JP2003104392A - 内容物を収納した軟質容器体 - Google Patents

内容物を収納した軟質容器体

Info

Publication number
JP2003104392A
JP2003104392A JP2001295943A JP2001295943A JP2003104392A JP 2003104392 A JP2003104392 A JP 2003104392A JP 2001295943 A JP2001295943 A JP 2001295943A JP 2001295943 A JP2001295943 A JP 2001295943A JP 2003104392 A JP2003104392 A JP 2003104392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fusing
fusion
soft
container body
bonding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001295943A
Other languages
English (en)
Inventor
Futaba Shimizu
双葉 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUTABA CHEMICAL
FUTABA KAGAKU KK
Original Assignee
FUTABA CHEMICAL
FUTABA KAGAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUTABA CHEMICAL, FUTABA KAGAKU KK filed Critical FUTABA CHEMICAL
Priority to JP2001295943A priority Critical patent/JP2003104392A/ja
Publication of JP2003104392A publication Critical patent/JP2003104392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い保形性および高いシール性を有する内容
物を収納した軟質容器体を提供する。 【解決手段】 内容物を収納した軟質容器体1は、軟質
樹脂製シート11,12からなる軟質容器2と、内容物
3とからなる。軟質容器2は、軟質樹脂製シート11,
12を融着して形成された第一融着辺21と第二融着辺
22と、シート11,12の第一融着辺21と第二融着
辺22の離間する一端部間もしくは一端部付近間を融着
する第三融着辺23と、シート11,12の第一融着辺
21と第二融着辺22の他端部もしくは他端部付近を近
接させ、それぞれのシートが他方の端部の中央付近にて
折り曲げられ同一のシート11,12の他方の端部もし
くは端部付近が接触状態にて2枚のシートの端部付近を
融着する第四融着辺24を備える。軟質容器2は、立体
的収納空間を有し、第四融着辺24において、第一融着
辺21と第二融着辺22の内側融着縁は、離間してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状ないし半固状
の収容物を収容した軟質容器体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液状洗剤、シャンプー、リン
ス等のような液体状生活用品、マヨネーズ、ケチャッ
プ、味噌等のような液体、流動性もしくは半固形食料
品、軟膏やクリーム類のような医薬品等の液体、流動
体、ないし半固状のものを収容、輸送、保管するための
容器としては、硬質合成樹脂製の有底収容容器、薄膜シ
ート製の例えばスタンディングパウチ等のような有底軟
包装体、表面処理加工された紙などを製袋した袋体な
ど、多くの種類のものが用いられている。
【0003】一方、本発明者らは、プラスチックシート
の両端部を長手方向に封着して上下に連通開口する筒体
とし、この筒体に対して同一幅で斜めに封着された開口
端部(稜辺)と、この稜辺に直交方向に封着された開口
端部とを有し、斜めに封着された開口端部(稜辺)を、
収容容器の底面より外方向に傾斜するように設けたとこ
ろに特徴を有する収容容器を提案している(特開平11
−124146号公報)。
【0004】従来の硬質合成樹脂製の有底収容容器は、
収容物を収容し得る所定空間を有する立体構造となって
いるため、空の状態で保管、運搬するためには相応の広
い収容スペースが必要となり、収容スペース上の効率が
極めて悪いという問題があった。また、収容物を取り出
すためには、例えばポンプやヒンジキャップなどの吐出
装置を装備させることが必要となる。さらに、廃棄時の
ゴミ嵩が多いという問題があった。上述した特開平11
−124146号公報に記載の収容容器は、上記のよう
な従来の有底収容容器の問題点を解決しており十分に有
効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平11−
124146号公報に記載の収容容器は、軟質フィルム
を使用しているため、より高い保形性を有することなら
びにより高いシール性を有することが望まれている。そ
こで、本発明の目的は、高い保形性および高いシール性
を有する内容物を収納した軟質容器体を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、以下のものである。 (1) 軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、該軟質
容器内に収納された内容物とからなる内容物を収納した
軟質容器体であって、前記軟質容器は、2枚の軟質樹脂
製シートを所定幅にて融着することにより形成された第
一融着辺と第二融着辺と、前記2枚の軟質樹脂製シート
の前記第一融着辺と第二融着辺の離間する一端部間もし
くは一端部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺と、
それぞれの軟質樹脂製シートを他端部の中央付近にて折
り曲げ、同一の軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは
端部付近が接触する状態にて前記2枚の軟質樹脂製シー
トの端部もしくは端部付近を所定幅にて融着する第四融
着辺を備え、内部に密閉された立体的収納空間を有し、
かつ、前記第四融着辺において、前記第一融着辺と前記
第二融着辺の内側融着縁は、所定距離離間している内容
物を収納した軟質容器体。
【0007】(2) 軟質樹脂製シートからなる軟質容
器と、該軟質容器内に収納された内容とからなる内容物
を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、積層
された2枚の軟質樹脂製シートの向かい合う辺を所定幅
にて融着することにより形成された向かい合う第一融着
辺と第二融着辺と、前記積層された2枚の軟質樹脂製シ
ートの前記第一融着辺と第二融着辺の向かい合う一端部
間もしくは一端部付近間を所定幅にて融着する第三融着
辺と、前記2枚の軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と
第二融着辺の向かい合う他端部もしくは他端部付近を近
接させ、それぞれの軟質樹脂製シートが他方の端部の中
央付近にて折り曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他方
の端部もしくは端部付近が接触する状態にて前記2枚の
軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近間を所定幅に
て融着する第四融着辺を備え、内部に立体的収納空間を
有し、かつ、前記第四融着辺において、前記第一融着辺
と前記第二融着辺の内側融着縁は、所定距離離間してい
る内容物を収納した軟質容器体。
【0008】(3) 前記前記軟質容器体は、前記第四
融着辺において、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内
側融着縁は、0.3〜10mm離間している上記(1)
または(2)に記載の内容物を収納した軟質容器体。 (4) 前記前記軟質容器体は、前記第四融着辺の幅の
少なくとも1/2において、前記第一融着辺と前記第二
融着辺の内側融着縁が所定距離離間している上記(1)
ないし(3)のいずれかに記載の内容物を収納した軟質
容器体。 (5) 前記前記軟質容器体は、前記第四融着辺の幅の
全体において、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内側
融着縁が所定距離離間している上記(1)ないし(3)
のいずれかに記載の内容物を収納した軟質容器体。 (6) 前記前記軟質容器体は、前記第四融着辺におい
て、前記第一融着辺および前記第二融着辺は、相反する
方向を向いているものである上記(1)ないし(5)の
いずれかに記載の内容物を収納した軟質容器体。 (7) 前記第一融着辺および前記第二融着辺は、重な
らないように相反する方向を向いているものである上記
(6)に記載の内容物を収納した軟質容器体。
【0009】(8) 軟質樹脂製シートからなる軟質容
器と、該軟質容器内に収納された内容物とからなる内容
物を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、2
枚の軟質樹脂製シートを所定幅にて融着することにより
形成された第一融着辺と第二融着辺と、前記2枚の軟質
樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融着辺の離間する
一端部間もしくは一端部付近間を所定幅にて融着する第
三融着辺と、前記2枚の軟質樹脂製シートの前記第一融
着辺と第二融着辺の他端部もしくは他端部付近を近接さ
せ、それぞれの軟質樹脂製シートが該他方の端部の中央
付近にて折り曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他方の
端部もしくは端部付近が接触する状態にて前記2枚の軟
質樹脂製シートの端部もしくは端部付近を所定幅にて融
着する第四融着辺を備え、内部に密閉された立体的収納
空間を有し、かつ、前記第四融着辺において、前記第一
融着辺と前記第二融着辺は、相反する方向を向いている
内容物を収納した軟質容器体。
【0010】(9) 軟質樹脂製シートからなる軟質容
器と、該軟質容器内に収納された内容物とからなる内容
物を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、積
層された2枚の軟質樹脂製シートの向かい合う辺を所定
幅にて融着することにより形成された向かい合う第一融
