JP2011139039A - 変圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる交流電圧を所望の電圧に変換可能であるとともに、小型化および軽量化を図ることが可能な変圧装置を提供する。
【解決手段】変圧装置は、交流電圧を受ける1次巻線(3)と、互いに巻数が異なる複数の2次巻線(4a,4b)と、複数の2次巻線(4a,4b)に誘起された交流電圧を変換するための電圧変換回路(5)とを備える。複数の2次巻線(4a,4b)の各々は、電位が固定されていない第1端子および第2端子を有する。第1端子および第2端子は2次巻線(4a,4b)ごとに別個に設けられる。変圧装置は、さらに、複数の2次巻線(4a,4b)の各々の第1端子および第2端子を選択的に電圧変換回路(5)と接続するための切り替え回路(8)を備える。
【選択図】図15

Description

本発明は、変圧装置に関し、特に、複数種類の交流電圧を所望の電圧に変換する変圧装置に関する。
従来から、新幹線などの鉄道車両では、高速化あるいは大量輸送が要求される。その要求を満たすために、鉄道車両に搭載される付属機器の小型化および軽量化が必要となる。その一方で、高速化あるいは大量輸送の要求を満たすために車載変圧器は大容量化している。
近年では、バリアフリーの観点から低床化車両の要求が高まっている。このため、車載変圧器のような、車両の床下に搭載される機器に対しては、小型化および軽量化の要求が強い。
架線等から供給される交流電圧が異なる複数の区間を走行する鉄道車両も存在する。このような車両に搭載される変圧器では、車両に供給される交流電圧が変化しても、変圧器から所望の交流電圧を出力することが要求される。
ここで、特開昭63−209113号公報(特許文献1)には、変圧器における巻数比を切り替えるタップ切換器において、サージ電圧により発生する振動電圧を抑制するための構成が開示されている。
特開昭63−209113号公報
上記特許文献1に開示されたような、1つの低圧側巻線の途中に複数の端子(タップなど)を設けた変圧器を、交流電圧が異なる複数の区間を走行する鉄道車両に搭載した場合には、車両に供給された電圧に応じて、電圧を取り出す端子を選択しなければならない。しかしながら、開放端すなわち2次巻線の未使用の端子においても誘起電圧が発生する。この誘起電圧が大きくなると、巻線および鉄心の間の距離等の絶縁寸法を大きくする必要が生じる。このために変圧器の小型化および軽量化を図ることが困難となる。特許文献1は、このような問題点を解決するための構成を開示していない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数種類の交流電圧の変換が可能であり、小型化および軽量化を図ることが可能な変圧装置を提供することである。
この発明のある局面に係る変圧装置は、車両に搭載するための変圧装置であって、交流電圧を受ける1次巻線と、互いに巻数が異なる複数の2次巻線と、上記複数の2次巻線に誘起された交流電圧を変換するための電圧変換回路とを備える。上記複数の2次巻線の各々は、電位が固定されていない第1端子および第2端子を有する。上記第1端子および第2端子は上記2次巻線ごとに別個に設けられる。さらに、変圧装置は、上記複数の2次巻線の各々の上記第1端子および第2端子を選択的に上記電圧変換回路と接続するための切り替え回路を備える。
本発明によれば、複数種類の交流電圧の変換が可能であり、小型化および軽量化を図ることが可能な変圧装置を提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係る変圧器の構成の一例を示した図である。 鉄道車両の上方から変圧器を透視した図である。 鉄道車両の側方から見た変圧器を示した図である。 図1に示した鉄心、1次巻線および2次巻線の斜視図である。 図4のV−V線断面図である。 本発明の第1の実施の形態の比較例に係る変圧器を搭載した鉄道車両の構成を示す回路図である。 図6に示したコンバータの回路図である。 2次巻線の端子間電圧を1次電圧の種類ごとに示す図である。 図7に示したコンバータの動作を説明するための波形図である。 図9に示すタイミングTAにおいて低圧側巻線(2次巻線)に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。 図9に示すタイミングTBにおいて低圧側巻線(2次巻線)に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。 図9に示す各タイミングTCにおいて低圧側巻線(2次巻線)に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。 図9に示す各タイミングTDにおいて低圧側巻線(2次巻線)に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。 変圧器50の鉄心、1次巻線および2次巻線の模式断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る鉄道車両の構成を示す図である。 2次巻線の端子間電圧を1次電圧の種類ごとに示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変圧器51の場合における、鉄心と2次巻線との間の絶縁距離を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変圧器51の場合における、タンクと2次巻線との間の絶縁距離を説明するための図である。 一般的な交流電源の構成を示す回路図である。 図19に示す交流電源の動作を示す波形図である。 図20に示すタイミングTAにおいて2次巻線に発生する電圧を示す図である。 図20に示す各タイミングTBにおいて2次巻線に発生する電圧を示す図である。 図20に示す各タイミングTCにおいて2次巻線に発生する電圧を示す図である。 図20に示す各タイミングTDにおいて2次巻線に発生する電圧を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るコンバータの構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るコンバータの動作を示す波形図である。 図26に示すタイミングTAにおいて低圧側巻線に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。 図26に示すタイミングTBにおいて低圧側巻線に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。 図26に示すタイミングTCにおいて低圧側巻線に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。 図26に示すタイミングTDにおいて低圧側巻線に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器の構成の一例を示した図である。第1の実施の形態に係る変圧器は、鉄道車両に搭載される。
