JP2003110207A - フレキシブル基板 - Google Patents

フレキシブル基板

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JP2003110207A
JP2003110207A JP2001300203A JP2001300203A JP2003110207A JP 2003110207 A JP2003110207 A JP 2003110207A JP 2001300203 A JP2001300203 A JP 2001300203A JP 2001300203 A JP2001300203 A JP 2001300203A JP 2003110207 A JP2003110207 A JP 2003110207A
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Japan
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layer
conductive layer
insulating film
flexible substrate
base insulating
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JP2001300203A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kusaka
昭宏 日下
Minoru Sato
実 佐藤
Katsuichi Oba
克一 大場
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価なコネクタを使用することのできる製造
が容易なフレキシブル基板を提供する。 【解決手段】 ベース絶縁フィルム2と、ベース絶縁フ
ィルム2の上面に設けられた回路パターン5と、回路パ
ターン5と連結してベース絶縁フィルム2の上面に設け
られた接続用リード部6とを備え、ベース絶縁フィルム
2の上面にシールド用の第1の導電層10を絶縁層7を
介して回路パターン5を被覆するように印刷形成し、第
1の導電層10と回路パターン5の一部に形成したアー
ス用導体パターンとを接続手段8により電気的に接続し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブル基板に
係り、特にシールド用の導電層を有するフレキシブル基
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のフレキシブル基板の従来例とし
て、かかるフレキシブル基板がシート状スイッチに適用
された場合を取り上げ、図7及び図8を用いて説明す
る。
【0003】図7は従来のフレキシブル基板を備えたシ
ート状スイッチの斜視図、図8は該シート状スイッチの
側面断面図である。
【0004】両図に示すようにフレキシブル基板31
は、下面に図示せぬ回路パターンとこのパターンに接続
された可動接点部32とを有する先端が幅広矩形状に形
成された帯状のベース絶縁フィルム33の上面に外部か
らの電磁ノイズを遮断するためのシールド用の導電層3
4が印刷形成された構造となっており、上記回路パター
ンがベース絶縁フィルム33の後端下面に延出され、導
電層34がベース絶縁フィルム33の後端上面に延出さ
れている。
【0005】そして、フレキシブル基板31の先端下面
に粘着スペーサ35によって矩形状の絶縁フィルムシー
ト36が、その上面に設けられた固定接点部37を可動
接点部32と粘着スペーサ35の窓部35aを介して対
向させた状態で重合固着されており、絶縁フィルムシー
ト36の下面には矩形状の補強板38が粘着層39によ
り接着され、また、フレキシブル基板31の上面には下
面に印刷層40を有する絶縁フィルムよりなる矩形状の
化粧板41が粘着層42により接着されることによって
全体としてシート状スイッチ43が構成されている。
【0006】このシート状スイッチ43は、電子機器の
操作部において用いられ、フレキシブル基板31の後端
を図示せぬコネクタに装着し、上記回路パターンを上記
電子機器の制御部(図示せず)に、また導電層34をこ
の制御部の接地回路にそれぞれ当該コネクタを介して接
続して使用される。
【0007】そして、化粧板41の所定位置を押下する
ことにより、その部分が弾性変形されて粘着スペーサ3
