JP2020014286A - 電源装置 - Google Patents

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和之 指田
Kazuyuki Sashita
和之 指田
岩尾 健一
Kenichi Iwao
健一 岩尾
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Abstract

【課題】整流損失を低減して、出力効率を向上す電源装置を提供する。【解決手段】電源装置1は、一次側コイル21と二次側コイル22−1、22−2とを有するトランス20と、二次側コイル22−1、22−2に接続された同期整流素子31−1、31−2を有する同期整流部30と、二次側コイル22−1、22−2に流れる電流を検出可能なロゴスキーコイル50と、ロゴスキーコイル50の出力を積分するリセット機能付き積分回路60と、リセット機能付き積分回路60の出力に基づいて、同期整流部30が有する同期整流素子31−1、31−2を制御する制御部70と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置に関する。
近年、同期整流を行う同期整流方式の電源装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような同期整流方式の電源装置では、例えば、CT(Current Transformer)により検出された電流や、電源装置のスイッチングに同期させて同期整流を行っていた。
特開2017−46437号公報
しかしながら、上述した従来の電源装置では、例えば、内部配線の寄生インダクタンスによって電流検出に誤りが生じる場合があり、整流用のスイッチを効率良く導通状態にすることが困難であった。すなわち、従来の電源装置では、整流損失を低減して、出力効率を向上させることが困難であった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、整流損失を低減して、出力効率を向上させることができる電源装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、一次側コイルと二次側コイルとを有するトランスと、前記二次側コイルに接続された同期整流素子を有する同期整流部と、前記二次側コイルに流れる電流を検出可能なロゴスキーコイルと、前記ロゴスキーコイルの出力を積分するリセット機能付き積分回路と、前記リセット機能付き積分回路の出力に基づいて、前記同期整流部が有する前記同期整流素子を制御する制御部とを備えることを特徴とする電源装置である。
また、本発明の一態様は、上記の電源装置において、前記同期整流素子は、電界効果トランジスタであり、前記ロゴスキーコイルは、前記二次側コイルと前記電界効果トランジスタのドレイン端子との間の電力供給線に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の電源装置において、前記トランスは、複数の前記二次側コイルを有し、前記同期整流部は、前記複数の二次側コイルに対応した複数の前記同期整流素子を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の電源装置において、前記複数の二次側コイルのそれぞれに対応した前記ロゴスキーコイル及び前記リセット機能付き積分回路を備え、前記制御部は、前記複数の二次側コイルのそれぞれに対応した前記リセット機能付き積分回路の出力に基づいて、前記複数の二次側コイルに対応した前記複数の同期整流素子を制御することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の電源装置において、前記同期整流部は、前記二次側コイルの出力を全波整流する前記同期整流素子を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の電源装置において、前記リセット機能付き積分回路の出力を増幅する増幅部と、前記増幅部の出力を調整する校正部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、トランスの二次側コイルに接続された同期整流素子を有する同期整流部と、二次側コイルに流れる電流を検出可能なロゴスキーコイルと、ロゴスキーコイルの出力を積分するリセット機能付き積分回路と、を備え、制御部が、リセット機能付き積分回路の出力に基づいて、同期整流素子を制御する。これにより、電源装置は、ロゴスキーコイル及びリセット機能付き積分回路によって検出された二次側コイルに流れる電流に基づいて、同期整流素子を制御するため、整流損失を低減して、出力効率を向上させることができる。