図1を参照して、変圧器51は、1次巻線(高圧側コイル)3と、2次巻線(低圧側コイル)4a,4bと、端子9と、鉄心10と、タンク21とを備える。
1次巻線3および2次巻線4a,4bは、鉄心10に巻回される。タンク21は、1次巻線3、2次巻線4a,4bおよび鉄心10を収容する。タンク21の内部は絶縁油(図示せず)で満たされている。2次巻線4a,4bの各々は、端子9を有する。
変圧器51は、さらに、電動送風機22と、冷却器23と、コンサベータ24とを備える。電動送風機22は、変圧器51(タンク21)内の絶縁油を冷却するために冷却器23に風を送る。冷却器23は、変圧器51(タンク21)内の絶縁油を冷却する。なお、鉄道車両の走行時によって生じる風を冷却器23に導入してもよい。この場合、図1に示した構成から電動送風機22を省略することができる。
コンサベータ24は、絶縁油の容積の変化により膨張あるいは収縮する。1次巻線および2次巻線の発熱によって絶縁油が加熱された場合には、絶縁油の容積が大きくなる。この場合、コンサベータ24が膨張する。一方、絶縁油の温度が低下した場合、絶縁油の容積が小さくなる。この場合にはコンサベータ24が収縮する。
図2および図3は、図1に示した変圧器の鉄道車両への配置を模式的に示した図である。図2は、鉄道車両の上方から変圧器を透視した図である。図3は、鉄道車両の側方から見た変圧器を示した図である。なお、図2および図3では、図1に示した構成要素のうち、タンク21、鉄心10、および巻線(1次巻線3および2次巻線4a,4b)を代表的に示している。図2および図3を参照して、鉄道車両200は、車体211および変圧器51を有する。変圧器51は、車体211の床212の下に設置される。
車体211の床下には変圧器だけでなく、様々な機器が設置される。一方、それらの機器を設置するための艤装スペースは、車体の長さおよび幅、ならびに車両の床の高さによって制限される。近年では、車両の低床化の要求に対応するために、変圧器の艤装スペースはより一層制限される。したがって、変圧器の小型化が強く要求される。
図4は、図1に示した鉄心、1次巻線および2次巻線の斜視図である。図5は、図4のV−V線断面図である。図4および図5を参照して、鉄心10は、主脚部10aと、側脚部10b,10cとを備える。側脚部10b,10cは、主脚部10aに接続される。主脚部10aおよび側脚部10bによって鉄心10に窓部W1が形成される。同じく主脚部10aおよび側脚部10cによって鉄心10に窓部W2が形成される。
1次巻線3および2次巻線4a,4bは、主脚部10aに共通に巻回され、窓部W1,W2に通される。図5においてZ方向は、1次巻線3および2次巻線4a,4bの巻軸方向を示す。1次巻線3の上側に2次巻線4aが配置され、1次巻線3の下側に2次巻線4bが配置される。1次巻線3および2次巻線4a,4bの各々は、たとえば、同一平面内で巻かれたコイル導体(コイル導体はたとえばアルミニウムで形成される)により構成される平板コイル4cを含む。
図5は、1次巻線3および2次巻線4a,4bの巻軸方向に平行であり、かつ、窓部W1,W2を貫く方向に垂直な方向での鉄心10の断面を示す。図5に示されるように、鉄心10は、1次巻線3および2次巻線4a,4bを取り囲む。すなわち、この実施の形態に係る変圧器は、いわゆる外鉄型変圧器である。
鉄道車両用の変圧器として外鉄型変圧器を採用することによって、鉄心および巻線の形状にフィットするように、タンクを形成できる。これにより、タンクの容積を小さくすることができる。タンクの容積を小さくすることで、変圧器の小型化を促進することができる。また、タンクの容積を小さくすることができるので、タンク内の絶縁油の量を少なくすることができる。これにより変圧器の軽量化を促進できる。
さらに、平板コイル4cの巻軸の方向(Z方向)は車両の高さ方向である。複数の平板コイル4cを主脚部10aに積み重ねることによって、車両の高さ方向の巻線の長さを大幅に増やすことなく1次巻線3あるいは2次巻線4a,4bの巻数を増やすことができる。
2次巻線4a,4bの各々は2つの端子を有する。2次巻線4aは端子9c,9dを有し、2次巻線4bは端子9a,9bを有する。端子9a〜9dは、図1で示した端子9に対応する。端子9a〜9dは、鉄心10の外側に設けられる。
第1の実施の形態では、2次巻線ごとに、2つの端子が設けられる。また、複数の2次巻線の間では、2つの端子が、電気的に絶縁される。すなわち、本発明の実施の形態では、複数の2次巻線に共通して接続される端子は採用されない。したがって、本発明の実施の形態によれば、変圧器の小型化を図ることができる。この点について、第1の実施の形態に係る変圧装置と、その比較例との対比により説明する。
(第1の実施の形態の比較例)
図6は、本発明の第1の実施の形態の比較例に係る変圧器を搭載した鉄道車両の構成を示す回路図である。
図6を参照して、鉄道車両200は、交流電圧が異なる複数の区間を走行する交流電車である。鉄道車両200は、パンタグラフ2と、変圧装置100と、モータ7とを備える。変圧装置100は、変圧器50と、コンバータ5と、インバータ6と、切り替え回路8とを含む。変圧器50は、1次巻線3と、2次巻線4a,4bと、鉄心10とを含む。
パンタグラフ2は、架線1に接続されている。1次巻線3は、パンタグラフ2に接続された第1の端子と、この第1の端子の反対側に設けられ、接地電圧が供給される接地ノードに接続された第2の端子とを有する。
2次巻線4aは、1次巻線3と磁気結合されており、2次巻線4aの一方端側に設けられた端子9aと、2次巻線4aの他方端側に設けられた端子9bとを有する。2次巻線4bは、1次巻線3と磁気結合されており、2次巻線4bの一方端側に設けられた端子9bと、2次巻線4bの他方端側の端子9cとを有する。すなわち、端子9bが2次巻線4a,4bで共有される。なお、2次巻線4aおよび4bの巻数は互いに異なる。
切り替え回路8は、2次巻線4a,4bを選択的にコンバータ5と接続する。すなわち、切り替え回路8は、2次巻線4aの端子9aおよび端子9bをコンバータ5の第1入力端子および第2入力端子にそれぞれ接続するか、2次巻線4bの端子9bおよび端子9cをコンバータ5の第1入力端子および第2入力端子にそれぞれ接続するかを切り替える。
