JP2003102576A - 着脱型ストッパ及び引出し - Google Patents

着脱型ストッパ及び引出し

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JP2003102576A
JP2003102576A JP2001300949A JP2001300949A JP2003102576A JP 2003102576 A JP2003102576 A JP 2003102576A JP 2001300949 A JP2001300949 A JP 2001300949A JP 2001300949 A JP2001300949 A JP 2001300949A JP 2003102576 A JP2003102576 A JP 2003102576A
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stopper
hole
drawer
receiving hole
stopper piece
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Tadashi Fukazawa
忠志 深澤
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Original Assignee
Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッパ片4を容易に着脱できると共に、引
出し17の抜け落ちを確実に防止する。 【解決手段】 着脱型ストッパ1は、引出し17の両側
壁18,19に設けられたストッパ受け穴3と、ストッ
パ受け穴3に取り付けられるストッパ片4とからなる。
ストッパ受け穴3は、ストッパ片4が挿入される挿入穴
部6と、挿入穴部6に連続して設けられ挿入されたスト
ッパ片4が嵌合支持される支持穴部7とからなる。スト
ッパ片4は、ストッパ受け溝26に当接して引出し17
の筐体16からの抜け落ちを防止する当接部9と、当接
部9の一端に設けられ当接部9を一端側から支持する受
け板部10と、受け板部10と当接部9との間に設けら
れ当接部9を挿入穴部6に挿入して受け板部10がスト
ッパ受け穴3の周縁に当接した状態で支持穴部7にスラ
イドさせて嵌合する嵌合溝11とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば小物入れ等
のように、筐体(基部材)に摺動自在に支持された引出
し(摺動部材)が筐体から抜け落ちるのを防止する着脱
型ストッパ及びその着脱型ストッパを用いた引出しに関
する。
【0002】
【従来の技術】筐体と、この筐体に出し入れ可能に支持
された引出しとからなる小物入れ等のケースは一般的に
知られている。このようなケースにおいては、引出しは
完全に抜き取ることができるようになっている。さら
に、抜き取ることができる引出しであっても、不用意に
抜け落ちてしまわないように、ストッパが設けられてい
る。このストッパは、通常引出しの奥部に一体的に設け
た突起等によって構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
ストッパでは、引出しの出し入れを容易に行うことがで
きない。特に、狭い隙間で精密に作られた小物入れ等に
おいては、筐体と引出しとの隙間が狭いため、引出しの
奥部に一体的に設けられた突起等が障害になって、引出
しの出し入れを容易に行うことができないという問題点
がある。
【0004】本発明は以上述べたような不具合を解消す
るためになされたもので、隙間が少ない場合でも容易に
取り付けることができる着脱型ストッパ及び引出しを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために第1の発明に係る着脱型ストッパは、基部材又は
当該基部材に出し入れ可能に支持された摺動部材に設け
られ、上記摺動部材が上記基部材から抜け落ちるのを防
止するストッパであって、上記基部材又は摺動部材のい
ずれか一方の摺接面に設けられたストッパ受け穴と、当
該ストッパ受け穴に取り付けられるストッパ片とからな
り、上記ストッパ受け穴は、上記ストッパ片が挿入され
る挿入穴部と、当該挿入穴部に連続して設けられ挿入さ
れた上記ストッパ片がスライドされて嵌合支持される支
持穴部とからなり、上記ストッパ片は、相手側に直接に
当接して上記摺動部材の上記基部材からの抜け落ちを防