第1の実施形態による電源装置の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態による電源装置の同期整流の動作の一例を示す図である。 第1の実施形態における校正部の校正モードの動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における校正部の通常動作モードの動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による電源装置の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態による電源装置の同期整流の動作の一例を示す図である。 第3の実施形態による電源装置の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態による電源装置について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による電源装置1の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、電源装置1は、一次側駆動部10と、トランス20と、同期整流部30と、平滑コンデンサ40と、ロゴスキーコイル50と、リセット機能付き積分回路60と、増幅回路65と、校正部66と、制御部70とを備えている。電源装置1は、例えば、DC−DCコンバータである。
一次側駆動部10は、トランス20の一次側コイル21を駆動する駆動回路である。一次側駆動部10は、直流電力(電圧Vin)をスイッチング素子(12、13)により交流電力に変換し、変換した交流電力をトランス20の一次側コイル21に供給する。一次側駆動部10は、平滑コンデンサ11と、スイッチング素子(12、13)と、インダクタ14と、コンデンサ15とを備えている。
平滑コンデンサ11は、直流電圧Vinを供給する電力供給線L1(第1電源供給線)と一次側GND線L2(第2電源供給線)との間に配置され、直流電圧Vinを平滑化する。
スイッチング素子12及びスイッチング素子13は、例えば、nMOSFET(n型MOS電界効果トランジスタ)であり、電力供給線L1と一次側GND線L2との間に、直列に接続されている。
スイッチング素子12は、ソース端子がノードN1に、ドレイン端子が電力供給線L1に、ゲート端子が制御部70から出力される制御信号の信号線に、それぞれ接続されている。ここで、制御信号は、スイッチング素子12を制御するパルス信号である。
また、スイッチング素子13は、ソース端子が一次側GND線L2に、ドレイン端子がノードN1に、ゲート端子が制御部70から出力される制御信号の信号線に、それぞれ接続されている。ここで、制御信号は、スイッチング素子13を制御するパルス信号である。
インダクタ14は、ノードN1とコンデンサ15との間に、コンデンサ15と直列の接続されている。
コンデンサ15は、インダクタ14と一次側コイル21の第1端との間に接続され、スイッチング素子12及びスイッチング素子13によって生成された交流電力を一次側コイル21に供給する。
トランス20は、一次側コイル21と、二次側コイル(22−1、22−2)とを備える。トランス20は、一次側コイル21に一次側駆動部10によって供給される交流電力を、一次側コイル21と二次側コイル(22−1、22−2)との巻き数比に応じて、変換した交流電力を二次側コイル(22−1、22−2)に出力する。
なお、本実施形態において、二次側コイル22−1と、二次側コイル22−2とは、同一の構成であり、トランス20が備える任意の二次側コイルを示す場合、又は特に区別しない場合には、二次側コイル22として説明する。
一次側コイル21は、第1端がインダクタ14及びコンデンサ15を介して、ノードN1に接続され、第2端が、一次側GND線L2に接続されている。
二次側コイル22−1は、第1端が後述する同期整流素子31−1を介して二次側GND線L4(第4電源供給線)に接続され、第2端が電力供給線L3(第3電源供給線)に接続されている。また、二次側コイル22−2は、第1端が後述する同期整流素子31−2を介して二次側GND線L4に接続され、第2端が電力供給線L3に接続されている。
同期整流部30は、二次側コイル22に接続された同期整流素子(31−1、31−2)を有し、後述する制御部70による制御により、二次側コイル22が出力する電力を同期整流する。すなわち、同期整流部30は、二次側コイル22が出力する交流電力を半波整流により同期整流して、電力供給線L3と二次側GND線L4との間に直流電力である出力電圧Voutを出力する。同期整流部30は、同期整流素子31−1と、同期整流素子31−2とを備えている。
なお、本実施形態において、同期整流素子31−1と、同期整流素子31−2とは、同一の構成であり、同期整流部30が備える任意の同期整流素子を示す場合、又は特に区別しない場合には、同期整流素子31として説明する。
同期整流素子31−1は、例えば、nMOSFETなどの電界効果トランジスタであり、ドレイン端子が、二次側コイル22−1の第1端に接続され、ソース端子が、二次側GND線L4に接続されている。すなわち、同期整流素子31−1は、電界効果トランジスタのボディダイオードが、整流する直流電力の流れる向きになるように配置されている。また、同期整流素子31−1のゲート端子(制御端子)は、制御部70の同期整流を制御する同期制御信号D1の信号線に接続されている。
また、同期整流素子31−2は、例えば、nMOSFETなどの電界効果トランジスタであり、ドレイン端子が、二次側コイル22−2の第1端に接続され、ソース端子が、二次側GND線L4に接続されている。すなわち、同期整流素子31−2は、電界効果トランジスタのボディダイオードが、整流する直流電力の流れる向きになるように配置されている。また、同期整流素子31−2のゲート端子(制御端子)は、同期制御信号D1の信号線に接続されている。
平滑コンデンサ40は、電力供給線L3と二次側GND線L2との間に配置され、出力電圧Voutを平滑化する。
