JP2003102175A - 低リプルdc−dcコンバータ装置 - Google Patents

低リプルdc−dcコンバータ装置

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JP2003102175A
JP2003102175A JP2001293573A JP2001293573A JP2003102175A JP 2003102175 A JP2003102175 A JP 2003102175A JP 2001293573 A JP2001293573 A JP 2001293573A JP 2001293573 A JP2001293573 A JP 2001293573A JP 2003102175 A JP2003102175 A JP 2003102175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力電圧に含まれるリプルが極めて少なくて実
用上平滑回路をほとんど必要とせず、しかも小型、軽量
化が可能で効率も高い、新しい低リプルDC−DCコン
バータ装置を提供すること。 【解決手段】各中性点が入力直流電源の1極に接続され
た少なくとも2つの出力トランスの各1次巻線の両端子
に、各1端子が接続され、各他端子が入力直流電源の他
極に接続された1対のスイッチング素子と、前記各1対
のスイッチング素子を、一方が導通するとき他方を非導
通に制御する手段と、前記各出力トランスの2次巻線に
それぞれ接続された整流手段とを具備し、前記整流手段
の出力電圧値が等しく、一方の整流出力波形に生ずるリ
プルが他方の整流出力波形によってカバーされるよう
に、各スイッチング素子の導通タイミングが設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的にはDC−D
Cコンバータ装置に関し、特に平滑回路を使用しないで
も出力電圧に含まれるリプルを低減、または事実上無く
することのできる低リプルDC−DCコンバータ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源の1種であるDC−D
Cコンバータ装置は、スイッチング素子(特に、半導体
等の固体スイッチング素子)のオン・オフ時間比(時比
率:time ratio)の制御(PWM)によって出力電圧を
所望値に調整する装置である。このようなコンバータ装
置は電子機器の為の安定化電源装置として広く使用され
ている。従来のコンバータ装置では、スイッチング素子
によって断続された電流を平滑化し、所望値の直流出力
電圧を得る為に平滑回路(C又はL−C回路)が必要不
可欠である。しかし、平滑回路を構成する容量(C)成
分およびインダクタンス(L)成分による応答の遅れに
よって必然的に、出力電圧に過渡変動が生ずる。
【0003】一方、最近の電子機器のほとんどは集積回
路で構成されている。現在では、このような集積回路の
高密度化が進み、これに伴なってその動作電源電圧は低
下の一途を辿り、数年後には1Vが主流になると予想さ
れている。このような電子機器はパソコン等のデジタル
機器であることが多いので、その電源装置に対しては、
急激な負荷変化に対する電源電圧、電流の過渡変動が少
なく、リプル電圧も小さいことが求められるのみなら
ず、更に小形、軽量化に加え高効率性も要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような出力電圧
の過渡変動は平滑回路のL、Cを小形にすれば改善され
るが、その一方では、L、Cの小形化によって出力電圧
のリプル成分が増加するという新たな問題を生ずる。こ
のような出力電圧に含まれるリプル電圧の増加は、スイ
ッチング素子のオン・オフ切換周波数を上げ、スイッチ
ング周波数を高周波化することによって抑制することが
できる。しかし、スイッチング周波数を高くするのにも
限界があるのみならず、高周波化によって電力損失も増
加する傾向がある。上述のような要求を全て満足させる
ことは従来のスイッチング電源技術では極めて困難であ
り、事実上リプルがなく、従来のような大きい容量、イ
ンダクタンスを用いた平滑回路を必要としない低リプル
DC−DCコンバータ装置の実現が待望されている。
【0005】本発明は、上記のような問題をすべて解決
し、出力電圧に含まれるリプルが極めて少なくて実用上
平滑回路をほとんど必要とせず、しかも小型、軽量化が
可能で効率も高い、新しい低リプルDC−DCコンバー
タ装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
それぞれが、中性点を有する1次巻線、および2次巻線
を備えた1対の出力トランスと、前記出力トランスのそ
れぞれの1次巻線の両端子に、それぞれの1端子が接続
された1対のスイッチング素子と、前記1対のスイッチ
ング素子の各他端子を入力直流電源の1極に接続するよ
うにされた手段と、前記各中性点を前記入力直流電源の
他極に接続するための手段と、前記各1対のスイッチン
グ素子を、一方が導通するとき他方が非導通になるよう
に制御する手段と、前記各出力トランスの2次巻線にそ
れぞれ接続された1対の全波整流手段と、前記全波整流
手段の出力を並列に重畳して出力する手段とを具備し、
前記全波整流手段の出力電圧値が等しく、かつ一方の全
波整流手段の出力波形に生ずるリプルが他方の全波整流
手段の出力波形によってカバーされるように、各スイッ
チング素子の導通タイミングが設定される点にある。
【0007】本発明の第2の特徴は、それぞれが、中性
点を有する1次巻線、および2次巻線を備えた複数の出
力トランスと、前記複数の出力トランスのそれぞれの1
次巻線の両端子に、それぞれの1端子が接続された1対
のスイッチング素子と、前記1対のスイッチング素子の
各他端子を入力直流電源の1極に接続するための手段
と、前記出力トランスの各中性点を入力直流電源の他極
に接続するための手段と、前記各1対のスイッチング素
子を、一方が導通するとき他方が非導通になるように制
御する手段と、前記複数の出力トランスの各2次巻線に
それぞれ接続された複数の半波整流手段と、前記複数の
半波整流手段の出力を並列に重畳して出力する手段とを
具備し、前記複数の半波整流手段の出力電圧値が等し
