JPH07115258A - プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

プリント配線板およびその製造方法

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JPH07115258A
JPH07115258A JP26208693A JP26208693A JPH07115258A JP H07115258 A JPH07115258 A JP H07115258A JP 26208693 A JP26208693 A JP 26208693A JP 26208693 A JP26208693 A JP 26208693A JP H07115258 A JPH07115258 A JP H07115258A
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layer
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ink
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント配線板の配線回路の高密度,高精度
化を達成する。 【構成】 はんだ付け用ランド2a,コネクションラン
ド2bを有する導電層2上に、これに対応する位置に開
口部を有するソルダーレジスト層3と第1,2の絶縁層
4,5を形成し、上記第1,2絶縁層の開口部内周壁4
a,5a,4b,5b,4c,5cを略面一とする。こ
れを製造するには、ランド部を有する導電層上に、ラン
ド部に対応する位置に開口部を有するソルダーレジスト
層を形成し、この上に現像液に可溶の材料よりなる第一
の絶縁層をその表面が平坦面となるように形成し、さら
にこの上にランド部に対応する位置に開口部を有し、上
記現像液に不溶な材料よりなる第二の絶縁層を形成した
後、上記第二の絶縁層の開口部内に露呈する第1の絶縁
層を上記現像液で溶かし出し、上記導電層のランド部に
貫通する開口部を形成すれば良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランド部を有する導電
層上に、ランド部に対応する位置に開口部を有するソル
ダーレジスト層および絶縁層が形成されてなるプリント
配線板およびその製造方法に係わり、詳細には微細な配
線回路の形成を可能とするビルドアップ多層プリント配
線板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、楽器、オーディオ機器を中心
に銀ジャンパー基板、銅ジャンパー基板といった、導電
インクを用いてスクリーン印刷法によって形成するビル
ドアップ多層プリント配線板が広く用いられている。上
記ビルドアップ多層プリント配線板を形成する方法とし
ては、次のような方法が挙げられる。先ず、図12に示
すような、基板101上に形成され、銅箔よりなり所定
の回路パターンを有する第1の導電層102上に、マス
キングすべき部分にゾルを保有せしめたメッシュ状のス
クリーンを介してスクリーン印刷機により印刷する、い
わゆるスクリーン印刷法によりソルダーレジストインク
を印刷し、これを硬化せしめて図13に示すように第1
の導電層102および基板101上に所定のパターンを
有するソルダーレジスト層103を形成する。次に、や
はりスクリーン印刷法により絶縁インクを印刷して図1
4に示すような所定のパターンを有する第1の絶縁層1
04を、同様に図15に示すような第1の絶縁層104
と同一のパターンを有する第2の絶縁層105を順次形
成する。そしてさらに、スクリーン印刷法により導電イ
ンクを印刷し、図16に示すような所定のパターンを有
する第2の導電層106を形成してビルドアップ多層プ
リント配線板を完成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、電子
機器の配線回路の高密度化、高精度化にともない、プリ
ント配線板、例えば上記のようなビルドアップ多層プリ
ント配線板においても、より配線回路密度の高い仕様が
要求されるようになってきている。ところが、上記ビル
ドアップ多層プリント配線板は、スクリーン印刷法を使
用して製造しているため、配線回路密度を高めることが
困難である。これは、以下に述べるような理由によるも
のである。
【0004】上記スクリーン印刷法においては、スクリ
ーンの開口部(マスキングしない部分)の端、すなわち
インクの出る「きわ」と、印刷しようとする面に形成さ
れている段差が一致すると、印刷時にインクが滲んでし
まう。このように、インクの出るきわと印刷しようとす
る面の段差が一致しないようにするためには、スクリー
ンの開口部の端を上記段差に乗り上げるようにするか、
もしくは達しないようにする必要がある。なお、スクリ
ーン印刷法の合い精度は位置合わせ精度およびスクリー
ンの伸び縮みを考慮すると0.15mmが限界である。
【0005】そこで、例えば、ビルドアップ多層プリン
ト配線板の一種である銅ペーストジャンパー基板におい