ロゴスキーコイル50は、例えば、二次側コイル22−1と同期整流素子31−1との間の電力供給線に配置され、二次側コイル22−1(又は同期整流素子31−1)に流れる電流を検出可能である。
リセット機能付き積分回路60は、リセット機能を有し、ロゴスキーコイル50の出力を積分する積分回路である。リセット機能付き積分回路60は、制御部70の同期制御信号D1により、リセット機能が制御される。また、リセット機能付き積分回路60は、ロゴスキーコイル50の出力を積分した出力信号を増幅回路65に出力する。また、リセット機能付き積分回路60は、抵抗61と、オペアンプ62と、リセットスイッチ63と、コンデンサ64とを備えている。
抵抗61は、ロゴスキーコイル50の一端とオペアンプ62の反転入力端子との間に接続されている。また、コンデンサ64は、オペアンプ62の反転入力端子(ノードN2)と、オペアンプ62の出力端子との間に接続されている。
オペアンプ62は、抵抗61及びコンデンサ64が接続されることにより、積分回路として機能する。オペアンプ62は、反転入力端子に抵抗61を介してロゴスキーコイル50の一端が接続され、非反転入力にロゴスキーコイル50の他端が接続されている。オペアンプ62は、ロゴスキーコイル50の出力を入力信号とし、ロゴスキーコイル50の出力を積分した出力信号を出力する。
リセットスイッチ63は、コンデンサ64と並列に、オペアンプ62の反転入力端子(ノードN2)と、オペアンプ62の出力端子との間に接続されている。リセットスイッチ63は、リセット機能付き積分回路60の出力電位をリセットするスイッチであり、制御部70が出力する同期制御信号D1によるパルス信号により導通状態が制御される。なお、リセットスイッチ63は、リセット機能付き積分回路60をリセットする際に、導通状態(オン状態)に制御される。
増幅回路65(増幅部の一例)は、リセット機能付き積分回路60により積分された出力信号を所定のゲイン(所定の増幅率)で増幅する。増幅回路65のゲインは、校正部66により調整される。増幅回路65は、所定のゲインで増幅した出力信号を電流検出信号(電流検出波形)として制御部70に出力する。
校正部66は、増幅回路65から出力される出力信号の電圧値を校正する。リセット機能付き積分回路60及び増幅回路65の入力オフセットやロゴスキーコイル50からの出力信号の電圧値のばらつきにより、増幅回路65の出力信号の電圧値にばらつきが発生し、被測定電流を正確に測定することができないことがある。そこで、校正部66は、制御部70により電流検出信号が検出される通常動作モードの前に、増幅回路65の出力信号の電圧値を校正する。なお、校正部66による増幅回路65の出力信号の電圧値を校正するモードを校正モードと称する。
校正部66は、校正モードにおいて、基準電流値を測定経路に流して得られた電流値が基準電流値と等しくなるように、増幅回路65のゲインを調整する。そして、校正部66は、不図示の不揮発性メモリを有しており、調整したゲインの制御情報を不揮発性メモリに記憶させる。
また、校正部66は、通常モードにおいて、不揮発性メモリが記憶するゲインの制御情報を読み出し、当該制御情報により増幅回路65のゲインを制御する。
制御部70は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含み、電源装置1を統括的に制御する。制御部70は、一次側駆動部10のスイッチング素子(12、13)のスイッチングを制御するとともに、同期整流部30の同期整流素子31の制御を行う。制御部70は、例えば、不図示のADC(Analog to Digital Converter)により、出力電圧Voutを検出し、出力電圧Voutが所定の電圧になるように、スイッチング素子(12、13)のスイッチングを制御する。
また、制御部70は、リセット機能付き積分回路60の出力に基づいて、同期整流部30が有する同期整流素子31を制御する。制御部70は、例えば、不図示のADCにより、ロゴスキーコイル50により検出した電流値に対応する増幅回路65の出力電圧(電流検出信号)の値を取得し、取得した電圧値に対応する電流検出値を検出する。制御部70は、電流検出値が、0A(アンペア)以上になる期間、同期整流素子31(31−1、31−2)がオン状態になるように、同期制御信号D1を生成し、当該同期制御信号D1を同期整流素子31(31−1、31−2)に出力する。
次に、図面を参照して、本実施形態による電源装置1の動作について説明する。
図2は、本実施形態による電源装置1の同期整流の動作の一例を示す図である。
図2において、波形W1〜波形W3は、上から順に、電流Id、電流検出波形、及び同期制御信号(D1)の波形を示している。ここで、電流Idは、二次側コイル22−1(又は同期整流素子31−1)を流れる電流であり、電流検出波形は、ロゴスキーコイル50、リセット機能付き積分回路60、及び増幅回路65により検出された電流波形を示している。また、同期制御信号(D1)は、制御部70が出力する同期制御信号を示している。また、各グラフの横軸は、時間を示している。
本実施形態による電源装置1では、波形W2に示すように、ロゴスキーコイル50に出力に基づく増幅回路65の出力信号(電流検出波形)は、波形W1の電流Idと同様の波形となる。制御部70は、このような出力信号(電流検出波形)を検出し、当該電流検出波形に基づいて、波形W3に示すような同期制御信号(D1)を同期整流素子31−1及び同期整流素子31−2の制御端子に出力する。すなわち、制御部70は、電流検出波形が流れる期間Ton(0A以上の期間)に、同期整流素子31−1及び同期整流素子31−2がオン状態になるように、同期制御信号(D1)にハイ(High)レベルを出力する。
