JP2005088779A - 車載情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダウンロードしたデータを車載のHDDに書き込む場合において、HDDの動作環境条件を満足できない間の書き込み動作を回避する。
【解決手段】通信端末2を介してダウンロードしたデータをダウンロード用メモリ19に一旦記憶しておき、ダウンロード用メモリ19からHDD18へデータを書き込む。さらに、環境状態検出部20によりHDD18の環境状態を検出し、その検出結果により、HDD18の動作環境条件を満足するか否かを判定する。そして、満足すると判定した場合にHDD18を書き込み可として、ダウンロード用メモリ19からHDD18へのデータの書き込みを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハードディスクを用いた車載情報端末に関する。
ハードディスク(HDD)に代表される磁気ディスク装置を用いた車載用のナビゲーション装置が広く知られている。このようなナビゲーション装置では、車両のエンジンの始動時や停止時において、電源遮断、すなわち電源電圧低下が発生することがある。磁気ディスク装置の動作中にこのような電源遮断が起こると、ディスクの回転が停止してヘッドがディスクに吸着し、故障を招くおそれがある。これを防ぐため、電源電圧が規定値以下となり得る操作が行われたことを検出すると、電源遮断が起こる前にヘッドを所定位置にアンロードするディスク記憶装置が知られている(特許文献1)。
特開2001−202728号公報
特許文献1に開示される装置は、電源電圧の状態を考慮してHDDの動作を制御するものである。しかし、HDDを正常に動作させるためには、電源電圧以外にも様々な環境条件を満足している必要がある。特に、ダウンロードしたデータを車載のHDDに書き込むような場合には、車両が走行中のときなど、様々な車両状態で書き込み動作を行うことがある。このとき、車両状態によってはHDDの動作環境条件を満足できず、その間に書き込み動作を行うと、データの異常やHDDの故障などを引き起こすことがある。
請求項1の発明による車載情報端末は、第1の環境条件で動作し、様々なデータを書き込むことが可能な第1の記憶手段と、第1の環境条件よりも広範囲の第2の環境条件で動作し、外部から入力されたデータを記憶する第2の記憶手段と、第1の記憶手段の環境状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された環境状態が第1の環境条件を満足するか否かを判定し、満足すると判定した場合、第2の記憶手段に記憶されたデータを第1の記憶手段に書き込む書き込み制御手段とを備えるものである。
請求項2の発明は、請求項1の車載情報端末において、書き込み制御手段は、自車両が走行中または停車中のいずれであるかを判定し、走行中である場合、環境状態が第1の環境条件を満足しないと判定するものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の車載情報端末において、書き込み制御手段は、自車両のパーキングブレーキが作動中であるか否かを判定し、作動中でない場合、環境状態が第1の環境条件を満足しないと判定するものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3の車載情報端末において、検出手段は、第1の記憶手段の周辺温度を検出し、書き込み制御手段は、検出された周辺温度が所定範囲内にない場合、環境状態が第1の環境条件を満足しないと判定するものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの車載情報端末において、検出手段は、第1の記憶手段に印加される振動レベルを検出し、書き込み制御手段は、検出された振動レベルが所定値より大きい場合、環境状態が第1の環境条件を満足しないと判定するものである。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの車載情報端末において、検出手段は、自車両より供給される電源電圧を検出し、書き込み制御手段は、検出された電源電圧が所定範囲内にない場合、環境状態が第1の環境条件を満足しないと判定するものである。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの車載情報端末において、第1の記憶手段は、ハードディスク(HDD)であることとするものである。
