JP4530013B2 - 車載用ナビゲーション装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスクドライブを有する車載用ナビゲーション装置に関し、特に、標高の高い地域でのハードディスクドライブへのアクセス制御に関する。
従来、地図データに基づいて現在位置周辺の地図をディスプレイに表示したり、目的地までの最適な経路を計算して走行案内を行う車載用ナビゲーション装置において、地図データ等を記憶するための記憶媒体としてハードディスクドライブを用いたものが広く普及している。また、ハードディスクドライブの大量な記憶容量を利用して、地図データだけでなく、車載用ナビゲーション装置が作動するためのアプリケーションソフトウェアや、車載用ナビゲーション装置に一体化されたオーディオ機能で利用するための音楽データや映像データ等をハードディスクドライブに記憶させるものがある。
ハードディスクドライブは、磁性体を塗布した記憶媒体であるディスクに磁気ヘッドを用いて情報を記録又は読み出す記憶装置である。ハードディスクドライブの作動時においては、高速で回転するディスクと共に回転する空気の圧力によってディスク上方に位置する磁気ヘッドがディスクから極わずかだけ浮き上がる構造となっている。よって、周辺の気圧が著しく低下している環境下でハードディスクドライブが作動すると、磁気ヘッドを浮上させる空気圧の低下によりディスクと磁気ヘッドとの間隔を適正な状態に維持できなくなる。その結果、ディスクと磁気ヘッドが衝突することでディスクを損傷してしまうおそれがある。そして、気圧は高度が上昇するにつれて低下するため、ハードディスクドライブには高度による使用限界がある。一般的には、ハードディスクドライブの高度に対する動作保証は、高度3000m(約0.7気圧)〜5000m(約0.5気圧)程度までとなっている。
したがって、ハードディスクドライブを搭載した車載用ナビゲーション装置においては、ハードディスクドライブの作動が保証されている高度を超えるような高高地(例えば、3000m級、あるいは4000〜5000m級の道路)での使用が想定される場合、ハードディスクドライブの破損を防止するための対策が必要となる。
そこで、車両が所定の高度(例えば3000m)以上に到達したときに、ハードディスクドライブに記憶されている地図データの一部を外部メモリに記憶した後、ハードディスクドライブを停止し、3000m以上の高高地を走行中には外部メモリに記憶されている地図データに基づいて経路案内を行う技術が案出されている(例えば、特許文献1参照)。このような技術により、高高地においてハードディスクドライブを停止させることでハードディスクドライブの破損を防止しながらも、経路案内を継続可能にすることを実現している。
特開2004−317385号公報
特許文献1に記載の技術では、車両の走行中に3000m以上の高高地に到達するような状況においてハードディスクドライブの保護を実現している。しかしながら、車載用ナビゲーション装置の高高地での起動時におけるハードディスクドライブの保護に関しては想定されていないため、以下のような問題については解決できない。
従来のハードディスクドライブ搭載型の車載用ナビゲーション装置では、車両の走行開始に伴う車載用ナビゲーション装置の起動時において、起動に必要なアプリケーションプログラムや地図データ等をハードディスクドライブからワークメモリに読み込む必要がある。したがって、従来の車載用ナビゲーション装置では、3000m以上の高高地において車両を停止して車載用ナビゲーション装置を休止状態にした後、次の走行開始時に再び起動させる場合、データ読み込みのためにハードディスクドライブへのアクセスが通常どおりに行われる。その結果、現在位置が高高地であるにも関わらずハードディスクドライブを作動させてしまうことで、ハードディスクドライブを破損させる可能性がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされており、ハードディスクドライブの作動が保証されている高度を超える高高地で車載用ナビゲーション装置を起動させる場合において、ハードディスクドライブを破損させないための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置は、次のような特徴を有する。
地図データを記憶する記憶装置としてハードディスクドライブを備え、このハードディスクドライブから読み出した地図データに基づいて経路案内を行う車載用ナビゲーション装置において、高度情報記憶手段と、高度取得手段と、高度判定手段と、記録手段と、起動制御手段とを備える。
高度情報記憶手段は、高度に関する情報を記憶するためのものであって、当該車載用ナビゲーション装置が休止状態においても、その休止状態になる直前における高度に関する情報の記憶内容を保持する。高度取得手段は、現在位置の高度を示す高度情報を取得する。高度判定手段は、車両の走行中において、高度取得手段によって取得した高度情報に基づく現在位置の高度が所定の高高度以上であるか否かを判定する。記録手段は、高度判定手段により現在位置の高度が所定の高高度以上であると判定された場合、その旨を示す高高度情報を高度情報記憶手段に記録する。起動制御手段は、当該車載用ナビゲーション装置が休止状態から起動する際、高度情報記憶手段に記憶されている、その休止状態になる直前における高度に関する情報を読み取り、この読み取った情報が高高度情報である場合、ハードディスクドライブの作動を禁止する。
なお、ここでいう所定の高高度とは、例えばハードディスクドライブの作動が保証されている高度の上限値、あるいは、ハードディスクドライブの作動が保証される気圧の下限値に到達する高度とすることが考えられる。
