JP2003103582A - 射出成形金型 - Google Patents
射出成形金型Info
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 5
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
-
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バルブゲートの構造、バルブゲートの取付け
部の構造を簡素化し、加工、組立てを簡単にし、全体と
しての価格を安く抑える。 【解決手段】 ゲート７を有する第１の金型４と、第１
の金型４と協働してゲート７に連通する成形空所２３を
形成する第２の金型２０と、ゲート７に連通する成形材
料の供給路１２を有するマニホールド１０と、第１の金
型４とマニホールド１０との間に設けられる断熱空間１
６と、ゲート７を開閉するバルブゲート２４とを備え
る。バルブゲート２４は、第１の金型４及びマニホール
ド１０を貫通してゲート７を開閉するバルブピン２５
と、マニホールド１０のバルブピン２５の貫通部をシー
ルするシール部材２７と、マニホールド１０を加熱する
ヒータ２９とからなる。各部品は別体に形成されので、
各部品の構造、各部品の取付け部の構造を簡素化するこ
とができ、加工、組立てが簡単となる。
部の構造を簡素化し、加工、組立てを簡単にし、全体と
しての価格を安く抑える。 【解決手段】 ゲート７を有する第１の金型４と、第１
の金型４と協働してゲート７に連通する成形空所２３を
形成する第２の金型２０と、ゲート７に連通する成形材
料の供給路１２を有するマニホールド１０と、第１の金
型４とマニホールド１０との間に設けられる断熱空間１
６と、ゲート７を開閉するバルブゲート２４とを備え
る。バルブゲート２４は、第１の金型４及びマニホール
ド１０を貫通してゲート７を開閉するバルブピン２５
と、マニホールド１０のバルブピン２５の貫通部をシー
ルするシール部材２７と、マニホールド１０を加熱する
ヒータ２９とからなる。各部品は別体に形成されので、
各部品の構造、各部品の取付け部の構造を簡素化するこ
とができ、加工、組立てが簡単となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲートを介して成
形空所内に成形材料を供給する射出成形金型に関し、特
に、ゲートを開閉するバルブピン等からなるバルブゲー
トを備えた射出成形金型に関するものである。
形空所内に成形材料を供給する射出成形金型に関し、特
に、ゲートを開閉するバルブピン等からなるバルブゲー
トを備えた射出成形金型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の射出成形金型の一例が図３に示
されている。すなわち、この射出成形金型３１は、ゲー
ト３７を有する第１の金型３４と、第１の金型３４と協
働して前記ゲート３７に連通する成形空所５５を形成す
る第２の金型５０と、ゲート３７に連通する成形材料の
供給路４２を有するマニホールド４０と、マニホールド
４０の供給路４２と第１の金型３４のゲート３７との連
通部に設けられるバルブゲート５６とを備えている。
されている。すなわち、この射出成形金型３１は、ゲー
ト３７を有する第１の金型３４と、第１の金型３４と協
働して前記ゲート３７に連通する成形空所５５を形成す
る第２の金型５０と、ゲート３７に連通する成形材料の
供給路４２を有するマニホールド４０と、マニホールド
４０の供給路４２と第１の金型３４のゲート３７との連
通部に設けられるバルブゲート５６とを備えている。
【０００３】この場合、バルブゲート５６は、略筒状の
バルブ本体５７と、バルブ本体５７の内側を挿通して第
１の金型３４のゲート３７を開閉するバルブピン５８
と、バブル本体５７の外周側に装着されてバルブ本体５
７を加熱するヒータ５９とを備えており、バルブ本体５
７の先端部を第１の金型３４のゲート３７の周縁部に当
接させ、バルブ本体５７の後端部をマニホールド４０の
供給路４２の開口周縁部に当接させることで、供給路４
２とゲート３７との間を連通するようになっている。こ
の構成において、バルブゲート５６は、バルブ本体５
７，バルブピン５８、ヒータ５９を一体的に組み込んで
ユニット化したものである。
バルブ本体５７と、バルブ本体５７の内側を挿通して第
１の金型３４のゲート３７を開閉するバルブピン５８
と、バブル本体５７の外周側に装着されてバルブ本体５
７を加熱するヒータ５９とを備えており、バルブ本体５
