JP2006279475A - 通信端末、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

通信端末、通信システム、及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の通信ベアラを使用可能な状態においても簡便にユーザ情報の送信を行うことができる通信端末、通信システム、及び通信方法を提供する。
【解決手段】 この通信端末10では、相手先端末20との通信に使用されている通信ベアラが音声ベアラであるかAVベアラであるかを特定し、その通信ベアラに応じた伝送手段により通信に並行してユーザ情報を相手先端末20に送信する。したがって、メインの通信に使用している通信ベアラをそのまま利用してユーザ情報の伝送を行うことが可能となるため、通信端末10のユーザに対して複雑な操作が要求されることはなく、簡便にユーザ情報の送信を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信端末、通信システム、及び通信方法に関する。
従来の通信技術として、例えば特許文献1に開示された通信端末装置がある。この通信端末装置では、電話帳メモリなどに格納されている情報(ユーザ情報)を所定のデータ形式に変換し、発呼時や通信時などに通信先の端末装置に送信する。これにより、受信側の通信端末装置の電話帳メモリにはユーザ情報が簡便に登録される。
特開2002−300264号公報
ところで、近年ではテレビ電話機能付き携帯電話機のように複数の通信ベアラをユーザが選択的に利用して通信を行うことが可能な端末がある。このような端末において、上述した従来の通信端末装置のようにユーザ情報を伝送する手段が単一であると、メインに使用している通信ベアラとは別個にユーザ情報の伝送に使う通信ベアラを確立する必要が生じる場合があり、ユーザに対して複雑な操作が要求されるという問題がある。
本発明は上記課題の解決のためになされたものであり、複数の通信ベアラを使用可能な状態においても簡便にユーザ情報の送信を行うことができる通信端末、通信システム、及び通信方法を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る通信端末は、複数の通信ベアラを選択的に利用して他の通信端末との間で情報の通信を行う通信端末であって、その通信端末に固有のユーザ情報を格納する格納手段と、他の通信端末との通信中に、ユーザ情報を他の通信端末に送信する要求を受け付ける要求受付手段と、要求受付手段が要求を受け付けたときに、他の通信端末との通信に使用されている通信ベアラを特定する特定手段と、特定手段によって特定された通信ベアラに応じた伝送手段によって、通信に並行してユーザ情報を他の通信端末に送信する送信手段と、を有することを特徴としている。
この通信端末では、他の通信端末との通信に使用されている通信ベアラを特定手段によって特定し、その通信ベアラに応じた伝送手段により通信に並行してユーザ情報を他の通信端末に送信する。したがって、メインの通信に使用している通信ベアラをそのまま利用してユーザ情報の伝送を行うことが可能となるため、通信端末のユーザに対して複雑な操作が要求されることはなく、簡便にユーザ情報の送信を行うことができる。
また、複数の通信ベアラは音声ベアラ及び音声・映像ベアラであり、送信手段は、特定手段によって通信に使用されている通信ベアラが音声ベアラであると特定された場合には、伝送手段としてトーン信号を用いてユーザ情報を他の通信端末に送信し、音声・映像ベアラであると特定された場合には、伝送手段として音声・映像ベアラに用いる音声・映像データを用い、その音声・映像データにユーザ情報を付随させて他の通信端末に送信することも好ましい。音声ベアラによる通信中の場合にはトーン信号を用いることで、広範な他の通信端末を対象としてユーザ情報を送信することができる。また、音声・映像ベアラによる通信中の場合には音声・映像データに付随させればユーザ情報のデータ形式変換が不要となるため、より正確にユーザ情報を送信することができる。
また、本発明に係る通信システムは、通信端末に固有のユーザ情報を格納する格納手段と、通信端末と他の通信端末との通信中に、ユーザ情報を他の通信端末に送信する要求を受け付ける要求受付手段と、要求受付手段が要求を受け付けたときに、各通信端末間の通信に使用されている通信ベアラを特定する特定手段と、特定手段によって特定された通信ベアラに応じた伝送手段によって、通信に並行してユーザ情報を他の通信端末に送信する送信手段と、送信手段によって送信されたユーザ情報を受信する受信手段と、を有することを特徴としている。
