JP2003108650A - コールセンタシステムおよび応対者選定方法およびリクエストに対する対応者選定のためのコンピュータプログラム - Google Patents

コールセンタシステムおよび応対者選定方法およびリクエストに対する対応者選定のためのコンピュータプログラム

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JP2003108650A
JP2003108650A JP2001375011A JP2001375011A JP2003108650A JP 2003108650 A JP2003108650 A JP 2003108650A JP 2001375011 A JP2001375011 A JP 2001375011A JP 2001375011 A JP2001375011 A JP 2001375011A JP 2003108650 A JP2003108650 A JP 2003108650A
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Tomomi Kurata
友美 鞍田
Kazunori Matsumoto
一教 松本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】問い合わせや要求発生、あるいは支障発生等に
対して、的確な人選をして対応させることができるよう
にしたコールセンタシステムを提供すること。 【解決手段】クライアント側から発せられた要求内容情
報を持つリクエスト情報を受信する受信手段111と、
この受信手段にて受信されたリクエスト情報における要
求内容に対処させるべき人員の条件が要求内容情報別に
予め定められると共に、前記受信されたリクエスト情報
の持つ求内容情報から前記条件を取得する条件取得手段
113と、リクエスト情報における要求内容に対処させ
るべく待機する複数の人員各人のスキル情報およびその
各人の端末情報とを保持するデータベース120と、条
件取得手段にて取得された条件に適合する人員を前記デ
ータベースから検索する検索手段114と、この検索手
段により検索された人員に対処させるべく、リクエスト
情報を当該人員の端末に転送する転送手段115とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、問い合わせや要求
に対して、それに対処する人員各人の有するスキルや人
員配置に応じた最適な人を選定して対処させることがで
きるようにしたコールセンタシステムおよび応対者選定
方法およびリクエストに対する対応者選定のためのコン
ピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】商業、工業等のあらゆる産業分野におい
て、情報を収集して活用したり、あるいは顧客から問合
わせに応じて必要な情報を迅速に提供する業務が極めて
重要である。例えば、コールセンタと呼ばれる顧客から
の問合わせに対応するためのサービス機能を持つ組織を
多くの企業が提供している。
【0003】コールセンタには、顧客からの問合わせに
対して的確な対応ができる能力を持つ対応員が集中して
配備されており、各問合わせ毎に最適な対応員が回答す
るというようになっている。そして、電話やFaxでの
問合わせおよび回答を行うだけではなく、近年ではイン
ターネットの普及に伴い、コンピュータネットワークを
利用することで電子メールやWebシステムを利用して
の問合わせおよび回答ができるようにした技術も既に提
供されている。
【0004】その一例として、いくつかの従来技術とそ
の問題点を以下に説明する。
【0005】まず、特開平9−269746号公報に開
示された「顧客情報システム」の技術を取り上げてみ
る。この技術は、電話、葉書、Fax、インターネット
など様々なメディアを利用して送られてくる情報を容易
に管理し、柔軟な管理ができるようにすることを目的と
したものである。
【0006】そのため、こうしたバラバラの情報源を、
音声−テキスト自動変換、手書き文字−テキスト自動変
換、などを用いて、すべて電子的なテキスト情報に変換
した後に一括管理する。しかし、この発明では情報収集
の技術を提供しているだけで、問合わせ事項が含まれて
いた場合への対応手段を何ら提供していない。
【0007】次に、特開平10−90337号公報に開
示された「相談システム」の技術を取り上げてみる。こ
の技術は、Web上での相談システムを柔軟化するため
の技術である。複雑な問合わせをWeb上で行いたい場
合、通常レベルのユーザでは処理方法が分らない事態が
発生する。この「相談システム」では、特殊なボタンが
用意されており、どうしても解らないことがあればその
ボタンを押すと、相談員のところに自動的に電話がかか
り、電話による直接の質問、相談が可能となるという技
術である。
【0008】しかし、着信を受けた相談員が必ず対処で
きるとは限らない。状況によって適切な回答ができる相
談員は異なるからである。この技術は、どういう事態に
どの相談員が対応すべきかを考慮していないことから、
相談に対して適切な回答を下せるまでに時間を要する事
態が発生する場合がある。
【0009】次に特願平5−191225号公報に開示
された「電話を用いた在宅勤務システム」の技術を取り
上げてみる。この技術は、テレマーケティング業務をオ
ペレータが在宅で行えるようにしたシステムであり、登
録してあるオペレータが自宅から電話でテレマーケティ
ング業務を行うようにしたものであるが、オペレータと
顧客との間だけではなく、管理センタとの間でも交信を
行うようにして一種の3者通話状態にし、これにより、
管理センタで常に顧客とのやりとりをモニタでき、管理
センタの管理の元にオペレターに指示を出すことができ
るようにしたものである。そして、必要があれば、通話
に割り込んで対処することができるものであるが、付加
的な機能として、業務時間中にオペレータ自宅にかかっ
てきた電話は、自動的にセンタの留守電話に入るように
なっている。
【0010】しかしながら、オペレータの業務知識レベ
ル(スキル)に応じて対応する技術が提供されていない
から、オペレータのスキルを超えた場合には、管理セン
タでその都度対応しなければばらないこととなって、管
理センタの負担が増大する。
【0011】
【解決しようとする課題】顧客からの問い合わせに対し
て、的確な対応ができるようにコールセンタでは、問合
わせに対して的確な対応ができる能力を持つ対応員を配
備している。そして、電話やFaxでの問合わせに対し
て回答するだけでなく、コンピュータネットワーク利用
による電子メールやWebシステムを利用しての問合わ
せおよび回答ができるようにした技術も既に提供されて
いる。
【0012】しかし、問い合わせに対して、的確に対応
できる回答者は、問い合わせ内容と各回答者の持つ力量
により異なるものとなり、応対要員(相談要員)として
確保されている人員ならば誰でも良いと云うわけではな
い。要求や問い合わせをたらい回しにしたり、必要以上
に対応に時間がかかることのないように、的確な人選を
して対応することが迅速なサービス提供、サポート環境
提供の上で必要不可欠であるが、そのような的確な人選
をして対応させることが可能なサポート機能は実現され
ていない。
【0013】そこで、この発明の目的とするところは、
問い合わせや要求発生、あるいは支障発生等に対して、
的確な人選をして対応させることが可能なサポート機能
を有するコールセンタシステムおよび応対者選定方法お
よびリクエストに対する対応者選定のためのコンピュー
タプログラムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、 [1]第1には、本発明は、クライアント側から発せら
れた要求内容情報を持つリクエスト情報を受信する受信
手段と、この受信手段にて受信されたリクエスト情報に
