JP2003104273A - スクータ型自動二輪車 - Google Patents
スクータ型自動二輪車Info
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
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Abstract
造を採りながら、車体フレームや動力ユニット近傍の部
品の配置の制約を少なくして設計上の自由度を高くす
る。 【解決手段】 動力ユニット3の前端部を車体フレーム
2に連結するリンク34の動力ユニット側の端部と車体
フレーム2との間にコンプレッションバー36を介装す
る。このコンプレッションバー36の動力ユニット側の
端部を動力ユニット3に対して着脱可能に構成する。コ
ンプレッションバー36の下端部を車体外方に露出させ
る。
Description
式動力ユニットの前部を車体フレームに動力ユニット懸
架用リンクを介して支持させたスクータ型自動二輪車に
関するものである。
は、走行時に後輪が路面の凹凸を越えたときなどに動力
ユニット懸架用リンクが車体フレーム側の端部および動
力ユニット側の端部を中心にして揺動し、動力ユニット
の全体が上下方向に平行移動する。このため、走行時に
動力ユニットから乗員に伝わる振動を小さく抑え、乗り
心地を向上させることができる。しかし、この構成を採
ることにより、路面の凹凸を後輪が越えたとき、衝撃に
よって動力ユニット本体が上下に大きく平行移動するこ
とになる。このため、従来、動力ユニット本体と車体フ
レームや燃料タンク等の車体構成部材との隙間を大きく
設定する必要があり、例えば、燃料タンク等の容量を大
きくできないとか、シート高さが高くなる等の不具合が
あった。
ては、前記リンクと車体フレームとの間にストッパーロ
ッドを介装し、このストッパーロッドによって動力ユニ
ットの前端部の上下方向の移動を制限するようになって
きた。前記ストッパーロッドは、ゴム製のブッシュを介
して前記リンクと車体フレームとにそれぞれ接続してい
る。すなわち、前記ブッシュの弾性変形分だけリンクが
揺動できるから、上述した動力ユニットからの振動伝達
の解消による乗り心地の向上と、動力ユニットの過大な
動きを抑えることによる例えば燃料タンクの容量確保と
かシート高さの低減等とを両立させることができる。一
方、スクータ型自動二輪車は、動力ユニットに設けたメ
インスタンドを使用して駐車した状態、すなわち後輪が
空転できる状態で動力ユニットのメンテナンスを行うこ
とが多い。
たスクータ型スクータ型自動二輪車においては、ストッ
パーロッドを設けることによって動力ユニットが大きく
上下方向に移動することができなくなったために、動力
ユニットのメインスタンドを使用して駐車したときにも
動力ユニットと車体フレームとの位置関係が走行時と同
等に保たれる。このため、メインスタンドを用いて駐車
した状態でも動力ユニットをメンテナンスできるように
するための作業空間を動力ユニットの周辺に形成しなけ
ればならない。駐車状態で行う動力ユニットのメンテナ
ンスとしては、例えばエンジンのタペット調整がある。
メンテナンス用の空間を動力ユニットの周辺に形成する
ために、車体フレームの形状や、動力ユニットの近傍の
部品の取付位置が制約され、設計上の自由度が小さくな
っていた。
になされたもので、動力ユニットの上下方向の移動を制
限する構造を採りながら、車体フレームや動力ユニット
近傍の部品の配置の制約を少なくして設計上の自由度を
高めることができるようにすることを目的とする。
め、本発明に係るスクータ型自動二輪車は、動力ユニッ
ト懸架用リンクの動力ユニット側の端部と車体フレーム
との間に荷重受け用部材を介装し、この荷重受け用部材
の動力ユニット側の端部を動力ユニットに対して着脱可
能に構成するととともに車体外方に露出させ、前記リン
クは、前記荷重受け用部材を取付けた状態の定常位置
と、動力ユニットと周辺の部材との間にメンテナンス用
の空間が形成されるメンテナンス位置との間で回動可能
に構成されているものである。
駐車した状態で荷重受け用部材の動力ユニット側端部を
動力ユニット懸架用リンクから取外すことによって、前
記リンクが定常位置からメンテナンス位置まで揺動し、
車体フレームが車重によって下方へ下がる。この結果、
動力ユニットと周辺の部材との間にメンテナンス用の空
間が形成される。
