JP2003102147A - モータの冷却装置 - Google Patents

モータの冷却装置

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JP2003102147A
JP2003102147A JP2001293413A JP2001293413A JP2003102147A JP 2003102147 A JP2003102147 A JP 2003102147A JP 2001293413 A JP2001293413 A JP 2001293413A JP 2001293413 A JP2001293413 A JP 2001293413A JP 2003102147 A JP2003102147 A JP 2003102147A
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JP
Japan
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cooling
rotor
flow rate
stator
passage
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JP2001293413A
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English (en)
Inventor
Takashi Tsuneyoshi
孝 恒吉
Shinichiro Kitada
真一郎 北田
Toshio Kikuchi
俊雄 菊池
Yutaro Kaneko
雄太郎 金子
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効率のよいモータの冷却装置を提供す
る。 【解決手段】 モータ1のステータ2を冷却するステー
タ側冷却通路11、および、ロータ3を冷却するロータ
側冷却通路9を設け、冷却液を前記両冷却通路9、11
に供給し且つ両冷却通路から還流させる冷却回路4の供
給通路20に、冷却液を任意の流量比でステータ側冷却
通路11とロータ側冷却通路9に配分する流量制御弁2
4、25を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの冷却装置
に関し、特に、モータのステータとロータを同時に冷却
可能なモータの冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から小型化と出力向上の目的のもと
にステータとロータとを同時に液冷する冷却装置が提案
されており、例えば、特開平9−70156号公報に記
載されるものがある。
【0003】これは、立型電動機のケーシングに、冷却
液をロータとステータの間のエアギャップに流すノズル
を設ける一方、冷却液を排出する排出口をケーシングに
設けることで、ノズルから噴射された冷却液をロータと
ステータの間に霧状に流し、ステータとロータの両者を
冷却するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、冷却液はロータとステータのエアギャップを
流れるものであるため、ロータ若しくはステータのいず
れか一方の温度を低下させる場合にもノズルからの噴出
流量を増加させる必要があり、冷却液を多く流さなけれ
ばならず、冷却効率が低いものであった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、冷却効率のよいモータの冷却装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、モータの
ステータを冷却するステータ側冷却通路と、ロータを冷
却するロータ側冷却通路と、冷却液をステータ側冷却通
路とロータ側冷却通路に供給し、両冷却通路から還流さ
せる冷却回路と、冷却回路の供給通路に配置され、冷却
液を任意の流量比でステータ側冷却通路とロータ側冷却
通路に配分する配分手段と、から構成したことを特徴と
する。前記ステータは、ステータコアとステータコイル
を含む。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、前記
配分手段は、ロータの回転速度に応じてステータ側冷却
通路とロータ側冷却通路との流量比を変更することを特
