JP2003106320A - ねじ部品とねじ部品を備えたコネクタ - Google Patents

ねじ部品とねじ部品を備えたコネクタ

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JP2003106320A
JP2003106320A JP2001302473A JP2001302473A JP2003106320A JP 2003106320 A JP2003106320 A JP 2003106320A JP 2001302473 A JP2001302473 A JP 2001302473A JP 2001302473 A JP2001302473 A JP 2001302473A JP 2003106320 A JP2003106320 A JP 2003106320A
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axis
head
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connector housing
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Masaru Fukuda
優 福田
Yoshiro Tsunoda
義郎 角田
Toru Takagi
徹 高木
Motohiro Takatsuka
元浩 高塚
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Yazaki Corp
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    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B35/00Screw-bolts; Stay-bolts; Screw-threaded studs; Screws; Set screws
    • F16B35/04Screw-bolts; Stay-bolts; Screw-threaded studs; Screws; Set screws with specially-shaped head or shaft in order to fix the bolt on or in an object
    • F16B35/06Specially-shaped heads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B23/00Specially shaped nuts or heads of bolts or screws for rotations by a tool
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い空間内でも確実に相手側の部材にねじ込
むことができるねじ部品とコネクタハウジング同士を確
実に固定できるねじ部品を備えたコネクタを提供する。 【解決手段】 ねじ部品としてのボルト1はコネクタの
コネクタハウジング同士を固定する。コネクタは計器装
置に電力や各種の信号を伝える。ボルト1は軸部10と
頭部11とを備えている。軸部10は円柱状に形成され
て外周面にねじ山12が形成されている。頭部11は軸
部10の端部に連なりかつ拡張部13と縮小部14とを
備えている。拡張部13は軸部10に向かうにしたがっ
て徐々に断面積が大きくなる。縮小部14は軸部10に
向かうにしたがって徐々に断面積が小さくなる。縮小部
14は拡張部13より軸部10寄りに配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手側の部材にね
じ込まれるねじ部品とねじ部品を備えたコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体としての自動車は、乗員に各種の
情報を表示するために計器装置100(図18に示す)
を搭載している。前記計器装置100は、図18に示す
ように、主に、運転者に情報を表示するために、インス
トルメントパネル101(以下インパネと呼ぶ)より奥
に位置するフレーム102などに取り付けられる。
【0003】また、前記計器装置100に電源からの電
力や各種の信号を伝えるためにコネクタ105を用いて
いる。コネクタ105は、前記フレーム102に取り付
けられる雄型のコネクタハウジング106と、該雄型の
コネクタハウジング106に嵌合するとともに前記計器
装置100に取り付けられかつ孔107が貫通した雌型
のコネクタハウジング108と、雄型のコネクタハウジ
ング106に取り付けられた相手側の部材としてのナッ
ト109と、前記雌型のコネクタハウジング108の孔
107内を通る図17などに示すねじ部品として一般的
な六角頭のボルト103とを備えている。
【0004】前記コネクタ105は、ボルト103が孔
107内を通ってナット109に螺合して、雌型のコネ
クタハウジング108と雄型のコネクタハウジング10
6とが嵌合する。そして、雌型のコネクタハウジング1
08内の端子金具と雄型のコネクタハウジング106内
の端子金具とが確実に電気的に接続する。そして、前記
計器装置100に前述した電力や各種の信号が伝えられ
る。
【0005】また、前記自動車は、美観を損ねることを
防止するために、前記インパネ101と計器装置100
との間の隙間を最小限にすることが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記インパネ101と
計器装置100との間の隙間を最小限にすることが望ま
れているため、雌型のコネクタハウジング108と雄型
のコネクタハウジング106とを固定するためのボルト
103が配される空間は、非常に狭くなる傾向であっ
た。このため、図18に示すように、前記ボルト103
をねじ込むためのレンチ(ソケットレンチ)104の軸
線R1と、前記ボルト103の軸線P1と、が同軸的に
ならないで、互いに傾くことがある。このため、前述し
