JP4645181B2 - コンピュータの起動制御装置およびコンピュータの起動制御方法 - Google Patents

コンピュータの起動制御装置およびコンピュータの起動制御方法 Download PDF

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本発明は、コンピュータの起動を迅速に行うコンピュータの起動制御装置および起動制御方法に関し、特に、コンピュータの動作を不安定にさせずに、迅速な起動処理を行う装置および方法に関する。
従来、コンピュータの電源遮断時に、コンピュータ内の揮発性メモリに記憶されているデータを不揮発性の外部メモリに退避させ、電源再投入時に、外部メモリに退避させたデータを揮発性メモリに読み込んで復元することにより、前回の電源遮断時の状態を迅速に再現する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平6−314134号公報
しかしながら、従来の技術のように、揮発性メモリの初期化を行わずに、データの書き込み・読み込みを連続して長時間行うと、コンピュータの動作が不安定になるという問題があった。
(1)本発明によるコンピュータの起動制御装置およびコンピュータの起動制御方法は、電源の遮断要求があり、再起動が行われた後に、コンピュータ内部に設けられている揮発性の内部記憶手段に記憶されているデータを不揮発性の外部記憶手段に退避させて、次回のコンピュータの起動時に、外部記憶手段に退避させたデータを内部記憶手段に読み込んで、コンピュータを起動させる。このようなシステムにおいて、内部記憶手段に記憶されていたデータの消去が行われずに、連続して使用されている時間が所定時間以上であり、かつ、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いと判定すると、コンピュータを再起動させてから、電源を遮断することを特徴とする。
(2)本発明によるコンピュータの起動制御装置およびコンピュータの起動制御方法は、電源の遮断後もコンピュータ内部に設けられている揮発性の内部記憶手段に電力を供給し、次回のコンピュータの起動時に、内部記憶手段に記憶されているデータを用いて、コンピュータを起動させる。このようなシステムにおいて、内部記憶手段に記憶されていたデータの消去が行われずに、連続して使用されている時間が所定時間以上であり、かつ、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いと判定されると、コンピュータを再起動させてから、電源を遮断することを特徴とする。
本発明によるコンピュータの起動制御装置およびコンピュータの起動制御方法によれば、コンピュータの動作を不安定にさせずに、コンピュータの起動を迅速に行うことができる。
−第1の実施の形態−
以下では、本発明によるコンピュータの起動制御装置を車両のカーナビゲーション装置に適用した例について説明する。図1は、第1の実施の形態におけるコンピュータの起動制御装置を適用したカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。カーナビゲーション装置の動作全般を制御するコントローラ10には、ジャイロセンサ11、車速センサ12、GPS受信機13、DVDドライブ14、ディスプレイ15、携帯電話16、操作スイッチ17、マイク18、スピーカ19、記憶装置20、イグニッションスイッチ21、および、電圧センサ22が接続されている。
ジャイロセンサ11は、車両の進行方向を検出して、コントローラ10に出力する。車速センサ12は、車両の速度を検出して、コントローラ10に出力する。GPS受信機13は、GPS衛星からの電波を受信する。コントローラ10は、GPS受信機13で受信した電波に基づいて、車両の現在位置(緯度・経度)を検出する。DVDドライブ14は、DVDに記録されている電子地図データを読み取る。コントローラ10は、DVDドライブ14が読みとった電子地図データ、および、車両の現在位置に基づいて、車両周囲の地図をディスプレイ15に表示する。
携帯電話16は、コントローラ10が外部機器と通信を行う際に用いられる通信手段である。操作スイッチ17は、カーナビゲーション装置の各種操作を行うためのスイッチである。ドライバは、操作スイッチ17の操作とともに、マイク18への音声入力によっても、カーナビゲーション装置へ指令を出すことができる。スピーカ19は、例えば、目的地への経路案内の音声を出力する。電圧センサ22は、コントローラ10に電力を供給するバッテリ23の電圧を検出して、コントローラ10に出力する。
なお、このカーナビゲーション装置には、車両のイグニッションスイッチ21がオンされると、バッテリ23から電力が供給され、イグニッションスイッチ21がオフされると、電力供給が遮断される。
記憶装置20は、不揮発性の記憶装置であり、カーナビゲーション装置のオペレーティングシステム(OS)、および、経路案内等の各種アプリケーションソフトウェアを記憶している。また、イグニッションスイッチ21がオフされた時に、後述するコントローラ10のRAM10c内に記憶されているデータを記憶する。イグニッションスイッチ21のオフ時に、RAM10cから記憶装置20に退避されたデータを起動用データと呼ぶ。