７の先端部を第１の金型３４のゲート３７の周縁部に当
接させ、バルブ本体５７の後端部をマニホールド４０の
供給路４２の開口周縁部に当接させることで、供給路４
２とゲート３７との間を連通するようになっている。こ
の構成において、バルブゲート５６は、バルブ本体５
７，バルブピン５８、ヒータ５９を一体的に組み込んで
ユニット化したものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成の射出成形金型３１にあっては、バルブゲート５
６として、バルブ本体５７、バルブピン５８、及びヒー
タ５９を一体に組み込んでユニット化したものを使用し
ているので、バルブゲート５６の構成部品同士に相関関
係をもたせなければならない。このため、バルブゲート
５６の構造が複雑になるとともに、バルブゲート５６の
取付け部の構造も複雑になり、加工、組立てに手間がか
かり、全体としての価格が高くなってしまう。さらに、
バルブゲート５６全体とバルブゲート５６を取り付ける
部分との間をシールしなければならないために、シール
部の構造が複雑になり、これによっても加工、組立てコ
ストが高くなり、全体としての価格が高くなってしまう
という問題があった。。
な構成の射出成形金型３１にあっては、バルブゲート５
６として、バルブ本体５７、バルブピン５８、及びヒー
タ５９を一体に組み込んでユニット化したものを使用し
ているので、バルブゲート５６の構成部品同士に相関関
係をもたせなければならない。このため、バルブゲート
５６の構造が複雑になるとともに、バルブゲート５６の
取付け部の構造も複雑になり、加工、組立てに手間がか
かり、全体としての価格が高くなってしまう。さらに、
バルブゲート５６全体とバルブゲート５６を取り付ける
部分との間をシールしなければならないために、シール
部の構造が複雑になり、これによっても加工、組立てコ
ストが高くなり、全体としての価格が高くなってしまう
という問題があった。。
【０００５】本発明は、上記のような従来の問題に鑑み
なされたものであって、バルブゲートの構成部品の構
造、及び取付部の構造を簡素化することができて、加
工、組立てを簡単にすることができ、さらに、シール部
の構造も簡素化することができ、これにより全体として
の価格を低く抑えることができる射出成形金型を提供す
ることを目的とするものである。
なされたものであって、バルブゲートの構成部品の構
造、及び取付部の構造を簡素化することができて、加
工、組立てを簡単にすることができ、さらに、シール部
の構造も簡素化することができ、これにより全体として
の価格を低く抑えることができる射出成形金型を提供す
ることを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、以下のような手段を採用してい
る。すなわち、請求項１に係る発明は、ゲートを有する
第１の金型と、該第１の金型と協働して前記ゲートに連
通する成形空所を形成する第２の金型と、内部に前記ゲ
ートに連通する成形材料の供給路を有するマニホールド
と、前記第１の金型と前記マニホールドとの間に設けら
れる断熱空間と、前記第１の金型と前記マニホールドと
の間に設けられて前記ゲートを開閉するバルブゲートと
を備えてなる射出成形金型であって、前記バルブゲート
は、前記第１の金型及び前記マニホールドを貫通して前
記ゲートを開閉するバルブピンと、前記マニホールドの
バルブピンの貫通部に装着されてマニホールドと前記第
１の金型との間をシールするシール部材と、前記マニホ
ールドに装着されて前記供給路内を流通する成形材料を
加熱するヒータとからなることを特徴とする。この発明
による射出成形金型によれば、バルブピンによってゲー
トを開くことにより、マニホールドの供給路内を流通す
る成形材料がゲートを介して成形空所内に供給されるこ
とになる。この場合、マニホールドの貫通部はシール部
材によってシールされるとともに、このシール部材によ
ってマニホールドと第１金型との間もシールされること
になる。マニホールドの供給路を流通する成形材料は、
ヒータにより加熱されることになる。
課題を解決するために、以下のような手段を採用してい
る。すなわち、請求項１に係る発明は、ゲートを有する
第１の金型と、該第１の金型と協働して前記ゲートに連
通する成形空所を形成する第２の金型と、内部に前記ゲ
ートに連通する成形材料の供給路を有するマニホールド
と、前記第１の金型と前記マニホールドとの間に設けら
れる断熱空間と、前記第１の金型と前記マニホールドと
の間に設けられて前記ゲートを開閉するバルブゲートと