たボルト103をねじ込むことが困難となって、前記雌
型のコネクタハウジング108と雄型のコネクタハウジ
ング106とを確実に固定しにくかった。
【0007】したがって、本発明の目的は、狭い空間内
でも確実に相手側の部材にねじ込むことができるねじ部
品と、狭い空間内でもコネクタハウジング同士を確実に
固定できるねじ部品を備えたコネクタを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のねじ部品
は、ねじ山が形成された軸部と、前記軸部の端部に連な
りかつ前記軸部の軸線に直交する断面形が正多角形に形
成された頭部と、を備え、前記軸部が相手側の部材にね
じ込まれるねじ部品において、前記頭部が、前記軸部に
近づくのにしたがって前記軸線に直交する断面積が徐々
に大きくなる拡張部と前記軸部に近づくのにしたがって
前記軸線に直交する断面積が徐々に小さくなる縮小部と
を備え、これらの拡張部と縮小部とが前記軸線に沿って
連なっておりかつ前記縮小部が前記拡張部より前記軸部
寄りに配されていることを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の本発明のねじ部品は、ね
じ山が形成された軸部と、前記軸部の端部に連なりかつ
前記軸部の軸線に直交する断面形が正多角形に形成され
た頭部と、を備え、前記軸部が相手側の部材にねじ込ま
れるねじ部品において、前記頭部が、前記軸部に近づく
のにしたがって前記軸線に直交する断面積が徐々に大き
くなる拡張部を備えているとともに、前記拡張部の前記
軸部寄りの端部が前記軸部の外周面より該軸部の外周側
に位置していることを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の本発明のねじ部品は、請
求項1または請求項2に記載のねじ部品において、前記
拡張部の外表面は、前記軸線に沿った方向の中央が前記
頭部の外方向に凸の曲面に形成されていることを特徴と
している。
【0011】請求項4に記載の本発明のねじ部品は、請
求項1記載のねじ部品において、前記縮小部の外表面
は、前記軸線に沿った方向の中央が前記頭部の外方向に
凸の曲面に形成されていることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の本発明のねじ部品は、請求
項1または請求項2記載のねじ部品において、前記拡張
部の外表面は、平面に形成されていることを特徴として
いる。
【0013】請求項6記載の本発明のねじ部品は、請求
項1記載のねじ部品において、前記縮小部の外表面は、
平面に形成されていることを特徴としている。
【0014】請求項7に記載の本発明のねじ部品を備え
たコネクタは、第1のコネクタハウジングと、前記第1
のコネクタハウジングと嵌合する第2のコネクタハウジ
ングと、前記第1のコネクタハウジングと第2のコネク
タハウジングとのうち一方に取り付けられたナットと、
前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジ
ングとのうち他方を貫通しかつ前記第1のコネクタハウ
ジングと前記第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合
すると前記ナットと相対する孔と、前記孔を通りかつ前
記ナットに螺合可能なねじ部品と、を備えたコネクタに
おいて、前記ねじ部品は、ねじ山が形成されかつ前記ナ
ットにねじ込まれる軸部と、前記軸部の端部に連なりか
つ前記軸部の軸線に直交する断面形が正多角形に形成さ
れた頭部と、を備え、前記頭部が、前記軸部に近づくの
にしたがって前記軸線に直交する断面積が徐々に大きく
なる拡張部と前記軸部に近づくのにしたがって前記軸線
に直交する断面積が徐々に小さくなる縮小部とを備え、
これらの拡張部と縮小部とが前記軸線に沿って連なって
おりかつ前記縮小部が前記拡張部より前記軸部寄りに配
されていることを特徴としている。
【0015】請求項8に記載の本発明のねじ部品を備え
たコネクタは、第1のコネクタハウジングと、前記第1
のコネクタハウジングと嵌合する第2のコネクタハウジ
ングと、前記第1のコネクタハウジングと第2のコネク
タハウジングとのうち一方に取り付けられたナットと、
前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジ
ングとのうち他方を貫通しかつ前記第1のコネクタハウ
ジングと前記第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合
すると前記ナットと相対する孔と、前記孔を通りかつ前
記ナットに螺合可能なねじ部品と、を備えたコネクタに
おいて、前記ねじ部品は、ねじ山が形成されかつ前記ナ
ットにねじ込まれる軸部と、前記軸部の端部に連なりか
つ前記軸部の軸線に直交する断面形が正多角形に形成さ
れた頭部と、を備え、前記頭部が、前記軸部に近づくの
にしたがって前記軸線に直交する断面積が徐々に大きく
なる拡張部を備えているとともに、前記拡張部の前記軸
部寄りの端部が前記軸部の外周面より該軸部の外周側に
位置していることを特徴としている。
【0016】請求項9に記載の本発明のねじ部品を備え
たコネクタは、請求項7または請求項8に記載のねじ部
品を備えたコネクタにおいて、前記拡張部の外表面は、
前記軸線に沿った方向の中央が前記頭部の外方向に凸の
曲面に形成されていることを特徴としている。
【0017】請求項10に記載の本発明のねじ部品を備
えたコネクタは、請求項7記載のねじ部品を備えたコネ
クタにおいて、前記縮小部の外表面は、前記軸線に沿っ
た方向の中央が前記頭部の外方向に凸の曲面に形成され
ていることを特徴としている。
【0018】請求項11記載の本発明のねじ部品を備え
たコネクタは、請求項7または請求項8記載のねじ部品
を備えたコネクタにおいて、前記拡張部の外表面は、平
面に形成されていることを特徴としている。
【0019】請求項12記載の本発明のねじ部品を備え
たコネクタは、請求項7記載のねじ部品を備えたコネク
タにおいて、前記縮小部の外表面は、平面に形成されて
いることを特徴としている。