着辺と第二融着辺と、前記積層された2枚の軟質樹脂製
シートの前記第一融着辺と第二融着辺の向かい合う一端
部間もしくは一端部付近間を所定幅にて融着する第三融
着辺と、前記2枚の軟質樹脂製シートの前記第一融着辺
と第二融着辺の向かい合う他端部もしくは他端部付近を
近接させ、それぞれの軟質樹脂製シートが他方の端部の
中央付近にて折り曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他
方の端部もしくは端部付近が接触する状態にて前記2枚
の軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近間を所定幅
にて融着する第四融着辺を備え、内部に立体的収納空間
を有し、かつ、前記第四融着辺において、前記第一融着
辺と前記第二融着辺は、相反する方向を向いている内容
物を収納した軟質容器体。
【0011】(10) 前記第一融着辺と前記第二融着
辺では、融着時における加熱側シートが異なっている上
記(6)ないし(9)のいずれかに記載の内容物を収納
した軟質容器体。 (11) 前記軟質容器体は、前記第三融着辺の内側融
着縁は、前記第一融着辺および前記第二融着辺に対して
斜めとなっている上記(1)ないし(10)のいずれか
に記載の内容物を収納した軟質容器体。 (12) 前記第二融着辺の第四融着辺側端部の角が切
り欠かれている上記(1)ないし(11)のいずれかに
記載の内容物を収納した軟質容器体。
【0012】(13) 軟質樹脂製シートからなる軟質
容器と、該軟質容器内に収納された内容物とからなる内
容物を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、
側方にて折り返した1枚の軟質樹脂製シートの上部側を
所定幅にて融着することにより形成された第一融着辺と
下部側を所定幅にて融着することにより形成された第二
融着辺と、前記軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第
二融着辺の離間する一端部間に位置する折り返し辺と、
前記折り返し片と向かい合うそれぞれの側の軟質樹脂製
シートの端部をシートの中央付近にて折り曲げ、同じ側
の軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近が接触する
状態にて前記軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近
を所定幅にて融着する第三融着辺を備え、内部に密閉さ
れた立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着辺にお
いて、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内側融着縁
は、所定距離離間している内容物を収納した軟質容器
体。
【0013】(14) 軟質樹脂製シートからなる軟質
容器と、該軟質容器内に収納された内容とからなる内容
物を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、側
方にて折り返された1枚の軟質樹脂製シートの向かい合
う辺を所定幅にて融着することにより形成された向かい
合う第一融着辺と第二融着辺と、前記折り返された軟質
樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融着辺の向かい合
う一端部間に位置する折り返し辺と、前記第一融着辺と
第二融着辺の向かい合う他端部もしくは他端部付近を近
接させ、それぞれの側の軟質樹脂製シートが前記折り返
し辺と向かい合う端部の中央付近にて折り曲げられ同じ
側の軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは端部付近が
接触する状態にて前記軟質樹脂製シートの端部もしくは
端部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺を備え、内
部に立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着辺にお
いて、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内側融着縁
は、所定距離離間している内容物を収納した軟質容器
体。
【0014】(15) 前記前記軟質容器体は、前記第
三融着辺において、前記第一融着辺と前記第二融着辺の
内側融着縁は、0.3〜10mm離間している上記(1
3)または(14)のに記載内容物を収納した軟質容器
体。 (16) 前記前記軟質容器体は、前記第三融着辺の幅
の少なくとも1/2において、前記第一融着辺と前記第
二融着辺の内側融着縁が所定距離離間している上記(1
3)ないし(15)のいずれかに記載の内容物を収納し
た軟質容器体。 (17) 前記前記軟質容器体は、前記第三融着辺の幅
の全体において、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内
側融着縁が所定距離離間している上記(13)ないし
(15)のいずれかに記載の内容物を収納した軟質容器
体。 (18) 前記前記軟質容器体は、前記第三融着辺にお
いて、前記第一融着辺および前記第二融着辺は、相反す
る方向を向いているものである上記(13)ないし(1
7)のいずれかに記載の内容物を収納した軟質容器体。 (19) 前記第一融着辺および前記第二融着辺は、重
ならないように相反する方向を向いているものである上
記(18)に記載の内容物を収納した軟質容器体。
【0015】(20) 軟質樹脂製シートからなる軟質
容器と、該軟質容器内に収納された内容物とからなる内
容物を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、
側方にて折り返した1枚の軟質樹脂製シートの上部側を
所定幅にて融着することにより形成された第一融着辺と
下部側を所定幅にて融着することにより形成された第二
融着辺と、前記軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第
二融着辺の離間する一端部間に位置する折り返し辺と、
前記折り返し片と向かい合うそれぞれの側の軟質樹脂製
シートの端部をシートの中央付近にて折り曲げ、同じ側
の軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近が接触する
状態にて前記軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近
を所定幅にて融着する第三融着辺を備え、内部に密閉さ
れた立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着辺にお
いて、前記第一融着辺と前記第二融着辺は、相反する方
向を向いている内容物を収納した軟質容器体。
【0016】(21) 軟質樹脂製シートからなる軟質
容器と、該軟質容器内に収納された内容とからなる内容
物を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、側
方にて折り返された1枚の軟質樹脂製シートの向かい合
う辺を所定幅にて融着することにより形成された向かい
合う第一融着辺と第二融着辺と、前記折り返された軟質
樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融着辺の向かい合
う一端部間に位置する折り返し辺と、前記第一融着辺と
第二融着辺の向かい合う他端部もしくは他端部付近を近
接させ、それぞれの側の軟質樹脂製シートが前記折り返
し辺と向かい合う端部の中央付近にて折り曲げられ同じ
側の軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは端部付近が
接触する状態にて前記軟質樹脂製シートの端部もしくは
端部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺を備え、内
部に立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着辺にお
いて、前記第一融着辺と前記第二融着辺は、相反する方
向を向いている内容物を収納した軟質容器体。
【0017】(22) 前記第一融着辺と前記第二融着
辺では、融着時における加熱側シートが異なっている上
記(18)ないし(21)のいずれかに記載の内容物を
収納した軟質容器体。 (23) 前記第二融着辺の第三融着辺側端部の角が切
り欠かれている上記(13)ないし(22)のいずれか
に記載の内容物を収納した軟質容器体。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の内容物を収納した軟質容
器体を図面に示した実施例を用いて説明する。図1は、
本発明の内容物を収納した軟質容器体の実施例の斜視図
である。図2は、図1に示した軟質容器体の底面図であ
る。図3は、図1に示した軟質容器体の第四融着辺の中
央付近を拡大した部分拡大斜視図である。図4は、図1
に示した軟質容器体の第四融着辺の中央付近の拡大断面
図である。図5は、図1に示した軟質容器体に使用され
る軟質容器を説明するための説明図である。図6は、図
1に示した軟質容器体における第四融着辺の形成過程を
説明するための説明図である。本発明の実施例の内容物
を収納した軟質容器体1は、軟質樹脂製シート11,1
2からなる軟質容器2と、軟質容器2内に収納された内
容物3とからなる。軟質容器2は、2枚の軟質樹脂製シ
ート11,12を所定幅にて融着することにより形成さ
れた第一融着辺21と第二融着辺22と、2枚の軟質樹
脂製シート11,12の第一融着辺21と第二融着辺2
1の離間する一端部間もしくは一端部付近間を所定幅に
て融着する第三融着辺23と、それぞれの軟質樹脂製シ
ート11,12を他端部の中央付近にて折り曲げ、同一
の軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは端部付近が接
触する状態にて2枚の軟質樹脂製シートの端部もしくは
端部付近を所定幅にて融着する第四融着辺24を備え、
内部に密閉された立体的収納空間を有する。そして、第
四融着辺24において、第一融着辺21の内側融着縁2
1aと第二融着辺22の内側融着縁22aは、所定距離
離間している。
【0019】また、言い換えれば、軟質容器2は、積層
された2枚の軟質樹脂製シート11,12の向かい合う
辺を所定幅にて融着することにより形成された向かい合
う第一融着辺21と第二融着辺22と、積層された2枚
の軟質樹脂製シート11,12の第一融着辺21と第二
融着辺22の向かい合う一端部間もしくは一端部付近間
を所定幅にて融着する第三融着辺23と、2枚の軟質樹
脂製シート11,12の第一融着辺21と第二融着辺2
