JP2003102187A - 報知音発生装置、プリンタ、コンピュータプログラム、コンピュータシステム、及び、報知音発生方法 - Google Patents

報知音発生装置、プリンタ、コンピュータプログラム、コンピュータシステム、及び、報知音発生方法

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JP2003102187A
JP2003102187A JP2001292638A JP2001292638A JP2003102187A JP 2003102187 A JP2003102187 A JP 2003102187A JP 2001292638 A JP2001292638 A JP 2001292638A JP 2001292638 A JP2001292638 A JP 2001292638A JP 2003102187 A JP2003102187 A JP 2003102187A
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notification sound
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pwm signal
signal
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JP2001292638A
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Sumihito Anzai
純人 安西
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの動作音を報知音として発生させる報
知音発生装置を実現する。 【解決手段】 モータと、PWM信号に基づいて該モー
タを駆動するモータ駆動手段とを有する装置における、
ユーザに報知すべき事象が生じた際に報知音を発生させ
るための報知音発生装置において、前記PWM信号の周
波数を可聴域の周波数とすることによって前記報知音を
発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、報知音発生装置、
プリンタ、コンピュータプログラム、コンピュータシス
テム、及び、報知音発生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在各種の情報機器、家電機器、産業機
器等にモータが使用されており、モータの駆動方法も種
々提案されている。モータの駆動方法の一つとして、P
WM(Pulse Width Modulation)方式がある。このPW
M方式は、パルス幅変調方式とも呼ばれており、所定電
圧のONパルス通電幅を任意に変化させて、モータへの
入力電力をコントロールするものである。
【0003】かかるPWM方式にてモータを駆動する際
に用いるモータドライバが有する回路の例を図17に示
す。図17に示した例では、例えば、4個のMOS・F
ET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Trans
istor)Q1、Q2、Q3、Q4を有するH型ブリッジ回
路を構成し、個々のMOS・FETをオンオフ制御する
ことによりモータMの回転制御を行っている。なお、M
OS・FETに限ることなく各種のトランジスタにより
ブリッジ回路を構成してもよいし、トランジスタの数も
4個に限られない。
【0004】図17に示したH型ブリッジ回路では、電
源Vmとアースとの間に、Q1、Q3からなる直列回路
と、Q2、Q4からなる直列回路が接続されており、各
MOS・FETQ1、Q2、Q3、Q4には、それぞれ
のMOS・FETに流れる電流方向とは逆向きの電流を
流すダイオードD1、D2、D3、D4が並列に接続さ
れている。ここで、MOS・FETQ1、Q4を同時に
ONし、かつMOS・FETQ2、Q3を同時にOFF
すると電流が図17中の矢印Ar1の方向に流れてモー
タMが正転し、MOS・FETQ2、Q3を同時にON
し、かつMOS・FETQ1、Q4を同時にOFFする
と電流が図17中の矢印Ar2の方向に流れてモータM
が逆転する。
【0005】モータ正転時の回転速度を制御する場合に
は、MOS・FETQ2、Q3をOFFし、MOS・F
ETQ1をONした上で、MOS・FETQ4に入力さ
れるPWM信号のデューティを変化させる。なお、PW
M信号は、モータMに電圧を印加すべきことをモータド
ライバに対して指令する印加指令期間と前記モータに電
圧を印加すべきことを前記モータドライバに対して指令
しない非印加指令期間とを繰り返し有し、印加指令期間
では、ON状態となり、非印加指令期間ではOFF状態
となる。また、本明細書において、「デューティ」と
は、モータに電圧を印加すべきことをモータドライバに
対して指令する印加指令期間とモータに電圧を印加すべ
きことをモータドライバに対して指令しない非印加指令
期間とからなる基準期間の長さに対する、印加指令期間
の長さの割合をいい、図18に示したPWM信号におい
て、(デューティ)=Ton/Tsum×100(%)
で表される。また、モータ逆転時の回転速度を制御する
場合には、MOS・FETQ1、Q4をOFFし、MO
S・FETQ2をONした上で、MOS・FETQ3に
入力されるPWM信号のデューティを変化させる。正転
逆転時ともに、PWM信号のデューティが大きくなるほ
ど、モータMの回転速度は大きくなる。
【0006】一般的にPWM方式でモータを駆動させる
際には一定周波数のパルスを用いて駆動するため、この
動作音がユーザ等に聞こえないような非可聴域の周波数
でモータは駆動されている。
【0007】また、これらの各種機器には、この機器が
異常動作したり、またユーザが誤った操作をした際に
は、そのユーザに異常を知らせたり警告を発するために
パイロットランプやスピーカーなどが設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このパイロットランプ
やスピーカーなどは、機器本来の機能とは関係なく必ず
しも必要なものではないが、これらのパイロットランプ
やスピーカーを設けることにより、機体の制御シーケン
スや処理プログラムが煩雑になるとともに、それらのパ
ーツを追加することによるコストの上昇や組み立て工数
の増加も否めないという課題があった。
【0009】そこで本発明は、かかる課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、モータの動
作音を報知音として発生させる報知音発生装置、かかる
報知音発生装置を備えたプリンタ、かかる報知音発生装
置に実行させるためのコンピュータプログラム、かかる
報知音発生装置を備えたプリンタを含むコンピュータシ
ステム、及び、モータの動作音を報知音として発生させ
る報知音発生方法を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、主として、モータと、PWM信号に基づ
いて該モータを駆動するモータ駆動手段とを有する装置
における、ユーザに報知すべき事象が生じた際に報知音
を発生させるための報知音発生装置において、前記PW
M信号の周波数を可聴域の周波数とすることによって前
記報知音を発生させることを特徴とする。
【0011】本発明の他の特徴については、添付図面及
び以下の記載により明らかにする。