徴とする。
【0008】第3の発明は、第2の発明において、前記
配分手段は、ロータの回転速度の上昇に応じてロータ側
冷却通路への流量比を高めることを特徴とする。
【0009】第4の発明は、第3の発明において、前記
配分手段は、ロータ回転速度が所定回転速度以下では流
量比を所定の比率に固定することを特徴とする。
【0010】第5の発明は、第1の発明において、前記
配分手段は、冷却液の温度に応じてステータ側冷却通路
とロータ側冷却通路との流量比を変更することを特徴と
する。
【0011】第6の発明は、第5の発明において、前記
配分手段は、冷却液の温度の上昇に応じてロータ側冷却
通路への流量比を高めることを特徴とする。
【0012】第7の発明は、第1ないし第6の発明のい
ずれか一つにおいて、前記配分手段は、ステータ側冷却
通路へ分岐した供給通路に配置された流量制御弁により
流量比を変更するものであることを特徴とする。
【0013】第8の発明は、第1ないし第6の発明のい
ずれか一つにおいて、前記配分手段は、ロータ側冷却通
路へ分岐した供給通路に配置された流量制御弁により流
量比を変更するものであることを特徴とする。
【0014】第9の発明は、モータのステータを冷却す
るステータ側冷却通路と、冷却液をステータ側冷却通路
供給し還流させる冷却回路と、冷却回路に配置され冷却
液の流量を調整する流量制御弁と、ロータ回転速度の上
昇に応じて前記流量制御弁により調整する流量を減少さ
せる制御手段と、から構成したことを特徴とする。
【0015】第10の発明は、モータのロータを冷却す
るロータ側冷却通路と、冷却液をロータ側冷却通路供給
し還流させる冷却回路と、冷却回路に配置され冷却液の
流量を調整する流量制御弁と、ロータ回転速度の上昇に
応じて前記流量制御弁により調整する流量を増加させる
制御手段と、から構成したことを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】したがって、第1の発明では、配分手段
によって冷却液を任意の流量比でステータ側冷却通路と
ロータ側冷却通路に配分するため、モータの運転条件に
応じてステータ側冷却通路とロ一タ側冷却通路への流量
配分を最適に制御することができ、効率よくモータを冷
却することができる。
【0017】第2の発明では、第1の発明の効果に加え
て、ロータの回転速度に応じてステータ側冷却通路とロ
ータ側冷却通路との流量比を変更するため、回転速度に
応じて発熱特性が変化するステータおよびロータを効率
よく冷却することができる。
【0018】第3の発明では、第2の発明の効果に加え
て、ロータの回転速度の上昇に応じてロータ側冷却通路
への流量比を高めるため、高回転域で回転上昇につれて
発熱量が減少するステータの冷却を阻害することなく、
高回転域で回転の上昇につれ発熱量が増加するロータを
有効に冷却することができる。
【0019】第4の発明では、第3の発明の効果に加え
て、ロータ回転速度が所定回転速度以下では流量比を所
定の比率に固定するため、ロータの発熱量が低く且つス
テータ側の発熱量は高い状態で、安定している低回転領
域において、流量制御バルブの開閉動作、若しくは、調
整動作により必要以上に電力を消費することが防止でき
る。
【0020】第5の発明では、第1の発明の効果に加え
て、冷却液の温度に応じてステータ側冷却通路とロータ
側冷却通路との流量比を変更するため、冷却液の温度に
応じて発熱特性が変化するステータおよびロータを効率
よく冷却することができる。
【0021】第6の発明では、第5の発明の効果に加え
て、冷却液の温度の上昇に応じてロータ側冷却通路への
流量比を高めるため、冷却液の温度が低い時には、発熱
量が小さく温度的に余裕のあるロータ側冷却通路への冷
却液の流量を絞り発熱量の大きいステータ側冷却通路へ
重点的に冷却液を流すことができ、効率よく冷却でき
る。
【0022】第7の発明では、ステータ側冷却通路へ分
岐した供給通路に配置された流量制御弁により流量比を
変更するため、一個の流量制御弁であり、低コストとで
きる。
【0023】第8の発明では、ロータ側冷却通路へ分岐
した供給通路に配置された流量制御弁により流量比を変
更するため、一個の流量制御弁であり、低コストとでき
る。
【0024】第9の発明では、モータのステータを冷却
するステータ側冷却通路へ供給する冷却液の流量をロー
タ回転速度の上昇に応じて減少させるよう調整するた