れた空間に動力ユニットを移動させて動力ユニットの周
辺にメンテナンス用の空間を形成することができるか
ら、走行可能状態にあるときの動力ユニットの周辺に形
成するメンテナンス用空間を狭くすることができる。
自動二輪車は、請求項1に記載した発明に係るスクータ
型自動二輪車において、動力ユニット懸架用リンクの車
体フレーム側の端部は、クロスメンバによって互いに接
続された一対の車体フレーム側ブラケットに回動自在に
連結され、前記リンクに、前記クロスメンバに当接して
動力ユニットのさらなる上方への移動を規制するストッ
パー片を設けたものである。
するクロスメンバを利用して動力ユニットの上方への移
動を規制することができるから、専ら動力ユニットの上
方への移動を規制する部材を設ける場合に較べて部品数
を低減することができる。
動二輪車の一実施の形態を図1ないし図8によって詳細
に説明する。図1は本発明に係るスクータ型自動二輪車
の側面図、図2は車体フレームの側面図、図3は車体フ
レームの平面図、図4は車体フレームの背面図、図5は
要部を拡大して示す側面図、図6は図5における動力ユ
ニット支持用ブラケットとリンクの前端部のVI−VI線断
面図、図7は図5におけるリンクの後端部とコンプレッ
ションバーのVII−VII線断面図である。図8はコンプレ
ッションバーの下端部をリンクから取外した状態を示す
側面図である。
は、この実施の形態によるスクータ型自動二輪車であ
る。この自動二輪車1は、本発明に係る車体フレーム2
を用いて構成しており、この車体フレーム2の後側下部
に後述するユニットスイング式動力ユニット3を上下方
向に揺動自在に搭載している。図1において、符号4は
前輪を示し、5はフロントフォークを示し、6は操向ハ
ンドル、7はシート、8は収納ボックス、9は後輪、1
0は車体カバーを示す。
ように、ヘッドパイプ11と、このヘッドパイプ11か
ら後下がりに延びる1本のダウンチューブ12と、この
ダウンチューブ12に接続用プレート13を介して接続
して車体の後方に延びる左右一対のバックステー14,
15と、これらのバックステー14,15どうしを接続
する第1〜第5のクロスメンバ16〜20などによって
構成している。
は、側面視において前端部からシート前部の下方の部位
まで足乗せ部21(図1参照)と略平行に後上がりに延
びる前部22と、この前部22より水平に対する傾斜角
度が大きくなるように前部22の後端から後上がりに延
びる中央部23と、この中央部23の後端から前記前部
22と略平行に延びる後部24とによって形成してい
る。
バックステー15の前部22どうしは、第1〜第3のク
ロスメンバ16〜18によって接続し、後部24どうし
は、第4および第5のクロスメンバ19,20によって
接続している。前記第1のクロスメンバ16は、車幅方
向の中央部をダウンチューブ12に溶接し、ダウンチュ
ーブ12と両方のバックステー14,15とを接続して
いる。第2のクロスメンバ17は、足乗せ部21の後端
部分で左右のバックステー14,15どうしを接続して
いる。また、この第2のクロスメンバ17は、動力ユニ
ット3のエンジンとの干渉を避けるために、図3に示す
ように門形状に形成し、図1および図5に示すように、
側面視において前上がりに傾斜させて設けている。
出する門形状に形成し、左右のバックステー14,15
における前部22の後端部分どうしを接続するととも
に、上端部で収納ボックス8の前端部を支持している。
バックステー14,15の前部22における前記第2の
クロスメンバ17と第3のクロスメンバ18との間に
は、動力ユニット3の前端部を支持するための動力ユニ
ット支持用ブラケット25を下方に突出させて溶接して
いる。図1において、バックステー14,15の前部2
2の下方に設けた符号26で示すものは燃料タンクであ
る。この燃料タンク26は、図示していないブラケット
によってバックステー14,15に支持させており、給
油管26aをヘッドパイプ11の左側に延設している。
スメンバ20は、バックステー14,15の後部24の
後端部分どうしを互いに接続している。第4のクロスメ
ンバ19は、バックステー14,15の下方を通って車
幅方向に延びている。第5のクロスメンバ20は、門形
状に形成してバックステー14,15から上方に突出さ
せ、上端部で収納ボックス8の後端部を支持している。
8aがシート7によって開閉される構造で、図1に示す
ように、フルフェイス型ヘルメット27と他の荷物(図
