JP2002207538A - 情報処理システム、インターネット接続システム、電源供給装置及び停電処理用コンピュータプログラム - Google Patents

情報処理システム、インターネット接続システム、電源供給装置及び停電処理用コンピュータプログラム

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JP2002207538A
JP2002207538A JP2001004292A JP2001004292A JP2002207538A JP 2002207538 A JP2002207538 A JP 2002207538A JP 2001004292 A JP2001004292 A JP 2001004292A JP 2001004292 A JP2001004292 A JP 2001004292A JP 2002207538 A JP2002207538 A JP 2002207538A
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information processing
signal
power
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Yoshiaki Sanada
佳明 真田
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NANKAI DENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OSによるシャットダウンが確実に完了した
後に情報処理装置への電源供給を停止させることを目的
とする。 【解決手段】 通常電源の正常又は異常を判定する判定
手段と、この判定結果に基づき再起動され起動信号を出
力する情報処理装置と、この情報処理装置に対し上記判
定結果に基づき通常電源又は予備電源から電源供給を行
う給電手段と、上記起動信号に基づき情報処理装置への
電源供給を停止する給電停止手段を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、情報処理システ
ム、インターネット接続システム、電源供給装置及び停
電処理用コンピュータプログラムに係り、更に詳しく
は、通常電源の異常時に予備電源から電源供給を行うと
ともに、OSによるシャットダウン処理などの情報処理
装置の終了処理を完了させる電源供給装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】外部電源に依存する電子機器は、外的要
因による電源供給の停止や供給電圧の低下によって回復
困難な障害が発生する可能性がある。例えば、情報処理
装置を構成するハードディスクへのアクセス中(特に書
き込み動作中)に停電が発生し、当該情報処理装置への
電源供給が突然停止した場合、当該ハードディスクに保
持されていた記憶データが破壊され、記憶データの一部
又は全部が読み出せなくなる可能性が高い。また、処理
中のプロセス(本明細書ではタスク、プロセス、スレッ
ドなどのOS上での処理単位をプロセスと呼ぶ)が突然
中断された場合、中断された処理の進行状況を復電後に
把握できず、処理の重複、欠落が発生する可能性があ
る。
【0003】このため、高い信頼性を要求される情報処
理装置の電源供給装置には、非常時の電源供給源となる
予備電源と、通常電源(ここでは外部電源)から予備電
源への切り替えを行う給電手段とを備えた装置が従来か
ら用いられており、UPS(無停電電源供給装置:Unin
terruptible Power Supply)と呼ばれている。この様な
装置は、一般に、通常電源の電圧レベル等に異常が検出
されると、直ちに予備電源からの電源供給を開始するた
め、不測の停電時、電圧低下時にも電源供給を継続する
ことができる。
【0004】UPSの予備電源には、通常電源により充
電される蓄電池(バッテリー)を使用するのが一般的で
あり、その電源容量は小さく、長時間にわたり電源供給
を行うことはできない。このため、通常電源から予備電
源へ切り替えた場合、予備電源からの電源供給が可能な
期間内に情報処理装置の終了処理、特に、OSによるシ
ャットダウン処理を完了させる必要がある。
【0005】つまり、電源供給の停止は、情報処理装置
にシャットダウンを指示した後、更にシャットダウン処
理の完了を待ってから行う必要がある。しかしながら、
シャットダウンに要する時間は、シャットダウン命令を
受け取った時の情報処理装置の状態によって異なり、正
確に予測することは困難である。
【0006】そこで、予備電源の電源供給能力(残容
量)に十分な余裕がある時点で情報処理装置にシャット
ダウンを指示し、その後に予め定められた十分長い待機
時間を経て予備電源からの供給停止を行うことが考えら
れる。しかしながら、この場合には、予備電源の能力に
比べて必要以上に早い段階でシャットダウンを開始させ
ることになり、予備電源による情報処理装置の継続的運
用が可能な短時間の停電時にもシャットダウンを実行し
てしまうという問題が生ずる。
【0007】この様な問題点に鑑みた無停電電源供給装
置が従来から提案されている。例えば、特開平9−27
4525号公報(段落0019、0020)には、情報
処理装置に流れるAC電流値の減少により、情報処理装
置のシャットダウン処理の完了を検出した後、予備電源
からの電源供給を停止する無停電電源供給装置が開示さ
れている。
【0008】しかしながら、情報処理装置の構成要素の
うち電力消費量が最大の装置は、通常、ディスプレイ装
置であり、CPUの消費電力がシステム全体の消費電力
に占める割合はそれほど高くなく、ディスプレイ装置が
パワーセーブモードに入るだけで、システム全体の消費
電力は大きく低下する。また、CPUの消費電力が占め
る割合は、たとえCPUが同一であってもシステム構成
が異なれば異なり、各システムごとに異なっている。こ
のため、上記従来例の様に、電流値の減少を検出してシ
ャットダウン処理の完了を検出することは容易ではな
い。また、電流値の検出には特別なハードウエアが必要
であった。
【0009】更に、特開平10−247126号公報
(段落0006)及び特開2000−207070号公
報(段落0026、0027)には、シャットダウン処
理の完了後のS/W処理によってCPUから出力される
パワーオフ要求信号を検出して、予備電源からの電源供
給を停止する無停電電源供給装置の発明が開示されてい
る。
【0010】しかしながら、シャットダウン処理とは、
OSが実行中又は実行予定の全てのプロセスを終了させ
ることであり、シャットダウンの完了後は、OS上で動
作するアプリケーション・ソフトウエアを実行させるこ
とができない。すなわち、上記従来例におけるパワーオ
フ要求信号は、OSに依存せずに動作するプログラム又
はハードウエアによって出力させるしかなく、OSのシ
ャットダウン完了時に上記プログラム又はハードウエア
を呼び出すことが必要になる。従って、特定のOS又は
ハードウエアを搭載したコンピュータでなければ実現で
きず、汎用のコンピュータを用いて、あるいは任意のコ
ンピュータを用いて実現することはできない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、情報処理装置の終了処理、
特にOSによるシャットダウンが確実に完了した後に情
報処理装置への電源供給を停止させる電源供給装置を提