5の窓部35aを通して可動接点部32が固定接点部3
7に接触してスイッチオン状態となり、また押下力を解
除すると両接点部32,37が離間してスイッチオフ状
態となるように設定されており、これに基づくスイッチ
オン信号は導電層34により電磁ノイズが重複する悪影
響を受けることなく上記制御部に伝達される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフレキシブル基板31にあっては、導電層34
が印刷で形成されている点では製造の簡素化が図られて
いるが、上記回路パターンがベース絶縁フィルム33の
後端下面に延出され、導電層34がベース絶縁フィルム
33の後端上面に延出されているので、上記コネクタに
は接続端子が上下に対向して配列された両面接続用の高
価なコネクタを使用する必要があることから、このフレ
キシブル基板31を適用したシート状スイッチ43が用
いられる電子機器がコスト高になるいう問題があった。
【0009】本発明は上述した従来技術の実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、安価なコネクタを使用す
ることのできる製造が容易なフレキシブル基板を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフレキシブル基板は、ベース絶縁フィルム
と、該ベース絶縁フィルムの上面に設けられた回路パタ
ーンと、該回路パターンと連結して前記ベース絶縁フィ
ルムの上面に設けられた接続用リード部とを備え、前記
ベース絶縁フィルムの上面にはシールド用の第1の導電
層が絶縁層を介して前記回路パターンを被覆するように
印刷形成されており、該第1の導電層と前記回路パター
ンの一部に形成されたアース用導体パターンとが接続手
段により電気的に接続されていることを最も主要な特徴
としている。
【0011】また、本発明のフレキシブル基板は、前記
絶縁層が多層構造とされていることを特徴としている。
【0012】また、本発明のフレキシブル基板は、前記
絶縁層に形成されたスルホールで前記接続手段が構成さ
れていることを特徴としている。
【0013】また、本発明のフレキシブル基板は、前記
スルホールが前記ベース絶縁フィルムの長尺方向に沿っ
て複数個設けられていることを特徴としている。
【0014】また、本発明のフレキシブル基板は、前記
第1の導電層の一部を前記接続用リード部上に延設して
前記接続手段としたことを特徴としている。
【0015】また、本発明のフレキシブル基板は、前記
第1の導電層の上面に該上面全体を覆う絶縁性の第1の
オーバーコート層が形成されていることを特徴としてい
る。
【0016】またさらに、本発明のフレキシブル基板
は、前記ベース絶縁フィルムに貫通孔が穿設され、該貫
通孔には導電性材料が充填されており、前記ベース絶縁
フィルムの下面にはシールド用の第2の導電層が印刷形
成され、該第2の導電層と前記アース用導体パターンと
が前記導電性材料により電気的に接続されていることを
特徴としている。
【0017】また、本発明のフレキシブル基板は、前記
第2の導電層の下面に該下面全体を覆う絶縁性の第2の
オーバーコート層が形成されていることを特徴としてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフレキシブル基板
の一実施形態をシート状スイッチに適用した場合を例と
して図に基づいて説明する。図1〜図5は本発明の一実
施形態を説明するもので、図1は本発明の一実施形態に
係わるフレキシブル基板を備えたシート状スイッチの平
面図、図2は図1から保持シートとクリックばねと第1
のオーバーコート層とを取り除いて示す平面図、図3は
該シート状スイッチの側面断面図、図4は該シート状ス
イッチの底面図、図5は図4から第2のオーバーコート
層を取り除いて示す底面図である。
【0019】図1〜図5に示すように、本実施形態に係
るフレキシブル基板1は、ベース絶縁フィルム2と、該
ベース絶縁フィルム2の上面に設けられた回路パターン
5と、該回路パターン5と連結してベース絶縁フィルム
2の上面に設けられた接続用リード部6と、ベース絶縁
フィルム2の上面に絶縁層7を介して形成された第1の
導電層10と、ベース絶縁フィルム2の下面に形成され
た第2の導電層11と、第1の導電層10の上面に形成
された第1のオーバーコート層13と、第2の導電層1
1の下面に形成された第2のオーバーコート層14とか
