JPH1145420A - 磁気ディスク及び同ディスクを備えた磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク及び同ディスクを備えた磁気ディスク装置

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JPH1145420A
JPH1145420A JP20153797A JP20153797A JPH1145420A JP H1145420 A JPH1145420 A JP H1145420A JP 20153797 A JP20153797 A JP 20153797A JP 20153797 A JP20153797 A JP 20153797A JP H1145420 A JPH1145420 A JP H1145420A
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JP
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head
magnetic disk
ring
disk
floating
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JP20153797A
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English (en)
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Yuichi Iida
愉一 飯田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MRヘッドの浮上変動の早期検知を可能とす
る。 【解決手段】MRヘッド2を搭載した磁気ディスク装置
に装着して用いられる磁気ディスク1のデータ領域11
1上の所定の半径位置、例えばCSS領域112との境
界部分に、MRヘッド2の浮上変動を検知するための浮
上変動検知部をなすリング状突起113を設け、その高
さを、設計上の磁気ディスク1のグライド高さの上限よ
り高く、設計上のMRヘッド2の浮上高さの下限より低
く設定し、例えばディスク1を起動してMRヘッド2を
CSS領域112からデータ領域111に移動する場合
にMRヘッド2の浮上高さが低下していると、当該ヘッ
ド2が突起113に接触して、TAの発生として検出可
能な構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MRヘッドを搭載
した磁気ディスク装置に用いて好適な磁気ディスク及び
同ディスクを備えた磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の記憶容量は、1年で
約1.6倍という勢いで増え続けており、これを支える
技術として面記録密度の向上が不可欠である。さて、磁
気ディスク装置においてデータの読み書きを行うための
磁気ヘッドは、その動作原理から、誘導型ヘッドと磁束
応答型ヘッドとに大別される。現在主に用いられている
MIG(Metal In Gap)ヘッド、薄膜ヘッド等は、この
うち誘導型ヘッドに属している。この誘導型ヘッドを用
いた場合、面記録密度を単に増加させるだけだと、再生
出力が小さくなって信号対ノイズ(S/N)の劣化、更
にはエラーレートの悪化を招く。このため、一層高感度
の磁気ヘッドが求められている。
【0003】近年、この高感度の磁気ヘッドとして、ト
ラック幅当たりの再生出力が誘導型ヘッドの数倍になる
MR(Magneto-resistive;磁気抵抗効果型)ヘッドが商
品化され、広く用いられるようになってきた。このMR
ヘッドは磁界(磁束)によるMR素子内の磁気抵抗変化
を利用する磁束応答型の磁気ヘッドである。
【0004】このMRヘッドを用いた磁気ディスク装置
では、ディスク上に何らかの要因で発生した傷や突起、
ディスク上に付着した異物に、MRヘッドの素子自体、
或いはMR素子の近傍のスライダの一部が衝突すること
に起因する、MRヘッド特有の現象がある。即ち、MR
ヘッドがディスク上の傷や突起、或いは異物に衝突する
と、MR素子が急激に温度上昇して、磁気抵抗再生性能
が一時的に著しく変化することがあり、そのような場合
に、図8に示すように再生波形のDC変動として現れ
て、正常に読み出しが行えなくなる現象、つまりリード
データエラーとなる現象である。このような現象はサー
マルアスペリティ(TA)と呼ばれ、特にMRヘッドの
浮上高さ(浮上量)が低下した場合に発生しやすい。
【0005】そこで、磁気ディスク回転時のMRヘッド
(磁気ヘッド)の浮上高さと磁気ディスクとの関係を図
9に示す。図9において、磁気ディスク91は、機械的
な研磨や化学的処理などにより、表面にある粗さを持っ
ている。MRヘッド92は、ディスク91の回転開始時
や回転停止時に、当該ヘッド92とディスク91との接
触によりディスク91(のデータ領域)に傷がついて当