示せず)とを収納できる容積をもって形成している。ま
た、この収納ボックス8は、下方の動力ユニット3との
間に動力ユニット3が上下方向に揺動することができる
空間S(図1参照)が形成されるように、動力ユニット
3から上方に離間させて配設している。
れているものと同等の構成を採り、4サイクル単気筒エ
ンジン31と、このエンジン31のクランクケース32
に一体的に形成した伝動ケース33と、この伝動ケース
33の内部に収納した伝動装置(図示せず)などによっ
て構成している。また、この動力ユニット3は、図1に
示すように、前端部(クランクケース32の前側下部)
をリンク34によってバックステー14,15の前記動
力ユニット支持用ブラケット25に上下方向に揺動自在
に支持させるとともに、後端部(伝動ケース33の後端
部)をクッションユニット35によって車体左側のバッ
クステー14の後端部に懸架させている。前記リンク3
4の動力ユニット側端部と車体フレーム2との間には、
コンプレッションバー36を介装し、動力ユニット3の
前部が車体フレーム2に対して上方へ移動するのを規制
している。
リンダ37の軸線が車体の前方を指向するように形成
し、シリンダ37を車体フレーム2のバックステー1
4,15の間に臨ませている。前記シリンダ37は、上
部に吸気管38を接続するとともに、下部に排気管(図
示せず)を接続している。前記吸気管38には気化器3
9を接続し、この気化器39にはエアクリーナ39aを
接続している。前記シリンダ37のシリンダヘッド37
aは、図5および図8に示すように、タペットカバー3
7b,37cを上端部と下端部とに設けている。
定常状態(走行可能状態)では、車体フレーム2の第2
のクロスメンバ17の後方近傍に位置しており、シリン
ダヘッド37aの前方のメンテナンス用空間Mが前記第
2のクロスメンバ17によって遮られている。すなわ
ち、シリンダヘッド37aは、前記定常状態では第2の
クロスメンバ17に当たるためにシリンダ37から取外
すことができないし、第2のクロスメンバ17が邪魔に
なるために、前記下側のタペットカバー37cを前下方
へ取外してシリンダヘッド37a内に工具を挿入するこ
とができない。
テー14,15における動力ユニット3の前端部を支持
する部分を補強するためのものであるから、シリンダ3
7との干渉を避けるために位置を図示位置より車体前側
にずらすことはできない。前記クランクケース32は、
図1および図8に示すように、下端部であって前記リン
ク34を接続する部位の後側にメインスタンド40を回
動自在に設けている。
レーム2との接続部分の構造を図5〜図7によってさら
に詳細に説明する。前記動力ユニット支持用ブラケット
25は、図6に示すように、車体外側に位置する外側プ
レート41と、車体内側に位置する内側プレート42と
を互いに組合わせて溶接することによって形成してい
る。また、車体左側のバックステー14に設けるブラケ
ット25と、車体右側のバックステーに設けるブラケッ
ト25は、ブラケット用クロスメンバ43によって互い
に接続させ、一つの組立体を構成する状態でバックステ
ー14,15に溶接している。
状に形成し、両端部を両ブラケット25の内側プレート
42にそれぞれ溶接している。また、両ブラケット25
の後端部には、図5に示すように、コンプレッションバ
ー36の上端部を取付けるために補助ブラケット44を
設けている。この補助ブラケット44は、図4および図
7に示すように、動力ユニット支持用ブラケット25の
外側プレート41に一体に形成した外側プレート44a
と、動力ユニット支持用ブラケット25の内側プレート
42に一体に形成した内側プレート44bとによって形
成している。リンク
ように、前記動力ユニット支持用ブラケット25に接続
する前部リンク45と、この前部リンク45の車幅方向
の中央部に溶接するとともに後端部に動力ユニット3を
接続する後部リンク46とによって構成している。前記
前部リンク45は、平面視において前方に向けて開放さ
れるコ字状のパイプ45aの前端部にボス45bを溶接
することによって形成している。このボス45bは、ダ
ンパーゴム46を介して互いに接続する内筒47と外筒
48とを有する接続部材を嵌入させている。
支持用ブラケット25の内側プレート42に車体内側へ
向けて延出するように設けた支持用ボルト49を嵌挿さ
せ、このボルト49によって前記内側プレート42の車
