JP2003104480A - 梱包箱 - Google Patents

梱包箱

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JP2003104480A
JP2003104480A JP2001302601A JP2001302601A JP2003104480A JP 2003104480 A JP2003104480 A JP 2003104480A JP 2001302601 A JP2001302601 A JP 2001302601A JP 2001302601 A JP2001302601 A JP 2001302601A JP 2003104480 A JP2003104480 A JP 2003104480A
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JP
Japan
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roll body
packaging box
packing box
branch pipe
film
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Pending
Application number
JP2001302601A
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English (en)
Inventor
Yukitomo Shibata
幸知 柴田
Takanori Yamashita
隆徳 山下
Masayuki Tanaka
正幸 田中
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JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたロール体固定性能を有する梱包箱を提
供すること。 【解決手段】 梱包箱は、ロール体本体の両端面から突
出する支管を有するロール体用の梱包箱であって、基台
と、当該基台の表面に立設された、互いに対向する受け
台と、当該受け台に装着された状態において当該受け台
との間にロール体の支管を挟持する押さえ部材とを有す
る梱包箱本体と共に、当該梱包箱本体に着脱可能な蓋体
を備え、当該受け台と押さえ部材との支管を挟持する部
分には弾性体よりなる摩擦材が設けられていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、例えばプラズマディスプレーパ
ネルの構成部材を形成するための材料として好適に用い
られる転写フィルムなどを巻回してなるロール体を輸送
するために用いられる梱包箱に関する。
【発明の属する技術分野】
【0002】
【従来の技術】例えばプラズマディスプレーパネルの誘
電体層、電極、隔壁、蛍光体、低抗体、カラーフィルタ
ー、ブラックマトリックスなどの構成部材を形成するた
めの材料として好適に用いられる長尺な転写フィルム
は、例えば円筒状の支管に巻き付けることによってロー
ル体を形成し、このロール体を梱包箱に収容することに
よって輸送している。
【0003】しかしながら、単なる梱包箱によっては、
当該梱包箱内においてロール体を十分確実に固定するこ
とができないため、輸送時の衝撃などによって、例えば
巻ゆるみ、端面ずれなどが生じてしまう、という問題が
ある。
【0004】また、プラズマディスプレイパネルの構成
部材の材料として用いる転写フィルは、微細のものであ
っても異物が付着することによって最終的に得られるプ
ラズマディスプレイパネルの形状や性能に悪影響を及ぼ
すおそれがあるが、梱包箱の材質によっては、輸送する
際に転写フィルムに異物が付着してしまう可能性が高
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
優れたロール体固定性能を有する梱包箱を提供すること
にある。本発明の他の目的は、優れたロール体固定性能
を有し、しかも、高いロール体品質保持性能を有する梱
包箱を提供することにある。本発明のさらに他の目的
は、優れたロール体固定性能を有し、しかも、複数を積
重した場合に高い安全性を有する梱包箱を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の梱包箱は、ロー