本発明によれば、第1の記憶手段の動作環境条件(第1の環境条件)よりも、第2の記憶手段の動作環境条件(第2の環境条件)の方が広範囲であることとした。そして、外部から入力されたデータを第2の記憶手段に一旦記憶しておき、第2の記憶手段から第1の記憶手段へデータを書き込むようにした。さらに、検出手段により第1の記憶手段の環境状態を検出し、その検出結果が第1の環境条件を満足するか否かを判定して、満足すると判定した場合に第1の記憶手段を書き込み可として、第2の記憶手段から第1の記憶手段へのデータの書き込みを行うようにした。このようにしたので、第1の記憶手段の動作環境条件を満足できない間の書き込み動作によって起こる故障やデータ異常などを避けつつ、ダウンロードしたデータを第1の記憶手段へ書き込むことができる。
本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。図1のナビゲーション装置1は、車両に搭載されており、設定された目的地までの経路の地図を表示して自車両を誘導する。また、携帯電話などの通信端末2を介して不図示の情報配信センターと接続し、各種のデータをダウンロードすることもできる。このナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17、HDD18、ダウンロード用メモリ19、環境状態検出部20、およびユーザ権限テーブル記憶部21を有している。なお、ナビゲーション装置1が表示する地図の地図データやダウンロードした各種のデータなどは、HDD18内部の磁気ディスクに記録されている。
制御回路11は、マイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行することにより、ナビゲーション装置1が動作するための各種の処理や制御を行う。たとえば、地図の表示処理やデータのダウンロード処理などが、この制御回路11において行われる。現在地検出装置14は、自車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、自車両の進行方位を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14c等からなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された自車両の現在地に基づいて、表示された地図上の現在地の位置を決定したり、目的地までの経路を設定するときの経路探索開始点を決定したりする。
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示する画像データを格納する。この画像データは、地図を表示するための道路地図描画用データや各種の図形データ等からなり、それらはHDD18に記録されている地図データに基づいて作成される。表示モニタ16は、制御回路11からの制御により、画像メモリ15に格納された画像データを用いて現在地付近の地図などを画面表示しユーザに提供する。入力装置17は、目的地や経由地(以下、これらを合わせて単に目的地という)をユーザが設定するための各種入力スイッチを有し、これは操作パネルやリモコンなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16に表示される画面指示に従って入力装置17を操作することにより、地名や地図上の位置を指定して、目的地を設定する。
ユーザにより目的地が設定されると、ナビゲーション装置1は、現在地検出装置14により検出された現在地を経路探索開始点として、目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められた経路は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、他の道路とは区別して地図上に表され、表示モニタ16に画面表示される。これにより、ユーザは地図上の経路を画面上で認識することができる。また、この経路に従って自車両が走行できるよう、ナビゲーション装置1は、ユーザに対して画像や音声などによる進行方向指示を行い、自車両を誘導する。
HDD18は、表示モニタ16へ地図を表示するための地図データを内部の磁気ディスクより読み出す。この地図データは、通信端末2を介して新たなデータをダウンロードすることにより、適宜書き換えたり追加したりすることができる。また、地図データ以外の各種データ、たとえば音楽データや映像データなどをダウンロードしてHDD18に記録しておき、ユーザが好きなときに読み出すこともできる。このとき、ダウンロードしたデータはダウンロード用メモリ19に一旦記憶され、その後、ダウンロード用メモリ19からHDD18に書き込まれる。なお、HDD18は、所定の環境条件を満足するときに動作することができる。