架線1から供給される単相交流電圧は、パンタグラフ2を介して1次巻線3に供給される。1次巻線3に供給される交流電圧により、2次巻線4aおよび4bにそれぞれ交流電圧が誘起される。
コンバータ5は、切り替え回路8によってコンバータ5と接続された2次巻線4aまたは2次巻線4bに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。
インバータ6は、コンバータ5から受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータ7へ出力する。モータ7は、インバータ6から受けた三相交流電圧によって駆動される。
図7は、図6に示したコンバータの回路図である。図7では、2次巻線4aの端子9aおよび端子9bがコンバータ5に接続された状態を代表的に示す。
図7を参照して、コンバータ5は、整流回路11と、スイッチ素子SW1〜SW4と、ダイオードD1〜D4と、キャパシタCとを含む。スイッチ素子SW1〜SW4は、接地ノードと切り替え回路8との間に接続される。2次巻線4a,4bの各々の第1および第2の端子は、切り替え回路8およびスイッチ素子SW1〜SW4を介して接地ノードに接続される。
より詳細には、スイッチ素子SW1〜SW4の各々は、たとえばサイリスタ、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体スイッチ素子である。スイッチ素子SW1は、キャパシタCの第1端に接続される一方端と、ノードN1に接続される他方端と、ゲートとを有する。スイッチ素子SW2は、ノードN1に接続される一方端と、キャパシタCの第2端に接続される他方端と、ゲートとを有する。スイッチ素子SW3は、キャパシタCの第1端に接続される一方端と、ノードN2に接続される他方端と、ゲートとを有する。スイッチ素子SW4は、ノードN2に接続された一方端と、キャパシタCの第2端に接続された他方端と、ゲートとを有する。
ダイオードD1は、スイッチ素子SW1の一方端に接続されたカソードと、スイッチ素子SW1の他方端(ノードN1)に接続されたアノードとを有する。ダイオードD2は、スイッチ素子SW2の一方端(ノードN1)に接続されたカソードと、スイッチ素子SW2の他方端に接続されたアノードとを有する。ダイオードD3は、スイッチ素子SW3の一方端に接続されたカソードと、スイッチ素子SW3の他方端(ノードN2)に接続されたアノードとを有する。ダイオードD4は、スイッチ素子SW4の一方端(ノードN2)に接続されたカソードと、スイッチ素子SW4の他方端に接続されたアノードとを有する。
コンバータ5は、キャパシタCの片端たとえば第2端が接地ノードに接続された片端接地型のコンバータである。
整流回路11は、ノードN1,N2に接続される。整流回路11は、2次巻線4aまたは2次巻線4bに誘起された交流電圧を整流する。
スイッチ素子SW1〜SW4は、各々のゲートに受けた制御信号に基づいてオン・オフすることにより、整流回路11によって整流された電圧を直流電圧に変換する。キャパシタCは、スイッチ素子SW1〜SW4によって変換された直流電圧を平滑化する。
次に、変圧装置100の動作について説明する。ここでは、1次巻線3の巻数は1000Tであり、2次巻線4aの巻数は100Tであり、2次巻線4bの巻数は60Tであると仮定して説明する。
図8は、2次巻線の端子間電圧を1次電圧の種類ごとに示す図である。図6および図8を参照して、1次電圧、すなわち1次巻線3が受ける交流電圧の実効値が25000Vの場合、変圧装置100では、切り替え回路8によって、2次巻線4bがコンバータ5に接続される。
2次巻線4bには、25000V/1000T×60T=1500Vの電圧が発生する。すなわち、端子9bおよび端子9c間に実効値1500Vの交流電圧が誘起される。端子9bおよび端子9cの電圧(ゼロピーク値)は2121Vとなる(図8(a))。
また、使用しない2次巻線4aにも、1次巻線3と2次巻線4aとの間の巻数比に応じた電圧が発生する。2次巻線4aには、25000V/1000T×(100T+60T)=4000Vの電圧が発生する。すなわち、端子9aおよび端子9c間に実効値4000Vの交流電圧が誘起される。端子9aおよび端子9cの電圧(ゼロピーク値)は5657Vとなる(図8(b))。
一方、1次電圧すなわち1次巻線3が受ける交流電圧の実効値が15000Vの場合、変圧装置100では、切り替え回路8によって、2次巻線4aがコンバータ5に接続される。
2次巻線4aには、15000V/1000T×100T=1500Vの電圧が発生する。すなわち、端子9aおよび端子9b間に実効値1500Vの交流電圧が誘起される。端子9aおよび端子9bの電圧(ゼロピーク値)は2121Vとなる(図8(c))。
また、使用しない2次巻線4bにも、1次巻線3と2次巻線4bとの間の巻数比に応じた電圧が発生する。2次巻線4bには、15000V/1000T×(60T+100T)=2400Vの電圧が発生する。すなわち、端子9aおよび端子9c間に実効値2400Vの交流電圧が誘起される。端子9aおよび端子9cの電圧(ゼロピーク値)は3394Vとなる(図8(d))。
図9は、図7に示したコンバータの動作を説明するための波形図である。図10〜図13は、図9に示す各タイミングにおいて低圧側巻線(2次巻線)に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。なお、図10〜図13では、後述する変圧器51で発生する電圧および電流も示している。
図9を参照して、電圧Vcは端子9aおよび端子9bの間の電圧を示している。また、図9では、スイッチ素子SW1〜SW4のスイッチング(オン・オフ)によって得られる電圧パルス波形が示されている。
コンバータ5は、切り替え回路8を介して2次巻線4a,4bの第1端子および第2端子とそれぞれ接続される第1入力端子および第2入力端子を有し、第1入力端子および第2入力端子がスイッチ素子SW1〜SW4を介して交互に固定電位ノードに接続されるように動作する。
図9および図10を参照して、図9に示すタイミングTAにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオンし、スイッチ素子SW3がオフし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図10の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aおよび端子9bの電圧はともに0Vとなる。このときには、端子9cの電圧も0Vとなる。
