JP2001130589A - 収容容器及びその製造方法 - Google Patents

収容容器及びその製造方法

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JP2001130589A JP36895399A JP36895399A JP2001130589A JP 2001130589 A JP2001130589 A JP 2001130589A JP 36895399 A JP36895399 A JP 36895399A JP 36895399 A JP36895399 A JP 36895399A JP 2001130589 A JP2001130589 A JP 2001130589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で容易に製造でき、軽量で使い勝手
に優れるとともに、収容物の全てを取り出しでき、しか
も収容物を漏洩させることなく保管、移動できる収容容
器と、その製造方法を提供すること。 【解決手段】上下に連通開口する方形筒体の両開口を互
いに直交方向に封着することと、一方の開口端部12を
その内方端縁14が斜めに傾斜するように封着するとこ
ろに特徴を有する収容容器の製造方法であり、この方法
で製造された収容容器は、上下に連通開口する方形筒体
の両開口端部12,13が互いに直交方向に封着されて
おり、且つ一方の開口端部12の内方端縁14が斜めに
傾斜して封着されているところに構成の特徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状ないし半固状
の収容物を収容する収容容器とその製造方法に関するも
のであり、より詳細には、構造が簡単で容易に製造で
き、軽量で使い勝手に優れるとともに、収容物の全てを
漏洩させることなくすべて取り出し、保管できる収容容
器と、その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば液状洗剤やシャンプー、リ
ンス等のような生活用品、マヨネーズ、ケチャップ、味
噌等のような食料品、軟膏やクリーム類のような医薬品
等のような液体ないし半固状のものを収容、輸送、保管
するためのかかる収容容器としては、例えば硬質合成樹
脂製の有底収容容器、薄膜シート製の例えばスタンディ
ングパウチ等のような有底軟包装体、表面処理加工され
た紙などを製袋した袋体などなど、多種類のものが知ら
れている。
【0003】一方、本発明者らは、プラスチックシート
の両端部を長手方向に封着して上下に連通開口する筒体
となし、該筒体に対して同一幅で斜めに封着された開口
端部(稜辺)51と、該稜辺に直交方向に封着された開
口端部52とを有し、前記斜めに封着された開口端部
(稜辺)51を、収容容器の底面53より外方向に傾斜
するように設けたところに特徴を有する収容容器50
(図8)を開発した(特開平11−124146号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
硬質合成樹脂製の有底収容容器は、収容物を収容し得る
所定空間を持った立体構造に形成するため、これらを空
の状態で保管したり運搬するためにはそれ相応の広い収
容スペースが必要となり、収容スペース上の効率が極め
て悪いという問題があった。また、1個づつ抱き抱えて
搬送、運搬するか、或いはその複数をコンテナーに収納
して搬送、運搬することになるため、搬送、運搬作業の
効率が悪く、また搬送・運搬作業中に転倒してケガをす
る心配があった。
【0005】また、収容物を取り出すためには、例えば
ポンプやヒンジキャップなどの吐出装置を装備させるこ
とが必要となり、特に硬質ポリ容器の場合にあっては、
収容物をすべて使いきるとこれが粗大ゴミとなったり、
これらを焼却すると有毒ガスが発生したり、焼却時には
高温となるため焼却炉自体を傷めることがあるなどの問
題があった。
【0006】前記薄膜シート製のスタンディングパウチ
等のような有底軟包装体は、その製造が誠に面倒で、高
価である等の問題があった。
【0007】前記特開平11−124146号公報に記