また、高度情報記憶手段には、ハードディスクドライブの作動が保証されている高度を超えるような高高地であっても十分に使用可能なものを用いるものとする。例えば、電源の供給により記憶内容を保持する揮発性半導体メモリ(RAM等)や、電源の供給がなくても記憶内容を保持可能な不揮発性半導体メモリ、光・光磁気ディスク等を用いることが考えられる。
このように構成された車載用ナビゲーション装置によれば、高高地で車両を停止して車載用ナビゲーション装置を休止状態にした場合、現在位置が高高地である旨を示す情報が高高地情報として高度情報記憶手段に保持されることになる。そして、車載用ナビゲーション装置の起動時において、高度情報記憶手段に記憶されている高度に関する情報が高高地情報であれば、ハードディスクドライブの作動を禁止する。このようにすることで、高高地において車両を停止した後の再起動時においてもハードディスクドライブを破損させることがない。なお、高度情報記憶手段に記憶されている高度に関する情報が、現在位置が高高地である旨を示す情報でなければ、従来どおりハードディスクドライブを作動させ、そこから読み出したデータによって作動を開始すればよい。
ところで、請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置において、高度情報記憶手段として揮発性メモリを用いる場合、車載用ナビゲーション装置の休止中においても、車載バッテリからの電源供給により記憶内容を保持することができる。しかしながら、揮発性メモリを用いる場合、バッテリが上がったりメンテナンスのために電源回路が遮断されたりすることで電源供給が途絶えると、高度情報記憶手段に記憶されている情報が消失してしまう。そうなると、高高地での起動時においてハードディスクドライブの保護が適切に行われないおそれがある。
そこで、請求項のように構成するとよい。すなわち、当該車載用ナビゲーション装置が休止中において車両からの電力供給が一時中断した後に再び起動する場合、高度取得手段によって現在位置の高度情報を取得し、この取得した高度情報に基づく現在位置の高度が高高度以上である場合、ハードディスクドライブの作動を禁止する。
このようにすることで、記憶保持のための電源供給が途絶えることによって高度情報記憶手段に記憶されていた高高度情報が消失するような事態があっても、高度取得手段によって取得した高度情報に基づき、高高地における再起動時においてハードディスクドライブの作動を禁止することができ、ハードディスクドライブの破損を防止できる。
あるいは、車載用ナビゲーション装置の起動時において、何らかの理由により高度情報記憶手段に高度に関する情報が記憶されていない事態を想定し、請求項に記載のように構成してもよい。すなわち、起動時において高度情報記憶手段に高度に関する情報が記憶されていない場合、高度取得手段によって現在位置の高度情報を取得し、この取得した高度情報に基づく現在位置の高度が高高度以上である場合、ハードディスクドライブの作動を禁止する。
このようにすることで、記憶保持のための電源供給が途絶えることによる記憶内容の消失を含む何らかの理由で高度情報記憶手段に高度に関する情報が記憶されていない場合でも、高度取得手段によって取得した高度情報に基づき、高高地における再起動時においてハードディスクドライブの作動を禁止することができ、ハードディスクドライブの破損を防止できる。
つぎに、請求項4に記載の車載用ナビゲーション装置、第2記憶装置と、データ制御手段と、モード制御手段とを更に備えることを特徴とする
請求項に記載の車載用ナビゲーション装置において、ハードディスクドライブは、少なくとも地図データ及びこの地図データを用いて所定の処理を行うためのアプリケーションプログラムを記憶している。高度判定手段は、車両の走行中において、高度取得手段によって取得した高度情報に基づく高度が高高度以上であるか、高高度未満でかつ所定の低高度以上である準高高度であるかを判定する。第2記憶装置は、ハードディスクに記憶されている地図データ及びアプリケーションプログラムの全部又は一部を記憶可能であり、当該車載用ナビゲーション装置が休止状態においても記憶内容を保持する。
データ制御手段は、高度判定手段により現在位置が準高高度であると判定された場合、ハードディスクドライブに記憶されている地図データ及びアプリケーションプログラムを読み出し、これを第2記憶装置に記録する。モード制御手段は、高度判定手段により現在位置が高高度以上であると判定された場合、ハードディスクドライブの作動を禁止し、第2記憶装置から読み出した地図データ及びアプリケーションプログラムによって処理を行う高地作動モードを実行する。
さらに、起動制御手段は、現在位置の高度が高高度である場合、ハードディスクドライブの作動を禁止し、第2記憶装置から読み出した地図データ及びアプリケーションプログラムによって作動を開始する。
このように構成された車載用ナビゲーション装置によれば、高高地での起動時において、ハードディスクドライブの作動を禁止することでハードディスクドライブの破損を防止するだけでなく、走行中に予め第2記憶手段に記憶しておいた地図データ及びアプリケーションプログラムに基づいて安全に作動を開始することができる。
以上で説明したような車載用ナビゲーション装置における起動制御手段をコンピュータシステムで実現するには、請求項に記載のようにコンピュータシステム上で稼動するプログラムとして備えればよい。このようなプログラムは、ハードディスクドライブ以外の記憶装置(例えば、磁気/光/光磁気ディスク、ROM、RAM等)に記録し、必要に応じてコンピュータにロードすることにより、起動制御手段としての機能を実現できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[1.車載用ナビゲーション装置の構成の説明]