おける要求内容に対処させるべき人員の条件が要求内容
情報別に予め定められると共に、前記受信されたリクエ
スト情報の持つ求内容情報から前記条件を取得する条件
取得手段と、前記リクエスト情報における要求内容に対
処させるべく待機する複数の人員各人のスキル情報およ
びその各人の端末情報とを保持するデータベースと、前
記条件取得手段にて取得された前記条件に適合する人員
を前記データベースから検索する検索手段と、この検索
手段により検索された人員に対処させるべく、前記リク
エスト情報を当該人員の端末に転送する転送手段とを具
備する。
【0015】このシステムは、受け取ったリクエストの
内容を解析し、対応方法を自動判別する。リクエストを
受けると、リクエストの対応方法がシステム内で自動判
別される。判定するための情報はリクエストに含まれる
情報を利用する。
【0016】リクエストの対応方法とは、そのリクエス
トに含まれる要求内容情報に対して対処できる人員の条
件を得る、該当の人員を決定することであるが、それは
登録された人員各人のスキルを元に選定する。
【0017】本システムは、アラームや要求、問い合わ
せなどの要求内容情報を含むリクエストを受けたとき、
複数の人員の中から能力や資格などの情報を元に適切な
対応者を選択してその人員の操作端末にリクエストを転
送するようにしてその人員に対処を任せるようにする。
【0018】すなわち、この構成によれば、リクエスト
に対応するために必要なスキルをキーとして、対応でき
る人員を検索することにより、適切な人員を選び、その
人員に当該リクエストの対応をさせることができる。従
って、それにより、クライアント側に対しての対応がよ
り的確になり、しかも迅速に対応できてサービス向上に
寄与するコールセンタシステムが得られる。また、この
ことから、クライアント側に対しての対応の質向上につ
ながる。
【0019】[2]また、前記[1]項の構成におい
て、前記データベースは資格、経験年数、職能、職種の
うち、いずれか1つ以上から構成される情報を各人の前
記スキル情報として保持することを特徴とする。
【0020】この構成によれば、前記[1項記載のコー
ルセンタシステムの効果に加えて、上記のスキルの項目
を複数定義することができる。たとえば資格、経験年
数、職能、職種などの中から2つ以上の項目を指定する
ことができる。それにより、より木目細かく相談の対応
をすることができるコールセンタシステムが得られる。
【0021】[3]また、前記[1]項の構成におい
て、前記データベースの保持する各人の前記スキル情報
を変更可能な変更手段を有し、各人の前記スキル情報に
変更可能に構成したことを特徴とする。
【0022】この構成は変更手段を有しており、スキル
情報の構造やデータを編集することができる。そのた
め、リクエストの内容対応に対処させるべき人員に必要
なスキルを定義し直すことができる。また、複数の定義
が可能になり、スキルを示すデータの変更、定義の変更
も可能になる。そして、このことにより、リクエストの
対応方針が変更されても、システムの変更は最小限に押
さえることができるシステムとなる。
【0023】すなわち、この構成によれば、前記[1項
記載のコールセンタシステムの効果に加えて、スキル情
報を追加変更することができるシステムとなることか
ら、リクエスト情報における要求内容に対処させるべく
待機する人員各人のスキルが向上した場合にでもシステ
ムを容易に最新情報で対応させることができる。また、
リクエスト情報における要求内容に対処させるべく待機
する人員に新規参加や離職などによる変化が生じた場合
にも動的に対応できる効果が得られる。
【0024】[4]また、本発明は、クライアント側か
ら発せられる各種の要求内容対応に当該各要求内容に対
処させるべき最適人員の条件をそれぞれ要求内容情報別
に予め定めて保持させると共に、前記リクエスト情報に
おける要求内容に対処させるべく待機する複数の人員各
人のスキル情報およびその各人の使用する操作端末の情
報を保持させ、クライアント側から発せられた要求内容
情報を持つリクエスト情報を受信すると、この受信され
たリクエスト情報における要求内容情報をキーとして抽
出し、抽出された情報をキーに、前記保持させてある前
記予め定めた前記要求内容情報別最適人員の条件中から
該当条件を検索し、得た条件に合う人員を前記保持させ
た各人のスキル情報中から抽出してその抽出した人員の
使用する操作端末に前記リクエスト情報を転送すること
により、そのリクエストに対する対応を前記抽出した人
員に割り当てることを特徴とする。
【0025】この構成によれば、リクエストに対応する
ために必要なスキルをキーとして、対応できる人員を検
索することにより、適切な人員を選び、その人員に当該
リクエストの対応をさせることができる。従って、それ
により、クライアント側に対しての対応がより的確にな
り、しかも迅速に対応できてサービス向上に寄与するコ
ールセンタシステム用の応対者選定方法を提供できる。
また、このことから、クライアント側に対しての対応の
質向上につながる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明は、顧客からの各種問い合
わせ、監視システムからのアラームなど、リクエストの
効率的解決を可能にするものであって、コンピュータネ
ットワークを用いた各種情報処理システムであり、実施
に当たって (1)応対者(相談員)のスキルに応じて自動的に振り
分ける。 (2)応対者の増加、削減、異動に自動的に対応でき
る。 (3)さまざまな業種のスキルに対応する。 (4)既存のシステムとの連携をする。 の4点をベースにしたものである。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して説明する。
【0028】図1に本発明システムの構成例を示す。図
において、10は最適候補選定システムであり、コール
センタ側のシステムである。また、20はクライアント
側システム、30はオペレータ群である。
【0029】これらのうち、クライアント側システム2
0は、専門家による対応を必要とするような問い合わせ
や要求等の発生、あるいは異常事態報知などをするもの
であり、最適候補選定システム10はこの問い合わせ等
に対して応対させるに最適なオペレータをオペレータ群
30中から選択して、その選択したオペレータの端末に
接続するものである。クライアント側システム10はク
ライアントのパソコンなどのインテリジェント通信端末
やあるいは監視対象設備群の各種警報装置やモニタ装置
などが考えられる。
【0030】オペレータ群30は前記の問い合わせや警
報等に対して、対応できる人員群であるが、実際には最
適候補選定システム10にネットワーク接続されたパソ
コンなどによる複数台のインテリジェント端末群であ
り、この各インテリジェント端末に人員が配置された場
合に、配置についた人員がそのインテリジェント端末に
よる応対者となるようにしたものであって、その応対者
の持つスキル(力量、技術力、分野別能力など)対応
に、クライアント側からの問い合わせ等に従って、最適
候補選定システム10は応対者を人選してその選択した
応対者のインテリジェント端末にクライアント側を繋ぐ
といったことを行うようにしてある。
【0031】クライアント側システム20が監視対象設
備群である場合には、どの設備からのどの種の要請ある
いは状態報知かにより、最適候補選定システム10は応
対者を人選してその選択した応対者のインテリジェント
端末にその内容等や対象を知らせるようにしてある。
【0032】あくまでも一例であるが、クライアント側
システム20からの前記問い合わせや要求等、あるいは
異常事態報知などの情報は、ここではそれを所定のフォ
ーマットによるリクエストなるテキストファイル形式で
最適候補選定システム10に通知されるものとする。通
知は伝送路を介して行われる。
【0033】最適候補選定システム10はこのリクエス
