JP2006204036A - 車両用電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 絶縁性能および出力性能を保持し、軽量化および小型化を実現した車両用電力変換装置を提供する。
【解決手段】 架線1から受電した直流電力がそれぞれ入力されると共に、交互にオンオフ動作される第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bを備えたスイッチング回路3と、第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bの出力を一次巻線4aの両端からそれぞれ入力すると共に、一次巻線4aの両端の間に帰線6を接続し、この帰線6の接続位置から、一次巻線4aの一端側および他端側に延びる一次巻線4aの一部または全部を、それぞれ第1の分路巻線4dと第2の分路巻線4eとして共用する単巻変圧器4と、第1の分路巻線4dと第2の分路巻線4eの出力を、それぞれ電流の逆流を防止する第1の整流ダイオード7aと第2の整流ダイオード7bを介して合成する合成回路7を備えたものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電気車などの車両に搭載される車両用電力変換装置に関し、例えば、架線から受電した直流電力を所定の直流電力に変換して、蓄電池の充電用や電動機の駆動用として供給する車両用電力変換装置に関するものである。
架線より直流電力を受電して線路上を走行する電気車などの車両においては、架線より受電した直流電力を、車両に搭載した、例えば蓄電池や電動機などの負荷に所定の直流電力を供給するように変換するための車両用電力変換装置が備えられている。
従来から用いられている車両用電力変換装置としては、架線から集電器を介して受電した直流電力を、フルブリッジ構成の電圧形インバータにより交流電力に変換したのち、二巻線変圧器を用いて所定の電圧を有する交流電力に変換し、その後ブリッジ型の整流器を介して所定の電圧を有する直流電力に変換し、リアクトルおよびコンデンサーを用いて平滑化したのち、例えば蓄電池の充電回路などの負荷に入力している。(たとえば特許文献1参照)
特許第2680385号公報(第2頁、第1図)
しかしながら、電気車などの車両においては、高速化および高効率化から、車両への搭載機器の軽量化が要求され、また高機能化による車両への搭載機器の増加から、車両への搭載機器の小型化が要求されており、このことは車両に搭載されている車両用電力変換装置においても例外ではない。
これに対し、従来から用いられている車両用電力変換装置は、上記のように構成されており、その中で、特に大きさおよび重さで大きな割合を占めている変圧器においては、非接地のために全体が均等に絶縁保護される二巻線変圧器が用いられており、そのため変圧器が大きくかつ重くなり、結果、車両用電力変換装置が大きくかつ重くなるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、従来と同等の絶縁性能および出力性能を保持した上で、大きさおよび重さが低減可能な変圧器を用いた構成とし、加えて簡易な回路構成により動作可能としたことにより、従来に比して、同等の絶縁性能および出力性能を保持し、軽量化および小型化を実現した車両用電力変換装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る車両用電力変換装置は、架線などから集電器を介して受電した直流電力がそれぞれ入力されるともに、交互にオンオフ動作される第1および第2のスイッチング素子を有したスイッチング回路と、第1のスイッチング素子の出力が一次巻線の一端から入力され、また第2のスイッチング素子の出力が一次巻線の他端から入力されるとともに、一次巻線の両端の間に帰線が接続され、この帰線の接続位置から、一次巻線の一端側に延びる一次巻線の一部または全部および一次巻線の他端側に延びる一次巻線の一部または全部が、それぞれ第1および第2の分路巻線として共用される単巻変圧器と、第1および第2の分路巻線の出力が、それぞれ電流の逆流を防止する第1および第2の逆流防止素子を介して合成される合成回路を備えたものである。
この発明によれば、一次巻線と分路巻線が共用される単巻変圧器を利用可能としたことにより、巻線の線材や絶縁材料が低減されるため、大きさおよび重さが低減可能となり、また単巻変圧器の一次巻線の間に帰線を接続したことにより、負荷に対して従来と同等の出力性能を有し、加えて従来に比して簡易な回路構成で動作可能にしたことにより、従来と同等の絶縁性能および出力性能を保持し、軽量化および小型化を実現した車両用電力変換装置を得ることができる。
実施の形態1