図1は、実施形態の車載用ナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、車載用ナビゲーション装置1は、車両の現在位置を検出する位置検出器21と、利用者からの各種指示を入力するための操作スイッチ群22と、地図データやアプリケーションプログラム等を記憶する大容量記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)23と、各種情報を記憶する外部メモリ24と、地図表示画面等の各種表示を行うための表示装置25と、各種のガイド音声等を出力するための音声出力装置26と、制御部29とを備えている。
位置検出器21は、GPS用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置座標や高度を検出するGPS受信機21aと、車両に加えられる回転運動の角速度に応じた検出信号を出力するジャイロスコープ21bと、車両の速度に応じた検出信号を出力する車速センサ21cとを備えている。そして、これら各センサ等21a〜21cは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。
操作スイッチ群22は、表示装置25と一体に構成され表示面上に設置されるタッチパネル及び表示装置25の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等が用いられる。
ハードディスクドライブ23は、情報を記憶するハードディスクと、ハードディスクに対して情報を読み書きするための磁気ヘッド、駆動部、コントローラ等からなるドライブとが一体となった記憶装置である。ハードディスクドライブ23は、制御部29からの制御に基づいてハードディスクからデータを読み出し、これを制御部29へ入力する。ハードディスクドライブ23が記憶しているデータは、マップマッチング、経路探索、経路誘導等に用いる道路データ、地図表示に必要な各種データからなる描画データ等からなる地図データや、経路案内用データ、車載用ナビゲーション装置1の作動のためのアプリケーションプログラム等を含む各種データである。なお、このハードディスクドライブ23は、高度3000m以下、又は0.7気圧以上での使用環境において正常な作動が保証されているものと想定する。
外部メモリ24は、後述の高高地フラグ又はモード情報や、ハードディスクドライブ23に記憶されている地図データ及びアプリケーションプログラムの一部を記憶するためのものである。この外部メモリ24には、電気的又は磁気的に記憶内容を書き換え可能で、かつ、車載用ナビゲーション装置1が休止状態においてもその記憶内容を保持できる記憶装置(例えば、不揮発性半導体メモリ等)を用いる。また、異なる複数の記憶装置を外部メモリ24として併用するような構成であってもよい。
表示装置25は、液晶ディスプレイ等の表示面を有するカラー表示装置である。表示装置25は、制御部29からの映像信号の入力に応じて各種画像を表示面に表示可能である。例えば、車両が走行中においては、ナビゲーション画面として位置検出器21にて検出した車両の現在位置とハードディスクドライブ23等から入力された地図データとから特定した現在地を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種ランドマークのシンボル等の付加データとが重ねて表示される。
音声出力装置26は、各種情報を音声にてユーザに報知できるように構成されている。これによって、表示装置25による表示と音声出力装置26からの音声出力との両方でユーザに対してルート案内等の各種案内をすることができる。
制御部29は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、上述した各部構成を制御する。この制御部29は、ROMやハードディスクドライブ23、外部メモリ24等から読み込んだアプリケーションプログラムや各種データに従って種々の処理を実行する。
例えば、ナビゲーション関係の処理としては、地図表示処理や経路案内処理等が挙げられる。地図表示処理は、位置検出器21からの各検出信号に基づいて車両の現在位置を算出し、ハードディスクドライブ23から読み込んだ現在位置付近の地図等を表示装置25に表示する処理である。また、経路案内処理は、ハードディスクドライブ23に格納された地点データと、操作スイッチ群22等の操作に従って設定された目的地とに基づいて、現在位置から目的地までの最適な経路である目的地経路を算出し、現在位置と目的地経路との関係を考慮して目的までの走行案内を行う処理である。このように自動的に最適な経路を設定する手法として、ダイクストラ法によるコスト計算等の手法が知られている。
また、車載用ナビゲーション装置1は、ハードディスクドライブ23の正常な作動が保証されている高度の上限(3000m)を超える高高地での使用が想定されている。そのため、制御部29は、高高地においてハードディスクドライブ作動を制限するために、下記のような処理を実行する。
車両の走行中においては、高度3000m以上の高高地に到達した場合、ハードディスクドライブ23の作動を禁止し、高高地でハードディスクドライブ23を作動させることによる破損を防止する。また、車載用ナビゲーション装置1の起動時においては、現在位置が高高地である場合、ハードディスクドライブ23の作動を禁止する。これにより、高高地で車両が走行を終了し、再び走行を開始するのに伴う車載用ナビゲーション装置1の起動時において、高高地でハードディスクドライブ23を作動させることによる破損を防止できる。
なお、高高地においてハードディスクドライブ23の作動を制限するための上述の各処理の詳細な内容については後述する。