止する当接部と、当該当接部の一端に設けられ当接部を
上記ストッパ受け穴に挿入することで当該ストッパ受け
穴の周縁に当接して当接部を一端側から支持する受け板
部と、当該受け板部と上記当接部との間に設けられ当該
当接部を上記ストッパ受け穴の挿入穴部に挿入して上記
受け板部がストッパ受け穴の周縁に当接した状態で上記
支持穴部にスライドさせて嵌合する嵌合溝とからなるこ
とを特徴とする。
【0006】上記構成により、ストッパ片の当接部をス
トッパ受け穴の挿入穴部に挿入し、受け板部が挿入穴部
の周縁に当接した状態で、ストッパ片をストッパ受け穴
の支持穴部にスライドさせる。これにより、嵌合溝が支
持穴部に嵌合し、この状態でストッパ片の当接部と受け
板部とで支持穴部の周縁を挟み込む。特に、ストッパ片
の受け板部がストッパ受け穴の支持穴部の周縁に広い範
囲で当接するので、ストッパ片が支持穴部に堅固に支持
される。これにより、ストッパ片を容易に着脱できると
共に、摺動部材の基部材からの抜け落ちを確実に防止す
ることができる。
【0007】また、摺動部材を基部材に装着するとき
は、まず、ストッパ片を取り外した状態で摺動部材を基
部材に途中まで挿入し、この状態でストッパ片をストッ
パ受け穴に取り付ける。摺動部材を基部材から取り外す
ときは、まず、ストッパ片をストッパ受け穴から取り外
す。次いで、摺動部材を基部材から抜き取る。ストッパ
片のストッパ受け穴への取り付け及び取り外しは極めて
容易であるため、摺動部材を基部材に対して出し入れす
るのが容易になる。
【0008】上記嵌合溝の底部はその断面形状を四角形
状に形成し、上記ストッパ受け穴の支持穴部は上記嵌合
溝の底部に整合する四角形状に形成することが望まし
い。
【0009】上記構成により、嵌合溝が支持穴部に嵌合
することで、ストッパ片の当接部と受け板部とで支持穴
部の周縁を挟むと共に、四角形の支持穴部に四角形の嵌
合溝がはまり込むことになる。これにより、ストッパ片
が支持穴部に堅固に支持されると共に回転が抑えられて
ストッパとしての機能を確実に果たし、摺動部材の基部
材からの抜け落ちを確実に防止することができる。この
とき、支持穴部の寸法を嵌合溝の底部の寸法よりも僅か
に小さく設定して堅固に取り付けられるようにしてもよ
く、同じ寸法か僅かに大きく設定して容易に取り付けら
れるようにしてもよい。
【0010】上記ストッパ受け穴の支持穴部は奥側に位
置し、上記ストッパ片は上記ストッパ受け穴に相手側へ
向けて延出するように取り付けられることが望ましい。
【0011】上記構成により、奥側に位置する支持穴部
に嵌合して相手側へ向けて延出したストッパ片は、支持
穴部に押し付けられることになる。即ち、摺動部材を基
部材から抜け落ちる方向に引くことで、ストッパ片が相
手側に当接して奥側へ押され、奥側に位置する支持穴部
に押し付けられる。これにより、ストッパ片は確実に支
持される。
【0012】第2の発明に係る引出しは、本体部内に出
し入れ可能に装着される引出しにおいて、引出し側両側
壁部及びこの両側壁部に対向する上記本体部に上述した
いずれかの着脱型ストッパを設けたことを特徴とする。
【0013】上記構成により、引出しを本体部内に収納
するときは、まず、ストッパ片を取り外した状態で引出
しを本体部内に途中まで挿入し、この状態でストッパ片
をストッパ受け穴に取り付ける。このストッパ片のスト
ッパ受け穴への取り付けは極めて容易にできる。これに
より、引出しを本体部内に容易に収納することができ
る。引出しを本体部内から取り出すときは、上述の場合
と逆に、引出しを本体部から途中まで引き出して、スト
ッパ片をストッパ受け穴の支持穴部から挿入穴部にずら
して抜き取る。次いで、引出しを最後まで引き出す。こ
れにより、引出しを本体部内から容易に引き出すことが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る着脱型ストッ
パ及び引出しについて図面を参照しながら説明する。
【0015】[着脱型ストッパ]まず、着脱型ストッパ
について説明する。図1は本実施形態に係る着脱型スト
ッパのストッパ片及びストッパ受け穴を互いに取り外し
た状態で示す斜視図、図2は本実施形態に係る着脱型ス
トッパのストッパ片をストッパ受け穴に取り付けた状態
を示す斜視図、図3は本実施形態に係る着脱型ストッパ
のストッパ片を示す側面図、図4は図3のA−A線矢視
断面図である。
【0016】本実施形態に係る着脱型ストッパ1は、基