ル体本体の両端面から突出する支管を有するロール体用
の梱包箱であって、基台と、当該基台の表面に立設され
た、互いに対向する受け台と、当該受け台に装着された
状態において当該受け台との間にロール体の支管を挟持
する押さえ部材とを有する梱包箱本体と共に、当該梱包
箱本体に着脱可能な蓋体を備え、当該受け台と押さえ部
材との支管を挟持する部分には弾性体よりなる摩擦材が
設けられていることを特徴とする。
【0007】本発明の梱包箱は、基台、受け台、押さえ
部材および蓋体の材質が、ステンレス鋼であることが好
ましい。
【0008】本発明の梱包箱は、蓋体を構成する天面板
の表面に、積重される他の梱包箱の変位を防止するため
のずれ防止材が設けられていることが好ましい。
【0009】本発明の梱包箱は、転写フィルムよりなる
ロール体を輸送するために用いられる。
【0010】
【作用】本発明の梱包箱によれば、ロール体の支管を挟
持する受け台と押さえ部材との支管を挟持する部分に弾
性体よりなる摩擦材が設けられていることから、当該摩
擦材の状態保持作用により、輸送時の衝撃などによって
当該支管が固定された状態から変位することが確実に防
止されるため、優れたロール体固定性能が得られる。
【0011】梱包箱を構成する主部材の材質がステンレ
ス鋼よりなる場合には、制電効果により、ロール体を構
成するロール体本体への異物の付着を抑制することがで
きるため、高いロール体品質保持性能が得られる。
【0012】蓋体を構成する天面板の表面に、積重され
る他の梱包箱の変位を防止するためのずれ防止材が設け
られている場合には、当該ずれ防止材の状態保持作用に
より、重ねられた梱包箱を安定に積重した状態で保持す
ることができることから、積重した梱包箱が変位し、崩
れ落ちることなどを防止することができるため、高い安
全性が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
ついて詳細に説明する。図1は、本発明の梱包箱の構成
の一例を示す説明用分解斜視図であり、図2は、図1の
梱包箱の受け台の正面図であり、図3は、図2の受け台
の側面図である。また、図4は、梱包箱に収容されて梱
包されるロール体の斜視図であって、このロール体1
は、円筒状の支管3と、この支管3の外周に巻回してな
るフィルムによって形成されるロール体本体2とにより
構成され、ロール体本体2の両端面から突出された支管
3により支管突出部3aが形成されてなるものである。
なお、ロール体1は、ポリスチレン製等のクリーン袋に
予め梱包した上で、本発明の梱包箱に収容されるもので
あってもよい。また、その際、クリーン袋は支管突出部
3aの内径に適合した大きさを有するポリプロピレン製
等のキャップで密封されていることが好ましい。このキ
ャップは、支管3を補強する効果も有するものである。
【0014】この梱包箱は、梱包箱本体10と、蓋体3
0とにより構成され、2個のロール体1を、互いが接触
しない状態で平行に配置することによって収容すること
ができるものである。ここに、梱包箱本体10は、突縁
11aが形成された、収容すべき被梱包対象体(2個の
ロール体)に適合する寸法を有するステンレス鋼製の板
状部材よりなる基台11と、この基台11の表面(図1
において上面)において、各々、基台11の長さ方向に
対向して立設する2対のステンレス鋼製の受け台20
(図の例では、合計4個)と、受け台20の各々に装着
された状態において当該受け台20との間にロール体1
の支管3を狭持するステンレス鋼製の押さえ部材13と
よりなるものである。また、蓋体30は、梱包箱本体1
0の基台11における突縁11aの外周に適合した大き
さの開口35を有し、収容すべき被梱包対象体に適合し
た内部空間を形成するステンレス鋼製の箱状部材よりな
るものである。
【0015】図1において、40はパレットであり、こ
のパレット40は、梱包箱本体10の基台11の裏面
(図1において下面)において、当該基台11の周縁に
沿うように固定されたステンレス鋼製の支持部材43を
備え、各々、当該支持部材43に固定されたステンレス
鋼製の4本の脚部材44と、基台11の長さ方向および
幅方向において互いに隣接する2本の脚部材44を連結
するステンレス鋼製の連結部材45とにより構成される
枠状の脚台41、42を有するものである。
【0016】この例においては、基台11における幅方
向に伸びる同一周縁側に並列して設けられた2個の受け