図1は、この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置の要部を示す回路構成図であり、受電した直流電力を直流負荷が動作可能な所定の直流電力に変換するものである。図1において、架線1から集電器2を介して受電した直流電力は、二つに分岐され、一方は、一点鎖線で示したスイッチング回路3が有する、例えばバイポーラ型のトランジスタからなる第1のスイッチング素子3aに入力され、他方は、スイッチング回路3が有する、例えばバイポーラ型のトランジスタからなる第2のスイッチング素子3bに入力されている。この第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bは、制御信号発信器3cからオンオフ動作される。
第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bの出力は、一点鎖線で示した単巻変圧器4の一次巻線4aの両端からそれぞれ入力されている。また一次巻線4aの両端の間には、グランドとして作用する線路5に電気的に導通している帰線6が接続されており、そのため一次巻線4aは、第1の一次巻線4bおよび第2の一次巻線4cに分割されている。また、帰線6と一次巻線4aとの接続位置からの第1の一次巻線4bおよび第2の一次巻線4cのそれぞれ一部または全部が、第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eとして共用されている。なお、ここでは、単巻変圧器4から最適な出力を得るために、帰線6を一次巻線4aの両端の間の略中央に接続して、第1の一次巻線4bおよび第2の一次巻線4cの巻数を略同じとし、また第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eに巻数も略同じとしてある。
第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eの出力は、一点鎖線で示した合成回路7が有する電流の逆流を防止する第1の逆流防止素子である第1の整流ダイオード7aおよび第2の逆流防止素子である第2の整流ダイオード7bにそれぞれ入力され、その出力は
一つに合成されている。
合成回路7において、合成された第1の整流ダイオード7aおよび第2の整流ダイオード7bからの出力は、一点鎖線で示した平滑回路8に入力され、平滑回路8が有するフィルタリアクトル8aおよびフィルタコンデンサ8bを介して、例えば、直流電源、直流電動機あるいは蓄電池の充電器などの直流負荷9に出力されている。
図2は、この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置の動作を、方形波出力を例として示した動作説明図である。図2において、(a1)および(a2)は、それぞれ第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bのオンオフ動作を示し、(b1)および(b2)は、それぞれ第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bの出力を示し、(c1)および(c2)は、それぞれ第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eの出力を示し、(d)は合成回路7の出力を示し、(e)は平滑回路8から直流負荷9への出力を示している。
次に実施の形態1の動作について、図1および図2を用いて説明する。
架線1から集電器2を介して受電した直流電力は、2つに分岐され、一方は、スイッチング回路3が有する第1のスイッチング素子3aに入力され、他方はスイッチング回路3が有する第2のスイッチング素子3bに入力されている。
直流電力が入力されている第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bは、制御信号発信器3cにより、図2(a1)の第1のスイッチング素子3aの動作および(a2)の第2のスイッチング素子3bの動作に示すように交互にオンオフ動作される。そのため、第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bからは、図2(b1)の第1のスイッチング素子3aの出力および(b2)の第2のスイッチング素子3bの出力に示すように、電圧E1を有する半波方形波直流が交互に出力される。ここで電圧E1は、通常、架線の定格電圧を示している。
第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bから交互に出力された電圧E1の半波方形波直流は、単巻変圧器4の一次巻線4aの両端からそれぞれ入力される。一次巻線4aの両端から交互に入力された電圧E1の半波方形波直流は、帰線6を一次巻線4aの両端の間の略中央に接続して分割された、第1の一次巻線4bおよび第2の一次巻線4cの巻数を略同じとし、また第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eの巻数も略同じとしているために、第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eから、図2(c1)の第1の分路巻線4dの出力および(c2)の第2の分路巻線4eの出力に示すように、直流負荷9に供給可能な電圧E2を有する半波方形波直流に交互に変換され、出力される。
