JP2714268B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JP2714268B2 JP2714268B2 JP3091726A JP9172691A JP2714268B2 JP 2714268 B2 JP2714268 B2 JP 2714268B2 JP 3091726 A JP3091726 A JP 3091726A JP 9172691 A JP9172691 A JP 9172691A JP 2714268 B2 JP2714268 B2 JP 2714268B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特にコンタクト・ス
タート・ストップ(CSS)方式の磁気ディスク装置に
関する。
タート・ストップ(CSS)方式の磁気ディスク装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンベデッドサーボ方式の磁気デ
ィスク装置では、磁気記録媒体であるディスクの最内周
の領域に磁気ヘッドが位置している状態で、磁気ヘッド
の浮上開始が実行されると共に、キャリッジがロック機
構によりロックされる。
ィスク装置では、磁気記録媒体であるディスクの最内周
の領域に磁気ヘッドが位置している状態で、磁気ヘッド
の浮上開始が実行されると共に、キャリッジがロック機
構によりロックされる。
【0003】この最内周の領域をコンタクト・スタート
・ストップ(CSS)領域(以下CSSゾーンと呼ぶ)
と呼ばれている。CSSゾーンはデータ記憶領域ではな
いため、当然ながらヘッド移動制御に使用されるサーボ
データも記録されていない。従って、例えば装置の停止
時に、磁気ヘッドをCSSゾーンに移動させる場合に、
ヘッド移動制御系(CPUがメイン要素)はサーボデー
タを使用することなく、ある程度の速度でキャリッジを
駆動して強制的に磁気ヘッドをCSSゾーンに移動させ
る。この動作を、キャリッジ・リトラクトまたは単にリ
トラクトと呼ぶ。
・ストップ(CSS)領域(以下CSSゾーンと呼ぶ)
と呼ばれている。CSSゾーンはデータ記憶領域ではな
いため、当然ながらヘッド移動制御に使用されるサーボ
データも記録されていない。従って、例えば装置の停止
時に、磁気ヘッドをCSSゾーンに移動させる場合に、
ヘッド移動制御系(CPUがメイン要素)はサーボデー
タを使用することなく、ある程度の速度でキャリッジを
駆動して強制的に磁気ヘッドをCSSゾーンに移動させ
る。この動作を、キャリッジ・リトラクトまたは単にリ
トラクトと呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、CS
S方式の磁気ディスク装置では、ディスクのCSSゾー
ンにはサーボデータは記録されていない。このため、リ
トラクト時には、ヘッド移動制御系はサーボデータを参
照することなく、キャリッジの駆動モータであるボイス
コイルモータに所定の駆動電流を供給して、強制的に磁
気ヘッドをCSSゾーンに移動させる。
S方式の磁気ディスク装置では、ディスクのCSSゾー
ンにはサーボデータは記録されていない。このため、リ
トラクト時には、ヘッド移動制御系はサーボデータを参
照することなく、キャリッジの駆動モータであるボイス
コイルモータに所定の駆動電流を供給して、強制的に磁
気ヘッドをCSSゾーンに移動させる。
【0005】このようなリトラクト方式では、リトラク
トの開始時に磁気ヘッドが位置しているトラックが外周
側のシリンダの場合に、CSSゾーンまでの移動距離が
相対的に大きいため、相対的に大きい加速度をキャリッ
ジに与えることになる。このため、キャリッジがCSS
ゾーンまで到達したときの速度が十分に減速されずに、
大きい速度のままキャリッジがロック機構に接触する場
合がある。このような場合には、キャリッジがロック機
構に接触したときの衝撃は相対的に大きくなり、この接
触の衝撃に伴って磁気ヘッドがディスクのCSSゾーン
に衝突するように接触する可能性がある。この様な事態
は、ディスクまたは磁気ヘッドが損傷する要因となる可
