JP3458722B2 - 棚 - Google Patents

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JP3458722B2
JP3458722B2 JP29292498A JP29292498A JP3458722B2 JP 3458722 B2 JP3458722 B2 JP 3458722B2 JP 29292498 A JP29292498 A JP 29292498A JP 29292498 A JP29292498 A JP 29292498A JP 3458722 B2 JP3458722 B2 JP 3458722B2
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文彦 野村
善雅 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス等におい
て好適に利用される棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、書類ケース等として使用される
棚で、左右の側板間に着脱可能な棚板を上下方向に複数
段設けているものがある。このような棚は、通常、左右
の側板の内側面に設けた凹部に棚板の側縁から突設して
なる凸部を凹凸係合することにより、棚板を左右の側板
間に支持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、前述したような
棚を軽量化や省スペース化を図るため、薄板から形成し
たいという要望があるが、特に、側板が薄い剛性のない
合成樹脂製のものであると、使用している内に棚にかか
る荷重により左右の側板間の離間距離が徐々に大きくな
り、棚板の側縁が側板の内側面から離間し棚板の側縁が
脱落する恐れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような不
具合を解消するために、棚板の側縁に左右の側板の開き
を防止する開き防止機構を設けていることを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、左右の側板
間に着脱可能な棚板を上下方向に複数段設け、前記棚板
の左右の側縁を側板の内側面に設けた上向支持面により
支持するようにしている棚であって、前記棚板の側縁に
前記左右の側板間の離間距離が拡大することを防止する
開き防止機構を設け、この開き防止機構が、前記棚板を
左右の側板間の所定位置に挿入した際に、側板の前面よ
り突出している棚板の突出領域の幅寸法を、棚本体の幅
寸法と略等しくした状態で、外方から左右の側板の挿入
端を抱くように該挿入端と係合する係合片であることを
特徴とする。
【0006】このような構成のものであれば、荷重によ
る左右の側板間の開きが防止されるため、外観を良好に
し得るだけでなく、棚板の側縁と側板の内側面の離間を
防止し棚板の側縁が左右の側板から脱落することを回避
することができる。また、本発明の構成は、特に、側板
が剛性のない薄板により形成される場合に非常に有効で
あり、このように側板の薄型化が実現できれば、棚の軽
量化等を図ることができる上、棚全体の幅寸法はそのま
まで棚の内法寸法を拡大して収納領域を拡大し得るとい
うスペースメリットや、棚板を透過率の比較的高い半透
明のものにすることができるなど棚の材質及びデザイン
の選択の幅が広がるというメリットが得られる。加え
て、簡単な構成で、またネジや工具等を使用せずに、左
右の側板間の開きを防止できる。
【0007】所定位置に挿入した棚板が使用中に抜出す
ることを防止するには、棚板を左右の側板間の所定位置
に挿入した際に、前記棚板が反挿入方向へ抜出すること
を禁止する抜け止め機構を設けていることが望ましい。
【0008】上向支持面の好適な実施の形態としては、
左右の側板の挿入端側の内側面に上下方向に亘って複数
の突条を設け、各突条の上面を上向支持面としているも
のを挙げることができる。棚板を左右側板間に良好に挿
入し得るには、前記上下方向に隣接する突条の対向面と