を備えてなる射出成形金型であって、前記バルブゲート
は、前記第１の金型及び前記マニホールドを貫通して前
記ゲートを開閉するバルブピンと、前記マニホールドの
バルブピンの貫通部に装着されてマニホールドと前記第
１の金型との間をシールするシール部材と、前記マニホ
ールドに装着されて前記供給路内を流通する成形材料を
加熱するヒータとからなることを特徴とする。この発明
による射出成形金型によれば、バルブピンによってゲー
トを開くことにより、マニホールドの供給路内を流通す
る成形材料がゲートを介して成形空所内に供給されるこ
とになる。この場合、マニホールドの貫通部はシール部
材によってシールされるとともに、このシール部材によ
ってマニホールドと第１金型との間もシールされること
になる。マニホールドの供給路を流通する成形材料は、
ヒータにより加熱されることになる。
【０００７】請求項２に係る発明は、請求項１記載の射
出成形金型であって、前記シール部材は、前記マニホー
ルドの供給路に面する部分に受圧部を有し、該受圧部に
前記供給路を流通する成形材料の圧力を受けることによ
り、マニホールドと前記第１の金型との間をシールする
ように構成されていることを特徴とする。この発明によ
る射出成形金型によれば、マニホールドの供給路を流通
する成形材料の圧力がシール部材の受圧部に作用し、こ
れによりシール部材が押圧されてマニホールドと第１金
型との間がシールされることになる。
出成形金型であって、前記シール部材は、前記マニホー
ルドの供給路に面する部分に受圧部を有し、該受圧部に
前記供給路を流通する成形材料の圧力を受けることによ
り、マニホールドと前記第１の金型との間をシールする
ように構成されていることを特徴とする。この発明によ
る射出成形金型によれば、マニホールドの供給路を流通
する成形材料の圧力がシール部材の受圧部に作用し、こ
れによりシール部材が押圧されてマニホールドと第１金
型との間がシールされることになる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態について説明する。図１及び図２には、本発明によ
る射出成形金型の一実施の形態が示されていて、図１は
全体を示す断面図、図２は図１の部分拡大断面図であ
る。
形態について説明する。図１及び図２には、本発明によ
る射出成形金型の一実施の形態が示されていて、図１は
全体を示す断面図、図２は図１の部分拡大断面図であ
る。
【０００９】すなわち、この射出成形金型１は、ゲート
７を有する第１の金型４と、第１の金型４と協働してゲ
ート７に連通する成形空所２３を形成する第２の金型２
０と、ゲート７に連通する成形材料の供給路１２を有す
るマニホールド１０と、第１の金型４とマニホールド１
０との間に設けられる断熱空間１６と、第１の金型４と
マニホールド１０との間に設けられてゲート７を開閉す
るバルブゲート２４とを備えている。
７を有する第１の金型４と、第１の金型４と協働してゲ
ート７に連通する成形空所２３を形成する第２の金型２
０と、ゲート７に連通する成形材料の供給路１２を有す
るマニホールド１０と、第１の金型４とマニホールド１
０との間に設けられる断熱空間１６と、第１の金型４と
マニホールド１０との間に設けられてゲート７を開閉す
るバルブゲート２４とを備えている。
【００１０】第1の金型４は、板状をなすものであっ
て、固定側型板２の下面中央部に取り付けられるように
なっている。第1の金型４の下面側には断面略三角形状
の凹部５が設けられ、この凹部５によって成形空所２３
の一部が構成されるようになっている。第1の金型４の
上面中央部には凹部６が設けられ、この凹部６の底面側
にはそこを垂直方向に貫通し、下面側の凹部５に連通す
るゲート７が設けられるようになっている。ゲート７
は、バルブゲート２４の構成部品であるバルブピン２５
の下端部が嵌入し得る形状、大きさに形成されている。
第1の金型４の上面側の凹部６の開口周縁部には支持板
８が張り出た状態で設けられ、この支持板８の前記ゲー
ト７に対応する部分にはそこを垂直方向に貫通する支持
孔９が設けられ、この支持孔９内をバルブゲート２４の
バルブピン２５が可動動自在に挿通するようになってい
る。
て、固定側型板２の下面中央部に取り付けられるように
なっている。第1の金型４の下面側には断面略三角形状
の凹部５が設けられ、この凹部５によって成形空所２３
の一部が構成されるようになっている。第1の金型４の
上面中央部には凹部６が設けられ、この凹部６の底面側
にはそこを垂直方向に貫通し、下面側の凹部５に連通す