ては、図17に示すように、第1の導電層のはんだ付け
用ランド112の近傍において、はんだ付け用ランド1
12の端部112aにソルダーレジスト層113の端部
113aが達しないようにしており、その間の距離d 1
が0.15mmとなるようにソルダーレジスト層113
を形成し、その上に絶縁層114,第2の導線層116
を形成する際にも、その端部114a,116aとその
下層の端部との距離が0.15mmとなるようにしてい
る。すなわち、はんだ付け用ランド112の端部112
aと絶縁層114の端部114a間の距離d2 は0.3
0mm、はんだ付け用ランド112の端部112aと第
2の導電層116の端部116a間の距離d3 は0.4
5mmとなる。従って、はんだ付け用ランド112の近
傍には0.45mmの余分な空間が形成されることとな
る。
【0006】また、図18に示すように、第1の導電層
のコネクションランド122の近傍においては、確実に
絶縁性を確保するためにコネクションランド122の端
部122aにソルダーレジスト層123の端部123a
が乗り上げるようにしており、この際にもコネクション
ランド122の端部122aとソルダーレジスト層12
3の端部123aの距離d4 (乗り上げている部分の距
離)が0.15mmとなるようにしている。従って、上
記銅ペーストジャンパー基板においてコネクションラン
ド122の最終的な直径φ2 を0.6mmとするために
は、第1の導電層形成時のコネクションランド122の
直径φ3 を0.9mmとしなければならず、第1の導電
層中に余分な部分が形成されることとなる。
【0007】すなわち、上記のようにビルドアップ多層
プリント配線板においては、高精度なソルダーレジスト
層、絶縁層、導電層を形成することは困難であり、スク
リーン印刷時のインクの滲みを回避するために、余分な
空間および導電層中の余分な部分を形成する必要があ
り、配線回路の高密度化、高精度化には限界がある。
【0008】また、ソルダーレジストインク、絶縁イン
ク、導電インクとして、比較的高粘度のものを使用する
と、インクのかすれや網目によるピンホール、或いは上
記第1の導電層の配線回路のエッジ部や、各層間の段差
部における被覆不良等が発生し、上記ソルダーレジスト
層、絶縁層、導電層が良好に形成されないといった問題
が起こる。また、上記ソルダーレジストインク、絶縁イ
ンク、導電インクとして、比較的低粘度のものを使用す
ると、スクリーンのマスキング用ゾルの下部にインクが
廻り込み、インクの滲みやブリードアウト、ダレといっ
た不都合が生じてしまう。このようなことからも、上記
のようなビルドアップ多層プリント配線板においては、
配線回路の高密度化,高精度化が困難である。
【0009】そこで本発明は、かかる従来の実状に鑑み
て提案されたものであって、配線回路の高密度化、高精
度化を図りつつ、従来のスクリーン印刷法によるプリン
ト配線板と同等の大量生産性を有するプリント配線板お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、ランド部を有する導電層上に、ランド部
に対応する位置に開口部を有するソルダーレジスト層お
よび絶縁層が形成されてなるプリント配線板において、
上記絶縁層が2層以上の多層構造であり、かつ該絶縁層
の開口部内周壁が略面一であることを特徴とするもので
ある。
【0011】さらに本発明のプリント配線板の製造方法
は、ランド部を有する導電層上に、ランド部に対応する
位置に開口部を有するソルダーレジスト層を形成し、上
記ソルダーレジスト層上に現像液に可溶の材料よりなる
第一の絶縁層をその表面が平坦面となるように形成し、
上記第一の絶縁層上にランド部に対応する位置に開口部
を有し、上記現像液に不溶な材料よりなる第二の絶縁層
を形成した後、上記第二の絶縁層の開口部内に露呈する
第1の絶縁層を上記現像液で溶かし出し、上記導電層の
ランド部に貫通する開口部を形成することを特徴とする
ものである。
【0012】
【作用】本発明のプリント配線板の製造方法において
は、ランド部を有する導電層上に、ランド部に対応する
位置に開口部を有するソルダーレジスト層を形成し、上
記ソルダーレジスト層上に現像液に可溶の材料よりなる
第1の絶縁層をその表面が平坦面となるように形成し、
上記のように平坦面である第1の絶縁層上に、ランド部
に対応する位置に開口部を有し上記現像液に不溶な材料
よりなる第2の絶縁層を形成するため、第2の絶縁層を
形成する絶縁インクを印刷する際のインクのかすれや、
ピンホール、あるいは印刷面に凹凸が存在する場合にみ
られるようなエッジ部における被覆不良等が発生しな
い。また、印刷面が段差のない平坦面であるため、絶縁
インクを印刷する際に段差とインクのでる「きわ」が一
致することによるインクの滲みや、ダレが生じる恐れが
なく、第2の絶縁層は精度良好に形成される。そして、
上記第2の絶縁層の開口部内に露呈する第1の絶縁層を
上記現像液で溶かし出し、上記導電層のランド部に貫通
する開口部を形成するため、第1の絶縁層も第2の絶縁
