JP2006126966A - コールセンタシステム - Google Patents

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晶子 吉川
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Abstract

【課題】 コールセンタにおける顧客とオペレータとの間で行われる各種の問合せやクレームへの対応などの会話を正確に記録すると共に、顧客に対する迅速なサービスを提供するためのコールセンタシステムを提供する。
【解決手段】 顧客AとオペレータB1の会話からなる音声データを音声認識システムによりテキストデータに変換する手段12a、16aと、テキストデータと音声データとを関連させて会話DB17に記憶保存する手段16と、そして、顧客特定データと、オペレータ特定データと、タイマ手段16bにより顧客AとオペレータB1との会話が行われた日時を特定するための日時データと、を読み出して会話DB17に記録保存されたテキストデータ及び音声データと関連付けることにより顧客AとオペレータB1との会話の履歴を履歴データとして応対DB21bに記憶保存する手段20aとを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顧客からの注文や問い合わせに回答を行うコールセンタに関し、さらに詳しくは、コールセンタにおける顧客とオペレータとの間で行われる各種の注文、問合せやクレーム等への対応などの会話を正確に記録すると共に、顧客に対する迅速なサービスを提供するためのコールセンタシステムに関する。
コールセンタシステムに関する文献としては、例えば、特開2003−219038のように、蓄積した顧客情報を有効利用してお客様に対して行き届いた対応を取るものがある。具体的には、顧客とやり取りした結果により受けた注文商品に関する情報を、顧客電話の電話番号並びに顧客の氏名と共に顧客情報データベースに蓄積しておき、その後に同一の顧客から注文を受付けた場合に、その顧客とのやり取りを行う際に蓄積しておいた注文に関する情報を顧客情報管理サーバが検索するというものである。
また、顧客からの問い合わせに対して迅速に対応するために商品の親子、従属関係を利用して商品の検索を行い、その結果を提示するという技術が提案されている。この技術に関連する文献としては、特開2003−288510、特開2001−265851、特開平5−233393等がある。これらはいずれも商品を主商品とオプション或いは消耗品のように主商品に従属して使用される従属商品に分類し、顧客が希望する主商品を指定すると指定された主商品に対応する従属商品を選び出してユーザに提示するというものである。
特開2003−219038号公報 特開2003−288510号公報 特開2001−265851号公報 特開平5−233393号公報
しかし、上述した従来のシステムにあっては、以前の注文について顧客が何を注文したのかという結果だけが提供されるのみで、コールセンタにいて顧客とオペレータとの間で行われる各種の問合せやクレームへの対応などのやり取りに関する会話記録は全く残されていなかった。
また、従来のシステムにあっては、子商品から親商品を経由して他の子商品を検索することは想定されておらず、そのような検索は行うことができないか或はそのようなことができたとしても面倒な操作が要求され、そのため結果が出るまでに長時間要しその間顧客を待たせてしまうという問題があった。顧客の問合せに対して迅速で正しい回答を行うことができないと顧客の信頼を損ね、商品受注の機会を逃すなどの不利益が生じる。
さらに、従来のシステムにあっては、顧客からクレームがあった場合には、顧客からのクレームの内容をオペレータが電話で聴取し、その後にクレームの内容を担当者に報告していた。従って、担当者への報告が伝聞となることから顧客が主張する内容が正確に担当者に伝わらなかったり、微妙なニュアンスの相違を生じさせてしまったりすることがあった。顧客からのクレームの内容を担当者に迅速かつ正確に伝えることができなければ、担当者が、マーケティング・スペシャリストとしてのスキルを十分に発揮できないだけでなく、顧客への正確な回答が出来ずに顧客の信頼を損ねたり、商品受注の機会を逃すなどの不利益が生じるおそれがある。
そのため、これらの問題を回避して、顧客の信頼を得て、商品受注の機会を増加させるようなシステム、会社の業務運用の見直し、改善点の把握が可能なシステムの提供が望まれている。
そこで、本発明は、コールセンタでの顧客とオペレータとの間の各種の問合せやクレームへの対応などの会話音声を完全に記録し、音声データである会話音声を音声認識システムによりテキスト化したテキスト化会話情報と音声会話情報とを会話データベースに保存すると共に、顧客とオペレータとの応対の履歴と、会話データベースに保存されたデータとを関連づけて応対データベースに保存しておくこととが可能なコールセンタシステムを提供することを目的とする。
また、本発明は、顧客の有する子商品の情報からそれに対応する親商品を経由して、さらに別の子商品を検索するような、困難な検索を効率よく実施することが可能なコールセンタシステムを提供することを目的とする。
さらに、顧客や顧客の問い合わせ内容からその担当者を識別して、その特定の担当者に、テキスト化した会話情報を送信することを効率よく実施するコールセンタシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、顧客からの注文や問い合わせに対して回答を行うコールセンタシステムにおいて、コールセンタに備えられたクライアント端末に入力された顧客からの電話による注文や問い合わせとそれに対するオペレータの応答によって行われる会話からなる音声データを音声認識システムによりテキストデータに変換する手段と、変換されたテキストデータと音声データとを関連させて会話データベースに記憶保存する手段と、そして、予め顧客データベースに記録保存された顧客を特定するための顧客特定データと、予めオペレータデータベースに記録保存された顧客の問い合わせに対して応対したオペレータを特定するためのオペレータ特定データと、予め備えられたタイマ手段により提供される顧客とオペレータとの会話が行われた日時を特定するための日時データと、を読み出して会話データベースに記録保存されたテキストデータ及び音声データと関連付けることにより顧客とオペレータとの会話の履歴を履歴データとして応対データベースに記憶保存する手段とを有することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、顧客からの注文や問い合わせとそれに対するオペレータの応答内容との会話音声を、音声認識システムによりテキストに変換して、その会話音声データとともに会話データベースに記録保存する。また、顧客とオペレータの応対の履歴を会話データベースに記録保存したデータと関連づけて応対データベースに記録保存することで顧客とオペレータとの間の各種の問合せ、クレームへの対応などの記録を完全にすることができる。
上記課題を解決するために請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコールセンタシステムにおいて、商品を親商品とそれに付随して使用される子商品にそれぞれ分類すると共に、親商品と子商品とを互いに関連させて構築した親子検索用データベースを記憶保存する手段と、ある子商品を特定するために入力された入力情報に基づいて親子検索用データベースから関連する一又は複数の親商品を検索してその結果を表示する手段と、表示された一又は複数の親商品からそれに関連する一又は複数の子商品をさらに検索してその結果を表示する手段とを有することを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の発明は、請求項2記載のコールセンタシステムにおいて、親子検索用データベースは、子商品に付与されたコードデータから親商品に付与されたコードデータを検索するための各コードデータの対応関係と、親商品のコードデータから子商品のコードデータを検索するための各コードの対応関係とをそれぞれ記録保存した分類検索データベースと、子商品に付与されたコードデータ及び親商品に付与されたコードデータとそれぞれの商品名称との対応関係を記録保存した商品データベースとを備えて構成されることを特徴とする。