側板の内側面により形成される凹溝を前記棚板の左右の
側縁を案内支持するガイド溝とするとよい。
【0009】棚板の前後端を安定的に支持するには、上
向支持面が、前記左右の側板の反挿入端側に設けた凸部
の上面や、棚本体の背板に設けた凹部の上面にも設定さ
れていることが望ましい。簡単な構成でかつ確実に棚板
の抜出を防止するには、前記抜け止め機構が、棚板の左
右側縁の底部に設けた弾性片であり、棚板装脱時には前
記ガイド溝を通過し得る形状に、棚板を所定位置に挿入
した時には前記ガイド溝を通過し得ない形状に変形する
ものであることが望ましい。
【0010】棚板の具体的な一実施の形態としては、棚
板を中央部が左右側縁よりも低くなるように湾曲させて
いるものを挙げることができる。このような構成のもの
であると、棚板上に載置する書類に不自然な曲がり癖が
ついてしまうということがなく、さらに、載置する書類
が少量であっても下端の書類が上面に完全に密着しない
ので、最後の一枚まで容易に取り出すことができる。更
に、具体的な一実施の形態としては、上下方向に隣接す
る突条の対向面と側板の内側面により形成される凹溝を
棚本体に設けて、この棚本体の凹溝に棚板の左右側縁の
前端側を支持させ、前記棚板の後壁から突設してなる凸
部を棚本体の背板に設けた凹部に凹凸係合させて前記凸
部の下面を前記凹部の上面に支持させると共に、前記棚
本体側の凸部の上面に、前記棚板に後方及び側方が開口
するようにして設けられた凹溝の上面を添接して該棚板
の後端側を支持させていることも考えられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。この棚1は、図1及び図2に示すよう
に、左右の側板2と、底板3及び背板4とからなる棚本
体5と、前記左右の側板2間に前縁6a側を開放した状
態で上下方向に複数段配設した着脱可能な棚板6A、6
Bと、対をなす引き出し7とを具備してなるものであ
り、例えば、テーブル上に載置して書類や文房具等を収
納するために使用されるものである。
【0012】棚本体5は、図3〜図5に示すように、透
過率の比較的高い半透明の素材から形成されているもの
で、左右の側板2の後端に背板4を、また下端に底板3
を適宜の手段で固着し、底板3から垂下した複数のリブ
8をテーブル等の天板面に接地して棚本体5を支持し得
る脚体としている。左右の側板2は、前面21が内側面
2a側から外側面2b側に向かって後方に約45度傾斜
し、後面22が内側面2a側から外側面2bに向かって
前方に約45度傾斜した前後端が平面視略三角形状をな
すもので、特に前端を棚板6A、6Bを挿入し得る挿入
端2cとしている。なお、上面23も内側面2a側から
外側面2bに向かって下方に約45度傾斜した傾斜面と
なっている。また、内側面2aの上縁及び前縁に略三角
柱状の突条18、8を突設している。そして、前縁側の
突条8の上下方向の適宜箇所を数箇所切り欠いて上下方
向に隣接する各突条8の対向面と側板2の内側面2aに
より凹溝を形成し、この凹溝をガイド溝9とするととも
に、該ガイド溝9の上面9aを棚板6A、6Bの左右の
側縁6b、6cの前端側を支持する上向支持面10とし
ている。また、この棚本体5は、側板2の内側面2aと
背板4により形成されるコーナー部に平面視略直角三角
形状の凸部11を突設するとともに、背板4の上下方向
に亘って複数の凹部12を設けている。
【0013】棚板6A、6Bは、本実施例では、図1及
び図2に示すように、湾曲棚板6Aと平棚板6Bを使用
し、上方から二段目及び三段目に湾曲棚板6Aを、一段
目に平棚板6Bを配設している。湾曲棚板6Aは、図6
〜図9に示すように、合成樹脂等で形成され、薄板を中
央部61aが左右両側縁61b、61cよりも低くなる
ように湾曲させている面板部61と、前記面板部61の
周縁から垂下してなる前後壁62、63及び左右側壁6
4と、前記面板部61の下面から格子状に垂下してなる
複数のリブ65とを具備してなる。前記左右側壁64の
垂下量は、前記ガイド溝9の高さに略等しく、左右側壁
64を前記ガイド溝9内に後端から挿入して、図10及