台20は、各々、両端部にボルト用貫通孔が形成されて
いるステンレス鋼製の板状部材よりなる受け台固定部材
22に一体的に設けられており、この受け台固定部材2
2は、ボルト用貫通孔に挿入されたボルト29によって
基台11に固定されている。図1において、22aはス
トッパー部である。
【0017】受け台20は、ロール体1における支管3
の外径に適合した大きさを有する半円状凹部24aと、
これに連続して受け台20の上方に向かうに従って次第
に大きくなる略扇状凹部24bとにより構成される凹部
24が形成された板状部材である。そして、受け台20
の凹部24によって形成される縁面全面には、例えばゴ
ムなどの弾性体よりなる、例えば適宜の厚みを有する摩
擦材25が固着されている。
【0018】受け台20の凹部24における最底点28
の基台11の表面よりの高さは、ロール体1におけるロ
ール体本体2の厚みt以上の大きさであることが必要で
ある。
【0019】押さえ部材13は、受け台20の厚みと同
程度の幅を有し、当該受け台20の幅と同程度の長さを
有する角柱状部材である。そして、押さえ部材13の底
側面(図1において下面)の中心部分には、当該押さえ
部材13の幅と同程度の幅を有する、例えばゴムなどの
弾性体よりなる適宜の厚みを有する摩擦材14が固着さ
れている。この例においては、押さえ部材13には、収
容されるロール体1におけるロール体本体2の端面に対
向するロール体本体押さえ部材15が設けられている。
このロール体本体押さえ部材15には、上記押さえ部材
13と同じく摩擦材が固着されていてもよい。
【0020】そして、各受け台20の外側面(図1にお
いて梱包箱本体10における外方側の側面)に設けられ
た係合金具26aに対して、押さえ部材13の外端面
(図1において梱包箱本体10における外方側の端面)
に、当該係合金具26aに対応する位置に設けられた係
合金具18aを係合し、また、受け台20の内側面(図
1において梱包箱本体10における内方側の側面)に設
けられた係合孔(図示せず)に対して、押さえ部材13
の内端面(図1において梱包箱本体10における内方側
の端面)に、当該係合孔に対応する位置に設けられた係
合金具18bを係合することによって押さえ部材13を
受け台20に装着することにより、ロール体1における
支管3が配置されて保持されるべき空間が形成される。
【0021】蓋体30は、梱包箱本体10に着脱自在で
あって、当該蓋体30の天面板31の長さ方向に伸びる
側面板32に設けられた係合金具34を、梱包箱本体1
0の基台11の長さ方向に伸びる側面において当該係合
金具34に対応する位置に設けられた係合金具12に係
合することにより、当該蓋体30における開口35の内
周面が、梱包箱本体10における突縁11aに接触した
状態で、当該梱包箱本体10に装着される。なお、図1
においては、一方の側面板32および当該側面板32に
係る基台11の側面のみが見える状態とされている。
【0022】蓋体30の天面板31には、その4隅に、
積重される他の梱包箱の変位を防止するずれ防止材36
が設けられており、また、蓋体30の中央部には、窓部
37が2個並んで形成されている。蓋体30の側面板3
2には、各々、その中心よりも、それぞれ天面板31の
幅方向に伸びる側面板33側の2個所に取手38が設け
られており、その中央部に窓部37が形成されている。
なお、図1においては、一方の側面板32のみが見える
状態とされている。
【0023】このような構成の梱包箱には、梱包箱本体
10から蓋体30を取り外し、さらに、受け台20から
押さえ部材13を取り外した状態において、ロール体1
の支管3における各支管突出部3aを対向する2個の受
け台20の各々の凹部24に位置するよう配置した後、
受け台20の各々に押さえ部材13を装着し、さらに、
この状態の梱包箱本体10に蓋体30を装着することに
より、図5に示すように、ロール体1が収容される。そ
して、この状態で輸送、保管された後、梱包箱に収容さ
れたロール体1は、蓋体30を梱包箱本体10から取り
外し、さらに、押さえ部材13を受け台20から取り外
すことによって取り出すことができる。
【0024】以上のような梱包体10によれば、収容さ
れたロール体1は、ロール体本体2の外周面に基台11
および蓋体30が接触していない状態であって、支管突
出部3aを介して支管3のみが支持固定されている状態
であるが、支管3を挟持する受け台20と押さえ部材1
