JP2003101615A - 電話端末装置および電話端末発着システム - Google Patents

電話端末装置および電話端末発着システム

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JP2003101615A
JP2003101615A JP2001285226A JP2001285226A JP2003101615A JP 2003101615 A JP2003101615 A JP 2003101615A JP 2001285226 A JP2001285226 A JP 2001285226A JP 2001285226 A JP2001285226 A JP 2001285226A JP 2003101615 A JP2003101615 A JP 2003101615A
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incoming call
telephone terminal
terminal device
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call notification
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Application number
JP2001285226A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Okochi
隆義 大河内
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者および用件を容易に確認することがで
き、着信応答または着信履歴に対する応答を効率的かつ
迅速に行うことができる電話端末装置および電話端末発
着システムを提供する。 【解決手段】 電話端末装置1は、表示部2、操作部
3、記憶部4、制御部5、通信部6、画像取込部7、ス
ピーカ8およびマイク9とから概略構成されている。記
憶部4は、電話番号、着信通知情報および着信履歴情報
などの情報を記憶する着信履歴記憶手段であって、種々
の情報を記憶するメモリからなる。制御部5は、着信通
知情報の送受信などを制御する着信通知手段であって、
また電話端末装置1が有する部位の統括を行う。発信者
は、電話端末装置1から送信したい着信通知情報を送信
し、着信者は、電話端末装置1によって電話着信時に、
送信された着信通知情報を受信して、応答する前に表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通話機能を含む通
信手段を有する電話端末装置および前記電話端末装置か
らなる電話端末発着システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信技術の発達や通信速度の高速
化に伴い、電話端末装置において、通話の音声だけでな
く画像情報や文字情報などについても送受信できるよう
になり、画像情報や文字情報などを組み合わせて送受信
する機能やその他の通信サービス機能が電話端末装置に
搭載されている。
【0003】前記通信サービス機能として、電話着信時
の通知方法も様々な方法が提案され、実施されている。
たとえば、発信者の電話番号を表示する機能、発信者の
電話番号とあらかじめ電話端末装置に登録されている番
号とが一致した場合、その電話番号に対応させて登録さ
れている名前を表示する機能、あるいは留守番電話機能
などがある。さらに、特開2000−78265号公報
および特開2000−101687号公報には、発信者
の電話番号とあらかじめ電話端末装置に登録されている
番号とが一致した場合、その電話番号に対応させて登録
されている画像を表示し、発信者を容易に認識すること
ができる着信通話方式が開示されている。また特開20
00−332904号公報には、文字のみのメールに画
像を添付して送信することにより、文字だけでは伝達し
きれない情報を相手方に容易に把握させる携帯テレビ電
話端末が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、電話
着信時に電話番号とともに発信者名が表示されることか
ら、受信者は、発信者を認識することはできるが、着信
した電話の用件については通話を開始するまで知ること
ができず、用件に応じて電話を取るべきかどうかの判断
をすることができない。たとえば、着信者が仕事中であ
った場合に、用件が仕事に関するものであれば電話を取
る、要件が私用であれば取らずに着信履歴を確認して、
後でかけ直すといったような判断ができない。
【0005】電話端末装置に用件を残しておく方法とし
て、留守番電話機能があるが、この機能は、一般的に着
信者が電話にでることができない場合に用いるための機
能であり、着信者が用件に応じて電話を取るべきかどう