るゲート７が設けられるようになっている。ゲート７
は、バルブゲート２４の構成部品であるバルブピン２５
の下端部が嵌入し得る形状、大きさに形成されている。
第1の金型４の上面側の凹部６の開口周縁部には支持板
８が張り出た状態で設けられ、この支持板８の前記ゲー
ト７に対応する部分にはそこを垂直方向に貫通する支持
孔９が設けられ、この支持孔９内をバルブゲート２４の
バルブピン２５が可動動自在に挿通するようになってい
る。
【００１１】マニホールド１０は、板状をなすものであ
って、第1の金型４の上面側の凹部６内に所定の間隙を
おいて取り付けられ、この間隙は第1の金型４とマニホ
ールド１０との間を断熱する断熱空間１６として機能す
るようになっている。
って、第1の金型４の上面側の凹部６内に所定の間隙を
おいて取り付けられ、この間隙は第1の金型４とマニホ
ールド１０との間を断熱する断熱空間１６として機能す
るようになっている。
【００１２】マニホールド１０の内部には、水平方向を
向く成形材料の供給路１２が設けられている。マニホー
ルド１０の外周縁部の前記ゲート７に対応する部分に
は、そこを垂直方向に貫通するバルブピン挿通用の孔１
３が設けられ、このバルブピン挿通用の孔１３に前記供
給孔１２が連通するようになっている。マニホールド１
０の中心部には、固定側型板２の中心部を貫通する供給
パイプ１４の下端部が嵌合され、この供給パイプ１４の
内周側に設けられている成形材料の供給路１５に前記供
給路１２が連通するようになっている。
向く成形材料の供給路１２が設けられている。マニホー
ルド１０の外周縁部の前記ゲート７に対応する部分に
は、そこを垂直方向に貫通するバルブピン挿通用の孔１
３が設けられ、このバルブピン挿通用の孔１３に前記供
給孔１２が連通するようになっている。マニホールド１
０の中心部には、固定側型板２の中心部を貫通する供給
パイプ１４の下端部が嵌合され、この供給パイプ１４の
内周側に設けられている成形材料の供給路１５に前記供
給路１２が連通するようになっている。
【００１３】固定側型板２の上部にはシリンダ室１７が
設けられ、このシリンダ室１７内にはプランジャー１８
が上下動自在に装着されるようになっている。プランジ
ャー１８は、シリンダ室１７内に油圧を作用させること
により上下動するようになっている。
設けられ、このシリンダ室１７内にはプランジャー１８
が上下動自在に装着されるようになっている。プランジ
ャー１８は、シリンダ室１７内に油圧を作用させること
により上下動するようになっている。
【００１４】可動側型板１９には第２の金型２０が取り
付けられ、第２の金型２０は可動側型板１９と一体に可
動して第１の金型４の方向に接近又は離間するようにな
っている。第２の金型２０の上面側の第1の金型４の下
面側の凹部５に対応する部分には凹部２１が設けられ、
この凹部２１内には凹部２１内面と所定の間隔をおくコ
ア２２が設けられ、このコア２２の周面と第２の金型２
０の凹部２１の内面と第1の金型４の凹部５の内面との
間に所定の形状の成形空所２３が形成されるようになっ
ている。
付けられ、第２の金型２０は可動側型板１９と一体に可
動して第１の金型４の方向に接近又は離間するようにな
っている。第２の金型２０の上面側の第1の金型４の下
面側の凹部５に対応する部分には凹部２１が設けられ、
この凹部２１内には凹部２１内面と所定の間隔をおくコ
ア２２が設けられ、このコア２２の周面と第２の金型２
０の凹部２１の内面と第1の金型４の凹部５の内面との
間に所定の形状の成形空所２３が形成されるようになっ
ている。
【００１５】バルブゲート２４は、上端部がプランジャ
ー１８側に固定されるとともに、固定側型板２の部分に
設けられる挿通孔３、第１の金型４の支持孔９、及びマ
ニホールド１０の挿通孔１３を挿通して、下端部が第１
の金型４のゲート７内に嵌入し得るバルブピン２５と、
マニホールド１０のバルブピン挿通用の孔１３内に嵌合
されるシール部材２７と、マニホールド１０に装着され
るヒータ２９とを備えている。
ー１８側に固定されるとともに、固定側型板２の部分に
設けられる挿通孔３、第１の金型４の支持孔９、及びマ
ニホールド１０の挿通孔１３を挿通して、下端部が第１
の金型４のゲート７内に嵌入し得るバルブピン２５と、
マニホールド１０のバルブピン挿通用の孔１３内に嵌合
されるシール部材２７と、マニホールド１０に装着され
るヒータ２９とを備えている。
【００１６】バルブピン２５は、棒状をなすものであっ
て、下端部周面には軸方向に沿う断面円弧状の溝２６が
周方向に等間隔ごとに３箇所に設けられ、この溝２６を
