準マーク270が撮像されるま
で、S1,S7,S8,S10,S11が繰り返し実行
される。可動ガイドレール156が撮像領域内に進入
し、レール基準マーク270が撮像されれば、S11の
判定がYESになってS12が実行され、フラグF4が
ONにセットされているか否かが判定される。この判定
はNOであり、S13が実行されて可動ガイドレール1
56の移動速度の減速指令が発せられ、可動ガイドレー
ル156が更に減速させられるとともに、フラグF4が
ONにセットされる。
【0069】次いで、S14が実行され、可動ガイドレ
ール156がほぼ目標位置へ到達したか否か、すなわち
目標位置より設定距離、手前の位置に到達したか否かが
判定される。設定距離は、幅変更用モータ250の停止
指令が発せられた後、幅変更用モータ250が止まった
ときに可動ガイドレール156のレール基準マーク27
0がちょうど目標位置に到達し、停止した状態となる距
離である。可動ガイドレール156は、目標位置へ接近
した状態では減速させられているため、目標位置への到
達前に、目標位置への到達を予測して停止指令を発し、
可動ガイドレール156を目標位置に停止させることが
可能であり、S14においては、可動ガイドレール15
6がほぼ目標位置へ到達したか否かが判定される。この
判定は、レール基準マーク270の中心が撮像中心よ
り、設定距離手前の位置に到達したか否かにより行われ
る。この判定は当初はNOであり、ルーチンの実行は終
了する。
【0070】可動ガイドレール156がほぼ目標位置へ
到達するまで、S1,S7,S8,S10,S11,S
12,S14が繰り返し実行され、到達すれば、S14
の判定がYESになってS15が実行され、可動ガイド
レール156の停止指令が発せられ、幅変更用モータ2
50が停止させられるとともに、終了処理が行われる。
フラグF1等をOFFにリセットする等の処理が行われ
るのである。このように可動ガイドレール156は、間
隔変更装置158により、現在位置から目標位置へ至る
のに要する距離移動させられ、コンベヤ幅が次に搬送さ
れるプリント配線板18を案内するのに適した幅に変更
される。
【0071】このように基準マークカメラ134が可動
ガイドレール156より先に目標位置に位置させられ、
レール基準マーク270を撮像し、可動ガイドレール1
56が目標位置に到達した状態において、すなわちレー
ル基準マーク270の中心が撮像中心に位置する状態と
なる状態において可動ガイドレール156を停止させる
ことが、メインコンベヤ140の幅が次に搬送すべきプ
リント配線板18に適した幅になったことの確認であ
る。可動ガイドレール156の停止後に基準マークカメ
ラ134によりレール基準マーク270を撮像して可動
ガイドレール156の位置を取得し、目標位置からずれ
ていれば、ずれの量および方向を取得して修正するよう
にしてもよい。可動ガイドレール156の位置の取得に
より、メインコンベヤ140の幅が適切な幅になったか
否かが確認されるようにしてもよいのである。
【0072】インコンベヤ142,アウトコンベヤ14
4においても同様にコンベヤ幅が変更されるとともに確
認される。基準板を用いてコンベヤ幅が調整されてコン
ベヤ142,144の幅が既知の状態とされるととも
に、可動ガイドレール156の目標位置が設定され、基
準マークカメラ134によるレール基準マーク280,
282の撮像に基づいて可動ガイドレール156の現在
の位置が得られ、可動ガイドレール156が現在の位置
から目標位置へ移動させられるのである。コンベヤ14
0,142,144の各幅の変更の順序は問わず、例え
ば、変更が可能なコンベヤから変更すればよい。あるい
は予め変更順序を設定しておいてもよい。コンベヤ14
0,142,144の幅は同じ幅に変更されることによ
り互いに一致させられ、プリント配線板18はコンベヤ
140から144へスムーズに搬送される。コンベヤ1
40,142,144の各可動ガイドレール156をそ
れぞれ、次に搬送すべきプリント配線板18に適したコ
ンベヤ幅が得られる目標位置であって、設定されたコン
ベヤ幅が得られる位置へ移動させ、基準マークカメラ1
