JP2003106044A - 車両用開閉体の開閉機構 - Google Patents

車両用開閉体の開閉機構

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JP2003106044A JP2001300062A JP2001300062A JP2003106044A JP 2003106044 A JP2003106044 A JP 2003106044A JP 2001300062 A JP2001300062 A JP 2001300062A JP 2001300062 A JP2001300062 A JP 2001300062A JP 2003106044 A JP2003106044 A JP 2003106044A
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裕二 池田
Manabu Kuyama
学 久山
Koji Tanauchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動力を確実にかつ効率よく伝達可能な車両
用開閉体の開閉機構を提供する。 【解決手段】 車両用開閉体を開閉させるべくクランク
軸芯4Aの周りに回転駆動可能なクランクギア4と、ガ
イド部材7に沿って往復運動可能なスライダー6と、ク
ランクピン8を介して一端がクランクギア4に枢支さ
れ、スライダーピン9を介して他端がスライダー6に枢
支されるクランクアーム5とを備えると共に、スライダ
ー6及び車両用開閉体の間に、スライダー6に対して揺
動自在に介装され、スライダー6と車両用開閉体とを連
動させる開閉体作動部材300を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ワンボッ
クスカーの後部ドアや一般車両のサンルーフ等、各種の
車両用開閉体を開閉させるための開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開閉機構としては、例え
ば、特開2000−335245号公報に示されたもの
があった。当該技術は、車両ドアの開閉装置を構成する
にあたり以下の構成を有していた。まず、電動モーター
からの駆動力が、当該モーターに固定したウォーム、お
よび当該ウォームに噛合するウォームホイールを介し、
さらに、当該ウォームホイールに同軸上に形成したピニ
オンギヤを介してスライダ部材に伝達される。
【0003】このスライダ部材は略矩形状の板部材であ
って、一対の長辺のうち一方の縁部にラックが形成して
ある。スライダ部材への駆動力はこのラックに入力され
る。スライダ部材には、その長手方向に沿って板幅中央
に案内溝を形成してある。この案内溝を拡頭部を有する
2本の案内ピンに係合させることで、前記駆動力を得た
スライダ部材が直線往復運動を行う。
【0004】さらに、一対の長辺のうち他方の辺のほぼ
中央部には、当該スライダ部材自身を直角に折り曲げた
軸支部が形成してあり、当該軸支部に軸部が固設してあ
る。つまり、この軸部は、前記本体部分に対して所定の
高さを有して取り付けられている。この軸部には、ドア
側に連結されたアーム部材が揺動自在に枢支してある。
そして、スライダ部材の往復動作に伴って、前記アーム
部材が車体に対して出退かつ揺動することで、車両ドア
を開閉するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の開閉機構では、電動モーターで発生させた駆動力
を、全てギアどうしの噛合を介してスライダ部材まで伝
達させていた。よって、バックラッシュを軽減させた
り、ギアどうしの噛合そのものが外れるのを防止するた
めには、各ギアを正確に配置し、しかも、その配置を長
期間に亘って維持する必要がある。そのため、開閉機構
の組立が煩雑となったり、ギアの取付部を強化する必要
があるなど、効率的な開閉機構を形成することができな
かった。
【0006】また、上記従来の技術では、当該スライダ
部材を案内ピンの延出方向から見た場合に、前記ラック
と前記軸部とがオフセットした位置関係にある。そのう
え、上述のごとく、前記軸部は、平面状をなすスライダ
部材の本体部分から所定の高さを有しているため、前記
2本の案内ピンによりスライダ部材を摺動自在に受けて
いる部位が、前記ラックと前記軸部とを含む平面から外
れた状態となっている。つまり、上記従来のスライダ部
材を往復移動させる場合、スライダ部材を摺動自在に受
けている案内ピンを支点として、スライダ部材の本体が
なす平面内においてスライダ部材を回転させようとする
力と、当該平面の面外方向にスライダ部材を持ち上げよ
うとする力とが、前記スライダ部材に対して常に作用す
る。
【0007】このため、上記二つの力に起因したスライ
ダ部材のガタつきをなくすべく、前記案内ピンの取付構
造を強化したり、スライダ部材自身を厚くするなど、構
成部材を補強する必要性があった。以上のごとく、従来