ダウンロード用メモリ19には、半導体メモリなど、HDD18よりも動作環境条件が緩いものが用いられる。一般に、ダウンロード用メモリ19の記憶容量はHDD18に比べて小さく、記憶容量をハードウェアの価格で割った値(記憶容量単価という)は、HDD18よりもダウンロード用メモリ19の方が高い。すなわち、ダウンロード用メモリ19は、データの記憶装置としてはHDD18よりも高価であり、かつ大容量化にも適していないが、より広範囲の環境条件で動作することができる。なお、先にダウンロードしたデータから順にHDD18に書き込めるように、ダウンロード用メモリ19にはFIFO(First-In First-Out)メモリを用いることが好ましい。
環境状態検出部20は、HDD18の環境状態、たとえば振動、温度、電源電圧などの状態を検出するための各種センサによって構成される。この各種センサの中には、振動、温度、電源電圧をそれぞれ検出するための振動センサ、温度センサ、電圧センサや、自車両のパーキング信号を検出するためのパーキング信号センサなどが含まれる。
ユーザ権限テーブル記憶部21は、ユーザ権限テーブルを記憶する。ユーザ権限テーブルとは、ナビゲーション装置1が動作するための各種のパラメータや設定条件のうち、ユーザが設定を変更できるものについて、その設定の状態が記録されたテーブルである。たとえば、地図の表示方法や音声出力に関する設定状態などが、ユーザ権限テーブルに記録される。このユーザ権限テーブル記憶部21は、電源切断後もその記憶状態を保持する必要がある。そのため、たとえばフラッシュROMなどの、書き換え可能な不揮発性メモリが用いられる。
ユーザ権限テーブルには、HDD18への書き込みを許可するか否かの設定の状態も記録されている。すなわち、ユーザは、ダウンロードしたデータをHDD18へ書き込むことを許可するか否かを、あらかじめ設定しておくことができる。データをダウンロードすると、ナビゲーション装置1はこの設定の状態を確認して、HDD18への書き込みを行うか否かを判断する。書き込み許可が設定されている場合、ダウンロード用メモリ19に一旦記憶されたダウンロードデータをHDD18へ書き込むが、書き込み許可が設定されていない場合は、HDD18への書き込みを行わない。
ダウンロードの実行は、ユーザが入力装置17を操作することによって行うことができる。例として、ユーザがリストから選択してダウンロードするときの方法を説明する。ユーザの入力装置17の操作によってダウンロード可能なデータのリストが要求されると、制御回路11からの制御により通信端末2が発信を行い、情報配信センターに接続する。情報配信センターは、この要求に応じて、通信端末2を介してリスト情報をナビゲーション装置1に配信する。制御回路11は、この配信されたリスト情報を基に、ダウンロード可能なデータの内容のリストを表示モニタ16に表示する。ユーザがこのリストからダウンロードを希望するものを選択すると、その情報が情報配信センターに発信され、それに応じたデータが、制御回路11の制御によって通信端末2を介してダウンロードされる。
なお、ダウンロードするデータを選択する方法は、以上説明したものに限らず、他の方法によって選択してもよい。たとえば、あらかじめユーザがダウンロードしたいデータの条件を情報配信センターに登録しておき、その条件に合致するデータを情報配信センターから自動的にダウンロードする。あるいは、ユーザが選択したものではなく、情報配信センターにおいて選択したデータをダウンロードするようにしてもよい。これらの他にも、様々な方法によってダウンロードするデータを選択し、ダウンロードを実行することができる。
このようにしてダウンロードされたデータは、はじめにダウンロード用メモリ19に記憶され、そこからHDD18に書き込まれる。ここで、HDD18には精密な位置制御が必要となるヘッド部分などがあるために、動作できる環境条件が厳しく、車両の状態によってはその動作環境条件を満足しないことがある。動作環境条件を満足しないときにHDD18への書き込みを行うと、データが正常に書き込めなかったり、HDD18の故障を招くこともある。
このことから、本発明では、環境状態検出部20により検出されるHDD18の環境状態によって、書き込みが可能か否かを制御回路11において判断した後に、HDD18への書き込みを行うようにする。書き込みが可能でない場合には、可能となるまでは書き込みを行わない。すなわち、環境状態がHDD18の動作する環境条件を満足すると判断したときに、ダウンロード用メモリ19に記憶されたデータをHDD18へ書き込むように制御する。このようにすることで、HDD18へのデータ書き込み時における異常や故障を避けることができる。
制御回路11において、HDD18への書き込みが可能か否かを判断するときに実行される処理のフローチャートを図2に示す。この処理フローは、ナビゲーション装置1の起動後、すなわち自車両のACCスイッチがオンされた後に実行される。ステップS1では、それまでにダウンロードされてダウンロード用メモリ19に記憶されたデータがあるか否かを判定する。ある場合はステップS2へ進み、ない場合はステップS1へ留まる。