請求項2及び請求項3に係る発明では、顧客とオペレータの対応などの記録を完全に行うと同時に、親商品と子商品の親子関係を利用して、子商品に適合する一又は複数の親商品を経由してその親商品に適合する一又は複数の他の子商品を検索するための親子検索用データベースを備えることで、子商品から子商品を探したいという顧客の要望に迅速に正しく対応することが可能になる。
上記課題を解決するために請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のコールセンタシステムにおいて顧客ごとに割り当てられた担当者又は顧客からの問い合わせ内容に応じて割り当てられた担当者の対応関係を顧客特定データ又は顧客からの問い合わせ内容ごとに予め付与された問合せコードに基づいて構築した担当者データベースを記録保存する手段と、顧客特定データ又は問合せコードに基づいて担当者データベースの中から特定の担当者を検索抽出する手段と、抽出された担当者のメール受信可能な携帯電話、携帯情報端末(PDA)、もしくはその他のe−mail受信可能な端末である担当者端末に関する情報を担当者データベースに予め記録されたデータに基づき抽出すると共に、会話データベースに保管された顧客とオペレータとの会話内容を記録したテキストデータを基に作成された問い合わせ内容と開封確認用のポインタとを含むメールを送信する手段と、そして、送信したメールを記録保存するメールデータベースに、送信したメールを開封確認フラグを付して記録保存する手段とをさらに有することを特徴とする。
請求項4に係る発明では、顧客あるいは問い合わせに関する商品を基に特定の担当者を識別して、その特定の担当者に宛てて会話データベースに保管した顧客との会話内容をテキスト化したものを基に作成した問い合わせ内容と、開封確認用のポインタとを含むメールを送信するとともに、メール履歴をメールデータベースに保管することで、特定の担当者(例えば、マーケティング・スペシャリスト:MS)に、顧客の問合せ内容を正確に伝えることができる。ここで、ポインタとは、例えば、メールデータベースに保管された送信メールファイルの開封確認用フラグへのアクセス情報を含む開封確認用Webサーバ上のページのURL(ユニバーサル・リソース・ロケータ)情報などである。
上記課題を解決するために請求項5に記載の発明は、請求項4記載のコールセンタシステムにおいて、担当者が自己宛のメールを開封したことを示す開封通知情報であって、受信したメールに付された開封確認用の前記ポインタに基づいて担当者端末から送信される開封通知情報を受け取る開封確認用Webサーバを備え、開封通知情報を受信した開封確認用Webサーバは、開封通知情報に基づいてメールデータベース内に記録保存されているメールの開封確認フラグを開封状態に設定する手段とをさらに有することを特徴とする。
請求項5に係る発明では、特定の担当者から顧客の問合せ内容を見たことを示す開封通知が開封確認用Webサーバに送られると、開封確認用Webサーバはその情報を受信して開封状態を示す開封確認用フラグを設定する。開封確認用のポインタを利用することで、担当者が、既に問い合わせ内容にアクセスしたことを周囲に通知するための情報を、容易に設定することが可能となる。
上記課題を解決するために請求項6に記載の発明は、請求項5記載のコールセンタシステムにおいて、さらに、開封状況確認用Webサーバを備え、開封状況確認用Webサーバは、クライアント端末から特定の担当者に宛てて送信されたメールの開封状況についてコールセンタ内のクライアント端末、担当者端末又は別途接続された他のクライアント端末からの問合せ入力を受付けると共に、メールデータベース内に記録保存されているメールの開封状態を示す開封確認フラグに基づいて特定の担当者に宛てたメールが開封されているか否かの検索を行う手段と、そして、その検索結果を開封状況の確認が可能なように表示する手段とを有することを特徴とする。
請求項6に係る発明では、開封状態確認用Webサーバは、クライアントからの入力を受付け、特定の担当者宛てのメールの開封状態を確認するための検索を行い、開封確認用フラグの状態を基に、クライアントが開封状態の確認が可能なように検索結果を表示する。これにより、オペレータや社内の他の関係者は、顧客の問合せ内容がその特定の担当者に届いているか否かを確認でき、届いていなければ追加的にその担当者に問合せ内容に対して注意を向けさせる措置をとることが可能となる。従って、その担当者は、迅速に顧客の問合せに対応することが可能になり、マーケティング・スペシャリストとしてのスキルを十分に発揮できるようになる。
上記課題を解決するために請求項7に記載の発明は、請求項4から6のいずれか1項に記載のコールセンタシステムにおいて、顧客からの問合せに対する回答を行うべき担当者と顧客に対して回答を行うべきオペレータとの間で行われる会話からなる音声データをオペレータが操作するクライアント端末に入力し、クライアント端末に搭載された音声認識システムにより会話内容である音声データをテキストデータに変換する手段と、変換されたテキストデータと音声データとを関連させて会話データベースに保管する手段と、そして、担当者データベースに記録された担当者を特定するための担当者特定データと担当者と会話を行ったオペレータを特定するためのオペレータ特定データ及び担当者とオペレータとが会話をした日時における日時データを会話データベースに記録保存したテキストデータ及び音声データと関連付けることにより担当者とオペレータとの会話の履歴を履歴データとして応対データベースに記録保存する手段とをさらに有することを特徴とする。
請求項7に係る発明では、担当者とオペレータのとの会話音声を、音声認識システムによりテキストに変換して、会話音声データとともに会話データベースに記録保存する。また、担当者とオペレータの応対の履歴を会話データベースに記録保存したデータと関連づけて応対データベースに記録保存することで、担当者とオペレータとの間で行われたクレームに対する担当者の回答や各種のやり取りなどの記録を完全にすることができる。
上記課題を解決するために請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載のコールセンタシステムにおいて、クライアント端末において会話データベースに記録保存されたテキストデータを閲覧し及び/又は音声データを再生することを可能とする手段を備え、これにより顧客とオペレータとの会話内容及び/又は特定の担当者とオペレータとの会話内容を文字及び/又は音声で再確認することができるようにされたことを特徴とする。
請求項8に係る発明では、オペレータが会話データベース及び/又は応対データベースに記録保存されたデータにアクセスして顧客とオペレータとの会話内容及び/又は特定の担当者とオペレータとの会話内容を再確認できる。これにより、顧客に対応するオペレータは、顧客に回答を返す際に、顧客との対応から特定の担当者の回答までの一連の流れを確認することが可能になり、顧客の問合せ内容に対して正確に回答することができ、顧客の信頼を損ねる事態が生じることを回避できる。