供し、更に、この装置を利用した情報処理システム及び
インターネット接続システムを提供することを目的の一
つとする。
【0012】また、本発明は、任意の又は一般的な情報
処理装置に適用可能な上記電源供給装置を提供し、更
に、この様な情報処理装置及び電源供給装置を利用した
情報処理システム及びインターネット接続システムを提
供することを目的の一つとする。
【0013】また、本発明は、上記電源供給装置ととも
に使用され、あるいは、上記情報処理システム及びイン
ターネット接続システムで利用される情報処理装置にお
いて使用されるコンピュータプログラムを提供すること
を目的の一つとする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による情報処理シ
ステムは、通常電源の正常又は異常を判定する判定手段
と、この判定結果に基づき再起動され起動信号を出力す
る情報処理装置と、この情報処理装置に対し上記判定結
果に基づき通常電源又は予備電源から電源供給を行う給
電手段と、上記起動信号に基づき情報処理装置への電源
供給を停止する給電停止手段を備えて構成される。この
ため、通常電源の異常時には、情報処理装置が再起動さ
れ、その起動信号に基づき情報処理装置への電源供給を
停止する。
【0015】また、本発明による情報処理システムは、
上記起動信号を情報処理装置の再起動時からOS起動前
までに生成される信号とし、情報処理装置の終了処理後
に電源供給を停止する。特に、上記起動信号をBIOS
により起動時に実行されるハードウエアチェック処理に
基づき生成される信号とし、BIOSの起動時処理に基
づき電源供給を停止する。
【0016】また、本発明による情報処理システムは、
上記情報処理装置がシリアル通信用ポートを備え、この
シリアル通信用ポートを介して上記判定信号が入力され
るとともに上記起動信号が出力され、シリアルポートを
介して電源制御が行われる。
【0017】また、本発明による情報処理システムは、
上記判定手段による異常判定から所定の待機時間を計測
するタイマー手段と、上記予備電源の電源供給能力を監
視して警告信号を出力する予備電源監視手段とを備え、
上記情報処理装置は、上記待機時間の経過及び警告信号
のいずれか早い方に基づいて再起動命令を発行するよう
に構成される。このため、予備電源の電源供給能力を考
慮しつつ、上記待機時間の経過後に再起動命令を発行す
ることができる。
【0018】また、本発明による情報処理システムは、
上記判定手段による正常判定を示す判定信号及び上記情
報処理装置の電源オンオフ状態を示す出力信号に基づ
き、情報処理装置に対し電源オン信号を出力するパワー
オン制御手段を備えて構成される。このため、パワーオ
ン制御手段が通常電源の復電時に情報処理装置へ電源オ
ン信号を自動的に供給する。
【0019】また、本発明によるインターネット接続シ
ステムは、通常電源の正常又は異常を判定する判定回路
と、この判定結果に基づき再起動され起動信号を出力す
るインターネット接続サーバと、このインターネット接
続サーバに対し、上記判定結果に基づき通常電源又は予
備電源から電源供給を行う給電回路と、上記起動信号に
基づきインターネット接続サーバへの電源供給を停止す
る給電停止回路を備えて構成される。このため、通常電
源の異常時には、インターネット接続サーバが再起動さ
れ、その起動信号に基づき電源供給を停止する。
【0020】また、本発明による電源供給装置は、情報
処理装置へ供給される通常電源の正常又は異常を判定す
る判定手段と、この判定結果に基づき、情報処理装置へ
予備電源から電源供給を行う給電手段と、情報処理装置
の再起動後に予備電源からの電源供給を停止する給電停
止手段を備えて構成される。このため、通常電源の異常
時には、情報処理装置が再起動され、その起動信号に基
づき情報処理装置への電源供給を停止することができ
る。
【0021】また、本発明による停電処理用コンピュー
タプログラムは、通常電源の異常を示す異常検出信号の
入力を監視するステップと、予備電源の電源供給能力を
示す警告信号の入力を監視するステップと、異常検出信
号入力に基づきタイマーを起動するステップと、このタ
イマーのタイムアップ又は警告信号入力に基づきコンピ
ュータの再起動命令を発行するステップからなる。この
ため、予備電源の電源供給能力を考慮しつつ、上記待機
時間の経過後に再起動命令を発行することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よる情報処理システムの一構成例を示したブロック図で
ある。この情報処理システムは、UPS2、判定回路3
0、電源制御回路31、パワーオン制御回路32及びコ
ンピュータ4により構成される。この情報処理システム
の電源には外部から供給される商用交流電源(以下、A
C電源と呼ぶ)が使用され、AC電源からの供給電圧P
SeはUPS2及び判定回路30に供給され、更にUP
S2からの供給電圧PSoとして電源制御回路31、パ
ワーオン制御回路32及びコンピュータ4へ供給され
る。当該コンピュータシステムを構成するこれらの各装
置について以下に説明する。
【0023】まず最初に図1の判定回路30について説
明する。判定回路30は、AC電源を監視し、所定のA
C電源が供給されているか否かを判定する。その判定結
果に基づき判定信号BUを生成し、電源制御回路31へ
出力する。この判定は、AC電源の電圧値、電流値又は
周波数、若しくは、これらの組み合わせに基づき行うこ
とができる。判定回路30は、AC電源が正常に供給さ
れなくなった場合(停電時)には、直ちに異常を示す判
定信号BUを出力する一方、正常に供給されるようにな
った場合(復電時)には、UPS2の安定した電源供給
に必要とされる所定の判定待機時間だけ遅らせて、正常
であることを示す判定信号BUを出力する。この判定待
機時間は、AC電源が復電してから出力電圧PSoが安
定供給されるまでの時間であり、10秒以上が望まし
く、ここでは10秒とする。
【0024】図2は、判定回路30の一構成例を示した
図である。図中の300はタイマーリレー、301はパ
ワーリレー、S1〜S4はこれらのリレー接点である。
接点S2はタイマーリレー300の被制御接点であり、
接点S1、S3及びS4はリレー301の被制御接点で
ある。また、接点S1のみがオフ制御(リレーへの通電
時に開放)される接点であり、接点S2〜S4はオン制
御(リレーへの通電時に短絡)される接点である。ここ
では、接点駆動電圧として90V以上を必要とするもの
をリレー300又は301に用いており、このリレー特
性を利用して、AC電圧に基づく判定を行っている。
【0025】図示した通り、リレー301には接点S2
及びS3の並列回路が直列接続され、タイマーリレー3
00及び接点S1の直列回路との並列回路にAC電源が
供給されている。また、判定信号BUは、接点S4のオ
ン、オフ状態に基づく短絡又は開放信号として出力され
る。
【0026】図3は、判定回路30の動作の一例を示し
たタイミングチャートである。(a)はAC電源からの
供給電圧、(b)、(c)は、それぞれリレー300、
301の入力端子間への印加電圧、(d)〜(f)は、
接点S1〜S4のオン(短絡)、オフ(開放)状態を示
している。
【0027】AC電源の供給開始前は接点S1のみがオ
ン状態であり、AC電圧100Vの供給によって、タイ
マーリレー300にAC電圧が印加される。その後、判
定待機時間t1が経過すれば、制御接点S2がオン状態
