JP2003105469A - 建築用Al合金材とその製造方法 - Google Patents

建築用Al合金材とその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 260〜280℃の高温で焼き付け塗装を行
っても耐力低下が少なく、鋭角折り曲げ加工も可能な建
築用Al合金材とその製造方法を提供する。 【解決手段】 JISで規定するA3003の熱間圧延
材であって、温度300℃以下での焼き付け塗装後にお
ける組織が、ファイバ組織と面積比率20%以下の再結
晶粒組織とから成り、前記焼き付け塗装の前後における
耐力の低下率が10%以下であることを特徴とする建築
用Al合金材であり、このAl合金材は、圧延終了時の
温度を290〜340℃に管理する熱間圧延のみを行っ
て製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用Al合金材と
その製造方法に関し、更に詳しくは、260〜280℃
という高温域での焼き付け塗装が行われることを前提に
建築用資材として実使用されるAl合金材であって、焼
き付け塗装の前後にあっても耐力低下が小さく、また伸
びも充分に保持しているので折り曲げ加工性が優れてい
る建築用Al合金材とそれを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高層ビルの外壁材や内装材またはカーテ
ンウォール材などに軽量なAl合金材が使用されてい
る。その場合、例えば図5で示したように、Al合金板
1を90°折り曲げる加工が行われ、最近では図6で示
したように、90°超えて折り曲げる鋭角折り曲げ加工
が増加している。そして、このような折り曲げ加工にお
いては、曲げ部分2をシャープにして意匠性を高めるこ
とが追求されている。その1例として、図7で示したよ
うに、Al合金材1に切り欠き3を入れて折り曲げる方
法がある。
【0003】そして、上記したような折り曲げ加工を行
うに先立ち、そのAl合金材に例えばフッ素樹脂塗料、
アクリル樹脂塗料、ウレンタン樹脂塗料のような塗料を
所定の温度で焼き付け塗装して意匠性や耐食性を高める
ための処置が施される。このような態様で実使用される
建築用Al合金材には、したがって、次のような性能が
求められることになる。
【0004】まず、建築用資材であることから、施工後
にあっても適切な強度特性が必要である。具体的には、
例えばビル用の外壁材の場合、施工後においてもその耐
力が95N/mm2以上になっていなければならない。ま
た、適切な伸び特性を有していて、折り曲げ加工が円滑
に実施でき、しかも曲げ部分がシャープになることであ
る。
【0005】従来、建築用Al合金材としては強度特性
が重視されていて、A3004−H24材、A3004
−H32材などが使用されている。これらの材料の製造
に際しては、まず、所定規格のAl合金材が溶解され、
そのインゴット(鋳塊)が製造される。ついで、この鋳
塊に対して所定の温度で所定の時間加熱する均熱処理が
施されたのち、熱間圧延加工が所定の加工率で行われ
る。
【0006】この熱間圧延加工の過程で、鋳塊の鋳造組
織は圧延方向に押し延ばされてファイバ組織に転化す
る。その後、冷間圧延を行って結晶粒径の微細化と厚み
調整などが行われ、ついで焼鈍して加工歪みを除去し、
再度、冷間圧延、そしてそのときの加工歪み除去のため
の熱処理を行って、実使用に供されている。
【0007】上記したA3004−H24材などの材料
はいずれも冷間圧延止まりの材料であり、その再結晶粒
は微細であり、ファイバ組織が残存しているということ
もあって、シャープな90°折り曲げ加工が可能であ
る。しかしながら、伸び特性は充分とはいえず、90°
を超える鋭角折り曲げ加工を行うと曲げ部分にクラック
が発生することがある。このようなクラックが発生した
場合、その部分を溶接して補修しなければならず、その
ため、生産性の低下とコストアップを招く。
【0008】なお、上記した一連の製造工程において、
熱間圧延加工、冷間圧延加工が終了した時点で、圧延材
には圧延歪みが蓄積されている。そして、その後に圧延
材が再結晶化温度以上の温度に加熱されると、加工歪み
エネルギーを起点にして組織の中には再結晶粒が成長す
る。この再結晶粒は、通常、ファイバ形状ではなくある
大きさの粒形状になっている。
【0009】そして、A3004−H24やA3004
−H32などの材料は、260〜280℃の高温の焼き
付け塗装を行うと、このときの熱で再結晶粒が成長し、
その結果、焼き付け塗装後の耐力は、塗装前に比べて3
0〜40%程度低下し、建築用資材として必ずしも信頼
性が高い材料とはいえない状況にある。このようにして