【0012】
【発明の実施の形態】===開示の概要=== 本明細書における発明の詳細な説明の項の記載により、
少なくとも次のことが明らかにされる。
【0013】モータと、PWM信号に基づいて該モータ
を駆動するモータ駆動手段とを有する装置における、ユ
ーザに報知すべき事象が生じた際に報知音を発生させる
ための報知音発生装置において、前記PWM信号の周波
数を可聴域の周波数とすることによって前記報知音を発
生させることを特徴とする。
【0014】これにより、可聴域の周波数のPWM信号
に基づいて駆動されたモータからは動作音が発生するの
で、この動作音によってユーザに異常等を報知すること
が可能となる。したがって、ブザーやスピーカー等の警
告装置を別途備えることなく、機能上設けられているモ
ータを使って報知音を発生させることが可能となるか
ら、部品点数や組み立て工数を削減し、装置のコストを
低減することができる。
【0015】また、前記ユーザに報知すべき事象が、前
記モータが非可聴域の周波数のPWM信号に基づいて駆
動しているときに発生した場合には、可聴域の周波数と
したPWM信号のデューティを、非可聴域の周波数のP
WM信号に基づいて前記モータを駆動していたときのデ
ューティと等しくしてもよい。
【0016】このような報知音発生装置を備えることに
よって、PWM信号を可聴域の周波数に変更しても、デ
ューティは変更されないので、モータの回転速度を維持
しつつ当該モータから報知音を発生させることが可能と
なる。
【0017】また、複数のモータと、それらモータをP
WM信号に基づいて駆動するモータ駆動手段とを有する
装置における、ユーザに報知すべき事象が生じた際に報
知音を発生させるための報知音発生装置において、前記
モータのうちいずれかのモータを駆動中に前記ユーザに
報知すべき事象が生じた場合には、他のモータを可聴域
の周波数のPWM信号に基づいて駆動させることによっ
て前記報知音を発生させてもよい。
【0018】報知すべき事象が生じた際に駆動されてい
ないモータを使って報知音を発生させるので、駆動中の
モータの動作に影響を与えることなく報知音を発生させ
ることが可能となる。
【0019】前記可聴域の周波数のPWM信号に基づい
て駆動されるモータの動力伝達経路を分断する動力分断
手段を備え、この動力分断手段によって前記動力伝達経
路を分断して当該モータを駆動することによって前記報
知音を発生させてもよい。動力分断手段によって前記動
力伝達経路が分断されるので、モータを単体で駆動させ
ることができるため、装置に無用な負荷を与えることな
く動作音を発生させることが可能となる。
【0020】また、前記モータは、プリンタの紙送りモ
ータであるようにしてもよいし、キャリッジモータであ
るようにしてもよい。これにより、プリンタのコストを
低減することが可能となる。
【0021】また、このような報知音発生装置を備えた
プリンタ、及び、該報知発生装置に報知音を発生させる
ためのコンピュータプログラムも実現可能である。
【0022】また、コンピュータ本体と、表示装置と、
入力装置と、フレキシブルドライブ装置と、CD−RO
Mドライブ装置と、モータと、PWM信号に基づいて該
モータを駆動するモータ駆動手段とを有し、ユーザに報
知すべき事象が生じた際に報知音を発生させるための報
知音発生装置を備えたプリンタとを有するコンピュータ
システムも実現可能である。
【0023】また、モータと、PWM信号に基づいて該
モータを駆動するモータ駆動手段とを有する装置におけ
る、ユーザに報知すべき事象が生じた際に報知音を発生
させるための報知音発生方法において、前記PWM信号
の周波数を可聴域の周波数とすることによって前記報知
音を発生させることを特徴とする。これにより、可聴域
の周波数のPWM信号に基づいて駆動されたモータから
は動作音が発生するので、この動作音によってユーザに
異常を報知することが可能となる。
【0024】<<<第1の実施の形態>>> ===インクジェットプリンタの概略=== 次に、本発明の主な適用対象であるインクジェットプリ
ンタの概略について説明する。図1は、インクジェット
プリンタの概略構成を示したブロック図である。
【0025】図1に示したインクジェットプリンタは、
紙送りを行う紙送りモータ(以下、PFモータともい
う。)1と、紙送りモータ1を駆動する紙送りモータド
ライバ2と、印刷紙50にインクを吐出するヘッド9が
固定され、印刷紙50に対し平行方向かつ紙送り方向に
対し垂直方向に駆動されるキャリッジ3と、キャリッジ
3を駆動するキャリッジモータ(以下、CRモータとも
いう。)4と、CRモータ4を駆動するCRモータドラ
イバ5と、CRモータドライバ5を制御するDCユニッ
ト6と、ヘッド9の目詰まり防止のためのインクの吸い
出しを制御するポンプモータ7と、ポンプモータ7を駆
動するポンプモータドライバ8と、ヘッド9を駆動制御
するヘッドドライバ10と、キャリッジ3に固定された
リニア式エンコーダ11と、所定の間隔にスリットが形
成されたリニア式エンコーダ11用符号板12と、PF
モータ1用のロータリ式エンコーダ13と、印刷処理さ
れている紙の終端位置を検出する紙検出センサ15と、
プリンタ全体の制御を行うCPU16と、CPU16に
対して周期的に割込み信号を発生するタイマIC17
と、ホストコンピュータ18との間でデータの送受信を
行うインタフェース部(以下、IFともいう。)19
と、ホストコンピュータ18からIF19を介して送ら
れてくる印字情報に基づいて印字解像度やヘッド9の駆
動波形等を制御するASIC20と、ASIC20及び
CPU16の作業領域やプログラム格納領域として用い
られるPROM21、RAM22及びEEPROM23
と、印刷紙50を支持するプラテン25と、PFモータ
1によって駆動されて印刷紙50を搬送する搬送ローラ
27と、CRモータ4の回転軸に取付けられたプーリ3
0と、プーリ30によって駆動されるタイミングベルト
31と、プリンタの異常検出手段をなす各種センサ1
5,24とを備えている。
【0026】DCユニット6は、CPU16から送られ
てくる制御指令、エンコーダ11、13の出力に基づい
て紙送りモータドライバ2及びCRモータドライバ5を
駆動制御する。また、紙送りモータ1及びCRモータ4
はいずれもDCモータであり、PWM方式で駆動され
る。
【0027】===キャリッジ周辺の構成=== 次にキャリッジ周辺の構成について説明する。図2は、
インクジェットプリンタのキャリッジ3周辺の構成を示
した斜視図である。
【0028】図2で示すように、キャリッジ3は、タイ
ミングベルト31によりプーリ30を介してCRモータ
4に接続され、ガイド部材32に案内されてプラテン2
5に平行に移動するように駆動される。キャリッジ3の
印刷紙に対向する面には、ブラックインクを吐出するノ
ズル列及びカラーインクを吐出するノズル列を有するヘ
ッド9が設けられ、各ノズルはインクカートリッジ34
からインクの供給を受けて印刷紙にインク滴を吐出して
文字や画像を印刷する。
【0029】また、キャリッジ3の非印字領域には、非
印字時にヘッド9のノズル開口を封止するためのキャッ
ピング装置35と、図1に示したポンプモータ7を有す
るポンプユニット36とが設けられている。キャリッジ
3が印字領域(無負荷領域)から非印字領域(負荷領
域)に移動すると、図示しないレバーにキャリッジ3が
当接して、キャッピング装置35が上方に移動し、ヘッ
ド9を封止する。