以上、車載用ナビゲーション装置1の概略構成について説明したが、本実施形態における車載用ナビゲーション装置1の構成と特許請求の範囲に記載した構成との対応は次のとおりである。本実施形態における車載用ナビゲーション装置1の位置検出器21が、特許請求の範囲における高度取得手段に相当する。また、外部メモリ24が、高度情報記憶手段及び第2記憶装置に相当する。また、制御部29が、高度判定手段、データ制御手段、モード制御手段、記録手段、及び起動制御手段に相当する。
[2−1.制御部29が実行する処理の説明(第1実施形態)]
以下、制御部29が実行する「作動モード制御処理」及び「起動制御処理」の第1実施形態の詳細な内容について、図2,図3のフローチャートに基づいて説明する。
[2−1−1.「作動モード制御処理(第1実施形態)」の説明]
図2は、制御部29が実行する「作動モード制御処理(第1実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、車両のアクセサリスイッチがオンにされることで車載用ナビゲーション装置1が起動した後、直ちに開始され、上述の地図表示処理や経路案内処理等に並行して実行される。
制御部29は、まず、GPS受信機21aにより測位された車両の現在位置の高度情報を取得する(S10)。そして、この取得した高度情報が示す高度に基づき、現在位置が高高地であるか否かを判定する(S11)。なお、本実施形態では、ハードディスクドライブ23の作動が保証されている高度を超える3000m以上を高高地として想定しているが、この数値はハードディスクドライブ23の性能に応じて適宜設定されるものであり、上記の数値に限定されるものではない。また、高高地であるか否かの判定には、GPS受信機21aによる測位結果から判断する方法以外に、気圧計(図示なし)から取得した周辺気圧から判断するような構成であってもよい。この場合、高度3000mに相当する気圧として、0.7気圧未満であるか否かを判断する。
S11で現在位置が高高地でないと判定した場合(S11:NO)、すなわち、現在位置が高度3000m未満、又は気圧0.7気圧以上である場合、ハードディスクドライブ23の作動を許可した状態で地図表示処理や経路案内処理等を行う通常作動モードでの作動を実行する(S12)。この通常作動モードにおいては、ハードディスクドライブ23へアクセスすることで、ハードディスクドライブ23に記憶されている各種データを読み出し、この読み出したデータに基づいて通常どおりに上述の地図表示処理や経路案内処理等を実行する。そして、現在位置が高高地であることを示す高高地フラグをオフにした状態(本発明の高高度情報に相当)を外部メモリ24に記録し(S13)、S10の処理へ戻る。
一方、S11で現在位置が高高地であると判定した場合(S11:YES)、すなわち、現在位置が高度3000m以上、又は気圧0.7気圧未満である場合、ハードディスクドライブ23の作動を禁止する(S14)。そして、現在位置が高高地であることを示す高高地フラグをオフにした状態を外部メモリ24に記録し(S15)、S10の処理へ戻る。
[2−1−2.「起動制御処理(第1実施形態)」の説明]
つぎに、図3は、制御部29が実行する上述の「起動制御処理(第1実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、車両のアクセサリスイッチがオフの状態(車載用ナビゲーション装置1が休止状態)からアクセサリスイッチがオンにされることで車載用ナビゲーション装置1が起動する際に実行される。
制御部29は、アクセサリスイッチがオンにされると、まず、外部メモリ24に記憶されている高高地フラグを読み出す(S20)。なお、外部メモリ24には、上述の「作動モード制御処理」(図2参照)によって記録された、前回の作動終了直前までの高高地フラグの状態が保持されている。
そして、この読み出した高高地フラグが「オン」であるか否かを判定する(S21)。ここで、高高地フラグが「オフ」であると判定した場合(S21:NO)、ハードディスクドライブ23の作動を許可した状態で地図表示処理や経路案内処理等を行う通常作動モードでの作動を開始する(S22)。この通常作動モードにおいては、ハードディスクドライブ23へアクセスすることで、ハードディスクドライブ23に記憶されている各種データを読み出し、この読み出したデータに基づいて通常どおりに上述の地図表示処理や経路案内処理等を実行する。
なお、前回の作動終了の直前における高高地フラグの状態がオフであるということは、車両が停止した位置は高高地ではないと判断できる。よって、ここでは高高地での作動に起因するハードディスクドライブ23の破損のおそれがないため、再起動時においてはハードディスクドライブ23へのアクセスが可能な通常作動モードで作動を開始する。
一方、読み出した高高地フラグが「オン」であると判定した場合(S220:YES)、ハードディスクドライブ23の作動を禁止する(S23)。
なお、前回の作動終了の直前における高高地フラグの状態がオンであるということは、車両が停止した位置は高高地である判断できる。よって、ここでは高高地での作動に起因するハードディスクドライブ23の破損を防ぐため、再起動時においてはハードディスクドライブ23の作動を禁止する。
このため、ハードディスクドライブ23からのデータの読み込みが必要なアプリケーションについては作動しないが、GPS受信機21aによる高度の測定等を行うことは可能である。また、上述の「モード制御処理(第1実施形態)」(図2参照)のプログラムが制御部29内のROMや外部メモリ24に格納されていれば、ハードディスクドライブ23の停止中でも、この処理を開始することができる。よって、起動時にハードディスクドライブ23の作動を禁止した場合は、この「モード制御処理(第1実施形態)」の手順に則って、車両が高高地から脱したときにハードディスクドライブ23の作動を許可して、通常動作モードによる作動を開始する。
