JP2012005224A - 絶縁電源装置 - Google Patents
絶縁電源装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012005224A JP2012005224A JP2010137146A JP2010137146A JP2012005224A JP 2012005224 A JP2012005224 A JP 2012005224A JP 2010137146 A JP2010137146 A JP 2010137146A JP 2010137146 A JP2010137146 A JP 2010137146A JP 2012005224 A JP2012005224 A JP 2012005224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- switch element
- transformer
- power supply
- insulated power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
た振幅を1/2に圧縮できるようにすると共に、その二次巻線より後段に与えるコモンモ
ードノイズを従来方式に比べて低減できるようにする。
【解決手段】正極及び負極を有した直流電圧発生部21から出力される直流電圧を変換し
て交流電圧発生用の直流電圧を出力するDC電圧変換部20と、一次巻線に中点タップが
設けられ、一次巻線と二次巻線との間に所定の巻数比が設けられたトランスT11を有し
、DC電圧変換部20から入力した直流電圧を交流電圧に変換して二次巻線に誘導する交
流電圧発生部30とを備え、トランスT11の一次巻線の中点タップが直流電圧発生部2
1の負極に接続されて接地電位に固定されるものである。
【選択図】 図2
Description
圧を各々の測定モジュール毎に分配し、各測定モジュールで交流電圧を所望の直流電圧に
変換して負荷回路に供給する絶縁電源供給システムに適用して好適な絶縁電源装置に関す
るものである。
に電気的に絶縁して電力を供給する絶縁電源装置が使用される場合が多い。このような絶
縁電源装置を用いる機器の例としては、測定モジュールに設けられる信号入力端子に、本
体側にて使用される電圧よりも高い電圧の信号が入力される機器等が挙げられる。
ジュールが分離可能な測定器(オシロスコープや電力計等)が挙げられる。本体側には、
ハードディスクやメモリ等の測定波形を記憶する記憶部、信号処理や演算、制御を行うC
PU、演算結果や測定結果を表示する表示部、測定結果を印刷するプリンタ等が設けられ
る。また、測定モジュールには、被測定物に電気的に接触するプローブ、被測定信号を処
理する信号処理部などが設けられる。
が入力される場合がある。このため、本体側と測定モジュールが電気的に絶縁されていな
いと、この過大入力により本体側の回路が破壊されてしまう場合がある。また、測定モジ
ュールの回路を駆動するためには、本体側から電力の供給を受けられるようにするか、測
定モジュールごとに電源が必要となる。このような絶縁電源装置の構成例について説明す
る。
絶縁電源装置10によれば、直流電圧源(E)から所望の交流電圧を発生する場合に、降
圧型のDC電圧変換部2、交流電圧発生部3及び制御信号生成部4を備えて構成される。
DC電圧変換部2は、スイッチ素子Q1、ダイオードD1、チョークコイルL1及び静電
容量C1を有している。
ソースがチョークコイルL1の一端に接続される。そのゲートはコントロールドライバ8
に接続される。スイッチ素子Q1とチョークコイルL1との接続点にはダイオードD1の
カソードが接続される。静電容量C1の正極はチョークコイルL1の他端に接続されると
共に、トランスT13の中点タップa”に接続される。スイッチ素子Q1,Q2,Q3に
はn型の電界効果トランジスタが使用される。
)に接続され、スイッチ素子Q3のドレインは、トランスT1の一次巻線W1の他端(以
下b”点いう)に接続される。上述のダイオードD1のアノード、静電容量C1の負極及
び、スイッチ素子Q2,Q3の両ソースは直流電圧発生部21の負極(−:GND)に接
続される。スイッチ素子Q2,Q3の各々のゲートはコントロールドライバ8に接続され
る。
、交流振幅検出部5、誤差増幅部6、光電結合部7及び基準電圧発生部9を有している。
交流振幅検出部5は、トランスT13の二次巻線W2に接続される。交流振幅検出部5は
誤差増幅部6が接続される。誤差増幅部には光電結合部7及び基準電圧発生部9が接続さ
れる。光電結合部7はコントロールドライバ8及びGNDに接続される。これらにより絶
縁電源装置10を構成する。
置10の動作例を示す波形図である。図6に示した絶縁電源装置10によれば、降圧型の
DC電圧変換部2から交流電圧発生部3に交流電圧発生用の直流電圧が出力される。DC