図9および図11を参照して、図9に示すタイミングTBにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオフし、スイッチ素子SW3がオフし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図11の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は0Vとなり、端子9bの電圧は2121Vとなる。このとき、端子9cの電圧は、2121V×(100+60)T/60T=5657Vとなる。
図9および図12を参照して、図9に示すタイミングTCにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオフし、スイッチ素子SW3がオンし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図12の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は2121Vとなり、端子9bの電圧は2121Vとなる。このとき、端子9cの電圧も2121Vとなる。
図9および図13を参照して、図9に示すタイミングTDにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオンし、スイッチ素子SW3がオンし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図13の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は2121Vとなり、端子9bの電圧は0Vとなる。このとき、端子9cの電圧は−3536Vとなる。
以上のように、変圧装置100では、未使用の2次巻線の端子において最大5657Vの電圧が発生する(図11参照)。このために、巻線および鉄心間の距離等の絶縁寸法を大きくする必要が生じる。
図14は、変圧器50の鉄心、1次巻線および2次巻線の模式断面図である。図14は、図4と対比される図である。図14を参照して、鉄心10の電位は0(V)である。1次巻線3の上側に2次巻線4aが配置され、1次巻線3の上側に2次巻線4bが配置される。1次巻線3に印加される電圧は、2次巻線4a,4bで誘起される電圧よりも高い。1次巻線3と鉄心10との間に2次巻線を配置することで、巻軸方向(Z方向)の電圧の変化を緩やかにすることができる。また、鉄心の左右方向では、2次巻線(4a,4b)と鉄心10との間の距離よりも、1次巻線3と鉄心10との間の距離が大きい。これにより、1次巻線3と鉄心10との間の絶縁距離が確保される。
しかしながら、図11に示されるように、端子9cには、最大5657Vの電圧が発生する。このため、端子9cに接続される2次巻線4bの端部と鉄心10との間の距離を大きくしなければならない。図14に示された構成によれば、側脚部10bの一部である脚部10b1と2次巻線4bとの間の距離(長さL1)、あるいは、側脚部10bの一部である脚部10b2と2次巻線4bとの間の距離(長さL2)を大きくする必要がある。2次巻線の巻数を低減すると2次巻線が小型化されるので、鉄心10と2次巻線(4a,4b)との間の絶縁距離を大きくすることが可能である。しかし巻数比が変化することで2次巻線から所望の電圧を取り出すことが難しくなる。一方、鉄心10と2次巻線(4a,4b)との間の絶縁距離を大きくするために、鉄心10を拡大した場合、変圧器が大きくなる。このため、変圧器の小型化および軽量化を図ることが難しくなる。
そこで、本発明の実施の形態に係る変圧装置101では、2次巻線の構造によって上記の問題点を解決する。なお、変圧装置101において、変圧装置100の対応する部分と同一または相当部分には変圧装置100と同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図15は、本発明の第1の実施の形態に係る鉄道車両の構成を示す図である。図15を参照して、鉄道車両200は、交流電圧が異なる複数の区間を走行する交流電車である。鉄道車両200は、パンタグラフ2と、変圧装置101と、モータ7とを備える。変圧装置101は、変圧器51と、コンバータ5と、インバータ6と、切り替え回路8とを含む。変圧器51は、1次巻線3と、2次巻線4a,4bと、鉄心10とを含む。
2次巻線4a,4bの各々は、電位が固定されていない別個の第1端子および第2端子を有する。より詳細には、2次巻線4aは、1次巻線3と磁気結合されており、2次巻線4aの一方端側に設けられた端子9aと、2次巻線4aの他方端側に設けられた端子9bとを有する。2次巻線4bは、1次巻線3と磁気結合されており、2次巻線4bの一方端側に設けられた端子9cと、2次巻線4bの他方端側に設けられた端子9dとを有する。2次巻線4aおよび4bの巻数は互いに異なる。
切り替え回路8は、2次巻線4a,4bを選択的にコンバータ5と接続する。すなわち、切り替え回路8は、2次巻線4a,4bの各々の第1端子および第2端子を選択的にコンバータ5と接続する。より詳細には、切り替え回路8は、2次巻線4aの端子9aおよび端子9bをコンバータ5の第1入力端子および第2入力端子にそれぞれ接続するか、2次巻線4bの端子9cおよび端子9dをコンバータ5の第1入力端子および第2入力端子にそれぞれ接続するかを切り替える。
次に、変圧装置101の動作について説明する。ここでは、1次巻線3の巻数は1000Tであり、2次巻線4aの巻数は100Tであり、2次巻線4bの巻数は60Tであると仮定して説明する。なお、これらの巻数は本発明を限定するものではない。
図16は、2次巻線の端子間電圧を1次電圧の種類ごとに示す図である。図15および図16を参照して、1次電圧すなわち1次巻線3が受ける交流電圧の実効値が25000Vの場合、変圧装置101では、切り替え回路8によって、2次巻線4bがコンバータ5に接続される。
2次巻線4bには、25000V/1000T×60T=1500Vの電圧が発生する。すなわち、端子9cおよび端子9d間に実効値1500Vの交流電圧が誘起される。端子9cおよび端子9dの電圧(ゼロピーク値)は2121Vとなる(図16(a))。
また、使用しない2次巻線4aにも1次巻線3と2次巻線4aとの間の巻数比に応じた電圧が発生する。しかしながら、変圧装置101では、2次巻線4aの端子9bと2次巻線4bの端子9cとが別個に設けられていることから、2次巻線4aには25000V/1000T×100T=2500Vの電圧しか発生しない。すなわち、端子9aおよび端子9b間に実効値2500Vの交流電圧が誘起される。端子9aおよび端子9bの電圧(ゼロピーク値)は3536Vとなる(図16(b))。