なお、図2において、波形W4は、本実施形態のようにロゴスキーコイル50を用いずに、従来技術のようにCTを用いて電流Idを検出した場合の電流検出波形を示している。例えば、従来技術(CT)を用いた波形W4は、直流成分が伝達されないため、電流値のゼロ点が平均値分シフトする。そのため、従来技術(CT)を用いた波形W4に基づいて、同期整流素子31−1及び同期整流素子31−2を導通させる同期制御信号を生成した場合には、期間Tctの間、オン状態になるような同期制御信号となる。
これに対して、本実施形態による同期制御信号(D1)では、期間Tctよりも広く、電流Idと同様の期間Tonの間、同期整流素子31−1及び同期整流素子31−2を導通させることができるため、整流損失を低減して、出力効率を向上させることができる。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態による電源装置1の校正部66の動作について説明する。
図3は、本実施形態における校正部66の校正モードの動作の一例を示すフローチャートである。
図3において、まず、電源装置1は、校正部66を校正モードにして、基準電流値を流す(ステップS101)。例えば、電源装置1の制御部70は、校正部66を校正モードにするとともに、ロゴスキーコイル50による電流測定経路に、例えば、不図示の定電流回路などを用いて、校正用の基準電流値を流させる。
次に、校正部66は、増幅回路65の出力信号をAD変換する(ステップS102)。校正部66は、例えば、不図示のADCなどを利用して、増幅回路65の出力信号の電圧値を検出し、当該電圧値をデジタル値であるAD変換値に変換する。
次に、校正部66は、予めレジスタ(不図示)などに格納された基準値とAD変換値とに基づいて、ゲインの制御情報Kを算出する(ステップS103)。校正部66は、下記の式(1)により、ゲインの補正情報である制御情報Kを算出する。
K = AD変換値/基準値 ・・・ (1)
次に、校正部66は、ゲインの制御情報Kを不揮発性メモリ(不図示)に格納する(ステップS104)。ステップS104の処理後に、校正部66は、校正モードの処理を終了する。
また、図4は、本実施形態における校正部66の通常動作モードの動作の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、通常動作モードにおいて、校正部66は、まず、不揮発性メモリからゲインの制御情報Kを読み出す(ステップS201)。
次に、校正部66は、制御情報Kに基づいてゲインを制御する(ステップS202)。これにより、増幅回路65のオフセットが、上述した図3に示す処理の補正結果によって調整された状態となる。
次に、ロゴスキーコイル50は、当該被測定電流を検出し、検出した被測定電流を微分した波形の電圧信号である出力信号をリセット機能付き積分回路60に出力する。ロゴスキーコイル50から出力された出力信号は、リセット機能付き積分回路60で積分され、積分された出力信号は、増幅回路65において、校正モードで調整されたゲインで増幅され、電流検出信号として制御部70に出力される。
制御部70は、増幅回路65から得られる電流検出信号の電圧値を読み取り、読み取った電圧値を所定の演算処理を行うことにより電流値に変換することで被測定電流値を検出する(ステップS203)。
以上説明したように、本実施形態による電源装置1は、トランス20と、同期整流部30と、ロゴスキーコイル50と、リセット機能付き積分回路60と、制御部70とを備える。トランス20は、一次側コイル21と二次側コイル22とを有する。同期整流部30は、二次側コイル22に接続された同期整流素子31を有する。ロゴスキーコイル50は、二次側コイル22に流れる電流を検出可能である。リセット機能付き積分回路60は、リセット機能を有し、ロゴスキーコイル50の出力を積分する。制御部70は、リセット機能付き積分回路60の出力に基づいて、同期整流部30が有する同期整流素子31を制御する。
これにより、本実施形態による電源装置1は、ロゴスキーコイル50及びリセット機能付き積分回路60によって検出された二次側コイル22に流れる電流に基づいて、同期整流素子31を制御するため、整流損失を低減して、出力効率を向上させることができる。
例えば、図2に示すように、本実施形態による同期整流期間(同期整流素子31をオン状態にする期間Ton)は、従来技術のCTによる検出電流波形に基づく同期整流期間(オン状態の期間Tct)よりも広く、整流損失を低減して、出力効率を向上させることができる。
また、図示を省略するが、従来技術のCTを用いた場合には、磁気リセット動作により、検出電流波形が振動して電流値のゼロ点が誤検出される場合がある。これに対して、本実施形態による電源装置1は、ロゴスキーコイル50及びリセット機能付き積分回路60によって電流値を検出しているため、磁気リセット動作に伴う振動により電流値が誤検出されることがない。
また、本実施形態では、同期整流素子31は、電界効果トランジスタであり、ロゴスキーコイル50は、二次側コイル22と電界効果トランジスタのドレイン端子との間の電力供給線に配置されている。
これにより、本実施形態による電源装置1は、簡易な構成により、出力効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、同期整流素子31は、電界効果トランジスタのボディダイオードが、整流する電力の流れる向きになるように配置されている。