トを受け取るためリクエスト・レシーバ100を有して
おり、更に、この受け取ったリクエストを元に応対者を
人選する機能を得るために、リクエスト・プロセス・エ
ンジン(Request Process Engin
e)110と、オペレータ情報やオペレータの選択など
に用いる各種情報・条件などを収めたデータベース12
0からなる。なお、ここで云うオペレータとは相談員あ
るいは保守管理者といった応対者のことを指すもので、
前記リクエストによる問い合わせや警報等に対して、対
応できる人員である。
【0034】ここに示す例に限るものではないが、デー
タベース120は、概念的に考えると例えば、図5,図
6,図7の如きの内容を収めたものと考えることができ
る。図5はリクエストの種類とオペレーションのための
条件を格納したテーブルであり、図6は、オペレーショ
ン実行条件を検索するためのテーブルであり、図7はオ
ペレータのプロファイルデータを収めたデータベースで
ある。
【0035】ここで、オペレーションとは、リクエスト
にて要求される実行対象を示すものであり、オペレータ
にどのような処理が必要か伝えるために使用される。
【0036】リクエスト・プロセス・エンジン110
は、リクエスト・レシーバ100がクライアント側シス
テム20から受けたリクエストを元に、データベース1
20に基づいてそのリクエストに応答するに適したオペ
レータを選択するといった機能を有する。また、その選
択したオペレータに前記リクエストを取り継ぐといった
機能を有する。
【0037】ここで最適候補選定システム10はコンピ
ュータにより実現されるものであって、リクエスト・レ
シーバ100を含め、リクエスト・プロセス・エンジン
110も、ソフトウエアで実現されているが、これは例
えば、プログラミング言語の一つであるJava(Su
n Microsystems;サンマイクロシステム
ズ社の商標)で記述されて実現されている。そして、リ
クエスト・プロセス・エンジン(Request Pr
ocess Engine)110は、機能ブロックで
区分して示すと図2に示す如く、リクエスト受信部11
1、ワークフロー管理モジュール112、リクエスト条
件取得モジュール113、検索モジュール114、検索
結果転送モジュール115から構成される。
【0038】これらのうち、リクエスト受信部111
は、リクエスト・レシーバ100からリクエスト・プロ
セス・エンジン110に転送されてきたリクエストを受
信する役割を持つモジュールであり、リクエスト・プロ
セス・エンジン110の入力口としての役割を担うもの
である。
【0039】また、ワークフロー管理モジュール112
は、別途用意された処理手順の定義書に記載された処理
手順を読み込む機能を持ち、その手順に従って処理の順
番を管理して処理手順の定義書に記載されたとおりに処
理を進める役割を果たすモジュールである。1つの例と
して、処理手順の定義書をXML(Extensibl
e Markup Language(国際的団体Wo
rld Wide Web Consortiumが基
本仕様を策定したコンピュータ言語))に従った記述文
書とし、ワークフロー管理モジュール112にXML文
書の読み込みと構造解析をするためのパーサ(Pars
er;XML文書がDTD(Document Typ
e Definition;XML文書において、ユー
ザ独自のタグを事前に設定し、文書構造を定義するため
の文書型定義)に従っているかどうか妥当性の検証とD
TDの構文解釈を行い、ユーザーが利用可能な構造に変
換する既製のアプリケーション・プログラム)なる既製
のソフトウエアを組み込むことで実現が可能である。ま
た、処理手順の定義書をスクリプト言語(例えば、pe
rl、Python等)で記述し、それをワークフロー
管理モジュール112が実行する形式でも実現可能であ
る。
【0040】リクエスト条件取得モジュール113は、
リクエストの記述の中からリクエストを処理するための
条件を取り出す機能を有するモジュールである。ここで
は、データベース中にハッシュテーブルのように保存さ
れている条件に対して、キー(Key)を与え、バリュ
ー(value;値)を取り出すと云った処理を行うよ
うになっている。尚、検索用のキーは、リクエストのフ
ァイルの記述中から得、このキーを元に検索してバリュ
ーを得る。上記検索モジュール114は、バリューに適
合するオペレータ(応対者)を選択抽出するものであっ
て、リクエスト条件取得モジュール113により得られ
たバリューに適合するオペレータを、オペレータ情報の
データベース120を元に、ログイン状態にあるオペレ
ータ中から検索して得ると共に、得た情報(抽出したオ
ペレータ)をワークフロー管理モジュール102に渡す
ものである。具体的には、バリューから、その条件を満
たすオペレータをオブジェクトリファレンス(ポインタ
のようなもの)で受け取る役割を持つ。
【0041】検索結果転送モジュール115は、リクエ
スト・プロセス・エンジン100の出力口の役割を担う
ものであって、ワークフロー管理モジュール112か
ら、リクエストと転送すべきオペレータ(検索モジュー
ル114にて抽出された応対者)の情報を受け取るとそ
のオペレータのログインしている端末に、リクエストを
渡すという機能を有する。
【0042】このリクエストを受け取ったオペレータの
端末は、リクエストに含まれている情報を所定のフォー
ムで画面に表示し、オペレータがこの画面の内容から自
己の知識に基づいて対処したり、あるいは回答や指示を
与えることができるようになっている。
【0043】[作用の説明]次に上記構成の本システム
の作用を説明する。ここでは、クライアント側システム
20として機器や設備を想定し、機器や設備に発生した
切り替え、実行の要求や障害等を、その情報を含む所定
の書式に則ったリクエスト(Request)なるデー
タ(例えば、テキストデータ形式のデータ)として当該
機器や設備から伝送路により最適候補選定システム10
に伝送されて来るものとする。
【0044】このようなデータの送信は、クライアント
側システム20としての機器や設備に、リクエストすべ
き事象が発生した段階で、それをトリガにその事象対応
の内容のリクエストを送出するように予め当該機器や設
備にそのための機能要素を設けておくことで、あるいは
その部署の勤務者が端末操作により手入力で作成して最
適候補選定システム10に送信することで実現可能であ
る。
【0045】最適候補選定システム10ではこのリクエ
ストをリクエスト・レシーバ100にて受け取る。する
と、リクエスト・レシーバ100はこのリクエストをリ
クエスト・プロセス・エンジン110に渡し、リクエス
ト・プロセス・エンジン110は、このリクエストを元
に、当該リクエストに対して対処させるに最適なオペレ
ータを、ログイン中で対処可能な状況下にある多数のオ
ペレータ中から選択し、その選択したオペレータの端末
に渡す。すなわち、オペレータについては各人のプロフ
ァイル情報がデータベース120に予め登録してあり、
オペレータが業務に就いて自己の端末を最適候補選定シ
ステム10にログインすると、そのログ情報が最適候補
選定システム10に登録され、リクエストに対しての対
処可能な人員として有効になる。
【0046】そして、リクエスト・プロセス・エンジン
110は、ログインされた端末を用いて業務に就いてい
るオペレータの中から、リクエストの内容に従って適任
のオペレータを選択し、その選択したオペレータの端末
に当該受け付けたリクエスト情報を送って対応させるよ
うにする。人選に当たっては、リクエストの内容に応じ
た資格などの条件に従い、条件を満たす人員を以て決定
する。リクエストの内容に応じた条件は、予め定めてお
き、人員のプロファイル情報を参照して条件に当て嵌ま
る者を抽出する。
【0047】具体的に説明する。本システムでは、予め
処理手順の定義書を用意してこれをリクエスト・プロセ
ス・エンジン110におけるワークフロー管理モジュー