め、ロータ回転速度に応じて変化するステータの発熱量
に対応してステータを冷却することができる。
【0025】第10の発明では、モータのロータを冷却
するロータ側冷却通路へ供給する冷却液の流量をロータ
回転速度の上昇に応じて増加させるよう調整するため、
ロータ回転速度に応じて変化するロータの発熱量に対応
してロータを冷却することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明を適用可能なモータの冷却
装置の一例を示し、ケーシング5内にステータ2、およ
び、ロータ3が液冷可能なモータ1と、モータ1のステ
ータ2、および、ロータ3の冷却通路へ冷却液を給排す
る冷却回路4とを備えている。
【0028】前記ロータ3は、ケーシング5に図示しな
い軸受けにより回転可能に支持された出力軸6と一体化
されている。前記ロータ3には、出力軸6に設けた出入
口7、8間にロータ3内を通ってロータ3自体の冷却を
行うロータ側冷却通路9を有する。冷却液は、入口7か
ら出力軸6の内部を経由してロータ側冷却通路9に供給
され、ロータ3を冷却したのち、出力軸6の内部を経由
して出口8から排出される。冷却液は低粘度の石油系潤
滑油である絶縁油等を用いることが望ましく、以下で
は、冷却オイルと称する。
【0029】前記ステータ2は、ステータコア2Aとス
テータコイル10とを含めた総称である。前記ステータ
コア2Aは、内周側に開口した図示しない複数のスロッ
トが設けられ、これらスロットにはステータコア2Aの
前端と後端にエンドコイル10A、10Bが突出してス
テータコイル10が巻付けられている。ロータ3にエア
ギャップを介して対面するスロットの開口部分は、図示
しないエンジニアリングプラスチックを充填して塞が
れ、スロットはステータコイル10を内蔵してステータ
コア2Aの前端と後端を連通させるステータ側冷却通路
11を形成している。ステータコア2Aの前後端にはス
テータコイル10の端部(フロントエンドコイル、リヤ
エンドコイル)を夫々取囲んでケーシング5内において
独立した室12A、12Bを形成すべく環状の樹脂製隔
壁13が形成されている。これらの室12A、12Bに
は夫々冷却オイルの入口14、および、出口15が形成
されている。
【0030】前記冷却回路4は、前記室12A、およ
び、ロータ3の各入口7、14に連通するよう分岐した
供給通路20と、同じく各出口8、15に連通するよう
分岐した戻り通路21とを備える。また、戻り通路21
からの冷却オイルを冷却する放熱装置22と、放熱装置
22で冷却した冷却オイルを供給通路20に送り出すポ
ンプ23と、前記供給通路20の各入口7、14の手前
に配置したロータ側流量制御弁24、ステータ側流量制
御弁25とを備える。前記放熱装置22としては、図示
しないが、放熱フィンやラジエータ等の熱交換手段を持
つものでもリザーバ等の貯蔵手段であってもよい。前記
両流量制御弁24、25は、夫々バルブ開度に応じて、
ロータ側冷却通路9、および、ステータ側冷却通路11
への供給流量を夫々調整する。前記ロータ側流量制御弁
24、ステータ側流量制御弁25は、ポンプ23から吐
出された冷却オイルの一部をロータ側冷却通路9へ、残
りをステータ側冷却通路11へ分配して、両者の流量比
を調整する配分手段として機能する。
【0031】以上の構成からなるモータの冷却装置の作
動を以下に説明する。低回転領域において、最大電流値
が大きいためステータコイル10の発熱量が大きい一
方、ロータ3の発熱量は比較的小さく、所定の回転数を
超える領域において、回転数に応じてステータコイル1
0の発熱量が減少する一方、ロータ3の発熱量が増加し
てゆく特性のモータ1に対しての動作について説明す
る。
【0032】ポンプ23を駆動して吐出された冷却オイ
ルは、供給通路20、ステータ側流量制御弁25、およ
び、ロータ側流量制御弁24を介して、夫々のバルブ開
度に応じて、ステータ側冷却通路11、および、ロータ
側冷却通路9に供給される。
【0033】所定の回転数までの低回転数領域において
は、ステータ側流量制御弁25のバルブ開度を大きく、
ロータ側流量制御弁24のバルブ開度を比較的小さくす
る。冷却オイルの大部分はステータ側冷却通路11に供
給され、比較的低速回転時に生ずるステータコイル10
の温度上昇を抑制する。他方、ロータ側冷却通路9に供
給された冷却オイルは、ロータ3の温度上昇を抑制す