能性が高い。本発明の目的は、CSS方式の磁気ディス
ク装置において、リトラクト時に磁気ヘッドまたはディ
スクが損傷するような事態を防止することにある。
トの開始時に磁気ヘッドが位置しているトラックが外周
側のシリンダの場合に、CSSゾーンまでの移動距離が
相対的に大きいため、相対的に大きい加速度をキャリッ
ジに与えることになる。このため、キャリッジがCSS
ゾーンまで到達したときの速度が十分に減速されずに、
大きい速度のままキャリッジがロック機構に接触する場
合がある。このような場合には、キャリッジがロック機
構に接触したときの衝撃は相対的に大きくなり、この接
触の衝撃に伴って磁気ヘッドがディスクのCSSゾーン
に衝突するように接触する可能性がある。この様な事態
は、ディスクまたは磁気ヘッドが損傷する要因となる可
能性が高い。本発明の目的は、CSS方式の磁気ディス
ク装置において、リトラクト時に磁気ヘッドまたはディ
スクが損傷するような事態を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、CSS方式の
磁気ディスク装置において、リトラクト時に磁気ヘッド
を一旦、ディスク上の最内周のシリンダまで移動させた
後に、ボイスコイルモータ手段に所定の電流を所定時間
だけ供給して、磁気ヘッドを強制的にCSSゾーンまで
移動させる。
磁気ディスク装置において、リトラクト時に磁気ヘッド
を一旦、ディスク上の最内周のシリンダまで移動させた
後に、ボイスコイルモータ手段に所定の電流を所定時間
だけ供給して、磁気ヘッドを強制的にCSSゾーンまで
移動させる。
【0007】即ち、最内周のシリンダまではディスク上
に記録されたサーボデータを使用して、磁気ヘッドを移
動させることができる。そして、最内周のシリンダから
CSSゾーンまでは、サーボデータを使用できないが、
最内周のシリンダからCSSゾーンまでの移動距離は一
定であるため、キャリッジの移動速度を所定値に調整す
ることができる。これにより、リトラクト時にキャリッ
ジがロック機構に接触するときの衝撃を十分に抑制する
ことが可能となり、結果的に磁気ヘッドがディスクのC
SSゾーンに衝突するような事態を防止することが可能
となる。
に記録されたサーボデータを使用して、磁気ヘッドを移
動させることができる。そして、最内周のシリンダから
CSSゾーンまでは、サーボデータを使用できないが、
最内周のシリンダからCSSゾーンまでの移動距離は一
定であるため、キャリッジの移動速度を所定値に調整す
ることができる。これにより、リトラクト時にキャリッ
ジがロック機構に接触するときの衝撃を十分に抑制する
ことが可能となり、結果的に磁気ヘッドがディスクのC
SSゾーンに衝突するような事態を防止することが可能
となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1に示すように、本実施形態の磁
気ディスク装置は、セクタサーボ方式によりサーボデー
タが予め記録されたディスク1と、キャリッジ5に搭載
された磁気ヘッド3と、キャリッジ5を駆動するボイス
コイルモーター(VCM)7とを備える。VCM7はキ
ャリッジ5を駆動して、磁気ヘッド3をディスク1の半
径方向(矢印A)に移動させる。
施形態を説明する。図1に示すように、本実施形態の磁
気ディスク装置は、セクタサーボ方式によりサーボデー
タが予め記録されたディスク1と、キャリッジ5に搭載
された磁気ヘッド3と、キャリッジ5を駆動するボイス
コイルモーター(VCM)7とを備える。VCM7はキ
ャリッジ5を駆動して、磁気ヘッド3をディスク1の半
径方向(矢印A)に移動させる。
【0009】ディスク1は、図2に示すように、前記サ
ーボデータ(位置決め情報)が記録された複数のシリン
ダが同心円状に構成されている。さらに、ディスク1の
最内周領域(最内周シリンダよりさらに内周側)には、
前記のCSSゾーンが設けられている。CSSゾーンは
データ記憶領域としては使用されず、サーボデータも記
録されていない。
ーボデータ(位置決め情報)が記録された複数のシリン