層と同等の精度をもって形成される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発
明がこの実施例に限定されるものではないことはいうま
でもない。
【0014】本実施例のプリント配線板は、図1に示す
ように、基板1の一主面上に、第1の導電層2、ソルダ
ーレジスト層3、第1の絶縁層4、第2の絶縁層5、第
2の導電層6が順次積層されてなるものである。上記第
1の導電層は、銅箔よりなり、部品をはんだ付けにより
搭載するためのはんだ付け用ランド2aおよび他回路と
の接続を行うためのコネクションランド2bを有し、所
定の配線回路を有するものである。そして、ソルダーレ
ジスト層3は、はんだ付け用ランド2a以外のはんだ付
けの必要のない部分にマスクをする、コネクションラン
ド2bとこれに隣接する回路の絶縁性を確保するために
形成されるものである。また、第1の絶縁層4および第
2の絶縁層5は、その上に形成される第2の導電層6と
第1の導電層2間の短絡を防ぐために設けられるもので
ある。
【0015】そして、本実施例のプリント配線板におい
ては特に、はんだ付け用ランド2aへの部品の搭載のた
め、コネクションランド2bの接続を行うために、第1
の絶縁層4および第2の絶縁層5に設けられる各開口部
の第1の絶縁層4,第2の絶縁層5の内周壁4a,5a
および4b,5bおよび4c,5cが略面一となされて
いる。
【0016】次に、本実施例のプリント配線板の製造方
法について説明する。本実施例のプリント配線板の製造
方法においては、まず、図2に示すように、基板1の一
主面1a上に、銅箔よりなり、部品をはんだ付けにより
搭載するためのはんだ付け用ランド2aおよび他回路と
の接続を行うためのコネクションランド2b、その他回
路構成部2cを有し、所定の配線回路を有する第1の導
電層2を形成する。
【0017】そして、図3に示すように、基板1および
第1の導電層2上に所定のパターンを有するソルダーレ
ジスト層3を形成する。該ソルダーレジスト層3は、ソ
ルダーレジストインクを所定のパターンを有してスクリ
ーン印刷法により印刷し、硬化させて形成するものであ
り、図3中にも示すように、はんだ付け用ランド2a以
外のはんだ付けの必要のない部分にマスクをする、コネ
クションランド2bとこれに隣接する回路の絶縁性を確
保するようなパターンを有して形成される。
【0018】なお、上記ソルダーレジスト層3を形成す
るソルダーレジストインクとしては、市販のものを用い
ることができ、通常の紫外線硬化型インク,熱硬化型イ
ンクが挙げられ、場合によっては写真現像型の液状フォ
トソルダーレジストインクを用いても良い。
【0019】上記紫外線硬化型インクの例としては、タ
ムラ化研社製のUSR−2G、太陽インキ製造社製のU
VR−150G(何れも商品名)等が挙げられ、これら
に紫外線コンベア炉等により紫外線を1000mj/c
2 程度照射して硬化させることにより、ソルダーレジ
スト層として十分な特性を有する硬化塗膜を得ることが
できる。また、上記熱硬化型インクの例としては、タム
ラ化研社製のSR−60G,SR−80G、太陽インキ
製造社製のS−222,S−22(何れも商品名)等が
挙げられ、これらをボックスオーブン炉,ウィケット炉
等により130〜160℃,10〜60分の条件で加熱
して硬化させることにより、ソルダーレジスト層として
十分な特性を有する硬化塗膜を得ることができる。そし
て、上記写真現像型のフォトソルダーレジストインクと
しては、タムラ化研社製DSR−2200、太陽インキ
製造社製PSR−4000、関西ペイント社製PW−1
000(何れも商品名)等が挙げられる。
【0020】次に、図4に示すように第1の導電層2お
よびソルダーレジスト層3の形成される基板1全面に第
1の絶縁層4を形成する。上記第1の絶縁層4は、所定
の現像液に可溶な絶縁インクにより構成され、上記絶縁
インクを塗布した後、指触乾燥して形成される。このと
き、上記現像液は第1の絶縁層4を構成する絶縁インク
を溶解可能であり、且つ後述の第2の絶縁層を構成する
絶縁インクは溶解不可能であることが必要である。な
お、本実施例においては、上記現像液をアルカリ性溶液
とした場合を例にとり説明する。
【0021】上記第一の絶縁層4を構成する絶縁インク
としては、市販品が使用可能であり、通常のマレイン酸
変性ロジン、スチレン−マレイン酸系樹脂、スチレン−
アクリル酸系樹脂、フェノール樹脂等を主成分とした各
種エッチングレジストインクが挙げられる。
【0022】このうち、熱により指触乾燥可能な絶縁イ
ンクとしては、例えば山栄化学社製のSER−400シ
リーズ,SER−410シリーズ,SER−420シリ
ーズ,SER−423シリーズ(何れも商品名)、サン
ワ化学工業社製のDA−110B,DA−110C,D
A−200B,DA−250C,DA−30,DA−2
62C(何れも商品名)、アサヒ化学研究所社製のWR
−520,WR−70(何れも商品名)等が挙げられ
る。
【0023】一方、紫外線により指触乾燥可能な絶縁イ
ンクとしては、例えば山栄化学社製のSER−140
0,SER−1405、SER−1406(何れも商品
