JP2003106515A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JP2003106515A
JP2003106515A JP2001299738A JP2001299738A JP2003106515A JP 2003106515 A JP2003106515 A JP 2003106515A JP 2001299738 A JP2001299738 A JP 2001299738A JP 2001299738 A JP2001299738 A JP 2001299738A JP 2003106515 A JP2003106515 A JP 2003106515A
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fuel
tank
oil
refueling
combustion
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JP2001299738A
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Masahiko Goto
昌彦 後藤
Kazuo Yamazaki
和雄 山崎
Mamoru Morikawa
守 守川
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Sharp Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】給油タンクの燃料補給のときにひっくり返すこ
となく、手に燃料の付着がない液体燃料燃焼装置を提供
する。 【解決手段】給油タンク12からの燃料を送油ポンプで
送り、気化器15で加熱気化させてバーナ16で燃焼さ
せる液体燃料燃焼装置において、給油タンクの下方に一
時的に燃料を溜める燃料タンクを廃止し、給油タンクを
本体に装着したときに燃焼部に至る燃料経路に接続する
接続手段13を設け、給油タンク12は本体下方より取
り出し自在とし、接続手段13をタンク取り出し方向の
上流側に配設し、手を汚さずにタンクの出し入れをスム
ーズを行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油ファンヒータ
等の暖房機器の液体燃料燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冬季の暖房機器として石油ファン
ヒータが一般家庭などに広く用いられている。図28
は、従来の石油ファンヒータの一例を示す概略的な一部
省略正面断面図、図29はその側面断面図である。図3
0は給油タンクの給油キャップと受け具の断面図であ
る。
【0003】図28に示すように、石油ファンヒータ本
体201内部側方には、灯油などの液体燃料204を予
め注入して備蓄しておくための給油タンク202が配設
されており、該給油タンク202の下方に連結された燃
料タンク203に充分な量の液体燃料204が供給され
る。
【0004】燃料タンク203に収容された液体燃料2
04は、燃料圧送用電磁ポンプ205により送油パイプ
206を経由して気化器207に導かれる。ここで気化
器207に設けた気化器ヒータ(図示せず)により、送
られてきた液体燃料204を気化させる。209は燃焼
室であり、その底部には、バーナ208が支持固定され
ている。
【0005】気化器207により気化された燃料ガス
は、ノズルから勢い良く噴射されて燃焼用の空気と共に
バーナ208に導入され炎口208aで燃焼し、燃焼室
209内の空気が加熱される。そして、図29の矢印で
示すように、本体201背面に設けられた単相誘導モー
タなどからなるファンモータ210に取付けた送風ファ
ン211により、フィルター212を介して吸い込んだ
室内の空気を燃焼室209内の加熱された空気や燃焼ガ
スと共に温風として吹出回213から室内に吹き出す。
【0006】一方、炎口208aのやや上方に設けたフ
レームセンサ214は燃焼炎による炎電流を検知するも
ので、予め設定した値以上の炎電流を検知すると、ファ
ンモータ210に通電し、これに伴い送風ファン211
が回転して、室内から吸い込んだ空気を温風として吹出
口213から室内に吹き出される。このとき、室温サー
ミスク215で室温を検知し、室温と設定温度との温度
差に基づいて制御装置(図示せず)が前記燃料圧送用電
磁ポンプ205の駆動を制御することにより、液体燃料
204の気化器207への供給量を調節し、バーナ20
8での燃焼炎の火力を調節する。
【0007】例えば、室温の低い時に石油ファンヒーク
の運転を開始すれば、気化器207へ液体燃料204の
供給量を多くして室温を急速に設定温度まで上昇させ、
その後は液体燃料204の供給量を調節して設定温度付
近で一定に維持する。
【0008】また、図30に示すように、給油タンク2
02の燃料の補給は給油タンク202を本体201より
取り出し、上下方向を逆にし、給油タンク202の弁部
を有する給油キャップ216を外し、口金217から燃
料を注入し、燃料が給油タンク202に供給されたこと
を確認した後、口金217の螺子部に給油キャップ21
6を締め付け、給油キャップ216が下になるようにひ
っくり返し、本体201に挿入し、燃料タンク203の
上面に取り付けられて受け具218に給油キャップ部2
16を挿入し、燃料タンク203の上に載置する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の石油
ファンヒータでは、給油タンクの燃料補給のため、本体
より取り出し、給油キャップを上に向けるため給油クン
クをひっくり返す必要があり、また燃料供給後、給油キ
ャップを締め、本体に挿入するため、もう一度給油タン
クを上下方向で逆にさせる必要があり、取り扱いが煩わ
しい。
【0010】さらに、給油キャップの締め付けは口金部
と螺子締めとなっており、給油キャップの締めつけ不充
分のときには、給油タンクをひっくり返したときに給油
キャップが外れたり、燃料が流出するという問題があっ
た。特に高齢者社会において、握力の低下により螺子を
締めつける力が下がるため、その改善が望まれていた。
【0011】また、燃料タンクヘ燃料を供給するとき、
油面が給油口キャップの弁部まで上昇し、空気の置換に
より定油面を保ちながら給油タンク内の燃料を供給する
ため、給油口キャップの弁部は常に燃料で濡れている状
態にある。従って、給油タンクに燃料を補給するために
給油キャップを外すときに、手に燃料が付着して螺子を
締めつける際に滑ってしまうと同時に、手がくさくな
る、あるいは汚れるという問題があった。
【0012】本発明は、上記課題に鑑み、給油タンクの
燃料補給のときにひっくり返すことなく、手に燃料の付
着がない液体燃料燃焼装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、本体内に取外し自在に装着される給油タ
ンクと、燃料を気化させる気化部、及び気化した燃料ガ
スを燃焼させるバーナを備えた燃焼部と、給油タンクの
燃料を気化部に送る送油ポンプと、前記給油タンクを本
体に装着したときに給油タンクから前記燃焼部に至る燃
料経路に接続する接続手段とが設けられ、前記給油タン
クを本体の下方より取り出し自在にしたことを特徴とす