該ディスク91(のデータ領域)に記録されているデー
タが破壊されるのを防止するために、ディスク91が回
転停止状態にある期間は、当該ディスク91上のデータ
領域とは別に(例えばディスク91の最内周に)設けら
れたコンタクト・スタート・ストップ(Contact Start
Stop)領域(CSS領域)と称されるヘッド退避用の領
域に退避(リトラクト)され、その領域でディスク91
と接触している。そして、ディスク91の回転起動時に
は、MRヘッド92は当該ディスク91(のCSS領
域)上で摺動を始めて、ディスク91の回転によって生
じる空気流により当該ディスク91上を浮上し、この状
態でヘッド92をディスク91のデータ領域に移動す
る、いわゆるファーストシークが行われる。
【0006】ここでMRヘッド92の浮上高さは、表面
に粗さを持つ磁気ディスク91との接触を避けるという
点では、図9(a)のように十分に大きな値を保ってい
た方がよい。しかし近年は、磁気ディスク装置の高容量
化、高記録密度化のために、浮上高さの更なる低下が要
求されている。また、摺動時におけるMRヘッド92と
磁気ディスク91との摩擦による摩耗を防ぎ、MRヘッ
ド92の低浮上化時の信頼性を確保するには、ディスク
91の低グライド化を達成する必要があり、そのために
は(ヘッド92とディスク91との吸着を防止しなが
ら)ディスク91の表面をより滑らかにすることも要求
されている。
【0007】ところが、図9(b)のようにMRヘッド
92の浮上高さを低下させた状態で、浮上変動等が発生
すると、当該ヘッド92が磁気ディスク装置91に接触
する確率が高くなり、接触時には図8に示したように再
生波形が異常となってリードデータエラーを招くサーマ
ルアスペリティが発生する虞があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常、MRヘッドは磁
気ディスクの回転により当該ディスク上を安定浮上した
状態で記録データの読み出しを行う。しかし、MRヘッ
ドが浮上している磁気ディスク上の面(MRヘッドの浮
上面)に、(MRヘッドと磁気ディスク等の組み立て構
造体である)ヘッドディスクアセンブリ(HDA)内で
発生したり、ディスクの回転停止時または起動時(CS
S時)にMRヘッドが磁気ディスク上を摺動することに
より発生するコンタミネーションが付着すると、MRヘ
ッドは安定浮上ができなくなり、浮上変動が大きくなる
可能性がある。
【0009】このようなMRヘッドの浮上変動(不安定
浮上)は、特に磁気ディスク装置の高容量化、高記録密
度化のために浮上高さを低下させている場合には、MR
ヘッドと磁気ディスクとの接触によるサーマルアスペリ
ティの発生を招き、データ破壊、更にはヘッドクラッシ
ュを起こす虞があった。
【0010】しかし従来技術では、MRヘッドの不安定
浮上を検知する手段がなかったため、MRヘッドの浮上
変動が、データ破壊やヘッドクラッシュに直結する可能
性が高くなるという問題があった。このため、MRヘッ
ドの浮上変動を事前に検知できるようにすることが要望
されていた。
【0011】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めになされたものであり、MRヘッドの浮上変動の早期
検知が可能な磁気ディスク及び同ディスクを備えた磁気
ディスク装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、MRヘッドを
搭載した磁気ディスク装置に装着して用いられる磁気デ
ィスクの構造として、当該ディスクのデータ領域上の所
定の半径位置に、MRヘッドの浮上変動を検知するため
の浮上変動検知部をなすリング状突起が形成された構造
を適用したことを特徴とする。ここで、リング状突起の
高さは、設計上の磁気ディスクのグライド高さの上限よ
り高く、設計上のMRヘッドの浮上高さの下限より低く
設定するとよい。
【0013】このような構造の磁気ディスクをMRヘッ
ド搭載の磁気ディスク装置に使用した場合、当該ディス
クの回転により浮上するMRヘッドの浮上変動が発生
し、その浮上高さが設計上の許容範囲を越えて低下する
ようになると、このMRヘッドはまず、リング状突起の
上を通過する際に当該突起に接触する。MRヘッドがリ
ング状突起に接触すると、サーマルアスペリティ(T
A)が発生し、当該ヘッドにより再生される波形のレベ
ルは高くなる。したがって、MRヘッドの再生出力レベ
ルをもとにTAの発生を検出することで、当該ヘッドの
浮上高さが所定範囲より低下する異常状態を検知するこ
とが可能となる。
【0014】ここで、磁気ディスク装置内には、MRヘ
ッドがリング状突起を通過する際にTAが発生したこと
を検出すると、近いうちにMRヘッドがディスク表面に
接触してヘッドクラッシュを招く可能性があるものとし
て、その旨の警告を発する警告出力手段を設けるとよ
い。もし、この警告を発した時点で、磁気ディスク装置
を交換し、データをコピーするならば、データ破壊を避
けることが可能となる。