製造されている各種のAl合金材が前記した建築用資材
として選択されて使用されるわけであるが、例えば折り
曲げ性を重視する場合には、Al合金材としては、A3
004−O材やA3003−O材の使用も検討されてい
る。
【0010】しかしながら、これらの材料は、強度特性
が低いので曲げ部分がシャープにならないという問題
や、その組織が比較的粗大な再結晶粒を主体としている
ため曲げ部分に、例えば焼き付け塗装の剥離などの肌荒
れが生じやすいという問題がある。また、この材料の耐
力は95N/mm2よりも大幅に小さいため、ビル外壁材
の必要条件を満たさない。そのため、多くの補強材でそ
の耐力不足をファイナンスすることが必要となり、結
局、建築に要するコストを高めることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は建築用資材と
して使用され、しかも焼き付け塗装を前提として使用さ
れているAl合金材における上記した問題を解決し、焼
き付け塗装後にあっても耐力の低下が非常に小さく、ま
た伸び特性も適切であるためシャープな折り曲げ加工、
例えば鋭角曲げ加工も可能である建築用Al合金材とそ
の製造方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、JISで規定するA300
3の熱間圧延材であって、温度300℃以下での焼き付
け塗装後における組織が、ファイバ組織と面積比率20
%以下の再結晶粒組織とから成り、前記焼き付け塗装の
前後における耐力の低下率が10%以下であることを特
徴とする建築用Al合金材が提供される。
【0013】また、本発明においては、JISで規定す
るA3003の鋳塊に均熱処理を施し、ついで、圧延終
了時の温度が290〜340℃である熱間圧延加工を行
うのみで実使用に供することを特徴とする建築用Al合
金材の製造方法が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のAl合金材は、強度特性
が優れているA3003材に後述する条件の熱間圧延加
工のみを行ってただちに実使用に供される材料である。
すなわち、従来のAl合金材の場合のように、熱間圧延
後に、更に続けて冷間圧延−中間焼鈍−冷間圧延−熱処
理という工程を経て製造されたものではない。
【0015】具体的には、次のようにして製造される。
まず、所定組成のA3003材を溶解し、その鋳塊を製
造する。ついで、この鋳塊に均熱処理を施したのち熱間
圧延加工を行う。均熱処理は、500〜630℃の温度
域で1〜15時間程度実施することが好ましい。処理温
度を500℃より低くすると、例えばAlMnを主体と
する金属間化合物の生成量が減少して鋳造組織(凝固組
織)からの再結晶粒は粗大化するため、材料の曲げ加工
性の低下や外観不良が発生しやすくなる。また、処理温
度を630℃より高くすると、鋳塊の変形や膨れなどが
発生し、以後の工程(熱間圧延)を経る過程で組織欠陥
を引き起こすようになる。好ましい処理温度は600〜
630℃である。
【0016】また、処理時間が1時間未満である場合に
は鋳塊全体を均熱化することができないので均質な熱間
圧延加工が困難になる。また15時間より長くしても均
熱効果は飽和に達し、徒に熱エネルギーを浪費してコス
ト的に不利となる。望ましい処理時間は2〜6時間であ
る。このようにして均熱化された鋳塊には、次に、ただ
ちに熱間圧延が施されてその鋳造組織をファイバ組織に
すると同時に、微細な2次組織(サブグレイン)を成長
させる。
【0017】本発明のA3003材にあっては、上記し
た熱間圧延を終了して、そのまま、建築用資材として実
使用に供される。したがって、実使用に供された時点
で、この熱間圧延材であるA3003材の組織は圧延加
工によって形成された組織であるファイバ組織が主体と
なっており、そこに微細な2次組織の所定量が分散した
状態になっている。
【0018】このA3003材は、上記したような組織
になっているので、次のような効果を発揮する。まず、
例えば鋭角折り曲げ加工を行ったとき、組織がファイバ
組織のみである場合、曲げ部分にはファイバ組織の粒界
に沿って割れなどが発生するが、この材料では微細な2
次組織も共存しているので、上記した割れの発生は抑制
される。すなわち、鋭角曲げ加工が可能になる。
【0019】また、このA3003材の場合、これに温
度300℃以下、より具体的には260〜280℃とい
う高温域で焼き付け塗装を施したとしても、焼き付け塗
装の前後において、A3003材の耐力の低下率は10
%以下の値になる。そして、焼き付け塗装後にあって
も、その耐力の絶対値は95N/mm2以上が確保されて
いて、ビルの外壁材としての必要条件を満たしている。