ら主に構成されている。
【0020】そして、このフレキシブル基板1には3つ
のスイッチ要素15が付設され、該フレキシブル基板1
とこれらスイッチ要素15とでシート状スイッチ21が
構成されている。
【0021】次に、このフレキシブル基板1を構成する
各部材の具体的構成について順次説明する。
【0022】ベース絶縁フィルム2は、1枚の連続した
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからな
るもので、細幅の帯状部2aと、該帯状部2aの先端に
連設された広幅の矩形状をなした基部2bとを有してお
り、複数の貫通孔3が長尺方向(矢印A方向)すなわち
帯状部2aの延設方向に沿って一定の間隔で穿設され、
各貫通孔3には銀等の金属粉末を含む導電ペーストを硬
化してなる導電性材料4がそれぞれ充填されている。
【0023】回路パターン5は、銀粉末をバインダ樹脂
に混合・撹拌してなる導電性のペースト状インクを用い
て印刷により形成したものであり、長尺方向に延びる配
線パターン5a,5bでなる複数本(この実施形態では
4本)の印刷パターンで構成されており、配線パターン
5aが複数箇所で上記導電性材料4の上端と接触導通
し、配線パターン5bがベース絶縁フィルム2の基部2
bに開孔されたスルホール(図示せず)を介してベース
絶縁フィルム2の下面にそれぞれ延設された状態となっ
ている。
【0024】接続用リード部6は、銀粉末をバインダ樹
脂に混合・撹拌してなる導電性のペースト状インクを用
いて印刷により形成したものであり、ベース絶縁フィル
ム2の後端において、配線パターン5a,5bの各後端
にそれぞれ連結されている。
【0025】絶縁層7は、塩化ビニルやエポキシ系樹脂
等を含有してなる絶縁性のペースト状インクをベース絶
縁フィルム2の上面に印刷して形成したものであり、ス
イッチ要素15に対応する部分と接続用リード部6を露
出させてベース絶縁フィルム2の上面全体に亘って形成
された下層7aと、該下層7aの上面に、その帯状部2
aに対応する領域全体を覆い基部2bの縁部に沿って延
びるように設けられた上層7bとの2重構造とされてい
る。そして、この絶縁層7には上下両層7a,7bを貫
通する接続手段としてのスルホール8が長尺方向(矢印
A方向)すなわち帯状部2aの延設方向に配線パターン
5aに沿って一定の間隔で複数個穿設されており、ま
た、下層7aにはベース絶縁フィルム2の基部2bに対
応する領域に円形の開口部9が開孔されている。
【0026】第1の導電層10は、銀粉末をバインダ樹
脂に混合・撹拌してなる導電性のペースト状インクを絶
縁層7の上層7bの上面に印刷して形成したものであ
り、絶縁層7を介して回路パターン5を被覆し、一部が
スルホール8内に侵入して配線パターン5aと接触導通
されており、これによりスルホール8が第1の導電層1
0と回路パターン5とを電気的に接続する接続手段とし
て機能し、ベース絶縁フィルム2の基部2bに対応する
領域に位置するスルホール8と接続用リード部6との間
の領域Eにおける配線パターン5aの一部分がアース用
導体パターンとされている(尚、図2では第1の導電パ
ターン10に対し斜線帯を付した)。尚、第1の導電層
10は、図2に示すように、スイッチ要素15を囲むよ
うにベース絶縁フィルム2の基部2aの外周にも同時に
印刷形成されている。
【0027】第2の導電層11は、銀粉末をバインダ樹
脂に混合・撹拌してなる導電性のペースト状インクを用
いて印刷により形成したものであり、ベース絶縁フィル
ム2の帯状部2aの後端を除く下面全体を覆うように形
成されて、長尺方向(帯状部2aの延設方向)における
複数箇所で導電性材料4の下端と接触し上記アース用導
体パターンと電気的に接続されており、ベース絶縁フィ
ルム2の基部2bに対応する領域には配線パターン5b
との接触を避けるための台形状の開口部12が開孔され
ている(尚、図5では第2の導電パターン11に対し斜
線帯を付した)。
【0028】第1のオーバーコート層13は、塩化ビニ
ルやエポキシ系樹脂等を含有してなる絶縁性のペースト
状インクを用いて印刷により形成したものであり、第1
の導電層10の上面全体に亘って形成された下層13a
と、該下層13aの上面の帯状部2aに対応する領域全
体を覆う上層13bとの2重構造とされている。
【0029】第2のオーバーコート層14は、塩化ビニ
ルやエポキシ系樹脂等を含有してなる絶縁性のペースト