一方、1次電圧すなわち1次巻線3が受ける交流電圧の実効値が15000Vの場合、変圧装置100では、切り替え回路8によって、2次巻線4aがコンバータ5に接続される。
2次巻線4aには、15000V/1000T×100T=1500Vの電圧が発生する。すなわち、端子9aおよび端子9b間に実効値1500Vの交流電圧が誘起される。端子9aおよび端子9bの電圧(ゼロピーク値)は2121Vとなる(図16(c))。
また、使用しない2次巻線4bにも、1次巻線3と2次巻線4bとの間の巻数比に応じた電圧が発生する。しかしながら変圧装置101では、2次巻線4aの端子9bと2次巻線4bの端子9cとが別個に設けられていることから、2次巻線4aには15000V/1000T×60T=900Vの電圧しか発生しない。すなわち、端子9cおよび端子9d間に実効値900Vの交流電圧が誘起される。端子9cおよび端子9dの電圧(ゼロピーク値)は1273Vとなる(図16(d))。
次に、変圧器51で発生する電圧および電流について説明する。なお、コンバータ5の動作波形は図9に示す動作波形と同様であり、コンバータ5を構成するスイッチ素子SW1〜SW4の動作は、図10〜図13で説明される動作と同様である。以下では、2次巻線4aの端子9aおよび端子9bがコンバータ5に接続された状態での変圧器51の動作を代表的に説明する。
図9および図10を参照して、図9に示すタイミングTAにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオンし、スイッチ素子SW3がオフし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図10の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aおよび端子9bの電圧はともに0Vとなる。このときには、端子9cの電圧も0Vとなる。
図9および図11を参照して、図9に示すタイミングTBにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオフし、スイッチ素子SW3がオフし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図11の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は0Vとなり、端子9bの電圧は2121Vとなる。このとき、端子9cの電圧は0Vとなり、端子9dの電圧は2121V×100T/60T=3536Vとなる。変圧器50の場合には、未使用の端子9cに5657Vの大きさの電圧が発生するが、変圧器51の場合には、未使用の端子9dに発生する電圧は3536Vである。
図9および図12を参照して、図9に示すタイミングTCにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオフし、スイッチ素子SW3がオンし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図12の矢印で示すように電流が流れ、端子9aの電圧は2121Vとなり、端子9bの電圧は2121Vとなる。このとき、端子9cの電圧は3536Vとなり、端子9dの電圧は3536Vとなる。
図9および図13を参照して、図9に示すタイミングTDにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオンし、スイッチ素子SW3がオンし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図13の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は2121Vとなり、端子9bの電圧は0Vとなる。このとき、端子9cの電圧は3536Vとなり、端子9dの電圧は0Vとなる。
図17は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器51の場合における、鉄心と2次巻線との間の絶縁距離を説明するための図である。図18は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器51の場合における、タンクと2次巻線との間の絶縁距離を説明するための図である。
図17および図18を参照して、第1の実施の形態によれば、端子9dに発生する電圧は、未使用の端子9dに発生する電圧は最大で3536Vである。このため、2次巻線と鉄心10との間の絶縁距離を、変圧器50の場合の絶縁距離よりも短くすることができる。すなわち、変圧器50に比べて長さL1,L2を短くすることができる。したがって鉄心10の内部の空間(窓部W1,W2)を小さくすることができるので、鉄心10も小型化できる。
また、タンク21の電位も鉄心の電位と同様に0Vである。タンク21のサイズは、2次巻線4a,4bとタンク21との間の絶縁距離に依存する。上記のように、本発明の第1の実施の形態では、未使用の端子9dに発生する電圧を低下させることができる。したがって、タンク21と2次巻線との間の絶縁距離も短くすることができる。これによりタンクを小型化することが可能になるので、変圧器の小型化および軽量化を実現できる。
なお、上記のように、変圧装置100および変圧装置101では、2次巻線4a,4bの電位は固定されていない。これは、交流電車に搭載される変圧器に特有の構成である。一般的には、2次巻線の一方端子は接地電位に接続される。
図19は、一般的な交流電源の構成を示す回路図である。図19では、2次巻線4aの端子9aおよび端子9bが代表的に示される。図19を参照して、交流電源61に含まれる変圧器では片端接地方式が採用される。すなわち、交流電源61が変圧器50を含む場合、たとえば端子9bが接地電位に接続される。また、交流電源61が変圧器51を含む場合、たとえば2次巻線4aの端子9bおよび2次巻線4bの端子9dが接地電位に接続される。
次に、交流電源61の動作について説明する。ここでは、交流電源61の変圧器において、1次巻線3の巻数は1000Tであり、2次巻線4aの巻数は100Tであり、2次巻線4bの巻数は60Tであると仮定して説明する。
図20は、図19に示す交流電源の動作を示す波形図である。図21〜図24は、図20に示す各タイミングにおいて2次巻線に発生する電圧を示す図である。