名)、太陽インキ製造社製のX−66,X−77,X−
87(何れも商品名)、サンワ化学工業社製のUE−7
000(商品名)、タムラ化研社製のUR−460B,
UR−570B(何れも商品名)等が挙げられ、これら
は何れも強アルカリ性溶液(例えばNaOH、pH=1
4)に可溶なものである。なお、弱アルカリ性溶液に可
溶なものとしては、太陽インキ製造社製のTGR−10
0シリーズ(商品名)が挙げられる。
【0024】また、上記のような絶縁インクを調整する
ことも、もちろん可能である。上記絶縁インクは、該絶
縁インクの塗膜が熱または紫外線等で指触乾燥でき、ア
ルカリ性溶液等の現像液に可溶であり、加熱により硬化
し、不溶化する絶縁性のインクであれば良い。さらに、
上記絶縁インクにおいては、解像性が不十分であるため
に第1の導電層2のはんだ付け用ランド2a上に絶縁イ
ンクが残留してしまった場合、後工程ではんだ付けによ
り部品を搭載することが不可能となり、プリント配線板
として実用に供さなくなってしまうため、良好な解像度
が要求される。また、上記絶縁インクにおいては、第1
の導電層2と後述の第2の導電層間の絶縁を図るために
硬化後の良好な絶縁性が要求される。
【0025】そして、このような特性を満たす組成物の
一例としては、現像性を発現させるスチレン−マレイン
酸系樹脂、紫外線で硬化され指触乾燥可能なアクリルモ
ノマー、熱で硬化され耐熱性の高い塗膜を形成するノボ
ラック型エポキシ樹脂を含むものが挙げられる。
【0026】次に、図5に示すように、第1の絶縁層4
上に第2の絶縁層5を形成する。上記第2の絶縁層5
は、絶縁インクにより構成され、該絶縁インクをスクリ
ーン印刷法により所定のパターンを有して印刷して硬化
させて形成されるものである。なお、上記所定のパター
ンは、第1の導電層2のはんだ付け用ランド2aおよび
コネクションランド2bに対応する位置にそれぞれ開口
部7,8を有するものである。
【0027】そして、上記絶縁インクとしては、ソルダ
ーレジスト層または層間絶縁層構成材料として一般的に
用いられる市販の紫外線硬化型インクを用いることがで
きる。この場合、熱硬化型インクを用いることはできな
い。これは以下の理由によるものである。後工程では、
上記第2の絶縁層5をマスクとして介し、アルカリ性溶
液で第1の絶縁層4の不要な部分を溶解除去し、続いて
熱により残留した第1の絶縁層を硬化させる。このと
き、第2の絶縁層5を熱硬化型インクにより構成する
と、第2の絶縁層5を硬化させる工程で第1の絶縁層4
全体が硬化してしまい、第1の絶縁層5の不要部分の除
去が不可能となってしまうためである。
【0028】上記絶縁インクとしては、アクリル樹脂も
しくはアクリル化合物を主成分とするタムラ化研社製U
SR−2G,USR−11(何れも商品名)、太陽イン
キ製造社製UVR−150,SGR−100,MF−2
00,MF−100,サンワ化学工業社製UR−304
0,UR−3100,FU−5000(何れも商品
名)、アサヒ化学研究所社製UVR−8500,UVM
−801(何れも商品名)等が挙げられ、また、これら
のインクをベースに、紫外線で硬化する範囲であれば改
質の目的で樹脂、フィラー、希釈剤を加えても良い。
【0029】そして、上記のような絶縁インクの硬化
は、通常の紫外線硬化型のソルダーレジストインクを硬
化させる方法と同様の方法で行うことができる。すなわ
ち、コンベア紫外線炉等により、紫外線を1000〜1
500mj/cm2 程度照射し硬化せしめればよい。
【0030】このとき、本実施例のプリント配線板の製
造方法においては、図4に示すように、第1の導電層2
およびソルダーレジスト層3の形成された基板1の全面
を覆うようにして第1の絶縁層4を形成しており、図5
に示すような第2の絶縁層5を形成するために絶縁イン
クを印刷する印刷面は、第1の絶縁層4により第1の導
電層2とソルダーレジスト層3による凹凸が吸収されて
平坦化された面となる。従って、絶縁インクを印刷する
際のインクのかすれや、ピンホール、あるいは印刷面に
凹凸が存在する場合にみられるようなエッジ部における
被覆不良等が発生しない。また、印刷面が段差のない平
坦面であるため、絶縁インクを印刷する際に段差とイン
クのでる「きわ」が一致することによるインクの滲み
や、ダレが生じる恐れがなく、第2の絶縁層5は精度良
好に形成され、配線回路も高精度に形成される。
【0031】すなわち、本実施例のプリント配線板の製
造方法においては、第2の絶縁層5を形成する際、例え
ば第1の導電層2のはんだ付け用ランド2aおよびコネ
クションランド2bに対応する位置にそれぞれ形成され
る開口部7,8の形成位置をインクの滲みを考慮したも
のとする必要がない。従って、第1の絶縁層および第2
の絶縁層の形成位置をインクの滲みを考慮したものとし
ていた従来のプリント配線板の製造方法よりも、同一の
回路を形成するために必要とされる面積が少なくなり、
配線回路密度を向上させることができる。
【0032】なお、本実施例のプリント配線板の製造方
法においては、ソルダーレジスト層3をソルダーレジス