かの判断をすることに用いることはできない。
【0006】また特開2000−78265号公報およ
び特開2000−101687号公報に開示されている
方式あるいは装置は、電話番号に対応させて、あらかじ
め登録されている画像を表示するため、発信者を認識す
ることは容易となるが、着信者側の電話端末装置にあら
かじめ画像の情報を記憶させる必要があるので、相手と
直接会って相手の顔写真などをカメラで撮影したり、相
手から画像データを送信してもらうなどの準備が必要で
ある。
【0007】本発明の目的は、発信者および用件を容易
に確認することができ、着信応答または着信履歴に対す
る応答を効率的かつ迅速に行うことができる電話端末装
置および電話端末発着システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、通話機能を含
む通信手段を有する電話端末装置において、電話発信時
に、着信通知情報である画像情報を送信し、電話着信時
に、送信された前記画像情報を受信して、前記画像情報
を着信通知として応答する前に表示する着信通知手段を
有することを特徴とする電話端末装置である。
【0009】本発明に従えば、電話端末装置によって画
像情報を送信することができ、電話着信時に、送信され
た画像情報を受信して、画像情報を着信通知として応答
する前に表示するので、発信者は送信したい情報を視覚
的に伝達することができ、着信者はあらかじめ発信者の
電話番号に対応する情報を電話端末装置に登録しておく
必要はなく、発信者から送信された画像情報により、電
話着信時に電話の用件を知ることができる。これによっ
て、着信者は、用件に応じて着信応答するべきか否かの
判断をすることができる。また着信通知として表示され
た画像が発信者自身の自画像などである場合は、着信者
は発信者を視覚的に認識することができ、発信者を容易
に確認することができる。
【0010】また本発明は、通話機能を含む通信手段を
有する電話端末装置において、電話発信時に、着信通知
情報である文字情報を送信し、電話着信時に、送信され
た前記文字情報を受信して、前記文字情報を着信通知と
して応答する前に表示する着信通知手段を有することを
特徴とする電話端末装置である。
【0011】本発明に従えば、電話端末装置によって文
字情報を送信することができ、電話着信時に、送信され
た文字情報を受信して、文字情報を着信通知として応答
する前に表示するので、発信者は送信したい情報を視覚
的に伝達することができ、着信者はあらかじめ発信者の
電話番号に対応する情報を電話端末装置に登録しておく
必要はなく、発信者から送信された文字情報により、電
話着信時に電話の用件を知ることができる。これによっ
て、着信者は、用件に応じて着信応答するべきか否かの
判断をすることができる。
【0012】また本発明は、通話機能を含む通信手段を
有する電話端末装置において、電話発信時に、着信通知
情報である音情報を送信し、電話着信時に、送信された
前記音情報を受信して、前記音情報を着信通知として応
答する前に出力する着信通知手段を有することを特徴と
する電話端末装置である。
【0013】本発明に従えば、電話端末装置によって音
情報を送信することができ、電話着信時に、送信された
音情報を受信して、音情報を着信通知として応答する前
に表示するので、発信者は送信したい情報を音として伝
達することができ、着信者はあらかじめ発信者の電話番
号に対応する情報を電話端末装置に登録しておく必要は
なく、発信者から送信された音情報により、電話着信時
に電話の用件を知ることができる。これによって、着信
者は、用件に応じて着信応答するべきか否かの判断をす
ることができる。また視覚障害者にも、健常者と同等
に、電話着信時に電話の用件を知らせることができ、用
件に応じて着信応答するべきか否かの判断をさせること
ができる。また着信通知として送信する音情報が音楽情
報の場合は、着信音としての効果を生じさせることがで
きる。
【0014】また本発明は、電話発信時に、画像情報、
文字情報および音情報のうちいずれか2つ以上を含む着
信通知情報を送信し、電話着信時に、送信された前記着
信通知情報を受信して、前記着信通知情報を着信通知と
して応答する前に出力する着信通知手段を有することを
特徴とする。
【0015】本発明に従えば、着信情報として、画像情
報、文字情報および音情報のうち2つ以上を組み合わせ
ることができるので、画像情報、文字情報及び音情報の
いずれか1つによって実現できた効果を相乗させること
ができる。
【0016】また本発明は、受信した前記着信通知情報
を記憶する着信履歴記憶手段を有することを特徴とす
る。
【0017】本発明に従えば、着信通知情報が着信履歴
情報として記憶されるので、後で着信履歴を確認する時
においても、着信履歴情報によって、電話の用件などの
確認が容易になる。
【0018】また本発明は、前記着信履歴記憶手段に記