く、かつある1つの出力トランスに接続された半波整流
手段が整流出力を生じない負の半サイクル期間を、他の
少なくとも1つの出力トランスに接続された半波整流手
段の正の半サイクル出力によってカバーするように、各
スイッチング素子の導通タイミングが設定される点にあ
る。
【0008】また本発明の第3の特徴は、それぞれが1
次巻線および2次巻線を備え、各1次巻線の1端子が入
力直流電源の1極に接続されるようにされた1対の出力
トランスと、前記出力トランスの各1次巻線の他端子
に、それぞれの1端子が接続された1対のスイッチング
素子と、前記各1対のスイッチング素子の中の一方の他
端子を前記各1次巻線の1端子に接続するコンデンサ
と、前記各1対のスイッチング素子の中の他方の他端子
を入力直流電源の他極に接続するようにされた手段と、
前記各1対のスイッチング素子のそれぞれを、一方が導
通するとき他方が非導通になるように制御する手段と、
前記各出力トランスの2次巻線にそれぞれ接続された1
対の半波整流手段と、前記1対の半波整流手段の出力を
並列に重畳して出力する手段とを具備し、前記1対の半
波整流手段の出力電圧値が互いに等しくなるように設定
され、かつ前記各半波整流手段が整流出力を発生する正
の半サイクルが、整流出力を発生しない負の半サイクル
よりも長く、さらに一方の出力トランスに接続された半
波整流手段の前記負の半サイクルの出力波形が、他方の
出力トランスに接続された半波整流手段の前記正の半サ
イクルの出力波形によってカバーされるように、各スイ
ッチング素子の導通タイミングが設定される点にある。
【0009】本発明の第4の特徴は、それぞれが1次巻
線および2次巻線を備え、各1次巻線の1端子が入力直
流電源の1極に接続されるようにされた1対の出力トラ
ンスと、前記出力トランスの各1次巻線の他端子に、そ
れぞれの1端子が接続された1対のスイッチング素子
と、前記各1対のスイッチング素子の中の一方の他端子
を他方のスイッチング素子の他端子に接続するコンデン
サと、前記他方のスイッチング素子の他端子を前記入力
直流電源の他極に接続するようにされた手段と、前記各
1対のスイッチング素子のそれぞれを、一方が導通する
とき他方が非導通になるように制御する手段と、前記各
出力トランスの2次巻線にそれぞれ接続された1対の半
波整流手段と、前記半波整流手段の出力を並列に重畳し
て出力する手段とを具備し、前記1対の半波整流手段の
出力電圧値が互いに等しくなるように設定され、かつ前
記各半波整流手段が整流出力を発生する正の半サイクル
が、整流出力を発生しない負の半サイクルよりも長く、
さらに一方の出力トランスに接続された半波整流手段の
前記負の半サイクルの出力波形が、他方の出力トランス
に接続された半波整流手段の前記正の半サイクルの出力
波形によってカバーされるように、各スイッチング素子
の導通タイミングが設定される点にある。
【0010】本発明の第5の特徴は、それぞれが1次巻
線および2次巻線を備えた1対の出力トランスと、前記
出力トランスの各1次巻線の1端子に、それぞれの1端
子が接続された1対のスイッチング素子と、前記各1対
のスイッチング素子の中の一方の他端子を入力直流電源
の1極に接続するようにされた手段と、前記各1対のス
イッチング素子の中の他方の他端子を前記1次巻線の他
端子に接続するコンデンサと、 前記各1対のスイッチ
ング素子の中の他方の他端子を前記入力直流電源の他極
に接続するようにされた手段と、前記各1対のスイッチ
ング素子のそれぞれを、一方が導通するとき他方が非導
通になるように制御する手段と、前記各出力トランスの
2次巻線にそれぞれ接続された1対の半波整流手段と、
前記半波整流手段の出力を並列に重畳して出力する手段
とを具備し、前記1対の半波整流手段の出力電圧値が互
いに等しくなるように設定され、かつ前記各半波整流手
段が整流出力を発生する正の半サイクルが、整流出力を
発生しない負の半サイクルよりも長く、さらに一方の出
力トランスに接続された半波整流手段の前記負の半サイ
クルの出力波形が、他方の出力トランスに接続された半
波整流手段の前記正の半サイクルの出力波形によってカ
バーされるように、各スイッチング素子の導通タイミン
グが設定される点にある。
【0011】
【作用】本発明によれば、DC−DCコンバータが少な
くとも2つの出力トランスを備え、1つのトランスの出
力を全波整流、または半波整流したときに生ずる小さな
窪み(リプル)または、出力を生じない負の半サイクル
を、他のトランスの全波整流波形、または半波整流の正
の半サイクル波形で重畳、補償することにより、リプル
を事実上含まない直流出力を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の態様を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
態様の回路図、図2は図1の実施態様の動作を説明する
ための波形図である。2つのインバータ10,20の各
入力側は直流電源2に並列に接続される。それらの出力
側は、それぞれの出力トランス3,4の1次巻線に接続
される。それぞれのインバータでは、1対のスイッチン
グ素子#1−1,1−2,#2−1,2−2が、図示の
ように、直流電源2と出力トランス3および4との間に
接続される。各スイッチング素子の制御端子には交互
に、一方が導通するとき、他方が非導通になるような制
御信号が供給される。この様な制御信号の発生、供給手
段は当業者には周知である。
【0013】これにより、トランス3,4の2次巻線に
は、例えば図2にV1,V2(実線)で示すような電圧
値の等しい矩形波電圧が発生する。前記トランス3,4
の2次巻線にはそれぞれ全波整流器5,6が接続され、
全波整流された各出力直流電圧(それらの値は互いに等
しい)は並列に重畳されて負荷Rに加えられる。なお図
1の実施態様および以下に説明する各実施態様に使用さ
れるインバータは、図示の構成のものに限らず、どのよ
うな形式のものでも良いことはもちろんである。
【0014】各トランスの2次側に発生される矩形波電
圧を全波整流すると、図2に破線で示すように、負の半
周期部分が折り返され、全体としては小さな窪み(リプ
ル)部を含む直流電圧がそれぞれ生成される。図1の実