トインク、第1の絶縁層4および第2の絶縁層5を絶縁
インクを用い、印刷法にて形成しているため、十分な生
産性が確保される。
【0033】次に、図6に示すように、第2の絶縁層5
をマスクとして介し、該第2の絶縁層5の開口部7,8
から露呈している第1の絶縁層4を、現像液である所定
のアルカリ性溶液により溶解させて(現像させて)、第
1の導電層2およびソルダーレジスト層3の形成される
基板1上に所定のパターンを有する第1の絶縁層4およ
び第2の絶縁層5を形成する。なお、開口部7,8の第
1の絶縁層4および第2の絶縁層5の内周壁4c,5
c、4a,5a、4b,5bはそれぞれ略面一となる。
従って、第1の絶縁層も第1の絶縁層と同等の精度をも
って形成されることとなり、配線回路の高精度,高密度
化が達成される。そして、第1の絶縁層4の絶縁信頼性
を向上するため加熱を行い、第1の絶縁層4を硬化させ
る。
【0034】このとき、本実施例においては、第1の導
電層2上にソルダーレジスト層3が形成されており、第
1の絶縁層4の現像の際にアンダーカットを生じること
はなく、隣接パターンの被覆不良が生じない。
【0035】次に、図1中に示すような、第2の導電層
6を形成する。該第2の導電層6の形成方法としては公
知の方法が用いられる。例えば、銀ペースト、銅ペース
ト、カーボンペーストのような導電インクをスクリーン
印刷法を用いて所定のパターンに印刷して形成する方法
や、銅箔をパネルメッキにより全面メッキし、エッチン
グにより所定のパターンを形成するといった方法を用い
ることができる。また、本実施例のプリント配線板の製
造方法においては、第2の導電層6上に保護層として、
絶縁ペーストをオーバーコートしても良い。
【0036】次に、本実施例のプリント配線板およびそ
の製造方法の効果を確認すべく、以下のように、本実施
例のプリント配線板の製造方法および従来のプリント配
線板の製造方法に従って実際に各種プリント配線板を形
成した。なお、この際、第2の絶縁層までを形成するも
のとし、各プリント配線板における第1および第2の絶
縁層のパターンの形成精度を比較した。
【0037】ここで製造するプリント配線板であるが、
第1の導電層により形成される配線回路内に、はんだ付
け用ランドおよびコネクションランドを有し、これらと
ソルダーレジスト,第1の絶縁層,第2の絶縁層,第2
の導電層の関係が以下に示すような設計基準を有するも
のとした。
【0038】すなわち、はんだ付け用ランド近傍におい
ては、図7に示すように、はんだ付け用ランド12と隣
接回路22の絶縁性を確保するために形成されるソルダ
ーレジスト13の端部13aとはんだ付け用ランド12
の端部12a間の距離D1 を0.15mmとし、はんだ
付け用ランド12の端部12aと第1の絶縁層14およ
び第2の絶縁層15の端部14a,15a間の距離を0
mmとした。なお、はんだ付け用ランド12と隣接回路
22間の距離は、0.3mmとした。
【0039】一方、コネクションランド近傍において
は、図8に示すように、コネクションランド32の直径
φ1 を0.6mmとし、コネクションランド32の端部
32aとソルダーレジスト13の端部13b間の距離D
2 を0.15mmとし、コネクションランド32の端部
32aと第1の絶縁層14および第2の絶縁層15の端
部14b,15b間の距離を0mmとした。
【0040】先ず、上述の本実施例のプリント配線板の
製造方法に従って、上記のような設計基準を有するプリ
ント配線板実施サンプル1およびプリント配線板実施サ
ンプル2を製造した。
【0041】先にプリント配線板実施サンプル1の製造
について述べる。先ず、銅箔よりなる所定の配線回路
(第1の導電層)が形成された基板である銅張積層板
(日立化成工業社製のMCL−437F(商品名)、板
厚1.2mm(銅箔厚35μm),334mm,251
mm)に、上記設計基準に基づいたパターンの形成され
たスクリーン印刷版(テトロン200メッシュ、乳剤2
0μm)を介してソルダーレジストインクを印刷し、紫
外線照射により硬化させてソルダーレジスト層を形成し
た。このとき、上記ソルダーレジストインクとしてはタ
ムラ化研社製のUSR−2G(商品名)を使用し、印刷
機としてはニューロング精密工業社製のLS−50(商
品名)を使用し、ソルダーレジシトインクを硬化させる
ためのコンベア紫外線炉としてはオーク社製のHMW−
713(商品名)を使用し、紫外線照射量は1200m
j/cm2 とした。
【0042】次に、第1の導電層,ソルダーレジスト層
の形成される基板全面にその表面が平坦面となるように
絶縁インクを塗布し、加熱により絶縁インクを指触乾燥
させて、第1の絶縁層を形成した。このとき、絶縁イン
クとしてサンワ化学工業社製のDA−180C(商品
名)を用い、印刷機としてニューロング精密工業社製の
LS−50を用い、テトロン100メッシュ,乳剤10
μmのスクリーンを介して上記絶縁インクを塗布した。
なお、加熱による指触乾燥は、タバイエスペック社製の
PHH−200(商品名)なる箱形炉内で、80℃、3
分間の条件で行った。
