JP2003101317A - 無線機器用アンテナ装置 - Google Patents
無線機器用アンテナ装置Info
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Abstract
ない無線機器用アンテナ装置を提供する。 【解決手段】 第1のアンテナ1aと第2のアンテナ1
bがそれぞれ回路基板3の両端に略平行に設けられてい
る。第1のアンテナ1aと第2のアンテナ1bの一方の
端には給電点2a,2bがそれぞれ設けられ、同相で給
電される。高周波電流100a,100bは同位相なの
でここから垂直偏波の電波が放射され、水平方向の高周
波電流101a,101bは逆位相となり水平偏波は放
射されない。また、アンテナ1a,1b部分を筐体と回
路基板の取付部分とすることができる。
Description
電話機、携帯情報端末装置などに好適な放射素子を用い
た内蔵型の無線機器用アンテナ装置に関する。
のために小型化・軽量化が求められている。このために
そのアンテナ装置についても本体と同様に小型化・軽量
化が求められている。
の小型化を実現するために、その内部のプリント基板は
なるべく小さいことが望ましい。一方、プリント基板を
筐体に取り付けるための部分は必要である。取り付け部
において所定の機械的強度を得る関係上、プリント基板
と筐体の接触部分は部品を実装することができない。そ
のため当該部分はプリント基板上でデッドスペースとな
ることが多い。
えば特開平09-321529号公報の図1に見られるように、
プリント基板の他に、内蔵アンテナ(2)、アンテナと基
板を接続する部品(5,6)、それらを支持する構造など、
多くの部品を必要とした。これらは筐体内部で多くのス
ペースを占有するとともに、製造工数の増加、接触不良
や各部品のバラツキによる特性の不均一などの問題が生
じ易い。
ト基板の形状や内蔵アンテナの取り付け位置などにより
指向性が変化し、十分な特性を得ることが難しいという
問題もある。
れたもので、機器内部のスペースを有効利用しつつ充分
な機械的強度を得るとともに、小型化しても特性の劣化
しない無線機器用アンテナ装置を提供することを目的と
する。これにより無線機器の小型化を達成することがで
きる。
用アンテナ装置は、無線機器本体内部に配置される回路
基板と、前記回路基板上に線対称で配置された第1の放
射素子及び第2の放射素子と、前記第1の放射素子及び
前記第2の放射素子それぞれに同位相で給電する給電部
とを備え、前記第1の放射素子及び前記第2の放射素子
はそれぞれ前記回路基板上の端部に設けられ、前記第1
の放射素子及び前記第2の放射素子の給電点はそれぞれ
前記回路基板の角の近傍に設けられているものである。
本構成により、アンテナと送受信回路及びその他の回路
を近接して配置できるとともに、近接して配置してもア
ンテナ特性が劣化することがない。
第2の放射素子は略直線状であり、かつ、互いに略平行
に設けられている。
放射素子及び前記第2の放射素子に対してグランドプレ
ーンとして機能するに十分なグランドパターンを設け
る。
第2の放射素子を選択的に切り替えて給電する切替部を
備える。これにより指向性ダイバーシチとすることがで
きる。
第2の放射素子は前記回路基板上に薄板で構成され、前
記回路基板が筐体内部に取り付けられるとき、前記第1
の放射素子及び前記第2の放射素子のうち少なくとも一
方の裏面において前記回路基板は前記筐体内部の取付部
に面的に接触する。
第2の放射素子のうち少なくとも一方が、前記回路基板
の一方の面に設けられた第1の部分と、前記回路基板の
他方の面に設けられた第2の部分と、前記給電点と反対
側の端に設けられて前記第1の部分と前記第2の部分を
接続する接続部とを含み、前記第2の部分の他の端は接
地されている折返しアンテナである。
第2の放射素子の給電点と送受信回路の間に4分の1波
長線路をそれぞれ設ける。
実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を図1に示す。