になり、リレー301にAC電圧が印加されて、接点S
3、S4が導通するとともに接点S1が開放される。接
点S1の開放によってタイマーリレー300にはAC電
圧が印加されなくなり、接点S2も開放される。
【0028】結局、接点S2は短時間しかオンされない
が、リレー301に対する最初の電圧印加が接点S2に
よって行われた後、接点S1のオフととともに接点S3
のオンが行われることによって、リレー301は電圧印
加状態にロックされる。つまり、接点S2、S3をAC
電源供給時には相反するオン、オフ状態となるように構
成することにより、復電時には、接点S2がリレー30
1にトリガーとなる電圧印加を行うとともに、接点S3
がリレー301に継続的な電圧印加を行う。この結果、
AC電源が投入されてから判定待機時間t1が経過した
後に、短絡信号として正常であることを判定信号BUが
出力される。
【0029】AC電源の停電時には、リレー301に電
圧印加されなくなり、直ちに接点S3,S4が開放され
るとともに、接点S1が導通し、電源投入前の状態に戻
る。この結果、停電時には直ちに開放信号として異常で
あることを示す判定信号BUが出力されることになる。
【0030】この判定回路30は、被判定対象であるA
C電源のみによって動作し、短絡、開放状態を判定信号
BUとして出力するため、特別な電源を必要としない。
ただし、判定回路30のための予備電源を備える場合に
は、必ずしもこの様な構成とする必要はない。また、タ
イマーリレーを用いることなく、タイマICを用いて判
定待機時間t1を計測させることもできる。
【0031】次に、図1のUPS2について説明する。
UPS2は、AC電源が供給されるとともに、内部に予
備電源としてバッテリー(蓄電池)を備え、AC電源及
び内部バッテリー出力に基づき、交流電圧PSoをコン
ピュータ4等に供給する。AC電源が正常に供給される
通常時には、AC電源からの入力電圧PSeを出力電圧
PSoとして出力する一方、停電等によりAC電源が正
常に供給されない異常時には、直ちに内部バッテリーの
出力(直流電圧)から生成された交流電圧を出力電圧P
Soとして出力する。また、短時間でAC電源が回復し
ない場合には、その後に電圧出力を遮断し、AC電源の
回復後に電圧出力を再開する。これらの電源供給元の切
替及び供給停止の制御は、電源制御回路31からの電源
制御信号SWに基づいて行われる。また、UPS2は、
内部バッテリーの出力を監視しており、内部バッテリー
の電源供給能力が低下すると警告信号BLを出力し、内
部バッテリーから給電可能な残時間が短くなったことを
知らせる。
【0032】図4は、UPS2の一構成例を示したブロ
ック図である。図中の20はバッテリー、21はインバ
ータ、22は出力監視部、23及び24はリレー、S5
及びS6はリレー接点であり、S5がリレー23の被制
御接点、S6がリレー24の被制御接点である。
【0033】バッテリー20にはAC電源が供給され、
通常時にはAC電圧を用いて充電される。バッテリー2
0から出力される直流電圧は、インバータ21において
交流電圧に変換され、リレー接点S5に供給される。2
入力1出力のリレー接点S5は、リレー23の通電状態
に基づき、AC電源からの供給電圧PSe又はインバー
タ21の出力電圧PSuを選択的に出力し、リレー23
の非通電時(非制御時)にはAC電圧PSeが出力され
る。
【0034】接点S6は、接点S5の出力段に設けら
れ、リレー24の非通電時(非制御時)には開放され、
UPS2の出力電圧PSoは出力されず、リレー24の
通電時には、接点S5の出力を出力電圧PSoとして出
力する。これらのリレー23、24は、電源制御信号S
Wに基づき駆動される。
【0035】出力監視部22は、バッテリー20の出力
電圧を検出し、所定の閾値と比較している。検出された
電圧値が前記閾値よりも低下すると、バッテリーに蓄電
された残容量が減少しバッテリーから電源供給できる残
り時間が短いと判断して警告信号BLを出力する。
【0036】なお、バッテリー20の出力電圧が低下
し、インバータ21が動作するために必要な最低入力電
圧よりも低くなると、インバータ21は制御接点S5に
対し交流電圧PSuを供給できなくなる。このため、出
力監視部22の閾値は、インバータ21の最低入力電圧
よりも高い電圧として予め決定され、一定期間の電源供
給が可能な時点で警告信号BLが出力される。この一定
期間は、コンピュータ4の一般的なシャットダウン処理
の時間よりも長い期間であることが望ましい。
【0037】次に、図1の電源制御回路31について説
明する。電源制御回路31は、コンピュータ4のシリア
ルポートに接続され双方向のシリアル通信を行ってお
り、判定回路30からの判定信号BU及びUPS2から
の警告信号BLを送信するとともに、コンピュータ4の
起動信号BSを受信する。また、電源制御回路31は、
電源制御信号SWを生成してUPS2の出力制御を行っ
ており、この制御は、判定回路30からの判定信号BU
及びコンピュータ4からの起動信号BSに基づいて行わ
れる。
【0038】図5は、電源制御回路31の動作の一例に
ついて説明するための状態遷移図である。電源制御回路
31は、判定信号BU及び起動信号BSに基づき、3つ
の状態SS0〜SS2を遷移する。SS0は通常状態、
SS1はバッテリー給電状態、SS2は給電停止状態を
示している。AC電源が正常に供給されている通常時は
状態SS0にある。この時、UPS2のリレー23を非
駆動とするとともにリレー24を駆動する制御信号SW
を出力し、AC電圧PSeをUPS2の出力電圧PSo
とする。
【0039】状態SS0にある場合に停電が発生する
と、AC電源の異常を示す判定信号BUが判定回路30
から出力され、UPS2の内部バッテリーからの給電が
開始される。つまり、判定信号BUに基づき通常状態S
S0からバッテリー給電状態SS1に遷移する。この
時、電源制御回路31は、UPS2のリレー23及びリ
レー24をともに駆動する制御信号SWを出力し、バッ
テリー20からの供給電圧PSuをUPS2の出力電圧
PSoとする。
【0040】状態SS1にある場合にコンピュータ4が
再起動すると、起動信号BSが入力される。この時、判
定信号BUが異常を示していれば、UPS2は電源供給
を遮断するが、判定信号BUが正常を示していれば、U
PS2はAC電源からの電源供給に戻る。つまり、判定
信号BU及び起動信号BSに基づき、バッテリー給電状
態SS1から通常状態SS0又は給電停止状態SS2に
遷移する。
【0041】状態SS2にある場合、電源制御回路31
は、UPS2のリレー23及びリレー24をともに非駆
動とする制御信号SWを出力して、UPS2からの電源
供給を遮断している。この状態において、正常を示す判
定信号BUが入力されると、AC電源による電源供給を
行う通常状態SS0に戻る。
【0042】なお、電源制御回路31は、起動信号BS
のみに基づいて、バッテリー給電状態SS1から給電停
止状態SS2に遷移してもよいが、この場合、瞬断時に
も電源供給を遮断してしまうことになる。このため、こ
こではバッテリー給電時における電源制御回路31が、
起動信号BSだけでなく判定信号BUも監視し、起動信
号BSの入力時にBU信号が正常を示していれば通常状
態SS0へ移行させて、給電停止状態SS2へ遷移しな
い。つまり、バッテリー給電中にAC電源が復電すれば
電源遮断を行うことなくコンピュータ4を復帰させるこ
とができる。
【0043】次に、図1のコンピュータ4について説明