また伸び値も27%以上になっていて良好な折り曲げ加
工ができる。
【0020】上記した特性、とりわけ焼き付け塗装前後
の耐力低下率が10%以下になるという特性は、前記し
た微細な2次組織がファイバ組織と共存していることに
よってもたらされる効果である。この2次組織は、当然
のこととして、高温域での焼き付け塗装時に、再結晶粒
組織に成長してその粒径は大きくなり、またその析出量
も増加する。
【0021】しかしながら、本発明のA3003材の場
合、高温域での焼き付け塗装後にあってもこの再結晶粒
組織の存在量は、組織全体に占める面積比率20%以下
となり、残りはファイバ組織のままであるように制御さ
れていて、そのことにより焼き付け塗装前後における耐
力低下率が10%以下に規制されているのである。この
ような特性は、上記した熱間圧延加工において、圧延終
了時の材料温度を290〜340℃に管理することによ
って実現させることができる。
【0022】この圧延終了時の温度が340℃より高く
なると、伸びは35%程度の値になるが、その組織はほ
とんど再結晶粒組織になってしまい、そのため、折り曲
げ加工時の曲げ部分の肌荒れが発生するようになる。ま
た、圧延終了時の温度を290℃より低くすると、前記
した微細な2次組織の生成量は少なくなり、また伸びは
27%より小さくなって鋭角折り曲げ加工時に割れが発
生するようになる。
【0023】圧延終了時の温度を290〜340℃に管
理するために、本発明においては、圧延開始時の温度は
350〜450℃に設定される。この温度を350℃よ
り低くすると、圧延終了時の温度を290℃以上に確保
することができず、強度は高くなるものの伸びが小さく
なるため、折り曲げ加工時に割れなどが発生してくる。
【0024】また450℃より高くすると、圧延終了時
の温度を340℃以下にすることが困難となって、圧延
終了時の組織においては、粗大な再結晶粒組織が主体と
なり、折り曲げ加工時の曲げ部分の肌荒れが発生する。
そして、耐力は95N/mm2より小さくなる。
【0025】
【実施例】実施例1〜16,比較例1〜9 (1)Al合金材 以下の組成のAl合金材を溶解し、その鋳塊(厚み50
0mm)を製造した。 A3003材:Si0.58質量%,Fe0.68質量
%,Cu0.18質量%,Mn1.48質量%,Mg0.
02質量%,Zn0.09質量%、残りはAlと不可避
的不純物。 A3004材:Si0.58質量%,Fe0.68質量
%,Cu0.20質量%,Mn1.48質量%,Mg1.
01質量%,Zn0.23質量%、残りはAlと不可避
的不純物。
【0026】(2)板材の製造 以下の条件を備えた方法で表1に示した板厚の板材を製
造した。 本発明方法(A):鋳塊に温度600℃の均熱炉で6時
間の均熱処理を行ったのち、圧延開始時の温度を550
℃とし、圧延終了時の温度を表1で示した温度となるよ
うな温度管理下で熱間圧延加工を実施。そのまま板材と
して使用。 従来方法(B):鋳塊に温度600℃の均熱炉で6時間
の均熱処理を行ったのち、圧延開始時の温度を550
℃、圧延終了時の温度310℃の熱間圧延を行い、つい
で、温度80℃の冷間圧延を行った。 ついで、温度360℃で3時間の中間焼鈍を行い、更に
温度80℃の冷間圧延を行ったのち温度230℃で3時
間の熱処理を行った。その後、板材として使用。
【0027】(3)特性の測定 焼き付け塗装前後の耐力低下率(%):焼き付け塗装前
における各板材の耐力(Γ0)と伸びを測定した。つい
で、各板材にフッ素樹脂塗料を塗布し、表1で示した温
度の焼き付け塗装を行い、そのときの耐力(Γ)と伸び
を測定した。100×(Γ0−Γ)/Γ0を計算し、焼き
付け塗装前後の耐力低下率とした。結果を表1に示す。
【0028】再結晶粒組織の面積比率:バーカー法で結
晶組織を観察した。具体的には、各板材の表面を研削加
工し、その加工面を電解研磨し、研磨面に対しHBF4
液を用いたエッチング処理を行い、偏光を用いた画像処
理で再結晶粒組織の面積を積算した。そして、視野(5
mm×5mm)内の上記積算値の割合(百分率)を求めた。
その結果を表1に示した。また、実施例9と比較例8の
板材については、その組織の顕微鏡写真(倍率×50)
を、それぞれ図1と図2に示した。
【0029】(4)折り曲げ試験 焼き付け塗装後の各板材につき折り曲げ加工を行い、曲
げ部分の肌荒れ(塗装の剥離)と割れの有無を目視観察
した。肌荒れに関しては、図3に示すように圧延方向4
に直交する方向と、図4で示したように、圧延方向4に
平行な方向の2態様で行い、肌荒れの観察されたときの
曲げ角度を求めた。また、割れに関しては、図4に示す
ように圧延方向に平行な方向に90°折り曲げ加工と1
80°折り曲げ加工を行い、割れ発生の有無を観察し