ステップS2では、ユーザ権限テーブル記憶部21に記憶されたユーザ権限テーブルを参照することにより、HDD18への書き込みに対する設定状態を確認する。ステップS3では、ステップS2の確認結果により、HDD18への書き込み許可が設定されているか否かを判定する。書き込み許可が設定されている場合はステップS7へ進み、設定されていない場合はステップS4へ進む。
ステップS4では、表示モニタ16へユーザ権限の書き換えが必要であるメッセージを表示することにより、ユーザに対してHDD18への書き込みが許可されていないことを伝え、設定を変更するように促す。ステップS5では、ステップS4の表示により、ユーザが入力装置17を操作して書き込み許可を選択したか否かを判定する。書き込み許可が選択された場合はステップS6へ進み、選択されなかった場合はステップS14へ進む。ステップS14では、書き込み不可が設定されたメッセージを表示モニタ16へ表示し、その後、図2の処理フローを終了する。この場合、HDD18への書き込みを許可するようにユーザが設定を変更しない限り、HDD18への書き込みが行われない。
ステップS6では、HDD18への書き込みに対する設定状態を、それまでの書き換え不可から書き込み許可へと変更するように、ユーザ権限テーブルを書き換える。これにより、設定状態が変更され、HDD18への書き換えが行えるようになる。ステップS7では、HDD18の環境状態の検出および判定処理を行い、環境状態がOKまたはNGのどちらかであることをその処理結果として返す。なお、ステップS7の処理内容については、後で図3を用いて説明する。
ステップS7の処理結果により、次のステップS8において、環境状態がHDD18の動作環境条件を満足しているか否かを判定する。ステップS7の結果、環境状態がOKである場合は、ステップS8において動作環境条件を満足していると判定し、ステップS9へ進む。しかし、ステップS7の結果、環境状態がNGである場合は、ステップS8において環境状態を満足していないと判定し、ステップS12へ進む。
ステップS9では、HDD18の自己診断を行う。この自己診断は、たとえば、所定のデータをHDD18に書き込み、その読み出し結果が一致するか否かを判定することによって行われる。書き込んだデータ内容と読み出したデータ内容とが一致した場合は、次のステップS10において自己診断結果が正常であると判定し、ステップS11へ進む。しかし、一致しない場合は自己診断結果が正常ではないと判定し、ステップS10からステップS13へ進む。なお、ステップS9では、上記の方法以外で自己診断を行うこととしてもよい。ステップS13では、HDD18が異常であるメッセージを表示モニタ16へ表示し、その後、図2の処理フローを終了する。この場合、ユーザに対してHDD18の修理点検を依頼するメッセージを合わせて表示することが好ましい。
ステップS11では、HDD18を書き込み可とする。このとき、図2のフローと並行して実行されるHDD18への書き込み処理により、ダウンロード用メモリ19からHDD18へのデータの書き込みが、所定のデータ量だけ行われる。ステップS11の実行後はステップS1へ戻る。このようにして、ステップS1〜S11を繰り返すことにより、ダウンロード用メモリ19に記憶されたダウンロードデータの全てがHDD18に書き込まれる。
一方、ステップS12ではHDD18を書き込み禁止とし、その後、ステップS1へ戻る。このときは、ダウンロード用メモリ19からHDD18への書き込み処理は実行されない。すなわち、ステップS8で環境状態が動作環境条件を満足しないと判定された場合は、ステップ12を実行することにより、その処理サイクルにおいてHDD18への書き込みが行われないようにする。
以上説明したようにして、各処理サイクル毎に環境状態がHDD18の環境条件を満足しているか否かを判定し、その結果により、HDD18を書き込み可または書き込み禁止のいずれかとする。これにより、環境条件を満足している間はHDD18への書き込みを行い、満足していない間には行わないようにする。
以上説明した処理では、ダウンロードされたデータがあるか否かを判定し(ステップS1)、ある場合は、HDD18への書き込み許可が設定されているか否かを判定する(ステップS3)。書き込み許可が設定されている場合、環境状態がHDD18の動作環境条件を満足しているか否かを判定し(ステップS8)、そこで満足していると判定されて、さらに自己診断結果が正常である場合(ステップS10)、HDD18を書き込み可とする(ステップS11)。このようにして、HDD18が動作することのできる環境条件のときに、HDD18への書き込みを行う。