の開閉機構においては、電動モーターからの駆動力が十
分効率的に伝達されているとは言い難く、開閉機構その
ものについても余分な加工を施さなくてはならないな
ど、多くの改良すべき点を有していた。
【0008】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
し、駆動力を確実にかつ効率よく伝達することができる
車両用開閉体の開閉機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】〔特徴構成1〕この目的
を達成するために、本発明のうち請求項1に係る車両用
開閉体の開閉機構は、車両用開閉体を開閉させるべくク
ランク軸芯の周りに回転駆動可能なクランクギアと、ガ
イド部材に沿って往復運動可能なスライダーと、クラン
クピンを介して一端が前記クランクギアに枢支され、ス
ライダーピンを介して他端が前記スライダーに枢支され
るクランクアームとを備えると共に、前記スライダーお
よび前記車両用開閉体の間に、前記スライダーに対して
揺動自在に介装され、前記スライダーと前記車両用開閉
体とを連動させる開閉体作動部材を備えた点に特徴を有
する。
【0010】(作用効果)本構成のごとく、車両用開閉
体の開閉機構にクランク機構を採用したことで、クラン
ク軸の駆動力を、クランクアームを介してスライダーに
確実に伝達することができる。つまり、クランクギアと
クランクアームとは、クランクピンを介して連結するも
のであり、一方、クランクアームとスライダーとは、ス
ライダーピンを介して連結するものである。よって、各
部材どうしの連絡が損なわれるおそれがなく、各部材間
において力の伝達が確実に行われる。
【0011】また、クランクギアを用いる駆動系である
から、クランクギアのサイズそのものは一定であって
も、クランクピンの形成位置を適宜設定することで、駆
動モーターの駆動能力や、開閉させるドアの重量等に応
じて最適な駆動機構を構成することができる。よって、
必要な部品点数を減らしつつ、多種の開閉機構を形成す
ることができる。
【0012】〔特徴構成2〕本発明のうち請求項2に係
る車両用開閉体の開閉機構は、前記開閉体作動部材が、
作動部材枢支軸を介して前記スライダーに枢支されてお
り、前記スライダーの往復運動に際して、前記開閉体作
動部材の一端および前記スライダーピンが、前記作動部
材枢支軸の軸芯に対して垂直な同一の平面上に位置する
よう構成した点に特徴を有する。
【0013】(作用効果)当該開閉機構はクランク機構
を用いたものであり、駆動力を効率よく伝達するには、
例えば、ガイド部材に対するスライダーの動きを円滑に
することが考えられる。本構成に係る発明は、クランク
ギアからの駆動力をスライダーの進行方向に変更した
後、当該変更後の駆動力がスライダーをスライダーピン
の周りに回転させないようにするためのものである。
【0014】そこで、本構成では、前記開閉体作動部材
の一端および前記スライダーピンを、前記作動部材枢支
軸の軸芯に対して垂直な同一の平面上に位置させてい
る。つまり、開閉体作動部材が、作動部材枢支軸に対し
て略垂直な平面内で揺動し、当該平面内に、スライダー
の移動経路とスライダーピンとが含まれるように構成し
てある。
【0015】本構成であれば、前記方向変更後の駆動力
がスライダーピンに作用し、開閉体作動部材に伝達され
る際に、スライダーを自転させてしまうことがない。こ
の結果、スライダーが不用意にガイド部材に干渉するこ
ともなく、前記方向変更後の駆動力が効率的に開閉体作
動部材に伝達されることとなる。
【0016】〔特徴構成3〕本発明のうち請求項3に係
る車両用開閉体の開閉機構は、前記スライダーに、前記
作動部材枢支軸の軸芯と平行な第1回転軸芯の周りに回
転する第1回転部材を備えると共に、前記ガイド部材
に、前記第1回転部材を案内する第1ガイド面を形成し
た点に特徴を有する。
【0017】(作用効果)本開閉機構においては、スラ
イダーの往復移動に伴って、開閉体作動部材がスライダ
ーに対して揺動する。つまり、この揺動平面内に於い
て、開閉体作動部材とスライダーとの間で力の伝達方向
が順次変化する。このため、例えば、スライダーが開閉
体作動部材を引き込もうと動作するとき、開閉体作動部
材の揺動姿勢によっては、スライダーが上方に引っ張ら
れたり、下方に引っ張られたりすることとなる。
【0018】しかしながら、本構成のごとく、作動部材
枢支軸の軸芯と平行な第1回転軸芯の周りに回転する第
1回転部材をスライダーに備え、当該第1回転部材を案
内する第1ガイド面をガイド部材に形成しておくこと
で、上記スライダーのガタつきを防止すると共に、スラ
イダーとガイド部材との摩擦を最小限に留めて、車両用
開閉体の開閉動作を極めて円滑なものにすることができ
る。
【0019】〔特徴構成4〕本発明のうち請求項4に係
る車両用開閉体の開閉機構は、前記スライダーに、前記
スライダーピンの軸芯と平行な第2回転軸芯の周りに回
転する第2回転部材を備えると共に、前記ガイド部材