【0020】請求項1に記載した本発明のねじ部品によ
れば、頭部は、断面積が軸部に向かうにしたがって徐々
に大きくなる拡張部と、断面積が軸部に向かうにしたが
って徐々に小さくなる縮小部とを備えている。拡張部と
縮小部とは、軸部の軸線に沿って連なっているととも
に、縮小部が拡張部より軸部寄りに配されている。
【0021】このため、ねじ部品をねじ込むための工具
としてソケットレンチを用いる際に、前記軸部に対し傾
いたソケットレンチの筒状の作用部内に、頭部が侵入で
きる。そして、前記ソケットレンチをその軸線回りに回
転できる。そして、ねじ部品を、前記軸部の軸線回りに
回転できる。
【0022】請求項2に記載した本発明のねじ部品によ
れば、頭部は、断面積が軸部に向かうにしたがって徐々
に大きくなる拡張部を備えている。拡張部の軸部寄りの
端部が、軸部の外周面より該軸部の外周側に位置してい
る。このため、ねじ部品をねじ込むための工具としてソ
ケットレンチを用いる際に、軸部に対し傾いたソケット
レンチの筒状の作用部内に、頭部が侵入できる。そし
て、前記ソケットレンチをその軸線回りに回転できる。
そして、ねじ部品を軸部の軸線回りに回転できる。
【0023】請求項3に記載した本発明のねじ部品によ
れば、拡張部の外表面が外方向に凸の曲面に形成されて
いる。このため、ねじ部品をねじ込むための工具として
ソケットレンチを用いる際に、軸部に対し傾いたソケッ
トレンチの筒状の作用部内に、頭部が確実に侵入でき
る。そして、前記ソケットレンチをその軸線回りに確実
に回転できる。ソケットレンチの回転とともに、ねじ部
品は軸部の軸線回りに確実に回転する。
【0024】請求項4に記載した本発明のねじ部品によ
れば、縮小部の外表面が外方向に凸の曲面に形成されて
いる。このため、ねじ部品をねじ込むための工具として
ソケットレンチを用いる際に、軸部に対し傾いたソケッ
トレンチの筒状の作用部内に、頭部が確実に侵入でき
る。そして、前記ソケットレンチをその軸線回りに確実
に回転できる。ソケットレンチの回転とともに、ねじ部
品は、軸部の軸線回りに確実に回転する。
【0025】請求項5に記載した本発明のねじ部品によ
れば、拡張部の外表面が平面に形成されている。このた
め、ねじ部品をねじ込むための工具としてソケットレン
チを用いる際に、軸部に対し傾いたソケットレンチの筒
状の作用部内に、頭部が確実に侵入できる。そして、前
記ソケットレンチをその軸線回りに確実に回転できる。
ソケットレンチの回転とともに、ねじ部品は、軸部の軸
線回りに確実に回転する。
【0026】請求項6に記載した本発明のねじ部品によ
れば、縮小部の外表面が平面に形成されている。このた
め、ねじ部品をねじ込むための工具としてソケットレン
チを用いる際に、軸部に対し傾いたソケットレンチの筒
状の作用部内に、頭部が確実に侵入できる。そして、前
記ソケットレンチをその軸線回りに確実に回転できる。
ソケットレンチの回転とともに、ねじ部品は、軸部の軸
線回りに確実に回転する。
【0027】請求項7に記載した本発明のねじ部品を備
えたコネクタによれば、ねじ部品の頭部は、断面積が軸
部に向かうにしたがって徐々に大きくなる拡張部と、断
面積が軸部に向かうにしたがって徐々に小さくなる縮小
部とを備えている。拡張部と縮小部とは、軸部の軸線に
沿って連なっているとともに、縮小部が拡張部より軸部
寄りに配されている。
【0028】このため、ねじ部品をねじ込むための工具
としてソケットレンチを用いる際に、前記軸部に対し傾
いたソケットレンチの筒状の作用部内に、頭部が侵入で
きる。そして、前記ソケットレンチをその軸線回りに回
転できる。そして、ねじ部品を、前記軸部の軸線回りに
回転できる。
【0029】請求項8に記載した本発明のねじ部品を備
えたコネクタによれば、ねじ部品の頭部は、断面積が軸
部に向かうにしたがって徐々に大きくなる拡張部を備え
ている。拡張部の軸部寄りの端部が、軸部の外周面より
該軸部の外周側に位置している。このため、ねじ部品を
ねじ込むための工具としてソケットレンチを用いる際
に、軸部に対し傾いたソケットレンチの筒状の作用部内
に、頭部が侵入できる。そして、前記ソケットレンチを
その軸線回りに回転できる。そして、ねじ部品を軸部の
軸線回りに回転できる。
【0030】請求項9に記載した本発明のねじ部品を備
えたコネクタによれば、ねじ部品の拡張部の外表面が外
方向に凸の曲面に形成されている。このため、ねじ部品
をねじ込むための工具としてソケットレンチを用いる際
に、軸部に対し傾いたソケットレンチの筒状の作用部内
に、頭部が確実に侵入できる。そして、前記ソケットレ
ンチをその軸線回りに確実に回転できる。ソケットレン
チの回転とともに、ねじ部品は軸部の軸線回りに確実に
回転する。
【0031】請求項10に記載した本発明のねじ部品を
備えたコネクタによれば、ねじ部品の縮小部の外表面が
外方向に凸の曲面に形成されている。このため、ねじ部
品をねじ込むための工具としてソケットレンチを用いる
際に、軸部に対し傾いたソケットレンチの筒状の作用部
内に、頭部が確実に侵入できる。そして、前記ソケット
レンチをその軸線回りに確実に回転できる。ソケットレ
ンチの回転とともに、ねじ部品は、軸部の軸線回りに確
実に回転する。
【0032】請求項11に記載した本発明のねじ部品を
備えたコネクタによれば、ねじ部品の拡張部の外表面が
平面に形成されている。このため、ねじ部品をねじ込む
ための工具としてソケットレンチを用いる際に、軸部に
対し傾いたソケットレンチの筒状の作用部内に、頭部が
確実に侵入できる。そして、前記ソケットレンチをその
軸線回りに確実に回転できる。ソケットレンチの回転と
ともに、ねじ部品は、軸部の軸線回りに確実に回転す
る。
【0033】請求項12に記載した本発明のねじ部品を
備えたコネクタによれば、ねじ部品の縮小部の外表面が
平面に形成されている。このため、ねじ部品をねじ込む
ための工具としてソケットレンチを用いる際に、軸部に
対し傾いたソケットレンチの筒状の作用部内に、頭部が
確実に侵入できる。そして、前記ソケットレンチをその
軸線回りに確実に回転できる。ソケットレンチの回転と