【0030】ヘッド9のノズル開口列に目詰まりが生じ
た場合や、インクカートリッジ34の交換等を行ってヘ
ッド9から強制的にインクを吐出する場合は、ヘッド9
を封止した状態でポンプユニット36を作動させ、ポン
プユニット36からの負圧により、ノズル開口列からイ
ンクを吸い出す。これにより、ノズル開口列の近傍に付
着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらにはヘッド9内
の気泡がインクとともにキャップ37に排出される。
【0031】===エンコーダ=== 次に、キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコーダ
11、及び、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ1
3について説明する。図3は、キャリッジ3に取付けら
れたリニア式エンコーダ11の構成を模式的に示した説
明図である。
【0032】図3に示したエンコーダ11は、発光ダイ
オード11aと、コリメータレンズ11bと、検出処理
部11cとを備えている。検出処理部11cは、複数
(例えば4個)のフォトダイオード11dと、信号処理
回路11eと、例えば2個のコンパレータ11fA、1
1fBとを有している。
【0033】発光ダイオード11aの両端に抵抗を介し
て電圧VCCが印加されると、発光ダイオード11aから
光が発せられる。この光はコリメータレンズ11bによ
り平行光に集光されて符号板12を通過する。符号板1
2には、所定の間隔(例えば1/180インチ(1イン
チ=2.54cm))毎にスリットが設けられている。
【0034】符号板12を通過した平行光は、図示しな
い固定スリットを通って各フォトダイオード11dに入
射し、電気信号に変換される。4個のフォトダイオード
11dから出力される電気信号は信号処理回路11eに
おいて信号処理され、信号処理回路11eから出力され
る信号はコンパレータ11fA、11fBにおいて比較
され、比較結果がパルスとして出力される。コンパレー
タ11fA、11fBから出力されるパルスENC−
A、ENC−Bがエンコーダ11の出力となる。
【0035】図4は、CRモータ正転時及び逆転時にお
けるエンコーダ11の2つの出力信号の波形を示したタ
イミングチャートである。
【0036】図4(a)、(b)に示すように、CRモ
ータ正転時及び逆転時のいずれの場合も、パルスENC
−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異なって
いる。CRモータ4が正転しているとき、即ち、キャリ
ッジ3が主走査方向に移動しているときは、図4(a)
に示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよ
りも90度だけ位相が進み、CRモータ4が逆転してい
るときは、図4(b)に示すように、パルスENC−A
はパルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れる。そ
して、パルスENC−A及びパルスENC−Bの1周期
Tは、キャリッジ3が符号板12のスリット間隔を移動
する時間に等しい。
【0037】一方、PFモータ1用のロータリ式エンコ
ーダ13はロータリ式エンコーダ用符号板14がPFモ
ータ1の回転に応じて回転する回転円板である以外は、
リニア式エンコーダ11と同様の構成となっており、2
つの出力パルスENC−A、ENC−Bを出力する。イ
ンクジェットプリンタにおいては、ロータリ式エンコー
ダ用符号板14に設けられている複数のスリットのスリ
ット間隔は1/180インチであり、PFモータ1が上
記1スリット間隔だけ回転すると、1/1440インチ
だけ紙送りされる。
【0038】===給紙及び紙検出=== 次に、給紙及び紙検出に関連する部分について説明す
る。図5は、給紙及び紙検出に関連する部分を示した透
視図である。
【0039】図5を参照して、図1に示した紙検出セン
サ15の位置について説明する。図5において、プリン
タ60の給紙挿入口61に挿入された印刷紙50は、給
紙モータ63により駆動される給紙ローラ64によって
プリンタ60内に送り込まれる。プリンタ60内に送り
込まれた印刷紙50の先端が例えば光学式の紙検出セン
サ15により検出される。紙検出センサ15によって先
端が検出された印刷紙50は、PFモータ1により駆動
される紙送りローラ65及び従動ローラ66によって送
られる。
【0040】続いてキャリッジガイド部材32に沿って
移動するキャリッジ3に固定されたヘッド9からインク
が滴下されることにより印字が行われる。所定の位置ま
で紙送りが行われると、現在、印字されている印刷紙5
0の終端が紙検出センサ15によって検出される。印字
が終了した印刷紙50は、PFモータ1により駆動され
る歯車67A、67Bを介して歯車67Cにより駆動さ
れる排紙ローラ68及び従動ローラ69によって排紙口
62から外部に排出される。尚、紙送りローラ65の回
転軸には、ロータリ式エンコーダ13が連結されてい
る。
【0041】===紙送り=== 次に、紙送りに関連する部分について詳細に説明する。
図6は、プリンタの紙送りに関連する部分を詳細に示し
た透視図である。
【0042】図5に示したプリンタの部分のうち紙送り
に関連する部分について、図5及び図6を参照して、よ
り詳細に説明する。
【0043】プリンタ60の給紙挿入口61から挿入さ
れ、給紙ローラ64によってプリンタ60内に送り込ま
れた印刷紙50の先端が紙検出センサ15により検出さ
れると、PFモータ1により小歯車87を介して駆動さ
れる大歯車67aの回転軸であるスマップ軸83の周囲
に設けられた紙送りローラ65と、給紙側から送られて
きた印刷紙50を垂直方向下向きに押圧するホルダ89
の紙送り方向排紙側先端部に設けられた従動ローラ66
とにより、印刷紙50の紙送りが行われる。
【0044】PFモータ1はプリンタ60内のフレーム
86にねじ85により固定されており、大歯車67a周
囲の所定箇所にはロータリ式エンコーダ13が設けら
れ、かつ、大歯車67aの回転軸であるスマップ軸83
にはロータリ式エンコーダ用符号板14が連結されてい
る。
【0045】紙送りローラ65と従動ローラ66とによ
り紙送りが行われた印刷紙50は、印刷紙50を支持す
るプラテン84上を通過し、小歯車87、大歯車67
a、中間歯車67b、小歯車88及び排紙歯車67cを
介してPFモータ1により駆動される排紙ローラ68
と、従動ローラであるギザローラ69とにより挟持され
て送られ、排紙口62から外部に排出される。
【0046】印刷紙50がプラテン84上に支持されて
いる間に、キャリッジ3がプラテン84上の空間をガイ
ド部材32に沿って左右に移動し、キャリッジ3に固定
されたヘッド9からインクが吐出されて印刷が行われ
る。
【0047】===DCユニットの構成=== 次に、インクジェットプリンタのPFモータ1を制御す
るDCモータ制御装置であるDCユニット6の構成につ
いて説明する。図7は、DCモータ制御装置であるDC
ユニット6の構成を示したブロック図である。
【0048】図7に示したDCユニット6は、回転位置
演算部6aと、減算器6bと、目標回転速度演算部6c
と、回転速度演算部6dと、減算器6eと、比例手段と
しての比例要素6fと、積分手段としての積分要素6g
と、微分手段としての微分要素6hと、加算器6iと、