コントローラ10は、CPU10a、ROM10b、RAM10c、起動時間計測タイマ10dおよび累積起動時間計測タイマ10eを備えている。RAM10cは揮発性のメモリであり、電源が遮断されると、記憶されているデータは消去(初期化)される。CPU10aは、カーナビゲーション装置の起動時に、カーナビゲーション装置の起動用データが記憶装置20に記憶されている場合には、その起動用データをRAM10c上にロードして実行し、記憶装置20に記憶されていない場合には、オペレーティングシステムおよびアプリケーションデータを記憶装置20からRAM10c上にロードして実行する。カーナビゲーション装置のシステム起動時から、システム終了までの間にCPU10aによって行われるその他の処理については、図2に示すフローチャートを用いて後述する。
起動時間計測タイマ10dは、カーナビゲーション装置の起動時に、オペレーティングシステムおよびアプリケーションデータを記憶装置20からRAM10c上にロードして実行完了するまでの時間を計測する。累積起動時間計測タイマ10eは、RAM10cの初期化が行われずに、連続して使用されている時間を計測する。すなわち、オペレーティングシステムおよびアプリケーションデータを、記憶装置20からRAM10c上にロードして実行した時を時間計測の起点とし、イグニッションスイッチ21のオフ時に、RAM10c上のデータが記憶装置20に退避されなかった場合には、イグニッションスイッチ21のオフまでの経過時間を計測する。また、RAM10c上のデータを記憶装置20に退避させた場合には、次回のイグニッションスイッチ21のオフ時に、RAM10c上のデータが記憶装置20に退避されなかった場合までの時間を計測する。すなわち、累積起動時間計測タイマ10eは、RAM10cのデータが初期化されるまでの累積時間を計測する。
図2は、カーナビゲーション装置のシステム起動時から、システム終了までの間に行われる処理内容を示すフローチャートである。コントローラ10のCPU10aは、イグニッションスイッチ21がオンされると、ステップS10の処理を開始する。ステップS10では、記憶装置20に、カーナビゲーション装置の起動用データが存在するか否かを判定する。記憶装置20に起動用データが存在すると判定すると、ステップS50に進み、起動用データが存在しないと判定すると、ステップS20に進む。
ステップS20では、オペレーティングシステムを記憶装置20から読み込んで、RAM10c上にロードし、実行する。ステップS20に続くステップS30では、アプリケーションデータを記憶装置20から読み込んで、RAM10c上にロードし、実行する。ステップS30に続くステップS40では、起動時間計測タイマ10dによって、オペレーティングシステムおよびアプリケーションデータをRAM10c上にロードして実行完了するまでの時間を計測する。計測された起動時間は、RAM10cに記憶する。また、累積起動時間計測タイマ10eをスタートさせる。
一方、ステップS50では、記憶装置20に記憶されている起動用データをRAM10c上にロードして、実行する。これにより、前回、イグニッションスイッチ21がオフされる前の実行状態を迅速に復元することができる。起動用データを実行すると、ステップS60に進む。
ステップS60では、イグニッションスイッチ21のオン時、すなわち、カーナビゲーション装置のシステム起動時の日時および車両の位置を検出する。車両の位置は、GPS受信機13で受信される電波に基づいて検出する。
ステップS70では、ステップS60で検出した日時および車両の現在位置の情報に基づいて、走行履歴情報を記憶装置20に記憶する。この走行履歴情報は、イグニッションスイッチ21をオンした時(カーナビゲーション装置のシステム起動時)の情報およびオフした時(カーナビゲーション装置のシステム終了時)の情報である。図3は、記憶装置20に記憶する走行履歴情報の一例を示す図である。この走行履歴情報には、イグニッションスイッチ21をオンした日にち、時間、車両位置を示す緯度・経度の情報、緯度・経度に対応する備考情報とともに、イグニッションスイッチ21をオフした日にち、時間、車両位置を示す緯度・経度の情報、緯度・経度に対応する備考情報が含まれている。
イグニッションスイッチ21をオンおよびオフした日にち、時間、および、車両位置を示す緯度・経度の情報は、ステップS60で検出されるデータである。緯度・経度に対応する備考情報とは、緯度・経度に対応する建物等の名称の情報である。例えば、予め、自宅やオフィスの場所をカーナビゲーション装置に登録しておき、GPS受信機13から入力される信号に基づいて検出された緯度・経度が自宅として登録されている緯度・経度と一致すれば、備考の欄に、自宅であることを示す情報を書き込む。