ともに、ねじ部品は、軸部の軸線回りに確実に回転す
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
かかるねじ部品としてのボルトとねじ部品としてのボル
トを備えたコネクタを図1ないし図8を参照して説明す
る。図1などに示されたねじ部品としてのボルト1は、
図4に示すように、コネクタ50の第1のコネクタハウ
ジング51と、第2のコネクタハウジング52とを固定
するために用いられる。コネクタ50は、フレーム3に
固定された計器装置2に電力や各種の信号を伝える。
【0035】計器装置2は、移動体としての自動車に搭
載される。計器装置2は、前記自動車の乗員特に運転者
に、前記自動車の各種の状況(走行状況)などを表示す
る。これらの状況として、計器装置2は、例えば、前記
自動車の速度、エンジンの回転数、燃料の残量及びエン
ジン冷却水の温度などを表示する。フレーム3は、イン
ストルメントパネル6の奥に位置する。フレーム3に
は、図4及び図5に示すように、孔4などが設けられて
いる。
【0036】コネクタ50は、図5、図7及び図8に示
すように、第1のコネクタハウジング51と、第2のコ
ネクタハウジング52と、ナット53と、孔54と、前
記ボルト1と、を備えている。第1のコネクタハウジン
グ51は、図5ないし図8に示すように、第1のフレー
ム55と、複数の雄型のコネクタハウジング(以下雄ハ
ウジングと呼ぶ)56と、を備えている。
【0037】第1のフレーム55は、合成樹脂から成型
される。第1のフレーム55は、フレーム3の孔4に係
止する係止部57を備えている。雄ハウジング56は、
第1のフレーム55に取り付けられる。雄ハウジング5
6は、箱状に形成されている。雄ハウジング56は、雌
型の端子金具(以下雌端子と呼ぶ)58を収容してい
る。
【0038】第2のコネクタハウジング52は、図5、
図7及び図8に示すように、第2のフレーム59と、複
数の雌型のコネクタハウジング(以下雌ハウジングと呼
ぶ)60と、を備えている。第2のフレーム59は、合
成樹脂から成型される。第2のフレーム59は、計器装
置2と一体である。第2のフレーム59は、ボルト61
とナット62などによってフレーム3に固定される。ナ
ット62は、フレーム3に取り付けられている。雌ハウ
ジング60は、第2のフレーム59に取り付けられる。
雌ハウジング60は、筒状に形成されている。雌ハウジ
ング60は、雄型の端子金具(以下雄端子と呼ぶ)63
を収容している。
【0039】雄ハウジング56と雌ハウジング60と
は、孔54とナット53のねじ孔64とが重なる格好
で、第1のフレーム55と第2のフレーム59とが互い
に重なると、互いに相対する。これらの雄ハウジング5
6と雌ハウジング60とは、互いに嵌合する。
【0040】ナット53は、第1のフレーム55に埋設
されている。ナット53は、インサート成形なとによっ
て、第1のフレーム55に埋設される。こうして、ナッ
ト53は、第1のフレーム55を介して、雄ハウジング
56と固定されている。ナット53は、第1のコネクタ
ハウジング51に取り付けられている。孔54は、第2
のフレーム59を貫通している。こうして、孔54は、
第2のコネクタハウジング52を貫通している。孔54
は、ナット53のねじ孔64と相対する。
【0041】ボルト1は、後述する軸部10が孔54内
を通って、ナット53に螺合する。ボルト1は、ナット
53に螺合して、第1のフレーム55と第2のフレーム
59とを互いに固定する。即ち、ボルト1は、雄ハウジ
ング56と雌ハウジング60とを固定する。なお、ナッ
ト53は、本明細書に記した相手側の部材をなしてい
る。
【0042】ボルト1は、図1及び図2に示すように、
軸部10と、頭部11と、フランジ部15と、を備えて
いる。軸部10は、円柱状に形成されている。軸部10
の中心軸(図1及び図2中に一点鎖線で示し以下軸線と
呼ぶ)Pは、直線である。軸部10は、外周面にねじ山
12が形成されている。
【0043】頭部11は、軸部10の端部に連なってい
る。頭部11は、前記軸線Pに直交する方向の断面形
が、図3に示すように、正多角形に形成されている。図
示例では、頭部11は、軸線Pに直交する方向の断面形
が、正六角形に形成されている。頭部11は、拡張部1
3と縮小部14を備えている。
【0044】拡張部13と縮小部14とは、軸部10に
近づくのにしたがって、順に配されている。即ち、縮小
部14は、拡張部13より軸部10寄りに配されてい
る。
【0045】拡張部13は、軸部10に近づくのにした
がって、軸線Pに直交する方向の断面積が徐々に大きく
なる。即ち、拡張部13は、軸部10に近づくのにした
がって軸線Pに直交する断面積が徐々に大きくなる。縮
小部14は、拡張部13から軸部10に近づくのにした
がって、軸線Pに直交する方向の断面積が徐々に小さく
なる。即ち、縮小部14は、軸部10に近づくのにした
がって軸線Pに直交する断面積が徐々に小さくなる。前
記拡張部13と縮小部14とは、外縁が互いに連なって
いる。
【0046】フランジ部15は、軸部10の中央部から
軸部10の外周方向に突出している。フランジ部15
は、軸部10の全周に亘って設けられている。フランジ
部15は、縮小部14より軸部10寄りに設けられてい
る。フランジ部15は、軸線Pに直交する方向の断面形
が、正多角形(図示例では正六角形)に形成されてい
る。
【0047】また、前記拡張部13と縮小部14は、外
表面16,17が、図2に示すように、前記軸線Pに沿
った方向の中央が頭部11の外方向に凸の曲面に形成さ
れている。さらに、フランジ部15の拡張部13及び縮
小部14寄りの外表面18は、前記軸線Pに沿った方向
の中央が頭部11の内方向に凹の曲面に形成されてい
る。拡張部13の外表面16と、縮小部14の外表面1
7と、フランジ部15の拡張部13及び縮小部14寄り
の外表面18は、互いの境で稜線を生じることなく、滑
らかな曲面として連続している。フランジ部15の軸部
10寄りの外表面19(図2に示す)は、軸線Pに直交
する方向に沿って平坦である。
【0048】前述した構成のコネクタ1を組み立てる