介して供給孔１２からの成形材料をゲート７側に導くよ
うになっている。バルブピン２５は、ゲート７の閉塞時
には下端部がゲート７内に嵌入してゲート７を閉塞し、
ゲート７の開放時には下端部が図中破線の部分まで上昇
してゲート７を開放し、供給孔１２から成形空所２３内
への成形材料の供給を許容するようになっている。
て、下端部周面には軸方向に沿う断面円弧状の溝２６が
周方向に等間隔ごとに３箇所に設けられ、この溝２６を
介して供給孔１２からの成形材料をゲート７側に導くよ
うになっている。バルブピン２５は、ゲート７の閉塞時
には下端部がゲート７内に嵌入してゲート７を閉塞し、
ゲート７の開放時には下端部が図中破線の部分まで上昇
してゲート７を開放し、供給孔１２から成形空所２３内
への成形材料の供給を許容するようになっている。
【００１７】シール部材２７は、略筒状に形成されてい
る。上側のシール部材２７は、上端部がバルブピン挿通
用の孔１３から上方に突出し、上端面が第１の金型４の
支持板８の下面側に当接するようになっている。下側の
シール部材２７は、下端部がバルブピン挿通用の孔１３
から下方に突出し、下端面が第１の金型４の凹部６の底
面側に当接するようになっている。
る。上側のシール部材２７は、上端部がバルブピン挿通
用の孔１３から上方に突出し、上端面が第１の金型４の
支持板８の下面側に当接するようになっている。下側の
シール部材２７は、下端部がバルブピン挿通用の孔１３
から下方に突出し、下端面が第１の金型４の凹部６の底
面側に当接するようになっている。
【００１８】各シール部材２７の供給路１２に面する部
分には、供給路１２側が大径となる所定の角度のテーパ
である受圧部２８が設けられ、この受圧部２８に成形材
料の圧力が作用することにより、各シール部材２７は、
斜め上方又は斜め下方に押圧され、上端面又は下端面が
第１の金型４側に強く押圧され、それらの間のシール性
が確保されるようになっている。
分には、供給路１２側が大径となる所定の角度のテーパ
である受圧部２８が設けられ、この受圧部２８に成形材
料の圧力が作用することにより、各シール部材２７は、
斜め上方又は斜め下方に押圧され、上端面又は下端面が
第１の金型４側に強く押圧され、それらの間のシール性
が確保されるようになっている。
【００１９】上側のシール部材２７の内周面とバルブピ
ン２５の周面との間の隙間は狭く形成され、下側のシー
ル部材２７の内周面とバルブピン２５の周面との間の隙
間は広く形成されるようになっている。
ン２５の周面との間の隙間は狭く形成され、下側のシー
ル部材２７の内周面とバルブピン２５の周面との間の隙
間は広く形成されるようになっている。
【００２０】ヒータ２９は、マニホールド１０の上下面
に設けられた凹部１１内に装着されるようになってい
る。ヒータと２９しては、電気式のバンドヒータ等が有
効であるが、これに限定することなく、他のタイプのヒ
ータであっても良いものである。そして、ヒータ２９の
作動によりマニホールド１０が加熱され、マニホールド
１０の供給路１２内を流通する成形材料が溶融状態に保
たれるようになっている。
に設けられた凹部１１内に装着されるようになってい
る。ヒータと２９しては、電気式のバンドヒータ等が有
効であるが、これに限定することなく、他のタイプのヒ
ータであっても良いものである。そして、ヒータ２９の
作動によりマニホールド１０が加熱され、マニホールド
１０の供給路１２内を流通する成形材料が溶融状態に保
たれるようになっている。
【００２１】そして、上記のように構成した射出成形金
型１を用いて成形品を成形するには、可動側型板１９を
可動させて第２の金型２０を第1の金型４に当接させ、
第1の金型４の凹部５、第２の金型２０の凹部２１、第
２の金型２０のコア２２との間で成形空所２３を形成す
る。
型１を用いて成形品を成形するには、可動側型板１９を
可動させて第２の金型２０を第1の金型４に当接させ、
第1の金型４の凹部５、第２の金型２０の凹部２１、第
２の金型２０のコア２２との間で成形空所２３を形成す
る。
【００２２】そして、油圧の作動によりプランジャー１
８を上昇させてバルブピン２５を一体に上昇させ、バル
ブピン２５の下端部をマニホールド１０の供給路１２の
付近に位置させ、ゲート７を開放させる。そして、この
状態で、供給パイプ１４の供給路１５、マニホールド１
０の供給路１２、シール部材２７の内周側を介してゲー
ト７に成形材料を導き、ゲート７を介して成形空所２３
内に成形材料を供給する。
８を上昇させてバルブピン２５を一体に上昇させ、バル