3との支管3を挟持する部分に、各々、弾性体よりなる
摩擦材25、14が設けられていることから、受け台2
0に係る摩擦材25および押さえ部材13に係る摩擦材
14の状態保持作用により、輸送時の衝撃などによって
当該支管3が固定された状態から変位することが確実に
防止されるため、優れたロール体固定性能が得られる。
【0025】従って、この梱包箱を用いることにより、
主として支管3が回転することによって生じる巻ゆる
み、主として支管3が梱包箱の長さ方向に動くことによ
って生じる端面ずれなどが生じるという弊害を伴わずに
ロール体1を輸送することができる。
【0026】梱包箱を構成する主部材である基台11、
受け台20、押さえ部材13、蓋体30の材質がステン
レス鋼であるため、静電気の発生などを抑制する制電効
果により、ロール体1を構成するロール体本体2への異
物の付着を抑制することができるため、高いロール体品
質保持性能が得られる。
【0027】従って、ロール体本体2を構成するフィル
ムが、後述するプラズマディスプレイパネルの構成部材
の材料として用いる転写フィルであっても、梱包箱の高
いロール体品質保持性能により、輸送する際に転写フィ
ルムに異物が付着することを抑制することができること
から、最終的に、良好な形状および性能を有するプラズ
マディスプレイパネルを得ることができる。
【0028】蓋体30を構成する天面板31の表面の4
隅に、ずれ防止材36が設けられているため、当該ずれ
防止材36の状態保持作用により、重ねられた梱包箱を
安定に積重した状態で保持することができることから、
積重した梱包箱が変位し、崩れ落ちることなどを防止す
ることができるため、高い安全性が得られる。
【0029】さらに、具体的な一例における寸法とし
て、外形寸法を、縦1745mm、横770mm、高さ
518mmとし、さらに、被梱包対象体を収容した状態
の梱包箱の総重量を250kgとすることにより、当該
梱包箱が優れたロール体固定性能を有するものであるた
め、輸送中において多少の大きさの衝撃があってもロー
ル体1が変位することがないことから、梱包作業の他、
例えば荷積み、荷下ろしなどの輸送作業を弊害を伴うこ
となく一人で行うことができる。
【0030】以上のような構成の梱包箱は、プラズマデ
ィスプレーパネルの誘電体層、電極、隔壁、蛍光体、低
抗体、カラーフィルター、ブラックマトリックスなどの
構成部材を形成するための材料として好適に用いられる
長尺な転写フィルムを、円筒状の巻芯に巻き付けること
によって形成されるロール体を輸送するための梱包箱と
して好適に用いることができる。
【0031】ロール体を構成する転写フィルムとして
は、図6に示すように、一般に、支持フィルム6と、こ
の支持フィルム6の表面に剥離可能に形成された膜形成
材料層7と、この膜形成材料層7の表面に剥離容易に設
けられたカバーフィルム8とにより構成されている。こ
のカバーフィルム8は、膜形成材料層7の性質によっ
て、また、転写フィルムを巻回したロール体本体の重量
を削減させる必要がある場合には使用されないこともあ
る。なお、支持フィルム6と膜形成材料層7との間に
は、レジスト層が存在していてもよく、支持フィルム6
と膜形成材料層7との間および膜形成材料層7とカバー
フィルム8との間には、離型剤層が存在していてもよ
い。
【0032】転写フィルムを構成する支持フィルムは、
耐熱性および耐溶剤性を有するとともに可撓性を有する
樹脂フィルムであることが好ましい。支持フィルムが可
撓性を有することにより、ロールコーター、ブレードコ
ーターなどによって原料ガラスペーストを塗布すること
ができ、膜形成材料層をロール状に巻回した状態で保存
し、供給することができる。支持フィルムを形成する樹
脂としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリ
エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニ
ル、ポリフロロエチレンなどの含フッ素樹脂、ナイロ
ン、セルロースなどを挙げることができる。支持フィル
ムの厚みとしては、例えば20〜100μmとされる。
【0033】転写フィルムを構成するカバーフィルムと
しては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエ
チレンフィルム、ポリビニルアルコール系フィルムなど