際、即ち、計器装置2をフレーム3に取り付ける際に
は、まず、第1のフレーム55に雄ハウジング56を取
り付けて第1のコネクタハウジング51を組み立てる。
そして、第2のフレーム59に雌ハウジング60を取り
付けて第2のコネクタハウジング52を組み立てる。
【0049】その後、図6に示すように、第1フレーム
55の係止部57をフレーム3の孔4に係止させる。そ
の後、図7に示すように、第1のフレーム55に第2の
フレーム59を重ね、ボルト61とナット62によっ
て、第2のフレーム59即ち計器装置2をフレーム3に
取り付ける。なお、このとき、雌ハウジング60内に雄
ハウジング56の一部が侵入した状態となっているとと
もに、孔54とナット53のねじ孔64とが互いに重な
っている。
【0050】そして、図8に示すように、孔54内にボ
ルト1の軸部10を通す。そして、ボルト1の軸部10
のねじ山12をナット53のねじ孔64にねじ込む。そ
して、図4に示すように、工具としてのソケットレンチ
20の筒状の作用部21で頭部11が覆われる。即ち、
作用部21内に頭部11が収容される。そして、ソケッ
トレンチ20を、その中心軸(図4中に一点鎖線で示
し、以下軸線と呼ぶ)Rを中心として回転する。
【0051】すると、前記ボルト1は、軸線P回りに回
転されて、ナット53のねじ孔64にねじ込まれる。そ
して、係止部57がフレーム3の孔4から徐々に抜け出
すとともに、雄ハウジング56と雌ハウジング60とが
互いに嵌合する。そして、第1のフレーム55と第2の
フレーム59とが固定する。雄ハウジング56と雌ハウ
ジング60とが互いに固定する。即ち、コネクタハウジ
ング51,52同士が互いに固定する。
【0052】なお、前記ソケットレンチ20は、軸線R
が直線である。ソケットレンチ20は、円柱状の操作部
22と、筒状の作用部21とを備えている。これらの操
作部22と作用部21とは、前記軸線Rに沿って互いに
連結している。即ち、作用部21と操作部22とは、互
いに同軸的である。なお、作用部21の内面は、軸線R
に直交する断面形が、頭部11と同じ正多角形に形成さ
れている。図示例では、作用部21の内面は、軸線Rに
直交する断面形が正六角形に形成されている。
【0053】本実施形態によれば、ボルト1の頭部11
が、断面積が軸部10に向かうにしたがって徐々に大き
くなる拡張部13と、断面積が軸部10に向かうにした
がって徐々に小さくなる縮小部14と、を備えている。
拡張部13と縮小部14とは、軸部10の軸線Pに沿っ
て連なっているとともに、縮小部14が拡張部13より
軸部10寄りに配されている。
【0054】また、拡張部13と縮小部14の外表面1
6,17が外方向に凸の曲面に形成されている。このた
め、図4に示すように、軸線Pに対し軸線Rが傾いた格
好で、ソケットレンチ20の作用部21内に頭部11が
侵入する。即ち、前記軸部10に対し傾いたソケットレ
ンチ20の作用部21内に、頭部11が侵入できる。頭
部11の全周が作用部21内に侵入する。そして、前記
ソケットレンチ20をその軸線R回りに回転できる。
【0055】すると、ボルト1は、ソケットレンチ20
の回転とともに、軸部10の軸線P回りに回転する。こ
のため、軸部10とソケットレンチ20などの工具とが
互いに傾いた状態でも、ボルト1をナット53のねじ孔
64にねじ込むことができる。したがって、ボルト1
は、狭い空間内でも確実にナット53のねじ孔64にね
じ込むことができる。したがって、コネクタ50は、狭
い空間内でも雄ハウジング56と雌ハウジング60とを
確実に固定できる。
【0056】次に、本発明の第2の実施形態にかかるボ
ルト1とコネクタ50を、図9ないし図12を参照して
説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部
分には、同一符号を付して説明を省略する。本実施形態
においても、ボルト1の頭部11の軸部10の軸線Pに
直交する方向の断面形は、図11に示すように、正多角
形(図示例では正六角形)に形成されている。
【0057】また、拡張部13と縮小部14の外表面1
6,17は、図9及び図10に示すように、平面に形成
されている。前記外表面16,17は、前記軸線Pに対
し傾いた方向に沿って平坦である。
【0058】本実施形態においても、頭部11は、断面
積が軸部10に向かうにしたがって徐々に大きくなる拡
張部13と、断面積が軸部10に向かうにしたがって徐
々に小さくなる縮小部14と、を備えている。拡張部1
3と縮小部14とは、軸部10の軸線Pに沿って連なっ
ているとともに、縮小部14が拡張部13より軸部10
寄りに配されている。
【0059】また、拡張部13と縮小部14の外表面1
6,17が平面に形成されている。このため、図12に
示すように、軸線Pに対し軸線Rが傾いた格好で、ソケ
ットレンチ20の作用部21内に頭部11が侵入でき
る。即ち、前記軸部10に対し傾いたソケットレンチ2
0の作用部21内に、頭部11が侵入できる。頭部11
の全周が作用部21内に侵入する。そして、前記ソケッ
トレンチ20をその軸線R回りに回転できる。
【0060】すると、ボルト1は、ソケットレンチ20
の回転とともに、軸部10の軸線P回りに回転する。こ
のため、軸部10とソケットレンチ20などの工具とが
互いに傾いた状態でも、ボルト1をナット53のねじ孔
64にねじ込むことができる。したがって、ボルト1
は、狭い空間内でも確実にナット53のねじ孔64にね
じ込むことができる。したがって、コネクタ50は、狭
い空間内でも雄ハウジング56と雌ハウジング60とを
確実に固定できる。
【0061】次に、本発明の第3の実施形態にかかるボ
ルト1とコネクタ50を、図13ないし図16を参照し
て説明する。なお、前述した第1及び第2の実施形態と
同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、ボルト1の頭部11は、図13及び図
14に示すように、拡張部13のみ備えている。拡張部
13の軸部10寄りの端部13aは、軸部10から該軸
部10の外周方向に突出している。拡張部13の端部1
3aは、軸部10の全周に亘って、軸部10から前述し