施態様では、各インバータ10,20のオン・オフ切換
のタイミングまたは位相が、一方のインバータの整流出
力に含まれる窪み部が他方のインバータの整流出力で補
償(カバー)されて完全な(窪み部のない)直流出力が
得られるのに適当な量だけずらされる。図2の例では各
インバータ10,20のオン・オフ切換のタイミングの
ずれ、すなわち2つの電圧V1,V2の間の位相差は9
0度に設定されている。
【0015】なお、当業者には容易に理解されるよう
に、この位相差は90度に限られるものではなく、一方
の全波整流出力波形の窪み部が他方の全波整流出力波形
で十分にカバーされる程度であれば任意に設定すること
ができる。上述から明らかなように、この実施態様で
は、出力直流電圧波形には窪み部が全く存在しないの
で、整流器5,6の出力側すなわち負荷Rの入力側に平
滑フィルタを設ける必要はなくなる。
【0016】この場合、明らかなように、出力電圧の調
整はトランスの巻数比を選択、調整することによって任
意に設定できるが、一方、トランス磁心のμが十分に大
きく、かつ励磁電流はなるべく小さいことが望ましい。
またこの実施態様では、所要相数(インバータの数)が
最少の2相で済み、偏磁の影響も極めて少ないという利
点がある。使用するインバータの数を3以上にして3相
以上にすることはもちろん可能である。
【0017】しかし図1の装置では、各相当たり最少2
個の整流器、したがって全体では最少4個の整流器が必
要であるので所要部品点数が多くなり、電圧調整も容易
でなく、どちらかといえば困難であるという問題があ
る。この対策として、図1の実施態様における各整流器
を半波形にすることが考えられる。そうすれば、各相当
たりの整流器が1個で済み、電圧調整も比較的容易にな
る。しかしこの場合は、少なくとも3相が必要で、3組
のインバータ、トランスと整流器が必要となる。すなわ
ち、例えば120度ずつ位相をずらせた3相矩形波をそ
れぞれ半波整流し、それらの整流出力を重畳すれば窪み
部の無い直流出力が得られる。しかしこの場合も、所要
部品点数が比較的多くなると言う問題は残る。
【0018】図3は、2相(2つのインバータ)と半波
整流を利用しながら、整流出力波形の窪み部を事実上無
視できる程度にまで低減することのできる本発明の他の
実施態様を示す回路図である。図4はその動作を説明す
るための波形図である。
【0019】この実施態様は、図1との対比から分かる
ように、各出力トランス3a、4aの2次巻線を単相と
してこれらの出力を半波整流し、整流出力(電圧値は互
いに等しい)を並列に重畳して負荷Rに供給するように
したものである。この場合、各インバータを構成するそ
れぞれのスイッチング素子のオン・オフ時間比を異なら
せ、各出力トランスの2次側出力波形、すなわち各半波
整流器の出力波形を図4(f)(g)に例示するように
正負非対称とし、半波整流出力の正の半サイクルが負の
半サイクルよりも十分長くなるようにすることが必要で
ある。これにより、図4(h)に示すように、一方のト
ランスの負の半サイクル部分(整流出力がゼロの部分)
が他方のトランスの正の半サイクル部分で完全にカバー
され、リプルを含まない完全な直流出力が得られる。
【0020】図4の例では、各インバータ10、20の
第1のスイッチング素子#1−1,2−1は240°の
区間(図ではT1で示す)で導通し、第2のスイッチグ
素子#1−2,2−2は残りの120°の区間(図では
T2で示す)導通するように制御され、かつそれぞれの
インバータ出力が180°の位相差を有するようにされ
ている。さらに磁束のふれを正負対称にするために、各
巻線の巻数n1〜n3と時間T1,T2との間には、n
1/n2=T2/T1=120°/240°=1/2の
関係を持たせることが望ましい。直流出力電圧V0は
(n3/n1)Viになる。
【0021】普遍化していえば、図3の実施態様では、
各インバータの正の半サイクル(T1)を負の半サイク
ル(T2)よりも長く設定し、前記正負の各半サイクル
の時間の比T1/T2を、トランス3a、4aの一次巻
線回数比の逆数n2/n1になる様に選定し、長い方の
正半サイクルの出力電圧を半波整流してそれぞれを重畳
出力する。またその際、正半サイクルの半波整流出力波
形の立上り、立下り部での傾斜が他方の半波整流出力波
形でカバーされて、重畳された直流出力波形に窪みが生
じないように、正半サイクルの期間を十分に長くし、か
つ両インバータの出力位相差を設定する。
【0022】なお、前述の図1および図3の回路では、
負荷電流の増加に伴って出力電圧が低下する傾向がある
が、これは、図3に点線で示したように、出力トランス
に外部から直流起磁力nf・Ifを加えることにより、
必要に応じて補償することができる。
【0023】図5は本発明のさらに他の実施態様を示す
回路図である。入力直流電源2に直列にコンデンサ8が
接続され、各インバータ10,20に含まれる1対のス
イッチング素子はそれぞれの出力トランス3b,4bの
1次巻線を介して直流電源2またはコンデンサ8のいず
れかに、例えば図4に示したようなタイミングと位相関
係で交互に接続される。
【0024】定常状態において、スイッチング素子#1
−2,2−2が導通する各半サイクルでは(このとき、
素子#1−1,2−1は非導通)、トランス3b、4b
の1次巻線には、図の下から上向きの電流が電源2から
供給され、各トランスの磁心には上昇磁束φrが生ず
る。このとき、Vi=dφr/dt≒Δφr/Δtの関
係が成立し、上昇磁束Δφrは時間Δt=T2(図4参
照)が経過したときVi・T2になる。
【0025】つぎに前記スイッチング素子#1−2,2
−2が遮断され、素子#1−1,2−1が導通される各
半サイクルでは、各トランス3b、4bの1次巻線に
は、逆起電力とコンデンサ8によって、図の上から下向
きに電流が流れ、各トランスの磁心の磁束は減少して下
降磁束となる。このとき、Vc=dφd/dt≒Δφd
/Δtの関係が成立し、下降磁束Δφdは時間Δt=T
1(図4参照)が経過したときVc・T1になる。
【0026】ここで上昇磁束Δφrと下降磁束Δφdは
等しくなければならないから、Δφr=Vi・T2=V
c・T1=Δφdが成立する。図5の例では、例えば、
2次側に接続された半波整流器5a、6aの極性が、電