単巻変圧器4の第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eから、交互に出力された電圧E2の半波方形波直流は、それぞれ合成回路7が有する電流の逆流を防止する第1の整流ダイオード7aおよび第2の整流ダイオード7bに入力されたのち、図2(d)の合成回路7の出力に示すように、直流負荷9に供給可能な電圧E2の全波方形波直流として合成される。
合成回路7から出力された電圧E2の全波方形波直流は、蓄電池などの特定の直流負荷9に対しては、直接、供給も可能であるが、通常は、フィルタリアクトル8aおよびフィルタコンデンサ8bからなる平滑回路8に入力され、図2(e)の平滑回路8の出力に示すように平滑化され、直流負荷9に供給可能な電圧E3の直流電力として、例えば直流電源、直流電動機あるいは蓄電池の充電器、などの直流負荷9に出力される。
この実施の形態1によれば、第1の一次巻線4bと第1の分路巻線4dならびに第2の一次巻線4cと第2の分路巻線4eの一部または全部が共用されて、二次巻線が不用となるために、巻線の線材や絶縁材料が低減可能な単巻変圧器4を用いたことにより、大きさおよび重さが低減され、また単巻変圧器4の一次巻線4aの両端の間に帰線6を接続して、恰も2つの単巻変圧器を有したように構成したことにより、一つの単巻変圧器4を用いて、従来と同等の直流電力の出力が可能となるため、直流負荷9に対して従来と同等の出力性能を有し、加えてスイッチング回路3および合成回路7を、従来に比して簡易な回路構成としたことにより、従来と同等の絶縁性能および動作性能を保持し、軽量化および小型化を実現した車両用電力変換装置が得られる効果がある。
また、この実施の形態1によれば、雷などのサージが入力された場合においても、スイッチング回路3の第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bが有するキャパシタンス成分およびインダクタンス成分に比して、単巻変圧器4の一次巻線4aのインダクタス成分が極めて大きいために、入力されたサージは、その殆どが一次巻線4aで消費されるため、第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bのサージ入力による破損の可能性が小さくなる。よって、車両用電力変換装置の安定性が向上する効果もある。
さらに、この実施の形態1によれば、帰線6を単巻変圧器4の一次巻線4aの両端の間に接続したので、一つの単巻変圧器4で、恰も二つの単巻変圧器を有するように動作可能であり、例えば、万一の場合、分岐された直流電力の一方の経路に当たる、第1のスイッチング素子3a、第1の一次巻線4b、第1の分路巻線4dおよび第1の整流ダイオード7aなどの動作不良により、この経路から所定の出力が得られない場合においても、他方の経路に当たる、第2のスイッチング素子3b、第2の一次巻線4c、第2の分路巻線4eおよび第2の整流ダイオード7bを経た出力を、平滑回路8を介して直流負荷9に供給することも可能であり、車両用電力変換装置の安定性が一層向上する効果もある。
この場合、直流負荷9が必要とする入力特性などに応じて、図3に示すように、平滑回路8を多段に構成(図3においては、一例として2段での構成を示す)するようにして、平滑回路8から直流負荷9への出力を安定させるとよい。また平滑回路8の出力端に、例えばレギュレータからなる安定化回路を接続しても同様の効果を奏することができる。
また、この実施の形態1によれば、帰線6を一次巻線4aの両端の間の略中央に接続して、第1の一次巻線4bおよび第2の一次巻線4cの巻数を略同じとし、また第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eも略同じ巻数として、第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eから、それぞれ交互に電圧E2の半波方形波直流を出力するようにしたものを示したが、これは、直流負荷9へ最適な直流電力を供給するための最良の形態を示したものであり、直流負荷9を動作可能とする直流電力が提供可能であれば、必ずしも第1の一次巻線4bおよび第2の一次巻線4cの巻数を略同じとする必要はなく、また同様に第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eの巻数も略同じとする必要もない。これらの巻数の相違の結果、たとえ第1の分路巻線4dおよび第2の分路巻線4eの出力に差異が生じたとしても、直流負荷9が動作可能であれば、この実施の形態1と同等の効果を得ることができる。
この場合においても、直流負荷9が必要とする入力特性などに応じて、図3に示すように、負荷回路8を多段に構成(図3においては、一例として2段での構成を示す)して、平滑回路8から直流負荷9への出力を安定させるとよい。また負荷回路8の出力端に、例えばレギュレータからなる安定化回路を用いてもよい。
実施の形態2
次に、この発明の実施の形態2に係る車両用電力変換装置について説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に係る車両用電力変換装置の要部を示す回路構成図である。