電圧変換部2では、スイッチ素子Q1がコントロールドライバ8によってオン・オフ制御
され、トランスT13の中点タップa”には、静電容量C1から直流電圧(正極)が入力
される。
’に応じたデューティ比により、スイッチ素子Q1をゲート制御する。このゲート制御に
より、スイッチ素子Q1がオン・オフ(開閉)動作し、直流電圧発生部21からの直流電
圧を断続したパルス電圧をチョークコイルL1へ入力する。入力されたパルス電圧は、チ
ョークコイルL1とダイオードD1及び静電容量C1により構成される平滑回路により、
所望の直流電圧へ平滑される。トランスT13の一次巻線W1には、DC電圧変換部2か
ら出力される直流電圧がスイッチ素子Q1,Q2がオン・オフして得られるパルス電圧が
入力される。
グでオン・オフ動作することにより、直流電圧を交流電圧に変換するようになる。このス
イッチ素子Q2及びQ3のオン・オフ動作によって、トランスT13の一次巻線W1で各
々相補する巻線を交互に通電し、トランスT13の巻数比(N2×2)/N1で規定され
る交流電圧を二次巻線W2の側に誘導する。
極の直流電圧が入力される。図7に示す中点タップa”(以下a”点という)を中心に、
b”点とc”点とが、図7に示す接地電位0V(→FG:Frame Grand)〜a”点電位×
2倍の間で、振幅動作を繰り返すようになる。すなわち、交流電圧は、絶縁電源装置10
としての安定電位であるFGを基準に本来必要な電圧の2倍のスケールで振幅動作する。
S5に基づく電圧レベルと基準電圧VREFとの偏差を増幅し、絶縁したフィードバック制
御信号S6’をDC電圧変換部2へ伝達し、フィードバックループを構成する。このとき
、交流振幅検出部5では、トランスT13の二次巻線W2に誘導された交流電圧の振幅が
検出され、交流振幅検出信号S5が誤差増幅部6に出力される。
電圧VREFとの差分が検出されて、当該差分の電圧が制御信号S6に変換される。制御信
号S6は光電結合部7を介して二次巻線W2に対し絶縁されたフィードバック制御信号S
6’に変換される。コントロールドライバ8は、フィードバック制御信号S6’に基づい
てスイッチ素子Q1,Q2及びQ3をオン・オフするので、直流電圧発生部21から供給
される直流電圧を所望の交流電圧に変換できるようになる。
i.特許文献1に見られるような絶縁電源装置10によれば、高精度の電圧調整能力、
高速レスポンス(負荷要求対応)、及び、低ノイズ性が電源品位として問われる場合が多
い。電源ノイズに関しては、絶縁電源装置10が測定モジュールの絶縁電源装置として使
用される場合は、測定確度に影響し、また、外部へ漏出するノイズの対策も別途必要とな
る。
トランスで交流電圧を出力し、受電側のトランスにて直流電圧に戻す構成とする場合、矩
形波の交流電圧を電送する電源線が長く引き回される傾向にある。
発生する。このコモンモードノイズを低減するために、電源線に機械的・電気的なシール
ドを施したり、カップリングコンデンサや、ノイズフィルタ等を追加したり等の対策を採
らなくてはならない。これにより、装置全体のサイズアップやコストアップ、漏洩電流の
増加等の弊害を伴うという問題がある。
のトランス一次巻線の矩形波電圧の接地電位を基準にした振幅をほぼ1/2に圧縮すると
共に、その二次巻線より後段に与えるコモンモードノイズを従来方式に比べて低減できる
ようにした絶縁電源装置を提供することを目的とする。
直流電圧を発生する絶縁電源装置において、正極及び負極を有した直流電圧源から出力さ
れる電圧を変換して交流電圧発生用の直流電圧を出力する直流−直流用の電圧変換部と、
一次巻線に中点タップが設けられ、一次巻線と二次巻線との間に所定の巻数比が設けられ
たトランスを有し、前記電圧変換部から入力した直流電圧を交流電圧に変換して前記二次
巻線に誘導する直流−交流用の電圧変換部とを備え、前記トランスの一次巻線の中点タッ
プが前記直流電圧源の負極に接続されて接地電位に固定されることを特徴とするものであ
る。
した直流電圧源から出力される電圧を変換して交流電圧発生用の直流電圧を出力する。例
えば、直流−直流用の電圧変換部は、直流電圧源から出力される電圧を変換して当該直流
電圧の極性を反転した交流電圧発生用の直流電圧を出力する。直流−交流用の電圧変換部
は、一次巻線に中点タップが設けられ、一次巻線と二次巻線との間に所定の巻数比が設け
られたトランスを有している。直流−交流用の電圧変換部は、直流−直流用の電圧変換部
から入力した直流電圧を交流電圧に変換して二次巻線に誘導する。これを前提にして、ト
ランスの一次巻線の中点タップが直流電圧源の負極に接続されて接地電位に固定されるの
で、トランスの一次巻線の矩形波電圧の振幅を接地電位=0Vを基準にして正・負極側に
ほぼ1/2に圧縮できるようになる。
の矩形波電圧の振幅が、接地電位=0Vを基準にして正・負極側に1/2に圧縮されるの
で、その二次巻線より後段に与えるコモンモードノイズを従来方式に比べて低減できるよ