2の向かい合う他端部もしくは他端部付近を近接させ、
それぞれの軟質樹脂製シートが他方の端部の中央付近に
て折り曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他方の端部も
しくは端部付近が接触する状態にて2枚の軟質樹脂製シ
ートの端部もしくは端部付近間を所定幅にて融着する第
四融着辺24を備え、内部に立体的収納空間を有し、か
つ、第四融着辺24において、第一融着辺21と第二融
着辺22の内側融着縁21a、22aは、所定距離離間
しているものである。
【0020】そこで、図1ないし図4に示す実施例の内
容物を収納した軟質容器体を説明する。内容物を収納し
た軟質容器体1は、軟質容器2とその中に収納された内
容物3とからなる。軟質容器2は、図1に示すように周
辺部全体が固着されているとともに、内部に収納空間を
備えている。軟質容器2は、図5に示すように、積層さ
れた2枚の軟質樹脂製シート11,12の向かい合う辺
を所定幅にて融着することにより形成された向かい合う
第一融着辺21と第二融着辺22と、第一融着辺21と
第二融着辺22の向かい合う一端部間もしくは一端部付
近間を所定幅にて融着する第三融着辺23とを有してい
る。つまり、軟質容器2は、図5に示す状態では、積層
した2枚の軟質樹脂製シート11,12を平面状態にお
いて3つの辺を融着し、後の第四融着辺となる一端が開
口する(言い換えれば、未融着辺となっている)袋状の
ものである。
【0021】そして、図6に示すように、未融着辺を広
げて、内容物3を充填後に、広げた未融着辺をそれぞれ
の軟質樹脂製シート11,12を中央付近にて折り曲
げ、第一融着辺21の内側融着縁21aと第二融着辺2
2の内側融着縁22aが近接するようにした後、この未
融着辺を融着する。このため、軟質容器2は、内部に変
形三角錐状もしくは正三角錐状の空間を形成するととも
に、内容物3を収納する。内容物を収納した軟質容器体
1は、変形三角形状の底面を形成し安定して自立する。
特に、この発明の軟質容器体1では、向かい合う第一融
着辺21および第二融着辺22を備えているので、第一
融着辺21を上にして内容物3を充填した軟質容器体1
を載置すると、第三融着辺23の下端部から第四融着辺
24の中央付近に到達する第二融着辺22がほぼ中心を
通る略三角形状の接地面が形成され底面の保形性を高め
ている。
【0022】さらに、軟質容器体全体で見ると、斜め上
方に延びる第一融着辺21と、第一融着辺21の上端部
(一端部)から下方に延びる第三融着辺23と、第三融
着辺23の下端部から第一融着辺21の下端部(他端
部)付近に到達する第二融着辺22からなるほぼ連続す
る環状もしくは略三角形状の融着辺リングと、第一融着
辺21の下端部および第二融着辺22の第一融着辺側端
部が位置するとともにこの2つの融着辺に対してほぼ直
交し、さらに、第三の融着辺ともほぼ直交するする第四
融着辺24を備えている。このため、第一融着辺21を
上にして内容物を充填した軟質容器体1を載置すると、
底面は第二融着辺22と第四融着辺24により保形保持
され、上部は第一融着辺21と第三融着辺23により保
形保持されている。このため、この容器体1は高い保形
性を備えている。
【0023】さらに、本発明の軟質容器体1では、図3
および図4に示すように、第四融着辺24において、第
一融着辺21と第二融着辺22の内側融着縁は、所定距
離離間している。このように、第一融着辺21と第二融
着辺22の内側融着縁を積極的に離間させることによ
り、第一融着辺と第二融着辺の内側融着縁部分が重なる
ことに起因する難融着部が形成されることを防止し、第
四融着辺24におけるシール性を向上させることができ
る。第四融着辺24における第一融着辺21の内側融着
縁21aと第二融着辺22の内側融着縁22aの離間距
離としては、容器体1の大きさによっても相違するが、
0.3〜10mm程度が好ましく、特に、0.5〜5m
m程度が好適である。また、第四融着辺24における第
一融着辺21の内側融着縁21aと第二融着辺22の内
側融着縁22aの離間は、図3に示すように、第四融着
辺24の幅Wの全体であることが好ましいが、第四融着
辺24の幅の少なくとも1/2以上において所定距離離
間していればよい。
【0024】次に、本発明の他の実施例の内容物を収納
した軟質容器体について説明する。上述した実施例は、
この実施例の発明の構成も備えているので、上述した実
施例を用いて説明する。この実施例の内容物を収納した
軟質容器体1は、軟質樹脂製シート11,12からなる
軟質容器2と、軟質容器2内に収納された内容物3とか
らなる。軟質容器2は、2枚の軟質樹脂製シート11,
12を所定幅にて融着することにより形成された第一融
着辺21と第二融着辺22と、2枚の軟質樹脂製シート
11,12の第一融着辺21と第二融着辺22の離間す
る一端部間もしくは一端部付近間を所定幅にて融着する
第三融着辺23と、2枚の軟質樹脂製シート11,12
の第一融着辺21と第二融着辺22の他端部もしくは他
端部付近を近接させ、それぞれの軟質樹脂製シートが他
方の端部の中央付近にて折り曲げられ同一の軟質樹脂製
シート11,12の他方の端部もしくは端部付近が接触
する状態にて2枚の軟質樹脂製シートの端部もしくは端
部付近を所定幅にて融着する第四融着辺24を備える。
さらに、軟質容器2は、第四融着辺24において、第一
融着辺21と第二融着辺22は、相反する方向を向いて
いる。
【0025】また、言い換えれば、軟質容器2は、積層
された2枚の軟質樹脂製シート11,12の向かい合う
辺を所定幅にて融着することにより形成された向かい合
う第一融着辺21と第二融着辺22と、積層された2枚
の軟質樹脂製シート11,12の第一融着辺21と第二
融着辺22の向かい合う一端部間もしくは一端部付近間
を所定幅にて融着する第三融着辺23と、2枚の軟質樹
脂製シート11,12の第一融着辺21と第二融着辺2
2の向かい合う他端部もしくは他端部付近を近接させ、
それぞれのシートが他方の端部の中央付近にて折り曲げ
られ同一シートの他方の端部もしくは端部付近が接触す
る状態にて2枚のシートの端部もしくは端部付近間を所
定幅にて融着する第四融着辺24を備え、内部に立体的
収納空間を有している。
【0026】そこで、図1ないし図4に示す実施例の内
容物を収納した軟質容器体を用いて説明する。上述と同
様に、内容物を収納した軟質容器体1は、軟質容器2と
その中に収納された内容物3とからなる。軟質容器1
は、図1に示すように周辺部全体が固着されているとと
もに、内部に収納空間を備えている。軟質容器1は、図
5に示すように、積層された2枚の軟質樹脂製シート1
1,12の向かい合う辺を所定幅にて融着することによ
り形成された向かい合う第一融着辺21と第二融着辺2
2と、第一融着辺21と第二融着辺22の向かい合う一
端部間もしくは一端部付近間を所定幅にて融着する第三
融着辺23とを有している。つまり、軟質容器2は、こ
の状態では、積層した2枚の軟質樹脂製シート11,1
2を平面状態において3つの辺を融着し、第四融着辺と
なる一端開口を未融着辺とする袋状のものである。
【0027】そして、図6に示すように、未融着辺を広
げて、内容物3を充填後に、広げた未融着辺をそれぞれ
のシートを中央付近にて折り曲げ、第一融着辺21と第
二融着辺22の内側融着縁が近接するようにした後、こ
の未融着辺を融着する。このため、軟質容器2は、内部
に変形三角錐状もしくは正三角錐状の空間を形成すると
ともに、内容物3を収納する。内容物を収納した軟質容
器体1は、変形三角形状の底面を形成し安定して自立す
る。特に、この発明の軟質容器体では、向かい合う第一
融着辺21および第二融着辺22を備えているので、第
一融着辺21を上にして内容物を充填した軟質容器体1
を載置すると、第三融着辺23の下端部から第四融着辺
24の中央付近に到達する第二融着辺22がほぼ中心を
通る略三角形状の接地面が形成され底面の保形性を高め
ている。
【0028】さらに、軟質容器体全体で見ると、斜め上
方に延びる第一融着辺21と、第一融着辺21の上端部
(一端部)から下方に延びる第三融着辺23と、第三融
着辺23の下端部から第一融着辺21の下端部(他端
部)付近に到達する第二融着辺22からなるほぼ連続す
る環状もしくは略三角形状の融着辺リングと、第一融着
辺21の下端部および第二融着辺22の第一融着辺側端
部が位置するとともにこの2つの融着辺に対してほぼ直
交するとともに、第三融着辺に対してもほぼ直交する第
四融着辺24を備えている。このため、第一融着辺21
を上にして内容物を充填した軟質容器体1を載置する
と、底面は第二融着辺22と第四融着辺24により保形
保持され、上部は第一融着辺21と第三融着辺23によ
り保形保持されている。このため、この容器体1は高い
保形性を備えている。
【0029】さらに、この実施例の軟質容器体1では、
図3および図4に示すように、第四融着辺24におい
て、第一融着辺21および第二融着辺22は、相反する
方向を向いている。このため、第四融着辺24におい
て、第一融着辺21と第二融着辺22が重なる部分の形
成を防止もしくは減少させる。このため、第一融着辺2
1と第二融着辺22の重なりに起因する第四融着辺24
における難加熱部分が形成されることを防止し、第四融
着辺24におけるシール性が向上する。そして、このよ
うに、第四融着辺24において、第一融着辺21および
第二融着辺22は、相反する方向を向くようにする方法
は、第四融着辺形成時に第一融着辺21および第二融着
辺22が相反する方向を向くように樹脂シートを操作す
る方法、また、第一融着辺21と第二融着辺22では、
融着時における加熱側シートを異なるようにすることな
どにより行うことができる。
【0030】そして、軟質容器体1としては、図1ない
し図4に示す実施例のように、第四融着辺24におい
て、第一融着辺21と第二融着辺22の内側融着縁は、
所定距離離間するとともに、第四融着辺24において、
第一融着辺21および第二融着辺22は、相反する方向
を向いていることが好ましい。このようにすることによ
り、より確実に、第四融着辺24におけるシール性を向
上させることができる。さらに、軟質容器体1は、第四
融着辺24において、図3および図4に示すように、第
四融着辺24において、第一融着辺21と第二融着辺2
2の内側融着縁は、所定距離離間していることが好まし
い。このように、第一融着辺21と第二融着辺22の内
側融着縁を積極的に離間させることにより、第一融着辺
と第二融着辺の内側融着縁部分が重なることに起因する
難融着部が形成されることを防止し、第四融着辺24に
おけるシール性を向上させることができる。
【0031】第四融着辺24における第一融着辺21の
内側融着縁21aと第二融着辺22の内側融着縁22a
の離間距離としては、容器体1の大きさによっても相違
するが、0.3〜10mm程度が好ましく、特に、0.