を挙げることができる。
【0034】転写フィルムを構成する膜形成材料層は、
無機粒子含有組成物(以下、「原料組成物」ともい
う。)を前記支持フィルム上に塗布し、塗膜を乾燥して
溶剤の一部または全部を除去することにより形成するこ
とができる。原料組成物を支持フィルム上に塗布する方
法としては、膜厚の大きい(例えば20μm以上)塗膜
を効率よく形成することができるものであることが好ま
しく、具体的には、ロールコーターによる塗布方法、ブ
レードコーターによる塗布方法、カーテンコーターによ
る塗布方法、ワイヤーコーターによる塗布方法などを好
ましいものとして挙げることができる。なお、原料組成
物が塗布される支持フィルムの表面には離型処理が施さ
れていることが好ましい。これにより、ガラス基板への
転写工程において、支持フィルムの剥離操作を容易に行
うことができる。
【0035】<原料組成物>以下、転写フィルムを製造
するときに使用する原料組成物について説明する。この
原料組成物は、無機粒子、結着樹脂および溶剤を含有し
てなり、シランカップリング剤、可塑剤、その他の成分
が含有されていてもよい。
【0036】(無機粒子)原料組成物を構成する無機粒
子を構成する無機物質としては、特に限定されるもので
はなく、当該原料組成物により形成される焼結体の用途
(プラズマディスプレイパネルの構成要素の種類)に応
じて適宜選択することができる。
【0037】ここに、プラズマディスプレイパネルを構
成する「誘電体層」または「隔壁」を形成するための原
料組成物に含有される無機粒子としては、軟化点が40
0〜600℃の範囲内にあるガラス粉末を挙げることが
できる。ガラス粉末の軟化点が400℃未満である場合
には、当該原料組成物による膜形成材料層の焼成工程に
おいて、結着樹脂などの有機物質が完全に分解除去され
ない段階でガラス粉末が溶融してしまうため、形成され
る誘電体層中に有機物質の一部が残留し、この結果、誘
電体層が着色されて、その光透過率が低下する傾向があ
る。一方、ガラス粉末の軟化点が600℃を超える場合
には、600℃より高温で焼成する必要があるために、
ガラス基板に歪みなどが発生しやすい。
【0038】好適なガラス粉末の具体例としては、
酸化鉛、酸化ホウ素、酸化ケイ素(PbO−B2 3
SiO2 系)の混合物、 酸化亜鉛、酸化ホウ素、酸
化ケイ素(ZnO−B2 3 −SiO2 系)の混合物、
酸化鉛、酸化ホウ素、酸化ケイ素、酸化アルミニウ
ム(PbO−B2 3 −SiO2 −Al2 3 系)の混
合物、 酸化鉛、酸化亜鉛、酸化ホウ素、酸化ケイ素
(PbO−ZnO−B 2 3 −SiO2 系)の混合物な
どを例示することができる。これらのガラス粉末は、誘
電体層および隔壁以外の構成要素(例えば電極・抵抗体
・蛍光体・カラーフィルター・ブラックマトリックス)
を形成するための原料組成物中に含有(併用)されてい
てもよい。
【0039】プラズマディスプレイパネルを構成する
「電極」を形成するための原料組成物に含有される無機
粒子としては、Ag、Au、Al、Ni、Ag−Pd合
金、CuおよびCrなどからなる金属粒子を挙げること
ができる。
【0040】プラズマディスプレイパネルを構成する
「抵抗体」を形成するための原料組成物に含有される無
機粒子としてはRuO2 などからなる粒子を挙げること
ができる。
【0041】プラズマディスプレイパネルを構成する
「蛍光体」を形成するための原料組成物に含有される無
機粒子としては、Y2 3 :Eu3+、Y2 SiO5 :E
3+、Y3 Al5 12:Eu3+、YVO4 :Eu3+
(Y,Gd)BO3 :Eu3+、Zn3 (PO4 2 :M
nなどの赤色用蛍光物質;Zn2 SiO4 :Mn、Ba
Al1219:Mn、BaMgAl1423:Mn、LaP
4 :(Ce,Tb)、Y 3 (Al,Ga)5 12:T
bなどの緑色用蛍光物質;Y2 SiO5 :Ce、BaM
gAl1017:Eu2+、BaMgAl1423:Eu2+
(Ca,Sr,Ba)10(PO4 6 Cl2 :Eu2+
(Zn,Cd)S:Agなどの青色用蛍光物質などから
なる粒子を挙げることができる。
【0042】プラズマディスプレイパネルを構成する
「カラーフィルター」を形成するための原料組成物に含
有される無機粒子としては、Fe2 3 、Pb3 4
どの赤色用物質、Cr2 3 などの緑色用物質、2(A
2 Na2 Si3 10)・Na 2 4 などの青色用物質
