JP2003104078A - 車両のパワートレイン構造 - Google Patents

車両のパワートレイン構造

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JP2003104078A JP2001301925A JP2001301925A JP2003104078A JP 2003104078 A JP2003104078 A JP 2003104078A JP 2001301925 A JP2001301925 A JP 2001301925A JP 2001301925 A JP2001301925 A JP 2001301925A JP 2003104078 A JP2003104078 A JP 2003104078A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、車体フロアのトンネル部
の剛性を向上し得て、静粛性を向上し得て、結合部を飛
び石等から保護し得て、結合部の寿命を延長することに
ある。 【構成】 このため、この発明は、車両の前側に搭載し
たエンジンの駆動力をトランスミッションにより取出し
て前輪に伝達するとともに、トランスミッションの出力
する駆動力の一部をトランスファにより取出してプロペ
ラシャフトを介して後輪に伝達する車両のパワートレイ
ン構造において、トランスファの出力軸とプロペラシャ
フトとの結合部を避けるべく車両の車体フロアを上方に
突出させて車両前後方向に指向するトンネル部を形成
し、結合部の下方を覆うようにエンジンリヤマウントメ
ンバを配設するとともにこのエンジンリヤマウントメン
バの長手方向両端をトンネル部両側の車体フロア下側に
連結して懸架し、トランスファのトランスファケースと
エンジンリヤマウントメンバとをエンジンリヤマウント
を介して連結したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両のパワートレ
イン構造に係り、特に、車体フロアのトンネル部の剛性
を向上し得て、静粛性を向上し得て、結合部を飛び石等
から保護し得て、結合部の寿命を延長し得る車両のパワ
ートレイン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、エンジンの
駆動力をパワートレインにより車輪に伝達している。パ
ワートレインは、エンジンの駆動力をトランスミッショ
ンにより変換して取出し、ドライブシャフトやプロペラ
シャフトを介して車輪に伝達する。このパワートレイン
構造においては、エンジンやトランスミッションの発生
する振動が車体側に伝達されることを防止するために、
エンジンやトランスミッションを車体に対してマウント
を介して弾性的に支持している。
【0003】従来のパワートレイン構造としては、図1
1に示すものがある。図において、102はパワートレ
イン、104はエンジン、106はトランスミッショ
ン、108はトランスファ、110はプロペラシャフト
である。このパワートレイン102は、図示しない車両
に搭載したエンジン104にトランスミッション106
を連結し、トランスミッション106にトランスファ1
08を連結している。
【0004】パワートレイン102は、エンジン104
の駆動力をトランスミッション104により適宜のトル
ク・回転数に変換して取出し、図示しない前輪に伝達す
るとともに、トランスミッション106の出力する駆動
力の一部をトランスファ108により取出し、プロペラ
シャフト110を介して図示しない後輪に伝達する。し
たがって、このパワートレイン102を搭載した車両
は、四輪駆動車である。
【0005】このパワートレイン102は、エンジンリ
ヤマウント112によりエンジン104を図示しない車
体に支持している。エンジンリヤマウント112は、車
体側取付部材114に弾性部材116を介してエンジン
側取付部材118を弾性保持している。エンジンリヤマ
ウント112は、エンジン側取付部材118をエンジン
側部材120Aとマウント側部材120Bとからなるエ
ンジンリヤマウントブラケット120を介してエンジン
104に取付け、車体側取付部材114を図示しない車
体に直接取付け、あるいはサブフレームを介して車体に
取付けることにより、弾性的に支持している。
【0006】このような車両のパワートレイン構造に
は、特開平9−272351号公報、特開2000−1
53717号公報に開示されるものがある。
【0007】特開平9−272351号公報に開示され
るものは、プロペラシャフトがリヤサブフレームのフロ