ル112に読み込ませることで本システムにおける処理
手順をコントロールできるようにする。処理手順の定義
書は、本システムにおける処理手順が記載された文書情
報で、例えば、XML(Extensible Mar
kup Language)による文書ファイルとして
用意され、ワークフロー管理モジュール112に読み込
ませておくことで、当該ワークフロー管理モジュール1
12では、この手順に従った処理制御を行うことができ
るようにしている。
【0048】図2の例では、この定義書は「処理の順
番、処理の主体となるモジュール:処理名」の書式で書
かれている。ワークフロー管理モジュール112はこの
ファイルを読み込み、そしてこのファイルに記載された
順序に従って処理の主導をとる。本例では、リクエスト
がシステムに届いてから、適切な対処法(本例では適切
なオペレータに転送する)を見つけて実行するまでの、
処理手順が定義されている。
【0049】送られてきたリクエストをリクエスト・レ
シーバ100が受け取ると、最適候補選定システム10
におけるリクエスト・プロセス・エンジン110にこれ
が渡される。すると、リクエスト・プロセス・エンジン
110におけるリクエスト受信部101は、このリクエ
ストを取り込み、ワークフロー管理モジュール112に
渡す。ワークフロー管理モジュール112は、処理手順
の定義書に記載された処理手順に従って処理の順番を管
理して処理を進めるが、リクエストの内容からログイン
中の複数のオペレータのうち、適任の者を選定する。オ
ペレータ選択は次のようにする。
【0050】<オペレータ選択>与えられたリクエスト
に対するオペレータ(応対者)の選択は次のようにして
実施できる。
【0051】リクエストは“Request”というオ
ブジェクト(プログラムの単位)、または構造体の形で
クライアント側システム20からテキストファイルで送
られて来る。これを受け取ることになるリクエスト受信
部(RequestReceiverモジュール)11
1にはこのリクエスト(Request)を受信処理す
るように記述されたメソッドであるリクエスト・ノーテ
ィフィケーション(RequestNotificat
ion)メソッドが実装されており、送られてきたリク
エストに対してこれを受信処理することができる。ここ
で、メソッドとは、ある一つの機能を実現するためのプ
ログラムの断片で、クラス(幾つかの機能をひとまとめ
にしたモジュール)やオブジェクトに組み込まれている
関数である。
【0052】図3に、当該リクエストに含まれるデータ
の一例を示す。図に示すように、リクエストのデータは
ゼネラル・インフォメーション(General In
formation)と、リクエスト・インフォメーシ
ョン(Request Information)の2
つの部分に分けてある。
【0053】これらのうち、ゼネラル・インフォメーシ
ョン(General Information)は、
すべてのリクエストにおいて必ず含まれるデータであ
る。ゼネラル・インフォメーションには、例えば、“N
ame of the target(対象名)”、
“Location of the target(対
象の位置)”、“Time(時間(発生時刻))”、
“Type of data(データ型)”、“Sta
tus(ステータス)”、“Additionl Da
ta(付加データ(履歴データ等))”などがある。
【0054】このようなゼネラル・インフォメーション
は、“運転状況の通知”、“履歴データの送信”など、
このリクエストに対してオペレータによる何らかのオペ
レーション(オペレータによる何らかによる対処)を必
要としない場合に、このデータだけが送付される。
【0055】また、リクエスト・インフォメーション
(Request Information)は、たと
えば、“機器の故障”、“切り替え要求”、“動作承
認”などが発生した場合に送られる情報であって、リク
エストに対してオペレータによるオペレーションの必要
がある場合に送られるデータであり、誰に送れば良いか
を判断する種となる情報である“Type of Di
rection”、“Requierd Perso
n”、“Priority”などが含まれている。
【0056】リクエスト・インフォメーション中の“T
ype of Direction”は変数であり、例
えば、図4の如きである。この図4の例では、“Typ
eof Direction”は、“機器Aの修理要
請”、“機器Bのグループ切り替え”、“処理Cの実行
承認”、“装置Dの作動”といったものであるという例
である。
【0057】リクエスト・プロセス・エンジン110で
は、リクエスト(Request)を受け取ると、当該
リクエスト・プロセス・エンジン110の構成要素であ
るワークフロー管理モジュール112が、当該リクエス
トに含まれる変数“Typeof Directio
n”(図3、図4)の情報を取り出す。
【0058】“Type of Direction”
変数は、リクエストを受け取ることとなったオペレータ
(すなわち、発生したリクエストに対して対処するのに
適任と判断されることとなった応対者)に行わせるべき
オペレーション(要求される実行対象)の内容を示して
いる。すなわち、オペレータにどのような処理が必要か
伝えるために使用される。
【0059】また、運用上の仕組みとして、本発明では
各オペレーションには、そのオペレーションの実行が許
されるオペレータの条件が定められている。
【0060】従って、オペレーションが必要なリクエス
トに対しての最適オペレータを選定するに当たっては、
オペレーションを実行するための条件に当て嵌まる人の
中から選ばねばならない。
【0061】本実施例における前提として、“Type
of Direction”変数に含まれるデータの
値の種類はあらかじめ定められていると仮定する。“T
ype of Direction”変数の中味となり
得るデータは図4の如きであったとして、このデータは
実際にはバリューとの関係で図5のような特定の対応関
係にある。そして、このデータは、テーブル化してデー
タベース120に格納しておいても良いし、オブジェク
トの中に埋め込んでおいても良く、いずれの方法でも
“Type of Direction”変数の中味を
キーに、対応のバリューを取得することができる仕組み
が得られる。
【0062】図5のテーブルを用いた場合、リクエスト
・プロセス・エンジン100では、“Type of
Direction”変数に含まれるデータの値をキー
に図5のテーブルで検索することによって、検索のキー
となるオペレーションに必要なスキルをバリュー(va
lue)として得る。
【0063】図5のテーブルは、リクエストの種類(k
ey)からバリュー(value)を検索するものであ
るが、オペレータ候補の条件を導き出すためのテーブル
となっている。“Type of Directio
n”変数に含まれるデータの値の内容が“機器Aの修理
要請”であった場合にはバリューとしては資格が“Pマ
スタ”で従事年数が“3”(3年)、役職は“−(問わ
ない)”という条件であり、“Type of Dir
ection”変数に含まれるデータの値の内容が“機
器Bグループの切り替え”であった場合にはバリューと
しては資格が“PマスタかつQ技術者”でその職務に従
事した年数が“5”(5年)、役職は“−(問わな
い)”という条件であり、“Type of Dire
ction”変数に含まれるデータの値の内容が“処理
Cの実行承認”であった場合にはバリューとしては資格
は“−(問わず)”で従事年数が“10”(10年)、
役職は“課長”という条件であり、“Type of
Direction”変数に含まれるデータの値の内容
が“装置Dの作動”であった場合にはバリューとしては
資格は“−(問わず)”で従事年数が“5”(5年)、
役職は“−(問わず)”という条件であるという内容で
あることを示している。