ダが同心円状に構成されている。さらに、ディスク1の
最内周領域(最内周シリンダよりさらに内周側)には、
前記のCSSゾーンが設けられている。CSSゾーンは
データ記憶領域としては使用されず、サーボデータも記
録されていない。
【0010】磁気ヘッド3からのリードデータは記録・
再生回路11に供給される。記録・再生回路11の出力
信号はサーボデータ検出回路13に供給される。サーボ
データ検出回路13は、記録・再生回路11の出力信号
からサーボデータを抽出し、位置決め制御回路15に供
給する。
再生回路11に供給される。記録・再生回路11の出力
信号はサーボデータ検出回路13に供給される。サーボ
データ検出回路13は、記録・再生回路11の出力信号
からサーボデータを抽出し、位置決め制御回路15に供
給する。
【0011】位置決め制御回路15は、サーボ制御専用
のCPU(サーボ制御CPU)を含む。位置決め制御回
路15はボイスコイルモータ(VCM)ドライバ回路1
7とコントローラ(HDC)19に接続され、コントロ
ーラ19の指示に従って、サーボデータ検出回路13か
ら供給されるサーボデータに基づいてボイスコイルモー
タドライバ17を制御する。このVCMドライバ17は
位置決め制御回路15からの制御信号に従ってVCM7
を駆動する。
のCPU(サーボ制御CPU)を含む。位置決め制御回
路15はボイスコイルモータ(VCM)ドライバ回路1
7とコントローラ(HDC)19に接続され、コントロ
ーラ19の指示に従って、サーボデータ検出回路13か
ら供給されるサーボデータに基づいてボイスコイルモー
タドライバ17を制御する。このVCMドライバ17は
位置決め制御回路15からの制御信号に従ってVCM7
を駆動する。
【0012】コントローラ19は、位置決め制御回路1
5に磁気ヘッド3の目標位置(即ち、アクセス対象)を
指示する。コントローラ19は記録・再生回路11にも
接続され、記録・再生回路11からリードデータを受
け、図示せぬホストシステムに提供すると共に、ホスト
システムからの書き込みデータ(ディスク1に記録する
ためのデータ)を記録・再生回路11に供給する。 (本実施形態に関係するヘッド位置決め動作) まず、通常のリード/ライト動作では、磁気ヘッド3を
ディスク1上の目標位置(目標シリンダ)まで移動させ
て、位置決めするための位置決め制御が実行される。即
ち、位置決め制御回路15は、サーボデータ検出回路1
3により検出されたサーボデータに基づいて、磁気ヘッ
ド3を目標シリンダまで移動させて(シーク制御)、さ
らに目標シリンダの中心に位置決めする位置制御を実行
する。サーボデータ検出回路13は、前記のように記録
・再生回路11からリードデータからサーボデータを抽
出して、位置決め制御回路15に供給する。
5に磁気ヘッド3の目標位置(即ち、アクセス対象)を
指示する。コントローラ19は記録・再生回路11にも
接続され、記録・再生回路11からリードデータを受
け、図示せぬホストシステムに提供すると共に、ホスト
システムからの書き込みデータ(ディスク1に記録する
ためのデータ)を記録・再生回路11に供給する。 (本実施形態に関係するヘッド位置決め動作) まず、通常のリード/ライト動作では、磁気ヘッド3を
ディスク1上の目標位置(目標シリンダ)まで移動させ
て、位置決めするための位置決め制御が実行される。即
ち、位置決め制御回路15は、サーボデータ検出回路1
3により検出されたサーボデータに基づいて、磁気ヘッ
ド3を目標シリンダまで移動させて(シーク制御)、さ
らに目標シリンダの中心に位置決めする位置制御を実行
する。サーボデータ検出回路13は、前記のように記録
・再生回路11からリードデータからサーボデータを抽
出して、位置決め制御回路15に供給する。
【0013】ここで、サーボデータ検出回路13により
抽出されるサーボデータには、シリンダ情報(シリンダ
番号)およびサーボバースト情報が含まれている。位置
決め制御回路15はシリンダ情報に基づいて磁気ヘッド
3を目標シリンダまで移動させるシーク制御を実行し、
またサーボバースト情報に基づいて前記位置制御を実行