うになる。しかも、絶縁電源装置のFG電位(接地電位=0V)を基準としたので、絶縁
電源供給システムにおいて、各種測定器等に直流電圧を安定して供給できるようになる。
する。図1に示す絶縁電源供給システム1は、本発明に係る絶縁電源装置101を備え、
直流電圧を交流電圧に変換し、当該交流電圧を負荷回路毎に分配し、分配された交流電圧
を所望の直流電圧に変換して当該負荷回路毎に供給するものである。絶縁電源供給システ
ム1は、例えば、3つの測定モジュールM1〜M3に電力を共有する場合に、絶縁電源装
置101及び複数の基礎絶縁電源41,51,61を有して構成される。
に、制御信号生成部4、直流−直流用の電圧変換部(以下DC電圧変換部20という)及
び直流−交流用の電圧変換部(以下交流電圧発生部30という)を有して構成される。
コンバータ22を有して構成される。直流電圧発生部21はDC/DCコンバータ22の
入力に接続され、当該DC/DCコンバータ22の出力は、DC/ACインバータ31の
入力に接続される。コントロールドライバ8の信号は、DC/DCコンバータ22に接続
される。
れる。DC/ACインバータ31の出力は、トランスT11の一次巻線W1に接続される
。トランスT11の二次巻線W2は制御信号生成部4及び3つの測定モジュールM1〜M
3に接続される。制御信号生成部4は、例えば、交流振幅検出部5、誤差増幅部6、光電
結合部7及び基準電圧発生部9を有して構成される。
。誤差増幅部6の出力は光電結合部7に接続される。光電結合部7は発光素子及び受光素
子を有して構成される。光電結合部7の受光素子はコントロールドライバ8に接続される
。
ールM1〜M3が接続される。この例で、各々の測定モジュールM1〜M3に対応して基
礎絶縁電源41,51,61が設けられる。基礎絶縁電源41,51,61は交流−直流
用の電圧変換部の一例を構成する。例えば、基礎絶縁電源41は、トランスT1及び整流
平滑回路42を有して測定モジュールM1に設けられる。
接続される。トランスT1の二次巻線w2は整流平滑回路42に接続され、この整流平滑
回路42には、負荷回路43が接続される。基礎絶縁電源51及び61についても、基礎
絶縁電源41と同様な構成と機能を成すのでその説明を省略する。図中の(1)、(2)
は、それぞれ基礎絶縁構造を有し、システム全体で、それぞれの測定モジュールM1〜M
3間及び直流電圧発生部との間に二重絶縁構造を成している。
流電圧を所望の直流電圧に変換して負荷回路43,53,63毎に直流電圧を供給する。
例えば、測定モジュールM1において、整流平滑回路42は、トランスT1の二次巻線w
2に誘導された交流電圧を整流して直流電圧を負荷回路43に供給する。
及び交流電圧発生部30の内部構成例について説明する。この例では、交流電圧発生部3
0が、FG電位=0Vに対して、従来方式のような正電圧に替わり、負電圧で動作する点
に最大の特徴を有している。
チョークコイルL11、ダイオードD11、静電容量C11及びコントロールドライバ8
を有して構成される。
11には、n型の電界効果トランジスタが使用される。スイッチ素子Q11のドレインは
直流電圧発生部21の正極に接続され、そのソースはチョークコイルL11の一端に接続
され、そのゲートはコントロールドライバ8に接続される。
生部21の負極は接地電位0Vに固定され、FG電位を基準とするようになされる。チョ
ークコイルL11の一端にはスイッチ素子Q11の他にダイオードD11が接続される。
ダイオードD11のカソードはスイッチ素子Q11とチョークコイルとの接続点に接続さ
れる。ダイオードD11のアノードは静電容量C11の負極に接続される。静電容量C1
1の正極は直流電圧発生部21の負極に接続される。
C11及びダイオードD11を接続した接続点pは交流電圧発生部30に接続される。交
流電圧発生部30は、第2のスイッチ素子Q21、第3のスイッチ素子Q31及びトラン
スT11を有して構成される。
れる。トランスT11には、一次巻線W1に中点タップa(以下a点ともいう)が設けら
れる。一次巻線W1は中点タップaのFG電位を中心に相補するように動作する。トラン
スT11には、二次巻線W2にも中点タップdが設けられ、一次巻線W1と二次巻線W2
との間には相補する巻線毎に巻数比N1:N2が設定されている。
レインがトランスT11の一次巻線W1のc点に接続され、そのゲートは、コントロール
ドライバ8に接続される。スイッチ素子Q31のドレインは、トランスT11の一次巻線
W1の他端(以下b点という)に接続され、そのゲートもコントロールドライバ8に接続
される。
タップdは例えば、誤差増幅部6、光電結合部7及び基準電圧発生部9のコモンライン(
中性線:COM)に接続される。誤差増幅部6の出力は光電結合部7の発光素子の一端に
接続され、その他端がコモンラインCOMに接続される。光電結合部7の受光素子の一端
は、接続点pに接続され、その他端がコントロールドライバ8に接続される。