部材(小物入れの筐体等)又はこの基部材に出し入れ可
能に支持された摺動部材(引出し等)に設けられ、摺動
部材が基部材から抜け落ちるのを防止するためのストッ
パである。この着脱型ストッパ1は、出し入れされる部
材で抜け落ちを防止する必要のある部材全てに使用する
ことができる。
【0017】着脱型ストッパ1は、基部材又は摺動部材
のいずれか一方の摺接壁面2に設けられたストッパ受け
穴3と、このストッパ受け穴3に着脱可能に取り付けら
れるストッパ片4とから構成されている。
【0018】ストッパ受け穴3は、ストッパ片4が挿入
される挿入穴部6と、この挿入穴部6に連続して設けら
れ挿入穴部6に挿入されたストッパ片4がスライドされ
て嵌合支持される支持穴部7とから構成されている。挿
入穴部6は、後述するストッパ片4の当接部9が容易に
挿入できる寸法に形成されている。支持穴部7の寸法
は、後述する嵌合溝11の底部の寸法よりも僅かに小さ
く設定されている。これは、ストッパ片4をストッパ受
け穴3に堅固に取り付けるためである。
【0019】ストッパ片4は、当接部9と、受け板部1
0と、嵌合溝11とから構成されている。
【0020】当接部9は、長方体状に形成され、その側
面9Aが相手側(基部材又は摺動部材のうちストッパ受
け穴3が設けられた側の相手側)に直接に当接して相手
側に引っ掛かることで、摺動部材の基部材からの抜け落
ちを防止する。なお、当接部9内は軽量化のためにくり
抜かれている。
【0021】受け板部10は、当接部9の一端(図1中
の左奥側端部)に一体的に設けられ、当接部9をストッ
パ受け穴3の挿入穴部6に最奥まで挿入することでスト
ッパ受け穴3の周縁に当接して当接部9をその一端側か
ら支持するための部材である。受け板部10は四角板状
に形成されている。この受け板部10の寸法はストッパ
受け穴3の挿入穴部6を覆うことができる程度の大きさ
にする。受け板部10の形状は、四角形に限らず、円形
等の他の形状でもよい。ストッパ受け穴3の挿入穴部6
及び支持穴部7を覆うことができる形状及び大きさであ
ればよい。
【0022】嵌合溝11は、ストッパ受け穴3の支持穴
部7に嵌合させるための溝である。この嵌合溝11は、
当接部9と受け板部10との間に設けられ、その底部の
断面形状がストッパ受け穴3の支持穴部7と整合する四
角形状に形成されている。嵌合溝11の幅は、ストッパ
受け穴3が形成された摺接壁面2の厚さと同じか僅かに
小さき寸法に設定されている。嵌合溝11の底部の寸法
は、上記支持穴部7の寸法よりも僅かに大きく設定され
ている。この嵌合溝11は、ストッパ受け穴3の支持穴
部7に嵌合する。具体的には、ストッパ片4の当接部9
をストッパ受け穴3の挿入穴部6に挿入して受け板部1
0がストッパ受け穴3の周縁に当接した状態で、受け板
部10をストッパ受け穴3の周縁に摺りながらストッパ
片4を支持穴部7側にスライドさせると、嵌合溝11が
支持穴部7に嵌合して当接部9と受け板部10とで支持
穴部7の周縁を挟む。この状態でそのまま最奥まで押し
込むことで、嵌合溝11が支持穴部7に完全にはまり込
む。これにより、ストッパ片4がストッパ受け穴3に堅
固に取り付けられるようになっている。
【0023】[動作]以上のように構成された着脱型ス
トッパ1は、次のように使用される。
【0024】摺動部材を基部材に装着するときは、ま
ず、ストッパ片4を取り外した状態で摺動部材を基部材
に途中まで挿入する。次いで、ストッパ片4をスストッ
パ受け穴3に取り付ける。即ち、ストッパ片4の当接部
9をストッパ受け穴3の挿入穴部6に最奥まで挿入して
ストッパ片4の受け板部10を摺接壁面2の挿入穴部6
の周縁に当接させる。次いで、ストッパ片4をストッパ
受け穴3の支持穴部7側へスライドさせて、ストッパ片
4の嵌合溝11を支持穴部7にはめ込む。これだけで装
着動作は完了する。摺動部材は基部材の奥まで押し込
む。
【0025】この状態で、摺動部材を基部材から引き出
そうとすると、ストッパ片4の当接部9の側面9Aが基
部材側に当接してストッパ片4が奥側へ押し付けられ
る。このとき、ストッパ片4はストッパ受け穴3の奥側
に位置する支持穴部7に嵌合しているため、ストッパ片
4が奥側へ押されることで支持穴部7により堅固に嵌合
することになる。これにより、ストッパ片4はずれるこ
となく確実に支持され、摺動部材の基部材から抜け落ち
を確実に防止する。
【0026】摺動部材を基部材に取り外すときは、摺動
部材を途中まで引き出して、ストッパ片4をストッパ受
け穴3の支持穴部7から挿入穴部6側へずらして引き抜
く。次いで、摺動部材を基部材から抜き取る。これだけ
で、摺動部材を容易に取り外すことができる。
【0027】[効果]ストッパ受け穴3を挿入穴部6と
支持穴部7とから構成すると共に、ストッパ片4を当接
部9と受け板部10と嵌合溝11とから構成して、支持
穴部7に嵌合溝11をはめ込むことでストッパ片4をス
トッパ受け穴3に取り付けるようにしたので、ストッパ
片4を極めて容易に着脱することができる。
【0028】しかも、ストッパ片4はストッパ受け穴3
に確実に嵌合され、摺動部材を引き出そうとしてもスト
ッパ片4がストッパ受け穴3側に押し付けられるだけな
ので、摺動部材の基部材からの抜け落ちを確実に防止す
ることができると共に、摺動部材の取り付け及び取り外
しが極めて容易になる。
【0029】さらに、ストッパ片4の嵌合溝11がスト
ッパ受け穴3の支持穴部7と同様に、四角形状に形成し
たので、ストッパ片4が支持穴部7に堅固に支持される
と共に回転が押さえられ、摺動部材の基部材からの抜け
落ちを確実に防止することができる。
【0030】[引出し]本実施形態に係る引出しは、本
体部内に出し入れ可能に装着される引出しである。ここ
では、小物入れを例に、図5から図12に基づいて説明
する。
【0031】小物入れ15は、図5から図8に示すよう
に主に、本体部としての筐体16と、引出し17とから
構成されている。
【0032】筐体16は、両側壁18,19と、底面壁
20と、天井壁21と、背面壁22とから構成され、前
面が開口されている。この筐体16の前面開口から3つ
の引出し17が出し入れされる。両側壁18,19の内
側壁面18A,19Aには、支持レール部25と、スト
ッパ受け溝26とが設けられている。
【0033】支持レール部25は引出し17をその両側
の下側からスライド可能に支持するための部材である。
支持レール部25は水平に張り出した帯状の板材で構成
されている。具体的には図12に示すように、内側壁面
18A,19Aの一部を水平に折り曲げて帯状の支持レ
ール部25を構成している。支持レール部25は、両側
壁18,19の内側壁面18A,19Aに3つずつ設け
られ、3つの引出し17をそれぞれ支持するようになっ
ている。
【0034】ストッパ受け溝26は、引出し17に取り
付けられたストッパ片4の移動を許容すると共に引出し
17の抜き出し限界位置を規制するための部材である。
即ち、引出し17の出し入れに伴うストッパ片4の移動
を許容すると共に、引出し17を引き出すときに限界位
置(引出し17が完全に抜け落る直前の位置)でストッ
パ片4の移動を規制するための部材である。ストッパ受
け溝26は、各内側壁面18A,19Aに3つずつ形成
された長穴によって構成されている。なお、両側壁1
8,19は、2枚の壁板材で構成され、内側壁面18
A,19Aに長穴を空けた場合、その底部は外側壁で覆
われ、ストッパ受け溝26が構成される。
【0035】引出し17は、図9から図11に示すよう
に、前面板部31と、両側面板部32,33と、底面板
部34と、背面板部35とから構成されている。前面板
部31の表面には、引出し17を出し入れするための取
っ手36が設けられている。背面板部35には奥側スト
ッパ37が設けられている。この奥側ストッパ37は、
筐体16に引出し17を装着した状態で、引出し17を
最奥まで押し込んで引出し17の背面板部35と筐体1
6の背面壁22とが接触するときの衝撃を吸収するため
の緩衝材である。引出し17は、異なる深さのものが3
つ用いられ、筐体16に三段に装着されている。
【0036】引出し17の側面板部32,33には上記
着脱型ストッパ1が設けられている。即ち、側面板部3
2,33に上記ストッパ受け穴3が設けられ、このスト
ッパ受け穴3に上記ストッパ片4が取り付けられてい
る。このストッパ受け穴3に取り付けられたストッパ片
4の当接部9は、ストッパ受け溝26にはまり込んでこ
のストッパ受け溝26内を移動するようになっている。
そして、ストッパ受け溝26の一端部(筐体16の前面
開口側端部)に当接部9が当接することで、引出し17
が筐体16から抜け落ちないようになっている。
【0037】[動作]以上のように構成された小物入れ
15は、次のようにして使用される。
【0038】引出し17を筐体16内に取り付けるとき
は、まず、ストッパ片4をストッパ受け穴3から取り外
した状態で引出し17を筐体16内に途中まで挿入し、
この状態でストッパ片4を引出し17の内側から上述し