次に、図2のステップS7で行う環境状態の検出・判定処理の内容を、図3の処理フローに示す。ステップS20では、車速センサ14bより出力される車速パルスの確認を行う。この確認結果により、ステップS21において、車速パルスがオフであるか否かの判定を行う。ステップS20で確認した結果、車速センサ14bより車速パルスが出力されていない場合は、ステップS21よりステップS22へ進む。車速パルスが出力されている場合は、ステップS21よりステップS31へ進む。すなわち、以上説明したステップS20、S21の処理により、自車両が走行中または停車中のいずれであるかを判定し、走行中である場合はステップS31へ進むようにする。
ステップS22では、自車両に備えられた不図示のパーキングブレーキより出力されるパーキング信号を確認する。この確認結果により、ステップS23において、パーキング信号がオンであるか否かの判定を行う。ステップS22で確認した結果、パーキング信号がオンである場合、すなわちパーキングブレーキが作動している場合は、ステップS23よりステップS24へ進む。一方、パーキング信号がオフである場合、すなわちパーキングブレーキが作動していない場合は、ステップS23よりステップS31へ進む。このように、以上説明したステップS20〜S23の処理において、自車両が停車中であってもパーキングブレーキが作動していないときは、直ちに走行を開始することがあるため、走行中の場合と同様にステップS31へ進むようにする。
ステップS24では、HDD18の周辺温度を検出する。この検出結果より、ステップS25において、HDD18の周辺温度が所定範囲内、たとえば10℃から50℃の間にあるか否かの判定を行う。周辺温度が所定範囲内にある場合はステップS26へ進み、ない場合はステップS31へ進む。
ステップS26では、HDD18に印加される振動レベルを検出する。この検出結果より、ステップS27において、HDD18の振動レベルが所定値、たとえば0.5G以下であるか否かの判定を行う。振動レベルが所定値以下である場合はステップS28へ進み、所定値より大きい場合はステップS31へ進む。
ステップS28では、自車両に搭載された不図示のバッテリの電圧、すなわち自車両からナビゲーション装置1へ供給される電源電圧を検出する。この検出結果より、ステップS29において、バッテリ電圧が所定範囲内、たとえば9Vから16Vの間にあるか否かの判定を行う。バッテリ電圧が所定範囲内にある場合はステップS30へ進み、所定範囲内にない場合はステップS31へ進む。
ステップS30では、図3の環境状態の検出・判定処理の処理結果として、環境状態がOKであるとする。一方、ステップS31では、処理結果として環境状態がNGであるとする。ステップS30またはS31のいずれかを実行した後は、図3の処理フローを終了して、図2のステップS8へ戻る。
以上説明した処理では、自車両が停車中であるか否かを判定し(ステップS21)、パーキングブレーキが作動しているか否かを判定し(ステップS23)、HDD18の周辺温度が所定範囲内であるか否かを判定し(ステップS25)、HDD18へ印加される振動レベルが所定値以下であるか否かを判定し(ステップS27)、自車両より供給される電源電圧が所定範囲内であるか否かを判定する(ステップS29)。そして、これらの判定結果が全て肯定された場合に環境状態がOKであるとし(ステップS30)、いずれかが否定された場合には、環境状態がNGであるとする(ステップS31)。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)ダウンロードしたデータをダウンロード用メモリ19に一旦記憶しておき、ダウンロード用メモリ19からHDD18へデータを書き込むようにした。さらに、環境状態検出部20によりHDD18の環境状態を検出し、その検出結果により、HDD18の動作環境条件を満足するか否かを判定する。そして、満足すると判定した場合にHDD18を書き込み可として、ダウンロード用メモリ19からHDD18へのデータの書き込みを行うようにした。このようにしたので、HDD18の動作環境条件を満足できない間の書き込み動作によって起こる故障やデータ異常などを避けつつ、ダウンロードしたデータをHDD18へ書き込むことができる。
(2)環境状態がHDD18の動作環境条件を満足するか否かを次のように判定することとした。はじめに、自車両が停車中であるか否かを判定する。次に、パーキングブレーキが作動中であるか否かを判定する。次に、HDD18の周辺温度が所定範囲内であるか否かを判定する。次に、HDD18へ印加される振動レベルが所定値以下であるか否かを判定する。次に、自車両より供給される電源電圧が所定範囲内であるか否かを判定する。そして、これらの判定結果が全て肯定された場合には、環境状態がHDD18の動作環境条件を満足すると判定し、いずれかが否定された場合には、動作環境条件を満足しないと判定することとした。このようにしたので、環境状態検出部20の検出結果に基づいて、HDD18の動作環境条件を満足するか否かを判定することができる。