たように突出している。即ち、端部13aは、全周に亘
って軸部10の外周面より、該軸部10の外周側に位置
している。
【0062】頭部11の軸部10の軸線Pに直交する方
向の断面形は、図15に示すように、正多角形(図示例
では正六角形)に形成されている。また、拡張部13の
外表面16は、図13及び図14に示すように、平面に
形成されている。前記外表面16は、前記軸線Pに対し
傾いた方向に沿って平坦である。
【0063】本実施形態によれば、頭部11は、断面積
が軸部10に向かうにしたがって徐々に大きくなる拡張
部13を備え、該拡張部13の端部13aは軸部10の
外周面より該軸部10の外周側に位置している。また、
拡張部13の外表面16が平面に形成されている。
【0064】このため、図16に示すように、軸線Pに
対し軸線Rが傾いた格好で、ソケットレンチ20の作用
部21内に頭部11が侵入できる。即ち、前記軸部10
に対し傾いたソケットレンチ20の作用部21内に、頭
部11が侵入できる。頭部11の全周は、作用部21内
に侵入する。そして、前記ソケットレンチ20をその軸
線R回りに回転できる。
【0065】すると、ボルト1は、ソケットレンチ20
の回転とともに、軸部10の軸線P回りに回転する。こ
のため、軸部10とソケットレンチ20などの工具とが
互いに傾いた状態でも、ボルト1をナット53のねじ孔
64にねじ込むことができる。したがって、ボルト1
は、狭い空間内でも確実にナット53のねじ孔64にね
じ込むことができる。したがって、コネクタ50は、狭
い空間内でも雄ハウジング56と雌ハウジング60とを
確実に固定できる。
【0066】また、前述した第1ないし第3の実施形態
では、ボルト1は、軸部10の外周面にねじ山12を形
成した所謂雄螺子である。しかしながら、本発明では、
ボルト1は、軸部10が円筒状に形成されかつ前記ねじ
山12が軸部10の内周面に形成された所謂めねじでも
良いことは勿論である。さらに、本発明は、前記ボルト
1だけでなく、所謂ねじに適用できることは勿論であ
る。また、本明細書に記したねじ部品とは、所謂ボルト
と所謂ねじとの双方を示している。
【0067】さらに、前述した第3の実施形態では、拡
張部13の外表面16は平面に形成されている。しかし
ながら、本発明では、外表面16を軸線Pに沿った方向
の中央が頭部11の外方向に凸の曲面に形成しても良い
ことは勿論である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明によれば、頭部は拡張部と縮小部とを備え、縮小
部が拡張部より軸部寄りに配されている。このため、軸
部に対し傾いた状態で工具としてのソケットレンチの筒
状の作用部内に頭部が侵入できる。頭部の全周が作用部
内に侵入する。
【0069】そして、前記ソケットレンチをその軸線回
りに回転すると、ねじ部品は、軸部の軸線回りに回転す
る。このため、軸部とソケットレンチなどの工具とが互
いに傾いた状態でも、ねじ部品を、相手側の部材にねじ
込むことができる。したがって、本発明のねじ部品は、
狭い空間内でも確実に相手側の部材にねじ込むことがで
きる。
【0070】請求項2に記載の本発明によれば、頭部は
拡張部を備え、拡張部の軸部寄りの端部が軸部の外周面
より外周側に位置している。このため、前記軸部に対し
傾いた工具としてのソケットレンチの筒状の作用部内
に、頭部が侵入できる。頭部の全周が作用部内に侵入す
る。
【0071】そして、前記ソケットレンチをその軸線回
りに回転すると、ねじ部品は、軸部の軸線回りに回転す
る。このため、軸部とソケットレンチなどの工具とが互
いに傾いた状態でも、ねじ部品を相手側の部材にねじ込
むことができる。したがって、本発明のねじ部品は、狭
い空間内でも確実に相手側の部材にねじ込むことができ
る。
【0072】請求項3に記載の本発明によれば、拡張部
の外表面が外方向に凸の曲面に形成されている。このた
め、軸部に対し傾いた工具としてのソケットレンチの筒
状の作用部内に頭部が確実に侵入できる。頭部の全周が
作用部内に侵入する。そして、前記ソケットレンチをそ
の軸線回りに回転すると、ねじ部品は、軸部の軸線回り
に確実に回転する。このため、軸部とソケットレンチな
どの工具とが互いに傾いた状態でも、ねじ部品を確実に
相手側の部材にねじ込むことができる。したがって、本
発明のねじ部品は、狭い空間内でもより確実に相手側の
部材にねじ込むことができる。
【0073】請求項4に記載の本発明によれば、縮小部
の外表面が外方向に凸の曲面に形成されている。このた
め、軸部に対し傾いた工具としてのソケットレンチの筒
状の作用部内に頭部が確実に侵入できる。頭部の全周が
作用部内に侵入する。そして、前記ソケットレンチをそ
の軸線回りに回転すると、ねじ部品は、軸部の軸線回り
に確実に回転する。このため、軸部とソケットレンチな
どの工具とが互いに傾いた状態でも、ねじ部品を確実に
相手側の部材にねじ込むことができる。したがって、本
発明のねじ部品は、狭い空間内でもより確実に相手側の
部材にねじ込むことができる。
【0074】請求項5に記載の本発明によれば、拡張部
の外表面が平面に形成されている。このため、軸部に対
し傾いた工具としてのソケットレンチの筒状の作用部内
に頭部が確実に侵入できる。頭部の全周が作用部内に侵
入する。そして、前記ソケットレンチをその軸線回りに
回転すると、ねじ部品は軸部の軸線回りに確実に回転す
る。このため、軸部とソケットレンチなどの工具とが互
いに傾いた状態でも、ねじ部品を確実に相手側の部材に
ねじ込むことができる。したがって、本発明のねじ部品
は、狭い空間内でもより確実に相手側の部材にねじ込む
ことができる。
【0075】請求項6に記載の本発明によれば、縮小部
の外表面が平面に形成されている。このため、軸部に対
し傾いた工具としてのソケットレンチの筒状の作用部内
に頭部が確実に侵入できる。頭部の全周が作用部内に侵
入する。そして、前記ソケットレンチをその軸線回りに
回転すると、ねじ部品は、軸部の軸線回りに確実に回転
する。このため、軸部とソケットレンチなどの工具とが
互いに傾いた状態でも、ねじ部品を確実に相手側の部材