ントクロスビームとその上の燃料タンクとの間の空間を
通るようにしたリヤデファレンシャルをリヤサブフレー
ムに支持させ、リヤデファレンシャルに設けた各マウン
トブラケットをリヤサブフレームに設けた各マウント部
材に後方から締結するものである。
【0008】特開2000−153717号公報に開示
されるものは、エンジンのマウントブラケットに対して
交差するようにプロペラシャフトが配置されるパワート
レイン構造において、マウントブラケットにはプロペラ
シャフトを貫通させるシャフト貫通孔を設けたものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記図11
に示すパワートレイン構造においては、エンジンリヤマ
ウント112の車体側取付部材114を図示しない車体
に直接取付け、あるいはサブフレームを介して車体に取
付けている。
【0010】ところが、エンジンリヤマウント112の
車体側取付部材114を車体に直接取付けた場合には、
エンジン104の振動が車体に伝わり易いため、騒音が
大きくなる不都合がある。また、エンジンリヤマウント
112の車体側取付部材114をサブフレームを介して
車体に取付けた場合には、重量増加を招く不都合があ
る。
【0011】一方、車高の低い乗用車系の車両の場合に
は、トランスファ108の出力軸(図示せず)とプロペ
ラシャフト110との結合部122が車体下方に配置さ
れるため、走行時に路上の障害物や飛び石と接触するお
それがあるとともに、オイルシールへの水や泥等の侵入
により寿命の低下を招くおそれがあり、また、トランス
ファ108内部への水や泥等の侵入により寿命の低下を
招くおそれがある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両の前側に搭載したエン
ジンの駆動力をトランスミッションにより取出して前輪
に伝達するとともに、前記トランスミッションの出力す
る駆動力の一部をトランスファにより取出してプロペラ
シャフトを介して後輪に伝達する車両のパワートレイン
構造において、前記トランスファの出力軸とプロペラシ
ャフトとの結合部を避けるべく前記車両の車体フロアを
上方に突出させて車両前後方向に指向するトンネル部を
形成し、前記結合部の下方を覆うようにエンジンリヤマ
ウントメンバを配設するとともにこのエンジンリヤマウ
ントメンバの長手方向両端を前記トンネル部両側の車体
フロア下側に連結して懸架し、前記トランスファのトラ
ンスファケースと前記エンジンリヤマウントメンバとを
エンジンリヤマウントを介して連結したことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の車両のパワートレイン
構造は、トランスファの出力軸とプロペラシャフトとの
結合部を避けるべく車両の車体フロアを上方に突出させ
て車両前後方向に指向するトンネル部を形成し、結合部
の下方を覆うようにエンジンリヤマウントメンバを配設
するとともにこのエンジンリヤマウントメンバの長手方
向両端をトンネル部両側の車体フロア下側に連結して懸
架したことにより、エンジンリヤマウントメンバによっ
て結合部を障害物や飛び石・水・泥等から保護すること
ができるとともに車体フロアのトンネル部の剛性を向上
して振動を防止することができ、また、トランスファの
トランスファケースとエンジンリヤマウントメンバとを
エンジンリヤマウントを介して連結したことにより、エ
ンジンからの振動をエンジンリヤマウントで減衰させた
後にエンジンリヤマウントメンバを介して剛性の高い車
体フロアのトンネル部に入力させるため、振動を伝わり
にくくすることができる。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図5は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図5において、2は車両、4は前輪、6は後
輪、8はパワートレインである。車両2のパワートレイ
ン8は、車両2の前側に横置きに搭載したエンジン10
にトランスミッション12を連結し、トランスミッショ
ン12にトランスファ14を連結している。
【0015】パワートレイン8は、エンジン10の駆動
力をトランスミッション12により適宜のトルク・回転
数に変換して取出し、前側終減速機構16と前側車軸1
8とにより前輪4に伝達するとともに、トランスミッシ
ョン12の出力する駆動力の一部をトランスファ14に
より取出し、プロペラシャフト20を介して後側終減速
機構22と後側車軸24とにより後輪6に伝達する。し