憶された前記着信通知情報を所定の形式に従って登録す
ることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、着信通知情報を、発信者
の電話番号および氏名などの情報に対応させて電話帳な
どに登録したり、あるいは待ち受け画像として登録する
ことができるので、従来の電話帳に比べると、視覚的、
聴覚的に認識容易な電話帳を作成することができ、また
着信通知情報を待ち受け画像として利用することができ
る。
【0020】また本発明は、前記着信履歴記憶手段に記
憶された前記着信通知情報に基づいてサーチまたはソー
トして着信履歴を表示することを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、着信履歴記憶手段に記憶
された着信履歴情報に基づいてサーチし、ソートするこ
とができるので、着信履歴情報を確認することが容易に
なり、着信履歴に対する応答を効率的かつ迅速に行うこ
とができ、操作性の向上を図ることができる。
【0022】また本発明は、着信先の電話端末装置が、
前記着信通知手段を有しない場合は、着信通知情報を送
信せず、通常の電話発信を行うことを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、着信通知手段を有しない
電話端末装置に対しては、通常の電話発信を行うので、
着信者の電話端末装置が着信通知手段を有するか否かに
ついて発信者が考慮する必要は生じない。
【0024】また本発明は、通話機能を含む通信手段を
有する電話端末装置間で通信を行う電話端末発着システ
ムにおいて、前記電話端末装置が、上記の電話端末装置
であることを特徴とする電話端末発着システムである。
【0025】本発明に従えば、着信者は発信者および用
件を容易に確認することができ、着信応答または着信履
歴に対する応答を効率的かつ迅速に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る電話端末装置1の外観図であり、図2は電話端末装置
1の構成を示すブロック図である。図1(a)は電話端
末装置1の正面図であり、図1(b)は電話端末装置1
の背面図である。
【0027】図に示すように、電話端末装置1は、表示
部2、操作部3、記憶部4、制御部5、通信部6、画像
取込部7、スピーカ8およびマイク9とから概略構成さ
れている。
【0028】表示部2は、液晶パネルなどで構成され、
文字および画像の表示、操作部3による操作の手順およ
び内容を示すようになっている。操作部3は、発呼のた
めの電話番号入力、画像取込操作および文字入力などの
操作全般を行うことができるようになっている。記憶部
4は、いろいろな情報を記憶するメモリであり、電話番
号、着信通知情報および着信履歴情報などの情報を記憶
する着信履歴記憶手段でもある。制御部5は、電話端末
装置1が有する部位を統括し、着信通知情報の送受信な
どを制御する着信通知手段でもある。通信部6は、電話
通信や外部端末装置との情報などのやり取りをするよう
になっている。画像取込部7は、カメラで構成され、画
像を取込むことができるようになっている。スピーカ8
は、電話中の音声や着信音などを出力するようになって
いる。マイク9は、電話中の音声や着信音などを入力す
るようになっている。
【0029】以上の構成によって、発信者は、電話端末
装置1から送信したい着信通知情報を送信することがで
き、着信者は、電話端末装置1によって電話着信時に、
送信された着信通知情報を受信して、応答する前に表示
するので、着信者はあらかじめ発信者の電話番号に対応
する情報を電話端末装置に登録しておく必要はなく、発
信者から送信された着信通知情報により、電話着信時に
電話の用件を知ることができる。これによって、着信者
は、発信者から送信された用件に応じて着信応答するべ
きか否かの判断をすることができる。また後で着信履歴
を確認する時においても、着信履歴記憶手段によって電
話の用件などの確認が容易になる。
【0030】図3は、電話端末装置1が電話を発信する
ときに送信する着信通知情報のデータ構成を示す図であ
る。送信する情報のデータ構成は、テキスト部と画像部
とからなる。図3において、P1では、テキスト部はテ
キストIDからなり、画像部は画像データからなる。P
2では、テキスト部はテキストIDとテキスト本体とか
らなり、画像部は画像情報である画像データからなる。
またP3では、テキスト部はテキスト本体のみからな
り、画像部は画像データからなる。ここで、テキストI
Dとは、本発明の電話端末装置1間において共通のもの
としてあらかじめ設定されているIDであって、定型の
テキスト文字列を選択し、指定するためのものである。
またテキスト本体とは、テキスト文字列のことである。
文字情報であるこれらテキストIDおよびテキスト本体
の具体例については図4で説明する。画像データは、B