び図12に示すように、左右側壁64の前端下面を前記
ガイド溝9の上向支持面10に添接して、棚本体5に湾
曲棚板6Aの前端側を支持させている。また、この湾曲
棚板6Aは、後壁63から突設してなる凸部14を前記
棚本体5の背板4の凹部12に凹凸係合させて前記凸部
14の下面を前記凹部12の上面12aに支持されてい
るとともに、さらに、左右側壁64の後端側に、後方及
び側方が開口してなる凹溝15を設け、この凹溝15内
に前記棚本体5側の凸部11を挿入し、該凸部11の上
面11aに前記凹溝15の上面を添接し後端側を支持さ
れている。この湾曲棚板6Aの奥行寸法は、棚本体5の
奥行寸法よりも長尺に設定してあるため、該湾曲棚板6
Aを棚本体5に挿入した際には、湾曲棚板6Aの前縁6
aが棚本体5の側板2の挿入端2cよりも突出して配設
されることになる。また、この湾曲棚板6Aの前縁6a
の中央付近には、使用者が面板部61に書類等を載置又
は取り出す際に手を挿入し得る平面視半円弧状の切欠6
6を設けている。
【0014】一方、平棚板6Bは、図1及び図2に示す
ように、合成樹脂等で形成された、棚本体5の奥行寸法
よりもわずかに長尺な奥行寸法を有してなるものであ
り、該平棚板6Bを棚本体5に挿入した際に、その前縁
6aが側板2の挿入端2cよりもわずかに突出して配設
されている。この平棚板6Bは、上面が水平な平面をな
している面板部67以外は、前述した湾曲棚板6Aと略
同様の構成を有しており、前記面板部67の周縁から垂
下してなる前後壁62、63及び左右側壁64と、前記
面板部61の下面から格子状に垂下してなる複数のリブ
(図示せず)とを具備してなる。また、前述した湾曲棚
板6A同様、左右側壁64の前端下面を前記ガイド溝9
の上向支持面10に添接することにより前端側を、さら
に後壁63から突設してなる凸部14を前記棚本体5の
背板4の凹部12に凹凸係合させるとともに、前記棚本
体5側の凸部11の上面11aに左右側壁64の後端側
に設けた凹溝(図示せず)の上面を添接し後端側を支持
されている。
【0015】このような構成のものにおいて、前記湾曲
棚板6A及び平棚板6Bは、左右側壁64の開きを防止
する開き防止機構たる係合片16と、前記棚板6を側板
2間の所定位置に挿入した際に、棚板6の前方向への抜
出を禁止する抜け止め機構たる弾性片17とを具備して
いる。この係合片16及び弾性片17は、略同様の構成
のものが前記湾曲棚板6A及び平棚板6Bに設けられて
いるため、以下、湾曲棚板6Aでその構成、作用の説明
を行い、平棚板6Bにおける説明は省略するものであ
る。
【0016】前述したように、湾曲棚板6Aの奥行寸法
は、棚本体5の奥行寸法よりも長尺に設定してあるた
め、湾曲棚板6Aの前縁6aが棚本体5の側板2の挿入
端2cよりも突出して配設されることになる。そして、
図4、図8及び図10に示すように、棚本体5内に挿入
される湾曲棚板6Aの挿入領域Oの幅寸法Pは棚本体5
の内法寸法Qに略等しく、また側板2の前面21よりも
前方に突出している突出領域Rの幅寸法Sは、棚本体5
の幅寸法Tに略等しい。この突出領域Rの左右側縁の後
端面68を、前記側板2の前面21と略平行に傾斜さ
せ、湾曲棚板6Aを側板2間の所定位置に挿入した際
に、前記棚本体5の側板2の挿入端2cに係合する係合
片16としている。すなわち、対をなす左右の係合片1
6間に、開放端であるため離間方向へ開きやすい挿入端
2cが配設され、該挿入端2cを外方から係合片16で
抱くように挾持しているため、左右の側板2の離間距離
が拡大しようとしても前記係合片16により抑止される
こととなる。
【0017】一方、弾性片17は、図7及び図9に示す
ように、挿入領域O前端側の左右側縁の裏面に対をなし
て設けられている。具体的には、基端部17aを前記湾
曲棚板6Aの左右側壁64の下端に一体に形成し、先端
部17bを前記基端部17aから前方に且つ左右側壁6
4の下端よりも下方となるように延出し、この先端部1
7bを基端部17aを支点として上下方向に回動するよ
うに弾性変形可能なものとしている。棚板装着時には、
図11及び図12に示すように、この弾性片17は、基