【0043】次いで、上記第1の絶縁層上に所定のパタ
ーンを有して絶縁インクを印刷し、紫外線照射により硬
化させて、所定のパターンを有する第2の絶縁層を形成
した。このとき、絶縁インクとしてタムラ化研社製のU
SR−11G(商品名)を用い、印刷機としてニューロ
ング精密工業社製のLS−50を用い、所定のパターン
の形成されたスクリーン(テトロン250メッシュ、乳
剤20μm)を介して上記絶縁インクを塗布した。な
お、紫外線照射による硬化は、オーク社製のHMW−7
13(商品名)なる紫外線炉にて1000mj/cm2
で行った。なお、上記第2の絶縁層のパターン中には、
上記第1の導電層中のはんだ付け用ランドおよびコネク
ションランドに対応する位置に開口部が設けられている
ことは言うまでもない。
【0044】そして、第2の絶縁層の開口部より露呈し
ている第1の絶縁層を溶かし出し(現像し)、加熱によ
り第1の絶縁層を硬化して所定のパターンを有する第1
の絶縁層および第2の絶縁層を形成した。このとき、現
像液として1%水酸化ナトリウム溶液を用い、加熱によ
る第1の絶縁層の硬化は、タバイエスペック社製のPH
H−200(商品名)なる箱形炉にて150℃,60分
の条件で行った。
【0045】次に、プリント配線板実施サンプル2の製
造について述べる。上述のプリント配線板実施サンプル
1においては、第1の絶縁層を形成する絶縁インクとし
て加熱により指触乾燥し、アルカリ性溶液により現像す
るものを用いたが、プリント配線板実施サンプル2にお
いては、第1の絶縁層を形成する絶縁インクとして紫外
線照射により指触乾燥され、弱アルカリ溶液で現像され
るものを用いた。
【0046】上記プリント配線板実施サンプル2を製造
するにあたっても、上述のプリント配線板実施サンプル
1と同様に、銅箔よりなり所定の配線回路を有する第1
の導電層の形成される基板に、所定のパターンを有する
ソルダーレジスト層を形成した。
【0047】そして、上記基板全面にその表面が平坦面
となるようにスクリーン印刷法により絶縁インクを塗布
し、紫外線照射により絶縁インクを指触乾燥させて、第
1の絶縁層を形成した。このとき、絶縁インクとして、
以下のように調整されたものを用いた。
【0048】すなわち、先ず、スチレン−マレイン酸系
樹脂(アーコケミカル社製 SMA−1440(商品
名))100gを、2−ヒドロキシエチルアクリレート
68g,ジメチルアミノエチルメタアクリレート12
g,エチレングリコールジアクリレート40gに溶解し
て溶解物Aを用意した。次に、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業社製 N−695
(商品名))100gをイソボニルアクリレート100
gに溶解して溶解物Bを用意した。そして、溶解物Aを
33.3重量%,溶解物Bを33.3重量%,2MZA
(四国化成工業社製)を2.9重量%,2−エチルアン
トラキノンを2.9重量%,CTBN(宇部興産社製)
を7.6重量%,クレーを20.0重量%の割合で混合
し、絶縁インクを得た。
【0049】なお、絶縁インクの紫外線硬化は、オーク
社製のHMW−713(商品名)なるコンベア紫外線炉
にて1200mj/cm2 照射して行った。
【0050】次に、第2の絶縁層を形成すべく、絶縁イ
ンクとして太陽インキ製造社製のSGR−100(商品
名)を用い、所定のパターンの形成されるテトロン30
0メッシュ,乳剤12μmのスクリーンを介して上記絶
縁インクを印刷し、コンベア紫外線炉にて紫外線を10
00mj/cm2 照射し、上記絶縁インクを硬化させ
た。
【0051】次いで、第2の絶縁層の開口部より露呈し
ている第1の絶縁層を溶かし出し(現像し)、加熱によ
り第1の絶縁層を硬化して所定のパターンを有する第1
の絶縁層および第2の絶縁層を形成した。このとき、現
像液として1%炭酸ナトリウム溶液を用い、加熱による
第1の絶縁層の硬化は、タバイエスペック社製のPHH
−200(商品名)なる箱形炉にて150℃,40分の
条件で行った。
【0052】さらに、比較のために製造したプリント配
線板比較サンプル1について述べる。なお、上記プリン
ト配線板比較サンプル1は、第1の絶縁層を従来の印刷
法により形成したものである。
【0053】プリント配線板比較サンプル1を製造する
にあたっても、プリント配線板実施サンプル1と同様
に、銅箔よりなり所定のパターンを有する第1の導電層
の形成された基板上に所定のパターンを有するソルダー
レジスト層を形成した。
【0054】そして、上記基板上に所定のパターンを有
する第1の絶縁層を形成した。このとき、絶縁インクと
してサンワ化学工業社製のDA−180C(商品名)を
用い、所定のパターンの形成されたテトロン300メッ
シュ,乳剤12μmのスクリーンを介して上記絶縁イン
クを印刷し、タバイエスペック社製のPHH−200
(商品名)なる箱形炉内で、80℃、3分間の条件で指
触乾燥を行った。
【0055】次に、上記第1の絶縁層上に所定のパター
ンを有する第2の絶縁層を、プリント配線板実施サンプ
ル1と同様に、絶縁インクとしてタムラ化研社製のUS
R−11G(商品名)を用いて印刷し、箱型炉で150
℃,30分加熱して形成した。
【0056】また、比較のために製造したプリント配線
板比較サンプル2の製造についても述べる。なお、上記
プリント配線板比較サンプル2は、プリント配線板実施
サンプル2に類似した例であるが、ソルダーレジスト層
を形成せず、第1の導電層および基板上に直接第1の絶
縁層を形成したものである。
【0057】プリント配線板比較サンプル2を製造する
にあたっても、プリント配線板実施サンプル1と同様
に、図9に示すように、銅箔よりなり所定のパターンを
有する第1の導電層42を基板41上に形成した。そし
て、図10に示すように、基板41全面に第1の絶縁層
44をプリント配線板実施サンプル2と同様に形成し
た。さらに、上記第1の絶縁層44上に所定のパターン
を有する第2の絶縁層を形成し、図11に示すように第
2の絶縁層の開口部から露呈している第1の絶縁層の現
像を行い、加熱硬化させて所定のパターンを有する第1
の絶縁層および第2の絶縁層を形成した。
【0058】以上のようにして製造されたプリント配線
板実施サンプル1,2およびプリント配線板比較サンプ
ル1,2のはんだ付けランド近傍およびコネクションラ
ンド近傍を10倍のルーペを用いて観察し、第1および
第2の絶縁層のパターンのうち開口部の形成精度、隣接
回路の状態を評価した。結果を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】表1の結果から、プリント配線板実施サン
プル1,2においては第1および第2の絶縁層の開口部
の形成精度および隣接回路の状態は非常に良好であっ
た。これは、本実施例のプリント配線板の製造方法によ
り製造されるプリント配線板実施サンプル1,2におい
ては、製造時、第2の絶縁層を形成すべく絶縁インクを
印刷する面である第1の絶縁層表面が平坦面となされて
いるため、第2の絶縁層を形成する絶縁インクの印刷が
精度良好になされ、第2の絶縁層が精度良好に形成さ
れ、かつ第1の絶縁層も第1の絶縁層と同等の精度をも
って形成されるためである。従って、本実施例のプリン
ト配線板の製造方法により製造される本実施例のプリン
ト配線板においては、配線回路の高精度化が達成される
ことが確認された。
【0061】一方、プリント配線板比較サンプル1にお
いては第1および第2の絶縁層の開口部がふさがってい
た。これは、第1および第2の絶縁層を形成するために
絶縁インクを印刷した際に滲みが発生したためと考えら
れる。また、プリント配線板比較サンプル2において
は、図11中にも示すように、コネクションランド42
bの隣接回路42cの一部が露出してしまうといった不
都合が生じていた。これは、該プリント配線板比較サン
プル2においては、第1の導電層42上にソルダーレジ
スト層が形成されておらず、第1の絶縁層44を現像す
る際にアンダーカットを生じるためと考えられる。
【0062】ところで、上記のような設計基準のプリン
ト配線板においては、図7中に示すように、はんだ付け
用ランドの近傍に必要とされる余分な空間は距離D1
(0.15mm)の空間のみである。これに対し、従来
のプリント配線板においては、図17中に示すようには
んだ付けランド近傍に必要とされる余分な空間は距離d
3 (0.45mm)の空間である。また、上記のような
設計基準のプリント配線板においては、図8中に示すよ
うに、直径φ1 (0.6mm)のコネクションランド3
2を形成するには直径0.6mmの配線回路を形成すれ
ば良いが、従来のプリント配線板においては、図18中
に示すように、直径φ2 (0.6mm)のコネクション
ランド122を形成するには直径0.9mmの配線回路
を形成する必要がある。
【0063】従って、上記のような設計基準のプリント
配線板においては、余分な空間や導電層の余分な部分を
形成する必要がなく、配線回路の高密度化を達成するこ
とができる。このとき、上述のように、プリント配線板
実施サンプル1,2においては、上記のような設計基準
のプリント配線板が精度良好に形成されており、本実施
例のプリント配線板の製造方法により製造される本実施
例のプリント配線板においては、配線回路の高密度化が
達成されることが確認された。
【0064】また、本実施例のプリント配線板の製造方
法においては、ソルダーレジスト層,第1の絶縁層,第
2の絶縁層をそれぞれインクを用いて印刷法により形成
しているため、十分な生産性が確保される。
【0065】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、ランド部を有する導電層上に、ランド部に対応す
る位置に開口部を有するソルダーレジスト層および絶縁
層が形成されてなるプリント配線板において、上記絶縁
層が2層以上の多層構造であり、かつ該絶縁層の開口部
内周壁が略面一であるため、配線密度を向上させること
ができる。
【0066】さらに、本発明のプリント配線板の製造方
法においては、ランド部を有する導電層上に、ランド部
に対応する位置に開口部を有するソルダーレジスト層を
形成し、上記ソルダーレジスト層上に現像液に可溶の材