源2の電圧Viが各出力トランス3b、4bの1次巻線
に印加されている負の半サイクルT2では整流出力が発
生せず、コンデンサ8の電圧Vcが印加されている正の
半サイクルT1だけ整流出力が発生されるように設定さ
れていると仮定する。
【0027】この仮定の下では、出力電圧V0は、各ト
ランスの巻線比n3/n1を1とすると、Vc=Vi・
T2/T1で表される。したがって、各インバータを構
成する1対のスイッチング素子のオン時間比T2/T1
(例えば時間T2)を変えて前記電圧Vcすなわち出力
V0を調整することができる。例えば前記オン時間比T
2/T1を1/2とすれば、n3/n1=1の場合、直
流出力電圧V0は(1/2)Viとなる。また一般的に
はV0=(n3/n1)(T2/T1)Viとなる。
【0028】また当業者には明らかなように、出力側の
半波整流器の極性を反対にし、例えばT2/T1=2と
すれば、電源2の電圧Viが各出力トランス3b、4b
の1次巻線に印加されている半サイクルT2で整流出力
が発生するようにすることも可能であり、この場合の出
力電圧V0は、図3の場合と同様に(n3/n1)Viと
なる。
【0029】上述のように、図5の実施態様では、各ト
ランスの1次側が中性点なしの1つの巻線(n1)だけ
で済むので構成の簡略化が可能であるのみならず、トラ
ンスの1次巻線に入力直流電圧Viがかかる負の半サイ
クル期間T2を調整するだけで(すなわち、時間T1と
T2の比を決めるだけで)、正の半サイクル期間T1に
おけるコンデンサ8の端子電圧、したがってこのDC−
DCコンバータの出力電圧V0が自動的かつ容易にVc
=(n3/n1)(T2/T1)Viに調整され、PW
MによるDC−DCコンバータ出力電圧の電圧調整が可
能となる。
【0030】図6は本発明のさらに他の実施態様を示す
回路図であり、図5の場合と同様に動作する。この図で
は、図の簡略化のために、図5の1相分に相当するイン
バータ部分のみを示している。第1のスイッチング素子
#1−1は入力電源2およびトランス3bの1次巻線、
コンデンサ8と直列に接続され、第2のスイッチング素
子#1−2は前記第1スイッチング素子とコンデンサと
の直列回路に並列に接続される。
【0031】その定常状態において、第1,第2スイッ
チング素子#1−1,1−2がそれぞれ非導通、導通の
時、トランス3bの1次巻線には、図の上から下向きの
電流が電源2から供給され、トランス3bの磁心には上
昇磁束φrが生ずる。このとき、Vi=dφr/dt≒
Δφr/Δtの関係が成立し、上昇磁束Δφrは時間Δ
t=T2のときVi・T2になる。
【0032】つぎに前記スイッチング素子#1−2が遮
断され、素子#1−1が導通されると、トランス3bの
1次巻線には、逆起電力とコンデンサ8によって、図の
下から上向きにコンデンサ8を通して電流が流れ、トラ
ンスの磁心の磁束は減少して下降磁束となる。このと
き、Vc−Vi=dφd/dt≒Δφd/Δtの関係が
成立し、下降磁束Δφdは時間Δt=T1が経過したと
き(Vc−Vi)T1になる。
【0033】ここで上昇磁束Δφrと下降磁束Δφdは
等しくなければならないから、Δφr=Vi・T2=
(Vc−Vi)T1=Δφdが成立する。これから、V
c=Vi(T1+T2)/T1が得られる。Ts=T1
+T2と置けば、Vc=Vi・Ts/T1と表される。
したがって、トランス3bの巻数比を1と仮定すれば、
出力整流器5aの極性を、第1スイッチング素子#1−
1がオンの半サイクルで出力を生ずるように設定した場
合には、出力Vo=Vc−Vi=Vi(Ts/T1−
1)=Vi・T2/T1である。
【0034】また反対に、第2スイッチング素子#1−
2がオンの半サイクルで出力を生ずるように設定したと
仮定すると、その出力Voは、図3の場合と同様に(n
3/n1)Viとなる。
【0035】図3及び図5、図6の回路では負荷電流が
流れる正半サイクルと無負荷になる負半サイクルとでト
ランス1次側の電圧降下量が異なるために直流成分が生
じ、これによってトランスの磁心に偏磁が現れる可能性
がある。この対策としては、トランス磁心の励磁電流を
増加させることが一応考えられる。しかしこの方法で
は、リプルが生ずるようになる。より好ましい対策は、
出力トランスの磁心に角形(飽和)磁化特性のものを用
い、ロイヤー発振器と同一原理により、負から正の半サ
イクルへの転流(上昇磁束から下降磁束への移行)のみ
を磁気飽和によって行なう半自励方式とするか、または
前記直流成分をコンデンサで遮断するかすることであ
る。前者の原理を利用した本発明のさらに他の実施態様
の回路構成を図7に示す。
【0036】図7でも、図の簡略化のために、図5の1
相分に相当するインバータ部分のみを示している。他の
相についても、全く同じ構成が採用できることは容易に
理解されるであろう。図5との対比から分かるように、
本実施態様の基本的回路構成は図5のものと同じである
が、出力トランス3cが可飽和型である点、および第
1,第2スイッチング素子#1−1,1−2の制御端子
(ゲート又はべ−ス回路)に誘起電圧を帰還してそのオ
ン・オフを制御するための制御用トランス9が付加され
ている点で相違する。
【0037】制御用トランス9の1次巻線90は出力ト
ランス3cの1次巻線と並列に接続され、前記制御用ト
ランス9の第1の2次巻線91は第1スイッチング素子
#1−1の制御端子と、出力トランス3cの1次巻線に
接続された同素子の一方端子1aとの間に接続され、前
記制御用トランス9の第2の2次巻線92は第2スイッ
チング素子#1−2の制御端子と、入力直流電源の一方
端子に接続された同素子の1端子2aとの間に接続され
る。
【0038】図8の波形図を参照して、図7の実施態様
の動作の要部を説明する。定常状態では、時点t1に第
2スイッチング素子#1−2の制御端子に外部パルス
(これについては、後述する)が加えられてこれがオン
になると、入力直流電源2からトランス3cの1次巻線
に供給される電流によってトランス3cの磁心(角形磁
化特性を有する)には上昇磁束が生ずる。このとき、第
1、第2スイッチング素子#1−1、1−2の各制御端
子には、帰還巻線91、92により、前者をオフに、ま
た後者をオンにそれぞれ保持する電圧が印加される。