ク制御信号S6’に基づいてスイッチ素子Q11をオン・オフし、DC電圧変換部20の
出力電圧を制御する。この制御によって、トランスT11の二次巻線W2の一端e及びそ
の他端fに誘導される交流電圧(AC出力)が複数の測定モジュールM1〜M3等に配分
される。
、絶縁電源装置101の動作例を説明する。図3に示す横軸は時間tであり、縦軸は、一
次巻線W1の交流電圧の振幅(AC電圧)である。この例でコントロールドライバ8は、
スイッチ素子Q21及びQ31を所定の周期で交互にオン・オフするように制御する。
バ8のスイッチ制御を受けて、直流電圧発生部21から出力される直流電圧を交流電圧発
生用の直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を交流電圧発生部30へ出力するように動作
する。交流電圧発生部30は、DC電圧変換部20から入力した直流電圧を交流電圧に変
換し、当該交流電圧をトランスT11の二次巻線W2に誘導するように動作する。
成する。この信号は、DC電圧変換部20へ伝達され、所望の交流電圧へ調整するために
コントロールドライバ8がDC/DCコンバータ22を制御する際に必要となる。このフ
ィードバック制御信号S6’を生成するために、交流振幅検出部5は交流電圧発生部30
から出力される交流電圧の振幅を検出して交流振幅検出信号S5を発生する。交流振幅検
出信号S5は、トランスT11の二次巻線に誘導される交流電圧の振幅情報である。
た基準電圧VREFとの差分を検出して、当該差分の電圧を制御信号S6に変換する。制御
信号S6は光電結合部7によって一次巻線W1の側に対して絶縁される。
変換された制御信号S6を受光して電気信号(絶縁されたフィードバック制御信号S6’
)に変換する。コントロールドライバ8は、当該フィードバック制御信号S6’に基づい
てDC電圧変換部20の出力を制御するようになる。
信号S6’に応じたデューティ比により、スイッチ素子Q11をゲート制御する。このゲ
ート制御により、スイッチ素子Q11がオン・オフ(開閉)動作し、直流電圧発生部21
からの直流電圧を断続したパルス電圧をチョークコイルL11へ入力する。この動作にお
いては、従来方式が絶縁電源装置10を有する降圧型コンバータであったが、本発明では
、これを極性反転型としたことを特徴としている。
チ素子Q31がオンし、スイッチ素子Q21がオフすることで、正電位から負電位に反転
すると共に、c点電位は負電位から正電位に反転する。次に、スイッチ素子Q31がオフ
し、スイッチ素子Q21がオンすることで、b点電位は負電位から正電位に反転すると共
に、c点電位は正電位から負電位に反転する。このようにa点電位=0Vを基準にして、
交互にb点電位及びc点電位が正電位から負電位へ変化する交流電圧であって、トランス
T11の一次巻線W1から巻数比(N2×2)/N1で規定される交流電圧が二次巻線W
2の側に誘導される。
電位を基準に、DC電圧変換部20の出力電圧のスケールで正極側/負極側に振幅動作し
ており、改善前の電圧波形例と比較して1/2の電位変動に抑制されていることがわかる
。即ち、コモンモードノイズに対して最大1/2の改善効果が得られることになる。
交流電圧発生部30のトランスT11の二次巻線W2より後段、すなわち、測定モジュー
ルM1〜M3等に与えるコモンモードノイズを従来方式に比べて低減できるようになる。
流方式の場合について説明したが、これに限られることはなく、このダイオード整流方式
に代えて、スイッチ素子を備えた同期整流方式としても良い。
では、従来方式の降圧型のコンバータのようにDC電圧変換部23を構成し、交流電圧発
生部32の第2のスイッチ素子Q22及び第3のスイッチ素子Q32をトランスT12の
一次巻線W1の高電位側に置き換えたものである。トランスT12の一次巻線W1におけ
る中点タップa’は、第1の実施例と同様にして当該絶縁電源供給システム1の安定電位
であるFG電位に接続される。
C電圧変換部23及び交流電圧発生部32を有して構成される。DC電圧変換部23は、
直流電圧発生部21、第1のスイッチ素子Q12、チョークコイルL12、ダイオードD
12、静電容量C12及びコントロールドライバ8を有して構成される。
スがチョークコイルL12の一端に接続される。そのゲートはコントロールドライバ8に
接続されてオン・オフ制御される。スイッチ素子Q12とチョークコイルL12との接続
点には、ダイオードD12のカソードが接続される。
のアノード、静電容量C12の負極及びトランスT12の中点タップa’は直流電圧発生
部21の負極に接続される。チョークコイルL12の他端は、交流電圧発生部32に接続
される。ここで、チョークコイルL12と静電容量C12と接続した点を接続点qとする
。
を有して構成される。トランスT12の一次巻線W1は中点タップa’のFG電位を中心
に相補する。スイッチ素子Q22は、トランスT12の一次巻線W1の一端(以下c’点