状インクを用いて印刷により形成したものであり、第2
の導電層11の下面全体に亘ってその開口部12を埋め
るように形成された上層14aと、該上層14aの下面
の帯状部2aに対応する領域全体を覆う下層14bとの
2重構造とされている。
【0030】フレキシブル基板1は以上のように構成さ
れており、次に、これに付設されたスイッチ要素15に
ついて説明する。
【0031】スイッチ要素15は、絶縁層7の下層7a
の開口部9内に配設された中央接点部16及び外側接点
部17と、これら中央接点部16及び外側接点部17上
に重合されて絶縁性の粘着シート20により当該フレキ
シブル基板1に貼着された可動接点として機能をするク
リックばね19とを備えた構造となっている。
【0032】中央接点部16は、銀粉末をバインダ樹脂
に混合・撹拌してなる導電性のペースト状インクをベー
ス絶縁フィルム2の基部2bの上面に印刷して形成した
ものであり、ベース絶縁フィルム2の下面にそれぞれ延
設された配線パターン5bとそれぞれベース絶縁フィル
ム2に開孔されたスルホール(図示せず)を介して接続
されている。
【0033】外周接点部17は、銀粉末をバインダ樹脂
に混合・撹拌してなる導電性のペースト状インクをベー
ス絶縁フィルム2の基部2bの上面に中央接点部16を
包囲するように印刷して形成したものであり、その内の
1つが配線パターン5aと接続され、残りの2つと導電
パターン18によって接続されている。
【0034】クリックばねは、導電金属製の薄板で円板
ドーム状に形成されてなるものであり、周縁部を外周接
点部17に当接させた状態で、頂部を中央接点部16と
対向させている。
【0035】本実施形態に係るフレキシブル基板1を備
えたシート状スイッチ21は上記したように構成されて
おり、次に、その動作について説明する。
【0036】このシート状スイッチ21は、各種電子機
器、例えばビデオカメラ等の小型の携帯用電子機器の操
作部において使用され、フレキシブル基板1の後端を上
記電子機器の筐体内に設けられた図示せぬコネクタに装
着し、配線パターン5a,5bを上記電子機器の制御部
(図示せず)に、また配線パターン5aの一部で形成さ
れた上記アース用導体パターンをこの制御部の接地回路
にそれぞれ当該コネクタを介して接続して使用される。
【0037】この接続の際しては、配線パターン5a,
5b及び上記アース用導体パターンと連結された接続リ
ード部6がすべてベース絶縁フィルム2の上面に配置さ
れているので、当該コネクタには接続端子が上側のみに
一列に配列された片面接続用の安価なコネクタを使用す
ることができるため、シート状スイッチ21が用いられ
る電子機器のコスト上昇を抑制することができる。
【0038】そして、クリックばね19のドーム形状の
反映された粘着シート20の上面起伏部分を操作者が手
指で押下操作すると、クリックばね19が反転動作して
クリック感が生起され、クリックばね19が中央接点部
16に当接して中央接点部16と外周接点部17との間
が導通したスイッチオン状態となり、これに基づくスイ
ッチオン信号が第1,第2の導電層10,11により電
磁ノイズの悪影響を受けることなく上記制御部に伝達さ
れ、上記電子機器の種々の設定・制御が行われる。
【0039】また、この状態で粘着シート20の上面起
伏部分に対する押下操作力を解除すると、反転していた
クリックばね19はその弾発性により、自動的に元の形
状に復し、よってクリックばね19が中央接点部16か
ら離間し両接点部16,17間の導通が解除されたスイ
ッチオフ状態となる。
【0040】そして、かかる押下操作時に、操作者に帯
電した静電気がシート状スイッチ21に放電されたとき
には、この静電気は粘着シート21を伝わってベース絶
縁フィルム2の基部2bの外周に形成された第1の導電
層10に放電され、さらにスイッチ要素15に最も近い
スルホール8及び上記アース用導体パターンを介して上
記接地回路に逃げるので、静電気が上記制御回路に混入
することがなく、上記電磁ノイズ対策と併せて静電気に
よる誤動作や回路の破壊を確実に防止することができ
る。
【0041】尚、この実施形態では、ベース絶縁フィル
ム2の帯状部2aをより細幅にするために、上記アース
用接地パターンを上記電子機器の制御部に接続される配
線パターン5aの一部で兼用したもので説明したが、上
記アース用接地パターンを上記コネクタを介して上記接
地回路に接続される専用パターンで形成するようにして