34によるレール基準マーク270,280,282の
撮像に基づいて停止させることにより、コンベヤ14
0,142,144の各可動ガイドレール156の位置
が一致させられるとともに、一致が確認されるのであ
る。コンベヤ140,142,144において各可動ガ
イドレール156が目標位置へ移動させられて停止させ
られた後、基準マークカメラ134を目標位置へ移動さ
せてレール基準マーク270,280,282を撮像さ
せ、レール基準マーク270,280,282の位置に
基づいて各可動ガイドレール156の接近,離間方向に
おける位置を取得し、それらが一致するか否かを確認
し、一致していなければ、目標位置に対する位置ずれを
修正し、各可動ガイドレール156の位置を一致させ、
コンベヤ140,142,144の幅を一致させるよう
にしてもよい。
【0073】電子部品24のプリント配線板18への装
着時には、図示を省略する配線板供給装置、あるいは本
電子部品装着システムの上流側に設けられた別の基板作
業システム、例えば、接着剤塗布装置あるいはスクリー
ン印刷装置等からプリント配線板18が供給され、イン
コンベヤ142に搬入される。この際、メインコンベヤ
140にプリント配線板18がなければ、プリント配線
板18は停止させられることなくインコンベヤ142か
らメインコンベヤ140へ搬入され、停止装置220に
よって所定の位置に停止させられる。メインコンベヤ1
40にプリント配線板18があれば、プリント配線板1
8は停止装置294により停止させられ、インコンベヤ
142上においてメインコンベヤ140への搬入に備え
て待機させられる。インコンベヤ140は待機領域とし
て機能するのである。そして、プリント配線板18への
電子部品24の装着が終了し、メインコンベヤ140か
らアウトコンベヤ144へ搬出されれば、待機させられ
ていたプリント配線板18は、インコンベヤ142から
メインコンベヤ140に搬入される。
【0074】プリント配線板18は停止装置220によ
り停止させられ、プリント配線板保持装置226の支持
部材によって下方から支持されるとともに、1対のエン
ドレスべルト164から持ち上げられ、プリント配線板
保持装置226に設けられたクランプ部材により、搬送
方向に平行な両縁部が案内部材210の押さえ部214
に押し付けられ、クランプされる。これらクランプ部材
および押さえ部214が配線板クランプ装置を構成して
いる。
【0075】その状態で基準マークカメラ134がXY
ロボット30によって移動させられ、プリント配線板1
8に設けられた2つの基準マーク130をそれぞれ撮像
し、その撮像データが画像処理されて、プリント配線板
保持装置226によるプリント配線板18の保持位置誤
差が検出されるとともに、多数の部品装着個所の各X軸
方向,Y軸方向の水平位置誤差が求められる。そして、
装着ヘッド100がXYロボット30により移動させら
れ、フィーダ22の部品供給部から電子部品24を取り
出す。取出し後、吸着時と装着時とで電子部品24の姿
勢が変更されるのであれば、吸着ノズル154がホルダ
回転装置76により回転させられる。
【0076】そして、プリント配線板18へ移動する途
中で電子部品24が、部品撮像システム300の反射鏡
310上において停止させられ、部品カメラ306によ
り撮像される。その撮像データに基づいて吸着ノズル7
0による電子部品24の保持位置誤差(中心位置誤差お
よび回転位置誤差を含む)が検出され、修正されてプリ
ント配線板18の被装着箇所に載置され、装着される。
回転位置誤差はホルダ回転装置76によって吸着ノズル
70を回転させることにより修正され、中心位置誤差
は、XYロボット30による装着ヘッド100の移動距
離の修正により修正される。この際、先に求められた部
品装着個所の水平位置誤差および電子部品24の回転位
置誤差の修正により生ずる電子部品24の中心位置のず
れも併せて修正される。
【0077】予定された全部の電子部品24の装着が終
了したプリント配線板18は、メインコンベヤ140か
らアウトコンベヤ144に搬出され、アウトコンベヤ1
44から、図示を省略する下流側の基板作業システム,