に、前記第2回転部材を案内する第2ガイド面を形成し
た点に特徴を有する。
【0020】(作用効果)本開閉機構においては、クラ
ンクギアの回転に伴って、クランクアームがスライダー
に対して揺動する。つまり、この揺動平面内に於いて、
クランクアームとスライダーとの間で力の伝達方向が順
次変化する。その際、スライダーとガイド部材とが干渉
するため、クランクアームから伝達される駆動力のうち
幾分かは抵抗となって消費されてしまう。駆動力の伝達
を効率的に行うには、このような抵抗を極力少なくする
のが好ましい。
【0021】そこで、本構成のごとく、スライダーに、
スライダーピンの軸芯と平行な第2回転軸芯の周りに回
転する第2回転部材を備え、かつ、ガイド部材に、前記
第2回転部材を案内する第2ガイド面を形成すること
で、スライダーとガイド部材との干渉を緩和させ、上記
余分な抵抗の発生を抑制することができる。この結果、
スライダーおよび車両用開閉体の動きを円滑にすること
ができる。
【0022】〔特徴構成5〕本発明のうち請求項5に係
る車両用開閉体の開閉機構は、前記開閉体作動部材の一
端が、球面ジョイントを介して前記作動部材枢支軸に枢
支してある点に特徴を有する。
【0023】(作用効果)前記開閉体作動部材の端部側
には車両用開閉体が取り付けられる。しかしながら、当
該車両用開閉体の取り付けは必ずしも正確ではなく、例
えば、車両用開閉体に対する開閉体作動部材の取付位置
に誤差が生じる場合ががる。このような場合、開閉体作
動部材が前記作動部材枢支軸に対して垂直な方向に延出
しない状態となる。
【0024】そこで、本構成のごとく、開閉体作動部材
の一端を、球面ジョイントを介して作動部材枢支軸に枢
支するように構成しておくことで、前記開閉体作動部材
が、前記作動部材枢支軸に対して垂直な面の面外に首振
り動作するのを許容することができる。その結果、たと
え車両用開閉体に取付誤差等が生じていても、前記開閉
体作動部材或いは前記作動部材枢支軸などに無理な力が
作用するのを防止して、車両用開閉体を円滑に開閉動作
させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明に係る車両用開閉体の開閉
機構は、図1に示すごとく、例えばワンボックスカーの
後部ドア1(以降において、「後部ドア1」を車両用開
閉体100の例示として説明する)を閉状態(図1
(イ))と開状態(図1(ロ))との間で動作させる部
位に用いるものである。後部ドア1の操作は、駆動モー
ター2からの駆動力をクランク機構を介して開閉体作動
部材300(以降において、単に「ドアアーム3」と称
する)に伝達することで行う。以下、当該後部ドア1を
開閉する場合の実施形態に基づいて本発明に係る機構を
説明する。
【0026】本発明に係る開閉機構は、例えば図2及び
図3に示すごとく、主に、クランクギア4の他に、当該
クランクギア4を駆動させる駆動モーター2、前記クラ
ンクギア4に連結されるクランクアーム5、及び、スラ
イダー6、さらに、当該スライダー6に連結されて後部
ドア1に開閉力を付与するドアアーム3、そして、前記
スライダー6を案内するガイド部材7などを有する。
【0027】前記クランクギア4と前記クランクアーム
5とは、例えばクランクピン8を介して連結され、前記
クランクアーム5と前記スライダー6とは、例えばスラ
イダーピン9を介して連結される。よって、単にギアに
よって動力が伝達される機構等に比べて、各部材どうし
の連絡が容易に損なわれるおそれがなく、各部材間にお
いて力の伝達が確実に行われる。本構成であれば、クラ
ンクギア4からの駆動力を、クランクアーム5を介して
スライダー6に確実に伝達することができる。このた
め、所定の重量を有する後部ドア1であっても確実に開
閉させることができ、しかも、開位置にある後部ドア1
が不意に閉まるようなおそれがなく、安全な開閉機構を
構成することができる。
【0028】また、クランク機構を用いることで、例え
ば、駆動モーター2の駆動能力やクランクギア4のサイ
ズが一定であっても、クランクピン8の形成位置や、ガ
イド部材7の配置、クランクアーム5の長さ等を適宜設
定することで、スライダー6の駆動ストロークや駆動力
を最適化することができる。このように、比較的単純な
形状の部材を変更したり、相対位置を変更することで、
所期の開閉機構を得ることができるため、車種毎に設計
が異なる多種のドアに対して本開閉機構は適用可能であ
る。
【0029】(機構本体)当該開閉機構は、車両の天井
などに容易に取付けることができるよう一つのユニット
に形成してある。本開閉機構に係る部材は、外殻構造を
なす機構本体10に取り付けられている。当該機構本体
10は、アルミダイキャスト等で凹状空間を備えた状態
に構成する。前記クランクギア4やその他の部材は、前
記凹状空間の内部に収まるように取り付けてある。当該
機構本体10は、機構取付部11を用いて車両に取り付
ける。機構取付部11としては、例えは、取付ボルトを
挿通可能なボルト孔を機構本体10に形成しておく。