図1はアンテナ装置及びこれが設けられている回路基板
の平面図を示す。第1のアンテナ(アンテナエレメン
ト)1aと第2のアンテナ(アンテナエレメント)1b
がそれぞれ回路基板3の両端に略平行に設けられてい
る。第1のアンテナ1aと第2のアンテナ1bの一方の
端(同じ側)には給電点(給電部)2a,2bがそれぞ
れ設けられている。アンテナ1a,1bを構成するため
にプリント基板パターン、板金、ワイヤーなどを使用で
きる。
ンテナ1a,1bを対称に配置するとともに、これらを
同位相で給電するものである。給電点2a,2bは回路
基板3の角またはその近くに設けられることが望まし
い。
1bが回路基板3上に設けられるので、アンテナと送受
信回路およびその他の回路を近接して配置することがで
きるとともに、アンテナに回路部品を近接配置してもア
ンテナの特性は劣化することがなく、良好なアンテナ特
性を得ることができる。
層基板を使用し、両端のアンテナ1a,1b以外の部分
は送受信回路およびその他の回路を形成するとともに、
アンテナに対してはグランドプレーンとして動作するよ
うに充分なグランドパターンを設けておく。この様にす
る事により、2つのアンテナ1a,1bの間には自由に
部品が配置できる。
それぞれモノポールアンテナであり、同位相で給電され
る。
00a,100bは同位相なので、ここから垂直偏波の
電波が放射される。一方、グランドプレーン部分に流れ
る水平方向の高周波電流101a,101bは、逆位相
となり水平偏波は放射されない。このため効率良く垂直
偏波のみが放射される。このように給電点を機器の角に
配置する事により、より効果的に水平偏波を打ち消すこ
とができる。また、両側にアンテナを設けているので、
無指向性にすることができる。図2(a)は本アンテナ
の水平面指向特性を示し、図2(b)は垂直面指向特性
を示す。
/4である。アンテナ1a,1bの間隔は波長に対して
短く、例えば波長の1/8以下である。使用周波数を9
00MHzとするとき回路基板3を含む本アンテナ装置
の大きさは名刺程度になる。
アンテナを設けた場合あるいは片側のアンテナのみを使
用する場合にはグランドプレーンが反射器となり、指向
性を生じる。図3(a)は本アンテナの水平面指向特性
を示し、図3(b)は垂直面指向特性を示す。
ことを利用して、2つのアンテナを適宜切り替えて使用
することにより、指向性ダイバーシチとすることもでき
る。すなわち、アンテナ1a,1bを選択的に切り替え
て給電する切替部を設け、そのときどきの状況に応じて
好ましい方のアンテナを使用する。
態に係る両端のアンテナ1a,1bを銅箔パターンで構
成したものを図4に示す。図4において、4は回路基板
3を収納する筐体、5は筐体5内部に設けられる回路基
板3との接触部である。回路基板3はネジSにより筐体
4の基板との接触部5に取り付けられる。
基板3の接触部分にする場合、筐体4を非導電性の誘電
体で構成し、この誘電率を考慮してアンテナを設計すれ
ばよい。この場合、プリント基板の両端で固定できるた
め充分な機械的強度を得ることができる。
ンで構成する事により次のような効果を奏する。 (1)部品点数が減り、製造工数が減るとともに機器の
小型化が可能になる。 (2)アンテナ部分を筐体とプリント基板の接触部分と
することで機械的強度を得ることができ、機器の小型化
ができる。
止めでも筐体4による上下からの挟み込みでも良い。ネ
ジSで取りつける場合、アンテナ以外のグランドプレー
ン部分で取りつけるようにすれば、導電性のネジを使う
ことができる。
ピーダンスが低くなるが、例えば次のような手法でイン
ピーダンスを上げることもできる。
示す。図5において、6は共振周波数の調整部である。
その蛇行部分で共振周波数を調整することができる。7
は表のパターンを裏のパターンに接続するスルーホー
ル、8は裏面のグランドプレーンである。図5において
回路基板3の表のパターンを実線で、裏のパターンを点
線で示している。
ナのパターン1,1を設け、給電部の裏面をグランドプ