この通信システムでは、他の通信端末との通信に使用されている通信ベアラを特定手段によって特定し、その通信ベアラに応じた伝送手段により通信に並行してユーザ情報を他の通信端末に送信する。したがって、メインの通信に使用している通信ベアラをそのまま利用してユーザ情報の伝送を行うことが可能となるため、通信端末のユーザに対して複雑な操作が要求されることはなく、簡便にユーザ情報の送信を行うことができる。
また、本発明に係る通信方法は、通信端末と他の通信端末との間で複数の通信ベアラを選択的に利用して情報の通信を行う通信方法であって、通信端末において、要求受付手段が、他の通信端末との通信中に、格納手段に格納された、通信端末に固有のユーザ情報を他の通信端末に送信する要求を受け付けるステップと、特定手段が、要求受付手段が要求を受け付けたときに、他の通信端末との通信に使用されている通信ベアラを特定するステップと、送信手段が、特定手段によって特定された通信ベアラに応じた伝送手段によって、通信に並行してユーザ情報を他の通信端末に送信するステップと、を有することを特徴としている。
この通信方法では、他の通信端末との通信に使用されている通信ベアラを特定手段によって特定し、その通信ベアラに応じた伝送手段により通信に並行してユーザ情報を他の通信端末に送信する。したがって、通信に使用している通信ベアラをそのまま利用してユーザ情報の伝送を行うことが可能となるため、通信端末のユーザに対して複雑な操作が要求されることはなく、簡便にユーザ情報の送信を行うことができる。
以上説明したように、本発明に係る通信端末、通信システム、及び通信方法によれば、複数の通信ベアラを使用可能な状態においても簡便にユーザ情報の送信を行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る通信端末、通信システム、通信方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に従って構成された通信システムの一実施形態を示す構成図である。図1を参照しながら通信システム1について詳細に説明する。通信システム1は、通信端末10と、相手先端末(他の通信端末)20とを含んで構成されている。通信端末10と相手先端末20とは、音声ベアラ及びAVベアラ(音声・映像ベアラ)の二つの通信ベアラを許容する通信網30(中継基地局等を含む)を介し、それぞれ双方向に通信可能な状態におかれている。係る構成により通信システム1は、音声ベアラ及びAVベアラを選択的に利用して、通信端末10と相手先端末20との間での通話を主とする情報通信を実現するシステムとして構成されている。引き続き、通信システム1の各構成要素について説明する。
通信端末10は、通信システム1を利用する一方のユーザが所有する端末であり、例えば音声ベアラを利用した音声通話機能に加え、AVベアラを利用して相手先の映像を視聴しながら音声通話ができるテレビ電話機能を搭載した携帯電話機として構成されている。この通信端末10は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリといった記憶装置、プッシュボタン・マイク・カメラといった入力装置、ディスプレイといった表示装置等を有している。また、通信端末10は、機能的な構成要素として、通信制御部101、ユーザ情報送信受付部(要求受付手段)102、ユーザ情報取得部(特定手段)103、ユーザ情報格納部(格納手段)104、データ変換部105、を備えている。引き続き、これらの各構成要素について説明する。
通信制御部101は、相手先端末20との通信に関する処理を制御する部分である。この通信制御部101は、通信確立部106と情報送受信部(送信手段)107とを含んで構成されている。
通信確立部106は、相手先端末20との間の音声ベアラによる通信又はAVベアラによる通信の確立及び切断を制御する部分である。通信確立部106は、ユーザの操作を受け付ける操作部(図示しない)から発呼を指示する指示情報を受け取ると、相手先端末20との間でネゴシエーションを行って音声ベアラによる通信又はAVベアラによる通信のいずれかを確立する。そして、通信確立部106は、通信端末10と相手先端末20とが通信中である旨の通信状態情報を生成してユーザ情報送信受付部102に出力する。また、通信確立部106は、ユーザ情報取得部103から現在確立されている通信の通信ベアラを問い合わせるための確認要求情報を受け取った場合には、確立中の通信が音声ベアラによる通信であるかAVベアラによる通信であるかを示す通信ベアラ情報をユーザ情報取得部103に出力する。