もよい。
【0042】また、この実施形態では、絶縁層7を下層
7aと上層7bの2重構造でなるもので説明したが、絶
縁層7は3層以上の多層構造で形成するようにしてもよ
く、このようにすると、絶縁層7をスクリーン印刷にて
形成してもピンホールは生じ難く回路パターン5と第1
の導電層10との絶縁を一層確実に確保することができ
る。
【0043】図6に示す実施形態では、前述した第1の
導電層10と回路パターン5とを電気的に接続する接続
手段として、スルホール8を用いる代わりに第1の導電
層10の後端を配線パターン5aに連結された接続用リ
ード部6の上面に延長接続して、この延長部分10aを
上記接続手段とした場合のシート状スイッチ21の後端
部分を示している。
【0044】この延長部分10aは、第1の導電層10
の印刷マスクパターンに若干変更を加えることで第1の
導電層10と同時に印刷形成したものであり、このよう
にしても上述した電磁ノイズ対策と静電気対策との両立
を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】本発明のフレキシブル基板は、ベース絶縁
フィルムと、該ベース絶縁フィルムの上面に設けられた
回路パターンと、該回路パターンと連結して前記ベース
絶縁フィルムの上面に設けられた接続用リード部とを備
え、前記ベース絶縁フィルムの上面にはシールド用の第
1の導電層が絶縁層を介して前記回路パターンを被覆す
るように印刷形成されており、該第1の導電層と前記回
路パターンの一部に形成されたアース用導体パターンと
が接続手段により電気的に接続されているので、前記第
1の導電層を簡単に形成することができると共に、コネ
クタに接続する場合に片面接続で良いため、安価なコネ
クタを使用することができ、当該フレキシブル基板が用
いられる各種電子機器のコストを低減することができ
る。
【0047】また、前記絶縁層が多層構造とされている
ので、該絶縁層を印刷形成する際のピンホールの発生を
防ぐことができ、このピンホールに起因する前記第1の
導電パターンと前記アース用導体パターン以外の前記回
路パターンとの誤接続(ショート)を防止することがで
きる。
【0048】また、前記絶縁層に形成されたスルホール
で前記接続手段が構成されているので、前記絶縁層を印
刷形成する際に該絶縁層と同時に前記スルホールを形成
することができるので、製造工程の簡素化を図ることが
できる。
【0049】また、前記スルホールが前記ベース絶縁フ
ィルムの長尺方向に沿って複数個設けられているので、
前記電子機器の筐体内への引き回し作業の際に、極端な
曲げ力が加わったとしても、前記アース用導体パターン
と前記第1の導電層との接続が断たれることがなく、こ
れら両者の接続を安定して確保することができる。
【0050】また、前記第1の導電層の一部を前記接続
用リード部上に延設して前記接続手段としたので、前記
第1の導電層を印刷形成する際に該第1の導電層と同時
に前記接続手段を形成することができるので、製造工程
の簡素化を図ることができる。
【0051】また、前記第1の導電層の上面に該上面全
体を覆う絶縁性の第1のオーバーコート層が形成されて
いるので、前記電子機器の筐体内への引き回し作業の際
に、前記第1の導電層が他の回路に接触してショートす
るのを防止することができ、該第1のオーバーコート層
を2層以上の多層構造とすることで該ショートを一層確
実に防止することができる。
【0052】またさらに、前記ベース絶縁フィルムに貫
通孔が穿設され、該貫通孔には導電性材料が充填されて
おり、前記ベース絶縁フィルムの下面にはシールド用の
第2の導電層が印刷形成され、該第2の導電層と前記ア
ース用導体パターンとが前記導電性材料により電気的に
接続されているので、前記回路パターンを前記ベース絶
縁フィルムの両面からカバーして該回路パターンにより
伝送される信号に電磁ノイズの悪影響が及ぶのを一層確
実に防止することができる。
【0053】また、前記第2の導電層の下面に該下面全
体を覆う絶縁性の第2のオーバーコート層が形成されて
いるので、前記電子機器の筐体内への引き回し作業の際
に、前記第1の導電層が他の回路に接触してショートす
るのを防止することができ、該第2のオーバーコート層
を2層以上の多層構造とすることで該ショートを一層確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるフレキシブル基板