体内側の端面に締結させている。前記支持用ボルト49
は、外側プレート41に形成した貫通孔41aを通して
内側プレート42のボルト孔42aに車体外側から挿通
させている。前記ボルト孔42aが本発明に係る動力ユ
ニット支持用ブラケットの動力ユニット取付部を構成し
ている。このボルト孔42aは、両ブラケット25どう
しを接続する前記クロスメンバ43の後方近傍に形成し
ている。
のうち、車体右側のボス45bには、図5および図6に
示すようにストッパー50を設けている。このストッパ
ー50は、板材によって形成し、一端部をボス45bの
外周部に溶接するとともに、他端部を前記クロスメンバ
43の上方に臨むようにボス45bから車体の前方へ突
出させている。このようにストッパー50をリンク34
に設けることによって、図8に示すように、コンプレッ
ションバー36の下端部をリンク34から外して車体フ
レーム2が車重によって動力ユニット3に対して下方に
移動したときに、クロスメンバ43にストッパー50が
当接してリンク34の揺動が阻止され、動力ユニット3
の上方への更なる移動を規制することができる。
に、コンプレッションバー36を取付けた状態の定常位
置と、図8に示すように、ストッパー50がクロスメン
バ43に当接する位置(以下、この位置をメンテナンス
位置という)との間で回動できるように構成している。
リンク34が前記メンテナンス位置まで回動することに
よって、動力ユニット3は定常位置から後上方(収納ボ
ックス8との間の空間S内)に移動し、エンジン31の
シリンダ37が第2のクロスメンバ17から後上方に離
間する。この結果、シリンダヘッド37aと第2のクロ
スメンバ17との間のメンテナンス用空間Mが広げられ
る。
ッド37aをエンジン31から取外して図8中に二点鎖
線で示すように前上方へ引き出したり、シリンダヘッド
37aをエンジン31から取外さない状態で下側のタペ
ットカバー37cをシリンダヘッド37aから取外して
タペット調整を行うことができるような広さをもって形
成されている。
前部リンク45のパイプ45aから後方に延びる連結部
材46aの後端部に筒部材46bを溶接することによっ
て形成している。この筒部材46bは、図7に示すよう
に、連結用ボルト51を移動自在に貫通させた状態で支
持しており、この連結用ボルト51を介して動力ユニッ
ト3の二つの連結板52と、コンプレッションバー36
の下端部(動力ユニット3側端部)とを接続している。
前記連結板52は、クランクケース32に一体に形成
し、軸受53を介して連結用ボルト51に回動自在に支
持させている。前記軸受53と連結用ボルト51との間
には、軸受53に対して連結用ボルト51を軸線方向に
移動させることができるように、カラー52aを介装し
ている。
7に示すように、前記前部リンク45のボス45bと同
等のボス36aおよび接続部材を介して連結用ボルト5
1に弾性支持させている。54はボス36a内に設けた
接続部材の内筒を示し、55は外筒、56はダンパーゴ
ムを示す。前記内筒54は、連結用ボルト51が容易に
挿抜できるように形成している。すなわち、連結用ロッ
ド51からナット51aを緩めて外すことによって、図
7中に二点鎖線で示すように連結用ロッド51を車体右
側の連結板52から側方に引出すことができる。
ョンバー36の下端部の前記内筒54から引抜くことに
よって、コンプレッションバー36の下端部がリンク3
4(動力ユニット3)から切り離される。このスクータ
型自動二輪車1においては、コンプレッションバー36
の下端部が車体外部に露出するように、車体カバー10
の下縁10aをコンプレッションバー36の上端部と対
向する部位に形成し、車体カバー10の下部10b(図
8参照)を車体フレーム2に取付けた状態でナット51
aを取外してコンプレッションバー36の下端部をリン
ク34から取外すことができるようにしている。
フレーム2側の端部)は、前記下端部と同等の構造を採
り、ボス36bに内筒57と、外筒58と、ダンパーゴ
ム59とを有する接続部材を設け、このボス36bと前
記接続部材とを介して前記補助ブラケット44に支持さ
せている。前記内筒57は、支持用ボルト60によって
補助ブラケット44に締結させている。
バー36とによって動力ユニット3の前端部を車体フレ
ーム2に支持させることにより、動力ユニット3の前端
部はダンパーゴム46,56,59の弾性変形分だけ車