【0039】時間T2(負の半サイクル)が経過した後
の時点t2に上昇磁束が磁心の飽和値に達すると、トラ
ンス3cの1次巻線に飽和電流が流れてその電圧降下
(端子電圧)がゼロになる。同時に帰還巻線91,92
の電圧もゼロになり、第2スイッチング素子#1−2が
オフになる。続いてトランス磁心の磁束が飽和値から不
飽和値へ戻るときに、トランス3cの1次巻線、したが
って帰還巻線91、92に誘起される逆極性電圧によ
り、第1スイッチング素子#1−1がオンになり、第2
スイッチング素子#1−2はオフに維持される。このよ
うにして、時点t2における第2スイッチング素子#1
−2から第1スイッチング素子#1−1への転流が完了
する。
【0040】その結果、トランス3cの1次巻線には逆
向きの電流が流れ、磁心には下降磁束が生ずる。下降磁
束が飽和値に達するよりも前の時点t3に、第2スイッ
チング素子#1−2の制御端子に外部パルスを加えてこ
れを強制的にオンにすると、第1スイッチング素子#1
−1はオフになる。この場合の出力直流電圧V0は、図
5の場合と同様に、出力側の半波整流器の極性の選び方
にしたがって、VcまたはViに等しくなり、(T2/
Ts)(n3/n1)Viまたは(n3/n1)Viで
表わされる。
【0041】この実施態様では、磁束が飽和してから実
際に転流が起こるまでのごく短い期間ではあるが、上述
のように飽和電流が流れるので、転流のタイミングt2
において、整流後の出力波形には僅かなスパイクSP
(図8)を生ずる。しかしこれは、整流器出力側に極小
容量(従来の平滑回路に使用されるコンデンサの容量よ
りも2〜3桁小さい、数μF程度)のコンデンサを並列
接続するだけで容易に低減または事実上除去することが
できる。
【0042】なお図7において、帰還巻線91,92は
出力トランス3cに直接3次巻線として設けても良い。
また以上の説明では、出力トランス3cが可飽和型であ
り、制御トランス9は不飽和型であるとしたが、反対に
出力トランス3cを通常の鉄心を用いた不飽和型とし、
制御トランス9を可飽和型としても、転流の一方だけを
鉄心の磁気飽和によって行わせることができる。
【0043】すなわち、その定常状態において、第2ス
イッチング素子#1−2が導通する期間T2の終期t2
に制御トランスの上昇磁束が磁心の飽和値に達すると、
帰還巻線92の誘起電圧(スイッチング素子#1−2の
制御電圧)がゼロになってこのスイッチング素子#1−
2がオフになる。制御トランス磁心の磁束が飽和値から
不飽和値へ戻るときに、帰還巻線91に生ずる逆極性誘
起電圧により、第1スイッチング素子#1−1がオンに
なり、第2スイッチング素子のオフ状態が維持される。
この様にして、トランス3cを飽和型とした前述の場合
と同様な転流が実現される。
【0044】このように、図7に実施態様で、制御トラ
ンス9を可飽和型とした場合は、出力トランス3cの鉄
心のμを大きくすることができ、また制御トランスは極
めて小型で済むので、装置の性能向上と全体寸法の小型
化を図ることができる。図7で採用したのと同じ可飽和
による転流は図6の実施態様にも適用できるが、その詳
細構成は、当業者には容易に実施できるところであるの
で、具体的説明を省略する。
【0045】図3及び図5、6の回路において、負荷電
流の増加に伴なって生ずる可能性のあるトランス1次側
の前記直流成分をコンデンサで遮断するようにした本発
明のさらに他の実施態様の回路構成を図9に示す。
【0046】図9でも、図の簡略化のために、図5の1
相分に相当するインバータ部分のみを示している。他の
相についても、全く同じ構成が採用できることは容易に
理解されるであろう。図5との対比から分かるように、
本実施態様の回路構成は、図5において、半サイクル毎
に出力トランスの1次巻線にコンデンサを直列接続し
て、前記1次巻線に流れる直流電流の発生を阻止したも
のである。
【0047】この場合は、以下に詳述するように、出力
電圧は(T2/Ts)(n3/n1)Viまたは(T1
/Ts)Viであるから、PWM制御によって電圧調整
を行うことができる。この場合、コンデンサにより直流
電流分がカットされるので、トランス3bには偏磁を生
ぜず、偏磁による過電流を抑制することができる。この
回路ではトランスに角形磁化特性を持った磁心を用いる
こともできる。
【0048】定常状態において、スイッチング素子#1
−1が導通すると(このとき、素子#1−2は非導
通)、トランス3bの1次巻線には、図の上から下向き
の電流が直流電源2から供給され、トランス3bの磁心
には上昇磁束φrが生ずる。このとき、Vi−Vc=d
φr/dt≒Δφr/Δtの関係が成立し、上昇磁束Δ
φrは時間Δt=T2が経過したとき(Vi−Vc)T
2になる。
【0049】つぎに前記スイッチング素子#1−1が遮
断され、素子#1−2が導通されると、トランス3bの
1次巻線には、逆起電力とコンデンサ8aによって、図
の下から上向きに電流が流れ、トランスの磁心の磁束は
減少して下降磁束となる。このとき、Vc=dφ/dt
≒Δφ/Δtの関係が成立し、下降磁束Δφdは時間Δ
t=T1が経過したときVc・T1になる。ここで磁束
変化量すなわち、上昇磁束Δφrと下降磁束Δφdは等
しいから、n1=n3とすれば、(Vi−Vc)T2=
Vc・T1が成立する。これから、Vc=Vi・T2/
Ts、Vi−Vc=Vi・T1/Tsが得られる。但
し、Ts=T1+T2である。
【0050】したがってこの場合の出力電圧V0は、出
力整流器5aの極性を、第1スイッチング素子#1−1
がオンの半サイクルで整流出力を生ずるように設定すれ
ば、V0=Vi−Vc=Vi・T1/Tsとなり、反対
に、第2スイッチング素子#1−2がオンの半サイクル
で整流出力を生ずるように設定すれば、V0=Vc=V
i・T2/Tsとなる。またトランス3bの巻線比をn
3/n1とすると、明らかなように、出力電圧V0は、
前述の電圧値にこの巻線比を乗じた値になる。したがっ
て図9の例でも、各インバータを構成する1対のスイッ
チング素子のオン時間比T2/TsまたはT1/Tsを
変えて(例えば時間T1を制御して)直流出力電圧V0
を調整することができる。
【0051】前述の各実施態様の回路構成では、各スイ
ッチング素子のターンオン、ターンオフに伴なうスイッ