る液体燃料燃焼装置を提供するものである。この構成に
よると、タンクを上下せず、手を汚さずに給油ができ
る。
【0014】また、前記給油タンクに設けた接続手段
が、本体下方より取り出す際に、その取り出し方向の上
流側に配設したことを特徴とする液体燃料燃焼装置も提
供することができる。この構成によると、タンクの接続
手段を本体の後側に設けたことでタンクの出し入れがス
ムーズに出来る。
【0015】また、前記給油タンクに設けた接続手段
が、給油タンクの上面より上方に配設したことを特徴と
する液体燃料燃焼装置も提供することができる。この構
成によると、タンクより上方に接続手段を設けたことに
より燃料漏れを防ぐことができる。
【0016】また、前記燃料経路は、燃料を給油タンク
から接続手段および送油ポンプを経て燃焼部へ送る送油
経路と、燃焼部から接続手段を経て給油タンクに戻す戻
り経路とを備えたことを特徴とする液体燃料燃焼装置も
提供することができる。この構成によると、構造が簡単
で、送油経路を遮断する機能が不要である。
【0017】また、前記燃料経路は、給油タンクから接
続手段及び送油ポンプを経て燃焼部に至る経路としたこ
とを特徴とする液体燃料燃焼装置も提供することができ
る。この構成によると、燃料経路を遮断する機能が不要
である。特に、気化部と燃焼部とが一体化された燃焼方
式、例えば、JIS S3030に規定するポット式、
圧力噴霧式、回転霧化式、ジェット噴霧式の燃焼方式の
液体燃料燃焼装置に採用すれば、気化部から未燃焼ガス
を戻す必要がないので戻り経路が不要となるので好適で
ある。
【0018】また、気化式燃焼方式であっても送油経路
を戻り経路と兼用させる態様も採用することができる。
すなわち、前記燃料経路は、給油タンクから接続手段お
よび送油ポンプを経て燃焼部に至る経路を備え、消火時
に燃焼部の噴出口を閉塞状態にして送油ポンプの吐出弁
を開放状態にしたことを特徴とする液体燃料燃焼装置も
提供することができる。この構成によると、消化時に噴
出口を閉塞状態として燃料経路の内圧を高め、送油ポン
プの吐出弁を開放状態とし、燃料経路を給油タンクへの
戻り経路として利用しているので、戻り経路が不要であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る石油暖房機器
の本体前面斜視図、図2は図1の本体背面斜視図であ
る。図に示すように、1は燃焼部や給油タンクを収納し
ている本体、2は室内に温風を吹出す吹出口、3は運転
状態を変えるスイッチ類が収まっている操作部、4は給
油タンクの取出し口の開閉をするタンク蓋、5は本体を
載置する置台、6は本体の外観部の前面をカバーする前
板、7は本体の外観部の側面と背面をカバーする側裏
板、8は本体の外観部の上面をカバーする上板、9は室
内の空気を吸い込む対流用ファン、10は対流用ファン
をガードと挨を除去付着する対流用ガード、11は室内
温度を検知する温度センサーである。
【0020】図3は、図1の石油暖房機器の燃焼装置・
経路の概略図である。12は本体より取外し自在の給油
タンク、13は本体に給油タンクを装着したときの送油
側の接続手段、14は給油タンクの燃料を気化器に送る
送油ポンプとしての電磁ポンプ、15は電磁ポンプから
の燃料を加熱して気化ガスにする気化器、16は気化器
の気化ガスをノズルから噴出して燃焼空気と混合して燃
焼するバーナ、17は本体に給油タンクを装着したとき
の戻り油側の接続手段、18は経路に空気を送る機構を
接続手段に設けた空気弁である。
【0021】給油タンク12の接続手段13と電磁ポン
プ14の間は配管21で、電磁ポンプ14と気化器15
の間は配管22で、気化器15と接続手段17の間は戻
り油配管23でそれぞれ接続されている。
【0022】給油タンク12と燃焼部側とを接続する接
続手段としては、給油タンク12から電磁ポンプ14へ
の通路の途中に設けた第1接続手段13と、気化器15
から給油タンク12への未燃焼ガスを戻す戻り油通路の
途中に設けた第2接続手段17とがある。各接続手段1
3,17は、給油タンク12側の接続ジョイント13
a,17aと、この接続ジョイントを着脱自在に装着す
る燃焼部側の接続ジョイント受け13b,17bとから
構成されている。そして、本実施形態では、両接続ジョ
イント13a,17aが一体化され、また、接続ジョイ
ント受け13b、17bも一体化されている。
【0023】図4は図1の本体の前板側を一部カットし
た状態図である。図に示すように、本体1の正面からみ
て、上側には燃焼部25が、下側には給油タンク12や
電磁ポンプ14が配設されている。本体1の上側は、バ
ーナ16や気化器15を組み込んだ燃焼部25と、燃焼
部25の周囲を囲う燃焼部枠26と、燃焼部枠26の前
面上方部を被う燃焼部枠前27とを備えている。
【0024】燃焼部25は、燃料を加熱して気化ガスに
する気化器15と、気化器15からの気化ガスと空気を
混合して燃焼させるバーナ16と、バーナ16を収納す
るするバーナボックス28と、バーナボックス28を固
定するバーナ仕切り板29と、バーナ16の炎を囲む燃
焼室30とから構成されている。
【0025】図5および図6は気化器およびバーナ部の
構成図である。図に示すように、気化器15は、燃料を
加熱して気化する気化素子15aと、この気化素子15
aで気化された燃料ガスを噴出するノズル31と、この
ノズル31の穴を開閉するニードル32と、このニード
ル32に連接されてニードル32を移動させるソレノイ
ドバルブ33と、気化素子15aに燃料を供給する燃料
入口15bと、運転停止時に気化器15内部の燃料ガス
を送り出す戻り油配管23と、バーナ16の燃焼熱を回
収する熱回収部15cとから構成されている。
【0026】気化素子15aは、セラミックの細かい粒
子を円筒状に焼結したもので、燃料を気化した際に発生
するタール分は気化素子15aの表面から内部に向かっ
て堆積される。気化器15の燃料入口15bは、外側の
ステンレスパイプ34と、内側の銅パイプ22との二重
構造となっている。ステンレスバイプ34としたのは、
気化器15からの熱伝導を低下させ、気化器15に入っ
てくる燃料の温度上昇を抑えるためである。また、ステ
ンレスパイプ34の径を銅バイプよリも大きくして、ス
テンレスパイプ34から銅パイプに伝わる熱伝導をさら
に抑制するようにしている。なお、銅パイプ22の先端
は、気化器15より外側の位置までとなっている。
【0027】ソレノイドバルブ33は、電磁コイル33
aと、可動片33bと、吸着片33cと、押圧用スプリ
ング33dとから構成され、電磁コイル33aへの通電
・非通電により、可動片33bが吸着片33cに吸着・
離脱して、可動片33bに装着されているニードル32
が移動して、気化器15のノズル31の穴部を開・閉口
するようになっている。
【0028】バーナ16は、気化器15で気化した燃焼
ガスと一次燃焼空気とを混合する混合管16aと、混合
された燃焼ガスを燃焼させる炎口16bとから構成され
ている。
【0029】燃焼部枠26は、図7に示すように、逆U
字形の箱状をした形状で、対流用ファン9より室内の空
気を吸い込んで燃焼室30の熱を奪った空気が通る通路
を形成するもので、本体上の側裏板7の左側面部・背面
部と置台5にツメや螺子で固定されている。この燃焼部
枠26は、上方前側を斜め部分にカットした斜面部26