料よりなる第1の絶縁層をその表面が平坦面となるよう
に形成し、上記のように平坦面である第1の絶縁層上
に、ランド部に対応する位置に開口部を有し上記現像液
に不溶な材料よりなる第2の絶縁層を形成するため、第
2の絶縁層を形成する絶縁インクを印刷する際のインク
のかすれや、ピンホール、あるいは印刷面に凹凸が存在
する場合にみられるようなエッジ部における被覆不良等
が発生しない。また、印刷面が段差のない平坦面である
ため、絶縁インクを印刷する際に段差とインクのでる
「きわ」が一致することによるインクの滲みや、ダレが
生じる恐れがなく、第2の絶縁層は精度良好に形成され
る。
【0067】そして、上記第2の絶縁層の開口部内に露
呈する第1の絶縁層を上記現像液で溶かし出し、上記導
電層のランド部に貫通する開口部を形成するため、第1
の絶縁層も第2の絶縁層と同等の精度をもって形成され
る。従って、本発明のプリント配線板の製造方法におい
ては、プリント配線板中に余分な空間および余分な部分
を設ける必要がなく、配線回路の高精度化および高密度
化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプリント配線板を示す断面図
である。
【図2】本発明を適用したプリント配線板の製造方法を
工程順に説明するものであり、基板上に第1の導電層を
形成する工程を示す断面図である。
【図3】第1の導電層の形成された基板上にソルダーレ
ジスト層を形成する工程を示す断面図である。
【図4】第1の導電層およびソルダーレジスト層の形成
された基板上に第1の絶縁層を形成する工程を示す断面
図である。
【図5】第1の絶縁層上に第2の絶縁層を形成する工程
を示す断面図である。
【図6】第1の絶縁層を現像する工程を示す断面図であ
る。
【図7】製造したプリント配線板のはんだ付け用ランド
近傍の設計基準を示す要部拡大断面図である。
【図8】製造したプリント配線板のコネクションランド
近傍の設計基準を示す要部拡大断面図である。
【図9】プリント配線板比較サンプル2を製造する工程
を工程順に示すものであり、基板上に第1の導電層を形
成する工程を示す断面図である。
【図10】第1の導電層を形成した基板上に第1の絶縁
層を形成する工程を示す断面図である。
【図11】第1の絶縁層上に第2の絶縁層を形成する工
程を示す断面図である。
【図12】従来のプリント配線板の製造方法を工程順に
示すものであり、第1の導電層の形成された基板を示す
断面図である。
【図13】第1の導電層の形成された基板上にソルダー
レジスト層を形成する工程を示す断面図である。
【図14】第1の導電層,ソルダーレジソト層の形成さ
れた基板上に第1の絶縁層を形成する工程を示す断面図
である。
【図15】第1の絶縁層上に第2の絶縁層を形成する工
程を示す断面図である。
【図16】第2の絶縁層上に第2の導電層を形成する工
程を示す断面図である。
【図17】従来のプリント配線板のはんだ付け用ランド
近傍を示す断面図である。
【図18】従来のプリント配線板のコネクションランド
近傍を示す断面図である。
【符号の説明】 1・・・基板 2・・・第1の導電層 2a・・・はんだ付け用ランド 2b・・・コネクションランド 2c・・・回路構成部 3・・・ソルダーレジスト層 4・・・第1の絶縁層 4a,4b,4c,5a,5b,5c・・・内周壁 5・・・第2の絶縁層 6・・・第2の導電層 7,8・・・開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランド部を有する導電層上に、ランド部
    に対応する位置に開口部を有するソルダーレジスト層お
    よび絶縁層が形成されてなるプリント配線板において、 上記絶縁層が2層以上の多層構造であり、かつ該絶縁層
    の開口部内周壁が略面一であることを特徴とするプリン
    ト配線板。
  2. 【請求項2】 ランド部を有する導電層上に、ランド部
    に対応する位置に開口部を有するソルダーレジスト層を
    形成し、上記ソルダーレジスト層上に現像液に可溶の材
    料よりなる第一の絶縁層をその表面が平坦面となるよう
    に形成し、上記第一の絶縁層上にランド部に対応する位
    置に開口部を有し、上記現像液に不溶な材料よりなる第
    二の絶縁層を形成した後、上記第二の絶縁層の開口部内
    に露呈する第1の絶縁層を上記現像液で溶かし出し、上
    記導電層のランド部に貫通する開口部を形成することを
    特徴とするプリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記第一の絶縁層が、スチレン−マレイ
    ン酸系樹脂,ノボラック型エポキシ樹脂,アクリルモノ
    マーよりなり、紫外線による乾燥が可能で、弱アルカリ
    性溶液による現像が可能であり、熱による硬化が可能で
    ある材料よりなることを特徴とする請求項2記載のプリ
    ント配線板の製造方法。
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