[2−1−3.「起動制御処理(第1実施形態)」に適用可能なその他の工夫]
以下、第1実施形態の「起動制御処理」の実行時において、何らかの事情により外部メモリ24に高高地フラグの状態が記憶されていなかったり、外部メモリ24内の高高地フラグの状態が消失した場合にも、高高地においてハードディスクドライブ23を破損させないような工夫について説明する。
(1)高高地フラグの状態を記憶するための記憶装置として揮発性メモリを用いた場合、車載用ナビゲーション装置1の休止中においても、車載バッテリからの電源供給により記憶内容を保持できる。しかし、バッテリが上がったりメンテナンスのために電源回路が遮断されたりすることで電源供給が途絶えると、揮発性メモリに記憶されている高高地フラグの状態が消失してしまう。
そこで、当該車載用ナビゲーション装置1が休止中において車両からの電力供給が一時中断した後に再び起動する場合については、図2のフローチャートに示すS10,S11の手順と同様に、GPS受信機21aにより現在位置の高度を取得し、現在位置が高高地であるか否かの判定を行うようにする。そして、現在地が高高地であると判定された場合、ハードディスクドライブ23の作動を禁止する。
(2)高高地フラグの状態を記憶するための記憶装置として、例えばメモリカード等の着脱可能な記憶装置を用いた場合、車載用ナビゲーション装置1の休止中にメモリカードが取り外されたり交換された場合、起動時においてモード情報を取得できなくなってしまう。
そこで、起動時において、まず外部メモリ24に高高地フラグの状態が記憶されているか否かを判定する。そして、高高地フラグの状態が記憶されている場合は、図3のフローチャートに示す手順で処理を行う。一方、モード情報が記憶されていない場合は、図2のフローチャートに示すに示すS10,S11の手順と同様に、GPS受信機21aにより現在位置の高度を取得し、現在位置が高高地であるか否かの判定を行うようにする。そして、現在地が高高地であると判定された場合、ハードディスクドライブ23の作動を禁止する。
[2−2.制御部29が実行する処理の説明(第2実施形態)]
以下、制御部29が実行する「作動モード制御処理」及び「起動制御処理」の第2実施形態の詳細な内容について説明する。
[2−2−1.「作動モード制御処理(第2実施形態)」の説明]
第2実施形態の「作動モード制御処理」は、上記第1実施形態の「モード制御処理」(図2参照)と同様に、現在位置が高高地であると判定した場合(S11:YES)にハードディスクドライブ23の作動を禁止する(S14)が、高高地フラグの状態を外部メモリ24に記録する処理(S13,S15)については省略するものとする。すなわち、第2実施形態の「作動モード制御処理」は、上記第1実施形態の「モード制御処理」(図2参照)のうちのS10,S11,S12,S14の処理のみを繰り返し行うものであり、これらの処理の内容は既に説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
[2−2−2.「起動制御処理(第2実施形態)」の説明]
つぎに、図4は、制御部29が実行する「起動制御処理(第2実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、車両のアクセサリスイッチがオフの状態(車載用ナビゲーション装置1が休止状態)からアクセサリスイッチがオンにされることで車載用ナビゲーション装置1が起動する際に実行される。
制御部29は、アクセサリスイッチがオンにされると、まず、GPS受信機21aにより測位された車両の現在位置の高度情報を取得する(S30)。そして、この取得した高度情報が示す高度に基づき、現在位置が高度3000m以上の高高地であるか否かを判定する(S31)。なお、高高地であるか否かの判定には、GPS受信機21aによる測位結果から判断する方法以外に、気圧計(図示なし)から取得した周辺気圧から判断するような構成であってもよい。この場合、高度3000mに相当する気圧として、0.7気圧未満であるか否かを判断する。
S31で現在位置が高高地でないと判定した場合(S31:NO)、すなわち、現在位置が高度3000m未満、又は気圧0.7気圧以上である場合、ハードディスクドライブ23の作動を許可した状態で地図表示処理や経路案内処理等を行う通常作動モードでの作動を開始する(S32)。この通常作動モードにおいては、ハードディスクドライブ23へアクセスすることで、ハードディスクドライブ23に記憶されている各種データを読み出し、この読み出したデータに基づいて通常どおりに上述の地図表示処理や経路案内処理等を実行する。
一方、S31で現在位置が高高地であると判定した場合(S31:YES)、すなわち、現在位置が高度3000m以上、又は気圧0.7気圧未満である場合、ハードディスクドライブ23の作動を禁止する(S33)。
なお、高高地での起動時においてハードディスクドライブ23の作動を禁止した場合、ハードディスクドライブ23からのデータの読み込みが必要なアプリケーションについては作動しないが、GPS受信機21aによる高度の測定等を行うことは可能である。また、上述の「モード制御処理(第2実施形態)」のプログラムが制御部29内のROMや外部メモリ24に格納されていれば、ハードディスクドライブ23の停止中でも、この処理を開始することができる。よって、起動時にハードディスクドライブ23の作動を禁止した場合は、この「モード制御処理(第2実施形態)」の手順に則って、車両が高高地から脱したときにハードディスクドライブ23の作動を許可して、通常動作モードによる作動を開始する。
[2−3.制御部29が実行する処理の説明(第3実施形態)]
以下、制御部29が実行する「作動モード制御処理」及び「起動制御処理」の第3実施形態の詳細な内容について、図5,図6のフローチャートに基づいて説明する。
[2−3−1.「作動モード制御処理(第3実施形態)」の説明]
図5は、制御部29が実行する上述の「作動モード制御処理(第3実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、車両のアクセサリスイッチがオンにされることで車載用ナビゲーション装置1が起動した後、直ちに開始され、上述の地図表示処理や経路案内処理等に並行して実行される。
制御部29は、まず、GPS受信機21aにより測位された車両の現在位置の高度情報を取得する(S100)。そして、この取得した高度情報が示す高度に基づき、現在位置が高高地、準高地、低地の何れかに該当するかを判定する(S110)。なお、本実施形態では、ハードディスクドライブ23の作動が保証されている高度を超える3000m以上を高高地、高度2900m以上3000m未満を準高地、高度2900m未満を低地として想定しているが、これらの数値はハードディスクドライブ23の性能に応じて適宜設定されるものであり、上記の数値に限定されるものではない。
S110で現在位置が低地であると判定した場合(S110:低地)、すなわち、現在位置の高度が2900m未満である場合、ハードディスクドライブ23の作動を許可した状態で地図表示処理や経路案内処理等を行う通常作動モードを実行する(S120)。この通常作動モードにおいては、ハードディスクドライブ23へアクセスすることで、ハードディスクドライブ23に記憶されている各種データを読み出し、この読み出したデータに基づいて通常どおりに上述の地図表示処理や経路案内処理等を実行する。
一方、S110で現在位置が準高地であると判定した場合(S110:準高地)、すなわち、現在位置の高度が2900m以上3000m未満である場合、ハードディスクドライブ23に記憶されている地図データの一部及び地図データに基づき地図表示を行うためのアプリケーションプログラムを読み出し、これを外部メモリ24へ記録する(S130)。そして、ハードディスクドライブ23の作動を許可した状態で地図表示処理や経路案内処理等を行う通常作動モードを実行する(S140)。
なお、外部メモリ24に記憶される地図データは、車両の現在位置を中心とした所定範囲の地図データとすることが考えられる。また、高度3000m以上の高高地エリアは地図上で斑状に分布すると予想されるため、地図上において車両の現在位置から直近の高高地エリア全域を含む範囲の地図データを外部メモリ24に記憶するようにしてもよい。
一方、S110で現在位置が高高地であると判定した場合(S110:高高地)、すなわち、現在位置の高度が3000m以上である場合、ハードディスクドライブ23の作動を禁止する(S150)。そして、ハードディスクドライブ23へのアクセスを禁止した状態で、外部メモリ24に記憶されているデータに基づき地図表示を継続する高地作動モードを実行する(S160)。この高地作動モードにおいては、外部メモリ24に記憶されている地図データ及び地図表示用のアプリケーションプログラム読み出し、この読み出したデータに基づいて現在位置周辺の地図表示を継続する。
[2−3−2.「起動制御処理(第3実施形態)」の説明]
つぎに、図6は、制御部29が実行する上述の「起動制御処理(第3実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、車両のアクセサリスイッチがオフの状態(車載用ナビゲーション装置1が休止状態)からアクセサリスイッチがオンにされることで車載用ナビゲーション装置1が起動する際に実行される。
制御部29は、アクセサリスイッチがオンにされると、まず、GPS受信機21aにより測位された車両の現在位置の高度情報を取得する(S200)。そして、この取得した高度情報が示す高度に基づき、現在位置が高度3000m以上の高高地であるか否かを判定する(S210)。なお、高高地であるか否かの判定には、GPS受信機21aによる測位結果から判断する方法以外に、気圧計(図示なし)から取得した周辺気圧から判断するような構成であってもよい。この場合、高度3000mに相当する気圧として、0.7気圧未満であるか否かを判断する。
S210で現在位置が高高地でないと判定した場合(S210:NO)、すなわち、現在位置が高度3000m未満、又は気圧0.7気圧以上である場合、ハードディスクドライブ23の作動を許可した状態で地図表示処理や経路案内処理等を行う通常作動モードでの作動を開始する(S220)。この通常作動モードにおいては、ハードディスクドライブ23へアクセスすることで、ハードディスクドライブ23に記憶されている各種データを読み出し、この読み出したデータに基づいて通常どおりに上述の地図表示処理や経路案内処理等を実行する。
一方、S210で現在位置が高高地であると判定した場合(S210:YES)、すなわち、現在位置が高度3000m以上、又は気圧0.7気圧未満である場合、ハードディスクドライブ23の作動を禁止した状態で、外部メモリ24に記憶されているデータに基づき地図表示を継続する高地作動モードでの作動を開始する(S230)。この高地作動モードにおいては、外部メモリ24に記憶されている地図データ及び地図表示用のアプリケーションプログラム読み出し、この読み出したデータに基づいて現在位置周辺の地図を表示する。