aが形成され、前面部には吹出口2のルーバーを固定す
る係止部が設けられている。
【0030】燃焼部枠26の斜面部26aには、バーナ
16や気化器15を組み込んだ燃焼部25を装着した後
に、燃焼部粋前27が本体1の前方部より斜め上方に装
着されている。この燃焼部枠前27は、対流用ファン9
で吸込んだ空気を本体1前面部の吹出口2に導くための
もので、表側には対流用ファン9が何らかの要因で風量
が減少した際に本体を保護する過熱防止装置が設けられ
ている。また、構成は二重構造をし、局部的な熱影響を
防止している。
【0031】バーナボックス28は、図7および図8に
示すように、箱状をした形状で上方が開放状態で、底面
側にはバーナ16を取り付けるための略長方形した角穴
が形成され、側面側には点火用ヒータ35とフレームセ
ンサー36の取付け穴が設けられている。
【0032】バーナ仕切板29は、図7および図8に示
すように、左右両端と背面側を上向きに折曲げ、前面側
を斜め下方に折り曲げ、中央部にはバーナボックス28
に取付けたバーナ16の燃焼炎が通過する略長方形した
角穴が形成され、燃焼室30の取付け穴が複数配設して
いる。
【0033】バーナカバー37は、図7および図8に示
すように、逆山形をした形状で、バーナ16の下方に設
けられ、内側に断熱材を貼り付け状態で、バーナボック
ス28に固定される。このために、燃焼音の吸収と、バ
ーナ自体の温度の低下を防止する。
【0034】燃焼室30は、図7に示すように、バーナ
16の燃焼炎を四方から囲い、上方の前面側に開口部が
形成されたもので、燃焼室前38と燃焼室後39とから
構成されている。燃焼室前38は左右を内側に折り曲
げ、上方を僅かに内側に傾斜させ、下側は外側に折曲加
工され、耐熱材料を使用して異常燃焼時の焼損を防止で
きるようになっている。
【0035】燃焼室後39は、上面からみて逆U字形を
し、左右の前面部は内側に縁立部を折曲げ、上方は内側
に傾斜させ、下側は外側に折曲加工され、左右側面部で
は背面側と前面側に切起こし片39a,39bをそれぞ
れ設け、対流用ファン9からの風の一部を流入させ、二
次燃焼空気として燃焼性を向上させ、燃焼温度の低下を
図るようになっている。また、燃焼室後39の背面部上
方には内側にくの字に押し出した形状で、その部分に空
気穴39cを設け、対流用送風機からのファン9の一部
を流入させ、二次燃焼空気として燃焼炎の立ちあがりを
押えるようにしている。燃焼室前38、後39ともに内
側、外側の表面に耐熱塗装若しくは黒色処理を施し、耐
熱性の向上を図っている。
【0036】本体1の下側は、図4および図9に示すよ
うに、本体1前面のタンク蓋4を開閉して給油タンク1
2を収納する収納部4aが設けられ、この収納部4aに
は、本体より取外し自在の給油タンク12と、給油タン
ク12を本体装着時に燃焼部側と経路接続する接続手段
13,17と、給油タンク12の燃料の量を検出する燃
量検知手段69及び給油タンク内の水の有無を検出する
水検知手段68とが設けられている。燃量検知手段69
および水検知手段68は、タンク底面の検知ダイ40に
配設されている。
【0037】収納部4aの周囲には、給油タンク12を
収容するために、本体内を仕切るタンクガイド41が設
けられ、このタンクガイド41の右後部にはタンクガイ
ド固定板42が固定され、この固定板42に第1接続手
段13および第2接続手段17のジョイント受13b,
17bと、電磁ポンプ14とを配管で連通状態で固定さ
れている。
【0038】このように、給油タンク12の下方に燃料
タンクが配設されていない構成のために、燃料タンク分
の容積分が給油タンクの容量の増大や本体の容積を縮小
することが出来、使用場所のスペースが小さくなり、場
所を取らないメリットがある。
【0039】本体1の下側のタンク蓋4を開閉して、給
油タンク12を収納する収納部4aの挿入箇所の形状
は、図4に示すように、タンク蓋4の内側に、給油タン
ク12の形状よりひとまわり大きく略同形状をした形状
にしている。
【0040】給油タンク12は、図9に示すように、略
直方体をした形状で、上面側からみて、略長方形をし、
コーナーはR形状をしている。上面には持ち運びをする
ための手の握り部に樹脂をもうけた金属製線材の把手4
3と、燃料を注入する給油口44と、給油口44を閉塞
する手段19とが設けられている。また、給油タンク1
2の前面には、タンク内の燃料を視認する油量計46が
設けられ、また給油口44と反対側の上面には第1接続
手段と第2接続手段の接続ジョイント13a、17aを
一体化した接続ジョイント部47が設けられている。
【0041】給油タンク12の底面側には、図9に示す
ように、水検知手段68および燃量検知手段69を構成
する一構成部品が配設され、その構成部品の外側の周囲
にはこれらを保護するためと、給油時の給油タンク12
の水平を保持するためのタンクダイ50が溶着状態で設
けられている。
【0042】送油側の接続ジョイント13a及び戻り油
側の接続ジョイント17aを一体化した接続ジョイント
部47は、給油タンク12の上面において右後部に配設
されている。この接続ジョイント部47は、図10およ
び図11に示すように、パッキン53を介してジョイン
ト押え板54で給油タンク12の上面に螺子で固定さ
れ、ジョイント押え板54の切起こし片54aと平坦部
54bで、接続ジョイント部47の上面と正面を螺子で
固定し左右のずれ防止をはかっている。さらに、図10
の2点鎖線で示すように、接続ジョイント部47にクッ
ションカバー120を外装してジョイント部47を保護
するようにしてもよい。
【0043】接続ジョイント部47は、図11に示すよ
うに、給油タンク12と電磁ポンプ14を結ぶ経路の給
油タンク側の第1接続ジョイント13aと、気化器15
から給油タンク12に戻る経路の給油タンク側の第2接
続ジョイント17aとからの構成される。
【0044】各ジョイント13a,17aは、ジョイン
ト本体55、弁機構56、弁押え57、および弁押えO
リング58から構成されている。各弁機構56は、弁体
59と、弁体用Oリング60と、弁体スプリング61と
からなりたっている。また、戻り油側の接続ジョイント
17aには、上記構成に付加して後述のように圧力弁機
構700が付設されている。
【0045】各ジョイント本体55は、図11に示すよ
うに、円筒状の胴体部55aと、その後端部から後方に
向かって徐々に径を狭くした筒状テーパー部(閉止面)
55bと、このテーパー部55bの後端に所定の径を大
きさを所定長さ維持する筒状部55cとが連続形成され
ている。
【0046】弁機構56の弁体59は、給油タンク12
から電磁ポンプ14への通路と、気化器15より給油タ
ンク12への通路を遮断するための弁機構のもので、ジ
ョイント本体55のロート状の内部形状に略相似した形
状をし、本体55内部を往復動自在な形状とされてい
る。すなわち、弁体59は、略円錐状をなす栓部(閉止
面)59aと、この栓部の後端に筒状部55cよりも細
く、長い柱状の可動部59bとが連続形成され、、栓部
59aのテーパー状部分にはリング状のOリングパッキ
ン60が本体55のテーパー部55bに枢密状に接触可
能に設けてある。
【0047】可動部59aの長さは、栓部59aと本体
テーパー部55bの離接を制御するために、栓部59a
のOリングパッキン60がテーパー部55b内部に密接