たがって、このパワートレイン8を搭載した車両2は、
四輪駆動車である。
【0016】前記エンジン10は、図1に示す如く、シ
リンダブロック26とシリンダヘッド28とヘッドカバ
ー30とを有し、シリンダブロック26にトランスミッ
ション12のミッションケース32を図示しない取付ボ
ルトにより連結している。トランスミッション12は、
ミッションケース32に前側終減速機構16を内蔵する
とともにトランスファ14のトランスファケース34を
図示しない取付ボルトにより連結している。トランスフ
ァ14は、図2に示す如く、トランスファケース34に
出力軸36を軸支している。出力軸36は、結合部であ
るジョイント部38によりプロペラシャフト20に結合
している。
【0017】このパワートレイン8は、外装部材と車体
フレームとを一体的に構成するモノコック構造が採用さ
れており、図2〜図4に示す如く、トランスファ14の
出力軸36とプロペラシャフト20とのジョイント部3
8を避けるべく、運転席と助手席との間の足下から車両
2の車体フロア40を上方に突出させて車両前後方向に
指向するトンネル部42を形成している。トンネル部4
2は、車体フロア40の上方に略平行に位置される上壁
部44と、この上壁部44の両側から車体フロア40に
向かって下降傾斜する側壁部46・46とからなり、上
壁部44と側壁部46・46とによりプロペラシャフト
20上側を覆うトンネル空間48を形成している。
【0018】前記パワートレイン8は、ジョイント部3
8の下方を覆うように、エンジンリヤマウントメンバ5
0を車両幅方向に長手方向を指向させて配設している。
エンジンリヤマウントメンバ50は、上側部材50Uと
下側部材50Lとにより断面箱形に形成され、トンネル
部42の上壁部44に略平行な底壁部52と、この底壁
部52の長手方向両端から上昇傾斜する一対の側壁部5
4・54と、各側壁部54・54の上端において車体フ
ロア40に平行な一対の取付部56・56とを設けてい
る。エンジンリヤマウントメンバ50は、長手方向両端
の取付部56・56をトンネル部42両側の車体フロア
40下側に図示しない取付ボルトにより連結して、懸架
している。
【0019】前記トランスファ14のトランスファケー
ス34とエンジンリヤマウントメンバ50とは、エンジ
ンリヤマウント58を介して連結している。エンジンリ
ヤマウント58は、メンバ側取付部材60に弾性部材6
2を介してエンジン側取付部材64を弾性保持してい
る。エンジンリヤマウント58は、エンジン側取付部材
64をエンジンリヤマウントブラケット66の後述する
マウント用取付部70に図示しない取付ボルトにより連
結し、メンバ側取付部材60をエンジンリヤマウントメ
ンバ50の底壁部52を形成する上側部材50Uのマウ
ント用取付部68に図示しない取付ボルトにより連結し
ている。
【0020】これにより、前記エンジンリヤマウントメ
ンバ50は、前記ジョイント部38及びエンジンリヤマ
ウント58の下方を覆うように、トンネル部42両側の
車体フロア40下側に連結して懸架している。
【0021】前記エンジンリヤマウントブラケット66
は、エンジン側取付部材64が取付けられるマウント用
取付部70を設け、トランスファケース34に取付けら
れるトランスファ用取付部72を設けている。エンジン
リヤマウントブラケット66は、トランスファケース3
4の車両幅方向一側の側部に設けたトランスファ側取付
部74に、トランスファ用取付部72を図示しない取付
ボルトにより固着して取付けられる。これにより、前記
エンジンリヤマウント58は、トランスファケース34
の側部に固着されたエンジンリヤマウントブラケット6
6に連結される。
【0022】次に作用を説明する。
【0023】車両2のパワートレイン8は、図5に示す
如く、エンジン10の駆動力をトランスミッション12
により取出して前輪4に伝達するとともに、トランスミ
ッション12の出力する駆動力の一部をトランスファ1
4により取出し、プロペラシャフト20を介して後輪6
に伝達する。
【0024】このパワートレイン8は、トランスファ1
4の出力軸36とプロペラシャフト20とのジョイント
部38を避けるべく車両2の車体フロア40を上方に突
出させて車両前後方向に指向するトンネル部42を形成
し、ジョイント部38の下方を覆うようにエンジンリヤ
マウントメンバ50を配設するとともにこのエンジンリ
ヤマウントメンバ50の長手方向両端をトンネル部42
両側の車体フロア40下側に連結して懸架している。
【0025】これにより、このパワートレイン8は、エ
ンジンリヤマウントメンバ50によってジョイント部3