る。比較的低速回転時においては、ロータ3に生ずる発
熱は小さいため、冷却オイルの供給流量比が低くても、
ロータ3の温度上昇は防止できる。
【0034】所定の回転数を越えた高回転数領域におい
ては、回転数の上昇に連れて最大電流値も減少し、ステ
ータコイル10の発熱量も減少してゆく。他方、ロータ
3に発生する熱量は回転数の上昇に連れて増加する。
【0035】従って、回転数に応じて、ロータ側流量制
御弁24のバルブ開度を増加させる一方、ステータ側流
量制御弁25のバルブ開度を減少させる。冷却オイル
は、回転数の増加につれて、ロータ側冷却通路9への供
給流量比が増加し、ステータ側冷却通路11への供給流
量比が減少する。従って、ロータ3の発生する回転数の
増加に連れて大きくなる発熱量を有効に冷却オイルの供
給流量比を増加することで吸収できる。
【0036】前記ロータ側冷却通路9への冷却オイルの
供給流量比の増加は、ステータ側冷却通路11へ供給し
ていた冷却オイルを、ステータ側流量制御弁25を絞
り、ロータ側流量制御弁24を開くことで得られる。即
ち、ポンプ23から吐出される吐出流量を増加させるこ
となく、両流量制御弁24、25のバルブ開度の調整の
みで、所望の冷却特性を得ることができる。これに加え
て、モータ1のロータ3とステータコイル10の総発熱
量に対応して、ポンプ23の吐出流量を調整すること
で、モータ1を更に有効に冷却することができる。
【0037】上記作動は、モータ1の比較的低回転時に
ステータコイル10の発熱量が大きく、モータ1の回転
上昇とともにステータコイル10の発熱量が減少し、ロ
ータ3の発熱量が増加するものについて説明している
が、他の特性を持つモータに対しても、ロータ側流量制
御弁24、および、ステータ側流量制御弁25のバルブ
開度を、そのモータ特性に合わせて調整することで対応
可能である。
【0038】図2は、ステータ側流量制御弁25とロー
タ側流量制御弁24のバルブ開度の設定例の具体例を示
し、図2(A)はモータの特性であり、図2(B)はモ
ータ特性に対応した具体的バルブ開度の設定特性を示
す。
【0039】図2(A)に示す特性のモータは、モータ
の最大電流が、所定の回転数Nsまでは一定となってい
るが、所定の回転数Nsを超えると減少する。そのた
め、所定の回転数Nsに至らない低回転領域において
は、ステータコイル10の発熱量が多い一方、ロータ3
の発熱量は少ない。所定の回転数Nsを超える高回転領
域では、ステータコイル10の発熱量は回転数の上昇に
つれて減少する一方、ロータ3の発熱量は回転数の上昇
につれて増大する傾向にある。
【0040】このため、ステータ側流量制御弁25とロ
ータ側流量制御弁24のバルブ開度は、図2(B)に示
すように、低回転領域では、ステータ側冷却通路11に
重点的に冷却オイルを流すようにステータ側流量制御弁
25のバルブ開度を大きくして流量比を多くする一方、
ロータ側流量制御弁24のバルブ開度を小さくして流量
比を少なくする。そして、ステータコイル10の発熱量
は回転数の増減によっても一定となっているため、これ
らのバルブ開度を変化させず、回転数変化に対して流量
比を固定して設定する。
【0041】所定の回転数Nsを超える高回転領域で
は、ロ一タ側冷却通路9への冷却オイルの供給流量比を
回転数の増加につれて増加させるようロータ側流量制御
弁24のバルブ開度を設定する。他方、ステータ側冷却
通路11への冷却オイルの供給流量比を回転数の増加に
つれて減少させるようステータ側流量制御弁25のバル
ブ開度を設定する。
【0042】図3は、温度に応じてステータ側流量制御
弁25とロータ側流量制御弁24のバルブ開度を調整す
る他の設定例である。
【0043】モータの温度特性として、低温時には、ロ
ータ3の発熱量が小さく、所定の温度Tsを超えると温
度上昇につれてロータ3の発熱量は増加する。
【0044】このため、ステータ側流量制御弁25とロ
ータ側流量制御弁24のバルブ開度は、所定温度Tsま
では、ロータ3側への冷却オイルの供給を止め、冷却オ
イルの全量をステータ2側に供給するよう設定する。所
定温度Tsを超えると、温度上昇に応じてロータ3側へ
の冷却オイルの流量比を増加させ、その増加分だけステ
ータ2側への冷却オイルの流量比を減少させるよう設定
する。
【0045】以上、モータの回転数に対応する設定例
と、モータの温度に対応する設定例とを説明したが、具