した閉弁状態で、筒状部55aよりも先端が突出する長
さに設定されている。
【0048】スプリング61は、ジョイント本体55の
胴体部55aに内装され、前端の弁押え57と弁体59
の栓部59cとの間に介在され、弁体55を閉弁方向に
付勢するようにしている。
【0049】戻り油側の接続ジョイント17aも基本的
に送油側の接続ジョイント13aと同様に、ジョイント
本体55に弁機構56が設けられているが、さらに、図
13に示すように、給油タンク6の内外の温度差によリ
タンク内の空気圧が上昇してタンク内液面が上昇し燃料
漏れを起こすのを防止するためと、タンク内が負圧にな
るのを防止するために、圧力弁機構700が付設されて
いる。
【0050】前記圧力弁機構700は、ジョイント本体
55の円筒状胴体部55aの弁押え側に筒状の弁孔70
1付き弁座体702が形成され、この弁座体702の弁
孔701よりも前方の弁室において閉止面に対して離着
座自在な弁子703と、この弁子703を着座側に付勢
するスプリング704と、前記弁座体702をジョイン
ト本体55内に位置決めするナット状の弁押え57とが
設けられている。
【0051】弁座体702の周囲には圧力抜き孔705
が形成され、スプリング704は、弁子703と弁押え
57との間に介在されている。弁孔701は、弁体59
の栓部から前方に延長された押棒709を連通可能な径
に設定されており、戻り油側のジョイント17aが戻り
油側のジョイント受け17bと嵌合接続して、弁体59
が前方へ押されたときに、押棒709が弁孔701を貫
通して弁子703を前方に押し上げることで弁孔701
を開孔し、戻り管部63を介してタンク内と弁座体70
2の圧力抜き孔705が連通するようになっている。
【0052】弁押え57は、ジョイント本体55の筒状
の穴を塞ぐためのもので、裏面で弁体スプリング704
を受け易いように凹状になっている。また、弁体59
は、送油側の接続ジョイント13aの弁体構造に付加し
て押棒709が付設された構造である。また、弁体スプ
リング61は、弁体59の栓部と弁座体702の弁孔周
囲との間に介在されている。
【0053】ジョイント本体55の下端側には内フラン
ジ55dが形成され、このフランジ55dにジョイント
パッキン53を介して吸上げ管20の先端がジョイント
本体55内に連通接続されている。そして、送油側およ
び戻り油側のジョイント本体55は、その内フランジ5
5dで互いに連設されている。
【0054】なお、ジョイント本体55の素材は樹脂製
に限らず、金属であってもよく、また、胴体部55a、
テーパー部55bや筒状部55c等の断面形状等は円形
に限定するものではない。
【0055】送油側のジョイント本体55において、内
フランジ55d側の給油タンク12内に挿入される部分
は、図11および図12(a)(b)に示すように、送
油側の接続ジョイント13aの吸上げ管20を取付ける
部の突出し部55eの周囲両側にスリット穴55gが形
成され、その内側には吸上げ管20が挿入される穴55
hと、外側に向かってリブを挿入する挿入溝55jが形
成されている。
【0056】吸上げ管20は、給油タンク12の燃料を
吸上げるために給油タンク12の底面近くまで配設され
ている。吸上げ管20は、接続ジョイント13aとの接
続側では、Oリングの位置決めのために、その先端にひ
もだし部20aが形成され、このひもだし部20aと反
対側にも吸込口66と接続するための同様なひもだし部
(図示せず)が形成されている。
【0057】吸上げ管20を接続ジョイント13aに止
める手段として、図12に示すように、断面C字形状の
パイプ固定65が用いられる。パイプ固定65は、その
外面にひもだし部65aが形成され、一方向にスリット
穴65bが吸上げ管20の外径よりやや小さく形成され
ている。
【0058】この吸上げ管20を接続ジョイント13a
に接続するには、図11に示すように、吸上げ管20の
ひもだし部20aの先端にOリング64を嵌め、接続ジ
ョイント13aの突きだし部55eの穴55hに嵌め、
吸上げ管20の上からパイプ固定65をそのスリット穴
65bから挿入する。
【0059】そして、接続ジョイント13aの突きだし
部55e側に押し込んで行き、パイプ固定65のひもだ
し部65aが接続ジョイント13aの突き出し部55e
の内側のひもだし溝55jに挿入されるまで押し込む
と、パイプ固定65が内側に縮小されて、吸上げ管20
が接続ジョイント13aの突きだし部55eより抜ける
ことが防止される。従って、個々の部品を接合を溶着し
ないので、万―の部品交換するときには、この部品の交
換だけで済み、メンテナンスも容易に出来る。
【0060】吸上げ管20の下端に止着される吸込口6
6は、図14に示すように、下端の方に足状のものが複
数本配設され、根元部にはステンレス製のフィルター6
6aが同時加工されて内接され、上方には吸上げ管20
を接続するために対向してスリット穴66bが形成さ
れ、接続ジョイント13aにおける接続と同様にパイプ
固定65を用いて吸上げ管20と接続できるようになっ
ている。
【0061】なお、戻り油側の接続ジョイント17aで
は、送油側接続ジョイント13aのような吸上げ管20
が接続されておらず、ジョイント本体55の突き出し部
55eに連続して戻り管部63が一体成形され、該戻り
管部63がタンク内に突き出した態様となっている。
【0062】燃焼部側のジョイント受け13b、17b
は、給油タンク側の接続ジョイント13a、17bと同
様に一体化されてジョイント受け部100を構成し、こ
のジョイント受け部100が本体右後部に配されたタン
クガイド固定板42に固定されている。
【0063】送油側ジョイント受け13bは、図18に
示すように、タンクガイド固定板42に固定された受け
本体98と、その前面に形成された凹部中央位置から前
方に突出する棒状の弁受け98aと、その周囲を覆うよ
うに受け本体98の前面側に取り付けられた略円筒状の
ゴム製パッキン102と、このパッキンの周囲を覆いか
つパッキン102の基端フランジ102aを受け本体9
8に螺子固定する略円筒状のパッキン押え103とを備
えている。
【0064】そして、弁受け98aの周囲に形成された
溝部98bから配管21に連通する通路98cが受け本
体98に形成され、その通路98cの開放端側に電磁ポ
ンプ14側に接続される配管21が接続されている。
【0065】パッキン102は、接続ジョイント13a
の弁体59をジョイント受け13bに挿入した際に、衝
撃をやわらげシールをするためで、円筒状で上面に穴1
02aが形成されている。パッキン押え103は、接続
パッキン102を上方から押えてシール性の向上と、接
続ジョイント47を受ける際のガイドをしている。
【0066】給油タンク12内の燃料が接続ジョイント
13aからジョイント受け13bへと流れるのは、図に
示すように、電磁ポンプ14によって、給油タンク12
内の燃料を吸上げ管20で吸い上げて、接続ジョイント
47の下方から燃料が入ってきて弁機構56の弁体59
の隙間を通過して、接続ジョイント受け13bに流れて
来て、溝部98bから配管21を経て電磁ポンプ14か
ら気化器15に燃料が送られるからである。
【0067】万一、給油タンク12内の燃料が温度差に
より異常に液位が上昇した際でも、接続ジョイント47
やジョイント受け部100が、すなわち接続手段13,
