JP2725234B2 - 引出しを備えるキャビネットの前傾防止装置 - Google Patents

引出しを備えるキャビネットの前傾防止装置

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JP2725234B2
JP2725234B2 JP6050189A JP5018994A JP2725234B2 JP 2725234 B2 JP2725234 B2 JP 2725234B2 JP 6050189 A JP6050189 A JP 6050189A JP 5018994 A JP5018994 A JP 5018994A JP 2725234 B2 JP2725234 B2 JP 2725234B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビネットに設けた
引出しの中の床に最も近接するもの、すなわち、複数の
引出しの場合には、その最下段のもの、引出しが1個の
場合には、その引出しを引き出した時に、キャビネット
が前傾するのを防止した前傾防止装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、多数の書類や文房具等を収納す
るキャビネット(1)を示すもので、(2)(3)(4)は引出
し、(5)はキャスタで、通常最下段の引出し(4)は、フ
ァイル等の大寸の物品を容易に出し入れうるように、大
形となっている。
【0003】このキャビネット(1)において、多数の物
品を収納した引出し(4)を大きく引き出すと、重心が前
方に大きく移動して、キャビネットが前傾することがあ
る。そのため、引出し(4)の下面前端には、前傾防止具
(6)が設けられている。
【0004】このような前傾防止装置の例が、実開平2
−89943号公報に記載されている。これは、引出し
の前面板の下端に設けた後面板に、前後方向の係止孔を
設け、前傾防止具の上端の基板を、引出しの底板に螺着
固定するとともに、この基板の前端より突設した係止片
を、前記係止孔に係止している。
【0005】また、このような前傾防止装置として、実
開平5−84238号公報には、引出しの前面板の表板
の垂下部に形成した後面開口する係合凹部に、前傾防止
具の上部を嵌合し、その上端を引出しの底板の前部に重
合させるとともに、前傾防止具の上面に設けた弾性係合
爪を、底板の前端に係止するようにした装置が記載され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の装置で
は、前傾防止具が前面板の表板にのみ係合しているの
で、前傾防止具におけるローラが、たとえば床の電話配
線のカバーのような突出部に当接すると、係合爪が底板
の前端より外れて、支持具が脱落したり、前傾防止具の
上部が後方より嵌合する前面板の垂下部を変形させて、
ローラが円滑に転動しなくなることがある。
【0007】また、前傾防止具を取り付ける際には、引
出しを前方に引き出す必要があり、組立作業に手間を要
する。
【0008】本発明は、前傾防止具の取り付が簡単かつ
容易であり、しかも、ローラが衝撃を受けても、その周
囲の他部材を損傷したり変形させたりすることなく、円
滑に転動して、前傾防止具が、不都合なく本来の使命を
果しうるようにした装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、引出し
を備えるキャビネットにおける床に近接する引出しの前
面板の表板と裏板の下端同士を閉塞する底壁に、上下方
向の挿入孔と、この挿入孔の両側に近接する透孔を設
け、この挿入孔に、下端にローラを備え、中段部の両側
に上向きの突軸を有する階段状の前傾防止具の上部を挿
入し、前傾防止具の前下部の前向段部を表板の下端に当
接させるとともに、前記突軸を透孔に嵌合させ、さらに
前傾防止具と前面板の間に、前傾防止具の脱落を防止す
る相互係合装置を設けたことにより、上述の課題は解決
される。
【0010】突軸を、前傾防止具の両側に突設した水平
板に立設し、前傾防止具を前面板に取り付ける時、水平
板が前面板の底部下面に重合するのが望ましい。
【0011】
【作用】引出しの前面板の内底部における挿入孔に、前
傾防止具の上部を下方より挿入して、後上方に階段状に
上昇させれば、挿入孔により前傾防止具の側方移動が防
止され、かつ前傾防止具の階段状の前面の下段の上面
が、前面板の表板の下段に当接して、上方移動が防止さ
れ、前傾防止具と前面板の間に設けた相互係合装置によ
り、前傾防止具の下方移動が防止される。前傾防止具が
上昇を開始すると、前傾防止具に水平板を介して立設し
た突軸が、前面板の底部に設けた透孔に嵌入し、表板と
裏板と底板の相対位置を整合するとともに、前傾防止具
の水平移動を阻止し、同時に、水平板が表面板の底部下
面に重合して、前傾防止具の上方移動を防止する。
【0012】引出しに取り付けた前傾防止具は、相互係
合装置の係合を解除して、上述と反対方向に移動させれ
ば、引出しより容易に取り外すことができる。
【0013】
【実施例】図1〜図8は、本発明の一実施例を示すもの
で、上述と同一の各部材には、同一の符号を付して、説
明を省略する。
【0014】引出し(4)の前面板(7)は、表板(8)と裏
板(9)よりなり、表板(8)の下端部には後向片(8a)が突
設され、裏板(9)の下端には、後向片(8a)の下面に重合
する前向片(9a)が突設されている。前向片(9a)の下面に
は、引出しの底板(10)前端部が重合して、底壁(11)が形
成されている。表板(8)の下端は、後向片(8a)より垂下
する垂下部(8b)となっている。
【0015】図6に示すように、後向片(8a)の中央に
は、後端よりU字形の切欠溝(12)が切設され、前向片(9
a)の中央には、前端より切欠溝(12)と等幅の切欠溝(13)
が切設され、かつ底板(10)の前端部中央には、前端より
切欠溝(12)と等幅の切欠溝(14)が切設されている。