レーン8に接続するとともに、両面のアンテナパターン
1,1の先端をスルーホール7で接続することにより折
返しアンテナを構成する。折り返しアンテナを用いるこ
とによりインピーダンスを上げることができる。両面の
アンテナパターン1,1の幅比によりインピーダンスを
調整することができる。
アンテナすべてを板金で構成してもよい。
給電線の長さを波長λの1/4とすることにより、イン
ピーダンスが高くすることができる。アンテナの給電点
で送受信器入出力インピーダンスZの半分としておけ
ば、λ/4の給電線を経て2Zとなるので、2つのアン
テナの給電線を並列に接続すれば送受信器のインピーダ
ンスZに整合できる。
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
に対称にアンテナを設けて同位相給電することにより、
アンテナに回路部品等を近接配置してもアンテナ特性を
損なうことなく、機器の小型化ができる。また、無指向
性の垂直偏波を放射する効率の良いアンテナを構成でき
る。
テナを形成することにより、部品点数が少なくなり、小
型化・製造工数の削減・不良の削減・安定した性能を得
ることができる。
テナと共用することにより、機器の小型化ができる。ま
た、筐体とプリント基板の接触部分を基板両端に広く取
ることでき、機械的強度を得ることが出きる。さらに、
インピーダンス整合・共振周波数調整が容易にできる
の概略構成図である。
ある。
ある。
の概略構成図である。
の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 無線機器本体内部に配置される回路基板
と、前記回路基板上に線対称で配置された第1の放射素
子及び第2の放射素子と、前記第1の放射素子及び前記
第2の放射素子それぞれに同位相で給電する給電部とを
備え、前記第1の放射素子及び前記第2の放射素子はそ
れぞれ前記回路基板上の端部に設けられ、前記第1の放
射素子及び前記第2の放射素子の給電点はそれぞれ前記
回路基板の角の近傍に設けられていることを特徴とする
無線機器用アンテナ装置。 - 【請求項2】 前記第1の放射素子及び前記第2の放射
素子は略直線状であり、かつ、互いに略平行に設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の無線機器用アン
テナ装置。 - 【請求項3】 前記回路基板に、前記第1の放射素子及
び前記第2の放射素子に対してグランドプレーンとして
機能するに十分なグランドパターンを設けたことを特徴
とする請求項1記載の無線機器用アンテナ装置。 - 【請求項4】 前記第1の放射素子又は前記第2の放射
素子を選択的に切り替えて給電する切替部を備えること
を特徴とする請求項1記載の無線機器用アンテナ装置。 - 【請求項5】 前記第1の放射素子及び前記第2の放射
素子は前記回路基板上に薄板で構成され、 前記回路基板が筐体内部に取り付けられるとき、前記第
1の放射素子及び前記第2の放射素子のうち少なくとも
一方の裏面において前記回路基板は前記筐体内部の取付
部に面的に接触することを特徴とする請求項1記載の無
線機器用アンテナ装置。 - 【請求項6】 前記第1の放射素子及び前記第2の放射
素子のうち少なくとも一方が、前記回路基板の一方の面
に設けられた第1の部分と、前記回路基板の他方の面に
設けられた第2の部分と、前記給電点と反対側の端に設
けられて前記第1の部分と前記第2の部分を接続する接
続部とを含み、前記第2の部分の他の端は接地されてい
る折返しアンテナであることを特徴とする請求項1記載
の無線機器用アンテナ装置。 - 【請求項7】 前記第1の放射素子及び前記第2の放射
素子の給電点と送受信回路の間に4分の1波長線路をそ
れぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の無線機器
用アンテナ装置。
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