17が給油タンク12よりも上方にあるので、接続ジョ
イントよりも先に燃料が送られることがない。
【0068】このジョイント受け13bの配置は、給油
タンク12を本体に取り出す際に、その取り出し方向の
上流側、つまり本体の後部に配設しているので、給油タ
ンク12の出し入れがスムーズに行える。
【0069】一方、戻り油側ジョイント受け17bは、
図19に示すように、受け本体98の前面に形成された
弁穴98eの後方弁室98iに弁機構105が収容さ
れ、弁室98iの後面に気化器14から配管23を通っ
て弁室98iに連通する通路98fが形成されている。
【0070】弁機構105は、弁穴98eを開閉自在に
開塞する受け弁体106と、弁室98iの後方を閉塞す
る受け弁体キャップ108と、このキャップ108と受
け弁体106との間に介在され受け弁体106を弁穴閉
方向に付勢する受け弁体スプリング107と、受け弁体
106の閉止面に嵌着されたOリング109と、受け弁
体キャップ108をシールするキャンプ用Oリング11
0とを備えている。
【0071】受け弁体106を設けたのは、第2の接続
手段である戻り油側のジョイント17aの弁体59を受
けるためと、給油タンク12を取外した際の臭気漏れを
防止するためである。
【0072】受け弁体スプリング107は、給油タンク
12を本体にセットされたときに接続ジョイント17a
が受け弁体106を押圧することにより圧縮状態とな
る。受け弁体キャップ108は、受け弁体106が接続
ジョイント17aの弁体59により下方に一定距離移動
した際の受け弁体106の後部を案内する凹状受け部1
08aと、その周囲に形成された受け弁体スプリング1
07の受面108bとを備えている。
【0073】この受け弁体キャップ108は、ジョイン
ト受け部100の後面側の開口から挿入され、ジョイン
ト受け部100をタンクガイド固定部材42の所定位置
に螺子で固定することにより、タンクガイド固定部材4
2がその部分を押えるようになり、挿入した受け弁体キ
ャップ108がジョイント受け部100より飛出すのを
防止している。
【0074】接続ジョイント受け17bは、受け本体9
8に、第1の接続ジョイント受けと同様に接続パンキン
102が配置され、その接続パッキン102の上方から
パッキン押え103が螺子で固定されている。
【0075】次に、給油タンク12の底面側に設けられ
る各種検知手段について説明する。図14に示すよう
に、給油タンク12の底部12bには、給油タンク12
の燃料の量を検知する燃量検知手段69と、給油タンク
内に発生する水を検知する水検知手段68と、給油タン
ク12の本体装着状態の有無を検知するタンク装着検知
手段70とが設けられている。
【0076】水検知手段68は、水を溜めるために導電
性のタンク底面に設けられた導電性の水受け皿71と、
該水受け皿71に接触する電極72と、給油タンク12
の底部と接触する電極73と、水受け皿71と給油タン
ク6とを電気的に絶縁する絶縁体としての水密のパッキ
ン74とを備え、水受け皿71に貯溜される水と燃料と
の電気抵抗値の差により水の検知を行うようにされてい
る。
【0077】水受け皿71は、錆びの発生を防止するた
めにステンレス鋼鈑を用いてタンク12と別体で成形さ
れたものであって、上面側が皿状に凹んだ形状若しくは
中心部に下向きにテーパー部の形状とされ、その外周部
に半径方向外側に伸びる周縁フランジ71aが形成さ
れ、該フランジ71aが給油タンク12の底面取付穴1
2dにゴム製のパッキン74を介して取り付けられてい
る。
【0078】また、水受け皿71の電極との接触部の外
側から上方にかけて非導電性塗料を内面、外面に塗布す
ることにより水が残った状態での、誤動作の要因をなく
し、精度のよい、正確な水検知が可能となる。
【0079】パッキン74は、給油タンク12の底面取
付穴12dの周壁と、水受け皿71の周縁フランジ71
aとの間に介在された弾性力のある非導電性のものであ
って、水受け皿71のフランジ71aを上下方向から挟
み込むようにしている。このパッキン74は、その下面
に配置されたリング状の押さえ部材75及びビス76に
よってタンク取付穴12dの周囲に固定され、これによ
り、水受け皿71が取付穴12dに水密状態で固定され
ている。
【0080】このゴム製のパッキン74は、非導電性で
耐油性を有し、かつ接水性を有するゴム部材から構成さ
れ、具体的には耐油性に優れているNBR(アクリルニ
トリルブタジエンゴム)や撥水性に優れたフッ素ゴムな
どが用いられている。特に、パッキン74に撥水性が乏
しいと、水が溜まり、排水した後でもパッキン74と給
油タンク12の金属部に水が残つた状態になるので、誤
動作の要因となるが、本実施形態では、撥水性を有する
ゴム素材を使用したため、精度のよく、正確な水検知が
可能となる。
【0081】水受け皿71側の電極72及びタンク側電
極73は、共に給油タンク12外の検知ダイ40に取り
付けられている。水受け皿71側の電極72は、水受け
皿収容凹部40a底壁からタンク12側に突出され、給
油タンク12が載置状態で水受け皿71の外面に接触す
る針状電極とされている。タンク側電極73は、検知ダ
イ40の外周載置面40bに露出してタンク12の載置
状態でタンク12の底面12bに接触する針状電極であ
る。
【0082】両電極を電源に接続することにより、電源
から水受け皿側電極72、水受け皿71、その内面の燃
料又は水、タンク底面12b、タンク側電極73、及び
電源に至る電気的な閉回路が構成され、水受け皿71内
側の液体(燃料又は水)の抵抗値の差により、水の存在
を検知できるようになっている。この水検知精度を上げ
るために、水受け皿71を取付けるタンク側の取付穴1
2dの穴壁が下方に折曲されると共に、その折曲部の周
方向の複数箇所に間隔をおいて、細幅状で先端が鋭角と
された針部12eが下方に突出形成され、この針部12
eがタンク側先端電極として機能し、タンク側電極73
とタンク底面を導通路として導通している。なお、タン
ク12内から燃料を吸い上げる吸込口66は、針部12
eよりも上方に設けられ、水受け皿71の内部水受け部
の水を直接吸い込まないようにしている。
【0083】また、水受け皿71の底面部の内側、外側
部を除いた部分を非導電性の塗料などで被覆をすること
によって、パッキン74と給油タンク12の金属部に水
が残った状態になっても、誤動作の要囚にはならないよ
うにしている。また、給油タンク12の内面で、タンク
12内から燃料を吸い上げる吸込口66より上側まで、
非導電性の塗料などで被覆をすることによって、電気に
よる水検知方式以外の方式での、水による弊害を防止す
ることが出来る。
【0084】給油タンク12の底面に設けられた導電性
の水受け皿71の周辺に、水受け皿71をガードするタ
ンクダイ50が溶着されているが、このタンクダイ50
の形状は、図9に示すように、給油タンクに溶着される
面より高く、さらに水受け皿71の高さより、より高く
したリブ若しくはU字形をした形状を両端に設けたもの
である。このため、給油タンク12を本体1より取り出
して、給油口24を上方にして給油をする際に、給油タ
ンク12の底面、水受け皿71側との接触する面に異物
などがあっても傷や打痕がつかないように保護をして、
水検知の誤動作の防止をしている。
【0085】また、燃量検知手段69は、図14に示す
ように、タンク12内部に配置され被検知部として機能
する磁石78が内蔵されたフロート77と、磁石78の
接近・離間動作に伴いON・OFFするようフロート7
7に対向して検知ダイ40側に設置されたリードスイッ
チ79とを備えている。
【0086】フロート77は、図14に示すように、磁
石を下側に配置した状態で、天蓋付きの透水性筒状ガイ
ド80内に燃料の液面変動に伴って上下動可能に内装さ
れており、ガイド80の下端面は水検知手段68の水受
け皿71の内面側に一体的に固定されている。
【0087】リードスイッチ79は、フロート77に対
向するように、検知ダイ40の中央凹部の下面に固定さ
れている。ガイド80は給油タンク12の燃料を抜くと
きに市販品の給油ホースがフロート77に接触しないよ
うに保護するためのもので、金属製の加工されたときは
内側にはバリが発生しない加工を施している。
【0088】従って、給油タンク12の内部の燃料が減
少して一定の液面水位になると、フロート77の磁石に
より、リードスイッチ79が感知動作して、その動作を
制御部80に送り、表示部81で燃料切れ等を報知でき
るようになっている。
【0089】タンクダイ50は、給油タンク12の底面
側に溶着状態で固定されていて、給油タンク12の上面
から見て長手方向に形成し、タンクダイ50の左右端に
U溝部50aが前後方向および後側の斜め部分に設けら
れ、中央部に水検知手段68の水受け皿71の逃がし用
の穴が形成され、本体1の前に相当する側には上方向に
立壁が設けられた形状となっている。これは、水検知手
段68の水受け皿71を外部から異物での衝撃や打痕の
発生を防ぐためと、給油タンク12の給油時に安定した
倒立状態に保つためである。
【0090】給油タンク12の給油口44を閉塞する給
油口閉塞手段19は、図15および図16に示すよう
に、給油タンク12の上面にある給油口44に配置され
ている。この給油口閉塞手段19は、給油口44の口金
44aに嵌合する穴を有しタンク上面にスポット溶接さ
れて一体化された固定板82と、この固定板82におい
てZ形状部に起立片82aに溶着された固定アングル1
60と、固定アングル160に回動開閉自在に支持され
た可動板83と、この可動板83の内面側に配置され給
油口44の口金44aを閉じるパッキン84付き蓋部材
85と、この蓋部材85と可動板83の内面との間に介
在され蓋部材85を給油口44の口金44a側に押圧す
るコイル状バネ部材86と、可動板83を給油口閉姿勢
に保持する係止手段87と、係止手段87に取り付けら
れた解除用の摘み161とを備えている。
【0091】可動板83は、その一端側が回動支点88
とされ、開放端側に係止手段87が配置されている。蓋
部材85は、深皿状に形成され、その外端フランジ89
が可動板83の内面に形成された環状のストッパ部材9
0に抜け出し不能で、かつ可動板83の板面と直交する
方向に移動自在に係止されている。パッキン84は、蓋
部材の外端フランジ外周部から凸部の表面にかけて嵌合
された環状部材であって、口金44aの上端縁に押圧さ
れるようになっている。バネ部材86は、可動板83と
蓋部材85との内部空間に配置されている。
【0092】係止手段87は、可動板83の回動支点8
8と反対側の開放端側に軸91周りに回動自在に支持さ
れたフック状の係止部92付きの係止レバー93と、係
止部92に係合して可動板83を閉姿勢に保持するよう
固定板82に設けられたピン状の係止受け部94と、レ
バー93を係止受け部94に係止部92が係合する方向
に付勢するレバーバネ95とを備えている。
【0093】レバーバネ95は、係止レバー93の回動
軸91に巻回され、一端が係止レバー93の切り起こし
片93aに係止され、他端が可動板83のストッパ部材
90に係止されたコイル状のバネ部材であって、係止レ
バー93の内面側に配置されて、係止レバー93を可動
板83よりも外方向に付勢するように構成されている。
【0094】係止レバー摘み161は、図16に示すよ
うに、係止レバー93の表面側に配設し、係止レバー9
3の形状に略同じ状態の樹脂製で出来、下方側には指が
挿入できるようにR状の凹部162が設けられ、両側面
部163に指先で握られるように表面にリブが形成さ
れ、指先が滑らないように凹凸形状にしている。なお、
係止レバー摘み161は、その内側に複数のピンを設
け、係止レバー93に溶着されている。
【0095】また、給油口44のタンク側には、燃料中
の挨や塵を除去するためのフィルター300が設けてい
る。なお、上記実施形態では、係止レバーを可動板側に
配置した例を示したが、係止レバーを固定板側に配置し
た構成であってもよい。
【0096】給油タンク12の収納部4aでは、図4、
図17および図20に示すように、前面を除く周辺3面
を配設されたタンクガイド41と、タンクガイド固定板
42との2部品に分割されている。タンクガイド41
は、側裏板7の背面部に上側がツメで引掛け、下側は螺
子で固定され、タンクガイドの下側は検知ダイ50の左
右の立壁の内側と、前側の立壁の内側と左右の取り付け
部の前側に沿って配設し、更に、後側は左右の取り付け
部と立壁に沿って配設されてタンクガイド41の取付け
穴より検知ダイ50に締結される構造である。
【0097】タンクガイド固定板42は、Lの字状の形
状をした箱体をなし、その上面には接続ジョイント受け
部100と電磁ポンプ14とが所定の位置に螺子固定さ
れ、銅系往き配管21および戻り配管23が連通接続さ
れている。
【0098】往き配管21と戻り油配管23は、銅系の
材料を使用し、両者の外径寸法が異なる大きさとされ、
例えば、往き配管21の内径が2mm、戻り油配管23
の内径が3mmとされている。往き配管21の内径を2
mm以上になると、接続ジョイント13aと電磁ポンプ
13の往き配管21に消火時における燃料の残存量が多
くなり、運転スタート時や再点火時に残存した燃料を気
化器より給油タンクに戻すのに時間がかかることにな
り、臭気の発生の要囚になる。
【0099】また、戻り油配管23の内径が4mm以上
になると、配管内の空気が燃料と置換する現象発生し、
燃料が給油タンクに戻り難くなり配管内に燃料が溜まり
臭気の発生の要因になる。逆に内径が3mm以下になる
と、配管の抵抗により空気だけ送られ、燃料が給油タン
クに戻り難くなることがある。また、組立加工時に接続
誤りのないようにしている。
【0100】検知ダイ40は、図4および図20に示す
ように、給油タンク12の下方にあって、給油タンク1
2の装着有無を検知するタンク装着検知手段70と、水
検知手段68の電極の取付け機構とを具備したもので、
置台5に装着されている。
【0101】検知ダイ40は、図20に示すように、左
右端に上方側と下方側に立壁を設け、上方側の立壁の先
端は外側に拡がった形状で、略中央部には下方に突出
し、その上面側には下方へ窪む水受け皿71の収容凹部
40aが形成され、その収容凹部40aの左右には、給
油タンク12の下面タンクダイ50の凸部を受ける収納
凹部40bが2箇所設けられている。
【0102】また、検知ダイ40の右側の下方側に設け
た立壁面には、図22に示すように、リード線を支持・
固定するためのV溝40cが複数本設けられている。収
容凹部40aの左側に水検知手段68の電極レバー15
1が上下する角穴40d,40eとレバー受け部40