いう)に、スイッチ素子Q32は一次巻線W1の他端(以下b’点いう)に接続される。
スイッチ素子Q22,Q32のドレインは接続点qに接続され、そのゲートがコントロー
ルドライバ8に接続される。
差増幅部6、光電結合部7及び基準電圧発生部9のコモンラインに接続される。誤差増幅
部6の出力は光電結合部7の発光素子の一端に接続され、その他端がコモンラインに接続
される。光電結合部7の受光素子の一端は、接続点pに接続され、その他端は、第1の実
施例と同様にして、コントロールドライバ8に接続される。
ク制御信号S6’に基づいてスイッチ素子Q12をオン・オフし、DC電圧変換部23の
出力電圧を制御する。この制御によって、トランスT12の二次巻線W2の一端e’及び
その他端f’に誘導される交流電圧(AC出力)が複数の測定モジュールM1〜M3等に
配分される。
時間tであり、縦軸は、トランスT12の一次巻線W1の交流電圧の振幅である。この例
でコントロールドライバ8は、スイッチ素子Q22及びQ32を交互にオン・オフするよ
うに制御する。
スイッチ素子Q22がオフすることで、負電位から正電位に反転すると共に、c’点電位
は正電位から負電位に反転する。次に、スイッチ素子Q32がオフし、スイッチ素子Q2
2がオンすることで、b’点電位は正電位から負電位に反転すると共に、c’点電位は負
電位から正電位に反転する。
る交流電圧であって、トランスT12の一次巻線W1から巻数比(N2×2)/N1で規
定される交流電圧が二次巻線W2に誘導される。二次巻線W2に誘導された交流電圧は、
第1の実施例と同様にして複数の測定モジュールM1〜M3等に配分される。
巻線W1の中点タップa’が直流電圧発生部21の負極に接続されて接地電位0Vに固定
されるので、トランスT12の一次巻線W1の矩形波電圧の振幅を接地電位=0Vを基準
にして正・負極側に1/2に圧縮できるようになる。
交流電圧発生部32のトランスT12の二次巻線W2より後段に与えるコモンモードノイ
ズを従来方式に比べて低減できるようになる。
圧を各々の測定モジュール毎に分配し、各測定モジュールで交流電圧を所望の直流電圧に
変換して負荷回路に供給する絶縁電源供給システムに適用して極めて好適である。
4 制御信号生成部
5 交流振幅検出部
6 誤差増幅部
7 光電結合部
8 コントロールドライバ(スイッチ制御部)
9 基準電圧発生部
20 DC電圧変換部(直流−直流用の電圧変換部)
21,23 直流電圧発生部
22 DC/DCコンバータ
30,32 交流電圧発生部(直流−交流用の電圧変換部)
31 DC/ACインバータ
41,51,61 基礎絶縁電源
42,52,62 整流平滑回路
101,102 絶縁電源装置
T11,T12 トランス
L11,L12 チョークコイル
D11,D12 ダイオード
C11,C12 静電容量
Q11,Q21,Q31,Q12,Q22,Q32 スイッチ素子
Claims (5)
- 直流電圧から複数の所望の直流電圧を発生する絶縁電源装置において、
正極及び負極を有した直流電圧源から出力される電圧を変換して交流電圧発生用の電圧
を出力する直流−直流用の電圧変換部と、
一次巻線に中点タップが設けられ、一次巻線と二次巻線との間に所定の巻数比が設けら
れたトランスを有し、前記電圧変換部から入力した電圧を交流電圧に変換して前記二次巻
線に誘導する直流−交流用の電圧変換部とを備え、
前記トランスの一次巻線の中点タップが前記直流電圧源の負極に接続されて接地電位に
固定されることを特徴とする絶縁電源装置。 - 前記直流−直流用の電圧変換部は、
前記直流電圧源から出力される電圧を変換して当該直流電圧の極性を反転した交流電圧
発生用の直流電圧を出力することを特徴とする請求項1に記載の絶縁電源装置。 - 前記直流−直流用の電圧変換部は、
一端が前記直流電圧源の正極に接続された第1のスイッチ素子と、
一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記直流電圧源の負極に接続
されたチョークコイルと、
前記第1のスイッチ素子とチョークコイルとの接続点にカソードが接続されたダイオー
ドと、
前記ダイオードのアノードに負極が接続され、正極が前記直流電圧源の負極に接続され
た静電容量と、
前記第1のスイッチ素子をオン・オフ制御するスイッチ制御部とを有し、
前記直流−交流用の電圧変換部は、
前記トランスの一次巻線の一端と、前記ダイオード及び静電容量の接続点との間に接続
された第2のスイッチ素子と、
前記トランスの一次巻線の他端と、前記ダイオード及び静電容量の接続点との間に接続
された第3のスイッチ素子とを有することを特徴とする請求項2に記載の絶縁電源装置。 - 前記直流−交流用の電圧変換部から出力される交流電圧を検出し、
検出された前記交流電圧と、設定された基準電圧との差分を検出して、当該差分の電圧
を制御信号に変換し、当該制御信号に基づいて前記直流−直流用の電圧変換部の出力を制