【0030】(クランクギア)図2乃至図5に示すごと
く、クランクギア4は、後部ドア1を開閉させるべくク
ランク軸芯4Aの周りに回転駆動可能である。当該クラ
ンクギア4は、後述するスライダー6のストロークを確
保するのに必要な外径に仕上げておく。当該クランクギ
ア4には、駆動モーター2から当該クランクギア4に駆
動力を入力するための複数の減速ギア列12を係合させ
てある。
【0031】(駆動モーター)図1に示すごとく、後部
ドア1を開閉させるための駆動モーター2は、当該開閉
機構の端部に設けてある。図2に示すごとく、駆動モー
ター2の出力軸13は、前記クランクギア4に対して車
両の室内空間とは反対側に配置してある。これにより、
例えば、本開閉機構を車体の後部天井に取り付けた場
合、駆動モーター2はクランクギア4に対して、より天
井側に配置されることとなり、室内空間を広く確保する
ことができる。
【0032】(クランクアーム)図3或いは図5に示す
ごとく、クランクアーム5の一端はクランクピン8を介
して前記クランクギア4に枢支されている。他端は、ス
ライダーピン9を介してスライダー6に枢支してある。
当該クランクアーム5の長さは、クランクギア4の直径
や、後述するガイド部材7とクランク軸芯4Aとの距離
などに応じて適宜設定する。例えば、クランクアーム5
を長くすると、クランクアーム5そのものの揺動角度が
減少して、スライダー6との相対角度の変化が減少し、
スライダー6に対して駆動力を円滑に伝達できることと
なる。ただし、クランクアーム5が長くなるほど当該開
閉機構のサイズが拡大する。一方、クランクアーム5を
短くすると、開閉機構そのものをコンパクト化すること
ができる。しかし、この場合には、クランクアーム5の
揺動角度が増大して、前記スライダー6に駆動力を伝達
する際の効率が損なわれる。
【0033】(スライダー)図2乃至図5に示すごと
く、当該スライダー6は、ガイド部材7に沿って往復運
動可能である。当該スライダー6は、前記クランクアー
ム5とドアアーム3との間に介装され、駆動力の伝達方
向を変換しつつ両部材を連動させる。スライダーピン9
は、スライダー6の幅方向Xにおける中央に設けてあ
る。ここで、幅方向Xとは、例えば図3において、スラ
イダー6の移動方向Yに対して、これと同一平面内で垂
直な方向(図3示左右方向)をいう。
【0034】(第1回転部材及び第2回転部材)図6及
び図8に示すごとく、前記スライダー6には、当該スラ
イダー6の往復運動を滑らかにガイドする第1回転部材
14と第2回転部材15とを設けてある。このうち、第
1回転部材14は、当該スライダー6の移動方向Yに沿
う方向視において、前記スライダーピン9に垂直な方向
に延出する第1回転軸芯14Aの周りに回転可能であ
る。さらに、前記第1回転軸芯14Aは、スライダー6
の移動方向Yに対してこれと同一平面内において垂直で
ある(図6左右方向に延びる)。
【0035】図2或いは図8に示すごとく、スライダー
6には、移動方向Yに沿って二つの第1回転軸芯14A
を設けると共に、夫々の第1回転軸芯14A上には前記
スライダー6を挟み込む状態に二つの第1回転部材14
を取り付けてある。第1回転部材14は、特に、その方
向が順次変化しつつ伝達されるドアアーム3からの入力
に対応するためのものである。尚、当該第1回転部材1
4が有する機能については後述する。
【0036】前記第1回転部材14としては、図6に示
すごとく、一般のラジアルベアリングを用いることがで
きる。また、筒状の回転可能なカラー部材を用いるもの
であってもよい。要するに、当該第1回転部材14は、
後述するガイド部材7との間の摩擦力を軽減しつつ、ガ
イド部材7に沿ってスライダー6を往復移動させること
ができるものであれば、何れの構成であっても良い。
尚、回転しない突出部材等を単にスライダー6に設ける
ようなものであっても、スライダー6をガイド部材7に
沿って円滑にガイドし得るものであれば、第1回転部材
14として代用可能である。
【0037】図2乃至図6に示すごとく、前記スライダ
ー6には、二つの第2回転軸芯15Aを設けてある。こ
の第2回転軸芯15Aの周りに第2回転部材15が回転
可能である。二つの第2回転軸芯15Aのうちの一つ
は、前記スライダーピン9の軸芯9Aに一致させてあ
る。つまり、本実施形態では、スライダーピン9を第2
回転部材15の取付け部として兼用している。当該第2
回転部材15は、前記スライダー6をガイドすることの
他に、特に、その方向が順次変化しつつ伝達されるクラ
ンクアーム5からの入力に対応するためのものである。
【0038】第2回転部材15としては、第1回転部材
14の場合と同様に、一般のラジアルベアリングや回転
可能な筒状部材、さらには、回転はしないが摺動性を有
する突出部材等を用いることができる。
【0039】(ガイド部材)当該ガイド部材7は、前記
スライダー6の運動方向を規制するものである。図4或
いは図6に示すごとく、当該ガイド部材7は、ガイド本