などからなる粒子を挙げることができる。
【0043】プラズマディスプレイパネルを構成する
「ブラックマトリックス」を形成するための原料組成物
に含有される無機粒子としては、Mn、Fe、Crなど
からなる粒子を挙げることができる。
【0044】(結着樹脂)原料組成物を構成する結着樹
脂は、アクリル樹脂であることが好ましい。結着樹脂と
してアクリル樹脂が含有されていることにより、形成さ
れる膜形成材料層には、ガラス基板に対する優れた(加
熱)接着性が発揮される。従って、原料組成物を支持フ
ィルム上に塗布して転写フィルムを製造する場合におい
て、得られる転写フィルムは、膜形成材料層の転写性
(ガラス基板への転写性)に優れたものとなる。かかる
アクリル樹脂としては、適度な粘着性を有して無機粒子
を結着させることができ、膜形成材料層の焼成処理温度
(400℃〜600℃)によって完全に酸化除去される
(共)重合体の中から選択されることが好ましい。
【0045】原料組成物を構成する結着樹脂の分子量と
しては、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子
量として2,000〜300,000であることが好ま
しく、さらに好ましくは5,000〜200,000と
される。
【0046】原料組成物における結着樹脂の含有割合と
しては、無機粒子100質量部に対して、5〜40質量
部であることが好ましい。
【0047】(溶剤)原料組成物を構成する溶剤として
は、無機粒子との親和性、結着樹脂の溶解性が良好で、
原料組成物に適度な粘性を付与することができると共
に、乾燥されることにより容易に蒸発除去できるもので
あることが好ましい。また、特に好ましい溶剤として、
標準沸点(1気圧における沸点)が100〜200℃で
あるケトン類、アルコール類およびエステル類(以下、
これらを「特定溶剤」という。)を挙げることができ
る。かかる特定溶剤の具体例としては、ジエチルケト
ン、メチルブチルケトン、ジプロピルケトン、シクロヘ
キサノンなどのケトン類;n−ペンタノール、4−メチ
ル−2−ペンタノール、シクロヘキサノール、ジアセト
ンアルコールなどのアルコール類;エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリ
コールモノエチルエーテルなどのエーテル系アルコール
類;酢酸−n−ブチル、酢酸アミルなどの飽和脂肪族モ
ノカルボン酸アルキルエステル類;乳酸エチル、乳酸−
n−ブチルなどの乳酸エステル類;メチルセロソルブア
セテート、エチルセロソルブアセテート、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、エチル−3−
エトキシプロピオネートなどのエーテル系エステル類な
どを例示することができ、これらのうち、メチルブチル
ケトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、乳酸エチル、エチル−3−
エトキシプロピオネートなどが好ましい。これらの特定
溶剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。特定溶剤以外の溶剤の具体例としては、
テレビン油、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ、テ
ルピネオール、ブチルカルビトールアセテート、ブチル
カルビトール、イソプロピルアルコール、ベンジルアル
コールなどを挙げることができる。原料組成物における
溶剤の含有割合としては、当該原料組成物の粘度を好適
な範囲に維持する観点から、無機粒子100質量部に対
して、5〜50質量部であることが好ましい。また、全
溶剤に対する特定溶剤の含有割合は、50質量%以上で
あることが好ましく、さらに好ましくは70質量%以上
とされる。
【0048】(他の成分)原料組成物においては、無機
粒子の分散安定性の向上、形成される膜形成材料層にお
ける可撓性の向上などを目的として、シランカップリン
グ剤が含有されていてもよい。また、原料組成物には、
形成される膜形成材料層に良好な可撓性と燃焼性とを発
現させるために、可塑剤が含有されていてもよい。さら
に、原料組成物には、分散剤、粘着性付与剤、表面張力
調整剤、安定剤、消泡剤などの各種添加剤が任意成分と
して含有されていてもよい。また、原料組成物は、光重
合開始剤と光硬化性成分を有する感光性のものであって