例えば、電子部品24の装着状態を検査する装着状態検
査装置,半田リフローシステム等基板作業システムある
いは配線板受取装置等へ搬出される。この際、下流側シ
ステム等において直ちにプリント配線板18を受け取る
ことができない事情があれば、プリント配線板18は停
止装置296により停止させられ、アウトコンベヤ14
4上において搬出に備えて待機させられる。アウトコン
ベヤ144は、待機領域として機能するのであり、その
間、メインコンベヤ140に新たにプリント配線板18
が搬入されて支持され、電子部品24の装着が行われ
る。このようにプリント配線板18がインコンベヤ14
0からアウトコンベヤ144へ搬送されるとき、各コン
ベヤ140,142,144において送り装置152に
よって送られるとともに、1対の側面216が固定ガイ
ドレール154,可動ガイドレール156の各案内面2
12によって適正な隙間をもって案内される。
【0078】このように本実施形態の電子部品装着シス
テムにおいては、間隔変更装置158が回転角度検出装
置によって回転角度が検出されない電動モータを用いて
構成されているが、基準マークカメラ134およびXY
ロボット30を利用することにより、コンベヤ幅を精度
良く、かつ安価に変更することができる。また、専用基
板である基準板を用いて基準レール位置が取得され、そ
れに基づいて可動ガイドレール156の目標位置が設定
されるため、プリント配線板18の幅が変わる毎にコン
ベヤ幅が変更されても誤差が累積することがなく、コン
ベヤ幅を精度良く変更することができる。
【0079】なお、コンベヤ幅の変更時に可動ガイドレ
ール156の現在位置を取得する際に、基準マークカメ
ラ134を現にコンベヤにより支持されているプリント
配線板18について設定された目標位置へ移動させて撮
像を行わせても、レール基準マーク270が撮像されな
いことがあれば、異常が発生したとして異常発生を報知
装置により報知してもよく、あるいは基準マークカメラ
134を移動させてレール基準マーク270を探すよう
にしてもよい。例えば、基準マークカメラ134を、X
軸方向とY軸方向とにおいてそれぞれ、設定距離ずつ移
動させては撮像を行わせ、それら移動および撮像を設定
回数、繰り返し行わせ、その間にレール基準マーク27
0が撮像されれば、その撮像データに基づいて可動ガイ
ドレール156の位置を取得する。移動および撮像を設
定回数、行ってもレール基準マーク270が撮像されな
い場合には、異常の発生を報知する。
【0080】上記実施形態において、コンベヤ幅の変更
時には、可動ガイドレール156が2段階に減速されて
目標位置に到達するようにされていたが、1回、減速す
るのみでもよく、あるいは移動の途中では減速すること
なく目標位置へ移動し、停止するようにしてもよい。そ
の場合、基準マークカメラ134は、可動ガイドレール
156の目標位置への到達に先立って目標位置へ移動す
るようにしてもよく、到達後に目標位置へ移動するよう
にしてもよい。いずれにしても、基準マークカメラ13
4は、可動ガイドレール156が停止した状態でレール
基準マーク270を撮像し、その中心位置を検出してコ
ンベヤ幅が次に搬送すべきプリント配線板18に適した
幅になったか否かを確認する。レール基準マークが撮像
領域の予め定められた位置、例えば、レール基準マーク
270の中心位置が撮像中心と一致する位置になけれ
ば、コンベヤ幅はプリント配線板18に適した幅になっ
ておらず、そのずれの量および方向が求められ、そのず
れがなくなるように幅変更装置158に可動ガイドレー
ル156を移動させる。可動ガイドレール156を目標
位置へ到達するより短い距離移動した状態で停止させ、
その位置から目標位置へ到るまで、可動ガイドレール1
56を一定距離、移動させては基準マークカメラ134
にレール基準マーク270を撮像させ、可動ガイドレー
ル156が目標位置へ到達したかを確認するようにして
もよい。
【0081】複数種類の各プリント配線板18について
設定される可動ガイドレールの目標位置は、装着開始前
に予め設定されていなくてもよく、例えば、装着時にプ
リント配線板18の種類が変わり、幅が変わってコンベ