体71とレール部材72とで構成してある。
【0040】本実施形態においては、前記ガイド本体7
1は、前記機構本体10と一体に形成してある。例え
ば、アルミダイキャスト等で溝状部分を一体に形成して
おき、ここにレール部材72を取り付ける。本構成であ
れば、別途、ガイド本体71を設ける必要がなく、この
部材分の厚みが削減される。よって、当該開閉機構の省
スペース化を図ることができる。また、ガイド本体71
を省略することで、経済性においても有利となる。
【0041】また、レール部材72は、例えば、略コの
字状の長尺部材を二本用いて構成してある。この場合、
図6に示すごとく、コの字の上辺部分と下辺部分とに第
1ガイド面16を形成する。そして、コの字の上辺部分
の縁部に連接したフランジ部17に、第2ガイド面18
を形成する。当該レール部材72は、例えば、ネジ部材
等を用いてガイド本体71に取り付けることができる。
【0042】図6から明らかなごとく、本実施形態にお
けるレール部材72では、一つのレール部材72に、前
記第1ガイド面16と前記第2ガイド面18との双方を
形成してあるから、ガイド部材7をコンパクトに形成す
ることができ、その結果、当該開閉機構の省スペース化
を図ることができる。また、当該レール部材72は、例
えば、板状長尺部材を曲げ加工して形成することができ
る。よって、レール部材72の製作の手間が軽減される
など経済面においても有利である。
【0043】(第1回転部材の動作態様)後部ドア1が
開閉される際には、ドアアーム3とスライダー6との相
対角度が順次変化して両者間での力の伝達角度が変化す
る。その結果、前記スライダー6には、当該スライダー
6の往復移動方向とは異なった方向から力が作用する。
例えば、図4を、後部ドア1が閉じ始められた状態を示
したものとする。後部ドア1を開位置から閉じ始める際
には、スライダー6の移動方向Yに対して、ドアアーム
3の延出方向は車両の上方側を向いている。よって、ス
ライダー6がドアアーム3を引き込もうと動作すると、
スライダー6が上方に引っ張られる。このとき、前記第
1ガイド面16が第1回転部材14を受けることで、上
記上向きの力が生じても、スライダー6の浮き上がりを
防止すると共に、スライダー6とレール部材72との間
の摩擦を最小限に留めることができる。この結果、後部
ドア1の閉じ始めの動作が非常に円滑なものとなる。
【0044】一方、図4を、後部ドア1が閉じ位置から
開位置に近付いた状態を示したものであるとする。この
場合には、スライダー6とドアアーム3との間には押圧
力が作用する。その結果、第1回転部材14が下方の第
1ガイド面16に押し付けられる。しかし、この場合に
も、第1回転部材14及び第1ガイド面16の協動によ
り、スライダー6は非常に円滑に動作することができ
る。以上のごとく、上下の第1ガイド面16によって第
1回転部材14をガイドする構成であれば、スライダー
6に対してドアアーム3が何れの姿勢にあっても、さら
には、両者の間に押圧力あるいは引張力の何れが作用し
ている場合であっても、スライダー6のガタつきを防止
すると共に、スライダー6の移動を円滑にすることがで
きる。
【0045】なお、本実施形態では、スライダー6に前
記ドアアーム3を枢支するドアアーム軸19(作動部材
枢支軸190の一実施例として示してある)の軸芯19
Aと一方の第1回転軸芯14Aとを一致させてある。本
構成によれば、両軸芯を別に構成する場合に比べて、ス
ライダー6を簡略かつコンパクトに構成することがで
き、当該開閉機構の縮小化を図ることができる。また、
スライダー6の加工工数を少なくすることができて、経
済性の面においても有利となる。
【0046】(第2回転部材の動作態様)本開閉機構に
おいては、クランクギア4の回転に伴って、クランクア
ーム5がスライダー6に対して揺動する。つまり、この
揺動平面内に於いて、クランクアーム5とスライダー6
との間で力の伝達方向が順次変化する。その際、スライ
ダー6とレール部材72とが干渉するため、クランクア
ーム5から伝達される駆動力のうち幾分かは抵抗となっ
て消費されてしまう。駆動力の伝達を効率的に行うに
は、このような抵抗を極力少なくするのが好ましい。
【0047】そこで、本開閉機構では、前記スライダー
6が、前記スライダーピン9の軸芯9Aと平行な第2回
転軸芯15Aの周りに回転する第2回転部材15を備え
ると共に、ガイド部材7を構成するレール部材72に、
前記第2回転部材15を案内する第2ガイド面18を形
成してある。
【0048】このように、第2ガイド面18によって第
2回転部材15を受けることで、スライダー6とレール
部材72との干渉を緩和させることができる。その結
果、上記余分な抵抗が両者間に発生するのを抑制して、
スライダー6および後部ドア1の動きを円滑にすること
ができる。
【0049】(ドアアーム)上述のごとく、当該ドアア
ーム3は、前記スライダー6と前記後部ドア1とを連動
させるべく両者の間に介装してある。前記後部ドア1
は、図1及び図2に示すごとく、車体後方の上部に設け