一方、通信確立部106は、操作部から通信の切断を指示する指示情報を受け取ると、相手先端末20と接続中の通信を切断する。そして、通信確立部106は、通信端末10と相手先端末20との通信が終了した旨の通信状態情報を生成してユーザ情報送信受付部102に出力する。
情報送受信部107は、通信確立部106によって確立された通信ベアラに従って、相手先端末20との間で情報の送受信を行う部分である。より具体的には、情報送受信部107は、相手先端末20との間に音声ベアラによる通信が確立された場合には、各端末10,20のマイク部(図示しない)を通じて入力される音声信号を送受信し、相手先端末20との間にAVベアラによる通信が確立された場合には、各端末10,20のマイク及びカメラを通じて入力される音声信号及び映像信号に基づくAVデータ(音声・映像データ)を送受信する。なお、このAVデータは、例えば第3世代移動通信で用いられる規格(3G−324M)に準拠しており、音声データ領域及び映像データ領域の他にオプション領域(空き領域)を有している。
また、情報送受信部107は、各通信ベアラに応じた伝送手段によって、通信に並行してユーザ情報を相手先端末20に送信する機能を有している。より具体的には、情報送受信部107は、音声ベアラによる通信中にデータ変換部105からDTMF信号に変換されたユーザ情報を受け取った場合には、このユーザ情報を音声ベアラによる通信と並行して相手先端末20に送信する。また、AVベアラによる通信中にユーザ情報取得部103から直接ユーザ情報を受け取った場合には、このユーザ情報をAVデータのオプション領域に書き込んで相手先端末20に送信する。ユーザ情報の詳細については後述する。
ユーザ情報送信受付部102は、相手先端末20との通信中に、ユーザ情報を相手先端末20に送信する要求を受け付ける部分である。より具体的には、ユーザ情報送信受付部102は、通信確立部106から通信端末10と相手先端末20とが通信中である旨の通信状態情報を受け取ると、ユーザ情報を送信する要求を受け付ける受付状態に移行する。そして、この受付状態中に、例えば「ユーザ情報を下さい」といった会話によるリクエストを受けたユーザにより通信端末10に所定の操作が入力されると、ユーザ情報送信受付部102はユーザ情報の送信を指示する送信指示情報をユーザ情報取得部103に出力する。また、ユーザ情報送信受付部102は、通信確立部106から通信端末10と相手先端末20との通信が終了した旨の通信状態情報を受け取ると、受付状態への移行を解除する。
ユーザ情報取得部103は、ユーザ情報送信受付部102がユーザ情報の送信要求を受け付けたときに、通信端末10と相手先端末20との通信に使用されている通信ベアラを特定する部分であると共に、ユーザ情報格納部104に格納されている通信端末10に固有のユーザ情報を読み出す部分である。より具体的には、ユーザ情報取得部103は、ユーザ情報送信受付部102から送信指示情報を受け取ると、通信確立部106に対して現在確立されている通信の通信ベアラを問い合わせるための確認要求情報を出力する。そして、ユーザ情報取得部103は、確認要求情報の出力に対する応答として通信確立部106から出力される通信ベアラ情報を受け取る。
次に、ユーザ情報取得部103は、通信確立部106から通信ベアラ情報を受け取ると、ユーザ情報格納部104を参照してユーザ情報の読み出しを行う。ここで、ユーザ情報格納部104に格納されている情報の一例を図2に示す。図2に示す例では、ユーザ情報として、この通信端末10に固有の電話番号「090−XXXX−XXXX」と、ユーザ名「YYYY」と、メールアドレス「ZZZZ@ZZZZ.ne.jp」とが格納されている。
次に、ユーザ情報取得部103は、通信ベアラ情報の内容から現在確立中の通信ベアラを特定し、これに基づいてユーザ情報格納部104から読み出したユーザ情報の出力先を決定する。すなわち、ユーザ情報取得部103は、通信ベアラ情報が示す通信ベアラが音声ベアラである場合には、ユーザ情報をデータ変換部105に出力する。また、通信ベアラ情報が示す通信ベアラがAVベアラである場合には、データ変換部105を経由させずに直接ユーザ情報を情報送受信部107に出力する。
データ変換部105は、ユーザ情報取得部103から受け取ったユーザ情報をDTMF信号(トーン信号)に変換する部分である。データ変換部105は、DTMF信号に変換したユーザ情報を情報送受信部107に出力する。