た動作でストッパ受け穴3に取り付ける。これだけで、
引出し17の筐体16内への装着作業は終了する。その
後、引出し17内に物を収納して最奥まで押し込む。
【0039】これにより、引出し17を引き出すと、ス
トッパ片4の当接部9はストッパ受け溝26内を移動す
る。そして、引出し17が限界位置まで引き出される
と、当接部9がストッパ受け溝26の端部に当接して、
引出し17のそれ以上の引き出しが規制され、引出し1
7の抜け落ちが防止される。
【0040】引出し17を筐体16から取り外すとき
は、上述の場合と逆に、引出し17を筐体16から途中
まで引き出した状態で、ストッパ片4をストッパ受け穴
3の支持穴部7から挿入穴部6にずらして抜き取る。次
いで、引出し17を筐体16から完全に引き出す。
【0041】[効果]引出し17に着脱型ストッパ1を
設けたので、ストッパ片4を容易に着脱させることがで
きる。これにより、引出し17を筐体16に対して、容
易に取り付け及び取り外しをすることができる。
【0042】さらに、簡単に取り付けられるストッパ片
4によって、引出し17の筐体16からの抜け落ちを確
実に防止することができる。
【0043】[変形例] (1) 上記実施形態では、ストッパ受け穴3の支持穴
部7と、ストッパ片4の嵌合溝11を正四角形状に形成
したが、これらにテーパを設けて、嵌合しやすいように
してもよい。これにより、ストッパ片4をストッパ受け
穴3の支持穴部7にさらに容易に取り付けることができ
るようになる。
【0044】(2) 上記実施形態では、ストッパ受け
穴3の支持穴部7の寸法を、ストッパ片4の嵌合溝11
の底部の寸法よりも僅かに小さく設定して、ストッパ片
4をストッパ受け穴3に堅固に取り付けるようにした
が、同じ寸法か僅かに大きく設定してもよい。また、嵌
合溝11の幅は、ストッパ受け穴3が形成された摺接壁
面2又は側面板部32,33の厚さと同じか僅かに小さ
い寸法に設定したが、僅かに大きい寸法にしてもよい。
この場合は、ストッパ片4の着脱が容易になる。
【0045】なお、この場合、ストッパ片4の当接部9
に掛かる力があまり大きくないことが条件となる。
【0046】(3) 上記実施形態では、筐体16を壁
板で覆った密閉箱で構成したが、支柱だけで構成される
筐体等の、壁を設けない筐体、他の構成の筐体でも、上
記同様の作用、効果を奏することができる。
【0047】(4) 上記実施形態では、ストッパ受け
穴3及びストッパ片4を四角形状に形成したが、図13
に示すように円形に形成してもよい。また、図14に示
すように、三角形状に形成してもよい。さらに、他の形
状でもよい。特に、円形や三角形状にすると、ストッパ
片の着脱が容易になる。
【0048】(5) 上記実施形態では、引出し17の
両側壁18,19に着脱型ストッパ1を設けたが、側壁
18,19のいずれか一方に設けてもよいことは言うま
でもない。
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、次のような効果を奏することができる。
【0050】(1) ストッパ受け穴を、ストッパ片が
挿入される挿入穴部と、挿入穴部に連続して設けられ挿
入された上記ストッパ片がスライドされて嵌合支持され
る支持穴部とから構成し、ストッパ片を、相手側に直接
に当接して摺動部材の基部材からの抜け落ちを防止する
当接部と、当該当接部の一端に設けられ当接部を上記ス
トッパ受け穴に挿入することで当該ストッパ受け穴の周
縁に当接して当接部を一端側から支持する受け板部と、
当該受け板部と上記当接部との間に設けられ当該当接部
を上記ストッパ受け穴の挿入穴部に挿入して上記受け板
部がストッパ受け穴の周縁に当接した状態で上記支持穴
部にスライドさせて嵌合する嵌合溝とから構成したの
で、ストッパ片を容易に着脱できると共に、摺動部材の
基部材からの抜け落ちを確実に防止することができる。
【0051】(2) 嵌合溝の底部をその断面形状を四
角形状に形成し、ストッパ受け穴の支持穴部を上記嵌合
溝の底部に整合する四角形状に形成したので、四角形の
支持穴部に四角形の嵌合溝がはまり込んで、ストッパ片
が支持穴部に堅固に支持されると共に回転が抑えられて
ストッパとしての機能を確実に果たし、摺動部材の基部
材からの抜け落ちを確実に防止することができる。
【0052】(3) ストッパ受け穴の支持穴部は奥側
に位置し、ストッパ片は上記ストッパ受け穴に相手側へ
向けて延出するように取り付けられるため、摺動部材を