これにより、本実施形態による電源装置1は、制御部70に同期整流素子31がオフ状態(非導通状態)であっても、ボディダイオードにより整流することができる。
また、本実施形態では、トランス20は、複数の二次側コイル22を有し、同期整流部30は、複数の二次側コイル22(22−1、22−2)に対応した複数の同期整流素子31(31−1、31−2)を有する。
これにより、本実施形態による電源装置1は、複数の二次側コイル22及び複数の同期整流素子31(31−1、31−2)を有することにより、複数の二次側コイル22により効率良く電力を変換することができる。
また、本実施形態による電源装置1は、リセット機能付き積分回路60の出力を増幅する増幅回路65(増幅部)と、増幅回路65の出力を調整する校正部66とを備える。
これにより、本実施形態による電源装置1は、さらに正確に電流値を測定できるため、さらに正確に同期整流の制御を行うことができる。よって、本実施形態による電源装置1は、出力効率をさらに向上させることができる。
なお、上述した本実施形態では、二次側GND線L4の側に、同期整流素子31を配置する例を説明したが、電力供給線L3の側に、同期整流素子31を配置するようにしてもよい。また、上述した本実施形態では、同期整流素子31(電界効果トランジスタ)のドレイン端子側に、ロゴスキーコイル50を配置する例を説明したが、ソース端子側にロゴスキーコイル50を配置するようにしてもよい。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、第2の実施形態による電源装置1aについて説明する。
本実施形態では、複数のロゴスキーコイル50を備える場合の変形例について説明する。
図5は、本実施形態による電源装置1aの一例を示すブロック図である。
図5に示すように、電源装置1aは、一次側駆動部10と、トランス20と、同期整流部30と、平滑コンデンサ40と、ロゴスキーコイル(51、52)と、リセット機能付き積分回路(60−1、60−2)と、増幅回路(65−1、65−2)と、校正部(66−1、66−2)と、制御部70aとを備えている。
なお、図5において、図1に示す第1の実施形態の電源装置1と同一の構成には、同一の符号を付与し、その説明を省略する。
また、本実施形態において、ロゴスキーコイル51と、ロゴスキーコイル52とは、同一の構成であり、電源装置1aが備える任意のロゴスキーコイルを示す場合、又は特に区別しない場合には、ロゴスキーコイル50として説明する。
また、リセット機能付き積分回路60−1と、リセット機能付き積分回路60−2とは、同一の構成であり、電源装置1aが備える任意のリセット機能付き積分回路を示す場合、又は特に区別しない場合には、リセット機能付き積分回路60として説明する。
また、増幅回路65−1と、増幅回路65−2とは、同一の構成であり、電源装置1aが備える増幅回路を示す場合、又は特に区別しない場合には、増幅回路65として説明する。
また、校正部66−1と、校正部66−2とは、同一の構成であり、電源装置1aが備える校正部を示す場合、又は特に区別しない場合には、校正部66として説明する。
このように、本実施形態では、電源装置1aは、複数の二次側コイル22のそれぞれに対応したロゴスキーコイル50、リセット機能付き積分回路60、増幅回路65、及び校正部66を備えている。
また、本実施形態において、トランス20が備える二次側コイル21−1と、二次側コイル21−2とは、互いに逆向きに配置されており、互いに反転した交流電力(180度位相のずれた交流電力)を出力する。
ロゴスキーコイル51は、二次側コイル22−1と同期整流素子31−1との間の電力供給線に配置され、二次側コイル22−1(又は同期整流素子31−1)に流れる電流を検出可能である。すなわち、ロゴスキーコイル51は、二次側コイル22−1と、同期整流素子31−1のドレイン端子との間に配置されている。
リセット機能付き積分回路60−1は、ロゴスキーコイル51の出力を積分し、積分した出力信号を増幅回路65−1に出力する。
増幅回路65−1は、リセット機能付き積分回路60−1により積分された出力信号を所定のゲイン(所定の増幅率)で増幅し、増幅した出力信号を電流検出信号S1として制御部70aに出力する。
なお、校正部66−1は、増幅回路65−1の出力を調整する。
また、ロゴスキーコイル52は、二次側コイル22−2と同期整流素子31−2との間の電力供給線に配置され、二次側コイル22−2(又は同期整流素子31−2)に流れる電流を検出可能である。すなわち、ロゴスキーコイル52は、二次側コイル22−2と、同期整流素子31−2のドレイン端子との間に配置されている。
リセット機能付き積分回路60−2は、ロゴスキーコイル52の出力を積分し、積分した出力信号を増幅回路65−2に出力する。
増幅回路65−2は、リセット機能付き積分回路60−2により積分された出力信号を所定のゲイン(所定の増幅率)で増幅し、増幅した出力信号を電流検出信号S2として制御部70aに出力する。ここで、電流検出信号S1と、電流検出信号S2とは、互いに反転した交流信号(180度位相のずれた交流信号)である。
なお、校正部66−2は、増幅回路65−2の出力を調整する。