図4において、実施の形態1と構成が異なるところは、単巻変圧器4の代わりに、一点鎖線で示した二巻線変圧器11を用い、この二巻線変圧器11の一次巻線11aの両端の間に帰線6を接続して、一次巻線11aを第1の一次巻線11bおよび第2の一次巻線11cに分割する構成としたことにより、対地電圧上昇が低い一次巻線11aと帰線6の接続位置から、対地電圧上昇が高くなる一次巻線11aの両端に向かって、段階的に絶縁を強くする段絶縁を適用したものである。
また、二巻線変圧器11の二次巻線11dの出力は、ブリッジ型の全波整流回路12に入力されている。また、ここでは二巻線変圧器11から最適な出力を得るために、帰線6を一次巻線11aの両端の間の略中央に接続して、第1の一次巻線11bおよび第2の一次巻線11cの巻数を略同じとしてある。
なお、図4で使用した符号のうち、実施の形態1で使用した符号と同一のものは、同一または相当品を示す。
また、図5は、この発明の実施の形態2に係る車両用電力変換装置の動作例を示す動作説明図である。図5において、実施の形態1で示した図2の動作説明図と異なるところは、図5(c)に示す二次巻線11dの出力、および図5(d)に示す全波整流回路12の出力である。その他については、図2の動作説明図で示したものと同一である。
次に実施の形態2の動作について、図4および図5を用いて説明する。
架線1から集電器2を介して受電した直流電力は、2つに分岐され、一方は、スイッチング回路3が有する第1のスイッチング素子3aに入力され、他方はスイッチング回路3が有する第2のスイッチング素子3bに入力されている。
直流電力が入力されている第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bは、制御信号発信器3cにより、図5(a1)の第1のスイッチング素子3aの動作および(a2)の第2のスイッチング素子3bの動作に示すように交互にオンオフ動作される。そのため、第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bからは、図5(b1)の第1のスイッチング素子3aの出力および(b2)の第2のスイッチング素子3bの出力に示すように、電圧E1を有する半波方形波直流が交互に出力される。ここで電圧E1は、通常、架線の定格電圧を示している。
第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bから交互に出力された電圧E1の半波方形波直流は、二巻線変圧器11の一次巻線11aの両端からそれぞれ入力される。一次巻線11aの両端から交互に入力された電圧E1の半波方形波直流は、帰線6を一次巻線11aの両端の間の略中央に接続して分割された、第1の一次巻線11bおよび第2の一次巻線11cの巻数を略同じとしているために、第1の一次巻線11bと二次巻線11dならびに第2の一次巻線11cと二次巻線11dの巻数比に応じて、二次巻線11dから、図5(c)の二次巻線11dの出力に示すように、電圧E2を有する方形波交流に変換され、出力される。
二巻線変圧器11の二次巻線11dから出力された電圧E2の方形波交流は、ブリッジ型の全波整流回路12に入力され、図5(d)の全波整流回路12の出力に示すように、直流負荷9に供給可能な電圧E2の全波方形波直流に変換される。
全波整流回路12から出力された電圧E2の全波方形波直流は、蓄電池などの特定の直流負荷9に対しては、直接、供給も可能であるが、通常は、フィルタリアクトル8aおよびフィルタコンデンサ8bからなる平滑回路8に入力され、図5(e)の平滑回路8の出力に示すように平滑化され、直流負荷9に供給可能な電圧E3の直流電力として、例えば直流電源、直流電動機または蓄電池の充電器、などの直流負荷9に出力される。
この実施の形態2によれば、二巻線変圧器11の一次巻線11aの両端の間に帰線6を接続して、対地電圧上昇が低い一次巻線11aと帰線6の接続位置から、対地電圧上昇が高くなる一次巻線11aの両端に向かって、絶縁を段階的に強くする段絶縁を適用した二巻線変圧器11を用いたことにより、絶縁材料が低減されるために、大きさおよび重さが低減され、またスイッチング回路3を、従来に比して簡易な回路構成としたことにより、従来と同等の絶縁性能および動作性能を保持し、軽量化および小型化を実現した車両用電力変換装置が得られる効果がある。
また、この実施の形態2によれば、雷などのサージが入力された場合においても、スイッチング回路3の第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bが有するキャパシタンス成分およびインダクタンス成分に比して、二巻線変圧器11の一次巻線11aのインダクタス成分が極めて大きいために、入力されたサージは、その殆どが一次巻線11aで消費されるため、第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3bのサージ入力による破損の可能性が小さくなる。よって、車両用電力変換装置の安定性が向上する効果もある。