ヤ幅の変更が行われる毎に、可動ガイドレール156の
レール基準位置,基準板の幅およびプリント配線板18
の幅に基づいて設定されるようにしてもよい。
【0082】間隔変更装置は、ステップモータを駆動源
とする装置としてもよい。例えば、前記間隔変更装置1
58の幅変更用モータとしてステップモータを用いるの
である。ステップモータは、回転角度の制御が可能なモ
ータであり、その回転角度の制御により、可動ガイドレ
ールを精度良く目標位置へ移動させることができ、コン
ベヤ幅の確認を行うことは不可欠ではない。ステップモ
ータを駆動源とする間隔変更装置を用いたコンベヤの幅
変えを、図10に示すコンベヤ幅変えルーチンに基づい
て説明する。
【0083】コンベヤ幅変えルーチンのS21において
は、フラグF11がONにセットされているか否かが判
定される。この判定はNOであり、S22が実行されて
可動ガイドレールの現在位置が検出される。この検出
は、前記実施形態のS3におけると同様に行われ、検出
後、S23が実行されて可動ガイドレール156が移動
を開始させられるとともに、フラグF11がONにセッ
トされる。可動ガイドレール156の現在位置と、次に
搬送されるプリント配線板18について設定された目標
位置とに基づいて可動ガイドレール156の移動方向お
よび移動距離が取得され、可動ガイドレール156が取
得された方向へ取得された距離移動して目標位置へ到達
するようにステップモータが制御される。
【0084】次いでS24が実行され、可動ガイドレー
ル156が目標位置へ到達したか否かが検出される。ス
テップモータが、可動ガイドレール156が目標位置へ
到達するのに足るだけ作動させられたか否かが判定され
るのであり、この判定は、例えば、ステップモータを作
動させるパルス数をカウントし、そのカウント値が設定
値になったか否かにより行われる。設定値は、可動ガイ
ドレール156について取得された上記距離、可動ガイ
ドレール156を移動させるために設定された値であ
る。S24の判定は当初はNOであり、ルーチンの実行
は終了する。可動ガイドレール156が目標位置へ到達
すれば、S24の判定がYESになってS25が実行さ
れ、ステップモータが停止させられて可動ガイドレール
156が停止させられるとともに、フラグF11がOF
Fにリセットされる。
【0085】本実施形態においては、前記実施形態にお
けると同様に、一連の装着作業の開始時には、コンベヤ
幅は基準板の案内に適した幅に調整されており、電子部
品24が装着される1種類目のプリント配線板18につ
いては、可動ガイドレール156が、基準板の案内に適
した位置から目標位置へ移動させられ、ステップモータ
は、基準板の幅と次に搬送すべきプリント配線板18の
幅との差に対応する角度回転させられる。コンベヤの既
知の幅と、次に搬送されるプリント配線板18の幅およ
び適正な隙間との差に対応する角度回転させられるので
ある。2種類目以降のプリント配線板18については、
コンベヤ幅の変更時に可動ガイドレール156は、直前
に搬送されていたプリント配線板18について設定され
た目標位置(可動ガイドレール156の現在位置)か
ら、次に搬送されるプリント配線板18について設定さ
れた目標位置との差に対応する角度、ステップモータが
回転させられるが、これら目標位置はそれぞれ、コンベ
ヤ幅が基準板の案内に適した幅に調整された状態での可
動ガイドレール156(レール基準マーク270)の位
置に基づいて取得されており、ステップモータは、実質
的に、基準板の幅と、次に搬送されるプリント配線板1
8の幅との差に対応する角度回転させられるに等しい。
【0086】本実施形態においては、作業性向上のた
め、コンベヤ幅の変更時に可動ガイドレール156は、
現在の位置から目標位置へ移動させられるようにされて
いるが、ときどき基準板を用いてコンベヤ幅を調整し、
レール基準位置を取得するとともに、プリント配線板1
8の種類毎に可動ガイドレール156の目標位置を設定
し直し、その状態において可動ガイドレール156を目
標位置へ移動させ、コンベヤ幅を変更するようにしても
よい。これら再調整および再設定は、例えば、電子部品
24が装着される同一種類のプリント配線板18の枚数