にねじ込むことができる。したがって、本発明のねじ部
品は、狭い空間内でもより確実に相手側の部材にねじ込
むことができる。
【0076】請求項7に記載の本発明によれば、ねじ部
品の頭部は、断面積が軸部に向かうにしたがって徐々に
大きくなる拡張部と、断面積が軸部に向かうにしたがっ
て徐々に小さくなる縮小部とを備えている。拡張部と縮
小部とは、軸部の軸線に沿って連なっているとともに、
縮小部が拡張部より軸部寄りに配されている。
【0077】このため、ねじ部品をねじ込むための工具
としてソケットレンチを用いる際に、前記軸部に対し傾
いたソケットレンチの筒状の作用部内に、頭部が侵入で
きる。そして、前記ソケットレンチをその軸線回りに回
転できる。そして、ねじ部品を、前記軸部の軸線回りに
回転できる。したがって、本発明のコネクタは、狭い空
間内でも、ナットにねじ部品の軸部をねじ込むことがで
き、コネクタハウジング同士を確実に固定できる。
【0078】請求項8に記載の本発明によれば、ねじ部
品の頭部は、断面積が軸部に向かうにしたがって徐々に
大きくなる拡張部を備えている。拡張部の軸部寄りの端
部が、軸部の外周面より該軸部の外周側に位置してい
る。このため、ねじ部品をねじ込むための工具としてソ
ケットレンチを用いる際に、軸部に対し傾いたソケット
レンチの筒状の作用部内に、頭部が侵入できる。そし
て、前記ソケットレンチをその軸線回りに回転できる。
そして、ねじ部品を軸部の軸線回りに回転できる。した
がって、本発明のコネクタは、狭い空間内でも、ナット
にねじ部品の軸部をねじ込むことができ、コネクタハウ
ジング同士を確実に固定できる。
【0079】請求項9に記載の本発明によれば、ねじ部
品の拡張部の外表面が外方向に凸の曲面に形成されてい
る。このため、ねじ部品をねじ込むための工具としてソ
ケットレンチを用いる際に、軸部に対し傾いたソケット
レンチの筒状の作用部内に、頭部が確実に侵入できる。
そして、前記ソケットレンチをその軸線回りに確実に回
転できる。ソケットレンチの回転とともに、ねじ部品は
軸部の軸線回りに確実に回転する。したがって、本発明
のコネクタは、狭い空間内でも、ナットにねじ部品の軸
部をより確実にねじ込むことができ、コネクタハウジン
グ同士をより確実に固定できる。
【0080】請求項10に記載の本発明によれば、ねじ
部品の縮小部の外表面が外方向に凸の曲面に形成されて
いる。このため、ねじ部品をねじ込むための工具として
ソケットレンチを用いる際に、軸部に対し傾いたソケッ
トレンチの筒状の作用部内に、頭部が確実に侵入でき
る。そして、前記ソケットレンチをその軸線回りに確実
に回転できる。ソケットレンチの回転とともに、ねじ部
品は、軸部の軸線回りに確実に回転する。したがって、
本発明のコネクタは、狭い空間内でも、ナットにねじ部
品の軸部をより確実にねじ込むことができ、コネクタハ
ウジング同士をより確実に固定できる。
【0081】請求項11に記載の本発明によれば、ねじ
部品の拡張部の外表面が平面に形成されている。このた
め、ねじ部品をねじ込むための工具としてソケットレン
チを用いる際に、軸部に対し傾いたソケットレンチの筒
状の作用部内に、頭部が確実に侵入できる。そして、前
記ソケットレンチをその軸線回りに確実に回転できる。
ソケットレンチの回転とともに、ねじ部品は、軸部の軸
線回りに確実に回転する。したがって、本発明のコネク
タは、狭い空間内でも、ナットにねじ部品の軸部をねじ
込むことができ、コネクタハウジング同士を確実に固定
できる。
【0082】請求項12に記載の本発明によれば、ねじ
部品の縮小部の外表面が平面に形成されている。このた
め、ねじ部品をねじ込むための工具としてソケットレン
チを用いる際に、軸部に対し傾いたソケットレンチの筒
状の作用部内に、頭部が確実に侵入できる。そして、前
記ソケットレンチをその軸線回りに確実に回転できる。
ソケットレンチの回転とともに、ねじ部品は、軸部の軸
線回りに確実に回転する。したがって、本発明のコネク
タは、狭い空間内でも、ナットにねじ部品の軸部をねじ
込むことができ、コネクタハウジング同士を確実に固定
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるボルトを示す
斜視図である。
【図2】図1に示されたボルトの側面図である。
【図3】図1に示されたボルトの頭部の平面図である。
【図4】図1に示されたボルトを備えたコネクタなどを
側方からみた説明図である。
【図5】図4中のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図5に示されたコネクタの第1のフレームの係
止部をフレームの孔に係止させた状態を示す断面図であ
る。
【図7】図6に示された第1のフレームに第2のフレー
ムを重ねて該第2のフレームをフレームに固定した状態
を示す断面図である。
【図8】図7に示された第2のフレームを貫通した孔に
ボルトの軸部を通した状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態にかかるボルトを示す
斜視図である。
【図10】図9に示されたボルトの側面図である。
【図11】図9に示されたボルトの頭部の平面図であ
る。
【図12】図9に示されたボルトを備えたコネクタなど
を側方からみた説明図である。
【図13】本発明の第3の実施形態にかかるボルトを示
す斜視図である。
【図14】図13に示されたボルトの側面図である。
【図15】図13に示されたボルトの頭部の平面図であ
る。
【図16】図13に示されたボルトを備えたコネクタな
どを側方からみた説明図である。
【図17】従来のボルトを示す斜視図である。
【図18】図17に示されたボルトを備えたコネクタな
どを側方からみた説明図である。
【符号の説明】