さらに、この実施の形態2によれば、帰線6を二巻線変圧器11の一次巻線11aの両端の間に接続したので、例えば、万一の場合、分岐された直流電力の一方の経路に当たる、第1のスイッチング素子3aおよび第1の一次巻線11bなどの動作不良により、この経路から所定の出力が得られない場合においても、他方の経路に当たる、第2のスイッチング素子3bおよび第2の一次巻線11cを経た出力を、平滑回路8を介して直流負荷9に供給することも可能であり、車両用電力変換装置の安定性がより一層向上する効果もある。
この場合、直流負荷9が必要とする入力特性などに応じて、実施の形態1で示した図3のように、平滑回路8を多段に構成(図3においては、一例として2段での構成を示す)するなどして、平滑回路8から直流負荷9への出力を安定させるとよい。また負荷回路8の出力端に、例えばレギュレータからなる安定化回路を接続しても同様の効果を奏することができる。
また、この実施の形態2によれば、帰線6を一次巻線11aの両端の間の略中央に接続して、第1の一次巻線11bおよび第2の一次巻線11cの巻数を略同じとして、二次巻線11dから、電圧E2の方形波交流を出力するようにしたが、これは、直流負荷9へ最適な直流電力を供給するための最良の形態を示したものであり、直流負荷9を動作可能とする直流電力が供給可能であれば、必ずしも第1の一次巻線11bおよび第2の一次巻線11cの巻数を略同じとする必要はない。これらの巻数の相違の結果、二次巻線11dの交流出力の差異により、全波整流回路12の出力に差異が生じたとしても、直流負荷9が動作可能であれば、この実施の形態2と同等の効果を得ることができる。
この場合においても、直流負荷9が必要とする入力特性などに応じて、実施の形態1で示した図3のように、負荷回路8を多段に構成(図3においては、一例として2段での構成を示す)して、平滑回路8から直流負荷9への出力を安定させるとよい。また負荷回路8の出力端に、例えばレギュレータからなる安定化回路を用いてもよい。
実施の形態3
実施の形態2においては、直流負荷9に所定の直流電力を入力する場合を示したが、図6に示すように、二巻線変圧器11の二次巻線11dから、直接所定の交流電力を出力することにより、例えば、単相交流電源や単相交流電動機などの単相の交流負荷15についても動作可能とすることができる。この場合、実施の形態2で示した図5(c)の二次巻線11dの出力のように、交流負荷15が動作可能な電圧E2の方形波交流が、交流負荷15に出力される。なお、図6で使用した符号のうち、実施の形態2で使用した符号と同一のものは、同一または相当品を示す。
この実施の形態3によれば、実施の形態2で示した小型化および軽量化ならびにサージ耐性の効果に加えて、例えば、単相交流電源や単相交流電動機などの単相の交流負荷15を動作可能とする効果がある。
実施の形態4
実施の形態3においては、単相交流電源や単相交流電動機などの単相の交流負荷15に、所定の単相の交流電力を供給する場合を示したが、三相交流電源や三相交流電動機などの三相の交流負荷に対しても、実施の形態3で示した構成を、U、V、Wの三相に対して、それぞれ適用することにより対応可能である。以下、この発明の実施の形態4に係る車両用電力変換装置について説明する。
図7は、この発明の実施の形態4に係る車両用電力変換装置の要部を示す回路構成図である。図7で使用した符号のうち、実施の形態3で使用した符号と同一のものは、同一または相当品を示す。
図7において、架線1から集電器2を介して受電した直流電力は、U相に対応して、一点鎖線で示したスイッチング回路収容箱20に設けられた、一点鎖線で示した第1のスイッチング回路21が有する、例えばバイポーラ型のトランジスタからなる第1のスイッチング素子21aおよび第2のスイッチング素子21bにそれぞれ入力され、またV相に対応して、一点鎖線で示したスイッチング回路収容箱20に設けられた、一点鎖線で示した第2のスイッチング回路22が有する、例えばバイポーラ型のトランジスタからなる第1のスイッチング素子22aおよび第2のスイッチング素子22bにそれぞれ入力され、さらに、W相に対応して、一点鎖線で示したスイッチング回路収容箱20に設けられた、一点鎖線で示した第3のスイッチング回路23が有する、例えばバイポーラ型のトランジスタからなる第1のスイッチング素子23aおよび第2のスイッチング素子23bに入力されている。
ここで、第1のスイッチング回路21が有する第1のスイッチング素子21aおよび第2のスイッチング素子21b、第2のスイッチング回路22が有する第1のスイッチング素子22aおよび第2のスイッチング素子22bならびに第3のスイッチング回路23が有する第1のスイッチング素子23aおよび第2のスイッチング素子23bは、制御信号発信器24によりオンオフ動作される。