上記課題を解決するために請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載のコールセンタシステムにおいて、音声認識システムにより変換された顧客とオペレータとの会話、担当者とオペレータとの会話情報であるテキストデータ及びそれらの履歴を示す履歴データを各データベースに保存する際に、テキストデータに含まれるキーワードに基づき所定のカテゴリーごとに定められたフラグを付して分類することによってデータマイニングを目的としたデータの保存を行う手段と、そして、フラグと会話のテキストデータから抽出されるキーワードを基に種々の情報分析をするためのデータマイニング手段とをさらに有することを特徴とする。
請求項9に係る発明では、音声認識システムによりテキストに変換した情報を記録保存する会話データベースと、その顧客からの問い合わせとそれに対するオペレータの応対内容、及び会話データベースに保管した各種データとの関連性を記録保存する応対データベースに記録された情報に対し、それらの情報を各データベースに保存する際に、クレームの内容や顧客の依頼内容等に応じてデータマイニングを目的としたフラグを付して保存し、これらのフラグと情報内容を基に種々の情報分析をすることにより、顧客からの依頼、クレームなどに関して種々の情報分析をすることができる。
分析の項目、すなわちフラグ付けする項目としては、例えば、(1)誤出庫、誤配送、商品違い関連、(2)商品未納関連、(3)催促関連(納品催促や電話催促依頼など)、(4)その他のクレーム、(5)カスタマ・サポートセンタ(CSC)関連、(6)ドラッグ・インフォメーション(DI)関連、(7)注文に際しての依頼関連(送付先、時間指定、至急など)、(8)その他の依頼、(9)キャンセル関連(発注キャンセル、在庫なしキャンセル、交換、訂正)などがある。
これら情報に対してデータマイニングおよび分析を行うことで、品揃えや分割品、適正在庫、適正出庫、担当者評価、顧客評価、業務手法評価などを行うことができ、種々の側面での顧客との応対の改善、会社の業務運用の見直し、改善点の把握による業務の効率化を図ることができ、顧客の信頼の獲得が可能になる。
本発明に係るコールセンタシステムによれば、コールセンタでの顧客とオペレータとの間の各種の問合せやクレームへの対応などの会話の音声データを音声認識システムによりテキスト化したテキスト化会話情報とその音声データとを会話データベースに保存すると共に、顧客とオペレータとの応対の履歴と、会話データベースに保存されたデータとを関連づけて応対データベースに保存しておくこととしたので、顧客とオペレータとの間の各種の問合せやクレームへの対応などに関する記録を完全にすることができるという効果がある。
また、本発明は、顧客の有する子商品の情報からそれに対応する親商品を経由して、さらに別の子商品を検索するような、困難な検索を効率よく実施することが可能となるという効果がある。これにより、子商品から子商品を探したいという顧客の要望に迅速に正しく対応することが可能になる。
さらに、顧客や問い合わせ内容からそれを担当する担当者を識別し、その特定の担当者に対してテキスト化した会話情報に基づいたメールを送信することとしたので、顧客の問い合わせ内容やクレーム内容を担当者に正確に伝えることができるという効果がある。また、担当者がそのメールを開封したか否かの確認をすることができるようにしたので、まだ未開封の場合には再度メールを送る等により迅速な対応促すことができるという効果がある。
また、担当者とオペレータとの間での会話の音声データを音声認識システムによりテキスト化したテキスト化会話情報とその音声データとを会話データベースに保存すると共に、担当者とオペレータとの応対の履歴と、会話データベースに保存されたデータとを関連づけて応対データベースに保存しておくこととしたので、担当者とオペレータとの間で行われた顧客からの問い合わせやクレームに対する回答などに関する会話の記録を完全にすることができるという効果がある。
また、オペレータが会話データベース及び/又は応対データベースに記録保存されたデータにアクセスして顧客とオペレータとの会話内容及び/又は特定の担当者とオペレータとの会話内容を再確認できるので、顧客との対応から特定の担当者の回答までの一連の流れを確認することが可能となり、顧客の問合せ内容に対して正確に回答することができるという効果がある。これにより、顧客の信頼を損ねる事態が生じることを回避できることが期待されるという効果がある。
また、音声認識システムによりテキストに変換した情報を記録保存する会話データベースと、その顧客からの問い合わせとそれに対するオペレータの応対内容、及び会話データベースに保管した各種データとの関連性を記録保存する応対データベースに記録された情報に対し、それらの情報を各データベースに保存する際に、クレームの内容や顧客の依頼内容等に応じてデータマイニングを目的としたフラグを付して保存し、これらのフラグと情報内容を基に種々の情報分析をすることとしたので、顧客からの依頼、クレームなどに関して種々の情報分析を迅速かつリアルタイムに行うことが可能となるという効果がある。
本発明に係るコールセンタシステムの好ましい一実施形態について図面を参照しつつ以下詳細に説明する。図1は本発明に係るコールセンタシステムの一実施形態におけるシステム構成図、図2はコールセンタでの業務の流れを示す業務フロー図である。
図示されたコールセンタシステム1は、公衆固定電話網(PSTN)2に接続された交換機13と、発着信制御部14を介して交換機13に接続されたコンピュータテレフォニーインテグレーション(CTI)サーバ15と、CTIサーバ15にLAN接続されたクライアント端末10a、10b、10cと、交換機13に接続され、オペレータB1、B2、B3が顧客Aやマーケティング・スペシャリスト(MS)と呼ばれる担当者Cとの会話に使用する電話端末11a、11b、11cと、オペレータB1、B2、B3が顧客Aや担当者Cと電話端末11a、11b、11cを通じて交わす会話音声である音声データを録音すると共に、音声認識した音声データをテキストデータ化し、その会話の会話音声データとテキスト化された会話テキストデータをひとつのファイル(VTEXTファイル)にして会話データベース17に保存する機能を備えた音声認識サーバ16を有している。そして、これらはコールセンタ5に設置されている。図示されたコールセンタシステム1では、クライアント端末10a、10b、10cを3台備えたものが示されているが、もちろんこれに限るものではなく、クライアント端末及びそれに付随する電話端末、オペレータの数及び顧客や担当者の数は適宜に決定され得るものであることはいうまでもない。尚、以下の説明においては主としてオペレータB1の取り扱うクライアント端末10aに基づいて説明するが、他のオペレータB2、B3が取り扱うクライアント端末10b、10cも同様な機能作用を有するものである。
交換機13は、図4に示すように、顧客Aからの問合せや注文等或は担当者Cからの電話がPSTN2を経由してコールセンタ5に対して発信者番号通知許可(ナンバーディスプレイ)の状態で架けられると、その電話に付与されて送られてくる電話番号情報から顧客Aあるいは担当者Cの電話番号を認識し、発着信制御部14を経由して、CTIサーバ15にその情報を伝える。
発着信制御部14は、外部からかけられてくる電話やコールセンタ5内から発信される電話の発信及び着信を制御する。
CTIサーバ15は、交換機13を介して送られてきた顧客Aの電話番号情報に基づいて後述するデータセンタ6に備えられた顧客DB21e(図6参照)にアクセスし、顧客DB21eに予め記録保存された顧客Aに関する情報である顧客ID、氏名、住所、受注履歴その他の情報を顧客DB21eから読み出して、その顧客情報を通話中でない手の空いているオペレータB1が操作するクライアント端末10aの画面に表示させる。同時に、選択されたクライアント端末10aを操作するオペレータB1の電話端末11aに顧客Aからの電話を接続するよう交換機13を制御する。オペレータB1が操作するクライアント端末10aが使用中や離席中である場合にはクライアント端末10aからその旨の情報をCTIサーバ15に予め通知しておくことによりその顧客情報や電話は別のクライアント端末10b、10cに振り分けが行われるようになっている。尚、顧客Aからの電話を受けるべき担当のオペレータが予め決められている場合にはそのオペレータを特定するための情報(例えば、オペレータのID番号等)を顧客DB21eの顧客Aに関する情報の中に記録しておくことにより、CTIサーバ15がその情報を読み出し、オペレータを指定する際に担当であるオペレータが話し中や離席中等でない限り優先的に振り分けるようにすることもできる。