MP(Bit MaP)、JPEG(Joint Photographic Expe
rtsGroup)およびPNG(Portable Network Graphics
format)などの静止画の画像フォーマットあるいはMP
EG(Moving Picture Experts Group)などの動画の画
像フォーマットが使用される。このように画像データを
着信通知情報とすることによって、発信者は送信したい
画像情報を視覚的に伝達することができ、着信者は発信
者から送信された画像情報により、電話着信時に電話の
用件を知ることができる。また着信通知として表示され
た画像が発信者自身の自画像などである場合は、着信者
は発信者を視覚的に認識することができ、発信者を容易
に確認することができる。
【0031】図3では、着信通知情報のデータ構成はテ
キスト部と画像部とからなるが、送信される着信通知情
報が音情報を含む場合には、データ構成はテキスト部、
画像部および音部の組合せからなる。なお画像部と音
部、テキスト部と音部とからなるデータ構成または音部
のみのデータ構成も考えられる。音データの具体例とし
ては、音声データ、着信音メロディなどの音楽データが
ある。このように音データを着信通知情報とすることに
よって、視覚障害者にも、健常者と同等に、電話着信時
に電話の用件を知らせることができ、用件に応じて着信
応答するべきか否かの判断をさせることができる。また
着信音としての効果を生じさせることができる。音部の
データ構成は、テキスト部と同様に音ID、音データ本
体からなる。テキストID、テキスト本体、画像ID、
画像、音IDおよび音データ本体の各データの状態は、
転送時、メモリ格納時、履歴領域への格納時において、
固定長/可変長、圧縮/非圧縮のいずれかであり、各デ
ータの状態はデータの形態に依存する。圧縮されたデー
タを表示部2へ表示する場合には、制御部5においてデ
ータ展開処理が行われ、展開処理されたデータの有する
情報が記憶部4の表示用のメモリ領域に書込まれる。
【0032】図4は、テキストIDおよびテキスト本体
の具体例を示す図である。電話端末装置1が着信者に伝
える用件項目として図に示す一覧から選択することがで
きる。操作部3を用いて、「1」〜「7」の番号を選択
することにより、あらかじめ記憶部4に設定されている
定型文字列を選択することができるようになっている。
この定型文字列のデータが、電話端末装置1間において
共通のものとしてあらかじめ設定されている場合におい
て、たとえば、「1」の「仕事」を選択すると、「仕
事」という文字列からなるテキスト本体のデータを送信
せずに、図3のP1のパターンのように、「1」という
テキストIDのデータを送信することになる。この方法
によって、テキスト本体のデータとして長い文字列から
なるテキスト本体のデータを送信することなく、テキス
トIDのデータのみを送信することができるので、送信
するデータ量を減少させることができる。テキストID
のデータを受信した電話端末装置1は、そのテキストI
Dに対応するデータを電話端末装置1の記憶部4から読
み出し、表示用のメモリ領域に書き込み、表示部2に文
字列として表示する。つまり、着信者側の電話端末装置
1は、「1」というテキストIDのデータを受信する
と、「仕事」という定型文字列を表示するわけである。
また図4に示す用件項目のうち、「8」の「ユーザ入
力」は、電話端末装置1間において共通のものとしてあ
らかじめ設定されている定型文字列以外の文字列のデー
タを送信する場合に使用するものであり、ユーザは任意
の文字列を入力してこれのデータを送信することができ
る。この場合、図3のP2のパターンのように、送信す
るデータの構成はテキストIDとテキスト本体からな
り、テキストIDには「8」が、テキスト本体にはユー
ザが入力した文字列のデータが入り、定型文字列以外の
ユーザ定義の文字列も同様に簡易に入力できるようにな
っている。ユーザ定義の文字列のデータを受信した電話
端末装置1は、テキスト本体に入っている文字列のデー
タを表示用のメモリ領域に書き込み、表示部2に文字列
として表示する。
【0033】以上は、テキストIDを用いて着信通知情
報を送受信する場合であるが、テキストIDを用いる場
合、電話端末装置1のテキストIDの仕様を統一する必
要がある。仕様の統一がなされていない場合には、図3
のP3のパターンように、テキスト本体のデータのみを
送信することが望ましい。この場合において、たとえ
ば、「1」の「仕事」を選択すると、「1」というテキ
ストIDは使用せずに、「仕事」というテキスト本体の
データのみが送信される。着信者側の電話端末装置1
は、「仕事」というテキスト本体のデータを受信し、テ
キスト本体の文字列のデータを表示用のメモリ領域に書
き込み、表示部2に「仕事」という文字列として表示す
る。この方法によれば、テキストIDに依存することな