制御部70aは、例えば、CPUなどを含み、電源装置1aを統括的に制御する。制御部70aの基本的な機能は、第1の実施形態の制御部70と同様である。制御部70aは、2つのロゴスキーコイル50(51、52)の出力に対応した、2種類の同期制御信号(D1、D2)を出力する点が第1の実施形態と異なる。
制御部70aは、例えば、不図示のADCにより、ロゴスキーコイル51により検出した電流値に対応する増幅回路65−1の出力電圧(電流検出信号S1)の値を取得し、取得した電圧値に対応する電流検出値を検出する。制御部70aは、電流検出値が、0A(アンペア)以上になる期間、同期整流素子31−1がオン状態になるように、同期制御信号D1を生成し、当該同期制御信号D1を同期整流素子31−1に出力する。
また、制御部70aは、例えば、不図示のADCにより、ロゴスキーコイル52により検出した電流値に対応する増幅回路65−2の出力電圧(電流検出信号S2)の値を取得し、取得した電圧値に対応する電流検出値を検出する。制御部70aは、電流検出値が、0A(アンペア)以上になる期間、同期整流素子31−2がオン状態になるように、同期制御信号D2を生成し、当該同期制御信号D2を同期整流素子31−2に出力する。
このように、制御部70aは、複数の二次側コイル22(22−1、22−2)のそれぞれに対応したリセット機能付き積分回路60(60−1、60−2)の出力に基づいて、複数の二次側コイル22(22−1、22−2)に対応した複数の同期整流素子31(31−1、31−2)を制御する。
次に、図面を参照して、本実施形態による電源装置1aの動作について説明する。
図6は、本実施形態による電源装置1aの同期整流の動作の一例を示す図である。
図6において、波形W5〜波形W8は、上から順に、電流検出波形(S1)、電流検出波形(S2)、同期制御信号D1、及び同期制御信号D2の波形を示している。
ここで、電流検出波形(S1)は、ロゴスキーコイル51、リセット機能付き積分回路60−1、及び増幅回路65−1により検出された電流波形を示し、電流検出波形(S2)は、ロゴスキーコイル52、リセット機能付き積分回路60−2、及び増幅回路65−2により検出された電流波形を示している。また、同期制御信号D1は、制御部70aが出力する同期整流素子31−1用の同期制御信号を示し、同期制御信号(D2)は、制御部70aが出力する同期整流素子31−2用の同期制御信号を示している。また、各グラフの横軸は、時間を示している。
図6に示すように、制御部70aは、電流検出波形(S1)を検出し(波形W5参照)、当該電流検出波形(S1)に基づいて、波形W7に示すような同期制御信号D1を生成し、当該同期制御信号D1を同期整流素子31−1の制御端子に出力する。
また、制御部70aは、電流検出波形(S2)を検出し(波形W6参照)、当該電流検出波形(S2)に基づいて、波形W8に示すような同期制御信号(D2)を生成し、当該同期制御信号(D2)を同期整流素子31−2の制御端子に出力する。
また、上述した同期整流の動作以外の電源装置1aの動作は、第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による電源装置1aは、複数の二次側コイル22(22−1、22−2)のそれぞれに対応したロゴスキーコイル50(51、52)及びリセット機能付き積分回路60(60−1、60−2)と、制御部70aとを備える。制御部70aは、複数の二次側コイル22(22−1、22−2)のそれぞれに対応したリセット機能付き積分回路60(60−1、60−2)の出力に基づいて、複数の二次側コイル22に対応した複数の同期整流素子31(31−1、31−2)を制御する。
これにより、本実施形態による電源装置1aは、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏し、整流損失を低減して、出力効率を向上させることができる。
なお、上述した本実施形態では、制御部70aは、複数のロゴスキーコイル50の出力に基づいて、異なる同期制御信号(D1、D2)を生成する例を説明したが、1つのロゴスキーコイル50の出力に基づいて、異なる同期制御信号(D1、D2)を生成するようにしてもよい。この場合、制御部70aは、例えば、ロゴスキーコイル51、リセット機能付き積分回路60−1、及び増幅回路65−1による電流検出波形(S1)に基づいて、同期整流素子31−1用の同期制御信号D1を生成する。そして、制御部70aは、当該電流検出波形(S1)を、一次側駆動部10のスイッチング制御の周期により180度位相をずらすことで、同期整流素子31−2用の同期制御信号D2を生成する。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照して、第3の実施形態による電源装置1bについて説明する。
本実施形態では、トランス20の二次側コイル22が1つであり、全波整流により同期整流を行う場合の変形例について説明する。
図7は、本実施形態による電源装置1bの一例を示すブロック図である。
図7に示すように、電源装置1bは、一次側駆動部10と、トランス20aと、同期整流部30aと、平滑コンデンサ40と、2つのロゴスキーコイル50(51、52)と、2つのリセット機能付き積分回路60(60−1、60−2)と、2つの増幅回路65(65−1、65−2)と、2つの校正部66(66−1、66−2)と、制御部70bとを備えている。
なお、図7において、図5に示す第2の実施形態の電源装置1bと同一の構成には、同一の符号を付与し、その説明を省略する。
トランス20aは、一次側コイル21と、二次側コイル22とを備え、一次側コイル21に一次側駆動部10によって供給される交流電力を、一次側コイル21と二次側コイル22との巻き数比に応じて、変換した交流電力を二次側コイル22に出力する。
同期整流部30aは、二次側コイル22に接続された同期整流素子(31−1、31−2、32−1、32−2)を有し、制御部70bによる制御により、二次側コイル22が出力する交流電力を同期整流する。すなわち、同期整流部30aは、二次側コイル22が出力する交流電力を全波整流により同期整流して、電力供給線L3と二次側GND線L4との間に直流電力である出力電圧Voutを出力する。同期整流部30aは、同期整流素子31−1と、同期整流素子31−2と、同期整流素子32−1と、同期整流素子32−2とを備えている。
なお、本実施形態において、同期整流素子32−1と、同期整流素子32−2とは、同一の構成であり、同期整流部30aが備える任意の同期整流素子を示す場合、又は特に区別しない場合には、同期整流素子32として説明する。
同期整流素子31−1は、例えば、nMOSFETなどの電界効果トランジスタであり、ドレイン端子が、二次側コイル22の第1端に接続され、ソース端子が、二次側GND線L4に接続されている。また、同期整流素子32−1は、例えば、nMOSFETなどの電界効果トランジスタであり、ソース端子が、二次側コイル22の第2端に接続され、ドレイン端子が、電力供給線L3に接続されている。また、同期整流素子31−1及び同期整流素子32−1のゲート端子(制御端子)は、制御部70bの同期整流を制御する同期制御信号D1の信号線に接続されている。
また、同期整流素子31−2は、例えば、nMOSFETなどの電界効果トランジスタであり、ドレイン端子が、二次側コイル22の第2端に接続され、ソース端子が、二次側GND線L4に接続されている。また、同期整流素子32−2は、例えば、nMOSFETなどの電界効果トランジスタであり、ソース端子が、二次側コイル22の第1端に接続され、ドレイン端子が、電力供給線L3に接続されている。また、同期整流素子31−2及び同期整流素子32−2のゲート端子(制御端子)は、制御部70bの同期整流を制御する同期制御信号D2の信号線に接続されている。
ロゴスキーコイル51は、二次側コイル22の第1端と同期整流素子31−1との間の電力供給線に配置され、二次側コイル22(又は同期整流素子31−1)に流れる電流を検出可能である。ロゴスキーコイル51は、二次側コイル22の第1端と、同期整流素子31−1のドレイン端子との間に配置されている。なお、ロゴスキーコイル51は、二次側コイル22の第1端と、同期整流素子31−1のドレイン端子と、同期整流素子32−2のドレイン端子との交点であるノードN3と、同期整流素子31−1のドレイン端子との間に配置されてもよい。
ロゴスキーコイル52は、二次側コイル22の第2端と同期整流素子31−2との間の電力供給線に配置され、二次側コイル22(又は同期整流素子31−2)に流れる電流を検出可能である。ロゴスキーコイル52は、二次側コイル22の第2端と、同期整流素子31−2のドレイン端子との間に配置されている。なお、ロゴスキーコイル52は、二次側コイル22の第2端と、同期整流素子31−2のドレイン端子と、同期整流素子32−1のドレイン端子との交点であるノードN4と、同期整流素子31−2のドレイン端子との間に配置されてもよい。
制御部70bは、例えば、CPUなどを含み、電源装置1bを統括的に制御する。制御部70bの基本的な機能は、第2の実施形態の制御部70aと同様である。制御部70bは、2つのロゴスキーコイル50(51、52)の出力に対応した、2種類の同期制御信号(D1、D2)を出力する。
制御部70bは、例えば、不図示のADCにより、ロゴスキーコイル51により検出した電流値に対応する増幅回路65−1の出力電圧(電流検出信号S1)の値を取得し、取得した電圧値に対応する電流検出値を検出する。制御部70bは、電流検出値が、0A(アンペア)以上になる期間、同期整流素子31−1及び同期整流素子32−1がオン状態になるように、同期制御信号D1を生成し、当該同期制御信号D1を同期整流素子31−1及び同期整流素子32−1に出力する。
また、制御部70bは、例えば、不図示のADCにより、ロゴスキーコイル52により検出した電流値に対応する増幅回路65−2の出力電圧(電流検出信号S2)の値を取得し、取得した電圧値に対応する電流検出値を検出する。制御部70bは、電流検出値が、0A(アンペア)以上になる期間、同期整流素子31−2及び同期整流素子32−2がオン状態になるように、同期制御信号D2を生成し、当該同期制御信号D2を同期整流素子31−2に出力する。
以上説明したように、本実施形態による電源装置1bは、トランス20aと、同期整流部30aと、複数のロゴスキーコイル50(51、52)と、複数のリセット機能付き積分回路60(60−1、60−2)と、制御部70bとを備える。トランス20aは、一次側コイル21と二次側コイル22とを有し、同期整流部30aは、二次側コイル22の出力を全波整流する同期整流素子(31−1、32−2、32−1、32−2)を有する。
これにより、本実施形態による電源装置1bは、上述した第1及び第2の実施形態と同様の効果を奏するとともに、全波整流において、整流損失を低減して、出力効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、制御部70bは、ロゴスキーコイル51の出力に基づいて、同期整流部30aが有する同期整流素子31−1及び同期整流素子32−1を制御し、ロゴスキーコイル52の出力に基づいて、同期整流部30aが有する同期整流素子31−2及び同期整流素子32−2を制御する。