【0015】このように、磁気ディスクのデータ領域上
に形成されたリング状突起は、当該磁気ディスクがMR
ヘッド搭載の磁気ディスク装置に用いられる場合、ディ
スクの回転中にMRヘッドが当該ディスクの表面(リン
グ状突起以外の面)に接触するといった重大な状態に至
る前に、MRヘッドの浮上変動(MRヘッドの浮上高さ
の低下)を検知するための浮上変動検知部として利用で
きる。
【0016】ここで、上記リング状突起が、磁気ディス
クのデータ領域の最内周側に形成された構造を適用する
ならば、一般に磁気ディスクには、データ領域の内側
に、当該ディスクの回転停止状態において上記ヘッドを
退避させておくためのCSS領域と称されるヘッド退避
用の領域が設けられていることから、ディスクの起動時
にMRヘッドをヘッド退避用の領域(CSS領域)から
データ領域に移動する際には、上記リング状突起の上を
必ず通過させることになるため、その際のMRヘッドの
出力レベルを監視するだけで、MRヘッドがリング状突
起に接触したか否か、即ちMRヘッドがリング状突起に
接触する程度まで、その浮上高さが低下しているか否か
を簡単に検出することができる。
【0017】また、リング状突起がCSS領域との境界
以外のデータ領域上の所定の半径位置に設けられている
場合でも、そのリング状突起を挟む所定の1対のシリン
ダを予め定めておき、一方のシリンダにシークした後、
そこから他方のシリンダにシークすることで、MRヘッ
ドがリング状突起の上を必ず通過するようにできるた
め、その際のMRヘッドの出力レベルを監視するだけ
で、やはりMRヘッドの浮上高さが低下しているか否か
を簡単に検出できる。ここで、リング状突起を挟む所定
の1対のシリンダには、リング状突起に隣接するシリン
ダを割り当てるのが最もよい。
【0018】また、リング状突起に直接シークして、そ
の際のMRヘッドの出力レベルを監視することで、MR
ヘッドの浮上高さが低下しているか否かを検出すること
もできる。
【0019】ここで、リング状突起へのシークを可能と
するには、当該リング状突起に、通常のデータ領域と同
様に、位置決め制御等に用いられるサーボデータが記録
されたサーボ領域を配置すればよい。また、サーボ領域
がなくても、通常の読み出し/書き込み時のシークと異
なって正確な位置決めは必要ないことから、例えばリン
グ状突起に隣接するシリンダ位置にシークし、そこから
1シリンダ分だけプログラム制御等によりMRヘッドを
移動してリング状突起の近傍に位置させればよい。
【0020】また、上記したMRヘッドの浮上変動のモ
ニタリングは、ディスクの起動時の他、通常の動作中で
も例えば一定期間毎に行うとよく、更に複数のMRヘッ
ドを搭載した磁気ディスク装置にあっては、MRヘッド
を順次切り替えてモニタリングするとよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0022】図1において、1は記録媒体としての磁気
ディスク、2はディスク1へのデータ書き込み(データ
記録)及びディスク1からのデータ読み出し(データ再
生)に用いられるヘッド(磁気ヘッド)である。ヘッド
2はMRヘッドであり、MR素子を用いて構成される読
出し専用ヘッドと、記録ヘッドとを持つ再生記録分離型
ヘッドである。ヘッド(MRヘッド)2はディスク1の
各データ面に対応してそれぞれ設けられている。なお本
実施形態では、ディスク1は単一枚であるとするが、複
数枚積層して設けられることもある。
【0023】磁気ディスク1には(ここではディスク1
の両面)、図2に示すようにデータが記録されるデータ
領域111が設けられている。データ領域111には、
周知のように同心円状の多数のトラックが形成され、各
トラックには、位置決め制御等に用いられるサーボデー
タが記録された複数のサーボ領域が等間隔で配置されて
いる(いずれも図示せず)。サーボ領域は、ディスク1
上では中心から各トラックを渡って放射状に配置され
る。また、ディスク1の例えば最内周には、データ領域
111とは無関係のヘッド退避用のエリアであるCSS
領域112が設けられ、ディスク11の回転停止状態に
おいてはMRヘッド2を当該CSSゾーン112に停止
(接触)させておくようになっている。
【0024】更に、ディスク1のデータ領域111上の
所定の半径位置には、MRヘッド2の浮上変動を検知す
るための浮上変動検知部をなすリング状突起113が設
けられている。ここでは、リング状突起(浮上変動検知
部)113は、ディスク1上のデータ領域111の最内
周側、即ちCSS領域113との境界側にリング状(環
状)に形成されており、所定の高さ及び幅を持つ。但
し、リング状突起113の領域には、サーボ領域は配置
されていないものとする。リング状突起(浮上変動検知
部)113は、スパッタ、レーザ、メカテクスチャ等の
手法で形成することができる。
【0025】ここでリング状突起113の高さhの決定
の仕方について、図3に示すディスク1の概念図を参照
して説明する。まず本実施形態では、ヘッド浮上設計に