【0016】各切欠溝(12)(13)(14)の両側方には、それ
ぞれ通孔(15)(16)(17)が穿設され、切欠溝(12)の両側縁
と表板(8)の間には、垂直をなす挾持板(18)が固着され
ている。
【0017】図5に示すように、重合した切欠溝(12)(1
3)(14)により、前面板(7)の底部(11)の中央に、上下方
向の挿入孔(19)が設けられ、同軸をなして重合する通孔
(15)(16)(17)は、挿入孔(19)の両側方に透孔(20)を形成
する。
【0018】裏板(9)における挿入孔(19)の上方には、
前方に向かって膨出する水平をなす案内片(21)が打ち出
されて、方形の係止孔(22)が形成されている。
【0019】上記前傾防止具(6)は、図8に示すよう
に、前面が後上方に向かって階段状に屈曲し、その上部
は後方に突出し、その平面形は、挿入孔(19)を挿通しう
る大きさのものとなっている。
【0020】前傾防止具(6)の後上部には、左右1対の
支持片(23)が立設され、その中央には下向鉤片(24)が設
けられている。支持片(23)の両側面中央部には、左右1
対の外側方を向く水平板(25)が連設され、その遊端に
は、突軸(26)が立設されている。前傾防止具(6)の下端
には、左右1対のローラ(27)が枢設されている。
【0021】上述の装置において、前面板(7)の挿入口
(19)に、前傾防止具(6)の上部を、下方より挿入し、図
2の矢印で示すように、後上方に階段状に上昇させれ
ば、前傾防止具(6)の前面下端の段部(28)の上面が、表
板(8)の垂下部(8b)下端に当接し、前面板(7)の透孔(2
0)に嵌入する突軸(26)の誘導により、表板(8)と裏板
(9)と底板(10)と前傾防止具(6)の相互位置は整合さ
れ、かつ前傾防止具(6)の上部は、表板(8)の後面の両
挾持板(18)に挾持される。
【0022】これにより、前傾防止具(6)の両支持片(2
3)が裏板(9)の両案内片(21)内に嵌入して、下向鉤片(2
4)が係止孔(22)の下端縁に弾性係合するとともに、水平
板(25)が底部(11)の下面に重合して、前傾防止具(6)は
前後左右上下に移動不能に固定される。
【0023】上述のようにして引出し(4)に取り付けら
れた前傾防止具(6)は、鉤片(24)と係止孔(22)の弾性係
合を解除して、前下方に向けて階段状に下降させること
により、引出し(4)より取り外すことができる。
【0024】
【発明の効果】
(a) 引出しに取り付けた前傾防止具は、挿入孔および
突軸の作用により、側方移動が防止され、かつ支持片の
作用により、前後移動が防止される。
【0025】(b) 前面下部の段部と表板の垂下部の相
互作用、および水平板と底壁の相互作用により、上方移
動が強力に防止される。
【0026】(c) 裏板の係止孔と係合する支持片の鉤
片の作用により、下降が防止される。
【0027】(d) 引出しに強固に取り付けられている
ので、ローラが衝撃を受けても、前傾防止具が引出しよ
り脱落したり、激しく動揺して周囲の他部材を損傷させ
たり変形させたりすることがなく、常に円滑に動作す
る。
【0028】(e) 前傾防止具の引出しへの着脱は、甚
だ簡単かつ容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の縦断側面図である。
【図2】同じく分解側面図である。
【図3】図1のA−A線矢視図である。
【図4】図2のB−B線矢視図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図5の分解背面図である。
【図7】図3のD−D線拡大断面図である。
【図8】図4のE−E線断面図である。
【図9】キャビネットの正面図である。
【符号の説明】
(1)キャビネット (2)(3)(4)引出し (5)キャスタ (6)前傾防止具 (7)前面板 (8)表板 (8a)後向片 (8b)垂下部 (9)裏板 (9a)前向片 (10)底板 (11)底壁 (12)(13)(14)切欠溝 (15)(16)(17)通孔 (18)挾持板 (19)挿入孔 (20)透孔 (21)案内片 (22)係止孔 (23)支持片 (24)鉤片 (25)水平板 (26)突軸 (27)ローラ (28)段部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出しを備えるキャビネットにおける床
    に近接する引出しの前面板の表板と裏板の下端同士を閉
    塞する底壁に、上下方向の挿入孔と、この挿入孔の両側
    に近接する透孔を設け、この挿入孔に、下端にローラを
    備え、中段部の両側に上向きの突軸を有する階段状の前
    傾防止具の上部を挿入し、前傾防止具の前下部の前向段
    部を表板の下端に当接させるとともに、前記突軸を透孔
    に嵌合させ、さらに前傾防止具と前面板の間に、前傾防
    止具の脱落を防止する相互係合装置を設けてなる引出し
    を備えるキャビネットの前傾防止装置。
  2. 【請求項2】 挿入孔および透孔が、前面板の表板の下
    部における後向片と、裏板の下端の前向片と、引出しの
    底板の前端部に設けた切欠溝と通孔を互いに重合させて
    なるものである請求項1記載の引出しを備えるキャビネ
    ットの前傾防止装置。
  3. 【請求項3】 突軸を、前傾防止具の両側に突設した水
    平板に立設し、前傾防止具を前面板に取り付ける時、水
    平板が前面板の底部下面に重合するようにしてなる請求
    項1または2記載の引出しを備えるキャビネットの前傾
    防止装置。
JP6050189A 1994-03-22 1994-03-22 引出しを備えるキャビネットの前傾防止装置 Expired - Fee Related JP2725234B2 (ja)

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