体的には、両設定例を組合わせることで、より一層有効
にモータを冷却できる。
【0046】本実施の態様にあっては、以下に記載した
効果を奏することができる。即ち、冷却オイルをステー
タ側流量制御弁25、および、ロータ側流量制御弁24
からなる配分手段によって、任意の流量比でステータ側
冷却通路11とロータ側冷却通路9に配分するため、モ
ータ1の運転条件に応じてステータ側冷却通路11とロ
一タ側冷却通路9への流量配分を最適に制御することが
でき、効率よくモータを冷却することができる。
【0047】また、図2に示すように、ロータ3の回転
速度に応じてステータ側冷却通路11とロータ側冷却通
路9との流量比を変更するため、回転速度に応じて発熱
特性が変化するステータコイル10およびロータ3を効
率よく冷却することができる。そして、ロータ3の回転
速度の上昇に応じてロータ側冷却通路9への流量比を高
めるため、高回転域で回転上昇につれて発熱量が減少す
るステータ2の冷却を阻害することなく、高回転域で回
転の上昇につれ発熱量が増加するロータ3を有効に冷却
することができる。また、ロータ回転速度が所定回転速
度以下では流量比を所定の比率に固定するため、ロータ
3の発熱量が低く且つステータコイル10の発熱量は高
い状態で、安定している低回転領域において、両流量制
御弁24、25の開閉動作、若しくは、調整動作により
必要以上に電力を消費することが防止できる。
【0048】図3に示すように、冷却液の温度に応じて
ステータ側冷却通路11とロータ側冷却通路9との流量
比を変更するため、冷却液の温度に応じて発熱特性が変
化するステータコイル10およびロータ3を効率よく冷
却することができる。また、冷却液の温度の上昇に応じ
てロータ側冷却通路9への流量比を高めるため、冷却液
の温度が低い時には、発熱量が小さく温度的に余裕のあ
るロータ側冷却通路9への冷却液の流量を絞り発熱量の
大きいステータ側冷却通路11へ重点的に冷却液を流す
ことができ、効率よく冷却できる。
【0049】図4、5は、ロータ側流量制御弁24、お
よび、ステータ側流量制御弁25のバルブ開度をモータ
の特性に応じて制御する第2の実施の態様のモータの冷
却装置を示し、図4はシステム構成図、図5は、モータ
コントローラの制御フローチャートである。
【0050】モータコントローラ28には、モータ1の
回転速度信号Nrと冷却オイルの温度信号Toとが入力
される。前記モータ1の回転速度信号Nrは、モータ1
のレゾルバ、または、別に設けたエンコーダ等から構成
した回転速度センサ29から得る。前記冷却オイルの温
度信号Toは、冷却オイルの戻り通路21内の冷却オイ
ル温度を熱伝対やサーミスタ等の温度センサ30により
測定して得る。
【0051】モータコントローラ28は、上記回転数信
号Nrと温度信号Toに基づき、ステータ側流量制御弁
25、ロータ側流量制御弁24のバルブ開度を演算し、
バルブ開度指令値を各駆動回路31に出力する。各駆動
回路はステータ側流量制御弁25、ロータ側流量制御弁
24のバルブ開度をバルブ開度指令値に調整する。
【0052】次に、モータコントローラ28により一定
周期毎に実行されるバルブ開度演算手順を図5のフロー
チャートにより説明する。
【0053】ステップS1では、ロ一タ回転速度Nrと
オイル温度Toを読み込む。
【0054】ステップS2では、ロータ回転速度Nrに
基づいて流量配分比の基本値R0を算出する。流量配分
比R、流量配分比の基本値R0は、ロータ側流量/(ス
テータ側流量+ロータ側流量)とする。流量配分比基本
値R0は、ロータ回転速度Nrに対応させて設定されて
おり、ロータ回転速度Nrにより一義的に求められる。
具体的には、ロータ回転速度Nrに対応させて流量配分
比基本値R0を記憶させてある流量配分比基本値制御テ
ーブルから流量配分比基本値R0値をルックアップす
る。この流量配分比基本値R0は、例えば、図2(B)
の流量配分特性を実現するものとなっている。
【0055】ステップS3では、通常運転時の平衡オイ
ル温度である基準温度Tとオイル温度Toとの差に応じ
て温度補正係数kを算出する。温度補正係数kは、基準
温度T≦オイル温度Toのとき1、基準温度T>オイル
温度Toのとき1未満であり、基準温度Tに対しオイル
温度Toが低いほどゼロに近づく係数となっている。こ
れは、図3に示すように、基準温度Tよりオイル温度T
oが低い場合は、ロータ側流量比を絞り、オイル温度T