載の収容容器は、筒体の両開口が互いに直交方向に封着
されてはいるものの、当該筒体の両開口を平行方向に裁
断(溶断)するものではないため、例えば筒体を予め台
形状に裁断する必要があったり、筒体より切れ端が発生
するという問題があった。
【0008】また、筒体の開口を直交方向であり、且つ
一方の開口を水平方向にそして他の開口を斜めにシール
する必要があるため、従来の製袋機の改造で対応するこ
とが極めて困難であった。そのため、新規に高価な機械
を設備するか、その全てを手作業で行うことが必要であ
り、その製造が誠に厄介であった。
【0009】本発明はこのような実情に鑑み創案された
ものであり、その目的は、特には、構造が簡単で容易に
製造でき、軽量で使い勝手に優れるとともに、収容物の
全てを取り出しでき、しかも収容物を漏洩させることな
く保管、移動できる収容容器と、その製造方法を提供せ
んとするところにある。
【0010】なお、本明細書において、「収容物」と
は、例えば災害救助用の飲料水等のような水、例えば液
状洗剤やシャンプー、リンス等のような生活用品、例え
ばマヨネーズ、ケチャップ、味噌、塩、砂糖等のような
食料品、例えば軟膏やクリーム類のような医薬品等のよ
うな液体ないし半固状のもの、例えばドッグフードのよ
うな動物食品、例えばネコ飼育用の床砂等、及びこれら
に類するものをすべて含む広い概念である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した手段の要旨とするところは、叙上の
特許請求の範囲の欄に記載の通りである。
【0012】このような構成を採用した本発明の各請求
項記載の発明のかかる収容容器によると、方形の両開口
は互いに平行の関係にあるため、前記特開平11−12
4146号公報記載の収容容器のように、製造時に筒体
(薄膜シート)の一部が切れ端となってゴミになること
がない。
【0013】また、一方の開口端部は、三角形ないし台
形状に例えば全面封着され内方端縁が斜めに形成されて
おり、この内方端縁が当該収容容器の両側面を構成する
一稜辺となるため、開口を平行方向に封着する従来の製
袋機に具備された例えば熱刃部材を、当該三角形ないし
台形状の熱刃部材に取り替えすることで容易に連続製造
できるようになる。
【0014】また、極めて僅かの樹脂量で製造できるた
め、廉価でしかも廃棄時に粗大ゴミになったり、或いは
例えば焼却処分時に大量の有毒ガスが発生することもな
く、焼却炉自体を損傷し難い。
【0015】特に、請求項2に記載の発明のかかる収容
容器によると、斜めの内方端縁を有する開口端部と対向
する開口端部が、筒体の当該開口の中央が両端となるよ
うに封着されて容器の底面を構成する稜辺を形成するよ
うに構成されているから、叙上の作用に加えて、開封後
であっても当該収容容器を自立させることができ、安定
に保持することができ、しかも残余収容物が液状乃至半
固状であっても漏洩防止を図りつつ保管、移動できる。
【0016】請求項3に記載の収容容器によると、筒体
において、一方の開口端部に斜めに設けた内方端縁と、
該内方端縁に連続して前記開口端部と直交する開口中央
にまで至る折線が、90度以上の鈍角となるように構成
されているから、叙上の各作用に加えて、この開口端部
の頂部に例えばハサミなどで切り落しすることにより、
取出口の大きさを目的に応じて自在変更できるととも
に、底面の外周部よりも外方に位置ズレした位置に取出
口を備えることができる。すなわち、その全体を支えな
がら傾斜させさらに必要ならば周壁を押圧することによ
り、特には液状乃至半固状の収容物を漏洩させることな
く取り出しできる。また、開封後にあっては、収容容器
内の残余収容物を下方に収集させて周壁を屈曲させるこ
とにより、取出口を略閉止できる。但し、「取出口」と
は、例えば逆止弁や吐出ノズルなど公知の取出手段のす
べてを含むものとする。
【0017】請求項4記載の発明に係る収容容器による
と、内方端縁を斜めに封着した開口端部に、この容器の
重心を通る線上に取っ手が形設されているので、取り扱
い勝手に優れるとともに強度に優れ、取っ手の近傍から
破れ難い。