PWM回路6jと、タイマ6kと、加速制御部6mとを
備えている。
【0049】回転位置演算部6aは、ロータリ式エンコ
ーダ13の出力パルスENC−A、ENC−Bの各々の
立ち上がりエッジ、立ち上がりエッジを検出し、検出さ
れたエッジの個数を計数し、この計数値に基づいて、P
Fモータ1の回転位置を演算する。この計数はPFモー
タ1が正転しているときは1個のエッジが検出されると
「+1」を加算し、逆転しているときは、1個のエッジ
か検出されると、「−1」を加算する。パルスENC−
A及びENC−Bの各々の周期は、ロータリ式エンコー
ダ用符号板14の、あるスリットがロータリ式エンコー
ダ13を通過してから次のスリットがロータリ式エンコ
ーダ13を通過するまでの時間に等しく、かつ、パルス
ENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異
なっている。このため、上記計数のカウント値「1」は
ロータリ式エンコーダ用符号板14のスリット間隔の1
/4に対応する。これにより上記計数値にスリット間隔
の1/4を乗算すれば、その乗算値に基づいて、計数値
が「0」に対応する回転位置からのPFモータ1の移動
量を求めることができる。このときロータリ式エンコー
ダ13の解像度はロータリ式エンコーダ用符号板14の
スリットの間隔の1/4となる。
【0050】減算器6bは、CPU16から送られてく
る目標回転位置と、回転位置演算部6aによって求めら
れたPFモータ1の実際の回転位置との回転位置偏差を
演算する。
【0051】目標回転速度演算部6cは、減算器6bの
出力である回転位置偏差に基づいてPFモータ1の目標
回転速度を演算する。この演算は回転位置偏差にゲイン
KPを乗算することにより行われる。このゲインKPは
回転位置偏差に応じて決定される。尚、このゲインKP
の値は図示しないテーブルに格納されていてもよい。
【0052】回転速度演算部6dは、ロータリ式エンコ
ーダ13の出力パルスENC−A、ENC−Bに基づい
てPFモータ1の回転速度を演算する。まず、ロータリ
式エンコーダ13の出力パルスENC−A、ENC−B
の各々の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを検出
し、ロータリ式エンコーダ用符号板14のスリット間隔
の1/4に対応するエッジ間の時間間隔を、タイマカウ
ンタによってカウントする。このカウント値、ロータリ
式エンコーダ用符号板14のスリット間隔、及び、PF
モータ1と紙送りローラ65との減速比に基づいて、P
Fモータ1の回転速度が求められる。
【0053】減算器6eは、目標回転速度と、回転速度
演算部6dによって演算されたPFモータ1の実際の回
転速度との偏差を演算する。比例要素6fは、上記偏差
に定数Gpを乗算し、乗算結果を出力する。積分要素6
gは、偏差に定数Giを乗じたものを積算し、積算結果
を出力する。微分要素6hは、現在の偏差と、1つ前の
偏差との差に定数Gdを乗算し、乗算結果を出力する。
比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hの演算
は、ロータリ式エンコーダ13の出力パルスENC−A
の1周期ごとに、例えば出力パルスENC−Aの立ち上
がりエッジに同期して行う。
【0054】比例要素6f、積分要素6g及び微分要素
6hから出力される信号値は、それぞれの演算結果に応
じたデューティDXを示す。ここで、デューティDX
は、例えば、デューティパーセントが(100×DX/
2000)%であることを示す。この場合、DX=20
00であれば、デューティ100%を示し、DX=10
00であれば、デューティ50%を示すことになる。
【0055】比例要素6f、積分要素6g及び微分要素
6hの出力は、加算器6iにおいて加算される。この加
算結果がデューティ信号としてPWM回路6jに送られ
て、PWM回路6jにて加算結果に応じた指令信号とし
てのPWM信号が生成される。この生成されたPWM信
号に基づいて、ドライバ2によりPFモータ1が駆動さ
れる。なお、PWM回路6jの詳細については後述す
る。
【0056】ドライバ2の構成は、背景技術において説
明したように、例えば、4つのMOS・FETを有して
おり、PWM回路6jから送られてくるPWM信号に基
づいて、これらのMOS・FETを選択的にONOFF
することにより、モータの正逆転駆動を行う。詳細な構
成は、背景技術において説明した構成と同様であるた
め、再度の説明を省略する。なお、複数のトランジスタ
を有する回路に入力されるPWM信号がOFF状態から
ON状態に変化する際に、すべてのトランジスタを強制
的にOFFする期間が設けられる点も同様である。
【0057】タイマ6k及び加速制御部6mは、PFモ
ータ1の加速制御に用いられ、比例要素6f、積分要素
6g及び微分要素6hを使用するPID制御は、加速制
御後の定速制御及び減速制御に用いられる。
【0058】タイマ6kは、CPU16から送られてく
るクロック信号に基づいて所定時間ごとにタイマ割込み
信号を発生する。
【0059】加速制御部6mは、上記タイマ割込信号を
受けるごとに所定のデューティ(例えば200)を積算
し、積算結果がデューティ信号としてPWM回路6jに
送られる。PID制御の場合と同様に、PWM回路6j
にて積算結果に応じた指令信号としてのPWM信号が生
成され、生成されたPWM信号に基づいて、ドライバ2
によりPFモータ1が駆動される。
【0060】===DCユニットの動作の概要=== 次に、図8(a)、(b)を参照してDCユニット6の
動作の概要、即ち、モータ駆動方法の概要について説明
する。図8は、DCユニット6により制御されるPFモ
ータ1のPWM回路6jに送られるデューティ信号及び
モータ回転速度を示したグラフである。
【0061】PFモータ1が停止しているときに、CP
U16からDCユニット6へ、PFモータ1を起動させ
る起動指令信号が送られると、信号値がDX0である起
動初期デューティ信号が加速制御部6mからPWM回路
6jに送られる。この起動初期デューティ信号は、起動
指令信号とともにCPU16から加速制御部6mに送ら
れてくる。そしてこの初期起動デューティ信号は、PW
M回路6jによって信号値DX0に応じたPWM信号に
変換されてドライバ2に送られ、ドライバ2によってP
Fモータ1の起動が開始される(図8(a)、(b)参
照)。
【0062】起動指令信号を受信した後、所定の時間ご
とにタイマ6kからタイマ割込信号が発生される。加速
制御部6mは、タイマ割込信号を受信する度ごとに、起
動初期デューティ信号の信号値DXOに所定のデューテ
ィ(例えば200)を積算し、積算されたデューティを
信号値として有するデューティ信号をPWM回路6jに
送る。このデューティ信号は、PWM回路6jによっ
て、その信号値に応じたPWM信号に変換されてドライ
バ2に送られる。このときPWM信号の周波数は非可聴
域の周波数に設定されている。送られたPWM信号に基
づいて、ドライバ2によってPFモータ1が駆動されP
Fモータ1の回転速度は上昇する(図8(b)参照)。
このため加速制御部6mから出力されPWM回路6jに
送られるデューティ信号の値は、図8(a)に示すよう
に階段状になる。
【0063】加速制御部6mにおけるデューティの積算
処理は、積算されたデューティが一定のデューティDX
Sとなるまで行われる。時刻tlにおいて積算されたデ
ューティが所定値DXSとなると、加速制御部6mは積