する。コンピュータ4は、BIOS(Basic Input Outp
ut System)及びOS(Operating System)を搭載した
一般的なコンピュータである。BIOSは当該コンピュ
ータ(ハードウエア)に固有のソフトウエアであり、通
常はROM、EEPROM、フラッシュメモリなどの不
揮発性半導体メモリに記憶されてメインボード上に搭載
される。一方、OSは例えばWindows、UNIX、Linux(い
ずれも登録商標)などであり、ユーザが選択した(ある
いは選択可能な)ソフトウエアとして通常はハードディ
スク等の記憶手段に記憶されている。コンピュータ4の
OSは少なくともコンピュータを再起動させるためのリ
ブート(再起動)機能を有し、シリアルポートから入力
される判定信号BU及び警告信号BLに基づきリブート
(再起動)命令を実行する。
【0044】コンピュータ4のシリアル入出力部は、判
定信号BU又は警告信号BLを受信すると、CPUに対
し割り込み信号を出力し、CPUは予め定められた停電
処理プログラムを起動する。このプログラムは、異常発
生を示す判定信号BUの入力に基づき、停電時処理を実
行する。なお、この停電処理プログラムは、CDRO
M、CDR、DVDROM、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、ハードディスクその他のコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体を介してコンピュータ4に提供され、あ
るいは、インターネットその他のコンピュータ間通信に
よる電子通信媒体を介した通信データとして提供され
る。
【0045】図6のステップS601〜S606は、停
電時のコンピュータ4の動作の一例を示したフローチャ
ートであり、停電処理プログラムによる処理が示されて
いる。AC電源の異常を示すBU信号が、電源制御回路
31を介してシリアルポートから入力されると、停電時
処理プログラムが起動される(ステップS601、S6
02)。
【0046】このプログラムは、まずソフトウエア・タ
イマーを起動し、予め定められた所定のリブート待機時
間が経過するまで待機する(ステップS603)。リブ
ート待機時間は、瞬断などの短時間の停電時にリブート
処理が開始されるのを防止するため予め定められた所定
期間であり、20秒以上が望ましく、ここでは20秒と
する。ただし、このリブート待機時間の経過前であって
も、UPS2からの警告信号BLが入力された場合に
は、早急にシャットダウン処理を行う必要がある。この
ため、この場合にはリブート待機時間の経過を待たずに
次のステップに進む(ステップS604)。
【0047】リブート待機期間が経過すると、あるい
は、警告信号BLが出力されると、停電処理プログラム
は、OSに対してリブート命令を出して終了する(ステ
ップS605、S606)。リブート命令を受けたOS
は、実行中の全プロセスを終了させるシャットダウン処
理を行った後、リセット信号を発生させて、コンピュー
タを再起動させる。
【0048】図7のステップS701〜S709は、リ
ブート命令後のコンピュータ4の動作の一例を示したフ
ローチャートであり、ステップS701〜S704がO
Sによるシャットダウン処理、ステップS706〜S7
09は、BIOSによってコンピュータ4起動直後に実
行される通常の初期動作である。
【0049】リブート命令に基づき、OSはシャットダ
ウン処理を開始する。この処理は、実行中の全アプリケ
ーションプログラムに対し、OSが終了命令を出すこと
で開始される(ステップS701)。この終了命令を受
け取った各アプリケーションプログラムはエントリー消
去の回答を返して処理を終了する(ステップS70
2)。予め規定された所定の終了処理時間(ここでは3
0秒とする)が経過しても回答のないアプリケーション
に対しては、OSが当該アプリケーションにより開かれ
ている全ファイルを閉じた後、当該アプリケーションが
使用しているメモリを解放し、強制的に終了させる(ス
テップS703、S704)。
【0050】次に、コンピュータ4自信がリセット信号
を生成して、ハードウエア・リセットを行う(ステップ
S705)。リセットされたコンピュータは、まず最初
にBIOSを起動し(ステップS706)、起動された
BIOSは、認識可能なハードウエアを順次にチェック
していく(ステップS707)。例えば、メモリ、FD
(フロッピーディスク)ドライブ、シリアルポート、パ
ラレルポート等に対して所定のチェック項目が順次にチ
ェックされる。ハードウエアチェックで異常が発見され
ない場合には、記憶媒体の読み出しが行われる。通常
は、ここでハードディスクから主記憶メモリへOSプロ
グラムが呼び出され、OSが起動される(ステップS7
08、709)。
【0051】BIOSによるハードウエアチェックの
際、チェック動作に伴ってコンピュータ4のシリアルポ
ートから信号が出力される。このシリアルポートに接続
された電源制御回路31は、この信号を起動信号BSと
して監視している。電源制御回路31は、この起動信号
BSによって、コンピュータ4が起動直後のBIOS動
作中であること、すなわち、シャットダウンの完了後、
かつ、OSの起動前であることを検出することができ
る。
【0052】次に、図1のパワーオン制御回路32につ
いて説明する。最近のコンピュータ4の電源ユニット
は、モーメンタリースイッチが電源スイッチとして採用
されている。モーメンタリースイッチは、電源オン又は
電源オフの状態を機械的状態として保持せず、オン操作
及びオフ操作に基づき同じスイッチ操作信号を出力し、
当該信号のみではオン操作であるのか、あるいはオフ操
作であるのかを区別できない。このため、電源ユニット
は、コンピュータのオンオフ状態(電源オン又は電源オ
フの状態)を電気的に保持するメモリを有している。
【0053】この様な電源ユニットの場合、ユーザがス
イッチ操作を行うと、電源スイッチの端子間に所定時間
幅以上のパルス信号が生成され、電気的に保持されてい
るオン状態、オフ状態が反転される。ただし、このオン
オフ状態は供給電源の遮断によって失われ、電源が再投
入された場合には、常に電源オフの状態となり、コンピ
ュータを起動するには、電源スイッチの操作によりパワ
ーオン(電源オンの状態に移行)させる必要がある。
【0054】パワーオン制御回路32は、AC電源の判
定が異常から正常に変化した場合に、コンピュータ4が
電源オフの状態であれば、コンピュータ4の電源ユニッ
トにパワーオンのためのパルス信号(パワーオン・パル
ス)PPを出力してコンピュータ4の電源オン操作を自
動的に行う。このとき、電源ユニットの出力信号DSを
用いてパルス幅を制御することにより、確実にパワーオ
ンを行うことができる。
【0055】つまり、正常であることを示す判定信号B
U及び電源ユニットのオフ状態を示す出力信号DSに基
づき、パルス信号PPを生成することにより、オン状態
にある電源ユニットに対し、誤ってパルス信号を生成し
てパワーオフするのを防止できる。また、出力信号DS
がオン状態に変化した場合に、パワーオン・パルスPP
の出力を停止することにより、確実にパワーオンするこ
とができる。
【0056】通常、コンピュータ4の電源ユニットから
は、複数の電圧、例えば制御用電圧(5V)と駆動用電
圧(12V)が出力されている。このうち、コンピュー
タ内部の信号にも使用される信号用電源(通常は5V)
をパワーオン制御回路32で使用した場合、コンピュー
タ内部の電源容量が不足してコンピュータの動作が不安
定になるおそれがある。このため、出力信号DSとして
電源ユニットの供給する駆動用電源(通常は12V)を
使用することが望ましい。
【0057】図8は、パワーオン制御回路32の一構成
例を示した図である。図中の320、321はリレー、
322はタイマーリレー、S7〜S9はリレー接点であ
る。接点S7,S8、S9は、それぞれリレー321、
320、322の被制御接点であり、接点S7のみがオ
フ制御される接点であり、接点S8、S9はオン制御さ
れる接点である。
【0058】図示した通り、リレー320には判定信号
BUが入力され、リレー321には、コンピュータ4の
電源オンの状態を示す電源ユニットの出力信号DSが入
力されている。これらの非制御接点S7及びS8はタイ
マーリレー322とともに直列接続され、UPS2の出
力電圧PSoが印加されている。また、接点S9は、こ
れらの回路に並列に設けられ、接点S9を介して、電圧
PSoがパワーオン・パルスPPとしてコンピュータ4
へ供給される。
【0059】タイマーリレー322の入力端子への電圧
印加は、判定信号BU及び電源ユニット出力DSに基づ
き決まる。つまり、正常であることを示す判定信号BU
が入力され、電源ユニット出力DSが入力されていない
場合にのみ、UPS2の出力電圧PSoが印加される。
タイマーリレー322は、所定のパワーオン待機時間t
2だけ待機する。この待機期間t2は、判定信号BUの
変化に基づき再開されるUPS2からコンピュータ4へ
の電源供給が安定するまでの予め定められた期間であ
り、250ミリ秒以上であることが望ましく、ここでは
250ミリ秒とする。
【0060】上記待機時間t2が経過すると、接点S9
がオン制御されて、パワーオン・パルスPPが出力され
る。そして、コンピュータ4の電源ユニットからの電圧
出力DSに基づき、このパルス出力を終了する。電源ユ
ニットの出力に基づいて終了しているため、電源ユニッ
トのパルス幅に関する規定を考慮することなく、簡単な
回路により自動的かつ確実にコンピュータの電源オンを
行うことができる。
【0061】なお、パワーオン待機時間は、ユーザ又は
管理者が意識しない程度の時間である1秒(より好まし
くは0.5秒)以内であることが望ましい。このため、
タイマーリレー322を通常のリレーとし、タイマIC
を用いてパワーオン待機時間を実現することがより望ま
しい。なお、パルス出力の開始時、終了時ともに、待機
時間t2を設けることが望ましいが、出力終了時には待
機時間を設けなくてもよいし、開始時、終了時ともに待
機時間t2を有しないように構成することもできる。
【0062】最後に、図1の情報処理システム全体の動
作について説明する。図9及び図10は、この情報処理
システムの動作例を示したフローチャートであり、図9
のステップS901〜S908には停電時における動作
が示され、図10のステップS1001〜S1005に
は復電時における動作が示されている。なお、この情報
処理システムは、メンテナンス、停電等により休止させ
る場合を除き、常にコンピュータ4は電源オンの状態で
あり、24時間無休で連続運用されているものとする。
【0063】まず、正常にAC電源が供給され、UPS
2からコンピュータ4へAC電源が供給され、電源オン
の状態でコンピュータ4が稼働しているものとする。判
定回路30はAC電源を監視しており、AC電源が正常
であることを示す判定信号BUを出力しているが、AC
電源に異常が検出されると異常を示す判定信号BUを出
力する(ステップS901)。電源制御回路31は、こ
の判定信号BUに基づき電源制御信号SWを出力し、U
PS2はコンピュータ4への電源供給元を内部バッテリ
ーに切り替える(ステップS902)。
【0064】一方、コンピュータ4は、判定信号BUに
基づき停電処理プログラムを起動し、当該プログラムが
リブート待機時間(20秒)を計測するタイマーを起動
するとともに、UPS2の出力する警告信号BLを監視
する(ステップS903、S904)。そして、判定信
号BUが異常を示し続けた場合、前記タイマーのタイム
アップ又は警告信号BLの入力に基づき、停電処理プロ
グラムはOSへリブート命令を出す(S905)。
【0065】リブート命令に基づきOSはシャットダウ
ン処理を行った後、コンピュータ4を再起動させる。コ
ンピュータは再起動作後にOSを起動するが、遅くとも
このOS起動前までに起動信号BSを出力する(ステッ
プS906)。電源制御回路31は、この起動信号BS
に基づき電源制御信号SWを出力し、UPS2はコンピ
ュータ4への電源供給を停止する(ステップS90
8)。
【0066】この状態においてAC電源が復電すると、
判定回路30は、判定待機時間(10秒)経過後に、正
常を示す判定信号BUを出力する(ステップS100
1)。電源制御回路31は、この判定信号BUに基づき
電源制御信号SWを出力し、UPS2はコンピュータ4
へのAC電源の供給を再開する(ステップS100
2)。
【0067】パワーオン制御回路32は、判定信号BU
に基づき、パワーオン待機時間(250ミリ秒)を計測
するタイマーを起動する(ステップS1003)。そし
て、そのタイムアップに基づきパワーオン信号を出力し
て、コンピュータが自動的に起動される(ステップS1
005)。ただし、この時、判定信号BUが再び異常を
示せば、パワーオン制御回路32からパワーオン信号は
出力されない(ステップS1004)。
【0068】以上の説明により理解されるとおり、本実
施の形態では、AC電源の停電を検出した場合にコンピ
ュータを再起動させ、再起動に伴って出力される起動信
号に基づき、シャットダウン処理の完了を検出してい
る。このため、起動信号に基づいてコンピュータへの電
源供給を停止すれば、OSによるシャットダウン処理が
確実に完了した後に電源供給を停止することができる。
【0069】また、BIOSの起動時動作に伴って出力
される起動信号に基づき、コンピュータへの電源供給を
停止しているため、シャットダウン処理完了後であっ
て、コンピュータ再起動後のOS起動前に電源供給を停
止することができる。
【0070】また、BIOSのハードウエアチェックに
伴って出力される起動信号に基づき、シャットダウン処
理の完了を検出しているため、コンピュータの標準的な
入出力ポートを利用して検出することができ、簡単な構
成によりシャットダウンの完了を検出することができ
る。とりわけ、シリアルポートは、ほとんどのコンピュ
ータが備える標準的ポートであり、比較的簡単なハード
ウエアによって検出することができるので特に望まし
い。
【0071】また、本実施の形態では、判定信号及び警
告信号がシリアルポートを介してコンピュータへ入力さ
れ、この判定信号又は警告信号が入力されるポートと同
一ポートから出力される信号を起動信号として利用して
いる。このため、シャットダウン処理の完了を検出する
ために行うハードウエアや配線の追加を最小限にするこ
とができる。
【0072】なお、本実施の形態では、再起動時にシリ
アルポートから出力される信号を起動信号BSとして用
いる場合の例について説明したが、BIOSによるハー
ドウエアチェックに伴って出力される他の信号、例え
ば、パラレルポート、FD(フロッピーディスク)ドラ
イブ等から出力される信号を起動信号BSとして用いて
もよい。双方向通信が可能なポートの出力信号、例えば
パラレルポートからの出力信号を起動信号BSとする場
合、判定信号BU及び警告信号BLも同一I/Fポート
であるパラレルポートを介して入力することがより望ま
しい。
【0073】また、BIOSのハードウエアチェック動
作に伴って出力される信号を起動信号BSとして利用す
る場合を例に説明したが、コンピュータの再起動に伴っ
て、シャットダウン処理完了後に出力される信号であれ
ば、ハードウエアチェックに伴う信号でなくてもよい。
ただし、より確実性を期す場合には、再起動時からOS
起動前までのタイミングで出力される信号であることが
望ましい。例えば、BIOSが行うハードウエアチェッ
ク以外の処理に伴って出力される信号であってもよい
し、BIOS以外のコンピュータ動作に伴って出力され
る信号であってもよい。例えば、再起動時のリセット信
号を起動信号BSとすることもできる。
【0074】また、本実施の形態では、停電によりAC
電源が供給されなくなる場合の例について説明したが、
本発明はこのような場合に限定されない。例えば、AC
電源からの供給電圧、電流又は周波数等が予め定められ
た許容範囲外(特に所定値以下)となった場合にも適用
することができ、この場合、判定回路30による判定対
象をこれらに変更すればよい。
【0075】また、通常電源として商用交流電源を用
い、予備電源としてバッテリーを用いる場合の例につい
て説明したが、本発明はこのような場合に限定されず、
少なくとも2種類の電源が利用可能であり、一方の電源
に異常が生じた場合に他方の電源に切り替えられる全て
の情報処理システムに適用することができる。例えば、
通常電源、予備電源はともに、直流電源又は交流電源の
いずれであってもよく、内部電源又は外部電源のいずれ
であってもよい。更に、同一の電源装置から経路を異な
らせて供給される電源であってもよい。
【0076】実施の形態2.本実施の形態では、瞬断発
生時により望ましい対応ができる情報処理システムにつ
いて図11及び図12を用いて説明する。図1の情報処
理システムにおいて、停電検出から電源遮断までの時間
よりも短い停電が発生した場合、実施の形態1では、電
源供給の遮断は行わないように考慮されている。しかし
ながら、この様な瞬断時にも、コンピュータ4はリブー
ト処理を開始し、また、リブート後の起動信号BSが出
力されるまでバッテリーからの電源供給が行われ、コン
ピュータ4の機能が一時停止することになる。
【0077】図11は、電源制御回路31の動作の他の
例について説明するための状態遷移図である。実施の形
態1における図5と比較すれば、バッテリー給電状態S
S1から通常状態SS0への遷移条件が異なる。すなわ
ち、コンピュータ4から起動信号BSが出力される前に
正常を示す判定信号BUが入力されると、電源制御回路
31は、電源制御信号SWを出力し、この信号に基づき
UPS2は電源供給元を内部バッテリーからAC電源に
切り替える。これにより、起動信号BSを待つことな
く、従ってコンピュータ4を再起動させなくても、バッ
テリー給電からAC電源の給電に切り替えることができ
る。
【0078】図12のステップS1201〜S1207
は、停電時のコンピュータ4の動作の他の例を示したフ
ローチャートである。実施の形態1における図6と比較
すれば、ステップS1203が追加されている点で異な
る。停電時に起動される停電処理プログラムは、タイマ
ーを起動し、警告信号BLを監視するとともに、判定信
号BUも監視する。そして、リブート命令の出力(ステ
ップS1204)の前、すなわち、リブート待機時間の
経過前、かつ、警告信号BLの出力前に、正常を示す判
定信号BUが入力されると、起動信号BSを待つことな
く当該プログラムを終了させる(ステップS120
7)。このため、一旦停電しても短時間で復電して、リ
ブート命令前に判定信号BUが入力された場合には、コ
ンピュータ4を再起動させることなく、継続して運用す
ることができる。
【0079】実施の形態3.図13は、本発明によるサ
ーバシステムの適用される通信システムの一構成例を示
したブロック図である。ユーザネットワーク10は、公
衆回線を介して公衆回線提供者システム17内の交換機
17Xに接続されるとともに、専用線を介して専用線提
供者システム18内のルータ18Rに接続されている。
【0080】ユーザシステム10は、インターネット接
続可能なLANシステムであるが、ネットワーク通信だ
けでなく、電話による通話信号の送受信、テレビ受信信
号の配信なども同時に行うことができる統合システムで
ある。この統合システムでは、通話信号又はテレビ受信
信号に通信データを多重化又は重畳して伝送することに
より、既存の電話配線、テレビ信号配線等を利用してデ
ータ通信を行うことが可能になる。従って、この様なシ
ステムでは、配線コストの大幅な低減が可能であり、U
TPケーブル等が敷設されていない大規模な建造物、例
えば集合住宅、学校施設、商業ビルにおいて、建造物単
位でLANを構築するのに適したシステムである。
【0081】このユーザシステム10は、外部とのイン
ターフェースを行うインターネット接続システム11及
びTVアンテナ16が、電話線・同軸ケーブル等を介し
て、各ユーザのユーザ端末13、電話機14・TV受像
機15に接続されて構成される。なお、図中では省略し
たが、TVアンテナ16に代えて又は追加して、CAT
Vの信号ケーブルを同様にして接続することができ、有
線の専用線に代えて又は追加して、無線専用線やDSL
線などを同様にして接続することもできる。
【0082】インターネット接続システム11は、ユー
ザネットワーク内の電話機14を公衆回線に接続し、あ
るいは、ユーザ端末13をインターネット接続するため
の装置であり、インターネット接続用のサーバを含んで
構成されるが、その詳細については後述する。
【0083】スプリッタ12Aは、電話線(電話用の屋
内配線)を介してインターネット接続システム11に接
続されるとともに、UTP(Unsealed Twist Pair)ケ
ーブルを介してユーザ端末13に、電話線を介して電話
機14に接続されている。このスプリッタ12Aは、イ
ンターネット接続システム11からの入力信号を分離し
て、ユーザ端末13又は電話機14に出力する。また、
ユーザ端末14又は電話機14からの入力信号を混合し
てインターネット接続システム11へ出力する。この分
離及び混合は、例えば周波数に基づいて行うことができ
る。
【0084】また、スプリッタ12Bは、UTPケーブ
ルを介してインターネット接続システム11に、同軸ケ
ーブル(テレビ用の屋内配線)を介してTVアンテナ1
6にそれぞれに接続されるとともに、同軸ケーブルを介
して直列ユニット12Uに接続されている。この直列ユ
ニット12Uには、さらに同軸ケーブルを介して別の直
列ユニット12Uが接続されており、1つのスプリッタ
12Bに多数の直列ユニット12Uが接続されている。
各直列ユニット12Uの出力端子には、テレビ受像機1
5が接続でき、インピーダンス変換器13Cを介して、
ユーザ端末13も接続できる。更に、ハブ13Hを介し
て複数のユーザ端末13を接続することもできる。この
スプリッタ12Bは、TVアンテナ16からの入力信号
とインターネット接続システム11からの入力信号を混
合して、直列ユニット12Uへ出力するとともに、を直
列ユニット12から出力されるユーザ端末13の出力信
号をインターネット接続システム11へ出力する。
【0085】ユーザ端末13は、パソコン、携帯端末な
どのコンピュータであり、WWW(World Wide Web)閲
覧用のブラウザソフト、電子メールの送受信ソフト等の
通信ソフトを搭載して、WWWの閲覧や電子メールの送