図20を参照して、電圧Vcは端子9aおよび端子9bの間の電圧を示している。図20および図21を参照して、図20に示すタイミングTAにおいて、変圧器50では、端子9a,9b,9cの電圧がいずれも0Vとなる。同じく変圧器51では、端子9a,9b,9c,9dの電圧がいずれも0Vとなる。
図20および図22を参照して、図20に示すタイミングTBにおいて、変圧器50では、端子9a,9b,9cの電圧は、それぞれ−2121V,0V,3536Vとなる。変圧器51では、端子9a,9b,9c,9dの電圧は、それぞれ−2121V,0V,3536V,0Vとなる。
図20および図23を参照して、図20に示すタイミングTCにおいて、変圧器50では、端子9a,9b,9cの電圧はいずれも0Vとなる。同じく変圧器51では、端子9a,9b,9c,9dの電圧はいずれも0Vとなる。
図20および図24を参照して、図20に示すタイミングTDにおいて、変圧器50では、端子9a,9b,9cの電圧はそれぞれ2121V,0V,−3536Vとなる。また、変圧器51では、端子9a,9b,9c,9dの電圧はそれぞれ2121V,0V,−3536V,0Vとなる。
以上のように、変圧装置101では、一方の端子が接地された一般的な交流電源61と同様に、未使用の2次巻線の端子において最大3536Vの電圧しか発生しない。これにより、巻線および鉄心間の距離あるいは巻線およびタンク間の距離等の絶縁寸法を大きくする必要がなくなるので、変圧器の小型化および軽量化を図ることができる。さらに、未使用の2次巻線の端子に発生する電圧が低下することで、2次巻線の端子の小型化および軽量化を図ることができる。
また、ある2次巻線に設けられた端子が、他の2次巻線に設けられた端子と独立している(電気的に絶縁されている)ことによって、異電圧区間を車両が走行することにより1次側電圧が変化した場合においても、変圧装置として必要なインダクタンス値(L値)、容量値(C値)、および抵抗値(R値)を常に確保できるように、2次巻線側の最適設計を図ることができる。
変圧装置として必要なL値、C値およびR値を確保することによって、鉄道車両の制御の安定化を図ることができる。一般に、鉄道車両には様々な周波数帯の信号が使用されているため、車両に搭載されている制御機器から発生する高調波のノイズにより、各種の信号に誘導障害を引き起こさないように考慮する必要がある。変圧器のL成分が最適化されていない場合、変圧器を介して接地線から流出する帰線電流によって、上記の誘導障害が生じる可能性がある。誘導障害が発生した場合、たとえば車両(電車)の異常が生じたと誤って検知されるとともに、車両を停止させるための制御が実行されるなどといった問題が発生する。
このため車両に搭載される変圧器においては、上記L、C、R値の中でも、L値が特に重要となる。L値を決定するためのパラメータは、単に巻数だけではなく、2次巻線の配置(たとえば1次巻線と2次巻線との距離)など複数存在する。
変圧器50において、2次巻線4a,4bの巻数をそれぞれ40T,60Tとし端子9cの電位を固定すれば、端子9bの使用時に、未使用の端子9aに発生する誘起電圧を低下させることが可能である。しかし、このような構成においては、1次巻線に入力される交流電圧が変化した場合にも最適なL値が得られるとは限らない。一方、図5に示されるように、本発明の第1の実施の形態では、複数の2次巻線にそれぞれ設けられた複数の端子を互いに独立させる。これにより、異電圧区間を走行する車両に搭載された変圧装置において、1次巻線に印加される電圧が変化した場合にも、最適なL値が確保されるように、各2次巻線を最適化することが可能になる。
なお、変圧器51は、2次巻線を3つ以上含んでいてもよい。また、変圧装置101は、コンバータ5およびインバータ6を含むものと限定されず、2次巻線に誘起された交流電圧を所望の電圧に変換する電圧変換回路を含んでいればよい。また、接地ノードに限らず、固定電圧が供給されるノードにコンバータ5が接続される構成であってもよい。
また、第1の実施の形態によれば、切り替え回路8によって、コンバータ5に接続される2次巻線が切換えられる。これにより、複数の2次巻線に共通に設けられた1つのコンバータによって所望の電圧を取り出すことができる。したがって、複数の2次巻線にそれぞれ対応する複数のコンバータを設ける構成に比べてコンバータの数を削減することができる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る変圧装置と比べてコンバータの構成を変更した変圧装置に関する。なお、実施の形態2に係る変圧装置は、交流電圧が異なる複数の区間を走行する交流電車に搭載される。また、実施の形態2に係る変圧装置の構成は図1におよび図4に示された構成と同様である。したがって、以下では、主として第2の実施の形態と第1の実施の形態との相違点を説明し、第2の実施の形態と第1の実施の形態とで共通する内容については以後の詳細な説明を繰返さない。
図25は、本発明の第2の実施の形態に係るコンバータの構成を示す回路図である。図25では、2次巻線4aの端子9aおよび端子9bがコンバータ5に接続された状態を代表的に示す。
図25を参照して、このコンバータ5は、キャパシタCの第1端および第2端が接地電位に接続された中間接地型のコンバータである。この点において、第2の実施の形態に係るコンバータは、第1の実施の形態に係るコンバータと異なる。
上記の変圧装置100および変圧装置101が図25に示すコンバータを備える場合についてそれぞれ説明する。
[変圧装置100]
まず、変圧装置100の動作について説明する。ここでは、1次巻線3の巻数は1000Tであり、2次巻線4aの巻数は100Tであり、2次巻線4bの巻数は60Tであると仮定して説明する。また、変圧装置100および変圧装置101における2次巻線の端子間電圧は本発明の第1の実施の形態の場合における端子間電圧と同様である。このため、以下では、図8および図16を用いて変圧装置100,101の動作をそれぞれ説明する。
図8を参照して、1次電圧、すなわち1次巻線3が受ける交流電圧の実効値が25000Vの場合、変圧装置100では、切り替え回路8によって、2次巻線4bがコンバータ5と接続される。
2次巻線4bには、25000V/1000T×60T=1500Vの電圧が発生する。すなわち、端子9bおよび端子9c間に実効値1500Vの交流電圧が誘起される。図8(a)のケースでは、端子9bおよび端子9cの電圧(ゼロピーク値)は1061Vとなる。
また、使用しない2次巻線4aにも、1次巻線3と2次巻線4aとの間の巻数比に応じた電圧が発生する。2次巻線4aには、25000V/1000T×(100T+60T)=4000Vの電圧が発生する。すなわち、端子9aおよび端子9c間に実効値4000Vの交流電圧が誘起される。図8(b)のケースでは、端子9aおよび端子9cの電圧(ゼロピーク値)は4596Vとなる。