もよい。
【0049】原料組成物は、上記無機粒子、結着樹脂お
よび溶剤並びに任意成分を、ロール混練機、ミキサー、
ホモミキサー、サンドミルなどの混練・分散機を用いて
混練することにより調製することができる。ここに、原
料組成物の粘度としては、300〜30,000cpで
あることが好ましい。
【0050】
【発明の効果】本発明の梱包箱によれば、ロール体の支
管を挟持する受け台と押さえ部材との支管を挟持する部
分に弾性体よりなる摩擦材が設けられていることから、
当該摩擦材の状態保持作用により、輸送時の衝撃などに
よって当該支管が固定された状態から変位することが確
実に防止されるため、優れたロール体固定性能が得られ
る。
【0051】梱包箱を構成する主部材の材質がステンレ
ス鋼よりなる場合には、制電効果により、ロール体を構
成するロール体本体への異物の付着を抑制することがで
きるため、高いロール体品質保持性能が得られる。
【0052】蓋体を構成する天面板の表面に、積重され
る他の梱包箱の変位を防止するためのずれ防止材が設け
られている場合には、当該ずれ防止材の状態保持作用に
より、重ねられた梱包箱を安定に積重した状態で保持す
ることができることから、積重した梱包箱が変位し、崩
れ落ちることなどを防止することができるため、高い安
全性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包箱の構成の一例を示す説明用分解
斜視図である。
【図2】図1の梱包箱の受け台の正面図である。
【図3】図2の受け台の側面図である。
【図4】ロール体の構成の一例を示す斜視図である。
【図5】本発明の梱包箱にロール体が収容された状態を
示す説明図である。
【図6】転写フィルムの層構成の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ロール体 2 ロール体本体 3 支管 3a 支管突出部 6 支持フィルム 7 膜形成材料層 8 カバーフィルム 10 梱包箱本体 11 基台 11a 突縁 12 係合金具 13 押さえ部材 14 摩擦材 15 ロール本体押さえ部材 18a、18b 係合金具 20 受け台 22 受け台固定部材 22a ストッパー部 24 凹部 24a 半円状凹部 24b 略扇状凹部 25 摩擦材 26a 係合金具 28 最底点 29 ボルト 30 蓋体 31 天面板 32、33 側面板 34 係合金具 35 開口 36 ずれ防止材 37 窓部 38 取手 40 パレット 41、42 脚台 43 支持部材 44 脚部材 45 連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 正幸 東京都中央区築地2丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 3E037 AA04 BA02 BB09 CA04 3E062 AA20 AB13 AC10 CA01 CA08 FA03 FB03 FC04 FC06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール体本体の両端面から突出する支管
    を有するロール体用の梱包箱であって、 基台と、当該基台の表面に立設された、互いに対向する
    受け台と、当該受け台に装着された状態において当該受
    け台との間にロール体の支管を挟持する押さえ部材とを
    有する梱包箱本体と共に、当該梱包箱本体に着脱可能な
    蓋体を備え、当該受け台と押さえ部材との支管を挟持す
    る部分には弾性体よりなる摩擦材が設けられていること
    を特徴とする梱包箱。
  2. 【請求項2】 基台、受け台、押さえ部材および蓋体の
    材質が、ステンレス鋼であることを特徴とする請求項1
    に記載の梱包箱。
  3. 【請求項3】 蓋体を構成する天面板の表面に、積重さ
    れる他の梱包箱の変位を防止するためのずれ防止材が設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の梱包
    箱。
  4. 【請求項4】 転写フィルムよりなるロール体を輸送す
    るために用いられることを特徴とする請求項1〜請求項
    3に記載の梱包箱。
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