する。 (本実施形態に関係するリトラクト動作) 次に、図1と図2と共に、図3のフローチャート及び図
4を参照して本実施形態のリトラクト動作を説明する。
抽出されるサーボデータには、シリンダ情報(シリンダ
番号)およびサーボバースト情報が含まれている。位置
決め制御回路15はシリンダ情報に基づいて磁気ヘッド
3を目標シリンダまで移動させるシーク制御を実行し、
またサーボバースト情報に基づいて前記位置制御を実行
する。 (本実施形態に関係するリトラクト動作) 次に、図1と図2と共に、図3のフローチャート及び図
4を参照して本実施形態のリトラクト動作を説明する。
【0014】コントローラ19からの指示に基づいて、
位置決め制御回路15はリトラクト動作を実行させるた
めのシーク動作を開始する。ここで、本発明のリトラク
ト動作は、磁気ヘッド3を直接CSSゾーンに移動させ
るのではなく、一旦ディスク1上の最内周シリンダまで
シークさせる(図3のステップS1を参照)。この後
に、磁気ヘッド3をCSSゾーンに移動させる(ステッ
プS2)。
位置決め制御回路15はリトラクト動作を実行させるた
めのシーク動作を開始する。ここで、本発明のリトラク
ト動作は、磁気ヘッド3を直接CSSゾーンに移動させ
るのではなく、一旦ディスク1上の最内周シリンダまで
シークさせる(図3のステップS1を参照)。この後
に、磁気ヘッド3をCSSゾーンに移動させる(ステッ
プS2)。
【0015】以下、具体的に説明する。まず、位置決め
制御回路15は、リトラクト時に磁気ヘッド3が現在位
置するシリンダ番号と目標シリンダ番号(ここでは最内
周シリンダの番号)との差(即ち、移動距離)に基づい
てテーブルを参照して、磁気ヘッド3の移動速度と移動
方向を決定する(ステップS11〜S13)。ここで、
テーブルとは、移動距離に応じた速度データ(目標速度
値)が設定されている情報であり、予め位置決め制御回
路15に含まれるメモリに記憶されている。位置決め制
御回路15は、決定した移動速度に基づいて、VCMド
ライバ17に対してキャリッジを駆動制御するための制
御量を出力する(ステップS14)。
制御回路15は、リトラクト時に磁気ヘッド3が現在位
置するシリンダ番号と目標シリンダ番号(ここでは最内
周シリンダの番号)との差(即ち、移動距離)に基づい
てテーブルを参照して、磁気ヘッド3の移動速度と移動
方向を決定する(ステップS11〜S13)。ここで、
テーブルとは、移動距離に応じた速度データ(目標速度
値)が設定されている情報であり、予め位置決め制御回
路15に含まれるメモリに記憶されている。位置決め制
御回路15は、決定した移動速度に基づいて、VCMド
ライバ17に対してキャリッジを駆動制御するための制
御量を出力する(ステップS14)。
【0016】一方、ステップS12において、差が0で
ある場合には、磁気ヘッド3は目標シリンダ番号である
最内周シリンダまで到達したと判断し、位置決め制御回
路15は前記のシリンダ中真に位置決めするための位置
制御に移行する(ステップS15)。但し、このリトラ
クト動作では、位置制御は必ずしも必要ではなく、磁気
ヘッド3が最内周シリンダの近傍に到達しているだけで
もよい。
ある場合には、磁気ヘッド3は目標シリンダ番号である
最内周シリンダまで到達したと判断し、位置決め制御回
路15は前記のシリンダ中真に位置決めするための位置
制御に移行する(ステップS15)。但し、このリトラ
クト動作では、位置制御は必ずしも必要ではなく、磁気
ヘッド3が最内周シリンダの近傍に到達しているだけで
もよい。
【0017】次に、位置決め制御回路15は、磁気ヘッ
ド3が最内周シリンダ(またはその近傍)まで到達した
後に、改めてVCMドライバ17を制御して、最内周シ
リンダよりさらに内周側のCSSゾーンまで磁気ヘッド
3を移動させる制御を実行する(ステップS2)。この
とき、位置決め制御回路15は、図4(a)〜(c)に
示すように、所定時間だけ所定の電流をVCM7に供給
するようにVCMドライバ17を制御する。即ち、電流
値と通電時間との積によるエネルギーがVCM7に供給
されて、このVCM7により所定の速度でキャリッジが
移動することになる。この所定の速度とは、CSSゾー
ンまで磁気ヘッド3を移動させるようにキャリッジを強
制的に移動させて、かつキャリッジがロック機構に接触
するときに衝撃が発生することがない程度、即ち十分に
衝撃が抑制される程度に設定された速度である。
ド3が最内周シリンダ(またはその近傍)まで到達した
後に、改めてVCMドライバ17を制御して、最内周シ
リンダよりさらに内周側のCSSゾーンまで磁気ヘッド
3を移動させる制御を実行する(ステップS2)。この
とき、位置決め制御回路15は、図4(a)〜(c)に
示すように、所定時間だけ所定の電流をVCM7に供給
するようにVCMドライバ17を制御する。即ち、電流
値と通電時間との積によるエネルギーがVCM7に供給
されて、このVCM7により所定の速度でキャリッジが
移動することになる。この所定の速度とは、CSSゾー
ンまで磁気ヘッド3を移動させるようにキャリッジを強
制的に移動させて、かつキャリッジがロック機構に接触
するときに衝撃が発生することがない程度、即ち十分に
衝撃が抑制される程度に設定された速度である。
【0018】以上説明したように本実施形態によれば、
リトラクト時に先ず、磁気ヘッド3を一旦最内周シリン
ダまで移動させて(サーボデータを使用して)、その後
に改めてVCM7を制御して磁気ヘッド3を強制的にC
SSゾーンまで移動させる。従って、リトラクト時に
は、磁気ヘッド3がディスク1上のどこに位置していて
も、最終段階での磁気ヘッド3の移動量(移動距離)
は、図1の矢印Bに示すように、最内周シリンダからC
SSゾーンまでの距離となる。
リトラクト時に先ず、磁気ヘッド3を一旦最内周シリン
ダまで移動させて(サーボデータを使用して)、その後
に改めてVCM7を制御して磁気ヘッド3を強制的にC
SSゾーンまで移動させる。従って、リトラクト時に
は、磁気ヘッド3がディスク1上のどこに位置していて
も、最終段階での磁気ヘッド3の移動量(移動距離)
は、図1の矢印Bに示すように、最内周シリンダからC
SSゾーンまでの距離となる。
【0019】これにより、リトラクト時の磁気ヘッド3
の移動距離をほぼ一定化することができるため、キャリ
ッジを駆動するときの速度を所定値に設定することがで
きる。また、外周側の任意のシリンダからCSSゾーン
まで移動させるときの距離と比較して、最内周シリンダ
からCSSゾーンまでの距離は小さい。このため、最内
周シリンダから磁気ヘッド3を改めて移動させる時の加
速度を相対的に小さくして、移動速度を低速にすること
ができる。結果的に、最内周シリンダからCSSゾーン
まで、キャリッジを移動させるときの速度を所定値でか
つ相対的に低速にすることができる。換言すれば、キャ
リッジを移動させるときの所定の速度を、CSSゾーン
に到達してキャリッジがロック機構に接触するときの衝
撃を十分に抑制できる程度に設定することができる。
の移動距離をほぼ一定化することができるため、キャリ
ッジを駆動するときの速度を所定値に設定することがで
きる。また、外周側の任意のシリンダからCSSゾーン
まで移動させるときの距離と比較して、最内周シリンダ
からCSSゾーンまでの距離は小さい。このため、最内
周シリンダから磁気ヘッド3を改めて移動させる時の加
速度を相対的に小さくして、移動速度を低速にすること
ができる。結果的に、最内周シリンダからCSSゾーン
まで、キャリッジを移動させるときの速度を所定値でか
つ相対的に低速にすることができる。換言すれば、キャ
リッジを移動させるときの所定の速度を、CSSゾーン
に到達してキャリッジがロック機構に接触するときの衝
撃を十分に抑制できる程度に設定することができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、リ
トラクト時に磁気ヘッドをCSSゾーンまで移動させる
ときの移動速度を、キャリッジがロック機構に接触する
ときの衝撃を十分に抑制できる程度に設定することがで
きる。従って、キャリッジがロック機構に接触するとき
の衝撃に伴って磁気ヘッドがディスクのCSSゾーンに
衝突して、磁気ヘッドまたはディスクが損傷するような
事態を防止することができる。
トラクト時に磁気ヘッドをCSSゾーンまで移動させる
ときの移動速度を、キャリッジがロック機構に接触する
ときの衝撃を十分に抑制できる程度に設定することがで
きる。従って、キャリッジがロック機構に接触するとき
の衝撃に伴って磁気ヘッドがディスクのCSSゾーンに
衝突して、磁気ヘッドまたはディスクが損傷するような
事態を防止することができる。
【図1】本発明の実施形態に関係する磁気ディスク装置
の構成を示す図。
の構成を示す図。
【図2】本実施形態に関係する磁気ディスク装置の回路
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図3】本実施形態に関係するリトラクト動作を説明す
るためのフローチャート。
るためのフローチャート。
【図4】本実施形態に関係するボイスコイルモータに供
給する電流波形の一例を示す図。
給する電流波形の一例を示す図。
1…ディスク(磁気記録媒体) 3…磁気ヘッド 5…キャリッジ 7…ボイスコイルモータ(VCM) 11…記録・再生回路 13…サーボデータ検出回路媒体 15…位置決め制御回路 17…ボイスコイルモータ(VCM)ドライバ 19…コントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 キャリッジに磁気ヘッドを取付けて、デ
ィスクの半径方向に前記磁気ヘッドを移動させて、前記
キャリッジをロックするときに前記磁気ヘッドを前記デ
ィスクのCSSゾーンに位置させるコンタクト・スター
ト・ストップ方式の磁気ディスク装置であって、前記キャリッジを駆動して前記磁気ヘッドを前記ディス
クに移動させるためのボイスコイルモータ手段と、 前記磁気ヘッドを前記ディスク上の最内周のシリンダよ
り内周側の前記CSSゾーンまで移動させる リトラクト
時に、前記磁気ヘッドを一旦前記最内周のシリンダまで
移動させた後に、前記ボイスコイルモータ手段に所定の
電流を所定時間だけ供給して、前記キャリッジがロック
機構に接触してロックされる際の衝撃を抑制するように
ヘッド移動制御を実行するヘッド移動制御手段を具備し
たことを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3091726A JP2714268B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3091726A JP2714268B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04302878A JPH04302878A (ja) | 1992-10-26 |
JP2714268B2 true JP2714268B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=14034512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3091726A Expired - Fee Related JP2714268B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2714268B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0410286A (ja) * | 1990-04-25 | 1992-01-14 | Nec Corp | 磁気ディスク装置 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3091726A patent/JP2714268B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04302878A (ja) | 1992-10-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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