なお、上記実施の形態では、HDD18の環境状態の検出・判定処理として、図3に示す5種類の検出および判定処理(ステップS20・S21、ステップS22・S23、ステップS24・S25、ステップS26・S27、およびステップS28・S29)を行う例を説明した。しかし、必ずしもこれらを全て行う必要はなく、いずれかを任意に組み合わせて用いてもよい。任意に組み合わせた処理の判定結果が全て肯定された場合には、環境状態がHDD18の動作環境条件を満足すると判定し、いずれかが否定された場合には、動作環境条件を満足しないと判定する限り、本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態では、通信端末2を用いて情報配信センターからデータをダウンロードする例について説明したが、本発明はこの内容に限定されない。たとえば、衛星放送、ラジオ放送等の他の無線通信や、メモリカード等の外部記憶装置など、様々な方法で外部から入力されるデータを取り込んでHDDへ転送するものについて、本発明を適用することができる。また、上記実施の形態ではナビゲーション装置の例について説明したが、本発明は他の様々な車載情報端末においても適用可能である。
上記実施の形態では、第1の記憶手段をHDD18、第2の記憶手段をダウンロード用メモリ19、検出手段を環境状態検出部20、書き込み制御手段を制御回路11によりそれぞれ実現している。しかし、これらはあくまで一例であり、本発明の特徴が損なわれない限り、各構成要素は上記実施の形態に限定されない。
本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 HDDへの書き込みが可能か否かを判断するときに実行される処理のフローチャートである。 環境状態の検出・判定処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 ナビゲーション装置
2 通信端末
11 制御回路
12 ROM
13 RAM
14 現在地検出装置
15 画像メモリ
16 表示モニタ
17 入力装置
18 ハードディスク
19 ダウンロード用メモリ
20 環境状態検出部
21 ユーザ権限テーブル記憶部

Claims (7)

  1. 第1の環境条件で動作し、様々なデータを書き込むことが可能な第1の記憶手段と、
    前記第1の環境条件よりも広範囲の第2の環境条件で動作し、外部から入力されたデータを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段の環境状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された環境状態が前記第1の環境条件を満足するか否かを判定し、満足すると判定した場合、前記第2の記憶手段に記憶されたデータを前記第1の記憶手段に書き込む書き込み制御手段とを備えることを特徴とする車載情報端末。
  2. 請求項1の車載情報端末において、
    前記書き込み制御手段は、自車両が走行中または停車中のいずれであるかを判定し、走行中である場合、前記環境状態が前記第1の環境条件を満足しないと判定することを特徴とする車載情報端末。
  3. 請求項1または2の車載情報端末において、
    前記書き込み制御手段は、自車両のパーキングブレーキが作動中であるか否かを判定し、作動中でない場合、前記環境状態が前記第1の環境条件を満足しないと判定することを特徴とする車載情報端末。
  4. 請求項1〜3のいずれかの車載情報端末において、
    前記検出手段は、前記第1の記憶手段の周辺温度を検出し、
    前記書き込み制御手段は、前記検出された周辺温度が所定範囲内にない場合、前記環境状態が前記第1の環境条件を満足しないと判定することを特徴とする車載情報端末。
  5. 請求項1〜4のいずれかの車載情報端末において、
    前記検出手段は、前記第1の記憶手段に印加される振動レベルを検出し、
    前記書き込み制御手段は、前記検出された振動レベルが所定値より大きい場合、前記環境状態が前記第1の環境条件を満足しないと判定することを特徴とする車載情報端末。
  6. 請求項1〜5のいずれかの車載情報端末において、
    前記検出手段は、自車両より供給される電源電圧を検出し、
    前記書き込み制御手段は、前記検出された電源電圧が所定範囲内にない場合、前記環境状態が前記第1の環境条件を満足しないと判定することを特徴とする車載情報端末。
  7. 請求項1〜6のいずれかの車載情報端末において、
    前記第1の記憶手段は、ハードディスク(HDD)であることを特徴とする車載情報端末。
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