ステップS70に続くステップS80では、イグニッションスイッチ21がオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチ21がオフされていないと判定すると、ステップS70に戻り、オフされたと判定すると、ステップS90に進む。ステップS90では、累積起動時間計測タイマ10eによって計測されている累積時間が所定時間以上であるか否かを判定する。この所定時間は、RAM10cへのデータの書き込み、および、読み込みが連続して行われても、カーナビゲーション装置の動作が不安定にならない時間を予め実験などにより求めて、決めておく。累積起動時間計測タイマ10eによって計測されている累積時間が所定時間以上であると判定するとステップS100に進み、所定時間未満であると判定すると、ステップS140に進む。
ステップS100では、カーナビゲーション装置のシステムを再起動できるか否かを判定する。ここでは、以下の(a)および(b)の2つの条件が満たされた時に、システムを再起動できると判断する。
(a)電圧センサ22により検出されたバッテリ23の電圧が所定電圧以上
(b)カーナビゲーション装置のシステムを再起動するのに要する時間以上、イグニッションスイッチ21がオンされないと推測される。
(b)の条件について詳しく説明する。カーナビゲーション装置のシステムを再起動するのに要する時間とは、ステップS40において、起動時間計測タイマ10dによって計測された時間である。システムを再起動するのに要する時間以上、イグニッションスイッチ21がオンされないか否かの判断は、イグニッションスイッチ21がオフされた時の日時および車両の現在位置に基づいて行う。上述したように、記憶装置20には、イグニッションスイッチ21をオンおよびオフした時の走行履歴情報が記憶されている(図3参照)。例えば、走行履歴情報を参照すると、平日は22:00くらいに自宅に到着してイグニッションスイッチ21をオフにし、その後は、翌朝までイグニッションスイッチ21をオンにしない傾向があるとする。この場合に、イグニッションスイッチ21をオフにしたのが平日の22:00であり、かつ、車両の現在位置が自宅であることが検出されると、システムを再起動するのに要する時間以上、イグニッションスイッチ21がオンされないと推測することができる。
なお、上述した例において、イグニッションスイッチ21のオフ時の時間は、必ずしも22:00前後のような特定された時間でなくてもよい。例えば、平日の21:00以降に自宅に到着した場合には、翌朝までイグニッションスイッチ21がオンされないという傾向があれば、平日の21:30や、23:00に自宅に到着すると、システムを再起動するのに要する時間以上、イグニッションスイッチ21がオンされないと推測することができる。
ステップS100において、(a)および(b)の2つの条件が満たされているので、カーナビゲーション装置のシステムを再起動できると判断すると、ステップS110に進み、システムの再起動ができないと判断すると、ステップS140に進む。ステップS110では、システムを再起動するために、オペレーティングシステムを記憶装置20から読み込んで、RAM10c上にロードし、実行する。ステップS110に続くステップS120では、アプリケーションデータを記憶装置20から読み込んで、RAM10c上にロードし、実行する。
すなわち、ステップS110およびステップS120では、イグニッションスイッチ21がオフされた後に、カーナビゲーション装置のシステムを再起動する処理を行っている。これにより、RAM10cに記憶されていたデータは消去(初期化)される。
ステップS120に続くステップS130では、起動時間計測タイマ10dによって、オペレーティングシステムおよびアプリケーションデータをRAM10c上にロードして実行完了するまでの時間を計測する。計測した時間をRAM10cに記憶すると、起動時間計測タイマ10dおよび累積起動時間計測タイマ10eをリセットして、ステップS140に進む。なお、ステップS90またはステップS100の判定を否定してステップS140に進む場合には、起動時間計測タイマ10dはリセットされるが、累積起動時間計測タイマ10eはリセットされず、次回のイグニッションスイッチ21のオン時に、継続して時間の計測が行われる。
ステップS140では、RAM10c上のデータを記憶装置20に退避させる。RAM10c上のデータを記憶装置20に退避させると、ステップS150に進む。ステップS150では、カーナビゲーション装置のシステムの電源をオフにして、図2に示すフローチャートの処理を終了する。
第1の実施の形態におけるコンピュータの起動制御装置によれば、カーナビゲーション装置の電源遮断要求があった時に、カーナビゲーション装置内部に設けられている揮発性のRAM10cの初期化が行われずに、連続して使用されている時間が所定時間以上であり、かつ、コンピュータの再起動を行うための条件が満たされていると判断すると、コンピュータを再起動させてから、電源を遮断する。RAM10cは、初期化が行われない状態で、データの書き込み・読み込みを連続して長時間行うと、カーナビゲーション装置の動作が不安定になる可能性がある。しかし、第1の実施の形態におけるコンピュータの起動制御装置によれば、RAM10cの使用時間が所定時間以上となり、かつ、再起動を行うための条件が満たされている場合に、コンピュータを再起動させてから電源を遮断するので、RAM10cを初期化することにより、カーナビゲーション装置の動作が不安定となるのを防ぐことができる。また、RAM10cの使用時間が所定時間未満の場合には、電源遮断時に、RAM10cのデータを記憶装置20に退避させて、次回の電源投入時に、記憶装置20に退避させたデータをRAM10cにロードして、カーナビゲーション装置を起動させるので、電源オフ前の状態を迅速に復元することができる。