oが基準温度Tより高い場合にはオイル温度Toに対応
してロータ側流量比を増加させるためである。具体的に
は、オイル温度Toに対応させて温度補正係数をkを記
憶させてある温度補正係数テーブルから温度補正係数k
をルックアップする。
【0056】ステップS4では、ステップS2で求めた
流量配分比基本値R0値とステップS3で求めた温度係
数kとを乗算して最終的な流量配分比Rを算出する。
【0057】ステップS5では、流量配分比Rに基づい
てロータ側流量制御弁24の目標開度とステ一タ側流量
制御弁25の目標開度を算出し、各流量制御バルブ2
4、25の駆動回路31に開度指令値を出力する。
【0058】モータコントローラ28から出力された開
度指令値により、ステータ側流量制御弁25,ロータ側
流量制御弁24のバルブ開度が設定され、設定されたバ
ルブ開度によって、ステータ側冷却通路11,ロータ側
冷却通路9へ決定された流量配分比により冷却オイルが
供給される。
【0059】本実施の態様にあっては、先ず、ステップ
S2でロータ回転速度Nrに対応した流量配分比の基本
値R0(ロータ側流量/(ステータ側流量+ロータ側流
量))を求め、次いで、ステップS3で基準温度Tとオ
イル温度Toとの差に応じて温度補正係数kを算出し、
ステップS4で上記両者を乗算して最終的な流量配分比
Rを算出するため、算出された流量配分比Rはロータ回
転速度Nrとオイル温度Tの両者に対応しており、モー
タ1の冷却が確実に行うことができる。
【0060】図6、7は、本発明の第3の実施の態様の
モータの冷却装置を示し、上記の実施の態様において、
ロータ側流量制御弁24とステータ側流量制御弁25の
両流量制御弁により流量配分を行うのに対し、本態様で
は、いずれか一方の流量制御弁により流量配分を行うも
のである。
【0061】図6に示すモータの冷却装置では、ステー
タ側冷却通路11への供給通路20にのみステータ側流
量制御弁25を配置し、ロータ側冷却通路9への供給通
路20には、ロータ側流量制御弁は配置されない。代わ
りに、ロータ3側への分岐後の供給通路20、ロータ側
冷却通路9、および、合流前の戻り通路21の通路抵抗
と、ステータ2側への分岐後の供給通路20、ステータ
側冷却通路11、および、合流前の戻り通路21の通路
抵抗との比率を、例えば、ロータ回転数Nrに至るまで
の流量分配比率に設定する。ステータ側流量制御弁25
のバルブ開度を全開から絞ることで、ステータ側冷却通
路11への供給流量比が減少し、ロータ側冷却通路9へ
の供給流量比を増加できる。
【0062】図7に示すモータの冷却装置では、ロータ
側冷却通路9への供給通路20にのみロータ側流量制御
弁24を配置し、ステータ側冷却通路11への供給通路
20には、ステータ側流量制御弁は配置されない。この
冷却装置においては、ロータ3側とステータ2側への通
路抵抗の比率を考慮する必要はない。ロータ側流量制御
弁24のバルブ開度を全閉することで、ステータ側冷却
通路11へポンプの吐出流量の全量が供給され、全閉か
らバルブ開度を開ければ、その量に応じてロータ側冷却
通路9へ冷却オイルが供給され、ステータ側冷却通路1
1への供給流量が減少する。
【0063】上記実施の態様にあっては、ステータ側冷
却通路11、若しくは、ロータ側冷却通路9へ分岐した
供給通路20の一方に流量制御弁24、若しくは、25
を配置して、ステータ側冷却通路11への冷却オイル流
量とロータ側冷却通路9への冷却オイル流量との流量比
を変更するため、一個の流量制御弁でよく、低コストと
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すモータの冷却装置の
構成図。
【図2】同じくモータの回転数に対応して変化する駆動
電流の特性を示すグラフ(A)、および、回転数に対応
したステータ側流量制御弁とロータ側流量制御弁のバル
ブ開度の設定例を示すグラフ(B)。
【図3】温度に応じてステータ側流量制御弁とロータ側
流量制御弁のバルブ開度を調整する他の設定例を示すグ
ラフ。
【図4】本発明の他の実施形態を示すモータの冷却装置
の制御のシステム構成図。
【図5】同じくモータコントローラの制御フローチャー
ト。
【図6】本発明の第3の実施の態様のモータの冷却装置
を示す構成図。
【図7】図6とは別の態様のモータの冷却装置を示す構
成図。
【符号の説明】