ブピン２５の下端部をマニホールド１０の供給路１２の
付近に位置させ、ゲート７を開放させる。そして、この
状態で、供給パイプ１４の供給路１５、マニホールド１
０の供給路１２、シール部材２７の内周側を介してゲー
ト７に成形材料を導き、ゲート７を介して成形空所２３
内に成形材料を供給する。
【００２３】そして、油圧の作動によりプランジャー１
８を下降させてバルブピン２５を一体に下降させ、バル
ブピン２５の下端部をゲート７内に嵌入させ、ゲート７
を閉塞し、この状態で成形空所２３内の成形材料を冷却
し、固化させる。そして、所定の時間経過後に第２の金
型２０を第１の金型４から離間させ、成形空所２３内か
ら成形品を離型させる。このようにして、成形空所２３
の形状に合致した成形品が形成されるものである。
８を下降させてバルブピン２５を一体に下降させ、バル
ブピン２５の下端部をゲート７内に嵌入させ、ゲート７
を閉塞し、この状態で成形空所２３内の成形材料を冷却
し、固化させる。そして、所定の時間経過後に第２の金
型２０を第１の金型４から離間させ、成形空所２３内か
ら成形品を離型させる。このようにして、成形空所２３
の形状に合致した成形品が形成されるものである。
【００２４】上記のように構成したこの実施の形態によ
る射出成形金型１にあっては、バルブゲート２４の構成
部品であるバルブピン２５、シール部材２７、及びヒー
タ２９をそれぞれ別体に形成したので、構成部品同士に
相関関係をもたせる必要がなくなり、各構成部品の構造
を簡素化することができ、各部品の取付け部の構造を簡
素化することができることになる。従って、加工、組立
てが容易となるので、加工、組立てコストを低減させる
ことができ、全体としての価格を安く抑えることができ
ることになる。さらに、成形材料の圧力によってシール
部材２７のール性を確保しているので、シール部の構造
を簡素化することもでき、これによっても加工、組立て
コストを低減させることができ、全体としての価格を安
く抑えることができることになる。
る射出成形金型１にあっては、バルブゲート２４の構成
部品であるバルブピン２５、シール部材２７、及びヒー
タ２９をそれぞれ別体に形成したので、構成部品同士に
相関関係をもたせる必要がなくなり、各構成部品の構造
を簡素化することができ、各部品の取付け部の構造を簡
素化することができることになる。従って、加工、組立
てが容易となるので、加工、組立てコストを低減させる
ことができ、全体としての価格を安く抑えることができ
ることになる。さらに、成形材料の圧力によってシール
部材２７のール性を確保しているので、シール部の構造
を簡素化することもでき、これによっても加工、組立て
コストを低減させることができ、全体としての価格を安
く抑えることができることになる。
【００２５】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、バルブゲートの構成部品をそれぞれ別体に形成し、
それぞれの部品をそれぞれの箇所に別々に取り付けるよ
うにしたことにより、バルブゲートの構成部品に相関関
係を持たせる必要がなくなる。従って、各構成部品の構
造、及び各構成部品の取付け部の構造を簡素化すること
ができるので、加工、組立てが容易となり、加工、組立
てコストを低減させることができ、全体としての価格を
安く抑えることができることになる。また、シール部材
は、成形材料の圧力を受けることによってシール性を確
保しているので、シール部材の構造及びシール部材の取
付け部の構造を簡素化することができ、これによっても
加工、組立てコストを低減させることができ、全体とし
ての価格を安く抑えることができることになる。
ば、バルブゲートの構成部品をそれぞれ別体に形成し、
それぞれの部品をそれぞれの箇所に別々に取り付けるよ
うにしたことにより、バルブゲートの構成部品に相関関
係を持たせる必要がなくなる。従って、各構成部品の構
造、及び各構成部品の取付け部の構造を簡素化すること
ができるので、加工、組立てが容易となり、加工、組立
てコストを低減させることができ、全体としての価格を
安く抑えることができることになる。また、シール部材
は、成形材料の圧力を受けることによってシール性を確
保しているので、シール部材の構造及びシール部材の取
付け部の構造を簡素化することができ、これによっても
加工、組立てコストを低減させることができ、全体とし
ての価格を安く抑えることができることになる。
【図１】 本発明による射出成形金型の一実施の形態の
全体を示した断面図である。
全体を示した断面図である。
【図２】 図１の部分拡大断面図である。