算処理を停止し、以後PWM回路6jに一定のデューテ
ィDXSを信号値として有するデューティ信号を送る
(図8(a)参照)。
【0064】そして、PFモータ1の回転速度がオーバ
ーシュートするのを防止するために、PFモータ1が所
定の回転速度V1になると(時刻t2参照)、PFモー
タ1に印加される電圧のデューティパーセントを減少さ
せるように加速制御部6mが制御する。このときPFモ
ータ1の回転速度は更に上昇するが、PFモータ1の回
転速度が所定の回転速度Vcに達すると(図8(b)の
時刻t3参照)、PWM回路6jが、PID制御系の出
力、即ち加算器6iの出力を選択し、PID制御が行わ
れる。
【0065】PID制御が開始されると、目標回転位置
と、ロータリ式エンコーダ13の出力から得られる実際
の回転位置との回転位置偏差に基づいて目標回転速度が
演算され、この目標回転速度と、ロータリ式エンコーダ
13の出力から得られる実際の回転速度との回転速度偏
差に基づいて、比例要素6f、積分要素6g及び微分要
素6hが動作し、各々比例、積分、及び微分演算が行わ
れ、これらの演算結果の和に基づいて、PFモータ1の
制御が行われる。尚、上記比例、積分及び微分演算は、
例えばロータリ式エンコーダ13の出力パルスENC−
Aの立ち上がりエッジに同期して行われる。これにより
PFモータ1の回転速度は所望の回転速度Veとなるよ
うに制御される。尚、所定の回転速度Vcは、所望の回
転速度Veの70〜80%の値であることが好ましい。
【0066】PFモータ1が目標回転位置に近づくと
(図8(b)の時刻t5参照)、回転位置偏差が小さく
なるから目標回転速度も小さくなる。このため回転速度
偏差、即ち減算器6eの出力が負になり、PFモータ1
は減速し、時刻t6に停止する。
【0067】上記PFモータ1が非可聴域の周波数(例
えば20kHz)でなるPWM信号によって動作してい
るときに、DCユニット外部の異常検出手段から異常検
出信号がPWM回路6jに送信されると、PWM回路6
jによって生成されるPWM信号の周波数が可聴域の周
波数(例えば10kHz)に変更され、このPWM信号
の周期と、加速制御部6m又は加算器6iから出力され
るデューティ信号に基づいてPWM信号を生成し、この
PWM信号を指令信号としてドライバ2に送る。
【0068】===PWM回路6j=== 次に、PWM回路6jについて図面を参照しつつ説明す
る。図9は、PWM回路6jの動作を説明するための図
である。図10は、異常検出手段から異常検出信号を受
け取った場合にPWM信号の周波数を変更する例を示し
た図である。
【0069】前述したように、異常検出信号を受信しな
い場合には、PWM回路6jは、加算器6iからデュー
ティ信号、すなわち、PFモータ1に電圧を印加すべき
ことをドライバ2に対して指令する印加指令期間とPF
モータ1に電圧を印加すべきことをドライバ2に対して
指令しない非印加指令期間とからなる基準期間の長さに
対する印加指令期間の長さの割合を示す情報を受け取
り、その信号値に基づいて、印加指令期間と非印加指令
期間とを繰り返し有するPWM信号を非可聴域の周波数
によって生成し、このPWM信号を指令信号としてドラ
イバ2に送る。
【0070】ここで、図9に示すように、PWM回路6
jは、カウンタ6j1、基準期間用コンペアレジスタ6
j2、デューティ用コンペアレジスタ6j3、及び、フ
リップフロップ6j4を有している。
【0071】カウンタ6j1は、クロック信号をカウン
トし、カウント値を基準期間用コンペアレジスタ6j2
及びデューティ用コンペアレジスタ6j3に送る。基準
期間用コンペアレジスタ6j2は、カウンタ6j1から
送られてきたカウント値を設定された基準期間用コンペ
ア値と比較し、カウント値が基準期間用コンペア値に達
すると、フリップフロップ6j4をセットするととも
に、カウンタ6j1にリセット信号を送る。これによ
り、フリップフロップ6j4の出力信号、すなわち、P
WM信号は、ON状態となる。
【0072】デューティ用コンペアレジスタ6j3は、
カウンタ6j1から送られてきたカウント値を設定され
たデューティ用コンペア値と比較し、カウント値がデュ
ーティ用コンペア値に達すると、フリップフロップ6j
4をリセットする。これにより、フリップフロップ6j
4の出力信号は、OFF状態となる。
【0073】よって、フリップフロップ6j4の出力信
号、すなわち、PWM信号は、カウンタ6j1のカウン
ト値がデューティ用コンペア値に達するまで、ON状態
であり、カウンタ6j1のカウント値がデューティ用コ
ンペア値に達するとOFF状態となる。
【0074】本実施の形態では、前述したプリンタにお
ける異常発生時にDCモータを駆動するPWM信号の周
波数を可聴域の周波数に変更するために、加算器6iか
ら出力されるデューティ信号の値に応じて、PWM信号
における、PWM信号がON状態である期間と、PWM
信号がOFF状態である期間とからなる基準期間の長さ
を長くすることによってPWM信号の周波数を可聴域の
周波数としている。このとき、デューティ信号の値を維
持すべく、非可聴域の周波数に対する可聴域の周波数の
比に応じて印加指令期間を延長したPWM信号を生成す
る。具体的には異常検出信号を受信した際には基準期間
用コンペア値及びデューティ用コンペア値の設定を変更
している。
【0075】===動作例=== 例えば、プリンタの印字動作中にユーザが誤ってプリン
タのカバー等を開いてしまった場合について説明する。
【0076】PFモータ1は、図10に示した異常検出
信号の受信有無と基準期間用コンペア値との関係を定め
たテーブルに基づいて生成されたPWM信号によって駆
動されている。
【0077】異常検出信号が受信されない状態、すなわ
ち正常な動作時には、基準期間用コンペア値が5000
に設定され、デューティ用コンペア値は加算器6iから
送られた信号値DXに設定され、PFモータ1は非可聴
域の周波数(20kHz)で駆動されている。
【0078】ユーザがカバーを開くと開閉検出センサ2
4の信号をPWM回路6jが受信し、基準期間用コンペ
ア値が10000に変更される。このとき、デューティ
用コンペア値は、変更前後の基準期間用コンペア値(1
0000、5000)、及び、加算器6iから送られた
信号値DXに基づいて、DX×(10000/500
0)に設定される。すなわち、基準期間用コンペア値が
2倍に変更された場合には、デューティ用コンペア値に
信号値DXの2倍の値を設定することによって、カバー
が開かれる前の正常な動作時と同じデューティを維持し
ている。
【0079】そして、変更された基準期間用コンペア値
とデューティ用コンペア値とに基づいて生成されたPW
M信号によってPFモータ1は可聴域の周波数(10k
Hz)で駆動され、これによりPFモータ1からはユー
ザが聴き取ることができる動作音が発生する。
【0080】このように、プリンタが正常に動作してい
るときにはPWM信号を非可聴域の周波数とするので、
PFモータ1の動作音がユーザに聞こえることはなく、
異常を検出することによってPWM信号を可聴域の周波
数とするので、PFモータ1から耳障りな動作音が発生
し、この動作音によってユーザに異常を報知することが
できる。
【0081】また、PFモータ1が非可聴域の周波数で
駆動されているときに異常を検出して、このPFモータ
1を駆動するPWM信号を可聴域の周波数に変更して
も、基準期間の長さに対する印加指令期間の長さの割合