一方、1次電圧すなわち1次巻線3が受ける交流電圧の実効値が15000Vの場合、変圧装置100では、切り替え回路8によって、2次巻線4aがコンバータ5に接続される。
2次巻線4aには、15000V/1000T×100T=1500Vの電圧が発生する。すなわち、端子9aおよび端子9b間に実効値1500Vの交流電圧が誘起される。図8(c)のケースでは、端子9aおよび端子9bの電圧(ゼロピーク値)は1061Vとなる。
また、使用しない2次巻線4bにも1次巻線3と2次巻線4bとの間の巻数比に応じた電圧が発生する。2次巻線4aには、15000V/1000T×(60T+100T)=2400Vの電圧が発生する。すなわち、図8(d)のケースでは、端子9aおよび端子9c間に実効値2400Vの交流電圧が誘起される。端子9aおよび端子9cの電圧(ゼロピーク値)は2333Vとなる。
図26は、本発明の第2の実施の形態に係るコンバータの動作を示す波形図である。図27〜図30は、図26に示す各タイミングにおいて2次巻線に発生する電圧およびコンバータに発生する電流を示す図である。なお、図27〜図30では、変圧器51で発生する電圧および電流も示している。
図26を参照して、電圧Vcは端子9aおよび端子9b間の電圧を示している。また、図26では、スイッチ素子SW1〜SW4のスイッチング(オン・オフ)によって得られる電圧パルス波形が示されている。
図26および図27を参照して、図26に示すタイミングTAにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオンし、スイッチ素子SW3がオフし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図27の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aおよび端子9bの電圧はともに−1061Vとなる。このときには、端子9cの電圧も−1061Vとなる。
図26および図28を参照して、図26に示すタイミングTBにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオフし、スイッチ素子SW3がオフし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図28の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は−1061Vとなり、端子9bの電圧は1061Vとなる。このとき、端子9cの電圧は4596Vとなる。
図26および図29を参照して、図26に示すタイミングTCにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオフし、スイッチ素子SW3がオンし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図29の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は1061Vとなり、端子9bの電圧は1061Vとなる。このとき、端子9cの電圧も1061Vとなる。
図26および図30を参照して、図26に示すタイミングTDにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオンし、スイッチ素子SW3がオンし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図30の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は1061Vとなり、端子9bの電圧は−1061Vとなる。このとき、端子9cの電圧は−4596Vとなる。
以上のように、変圧装置100では、未使用の2次巻線の端子において最大4596Vの電圧が発生する。したがって、第1の実施の形態1でも説明されるように、変圧器における巻線および鉄心間の距離等の絶縁寸法を大きくする必要が生じるので、変圧器の小型化および軽量化を図ることが困難となる。
[変圧装置101]
次に、変圧装置101の動作について説明する。1次電圧すなわち1次巻線3が受ける交流電圧の実効値が25000Vの場合、変圧装置101では、切り替え回路8によって、2次巻線4bがコンバータ5に接続される。
2次巻線4bには、25000V/1000T×60T=1500Vの電圧が発生する。すなわち、端子9cおよび端子9d間に実効値1500Vの交流電圧が誘起される。図16(a)のケースでは、端子9cおよび端子9dの電圧(ゼロピーク値)は1061Vとなる。
また、使用しない2次巻線4aにも1次巻線3と2次巻線4aとの間の巻数比に応じた電圧が発生する。しかしながら、変圧装置101では、2次巻線4aの端子9bと2次巻線4bの端子9cとが別個に設けられていることから、2次巻線4aには25000V/1000T×100T=2500Vの電圧しか発生しない。すなわち、端子9aおよび端子9b間に実効値2500Vの交流電圧が誘起される。図16(b)のケースでは、端子9aおよび端子9bの電圧(ゼロピーク値)は3536Vとなる。
一方、1次電圧すなわち1次巻線3が受ける交流電圧の実効値が15000Vの場合、変圧装置101では、切り替え回路8によって、2次巻線4aがコンバータ5に接続される。
2次巻線4aには、15000V/1000T×100T=1500Vの電圧が発生する。すなわち、端子9aおよび端子9b間に実効値1500Vの交流電圧が誘起される。図16(c)のケースでは、端子9aおよび端子9bの電圧(ゼロピーク値)は1061Vとなる。
また、使用しない2次巻線4bにも1次巻線3と2次巻線4bとの間の巻数比に応じた電圧が発生する。しかしながら変圧装置101では、2次巻線4aの端子9bと2次巻線4bの端子9cとが別個に設けられていることから、2次巻線4aには15000V/1000T×60T=900Vの電圧しか発生しない。すなわち、端子9cおよび端子9d間に実効値900Vの交流電圧が誘起される。図10(d)のケースでは、端子9cおよび端子9dの電圧(ゼロピーク値)は1273Vとなる。
次に、変圧器51で発生する電圧および電流について説明する。変圧器51の動作波形は、図26に示す動作波形と同様であり、コンバータ5を構成するスイッチ素子SW1〜SW4の動作は、図27〜図30で説明される動作と同様である。以下では、2次巻線4aの端子9aおよび端子9bがコンバータ5に接続された状態の動作について代表的に説明する。