おけるMRヘッド2の浮上変動(浮上高さのばらつき)
の範囲を、図3に示すように設計上の基準のヘッド浮上
高さHの±15%とし、磁気ディスク1の設計上のグラ
イド高さを(設計上の基準の)ヘッド浮上高さHの±3
0%としている。この場合、ディスク1の回転状態にお
いてMRヘッド2の浮上量が異常に低下してヘッド浮上
設計における浮上変動範囲の下限を越え始めた段階で、
MRヘッド2がディスク1上のリング状突起11とのみ
接触するための当該突起113の高さhは、設計上の基
準のヘッド浮上高さHの30〜85%の範囲である。そ
こで本実施形態では、突起113の高さhを、下側に1
0%、上側に5%のマージンをとって、設計上の基準の
ヘッド浮上高さHの40〜80%、即ち0.4〜0.8
Hに設定している。つまり突起113の高さhを、設計
上の磁気ディスク1のグライド高さの上限より10%だ
け高く、設計上のMRヘッド2の浮上高さの下限より5
%だけ低く設定している。
【0026】再び図1を参照すると、磁気ディスク1は
スピンドルモータ(SPM)3により高速に回転する。
MRヘッド2はキャリッジ4と称するヘッド移動機構に
取り付けられて、このキャリッジ4の移動によりディス
ク1の半径方向に移動する。キャリッジ4は、ボイスコ
イルモータ(VCM)5により駆動される。
【0027】スピンドルモータ(SPM)3及びボイス
コイルモータ(VCM)5は、当該モータ3,5にそれ
ぞれ独立に制御電流(SPM電流、VCM電流)を流し
て当該モータ3,5を駆動するためのモータドライバ回
路(モータドライバIC)6に接続されている。このモ
ータ3,5駆動用の制御電流の値(制御量)は、CPU
(マイクロプロセッサ)9の計算処理で決定される。
【0028】各ヘッド2は例えばフレキシブルプリント
配線板(FPC)に実装されたヘッドアンプ回路(ヘッ
ドIC)7と接続されている。ヘッドアンプ回路7は、
ヘッド2の切り替え、ヘッド2との間のリード/ライト
信号の入出力等を司るもので、ヘッド2で読み取られた
アナログ出力を増幅するヘッドアンプ(プリアンプ)7
1を有する。またヘッドアンプ回路7は、リードIC8
から送られてくる書き込みデータに従いヘッド2にライ
ト信号(ライト電流)を出力するライトドライバ(図示
せず)も有する。
【0029】ヘッドアンプ回路7は更に、ヘッドアンプ
71の出力信号からTA(サーマルアスペリティ)を検
出するTA検出回路(サーマルアスペリティ検出回路)
72を有する。
【0030】TA検出回路72は、図4に示すように、
基準電圧発生器721と、コンパレータ722とから構
成される。基準電圧発生器721はTA(サーマルアス
ペリティ)が発生したか否かの判定の基準となる電圧
(基準電圧)Vref を発生する。コンパレータ722
は、ヘッドアンプ71の出力と基準電圧Vref とを比較
して、ヘッドアンプ71からの出力が基準電圧Vref よ
りも高くなった場合に、TAが発生したことが検出され
たものとして、その期間だけ有効な例えば高レベルのT
A検出信号720を出力する。
【0031】リード/ライト回路(リードIC)8は、
ヘッド2によりディスク1から読み取られてヘッドアン
プ回路7(内のヘッドアンプ71)により増幅されたア
ナログ出力(ヘッド2のリード信号)を入力してデータ
再生動作に必要な信号処理を行うデコード機能(リード
チャネル)と、ディスク1へのデータ記録に必要な信号
処理を行うエンコード機能(ライトチャネル)を有する
リード/ライト系回路81と、ヘッド位置決め制御等の
サーボ処理に必要なサーボデータ中のバーストデータの
抽出等、ヘッド2の位置情報を検出する処理を行う位置
検出系回路82とから構成される。
【0032】CPU9は、例えばワンチップのマイクロ
プロセッサである。このCPU9は、ROM10に格納
されている制御プログラムに従って磁気ディスク装置内
の各部を制御する。特にディスク1を起動した後、MR
ヘッド2をCSS領域112からデータ領域111に移
動させるファーストシーク時には、CPU9は、ヘッド
アンプ回路7内のTA検出回路72の出力(TA検出信
号720)を参照し、その出力の状態に基づくMRヘッ
ド2の浮上変動判定を行う。
【0033】CPU9には、磁気ディスク装置全体を制
御するための制御プログラム等が格納されているROM
(Read Only Memory)10が接続されている。このRO
M10に格納されている制御プログラムはファーストシ
ーク動作のためのルーチン(ファーストシークルーチ
ン)を含む。このファーストシークルーチンは、MRヘ
ッド2の浮上変動をモニタリングするための処理ステッ
プを含む。
【0034】CPU9にはまた、CPU9のワーク領域
等を提供する揮発性メモリとしてのRAM(Random Acc
ess Memory)11と、磁気ディスク装置の制御用のパラ
メータの保存などに用いられる書き換え可能な不揮発性
メモリとしてのEEPROM(Electrically Erasable
and Programmable Read Only Memory )12が接続され