5〜5mm程度が好適である。また、第四融着辺24に
おける第一融着辺21の内側融着縁21aと第二融着辺
22の内側融着縁22aの離間は、図9に示すように、
第四融着辺24の幅Wの全体であることが好ましいが、
第四融着辺24の幅の少なくとも1/2以上において所
定距離離間していればよい。さらに、第四融着辺24に
おいて、第一融着辺21と第二融着辺22の内側融着縁
21a、22aは、所定距離離間している場合におい
て、第一融着辺21および前記第二融着辺22は、図3
および図4に示すように、全く重ならないように相反す
る方向を向いていることが好ましい。このようにするこ
とにより第四融着辺24におけるシール性を向上させる
ことができる。
【0032】さらに、上述したすべての実施例におい
て、軟質容器体1の第三融着辺23の内側融着縁は、図
5に示すように、第一融着辺21および第二融着辺22
に対して斜めとなっていることが好ましい。このように
することにより、第一融着辺21と第三融着辺23の交
差部付近、言い換えれば、第一融着辺21の一端部と第
三融着辺23の上部付近に形成される角部を他の角部よ
り急激に縮径する円錐状空間とすることができ、この角
部を切断することにより、内容物3を排出容易な排出口
を容易に形成することができる。さらに、上述したすべ
ての実施例において、第三融着辺23は、他の融着辺よ
り幅を広く形成するとともに、搬送および排出作業に利
用される切欠部28を備えていることが好ましい。この
ような切欠部28に指を通すことにより、軟質容器体を
容易に運搬することができるとともに、内容物の排出作
業も容易となる。
【0033】また、上述したすべての実施例において、
第一融着辺の第四融着辺24における端部もしくは第二
融着辺22の第四融着辺24における端部は、図7ない
し図10に示す実施例のように切り欠かれていていても
よい。このようにすることにより第四融着辺24におけ
るシール性をより向上させることができる。なお、第一
融着辺21もしくは第二融着辺22の端部の切欠部は、
いずれか一方のみ形成することが好ましい。しかし、両
者に設けてもよい。図7ないし図10に示す実施例の軟
質容器体10では、第二融着辺22の第四融着辺側端部
に切欠部25が設けられている。特に、この実施例の軟
質容器体10では、切欠部25は、第二融着辺22の角
を切り欠くとともに、未融着部分の角部も若干切り欠い
たものとなっている。このような切欠部25を設けて、
第四融着辺24を形成すると、図8および図9に示すよ
うに、第二融着辺22の第四融着辺24における折り返
し部分において、第四融着辺24と重ならない部分26
が形成されシール性を向上する。また、未融着部の角が
切り欠かれた部分は、第四融着辺24においてシールに
寄与しないが、そのV字状の周辺部が確実に加熱される
ためシール性が高くなる。
【0034】次に、図11ないし図14に示す実施例の
内容物を収納した軟質容器体を説明する。この実施例の
内容物を収納した軟質容器体50の基本構成は、上述し
た軟質容器体1と同じであり、相違は、上述した実施例
の軟質容器体1が二枚の軟質樹脂シートを用いているの
に対して、この実施例は、1枚の軟質樹脂シートを折り
返したものを用いている点のみである。この実施例の内
容物を収納した軟質容器体50は、軟質樹脂製シートか
らなる軟質容器52と、軟質容器52内に収納された内
容物3とからなる。軟質容器52は、側方にて折り返し
た1枚の軟質樹脂製シート53a、53bの上部側を所
定幅にて融着することにより形成された第一融着辺21
と下部側を所定幅にて融着することにより形成された第
二融着辺22と、軟質樹脂製シートの第一融着辺21と
第二融着辺22の離間する一端部間に位置する折り返し
辺27と、折り返し片2と向かい合うそれぞれの側の軟
質樹脂製シート53a,53bの端部をシートの中央付
近にて折り曲げ、同じ側の軟質樹脂製シートの端部もし
くは端部付近が接触する状態にて前記軟質樹脂製シート
の端部もしくは端部付近を所定幅にて融着する第三融着
辺24を備え、内部に密閉された立体的収納空間を有す
る。そして、第三融着辺24において、第一融着辺21
の内側融着縁21aと第二融着辺22の内側融着縁22
aは、所定距離離間している。
【0035】また、軟質容器体50は、側方にて折り返
された1枚の軟質樹脂製シート53a、53bの向かい
合う辺を所定幅にて融着することにより形成された向か
い合う第一融着辺21と第二融着辺22と、折り返され
た軟質樹脂製シートの第一融着辺21と第二融着辺22
の向かい合う一端部間に位置する折り返し辺27と、第
一融着辺21と第二融着辺22の向かい合う他端部もし
くは他端部付近を近接させ、それぞれの側の軟質樹脂製
シートが折り返し辺27と向かい合う端部の中央付近に
て折り曲げられ同じ側の軟質樹脂製シートの他方の端部
もしくは端部付近が接触する状態にてそれぞれの側の軟
質樹脂製シートの端部もしくは端部付近間を所定幅にて
融着する第三融着辺24を備え、内部に立体的収納空間
を有し、かつ、第三融着辺24において、第一融着辺2
1と第二融着辺22の内側融着縁は、所定距離離間して
いるものである。
【0036】軟質容器52は、図11ないし図13に示
すように、折り返し片を除く周辺部が固着されていると
ともに、内部に収納空間を備えている。軟質容器52
は、図15に示すように、図面左側に折り返し辺27を
有し、表面側および裏面側がほぼ同じ大きさとなるよう
に畳まれた軟質樹脂製シート53a、53bにより作成
されている。軟質容器52は、軟質樹脂製シート53
a、53bの上部側を所定幅にて融着することにより形
成された第一融着辺21と下部側を所定幅にて融着する
ことにより形成された第二融着辺22と、第一融着辺2
1と第二融着辺22の向かい合う一端部間に位置する折
り返し辺27とを有している。つまり、軟質容器52
は、図15に示す状態では、折り返し辺27により畳ま
れた1枚の軟質樹脂製シートの上下の辺を平面状態にお
いて融着し、後の第三融着辺となる折り返し辺27と向
かい合う端が開口する(言い換えれば、未融着辺となっ
ている)袋状物である。
【0037】なお、軟質容器を形成するために用いられ
る袋状物としては、上述のものに限定されるものではな
く、例えば、図16に示すような袋状物55のように、
上部側である第1融着辺21の長さが下部側である第二
融着辺22より長いものであってもよい。特に、図16
に示すものでは、第二融着辺22の折り返し辺27側の
端部が、第一融着辺21の折り返し辺側端部より、開口
端(言い換えれば、第三融着辺側)に位置するものとな
っている。この袋状物55では、折り返し辺27が負の
傾きを持つような形態となる。さらに、袋状物として
は、上部側である第1融着辺21の長さが下部側である
第二融着辺22より短く、第一融着辺21の折り返し辺
27側の端部が、第二融着辺22の折り返し辺側端部よ
り、開口端(言い換えれば、第三融着辺側)に位置する
ものであってもよい。この袋状物55では、折り返し辺
27が正の傾きを持つような形態となる。
【0038】そして、図17に示すように、未融着辺を
広げて、内容物3を充填後に、広げた未融着辺をそれぞ
れの側の軟質樹脂製シート53a、53bを中央付近に
て折り曲げ、第一融着辺21と第二融着辺22の内側融
着縁21a、22aが近接するようにした後、この未融
着辺を融着する。このため、軟質容器52は、内部に変
形三角錐状もしくは正三角錐状の空間を形成するととも
に、内容物3を収納する。内容物を収納した軟質容器体
50は、変形三角形状の底面を形成し安定して自立す
る。特に、この発明の軟質容器体50では、第一融着辺
21および第二融着辺22を備えているので、第一融着
辺21を上にして内容物3を充填した軟質容器体50を
載置すると、折り返し辺27の下端部から第三融着辺2
4の中央付近に到達する第二融着辺22がほぼ中心を通
る略三角形状の接地面が形成され底面の保形性を高めて
いる。
【0039】さらに、軟質容器体全体で見ると、第一融
着辺21の下端部および第二融着辺22の第一融着辺下
端側端部が位置するとともにこの2つの融着辺に対して
ほぼ直交する第三融着辺24を備えている。このため、
第一融着辺21を上にして内容物を充填した軟質容器体
50を載置すると、底面は第二融着辺22と第三融着辺
24により保形保持され、上部は第一融着辺21により
保形保持されている。このため、この容器体50は十分
な保形性を備えている。さらに、本発明の軟質容器体5
0では、図11ないし図14に示すように、第三融着辺
24において、第一融着辺21の内側融着縁21aと第
二融着辺22の内側融着縁22aは、所定距離離間して
いる。このように、第一融着辺21の内側融着縁21a
と第二融着辺22の内側融着縁22aを積極的に離間さ
せることにより、第一融着辺と第二融着辺の内側融着縁
部分が重なることに起因する難融着部が形成されること
を防止し、第三融着辺24におけるシール性を向上させ
ることができる。
【0040】第三融着辺24における第一融着辺21の
内側融着縁21aと第二融着辺22の内側融着縁22a
の離間距離としては、容器体50の大きさによっても相
違するが、0.3〜10mm程度が好ましく、特に、
0.5〜5mm程度が好適である。また、第三融着辺2
4における第一融着辺21の内側融着縁21aと第二融
着辺22の内側融着縁22aの離間は、図3に示すよう
に、第三融着辺24の幅Wの全体であることが好ましい
が、第三融着辺24の幅の少なくとも1/2以上におい
て所定距離離間していればよい。
【0041】次に、本発明の他の実施例の内容物を収納
した軟質容器体について説明する。上述した実施例は、
この実施例の発明の構成も備えているので、上述した実
施例を用いて説明する。この実施例の内容物を収納した
軟質容器体50は、軟質樹脂製シート53a,53bか
らなる軟質容器52と、軟質容器52内に収納された内
容物3とからなる。軟質容器52は、側方にて折り返し
た1枚の軟質樹脂製シートの上部側を所定幅にて融着す
ることにより形成された第一融着辺21と下部側を所定
幅にて融着することにより形成された第二融着辺22
と、軟質樹脂製シート53a,53bの第一融着辺21
と第二融着辺22の離間する一端部間に位置する折り返
し辺27と、折り返し片27と向かい合うそれぞれの側
の軟質樹脂製シートの端部をシートの中央付近にて折り
曲げ、同じ側の軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付
近が接触する状態にて軟質樹脂製シートの端部もしくは
端部付近を所定幅にて融着する第三融着辺24を備え、
内部に密閉された立体的収納空間を有する。第三融着辺
24において、第一融着辺21と第二融着辺22は、相
反する方向を向いている。
【0042】また、言い換えれば、軟質容器52は、側
方にて折り返された1枚の軟質樹脂製シート53a,5
3bの向かい合う辺を所定幅にて融着することにより形
成された向かい合う第一融着辺21と第二融着辺22
と、折り返された軟質樹脂製シートの第一融着辺21と
第二融着辺22の向かい合う一端部間に位置する折り返
し辺27と、第一融着辺21と第二融着辺22の向かい
合う他端部もしくは他端部付近を近接させ、それぞれの
側の軟質樹脂製シートが折り返し辺と向かい合う端部の
中央付近にて折り曲げられ同じ側の軟質樹脂製シート5
3a,53bの他方の端部もしくは端部付近が接触する
状態にて軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近間を
所定幅にて融着する第三融着辺24を備え、内部に立体
的収納空間を有する。第三融着辺24において、第一融
着辺21と第二融着辺22は、相反する方向を向いてい
る。
【0043】そこで、図11ないし図14に示す実施例
の内容物を収納した軟質容器体を用いて説明する。上述
と同様に、内容物を収納した軟質容器体50は、軟質容