【0018】請求項6記載の発明に係る収容容器による
と、前記内方端縁を斜めに封着した開口端部の中央付近
から端縁に至る切り欠きを設け、この切り欠き部分をこ
れと対向する他の開口端部に連結する構成を採用してい
るから、意匠性に優れたものを構成ずることができると
ともに、請求項7記載の発明に係る収容容器のように、
開口端部に連結された切り欠き部分に、この収容容器の
吊り下げ手段を設けることができ、これを介して、吊り
下げ陳列できるようになる。
【0019】つぎに、請求項8乃至11記載の発明に係
る収容容器の製造方法によると、例えば従来の製袋機を
マイナーチェンジすることで連続生産できるようにな
る。また、これらの製造工程で、筒体(薄膜シート)の
一部が切れ端となってゴミになることがないなど、叙上
の請求項1〜7に記載された収容容器のいずれかが奏す
る作用を具有した収容容器を、廉価に製造でき、これら
を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明にかかる収容容器の実施の
形態を、図面で示すより具体的な実施例に基いてさらに
詳細に説明するが、本発明の要旨を越えない限り、以下
の実施例により本発明が限定されるものではない。
【0021】図1は、第1実施例の収容容器10を概略
的に示す斜視図であり、図2はこの収容容器を製袋する
ために使用される方形筒体11を概略的に示す平面図で
ある。
【0022】図において、この収容容器10は、上下に
連通開口する方形筒体11(幅20cm、上下長さ34
cm)に対して上方開口端部12と下方開口端部13が
互いに直交方向となるように封着されているものであ
り、1500〜2000ml程度の収容物が収容でき
る。
【0023】方形筒体11は、厚さが約0.1mm、幅
が42cmのポリプロピレンシートの両端部を長手方向
1cm幅にヒートシーリングし、ついで上下が34cm
となるように切断したものである。但し、予め筒状に成
形しこれを切断して方形筒体としたものでも構わない。
なお、方形筒体の厚さや幅などの寸法形状、或いは薄膜
シート素材などを限定するものではないが、製造し易さ
という観点からは、熱溶着並びに熱溶断可能なものが好
ましく、ポリエチレン系シートやポリプロピレン系シー
ト等に代表される単層シート、ナイロン・ポリエチレ
ン、ポリエステル・ポリエチレン、ポリエステル・ナイ
ロン・ポリエチレン、ポリエステル・ポリエステル蒸着
・ポリエチレン、ポリエステル・ポリエステルアルミ蒸
着・ポリエチルン等に代表される多層シートが例示でき
る。
【0024】上方開口端部12は、筒体11の右側側上
端14aから下方1cmの位置と該筒体11の左側端上
端14bから下方8cmの位置とを結ぶ線に沿って右上
がりに傾斜する一辺(内方端縁14)をもった略直角三
角乃至台形状に全面封着されており、そして、取っ手1
5が形設されている。なお、内方端縁14の全体形状
は、直線状であっても、円弧状であっても、千鳥形状で
あっても何でも構わない。
【0025】取っ手15は、下方開口端部13が最下端
となるように持った時、全体の重心を通る線上に設ける
と、取り扱い勝手に優れるとともに強度に優れ、取っ手
の近傍から破れ難くなるため、好ましい。
【0026】下方開口端部13は、筒体11の当該開口
の中央11aが両端13a,13bとなるように1cm
幅でヒートシーリングされている。
【0027】内方端縁14の末端に連続しここから下方
開口端部13中央に至る折り線16は、該内方端縁14
と90度以上の鈍角となるように設計される。第1実施
例の収容容器10はこの角度が90度で例示してある。
このような構成を採用すると、内方端縁14は、収容容
器の底面17より外方に突出するようになる。但し、内
方端縁14の傾設角度(θ)は、収容容器の寸法形状等
により適宜設計変更できる。収容物の漏洩を防止しつつ
取り出すという観点からは、90〜140度程度である
ことが好ましく、自立安定性の確保という観点からは、
90〜120度程度であることが好ましい。
【0028】下方開口端部13と上方開口端部12と
は、直交方向より多少ずれていても構わないが、自立安