端部17aからガイド溝9内に挿入されるが、先端部1
7bがガイド溝9の上面9aに押圧されて上方に回動す
るように弾性変形し、前記ガイド溝9内を通過する。そ
して、ガイド溝9通過後は、先端部17bが再び下方に
回動するように復元し、湾曲棚板6Aの突条8の後端に
当接して湾曲棚板6Aが前方へ抜出するのを禁止する。
【0018】次に、前記棚本体5に湾曲棚板6Aを装着
する手順について説明する。まず、棚本体5のガイド溝
9内に湾曲棚板6Aの左右側壁64を後端側から挿入
し、そのまま奥の方へ左右側縁6b、6cを前記ガイド
溝9に案内させて挿入していく。図11に示すように、
湾曲棚板6Aの後壁63が背板4近傍まで接近する位置
まで挿入すると、湾曲棚板6Aの前端側では、前記弾性
爪17が弾性変形しながらガイド溝9内に挿入される。
この弾性片17は、図12に示すように、前記ガイド溝
9を通過すると、再び拡開する方向に弾性変形し、その
先端部17bが前記突条8の後端に当接して湾曲棚板6
Aが前方へ抜出することを禁止する。また、湾曲棚板6
Aの後端側では、凹溝15内に凸部11を挿入し、ま
た、湾曲棚板6Aの後壁63から突出してなる凸部14
を背板4の凹部12に凹凸係合させて後端側を棚本体5
に支持される。このように湾曲棚板6Aを所定位置に挿
入した時点で、左右の係合片16が、左右の側板2の挿
入端2cを外方から挟み込むように該挿入端2cと係合
する。
【0019】一方、湾曲棚板6Aを棚本体5から取り外
す場合には、弾性片17を上方に押しながら湾曲棚板6
Aを前方に引き抜くと、弾性片17がガイド溝9の上面
9aに押圧されてガイド溝9内を通過し得る方向に変形
し、前方に引き抜くことができる。このような構成のも
のであると、左右の側板2の開きを防止して、外観を良
好にし得るだけでなく、棚板6A、6Bの側縁6b、6
cと側板2の内側面2aの離間を防止し棚板6A、6B
が左右の側板2から脱落することを回避することができ
る。また、この構成は、特に、側板2が本実施例のよう
な剛性のない合成樹脂製の薄板により形成される場合に
非常に有効であり、このように側板2の薄型化が実現で
きれば、棚1を簡単な構成でありながら、軽量化を図
り、棚本体5の幅寸法Tはそのままで棚本体5の内法寸
法Qを拡大して収納領域を拡大し得るというスペースメ
リットや、棚板6A、6Bを透過率の比較的高い半透明
のものにすることができるなど棚1の材質及びデザイン
の選択の幅が広がるというメリットが得られる。
【0020】棚板6A、6Bを左右の側板2間の所定位
置に挿入した際に、前記棚板6A、6Bが前方へ抜出す
ることを禁止する抜け止め機構を設けているので、所定
位置に挿入した棚板6A、6Bが使用中に抜出すること
を防止することができる。開き防止機構が、前記棚板6
A、6Bを左右の側板2間の所定位置に挿入した際に、
外方から左右の側板2を挟み込むように前記側板2の挿
入端2cと係合する係合片16であるので、簡単な構成
で、またネジや工具等を使用せずに、棚板6A、6Bと
左右の側板2の係合により側板2の開き止めを実現する
ことができる。
【0021】左右の側板2の挿入端2c側の内側面2a
に上下方向に亘って複数の突条8を設け、各突条8の対
向する面と側板2の内側面2aにより形成される凹溝を
前記棚板6A、6Bの左右の側縁6b、6cを案内支持
するガイド溝9としているので、棚板6A、6Bを左右
側板2間の所定位置に良好に挿入することができる。上
向支持面10が、前記ガイド溝9の上面9aだけでな
く、前記左右の側板2の反挿入端側に設けた凸部11の
上面11aや、凹部12の上面12aにも設定されてい
るので、棚板6A、6Bの前後端を安定的に支持すると
ともに内側面2aへの加工を簡略化することが可能であ
る。
【0022】前記抜け止め機構が、棚板6A、6Bの左
右側縁6b、6cの底部に設けた弾性片17であり、棚
板装脱時には前記ガイド溝9を通過し得る形状に変形
し、棚板6A、6Bを所定位置に挿入した際には前記ガ
イド溝9を通過し得ない形状に変形するものであるなら
ば、簡単な構成でかつ確実に抜出を防止することができ