器52とその中に収納された内容物3とからなる。軟質
容器体1は、図11ないし図13に示すように、折り返
し片を除く周辺部が固着されているとともに、内部に収
納空間を備えている。軟質容器52は、図15に示すよ
うに、図面左側に折り返し辺27を有し、表面側および
裏面側がほぼ同じ大きさとなるように畳まれた軟質樹脂
製シート53a、53bにより作成されている。軟質容
器52は、軟質樹脂製シート53a、53bの上部側を
所定幅にて融着することにより形成された第一融着辺2
1と下部側を所定幅にて融着することにより形成された
第二融着辺22と、第一融着辺21と第二融着辺22の
向かい合う一端部間に位置する折り返し辺27とを有し
ている。つまり、軟質容器52は、図15に示す状態で
は、折り返し辺27により畳まれた1枚の軟質樹脂製シ
ートの上下の辺を平面状態において融着し、後の第三融
着辺となる折り返し辺27と向かい合う端が開口する
(言い換えれば、未融着辺となっている)袋状物であ
る。
【0044】なお、軟質容器を形成するために用いられ
る袋状物としては、上述のものに限定されるものではな
く、例えば、図16に示すような袋状物55のように、
上部側である第1融着辺21の長さが下部側である第二
融着辺22より長いものであってもよい。特に、図16
に示すものでは、第二融着辺22の折り返し辺27側の
端部が、第一融着辺21の折り返し辺側端部より、開口
端(言い換えれば、第三融着辺側)に位置するものとな
っている。この袋状物55では、折り返し辺27が負の
傾きを持つような形態となる。さらに、袋状物として
は、上部側である第1融着辺21の長さが下部側である
第二融着辺22より短く、第一融着辺21の折り返し辺
27側の端部が、第二融着辺22の折り返し辺側端部よ
り、開口端(言い換えれば、第三融着辺側)に位置する
ものであってもよい。この袋状物55では、折り返し辺
27が正の傾きを持つような形態となる。
【0045】そして、図17に示すように、未融着辺を
広げて、内容物3を充填後に、広げた未融着辺をそれぞ
れのシートを中央付近にて折り曲げ、第一融着辺21と
第二融着辺22の内側融着縁が近接するようにした後、
この未融着辺を融着する。このため、軟質容器52は、
内部に変形三角錐状もしくは正三角錐状の空間を形成す
るとともに、内容物3を収納する。内容物を収納した軟
質容器体50は、変形三角形状の底面を形成し安定して
自立する。特に、この発明の軟質容器体では、向かい合
う第一融着辺21および第二融着辺22を備えているの
で、第一融着辺21を上にして内容物を充填した軟質容
器体50を載置すると、折り返し辺27の下端部から第
三融着辺24の中央付近に到達する第二融着辺22がほ
ぼ中心を通る略三角形状の接地面が形成され底面の保形
性を高めている。
【0046】さらに、この実施例の軟質容器体50で
は、図13および図14に示すように、第三融着辺24
において、第一融着辺21および第二融着辺22は、相
反する方向を向いている。このため、第三融着辺24に
おいて、第一融着辺21と第二融着辺22が重なる部分
の形成を防止もしくは減少させる。このため、第一融着
辺21と第二融着辺22の重なりに起因する第三融着辺
24における難加熱部分が形成されることを防止し、第
三融着辺24におけるシール性が向上する。そして、こ
のように、第三融着辺24において、第一融着辺21お
よび第二融着辺22は、相反する方向を向くようにする
方法は、第三融着辺形成時に第一融着辺21および第二
融着辺22が相反する方向を向くように樹脂シートを操
作する方法、また、第一融着辺21と第二融着辺22で
は、融着時における加熱側シートを異なるようにするこ
となどにより行うことができる。そして、軟質容器体5
0としては、図11ないし図14に示す実施例のよう
に、第三融着辺24において、第一融着辺21と第二融
着辺22の内側融着縁は、所定距離離間するとともに、
第三融着辺24において、第一融着辺21および第二融
着辺22は、相反する方向を向いていることが好まし
い。このようにすることにより、より確実に、第三融着
辺24におけるシール性を向上させることができる。
【0047】さらに、軟質容器体50は、第三融着辺2
4において、図3および図4に示すように、第三融着辺
24において、第一融着辺21の内側融着縁21aと第
二融着辺22の内側融着縁22aは、所定距離離間して
いることが好ましい。このように、第一融着辺21と第
二融着辺22の内側融着縁を積極的に離間させることに
より、第一融着辺と第二融着辺の内側融着縁部分が重な
ることに起因する難融着部が形成されることを防止し、
第三融着辺24におけるシール性を向上させることがで
きる。第三融着辺24における第一融着辺21の内側融
着縁21aと第二融着辺22の内側融着縁22aの離間
距離としては、容器体50の大きさによっても相違する
が、0.3〜10mm程度が好ましく、特に、0.5〜
5mm程度が好適である。
【0048】また、第三融着辺24における第一融着辺
21の内側融着縁21aと第二融着辺22の内側融着縁
22aの離間は、図9に示すように、第三融着辺24の
幅Wの全体であることが好ましいが、第三融着辺24の
幅の少なくとも1/2以上において所定距離離間してい
ればよい。さらに、第三融着辺24において、第一融着
辺21と第二融着辺22の内側融着縁は、所定距離離間
している場合において、第一融着辺21および前記第二
融着辺22は、図13および図14に示すように、全く
重ならないように相反する方向を向いていることが好ま
しい。このようにすることにより第三融着辺24におけ
るシール性を向上させることができる。
【0049】さらに、図11、図15に示すように、第
一融着辺21は、他の融着辺より幅を広く形成するとと
もに、搬送および排出作業に利用される切欠部28を備
えていることが好ましい。このような切欠部28に指を
通すことにより、軟質容器体を容易に運搬することがで
きるとともに、内容物の排出作業も容易となる。また、
第一融着辺の第三融着辺24における端部もしくは第二
融着辺22の第三融着辺24における端部は、図18な
いし図21に示す実施例のように切り欠かれていていて
もよい。このようにすることにより第三融着辺24にお
けるシール性をより向上させることができる。なお、第
一融着辺21もしくは第二融着辺22の端部の切欠部
は、いずれか一方のみ形成することが好ましい。しか
し、両者に設けてもよい。
【0050】図18ないし図21に示す実施例の軟質容
器体60では、第二融着辺22の第三融着辺側端部に切
欠部25が設けられている。特に、この実施例の軟質容
器体60では、切欠部25は、第二融着辺22の角を切
り欠くとともに、未融着部分の角部も若干切り欠いたも
のとなっている。このような切欠部25を設けて、第三
融着辺24を形成すると、図19および図20に示すよ
うに、第二融着辺22の第三融着辺24における折り返
し部分において、第三融着辺24と重ならない部分26
が形成されシール性を向上する。また、未融着部の角が
切り欠かれた部分は、第三融着辺24においてシールに
寄与しないが、そのV字状の周辺部が確実に加熱される
ためシール性が高くなる。
【0051】そして、上述したすべての実施例におい
て、軟質樹脂フィルムとしては、ポリエチレンテレフタ
レート、延伸ポリエチレンテレフタレートなどのポリエ
ステルもしくは延伸ポリエステル、ポリエチレン、延伸
ポリエチレン、ポリプロピレン、延伸ポリプロピレンな
どのポリオレフィンもしくは延伸ポリオレフィン、ポリ
アミドなどにより形成された軟質樹脂フィルムを基材と
し、これに、接着剤を介してもしくは直接ヒートシール
性を向上させるためのホットメルト型接着剤層(例え
ば、低密度ポリエチレン、エチレンビニルアセテート)
をラミネートしたもの、また、上記の軟質樹脂フィルム
を基材とし、外面にガスバリヤー性を有する樹脂(例え
ば、ポリ塩化ビニリデン、エチレンービニルアルコール
共重合体)をコーティングし、内面に接着剤を介しても
しくは直接ヒートシール性を向上させるためのホットメ
ルト型接着剤層(例えば、低密度ポリエチレン、エチレ
ンビニルアセテート)をラミネートしたもの、また、上
記の軟質樹脂フィルムを基材とし、内面に耐衝撃性(耐
ピンホール性)を与えるために接着剤を介してもしくは
直接耐衝撃性を有する樹脂層(例えば、延伸ポリアミ
ド)をラミネートし、さらにこの耐衝撃性樹脂層の上
に、接着剤を介してもしくは直接ヒートシール性を向上
させるためのホットメルト型接着剤層(例えば、低密度
ポリエチレン、エチレンビニルアセテート)をラミネー
トしたものなど各種のフィルムを使用することができ
る。フィルムは、収納される内容物により適宜選択され
る。
【0052】本発明の軟質容器体内に収納される内容物
3としては、軟質容器体への充填が可能でありかつ、軟
質容器体を部分的に破断した後、排出することができる
ものであればどのようなものでもよい。例えば、飲料
水、ジュース、醤油、ソース、油、液状洗剤、シャンプ
ー、リンス、オイルなどの液状物、マヨネーズ、ケチャ
ップ、味噌、クリーム、軟膏などの流動性物もしくは半
固形物、塩、砂糖、小麦粉、インスタントコーヒー等の
ような紛状物もしくは顆粒状物など、食料品、例えば軟
膏やクリーム類のような医薬品等のような液体ないし半
固状などが考えられる。
【0053】そして、軟質容器体における各融着辺は、
超音波、高周波などを用いて融着させることにより形成
される。なお、融着は、加熱によるものが好ましいが、
接着剤を用いるものでもよい。さらに、軟質容器体への
内容物の充填は、完全充填ではなく、ある程度の空間が
残留するように行うことが好ましい。このようにするこ
とにより、保管中ならびに運搬中の温度上昇により内容
物の膨張、また、搬送中における落下時などにおいて、
残留内部空間が緩衝作用を発揮し、軟質容器体の破損を
防止する。
【0054】
【発明の効果】本発明の内容物を収納した軟質容器体
は、軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、該軟質容器
内に収納された内容物とからなる内容物を収納した軟質
容器体であって、前記軟質容器は、2枚の軟質樹脂製シ
ートを所定幅にて融着することにより形成された第一融
着辺と第二融着辺と、前記2枚の軟質樹脂製シートの前
記第一融着辺と第二融着辺の離間する一端部間もしくは
一端部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺と、それ
ぞれの軟質樹脂製シートを他端部の中央付近にて折り曲
げ、同一の軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは端部
付近が接触する状態にて前記2枚の軟質樹脂製シートの
端部もしくは端部付近を所定幅にて融着する第四融着辺
を備え、内部に密閉された立体的収納空間を有し、か
つ、前記第四融着辺において、前記第一融着辺と前記第
二融着辺の内側融着縁は、所定距離離間している。
【0055】また、本発明の内容物を収納した軟質容器
体は、軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、該軟質容
器内に収納された内容とからなる内容物を収納した軟質
容器体であって、前記軟質容器は、積層された2枚の軟
質樹脂製シートの向かい合う辺を所定幅にて融着するこ
とにより形成された向かい合う第一融着辺と第二融着辺
と、前記積層された2枚の軟質樹脂製シートの前記第一
融着辺と第二融着辺の向かい合う一端部間もしくは一端
部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺と、前記2枚
の軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融着辺の向