が多い場合には、プリント配線板18の種類が変わる毎
に行ってもよく、プリント配線板18の種類が設定数を
超えた場合(幅変更回数が設定回数を超えた場合)に行
ってもよい。基準板を用いてコンベヤ幅を再調整する
が、目標位置の再設定は行わず、コンベヤ幅が再調整さ
れた状態においてコンベヤ幅が変更させられるようにす
るのみでもよい。
【0087】上記実施形態においては、基板作業システ
ムの一種である電子部品装着システムが直列に並んで設
けられた複数のコンベヤを備え、それらコンベヤの幅が
それぞれ変更されるとともに、互いに一致させられるよ
うにされていたが、図11に示すように、互いに異なる
複数、例えば、4つの基板作業システム400,40
2,404,406にそれぞれ設けられたコンベヤ同士
について幅が一致させられるようにしてもよい。基板作
業システム400,402,404,406は、例え
ば、スクリーンを用いてクリーム状半田を印刷するスク
リーン印刷システム,プリント配線板に接着剤を塗布す
る接着剤塗布システム,電子部品装着システムおよびプ
リント配線板18に装着された電子部品24の装着状態
を検査する装着検査システムとされ、作業ラインを構成
している。
【0088】各システム400,402,404,40
6はそれぞれ、前記メインコンベヤ140と同様の配線
板コンベヤ410,412,414,416を1つずつ
備えるとともに、基準マークカメラ,カメラ移動装置お
よび作業装置を備えており、プリント配線板はシステム
400側からシステム406側へ送られて、各システム
において作業が行われる。システム400の配線板コン
ベヤ410はシステム402の配線板コンベヤ412に
対して上流側コンベヤであり、システム404の配線板
コンベヤ414はシステム402の配線板コンベヤ41
2に対して下流側コンベヤである。また、システム40
2の配線板コンベヤ412は、システム404の配線板
コンベヤ414に対して上流側コンベヤである。システ
ム402,404,406についても同様である。この
場合、上流側コンベヤ,下流側コンベヤおよび配線板コ
ンベヤのいずれにより搬送されるプリント配線板につい
ても作業が行われる。
【0089】システム400,402,404,406
の各コンベヤ410,412,414,416の各幅は
それぞれ、前記メインコンベヤ140の幅変更と同様に
変更される。システム400,402,404,406
の各々について、搬送すべきプリント配線板について設
定された目標位置へ可動ガイドレールが移動させられて
コンベヤ幅が変更されるのであり、それにより各幅が一
致させられることとなる。
【0090】システム400,402,404,406
の少なくとも1つが、コンベヤを複数備え、それら複数
のコンベヤについても幅が変更させられて一致させられ
るようにしてもよい。
【0091】また、作業ラインを構成するシステムは、
作業装置を備えた基板作業システムに限らず、例えば、
回路基板を供給する基板供給システムでもよく、回路基
板を受取る基板受取システムでもよい。
【0092】さらに、上記各実施形態において撮像装置
は面撮像装置とされていたが、ラインセンサとしてもよ
い。ラインセンサは、一直線状に並べられた多数の撮像
素子を有し、被写体と相対移動させつつ、繰り返し撮像
を行うことによって二次元像が得られる。ラインセンサ
によって基準マークを撮像する場合、例えば、ラインセ
ンサを撮像装置移動装置により移動させつつレール基準
マークを撮像させてレール基準マークの像を取得し、そ
の撮像結果に基づいて間隔変更装置を制御する。
【0093】また、上記各実施形態において基準板の支
持に適した状態にコンベヤ幅が調整された状態でのレー
ル被検出部の撮像は、オペレータが撮像装置を手動で移
動させることにより行われていたが、移動の少なくとも
一部を自動で行うようにしてもよい。例えば、まず、撮
像装置を撮像装置移動装置により自動で移動させ、撮像
装置がレール被検出部に接近した状態からは手動で移動
させて、レール被検出部が撮像領域内の予め設定された
位置に位置するようにし、あるいはすべて撮像装置移動
装置により自動で移動させるのである。基準板の幅は既