1 モータ 2 ステータ 3 ロータ 4 冷却回路 6 出力軸 7、14 入口 8、15 出口 9 ロータ側冷却通路 10 ステータコイル 11 ステータ側冷却通路 20 供給通路 21 戻り通路 23 ポンプ 24 ロータ側流量制御弁 25 ステータ側流量制御弁 28 モータコントローラ 29 回転センサ 30 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 俊雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 金子 雄太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5H609 BB12 BB19 PP06 PP07 QQ05 QQ12 QQ14 RR12 RR28 RR37 RR42 RR52 RR68 RR69 RR70

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのステータを冷却するステータ側
    冷却通路と、 ロータを冷却するロータ側冷却通路と、 冷却液をステータ側冷却通路とロータ側冷却通路に供給
    し、両冷却通路から還流させる冷却回路と、 冷却回路の供給通路に配置され、冷却液を任意の流量比
    でステータ側冷却通路とロータ側冷却通路に配分する配
    分手段と、から構成したことを特徴とするモータの冷却
    装置。
  2. 【請求項2】 前記配分手段は、ロータの回転速度に応
    じてステータ側冷却通路とロータ側冷却通路との流量比
    を変更することを特徴とする請求項1に記載のモータの
    冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記配分手段は、ロータの回転速度の上
    昇に応じてロータ側冷却通路への流量比を高めることを
    特徴とする請求項2に記載のモータの冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記配分手段は、ロータ回転速度が所定
    回転速度以下では流量比を所定の比率に固定することを
    特徴とする請求項3に記載のモータの冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記配分手段は、冷却液の温度に応じて
    ステータ側冷却通路とロータ側冷却通路との流量比を変
    更することを特徴とする請求項1に記載のモータの冷却
    装置。
  6. 【請求項6】 前記配分手段は、冷却液の温度の上昇に
    応じてロータ側冷却通路への流量比を高めることを特徴
    とする請求項5に記載のモータの冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記配分手段は、ステータ側冷却通路へ
    分岐した供給通路に配置された流量制御弁により流量比
    を変更するものであることを特徴とする請求項1ないし
    請求項6のいずれか一つに記載のモータの冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記配分手段は、ロータ側冷却通路へ分
    岐した供給通路に配置された流量制御弁により流量比を
    変更するものであることを特徴とする請求項1ないし請
    求項6のいずれか一つに記載のモータの冷却装置。
  9. 【請求項9】 モータのステータを冷却するステータ側
    冷却通路と、 冷却液をステータ側冷却通路へ供給し還流させる冷却回
    路と、 冷却回路に配置され冷却液の流量を調整する流量制御弁
    と、 ロータ回転速度の上昇に応じて前記流量制御弁により調
    整する流量を減少させる制御手段と、から構成したこと
    を特徴とするモータの冷却装置。
  10. 【請求項10】 モータのロータを冷却するロータ側冷
    却通路と、 冷却液をロータ側冷却通路へ供給し還流させる冷却回路
    と、 冷却回路に配置され冷却液の流量を調整する流量制御弁
    と、 ロータ回転速度の上昇に応じて前記流量制御弁により調
    整する流量を増加させる制御手段と、から構成したこと
    を特徴とするモータの冷却装置。
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