【図３】 従来の射出成形金型の一例を示した断面図で
ある。
ある。
１ 射出成形金型
４ 第１の金型
７ ゲート
１０ マニホールド
１２ 供給孔
１６ 断熱空間
２０ 第２の金型
２３ 成形空所
２４ バルブシート
２５ バルブピン
２７ シール部材
２８ 受圧部
２９ ヒータ
Claims (2)
- 【請求項１】 ゲートを有する第１の金型と、該第１の
金型と協働して前記ゲートに連通する成形空所を形成す
る第２の金型と、内部に前記ゲートに連通する成形材料
の供給路を有するマニホールドと、前記第１の金型と前
記マニホールドとの間に設けられる断熱空間と、前記第
１の金型と前記マニホールドとの間に設けられて前記ゲ
ートを開閉するバルブゲートとを備えてなる射出成形金
型であって、 前記バルブゲートは、前記第１の金型及び前記マニホー
ルドを貫通して前記ゲートを開閉するバルブピンと、前
記マニホールドのバルブピンの貫通部に装着されてマニ
ホールドと前記第１の金型との間をシールするシール部
材と、前記マニホールドに装着されて前記供給路内を流
通する成形材料を加熱するヒータとからなることを特徴
とする射出成形金型。 - 【請求項２】 請求項１記載の射出成形金型であって、 前記シール部材は、前記マニホールドの供給路に面する
部分に受圧部を有し、該受圧部に前記供給路を流通する
成形材料の圧力を受けることにより、マニホールドと前
記第１の金型との間をシールするように構成されている
ことを特徴とする射出成形金型。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001302743A JP2003103582A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 射出成形金型 |
| TW091116038A TW536465B (en) | 2001-09-28 | 2002-07-18 | Injection molding die |
| KR1020020043837A KR20030027657A (ko) | 2001-09-28 | 2002-07-25 | 사출성형 금형 |
| CN02143954A CN1408529A (zh) | 2001-09-28 | 2002-09-26 | 一种注射模具 |
| US10/260,692 US6793481B2 (en) | 2001-09-28 | 2002-09-27 | Injection molding die |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001302743A JP2003103582A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 射出成形金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003103582A true JP2003103582A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19122934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001302743A Pending JP2003103582A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 射出成形金型 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6793481B2 (ja) |
| JP (1) | JP2003103582A (ja) |
| KR (1) | KR20030027657A (ja) |
| CN (1) | CN1408529A (ja) |
| TW (1) | TW536465B (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JP2010508168A (ja) * | 2006-08-18 | 2010-03-18 | エヴィコン ハイスカナールジステーメ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー． カーゲー | ニードル弁ノズル |
| JP2012525997A (ja) * | 2009-05-06 | 2012-10-25 | エヴィコン ハイスカナールジステーメ ゲーエムベーハー | 側方噴射用ホットノズル |