カーナビゲーション装置の再起動を行うための条件の一つとして、電源を遮断してから、次に電源が再投入されるまでの推定時間がカーナビゲーション装置を再起動するのに要する時間より長いか否かを判定した。この判定において、自宅やオフィス等の位置をカーナビゲーション装置に登録しておいて、登録地の情報を利用することにより、自宅やオフィス等で車両を停止させた場合には、一定時間以上、イグニッションスイッチ21がオンされることはないと判断することができる。
また、カーナビゲーション装置の再起動を行うための条件の一つとして、バッテリ23の電圧が所定電圧以上であるか否かを判定した。カーナビゲーション装置のシステム再起動は、イグニッションスイッチ21のオフ後に行うため、バッテリ23の残量が少ない場合に再起動を行ってしまって、バッテリ上がりが生じるのを防ぐことができる。
さらに、カーナビゲーション装置を再起動するのに要する時間として、予め設定した時間ではなく、実際に検出した時間を用いるので、カーナビゲーション装置の仕様を変更した場合などに、起動時間が変更になった場合でも、実際に検出した時間を用いて、再起動が可能か否かの判断を行うことができる。
−第2の実施の形態−
第2の実施の形態におけるコンピュータの起動制御装置を適用したカーナビゲーション装置では、コントローラ10によって行われる処理内容が異なる。このカーナビゲーション装置では、システムの電源遮断後も、バッテリ23からRAM10cに電力を供給し続ける。これにより、次回のシステム起動時には、RAM10cに記憶されているデータを用いて、カーナビゲーション装置の起動を迅速に行うことができる。
図4は、第2の実施の形態におけるコンピュータの起動制御装置を適用したカーナビゲーション装置において、カーナビゲーション装置のシステム起動時から、システム終了までの間に行われる処理内容を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートと異なるのは、ステップS140の処理が無いことと、ステップS10AおよびステップS200の処理である。以下では、ステップS10AおよびステップS200の処理について説明する。
ステップS10Aでは、RAM10cに、カーナビゲーション装置の起動用データが存在するか否かを判定する。起動用データが存在しないと判定すると、ステップS20に進み、存在すると判定すると、ステップS200に進む。ステップS200では、RAM10c上の起動用データを実行する。これにより、記憶装置20に記憶されているオペレーティングシステムおよびアプリケーションデータをRAM10c上にロードして実行する場合に比べて、起動時間を短縮することができる。ステップS200の処理を行うと、ステップS60に進む。
上述したように、電源遮断後もバッテリ23からRAM10cに電力を供給し続けるので、図2に示すフローチャートのステップS140の処理、すなわち、カーナビゲーション装置のシステムの電源をオフにする前に、RAM10c上のデータを記憶装置20に退避させる処理は行われない。
第2の実施の形態におけるコンピュータの起動制御装置を適用したカーナビゲーション装置では、カーナビゲーション装置の電源をオフにした後も、バッテリ23からRAM10cに電力を供給する。これにより、電源のオフ後もRAM10c上のデータは消去されないので、次回、カーナビゲーション装置の電源がオンにされた時に、迅速に、カーナビゲーション装置のシステムを起動させることができる。また、第1の実施の形態と同様に、RAM10cの使用時間が所定時間以上となり、かつ、再起動を行うための条件が満たされている場合に、コンピュータを再起動させてから電源を遮断するので、RAM10cの初期化処理を行うことにより、カーナビゲーション装置の動作が不安定となるのを防ぐことができる。
本発明は、上述した各実施の形態に限定されることはない。例えば、緯度・経度に対応する備考情報の記録方法として、予め、自宅やオフィスの場所をカーナビゲーション装置に登録しておき、GPS受信機13から入力される信号に基づいて検出された緯度・経度が自宅として登録されている緯度・経度と一致すれば、自宅であることを示す情報を書き込む例を挙げて説明した。この方法以外にも、DVDドライブ14から読み込んだ電子地図データを参照して、検出した緯度・経度に対応するPOI(Point of Interest)情報を抽出して、施設の名称を記録するようにしてもよい。また、その地点に着いた日時などに基づいて、到着した場所が自宅やオフィスであると推測することもできる。
カーナビゲーション装置のシステムを再起動できるか否かの判定では、以下の(a)および(b)の2つの条件が満たされた時に、システムを再起動できると判断した。
(a)電圧センサ22により検出されたバッテリ23の電圧が所定電圧以上