定性や意匠状の観点からは、これらを直交方向に封着す
ることが好ましい。
【0029】なお、この収容容器10は、筒体の上方開
口端部12を下にして、上方にある開口から、例えば液
状乃至粘液状収容物や飲料水等の所望量を注意深く流し
込み、この開口の中央が両端13a,13bとなるように
ヒートシーリングすると、上方開口端部12と下方開口
端部13を互いに直交方向に封着できる。これらの作業
は、何れも手作業でも実施できるが、製袋機(充填機)
にて連続的に製造することもできる。
【0030】収容容器10より収容物を取り出す時に
は、図3に示すように、底面17と対峙する頂部18の
一部をハサミ等によって切り落として取出口19を開設
する。ついで、図4に示すように、その全体を手で持ち
上げて、移し替え容器の開口上方に取出口を移動させ、
ゆっくりと収容物を注ぎ込む或いは手で絞り出しながら
注ぎ込むようになっている。
【0031】この時、頂部に形成される取出口はやかん
の注ぎ口のように、外方向に突出しているから、周りを
汚すことなく確実に収容物を取り出しできるとともに、
収容物を最後まで無駄なく取り出し若しくは絞り出しで
き、その全てを使い切ることができる、という作用効果
が得られるのである。
【0032】また、開封後に、使い切れずに残った収容
物がある場合には、頂部に開設された取出口から空気を
取り込ませて収容物を底面側に移動させることができ、
その重心が下方に移動するため、自立安定性に優れるか
ら、残余の収容物を漏洩させることなく保管でき、収容
物を分割しつつ取り出し若しくは絞り出しでき、内部の
収容物が取り出し後はこれら収容容器が薄膜シートから
形成されているために粗大ゴミとはなり難い、という作
用効果が得られる。
【0033】なお、取出口19に、例えば導出路を設け
たり、例えば逆止弁機構を備えたり(図示しない)、例
えば吐出用ノズル等の公知の取出手段(図示しない)を
備えるなど、様々な手段を採用することができる。
【0034】第1実施例の収容容器10を製袋機(自動
充填機)によって連続的に製造する実施の態様をより具
体的に説明する。
【0035】第1の実施の態様となる製造方法おいて、
製袋機(自動充填機)に組み付けされる熱刃20は、図
5に模式的に示すように、上方開口端部12を形成する
ための熱刃部分20aと下方開口端部13を形成するた
めの熱刃部分20bとを一体形成したものである。この
熱刃20は、絞り込みローラ(図示しない)とともに9
0度回動するようになっており、組として組み付けされ
る。熱刃20を絞り込みローラとともに90度回動させ
る回動手段は、公知技術を適用して様々に構成でき、ど
の構成を採用しても構わない。
【0036】厚さが約0.1mm、幅が42cmのポリ
プロピレンシートの両端部を長手方向1cm幅にヒート
シーリングして筒体とし、その下端部を熱刃20でヒー
トシールして収容容器の上方開口端部12(又は下方開
口端部13)を形成する。
【0037】ついで、内部に収容物の所定量を充填す
る。予め上方開口端部12(又は下方開口端部13)の
面と直交する向きに回動させたロールにて筒体を適宜絞
り込みながら所定の距離(収容量により異なる)下方に
移動させて停止させる。熱刃20にて封着した後別途切
断するか、或いは封着と同時に溶断すると、第1番目の
収容容器10aの下方開口端部13(又は上方開口端部
12)が形成でき、同時に、第2番の収容容器10bの
上方開口端部12(又は下方開口端部13)を形成する
ことができる。すなわち、この段階で、第1番目の収容
容器10aが製造でき、且つ上方開口端部12(又は下
方開口端部13)を有する第2番の収容容器10bが形
成できる。
【0038】熱刃20と絞り込みローラを組として90
度回動するとともに、筒体を所定距離下方に移動せしめ
て停止させ、上記した収容物を充填する工程以後の操作
をそれぞれ上記の順序で繰り返すと、所定量の収容物を
充填した収容容器10が連続的に製造できる。
【0039】つぎに、従来の製袋機(充填機)を改造し
て、内部に収容物の所定量を充填した収容容器10を連
続製造する第2の実施の態様を簡単に説明する。