8を障害物や飛び石・水・泥等から保護することができ
るとともに車体フロア40のトンネル部42の剛性を向
上して振動を防止することができる。
【0026】また、このパワートレイン8は、トランス
ファ14のトランスファケース34とエンジンリヤマウ
ントメンバ50とをエンジンリヤマウント58を介して
連結したことにより、エンジン10からの振動をエンジ
ンリヤマウント58で減衰させた後にエンジンリヤマウ
ントメンバ50を介して剛性の高い車体フロア40のト
ンネル部42に入力させるため、振動を伝わりにくくす
ることができる。
【0027】このため、この車両2のパワートレイン8
構造は、車体フロア40のトンネル部42の振動防止及
びエンジン10からの振動伝播の低減により静粛性を向
上することができ、ジョイント部38の飛び石等から保
護によりジョイント部38の寿命を延長することができ
る。
【0028】さらに、このパワートレイン8は、エンジ
ンリヤマウント58をエンジンリヤマウントブラケット
66を介してトランスファケース34の側部に固着して
いることにより、トランスファ14の振動をエンジンリ
ヤマウント58によって減衰させることができ、また、
エンジンリヤマウントメンバ50によってジョイント部
38だけでなくエンジンリヤマウント58の下方を覆っ
ていることにより、ジョイント部38とともにエンジン
リヤマウント58を障害物や飛び石・水・泥等から保護
することができる。
【0029】図6・図7は、第2実施例を示すものであ
る。第2実施例のパワートレイン8は、エンジンリヤマ
ウントメンバ50の上側部材50Uのマウント用取付部
68両側に、前記エンジンリヤマウント58のメンバ側
取付部材60の両側に当接される一対の突縁部76を、
エンジンリヤマウントメンバ50の幅方向に指向させて
形成して設けたものである。
【0030】第2実施例のパワートレイン8は、エンジ
ンリヤマウントメンバ50の上側部材50Uに形成した
一対の突縁部76によって、マウント用取付部68に取
付けられたエンジンリヤマウント58のメンバ側取付部
材60を両側から保持することができ、エンジンリヤマ
ウント58の取付剛性を高めることができ、また、エン
ジンリヤマウントメンバ50の幅方向に指向させて形成
した一対の突縁部76によって、エンジンリヤマウント
メンバ50の強度を高めることができ、トンネル部42
の剛性を向上して振動を防止することができる。
【0031】図8は、第3実施例を示すものである。第
3実施例のパワートレイン8は、エンジンリヤマウント
メンバ50の底壁部52の長手方向両端から上昇傾斜す
る一対の傾斜部54・54に夫々エンジンリヤマウント
58を互いのマウント軸線C・Cが交差するように傾斜
させて取付け、各エンジンリヤマウント58・58をト
ランスファケース34の車両幅方向両側の側部に夫々固
着されたエンジンリヤマウントブラケット66・66に
取付けて設けたものである。
【0032】第3実施例のパワートレイン8は、トラン
スファケース34を車両幅方向両側から一対のエンジン
リヤマウント58・58によって弾性的に支持している
ことにより、プロペラシャフト20回りの捻り振動を効
果的に減衰することができ、また、トランスファケース
34を車両幅方向両側からマウント軸線C・Cが交差す
るように傾斜させた一対のエンジンリヤマウント58・
58によって弾性的に支持していることにより、トラン
スファ14の上下・左右方向の振動のみならず、斜め方
向の振動も効果的に減衰することができ、静粛性を向上
することができる。
【0033】図9・図10は、第4実施例を示すもので
ある。第4実施例のパワートレイン8は、トランスファ
14の出力軸36とプロペラシャフト20とのジョイン
ト部38を避けるべく、車両2の車体フロア40を上方
に突出させて車両前後方向に指向するトンネル部42を
形成している。トンネル部42は、上壁部44と一対の
側壁部46・46とからなり、上壁部44と側壁部46
・46とによりプロペラシャフト20上側を覆うトンネ
ル空間48を形成している。
【0034】前記パワートレイン8は、ジョイント部3
8の下方を覆うように、トンネル部42の一部を下方に
突出させて、エンジンリヤマウントメンバ部78を車両
幅方向に長手方向を指向させて形成して設けている。こ
のエンジンリヤマウントメンバ部78は、底壁部80と
一対の側壁部82・82とからなり、エンジンリヤマウ
ント58のエンジン側取付部材64をエンジンリヤマウ
ントブラケット66を介してトランスファケース34に
連結し、メンバ側取付部材60をエンジンリヤマウント