【0064】リクエストの内容である“Request
Infoation”における“Type of D
irection”変数の中味として上述した4種類の
データを持ち得ると仮定すると、“Type of D
irection”の内容が4種類のうちのどれである
かにより、上述の中の対応のバリューが得られることに
なる。
【0065】リクエストの種類(key)からバリュー
(value)を検索できるように、これらの情報をオ
ブジェクトの中に埋め込んでおく方法は次のようにする
と良い。
【0066】たとえば、プログラム言語としてJava
を想定した場合、当該Javaなどには実装言語に付属
する機能であるハッシュテーブル(Hashtabl
e)クラスのメソッドがあり、このハッシュテーブル
(Hashtable)クラスのメソッドではキーを与
えてバリュー(Value)を取得することができる。
これを利用すれば、キーに“リクエストの種類”、バリ
ューとしては条件として“資格”と“従事年数”、そし
て、“役職”を属性に持つオブジェクトあるいは構造体
を登録すれば良い。
【0067】この場合でのテーブル内容は、図6に示す
如く、キー“機器Aの修理要請”に対してバリューは
“Value_aオブジェクト”という名のオブジェク
トに格納されるデータであり、この“Value_aオ
ブジェクト”におけるオブジェクト内データとしては
“Pマスタ”,“3”,“none”が格納してあり、
キー“機器Bグループの切り替え”に対してValue
は“Value_bオブジェクト”という名のオブジェ
クトに格納されるデータであり、この“Value_b
オブジェクト”におけるオブジェクト内データとしては
“Pマスタ,Q技術者”,“5”,“none”が格納
してあり、キー“処理C実行承認”に対してValue
は“Value_cオブジェクト”という名のオブジェ
クトに格納されるデータであり、この“Value_c
オブジェクト”におけるオブジェクト内データとしては
“none”,“10”,“GroupLeader
(課長)”が格納してあり、キー“装置Dの作動”に対
してValueは“Value_dオブジェクト”とい
う名のオブジェクトに格納されるデータであり、この
“Value_dオブジェクト”におけるオブジェクト
内データとしては“none”,“5”,“none”
が格納してある、という形式となる。これにより、キー
に対してどのオブジェクトを用いれば良いかが分かり、
その結果、選択したオブジェクトからオペレーション実
行条件を取得でき、図5のテーブル検索と同様の機能を
実現できたことになる。
【0068】<オペレータの検索方法>このようにし
て、オペレーション実行条件が取得されたならば、この
条件に適合するオペレータを図7の如きオペレータのプ
ロファイルデータから検索して抽出する。このプロファ
イルデータはデータベース120に予め保存されている
が、ログインしているオペレータのプロファイルデータ
についてのみ、検索時での参照が可能となるように管理
されているものとする。
【0069】ここで、図7に示すように、オペレータの
プロファイルデータ(オペレータのスキルデータ)は次
のような構造を持つ。図7の例ではオペレータとしてI
氏、J氏、K氏が任命されていたとして、そのうちのI
氏は資格として“Pマスタ”なるものを有しており、そ
の資格を活用しての職務経験年数である従事年数が
“2”(2年)であるが、役職は有しておらず、また、
J氏は資格として“Pマスタ”なるものと“Q技術者”
なるものを有しており、その資格を活用しての職務経験
年数である従事年数が“6”(6年)であるが役職は有
しておらず、また、K氏は資格として“Q技術者”なる
ものを有していて、その資格を活用した職務経験年数で
ある従事年数が“12”(12年)であり、役職は“課
長”である。このような内容を持つオぺレータのプロフ
ァイルデータが、図7に示すプロファイルデータであ
る。
【0070】このプロファイルデータを用いてリクエス
ト・プロセス・エンジン110におけるオペレータ検索
モジュール114は、取得バリューに条件が合致する人
を選択する。具体的にはその取得したバリューを引数と
して、データベース120にオペレータ選出のためのメ
ソッド呼び出しを行う。その仕組みを説明する。
【0071】基本的には、オペレータのプロファイルデ
ータ(スキルデータ)の持ち方としては、本例ではオブ
ジェクトのTree(木)構造として保持し、従事年数
分類、資格分類、役職分類に分けて各分類から条件別に
細分化し、最後に該当のオペレータに行き着くようなか
たちにしている。例えば、従事年数分類であれば条件分
けとなる3年以上、5年以上の枝に細分化し、その細分
化された枝の末端に該当のオペレータの氏名を記述して
条件対応に枝を辿れば、該当するプロファイルを持つオ
ペレータに行き着くような構造にする。そして、従事年
数分類、資格分類、役職分類の各枝をバリュー対応に辿
ることで、それぞれの分類での該当オペレータがピック
アップされるので、検索モジュール114は全ての分類
に共通してあらわれるオペレータを最終的に条件を満た
すオペレータとして選択する。
【0072】こうしてオペレータがピックアップされた
ならば、ワークフロー管理モジュール112は検索結果
の転送モジュール115にこれを渡し、当該転送モジュ
ール115はそのオペレータに対し、もとのリクエスト
を渡す。これにより、当該ピックアップされたオペレー
タの端末にリクエストが渡され、画面にリクエストの内
容が表示されて、当該端末のオペレータはこのリクエス
トに対する対処を実施することになる。
【0073】<Javaによるオペレータの検索方法>
次に、Javaを用いたオペレータの検索の実現例を示
す。オペレータのプロファイルデータ(スキルデータ)
の持ち方としては、本例ではオブジェクトのTree
(木)構造として保持し、オブジェクトへのメッセージ
送信で取得するようにする。
【0074】図8に、オペレータのスキル構造を保持す
るためのクラス構造を示す。上記クラスのうち、「従事
年数分類」、「資格分類」、「役職分類」はリクエスト
・プロセス・エンジン110から参照される。これらの
クラス群には、検索処理を実行するためのメソッドであ
る“getOperator0”なるメソッドと、新し
い条件およびオペレータを追加する処理のためのメソッ
ドである“addOperator0”なるメソッドが
用意されている。そして、たとえば「機器Bの切り替
え」なる内容を持つリクエストが送られて来た場合、図
5、図6に示すハッシュテーブルを用いることにより、
当該「機器Bの切り替え」をキーとして“value_
b”オブジェクトが取得されるので、次に、この“Va
lue_b”オブジェクトから当該オブジェクトに含ま
れる次の如きのデータを取得することができることとな
る。 資格:Pマスタ、Q技術者 従事年数:5年以上 役職:必要なし(none) ここまでの処理段階で、受け取った前記の「機器Bの切
り替え」なるリクエストに対処可能なオペレータの条件
としては上記の如きの条件に符合する人員でなければな
らないことがリクエスト・プロセス・エンジン110は
認識することとなる。次に、それぞれの条件に合ったオ
ペレータを選出するために、抽出処理を実現するための
メソッドである資格分類オブジェクト、従事年数オブジ
ェクトの“getOperator0”メソッドを呼び
出す。資格分類オブジェクトの呼び出しには、資格名
「Pマスタ」「Q技術者」を引数とし、従事年数オブジ
ェクトへの呼び出しには年数を示す「5」を引数とす
る。具体的には、資格分類オブジェクトおよび従事年数
オブジェクトに対して、次のようなオペレーションを送
る。
【0075】資格分類オブジェクトへの呼び出し例 Operator operator=資格分類.ge
tOperator(Pマスタ、Q技術者) ; 従事年数オブジェクトへの呼び出し例 Operator operator=従事年数分類.