チング損失が生ずるという問題がある。図10は、この
様な問題に対処するための本発明のさらに他の実施態様
を示す回路図である。この実施態様の基本回路は、図9
と同じである。この図でも、図の簡略化のために、1相
分に相当するインバータ部分のみを示している。図11
は、この実施態様の動作を説明するための波形図であ
り、2つのインバータの出力波形を示している。図11
に明示したように、正負のサイクルT1,T2の間に十
分に短いデッドタイムTd(両方のスイッチング素子#
1−1,1−2が共にオフになる)を設ける。
【0052】これに加えて、図10に示すように、各ス
イッチング素子の端子間(例えば、FETのソース・ド
レイン間)に静電容量C1,C2を付加してソフト(ゼ
ロ電圧)スイッチングを行なわせることができる。これ
により、当業者には既知のように、前記スイッチング損
失を除去することができる。この場合に付加する静電容
量としては、コンデンサを外付けするほかに半導体スイ
ッチが本来有する空乏層の容量を利用することもでき
る。またこの実施態様では、後述する図12の場合と同
様に、出力側のダイオ−ドを第3のスイッチング素子#
1−3で置換し、これをスイッチング素子#1−1また
は#1−2の導通期間と同期して導通させ、同期整流を
行わせるようにしている。
【0053】前述の図5〜図10におけるコンデンサ
8,8aの値は、これらのコンデンサが出力トランスの
1次巻線に接続されている半サイクルの間その端子電圧
を一定に保持できるようになるべく大きいことが望まし
いが、通常使用される高周波スイッチング周波数の場合
は、500μF程度以上にすればよい。この目的のため
には、電気二重層コンデンサの利用が有効である。本発
明者らの実験では、スイッチング周波数100KHzの
場合、1000μFを用いて良好な結果が得られた。
【0054】図12は図9,10の回路を基本とする本
発明のさらに他の実施態様の回路図である。ここではさ
らに、前記図9,10では1相分のインバータ回路に1
個ずつ用いられており、したがって2相分のインバータ
回路を含む全回路を構成するためには2個のコンデンサ
が必要とされるところを、2相分のインバータ回路用と
して1個のコンデンサで兼用し、構成をより一層簡略化
している。この実施態様は、前記図9,10の回路にお
いて、全回路を構成した場合に、それぞれの出力トラン
スの1次巻線に接続される前記2個のコンデンサが入力
電源2に関して並列に接続されるという事実に着目し、
かつこれらの値が前述のように十分に大きいために、1
個のコンデンサで置換可能であるとの着想に基づくもの
である。
【0055】パルス発生器23,24はそれぞれスイッ
チング素子#1−1,1−2および#2−1,2−2の
導通、非導通を制御するためのパルスを発生する。比較
器22は、出力電圧V0を基準電圧Vs(設定値)と比
較し、その結果にしたがって、1つのインバータに含ま
れる1対のインバータの導通期間の比T1/T2が調整
され、出力電圧V0が設定値になるように、前記パルス
の発生タイミングを制御する信号を前記発生器23,2
4に供給する。この様な回路の詳細は、当業者が前記説
明に基づいて適宜に、かつ容易に実施できるところであ
るのでこれ以上の説明は省略する。また図12の回路の
動作は、前述したところから容易に理解されるであろ
う。
【0056】なお、図10,12の回路例では、トラン
ス3bの出力側に用いられる整流器としてのダイオ−ド
を、FETなどの固体スイッチ5b(#1−3)、6b
(#2−3)で置き換えている。この場合、前記固体ス
イッチ5b(6b)を、整流出力が発生される半サイク
ルでオンとなる方のスイッチング素子のオン期間に同期
して導通させ、同期整流を行なわせる。このようにすれ
ば、整流器としてのダイオ−ドによる電圧降下(通常
0.35〜0.4ボルト)が除去されるので、特に出力
電圧が低い場合(例えば、1ボルト)の効率を改善する
ことができる。もちろん他の実施態様においても、整流
器としてダイオ−ドの代わりに同様のスイッチ素子を用
い、同期整流を行なっても良いし、図10,12におい
てダイオードを用いて構成を簡略化しても良い。
【0057】また本発明によるDC−DCコンバータで
は、直流出力電圧のリップルは原理的には零であるが、
実際にはトランス磁心の磁化特性が理想的でないこと、
ダイオードの導通モードの変化、スイッチング動作など
の回路動作上のノイズ等の影響により、僅かな変動やリ
プルが生ずることがある。しかしこの様な場合でも、図
12に点線で示すように、直流出力端子に極めて小さな
容量C0を接続すれば十分である。容量値は数μF以下
程度でよく、本発明者らの実験では、直流出力電圧が3
ボルトのとき、1μF以下の容量を並列に接続するだけ
で十分であった。ちなみに、従来のスイッチング電源の
平滑回路では、これに比ベて2〜3桁大きい容量のもの
が使用されている。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、出力電圧に含まれるリプルが極めて少なくて
実用上平滑回路を必要とせず、しかも小型、軽量化が可
能で効率も高い低リプルDC−DCコンバータ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様の回路図である。
【図2】図1の実施態様の動作を説明するための波形図
である。
【図3】本発明の第2の実施態様を示す回路図である。
【図4】図3の実施態様の動作を説明するための波形図
である。
【図5】本発明のさらに他の実施態様を示す回路図であ
る。
【図6】本発明のさらに別の実施態様を示す回路図であ
る。
【図7】本発明のさらに他の実施態様を示す回路図であ
【図8】図7の実施態様の動作を説明するための波形図
である。
【図9】本発明のもう1つ別の実施態様を示す回路図で
ある。
【図10】本発明のさらに他の実施態様を示す回路図で
ある。
【図11】図10の実施態様の動作を説明するための波
形図である。
【図12】本発明のもう1つ他の実施態様を示す回路図
である。
【符号の説明】
#1−1,1−2,2−1,2−2…スイッチング素
子、2…入力直流電源、3、4、3a、4a、…出力ト
ランス、5,5a、6、6a…整流器、9…制御トラン