体フレーム2に対して上下方向に回動することができ
る。
輪車1は、図8に示すように、メインスタンド40を起
立させてこのメインスタンド40を用いて駐車した状態
でシリンダヘッド37aをエンジン31から取外した
り、タペット調整を行う。このメンテナンスを行うため
には、先ず、リンク34と動力ユニット3とを連結する
連結用ロッド51のナット51aを緩めて外し、図7中
に二点鎖線で示すように、連結用ロッド51を車体右側
へ引出す。このときには、連結用ロッド51の先端部が
コンプレッションバー36の下端部の内筒54から外れ
て車体左側の連結板52内に残る状態にする。このよう
に連結用ロッド51を引出すことによって、コンプレッ
ションバー36の下端部をリンク34から切り離すこと
ができる。
ら切り離されると、車体フレーム2の中央部を支える部
材がなくなり、車体フレーム2は、リンク34のストッ
パー50がクロスメンバ34に当たるまで車重によって
下方へ下がる。すなわち、このときには、リンク34
は、図8中に二点鎖線で示す定常位置から同図において
実線で示すメンテナンス位置まで、動力ユニット3との
連結部(支持用ボルト49)を中心にして図8において
反時計方向に揺動する。
3に対して下方へ移動することによって、シリンダヘッ
ド37aの前方にメンテナンス用空間Mが広く形成さ
れ、シリンダヘッド37aをエンジン31から取外した
り、タペットカバー37b,37cを取外してタペット
調整を行うことができるようになる。
によれば、動力ユニット3を移動させて動力ユニット3
の周辺にメンテナンス空間Mを形成することができるか
ら、定常状態にあるときの動力ユニット3の周辺に形成
する空間(メンテナンス用の空間)を狭くすることがで
きる。また、前記ストッパー50をクロスメンバ43に
当接させているから、動力ユニット支持用ブラケット2
5を補強する部材(クロスメンバ43)を利用して動力
ユニット3の上方への移動を規制することができ、専ら
動力ユニット3の上方への移動を規制する部材を設ける
場合に較べて部品数を低減することができる。
力ユニットの上方に形成された空間に動力ユニットを移
動させて動力ユニットの周辺にメンテナンス用の空間を
形成することができるから、走行可能状態にあるときの
動力ユニットの周辺に形成するメンテナンス用空間を狭
くすることができ、その分、車体フレームの形状や動力
ユニットの近傍の部品の位置の設計上の自由度を高める
ことができる。
動を荷重受け用部材で制限する構造を採りながら、車体
フレームや動力ユニット近傍の部品の配置の制約を少な
くして設計上の自由度を高めることができる。
ットを補強するクロスメンバを利用して動力ユニットの
上方への移動を規制することができるから、専ら動力ユ
ニットの上方への移動を規制する部材を設ける場合に較
べて部品数を低減することができ、コストダウンを図る
ことができる。
である。
とリンクの前端部のVI−VI線断面図である。
ョンバーのVII−VII線断面図である。
取外した状態を示す側面図である。
力ユニット、10…車体カバー、17…クロスメンバ、
25…車体フレーム側ブラケット、34…動力ユニット
懸架用リンク、36…コンプレッションバー、50…ス
トッパー片、M…メンテナンス用空間。
Claims (2)
- 【請求項1】 ユニットスイング式動力ユニットの前部
を車体フレームに動力ユニット懸架用リンクを介して支
持させたスクータ型自動二輪車において、前記リンクの
動力ユニット側の端部と車体フレームとの間に荷重受け
用部材を介装し、この荷重受け用部材の動力ユニット側
の端部を動力ユニットに対して着脱可能に構成するとと
ともに車体外方に露出させ、前記リンクは、前記荷重受
け用部材を取付けた状態の定常位置と、動力ユニットと
周辺の部材との間にメンテナンス用の空間が形成される
メンテナンス位置との間で回動可能に構成されているス
クータ型自動二輪車。 - 【請求項2】 請求項1記載のスクータ型自動二輪車に
おいて、動力ユニット懸架用リンクの車体フレーム側の
端部は、クロスメンバによって互いに接続された一対の
車体フレーム側ブラケットに回動自在に連結され、前記
リンクに、前記クロスメンバに当接して動力ユニットの
さらなる上方への移動を規制するストッパー片を設けて
なるスクータ型自動二輪車。
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