そしてU相に対応する第1のスイッチング回路21の第1のスイッチング素子21aおよび第2のスイッチング素子21bの出力は、一点鎖線で示した変圧器収納箱25に設けられ、U相に対応して、一点鎖線で示した第1の二巻線変圧器26の一次巻線26aの両端からそれぞれ入力され、またV相に対応する第2のスイッチング回路22の第1のスイッチング素子22aおよび第2のスイッチング素子22bの出力は、一点鎖線で示した変圧器収納箱25に設けられ、V相に対応して、一点鎖線で示した第2の二巻線変圧器27の一次巻線27aの両端からそれぞれ入力され、またW相に対応する第3のスイッチング回路23の第1のスイッチング素子23aおよび第2のスイッチング素子23bの出力は、一点鎖線で示した変圧器収納箱25に設けられ、W相に対応して、一点鎖線で示した第3の二巻線変圧器28の一次巻線28aの両端からそれぞれ入力されている。
また、第1の二巻線変圧器26の一次巻線26aの両端の間、第2の二巻線変圧器27の一次巻線27aの両端の間、第3の二巻線変圧器28の一次巻線28aの両端の間には、グランドとして作用する線路5に電気的に導通している共通の帰線6が接続されており、これにより第1の二巻線変圧器26の一次巻線26aは、第1の一次巻線26bおよび第2の一次巻線26cに、第2の二巻線変圧器27の一次巻線27aは、第1の一次巻線27bおよび第2の一次巻線27cに、第3の二巻線変圧器28の一次巻線28aは、第1の一次巻線28bおよび第2の一次巻線28cに分割されている。
なお、ここでは第1の二巻線変圧器26、第2の二巻線変圧器27および第3の二巻線変圧器28から最適な出力を得るために、帰線6を一次巻線26a、27a、28aの両端の間の略中央に接続して、分割された第1の一次巻線26b、27b、28bならびに第2の一次巻線26c、27c、28cの巻数を略同じとしてある。
また第1の二巻線変圧器26の二次巻線26d、第2の二巻線変圧器27の二次巻線27d、第3の二巻線変圧器28の二次巻線28dは、一端がスター結線され、他端は、例えば三相交流電源または三相交流電動機などの三相の交流負荷29に出力されている。
なお、ここでも第1の二巻線変圧器26、第2の二巻線変圧器27および第3の二巻線変圧器28から最適な出力を得るために、二次巻線26d、27d、28dの巻数は略同じとしてある。
次に実施の形態4の動作について、図7および実施の形態2で示した図5を参照して説明する。
架線1から集電器2を介して受電した直流電力は、スイッチング回路収納箱20に設けられた、U相に対応した第1のスイッチング回路21の第1のスイッチング素子21aおよび第2のスイッチング素子21bに、またV相に対応した第2のスイッチング回路22の第1のスイッチング素子22aおよび第2のスイッチング素子22bに、またW相に対応した第3のスイッチング回路23の第1のスイッチング素子23aおよび第2のスイッチング素子23bに入力されている。
そして、まず制御信号発信器24により、U相に対応した第1のスイッチング回路21の第1のスイッチング素子21aおよび第2のスイッチング素子21bが交互にオンオフ動作される。これは、実施の形態2で示した図5の(a1)および(a2)に相当する。またこの時、第1のスイッチング素子21aと第2のスイッチング素子21bからは、実施の形態2で示した図5の(b1)および(b2)に相当する、電圧E1を有する半波方形波直流が交互に出力される。ここで電圧E1は、通常、架線の定格電圧を示している。
第1のスイッチング素子21aおよび第2のスイッチング素子21bから交互に出力された電圧E1の半波方形波直流は、変圧器収納箱25に設けられた、U相に対応した第1の二巻線変圧器26の一次巻線26aの両端からそれぞれ入力される。一次巻線26aの両端から交互に入力された電圧E1の半波方形波直流は、帰線6を一次巻線26aの両端の間の略中央に接続して分割された、第1の一次巻線26bおよび第2の一次巻線26cの巻数を略同じとしているために、第1の一次巻線26bと二次巻線26dならびに第2の一次巻線26cと二次巻線26dの巻数比に応じて、二次巻線26dから、実施の形態2で示した図5の(c)に相当する、交流負荷29に供給可能な電圧E2を有する方形波交流に変換され、交流負荷29に出力される。
次に、制御信号発信器24により、U相より位相を120°遅らせて、V相に対応した第2のスイッチング回路22の第1のスイッチング素子22aおよび第2のスイッチング素子22bが交互にオンオフ動作される。これは、実施の形態2で示した図5の(a1)および(a2)に相当する。またこの時、第1のスイッチング素子22aおよび第2のスイッチング素子22bからは、実施の形態2で示した図5の(b1)および(b2)に相当する、電圧E1を有する半波方形波直流が交互に出力される。ここで電圧E1は、通常、架線の定格電圧を示している。
第1のスイッチング素子22aおよび第2のスイッチング素子22bから交互に出力された電圧E1の半波方形波直流は、変圧器収納箱25に設けられた、V相に対応した第2の二巻線変圧器27の一次巻線27aの両端からそれぞれ入力される。一次巻線27aの両端から交互に入力された電圧E1の半波方形波直流は、帰線6を一次巻線27aの両端の間の略中央に接続して分割された、第1の一次巻線27bおよび第2の一次巻線27cの巻数を略同じとしているために、第1の一次巻線27bと二次巻線27dならびに第2の一次巻線27cと二次巻線27dの巻数比に応じて、二次巻線27dから、実施の形態2で示した図5の(c)に相当する、交流負荷29に供給可能な電圧E2を有する方形波交流に変換され、U相から位相が120°遅れて、交流負荷29に出力される。