getOperator(5);ここで、Operat
or operator=資格分類.getOpera
tor(Pマスタ、Q技術者);は、資格分類の中にお
けるPマスタ並びにQ技術者の資格を持つ者を入手して
これを変数“Operator operator”に
代入せよ、という内容であり、Operator op
erator=従事年数分類.getOperator
(5);は、従事年数分類の中における5(5年)の経
歴を持つ者を入手してこれを変数“operator”
に代入せよ、という内容である。
【0076】なお、Pマスタとは例えば、施設管理責任
者であるとか、ネットワークのスペシャリストであると
か、セキュリティのスペシャリストであるといったよう
な能力・権力的な内容を示したものであり、Q技術者と
は第1種電気工事士とか第2種情報処理技術者とかとい
った技術的な資格保持内容を示したものである。
【0077】スキル条件とオペレータのオブジェクト関
連は図9の如きであるとすれば、このオブジェクトを実
行させた結果、当該図9より、資格分類オブジェクトへ
の呼び出しから「J」(J氏)なる検索結果が返却さ
れ、従事年数オブジェクトへの呼び出しからは、「J」
(J氏),「K」(K氏)なる情報が返却される。これ
を受けてリクエスト・プロセス・エンジン110では、
返された結果から、両方の条件を満たす「J」(J氏)
をリクエストに対する適任のオペレータとして選択す
る。 <処理の転送>オペレータの情報は文字情報化(キャラ
クタコード化)されたオブジェクトの参照(リファレン
スやポインタ、CORBAのIOR等)の形でデータベ
ース120に格納されている。これらは、オペレータが
本システムにログインしたときにそのログインしたオペ
レータの端末より送信され、格納される。それをオブジ
ェクトの形に再現し、その再現されたオブジェクトに対
して転送処理の内容を持つメソッドを呼び出すようにす
ることで、転送先となる選択されたオペレータの端末へ
転送することでリクエストに対して対処させるべきオペ
レータを特定し、そのオペレータにリクエストを引き継
がせるようにする。
【0078】すなわち、参照した範囲内において、条件
を満たすこととなった「J」なる該当情報(図10の点
線の丸で囲まれたRefに相当)をリクエスト・プロセ
ス・エンジン110が抽出すると(図11のt2)、当
該リクエスト・プロセス・エンジン110は次に、受信
した元のリクエストの内容を転送するためのリクエスト
・オブジェクト(楕円で囲んで表示されているReuq
est Object)を生成し(図11のt3)、こ
の生成したリクエスト・オブジェクト(Request
Object)に対して、上記抽出した情報(この場
合は「J」)を渡す(図11のt4)。
【0079】そして、この渡された「J」なる情報を取
り込んだリクエスト転送用のリクエスト・オブジェクト
(Request Object)を転送処理する(図
11のt5、t6)。
【0080】つまり、RequestObject r
equestObject=new RequestO
bject(J);(初期化と同時にデータ「J」を渡
す。) requestObject.sendOperati
on(request);(リクエストの転送) を実施するわけである。これにより、「J」氏の端末に
このリクエスト転送用のリクエスト・オブジェクト(R
equest Object)が送られて、このリクエ
スト転送用のリクエスト・オブジェクト(Reques
t Object)に含まれる元のリクエストの内容が
「J」氏の端末におけるディスプレイに表示され、
「J」氏はクライアント側システム20からのリクエス
トの内容であった「機器Bグループの切り替え」という
オペレーションに対処することになる。
【0081】「機器Bグループの切り替え」というオペ
レーションは 資格はPマスタ並びにQ技術者の保持者
であること、そして、従事年数が5年以上であることと
云う取り扱い者条件があるが、「J」氏はこの要件に合
致する人員であるからこのリクエストを受け取った
「J」氏は有資格者として支障無く対処可能であり、リ
クエストはその持つ内容から適格となる人員に円滑に割
り付けられたことになる。
【0082】[モジュール間に必要なインタフェース]
本システムを構築するに当たり、モジュール間に必要な
ソフトウエアによるインタフェースを図12を参照して
説明する。
【0083】図中のIF1〜IF5は、モジュール外へ
公開するインタフェースを示す。以下、各インタフェー
スについて説明する。
【0084】[1]図12におけるIF1は、リクエス
トを受信するためのインタフェースである。このインタ
フェースIF1はRequest型のオブジェクトを渡
すようになっている。このオブジェクトには図3のデー
タとデータの読み出し、書き込みのためのメソッドが含
まれている。
【0085】[2]図12におけるIF2は、オペレー
タのログイン/ログアウトの通知のインタフェースであ
る。このインタフェースIF2は、オペレータがシステ
ムにログインされると図9に示すオブジェクト群にその
情報を登録する。方法としては、次の2つがある。
【0086】・人を示すI(I氏)、J(J氏)、K
(K氏)などのデータをキャラクタコードで実際に生成
させる。ログインした人のオブジェクトだけを登録する
ようにする。ログアウトすればその人のオブジェクトを
登録抹消する。
【0087】・すべてのオペレータのオブジェクトを事
前に生成しておき、Tree構造の末端に存在させる。
オペレータからのログイン情報を受け取るとTree構
造の末端におけるそのオペレータの該当オブジェクトに
その情報(ログイン状態にあると云う情報)を書き込
み、オペレータからのログアウト情報を受け取るとTr
ee構造の末端におけるそのオペレータの該当オブジェ
クトにその情報(ログアウト状態にあると云う情報)を
書き込む。
【0088】[3]図12におけるIF3は、検索用オ
ブジェクトの登録のインタフェースである。このインタ
フェースIF3は、図9のオブジェクト群を登録するた
めのインタフェースである。これを事前に登録しておく
ことにより、リクエストを受信したリクエスト・レシー
バ(RequestReceiver)のリクエスト・
プロセス・エンジン110が、その登録されたオブジェ
クトを呼び出すことによって検索することができる。デ
ータ・プロファイル(Data Profile)には
クラシフィケーション・オブジェクト(Classif
icaionObject)以下のオブジェクト群が登
録され、リクエスト・プロセス・エンジン110にはク
ラシフィケーション・オブジェクト(Classifi
cationObject)型の「XXX分類」オブジ
ェクトが登録される。
【0089】[4]図12におけるインタフェースIF
4は、オペレータ検索のためのインタフェースである。
このインタフェースIF4には、Classifica
tionObject型のXXX分類オブジェクトに対
して、“getOperators0”を呼び出す機能
を持たせてある。
【0090】[5]図12におけるインタフェースIF
5は、状態通知を行うインタフェースである。
【0091】<初期化の条件>これらのインタフェース
を用いて本システムが動作するようにするための条件を
説明する。 〔リクエスト受信〕本システムがリクエストを受けるた
めに、図12におけるインタフェースIF1をリクエス
ト送信元へ公開する必要がある。そのためにmain関
数などでRequestReceiverオブジェクト
を初期化し、インタフェースIF1の参照(ポインタな
ど)を渡す。
【0092】〔Requestの解析のデータ〕図5の
テーブルをリクエスト・プロセス・エンジン110に持
たせる。本システムではハッシュテーブルの形式で生成
し、その参照(ポインタ)をリクエスト・プロセス・エ
ンジン110へ渡す。
【0093】〔オペレータの条件を設定〕本システムの
管理者は、インタフェースIF3を用いてデータベース
120にオペレータ用プロファイル情報を渡す。 〔リクエスト送信者の設定〕オペレータのクライアント
システムにインタフェースIF2を渡す。オペレータが
ログインするとこのインタフェースIF2を通してデー
タベース120にそのことが伝えられる。
【0094】これでリクエストを受け取り、リクエスト
の内容に基づく条件を抽出し、この条件に合うオペレー
タをログイン状態にあるオペレータ中から抽出すること
が可能な環境が整う。
【0095】リクエスト・プロセス・エンジン110が
リクエストを受信してから、本システムによってオペレ
ータを選択し、そのオペレータの参照(リファレンス)
に対して、リクエストを転送するまでの手順を纏めてお
く。大きく分けると、ステップS1.Request
Receiverを経由して、リクエストを受信する。
ステップS2.リクエストの中からリクエスト内容を示
す部分を取り出す。ステップS3.2の情報を元に、そ
のリクエストを処理するために必要な条件を取得する。
ステップS4.検索の結果選られたオペレータに対して
リクエストを送信する。の計4ステップである。
【0096】ステップS1では、リクエスト受信部(R
equest Receiver)111を経由して、
リクエストを受信する(リクエスト受信部による受
信)。受信されたリクエストはワークフロー管理モジュ
ール112へ集められる。
【0097】ステップS2では、リクエストの中からリ
クエスト内容を示す部分を取り出す。ワークフロー管理
モジュール112でリクエスト内容を示す部分が取り出
されるわけである。本実施例では、これは「TypeO
fDirection」変数に記載された情報である。
また、ワークフロー管理モジュール112では、処理手
順定義書の処理手順を読み込み、その内容に従って順番
に処理を行う。そして、ワークフロー管理モジュール1
12によって「検索条件の取得」を読み取られると、リ
クエスト条件取得モジュール113に処理が渡される。
リクエスト条件取得モジュール113では、「Type
OfDirection」の値をキーとして、テーブル
情報のデータベースへ照会し、対応するバリュー(va
lue)を取得する。取得されたバリューはワークフロ
ー管理モジュール112へ返却される。
【0098】ステップS3では、ステップS2での情報
を元に、そのリクエストを処理するために必要な条件を
取得する。すなわち、ワークフロー管理モジュール11
2では、次のステップである「検索」に移行する。検索
のステップでは、リクエスト条件取得モジュール113
より結果として返却されたバリューを検索モジュール1
14へ渡す。検索モジュール114では、オペレータ情
報を管理している(スキル条件とオペレータのオブジェ
クトの関連に相当する)。渡されたバリューを引数とし
て、条件(すなわち、バリュー)に適合するオペレータ
のオブジェクトリファレンスを検索する。検索結果はワ
ークフロー管理モジュール112へ返却する。
【0099】ステップS4では、検索の結果、選らばれ
ることなったオペレータに対し、リクエストを送信す
る。すなわち、ワークフロー管理モジュール112で
は、「検索結果の返却」ステップへ移行する。検索モジ
ュール114で得られ、ワークフロー管理モジュール1
12で受け取った検索結果(この例ではオペレータのオ
ブジェクトリファレンスあるいはポインタ)を、検索結
果の転送モジュール115へ送る。
【0100】以上で、リクエストに対しての人選と割り
当てが終了する。
【0101】次に、本システムの動作のトリガとなるリ
クエストの入力について触れておく。
【0102】本発明では、クライアント側からリクエス
トを送ることで、最適オペレータが選択され、そのリク
エストに対しての対応を割り当てることになるが、トリ
ガとなるリクエストは次のように発生させる。
【0103】手法としては、次の2通りがある。一つは
クライアント側としての機器からの入力であり、もう一
つはユーザからの問い合わせである。
【0104】機器からの入力の場合;この場合でのリク
エスト情報は、工場のプラント機器や野外や道路などに
配置されたセンサから計測された信号を元に取得する。
現場ではセンサ値や、ビット列などのかたちで情報が発
生すると考えられるが、一般的にはその信号を集め、そ
れを解析可能なデータに変換するローカルサーバに収集
して解析するようにし、このローカルサーバから解析結
果に基づく意味ある情報としてリクエストを発生させる
ことで、自動リクエスト送信による入力環境が実現可能
となる。従って、リクエスト生成に当たって、図3のよ
うな形式のファイル情報として送信されれるようにすれ
ばよい。
【0105】ユーザからの問い合わせ;ユーザからの問
い合わせをトリガとするリクエストの場合、これは物流
システム、防災システム、電化製品の故障や使用方法の
問い合わせなど、人からの要求がリクエストになる場合
であるが、この場合には、ファイル情報としてのリクエ
ストをクライアント側(ユーザ側)から受け取ることは
難しいと考えられるので、本システムで利用するための
適切なデータとなるように入力口(受付窓口)で引き出
す必要がある。
【0106】そのためには、例えば、受付窓口に端末を
設置し、この端末にはGUI(グラフィカル・ユーザ・
インタフェース)を利用した画面上でリクエスト内容や
問題の症状を入力する支援機能を持たせてユーザからの
問い合わせをこの画面上で入力し、リクエスト用のフォ
ームによるファイル情報化を実施して、最適候補選定シ
ステム10に渡し、ここからリクエスト・プロセス・エ
ンジン110に渡すといった方法を採る。また、WWW
(ワールドワイドウエブ)などを介して状況の大まかな
絞り込みをするための画面を提供し、ユーザにはこのW
WWを介して自己のパソコン(PC)や携帯端末と繋
ぎ、WWWの提供画面からリクエスト内容や問題の症状
を入力するといったGUIを利用したサポート技術を利
用し、ユーザの問い合わせをリクエスト用のフォームに
よるファイル情報化処理して、最適候補選定システム1
0に渡し、ここからリクエスト・プロセス・エンジン1
10に渡すといった方法も考えられる。以上、本発明は
要求内容情報を持たせたリクエスト情報を送ると、これ
をもとに、この要求内容に対処させるべき人員を選択し
てその人員に前記リクエスト情報を渡し、対処させるよ
うにしたものであり、リクエスト情報の持つ要求内容情
報に応じて応対者のスキル条件を定め、応対者としての
候補にはその個人の持つスキルをプロファイル情報とし
て登録し、リクエスト情報を受けるとそのリクエスト情
報の持つ要求内容情報対応にスキル条件を抽出し、この
抽出したスキル条件を満たす応対者を前記応対者候補の
プロファイル情報をもとに抽出して前記リクエスト情報
に対する応対者として定めるようにしたものである。
【0107】従って、発生したリクエスト情報の持つ要
求内容情報に対して最適な応対者を選別してその選定し
た応対者にその要求内容情報の対処を行わせることがで
きるので、的確な対処を迅速に行うことができるように
なり、人選が不適切で要求内容に対処できず、たらい回
しにされたり、必要以上に対処に時間を要したり、対処
しきれなかったりするという事態を回避することができ
るようになる。
【0108】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、種々変形して実施可能である。
【0109】例えば、上記実施例では、クライアント側
からのリクエストを定型のテキストデータファイル形式
で受け取ることを前提に話を進めたが、このリクエスト
は必要時にクライアント側で状況対応に自動生成して送
り出す方式の他、入力画面を用意してクライアント側の
人員がこの入力画面に従い、必要事項を入力することで
定型のテキストデータファイル形式でリクエストを送り
出すことができるようにしたり、ユーザからの各種問い
合わせや照会などのサービスに適用する場合には、電話
やファックスで入電する問い合わせ内容を一旦、受付窓
口のオペレータが受け付け、その内容をリクエストを定
型のテキストデータファイル形式化してリクエストとし
て本システムに渡すことで、最適オペレータ(最適応対
者)を選択してそのリクエストを渡すようにすることも
できる。そのため、顧客からの各種問い合わせ、監視シ
ステムからのアラームなど、種々の分野におけるリクエ
ストの効率的解決を可能にするシステムとして利用可能
であり、商業、工業などあらゆる産業分野におけるコン
ピュータネットワークを用いた各種情報処理システムに
適用可能である。
【0110】また、本発明は、データベースを入れ替え