基部材から抜け落ちる方向に引くとストッパ片が相手側
に当接して奥側へ押されて支持穴部に押し付けられる。
これにより、ストッパ片は確実に支持される。
【0053】(4) 引出しの側両側壁部及びこの両側
壁部に対向する本体部に着脱型ストッパを設けたので、
引出しを本体部に対して容易に取り付け及び取り出しす
ることができる。さらに、引出しの抜け落ちを確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る着脱型ストッパのストッパ片及び
ストッパ受け穴を互いに取り外した状態で示す斜視図で
ある。
【図2】本発明に係る着脱型ストッパのストッパ片をス
トッパ受け穴に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る着脱型ストッパのストッパ片を示
す側面図である。
【図4】図3のA−A線矢視断面図である。
【図5】本発明に係る小物入れを示す斜視図である。
【図6】本発明に係る小物入れを引出しを引き出した状
態で示す斜視図である。
【図7】本発明に係る小物入れを示す側面断面図であ
る。
【図8】本発明に係る小物入れを示す正面断面図であ
る。
【図9】本発明に係る引出しを示す斜視図である。
【図10】本発明に係る引出しの要部を示す部分断面図
である。
【図11】本発明に係る引出しの要部を示す部分断面図
である。
【図12】本発明に係る筐体の支持レール部及びストッ
パ受け溝を示す要部斜視図である。
【図13】本発明の第1の変形例を示す斜視図である。
【図14】本発明の第2の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
16:基板、17:係止用切欠、2:摺接壁面、3:ス
トッパ受け穴、4:ストッパ片、6:挿入穴部、7:支
持穴部、9:当接部、10:受け板部、11:嵌合溝、
15:小物入れ、16:筐体、17:引出し、18,1
9:両側壁、20:底面壁、21:天井壁、22:背面
壁、25:支持レール部、26:ストッパ受け溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部材又は当該基部材に出し入れ可能に
    支持された摺動部材に設けられ、上記摺動部材が上記基
    部材から抜け落ちるのを防止するストッパであって、 上記基部材又は摺動部材のいずれか一方の摺接面に設け
    られたストッパ受け穴と、当該ストッパ受け穴に取り付
    けられるストッパ片とからなり、 上記ストッパ受け穴は、上記ストッパ片が挿入される挿
    入穴部と、当該挿入穴部に連続して設けられ挿入された
    上記ストッパ片がスライドされて嵌合支持される支持穴
    部とからなり、 上記ストッパ片は、相手側に直接に当接して上記摺動部
    材の上記基部材からの抜け落ちを防止する当接部と、当
    該当接部の一端に設けられ当接部を上記ストッパ受け穴
    に挿入することで当該ストッパ受け穴の周縁に当接して
    当接部を一端側から支持する受け板部と、当該受け板部
    と上記当接部との間に設けられ当該当接部を上記ストッ
    パ受け穴の挿入穴部に挿入して上記受け板部がストッパ
    受け穴の周縁に当接した状態で上記支持穴部にスライド
    させて嵌合する嵌合溝とからなることを特徴とする着脱
    型ストッパ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の着脱型ストッパにおい
    て、 上記嵌合溝の底部の断面形状が四角形状に形成され、 上記ストッパ受け穴の支持穴部が上記嵌合溝の底部に整
    合する四角形状に形成されたことを特徴とする着脱型ス
    トッパ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の着脱型ストッパ
    において、 上記ストッパ受け穴の支持穴部が奥側に位置し、上記ス
    トッパ片が上記ストッパ受け穴に相手側へ向けて延出す
    るように取り付けられたことを特徴とする着脱型ストッ
    パ。
  4. 【請求項4】 本体部内に出し入れ可能に装着される引
    出しにおいて、 引出し側両側壁部及びこの両側壁部に対向する上記本体
    部に請求項1乃至3のいずれか1項に記載の着脱型スト
    ッパを設けたことを特徴とする引出し。
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