かい合う他端部もしくは他端部付近を近接させ、それぞ
れの軟質樹脂製シートが他方の端部の中央付近にて折り
曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは
端部付近が接触する状態にて前記2枚の軟質樹脂製シー
トの端部もしくは端部付近間を所定幅にて融着する第四
融着辺を備え、内部に立体的収納空間を有し、かつ、前
記第四融着辺において、前記第一融着辺と前記第二融着
辺の内側融着縁は、所定距離離間している。
【0056】上述の内容物を収納した軟質容器体は、軟
質容器体全体で見ると、斜め上方に延びる第一融着辺
と、第一融着辺の上端部(一端部)から下方に延びる第
三融着辺と、第三融着辺の下端部から第一融着辺の下端
部(他端部)付近に到達する第二融着辺からなるほぼ連
続する環状もしくは略三角形状の融着辺リングと、第一
融着辺の下端部および第二融着辺の第一融着辺側端部が
位置するとともにこの2つの融着辺に対してほぼ直交す
る第四融着辺を備えている。このため、第一融着辺を上
にして内容物を充填した軟質容器体を載置すると、底面
は第二融着辺と第四融着辺により保形保持され、上面は
第一融着辺と第四融着辺により保形保持され、1つの側
面は第三融着辺により保形保持され、この容器体は高い
保形性を備えている。さらに、第四融着辺において、前
記第一融着辺と前記第二融着辺の内側融着縁は、所定距
離離間しているので、第四融着辺において高いシール性
を備えている。
【0057】さらに、本発明の内容物を収納した軟質容
器体は、軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、該軟質
容器内に収納された内容物とからなる内容物を収納した
軟質容器体であって、前記軟質容器は、2枚の軟質樹脂
製シートを所定幅にて融着することにより形成された第
一融着辺と第二融着辺と、前記2枚の軟質樹脂製シート
の前記第一融着辺と第二融着辺の離間する一端部間もし
くは一端部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺と、
前記2枚の軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融
着辺の他端部もしくは他端部付近を近接させ、それぞれ
の軟質樹脂製シートが該他方の端部の中央付近にて折り
曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは
端部付近が接触する状態にて前記2枚の軟質樹脂製シー
トの端部もしくは端部付近を所定幅にて融着する第四融
着辺を備え、内部に密閉された立体的収納空間を有し、
かつ、前記第四融着辺において、前記第一融着辺と前記
第二融着辺は、相反する方向を向いている。
【0058】また、本発明の内容物を収納した軟質容器
体は、軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、該軟質容
器内に収納された内容物とからなる内容物を収納した軟
質容器体であって、前記軟質容器は、積層された2枚の
軟質樹脂製シートの向かい合う辺を所定幅にて融着する
ことにより形成された向かい合う第一融着辺と第二融着
辺と、前記積層された2枚の軟質樹脂製シートの前記第
一融着辺と第二融着辺の向かい合う一端部間もしくは一
端部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺と、前記2
枚の軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融着辺の
向かい合う他端部もしくは他端部付近を近接させ、それ
ぞれの軟質樹脂製シートが他方の端部の中央付近にて折
り曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他方の端部もしく
は端部付近が接触する状態にて前記2枚の軟質樹脂製シ
ートの端部もしくは端部付近間を所定幅にて融着する第
四融着辺を備え、内部に立体的収納空間を有し、かつ、
前記第四融着辺において、前記第一融着辺と前記第二融
着辺は、相反する方向を向いている。
【0059】上述の内容物を収納した軟質容器体は、軟
質容器体全体で見ると、斜め上方に延びる第一融着辺
と、第一融着辺の上端部(一端部)から下方に延びる第
三融着辺と、第三融着辺の下端部から第一融着辺の下端
部(他端部)付近に到達する第二融着辺からなるほぼ連
続する環状もしくは略三角形状の融着辺リングと、第一
融着辺の下端部および第二融着辺の第一融着辺側端部が
位置するとともにこの2つの融着辺に対してほぼ直交す
る第四融着辺を備えている。このため、第一融着辺を上
にして内容物を充填した軟質容器体を載置すると、底面
は第二融着辺と第四融着辺により保形保持され、上面は
第一融着辺と第四融着辺により保形保持され、1つの側
面は第三融着辺により保形保持され、この容器体は高い
保形性を備えている。また、第四融着辺において、第一
融着辺と第二融着辺は、相反する方向を向いているの
で、第四融着辺において高いシール性を備えている。
【0060】また、本発明の軟質樹脂製シートからなる
軟質容器と、該軟質容器内に収納された内容物とからな
る内容物を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器
は、側方にて折り返した1枚の軟質樹脂製シートの上部
側を所定幅にて融着することにより形成された第一融着
辺と下部側を所定幅にて融着することにより形成された
第二融着辺と、前記軟質樹脂製シートの前記第一融着辺
と第二融着辺の離間する一端部間に位置する折り返し辺
と、前記折り返し片と向かい合うそれぞれの側の軟質樹
脂製シートの端部をシートの中央付近にて折り曲げ、同
じ側の軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近が接触
する状態にて前記軟質樹脂製シートの端部もしくは端部
付近を所定幅にて融着する第三融着辺を備え、内部に密
閉された立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着辺
において、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内側融着
縁は、所定距離離間している。
【0061】また、本発明の軟質樹脂製シートからなる
軟質容器と、該軟質容器内に収納された内容とからなる
内容物を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器
は、側方にて折り返された1枚の軟質樹脂製シートの向
かい合う辺を所定幅にて融着することにより形成された
向かい合う第一融着辺と第二融着辺と、前記折り返され
た軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融着辺の向
かい合う一端部間に位置する折り返し辺と、前記第一融
着辺と第二融着辺の向かい合う他端部もしくは他端部付
近を近接させ、それぞれの側の軟質樹脂製シートが前記
折り返し辺と向かい合う端部の中央付近にて折り曲げら
れ同じ側の軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは端部
付近が接触する状態にて前記軟質樹脂製シートの端部も
しくは端部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺を備
え、内部に立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着
辺において、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内側融
着縁は、所定距離離間している。
【0062】上述の内容物を収納した軟質容器体は、第
一融着辺および第二融着辺を備えているので、第一融着
辺を上にして内容物を充填した軟質容器体を載置する
と、折り返し辺の下端部から第三融着辺の中央付近に到
達する第二融着辺がほぼ中心を通る略三角形状の接地面
が形成されるので、底面の保形性が高い。さらに、軟質
容器体全体で見ると、第一融着辺の下端部および第二融
着辺の第一融着辺下端側端部が位置するとともにこの2
つの融着辺に対してほぼ直交する第三融着辺を備えてい
る。このため、第一融着辺を上にして内容物を充填した
軟質容器体を載置すると、底面は第二融着辺22と第三
融着辺24により保形保持され、上部は第一融着辺によ
り保形保持されている。このため、この容器体は十分な
保形性を備えている。さらに、第三融着辺において、第
一融着辺と第二融着辺の内側融着縁は、所定距離離間し
ているので、第三融着辺において高いシール性を備えて
いる。
【0063】また、本発明の内容物を収納した軟質容器
体は、軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、該軟質容
器内に収納された内容物とからなる内容物を収納した軟
質容器体であって、前記軟質容器は、側方にて折り返し
た1枚の軟質樹脂製シートの上部側を所定幅にて融着す
ることにより形成された第一融着辺と下部側を所定幅に
て融着することにより形成された第二融着辺と、前記軟
質樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融着辺の離間す
る一端部間に位置する折り返し辺と、前記折り返し片と
向かい合うそれぞれの側の軟質樹脂製シートの端部をシ
ートの中央付近にて折り曲げ、同じ側の軟質樹脂製シー
トの端部もしくは端部付近が接触する状態にて前記軟質
樹脂製シートの端部もしくは端部付近を所定幅にて融着
する第三融着辺を備え、内部に密閉された立体的収納空
間を有し、かつ、前記第三融着辺において、前記第一融
着辺と前記第二融着辺は、相反する方向を向いている。
【0064】このため、本発明の内容物を収納した軟質
容器体は、第一融着辺および第二融着辺を備えているの
で、第一融着辺を上にして内容物を充填した軟質容器体
を載置すると、折り返し辺の下端部から第三融着辺の中
央付近に到達する第二融着辺がほぼ中心を通る略三角形
状の接地面が形成されるので、底面の保形性が高い。さ
らに、軟質容器体全体で見ると、第一融着辺の下端部お
よび第二融着辺の第一融着辺下端側端部が位置するとと
もにこの2つの融着辺に対してほぼ直交する第三融着辺
を備えている。このため、第一融着辺を上にして内容物
を充填した軟質容器体を載置すると、底面は第二融着辺
22と第三融着辺24により保形保持され、上部は第一
融着辺により保形保持されている。このため、この容器
体は十分な保形性を備えている。さらに、また、第三融
着辺において、第一融着辺と第二融着辺は、相反する方
向を向いているので、第三融着辺において高いシール性
を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の内容物を収納した軟質容器体
の実施例の斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した軟質容器体の底面図であ
る。
【図3】図3は、図1に示した軟質容器体の第四融着辺
の中央付近を拡大した部分拡大斜視図である。
【図4】図4は、図1に示した軟質容器体の第四融着辺
の中央付近の拡大断面図である。
【図5】図5は、図1に示した軟質容器体に使用される
軟質容器を説明するための説明図である。
【図6】図6は、図1に示した軟質容器体における第四
融着辺の形成過程を説明するための説明図である。
【図7】図7は、本発明の内容物を収納した軟質容器体
の他の実施例の斜視図である。
【図8】図8は、図7に示した軟質容器体の底面図であ
る。
【図9】図9は、図7に示した軟質容器体の第四融着辺
の中央付近を拡大した部分拡大斜視図である。
【図10】図10は、図7に示した軟質容器体に使用さ