さらに、制御信号発信器24により、U相より位相を240°遅らせて、W相に対応した第3のスイッチング回路23の第1のスイッチング素子23aおよび第2のスイッチング素子23bが交互にオンオフ動作される。これは、実施の形態2で示した図5の(a1)および(a2)に相当する。またこの時、第1のスイッチング素子23aおよび第2のスイッチング素子23bからは、実施の形態2で示した図5の(b1)および(b2)に相当する、電圧E1を有する半波方形波直流が交互に出力される。ここで電圧E1は、通常、架線の定格電圧を示している。
第1のスイッチング素子23aおよび第2のスイッチング素子23bから交互に出力された電圧E1の半波方形波直流は、変圧器収納箱25に設けられた、W相に対応した第3の二巻線変圧器28の一次巻線28aの両端からそれぞれ入力される。一次巻線28aの両端から交互に入力された電圧E1の半波方形波直流は、帰線6を一次巻線28aの両端の間の略中央に接続して分割された、第1の一次巻線28bおよび第2の一次巻線28cの巻数を略同じとしているために、第1の一次巻線28bと二次巻線28dならびに第2の一次巻線28cと二次巻線28dの巻数比に応じて、二次巻線28dから、実施の形態2で示した図5の(c)に相当する、交流負荷29に供給可能な電圧E2を有する方形波交流に変換され、U相から位相が240°遅れて、交流負荷29に出力される。
このように、交流負荷29には、U、V、Wの三相に対応して、位相がU相から120°および240°ずれた電圧E2の交流電力が入力されるため、例えば三相交流電源や三相交流電動機などの三相の交流負荷29が動作可能となる。
この実施の形態4によれば、実施の形態2で示した小型化および軽量化ならびにサージ耐性の効果に加えて、例えば、三相交流電源や三相交流電動機などの三相の交流負荷29を動作可能とする効果がある。
実施の形態5
実施の形態3においては、二巻線変圧器11から単相交流電源などの単相の交流負荷15に直接単相の交流電力を、実施の形態4においては、第1の二巻線変圧器26、第2の二巻線変圧器27、第3の二巻線変圧器28から三相交流電源などの三相の交流負荷29に直接三相の交流電力を出力する場合を示したが、図8および図9に示すように、実施の形態1または実施の形態2で示した平滑回路8の出力端に、単相インバータ回路30または三相インバータ回路31を設けても、単相の交流負荷15および三相の交流負荷29に、所定の交流電力を出力することが可能である。なお図8または9で使用した符号のうち、実施の形態1から4で使用した符号と同一のものは、同一または相当品を示す。
この実施の形態5によれば、実施の形態3または4で示した効果と同等の効果を得ることができる。
実施の形態6
実施の形態1から5においては、架線1から直流電力を受電する場合を示したが、架線1から交流電力を受電する場合においても、図10に示すように、架線1から集電器2を介して受電した交流電力を、二巻線変圧器40の一次巻線40aに入力し、二次巻線40bの出力を、ブリッジ型の全波整流回路41およびフィルタリアクトル42aおよびフィルタコンデンサ42bからなる平滑回路42を介して直流電力化したのち、実施の形態1から5で示したスイッチング回路3、21、22、23に入力することにより、対応可能である。なお、図10で使用した符号のうち、実施の形態1から5で使用した符号と同一のものは、同一または相当品を示す。
この実施の形態6によれば、実施の形態1から5で示した効果に加えて、交流電力の受電を可能とする効果がある。
また、この実施の形態6においては、二巻線変圧器40を用いたものを示したが、当然、軽量化および小型化が可能な単巻変圧器を用いることも可能である。
なお、実施の形態1から6によれば、スイッチング回路3の第1のスイッチング素子3aおよび第2のスイッチング素子3b、第1のスイッチング回路21の第1のスイッチング素子21aおよび第2のスイッチング素子21b、第2のスイッチング回路22の第1のスイッチング素子22aおよび第2のスイッチング素子22b、第3のスイッチング回路23の第1のスイッチング素子23aおよび第2のスイッチング素子23bから半波方形波直流を出力する場合を示したが、これは一つの事例を示したものであり、例えば、制御信号発信器3cおよび24のオンオフ制御により図11(a)に示す半波正弦波直流、同図(b)に示す半波台形波直流、などの出力も可能であり、この実施の形態1から6と同等の効果を得ることができる。