(b)カーナビゲーション装置のシステムを再起動するのに要する時間以上、イグニッションスイッチ21がオンされないと推測される
しかし、(b)の条件が満たされた時に、システムを再起動できると判断するようにしてもよい。
上述した第1および第2の実施の形態では、コンピュータの起動制御装置をカーナビゲーション装置に適用した例について説明したが、車載オーディオ装置に適用することもできる。また、車両に搭載されるコンピュータ以外にも、携帯型のコンピュータや据置型のコンピュータなど、プログラムに従って各種演算を行う全ての機械に適用することができる。
揮発性のメモリとして、RAMを挙げて説明したが、揮発性メモリの種類によって、本発明が限定されることはない。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
なお、以上の各実施の形態における累積起動時間計測タイマ10eは、本発明における累積時間計測手段として機能し、コントローラ10は、本発明における条件判定手段および制御手段として機能する。また、RAM10cは、本発明における内部記憶手段として機能し、記憶装置20は、外部記憶手段、日時記憶手段および位置記憶手段として機能し、GPS受信機13およびコントローラ10は、位置検出手段として機能する。ただし、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
第1の実施の形態におけるコンピュータの起動制御装置を適用したカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図 カーナビゲーション装置のシステム起動時から、システム終了までの間に行われる処理内容を示すフローチャート 記憶装置に記憶する走行履歴情報の一例を示す図 第2の実施の形態におけるコンピュータの起動制御装置を適用したカーナビゲーション装置において、カーナビゲーション装置のシステム起動時から、システム終了までの間に行われる処理内容を示すフローチャート
符号の説明
10…コントローラ、10a…CPU、10b…ROM、10c…RAM、10d…起動時間計測タイマ、10e…累積起動時間計測タイマ、11…ジャイロセンサ、12…車速センサ、13…GPS受信機、14…DVDドライブ、15…ディスプレイ、16…携帯電話、17…操作スイッチ、18…マイク、19…スピーカ、20…記憶装置、21…イグニッションスイッチ、22…電圧センサ、23…バッテリ

Claims (12)

  1. 電源の遮断要求があり、再起動が行われた後に、コンピュータ内部に設けられている揮発性の内部記憶手段に記憶されているデータを不揮発性の外部記憶手段に退避させて、次回のコンピュータの起動時に、前記外部記憶手段に退避させたデータを前記内部記憶手段に読み込んで、コンピュータを起動させるコンピュータの起動制御装置において、
    前記内部記憶手段に記憶されていたデータの消去が行われずに、連続して使用されている時間を計測する累積時間計測手段と、
    前記電源遮断要求があった時に、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長い場合に、コンピュータの再起動を行うための条件が満たされていると判定する条件判定手段と、
    前記電源遮断要求があった時に、前記累積時間計測手段によって計測された時間が所定時間以上であり、かつ、前記条件判定手段によって、コンピュータの再起動を行うための条件が満たされていると判定されると、コンピュータを再起動させてから、電源を遮断する制御手段とを備えることを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  2. 電源の遮断後もコンピュータ内部に設けられている揮発性の内部記憶手段に電力を供給し、次回のコンピュータの起動時に、前記内部記憶手段に記憶されているデータを用いて、コンピュータを起動させるコンピュータの起動制御装置において、
    前記内部記憶手段に記憶されていたデータの消去が行われずに、連続して使用されている時間を計測する累積時間計測手段と、
    前記電源遮断要求があった時に、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長い場合に、コンピュータの再起動を行うための条件が満たされていると判定する条件判定手段と、
    前記累積時間計測手段によって計測された時間が所定時間以上であり、かつ、前記条件判定手段によって、コンピュータの再起動を行うための条件が満たされていると判定されると、コンピュータを再起動させてから、電源を遮断する制御手段とを備えることを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のコンピュータの起動制御装置において、
    コンピュータの電源遮断時および電源投入時の日時を記憶する日時記憶手段をさらに備え、