ている。このEEPROM12の所定領域には、ファー
ストシーク時における浮上変動のモニタリング対象とす
るMRヘッド2のヘッド番号を保存するためのヘッド番
号記憶領域121が確保されている。
【0035】CPU9には更に、ディスクコントローラ
(HDC)13が接続されている。HDC(ディスクコ
ントローラ)13は、ホスト装置(図示せず)との間の
コマンド、データの通信を制御すると共に、リード/ラ
イト回路8(内のリード/ライト系回路81を介してデ
ィスク1)との間のデータの通信を制御する。
【0036】次に、図1の構成の磁気ディスク装置の動
作を、ファーストシーク時におけるMRヘッドの浮上変
動モニタリング動作を中心に図5のフローチャートを参
照して説明する。
【0037】まず、ディスク1の回転が停止されている
状態では、MRヘッド2はディスク1上のCSS領域1
12にリトラクトされている。このような状態で、CP
U9の制御によりモータドライバ回路6を介してスピン
ドルモータ3に電流が流されて当該モータ3が起動され
ると、ディスク1が回転を始める(ステップS1)。
【0038】ディスク1が回転を開始すると、MRヘッ
ド2は当該ディスク1上を浮上するようになる。CPU
9は、ディスク1の回転数が規定値になると、モータド
ライバ回路6を介してボイスコイルモータ5に電流を流
すことで、MRヘッド2をディスク1のCSS領域11
2からデータ領域111に(ディスク1の半径方向に)
移動させるファーストシークを開始する(ステップS
2)。
【0039】図6に、MRヘッド2がディスク1上を浮
上した状態で、CSS領域112からデータ領域111
側に移動する際、即ちデータ領域111上のCSS領域
112との境界側に設けられたリング状突起113の上
を通過する際の、当該MRヘッド2の浮上の様子を示
す。
【0040】MRヘッド2はディスク1上の対向する領
域に磁気情報が記録されている場合、その磁気情報を読
み取って電気信号に変換する再生動作を行う。CPU9
は、ファーストシーク時には、ディスク1の各面に対向
してそれぞれ設けられているMRヘッド2のうち、EE
PROM12内のヘッド番号記憶領域121に格納され
ているヘッド番号の示すMRヘッド2をヘッドアンプ回
路7を介して選択し、その選択したMRヘッド2からの
再生出力を、リードゲートを開くことでヘッドアンプ回
路7(内のヘッドアンプ71)、リード/ライト回路8
(内のリード/ライト系回路81)を通して読み込む
(ステップS3)。
【0041】ヘッドアンプ71を介して選択されている
MRヘッド2の再生出力はヘッドアンプ回路7内のヘッ
ドアンプ71で増幅される。しかし、ファーストシーク
が開始された当初は、MRヘッド2はデータ領域111
とは別のCSS領域112上を浮上していることから、
MRヘッド2の出力はない。
【0042】やがてMRヘッド2は、ボイスコイルモー
タ5の駆動により、図6のように突起113上を通過す
る。このリング状突起113の高さhは、MRヘッド2
の設計上の基準の浮上高さHの40〜80%に設定され
ている。一方、MRヘッド2の設計上の浮上変動の範囲
は基準のヘッド浮上高さHの±15%である。したがっ
て、MRヘッド2の実際の浮上高さが設計上の浮上変動
の範囲に入っている通常の状態では、図6(a)に示す
ように、MRヘッド2はリング状突起113に接触せず
に当該突起113上をデータ領域111に向けて通過す
る。この場合も、MRヘッド2の出力はない。
【0043】MRヘッド2の出力がない場合、したがっ
てヘッドアンプ回路7内のヘッドアンプ71の出力がな
い場合、当該ヘッドアンプ71の出力レベルはTA検出
回路72内の基準電圧発生器721の基準電圧Vref よ
り小さいことから、TA検出回路72の出力であるTA
検出信号720は、TA(サーマルアスペリティ)非検
出を示す例えば低レベルの状態にある。
【0044】CPU9は、ファーストシークを開始する
と、MRヘッド2がCSS領域112からデータ領域1
11に移動したか否かを、データ領域111に配置され
ているサーボ領域に記録されたサーボデータ(の示す位
置情報)が読み取られたか否かによって判定するように
している(ステップS5)。その際、CPU9は、TA
検出回路72からのTA検出信号720の状態をチェッ
クし、サーボデータが読み取られる前にTA検出信号7
20が高レベルとなるか否か、即ちヘッドアンプ71の
出力であるリード出力レベル(再生出力レベル)が基準
電圧Vref より大きいか否かを判定する(ステップS
4)。
【0045】通常の状態では、リード出力レベルは基準
電圧Vref 以下であり、この場合にはCPU9は、サー
ボデータが読み取られたことを検出した時点で、MRヘ
ッド2がデータ領域111に移動したこと、即ちファー
ストシークに成功したことを判定する。CPU9はファ
ーストシーク成功を判定すると、EEPROM12内の
ヘッド番号記憶領域121に格納されているヘッド記憶
番号を、次のMRヘッド2を示すように更新した後(ス