これにより、本実施形態による電源装置1bは、全波整流による同期整流を適切に行うことができる。
なお、上述した本実施形態において、制御部70bは、複数のロゴスキーコイル50(51、52)の出力に基づいて、異なる同期制御信号(D1、D2)を生成する例を説明したが、1つのロゴスキーコイル50の出力に基づいて、異なる同期制御信号(D1、D2)を生成するようにしてもよい。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態は、単独で実施する例を説明したが、各実施形態の一部又は全部を組み合せて実施してもよい。例えば、上述した第3の実施形態において、複数の二次側コイル22を備えて、全波整流により同期整流するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、同期整流素子31(32)は、nMOSFETである例を説明したが、これに限定されるものではない。同期整流素子31(32)は、例えば、pMOSFET(p型MOS電界効果トランジスタ)やIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などの他のスイッチ素子であってもよいし、ダイオード素子とスイッチ素子を並列に接続したものであってもよい。
また、上記の各実施形態において、制御部70(70a、70b)は、一次側駆動部10のスイッチング素子(12、13)の制御と、同期整流部30(30a)の制御との両方を制御する例を説明したが、それぞれの制御を制御する2つの制御部に分割して構成してもよい。また、制御部70(70a、70b)は、同期制御信号(D1、D2)を生成する処理を、ADC及びCPUによる処理として実現する例を説明したが、これに限定されるものではなく、コンパレータなどのアナログ回路によって実現するようにしてもよい。
また、上記の第2及び第3の実施形態において、増幅回路65のそれぞれに校正部66を備える例を説明したが、複数の増幅回路65を1つの校正部66により校正するようにしてもよい。
また、上述の制御部70(70a、70b)及び校正部66は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した制御部70(70a、70b)及び校正部66の処理過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
1、1a、1b 電源装置
10 一次側駆動部
11、40 平滑コンデンサ
12、13 スイッチング素子
14 インダクタ
15、64 コンデンサ
20、20a トランス
21 一次側コイル
22、22−1、22−2 二次側コイル
30、30a 同期整流部
31、31−1、31−2、32、32−1、32−2 同期整流素子
50、51、52 ロゴスキーコイル
60、60−1、60−2 リセット機能付き積分回路
61 抵抗
62 オペアンプ
63 リセットスイッチ
65、65−1、65−2 増幅回路
66、66−1、66−2 校正部
70、70a、70b 制御部

Claims (6)

  1. 一次側コイルと二次側コイルとを有するトランスと、
    前記二次側コイルに接続された同期整流素子を有する同期整流部と、
    前記二次側コイルに流れる電流を検出可能なロゴスキーコイルと、
    前記ロゴスキーコイルの出力を積分するリセット機能付き積分回路と、
    前記リセット機能付き積分回路の出力に基づいて、前記同期整流部が有する前記同期整流素子を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 前記同期整流素子は、電界効果トランジスタであり、
    前記ロゴスキーコイルは、前記二次側コイルと前記電界効果トランジスタのドレイン端子との間の電力供給線に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記トランスは、複数の前記二次側コイルを有し、
    前記同期整流部は、前記複数の二次側コイルに対応した複数の前記同期整流素子を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記複数の二次側コイルのそれぞれに対応した前記ロゴスキーコイル及び前記リセット機能付き積分回路を備え、
    前記制御部は、前記複数の二次側コイルのそれぞれに対応した前記リセット機能付き積分回路の出力に基づいて、前記複数の二次側コイルに対応した前記複数の同期整流素子を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記同期整流部は、前記二次側コイルの出力を全波整流する前記同期整流素子を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電源装置。
  6. 前記リセット機能付き積分回路の出力を増幅する増幅部と、
    前記増幅部の出力を調整する校正部と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電源装置。
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