クライアント端末10aは、いわゆる汎用のコンピュータによって構成されており、予め定められた所定の手順によって演算処理を行いその結果を示すように構成された所謂アプリケーションソフト等のプログラムや各種のデータを記録保存するためのROM、RAM、ハードディスク、CD−ROM等の記憶装置と、上述のプログラムに基づく各種の演算処理を実行する中央処理装置と、演算処理に必要な各種のデータを入力するための入力装置と、情報を表示するためのCRTディスプレイや液晶等の表示装置と、LANに接続すると共にインターネット4等の外部ネットワークに接続するための通信装置等を備えている。尚、それらの構成や作用については周知であるためここでの説明は省略する。そして、クライアント端末10aは、図5に示すように、顧客Aや担当者CとオペレータB1との間で電話によって行われた会話の音声データをテキストデータ化するための公知の音声認識アプリケーション12aを備えている。尚、顧客Aや担当者Cの音声データはCTIサーバ15を介して直接クライアント端末10aに入力され、オペレータB1の音声は電話端末11a又は図示しないマイク等の入力装置によりクライアント端末10aに入力される。
音声認識サーバ16は、図5に示すように、顧客Aからの問合せに対してオペレータB1が応答した際に交わされた会話音声や、オペレータB1と担当者Cとの間で交わされた会話音声をテキストデータ化するための公知の言語モデル(音声認識辞書16a)を備えている。そして、クライアント端末10a中に備えられた音声認識AP12aがその音声認識辞書16aを参照しながらオペレータB1と顧客A又は担当者Cとの間で電話を介して交わされた会話音声をテキストデータ化するようになっている。また、音声認識サーバ16は、会話音声データとテキスト化された会話テキストデータをひとつにしたVTEXTファイルにタイムスタンプを付与するためのタイマ16bを備えている。尚、音声認識AP12aを音声認識サーバ16内に搭載し、クライアント端末10aから提供されるオペレータB1と顧客A又は担当者Cとの間で交わされる会話の音声データを音声認識させてテキストデータ化するように構成することもできる。
会話音声データとテキスト化された会話テキストデータは、音声ファイルに同期再生すべきテキストファイルの同期情報を埋め込んでおくことにより、ユニークなファイル名を持つひとつのVTEXTファイルとして会話DB17へ保存される。このときのファイル名は顧客AとオペレータB1との会話である場合にはその問い合わせを行った顧客Aの顧客IDとそれに応対したオペレータのオペレータID及びタイマ16bによって付与された日時情報(例えば、2004年10月20日の午後3時15分であれば「200410201515」)とを組み合わせて付与することができる。そして、この応対は、後述の受注APサーバ20に備えられた履歴保存アプリケーション20aにより、顧客A或は担当者CとオペレータB1との間の応対の履歴を管理するデータベースである応対データベース21bに、VTEXTファイルと関連付けがなされた形で保存される。図7に応対DB21bの一実施例を示す。例えば、VTEXTファイルのファイル名「A001B001200410201515」はIDがA001の顧客とIDがB001のオペレータとが2004年10月20日の午後3時15分に行った会話であることを示している。また、担当者CとオペレータB1との会話の場合には会話を行った担当者Cの担当者IDとそれに応対したオペレータのオペレータIDと日時情報を組み合わせたファイル名とすることができる。尚、VTEXTファイルのファイル名はどのようなファイル名であったとしてもこの応対DB21bを参照することにより顧客AとオペレータB1とがいつ行った会話であるのかがわかるのでファイル名は前記のようなものに限るものではなく適宜選択決定してもかまわない。
顧客Aの問い合わせに対するオペレータB1の応対は、顧客Aからの最初の問合せの場合に限らず、図2の業務フロー図の最終に近いステップで見られるような、オペレータB1が顧客Aからの問い合わせについて担当者Cとの間で確認した後にオペレータB1が顧客Aへ回答を行う際の会話についても、まったく同様に、音声認識AP12aによりテキスト化される。そして、会話音声データとテキスト化された会話データは、ユニークなファイル名を持つひとつのVTEXTファイルとして、会話DB17へ保存される。そして、この応対は、受注APサーバ20により、その履歴が明らかとなるようにVTEXTファイルと関連付けがなされた形で応対DB21bに保存される。
コールセンタシステム1は、コールセンタ5とは別に各種のデータベースを管理保管するデータセンタ6が設けられ、このデータセンタ6には、オペレータB1のIDや対応履歴等のオペレータに関する情報が保存されたオペレータデータベース(OPDB)21gと、LANに接続され、主として顧客Aからの注文に関する受注データを保管し管理する受注データベース21aと、固有のIDの他、顧客名や問い合わせ内容など種々の情報を基礎としてそれに該当する担当者を識別するための情報等を保管する担当者データベース21dと、顧客に固有のID情報、顧客Aを担当する担当者名など顧客に関する種々の情報を保管する顧客データベース21eと、主としてその商品のコードとの対応関係や、子商品から親商品経由して他の子商品を検索するための対応関係を保管する親子検索データベース21gと、商品のオペレータB1と担当者Cとの間でやり取りされたメールの履歴・内容及び開封確認状況を管理するためのメールデータベース21cと、を備えている。尚、親子検索データベース21gは、商品の名称、取り扱い単位などのその商品に関連する種々の情報などを管理する商品データベース22aと、分類検索用に、主として複数の薬品や装置、器具などの親子関係や従属関係、代替関係などを商品のコードを基に管理する分類・検索データベース22bとを有して構成されている。また、担当者DB21dは、予め顧客ごとにその顧客を担当する担当者を対応させたものの他、例えば、新商品情報についての顧客からの問い合わせについて対応する担当者、クレームを担当する担当者等、顧客Aからの問い合わせ内容に基づいて対応させたものを用意することができる。
データセンタ6には、さらに、図9に示すように、受注APサーバ20が備えられており、この受注APサーバ20は、上述した顧客Aや担当者CとオペレータB1との間の応対の履歴をVTEXTファイルと関連させて応対DB21bに記録保存するための履歴保存アプリケーション20aの他、各種のデータベース21a〜21gに記録保存された情報を利用することによりクライアント端末10aからの在庫問い合わせや商品検索等に対してその結果を提供する在庫管理アプリケーション20bと、商品の親子検索や商品検索を行う商品検索アプリケーション20cと、所定の担当者の検索を行う担当者検索アプリケーション20dと、作成したメールの送受信を行うメールアプリケーション20eと、クライアント端末10aから会話DB17に保存された会話データについて音声データの再生及び/又はテキストデータの閲覧の要求があるとそれをクライアント端末10aに提供する再生・閲覧アプリケーション20fと、会話DB17や応対DB21b等に記録保存された各種のデータを利用して分析を行うデータマイニング手段であるデータマイニングアプリケーション20gと、その他受注に関連した多数の業務を実行させための種々の業務アプリケーション20fと、を備えており、それらのアプリケーションに基づくインターフェースをクライアント端末10aに提供する。
コールセンタシステム1は、さらに、管理センタ8が設けられ、この管理センタ8は、LANに接続された、メールの送受信文などを保管するデータベースを保有すると共にメールの送受信を担当するメールサーバ39と、メールサーバ39と協働し担当者Cの管理する携帯情報端末(パーソナル・ディジタル・アシスタンス(PDA)端末)7b(以下、「PDA端末7b」という。)宛てのメールをプッシュモード(自動的にPDA端末がメールを受信するモード)でPDA端末7bに送信するPPPushサーバ35と、LAN経由で担当者C宛のメールの開封状況確認を行うための開封状況確認Webサーバ33と、LANにファイアウォール32を介して接続され、同時にインターネット4に接続され、インターネット4経由で担当者C宛のメールの開封確認を行うための開封確認Webサーバ31と、LANに接続されコールセンタ5経由の受発注のみならず他のルートでの受発注に関する情報を保管すると共に受注APサーバ20からのリアルタイムでの在庫問合せに対して在庫を確認し応答する、発注伝票の送信に伴い在庫引き当てを行う等の機能を有するホストコンピュータ37を備えている。
コールセンタシステム1は、また、PSTN2やインターネット4と接続されたモバイルネットワーク3を経由して、担当者Cが管理保有しオペレータB1からのメールその他による連絡を受ける携帯電話7a又は上述したPDA端末7bを備えている。また、営業所9内にはLANに接続された管理者用クライアント端末41及び担当者用クライアント端末43を備え、主として営業所内で管理者又は担当者Cがメールの確認や開封状況の確認を行う。これらは担当者Cが管理する携帯電話7aやPDA端末7bと同様の働きをする。
さて、受注APサーバ20のメールAP20eは、担当者検索AP20dを呼び出してクライアント端末10aにCTIサーバ15を介して入力された顧客の電話番号や氏名等の顧客情報データに基づいて顧客DB21eから顧客Aを担当する担当者Cを検索抽出し、抽出された担当者CのIDに基づいて担当者DB21dに記録されたその担当者Aのe−mailアドレスを特定し、そのメールアドレスを送信先に指定すると共に、作成された送信文を送信するメール機能を備えている。さらに、メールAP20eは、会話DB17や応対DB21bから顧客Aあるいは担当者CとオペレータB1の応対を記録した会話テキストデータを呼び出してそれを、クライアント端末10aの画面上に、図8に示すように、送信メール作成ウィンドウ部分に修正可能な状態で表示させるようになっている。これにより、オペレータB1は、担当者Cに対して顧客Aとの間で交わされた会話の内容を正確に送信メール本文に記載して担当者Cに送ることができる。尚、顧客Aからの問い合わせ内容の種類に応じて担当者Cが特定される場合についても同様にしてメールの送信手順が実行される。
また、メールAP20eは、送信メールに対して開封確認のためのポインタを送信メールに含ませると共に、送信された送信メールを開封確認フラグのレコードを付してメールDB21cに記録保存するようになっている。これにより、その履歴と開封確認状況の管理が行われる。ここで、ポインタとは、例えば、メールDB21cに保管された送信メールファイルの開封確認用フラグへのアクセスするためのアクセス情報を含む開封確認用Webサーバ上のページのURL(ユニバーサル・リソース・ロケータ)情報などである。
送信メールは、他の通常のメールと同様、社内のメールサーバ39により担当者Cの携帯電話7aやPDA端末7bに送信される。携帯電話7a宛のメールは、インターネット4とモバイルネットワーク3経由で送信される。担当者Cは、メールの着信を知ると、モバイルネットワーク3中のメールサーバ(図示せず)にアクセスしてメールの受信処理を行いそのメールを見る。一方、通信機能を有するPDA端末7b宛てのメールは、社内のメールサーバ39及びメールサーバ39と連携して動作するPPPushサーバ35によりLANやLANと協働する交換機などを含む通信網から、直接、モバイルネットワーク3(DoPa網)を経由して、PushモードでPDA端末7bへ送信される。この場合、メールサーバ39にアクセスして受信処理を行う必要はなく、自動的にPDA端末7bがメールを受信する。
次に、開封確認用Webサーバ31は、図10に示すように、担当者Cの携帯電話7a又はPDA端末7b宛てに送信されたメールに示されたポインタに基づいてアクセスがあるとSQL文を発行し、メールDB21c内に保管されている対応するメール情報の開封確認フラグを直接更新する方法でそれを開封状態に設定する開封制御アプリケーション31aを備えている。図11は開封確認フラグを備えたメールDB21cの一実施例である。図示されたメールDB21cではメールが開封されると開封確認フラグが削除されるように構成されており、図11では上から3つ目までは未開封であることが示されている。尚、開封確認フラグが付与されたメールが開封済みのメールであると設定することもできる。
インターネット4とモバイルネットワーク3(DoPa網)経由で携帯電話7aに送られたポインタを利用した場合には、モバイルネットワーク3からインターネット4を経由して、開封確認用Webサーバ31上のポインタにより特定されるURLの示すページにアクセスすることになる。一方、モバイルネットワーク3を経由して、PushモードでPDA端末7bへ送信されるルートで受信したメールの場合は、送信されたポインタ情報を使用して開封確認用Webサーバ31上のポインタにより特定されるURLの示すページにアクセスするルートは、基本的には、モバイルネットワーク3(DoPa網)から管理センタ8のPPPushサーバ35、ファイアウォール32を経由して、開封確認用Webサーバ31へ到達する経路が使用される。通信の設定条件によっては、携帯電話7aと同様に、モバイルネットワーク3からインターネット4を経由して、開封確認用Webサーバ上のポインタの示すページにアクセスするようにすることも可能である。
これにより、特定の担当者に対し顧客の問合せ内容を正確に伝えることが可能となる。
開封確認用Webサーバ31は、また、図10に示すように、後述する開封状況確認用Webサーバ33からSQL文である開封状況確認要求を受け取ると、その担当者C宛てのメールの開封状態を検索してその結果を開封確認用Webサーバ31に返送する開封結果返送アプリケーション31bを備えている。
開封状況確認用Webサーバ33は、担当者C宛てのメールが開封されたか否かの確認を行うためのサーバであり、オペレータB1の操作するクライアント端末10aのみならず、他の関係者の操作する管理者用クライアント端末41や担当者が社内で使用する担当者用クライアント端末43からの開封確認要求を受付ける。開封状況確認Webサーバ33は、図12に示すように、クライアント端末10a、管理者用クライアント端末41又は担当者用クライアント端末43からの開封確認要求を受付けると、その担当者C宛てのメールの開封状態を検索して開封状況の確認を行うSQL文を発行して開封確認用Webサーバ31に送る開封状況確認アプリケーション33aを備えている。そして、開封状況確認用Webサーバ33からの開封状況確認要求を受け取った開封確認用Webサーバ31は開封結果返送AP31bによりメールDB21c内に保管されている対応するメール情報の開封確認フラグを直接参照する方法で、開封状態の確認を行い、開封/未開封という結果を開封確認要求を送信してきたクライアント端末10a、管理者用クライアント端末41又は担当者用クライアント端末43の画面に表示する。これにより、オペレータB1や社内の他の関係者は、顧客Aの問合せ内容がその特定の担当者Cに届いているか否かを確認でき、届いていなければ追加的にその担当者Cに問合せ内容に対して注意を向けさせる措置をとることが可能となる。従って、その担当者Cは、迅速に顧客Aの問合せに対応することが可能になり、マーケティング・スペシャリストとしてのスキルを十分に発揮できるようになる。
次に、オペレータB1が、顧客Aとの応対の結果、担当者Cへの連絡の必要性を判断し、それが必要となった場合の流れについて図2を用いて説明する。
顧客Aから問い合わせの電話があると(ステップS1)、PSTN2から交換機13に入電しCTIサーバ15によりその電話が所定のオペレータB1の操作するクライアント端末10a及び電話端末11aに接続され、これによりオペレータB1が応答する(ステップS2)。ここで、顧客Aから注文があった場合において親子検索の必要性が生じた場合には親子検索を行う工程(ステップS5)に移る。尚、親子検索工程の詳細については後述する。親子検索の必要がなく顧客Aの注文内容が明確である場合には受注処理が行われる(ステップS6)。
そして、顧客Aに対する応対の中でオペレータB1が顧客Aを担当する担当者Cと連絡を取る必要があると判断した場合にはメールAP20eは担当者検索AP20dにより顧客DB21e、電話番号等から顧客Aを特定して顧客情報や問い合わせ内容から顧客DB21eや担当者DB21dを検索して連絡をすべき担当である担当者Cを抽出する。そして、選択された担当者Cのメールアドレスが、送信メールのアドレスとして設定されると共に、応対したオペレータB1が顧客Aと交わした会話テキストデータを保存する会話DB17やその履歴を管理する応対21bを利用して顧客AとオペレータB1の対話の会話テキストデータを利用して送信メール本文が作成される。そして、その担当者に宛ててメールが送信される(ステップS9)。送信する宛先としては、担当者の希望、会社の方針などに従って決められた、例えば、担当者Cの携帯電話7a又はPDA端末7b、その他のe−mailアドレス等である。
メールには開封確認のためのポインタが添付されると共に、開封確認フラグのレコードを付してメールDB21cに保管され、その履歴と開封確認状況が管理される。
担当者Cは、メールの着信を知ると、モバイルネットワーク中のメールサーバにアクセスしてメールの受信処理を行って自分宛のメールを見る(ステップS10)。これにより顧客Aの問合せ内容を正確に伝えることが可能になる。
メールを受信した担当者Cは、メールの内容を確認し、ポインタを使用して(例えば、メール中のURL部分をクリックするなどして)開封確認Webサーバ31にアクセスし、開封通知を送信する。開封通知を受け取った開封確認Webサーバ31はメールDB21c内に保管されている対応するメール情報の開封確認フラグを直接更新してそれを開封状態に設定する。
その後、オペレータB1が担当者Cから送信された返信メールを受け取ると(ステップS11)、その内容を確認して顧客Aに回答する(ステップS12)。これにより顧客の問い合わせやクレームに対して適切に回答されることとなる(ステップS13)。
次に、オペレータB1や他の関係者が担当者Cがメールを開封したか否かを確認するために開封状況の確認を行う場合の流れについて図15を用いて説明する。
オペレータB1の操作するクライアント端末10aの他、関係者の操作する管理者用クライアント端末41や担当者用クライアント端末43からの開封確認要求を開封状況確認用Webサーバが33受付けると(ステップS21)、開封確認Webサーバ31に対して開封確認指示を行う(ステップS22)。すると、開封確認Webサーバ31中の開封制御AP31aにより、確認をしたい担当者C宛てのメールの開封状態の確認を行い(ステップS23)、開封/未開封という結果を開封状況の確認を行ったクライアント端末10a、管理者用クライアント端末41、担当者用クライアント端末43の画面に表示する(ステップS24)。
次に、再生・閲覧AP20gは、さらに、クライアント端末10aから会話DB17に保存された会話データについて音声データの再生及び/又はテキストデータの閲覧の要求があるとそれをクライアント端末10aに提供する。すなわち、クライアント端末10aから顧客情報、受付者名、担当者名や応対日時等の情報を指定して受注APサーバ20に対して再生・閲覧要求が送信されると再生・閲覧AP20gは、閲覧・再生を希望する対象となる顧客A、担当者C、オペレータB1が行った会話データを特定するために入力された顧客ID、担当者ID、オペレータIDに基づき顧客DB21e、担当者DB21d、オペレータDB21gを検索して顧客A、担当者C、オペレータB1を特定する。そして、応対DB21bから特定した顧客A、担当者C、オペレータB1が関与した会話データを検索してリストアップする。このとき、会話が行われた日時データを元に絞込検索をさせて対象となる会話データの絞込みを行わせるように構成してもよい。
そして、リストアップされた会話データをクライアント端末10aの画面上に表示させ、その中から希望する会話データが指定されると会話DB17から該当する会話における会話音声データの再生及び/又は会話テキストデータの閲覧を行わせる。この場合、例えば、図13に示すような画面をクライアント端末10aの画面上に表示させ、その画面上に表示された音声再生ボタンをクリックさせることで所望の応対を選択して聞き返し、内容の再確認をし、あるいは、図8に示す画面を表示した状態で、画面の左下にある音声再生ボタンをクリックさせることで該当する会話における会話音声データの再生及び/又は会話テキストデータの閲覧を行わせることができる。
これにより、オペレータB1が顧客Aと行った会話内容や担当者Cとの会話内容を再確認でき、顧客Aに回答を返す前に、顧客Aとの対応から特定の担当者Cの回答までを再確認することも可能になり、顧客Aの問合せ内容に対して正確に回答することができる。これにより、顧客Aの信頼を損ねる事態が生じることを回避できる。また、オペレータB1に関する対顧客、対担当者のすべてのやり取りが記録されることから、後日のトラブルに関しても、正確な状況の確認が可能となり、正しい対応をとることが容易となる。
一方、担当者Cが、担当者Cに送信されたメールに含まれるメールを送信したオペレータ名等により、オペレータB1からの問い合わせに関して回答をするオペレータを特定し、携帯電話7aによりモバイルネットワーク3やPSTN2を経由して、コールセンタ5のオペレータB1に音声回線を接続して回答を行う。そして、顧客Aからの問い合わせに対する回答についての担当者CとオペレータB1との間の会話音声は、顧客AとオペレータB1の場合と同様に、クライアント端末10a中の音声認識AP12aによりテキストデータに変換される。会話音声データとテキスト化された会話テキストデータは、ユニークなファイル名を持つひとつのVTEXTファイルとして、会話DB17内へ保存される。同時に、この応対は、受注APサーバ20の履歴保存AP20aにより、応対DB21bに、VTEXTファイルと関連付けがなされた形で保存される。これにより、担当者CとオペレータB1との間の対応などの記録を完全にすることができる。
次に、データマイニングAP20gは、クライアント端末10aの音声認識AP12aによりテキストデータに変換された会話テキストデータを会話DB17に保存する際、あるいは、「顧客AとオペレータB1の応対内容」と「会話DB17に保管したそれに関連するデータ」とを対応付けて応対DB21bに保存する際のデータに、クレームや顧客Aからの依頼内容に応じ、データマイニングを目的とした、例えば、(1)誤出庫、誤配送、商品違い関連、(2)商品未納関連、(3)催促関連(納品催促や電話催促依頼など)、(4)その他のクレーム、(5)カスタマ・サポートセンタ(CSC)関連、(6)ドラッグ・インフォメーション(DI)関連、(7)注文に際しての依頼関連(送付先、時間指定、至急など)、(8)その他の依頼、(9)キャンセル関連(発注キャンセル、在庫なしキャンセル、交換、訂正)などのフラグを付加して保存する。そして、応対DB21bに保存されているデータに付加されたフラグと会話DB17に保存された情報内容、例えば、会話のテキストデータから抽出されたキーワード等を基に品揃えや分割品、適正在庫、適正出庫、担当者評価、顧客評価、業務手法評価などの分析を行う。これにより、種々の側面での顧客との応対の改善、会社の業務運用の見直し、改善点の把握による業務の効率化を図ることができる。
次に、商品検索AP20cは、顧客Aの問い合わせに対するオペレータB1の応対に際して顧客Aがある子商品の名称を上げてその子商品に関係する別の子商品を注文したいがその子商品名が不明である場合に、親子検索用データベース21fを用いてその不明な子商品の検索を行う。具体的には、データセンタ6には、商品の各種情報を管理するデータベースである商品DB22aと、商品の付随情報、親子・従属関係などを管理するデータベースである分類検索DB22bから構成される上述した親子検索用DB21fを備えており、商品検索AP20cは、クライアント端末10aからある子商品の商品名が入力されるとそれを基に商品DB22aからその子商品のコードを検索し、その子商品に対して適合する親商品のコードを分類検索DB22bから検索する。そして、検索された親商品(本体)のコードから商品DB22aを参照して親商品の商品名をクライアント端末10aの画面上に表示させる。表示された親商品に基づきそれに適合する子商品の検索指示がクライアント端末10aからなされると分類検索DB22bからそれに適合する子商品を検索しそその結果として得られたひとつあるいは複数の子商品を再びクライアント端末10aの画面上に表示する。このとき、複数の親商品が検索結果として得られた場合にはクライアント端末10aでいずれかの親商品を指定する。オペレータB1は、子商品から親商品を経由した検索の結果得られた子商品情報を基に顧客に回答を行う。
より詳細に説明すると、一例として、顧客からの、「血糖測定器の試験紙が欲しいのだが、どの試験紙なのか分からない。同じ血糖測定器で使用している穿刺針は分かるのだが。」という問合せを取り上げ、回答までの手順について図3を用いて説明する。また、この手順に関して、受注APサーバ20がクライアント端末10aに提供し、オペレータB1が使用するクライアント端末10aの画面上でのオペレータB1の操作とそれに伴う表示画面の説明を図14に示す。
初めに、受注APサーバ20の商品検索AP20cにより以下の処理が実行される。すなわち、オペレータB1が顧客Aから「穿刺針」の名前を取得し、図14に示すクライアント端末10aの画面に示された右下方の「付属(子商品)商品名」の入力欄101に穿刺針の名前「キッセイランセット」を入力し「付属品検索」ボタン103をクリックして検索を行う(ステップS51)。すると、商品DB22aにアクセスして検索が行われ、ヒットした「キッセイランセット25G」が、画面の右上方の「子商品(付属品)側ウィンドウ」105に表示される(ステップS52)。ここで、この場合の商品DB22aと分類検索DB22bの一実施例を図16に示す。
次に、「キッセイランセット25G」を選択して「関連←」ボタン107をクリックすると、「子商品(付属品)側ウィンドウ」105に表示された商品名を基に商品DB22aから子商品のコードが検索され、分類検索DB22bを使用して、子商品と親商品間の商品コード対応データに基づき親商品(本体)のコードが検索され、商品DB22aを使用して親商品のコードから商品名が得られ、画面の左上方の「親商品(本体)側ウィンドウ」109に表示される(ステップS53)。今回の場合、親商品として「フリースタイルキッセイメーター」「フリースタイルキッセイセット」がヒットし、画面の左上方の「親商品(本体)側ウィンドウ」に一覧表示される。
次に、「親商品(本体)側ウィンドウ」に表示された親商品の中から「フリースタイルキッセイメーター」を選択して「関連→」ボタン111をクリックすると(ステップS54)、選択された親商品の商品名を基に商品DB22aからその親商品のコードが検索される。次いで、分類検索DB22bを用いて、親商品と子商品間の商品コード対応データに基づき子商品(付属品)のコードが検索され、商品DB22aを使用して子商品のコードから商品名が得られ、画面の右上方の「付属品(子商品)側ウィンドウ」105に表示される。今回の場合、「フリースタイルキッセイメーター」の子商品として「キッセイランセット25G」を初めとして、「フリースタイルキッセイ穿刺器」「キッセイグルコースコントロール器」「キッセイグルコースコントロール液(4ml)」「フリースタイルキッセイセンサー」がヒットし、「子商品(付属品)側ウィンドウ」に一覧表示される(ステップS55)。オペレータB1は、表示された一覧表示を見て、該当する試験紙は「フリースタイルキッセイセンサー」と知ることができ、顧客Aにそれを回答することができる。図14に示す画面構成(インターフェース)を用いて、親商品あるいは子商品の一覧表から目的の商品を選択することと、「関連←」ボタン107をクリックしついで、「関連→」ボタン111をクリックするのみで、子→親→子の商品検索を簡単に行うことができる。
尚、図2中には、上記の検索を行った後、顧客Aとの応対の状況に応じて、受注処理を行うブロックが示してある。オペレータB1が顧客Aとのやり取りの中で、受注処理の必要が生じると受注APサーバ20中の受注処理用の業務AP20fが起動され、クライアント端末10aに表示される画面に従って商品名や数量などを入力し、リアルタイムでホストコンピュータ37に対して在庫紹介を行い、在庫の有無を確認する。在庫紹介は、顧客Aからの要請がある毎に実行することができる。受注内容が決定すると、業務AP20fにより発伝(伝票の発出)処理が行われ、ホストコンピュータ37においては在庫引き当てが行われ商品が確保される。また、その注文を確定するに際して担当者Cに確認すべき事項がある等により受注内容が決定しない場合などは、発伝前の状態で受注処理を中途で保留することができる。
本発明に係るコールセンタシステムの一実施形態におけるシステム構成図である。 コールセンタでの業務の流れを示す業務フロー図である。 親子検索の流れを示すフローチャートである。 コールセンタの設備を示すシステム図である。 音声認識システム及び会話DBを示すブロック図である。 顧客DBを示す図である。 応対DBを示す図である。 メールの作成画面の一実施例を示す図である。 受注APサーバのブロック図である。 開封確認Webサーバの動作を示すブロック図である。 開封確認フラグを備えたメールDBの一実施例を示す図である。 開封状況確認Webサーバの動作を示すブロック図である。 聞き返しのためのリストの画面の一実施例を示す図である。 親子検索のための画面の一実施例を示す図である。 開封状況の確認の流れを示すフローチャートである。 商品DBと分類検索DBから構成される親子検索DBを示す図である。
符号の説明
A 顧客
B1、B2、B3 オペレータ
C 担当者
1 コールセンタシステム、 2 PSTN
3 モバイルネットワーク、 4 インターネット
5 コールセンタ、 6 データセンタ
7a 携帯電話、 7b PDA端末
8 管理センタ、 9 営業所
10a、10b、10c クライアント端末
11a、11b、11c 電話端末、 12a 音声認識AP
13 交換機 14 発着信制御部
15 CTIサーバ 16 音声認識サーバ
16a 音声認識辞書、 16b タイマ
17 会話DB 20 受注APサーバ
20a 履歴保存AP、 20b 在庫管理AP
20c 商品検索AP、 20d 担当者検索AP
20e メールAP、 20f 再生・閲覧AP
20g DマイニングAP、 20h 業務AP
21a 受注DB、 21b 応対DB、 21c メールDB
21d 担当者DB、 21e 顧客DB、 21f 親子検索DB