    前記条件判定手段は、電源の遮断要求があった時の日時と、前記日時記憶手段に記憶されている日時とに基づいて、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いか否かを判定することを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  4. 請求項1または2に記載のコンピュータの起動制御装置において、
    電源の遮断要求があった時のコンピュータの位置を検出する位置検出手段と、
    前記条件判定手段は、前記位置検出手段によって検出された位置に基づいて、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いか否かを判定することを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  5. 請求項に記載のコンピュータの起動制御装置において、
    コンピュータの電源遮断時および電源投入時のコンピュータの位置を記憶する位置記憶手段をさらに備え、
    前記条件判定手段は、前記位置検出手段によって検出された位置、および、前記位置記憶手段によって記憶されている位置のデータに基づいて、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いか否かを判定することを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  6. 請求項に記載のコンピュータの起動制御装置において、
    電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いと推定される位置を予め記憶しておく位置記憶手段をさらに備え、
    前記条件判定手段は、前記位置検出手段によって検出された位置、および、前記位置記憶手段によって記憶されている位置データに基づいて、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いか否かを判定することを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載のコンピュータの起動制御装置において、
    コンピュータの電源遮断時および電源投入時の日時を記憶する日時記憶手段をさらに備え、
    前記条件判定手段は、電源の遮断要求があった時の日時および前記位置検出手段によって検出された位置と、前記日時記憶手段に記憶されている日時および前記位置記憶手段によって記憶されている位置データに基づいて、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いか否かを判定することを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  8. 請求項〜7のいずれかに記載のコンピュータの起動制御装置において、
    前記コンピュータを再起動するのに要する時間として、コンピュータの起動時に実際に検出された時間を用いることを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  9. 請求項〜8のいずれかに記載のコンピュータの起動制御装置において、
    前記制御手段は、コンピュータを再起動させた後、前記内部記憶手段に記憶されているデータを前記外部記憶手段に退避させてから、電源を遮断することを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のコンピュータの起動制御装置において、
    前記コンピュータは、車両のカーナビゲーション装置であることを特徴とするコンピュータの起動制御装置。
  11. 電源の遮断要求があり、再起動が行われた後に、コンピュータ内部に設けられている揮発性の内部記憶手段に記憶されているデータを不揮発性の外部記憶手段に退避させて、次回のコンピュータの起動時に、前記外部記憶手段に退避させたデータを前記内部記憶手段に読み込んで、コンピュータを起動させるコンピュータの起動制御方法において、
    前記内部記憶手段に記憶されていたデータの消去が行われずに、連続して使用されている時間を計測し、
    前記計測した時間が所定時間以上であり、かつ、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いと判定すると、コンピュータを再起動させてから、電源を遮断することを特徴とするコンピュータの起動制御方法。
  12. 電源の遮断後もコンピュータ内部に設けられている揮発性の内部記憶手段に電力を供給し、次回のコンピュータの起動時に、前記内部記憶手段に記憶されているデータを用いて、コンピュータを起動させるコンピュータの起動制御方法において、
    前記内部記憶手段に記憶されていたデータの消去が行われずに、連続して使用されている時間を計測し、
    前記計測した時間が所定時間以上であり、かつ、電源を遮断してから、次回、電源が再投入されるまでの推定時間がコンピュータを再起動するのに要する時間より長いと判定されると、コンピュータを再起動させてから、電源を遮断することを特徴とするコンピュータの起動制御方法。
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