くテキストデータを送信することができる。このように
テキストデータを着信通知情報とすることによって、発
信者は送信したい情報を視覚的に伝達することができ、
着信者は発信者から送信された文字情報により、電話着
信時に電話の用件を知ることができ、着信者は、用件に
応じて着信応答するべきか否かの判断をすることができ
る。
【0034】図4では、着信者に伝える用件項目として
選択できる事項は、「仕事」などの文字列からなるが、
用件項目として選択できる事項が画像情報または音情報
およびこれらの組合せを含む場合は、電話端末装置1間
において共通のものとしてあらかじめ設定されている画
像IDまたは音IDを使用することもできる。
【0035】図5は、本発明の実施の一形態である電話
端末発着システムにおける着信通知情報処理を示すフロ
ーチャートである。
【0036】まず、発信者側の電話端末装置1の動作内
容を説明する。ステップS1−1では、発信者によっ
て、着信通知情報として送信したい画像が、発信者側の
電話端末装置1の画像取込部7より取込まれる。もしく
は、発信者によって、発信者側の電話端末装置1の記憶
部4にあらかじめ登録されている画像が選択される。画
像の選択がなされない場合は、あらかじめ登録されてい
るデフォルト画像が自動的に選択されるようにしてもよ
い。ステップS1−2では、発信者によって、操作部3
の操作により着信通知情報として送信したい文字列の入
力または選択が行われる。ステップS1−3では、発信
者によって、着信通知情報として出力させたい音が、発
信者側の電話端末装置1のマイク9より入力される。も
しくは、発信者によって、発信者側の電話端末装置1の
記憶部4にあらかじめ登録されている音が選択される。
ステップS1−4では、発信者によって、相手先の電話
番号が操作部3の操作により入力される。もしくは、発
信者側の電話端末装置1の記憶部4の電話帳にあらかじ
め登録されている相手先の電話番号が選択される。ステ
ップS1−5では、操作部3の操作により発呼を行う。
【0037】ステップS1−6では、回線が繋がっても
すぐに呼出を行わず、着信者側の電話端末装置1が、電
話端末発着システムにおける着信通知手段を有している
か、着信者側の電話端末装置1にサポート状況の照会を
行うために、照会要求信号を送信する。
【0038】ステップS1−7では、照会に対する着信
者側の電話端末装置1の照会結果から、着信者側の電話
端末装置1が、着信通知手段を有しているか否かの判断
を行う。着信者側の電話端末装置1が着信通知手段を有
していれば、ステップS1−8へ進み、画像データ、テ
キストデータあるいは音データを送信して、ステップS
1−9に進む。着信者側の電話端末装置1が着信通知手
段を有していなければ、もしくは返事がなく、発信者側
の電話端末装置1が、着信者側の電話端末装置1は着信
通知手段を有していないと判断した場合は、画像データ
やテキストデータあるいは音データを送信せずに、ステ
ップS1−9へ進む。ステップS1−9では、通常の電
話呼出を行う。
【0039】次に、着信者側の電話端末装置1の動作内
容を説明する。ステップS2−1では、着呼を行う。
【0040】ステップS2−2では、発信者側の電話端
末装置1から、着信通知手段のサポート状況の照会要求
信号を受信する。
【0041】ステップS2−3は、着信者側の電話端末
装置1の状態そのものを表示し、電話端末装置1が行う
判定または判断を表すものではない。着信者側の電話端
末装置1が着信通知手段を有していれば、ステップS2
−4の状態となる。ステップS2−4では、着信者側の
電話端末装置1は着信通知手段のサポート状況を示す照
会結果信号を発信者側の電話端末装置1に送信する。着
信者側の電話端末装置1が着信通知手段を有してなけれ
ば、もしくは発信者側の電話端末装置1からの照会に反
応できない場合は、ステップS2−8の状態となる。
【0042】ステップS2−5では、ステップS1−8
で発信者側の電話端末装置1から送信されたデータを受
信する。ステップS2−6では、受信したデータを記憶
部4の出力用のメモリ領域に展開する。ステップS2−
7では、展開されたデータを着信通知用のデータとし
て、電話着信時に、画像データおよびテキストデータを
表示部2より画像および文字列として表示し、音データ
をスピーカ8より出力する。通話が始まるまで、これら
着信通知情報は、表示部2に表示されたり、音データを
スピーカ8から出力する。ステップS2−8では、通常
の電話応答を行う。なお発信者側の電話端末装置1が音
データを送信していない場合は、着信者側の電話端末装
置1において、着信者が電話をとるまで、従来どおりの
電話呼出音が出力されることになる。
【0043】図6は、電話端末装置1の表示部2の表示
例を示す図である。図5のステップS2−7において、
着信通知情報は、図に示すように表示される。図におい
ては、発信者の自画像、「仕事」という用件および電話