21g OPDB、 31 開封確認Webサーバ
31a 開封制御AP、 31b 開封結果返送AP
32 ファイアウォール、 33 開封状況確認Webサーバ
33a 開封状況確認AP、 35 PPPushサーバ
37 ホストコンピュータ、 39 メールサーバ
41 管理者用クライアント端末、 43 担当者用クライアント端末

Claims (9)

  1. 顧客からの注文や問い合わせに対して回答を行うコールセンタシステムにおいて、
    コールセンタに備えられたクライアント端末に入力された顧客からの電話による注文や問い合わせとそれに対するオペレータの応答によって行われる会話からなる音声データを音声認識システムによりテキストデータに変換する手段と、
    変換された前記テキストデータと前記音声データとを関連させて会話データベースに記憶保存する手段と、そして、
    予め顧客データベースに記録保存された前記顧客を特定するための顧客特定データと、予めオペレータデータベースに記録保存された前記顧客の問い合わせに対して応対したオペレータを特定するためのオペレータ特定データと、予め備えられたタイマ手段により提供される前記顧客と前記オペレータとの会話が行われた日時を特定するための日時データと、を読み出して前記会話データベースに記録保存された前記テキストデータ及び前記音声データと関連付けることにより前記顧客とオペレータとの会話の履歴を履歴データとして応対データベースに記憶保存する手段と、
    を有することを特徴とするコールセンタシステム。
  2. 請求項1に記載のコールセンタシステムにおいて、
    商品を親商品とそれに付随して使用される子商品にそれぞれ分類すると共に、当該親商品と子商品とを互いに関連させて構築した親子検索用データベースを記憶保存する手段と、
    ある子商品を特定するために入力された入力情報に基づいて前記親子検索用データベースから関連する一又は複数の親商品を検索してその結果を表示する手段と、
    表示された一又は複数の前記親商品からそれに関連する一又は複数の子商品をさらに検索してその結果を表示する手段と、
    を有することを特徴とするコールセンタシステム。
  3. 請求項2記載のコールセンタシステムにおいて、
    前記親子検索用データベースは、
    子商品に付与されたコードデータから親商品に付与されたコードデータを検索するための各コードデータの対応関係と、親商品のコードデータから子商品のコードデータを検索するための各コードの対応関係とをそれぞれ記録保存した分類検索データベースと、
    前記子商品に付与されたコードデータ及び前記親商品に付与されたコードデータとそれぞれの商品名称との対応関係を記録保存した商品データベースと、
    を備えて構成されることを特徴とするコールセンタシステム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のコールセンタシステムにおいて、
    顧客ごとに割り当てられた担当者又は顧客からの問い合わせ内容に応じて割り当てられた担当者の対応関係を前記顧客特定データ又は顧客からの問い合わせ内容ごとに予め付与された問合せコードに基づいて構築した担当者データベースを記録保存する手段と、
    前記顧客特定データ又は前記問合せコードに基づいて前記担当者データベースの中から特定の担当者を検索抽出する手段と、
    抽出された前記担当者のメール受信可能な携帯電話、携帯情報端末(PDA)、もしくはその他のe−mail受信可能な端末である担当者端末に関する情報を前記担当者データベースに予め記録されたデータに基づき抽出すると共に、前記会話データベースに保管された顧客とオペレータとの会話内容を記録した前記テキストデータを基に作成された問い合わせ内容と開封確認用のポインタとを含むメールを送信する手段と、そして、
    送信したメールを記録保存するメールデータベースに、送信した前記メールを開封確認フラグを付して記録保存する手段と、
    をさらに有することを特徴とするコールセンタシステム。
  5. 請求項4記載のコールセンタシステムにおいて、
    担当者が自己宛のメールを開封したことを示す開封通知情報であって、受信したメールに付された開封確認用の前記ポインタに基づいて前記担当者端末から送信される開封通知情報を受け取る開封確認用Webサーバを備え、
    前記開封通知情報を受信した前記開封確認用Webサーバは、当該開封通知情報に基づいて前記メールデータベース内に記録保存されている当該メールの開封確認フラグを開封状態に設定する手段と、
    をさらに有することを特徴とするコールセンタシステム。
  6. 請求項5記載のコールセンタシステムにおいて、
    さらに、開封状況確認用Webサーバを備え、
    前記開封状況確認用Webサーバは、前記クライアント端末から特定の担当者に宛てて送信されたメールの開封状況についてコールセンタ内の当該クライアント端末、前記担当者端末又は別途接続された他のクライアント端末からの問合せ入力を受付けると共に、前記メールデータベース内に記録保存されているメールの開封状態を示す前記開封確認フラグに基づいて当該特定の担当者に宛てたメールが開封されているか否かの検索を行う手段と、そして、
    その検索結果を開封状況の確認が可能なように表示する手段と、
    を有することを特徴とするコールセンタシステム。
  7. 請求項4から6のいずれか1項に記載のコールセンタシステムにおいて、
    顧客からの問合せに対する回答を行うべき担当者と前記顧客に対して回答を行うべきオペレータとの間で行われる会話からなる音声データを当該オペレータが操作する前記クライアント端末に入力し、当該クライアント端末に搭載された前記音声認識システムにより前記会話内容である前記音声データをテキストデータに変換する手段と、
    変換された前記テキストデータと前記音声データとを関連させて会話データベースに保管する手段と、そして、
    前記担当者データベースに記録された担当者を特定するための担当者特定データと当該担当者と会話を行ったオペレータを特定するためのオペレータ特定データ及び当該担当者とオペレータとが会話をした日時における日時データを前記会話データベースに記録保存した前記テキストデータ及び前記音声データと関連付けることにより担当者とオペレータとの会話の履歴を履歴データとして応対データベースに記録保存する手段と、
    をさらに有することを特徴とするコールセンタシステム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のコールセンタシステムにおいて、
    前記クライアント端末において前記会話データベースに記録保存されたテキストデータを閲覧し及び/又は音声データを再生することを可能とする手段を備え、これにより顧客とオペレータとの会話内容及び/又は特定の担当者とオペレータとの会話内容を文字及び/又は音声で再確認することができるようにされたことを特徴とするコールセンタシステム。
  9. 請求項7又は8に記載のコールセンタシステムにおいて、
    前記音声認識システムにより変換された顧客とオペレータとの会話、担当者とオペレータとの会話情報である前記テキストデータ及びそれらの履歴を示す前記履歴データを各データベースに保存する際に、前記テキストデータに含まれるキーワードに基づき所定のカテゴリーごとに定められたフラグを付して分類することによってデータマイニングを目的としたデータの保存を行う手段と、そして、
    前記フラグと会話のテキストデータから抽出されるキーワードを基に種々の情報分析をするためのデータマイニング手段と、
    をさらに有することを特徴とするコールセンタシステム。
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