たヒンジ20に取り付けられている。このため、当該後
部ドア1と前記スライダー6とに連結されたドアアーム
3は、スライダー6の往復運動に伴って、前記ヒンジ2
0及び前記ドアアーム軸19に略垂直な平面内で揺動す
る。
【0050】本実施形態では、前記ドアアーム軸19の
軸芯19Aと前記クランク軸芯4Aとは略垂直である。
当該開閉機構が、例えば車両の後部天井に取り付けられ
ており、後部ドア1が上方に開口する場合には、前記ド
アアーム3は上下方向に揺動する必要がある。この場
合、前記ドアアーム軸19の軸芯19Aは、略水平方向
を向き、前記クランクギア4のクランク軸芯4Aは、鉛
直方向に向くことになる。上述のごとく、本発明に係る
クランクギア4は、スライダー6のストロークを確保す
るために比較的大径のものを用いる。よって、このよう
にクランクギア4を水平姿勢に取り付けることで、クラ
ンクギア4の板面を車両の天井に沿わすことができ、車
内空間を広く確保することができる。
【0051】本発明に係る開閉機構は、後部ドア1の取
付けに際し、例えば車両の幅方向に取付誤差が生じてい
るような場合でも、前記後部ドア1を円滑に開閉するこ
とができる。図7に示すごとく、本実施形態では、ドア
アーム3の一端を、球面ジョイント21を介して前記ド
アアーム軸19に枢支してある。ドアアーム3の他端に
設けてあるのは、後部ドア1に対する取付部材22であ
る。
【0052】後部ドア1の取付状態によっては、前記ド
アアーム3が前記ドアアーム軸19に対して垂直な方向
に延出しない状態となる場合がある。しかし、上記球面
ジョイント21を介することで、前記ドアアーム3が、
前記ドアアーム軸19に対して垂直な面の面外に首振り
動作することが許容される。この結果、前記ドアアーム
3或いは前記ドアアーム軸19などに無理な力が作用す
るのを防止して、後部ドア1を円滑に開閉動作させるこ
とができる。
【0053】(クランク機構の動作態様1)図2乃至図
5に示すごとく、前記後部ドア1を開閉する場合、前記
クランクギア4が閉位置と開位置との間で往復回転す
る。その際には、図9に示すごとく、前記クランクピン
8と前記スライダーピン9とを結ぶアーム中心線23或
いはその延長線の位置及び方向が変化する。そして、当
該アーム中心線23に降ろした前記クランク軸芯4Aか
らの垂線長が変化し、この結果、クランクギア4からク
ランクアーム5に、さらには、クランクアーム5からス
ライダー6に与えられる駆動力が変化する。
【0054】図9(イ)は、クランクギア4が閉位置に
ある状態を示す。図9(ハ)は、クランクギア4が開位
置をある状態を示す。そして、図9(ロ)は、これらの
中間位置にある状態を示す。これらの図に示すごとく、
本機構では前記閉位置における閉位置垂線長d1及び前
記開位置における開位置垂線長d2に比べて、前記閉位
置と前記開位置との間の位置で、より長い垂線長d3を
採り得るように構成してある。
【0055】垂線長が短いほどクランク軸芯4Aからの
モーメントアームが短くなるから、クランクギア4から
クランクアーム5に伝達される駆動力は増大する。例え
ば、図9(イ)及び図9(ハ)では、比較的大きい駆動
力F10及びF30がクランクアーム5の長手方向に沿
って作用するが、図9(ロ)では、これらより小さいF
20が作用することになる。
【0056】一般に、例えばワンボックスカーの後部ド
ア1を閉じる場合には、閉じ始めと全閉位置とにおいて
大きな力を必要とする。通常、後部ドア1には、開いた
後部ドア1の重量を支える等のためにガスダンパー等を
設けてあることが多い。このため、閉じ始めでは、ガス
ダンパーの動作抵抗等が加わって大きな操作力を必要と
する。しかも、長年の使用に伴って後部ドアのヒンジ部
に汚れが溜まり、ヒンジ部の動きが固くなった場合には
さらに大きな操作力が必要となる。また、全閉位置で
は、後部ドア1と車体との間に設けたシール部材の弾性
抵抗に抗う必要があるため、やはり大きな操作力が必要
となる。このシール部材が経年硬化した場合には必要な
操作力はさらに増加する。
【0057】一方、閉位置にある後部ドア1を開位置に
操作する場合には、開け始めに大きな操作力を必要とす
る。後部ドア1を閉位置から開け始める際には、後部ド
ア1の慣性に抗って後部ドア1に開き速度を与える必要
があるからである。
【0058】この点、本構成であれば、これら双方の位
置で開閉力を増大させることができる。よって、駆動力
の大きいモーターを用いなくても、閉位置及び開位置で
の開閉力を適宜設定することができる。さらには、クラ
ンクギア4のサイズや、クランクギア4に対するレール
部材72の配設位置を工夫すること等で、閉位置及び開
位置における駆動力の増大程度を任意に設定することも
できる。
【0059】(クランク機構の動作態様2)図9に示す
ごとく、スライダー6の動作中において、クランクアー
ム5の方向とスライダー6の移動方向Yとの相対角度は
一定ではない。このため、例えば、図9(イ)におい