相手先端末20は、通信システム1を利用する他方のユーザが所有する端末であり、通信端末10との間で音声ベアラによる通信又はAVベアラによる通信のいずれかによって通信可能な端末である。相手先端末20は、例えば通信端末10と同等の構成を有する携帯電話機として構成されている。この相手先端末20は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリといった記憶装置、プッシュボタンといった入力装置、ディスプレイといった表示装置等を有している。
また、相手先端末20は、情報送受信手段(図示しない)によって通信端末10との間で情報の送受信を行うほか、通信端末10からユーザ情報を受信した場合には、そのユーザ情報を一時的に格納部(図示しない)に格納する。そして、通信の切断後、相手先端末20は、ディスプレイ等を通じて相手先端末20のユーザに対してユーザ情報を登録するか否かの意思確認を行い、ユーザが登録を選択した場合にユーザ情報を電話帳メモリ(図示しない)に登録する。一方、ユーザが登録を選択しなかった場合にはユーザ情報を格納部から削除する。
次に、図3に示すシーケンス図を参照しながら上述した通信システム1の動作について説明する。
まず、通信確立部106は、ユーザの操作を受け付ける操作部(図示しない)から発呼を指示する指示情報を受け取ると、相手先端末20との間でネゴシエーションを行って音声ベアラによる通信又はAVベアラによる通信のいずれかの通信を確立する(ステップS01)。そして、通信確立部106は、通信端末10と相手先端末20とが通信中である旨の通信状態情報を生成してユーザ情報送信受付部102に出力する。ユーザ情報送信受付部102は、通信確立部106から前述の通信状態情報を受け取ると、ユーザ情報を送信する要求を受け付ける受付状態に移行する。そして、この受付状態中に、相手先端末20のユーザから例えば「ユーザ情報を下さい」といった会話によるリクエストを受け(ステップS02)、通信端末10に所定の操作が入力されると、ユーザ情報送信受付部102はユーザ情報の送信を指示する送信指示情報をユーザ情報取得部103に出力する(ステップS03)。
次に、ユーザ情報取得部103は、ユーザ情報送信受付部102から送信指示情報を受け取ると、通信確立部106に対して現在確立されている通信の通信ベアラを問い合わせるための確認要求情報を出力する。そして、ユーザ情報取得部103は、確認要求情報の出力に対する応答として通信確立部106から通信ベアラ情報を受け取ると、ユーザ情報格納部104を参照してユーザ情報の読み出しを行う(ステップS04)。
ユーザ情報を読み出した後、ユーザ情報取得部103は、通信ベアラ情報の内容から現在確立中の通信ベアラを特定する(ステップS05)。すなわち、通信ベアラ情報が示す通信ベアラが音声ベアラである場合には、ユーザ情報をデータ変換部105に出力する。この場合、データ変換部105は、受け取ったユーザ情報をDTMF信号に変換して情報送受信部107に出力する。一方、通信ベアラ情報が示す通信ベアラがAVベアラである場合には、ユーザ情報取得部103は、データ変換部105を経由させずに直接ユーザ情報を情報送受信部107に出力する。そして、情報送受信部107は、音声ベアラによる通信中にデータ変換部105からDTMF信号に変換されたユーザ情報を受け取った場合には、このユーザ情報を音声ベアラによる通信と多重して相手先端末20に送信する(ステップS06)。また、情報送受信部107は、AVベアラによる通信中にユーザ情報取得部103から直接ユーザ情報を受け取った場合には、このユーザ情報をAVデータのオプション領域に書き込んで相手先端末20に送信する(ステップS06)。
ステップS06において、ユーザ情報を受信した相手先端末20は、このユーザ情報を一時的に格納部に格納する(ステップS07)。この後、操作部から通信の切断を指示する指示情報を受け取ると、通信確立部106は相手先端末20との通信を切断する(ステップS08)。通信の切断後、相手先端末20は、ディスプレイ等を通じてユーザに対してユーザ情報を登録するか否か意思確認を行う(ステップS09)。そして、ユーザが登録を選択した場合にユーザ情報を電話帳メモリに登録する(ステップS10)。また、ユーザが登録を選択しなかった場合には電話帳メモリへの登録は行わず、ユーザ情報を格納部から削除する。
