JP2003109293A - ディスク装置を含むシステムにおける環境仕様違反時処理方法及びシステム - Google Patents

ディスク装置を含むシステムにおける環境仕様違反時処理方法及びシステム

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JP2003109293A
JP2003109293A JP2001298301A JP2001298301A JP2003109293A JP 2003109293 A JP2003109293 A JP 2003109293A JP 2001298301 A JP2001298301 A JP 2001298301A JP 2001298301 A JP2001298301 A JP 2001298301A JP 2003109293 A JP2003109293 A JP 2003109293A
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environmental
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disk device
item
countermeasure
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Kei Ishiyama
圭 石山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスク装置で環境仕様違反が発生した場合、
その環境仕様違反の種類に適合し、且つホストまたはユ
ーザの意向に沿った対策がとれるようにする。 【解決手段】HDD1の環境状態を予め定められた各環
境項目について対応するセンサ19で検知する。環境仕
様違反検出回路201は、各センサ19の出力から環境
仕様違反を環境項目毎に検出してHDC24への環境仕
様違反通知501を行う。これによりエラーレジスタ2
41の対応するビットがONされる。ホスト3のCPU
31は定期的にHDD1内のエラーレジスタ241の読
み込み502を行って、環境仕様違反となった環境項目
を判別し、その判別された環境項目に固有の対策候補一
覧の表示504を行って、ユーザが望む対策を選択させ
る。CPU31は、この選択結果の通知505を受け取
ると、選択された対策に応じて、当該対策を自身で実行
するか、或いはHDD1で実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置で環
境仕様違反が発生した場合に好適なディスク装置を含む
システムにおける環境仕様違反時処理方法及びシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置、例えば磁気ディスク装置
(HDD)を含むシステムとして、HDDを搭載したカ
ーナビゲーションシステム等の車載機が知られている。
【0003】HDDを搭載した車載機では温度、湿度、
振動、気圧等の使用環境(動作環境)が大きく変化し
て、当該HDDの環境仕様から外れた状態で当該HDD
を動作させる状況が発生しがちである。
【0004】従来、HDDの環境仕様に違反した際の処
理方法として、特開平11−213525号公報に記載
された技術が知られている。この公報記載の技術(従来
技術)では、HDDの各種環境状態をHDD自身が各種
センサを使用して検知し、環境仕様(で定められた使用
環境範囲)から外れる環境仕様違反の発生を検知した場
合、HDD自身が当該HDDをホスト装置からのコマン
ドを受け付けないロック状態に設定する(具体的にはス
テータスレジスタ中のBUSYビットをセットする)こ
と、或いは当該HDDをシャットダウン状態にして動作
停止することにより、HDD全体を保護するようにして
いる。また上記公報記載の技術では、環境仕様違反の検
知時に、ヘッド(磁気ヘッド)をディスク上のデータ領
域から非データ領域に移動させることにより、データ領
域に記録されているデータの破壊を防止すると共にヘッ
ドを保護するようにしている。この場合、ホスト装置は
HDDを利用できなくなる。そこで上記公報記載の技術
では、環境仕様違反が検知されない状態が一定時間継続
した場合には、環境仕様違反検知に応じて設定した状態
(ロック状態或いはシャットダウン状態等)を解除し
て、ホスト装置がHDDを利用できるようにしている。
【0005】また上記公報記載の技術では、以上の処
理、つまりHDD全体の保護、或いは記録データ、ヘッ
ド等の保護のための処理に加えて、環境仕様の違反内容
(違反項目)、更には違反内容(違反項目)に対応した
対処方法を表示または音声によりユーザに通知すること
により、HDDの使用環境に関してユーザが何らかの対
策を施せるようにしている。また上記公報記載の技術で
は、HDD全体の保護、或いは記録データ、ヘッド等の
保護のための処理に加えて、環境仕様違反内容(を示す
エラーコード)が付加された環境仕様の違反の警告ステ
ータスをHDDからホスト装置に通知することにより、
環境仕様違反に関するホスト装置側での何らかの対策の
きっかけにして、ホスト装置側で環境仕様違反に対して
それを緩和する対策がとれるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
HDDを含むシステムでは、HDDの環境状態を各種セ
ンサを用いて検知し、環境仕様違反時には、HDD自身
が当該HDDをロック状態にするか或いはシャットダウ
ン状態にしてHDD全体を保護するとか、ヘッドをディ
スク上のデータ領域から非データ領域に移動させること
で記録データやヘッドを保護する対策をとっていた。ま
たHDDはこの対策に加えて、環境仕様の違反内容や違
反内容に対応した対処方法をユーザに通知するとか、環
境仕様違反内容が付加された警告ステータスをホスト装
置に通知することで、ユーザまたはホスト装置側でも何
らかの対策がとれるようにしていた。
【0007】このように従来技術においては、環境仕様
違反時には、HDDが一方的に対策をとっており、ホス
ト装置或いはユーザの関与する余地はなかった。確かに
上記従来技術では、環境仕様の違反内容や違反内容に対
応した対処方法をHDDからユーザに通知するとか、環
境仕様違反内容が付加された警告ステータスをHDDか
らホスト装置に通知することで、ユーザまたはホスト装
置側でも何らかの対策がとれるようにもなっている。し
かし、ユーザまたはホスト装置側でとれる対策は、現在
HDDがロック状態、或いはシャットダウン状態等にあ
ることを前提とするもので、限られてしまう。つまり従
来技術では、環境仕様違反時の対策をホスト装置やユー
ザの意向に沿って行う柔軟性に欠けていた。しかも、H
DDで検知される環境仕様違反は、1つの環境項目(環
境種類)について1種類(1レベル)だけであり、その
項目に付いての環境仕様違反時のHDD内での対策も固
定されていた。つまり、HDD内での対策自体も環境仕
様違反状況に応じた多様な対策ではなかった。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ディスク装置で環境仕様違反が発生した
場合、その環境仕様違反の種類に適合し、且つホスト装
置またはユーザの意向に沿った対策をとることができる
ディスク装置を含むシステムにおける環境仕様違反時処
理方法及びシステムを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、ディスク装置での環
境仕様違反のレベルを各環境項目毎に多段階に設定する
ことにより、ディスク装置で環境仕様違反が発生した場
合、その環境仕様違反の種類及び違反レベルに適合し、
且つホスト装置またはユーザの意向に沿った対策をとる
ことができるディスク装置を含むシステムにおける環境
仕様違反時処理方法及びシステムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、ディスク装置と当該ディスク装置を利用するホス
ト装置とを含むシステムにおいて実行される環境仕様違
反時処理方法が提供される。この方法は、ディスク装置
の予め定められた環境項目毎の環境状態を検知するステ
ップと、上記環境項目毎の環境状態検知結果から、環境
状態が予め定められた環境仕様から外れている環境仕様
違反を上記環境項目毎に検出するステップと、上記環境
項目毎の環境仕様違反の検出結果をディスク装置内のエ
ラーレジスタに保持するステップと、ディスク装置内の
エラーレジスタの内容をホスト装置内に読み込んで環境
仕様違反となった環境項目を判別するステップと、上記
環境仕様違反となった環境項目が判別された場合、その
判別された環境項目に対して予め定められている環境仕
様違反に対する対策の候補の一覧をホスト装置からユー
ザに提示して、当該ユーザが望む対策を選択させるステ
ップと、上記対策候補一覧から選択された対策を、その
対策に適合したホスト装置またはディスク装置で実行す
るステップとを備えたことを特徴とする。
【0011】上記第1の観点に係る発明においては、デ
ィスク装置のある環境項目についての環境状態が環境仕
様で定められた製品保証範囲から外れて環境仕様違反と
なった場合、ディスク装置内のエラーレジスタの内容を
ホスト装置が読み込むことにより、環境仕様違反となっ
た環境項目が判別されて、その環境項目の環境仕様違反
に固有の対策候補一覧がホスト装置からユーザに提示さ
れて、ユーザが望む対策の選択に供される。ユーザによ
り選択された対策は、その対策に適合したホスト装置ま
たはディスク装置で実行される。これにより、ディスク
装置で環境仕様違反が発生した場合、その環境仕様違反
の種類に適合し、且つユーザの意向に沿った対策をとる
ことが可能となる。
【0012】ここで、ホスト装置側が実行する対策候補
として、環境状態を環境仕様で定められた製品保証範囲
に調整する対策を、ディスク装置側が実行する対策候補
として、製品保証範囲外での動作(強制動作)、動作停
止等を設定することで、ユーザがディスク装置の使用環
境、或いは使用条件を選択することが可能となる。ま
た、ディスク装置内のエラーレジスタの内容をホスト装
置が読み込むタイミングは、ホスト装置或いはディスク
装置のいずれの側で決定しても構わない。ホスト装置側
が決定する読み込みのタイミングとしては、予め定めら
れたタイミングが到来する都度、例えば定期的なタイミ
ングとすればよい。また、ディスク装置側が決定するタ
イミングとしては、環境仕様違反が検出された場合にデ
ィスク装置からホスト装置に割り込みを発生するように
して、この割り込みのタイミングとすればよい。
【0013】本発明の第2の観点に係る環境仕様違反時
処理方法は、上記第1の観点に係る環境仕様違反時処理
方法での環境項目毎の環境仕様違反検出に加えて、環境
仕様違反の検出時には、環境状態の環境仕様から外れて
いる程度を表す違反レベルを判別して、その違反レベル
をディスク装置内のステータスレジスタに保持すると共
に、ディスク装置からホスト装置へのエラーレジスタ読
み込みにより環境仕様違反の発生が判別された場合に、
少なくとも環境仕様違反となった環境項目に対応する上
記ステータスレジスタの内容をホスト装置内に読み込ん
で、環境仕様違反の環境項目の違反レベルを判別し、そ
の判別された環境項目の違反レベルに対して予め定めら
れている環境仕様違反に対する対策の候補の一覧をホス
ト装置からユーザに提示して、当該ユーザが望む対策を
選択させるようにしたことを特徴とする。
【0014】上記第2の観点に係る発明においては、単
に環境項目毎の環境仕様違反だけでなく、環境仕様違反
となった環境項目の環境状態が環境仕様(で定められた
製品保証範囲)から外れている程度を表す違反レベルを
も判別して、その環境項目の違反レベルに固有の対策候
補の一覧をユーザに提示して、当該ユーザが望む対策を
選択させることにより、環境仕様違反の種類だけでなく
環境仕様違反の程度に適合し、且つユーザの意向に沿っ
た対策をとることが可能となる。ここで、違反レベル
に、環境仕様で定められた製品保証範囲に対して設計マ
ージンの範囲内のずれであることを表す違反レベルを含
めるならば、製品保証範囲は一般に設計マージンを考慮
して狭く設定されているために、設計マージンの範囲内
のずれではディスク装置は十分動作可能であることか
ら、より一層環境仕様違反の程度に適合した柔軟性に富
む対策をとることが可能となる。
【0015】また、上記第1(第2)の観点に係る環境
仕様違反時処理方法において対策候補一覧の中からユー
ザが所望する対策を当該ユーザに選択させる代わりに、
各環境項目(各環境項目の各違反レベル)毎に、その環
境項目(違反レベル)の環境仕様違反が発生した際に実
行すべき対策を、予めホスト装置において対応する対策
候補一覧の中から選択的に定めておき、ある環境項目の
環境仕様違反が実際に発生した場合には、その環境仕様
違反(環境仕様違反の違反レベル)に対して予め選択的
に定められている対策を、その対策に適合したホスト装
置またはディスク装置で実行することも可能である。こ
のようにすると、環境仕様違反の種類(だけでなく環境
仕様違反の程度)に適合し、且つホスト装置の意向に沿
った対策をとることが可能となり、しかもユーザが環境
使用違反時に対策を選択する手間や時間を省くことも可
能となる。
【0016】また、上記第1(第2)の観点に係る環境
仕様違反時処理方法において、環境仕様違反が発生する
都度、対策候補一覧からの対策選択をユーザに行わせる
代わりに、環境項目毎(環境項目毎の違反レベル毎)
に、当該環境項目の環境仕様違反が発生した場合の対策
の候補の一覧をホスト装置からユーザに提示して、当該
ユーザが望む対策を予め選択させ、その選択結果を記憶
装置に保存しておくことにより、ある環境項目の環境仕
様違反が実際に発生した場合には、その環境項目(環境
項目の環境仕様違反の違反レベル)に対して予めユーザ
により選択されて記憶装置に保存されている対策を、そ
の対策に適合したホスト装置またはディスク装置で実行
することも可能である。このようにすると、ユーザが環
境使用違反時に対策を選択する手間や時間を省くことが
可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置を含むシステムの構成を、当該磁
気ディスク装置の内部構成を中心に示すブロック図であ
る。
【0018】磁気ディスク装置(以下、HDD)1はホ
ストインタフェース2を介してホスト(ホスト装置)3
に接続されている。HDD1において、記録媒体として
のディスク11の例えば各ディスク面はデータが磁気記
録される記録面をなしている。各記録面には、同心円状
の多数のトラック(データトラック)111が配置され
たリング状のデータ領域112が確保されている。ま
た、ディスク11の例えば最内周側のリング状の領域は
非データ領域113となっている。ディスク11の各記
録面に対応してそれぞれヘッド(磁気ヘッド)12が配
置されている。ヘッド12は、ディスク11へのデータ
書き込み(データ記録)及びディスク11からのデータ
読み出し(データ再生)に用いられる。なお、図1の構
成では、単一枚のディスク11を備えたHDD1を想定
しているが、ディスク11が複数枚積層配置されたHD
D1であっても構わない。
【0019】ディスク11の各記録面には、複数のサー
ボ領域(図示せず)がディスク中心から放射状に且つデ
ィスク円周方向に等間隔で配置されている。サーボ領域
には、ヘッド12のシーク・位置決め等に用いられるサ
ーボデータが記録されている。
【0020】ヘッド12はロータリ型のアクチュエータ
13の先端に取り付けられており、当該アクチュエータ
13の回動(角度回転)に従ってディスク11の半径方
向に移動する。これにより、ヘッド12は、目標トラッ
ク上にシーク・位置決めされるようになっている。ディ
スク11の最外周近傍には、ランプ(ランプ機構)10
が配置されている。ランプ10は、ディスク11の回転
停止状態、或いはスタンバイモード等においてヘッド1
2を退避させておくためのヘッド退避機構である。ラン
プ10は、ディスク11に近接して、且つアクチュエー
タ13の先端の移動経路上の所定位置に設けられてい
る。
【0021】ディスク11はスピンドルモータ(以下、
SPMと称する)14により高速に回転する。アクチュ
エータ13は、当該アクチュエータ13の駆動源となる
ボイスコイルモータ(以下、VCMと使用する)15を
有しており、当該VCM15により駆動される。
【0022】SPM14及びVCM15は、ドライバI
C(Integrated Circuit)16からそれぞれ供給される
駆動電流により駆動される。ドライバIC16は1チッ
プ化されたモータドライバであり、SPMドライバ及び
VCMドライバを構成する。ドライバIC16からSP
M14及びVCM15にそれぞれ供給される駆動電流を
決定するための値(制御量)は、CPU21により決定
される。
【0023】ヘッド12はフレキシブルプリント回路基
板(FPC)に実装されたヘッドIC17と接続されて
いる。ヘッドIC17は、ヘッド12により読み出され
たリード信号を増幅するリードアンプ、及びライトデー
タをライト電流に変換するライトアンプを含む、1チッ
プ化されたヘッドアンプ回路である。
【0024】ヘッドIC17は、リード/ライトチャネ
ル(以下、R/Wチャネルと称する)18と接続されて
いる。R/Wチャネル18は、ヘッドIC17から出力
される増幅されたリード信号に対するA/D(アナログ
/デジタル)変換処理、ライトデータの符号化処理及び
リードデータの復号化処理等の各種の信号処理を実行す
る。R/Wチャネル18は、リード信号をパルス化して
パルス化リードデータとして出力するパルス化機能と、
ゲートアレイ20からのタイミング信号(バーストタイ
ミング信号)に応じてサーボデータ中のバースト信号を
抽出する機能とを有している。このバースト信号はCP
U21に送られて、ヘッド12を目標トラックに位置決
めするための位置決め制御、つまりトラック追従制御に
用いられる。
【0025】さて、HDD1は当該HDD1の予め定め
られた環境項目(環境種類)についての環境状態を検知
する複数のセンサ19を有している。HDD1で扱われ
る環境項目には、温度、湿度、振動(衝撃)、気圧(高
度)、電源電圧等があり、各センサ19は、それぞれ温
度を検知する温度センサ、湿度を検知する湿度センサ、
振動(衝撃)を検知する振動センサ、気圧(高度)を制
御する気圧センサ、電源電圧を検知する電圧センサ等で
ある。
【0026】各センサ19はゲートアレイ20と接続さ
れている。ゲートアレイ20は、R/Wチャネル18か
ら出力されるリードパルスからバーストタイミング信号
を含む各種タイミング信号を生成する機能と、サーボデ
ータに含まれているトラックコードを抽出する機能とを
有している。このトラックコードは、CPU21に送ら
れて、ヘッド12を目標トラックに移動するシーク制御
に用いられる。ゲートアレイ19はまた、各センサ19
の出力を受けて環境項目毎の環境仕様違反の有無と違反
の程度を表す違反レベルとを検出する環境仕様違反検出
回路201を有している。
【0027】CPU21は、当該CPU21が実行する
制御プログラムが格納された不揮発性メモリ、例えばF
ROM(Flash Read Only Memory)22と、当該CPU
21のワーク領域等を提供するRAM(Random Access
Memory)23とを内蔵している。CPU21は、FRO
M22に格納されている制御プログラムに従って装置
(HDD)内各部を制御する。
【0028】ディスクコントローラ(以下、HDCと称
する)24は、R/Wチャネル18によって符号化され
たリードデータをゲートアレイ20からの制御用の各信
号に従って処理することにより、ホストに転送すべきデ
ータを生成する。またHDC24は、ホストから転送さ
れたライトデータをゲートアレイ20からの制御用の各
信号に従って符号化してR/Wチャネル18に転送す
る。
【0029】HDC24は、図2に示すように、エラー
レジスタ241と、ステータスレジスタ242と、選択
内容レジスタ243とを含んでいる。エラーレジスタ2
41は、環境仕様違反検出回路201による環境項目毎
の違反(エラー)の有無を示すに用いられる。ステータ
スレジスタ242は、環境項目毎の違反(エラー)のレ
ベル(エラーレベル)を示すのに用いられる。選択内容
レジスタ243は、ホスト3から転送される、例えばユ
ーザが選択した環境仕様違反の対策レベルを示すのに用
いられる。
【0030】ここでHDD1内のCPU21、HDC2
4及びセンサ19は、HDD1に電源が投入されている
状態では、常に動作可能状態(但し、省電力モードでよ
い)に設定される。
【0031】ホスト3は、図2に示すように、当該ホス
ト3の主制御部をなすCPU31と、表示器等の出力デ
バイス及びキーボード等の入力デバイスを含む入出力部
32と、HDD1の温度及び湿度環境が調整可能な環境
調整装置33とを備えている。図1のシステムが車載機
である場合には、環境調整装置33には車両に搭載のエ
アーコンディショナー(いわゆるエアコン)を利用する
ことが可能である。
【0032】CPU31は、ステータスレジスタ311
と、エラーレジスタ312と、選択内容レジスタ313
と、FROM314と、RAM315とを含んでいる。
ステータスレジスタ311及びエラーレジスタ312
は、CPU31が適宜HDD1をアクセスすることで取
得される、当該HDD1のHDC24内のステータスレ
ジスタ241及びエラーレジスタ242の内容をそれぞ
れ保持するのに用いられる。選択内容レジスタ313
は、エラーレジスタ312に保持されている違反レベル
の示す程度の環境仕様違反に対応した対策レベルの中か
ら、例えばユーザにより選択された対策レベルを保持す
るのに用いられる。
【0033】FROM314には、各環境項目につい
て、違反レベル毎の対策レベルを示すテーブルと、当該
テーブルをもとに環境仕様違反に対応した対策レベルの
中から実行すべき対策内容を表す対策レベルをユーザに
選択させるための処理手順と、選択された対策レベルに
対応する環境違反対策を実行するための処理手順とを含
む制御プログラムが格納されている。
【0034】図3に、温度と気圧の各環境項目につい
て、環境仕様違反レベル及び当該違反レベルで示される
環境範囲と、当該違反レベル毎に実行可能な対策内容及
び当該対策内容を示す対策レベルとの対応関係の一例を
示す。
【0035】図3の例から明らかなように、本実施形態
の特徴は、各環境項目毎の環境仕様違反を、従来技術の
ように単に製品保証範囲から外れている状態の1種類
(1レベル)だけとするのではなく、設計マージン範囲
を考慮した複数種類(複数レベル)とする点にある。
【0036】環境項目が温度の場合を例にとると、温度
の環境仕様の違反レベル(エラーレベル)は、レベルT
VL1,TVL2,TVL3,TVL4の4種類であ
る。レベルTVL1及びTVL2は、温度が製品保証範
囲(5℃〜55℃)から設計マージン範囲(5℃)だ
け、それぞれ低温側及び高温側に外れている温度範囲
(0℃〜5℃及び55℃〜60℃)にある軽度の環境仕
様違反のレベルを示す。レベルTVL3及びTVL4
は、温度が設計マージン範囲を考慮した温度範囲(0℃
〜60℃)からそれぞれ低温側及び高温側に外れている
温度範囲(0℃以下及び60℃以上)にある重度の環境
仕様違反のレベルを示す。なお、レベルTVL0は温度
が製品保証範囲内にある正常レベルを示す。
【0037】同様に、環境項目が気圧の場合を例にとる
と、気圧の環境仕様の違反レベルは、レベルAVL1,
AVL2の2種類である。レベルAVL1は、気圧が製
品保証範囲(0.7〜1気圧)(0.7気圧≒標高30
00m)から設計マージン範囲(0.1気圧)だけ、そ
れぞれ低圧側に外れている気圧範囲(0.6〜0.7気
圧)にある軽度の環境仕様違反のレベルを示す。レベル
AVL2は、気圧が設計マージン範囲を考慮した気圧範
囲(0.6〜0.7気圧)から低圧側に外れている気圧
範囲(0.6気圧以下)にある重度の環境仕様違反のレ
ベルを示す。なお、レベルAVL0は気圧が製品保証範
囲内にある正常レベルを示す。
【0038】また本実施形態の特徴は、各環境仕様違反
レベルについて、その違反に対処するための1つまたは
複数の対策案が予め用意され、その中からユーザが所望
の対策案を選択することで、対応する処理がHDD1ま
たはホスト3で実行される点にもある。ここでは、軽度
の環境仕様違反レベルに対しては、複数の対策案が用意
される。この複数の対策案(対策内容)は、それぞれ対
策の程度(レベル)が異なることから、その対策案を示
す情報を対策レベルと呼ぶ。
【0039】図3では、温度を例にとると、違反レベル
TVL1に対しては、4種の対策レベルTSL11,T
SL12,TSL13,TSL14が用意されている。
対策レベルTSL11が選択された場合、HDD1に
て、強制動作(製品保証範囲から外れている状態での動
作)と、ヘッドIC17からヘッド12に供給されるラ
イト電流を増加する動作とが行われる。このライト電流
の増加は、製品保証範囲から温度が低温側に設計マージ
ン範囲だけずれた場合でも、正しいライト動作を可能と
するために行われるものである。
【0040】次に、対策レベルTSL12が選択された
場合、HDD1にて、ヘッド12をディスク11上のデ
ータ領域112からディスク11外のランプ10に移動
するヘッドリトラクト動作が行われる。このヘッドリト
ラクト動作は、データ領域に記録されているデータの破
壊を防止すると共にヘッドを保護するために行われる。
なお、対策レベルTSL12が選択された場合、ヘッド
12をディスク11上のデータ領域112から非データ
領域113に移動するようにしても構わない。これは、
ランプ10に代えて非データ領域113をヘッド12の
退避箇所、いわゆるCSS(Contact Start Stop)領域
として使用する場合に適している。
【0041】次に、対策レベルTSL13が選択された
場合、ホスト3にて環境調整装置33を制御すること
で、対応する環境(温度)を製品保証範囲(正常範囲)
に調整する動作が行われる。次に、対策レベルTSL1
4が選択された場合、HDD1にて自身の動作が停止さ
れる。
【0042】図4に、HDD1のHDC24中のエラー
レジスタ241、ステータスレジスタ242及び選択内
容レジスタ243(ホスト3のCPU31中のエラーレ
ジスタ311、ステータスレジスタ312及び選択内容
レジスタ313)の対応関係の一例を示す。
【0043】エラーレジスタ241(311)の各ビッ
ト(エラービット)は、各センサ19で検知される環境
項目に対応しており、当該環境項目の違反(エラー)の
有無を示す。エラーレジスタ241(311)は、温度
が環境仕様違反となったか否かを例えば1/0で示すエ
ラービットTEと、気圧が環境仕様違反となったか否か
を例えば1/0で示すエラービットAEとを含む。
【0044】ステータスレジスタ242(312)は、
エラーレジスタ241(311)の各エラービットにそ
れぞれ対応する複数の違反レベルビットを含む。具体的
には、ステータスレジスタ242(312)は、エラー
レジスタ241(311)のエラービットTEに対応
し、違反レベルがTVL1〜TVL4のいずれであるか
を例えば1/0で示す違反レベルビットTVL1〜TV
L4と、エラーレジスタ241(311)のエラービッ
トAEに対応し、違反レベルがAVL1,AVL2のい
ずれであるかを例えば1/0で示す違反レベルビットA
VL1,AVL2とを含む。
【0045】選択内容レジスタ243(313)は、ス
テータスレジスタ242(312)の各違反レベルビッ
トにそれぞれ対応する1つまたは複数の対策レベルビッ
トを含む。具体的には、選択内容レジスタ243(31
3)は、ステータスレジスタ242(312)の違反レ
ベルビットTVL1に対応し、選択された(実行すべ
き)対策レベルがTSL11〜TSL14のいずれであ
るかを例えば1/0で示す対策レベルビットTSL11
〜TSL14と、ステータスレジスタ242(312)
の違反レベルビットTVL2に対応し、選択された(実
行すべき)対策レベルがTSL21〜TSL24のいず
れであるかを例えば1/0で示す対策レベルビットTS
L21〜TSL24と、ステータスレジスタ242(3
12)の違反レベルビットTVL3に対応し、選択され
た(実行すべき)対策レベルがTSL31,TSL32
のいずれであるかを例えば1/0で示す対策レベルビッ
トTSL31,TSL32と、ステータスレジスタ24
2(312)の違反レベルビットTV4に対応し、選択
された(実行すべき)対策レベルがTSL41,TSL
42のいずれであるかを例えば1/0で示す対策レベル
ビットTSL41,TS42とを含む。
【0046】なお、ステータスレジスタ242(31
2)に、エラーレジスタ241(311)のエラービッ
トに対応して、違反レベル自体を保持するフィールド
(違反レベルフィールド)を持たせるようにしても構わ
ない。同様に、選択内容レジスタ243(313)に、
ステータスレジスタ242(312)の違反レベルビッ
ト(違反レベルフィールド)に対応して、対策レベル自
体を保持するフィールド(対策レベルフィールド)を持
たせるようにしても構わない。
【0047】次に、本実施形態の動作を、図5の動作説
明図及び図6のフローチャートを参照して説明する。H
DD1において、各センサ19は、当該センサ19に固
有の環境状態、即ち温度、湿度、振動(衝撃)、気圧
(高度)、電源電圧等を検知する。ゲートアレイ20内
の環境仕様違反検出回路201は、各センサ19の検知
出力を例えば定期的に読み込んで、対応する環境項目毎
に予め定められている複数の環境範囲と比較すること
で、該当する環境項目の現在の環境状態が当該複数の環
境範囲のいずれに該当するかを調べる。これにより環境
仕様違反検出回路201は、環境項目毎に、環境仕様違
反の有無と、環境仕様違反の場合の違反レベルとを検出
する。環境仕様違反検出回路201は、ある環境項目に
ついて環境仕様違反を検出した場合、環境仕様違反と共
に、その違反レベルをHDC24に通知する環境仕様違
反通知501を行う。
【0048】HDC24は、環境仕様違反検出回路20
1からの環境仕様違反通知501を受けて、エラーレジ
スタ241内の対応するエラービットを1に設定すると
共に、ステータスレジスタ242内の当該エラービット
に対応する違反レベルビットのうち、環境仕様違反検出
回路201から通知された違反レベルに対応する違反レ
ベルビットを1に設定する。これにより、例えば温度の
環境仕様違反と、違反レベルTVL1が通知された場合
であれば、エラーレジスタ241内のエラービットTE
と、ステータスレジスタ242内の違反レベルビットT
VL1とが、それぞれ1に設定される。
【0049】ホスト3内のCPU31は、予め定められ
たタイミングが到来する都度、例えば定期的に、HDD
1内のエラーレジスタ241の内容を当該CPU31内
のエラーレジスタ311に読み込むエラーレジスタ読み
込み502を行い、環境仕様違反の有無を調べる(ステ
ップS1)。もし、環境仕様違反が発生しているならば
(ステップS2)、即ち環境仕様に違反している環境項
目が存在するならば、CPU31は、HDD1内のステ
ータスレジスタ242から当該CPU31内のステータ
スレジスタ312に、環境仕様に違反している環境項目
に対応する違反レベルビットを全て読み込む違反レベル
読み込み503を行う(ステップS3)。なお、ステー
タスレジスタ242の内容をそのままステータスレジス
タ312に読み込むようにしても構わない。
【0050】CPU31は、ステータスレジスタ312
に読み込まれた、環境仕様に違反している環境項目に対
応する違反レベルビットの中から、1が設定されている
違反レベルビットを探すことで、環境仕様違反の違反レ
ベルを判別する(ステップS4)。CPU31は、この
判別結果をもとに、判別した環境仕様違反の違反レベル
に対応して予め用意されている対策レベル毎の対策内容
の一覧(対策候補一覧)を入出力部32(内の例えば表
示器)を介してユーザに提示することで、ユーザが望む
対策内容(を表す対策レベル)を選択させる対策候補一
覧表示504を行う(ステップS5)。ここで、ユーザ
が入出力部32のキーボード(或いはマウス)等を用い
て、対策候補一覧から所望の対策内容(を表す対策レベ
ル)を選択する操作を行うと、当該入出力部32からC
PU31に対して選択結果の通知505が行われる。
【0051】CPU31は、入出力部32から選択結果
が通知されると(ステップS6)、その通知された選択
結果、即ちユーザにより選択された対策内容(を表す対
策レベル)に応じて、選択内容レジスタ313内の対応
する対策レベルビットを1に設定する(ステップS
7)。
【0052】またCPU31は、ユーザにより選択され
た対策内容(を表す対策レベル)、即ち選択内容レジス
タ313の各対策レベルビットの状態から、ホスト3側
で行う対策内容であるかHDD1側で行う対策内容であ
るかを判定する(ステップS8)。
【0053】もし、ホスト3側で行う対策内容である場
合、例えば対策レベルTSL13,TSL23,TSL
31の示す対策内容など、環境を製品保証範囲に調整す
る対策内容の場合、CPU31はその対策内容を実行す
るために、環境調整装置33の起動・制御506を行う
(ステップS9)。これにより環境調整装置33は、例
えば温度を製品保証範囲に調整するためにHDD1を
(含む空間を)冷却または加熱するなど、環境調整50
7を実行する。
【0054】これに対し、HDD1側で行う対策内容で
ある場合、例えば対策レベルTSL11,TSL12,
TSL14の示す対策内容などの場合、ホスト3はユー
ザにより選択された対策内容を表す対策レベルをHDD
1に通知する対策レベル通知508を行う(ステップS
10)。
【0055】HDD1内のHDC24は、ホスト3(内
のCPU31)から通知された選択内容、即ちユーザに
より選択された対策内容(を表す対策レベル)に応じ
て、選択内容レジスタ243内の対応する対策レベルビ
ットを1に設定し、その旨をCPU21に通知する(ス
テップS11)。
【0056】これを受けてCPU21は、選択内容レジ
スタ243の示すユーザ指定の対策レベルに対応する対
策内容を実行するために、FROM22に格納されてい
る制御プログラムに従って、HDD1内の該当箇所の制
御509を行う(ステップS12)。
【0057】このように本実施形態においては、予め定
められたHDD1の環境項目(温度、湿度、振動、高
度、電源電圧など)のいずれが環境仕様違反となったか
を、ホスト3(内のCPU31)がHDD1(のHDC
24)内のエラーレジスタ241を定期的に読み込むこ
とで判別し、環境仕様違反となった環境項目を判別した
場合には、HDD1(のHDC24)内のステータスレ
ジスタ242を読み込んで環境仕様違反のレベルを判別
し、その環境項目の環境仕様違反のレベルに固有の対策
候補一覧からユーザが望む対策(対策レベル)を選択さ
せて、その選択された対策に応じて、当該対策をホスト
3で実行するか、或いはHDD1で実行させるようにし
た。このため、ユーザはHDD1のある環境項目につい
て環境仕様違反が発生した場合に、その環境項目の環境
仕様違反のレベルに対応したHDD1の使用環境、或い
は使用条件を選択でき、HDD1の環境状態(車載使
用、高地使用、振動時、寒冷地、熱帯地、電源の間違い
挿入等)に適合し且つユーザの意向に沿った対策が可能
となる。
【0058】なお、上記実施形態では、HDD1内のエ
ラーレジスタ241及びステータスレジスタ242の内
容を、ホスト3内のCPU31が任意のタイミングで読
み込む場合について説明したが、これに限るものではな
い。例えば、エラーレジスタ241内のエラービットが
1に設定された段階で、即ち環境仕様違反検出回路20
1で環境仕様違反が検出された段階で、HDD1内のH
DC24からホスト3に対して割り込み信号を送り、こ
の割り込み信号に応じてホスト3側が割り込み要因を調
べ、当該割り込み要因が環境仕様違反の場合に、その違
反レベルを調べて上記実施形態で述べたような処理を行
うようにしても構わない。この変形例の動作手順につい
て、上記実施形態との相違点を中心に、図7のフローチ
ャートを参照して簡単に説明する。
【0059】まず、HDD1内のHDC24は、環境仕
様違反検出回路201で環境仕様違反が検出された場
合、ホスト3に対して割り込み信号を送る(ステップS
21)。これを受けてホスト3内のCPU31は、割り
込み要因を調べるために、例えばHDD1内のエラーレ
ジスタ241の内容を当該CPU31内のエラーレジス
タ311に読み込んで環境仕様違反の有無を調べる(ス
テップS22)。もし、環境仕様違反が発生しているな
らば(ステップS23)、即ち割り込み要因が環境仕様
違反であるならば、CPU31は上記実施形態で適用さ
れた図6のフローチャート中のステップS3以降の処理
を行う。これにより、環境仕様違反レベルが判別され、
その違反レベルに対応した対策候補一覧がユーザに提示
され、ユーザにより選択された対策内容がホスト3また
はHDD1にて実行される。
【0060】また、上記実施形態では、各環境項目につ
いて、違反レベル毎の対策レベルを示すテーブルがホス
ト3内のFROM314に保存されているものとして説
明したが、これに限るものではない。例えば、上記テー
ブルがHDD1内のFROM22に保存されている構成
であっても構わない。ここでは、ホスト3内のCPU3
1がHDD1からステータスレジスタ242の内容を読
み込む際に、対応する違反レベルの対策レベルも全てC
PU31が読み込める構成とすればよい。
【0061】また、上記実施形態では、環境仕様違反検
出回路201により環境仕様違反が検出された場合に、
その違反レベルに対応して予め定められた対策内容(対
策レベル)の中から、実際に実行すべき対策内容がユー
ザにより選択されるものとして説明したが、これに限る
ものではない。例えば、各環境項目の各違反レベル毎
に、その違反レベルに対応して予め定められた対策内容
(対策レベル)の中から、その違反レベルで示される環
境仕様違反が実際に発生した際に適用される対策内容
(対策レベル)をホスト3にて予め選択的に定めてFR
OM314に保存しておき、環境仕様違反の発生時に
は、その対策内容をユーザに通知することなく自動的に
実行するようにしても構わない。この場合でも、環境仕
様違反の発生時において、ホストの意向に沿った対策の
実行が可能となる。ここで、各環境項目の各違反レベル
毎の対策内容(対策レベル)は、例えばホスト3及びH
DD1を含むシステムの形態等に応じて、ホスト3の製
造段階、出荷段階、または販売段階で定めればよい。
【0062】この他に、各環境項目の各違反レベル毎
に、その違反レベルに対応して予め定められた対策内容
(対策レベル)の中から、その違反レベルで示される環
境仕様違反が実際に発生した際に適用される対策内容
(対策レベル)を予めユーザにより選択させて、FRO
M314またはFROM22に格納しておき、環境仕様
違反の発生時には、その対策内容をユーザに通知するこ
となく自動的に実行するようにしても構わない。この場
合でも、環境仕様違反の発生時において、ユーザの意向
に沿った対策の実行が可能となり、しかも環境仕様違反
が発生する都度ユーザが対策内容を選択しなくて済むた
め、ユーザの手間が軽減されると共に、環境仕様違反発
生からその違反レベルに対応した対策の実行までのタイ
ムラグを減らすことが可能となる。
【0063】また、上記実施形態では、HDD1での環
境仕様違反のレベルを各環境項目毎に多段階に設定する
場合について説明したが、これに限るものではない。こ
の場合、環境仕様違反となった環境項目に対して予め定
められている対策候補の一覧をホスト3からユーザに提
示して、ユーザが望む対策を選択させればよい。この他
に、環境仕様違反が発生した場合に実行すべき対策を予
め対策候補の一覧の中からホスト3にて選択的に定めて
FROM314に保存しておき、環境仕様違反の発生時
には、その対策をユーザに通知することなく自動的に実
行するようにしても構わない。
【0064】また、上記実施形態では、本発明をHDD
(磁気ディスク装置)を含むシステムに適用した場合に
ついて説明したが、これに限るものではなく、本発明
は、光磁気ディスク装置、DVD装置、CD−ROM装
置などHDD以外のディスク装置を含むシステムにも同
様に適用可能である。
【0065】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つ
が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少
なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除
された構成が発明として抽出され得る。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、デ
ィスク装置で環境仕様違反が発生した場合、その環境仕
様違反の種類に適合し、且つホスト装置またはユーザの
意向に沿った対策をとることができる。
【0067】また本発明によれば、ディスク装置での環
境仕様違反のレベルを各環境項目毎に多段階に設定する
ことにより、ディスク装置で環境仕様違反が発生した場
合、その環境仕様違反の種類及び違反レベルに適合し、
且つホスト装置またはユーザの意向に沿った対策をとる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置を
含むシステムの構成を、当該磁気ディスク装置の内部構
成を中心に示すブロック図。
【図2】図1中のHDD1及びホスト3の本発明に直接
関係する部分の構成を示すブロック図。
【図3】温度と気圧の各環境項目について、環境仕様違
反レベル及び当該違反レベルで示される環境範囲と、当
該違反レベル毎に実行可能な対策内容及び当該対策内容
を示す対策レベルとの対応関係の一例を示す図。
【図4】エラーレジスタ241(311)、ステータス
レジスタ242(312)及び選択内容レジスタ243
(313)の対応関係の一例を示す図。
【図5】同実施形態における環境仕様違反発生時のデー
タ・制御の流れを説明するための動作説明図。
【図6】同実施形態における環境仕様違反発生時の動作
手順を示すフローチャート。
【図7】環境仕様違反発生時の動作手順の変形例を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1…HDD 2…ホストインタフェース 3…ホスト(ホスト装置) 10…ランプ 11…ディスク 12…ヘッド 14…SPM(スピンドルモータ) 19…センサ 20…ゲートアレイ 21,31…CPU 22,314…FROM 24…HDC(ディスクコントローラ) 112…データ領域 113…非データ領域 201…環境仕様違反検出回路 241,311…エラーレジスタ 242,312…ステータスレジスタ 243,313…選択内容レジスタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク装置と当該ディスク装置を利用
    するホスト装置とを含むシステムにおいて実行される環
    境仕様違反時処理方法であって、 前記ディスク装置の予め定められた環境項目毎の環境状
    態を検知するステップと、 前記環境項目毎の環境状態検知結果から、環境状態が予
    め定められた環境仕様から外れている環境仕様違反を前
    記環境項目毎に検出するステップと、 前記環境項目毎の環境仕様違反の検出結果を前記ディス
    ク装置内のエラーレジスタに保持するステップと、 前記ディスク装置内のエラーレジスタの内容を前記ホス
    ト装置内に読み込んで環境仕様違反となった環境項目を
    判別するステップと、 前記環境仕様違反となった環境項目が判別された場合、
    その判別された環境項目に対して予め定められている環
    境仕様違反に対する対策の候補の一覧を前記ホスト装置
    からユーザに提示して、当該ユーザが望む対策を選択さ
    せるステップと、 前記対策候補一覧から選択された対策を、その対策に適
    合した前記ホスト装置または前記ディスク装置で実行す
    るステップとを具備することを特徴とするディスク装置
    を含むシステムにおける環境仕様違反時処理方法。
  2. 【請求項2】 ディスク装置と当該ディスク装置を利用
    するホスト装置とを含むシステムにおいて実行される環
    境仕様違反時処理方法であって、 前記ディスク装置の予め定められた環境項目毎の環境状
    態を検知するステップと、 前記環境項目毎の環境状態検知結果から、前記環境状態
    が予め定められた環境仕様から外れている環境仕様違反
    を前記環境項目毎に検出すると共に、前記環境仕様違反
    の検出時には、前記環境状態の前記環境仕様から外れて
    いる程度を表す違反レベルを判別するステップと、 前記環境項目毎の環境仕様違反の検出結果を前記ディス
    ク装置内のエラーレジスタに保持すると共に、検出され
    た環境仕様違反の前記違反レベルを前記ディスク装置内
    のステータスレジスタに保持するステップと、 前記ディスク装置内のエラーレジスタの内容を前記ホス
    ト装置内に読み込んで、少なくとも環境仕様違反の発生
    の有無を判別するステップと、 前記環境仕様違反の発生が判別された場合、少なくとも
    前記環境仕様違反となった環境項目に対応する前記ディ
    スク装置内のステータスレジスタの内容を前記ホスト装
    置内に読み込んで、前記環境仕様違反の環境項目の違反
    レベルを判別するステップと、 前記環境仕様違反となった環境項目の違反レベルが判別
    された場合、その判別された環境項目の違反レベルに対
    して予め定められている環境仕様違反に対する対策の候
    補の一覧を前記ホスト装置からユーザに提示して、当該
    ユーザが望む対策を選択させるステップと、 前記対策候補一覧から選択された対策を、その対策に適
    合した前記ホスト装置または前記ディスク装置で実行す
    るステップとを具備することを特徴とするディスク装置
    を含むシステムにおける環境仕様違反時処理方法。
  3. 【請求項3】 ディスク装置と当該ディスク装置を利用
    するホスト装置とを含むシステムにおいて実行される環
    境仕様違反時処理方法であって、 前記ディスク装置の予め定められた環境項目毎の環境状
    態を検知するステップと、 前記環境項目毎の環境状態検知結果から、環境状態が予
    め定められた環境仕様から外れている環境仕様違反を前
    記環境項目毎に検出するステップと、 前記環境項目毎の環境仕様違反の検出結果を前記ディス
    ク装置内のエラーレジスタに保持するステップと、 前記ディスク装置内のエラーレジスタの内容を前記ホス
    ト装置内に読み込んで環境仕様違反となった環境項目を
    判別するステップと、 前記環境仕様違反となった環境項目が判別された場合、
    その判別された環境項目に対して前記ホスト装置にて予
    め定められている環境仕様違反に対する対策を、その対
    策に適合した前記ホスト装置または前記ディスク装置で
    実行するステップとを具備することを特徴とするディス
    ク装置を含むシステムにおける環境仕様違反時処理方
    法。
  4. 【請求項4】 ディスク装置と当該ディスク装置を利用
    するホスト装置とを含むシステムにおいて実行される環
    境仕様違反時処理方法であって、 前記ディスク装置の予め定められた環境項目毎の環境状
    態を検知するステップと、 前記環境項目毎の環境状態検知結果から、前記環境状態
    が予め定められた環境仕様から外れている環境仕様違反
    を前記環境項目毎に検出すると共に、前記環境仕様違反
    の検出時には、前記環境状態の前記環境仕様から外れて
    いる程度を表す違反レベルを判別するステップと、 前記環境項目毎の環境仕様違反の検出結果を前記ディス
    ク装置内のエラーレジスタに保持すると共に、検出され
    た環境仕様違反の前記違反レベルを前記ディスク装置内
    のステータスレジスタに保持するステップと、 前記ディスク装置内のエラーレジスタの内容を前記ホス
    ト装置内に読み込んで、少なくとも環境仕様違反の発生
    の有無を判別するステップと、 前記環境仕様違反の発生が判別された場合、少なくとも
    前記環境仕様違反となった環境項目に対応する前記ディ
    スク装置内のステータスレジスタの内容を前記ホスト装
    置内に読み込んで、前記環境仕様違反の環境項目の違反
    レベルを判別するステップと、 前記環境仕様違反となった環境項目の違反レベルが判別
    された場合、その判別された環境項目の違反レベルに対
    して前記ホスト装置にて予め定められている環境仕様違
    反に対する対策を、その対策に適合した前記ホスト装置
    または前記ディスク装置で実行するステップとを具備す
    ることを特徴とするディスク装置を含むシステムにおけ
    る環境仕様違反時処理方法。
  5. 【請求項5】 ディスク装置と当該ディスク装置を利用
    するホスト装置とを含むシステムにおいて実行される環
    境仕様違反時処理方法であって、 前記ディスク装置の予め定められた環境項目毎の環境状
    態を検知するステップと、 前記環境項目毎の環境状態検知結果から、環境状態が予
    め定められた環境仕様から外れている環境仕様違反を前
    記環境項目毎に検出するステップと、 前記環境項目毎の環境仕様違反の検出結果を前記ディス
    ク装置内のエラーレジスタに保持するステップと、 前記ディスク装置内のエラーレジスタの内容を前記ホス
    ト装置内に読み込んで環境仕様違反となった環境項目を
    判別するステップと、 前記環境項目毎に、当該環境項目の環境仕様違反が発生
    した場合の対策の候補の一覧を前記ホスト装置からユー
    ザに提示して、当該ユーザが望む対策を予め選択させ、
    その選択結果を記憶装置に保存するステップと、 前記環境仕様違反となった環境項目が判別された場合、
    その判別された環境項目に対して予めユーザにより選択
    されて前記記憶装置に保存されている対策を、その対策
    に適合した前記ホスト装置または前記ディスク装置で実
    行するステップとを具備することを特徴とするディスク
    装置を含むシステムにおける環境仕様違反時処理方法。
  6. 【請求項6】 ディスク装置と当該ディスク装置を利用
    するホスト装置とを含むシステムにおいて実行される環
    境仕様違反時処理方法であって、 前記ディスク装置の予め定められた環境項目毎の環境状
    態を検知するステップと、 前記環境項目毎の環境状態検知結果から、前記環境状態
    が予め定められた環境仕様から外れている環境仕様違反
    を前記環境項目毎に検出すると共に、前記環境仕様違反
    の検出時には、前記環境状態の前記環境仕様から外れて
    いる程度を表す違反レベルを判別するステップと、 前記環境項目毎の環境仕様違反の検出結果を前記ディス
    ク装置内のエラーレジスタに保持すると共に、検出され
    た環境仕様違反の前記違反レベルを前記ディスク装置内
    のステータスレジスタに保持するステップと、 前記ディスク装置内のエラーレジスタの内容を前記ホス
    ト装置内に読み込んで、少なくとも環境仕様違反の発生
    の有無を判別するステップと、 前記環境仕様違反の発生が判別された場合、少なくとも
    前記環境仕様違反となった環境項目に対応する前記ディ
    スク装置内のステータスレジスタの内容を前記ホスト装
    置内に読み込んで、前記環境仕様違反の環境項目の違反
    レベルを判別するステップと、 前記環境項目毎の前記違反レベル毎に、当該環境項目の
    環境仕様違反が発生した場合の対策の候補の一覧を前記
    ホスト装置からユーザに提示して、当該ユーザが望む対
    策を予め選択させ、その選択結果を記憶装置に保存する
    ステップと、 前記環境仕様違反となった環境項目の違反レベルが判別
    された場合、その判別された環境項目の違反レベルに対
    して予めユーザにより選択されて前記記憶装置に保存さ
    れている対策を、その対策に適合した前記ホスト装置ま
    たは前記ディスク装置で実行するステップとを具備する
    ことを特徴とするディスク装置を含むシステムにおける
    環境仕様違反時処理方法。
  7. 【請求項7】 前記違反レベルは、前記環境仕様で定め
    られた製品保証範囲に対して設計マージンの範囲内のず
    れであることを表す違反レベルを含むことを特徴とする
    請求項2、請求項4または請求項6記載のディスク装置
    を含むシステムにおける環境仕様違反時処理方法。
  8. 【請求項8】 前記ディスク装置内のエラーレジスタの
    内容を前記ホスト装置内に読み込む前記ステップを、予
    め定められたタイミングの都度実行することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のディスク装
    置を含むシステムにおける環境仕様違反時処理方法。
  9. 【請求項9】 前記環境仕様違反が検出された場合、前
    記ディスク装置から前記ホスト装置に割り込みを発生す
    るステップを更に具備し、 前記ディスク装置内のエラーレジスタの内容を前記ホス
    ト装置内に読み込む前記ステップを、前記ディスク装置
    からの割り込みに応じて実行することを特徴とする請求
    項1乃至請求項6のいずれかに記載のディスク装置を含
    むシステムにおける環境仕様違反時処理方法。
  10. 【請求項10】 ディスク装置と当該ディスク装置を利
    用するホスト装置とから構成され、 前記ディスク装置は、当該ディスク装置の予め定められ
    た環境項目毎の環境状態を検知する複数のセンサと、前
    記複数のセンサの環境状態検知結果から、環境状態が予
    め定められた環境仕様から外れている環境仕様違反を前
    記環境項目毎に検出する環境仕様違反検出回路と、前記
    環境仕様違反検出回路による前記環境項目毎の環境仕様
    違反の検出結果を保持するエラーレジスタとを備え、 前記ホスト装置は、前記ディスク装置内のエラーレジス
    タの内容を当該ホスト装置内に読み込んで環境仕様違反
    となった環境項目を判別する手段と、前記環境仕様違反
    となった環境項目が判別された場合、その判別された環
    境項目に対して予め定められている環境仕様違反に対す
    る対策の候補の一覧をユーザに提示して、当該ユーザが
    望む対策を選択させる手段と、前記対策候補一覧から選
    択された対策を前記ホスト装置または前記ディスク装置
    のいずれで実行すべきか判定する手段と、前記ディスク
    装置の予め定められた環境項目についての環境調整が可
    能な環境調整装置と、前記判定手段により前記ホスト装
    置で実行すべき対策と判定された場合には、前記環境調
    整装置を制御して当該対策を実行し、前記ディスク装置
    で実行すべき対策と判定された場合には、当該対策を前
    記ディスク装置により実行させる制御手段とを備えてい
    ることを特徴とするディスク装置を含むシステム。
  11. 【請求項11】 ディスク装置と当該ディスク装置を利
    用するホスト装置とから構成され、 前記ディスク装置は、当該ディスク装置の予め定められ
    た環境項目毎の環境状態を検知する複数のセンサと、前
    記複数のセンサの環境状態検知結果から、環境状態が予
    め定められた環境仕様から外れている環境仕様違反を前
    記環境項目毎に検出すると共に、前記環境仕様違反の検
    出時には、前記環境状態の前記環境仕様から外れている
    程度を表す違反レベルを判別する環境仕様違反検出回路
    と、前記環境仕様違反検出回路による前記環境項目毎の
    環境仕様違反の検出結果を保持するエラーレジスタと、
    前記検出された環境仕様違反の前記違反レベルを保持す
    るステータスレジスタとを備え、 前記ホスト装置は、前記ディスク装置内のエラーレジス
    タの内容を当該ホスト装置内に読み込んで、少なくとも
    環境仕様違反の発生の有無を判別する手段と、前記環境
    仕様違反の発生が判別された場合、少なくとも前記環境
    仕様違反となった環境項目に対応する前記ディスク装置
    内のステータスレジスタの内容を前記ホスト装置内に読
    み込んで、前記環境仕様違反の環境項目の違反レベルを
    判別する手段と、前記環境仕様違反となった環境項目の
    違反レベルが判別された場合、その判別された環境項目
    の違反レベルに対して予め定められている環境仕様違反
    に対する対策の候補の一覧をユーザに提示して、当該ユ
    ーザが望む対策を選択させる手段と、前記対策候補一覧
    から選択された対策を前記ホスト装置または前記ディス
    ク装置のいずれで実行すべきか判定する手段と、前記デ
    ィスク装置の予め定められた環境項目についての環境調
    整が可能な環境調整装置と、前記判定手段により前記ホ
    スト装置で実行すべき対策と判定された場合には、前記
    環境調整装置を制御して当該対策を実行し、前記ディス
    ク装置で実行すべき対策と判定された場合には、当該対
    策を前記ディスク装置により実行させる制御手段とを備
    えていることを特徴とするディスク装置を含むシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 予め定められた環境項目毎の環境状態
    を検知する複数のセンサと、前記複数のセンサの環境状
    態検知結果から、環境状態が予め定められた環境仕様か
    ら外れている環境仕様違反を前記環境項目毎に検出する
    環境仕様違反検出回路と、前記環境仕様違反検出回路に
    よる前記環境項目毎の環境仕様違反の検出結果を保持す
    るエラーレジスタとを備えたディスク装置を利用するホ
    スト装置であって、 前記ディスク装置内のエラーレジスタの内容を読み込ん
    で環境仕様違反となった環境項目を判別する手段と、 前記環境仕様違反となった環境項目が判別された場合、
    その判別された環境項目に対して予め定められている環
    境仕様違反に対する対策の候補の一覧をユーザに提示し
    て、当該ユーザが望む対策を選択させる手段と、 前記対策候補一覧から選択された対策を前記ホスト装置
    または前記ディスク装置のいずれで実行すべきか判定す
    る手段と、 前記判定手段により前記ホスト装置で実行すべき対策と
    判定された場合には、前記ディスク装置の予め定められ
    た環境項目についての環境調整が可能な環境調整装置を
    制御して当該対策を実行し、前記ディスク装置で実行す
    べき対策と判定された場合には、当該対策を前記ディス
    ク装置により実行させる制御手段とを具備することを特
    徴とするディスク装置を利用するホスト装置。
  13. 【請求項13】 予め定められた環境項目毎の環境状態
    を検知する複数のセンサと、前記複数のセンサの環境状
    態検知結果から、環境状態が予め定められた環境仕様か
    ら外れている環境仕様違反を前記環境項目毎に検出する
    と共に、前記環境仕様違反の検出時には、前記環境状態
    の前記環境仕様から外れている程度を表す違反レベルを
    判別する環境仕様違反検出回路と、前記環境仕様違反検
    出回路による前記環境項目毎の環境仕様違反の検出結果
    を保持するエラーレジスタと、前記検出された環境仕様
    違反の前記違反レベルを保持するステータスレジスタと
    を備えたディスク装置を利用するホスト装置であって、 前記ディスク装置内のエラーレジスタの内容を読み込ん
    で、少なくとも環境仕様違反の発生の有無を判別する手
    段と、 前記環境仕様違反の発生が判別された場合、少なくとも
    前記環境仕様違反となった環境項目に対応する前記ディ
    スク装置内のステータスレジスタの内容を読み込んで、
    前記環境仕様違反の環境項目の違反レベルを判別する手
    段と、 前記環境仕様違反となった環境項目の違反レベルが判別
    された場合、その判別された環境項目の違反レベルに対
    して予め定められている環境仕様違反に対する対策の候
    補の一覧をユーザに提示して、当該ユーザが望む対策を
    選択させる手段と、 前記対策候補一覧から選択された対策を前記ホスト装置
    または前記ディスク装置のいずれで実行すべきか判定す
    る手段と、 前記判定手段により前記ホスト装置で実行すべき対策と
    判定された場合には、前記ディスク装置の予め定められ
    た環境項目についての環境調整が可能な環境調整装置を
    制御して当該対策を実行し、前記ディスク装置で実行す
    べき対策と判定された場合には、当該対策を前記ディス
    ク装置により実行させる制御手段とを具備することを特
    徴とするディスク装置を利用するホスト装置。
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