すなわちデューティは変更されないので、PFモータ1
の回転速度を変えることなくPWM信号の周波数を変更
してモータから報知音を発生させることが可能となる。
このため、プリンタの印字中にユーザがその内部に触れ
ることを防止するだけでなく、印字動作も継続されるの
で、紙やインクを無駄に浪費することを防止できる。
【0082】図10に示した例では、PWM信号の周波
数を2つに分けて基準期間用コンペア値を定めたが、異
常検出信号が受信された際の基準期間用コンペア値、す
なわちPWM信号の周波数を複数設定しておくと、異常
内容やその重要度に対応させてモータから発生される音
を区別することが可能となる。図11はモータを駆動す
る周波数とそのモータから発生する音の聴感との関係を
示している。例えば、図11に示すように、PWM信号
の周波数として6段階に分けて周波数を設定しておき、
TYPE1、2をモータの通常動作用とし、TYPE3
〜6を報知音発生用の周波数としておく。そして、軽度
の警告の場合には、TYPE3の周波数のPWM信号に
基づいてモータを駆動し、急を要するような重度の警告
の場合にTYPE6の周波数のPWM信号に基づいてモ
ータを駆動すると、発生する動作音の違いによってユー
ザに対してきめ細かな報知をすることが可能となる。
【0083】また、以上の説明では、カウンタ6j1、
基準期間用コンペアレジスタ6j2、デューティ用コン
ペアレジスタ6j3、及び、フリップフロップ6j4を
PWM回路6jに設けて処理を行ったが、同様の処理
を、CPU16にて行い、処理結果をドライバ2に送っ
てもよい。
【0084】<<<第2の実施の形態>>> ===装置の構成=== 前記第1の実施の形態と同一構成部分に同一符号を付し
て重複する説明を省略し、図12を参照して述べる。
【0085】前記DCユニット6にはキャリッジ制御装
置80が備えられている。図12はキャリッジ制御装置
80のブロック図である。キャリッジ制御装置80は位
置カウンタ81と、カウンタ90と、タイマカウンタ9
1と、キャリッジ位置判定部92(以下、CR位置判定
部92ともいう)と、定位置戻し制御部93とを備えて
いる。また、CRモータ4とプーリ30との間にクラッ
チ(図示しない)と、このクラッチの駆動部(図示しな
い)とが備えられている。
【0086】位置カウンタ81は、エンコーダ11の出
力パルスENC−A、ENC−Bの各々の立ち上がりエ
ッジ、立ち上がりエッジを検出し、検出されたエッジの
個数を計数し、この計数値に基づいて、CRモータ4の
回転位置を演算する。この計数はCRモータ4が正転し
ているときは1個のエッジが検出されると「+1」を加
算し、逆転しているときは、1個のエッジか検出される
と、「−1」を加算する。
【0087】カウンタ90は、定位置戻し制御部93か
らの指令を受信したときにカウント値pを「1」だけカ
ウントアップし、設定値例えば1000に到達した後に
リセットされる。
【0088】タイマカウンタ91は、定位置戻し制御部
93からの起動指令に基づいて動作し、カウント値が所
定の値Ts(例えば1msec)に達したときにCR位
置判定部92に起動指令を送る。
【0089】CR位置判定部92は、タイマカウンタ9
1からの起動指令を受信すると位置カウンタ81の出力
に基づいてキャリッジ3の現在位置が不感域、疑似バネ
制御域、警告域のいずれにあるかを判定する。この不感
域、疑似バネ制御域、警告域の概念は、図13に示すよ
うに、目標位置を中心に距離Aの範囲が不感域、この不
感域の両側に設けられ長さBの範囲を有する疑似バネ制
御域、この疑似バネ制御域の外側が警告域である。
【0090】ここで、疑似バネ制御とは、キャリッジ3
が疑似バネ制御域にある時に、定位置戻し制御部93に
よってキャリッジ3を不感域に戻すようにCRモータ4
を制御するものである。
【0091】定位置戻し制御部93は、CR位置判定部
92の判定結果に基づきキャリッジ3が不感域にあると
きには、非可聴域の周波数(例えば20kHz)で駆動
する指令信号をPWM回路6jに送り、この指令信号に
基づいてPWM回路6jでPWM信号が生成される。こ
のPWM信号は、無負荷状態のキャリッジ3を移動させ
るのに必要な最小デューティより小さなデューティ(以
下、不動デューティとする)を有し、このPWM信号に
基づいてCRモータ4はショートブレーキ運転される。
さらに、CR位置判定部92によってキャリッジ3が警
告域にあると判断された場合には、定位置戻し制御部9
3とクラッチ制御部とに指令信号が送られ、クラッチが
OFFされることによってCRモータ4の動力伝達経路
が分断され、CRモータ4はPWM回路6jで生成され
た可聴域の周波数(例えば10kHz)のPWM信号に
基づいて駆動される。
【0092】===動作例=== プリンタの電源が投入された状態で、キャリッジ3を所
定の位置に配置して行われるインクカートリッジ交換の
際に、ユーザが誤ってキャリッジ3に触れたり、キャリ
ッジ3を掴んで故意に移動させてしまったときに、キャ
リッジ3を所定の位置に戻したり、警告音を発してユー
ザに異常を報知する場合を例にとり、図14を参照して
説明する。
【0093】ユーザがプリンタに備えられたインクカー
トリッジの交換ボタンを押すと、キャリッジ動作制御の
起動指令がキャリッジ制御装置80に送られ、パラメー
タL,pが各々「0」に初期設定される(ステップF
1,F2)とともに定位置戻し制御部93からタイマカ
ウンタ91に起動信号が送られてタイマカウンタ91が
起動する。ここでパラメータLはキャリッジ3が不感域
から他の領域に移動した回数を示し、pはカウンタ90
のカウント値である。
【0094】このとき、定位置戻し制御部93からの指
令信号によってCRモータ4にキャリッジ3を通常に動
作させるための駆動信号すなわち、非可聴域の周波数の
PWM信号がPWM回路6jからモータドライバ5に送
られて、キャリッジ3が所定のインクカートリッジ交換
位置(目標位置)に移動される。インクカートリッジ交
換位置に移動されると、定位置戻し制御部93からの指
令信号によって、不動デューティを有し、かつ非可聴域
の周波数のPWM信号がPWM回路6jで生成され、こ
のPWM信号に基づいてドライバ5によりCRモータ4
がショートブレーキ運転されてキャリッジ3の停止状態
が維持される。
【0095】タイマカウンタ91のカウント値が所定の
値Tstに達すると、タイマカウンタ91からCR位置
判定部92に起動指令が送られる(ステップF4)。す
ると位置カウンタ81の出力に基づいてCR位置判定部
92によってキャリッジ3が不感域に位置しているか否
かが判断される(ステップF4)。
【0096】キャリッジ3が不感域に位置している場合
には、パラメータpの値が1カウントアップされ(ステ
ップF16)、キャリッジ3がインクカートリッジ交換
位置で保持される。
【0097】キャリッジ3が不感域に位置していない場
合はパラメータLの値が1カウントアップされ(ステッ
プF5)、このカウントアップされたLの値が3以上で
あるか否かがCR位置判定部によって判定される(ステ
ップF6)。
【0098】疑似バネ制御域にある場合、すなわちユー
ザがキャリッジ3に触れてキャリッジ3がインクカート
リッジ交換位置からわずかに移動した場合には、CR位
置判定部92から定位置戻し制御部93に指令信号が送
信される定位置戻し制御部93は位置カウンタ81の出
力に基づいてキャリッジ3の目標位置(図13参照)か