【0040】上述したポリプロピレンシートからなる筒
体を、第1熱刃でヒートシールすることにより収容容器
の下方開口端部を形成した後、下方に向けて当該収容容
器の2個に相当する長さ移動させて停止し、該収容容器
に収容する所定量の2倍相当量の収容物を充填する。つ
いで、収容物を充填した2連の収容容器の中央部を、第
2絞り込みローラにて前記下方開口端と直交する向きに
絞り込み、熱刃にて液中シールして各収容容器の上方開
口端部(内方端縁が斜めになる端部)を形成するととも
に、溶断する。この段階で、第1番目の収容容器が分断
され、そして、第2番目の収容容器の上方開口端部が形
成される。
【0041】ついで、第2番目の収容容器の下方開口端
部及び第3番目の収容容器の下方開口端部となる位置に
対応する位置を、第1絞り込みローラにて絞り込み、第
2熱刃で封着し溶断すると、第2番目の収容容器が分断
され、そして、第3番目の収容容器の下方開口端部が形
成される。そして、上述した、当該収容容器2個の長さ
相当下方に移動させて停止する工程以降の操作を、それ
ぞれ上記の順序で繰り返すと、収容物を充填した当該収
容容器が連続的に機械製造できる。
【0042】第2の実施の態様となる製造方法による
と、従来の製袋機(充填機)に対して、特には、収容物
を充填した2連の収容容器の中央部を絞り込む第2絞り
込みローラと、各収容容器の上方開口端部(内方端縁が
斜めになる端部)を同時に形成するための第2熱刃とを
具備した封着装置、を組み付けることで、本発明に係る
収容容器を連続製造できるから設備投資費の節減でき
る。また、各収容容器毎にその都度収容物を充填するの
ではなくて、収容容器2個単位で充填するから、充填効
率に優れる等の点において、実効性に優れているから、
極めて好適である。なお、前記封着装置を限定するもの
ではなく、従来の製袋機(自動充填機)に組み付けされ
ていないものでもよい等、様々に設計変更できる。要す
る処、上述した作用効果が得られる装置のすべてを包む
ものとする。
【0043】つぎに、図6は、第2実施例の収容容器3
0を概略的に示す斜視図であり、図7は、この収容容器
を製袋するために使用される筒体31を説明するために
模式的に示す平面図である。
【0044】図において、この収容容器30は、内方端
縁34を斜めに封着する上方開口端部32に、開口32
aの中央付近より斜めに傾斜する一辺を有する切り欠き
32bが設けられており、この切り欠き部分33bをこ
れと対向する開口33aに連結させた筒体31より製袋
されている点と、下方開口端部33に連結した切り欠き
部分33bに、吊り下げ用の穴33cが形成されている
点において、第1実施例の収容容器とは相違するもの
の、他の構成は第1実施例の収容容器と実質的に同一で
ある。
【0045】従って、第1実施例の収容容器10が具有
する作用効果に加えて、図6に模式的に示すように、吊
り下げ用の穴33cを介して収容容器30を吊り下げて
陳列することができるため、例えば収容物が少量でその
全体が軽量である場合には、特に好適な収容容器とな
る。
【0046】ところで、第2実施例の収容容器30は、
上方開口端部32と下方開口端部33が互いに直交方向
に封着されており、斜めの内方端縁34を有する上方開
口端部32の一部分を切り欠き、この切り欠き部分33
bをこれと対向する開口33aに連結させた形状の筒体
から製袋されているところにその構成特徴を有するもの
である。切り欠き部分33bに吊り下げ用の穴33cが
穿設されていないものであっても構わない。また、切り
欠き部33bの形状は適宜自在に設計変更して実施でき
る。
【0047】第2実施例の収容容器30は、上述した各
製造方法(自動充填機)にて実質的には連続製造でき
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の収容容器
は、上下に連通開口する方形筒体の両開口端部が互いに
ほぼ直交方向に封着されており、且つ一方の開口端部の
内方端縁が斜めに傾斜して封着されているところにその
構成特徴があり、好適には、開口端部の内方端縁(底面
から上方に至る稜辺)が、底面より外方に突出するよう