れる軟質容器を説明するための説明図である。
【図11】図11は、本発明の内容物を収納した軟質容
器体の他の実施例の斜視図である。
【図12】図12は、図11に示した軟質容器体の底面
図である。
【図13】図13は、図11に示した軟質容器体の第三
融着辺の中央付近を拡大した部分拡大斜視図である。
【図14】図14は、図11に示した軟質容器体の第三
融着辺の中央付近の拡大断面図である。
【図15】図15は、図11に示した軟質容器体に使用
される軟質容器を説明するための説明図である。
【図16】図16は、本発明の軟質容器体に使用される
袋状物の一例を説明するための説明図である。
【図17】図17は、図11に示した軟質容器体におけ
る第三融着辺の形成過程を説明するための説明図であ
る。
【図18】図18は、本発明の内容物を収納した軟質容
器体の他の実施例の斜視図である。
【図19】図19は、図18に示した軟質容器体の底面
図である。
【図20】図20は、図18に示した軟質容器体の第四
融着辺の中央付近を拡大した部分拡大斜視図である。
【図21】図21は、図18に示した軟質容器体に使用
される軟質容器を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 内容物を収納した軟質容器体 2 軟質容器 3 内容物 10 内容物を収納した軟質容器体 11,12 軟質樹脂製シート 21 第一融着辺 22 第二融着辺 23 第三融着辺 24 第四融着辺 27 折り返し辺 50 内容物を収納した軟質容器体 60 内容物を収納した軟質容器体

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、
    該軟質容器内に収納された内容物とからなる内容物を収
    納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、2枚の軟
    質樹脂製シートを所定幅にて融着することにより形成さ
    れた第一融着辺と第二融着辺と、前記2枚の軟質樹脂製
    シートの前記第一融着辺と第二融着辺の離間する一端部
    間もしくは一端部付近間を所定幅にて融着する第三融着
    辺と、それぞれの軟質樹脂製シートを他端部の中央付近
    にて折り曲げ、同一の軟質樹脂製シートの他方の端部も
    しくは端部付近が接触する状態にて前記2枚の軟質樹脂
    製シートの端部もしくは端部付近を所定幅にて融着する
    第四融着辺を備え、内部に密閉された立体的収納空間を
    有し、かつ、前記第四融着辺において、前記第一融着辺
    と前記第二融着辺の内側融着縁は、所定距離離間してい
    ることを特徴とする内容物を収納した軟質容器体。
  2. 【請求項2】 軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、
    該軟質容器内に収納された内容とからなる内容物を収納
    した軟質容器体であって、前記軟質容器は、積層された
    2枚の軟質樹脂製シートの向かい合う辺を所定幅にて融
    着することにより形成された向かい合う第一融着辺と第
    二融着辺と、前記積層された2枚の軟質樹脂製シートの
    前記第一融着辺と第二融着辺の向かい合う一端部間もし
    くは一端部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺と、
    前記2枚の軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融
    着辺の向かい合う他端部もしくは他端部付近を近接さ
    せ、それぞれの軟質樹脂製シートが他方の端部の中央付
    近にて折り曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他方の端
    部もしくは端部付近が接触する状態にて前記2枚の軟質
    樹脂製シートの端部もしくは端部付近間を所定幅にて融
    着する第四融着辺を備え、内部に立体的収納空間を有
    し、かつ、前記第四融着辺において、前記第一融着辺と
    前記第二融着辺の内側融着縁は、所定距離離間している
    ことを特徴とする内容物を収納した軟質容器体。
  3. 【請求項3】 前記前記軟質容器体は、前記第四融着辺
    において、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内側融着
    縁は、0.3〜10mm離間している請求項1または2
    に記載の内容物を収納した軟質容器体。
  4. 【請求項4】 前記前記軟質容器体は、前記第四融着辺
    の幅の少なくとも1/2において、前記第一融着辺と前
    記第二融着辺の内側融着縁が所定距離離間している請求
    項1ないし3のいずれかに記載の内容物を収納した軟質
    容器体。
  5. 【請求項5】 前記前記軟質容器体は、前記第四融着辺
    の幅の全体において、前記第一融着辺と前記第二融着辺
    の内側融着縁が所定距離離間している請求項1ないし3
    のいずれかに記載の内容物を収納した軟質容器体。
  6. 【請求項6】 前記前記軟質容器体は、前記第四融着辺
    において、前記第一融着辺および前記第二融着辺は、相
    反する方向を向いているものである請求項1ないし5の
    いずれかに記載の内容物を収納した軟質容器体。
  7. 【請求項7】 前記第一融着辺および前記第二融着辺
    は、重ならないように相反する方向を向いているもので
    ある請求項6に記載の内容物を収納した軟質容器体。
  8. 【請求項8】 軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、
    該軟質容器内に収納された内容物とからなる内容物を収
    納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、2枚の軟
    質樹脂製シートを所定幅にて融着することにより形成さ
    れた第一融着辺と第二融着辺と、前記2枚の軟質樹脂製
    シートの前記第一融着辺と第二融着辺の離間する一端部
    間もしくは一端部付近間を所定幅にて融着する第三融着
    辺と、前記2枚の軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と
    第二融着辺の他端部もしくは他端部付近を近接させ、そ
    れぞれの軟質樹脂製シートが該他方の端部の中央付近に
    て折り曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他方の端部も
    しくは端部付近が接触する状態にて前記2枚の軟質樹脂
    製シートの端部もしくは端部付近を所定幅にて融着する
    第四融着辺を備え、内部に密閉された立体的収納空間を
    有し、かつ、前記第四融着辺において、前記第一融着辺
    と前記第二融着辺は、相反する方向を向いていることを
    特徴とする内容物を収納した軟質容器体。
  9. 【請求項9】 軟質樹脂製シートからなる軟質容器と、
    該軟質容器内に収納された内容物とからなる内容物を収
    納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、積層され
    た2枚の軟質樹脂製シートの向かい合う辺を所定幅にて
    融着することにより形成された向かい合う第一融着辺と
    第二融着辺と、前記積層された2枚の軟質樹脂製シート
    の前記第一融着辺と第二融着辺の向かい合う一端部間も
    しくは一端部付近間を所定幅にて融着する第三融着辺
    と、前記2枚の軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第
    二融着辺の向かい合う他端部もしくは他端部付近を近接
    させ、それぞれの軟質樹脂製シートが他方の端部の中央
    付近にて折り曲げられ同一の軟質樹脂製シートの他方の
    端部もしくは端部付近が接触する状態にて前記2枚の軟
    質樹脂製シートの端部もしくは端部付近間を所定幅にて
    融着する第四融着辺を備え、内部に立体的収納空間を有
    し、かつ、前記第四融着辺において、前記第一融着辺と
    前記第二融着辺は、相反する方向を向いていることを特
    徴とする内容物を収納した軟質容器体。
  10. 【請求項10】 前記第一融着辺と前記第二融着辺で
    は、融着時における加熱側シートが異なっている請求項
    6ないし9のいずれかに記載の内容物を収納した軟質容
    器体。
  11. 【請求項11】 前記軟質容器体は、前記第三融着辺の
    内側融着縁は、前記第一融着辺および前記第二融着辺に
    対して斜めとなっている請求項1ないし10のいずれか
    に記載の内容物を収納した軟質容器体。
  12. 【請求項12】 前記第二融着辺の第四融着辺側端部の
    角が切り欠かれている請求項1ないし11のいずれかに
    記載の内容物を収納した軟質容器体。
  13. 【請求項13】 軟質樹脂製シートからなる軟質容器
    と、該軟質容器内に収納された内容物とからなる内容物
    を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、側方
    にて折り返した1枚の軟質樹脂製シートの上部側を所定
    幅にて融着することにより形成された第一融着辺と下部
    側を所定幅にて融着することにより形成された第二融着
    辺と、前記軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融
    着辺の離間する一端部間に位置する折り返し辺と、前記
    折り返し片と向かい合うそれぞれの側の軟質樹脂製シー
    トの端部をシートの中央付近にて折り曲げ、同じ側の軟
    質樹脂製シートの端部もしくは端部付近が接触する状態
    にて前記軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近を所
    定幅にて融着する第三融着辺を備え、内部に密閉された
    立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着辺におい
    て、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内側融着縁は、
    所定距離離間していることを特徴とする内容物を収納し
    た軟質容器体。
  14. 【請求項14】 軟質樹脂製シートからなる軟質容器
    と、該軟質容器内に収納された内容とからなる内容物を
    収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、側方に
    て折り返された1枚の軟質樹脂製シートの向かい合う辺
    を所定幅にて融着することにより形成された向かい合う
    第一融着辺と第二融着辺と、前記折り返された軟質樹脂
    製シートの前記第一融着辺と第二融着辺の向かい合う一
    端部間に位置する折り返し辺と、前記第一融着辺と第二
    融着辺の向かい合う他端部もしくは他端部付近を近接さ
    せ、それぞれの側の軟質樹脂製シートが前記折り返し辺
    と向かい合う端部の中央付近にて折り曲げられ同じ側の
    軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは端部付近が接触
    する状態にて前記軟質樹脂製シートの端部もしくは端部
    付近間を所定幅にて融着する第三融着辺を備え、内部に