メンバ部78の底壁部80のマウント用取付部84に連
結している。
【0035】第4実施例のパワートレイン8は、車両2
の車体フロア40に形成したトンネル部42の一部を下
方に突出させて、ジョイント部38の下方を覆うよう
に、エンジンリヤマウントメンバ部78を車両幅方向に
長手方向を指向させて形成して設けていることにより、
エンジンリヤマウントメンバ50を不要にすることがで
き、部品点数や組付工数を削減することができる。な
お、プロペラシャフト20の中間部位上側を覆うトンネ
ル部42の一部を下方に突出させて、プロペラシャフト
20の下方を覆うようにサポートメンバ部(図示せず)
を形成することにより、プロペラシャフト20の中間部
位を支持することができる。
【0036】
【発明の効果】このように、この発明の車両のパワート
レイン構造は、エンジンリヤマウントメンバによって結
合部を障害物や飛び石・水・泥等から保護することがで
きるとともに車体フロアのトンネル部の剛性を向上して
振動を防止することができ、また、エンジンからの振動
をエンジンリヤマウントで減衰させた後にエンジンリヤ
マウントメンバを介して剛性の高い車体フロアのトンネ
ル部に入力させるため、振動を伝わりにくくすることが
できる。
【0037】このため、この車両のパワートレイン構造
は、車体フロアのトンネル部の振動防止及びエンジンか
らの振動伝播の低減により静粛性を向上することがで
き、結合部の飛び石等から保護により結合部の寿命を延
長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すパワートレインの
分解斜視図である。
【図2】トランスファの出力軸とプロペラシャフトとの
結合部の平面図である。
【図3】図2の矢印III線による背面図である。
【図4】図2の矢印IV線による側面図である。
【図5】車両の底面図である。
【図6】第2実施例を示すトランスファの出力軸とプロ
ペラシャフトとの結合部の背面図である。
【図7】図6の矢印VII線による側面図である。
【図8】第3実施例を示すトランスファの出力軸とプロ
ペラシャフトとの結合部の背面図である。
【図9】第4実施例を示すパワートレインの分解斜視図
である。
【図10】図9の矢印X線による背面図である。
【図11】従来例を示すパワートレインの分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
2 車両 4 前輪 6 後輪 8 パワートレイン 10 エンジン 12 トランスミッション 14 トランスファ 34 トランスファケース 36 出力軸 38 ジョイント部 40 車体フロア 42 トンネル部 50 エンジンリヤマウントメンバ 58 エンジンリヤマウント 66 エンジンリヤマウントブラケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前側に搭載したエンジンの駆動力
    をトランスミッションにより取出して前輪に伝達すると
    ともに、前記トランスミッションの出力する駆動力の一
    部をトランスファにより取出してプロペラシャフトを介
    して後輪に伝達する車両のパワートレイン構造におい
    て、前記トランスファの出力軸とプロペラシャフトとの
    結合部を避けるべく前記車両の車体フロアを上方に突出
    させて車両前後方向に指向するトンネル部を形成し、前
    記結合部の下方を覆うようにエンジンリヤマウントメン
    バを配設するとともにこのエンジンリヤマウントメンバ
    の長手方向両端を前記トンネル部両側の車体フロア下側
    に連結して懸架し、前記トランスファのトランスファケ
    ースと前記エンジンリヤマウントメンバとをエンジンリ
    ヤマウントを介して連結したことを特徴とする車両のパ
    ワートレイン構造。
  2. 【請求項2】 前記エンジンリヤマウントはトランスフ
    ァケースの側部に固着されたエンジンリヤマウントブラ
    ケットに連結するとともに、前記エンジンリヤマウント
    メンバは前記結合部及び前記エンジンリヤマウントの下
    方を覆うように前記トンネル部両側の車体フロア下側に
    連結して懸架したことを特徴とする請求項1に記載の車
    両のパワートレイン構造。
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Cited By (2)

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