| JP2017024268A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-02-02 | エスバンス 株式会社 | 射出成形用金型 |
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| CN1833853B (zh) * | 2005-03-18 | 2010-12-08 | 亚洲光学股份有限公司 | 可封阻浇口的射出模具 |
| DE202006012676U1 (de) * | 2006-03-29 | 2007-08-09 | EWIKON Heißkanalsysteme GmbH & Co. KG | Nadelverschlussdüse |
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| CN102770257B (zh) * | 2010-03-25 | 2015-11-25 | 圣万提注塑工业有限公司 | 致动器安装系统 |
| FR3068636B1 (fr) * | 2017-07-06 | 2020-05-15 | CEMA Technologies | Installation de moulage par injection |
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| JPH04303613A (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-27 | Mitsubishi Materials Corp | 射出成形金型 |
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| JP2003011174A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Mitsubishi Materials Corp | バルブゲート式金型装置 |
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| US3140740A (en) * | 1959-06-08 | 1964-07-14 | Turner Corp | Interchangeable base units for gas appliances |
| US4268240A (en) * | 1978-01-06 | 1981-05-19 | Husky Injection Molding Systems | Actuating mechanism for gate valve of injection nozzle |
| US20040112363A1 (en) * | 2002-12-13 | 2004-06-17 | Sunbeam Products, Inc. | Quick assembly grill |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001302743A patent/JP2003103582A/ja active Pending
-
2002
- 2002-07-18 TW TW091116038A patent/TW536465B/zh not_active IP Right Cessation
- 2002-07-25 KR KR1020020043837A patent/KR20030027657A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-09-26 CN CN02143954A patent/CN1408529A/zh active Pending
- 2002-09-27 US US10/260,692 patent/US6793481B2/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR20030027657A (ko) | 2003-04-07 |
| TW536465B (en) | 2003-06-11 |
| US6793481B2 (en) | 2004-09-21 |
| CN1408529A (zh) | 2003-04-09 |
| US20030068404A1 (en) | 2003-04-10 |
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