御する信号発生部を備えることを特徴とする請求項1に記載の絶縁電源装置。 - 前記直流−直流用の電圧変換部は、
一端が前記直流電圧源の正極に接続された第1のスイッチ素子と、
一端が前記スイッチ素子の他端に接続され、他端が前記直流−交流用の電圧変換部に接
続されたチョークコイルと、
前記第1のスイッチ素子とチョークコイルとの接続点にカソードが接続されたダイオー
ドと、
前記ダイオードのアノードに負極が接続され、正極が前記チョークコイルの他端に接続
された静電容量と、
前記第1のスイッチ素子をオン・オフ制御するスイッチ制御部とを有し、
前記直流−交流用の電圧変換部は、
前記トランスの一次巻線の一端と、前記チョークコイル及び静電容量の接続点との間に
接続された第2のスイッチ素子と、
前記トランスの一次巻線の他端と、前記チョークコイル及び静電容量の接続点との間に
接続された第3のスイッチ素子とを有し、
前記ダイオードのアノード及び静電容量の負極とが前記直流電圧源の負極に接続される
ことを特徴とする請求項1に記載の絶縁電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010137146A JP5505117B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 絶縁電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010137146A JP5505117B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 絶縁電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012005224A true JP2012005224A (ja) | 2012-01-05 |
JP5505117B2 JP5505117B2 (ja) | 2014-05-28 |
Family
ID=45536572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010137146A Active JP5505117B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 絶縁電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5505117B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103941791A (zh) * | 2013-01-17 | 2014-07-23 | 常州隆辉照明科技有限公司 | 一个参考接地转换的电路 |
JP2017508284A (ja) * | 2014-02-14 | 2017-03-23 | フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ | 給電信号及びデータ信号を提供するためのトランス |
CN107111348A (zh) * | 2015-07-03 | 2017-08-29 | 富士电机株式会社 | 电源装置以及具备该电源装置的服务器系统 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0576184A (ja) * | 1991-09-12 | 1993-03-26 | Nec Corp | スイツチング電源制御回路 |
JP2003102173A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-04 | Yokogawa Electric Corp | 絶縁電源装置 |
JP2003102175A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-04 | Kimigafuchi Gakuen | 低リプルdc−dcコンバータ装置 |
-
2010
- 2010-06-16 JP JP2010137146A patent/JP5505117B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0576184A (ja) * | 1991-09-12 | 1993-03-26 | Nec Corp | スイツチング電源制御回路 |
JP2003102173A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-04 | Yokogawa Electric Corp | 絶縁電源装置 |
JP2003102175A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-04 | Kimigafuchi Gakuen | 低リプルdc−dcコンバータ装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103941791A (zh) * | 2013-01-17 | 2014-07-23 | 常州隆辉照明科技有限公司 | 一个参考接地转换的电路 |