テップS6)、ディスク1上のサーボ領域から読み取ら
れるサーボデータに応じてMRヘッド2をディスク1の
データ領域111上の所定のシリンダに位置決めさせる
通常のシーク・位置決め制御に移行する(ステップS
7)。
【0046】その後CPU9は、ホスト装置からの要求
に従って動作する通常動作を行う(ステップS8)。そ
して、パワーセーブ、あるいは電源オフ等により、ディ
スク1の回転を停止する場合には、MRヘッド2をデー
タ領域111からCSS領域112にリトラクトする
(ステップS9)。
【0047】以上の動作は、ディスク1が起動される毎
に行われる。やがて、MRヘッド2の浮上変動が設計上
の範囲を越えて大きくなり、その浮上高さが著しく低下
したものとする。このような場合、ディスク1を起動し
てファーストシークを行おうすると(ステップS1,S
2)、MRヘッド2はCSS領域112からデータ領域
111に移動する際に、図6(b)に示すようにリング
状突起113に接触する。MRヘッド2がリング状突起
113に接触すると、当該MRヘッド2(のMR素子)
が急激に温度上昇して、磁気抵抗再生性能が一時的に著
しく変化するためにTA(サーマルアスペリティ)が発
生し、図8に示した再生波形の低周波成分がMRヘッド
2の出力として現れる。このMRヘッド2の出力に対す
るヘッドアンプ71の増幅出力(リード出力レベル)
は、基準電圧Vref より大きく、TA検出回路72内の
コンパレータ722からは、その期間だけTA発生を示
す高レベルのTA検出信号720が出力される。
【0048】CPU9は、ファーストシーク時に、MR
ヘッド2がデータ領域111に移動する前にTA検出回
路72から高レベルのTA検出信号720が出力された
ことを検出すると、即ちリード出力レベルが基準電圧V
ref を越えたことを検出すると(ステップS4)、MR
ヘッド2の浮上高さが設計上の浮上変動範囲から外れて
著しく低下した結果、MRヘッド2がリング状突起11
3に接触してTAが発生したものと判断し、ユーザに対
して警告を発する(ステップS10)。
【0049】ユーザは、この警告により、近いうちに磁
気ディスク装置の寿命が尽きるものと判断し、ヘッドク
ラッシュ等の致命的なトラブルが発生する前に、磁気デ
ィスク装置を交換して、元の装置のディスクデータを新
たな装置のディスク1にコピーすることにより、データ
破壊を避けることができる。
【0050】以上は、MRヘッド2の浮上変動のモニタ
リングをディスク1の起動時(ファーストシーク時)に
のみ行う場合について説明したが、これに限るものでは
ない。例えば、ディスク1の起動時に加えて、通常動作
の状態(通常動作モード)が予め定められた一定時間を
経過する毎に、MRヘッド2の浮上変動のモニタリング
を行うようにしても構わない。
【0051】以下、ディスク1の起動時だけでなく、通
常動作の状態が一定時間を経過した場合にもMRヘッド
2の浮上変動をモニタリングする場合の動作を、図7の
フローチャートを参照して説明する。
【0052】まずCPU9は、ディスク1の起動時に
は、当該ディスク1を目標回転数まで回転させると(ス
テップS10)、MRヘッド2をCSS領域112から
データ領域111に移動するファーストシークを行った
後、当該ヘッド2をデータ領域111上の所定シリンダ
にシークさせる(ステップS11)。
【0053】次にCPU9は、MRヘッド2をデータ領
域111上の所定シリンダ位置からリング状突起113
にシークさせる(ステップS12)。但し、この例では
リング状突起113にはサーボ領域は配置されていない
ため、サーボデータに基づく通常のシーク動作はできな
い。そこで上記ステップS12では、MRヘッド2を、
リング状突起113に隣接するデータ領域111上のシ
リンダまでシークし、そこから1シリンダ分内周方向に
MRヘッド2を移動させる。
【0054】この方式では、通常のシーク動作と異なっ
て正確なシーク・位置決め動作はできないが、1シリン
ダ分移動するだけのため、少なくともMRヘッド2をリ
ング状突起113の近傍に位置させることは可能であ
り、MRヘッド2の浮上変動をモニタリングする(MR
ヘッド2の浮上高さが低下した場合に、当該MRヘッド
2がリング状突起113に接触するか否かで、MRヘッ
ド2の浮上変動が設計上の許容範囲から外れる危険な状
態にあるか否かをモニタリングする)には十分である。
【0055】CPU9はMRヘッド2をリング状突起1
13にシークさせると、MRヘッド2からの再生出力を
読み取るためのリードゲートを開き(ステップS1
3)、この状態でTA検出回路72からのTA検出信号
720の状態をチェックし、MRヘッド2がリング状突
起113にシークされている際のヘッドアンプ71の出
力レベル(リード出力レベル)が基準電圧Vref より大
きいか否かを判定する(ステップS14)。
【0056】通常の状態では、MRヘッド2がリング状
突起113にシークされている際のリード出力レベルは
基準電圧Vref 以下であり、この場合にはCPU9はE
EPROM12内のヘッド番号記憶領域121に格納さ
れているヘッド記憶番号を、次のMRヘッド2を示すよ
うに更新した後(ステップS15)、MRヘッド2をデ
ィスク1のデータ領域111上の所定のシリンダに位置
決めさせる通常のシーク・位置決め制御に移行する(ス
テップS16)。
【0057】その後CPU9は、ホスト装置からの要求
に従って動作する通常動作を行い、一定時間が経過する
と(ステップS17)、再びステップS12に戻ってM
Rヘッド2をリング状突起113にシークさせる。
【0058】このとき、MRヘッド2の浮上変動が設計
上の範囲を越えて大きくなり、その浮上高さが著しく低
下しているものとすると、MRヘッド2はリング状突起
113に接触してTAが発生する。すると、図8に示し
た再生波形の低周波成分がMRヘッド2の出力として現
れる。このMRヘッド2の出力に対するヘッドアンプ7
1の増幅出力(リード出力レベル)は基準電圧Vref よ
り大きく、TA検出回路72からは、その期間だけTA
発生を示す高レベルのTA検出信号720が出力され
る。
【0059】CPU9は、リング状突起113へのシー
ク時にTA検出回路72から高レベルTA検出信号72
0が出力されたことを検出すると、即ちヘッドアンプ7
1の出力レベル(リード出力レベル)が基準電圧Vref
を越えたことを検出すると(ステップS14)、MRヘ
ッド2の浮上高さの著しい低下を判断して、ユーザに対
して警告を発する(ステップS18)。
【0060】なお、前記実施形態では、リング状突起1
13にはサーボ領域が配置されていないものとして説明
したが、他のデータ領域111と同様にサーボ領域が配
置された構造であっても構わない。この場合には、リン
グ状突起113へのシークが容易に行える。
【0061】また、前記実施形態では、リング状突起1
13がデータ領域111の最内周側に形成されている場
合について説明したが、リング状突起113はデータ領
域111上であれば、ディスク1のいずれの半径位置に
形成されていてもよい。但し、リング状突起113が、
データ領域111上のCSS領域112との境界以外の
位置に形成されている場合で、当該状突起113にサー
ボ領域が配置されていない場合には、当該状突起113
に直接シークすることはできない。このような場合、リ
ング状突起を挟む所定の1対のシリンダを予め定めてお
き、一方のシリンダにシークした後、そこから他方のシ
リンダにシークすることで、MRヘッド2がリング状突
起113の上を必ず通過するようにできるため、その際
のMRヘッド2の出力レベルを監視するだけで、MRヘ
ッド2の浮上高さが低下しているか否かを検出ができ
る。ここで、リング状突起を挟む所定の1対のシリンダ
には、リング状突起に隣接するシリンダを割り当てるの
が最もよい。
【0062】また、前記実施形態では、リング状突起1
13がディスク1の両方の面に形成されているものとし
て説明したが、ディスク1の一方の面だけにデータ領域
111が形成されている場合には、リング状突起113
も当該一方の面だけに形成されているだけでよい。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、デ
ィスクのデータ領域上の所定の半径位置に、MRヘッド
の浮上変動を検知するための浮上変動検知部をなすリン
グ状突起を設けたことにより、MRヘッドの浮上高さが
低下し始めると、ディスクの回転中に当該ディスクの表
面にMRヘッドが接触するようになる前の段階で、例え
ばファーストシーク等においてMRヘッドがリング状突
起と接触し、その結果がサーマルアスペリティ(TA)
の発生として検出できるため、MRヘッドの浮上変動を
早期に検知することができ、ヘッドクラッシュ等を招い
てデータが破壊されるのを事前に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】図1中のディスク1の概略構造を示す概念図。
【図3】図2中のリング状突起113の高さhの決定の
仕方を説明するための図。
【図4】図1中のTA検出回路72の内部構成を示すブ
ロック図。
【図5】図1の構成の磁気ディスク装置の動作を、ファ
ーストシーク時におけるMRヘッドの浮上変動モニタリ
ング動作を中心に説明するためのフローチャート。
【図6】MRヘッド2がディスク1上を浮上した状態
で、データ領域111上のCSS領域112との境界側
に設けられたリング状突起113の上を通過する際の、
当該MRヘッド2の浮上の様子を示す図。
【図7】図1の構成の磁気ディスク装置におけるMRヘ
ッドの浮上変動モニタリング動作の変形例を説明するた
めのフローチャート。
【図8】TA(サーマルアスペリティ)発生時の再生波
形の一例を示す図。
【図9】磁気ディスク回転時のMRヘッド(磁気ヘッ
ド)の浮上高さと磁気ディスクとの関係を示す図。
【符号の説明】
1…ディスク 2…MRヘッド 7…ヘッドアンプ回路 8…リード/ライト回路 9…CPU(ヘッド移動制御手段、ヘッド浮上変動検知
手段、警告出力手段、シーク制御手段) 10…ROM 12…EEPROM 71…ヘッドアンプ 72…TA検出回路(ヘッド浮上変動検知手段) 111…データ領域 112…CSS領域 113…リング状突起 121…ヘッド番号記憶領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MRヘッドを搭載した磁気ディスク装置
    に装着して用いられる磁気ディスクにおいて、 前記磁気ディスクのデータ領域上の所定の半径位置に、
    前記MRヘッドの浮上変動を検知するための浮上変動検
    知部をなすリング状突起が形成されていることを特徴と
    する磁気ディスク。
  2. 【請求項2】 前記リング状突起の高さを、設計上の磁
    気ディスクのグライド高さの上限より高く、設計上のM
    Rヘッドの浮上高さの下限より低く設定したことを特徴
    とする請求項1記載の磁気ディスク。
  3. 【請求項3】 前記リング状突起が、前記データ領域の
    最内周側に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の磁気ディスク。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の磁気ディスクを少なくと
    も1枚備え、前記磁気ディスクに記録された情報の読み
    取りにMRヘッドを用いたことを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気ディスクの回転により前記MR
    ヘッドが浮上している状態で前記MRヘッドを前記リン
    グ状突起の上を通過させるヘッド移動制御手段と、 前記MRヘッドが前記リング状突起の上を通過する際の
    当該ヘッドの再生出力レベルをもとにサーマルアスペリ
    ティの発生を検出することで、当該ヘッドの浮上高さが
    所定範囲より低下する異常状態を検知するヘッド浮上変
    動検知手段と、 前記ヘッド浮上変動検知手段による異常状態検知時に警
    告を発する警告出力手段とを具備することを特徴とする
    請求項4記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記MRヘッドを前記リング状突起にシ
    ークするシーク制御手段と、 前記MRヘッドが前記リング状突起にシークされた際の
    当該ヘッドの再生出力レベルをもとにサーマルアスペリ
    ティの発生を検出することで、当該ヘッドの浮上高さが
    所定範囲より低下する異常状態を検知するヘッド浮上変
    動検知手段と、 前記ヘッド浮上変動検知手段による異常状態検知時に警
    告を発する警告出力手段とを具備することを特徴とする
    請求項4記載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 データ領域上の所定の半径位置に、前記
    MRヘッドの浮上変動を検知するための浮上変動検知部
    をなすリング状突起が形成された磁気ディスクを少なく
    とも1枚備え、前記磁気ディスクに記録された情報の読
    み取りにMRヘッドを用いた磁気ディスク装置における
    ヘッド浮上変動のモニタリング方法であって、 前記磁気ディスクの回転により前記MRヘッドが浮上し
    ている状態で前記MRヘッドを前記リング状突起の上を
    通過させ、 前記MRヘッドが前記リング状突起の上を通過する際の
    当該ヘッドの再生出力レベルをもとにサーマルアスペリ
    ティの発生を検出することで、当該ヘッドの浮上高さが
    所定範囲より低下する異常状態を検知し、 前記異常状態の検知時には警告を発するようにしたこと
    を特徴とするヘッド浮上変動のモニタリング方法。
JP20153797A 1997-07-28 1997-07-28 磁気ディスク及び同ディスクを備えた磁気ディスク装置 Pending JPH1145420A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7733605B2 (en) * 2003-03-05 2010-06-08 Wd Media, Inc. Magnetic recording disk having a transition zone

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7733605B2 (en) * 2003-03-05 2010-06-08 Wd Media, Inc. Magnetic recording disk having a transition zone
US8064156B1 (en) 2003-03-05 2011-11-22 Wd Media, Inc. Magnetic recording disk having a transition zone

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