h,40gとが2箇所設けられている。
【0103】検知ダイ40の裏面側には凹部40nが形
成され、この凹部40nに燃量検知手段69のリードス
イッチ79が取付けらえている。また、水検知手段68
の電極レバー151は、その基端部151aを検知ダイ
40の裏側に突出した円形のボス40pに取付け、レバ
ー151の先端部を角穴40dより表側に飛出させるよ
うにする。その飛出す寸法は検知ダイ40裏側のリブ4
0mによって規制している。
【0104】電極レバー151の形状は、図21および
図22に示すように、螺子穴が形成された断面Z形状の
基端部151aと、上方に折り曲げたL字形状の先端部
151bとが連続して形成された弾性材料のステンレス
鋼鈑から構成され、ボス40pに止着された基端部側を
支点として先端部側が穴40dから上方に飛び出すよう
になっている。
【0105】給油タンク12のタンク装着検知手段70
は、図17および図20に示すように、給油タンク12
を本体に装着したときに給油タンク自体を受けるレバー
によりON/OFFするマイクロスイッチ112であ
り、タンクガイド41の後壁に搭載されている。
【0106】給油タンク12が本体1に装着された時に
は、レバーが給油タンク12で押され、マイクロスイッ
チ112が開放状態になり、回路上ではON状態にな
る。逆に、給油タンク12が本体に装着されていない時
には、レバーが給油タンク12の干渉を受けないため押
し上げられ、マイクロスイッチ112は閉塞状態にな
り、回路上ではOFF状態になる。
【0107】図23は燃量検知手段69、水検知手段6
8、及びタンク装着検知手段70からの信号により各種
運転モードを制御する制御回路の構成図である。図示の
ごとく、制御部141は、CPU、ROM及びRAMを
内蔵したマイクロコンピュータから構成され、入力側に
燃量検知手段69、水検知手段68、及びタンク装着検
知手段70が接続されている。そして、図示しないが、
出力側には電磁ポンプ駆動回路、表示部、及び弁駆動回
路が接続され、各種入力信号により運転制御を行うよう
になっている。
【0108】例えば、運転中に給油タンク12が引き抜
かれることにより、タンク装着検知手段70がOFF
(タンク無し)となり、その信号が入力されてポンプ駆
動回路に電磁ポンプ14の停止信号を出力すると共に弁
駆動回路によりソレノイドバルブ33を駆動して気化器
のノズルを閉塞する制御を行う。また、同じくタンク装
着検知手段70がONのときに気化器15を空焼きする
空焼きクリーニング運転モードを駆動する制御も行え
る。
【0109】上記の構成の石油ファンヒータにおいて、
給油タンク12の燃料が空になった場合、本体1の蓋4
を開けて、給油タンク12を把手43を持って取り出
し、把手43を上側にした状態で閉塞手段19を外し、
給油タンク12の給油口44から燃料を給油する。この
場合、給油タンク12は把手43を上側にして平らな所
に置いて補給するので、給油タンク12を上下を逆にす
ることが不要となり、従来のように給油タンク12の給
油キャップが燃料に汚れることもなく、簡単、確実に燃
料の補給ができる。
【0110】給油を完了したら、本体1に燃料を入れた
給油タンク12を本体1のタンク蓋4を開けて、所定の
位置にセットする。そうすると、給油タンク12の接続
ジョイント47が燃焼部側のジョイント受け部100に
導かれ、さらに、接続ジョイント13aの弁体59がジ
ョイント受け部100のパッキン押え103の穴103
aに案内されて挿入され、接続パッキン102の穴10
2bに入り、接続ジョイント13aの弁体59が受け本
体98の突起98aと接触する。このとき、接続パッキ
ン102により、接続ジョイント47の本体55の筒状
部55cとで閉塞シールされ、燃料がもれることがなく
なる。
【0111】更に、給油タンク12を本体1に挿入する
と、送油ジョイント13aの弁体59が前方に移動し、
弁体スプリング61が圧縮状態になり、弁体59の開弁
状態となり、給油タンク12の吸上げ管20から接続ジ
ョイント13aを通して給油タンク12から電磁ポンプ
14側に流れる送油経路が開放状態で形成される。
【0112】同様に、給油タンク12の戻り油側の接続
ジョイント17aも同じ動きをし、その弁体59がジョ
イント受け部100のパッキン押え103の穴103a
に案内されて挿入され、接続パッキン102の穴102
bに入り、弁体59が受け本体98の弁機構105の弁
受け106と接触する。このとき、パッキン102によ
り、ジョイント本体55の筒状部55cとで閉塞シール
され、燃料が漏れるのを防止する。
【0113】更に、給油タンク12を本体1に挿入する
と、弁機構105の弁受け106が後方に移動し、弁受
けキャップ108に凹部で底当たりしたら、接続ジョイ
ント17aの弁体59が前方に移動し、弁体スプリング
61が圧縮状態になり、弁体59の開弁状態となるの
で、気化器15から配管23を介して給油タンク12側
へ戻る経路が開放状態となる。
【0114】給油タンク12の本体1への装着状態で
は、給油タンク12が本体1に挿入され、給油タンク1
2の底面が検知ダイ40まで到達すると、給油タンク1
2がタンク装着検知手段70のレバーを押してマイクロ
スイッチ112が回路上ON状態となる。
【0115】石油ファンヒータの運転スイッチ(図示せ
ず)を操作して電源をONにすると、給油タンク12か
ら電磁ポンプ14への送油経路に空気が送られる。気化
器15では、電磁ポンプ14により送られてきた燃料
を、気化器ヒータで加熱された気化器15で燃料を気化
ガス状にして、気化器15のノズル31より吹出し燃焼
空気とバーナ内で混合し、バーナ16の炎口16bから
吹き出させ、この炎口16bにおいて点火されて燃焼室
30内で燃焼する。
【0116】このとき、室温サーミスタ11により検知
した室温と、操作部3から設定した設定温度との差に基
づき図示しない制御装置が電磁ポンプ14の駆動を制御
して気化器15へ送る液体燃料の量を変化させることに
より、燃焼による発熱量を適切に調節する。
【0117】燃焼を開始し、フレームセンサ36が予め
設定した電流値以上の炎電流を検出すると、図示しない
ファンモータが通電されて送風ファン9が回転し室内の
空気を吸い込む。なお、ファンモータの回転速度は制御
装置によって制御される。吸い込まれた室内の空気は、
燃焼室30内で、得られる幅射熱を奪い、燃焼ガスとと
もに温風として吹出し口2より室内へ吹き出し、室内温
度が上昇して温度を制御する。
【0118】本体1の運転を停止すると、電磁ポンプ1
4の駆動が停止されると、燃料の供給が確実に停止遮断
される。
【0119】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲内で多くの修正・変更を加える
ことができるのは勿論である。例えば、燃料経路を給油
タンク12から接続手段13および電磁ポンプ14を経
て燃焼部5に至る経路とし、消火時に燃焼部25の噴出
口を閉塞状態として電磁ポンプ14の吐出弁を開放状態
にすれば、上記実施形態に示す気化器15から給油タン
ク12に戻す戻り経路および戻り油側の接続手段17も
不要となる。
【0120】また、上記実施形態では、タンク蓋を本体
の下方前面に配置しているが、本体の下方側面あるいは
背面に配置する構成であってもよい。つまり、給油タン
クを本体の下方で側面あるいは背面から取り出すように