    立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着辺におい
    て、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内側融着縁は、
    所定距離離間していることを特徴とする内容物を収納し
    た軟質容器体。
  15. 【請求項15】 前記前記軟質容器体は、前記第三融着
    辺において、前記第一融着辺と前記第二融着辺の内側融
    着縁は、0.3〜10mm離間している請求項13また
    は14に記載の内容物を収納した軟質容器体。
  16. 【請求項16】 前記前記軟質容器体は、前記第三融着
    辺の幅の少なくとも1/2において、前記第一融着辺と
    前記第二融着辺の内側融着縁が所定距離離間している請
    求項13ないし15のいずれかに記載の内容物を収納し
    た軟質容器体。
  17. 【請求項17】 前記前記軟質容器体は、前記第三融着
    辺の幅の全体において、前記第一融着辺と前記第二融着
    辺の内側融着縁が所定距離離間している請求項13ない
    し15のいずれかに記載の内容物を収納した軟質容器
    体。
  18. 【請求項18】 前記前記軟質容器体は、前記第三融着
    辺において、前記第一融着辺および前記第二融着辺は、
    相反する方向を向いているものである請求項13ないし
    17のいずれかに記載の内容物を収納した軟質容器体。
  19. 【請求項19】 前記第一融着辺および前記第二融着辺
    は、重ならないように相反する方向を向いているもので
    ある請求項18に記載の内容物を収納した軟質容器体。
  20. 【請求項20】 軟質樹脂製シートからなる軟質容器
    と、該軟質容器内に収納された内容物とからなる内容物
    を収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、側方
    にて折り返した1枚の軟質樹脂製シートの上部側を所定
    幅にて融着することにより形成された第一融着辺と下部
    側を所定幅にて融着することにより形成された第二融着
    辺と、前記軟質樹脂製シートの前記第一融着辺と第二融
    着辺の離間する一端部間に位置する折り返し辺と、前記
    折り返し片と向かい合うそれぞれの側の軟質樹脂製シー
    トの端部をシートの中央付近にて折り曲げ、同じ側の軟
    質樹脂製シートの端部もしくは端部付近が接触する状態
    にて前記軟質樹脂製シートの端部もしくは端部付近を所
    定幅にて融着する第三融着辺を備え、内部に密閉された
    立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着辺におい
    て、前記第一融着辺と前記第二融着辺は、相反する方向
    を向いていることを特徴とする内容物を収納した軟質容
    器体。
  21. 【請求項21】 軟質樹脂製シートからなる軟質容器
    と、該軟質容器内に収納された内容とからなる内容物を
    収納した軟質容器体であって、前記軟質容器は、側方に
    て折り返された1枚の軟質樹脂製シートの向かい合う辺
    を所定幅にて融着することにより形成された向かい合う
    第一融着辺と第二融着辺と、前記折り返された軟質樹脂
    製シートの前記第一融着辺と第二融着辺の向かい合う一
    端部間に位置する折り返し辺と、前記第一融着辺と第二
    融着辺の向かい合う他端部もしくは他端部付近を近接さ
    せ、それぞれの側の軟質樹脂製シートが前記折り返し辺
    と向かい合う端部の中央付近にて折り曲げられ同じ側の
    軟質樹脂製シートの他方の端部もしくは端部付近が接触
    する状態にて前記軟質樹脂製シートの端部もしくは端部
    付近間を所定幅にて融着する第三融着辺を備え、内部に
    立体的収納空間を有し、かつ、前記第三融着辺におい
    て、前記第一融着辺と前記第二融着辺は、相反する方向
    を向いていることを特徴とする内容物を収納した軟質容
    器体。
  22. 【請求項22】 前記第一融着辺と前記第二融着辺で
    は、融着時における加熱側シートが異なっている請求項
    18ないし21のいずれかに記載の内容物を収納した軟
    質容器体。
  23. 【請求項23】 前記第二融着辺の第三融着辺側端部の
    角が切り欠かれている請求項13ないし22のいずれか
    に記載の内容物を収納した軟質容器体。
JP2001295943A 2001-09-27 2001-09-27 内容物を収納した軟質容器体 Pending JP2003104392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001295943A JP2003104392A (ja) 2001-09-27 2001-09-27 内容物を収納した軟質容器体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001295943A JP2003104392A (ja) 2001-09-27 2001-09-27 内容物を収納した軟質容器体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003104392A true JP2003104392A (ja) 2003-04-09

Family

ID=19117289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001295943A Pending JP2003104392A (ja) 2001-09-27 2001-09-27 内容物を収納した軟質容器体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003104392A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019014517A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 イーエヌ大塚製薬株式会社 スパウト付き包装容器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4329178Y1 (ja) * 1965-10-11 1968-11-30
JPS6455250A (en) * 1987-08-26 1989-03-02 Fujitsu Ltd Printing control system of printer
JPH0378068A (ja) * 1989-08-21 1991-04-03 Nec Field Service Ltd 情報処理装置
JPH09309545A (ja) * 1996-05-17 1997-12-02 Dainippon Printing Co Ltd 易開封性包装袋及びその製造方法
JP2000326987A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Suzutora:Kk 透明導電性袋
JP2001088842A (ja) * 1999-09-17 2001-04-03 Takeshi Terasawa 発泡スチロール回収用入れ物
JP2001130589A (ja) * 1999-08-20 2001-05-15 Futaba Kagaku:Kk 収容容器及びその製造方法
JP2001192043A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Morofuji Kk 袋状容器及びその製造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4329178Y1 (ja) * 1965-10-11 1968-11-30
JPS6455250A (en) * 1987-08-26 1989-03-02 Fujitsu Ltd Printing control system of printer
JPH0378068A (ja) * 1989-08-21 1991-04-03 Nec Field Service Ltd 情報処理装置
JPH09309545A (ja) * 1996-05-17 1997-12-02 Dainippon Printing Co Ltd 易開封性包装袋及びその製造方法
JP2000326987A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Suzutora:Kk 透明導電性袋
JP2001130589A (ja) * 1999-08-20 2001-05-15 Futaba Kagaku:Kk 収容容器及びその製造方法
JP2001088842A (ja) * 1999-09-17 2001-04-03 Takeshi Terasawa 発泡スチロール回収用入れ物
JP2001192043A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Morofuji Kk 袋状容器及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019014517A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 イーエヌ大塚製薬株式会社 スパウト付き包装容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3799914A (en) Standable flexible container with straw
NZ232783A (en) Flexible self-standing pouch: inwardly curved portion defines a recess and nozzle
WO2001064536A1 (fr) Sachet interieur d'une caisse-outre
JP4913743B2 (ja) スパウト付きパウチ容器及びその製造方法
JP6790457B2 (ja) 注出口具付きガゼット袋
JP6892817B2 (ja) スパウト付きガゼット袋
JP5719642B2 (ja) 包装袋、及びその包装袋に対する充填方法
JP2018024472A (ja) スパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体
JP3634576B2 (ja) 注出機能付き包装袋
JP2000079952A (ja) 注出機能付き包装袋
JP2017119529A (ja) スパウト付きガゼット袋
JP2000072161A (ja) 口栓付不定形容器
JP2003104392A (ja) 内容物を収納した軟質容器体
JP3799009B2 (ja) 内容物を収納した軟質容器体
JP7170465B2 (ja) ガゼット袋およびバッグインボックス
JP2005280770A (ja) 内容物を収納した軟質容器体
JP4728543B2 (ja) 内容物充填済軟質容器体包装物およびその製造方法
JP2006096388A (ja) スタンディングパウチ
WO2017026122A1 (ja) 自立包装袋
JP2000177755A (ja) 注ぎ出し口付き容器
JP7383223B2 (ja) 包装袋
JP7028571B2 (ja) ガゼット袋体
JP2011063319A (ja) 複合容器
JP2018127243A (ja) 液体収納用ガゼット袋
JP6785549B2 (ja) ガゼット袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110726