知であり、レール被検出部のおおよその位置を取得する
ことが可能であり、レール被検出部あるいはレール被検
出部に近接する位置へ撮像装置を自動で移動させ、レー
ル被検出部を撮像させることが可能なのである。
【0094】さらに、本発明は、コンベヤを1つのみ有
する基板作業システムの基板コンベヤの幅変えにも適用
することができる。
【0095】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板コンベヤの幅変更方法および
幅合わせ方法が実施される電子部品装着システムを概略
的に示す平面図である。
【図2】上記電子部品装着システムを示す側面図であ
る。
【図3】上記電子部品装着システムを構成する部品装着
装置を示す正面図(一部断面)である。
【図4】上記部品装着装置を示す側面図である。
【図5】上記電子部品装着システムの配線板搬送装置の
メインコンベヤを示す平面図である。
【図6】上記メインコンベヤを示す側面図である。
【図7】上記メインコンベヤの固定ガイドレールを可動
ガイドレール側から見た状態を示す図である。
【図8】上記電子部品装着システムを制御する制御装置
のうち、本発明に関連の深い部分を概略的に示すブロッ
ク図である。
【図9】上記制御装置の主体を成すコンピュータのRA
Mに記憶されたコンベヤ幅変えルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図10】本発明の別の実施形態である電子部品装着シ
ステムの制御装置の主体を成すコンピュータのRAMに
記憶されたコンベヤ幅変えルーチンを示すフローチャー
トである。
【図11】本発明の別の実施形態である基板コンベヤの
幅変更方法および幅合わせ方法を説明する図である。
【符号の説明】
16:配線板搬送装置 18:プリント配線板 2
4:電子部品 30:XYロボット 70:吸着ノ
ズル 130:配線板基準マーク 132:基準マ
ーク撮像システム 134:基準マークカメラ 1
40:メインコンベヤ 142:インコンベヤ 1
44:アウトコンベヤ 152:送り装置 25
0:幅変更用モータ 270:レール基準マーク
280,282:レール基準マーク 350:制御装
置 400,402,404,406:基板作業シス
テム 410,412,414,416:配線板コン
ベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 純 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA11 DD02 DD03 DD05 DD12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)回路基板を一直線に沿って送る送り
    装置、 (b)その送り装置により送られる回路基板の前記
    一直線に平行な両側面を案内する案内面をそれぞれ有す
    る1対のガイドレール、および (c)それら1対のガイド
    レールの少なくとも一方を他方に対して接近,離間させ
    ることにより、それら1対のガイドレールの1対の前記
    案内面の間隔を変更する間隔変更装置を備えた基板コン
    ベヤと、 その基板コンベヤにより搬送され、所定位置に停止させ
    られた回路基板に対して予め定められた作業を行う作業
    装置と、 前記所定位置に停止させられた回路基板の一部である基
    板被検出部を撮像する撮像装置と、 その撮像装置を少なくとも前記1対のガイドレールの接
    近,離間方向に移動させる撮像装置移動装置とを含む基
    板作業システムにおいて前記基板コンベヤの幅を変更す
    る方法であって、 前記基板コンベヤを幅が既知の状態とする幅既知化工程
    と、 その幅既知化工程の後、前記撮像装置移動装置に前記撮
    像装置を、前記1対のガイドレールの前記少なくとも一
    方の予め定められた部分であるレール被検出部を撮像可
    能な位置へ移動させ、撮像装置にレール被検出部を撮像
    させる撮像工程と、 その撮像工程における前記撮像装置の位置と、撮像され