た。割れのない場合を○、微小な割れが発生しているが
実用上問題のない場合を△、明らかな割れが発生した場
合×で示した。
【0030】
【表1】
【0031】表1と顕微鏡写真から次のことが明らかで
ある。 (1)実施例9と比較例6を対比して明らかなように、
材料が同じで、圧延終了時の温度が同じでかつ板厚が同
じであっても、熱間圧延に続けて冷間圧延や中間焼鈍な
どを経て製造した比較例6の場合、塗装温度が同じ26
0℃であるにもかかわらず、塗装後の耐力は実施例9に
比べて小さく、95N/mm2に満たない。そして、曲げ
試験においても、実施例9に比べて肌荒れを起こしやす
くなっている。これは、比較例6の組織が熱間圧延後の
一連の工程、更には焼き付け塗装時において再結晶粒組
織になっているからである。このようなことから、焼き
付け塗装によっても再結晶粒組織を成長させることのな
いような条件の熱間圧延のみで製造する本発明方法の有
効性は明らかである。
【0032】(2)図1で示した実施例9の焼き付け塗
装後の組織はファイバ組織と微細な2次組織(サブグレ
イン)が混在している。そして、焼き付け塗装後の耐力
と伸びは、それぞれ、122N/mm2、29.5%と高い
値を示し、しかも耐力低下率は1.6%と非常に小さ
い。そのため、優れた曲げ試験の結果が得られている。
一方、図2で示した比較例8の焼き付け塗装後の組織に
はファイバ組織は認められず、粗大な再結晶粒組織にな
っている。そして、焼き付け塗装後の耐力は160N/
mm2と高い値を示しているが、その伸びは15.2%と小
さく、また耐力低下率は28.9%と極めて大きい。そ
の結果、曲げ試験時の肌荒れ、割れは極めて劣悪になっ
ている。このようなことから、ファイバ組織と微細な2
次組織が共存する組織を備えた本発明の建築用Al合金
材の有用性は明らかである。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、圧延終了
時の温度を290〜340℃に管理するA3003材の
熱間圧延材は、焼き付け塗装後にあっても再結晶粒組織
が成長せずにファイバ組織を主体とする状態を維持し、
耐力低下率が10%以下になっており、また耐力の絶対
値95N/mm2以上、伸びも27%以上を確保してい
る。したがって、本発明のAl合金材は、焼き付け塗装
を行っても、折り曲げ加工性が優れ、しかも耐力低下を
起こさない建築用資材としてその工業的価値は大であ
る。
【0034】なお、上記した説明は、焼き付け塗装時の
温度が260〜280℃である場合について行ったが、
本発明の建築用Al合金材は、焼き付け塗装時の温度が
260℃以下であっても、280〜300℃であっても
好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例9の板材組織の顕微鏡写真である。
【図2】比較例8の板材組織の顕微鏡写真である。
【図3】板材を圧延方向と直交する方向に折り曲げた概
略図である。
【図4】板材を圧延方向と平行な方向に折り曲げた概略
図である。
【図5】板材の90°折り曲げ加工を示す概略図であ
る。
【図6】板材の鋭角折り曲げ加工を示す概略図である。
【図7】切り込みを設けた90°折り曲げ加工を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 Al合金材 2 曲げ部 3 切り込み 4 圧延方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 694 C22F 1/00 694B 1/04 1/04 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 JISで規定するA3003の熱間圧延
    材であって、温度300℃以下での焼き付け塗装後にお
    ける組織が、ファイバ組織と面積比率20%以下の再結
    晶粒組織とから成り、前記焼き付け塗装の前後における
    耐力の低下率が10%以下であることを特徴とする建築
    用Al合金材。
  2. 【請求項2】 前記焼き付け塗装後における耐力が95
    N/mm2以上であり、かつ、伸びが27%以上である請
    求項1の建築用Al合金材。
  3. 【請求項3】 前記焼き付け塗装時の温度が260〜2
    80℃である請求項1または2の建築用Al合金材。
  4. 【請求項4】 JISで規定するA3003の鋳塊に均
    熱処理を施し、ついで、圧延終了時の温度が290〜3
    40℃である熱間圧延加工を行うのみで実使用に供する
    ことを特徴とする建築用Al合金材の製造方法。
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