番号が着信通知として表示されている。電話番号は、従
来の電話呼出の技術を用いて着信通知画面に表示されて
いる。
【0044】なお本発明にいう電話発信時とは、ステッ
プS1−5の発呼からステップS1−9の呼出までの期
間を指し、電話着信時とは、ステップS2−1の着呼か
らステップS2−8の応答までの期間を指す。
【0045】以上によって、発信者および用件を容易に
確認し、着信応答または着信履歴に対する応答を効率的
かつ迅速に行うという電話端末装置の目的を実現するこ
とができる。
【0046】さらに本発明では、電話端末発着システム
において、着信者側の電話端末装置1が受信した画像デ
ータ、文字データおよび音データなどからなる着信通知
情報を着信履歴情報として効率よく用いることができる
ようになっている。
【0047】図7は、電話端末装置1が有する記憶部4
に記憶される着信履歴情報を示す図である。着信通知情
報が着信履歴情報として電話端末装置1の記憶部4にあ
る着信履歴記憶部に記憶され、格納されている。格納さ
れている着信履歴情報には、「発信者の電話番号などの
従来の履歴情報」に対応させて、「テキストデータ」、
「画像データ」および「音声データ」を含むもの、「発
信者の電話番号などの従来の履歴情報」のみからなるも
のがあり、発信者側の電話端末装置1から送信された着
信通知情報の構成により内容は異なる。また記憶部4の
記憶容量には上限があるので、記憶容量の上限を越える
と、古い着信履歴情報から順に消去され、新しい着信履
歴情報は消去されることなく記憶されるようになってい
る。このように着信通知情報が着信履歴情報として記憶
されるので、後で着信履歴を確認する時においても、着
信履歴情報によって、電話の用件などの確認が容易にな
る。
【0048】図8は、着信履歴情報登録時の操作例を示
す図である。図8(a)で着信履歴画面が表示され、操
作部3により操作すると、図8(b)で着信履歴に対す
る応答を行うための「発信」、あるいは電話帳への「登
録」を選択することができる画面表示になり、操作部3
により「登録」を選択すると、図8(c)で「電話番号
と画像」を電話帳に登録することができる画面表示にな
る。電話帳への登録は電話番号だけでなく、着信履歴情
報として出力している画像データ、音声データおよびテ
キストデータなどもあわせて登録できるようになってい
る。このように画像、音声およびテキストを、所定の形
式に従って登録する、すなわち発信者の電話番号および
氏名などの情報に対応させて電話帳などに登録すること
ができるので、従来の電話帳に比べると、視覚的、聴覚
的に認識容易な電話帳を作成することができる。また図
示していないが、着信履歴情報のうち画像データを、待
ち受け画像として登録することができる。これによっ
て、着信履歴情報を待ち受け画像として利用することが
できる。さらに着信履歴を削除することもできる。本実
施形態では、着信履歴情報をそのまま電話帳へ登録して
いるが、他の形態として、着信履歴情報のうち画像デー
タは、画像データを保管するアルバム記憶部に登録した
り、音声データは、着信メロディ記憶部に登録してもよ
い。なおこれら登録されているデータは、着信通知情報
として送信することができる。
【0049】図9は、着信履歴情報を用件キーワードで
サーチし、ソートするための操作例を示す図である。図
9(a)でソートするためのキーワードを選択する画面
が表示され、操作部3により操作して、キーワードであ
る「仕事」を選択すると図9(b)でそのキーワードと
一致する着信履歴情報を呼び出す画面が表示される。サ
ーチ機能およびソート機能を使用することで「仕事」や
「私用」などのキーワードで分類することができるの
で、たとえば、すぐに対応しなければならない用件の電
話を1つ1つ着信履歴の中から探す必要がなくなり、操
作性が向上する。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発信者は
送信したい情報を伝達することができ、着信者は電話着
信時に発信者および用件を容易に確認することができ
る。これによって、着信者は、用件に応じて着信応答す
るべきか否かの判断をすることができる。また視覚障害
者にも、健常者と同等に、電話着信時に電話の用件を知
らせることができる。また着信通知として送信する音情
報が音楽情報の場合は、着信音としての効果を生じさせ
ることができる。
【0051】また本発明によれば、後で着信履歴を確認
する時においても、着信履歴情報によって、電話の用件
などの確認が容易になる。
【0052】また本発明によれば、着信通知情報を、発
信者の電話番号および氏名などの情報に対応させて電話
帳などに登録したり、あるいは待ち受け画像として登録
することができるので、従来の電話帳に比べると、視覚
的、聴覚的に認識容易な電話帳を作成することができ、
また着信通知情報を待ち受け画像として利用することが
できる。