に傾設されているものである。また、本発明の収容容器
の製造方法は、上下に連通開口する方形筒体の両開口を
互いに直交方向に封着することと、一方の開口端部をそ
の内方端縁が斜めに傾斜するように封着することにその
構成特徴を有するものである。
【0049】本発明の収容容器は、構造が極めて簡単
で、特には、収容物の取り出し若しくは絞り出しが容易
であり、開封後でもこれを安定して自立させることがで
き、残余収容物を漏洩させることなく保管移動でき、使
用後に粗大ゴミとなり難い収容容器として簡単に製造で
き、これを廉価に提供することができる。
【0050】また、筒体の開口(開口端部の外端縁)が
平行であるから、前記特開平11−124146号公報
記載の収容容器を製造する場合のように、筒体(薄膜シ
ート)の一部が切れ端となってゴミになることがなく、
しかも従来の製袋機に具備された熱刃と絞り込みローラ
を、例えば三角乃至台形状の熱刃に取りかえ且つ該熱刃
とともに絞り込みローラを90度回動させることで簡単
に直交方向に封着することができ、これにより連続製造
が可能となり、ランニングコストが削減でき廉価に提供
できる。
【0051】また、これら収容容器が薄膜シートから形
成されているため、従来の硬質合成樹脂製の有底収容容
器とは異なり、収容物を収容し得る所定空間を持った立
体構造のまま空の状態で保管したり運搬するのではない
ため、広い収容スペースが不要となり、収容スペース上
の効率に極めて優れるし、また、使用後、収容物を収容
し得る所定空間を持った立体構造のままではなく、例え
ば丸め込んで収容空間をほぼゼロにできるために粗大ゴ
ミとなることがなく、焼却時に高温となって焼却炉自体
を傷め難い点において、極めて実効性の高いものであ
る。
【0052】特に、第2の実施の態様となる製造方法
(充填機)によると、従来の製袋機(自動充填機)に、
簡単な封着装置を備えるだけで済むので、設備投資費が
節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施例の収容容器を示す概略斜視
図であり、収容物を取り出しするための取出口は開設さ
れていない。
【図2】 図2は、図1の収容容器を製造するために使
用する方形筒体を概略的に示す平面図である。
【図3】 図3は、図1の収容容器に取出口を形設して
いる様子を模式的に示す斜視図である。
【図4】 図4は、収容容器から収容物を取り出してい
る様子を模式的に示す斜視図である。
【図5】 図5は、製袋機に組み付けされる熱刃を示す
概略平面図であり、上方開口端部を形成するための熱刃
部分と、下方開口端部を形成するための熱刃部分とが示
されているが、絞り込みローラ、及び該ローラとともに
90度回動させる回動手段は図示されていない。
【図6】図6は、第2実施例の収容容器を一使用の態様
と共に概略的に示す斜視図であり、収容物を取り出しす
るための取出口は開設されていない。
【図7】図7は、図6の収容容器を製袋するために使用
される筒体を概略的に示す平面図である。
【図8】図8は、特開平11−124146号公報に記
載の収容容器を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10…第1実施例の収容容器 10a…第1番目の収容容器 10b…第2番面の収容容器 11…方形筒体 11a…開口の中央 12…上方開口端部 13…下方開口端部 13a,13b…両端 14…内方端縁 14a…右側端上端 14b…左側端上端 15…取っ手 16…折り線 17…底面 18…頂部 19…取出口 20…熱刃 20a…熱刃部分 20b…熱刃部分 30…第2実施例の収容容器 31…筒体 32…上方開口端部 32a…開口 32b…切り欠き 33…下方開口端部 33a…開口 33b…切り欠き部分 33c…吊り下げ用の穴 34…内方端縁 36…折り線 50…特開平11−124146号公報記載の収容容器 51…開口端部(稜辺) 52…開口端部(稜辺) 53…底面 θ…傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 65/30 B65D 65/30 77/30 