らの変位量N(≧0)が求められる(ステップF1
0)。この変位量Nに基づいて、キャリッジ3を不感域
に戻すような、非可聴周波数のPWM信号が生成され、
このPWM信号に基づいてモータドライバ5によりCR
モータ4が駆動される。
【0099】CRモータ4が駆動された後に、CR位置
判定部92によってキャリッジ3が不感域にあるか否か
が判定され(ステップF15)、不感域にない場合には
ステップF10に戻り上記制御が繰り返される。ステッ
プF15によりキャリッジ3が不感域にあると判定され
るとCR位置判定部92から指令信号に基づいて定位置
戻し制御部93からカウンタ90に指令信号が送信さ
れ、カウント値pが「1」カウントアップされ(ステッ
プF16)、上記CRモータ4のショートブレーキ運転
によってキャリッジ3がインクカートリッジ交換位置で
保持される。
【0100】ステップF6においてLの値が3以上のと
きおよび、ステップF9によってキャリッジ3が疑似バ
ネ制御域にないと判定された場合、すなわち異常動作が
繰り返される場合やユーザによってキャリッジ3がイン
クカートリッジ交換位置から大幅に移動された場合など
には、CR位置判定部92から定位置戻し制御部93に
指令信号が送られる。定位置戻し制御部93からはクラ
ッチ駆動部にクラッチOFF信号が送信され、クラッチ
がOFFされてCRモータ4の動力伝達経路が分断され
る。このときPWM回路6jには可聴域の周波数のPW
M信号を生成するように指令信号が送信され、このPW
M信号に基づいて、モータドライバ5によりCRモータ
4が駆動され(ステップF7,F8)、動作音が発生
し、この動作音によってユーザに異常を報知することが
できる。
【0101】インクカートリッジの交換終了の信号は、
例えばキャリッジ3に設けられたインクカートリッジ有
無検出器によって定位置戻し制御部93に送出される。
定位置戻し制御部93からの指令信号によってCRモー
タ4に非可聴域の周波数のPWM信号がPWM回路6j
からモータドライバ5に送られて、キャリッジ3が待機
位置に移動さてインクカートリッジの交換動作が終了す
る。
【0102】カウンタ90のカウント値pが設定値(例
えば1000)未満であれば、カウンタ90からタイマ
カウンタ91に起動指令が送られ、タイマカウンタ91
が起動し(ステップF3参照)、上述のステップF4以
降の処理が繰り返される。
【0103】本実施形態では、キャリッジ3が不感域に
ない場合を、疑似バネ制御域及び警告域とし、疑似バネ
制御とモータ動作音を発生させる制御とを併用したが、
疑似バネ制御を行うことなく不感域外ではモータの動作
音を発生させてもよい。また、モータを複数の可聴域の
周波数で駆動可能とし、例えば不感域から離れるに従っ
て、より小さな周波数のPWM信号によってモータを駆
動しても良い。これにより、ユーザへの警告レベルの重
要度に応じた報知音を発生させることができる。
【0104】さらに、キャリッジ3が不感域に位置して
いない場合に、CRモータ4をショートブレーキ運転さ
せてキャリッジ3を所定位置に保持したままで、例えば
PFモータ1を可聴域の周波数のPWM信号で駆動し、
このPFモータ1から報知音を発生させても構わない。
【0105】第1及び第2実施形態では、制御対象をP
FモータおよびCRモータとしたが、その他のモータで
あっても構わない。また、異常検出手段をカバー開閉検
出センサやエンコーダからの出力としたが、紙の先端検
出センサや排紙検出センサ等を異常検出手段とすること
によって、紙送り異常や排紙不良等もモータの動作音で
ユーザに報知することができる。
【0106】上記実施形態においては、ユーザに報知す
べき事象として、プリンタの異常を検出した場合を示し
たが、インク残量が少ない場合や、給紙すべき用紙がな
い場合なども報知すべき事象に含まれ、これらの場合に
報知音を発生させても構わない。
【0107】さらに、プリンタ以外の各種の情報機器、
家電機器、産業機器等に用いられているモータについて
も同様の駆動方法が適用可能である。
【0108】===コンピュータシステム、及び、コン
ピュータプログラム=== 次に、本発明に係るコンピュータシステム、及び、コン
ピュータプログラムの実施形態について、図面を参照し
ながら説明する。
【0109】図15は、コンピュータシステムの外観構
成を示した説明図、図16は、図15に示したコンピュ
ータシステムの構成を示すブロック図である。
【0110】図15に示したコンピュータシステム70
は、ミニタワー型等の筐体に収納されたコンピュータ本
体71と、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)、
プラズマディスプレイ、液晶表示装置等の表示装置72
と、記録出力装置としてのプリンタ73と、入力装置と
してのキーボード74a及びマウス74bと、フレキシ
ブルディスクドライブ装置76と、CD−ROMドライ
ブ装置77とを備えている。
【0111】図16は、このコンピュータシステム70
の構成をブロック図として表示したものであり、コンピ
ュータ本体71が収納された筐体内には、RAM(Rand
omAccess Memory)等の内部メモリ75と、ハードディ
スクドライブユニット78等の外部メモリがさらに設け
られている。本発明に係るモータ駆動方法を実行するコ
ンピュータプログラムは、記録媒体としてのフレキシブ
ルディスク81、CD−ROM(Read Only Memory)
82に記録され、フレキシブルディスクドライブ装置7
6、CD−ROMドライブ装置77により読み込まれ
る。なお、記録媒体としては、MO(Magneto Optical)
ディスク、DVD(Digital VersatileDisk)、その他
の光学的記録ディスク、カードメモリ、磁気テープ等を
用いてもよい。また、インターネット等の通信回線を介
して、コンピュータシステム70にコンピュータプログ
ラムがダウンロードされるようにしてもよい。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、モータの動作音を報知
音として発生させる報知音発生装置、かかる報知音発生
装置を備えたプリンタ、かかる報知音発生装置に実行さ
せるためのコンピュータプログラム、かかる報知音発生
装置を備えたプリンタを含むコンピュータシステム、及
び、モータの動作音を報知音として発生させる報知音発
生方法を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの概略構成を示したブ
ロック図。
【図2】インクジェットプリンタのキャリッジ3周辺の
構成を示した斜視図。
【図3】キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコー
ダ11の構成を模式的に示した説明図。
【図4】CRモータ正転時及び逆転時におけるエンコー
ダ11の2つの出力信号の波形を示したタイミングチャ
ート。
【図5】給紙及び紙検出に関連する部分を示した透視
図。
【図6】プリンタの紙送りに関連する部分を詳細に示し
た透視図。
【図7】DCモータ制御装置であるDCユニット6の構
成を示したブロック図。
【図8】DCユニット6により制御されるPFモータ1
のPWM回路6jに送られるデューティ信号及びモータ
回転速度を示したグラフ。
【図9】PWM回路6jの動作を説明するための図。
【図10】基準期間用コンペア値を変更させる例を示し
た図。