また、実施の形態1から6によれば、スイッチング回路3、第1のスイッチング回路21、第2のスイッチング回路22および第3のスイッチング回路23の構成として、バイポーラ型のトランジスタからなる第1のスイッチング素子3a、21a、22a、23aならびに第2のスイッチング素子3b、21b、22b、23bを用いたものを示したが、これらのスイッチング回路3、第1のスイッチング回路21、第2のスイッチング回路22および第3のスイッチング回路23の機能としては、オンオフ動作が可能な素子ならば良く、例えばサイリスタ、GTOまたはIGBTなどを用いてもよい。また、オンオフ動作の時間間隔を制御するものとしてPWM(Pulse Width Modulation)制御を組み合わせれば、一層動作の安定した車両用電力変換装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置の要部を示す回路構成図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置の動作説明図である。 この発明の実施の形態1の車両用電力変換装置に係る平滑回路の多段構成の例を示す回路構成図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用電力変換装置の要部を示す回路構成図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用電力変換装置の動作説明図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用電力変換装置の要部を示す回路構成図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用電力変換装置の要部を示す回路構成図である。 この発明の実施の形態5の車両用電力変換装置に係る平滑回路の出力端に設けた単相インバータを示す回路構成図である。 この発明の実施の形態5の車両用電力変換装置に係る平滑回路の出力端に設けた三相インバータを示す回路構成図である。 この発明の実施の形態5の車両用電力変換装置に係る交流電力を受電する回路構成を示す回路構成図である。 この発明の実施の形態1〜5に係る出力波形の他の例を示す波形図である。
符号の説明
1 架線
2 集電器
3 スイッチング回路
3a トランジスタなどの第1のスイッチング素子
3b トランジスタなどの第2のスイッチング素子
3c 制御信号発信器
4 単巻変圧器
4a 一次巻線
4b 第1の一次巻線
4c 第2の一次巻線
4d 第1の分路巻線
4e 第2の分路巻線
5 グランドとなる線路
6 帰線
7 合成回路
7a 第1の逆流防止素子である第1の整流ダイオード
7b 第2の逆流防止素子である第2の整流ダイオード
8 平滑回路
8a フィルタリアクトル
8b フィルタコンデンサ
9 直流電源、直流電動機あるいは蓄電池の充電器などの直流負荷

Claims (8)

  1. 受電した直流電力がそれぞれ入力されるとともに、交互にオンオフ動作される第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子を有したスイッチング回路と、前記第1のスイッチング素子の出力が一次巻線の一端から入力され、前記第2のスイッチング素子の出力が前記一次巻線の他端から入力されるとともに、前記一次巻線の両端の間に帰線が接続され、かつ前記帰線が接続された位置から、前記一端側に延びる前記一次巻線の一部または全部および前記他端側に延びる前記一次巻線の一部または全部が、それぞれ第1の分路巻線および第2の分路巻線として共用される単巻変圧器と、前記第1の分路巻線および前記第2の分路巻線の出力が、それぞれ電流の逆流を防止する第1の逆流防止素子および第2の逆流防止素子を介して合成される合成回路を備えたことを特徴とする車両用電力変換装置。
  2. 帰線により分割された前記一次巻線の双方の巻数を同じとし、前記第1および第2の分路巻線の巻数を同じとしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用電力変換装置。
  3. 合成回路からの出力を平滑にする平滑回路を備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置。
  4. 受電した直流電力がそれぞれ入力されるとともに、交互にオンオフ動作される第1および第2のスイッチング素子を備えたスイッチング回路と、一次巻線および二次巻線を有し、前記第1のスイッチング素子の出力が前記一次巻線の一端から入力され、前記第2のスイッチング素子の出力が前記一次巻線の他端から入力されるとともに、前記一次巻線の両端の間に帰線が接続された二巻線変圧器を備えたことを特徴とする車両用電力変換装置。
  5. 帰線により分けられた前記一次巻線の双方の巻数を同じとしたことを特徴とする請求項4に記載の車両用電力変換装置。
  6. 二次巻線からの出力を整流する全波整流回路を備えたことを特徴とする請求項4または5のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置。
  7. 全波整流回路からの出力を平滑にする平滑回路を備えたことを特徴とする請求項6に記載の車両用電力変換装置。
  8. 第1および第2のスイッチング素子のオンオフ動作を行なう制御信号発信器を備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置。

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