このため、ハードディスクドライブ23からのデータの読み込みが必要なアプリケーションについては作動しないが、GPS受信機21aによる高度の測定等を行うことは可能である。また、上述の「モード制御処理(第3実施形態)」(図5参照)のプログラムが制御部29内のROMや外部メモリ24に格納されていれば、ハードディスクドライブ23の停止中でも、この処理を開始することができる。よって、起動時にハードディスクドライブ23の作動を禁止した場合は、この「モード制御処理(第3実施形態)」の手順に則って、車両が高高地から脱したときにハードディスクドライブ23の作動を許可して、通常動作モードによる作動を開始する。
[2−4.制御部29が実行する処理の説明(第4実施形態)]
以下、制御部29が実行する「作動モード制御処理」及び「起動制御処理」の第4実施形態の詳細な内容について、図7,図8のフローチャートに基づいて説明する。
[2−4−1.「作動モード制御処理(第4実施形態)」の説明]
図7は、制御部29が実行する上述の「作動モード制御処理(第4実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、車両のアクセサリスイッチがオンにされることで車載用ナビゲーション装置1が起動した後、直ちに開始され、上述の地図表示処理や経路案内処理等に並行して実行される。
第4実施形態の「作動モード制御処理」は、第3実施形態の「作動モード制御処理」(図5参照)と比較して、S120,S140,S160の各処理の後にS170の処理が追加された点が異なる。このS170では、S120,S140,S160の各処理で開始した現在実行中の作動モードを示すモード情報を外部メモリ24に記録し、S100の処理へ戻る。
[2−4−2.「起動制御処理(第4実施形態)」の説明]
つぎに、図8は、制御部29が実行する上述の「起動制御処理(第4実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、車両のアクセサリスイッチがオフの状態(車載用ナビゲーション装置1が休止状態)からアクセサリスイッチがオンにされることで車載用ナビゲーション装置1が起動する際に実行される。
制御部29は、アクセサリスイッチがオンにされると、まず、外部メモリ24に記憶されているモード情報を読み出す(S300)。なお、外部メモリ24には、前回の作動終了の直前まで実行していた作動モードを示すモード情報が保持されている。
そして、この取得したモード情報が示す作動モードが高地作動モードであるか否かを判定する。(S310)。ここで、高地動作モードではない判定した場合(S310:NO)、ハードディスクドライブ23の作動を許可した状態で地図表示処理や経路案内処理等を行う通常作動モードでの作動を開始する(S320)。この通常作動モードにおいては、ハードディスクドライブ23へアクセスすることで、ハードディスクドライブ23に記憶されている各種データを読み出し、この読み出したデータに基づいて通常どおりに上述の地図表示処理や経路案内処理等を実行する。
なお、前回の作動終了の直前において通常作動モードを実行していたということは、車両が停止した位置は高高地ではないと判断できる。よって、ここでは高高地での作動に起因するハードディスクドライブ23の破損のおそれがないため、再起動時においてはハードディスクドライブ23へのアクセスが可能な通常作動モードで作動を開始する。
一方、S310でモード情報が高地作動モードを示す情報である(本発明の高高度情報に相当)と判定した場合(S310:YES)、ハードディスクドライブ23の作動を禁止した状態で、外部メモリ24に記憶されているデータに基づき地図表示を継続する高地作動モードでの作動を開始する(S330)。この高地作動モードにおいては、外部メモリ24に記憶されている地図データ及び地図表示用のアプリケーションプログラム読み出し、この読み出したデータに基づいて現在位置周辺の地図を表示する。
なお、前回の作動終了の直前において高地作動モードを実行していたということは、車両が停止した位置は高高地である判断できる。よって、ここでは高高地での作動に起因するハードディスクドライブ23の破損を防ぐため、再起動時においてはハードディスクドライブ23の作動を禁止する高地作動モードで作動を開始する。
このため、ハードディスクドライブ23からのデータの読み込みが必要なアプリケーションについては作動しないが、GPS受信機21aによる高度の測定等を行うことは可能である。また、上述の「モード制御処理(第4実施形態)」(図7参照)のプログラムが制御部29内のROMや外部メモリ24に格納されていれば、ハードディスクドライブ23の停止中でも、この処理を開始することができる。よって、起動時にハードディスクドライブ23の作動を禁止した場合は、この「モード制御処理(第4実施形態)」の手順に則って、車両が高高地から脱したときにハードディスクドライブ23の作動を許可して、通常動作モードによる作動を開始する。
[3.効果]
実施形態の車載用ナビゲーション装置1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)第1,2実施形態では、高度3000m以上の高高地での起動時においてハードディスクドライブ23の作動を禁止する構成となっており、高高地で車両を停止した後の再起動時においてもハードディスクドライブ23を破損させることがない。
(2)第3,4実施形態では、高度3000m以上の高高地での起動時においてハードディスクドライブ23の作動を禁止し、走行中に予め外部メモリ24へ読み出しておいたデータによって作動を開始する構成となっており、高高地で車両を停止した後の再起動時においてもハードディスクドライブ23を破損させることなく安全に車載用ナビゲーション装置1を起動させることができる。