受信を含むデータ通信を行うことができる。
【0086】この建造物内では、電話機14、テレビ受
像機15は、ともに通常通りの電話機、テレビ受像機と
して使用できるとともに、新たな配線なしに各ユーザ端
末13により利用可能なLANを構築し、更にインター
ネット接続することができる。なお、UTPケーブルを
介して、ユーザ端末13をインターネット接続システム
11に直接接続してもよいのは当然のことである。
【0087】図14は、図13に示したインターネット
接続システム11の一構成例を示したブロック図であ
る。なお、図1と同一のブロックについては、同一の符
号を付して説明を省略する。図1と比較すると、HUB
50、スプリッタ51及び専用線ルータ52が追加され
ている点で異なる。また、ここでは、コンピュータ4が
インターネット接続用のサーバであり、停電時処理、電
源ユニットその他の構成は、図1の場合と同様である。
【0088】専用線ルータ52は、専用線を介してルー
タ18Rに接続されるとともに、UTPケーブルを介し
てサーバ4に接続され、専用線上の信号と、UTPケー
ブル上の信号の電気特性を相互に変換する。この専用線
ルータ52を介して、サーバ4とルータ18Rは通信デ
ータの送受信を行うことができる。
【0089】ハブ50は、複数のUTPケーブルが接続
される集線装置であり、複数のポートを備え、少なくと
も1つのポートにサーバ4が接続され、また、他のポー
トには、スプリッタ51、図13のスプリッタ12A、
12B、ユーザ端末13等が適宜に接続され、接続機器
の数が多い場合には、カスケード接続された複数のハブ
により構成される。
【0090】ここで、集合住宅、テナントビルなどの大
規模建造物には、通常、互いにセキュリティを確保すべ
き関係にある複数のユーザグループ(各ユーザグループ
に1人のユーザしか属しない場合も含む)が入居してい
る。この様な建造物に当該ユーザネットワーク10を適
用した場合、本来、別個のLANを構築すべき複数のユ
ーザグループが1つのLANに収容されることになる。
つまり、このインターネット接続システム11が複数の
ユーザグループにより共用され、ユーザグループ間のセ
キュリティの確保が問題となる。
【0091】そこで、ハブ50にVLAN(Virtual LA
N)機能付きのスイッチングハブを使用すれば、ユーザ
端末のMACアドレス、IPアドレス等に基づきユーザネッ
トワーク10に接続されている端末を仮想グループに区
分して、ユーザグループ間のアクセスを制限することに
より、ユーザグループを越えた不正アクセスを防止でき
る。
【0092】サーバ4は、メール送受信、DNS(Doma
in Name Server)、ゲートウェイ(gate way)の各機能
を有しており、LANに接続されたユーザ端末は、サー
バ4を介して、インターネット接続でき、WWWの閲覧
や、電子メールの送受信を行うことができる。このサー
バ4は、WAN(World Area Network)側からの不正ア
クセスを防止するファイアウォール(fire wall)機能
を有するとともに、ユーザ認証の機能も有し、ユーザに
よる各アクセスを把握し記録することにより、各ユーザ
の使用状況を管理している。このため、外部からの不正
アクセスを防止するだけでなく、ローカル側からの不正
アクセスをも防止し、更に事後調査することも可能とな
る。
【0093】また、セキュリティ確保のために、各ユー
ザがインターネット接続システム11に物理的に近づけ
ないように、少なくともサーバ4(望ましくはハブ50
とともに、更に望ましくはインターネット接続システム
11全体)を施錠可能なケース(スチール製筐体が望ま
しい)に収納する必要がある。この場合、インターネッ
ト接続システム11の初期設定、メンテナンス等は、各
ユーザから中立な立場にある管理者が行う必要があり、
収納ケースを解錠するための鍵は当該管理者が保管、管
理する必要がある。
【0094】この様なインターネット接続システムは、
多数のユーザグループによって共用されており、当該シ
ステムには高い信頼性が要求される。本実施の形態によ
れば、停電時のサーバにシャットダウン等の終了処理を
確実に行わせることができるので、信頼性の高いシステ
ムを提供することができる。また、その後の復電時に
は、インターネット接続サーバを自動復旧させることが
できるので、復電とほぼ同時にサーバを復旧させて、イ
ンターネット接続環境を提供することができる。
【0095】特に、インターネット接続サーバ等が収納
ケース内に収められ、施錠されているシステムの場合に
は、停電後の復電時に管理者の復旧作業を経ることなく
サーバを復旧させることができるので、当該システムを
低コストで運用でき、また、管理者による復旧作業を要
する場合に比べて極めて早期に復旧させることができ
る。
【0096】実施の形態4.実施の形態1〜3では、U
PS2からの警告信号BLがコンピュータ4へ入力さ
れ、これを停電時に使用する場合の例について説明し
た。本実施の形態では、通所常時において警告信号BL
に基づき電子メールを送信する場合について説明する。
【0097】UPS2の内部バッテリーの電源供給能力
は、充電時間及び放電時間に基づき変化するだけでな
く、経時変化等によるバッテリーの劣化によっても低下
する。多くの場合3年程度で劣化し交換する必要があ
る。つまり、この警告信号BLは停電時以外の通常時に
も出力され得る。通常時にこの警告信号BLが出力され
た場合、内部バッテリーを交換しておかないと、停電時
に予備電源として機能しなくなるおそれがある。
【0098】このため、コンピュータ4は、電源制御回
路31を介してシリアルポートから警告信号BLが入力
されると、専用線を介して、バッテリー交換が必要であ
ることを通知するための電子メールを予め定められた管
理者に対し自動送信する。この電子メールを受信した管
理者は、遅滞なくバッテリーを交換することにより、U
PS2は停電時に予備電源から確実に電源供給を行うこ
とができる。
【0099】ここで、バッテリー出力は、バッテリー内
部の化学反応に基づくものであるため不安定であり、バ
ッテリー劣化の初期段階では、警告信号BLが断続的に
出力される場合がある。従って、コンピュータ4がその
度に電子メールを送信すると、管理者宛てに大量の電子
メールが送信されることになる。
【0100】このため、コンピュータ4は、バッテリー
劣化が通知されたことを示すフラグを備え、当該フラグ
をチェックした後にバッテリー劣化の通知を行って、同
一通知の重複送信を防止する。すなわち、最初に警告信
号BLが出力された時に、メール送信を行うとともに上
記フラグをセットし、その後は警告信号BLが一旦途切
れて再度出力されても、フラグがセットされているた
め、再度同一通知を送信することはない。
【0101】本実施の形態によれば、UPS内部のバッ
テリーの劣化を管理者に自動通知することができるとと
もに、大量の同一通知を管理者に送信するのを防止する
ことができる。
【0102】なお、このフラグのリセットは、バッテリ
ー交換を行う管理者が行ってもよいし、フラグのセット
から所定のリセット時間が経過した後に行ってもよい。
例えば、24時間経過によりリセットすれば、何らかの
原因により、1回目の電子メールが管理者に届かなかっ
た場合でも、2回目の電子メールによって管理者に通知
することができる。つまり、管理者への大量の電子メー
ル送信を防止しつつ、確実に通知することができる。
【0103】また、本実施の形態では、バッテリー劣化