る。
【0023】棚板6Aの面板部61を中央部61aが左
右両側縁61b、61cよりも低くなるように湾曲させ
ているならば、棚板6A上に載置する書類に不自然な曲
がり癖がついてしまうということがなく、さらに、載置
する書類が少量であっても下端の書類が上面に完全に密
着しないので、最後の一枚まで容易に取り出すことがで
きる。
【0024】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で種々変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明は、左右の側板間に着脱可能な棚板を上下方
向に複数段設け、前記棚板の左右の側縁を側板の内側面
に設けた上向支持面により支持するようにしている棚で
あって、前記棚板の側縁に前記左右の側板間の離間距離
が拡大することを防止する開き防止機構を設け、この開
き防止機構が、前記棚板を左右の側板間の所定位置に挿
入した際に、側板の前面より突出している棚板の突出領
域の幅寸法を、棚本体の幅寸法と略等しくした状態で、
外方から左右の側板の挿入端を抱くように該挿入端と係
合する係合片であることを特徴としているので、外観を
良好にし得るだけでなく、棚板の側縁と側板の内側面の
離間を防止し棚板の側縁が左右の側板から脱落すること
を回避することができる。また、本発明の構成は、特
に、側板が剛性のない薄板により形成される場合に非常
に有効であり、このように側板の薄型化が実現できれ
ば、棚を簡単な構成で形成できる上、軽量化等を図るこ
とができる。さらに、棚全体の幅寸法はそのままで棚の
内法寸法を拡大して収納領域を拡大し得るというスペー
スメリットや、棚板を透過率の比較的高い半透明のもの
にすることができるなど棚の材質及びデザインの選択の
幅が広がるというメリットが得られる。加えて、簡単な
構成で、またネジや工具等を使用せずに、棚板と左右の
側板の係合により側板の開き止めを実現できる。
【0026】棚板を左右の側板間の所定位置に挿入した
際に、前記棚板が反挿入方向へ抜出することを禁止する
抜け止め機構を設けているならば、所定位置に挿入した
棚板が使用中に抜出することを防止することができる。
【0027】左右の側板の挿入端側の内側面に上下方向
に亘って複数の突条を設け、各突条の上面を上向支持面
とするならば、簡単な加工により上向支持面を形成する
ことができる。前記上下方向に隣接する突条の対向面と
側板の内側面により形成される凹溝を前記棚板の左右の
側縁を案内支持するガイド溝とするならば、棚板を左右
側板間の所定位置に良好に挿入することができる。
【0028】上向支持面が、前記左右の側板の反挿入端
側に設けた凸部の上面や、棚本体の背板に設けた凹部の
上面にも設定されているならば、棚板の前後端を安定的
に支持するとともに内側面への加工を簡略化することが
可能である。前記抜け止め機構が、棚板の左右側縁の底
部に設けた弾性片であり、棚板装脱時には前記ガイド溝
を通過し得る形状に、棚板を所定位置に挿入した時には
前記ガイド溝を通過し得ない形状に変形するものであれ
ば、簡単な構成でかつ確実に抜出を防止することができ
る。
【0029】棚板を中央部が左右側縁よりも低くなるよ
うに湾曲させているならば、棚板上に載置する書類に不
自然な曲がり癖がついてしまうということがなく、さら
に、載置する書類が少量であっても下端の書類が上面に
完全に密着しないので、最後の一枚まで容易に取り出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す棚の全体斜視図。
【図2】同正面図。
【図3】同棚本体の正面図。
【図4】同平面図。
【図5】同図3におけるA−A線断面図。
【図6】同棚板の正面図。
【図7】同棚板の側面図。
【図8】同棚板の平面図。
【図9】同棚板の底面図。
【図10】同棚の図2におけるB−B線平断面図。
【図11】同棚の側断面図。
【図12】同棚の側断面図。
【符号の説明】