以上説明したように、本実施形態に係る通信端末10では、相手先端末20との通信に使用されている通信ベアラが音声ベアラであるかAVベアラであるかを特定し、その通信ベアラに応じた伝送手段により通信に並行してユーザ情報を相手先端末20に送信する。したがって、メインの通信に使用している通信ベアラをそのまま利用してユーザ情報の伝送を行うことが可能となるため、通信端末10のユーザに対して複雑な操作が要求されることはなく、簡便にユーザ情報の送信を行うことができる。
また、通信端末10では、ユーザ情報の伝送手段として、音声ベアラによる通信中の場合にはDTMF信号を用いるため、広範な相手先端末20を対象としてユーザ情報を送信することができる。また、AVベアラによる通信中の場合にはAVデータのオプション領域を用いてユーザ情報の形式変換を不要としているため、より正確にユーザ情報を送信することができる。
さらに、通信端末10では、リクエストを受けたユーザの操作を契機としてユーザ情報の送信を行うので、ユーザ情報が不用意に相手先端末20側に流出することがなく、ユーザ情報の不正取得に対する安全性が担保されている。
本発明に係る通信システムの一実施形態を示す構成図である。 ユーザ情報格納部に格納されているユーザ情報の一例を示す図である。 図1に示した通信システムの動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…通信システム、10…通信端末、20…相手先端末、102…ユーザ情報送信受付部(要求受付手段)、103…ユーザ情報取得部(特定手段)、104…ユーザ情報格納部(格納手段)、107…情報送受信部(送信手段)。

Claims (4)

  1. 複数の通信ベアラを選択的に利用して他の通信端末との間で情報の通信を行う通信端末であって、
    当該通信端末に固有のユーザ情報を格納する格納手段と、
    前記他の通信端末との通信中に、前記ユーザ情報を前記他の通信端末に送信する要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段が前記要求を受け付けたときに、前記他の通信端末との通信に使用されている通信ベアラを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された通信ベアラに応じた伝送手段によって、通信に並行して前記ユーザ情報を前記他の通信端末に送信する送信手段と、を有することを特徴とする通信端末。
  2. 前記複数の通信ベアラは音声ベアラ及び音声・映像ベアラであり、
    前記送信手段は、前記特定手段によって通信に使用されている通信ベアラが音声ベアラであると特定された場合には、前記伝送手段としてトーン信号を用いて前記ユーザ情報を前記他の通信端末に送信し、音声・映像ベアラであると特定された場合には、前記伝送手段として前記音声・映像ベアラに用いる音声・映像データを用い、当該音声・映像データに前記ユーザ情報を付随させて前記他の通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 通信端末に固有のユーザ情報を格納する格納手段と、
    前記通信端末と他の通信端末との通信中に、前記ユーザ情報を前記他の通信端末に送信する要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段が前記要求を受け付けたときに、前記各通信端末間の通信に使用されている通信ベアラを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された通信ベアラに応じた伝送手段によって、通信に並行して前記ユーザ情報を前記他の通信端末に送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信された前記ユーザ情報を受信する受信手段と、を有することを特徴とする通信システム。
  4. 通信端末と他の通信端末との間で複数の通信ベアラを選択的に利用して情報の通信を行う通信方法であって、
    前記通信端末において、
    要求受付手段が、前記他の通信端末との通信中に、格納手段に格納された、前記通信端末に固有のユーザ情報を前記他の通信端末に送信する要求を受け付けるステップと、
    特定手段が、前記要求受付手段が前記要求を受け付けたときに、前記他の通信端末との通信に使用されている通信ベアラを特定するステップと、
    送信手段が、前記特定手段によって特定された通信ベアラに応じた伝送手段によって、通信に並行して前記ユーザ情報を前記他の通信端末に送信するステップと、を有することを特徴とする通信方法。

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