て、クランクアーム5からスライダー6に伝達される駆
動力F10は、スライダーピン9の位置で、スライダー
6の移動方向Yに沿った力F11と、これに垂直な方向
への力F12とに分解される。このうち、前記分力F1
2は、スライダー6の動作に対して抵抗となる。よっ
て、このような抵抗を軽減し、クランクアーム5の駆動
力を効率よくスライダー6に伝達するには、クランクア
ーム5の長手方向をスライダー6の移動方向Yに近付け
るのが好ましい。
【0060】そこで、本実施形態では、図9に示すごと
くクランク軸芯4Aの延出方向に沿って見た場合に、ス
ライダーピン9の往復軌跡24或いはその延長線が前記
クランクピン8の回転軌跡25と交差するように前記ガ
イド部材7を配置してある。そして、前記閉位置(図9
(イ))及び前記開位置(図9(ハ))における前記ク
ランクピン8の位置が、前記往復軌跡24或いはその延
長線に対して前記クランク軸芯4Aの側に位置するよう
構成してある。
【0061】本構成にすることで、例えば、クランクギ
ア4が前記閉位置から前記中間位置に回転する際に、ク
ランクピン8がスライダーピン9の往復軌跡24を一旦
横切り、さらに、クランクピン8が前記中間位置から前
記開位置に至る際に、再び前記往復軌跡24を横切るこ
とになる。このように、本構成であれば、クランクアー
ム5とスライダーピン9の往復軌跡24とは2回一致
し、クランクアーム5は前記往復軌跡24を中心に一往
復の首振り運動を行うことになる。
【0062】このように、スライダー6及びクランクア
ーム5を配置して、クランクアーム5の方向とスライダ
ー6の移動方向とをできるだけ近付けておくことで、上
記余分な分力の発生を最小限に留めることができ、クラ
ンクアーム5からの駆動力を最も効率よくスライダー6
に伝達することができる。
【0063】(クランク機構の動作態様3)さらに、本
構成においては、スライダー6の幅方向Xにおける中央
にスライダーピン9を形成すると共に、前記ドアアーム
3を、スライダー6に取り付けたドアアーム軸19の略
中央に取り付けてある。つまり、ドアアーム3が、ドア
アーム軸19に対して略垂直な平面内で揺動し、当該平
面内に、スライダー6の移動経路とスライダーピン9と
が含まれるように構成してある。
【0064】このように、スライダーピン9とドアアー
ム3の取付け部とを、スライダー6の移動方向において
オフセットしないように位置設定することで、一旦、ス
ライダー6の進行方向に入力された駆動力を効率的にド
アアーム3に伝達することができる。つまり、前記オフ
セットを作らないことで、スライダー6を自転させるよ
うな力が発生するのを防止している。
【0065】このため、例えば、図9の紙面内における
力の伝達をみた場合に、スライダー6が不用意にガイド
部材7に干渉することが防止でき、スライダー6からガ
イド部材7に作用する力は、クランクアーム5からスラ
イダー6に力が伝達される際に発生する分力F12のみ
となる。この結果、クランクギア4からの駆動力を最大
の効率で後部ドア1に伝達することができる。
【0066】〔別実施形態〕 〈1〉上記実施形態においては、レール部材72を構成
するのに、断面がコの字状の二本の長尺部材を用いた
が、この他にも図10に示すごとく、断面が矩形状の長
尺部材を四本用いて構成することもできる。
【0067】本別実施形態では、矩形断面を有する4本
のレール部材73を用いる。ガイド本体71の長手方向
に垂直な断面視において、4本のレール部材73を四隅
に配置する。当該配置に際しては、ガイド本体71に対
してレール部材73をネジ止めしても良いし、嵌着する
ものであってもよい。これにより、ガイド本体71の内
部に略十字形の空間が現出する。図10に示すごとく、
当該空間の内部において、前記スライダー6、及び、第
1回転部材14、第2回転部材15を配置する。
【0068】四本のレール部材73には、前記第1回転
部材14を案内する第1ガイド面16を夫々形成してあ
る。また、四本のレール部材73のうち二本のレール部
材73には、前記第2回転部材15を案内する第2ガイ
ド面18を形成してある。つまり、スライダーピン9を
挟み込むように配置した二本のレール部材73には、第
1ガイド面16と第2ガイド面18との双方を形成す
る。
【0069】本構成のごとく、一つのレール部材73
に、第1ガイド面16及び第2ガイド面18という複数
の機能を担持させることで、レール部材73の部品点数
を少なくして構造を簡略化し、ガイド部材7をコンパク
トに構成することができる。
【0070】また、本構成のごとく、四つのレール部材
73を独立に構成するものであれば、図示は省略する
が、各レール部材73どうしの相対位置を決定する位置
調節機能を設けることも可能であり、ガタのないガイド
部材7を得ることも容易となる。
【0071】〈2〉また、この他にも、前記レール部材
72,73を単一の部材で構成することも可能である。
図示は省略するが、例えば、図6に示した二つのレール