1…棚 2…側板 2a…内側面 2c…挿入端 6A…棚板(湾曲棚板) 6B…棚板(平棚板) 6b…左側縁 6c…右側縁 61a…中央部 61b…左側縁 61c…右側縁 9…ガイド溝 9a…上面 10…上向支持面 11…凸部 11a…上面 12…凹部 12a…上面 16…開き防止機構(係合片) 17…抜け止め機構(弾性片)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−163430(JP,A) 特開 昭49−118566(JP,A) 実開 平1−158740(JP,U) 実開 昭50−58797(JP,U) 実開 昭59−68446(JP,U) 実開 昭57−42649(JP,U) 実開 平6−70633(JP,U) 実開 昭55−74459(JP,U) 実公 昭50−26576(JP,Y1) 実公 昭33−2730(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 47/00 - 47/06 A47B 57/10 A47B 55/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の側板間に着脱可能な棚板を上下方向
    に複数段設け、前記棚板の左右の側縁を側板の内側面に
    設けた上向支持面により支持するようにしている棚であ
    って、前記棚板の側縁に前記左右の側板間の離間距離が
    拡大することを防止する開き防止機構を設け、この開き
    防止機構が、前記棚板を左右の側板間の所定位置に挿入
    した際に、側板の前面より突出している棚板の突出領域
    の幅寸法を、棚本体の幅寸法と略等しくした状態で、外
    方から左右の側板の挿入端を抱くように該挿入端と係合
    する係合片であることを特徴とする棚。
  2. 【請求項2】棚板を左右の側板間の所定位置に挿入した
    際に、前記棚板が反挿入方向へ抜出することを禁止する
    抜け止め機構を設けていることを特徴とする請求項1記
    載の棚。
  3. 【請求項3】左右の側板の挿入端側の内側面に上下方向
    に亘って複数の突条を設け、各突条の上面を上向支持面
    としていることを特徴とする請求項1又は2記載の棚。
  4. 【請求項4】前記上下方向に隣接する突条の対向面と側
    板の内側面により形成される凹溝を前記棚板の左右の側
    縁を案内支持するガイド溝とすることを特徴とする請求
    項3記載の棚。
  5. 【請求項5】上向支持面が、前記左右の側板の反挿入端
    側に設けた凸部の上面にも設定されていることを特徴と
    する請求項3記載の棚。
  6. 【請求項6】上向支持面が、棚本体の背板に設けた凹部
    の上面にも設定されていることを特徴とする請求項3又
    は5記載の棚。
  7. 【請求項7】前記抜け止め機構が、棚板の左右側縁の底
    部に設けた弾性片であり、棚板装脱時には前記ガイド溝
    を通過し得る形状に、棚板を所定位置に挿入した時には
    前記ガイド溝を通過し得ない形状に変形することを特徴
    とする請求項3記載の棚。
  8. 【請求項8】棚板を中央部が左右側縁よりも低くなるよ
    うに湾曲させていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6又は7記載の棚。
  9. 【請求項9】上下方向に隣接する突条の対向面と側板の
    内側面により形成される凹溝を棚本体に設けて、この棚
    本体の凹溝に棚板の左右側縁の前端側を支持させ、前記
    棚板の後壁から突設してなる凸部を棚本体の背板に設け
    た凹部に凹凸係合させて前記凸部の下面を前記凹部の上
    面に支持させると共に、前記棚本体側の凸部の上面に
    前記棚板に後方及び側方が開口するようにして設けられ
    凹溝の上面を添接して該棚板の後端側を支持させてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7
    又は8記載の棚。
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