を備えたシート状スイッチの平面図である。
【図2】図1から保持シートとクリックばねと第1のオ
ーバーコート層とを取り除いて示す平面図である。
【図3】該シート状スイッチの側面断面図である。
【図4】該シート状スイッチの底面図である。
【図5】図4から第2のオーバーコート層を取り除いて
示す底面図である。
【図6】本発明の接続手段の変形例を示す平面図であ
る。
【図7】従来のフレキシブル基板を備えたシート状スイ
ッチの斜視図である。
【図8】該シート状スイッチの側面断面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル基板 2 ベース絶縁フィルム 2a 帯状部 2b 基部 3 貫通孔 4 導電性材料 5 回路パターン 5a 配線パターン 5b 配線パターン 6 接続用リード部 7 絶縁層 7a 下層 7b 上層 8 スルホール 9 開口部 10 第1の導電層 11 第2の導電層 12 開口部 13 第1のオーバーコート層 13a 下層 13b 上層 14 第2のオーバーコート層 14a 上層 14b 下層 15 スイッチ要素 16 中央接点部 17 外側接点部 18 導電パターン 19 クリックばね 20 粘着シート 21 シート状スイッチ
フロントページの続き Fターム(参考) 5E314 AA24 BB02 BB11 BB12 CC06 FF06 FF11 GG01 5E317 AA24 BB01 BB11 CC22 CC25 GG11 5E338 AA12 AA16 BB02 BB13 BB25 BB65 BB75 CC01 CC05 CC06 CD12 CD23 CD33 EE13 EE32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース絶縁フィルムと、該ベース絶縁フ
    ィルムの上面に設けられた回路パターンと、該回路パタ
    ーンと連結して前記ベース絶縁フィルムの上面に設けら
    れた接続用リード部とを備え、 前記ベース絶縁フィルムの上面にはシールド用の第1の
    導電層が絶縁層を介して前記回路パターンを被覆するよ
    うに印刷形成されており、 該第1の導電層と前記回路パターンの一部に形成された
    アース用導体パターンとが接続手段により電気的に接続
    されていることを特徴とするフレキシブル基板。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層が多層構造とされていること
    を特徴とする請求項1に記載のフレキシブル基板。
  3. 【請求項3】 前記絶縁層に形成されたスルホールで前
    記接続手段が構成されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のフレキシブル基板。
  4. 【請求項4】 前記スルホールが前記ベース絶縁フィル
    ムの長尺方向に沿って複数個設けられていることを特徴
    とする請求項3に記載のフレキシブル基板。
  5. 【請求項5】 前記第1の導電層の一部を前記接続用リ
    ード部上に延設して前記接続手段としたことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のフレキシブル基板。
  6. 【請求項6】 前記第1の導電層の上面に該上面全体を
    覆う絶縁性の第1のオーバーコート層が形成されている
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の
    フレキシブル基板。
  7. 【請求項7】 前記ベース絶縁フィルムに貫通孔が穿設
    され、該貫通孔には導電性材料が充填されており、 前記ベース絶縁フィルムの下面にはシールド用の第2の
    導電層が印刷形成され、 該第2の導電層と前記アース用導体パターンとが前記導
    電性材料により電気的に接続されていることを特徴とす
    る請求項1,2,3,4,5又は6に記載のフレキシブ
    ル基板。
  8. 【請求項8】 前記第2の導電層の下面に該下面全体を
    覆う絶縁性の第2のオーバーコート層が形成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載のフレキシブル基板。
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