部材72を、前記フランジ部17とは反対側で連接して
おく。その場合には、前記ドアアーム3の揺動空間を確
保するために、前記フランジ部17とは反対側に膨出部
を設けておく。本構成であれば、レール部材の部材点数
をさらに少なくできるうえに、ガイド本体71に対する
取付の手間も軽減することができ、より効率的に開閉機
構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉機構の取付状況を示す説明図
【図2】開閉機構が閉位置にある状態を示す側方断面図
【図3】開閉機構が閉位置近傍にある状態を示す平面断
面図
【図4】開閉機構が開位置にある状態を示す側方断面図
【図5】開閉機構が開位置近傍にある状態を示す平面断
面図
【図6】スライダー及びガイド部材の断面図
【図7】球面ジョイントの動作態様を示す説明図
【図8】スライダー近傍の構成を示す分解斜視図
【図9】クランク機構の動作態様を示す説明図
【図10】別実施形態に係るガイド部材を示す断面図
【符号の説明】
4 クランクギア 4A クランク軸芯 5 クランクアーム 7 ガイド部材 6 スライダー 8 クランクピン 9 スライダーピン 9A スライダーピンの軸芯 14 第1回転部材 14A 第1回転軸芯 15 第2回転部材 15A 第2回転軸芯 16 第1ガイド面 18 第2ガイド面 19A 作動部材枢支軸の軸芯 21 球面ジョイント 23 アーム中心線 24 スライダーピンの往復軌跡 25 クランクピンの回転軌跡 100 車両用開閉体 190 作動部材枢支軸 300 開閉体作動部材 d1,d2,d3 垂線長 Y スライダーの移動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 伸彦 愛知県刈谷市朝日町二丁目一番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 稲葉 泰久 愛知県刈谷市朝日町二丁目一番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 池田 裕二 愛知県名古屋市瑞穂区津賀田町3丁目69番 地 株式会社シークス内 (72)発明者 久山 学 愛知県豊明市新田町門先8番の14 株式会 社プレンティ内 (72)発明者 棚内 浩司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA09 CA06 DA08 DB08 EA01 EB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用開閉体を開閉させるべくクランク
    軸芯の周りに回転駆動可能なクランクギアと、ガイド部
    材に沿って往復運動可能なスライダーと、クランクピン
    を介して一端が前記クランクギアに枢支され、スライダ
    ーピンを介して他端が前記スライダーに枢支されるクラ
    ンクアームとを備えると共に、前記スライダーおよび前
    記車両用開閉体の間に、前記スライダーに対して揺動自
    在に介装され、前記スライダーと前記車両用開閉体とを
    連動させる開閉体作動部材を備えている車両用開閉体の
    開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記開閉体作動部材が、作動部材枢支軸
    を介して前記スライダーに枢支されており、 前記スライダーの往復運動に際して、前記開閉体作動部
    材の一端および前記スライダーピンが、前記作動部材枢
    支軸の軸芯に対して垂直な同一の平面上に位置するよう
    構成してある請求項1に記載の車両用開閉体の開閉機
    構。
  3. 【請求項3】 前記スライダーが、前記作動部材枢支軸
    の軸芯と平行な第1回転軸芯の周りに回転する第1回転
    部材を備えると共に、 前記ガイド部材に、前記第1回転部材を案内する第1ガ
    イド面を形成してある請求項2に記載の車両用開閉体の
    開閉機構。
  4. 【請求項4】 前記スライダーが、前記スライダーピン
    の軸芯と平行な第2回転軸芯の周りに回転する第2回転
    部材を備えると共に、 前記ガイド部材に、前記第2回転部材を案内する第2ガ
    イド面を形成してある請求項2に記載の車両用開閉体の
    開閉機構。
  5. 【請求項5】 前記開閉体作動部材の一端が、球面ジョ
    イントを介して前記作動部材枢支軸に枢支してある請求
    項2から4の何れかに記載の車両用開閉体の開閉機構。
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US10/255,627 US6834463B2 (en) 2001-09-28 2002-09-27 Opening and closing mechanism for vehicle opening

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