    た画像内における前記レール被検出部の位置とに基づい
    て、レール被検出部の位置を取得する位置取得工程と、 その位置取得工程において取得された位置と、前記既知
    の幅と、次に前記基板コンベヤが搬送すべき回路基板の
    幅とに基づいて決まる位置に前記レール被検出部が位置
    するように、前記1対のガイドレールの前記少なくとも
    一方を移動させる幅変え工程とを含むことを特徴とする
    基板コンベヤの幅変更方法。
  2. 【請求項2】 前記幅既知化工程が、幅が既知の基準板
    を前記基板コンベヤに支持させ、前記1対の案内面の間
    隔がその基準板に適した大きさになるように基板コンベ
    ヤの幅を調整する工程を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の基板コンベヤの幅変更方法。
  3. 【請求項3】 前記基板被検出部と前記レール被検出部
    との少なくとも一方として、前記回路基板と前記ガイド
    レールとの少なくとも一方に設けた基準マークを使用す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の基板コン
    ベヤの幅変更方法。
  4. 【請求項4】 前記幅変え工程が、前記撮像装置により
    前記レール被検出部を撮像することによって、前記基板
    コンベヤの幅が前記次に搬送すべき回路基板に適した幅
    となったことを確認する幅確認工程を含むことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の基板コンベヤ
    の幅変更方法。
  5. 【請求項5】 (a)回路基板を一直線に沿って送る送り
    装置、 (b)その送り装置により送られる回路基板の前記
    一直線に平行な両側面を案内する案内面をそれぞれ有す
    る1対のガイドレール、および (c)それら1対のガイド
    レールの少なくとも一方を他方に対して接近,離間させ
    ることにより、それら1対のガイドレールの1対の前記
    案内面の間隔を変更する間隔変更装置を備えた基板コン
    ベヤと、 それぞれその基板コンベヤと同様に前記送り装置,1対
    のガイドレールおよび間隔変更装置を備え、基板コンベ
    ヤの上流側に設けられた上流側コンベヤと下流側に設け
    られた下流側コンベヤとの少なくとも一方と、 前記基板コンベヤにより搬送され、所定位置に停止させ
    られた回路基板に対して予め定められた作業を行う作業
    装置と、 前記所定位置に停止させられた回路基板の一部である基
    板被検出部を撮像する撮像装置と、 その撮像装置を前記所定の位置に停止させられた回路基
    板の表面に平行な基準平面内の任意の位置へ移動させる
    撮像装置移動装置とを含む基板作業システムにおいて、
    前記基板コンベヤと、前記上流側コンベヤと下流側コン
    ベヤとの少なくとも一方との幅を一致させる方法であっ
    て、 前記撮像装置移動装置に前記撮像装置を、前記基板コン
    ベヤの前記1対のガイドレールの前記少なくとも一方の
    予め定められた部分であるレール被検出部を撮像可能な
    位置へ移動させ、撮像装置にレール被検出部を撮像させ
    る第一撮像工程と、 その第一撮像工程の後にまたは前に、前記撮像装置移動
    装置に前記撮像装置を、前記上流側コンベヤと下流側コ
    ンベヤとの少なくとも一方の前記1対のガイドレールの
    前記少なくとも一方の予め定められた部分であるレール
    被検出部を撮像可能な位置へ移動させ、撮像装置にレー
    ル被検出部を撮像させる第二撮像工程と、 それら第一,第二撮像工程の撮像結果に基づいて、前記
    基板コンベヤと、前記上流側コンベヤと前記下流側コン
    ベヤとの少なくとも一方との幅を一致させる幅一致工程
    とを含むことを特徴とする基板コンベヤの幅合わせ方
    法。
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