77/30 C Fターム(参考) 3E064 AD15 BA25 BA30 BA36 BA54 BB03 BC04 BC16 EA04 EA09 EA12 EA13 EA16 FA04 FA05 GA02 HE02 HJ01 HL01 HM01 HN05 HP01 3E067 AA03 AA04 AB21 AB22 AB26 AB81 AC01 BA13A BA19A BB15A BB16A BB25A CA07 EA08 EB07 EB23 EE12 EE15 FA01 GD07 3E086 AA02 AB01 AC07 AC32 AD01 BA15 BB51 BB71 CA11 CA28 CA35

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に連通開口する方形筒体の両開口端
    部が互いに直交方向に封着された収容容器であって、 前記両開口端部のうち一方の開口端部の内方端縁が斜め
    封着されていることを特徴とする収容容器。
  2. 【請求項2】 前記両開口端部のうちの他の開口端部
    は、この開口端部を形成する当該開口の中央がその両端
    である請求項1記載の収容容器。
  3. 【請求項3】 前記収容容器において、 前記内方端縁と該内方端縁に連続して前記他の開口端部
    の両端に至る折線は、90度以上の鈍角であることを特
    徴とする請求項2記載の収容容器。
  4. 【請求項4】 前記収容容器において、前記内方端縁を
    斜めに封着した開口端部に、前記収容容器の重心を通る
    上下方向の線上に取っ手を形設したことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の収容容器。
  5. 【請求項5】 前記収容容器において、前記内方端縁を
    斜めに封着した開口端部に、取出口を形設したことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の収容容器。
  6. 【請求項6】 前記収容容器において、 前記内方端縁を斜めに封着した開口端部の中央付近から
    端縁に至る切り欠きを設け、この切り欠き部分を、前記
    開口端部と対向する開口端部に連結したことを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の収容容器。
  7. 【請求項7】 前記収容容器において、 前記開口端部に連結した切り欠き部分に、この収容容器
    を吊り下げするための吊下部を設けたことを特徴とする
    請求項6記載の収容容器。
  8. 【請求項8】 上下に連通開口する方形筒体の両開口端
    部を互いに直交方向に封着させた収容容器の製造方法で
    あって、 前記開口端部の一方を、その内方端縁を斜めに封着する
    工程を有すことを特徴とする収容容器の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記収容容器の製造方法において、 前記開口端部に対向する開口端部は、前記筒体の開口中
    央がその両端となるように封着することによって形成す
    ることを特徴とする請求項1記載の収容容器の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記収容容器の製造方法において、 前記内方端縁と該内方端縁に連続して前記対向する開口
    端部の両端に至る折線は、90度以上の鈍角であること
    を特徴とする請求項9記載の収容容器。
  11. 【請求項11】 前記収容容器の製造方法において、 前記内方端縁を斜めに封着した開口端部に該開口端部の
    中央付近から端縁に至る切り欠きを設け、この切り欠き
    部分を前記開口端部と対向する開口端部に連結すること
    を特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の収容容
    器の製造方法。
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