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが、中性点を有する1次巻線、お
    よび2次巻線を備えた1対の出力トランスと、 前記出力トランスのそれぞれの1次巻線の両端子に、そ
    れぞれの1端子が接続された1対のスイッチング素子
    と、 前記1対のスイッチング素子の各他端子を入力直流電源
    の1極に接続するようにされた手段と、 前記各中性点を前記入力直流電源の他極に接続するため
    の手段と、 前記各1対のスイッチング素子を、一方が導通するとき
    他方が非導通になるように制御する手段と、 前記各出力トランスの2次巻線にそれぞれ接続された1
    対の全波整流手段と、 前記全波整流手段の出力を並列に重畳して出力する手段
    とを具備し、 前記全波整流手段の出力電圧値が等しく、かつ一方の全
    波整流手段の出力波形に生ずるリプルが他方の全波整流
    手段の出力波形によってカバーされるように、各スイッ
    チング素子の導通タイミングが設定されることを特徴と
    する低リプルDC−DCコンバータ装置。
  2. 【請求項2】それぞれが、中性点を有する1次巻線、お
    よび2次巻線を備えた複数の出力トランスと、 前記複数の出力トランスのそれぞれの1次巻線の両端子
    に、それぞれの1端子が接続された1対のスイッチング
    素子と、 前記1対のスイッチング素子の各他端子を入力直流電源
    の1極に接続するための手段と、 前記出力トランスの各中性点を入力直流電源の他極に接
    続するための手段と、 前記各1対のスイッチング素子を、一方が導通するとき
    他方が非導通になるように制御する手段と、 前記複数の出力トランスの各2次巻線にそれぞれ接続さ
    れた複数の半波整流手段と、 前記複数の半波整流手段の出力を並列に重畳して出力す
    る手段とを具備し、 前記複数の半波整流手段の出力電圧値が等しく、かつあ
    る1つの出力トランスに接続された半波整流手段が整流
    出力を生じない負の半サイクル期間を、他の少なくとも
    1つの出力トランスに接続された半波整流手段の正の半
    サイクル出力によってカバーするように、各スイッチン
    グ素子の導通タイミングが設定されることを特徴とする
    低リプルDC−DCコンバータ装置。
  3. 【請求項3】出力トランス、これに接続されたスイッチ
    ング素子対および半波整流手段が3組設けられ、前記3
    つの半波整流手段の半波整流出力の位相差が120度に
    設定されたことを特徴とする請求項2に記載の低リプル
    DC−DCコンバータ装置。
  4. 【請求項4】出力トランス、これに接続されたスイッチ
    ング素子対および半波整流手段が2組設けられ、 それぞれの半波整流手段が整流出力を発生する正の半サ
    イクルの方が、出力を発生しない負の半サイクルよりも
    長く、かつ一方の半波整流手段の負の半サイクルが他方
    の半波整流手段の正の半サイクルの出力波形によって完
    全にカバーされるように、前記2つの半波整流手段の半
    波整流出力の位相差が設定されることを特徴とする請求
    項2に記載の低リプルDC−DCコンバータ装置。
  5. 【請求項5】前記位相差が180度であることを特徴と
    する請求項4に記載の低リプルDC−DCコンバータ装
    置。
  6. 【請求項6】それぞれが1次巻線および2次巻線を備
    え、各1次巻線の1端子が入力直流電源の1極に接続さ
    れるようにされた1対の出力トランスと、 前記出力トランスの各1次巻線の他端子に、それぞれの
    1端子が接続された1対のスイッチング素子と、 前記各1対のスイッチング素子の中の一方の他端子を前
    記各1次巻線の1端子に接続するコンデンサと、 前記各1対のスイッチング素子の中の他方の他端子を入
    力直流電源の他極に接続するようにされた手段と、 前記各1対のスイッチング素子のそれぞれを、一方が導
    通するとき他方が非導通になるように制御する手段と、 前記各出力トランスの2次巻線にそれぞれ接続された1
    対の半波整流手段と、 前記1対の半波整流手段の出力を並列に重畳して出力す
    る手段とを具備し、 前記1対の半波整流手段の出力電圧値が互いに等しくな
    るように設定され、かつ前記各半波整流手段が整流出力
    を発生する正の半サイクルが、整流出力を発生しない負
    の半サイクルよりも長く、さらに一方の出力トランスに
    接続された半波整流手段の前記負の半サイクルの出力波
    形が、他方の出力トランスに接続された半波整流手段の
    前記正の半サイクルの出力波形によってカバーされるよ
    うに、各スイッチング素子の導通タイミングが設定され
    ることを特徴とする低リプルDC−DCコンバータ装
    置。
  7. 【請求項7】それぞれが1次巻線および2次巻線を備
    え、各1次巻線の1端子が入力直流電源の1極に接続さ
    れるようにされた1対の出力トランスと、 前記出力トランスの各1次巻線の他端子に、それぞれの
    1端子が接続された1対のスイッチング素子と、 前記各1対のスイッチング素子の中の一方の他端子を他
    方のスイッチング素子の他端子に接続するコンデンサ
    と、 前記他方のスイッチング素子の他端子を前記入力直流電
    源の他極に接続するようにされた手段と、 前記各1対のスイッチング素子のそれぞれを、一方が導
    通するとき他方が非導通になるように制御する手段と、 前記各出力トランスの2次巻線にそれぞれ接続された1
    対の半波整流手段と、前記半波整流手段の出力を並列に
    重畳して出力する手段とを具備し、 前記1対の半波整流手段の出力電圧値が互いに等しくな
    るように設定され、かつ前記各半波整流手段が整流出力
    を発生する正の半サイクルが、整流出力を発生しない負
    の半サイクルよりも長く、さらに一方の出力トランスに
    接続された半波整流手段の前記負の半サイクルの出力波
    形が、他方の出力トランスに接続された半波整流手段の
    前記正の半サイクルの出力波形によってカバーされるよ