【0053】また本発明によれば、着信履歴記憶手段に
記憶された着信履歴情報に基づいてサーチし、ソートす
ることができるので、着信履歴情報を確認することが容
易になり、着信履歴に対する応答を効率的かつ迅速に行
うことができ、操作性の向上を図ることができる。
【0054】また本発明によれば、着信通知手段を有し
ていない電話端末装置に対しても、通常の電話発信を行
うので、着信者の電話端末装置が着信通知手段を有して
いるか否かについて発信者が考慮する必要は生じない。
【0055】また本発明によれば、電話端末発着システ
ムによって電話端末装置の有する手段を実現させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である電話端末装置1の
外観図である。
【図2】電話端末装置1の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】電話端末装置1が電話を発信するときに送信す
る着信通知情報のデータ構成を示す図である。
【図4】テキストIDおよびテキスト本体の具体例を示
す図である。
【図5】本発明の実施の一形態である電話端末発着シス
テムにおける着信通知情報処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】電話端末装置1の表示部2の表示例を示す図で
ある。
【図7】電話端末装置1が有する記憶部4に記憶される
着信履歴情報を示す図である。
【図8】着信履歴情報登録時の操作例を示す図である。
【図9】着信履歴情報を用件キーワードでサーチし、ソ
ートするための操作例を示す図である。
【符号の説明】
1 電話端末装置 2 表示部 3 操作部 4 記憶部 5 制御部 6 通信部 7 画像取込部 8 スピーカ 9 マイク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話機能を含む通信手段を有する電話端
    末装置において、 電話発信時に、着信通知情報である画像情報を送信し、
    電話着信時に、送信された前記画像情報を受信して、前
    記画像情報を着信通知として応答する前に表示する着信
    通知手段を有することを特徴とする電話端末装置。
  2. 【請求項2】 通話機能を含む通信手段を有する電話端
    末装置において、 電話発信時に、着信通知情報である文字情報を送信し、
    電話着信時に、送信された前記文字情報を受信して、前
    記文字情報を着信通知として応答する前に表示する着信
    通知手段を有することを特徴とする電話端末装置。
  3. 【請求項3】 通話機能を含む通信手段を有する電話端
    末装置において、 電話発信時に、着信通知情報である音情報を送信し、電
    話着信時に、送信された前記音情報を受信して、前記音
    情報を着信通知として応答する前に出力する着信通知手
    段を有することを特徴とする電話端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の電
    話端末装置において、 電話発信時に、画像情報、文字情報および音情報のうち
    いずれか2つ以上を含む着信通知情報を送信し、電話着
    信時に、送信された前記着信通知情報を受信して、前記
    着信通知情報を着信通知として応答する前に出力する着
    信通知手段を有することを特徴とする電話端末装置。
  5. 【請求項5】 受信した前記着信通知情報を記憶する着
    信履歴記憶手段を有することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1つに記載の電話端末装置。
  6. 【請求項6】 前記着信履歴記憶手段に記憶された前記
    着信通知情報を所定の形式に従って登録することを特徴
    とする請求項5記載の電話端末装置。
  7. 【請求項7】 前記着信履歴記憶手段に記憶された前記
    着信通知情報に基づいてサーチまたはソートして着信履
    歴を表示することを特徴とする請求項5記載の電話端末
    装置。
  8. 【請求項8】 着信先の電話端末装置が、請求項1〜4
    のいずれか1つに記載の電話端末装置の着信通知手段を
    有しない場合は、着信通知情報を送信せず、通常の電話
    発信を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    つに記載の電話端末装置。
  9. 【請求項9】 通話機能を含む通信手段を有する電話端
    末装置間で通信を行う電話端末発着システムにおいて、 前記電話端末装置が、請求項1〜8のいずれか1つに記
    載の電話端末装置であることを特徴とする電話端末発着
    システム。
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