してもよい。この場合、接続手段13,17は、給油タ
ンク12の取り出し方向の上流側に配置し、また、給油
タンク12の上方に配置する構成が好適である。
【0121】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
おいては、本体内に取外し自在に装着される給油タンク
と、燃料を気化させる気化部と気化した燃料ガスを燃焼
させるバーナとを備えた燃焼部と、給油タンクの燃料を
気化部に送る送油ポンプと、前記給油タンクを本体に装
着したときに前記燃焼部に至る燃料経路に接続する接続
手段とが設けられ、給油タンクの下方に一時的に燃料を
溜める燃料タンクを廃止し、給油タンクの燃料を直接燃
焼部に送油するようにした液体燃料燃焼装置において、
前記給油タンクを本体下方より取り出し自在にし、接続
手段の本体の背面側で、上方に配設したことにより、タ
ンクを上下せず、手を汚さずに給油ができ、タンクの出
し入れがスムーズに行え、燃料漏れを防ぐことができ
る。
【0122】また、燃料経路は、給油タンクから接続手
段および送油ポンプを経て燃焼部へ至る送油経路と、燃
焼部から接続手段を経て給油タンクに至る戻り経路とを
形成したことで、構造が簡単で、送油経路を遮断する機
能が不要となる。また、前記燃料経路を給油タンクから
接続手段および送油ポンプを経て燃焼部に至る経路とす
ることで、送油経路を遮断する機能が不要となる。
【0123】さらに、燃料経路は、給油タンクから接続
手段及び送油ポンプを経て燃焼部に至る経路とし、消火
時に燃焼部の噴出口を閉塞状態として送油ポンプの吐出
弁を開放状態にすることで、戻り経路が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる石油ファンヒータ
の本体斜視図である。
【図2】図1の石油ファンヒータの背面斜視図である。
【図3】図1の液体燃料燃焼装置の概略構成図である。
【図4】図1の本体正面図で前板の一部をカットした状
態図である。
【図5】図1の燃焼部と気化部の概略図である。
【図6】図5の気化器の概略図である。
【図7】図1の本体の燃焼部の側断面図である。
【図8】図1の本体の燃焼部の正面図である。
【図9】図1の給油タンクの概略図である。
【図10】図9の給油タンクの接続手段側の概略図であ
る。
【図11】図10の送油側の接続ジョイントの断面図で
ある。
【図12】(a)は送油側の接続ジョイントと吸上げ管
との接続状態を示す分解斜視図、(b)は(a)のA−
A断面図である。
【図13】図10の戻り油側の接続ジョイントの断面図
である。
【図14】図9の給油タンクの水検知および燃量検知手
段の概略図である。
【図15】図9の給油タンクの給油口閉塞手段の概略図
である。
【図16】図15の閉塞手段の摘みの概略図である。
【図17】図4の燃焼部側の接続ジョイント受け部の概
略図である。
【図18】図17の送油側の接続ジョイント受けの概略
図である。
【図19】図17の戻り油側の接続ジョイント受けの概
略図である。
【図20】図4のタンク収納部の検知ダイの概略図であ
る。
【図21】図20の検知ダイの電極レバーの取付け状態
図である。
【図22】図20の検知ダイの電極レバーの取付け状態
図である。
【図23】図1の本体に装着されている装置の制御ブロ
ック図である。
【図24】図4のタンク挿入時の送油側接続ジョイント
とジョイント受けの概略図である。
【図25】図4のタンク装着時の送油側接続ジョイント
とジョイント受けの槻略図である。
【図26】図4のタンク挿入時の戻り油側接続ジョイン
トとジョイント受けの概略図である。
【図27】図4のタンク装着時の戻り油側接続ジョイン
トとジョイント受けの概略図である。
【図28】従来の石油ファンヒータの一部省略正面断面
図である。
【図29】同じく石油ファンヒータの概略的な側面断面
図である。
【図30】同じく給油タンクと受け具との要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 2 吹出口 3 操作部 4 タンク蓋 5 置台 6 前板 7 側裏板 8 上板 9 対流用ファン 10 対流用ガード 11 温度センサー 12 給油タンク 13 接続ジョイント 14 送油ポンプ(電磁ポンプ) 15 気化部(気化器) 16 バーナ 17 接続ジョイント受け 19 給油口閉塞手段 25 燃焼部 26 燃焼部枠 28 バーナボックス 29 バーナ仕切板 30 燃焼室 31 ノズル 33 ソレノイドバルブ 26 給油口 30 燃焼室 31 ノズル 32 ニードル 33 ソレノイドバルブ 35 点火ヒータ 36 フレームセンサ 40 検知ダイ 41 タンクガイド 55 タンクダイ 62 吸上げ管 63 戻り管 66 吸込口 68 水検知手段 69 燃量検知手段 70 タンク装着手段 140 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守川 守 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3K068 AA15 CA11 CA28 CB03 CB11 3L028 AB05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に取外し自在に装着される給油タン
    クと、燃料を気化させる気化部及び気化した燃料ガスを
    燃焼させるバーナを備えた燃焼部と、給油タンクの燃料
    を気化部に送る送油ポンプと、前記給油タンクを本体に
    装着したときに給油タンクから前記燃焼部に至る燃料経
    路に接続する接続手段とが設けられ、前記給油タンクを
    本体下方より取り出し自在にしたことを特徴とする液体
    燃料燃焼装置。
  2. 【請求項2】給油タンク側の接続手段が、給油タンクを
    本体下方より取り出す際の取り出し方向の上流側に配設
    されたことを特徴とする請求項1記載の液体燃料燃焼装
    置。
  3. 【請求項3】給油タンク側の接続手段が、給油タンクの
    上面より上方に配設されたことを特徴とする請求項1記
    載の液体燃料燃焼装置。
  4. 【請求項4】前記燃料経路は、燃料を給油タンクから接
    続手段および送油ポンプを経て燃焼部へ送る送油経路
    と、燃焼部から接続手段を経て給油タンクに戻す戻り経
    路とを備えたことを特徴とする請求項1記載の液体燃料
    燃焼装置。
  5. 【請求項5】前記燃料経路は、給油タンクから接続手段
    及び送油ポンプを経て燃焼部に至る経路としたことを特
    徴とする請求項1記載の液体燃料燃焼装置。
  6. 【請求項6】前記燃料経路は、給油タンクから接続手段
    および送油ポンプを経て燃焼部に至る経路を備え、消火
    時に燃焼部の噴出口を閉塞状態にして送油ポンプの吐出
    弁を開放状態にしたことを特徴とする請求項1記載の液
    体燃料燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1293345C (zh) * 2004-01-06 2007-01-03 吴永琦 一种醇燃料灶具

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