    うに、各スイッチング素子の導通タイミングが設定され
    ることを特徴とする低リプルDC−DCコンバータ装
    置。
  8. 【請求項8】前記各出力トランスが可飽和型であり、 前記一方のスイッチング素子が導通するサイクルでは、
    当該一方のスイッチング素子の導通は維持し、他方のス
    イッチング素子の導通は阻止するような制御電圧を発生
    する第1の帰還巻線と、 前記他方のスイッチング素子が導通するサイクルでは、
    当該他方のスイッチング素子の導通は維持し、前記一方
    のスイッチング素子の導通は阻止するような制御電圧を
    発生する第2の帰還巻線とをさらに具備し、 前記各1対のスイッチング素子の一方から他方への転流
    が前記出力トランス鉄心の磁気飽和によって行われ、他
    方から一方への転流が外部パルスによって行われるよう
    にされたことを特徴とする請求項2ないし7のいずれか
    に記載の低リプルDC−DCコンバータ装置。
  9. 【請求項9】前記第1,第2の帰還巻線が前記出力トラ
    ンスに付設された3次巻線であることを特徴とする請求
    項8に記載の低リプルDC−DCコンバータ装置。
  10. 【請求項10】その1次巻線が各出力トランスの1次巻
    線と並列接続された制御用トランスをさらに具備し、前
    記第1,第2の帰還巻線が前記制御用トランスに巻回さ
    れたことを特徴とする請求項8に記載の低リプルDC−
    DCコンバータ装置。
  11. 【請求項11】前記各出力トランスが可飽和型であり、
    制御用トランスをさらに具備し、 前記制御用トランスは、前記出力トランスの1次巻線に
    並列接続された1次巻線、一方のスイッチング素子の前
    記1端子と制御端子とにその両端子が接続された第1の
    2次巻線、および他方のスイッチング素子の前記他端子
    と制御端子とにその両端子が接続された第2の2次巻線
    を有し、 前記他方のスイッチング素子が導通して前記入力直流電
    源からその1次巻線に電流が供給されるとき、前記第1
    および第2の2次巻線にそれぞれ、前記他方のスイッチ
    ング素子の導通は維持し、前記一方のスイッチング素子
    は非導通に保持するような極性の電圧が発生されると共
    に、前記入力直流電源から1次巻線に供給される電流に
    よって前記出力トランスが飽和するようにされたことを
    特徴とする請求項2ないし7のいずれかに記載の低リプ
    ルDC−DCコンバータ装置。
  12. 【請求項12】制御用の可飽和型トランスをさらに具備
    し、 前記制御用トランスは、前記出力トランスの1次巻線に
    並列接続された1次巻線、一方のスイッチング素子の前
    記1端子と制御端子とにその両端子が接続された第1の
    2次巻線、および他方のスイッチング素子の前記他端子
    と制御端子とにその両端子が接続された第2の2次巻線
    を有し、 前記他方のスイッチング素子が導通して前記入力直流電
    源からその1次巻線に電流が供給されるとき、前記第1
    および第2の2次巻線にそれぞれ、前記他方のスイッチ
    ング素子の導通は維持し、前記一方のスイッチング素子
    は非導通に保持するような極性の電圧が発生されると共
    に、 前記各1対のスイッチング素子の一方から他方への転流
    が前記制御用トランス鉄心の磁気飽和によって行われ、
    他方から一方への転流が外部パルスによって行われるよ
    うにされたことを特徴とする請求項2ないし7のいずれ
    かに記載の低リプルDC−DCコンバータ装置。
  13. 【請求項13】それぞれが1次巻線および2次巻線を備
    えた1対の出力トランスと、 前記出力トランスの各1次巻線の1端子に、それぞれの
    1端子が接続された1対のスイッチング素子と、 前記各1対のスイッチング素子の中の一方の他端子を入
    力直流電源の1極に接続するようにされた手段と、 前記各1対のスイッチング素子の中の他方の他端子を前
    記1次巻線の他端子に接続するコンデンサと、 前記各1対のスイッチング素子の中の他方の他端子を前
    記入力直流電源の他極に接続するようにされた手段と、 前記各1対のスイッチング素子のそれぞれを、一方が導
    通するとき他方が非導通になるように制御する手段と、 前記各出力トランスの2次巻線にそれぞれ接続された1
    対の半波整流手段と、 前記半波整流手段の出力を並列に重畳して出力する手段
    とを具備し、 前記1対の半波整流手段の出力電圧値が互いに等しくな
    るように設定され、かつ前記各半波整流手段が整流出力
    を発生する正の半サイクルが、整流出力を発生しない負
    の半サイクルよりも長く、さらに一方の出力トランスに
    接続された半波整流手段の前記負の半サイクルの出力波
    形が、他方の出力トランスに接続された半波整流手段の
    前記正の半サイクルの出力波形によってカバーされるよ
    うに、各スイッチング素子の導通タイミングが設定され
    ることを特徴とする低リプルDC−DCコンバータ装
    置。
  14. 【請求項14】前記1対の出力トランスの各1次巻線の
    他端子に接続されるべき1対のコンデンサが、1つのコ
    ンデンサで置換、兼用されたことを特徴とする請求項1
    3に記載の低リプルDC−DCコンバータ装置。
  15. 【請求項15】前記各出力トランスの2次巻線に接続さ
    れた整流手段が第3のスイッチング素子で置換され、第
    3のスイッチング素子の導通が前記出力トランスの出力
    波形に同期されることを特徴とする請求項1ないし14
    のいずれかに記載の低リプルDC−DCコンバータ装
    置。
  16. 【請求項16】前記1対のスイッチング素子の少なくと
    も1つの両端子に並列にコンデンサが接続されたことを
    特徴とする請求項1ないし15のいずれかに記載の低リ
    プルDC−DCコンバータ装置。
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