1 ボルト(ねじ部品) 10 軸部 11 頭部 12 ねじ山 13 拡張部 13a 端部 14 縮小部 16 外表面 17 外表面 50 コネクタ 51 第1のコネクタハウジング 52 第2のコネクタハウジング 53 ナット(相手側の部材) 54 孔 P 軸部の軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 徹 愛知県豊田市亀首町金山 アラコ株式会社 内 (72)発明者 高塚 元浩 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ山が形成された軸部と、 前記軸部の端部に連なりかつ前記軸部の軸線に直交する
    断面形が正多角形に形成された頭部と、を備え、前記軸
    部が相手側の部材にねじ込まれるねじ部品において、 前記頭部が、前記軸部に近づくのにしたがって前記軸線
    に直交する断面積が徐々に大きくなる拡張部と前記軸部
    に近づくのにしたがって前記軸線に直交する断面積が徐
    々に小さくなる縮小部とを備え、これらの拡張部と縮小
    部とが前記軸線に沿って連なっておりかつ前記縮小部が
    前記拡張部より前記軸部寄りに配されていることを特徴
    とするねじ部品。
  2. 【請求項2】 ねじ山が形成された軸部と、 前記軸部の端部に連なりかつ前記軸部の軸線に直交する
    断面形が正多角形に形成された頭部と、を備え、前記軸
    部が相手側の部材にねじ込まれるねじ部品において、 前記頭部が、前記軸部に近づくのにしたがって前記軸線
    に直交する断面積が徐々に大きくなる拡張部を備えてい
    るとともに、前記拡張部の前記軸部寄りの端部が前記軸
    部の外周面より該軸部の外周側に位置していることを特
    徴とするねじ部品。
  3. 【請求項3】 前記拡張部の外表面は、前記軸線に沿っ
    た方向の中央が前記頭部の外方向に凸の曲面に形成され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    ねじ部品。
  4. 【請求項4】 前記縮小部の外表面は、前記軸線に沿っ
    た方向の中央が前記頭部の外方向に凸の曲面に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のねじ部品。
  5. 【請求項5】 前記拡張部の外表面は、平面に形成され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    ねじ部品。
  6. 【請求項6】 前記縮小部の外表面は、平面に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のねじ部品。
  7. 【請求項7】 第1のコネクタハウジングと、 前記第1のコネクタハウジングと嵌合する第2のコネク
    タハウジングと、 前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジ
    ングとのうち一方に取り付けられたナットと、 前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジ
    ングとのうち他方を貫通しかつ前記第1のコネクタハウ
    ジングと前記第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合
    すると前記ナットと相対する孔と、 前記孔を通りかつ前記ナットに螺合可能なねじ部品と、
    を備えたコネクタにおいて、 前記ねじ部品は、ねじ山が形成されかつ前記ナットにね
    じ込まれる軸部と、前記軸部の端部に連なりかつ前記軸
    部の軸線に直交する断面形が正多角形に形成された頭部
    と、を備え、 前記頭部が、前記軸部に近づくのにしたがって前記軸線
    に直交する断面積が徐々に大きくなる拡張部と前記軸部
    に近づくのにしたがって前記軸線に直交する断面積が徐
    々に小さくなる縮小部とを備え、これらの拡張部と縮小
    部とが前記軸線に沿って連なっておりかつ前記縮小部が
    前記拡張部より前記軸部寄りに配されていることを特徴
    とするコネクタ。
  8. 【請求項8】 第1のコネクタハウジングと、 前記第1のコネクタハウジングと嵌合する第2のコネク
    タハウジングと、 前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジ
    ングとのうち一方に取り付けられたナットと、 前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジ
    ングとのうち他方を貫通しかつ前記第1のコネクタハウ
    ジングと前記第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合
    すると前記ナットと相対する孔と、 前記孔を通りかつ前記ナットに螺合可能なねじ部品と、
    を備えたコネクタにおいて、 前記ねじ部品は、ねじ山が形成されかつ前記ナットにね
    じ込まれる軸部と、前記軸部の端部に連なりかつ前記軸
    部の軸線に直交する断面形が正多角形に形成された頭部
    と、を備え、 前記頭部が、前記軸部に近づくのにしたがって前記軸線
    に直交する断面積が徐々に大きくなる拡張部を備えてい
    るとともに、前記拡張部の前記軸部寄りの端部が前記軸
    部の外周面より該軸部の外周側に位置していることを特
    徴とするコネクタ。
  9. 【請求項9】 前記拡張部の外表面は、前記軸線に沿っ
    た方向の中央が前記頭部の外方向に凸の曲面に形成され
    ていることを特徴とする請求項7または請求項8記載の
    コネクタ。
  10. 【請求項10】 前記縮小部の外表面は、前記軸線に沿
    った方向の中央が前記頭部の外方向に凸の曲面に形成さ
    れていることを特徴とする請求項7記載のコネクタ。
  11. 【請求項11】 前記拡張部の外表面は、平面に形成さ
    れていることを特徴とする請求項7または請求項8記載
    のコネクタ。
  12. 【請求項12】 前記縮小部の外表面は、平面に形成さ
    れていることを特徴とする請求項7記載のコネクタ。
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