ることによって、さまざまな監視制御システムの解析に
使用できる。
【0111】また、本システムは検索モジュール114
においてXML文書を読み込むためのパーサを組み込ん
でおけば、オペレータの情報をXMLデータとして保持
して利用することも可能である。
【0112】また、本発明のシステムは、応対者(オペ
レータ)と、リクエストの発行元とを対応付けてあらか
じめ登録しておくことによって特定の発行元からのリク
エストは特定の人員(オペレータ)に転送することがで
きる仕組みとなる。このようにすることで処理時間が短
縮され、的確な人員をそのリクエストに対して振り向け
ることができるようになる。
【0113】さらにまた、本システムは業種に関係な
く、スキル情報を定義することができるものであり、ス
キル構造と業種とは無関係な構造であって、構造の追加
方法のみが規定されているものであるため、さまざまな
業種に適用することができて、広範、多様な応用が可能
である。
【0114】また、本発明において、上記実施形態には
種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構
成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽
出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件か
ら幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しよう
とする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決で
き、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも
1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構
成が発明として抽出され得る。また、本発明は、実施の
形態で説明した手法をコンピュータ用のアプリケーショ
ンプログラムとしてネットワーク上で頒布したり、コン
ピュータにて読み込み実行可能な記録媒体に記録して頒
布したり、また、このアプリケーションプログラムをコ
ンピュータに読み込んで実行する形態も本発明に含まれ
る。
【0115】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、クライアント側から発せられた要求内容情報を持つ
リクエスト情報を受信すると、このリクエスト情報に対
処するために必要なスキルをキーとして、対応できる人
員を検索するようにしたことにより、発生したリクエス
ト情報に対して適切な人員を選び、その人員に当該リク
エストの対応をさせることができる。従って、クライア
ント側に対しての対応がより的確になり、しかも迅速に
対応できて質の高いサービスができるようになるコール
センタシステムおよび応対者選定方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明システムを機能ブロックで示した図であ
る。
【図3】本発明システムで用いるリクエストに含まれる
データの一例を示す図である。
【図4】オペレーションの種類を示す変数「Type
of Direction」とその値の例を説明する図
である。
【図5】本発明システムで用いるリクエストの種類とオ
ペレーションのための条件を格納したテーブル例を示す
図である。
【図6】本発明システムで用いるオペレーション実行条
件を検索するためのテーブル例を示す図である。
【図7】本発明システムで用いるオペレータのプロファ
イルデータ例を示す図である。
【図8】本発明システムで用いるオペレータのスキル構
造を保持するためのクラス構造例を示す図である。
【図9】本発明システムで用いる スキル条件とオペレ
ータのオブジェクトの関連を示す図である。
【図10】本発明システムにおける処理の概要(本装置
によるリクエスト受信から、オペレータへの転送まで)
を示す図である。
【図11】本発明システムにおける処理の流れ(シーケ
ンス図)を示す図である。
【図12】本発明システムにおけるモジュール間に必要
なインタフェースを説明する図である。
【符号の説明】
10…最適候補選定システム、20…クライアント側シ
ステム、30…オペレータ群、10…リクエスト・レシ
ーバ 110…プロセス・エンジン、111…リクエスト受信
部、112…ワークフロー管理モジュール、113…リ
クエスト条件取得モジュール、114…検索モジュー
ル、115…検索結果転送モジュール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クライアント側から発せられた要求内容情
    報を持つリクエスト情報を受信する受信手段と、 この受信手段にて受信されたリクエスト情報における要
    求内容に対処させるべき人員の条件が要求内容情報別に
    予め定められると共に、前記受信されたリクエスト情報
    の持つ求内容情報から前記条件を取得する条件取得手段
    と、 前記リクエスト情報における要求内容に対処させるべく
    待機する複数の人員各人のスキル情報およびその各人の
    端末情報とを保持するデータベースと、前記条件取得手
    段にて取得された前記条件に適合する人員を前記データ
    ベースから検索する検索手段と、 この検索手段により検索された人員に対処させるべく、
    前記リクエスト情報を当該人員の端末に転送する転送手
    段と、を具備してなるコールセンタシステム。
  2. 【請求項2】前記データベースは資格、経験年数、職
    能、職種のうち、いずれか1つ以上から構成される情報
    を各人の前記スキル情報として保持することを特徴とす
    る請求項1記載のコールセンタシステム。
  3. 【請求項3】前記データベースの保持する各人の前記ス
    キル情報を変更可能な変更手段を有し、各人の前記スキ
    ル情報に変更可能に構成したことを特徴とする請求項1
    記載のコールセンタシステム。
  4. 【請求項4】クライアント側から発せられる各種の要求
    内容対応に当該各要求内容に対処させるべき最適人員の
    条件をそれぞれ要求内容情報別に予め定めて保持させる
    と共に、前記リクエスト情報における要求内容に対処さ
    せるべく待機する複数の人員各人のスキル情報およびそ
    の各人の使用する操作端末の情報を保持させ、 クライアント側から発せられた要求内容情報を持つリク
    エスト情報を受信すると、この受信されたリクエスト情
    報における要求内容情報をキーとして抽出し、抽出され
    た情報をキーに、前記保持させてある前記予め定めた前
    記要求内容情報別最適人員の条件中から該当条件を検索
    し、得た条件に合う人員を前記保持させた各人のスキル
    情報中から抽出してその抽出した人員の使用する操作端
    末に前記リクエスト情報を転送することにより、そのリ
    クエストに対する対応を前記抽出した人員に割り当てる
    ことを特徴とする応対者選定方法。
  5. 【請求項5】クライアント側から発せられた要求内容情
    報を持つリクエスト情報を受信処理する受信ステップ
    と、 この受信ステップにて受信処理されたリクエスト情報に
    おける要求内容に対処させるべき人員の条件が要求内容
    情報別に予め定められており、これをもとに、前記受信
    されたリクエスト情報の持つ求内容情報から前記条件を
    取得する条件取得ステップと、 前記リクエスト情報における要求内容に対処させるべく
    待機する複数の人員各人のスキル情報およびその各人の
    端末情報とを保持するデータベースと、 前記条件取得ステップにて取得された前記条件に適合す
    る人員を前記データベースから検索する検索ステップ
    と、 この検索ステップにより検索された人員に対処させるべ
    く、前記リクエスト情報を当該人員の端末に転送する転
    送ステップと、を備えたリクエストに対する対応者選定
    のためのコンピュータプログラム。
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