図26および図27を参照して、図26に示すタイミングTAにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオンし、スイッチ素子SW3がオフし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図27の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aおよび端子9bの電圧はともに−1061Vとなる。このときには、端子9cおよび端子9dの電圧も0Vとなる。
図26および図28を参照して、図26に示すタイミングTBにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオフし、スイッチ素子SW3がオフし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図28の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は−1061Vとなり、端子9bの電圧は1061Vとなる。このとき、端子 9cの電圧は0Vとなり、端子9dの電圧は3536Vとなる。
図26および図29を参照して、図26に示すタイミングTCにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオフし、スイッチ素子SW3がオンし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図29の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は1061Vとなり、端子9bの電圧は1061Vとなる。このとき、端子9cの電圧は3536Vとなり、端子9dの電圧は3536Vとなる。
図26および図30を参照して、図26に示すタイミングTDにおいて、スイッチ素子SW1がオフし、スイッチ素子SW2がオンし、スイッチ素子SW3がオンし、スイッチ素子SW4がオフする。そうすると、図30の矢印で示すようにコンバータ5に電流が流れ、端子9aの電圧は1061Vとなり、端子9bの電圧は−1061Vとなる。このとき、端子9cの電圧は3536Vとなり、端子9dの電圧は0Vとなる。
以上のように、変圧装置101では、図25に示す中間接地型のコンバータを備える場合でも、一般的な交流電源61と同様に、未使用の2次巻線の端子において最大3536Vの電圧しか発生しない。このため第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、変圧器の小型化および軽量化を図ることができる。さらに、未使用の2次巻線の端子に発生する電圧が低下することで、2次巻線の端子の小型化および軽量化を図ることができる。
なお、上記の各実施の形態では、高圧巻線および低圧巻線が鉄心で囲まれた、いわゆる外鉄型の変圧器が示される。ただし本発明は、鉄心の周囲に高圧巻線および低圧巻線が配置された、いわゆる内鉄型の変圧器にも適用可能である。内鉄型の変圧器においても、変圧器の小型化および軽量化のためには、巻線と鉄心との間の絶縁距離をできるだけ小さくすることが重要となる。したがって、内鉄型の変圧器に本発明を適用することにより、当該変圧器の小型化および軽量化を図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 架線、2 パンタグラフ、3 1次巻線(高圧側コイル)、4a,4b 2次巻線(低圧側コイル)、4c 平板コイル、5 コンバータ、6 インバータ、7 モータ、8 切り替え回路、9,9a,9b,9c,9d 端子、10 鉄心、10a 主脚部、10b,10c 側脚部、10b1,10b2 脚部、11 整流回路、21 タンク、22 電動送風機、23 冷却器、24 コンサベータ、50,51 変圧器、61 交流電源、100,101 変圧装置、200 鉄道車両、211 車体、212 床、SW1〜SW4 スイッチ素子、D1〜D4 ダイオード、C キャパシタ、N1,N2 ノード、W1,W2 窓部。

Claims (7)

  1. 車両に搭載するための変圧装置であって、
    交流電圧を受ける1次巻線と、
    互いに巻数が異なる複数の2次巻線と、
    前記複数の2次巻線に誘起された交流電圧を所望の電圧に変換するための電圧変換回路とを備え、
    前記複数の2次巻線の各々は、電位が固定されていない第1端子および第2端子を有し、前記第1端子および第2端子は前記2次巻線ごとに別個に設けられ、
    さらに、
    前記複数の2次巻線の各々の前記第1端子および第2端子を選択的に前記電圧変換回路と接続するための切り替え回路を備える変圧装置。
  2. 前記車両は、交流電圧が異なる複数の区間を走行する車両であり、
    前記変圧装置は、鉄心をさらに備え、
    前記鉄心は、
    前記1次巻線および前記複数の2次巻線が巻回された主脚部と、
    前記1次巻線および前記複数の2次巻線を囲むように前記主脚部に接続された側脚部とを含む、請求項1に記載の変圧装置。
  3. 前記変圧装置は、
    前記1次巻線および前記複数の2次巻線ならびに前記鉄心を収納するタンクをさらに備える、請求項2に記載の変圧装置。
  4. 前記複数の2次巻線は、第1および第2の2次巻線を含み、
    前記第1および第2の2次巻線は、前記1次巻線を挟むように、前記主脚部に巻回される、請求項2に記載の変圧装置。
  5. 前記1次巻線および前記複数の2次巻線の各々は、その巻軸に対して垂直な平面上に巻かれた導体である、請求項4に記載の変圧装置。
  6. 前記電圧変換回路は、固定電圧の供給される固定電位ノードと前記切り替え回路との間に接続されたスイッチ素子を含み、
    前記複数の2次巻線の各々の前記第1端子および第2端子は、前記切り替え回路および前記スイッチ素子を介して前記固定電位ノードに接続される、請求項1に記載の変圧装置。
  7. 前記電圧変換回路は、前記切り替え回路を介して前記2次巻線の前記第1端子および第2端子とそれぞれ接続される第1入力端子および第2入力端子を有し、前記第1入力端子の電位および前記第2入力端子の電位が交互に前記スイッチ素子を介して前記固定電位ノードに接続されるように動作する、請求項6に記載の変圧装置。
JP2010259086A 2009-12-04 2010-11-19 変圧装置 Active JP4750903B2 (ja)

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