[4.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態においては、GPS受信機21aによる測位結果から現在位置の高度を取得する構成であったが、現在位置の高度を取得する方法はこれに限らない。高度を取得する方法としては、気圧センサにより取得した気圧によって高度を特定するような構成であってもよい。また、座標平面を所定の緯度及び経度でメッシュ状に区切ったエリアごとに高高地、準高地、低地等を定義した高度判定用のデータを外部メモリ24等に格納しておき、この高度判定用のデータと現在位置の座標とを照らし合わせることで、現在位置の高度を特定するような構成であってもよい。
車載用ナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。 「作動モード制御処理(第1実施形態)」の手順を示すフローチャートである。 「起動制御処理(第1実施形態)」の手順を示すフローチャートである。 「起動制御処理(第2実施形態)」の手順を示すフローチャートである。 「作動モード制御処理(第3実施形態)」の手順を示すフローチャートである。 「起動制御処理(第3実施形態)」の手順を示すフローチャートである。 「作動モード制御処理(第4実施形態)」の手順を示すフローチャートである。 「起動制御処理(第4実施形態)」の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…車載用ナビゲーション装置、21…位置検出器、21a…GPS受信機、21b…ジャイロスコープ、21c…車速センサ、22…操作スイッチ群、23…ハードディスクドライブ、24…外部メモリ、25…表示装置、26…音声出力装置、29…制御部。

Claims (5)

  1. 地図データを記憶する記憶装置としてハードディスクドライブを備え、このハードディスクドライブから読み出した地図データに基づいて経路案内を行う車載用ナビゲーション装置において、
    高度に関する情報を記憶するためのものであって、当該車載用ナビゲーション装置が休止状態においても、その休止状態になる直前における高度に関する情報の記憶内容を保持する高度情報記憶手段と、
    現在位置の高度を示す高度情報を取得する高度取得手段と
    車両の走行中において、前記高度取得手段によって取得した高度情報に基づく現在位置の高度が所定の高高度以上であるか否かを判定する高度判定手段と、
    前記高度判定手段により現在位置の高度が所定の高高度以上であると判定された場合、その旨を示す高高度情報を前記高度情報記憶手段に記録する記録手段と、
    当該車載用ナビゲーション装置が休止状態から起動する際、前記高度情報記憶手段に記憶されている、その休止状態になる直前における高度に関する情報を読み取り、この読み取った情報が前記高高度情報である場合、前記ハードディスクドライブの作動を禁止する起動制御手段とを備えること
    を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置において、
    前記起動制御手段は、当該車載用ナビゲーション装置が休止中において車両からの電力供給が一時中断した後に再び起動する場合、前記高度取得手段によって現在位置の高度情報を取得し、この取得した高度情報に基づく現在位置の高度が前記高高度以上である場合、前記ハードディスクドライブの作動を禁止すること
    を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  3. 請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置において、
    前記起動制御手段は、起動時において前記高度情報記憶手段に高度に関する情報が記憶されていない場合、前記高度取得手段によって現在位置の高度情報を取得し、この取得した高度情報に基づく現在位置の高度が前記高高度以上である場合、前記ハードディスクドライブの作動を禁止すること
    を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の車載用ナビゲーション装置において、
    前記ハードディスクドライブは、少なくとも地図データ及びこの地図データを用いて所定の処理を行うためのアプリケーションプログラムを記憶しており、
    前記高度判定手段は、車両の走行中において、前記高度取得手段によって取得した高度情報に基づく高度が前記高高度以上であるか、前記高高度未満でかつ所定の低高度以上である準高高度であるかを判定し、
    前記ハードディスクに記憶されている地図データ及びアプリケーションプログラムの全部又は一部を記憶可能であり、当該車載用ナビゲーション装置が休止状態においても記憶内容を保持する第2記憶装置と、
    前記高度判定手段により現在位置が前記準高高度であると判定された場合、前記ハードディスクドライブに記憶されている地図データ及びアプリケーションプログラムを読み出し、これを前記第2記憶装置に記録するデータ制御手段と、
    前記高度判定手段により現在位置が前記高高度以上であると判定された場合、前記ハードディスクドライブの作動を禁止し、前記第2記憶装置から読み出した地図データ及びアプリケーションプログラムによって処理を行う高地作動モードを実行するモード制御手段とを更に備え、
    前記起動制御手段は、前記高度情報記憶手段から読み取った情報が前記高高度情報である場合、前記ハードディスクドライブの作動を禁止し、前記第2記憶装置から読み出した地図データ及びアプリケーションプログラムによって作動を開始すること
    を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車載用ナビゲーション装置に用いられるコンピュータを制御するためのプログラムであって、当該コンピュータを前記起動制御手段として機能させるためのプログラム。
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