【図11】モータを駆動する周波数とそのモータから発
生する音の聴感との関係を示した図。
【図12】キャリッジ制御装置の構成を示したブロック
図。
【図13】目標位置に対する不感域、疑似バネ制御域、
警告域の範囲を示す概念図。
【図14】キャリッジ駆動制御装置の動作を説明するフ
ローチャート。
【図15】コンピュータシステムの外観構成を示した説
明図。
【図16】図15に示したコンピュータシステムの構成
を示すブロック図。
【図17】PWM方式にてモータを駆動する際に用いる
モータドライバが有する回路の例を示した図。
【図18】PWM信号の一例を示した図。
【符号の説明】
1 紙送りモータ(PFモータ) 2 紙送りドライバ 3 キャリッジ 4 キャリッジモータ(CRモータ) 5 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ) 6 DCユニット 6a 位置演算部 6b 減算器 6c 目標速度演算手段 6d 速度演算部 6e 減算器 6f 比例要素 6g 積分要素 6h 微分要素 6j PWM回路 6j1 カウンタ 6j2 基準期間用コンペアレジスタ 6j3 デューティ用コンペアレジスタ 6j4 フリップフロップ 6p 加算器 6q 加算器 7 ポンプモータ 8 ポンプモータドライバ 9 ヘッド 10 ヘッドドライバ 11 リニア式エンコーダ 12 符号板 13 エンコーダ(ロータリ式エンコーダ) 14 ロータリ式エンコーダ用符号板 15 紙検出センサ 16 CPU 17 タイマIC 18 ホストコンピュータ 19 インタフェース部 20 ASIC 21 PROM 22 RAM 23 EEPROM 24 カバー開閉検出センサ 25 プラテン 30 プーリ 31 タイミングベルト 32 キャリッジモータのガイド部材 34 インクカートリッジ 35 キャッピング装置 36 ポンプユニット 37 キャップ 50 記録紙 60 プリンタ 61 給紙挿入口 62 排紙口 64 給紙ローラ 65 紙送りローラ 66 従動ローラ 67a 大歯車 67b 中間歯車 67c 排紙歯車 68 排紙ローラ 69 従動ローラ(ギザローラ) 80 キャリッジ制御装置 81 位置カウンタ 83 スマップ軸 84 プラテン 87 小歯車 88 小歯車 89 ホルダ 90 カウンタ 91 タイマカウンタ 92 CR位置判定部 93 定位置戻し制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ05 CQ32 HK19 HV10 HV32 5H550 AA04 BB10 CC01 DD01 FF03 FF10 GG01 GG03 HA08 HB02 HB12 HB16 JJ03 JJ17 JJ23 KK06 KK08 LL07 MM09 5H571 AA13 BB10 CC01 EE01 EE02 EE06 EE07 FF09 GG01 GG02 GG07 HA09 HB01 HC02 HD01 JJ03 JJ23 KK06 LL07 MM08 PP01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、PWM信号に基づいて該モー
    タを駆動するモータ駆動手段とを有する装置における、
    ユーザに報知すべき事象が生じた際に報知音を発生させ
    るための報知音発生装置において、 前記PWM信号の周波数を可聴域の周波数とすることに
    よって前記報知音を発生させることを特徴とする報知音
    発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の報知音発生装置におい
    て、 前記ユーザに報知すべき事象が、前記モータが非可聴域
    の周波数のPWM信号に基づいて駆動しているときに発
    生した場合には、可聴域の周波数としたPWM信号のデ
    ューティを、非可聴域の周波数のPWM信号に基づいて
    前記モータを駆動していたときのデューティと等しくす
    ることを特徴とする報知音発生装置。
  3. 【請求項3】 複数のモータと、それらモータをPWM
    信号に基づいて駆動するモータ駆動手段とを有する装置
    における、ユーザに報知すべき事象が生じた際に報知音
    を発生させるための報知音発生装置において、 前記モータのうちいずれかのモータを駆動中に前記ユー
    ザに報知すべき事象が生じた場合には、他のモータを可
    聴域の周波数のPWM信号に基づいて駆動させることに
    よって前記報知音を発生させることを特徴とする報知音
    発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3にいずれかに記載の報知
    音発生装置において、 前記可聴域の周波数のPWM信号に基づいて駆動される
    モータの動力伝達経路を分断する動力分断手段を備え、
    この動力分断手段によって前記動力伝達経路を分断して
    当該モータを駆動することによって前記報知音を発生さ
    せることを特徴とする報知音発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の報知音発生装置において、 前記モータは、プリンタの紙送りモータであることを特
    徴とする報知音発生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の報知音発生装置において、 前記モータは、プリンタのキャリッジモータであること
    を特徴とする報知音発生装置。
  7. 【請求項7】 モータと、PWM信号に基づいて該モー
    タを駆動するモータ駆動手段とを有し、ユーザに報知す
    べき事象が生じた際に報知音を発生させるための報知音
    発生装置を備えたプリンタにおいて、 前記PWM信号の周波数を可聴域の周波数とすることに
    よって前記報知音を発生させることを特徴とするプリン
    タ。
  8. 【請求項8】 モータと、PWM信号に基づいて該モー
    タを駆動するモータ駆動手段とを有し、ユーザに報知す
    べき事象が生じた際に報知音を発生させるための報知音
    発生装置に、前記PWM信号の周波数を可聴域の周波数
    とすることによって前記報知音を発生させるためのコン
    ピュータプログラム。
  9. 【請求項9】 コンピュータ本体と、表示装置と、入力
    装置と、フレキシブルドライブ装置と、CD−ROMド
    ライブ装置と、モータと、PWM信号に基づいて該モー
    タを駆動するモータ駆動手段とを有し、ユーザに報知す
    べき事象が生じた際に報知音を発生させるための報知音
    発生装置を備えたプリンタとを有するコンピュータシス
    テムにおいて、 前記PWM信号の周波数を可聴域の周波数とすることに
    よって前記報知音を発生させることを特徴とするコンピ
    ュータシステム。
  10. 【請求項10】 モータと、PWM信号に基づいて該モ
    ータを駆動するモータ駆動手段とを有する装置におけ
    る、ユーザに報知すべき事象が生じた際に報知音を発生
    させるための報知音発生方法において、 前記PWM信号の周波数を可聴域の周波数とすることに
    よって前記報知音を発生させることを特徴とする報知音
    発生方法。
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