の通知を電子メールにて送信する場合について説明した
が、遠隔地にいる管理者にデータ通信により通知する方
法であれば他の方法を用いていもよいのは当然である。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、通常電源の異常時に予
備電源から電源供給するとともに、情報処理装置を再起
動させ、その起動信号に基づき情報処理装置への電源供
給を停止することができる。従って、情報処理装置の終
了処理が確実に完了した後に電源供給の停止を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報処理システムの一構成例を示
したブロック図である(実施の形態1)。
【図2】図1の判定回路30の一構成例を示した図であ
る。
【図3】図2の判定回路30の動作の一例を示したタイ
ミングチャートである。
【図4】図1のUPS2の一構成例を示したブロック図
である。
【図5】電源制御回路31の動作の一例について説明す
るための状態遷移図である。
【図6】図1のコンピュータ4の停電時の動作の一例を
示したフローチャートであり、停電処理プログラムによ
る処理が示されている。
【図7】図1のコンピュータ4のリブート命令後の動作
の一例を示したフローチャートであり、OSによるシャ
ットダウン処理、及びBIOSによるコンピュータ4起
動直後の通常動作が示されている。
【図8】図1のパワーオン制御回路32の一構成例を示
した図である。
【図9】図1の情報処理システム全体の動作について説
明するためのフローチャートであり、停電時における動
作が示されている。
【図10】図1の情報処理システム全体の動作について
説明するためのフローチャートであり、復電時における
動作が示されている。
【図11】図1の電源制御回路31の他の動作例につい
て説明するための状態遷移図である(実施の形態2)。
【図12】図1のコンピュータ4の停電時の動作の他の
例を示したフローチャートであり、停電処理プログラム
による処理が示されている。
【図13】本発明によるサーバシステムの適用される通
信システムの一構成例を示したブロック図である(実施
の形態3)。
【図14】図13に示したインターネット接続システム
11の一構成例を示したブロック図である。
【符号の説明】
10 ユーザネットワーク 11 インター
ネット接続システム 12A、B スプリッタ 12U 直列ユニ
ット 13 ユーザ端末 13C インピー
ダンス変換器 13H ハブ 14 電話機 15 テレビ受像機 16 アンテナ 17公衆回線提供者システム 17X 交換機 18 専用線提供者システム 18R ルータ 2 UPS(無停電電源装置) 20 バッテリ
ー 21 インバータ 22 出力監視
部 23、24 リレー 30 判定回路 300、301
リレー 31 電源制御回路 32 パワーオン制御回路 320〜322
リレー 4 コンピュータ 50 ハブ 51 スプリッタ 52 専用線ルータ S1〜S9 リレー接点 BU 判定信号 BL 警告信号 SW 電源制御信号 BS 起動信号 PP パワーオン・パルス信号 DS 電源ユニ
ット出力信号 PSe 外部電源からの供給電圧 PSu 内部バッ
テリーからの供給電圧 PSo UPSの出力電圧

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常電源の正常又は異常を判定する判定手
    段と、この判定結果に基づき再起動され起動信号を出力
    する情報処理装置と、この情報処理装置に対し、上記判
    定結果に基づき通常電源又は予備電源から電源供給を行
    う給電手段と、上記起動信号に基づき情報処理装置への
    電源供給を停止する給電停止手段を備えたことを特徴と
    する情報処理システム。
  2. 【請求項2】上記情報処理装置はOS(Operating Syst
    em)を搭載し、上記起動信号は、情報処理装置の再起動
    時からOS起動前までに生成される信号であることを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 【請求項3】上記情報処理装置はBIOS(Basic Inpu
    t Output System)を搭載し、上記起動信号は、BIO
    Sにより起動時に実行されるハードウエアチェック処理
    に基づき生成される信号であることを特徴とする請求項
    2に記載の情報処理システム。
  4. 【請求項4】上記情報処理装置はシリアル通信用ポート
    を備え、このシリアル通信用ポートを介して上記判定信
    号が入力されるとともに、上記起動信号が出力されるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 【請求項5】上記判定手段による異常判定から所定の待
    機時間を計測するタイマー手段と、上記予備電源の電源
    供給能力を監視して警告信号を出力する予備電源監視手
    段とを備え、上記情報処理装置は、上記待機時間の経過
    又は警告信号のいずれか早い方に基づき再起動命令を発
    行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】上記判定手段による正常判定を示す判定信
    号及び上記情報処理装置の電源オンオフ状態を示す出力
    信号に基づき、情報処理装置に対し電源オン信号を出力
    するパワーオン制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の情報処理システム。
  7. 【請求項7】通常電源の正常又は異常を判定する判定回
    路と、この判定結果に基づき再起動され起動信号を出力
    するインターネット接続サーバと、このインターネット
    接続サーバに対し、上記判定結果に基づき通常電源又は
    予備電源から電源供給を行う給電回路と、上記起動信号
    に基づきインターネット接続サーバへの電源供給を停止
    する給電停止回路を備えたことを特徴とするインターネ
    ット接続システム。
  8. 【請求項8】通常電源の正常又は異常を判定する判定手
    段と、この判定結果に基づき、情報処理装置に対し通常
    電源又は予備電源から電源供給を行う給電手段と、通常
    電源の異常判定後に情報処理装置から出力される起動信
    号に基づき情報処理装置への電源供給を停止する給電停
    止手段を備えた電源供給装置。
  9. 【請求項9】情報処理装置へ供給される通常電源の正常
    又は異常を判定する判定手段と、この判定結果に基づ
    き、情報処理装置へ予備電源から電源供給を行う給電手
    段と、情報処理装置の再起動後に予備電源からの電源供
    給を停止する給電停止手段を備えたことを特徴とする電
    源供給装置。
  10. 【請求項10】通常電源の異常を示す異常検出信号の入
    力を監視するステップと、予備電源の電源供給能力を示
    す警告信号の入力を監視するステップと、異常検出信号
    入力に基づきタイマーを起動するステップと、このタイ
    マーのタイムアップ又は警告信号入力に基づきコンピュ
    ータの再起動命令を発行するステップからなる停電処理
    用コンピュータプログラム。
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