JP2017508284A (ja) * | 2014-02-14 | 2017-03-23 | フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ | 給電信号及びデータ信号を提供するためのトランス |
CN107111348A (zh) * | 2015-07-03 | 2017-08-29 | 富士电机株式会社 | 电源装置以及具备该电源装置的服务器系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5505117B2 (ja) | 2014-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4485337B2 (ja) | 電流検出回路、電源制御回路、電源装置、電源システム、および電子装置 | |
US10498255B2 (en) | Multi-level inverter and method for providing multi-level output voltage by utilizing the multi-level inverter | |
JP6541280B2 (ja) | 同期整流器駆動方法、同期整流器回路及びスイッチング電源 | |
US20150155704A1 (en) | Switching converter, control circuit thereof, ac/dc converter, power adapter and electronic device | |
KR20110102143A (ko) | 전력 변환 장치 및 파워 컨디셔너 | |
JP2015100198A (ja) | 電力変換装置及び電力補正方法 | |
JP5505117B2 (ja) | 絶縁電源装置 | |
KR20170046174A (ko) | 전력 변환 장치 | |
JPH01154500A (ja) | X線撮影管用制御回路 | |
JP6427432B2 (ja) | 電源装置及び溶接用電源装置 | |
JP2009033959A (ja) | コイル電圧サンプリングコントロール電源転換器 | |
KR101644455B1 (ko) | 무효전력과 고조파 보상을 위한 다목적 능동필터 및 그의 제어방법 | |
JP2012016232A (ja) | Pwm電力変換装置のデッドタイム補償装置 | |
US20090116264A1 (en) | Power supply circuit with voltage converting circuits and control method therefor | |
US20150117069A1 (en) | Power supply apparatus and method of controlling the same | |
JP5707846B2 (ja) | 電力変換装置 | |
EP2869453A1 (en) | Apparatus for compensating phase error in inverter output voltage | |
US10097175B2 (en) | Semiconductor device and DC-DC converter | |
JP2020014286A (ja) | 電源装置 | |
JP2020010422A (ja) | 信号伝達装置 | |
KR102122106B1 (ko) | 역률 보상회로 및 역률 보상방법, 그의 컨버터 장치 | |
KR20160017720A (ko) | 발진회로 및 그를 이용한 전원장치 | |
JP7193993B2 (ja) | 電源装置の制御回路、電源装置及び電源装置の制御方法 | |
JP2012244772A (ja) | スイッチング電源装置 | |
KR100734530B1 (ko) | 액정표시장치 백라이트 인버터 전류제한회로 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130507 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140131 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140303 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5505117 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |