JP2003100804A - 電子機器 - Google Patents
電子機器Info
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- JP2003100804A JP2003100804A JP2001296286A JP2001296286A JP2003100804A JP 2003100804 A JP2003100804 A JP 2003100804A JP 2001296286 A JP2001296286 A JP 2001296286A JP 2001296286 A JP2001296286 A JP 2001296286A JP 2003100804 A JP2003100804 A JP 2003100804A
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- Japan
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- electronic component
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- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パッシベーションクラックの発生を防止する
電子機器を提供すること。 【解決手段】 フィルム基板は、25μm厚みのポリイ
ミドフィルムに8μmの銅箔を蒸着法を用いて形成す
る。銅箔をパターニングし、インナーリードA1及びイ
ンナーリードB2を形成し、表面に無電解スズメッキを
形成してある。インナーリードA1側のバンプ4面積に
対し、インナーリードB3側のバンプ4面積は約40%
である。インナーリードA1及びインナーリードB3の
接合部には、切り欠き2が形成してある。
電子機器を提供すること。 【解決手段】 フィルム基板は、25μm厚みのポリイ
ミドフィルムに8μmの銅箔を蒸着法を用いて形成す
る。銅箔をパターニングし、インナーリードA1及びイ
ンナーリードB2を形成し、表面に無電解スズメッキを
形成してある。インナーリードA1側のバンプ4面積に
対し、インナーリードB3側のバンプ4面積は約40%
である。インナーリードA1及びインナーリードB3の
接合部には、切り欠き2が形成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯機器等や、電子手
帳に使用されている液晶を駆動するためのドライバーI
Cやメモリー,コントローラ等のベアチップ実装してい
る電子回路装置及び液晶,有機EL等の表示モジュール
に関する。
帳に使用されている液晶を駆動するためのドライバーI
Cやメモリー,コントローラ等のベアチップ実装してい
る電子回路装置及び液晶,有機EL等の表示モジュール
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器を図面に基づいて説明す
る。図13は、インナーリードの切り欠き形状の接続部
を示した図であり、図14は、インナーリードとバンプ
の接続を示した図である。液晶ドライバICをフィルム
基板にフェイスダウン実装を行う方法として金とスズを
用いた共晶接続を行っている。液晶ドライバICには、
Auからなるバンプ104を形成してある。バンプ10
4は、ICのアルミ配線上にSiO2等からなるパッシ
ベーション膜で形成した開口部にフォトレジストで形成
した形状で強度を向上するための金属膜をスパッタリン
グにより成膜し、更にAuを電解メッキで析出してバン
プ104を形成する。
る。図13は、インナーリードの切り欠き形状の接続部
を示した図であり、図14は、インナーリードとバンプ
の接続を示した図である。液晶ドライバICをフィルム
基板にフェイスダウン実装を行う方法として金とスズを
用いた共晶接続を行っている。液晶ドライバICには、
Auからなるバンプ104を形成してある。バンプ10
4は、ICのアルミ配線上にSiO2等からなるパッシ
ベーション膜で形成した開口部にフォトレジストで形成
した形状で強度を向上するための金属膜をスパッタリン
グにより成膜し、更にAuを電解メッキで析出してバン
プ104を形成する。
【0003】回路基板は、ポリイミドフィルム109を
ベースにニッケル等からなる密着性を向上するための層
の上に、蒸着法と電解メッキにより銅を形成した原反を
パターニングした回路基板か、もしくは銅箔にキャステ
ィング法によりポリアミック酸ワニスを塗布硬化した原
反をパターニングした回路基板か、ポリイミドフィルム
109に密着性を向上するための層や銅などの薄膜にア
ディティブ法によりパターンを形成した回路基板に、無
電解スズめっきを形成する。
ベースにニッケル等からなる密着性を向上するための層
の上に、蒸着法と電解メッキにより銅を形成した原反を
パターニングした回路基板か、もしくは銅箔にキャステ
ィング法によりポリアミック酸ワニスを塗布硬化した原
反をパターニングした回路基板か、ポリイミドフィルム
109に密着性を向上するための層や銅などの薄膜にア
ディティブ法によりパターンを形成した回路基板に、無
電解スズめっきを形成する。
【0004】ICのバンプ104と回路基板のICを接
続するインナーリード101、103には、熱と圧力を
かけてバンプ104の金とインナーリード101、10
3のスズを共晶接続する。
続するインナーリード101、103には、熱と圧力を
かけてバンプ104の金とインナーリード101、10
3のスズを共晶接続する。
【0005】また、アンダーフィルを接続する前に、基
板に塗布してICをボンディングし更にICの周辺にア
ンダーフィルを塗布して硬化するか、もしくはICをボ
ンディングしてからアンダーフィルを注入し、硬化して
電子回路装置を製造している。更に、異方性導電膜を使
用して、パッシブ液晶やアクティブ液晶や有機ELなど
の表示パネルに、電子回路装置を実装して表示装置を製
造している。
板に塗布してICをボンディングし更にICの周辺にア
ンダーフィルを塗布して硬化するか、もしくはICをボ
ンディングしてからアンダーフィルを注入し、硬化して
電子回路装置を製造している。更に、異方性導電膜を使
用して、パッシブ液晶やアクティブ液晶や有機ELなど
の表示パネルに、電子回路装置を実装して表示装置を製
造している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子機器は、こ
の共晶接続を用いた実装を行うため、荷重が強い場合や
ボンディングヘッドの傾き状態によって偏荷重が発生し
た場合は、バンプ104下のパッシベーション106に
クラックが発生する。このクラックにより、水分が進入
してアルミ配線107が腐食するという問題点がある。
また、更に荷重が高い場合は、アルミ配線107下の単
結晶シリコン108までクラックが入ってしまう。この
場合は、バンプが取れる不具合につながり断線となる。
の共晶接続を用いた実装を行うため、荷重が強い場合や
ボンディングヘッドの傾き状態によって偏荷重が発生し
た場合は、バンプ104下のパッシベーション106に
クラックが発生する。このクラックにより、水分が進入
してアルミ配線107が腐食するという問題点がある。
また、更に荷重が高い場合は、アルミ配線107下の単
結晶シリコン108までクラックが入ってしまう。この
場合は、バンプが取れる不具合につながり断線となる。
【0007】これらの問題を解決するにあたり、バンプ
の幅によらずに、全てのインナーリードの幅を一定にす
ることにより、クラックの問題を解決する(特開200
0−357716参照)。
の幅によらずに、全てのインナーリードの幅を一定にす
ることにより、クラックの問題を解決する(特開200
0−357716参照)。
【0008】しかし、全てのインナーリードの幅を一定
にしても、バンプのレイアウトによっては、バンプのク
ラックの発生を抑制できない場合がある。スリム型と呼
ばれるICでは、長辺側の2辺の各辺にレイアウトした
バンプの面積比率が約80%以下になると、パッシベー
ションのクラックが発生する。一方、圧力を下げること
によりパッシベーションの発生を押さえることができる
が、共晶接続の信頼性が無くなってしまう。 通常の共
晶接続のボンディング圧力条件で実装した接続は、図1
4に図示した構造である。バンプ104とインナーリー
ド101の接合部の側面がスズの濡れているのと、イン
ナーリード101がボンディング時の温度と圧力でポリ
イミドフィルム109に食い込み、接続部裏面から確認
できる圧痕110ができる。この圧痕が無い場合、バン
プとリードの接合面での共晶が弱い場合があり、共晶不
良となる場合がある。
にしても、バンプのレイアウトによっては、バンプのク
ラックの発生を抑制できない場合がある。スリム型と呼
ばれるICでは、長辺側の2辺の各辺にレイアウトした
バンプの面積比率が約80%以下になると、パッシベー
ションのクラックが発生する。一方、圧力を下げること
によりパッシベーションの発生を押さえることができる
が、共晶接続の信頼性が無くなってしまう。 通常の共
晶接続のボンディング圧力条件で実装した接続は、図1
4に図示した構造である。バンプ104とインナーリー
ド101の接合部の側面がスズの濡れているのと、イン
ナーリード101がボンディング時の温度と圧力でポリ
イミドフィルム109に食い込み、接続部裏面から確認
できる圧痕110ができる。この圧痕が無い場合、バン
プとリードの接合面での共晶が弱い場合があり、共晶不
良となる場合がある。
【0009】つまり、本発明はどのようなICバンプの
レイアウトでも、パッシベーションクラックの発生を防
止するとともに、圧痕のある安定した共晶接続を提供す
ることにある。
レイアウトでも、パッシベーションクラックの発生を防
止するとともに、圧痕のある安定した共晶接続を提供す
ることにある。
【0010】
【問題が解決するための手段】本発明に係る電子機器
は、下面にバンプを有する電子部品と、前記電子部品と
接続するためのインナーリードを有する回路基板を有
し、前記インナーリードは、前記電子部品と接続する部
分の一部を切り欠いた切り欠き部を有することを特徴と
する。
は、下面にバンプを有する電子部品と、前記電子部品と
接続するためのインナーリードを有する回路基板を有
し、前記インナーリードは、前記電子部品と接続する部
分の一部を切り欠いた切り欠き部を有することを特徴と
する。
【0011】また、本発明に係る電子機器は、下面にバ
ンプを有する電子部品と、前記電子部品と接続するため
のインナーリードを有する回路基板を有し、前記インナ
ーリードは、前記電子部品と接続する部分の一部を抜い
た窓部を有することを特徴とする。
ンプを有する電子部品と、前記電子部品と接続するため
のインナーリードを有する回路基板を有し、前記インナ
ーリードは、前記電子部品と接続する部分の一部を抜い
た窓部を有することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明に係る電子機器は、前記イ
ンナーリードが、さらに前記電子部品と接続する部分の
一部を抜いた窓部をも有することを特徴とする。
ンナーリードが、さらに前記電子部品と接続する部分の
一部を抜いた窓部をも有することを特徴とする。
【0013】本問題を解決するために、少なくともポリ
イミド等のフィルム基板にパターンが形成してある回路
基板にICがフェイスダウン実装してある電子回路装置
において、該ICには、Au等の金属からなるバンプが
形成してあり、回路基板には該ICを接続するためのイ
ンナーリードが形成してあり、該インナーリードはバン
プと重なる部分には切り欠きを形成したことで、ボンデ
ィング条件の荷重を下げることができる。つまり、バン
プと接続するインナーリードの面積が少なくすること
で、インナーリードにかかる単位面積荷重の条件は同一
にすることができるため、安定した圧痕のある接続がで
きる。また、荷重が少なくなるため、1バンプにかかる
荷重が減るためにパッシベーションクラックを防止する
ことができる。インナーリードの幅を細くすることだけ
でも対応はできるが、インナーリードの先端から全体に
かけての幅が細くなるため、フイルム基板の断線不良や
パターン剥がれなどの不具合が発生する。また、バンプ
エッジの接合部境界で断線が発生する。よってインナー
リード接合部のみを細くすることで安定した品質を得る
ことができる。微細接続などでインナーリードの幅が細
い場合は、更に断線を防止するためにバンプエッジ部の
インナーリードの幅を部分的に太くした。
イミド等のフィルム基板にパターンが形成してある回路
基板にICがフェイスダウン実装してある電子回路装置
において、該ICには、Au等の金属からなるバンプが
形成してあり、回路基板には該ICを接続するためのイ
ンナーリードが形成してあり、該インナーリードはバン
プと重なる部分には切り欠きを形成したことで、ボンデ
ィング条件の荷重を下げることができる。つまり、バン
プと接続するインナーリードの面積が少なくすること
で、インナーリードにかかる単位面積荷重の条件は同一
にすることができるため、安定した圧痕のある接続がで
きる。また、荷重が少なくなるため、1バンプにかかる
荷重が減るためにパッシベーションクラックを防止する
ことができる。インナーリードの幅を細くすることだけ
でも対応はできるが、インナーリードの先端から全体に
かけての幅が細くなるため、フイルム基板の断線不良や
パターン剥がれなどの不具合が発生する。また、バンプ
エッジの接合部境界で断線が発生する。よってインナー
リード接合部のみを細くすることで安定した品質を得る
ことができる。微細接続などでインナーリードの幅が細
い場合は、更に断線を防止するためにバンプエッジ部の
インナーリードの幅を部分的に太くした。
【0014】
【実施の形態】上記のように構成した電子回路装置及び
表示装置は、接合品質が同じで低荷重の共晶接続条件で
実装できるため、パッシベーションクラックに対してマ
ージンの高い実装が可能となる。
表示装置は、接合品質が同じで低荷重の共晶接続条件で
実装できるため、パッシベーションクラックに対してマ
ージンの高い実装が可能となる。
【0015】
【実施例】(実施例1)以下に本発明の実施例を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の接続部上面図で、
ポリイミドを透して接続部を見た図である。フィルム基
板は、25μm厚みのポリイミドフィルムに8μmの銅
箔を蒸着法を用いて形成する。さらに、銅箔をパターニ
ングし、インナーリードA1及びインナーリードB2を
形成し、表面に無電解スズメッキを形成してある。スズ
メッキは純スズ層が0.2μmである。接続するIC
は、単結晶シリコンの厚みが485μmで、バンプ4高
さは17μmである。インナーリードA1はピッチが4
0μmで、インナーリードB3のピッチは80μm〜1
20μmである。インナーリードA1側のバンプ4面積
に対し、インナーリードB3側のバンプ4面積は約40
%である。インナーリードA1及びインナーリードB3
の接合部には、切り欠き2が形成してある。インナーリ
ード幅は18μmで、切り欠き部の幅は9μmである。
これにより、1バンプ当たりの荷重が20g,単位面積
当たり1200kg/cm2であったのが、50%の荷
重であるバンプ当たり10g,単位面積あたり600k
g/cm 2で接合が可能となる。バンプ4の配列が対照
ではないICやヘッドの傾きなどによる偏荷重がかかっ
た場合でも、総荷重が減ったためパッシベーションクラ
ックの発生がない安定した条件が得られる。
基づいて説明する。図1は、本発明の接続部上面図で、
ポリイミドを透して接続部を見た図である。フィルム基
板は、25μm厚みのポリイミドフィルムに8μmの銅
箔を蒸着法を用いて形成する。さらに、銅箔をパターニ
ングし、インナーリードA1及びインナーリードB2を
形成し、表面に無電解スズメッキを形成してある。スズ
メッキは純スズ層が0.2μmである。接続するIC
は、単結晶シリコンの厚みが485μmで、バンプ4高
さは17μmである。インナーリードA1はピッチが4
0μmで、インナーリードB3のピッチは80μm〜1
20μmである。インナーリードA1側のバンプ4面積
に対し、インナーリードB3側のバンプ4面積は約40
%である。インナーリードA1及びインナーリードB3
の接合部には、切り欠き2が形成してある。インナーリ
ード幅は18μmで、切り欠き部の幅は9μmである。
これにより、1バンプ当たりの荷重が20g,単位面積
当たり1200kg/cm2であったのが、50%の荷
重であるバンプ当たり10g,単位面積あたり600k
g/cm 2で接合が可能となる。バンプ4の配列が対照
ではないICやヘッドの傾きなどによる偏荷重がかかっ
た場合でも、総荷重が減ったためパッシベーションクラ
ックの発生がない安定した条件が得られる。
【0016】本実施例では、金とスズの共晶接続である
が、これにこだわるものではなく金と金のなどの金属接
続やNCP接続やACF接続でも同様である。バンプも
Auにこだわるものではなく、ニッケルやインジューム
およびポリマーバンプでも良い。
が、これにこだわるものではなく金と金のなどの金属接
続やNCP接続やACF接続でも同様である。バンプも
Auにこだわるものではなく、ニッケルやインジューム
およびポリマーバンプでも良い。
【0017】(実施例2)以下に本発明の実施例を図面
に基づいて説明する。図2は本発明の接続部上面図であ
り、ポリイミドを透して接続部を見た図である。フィル
ム基板は、25μm厚みのポリイミドフィルムに4μm
銅箔を蒸着法を用いて形成する。さらに、銅箔をパター
ニングし、インナーリードA1及びインナーリードB3
を形成し、表面に無電解スズメッキを形成してある。ス
ズメッキは純スズ層を0.2μmである。接続するIC
は、単結晶シリコン厚みが485μmで、バンプ高さが
17μmである。インナーリードA1はピッチが30μ
mで、インナーリードB3のピッチは60μm〜90μ
mである。インナーリードA1側のバンプ面積に対し、
インナーリードB3側のバンプ面積は約40%である。
インナーリードA1の接合部には、切り欠き2が形成し
てある。切り欠き2は、インナーリード幅が13μm
で、切り欠き部の幅は6.5μmである。インナーリー
ドB3は、従来通りの形状とした。
に基づいて説明する。図2は本発明の接続部上面図であ
り、ポリイミドを透して接続部を見た図である。フィル
ム基板は、25μm厚みのポリイミドフィルムに4μm
銅箔を蒸着法を用いて形成する。さらに、銅箔をパター
ニングし、インナーリードA1及びインナーリードB3
を形成し、表面に無電解スズメッキを形成してある。ス
ズメッキは純スズ層を0.2μmである。接続するIC
は、単結晶シリコン厚みが485μmで、バンプ高さが
17μmである。インナーリードA1はピッチが30μ
mで、インナーリードB3のピッチは60μm〜90μ
mである。インナーリードA1側のバンプ面積に対し、
インナーリードB3側のバンプ面積は約40%である。
インナーリードA1の接合部には、切り欠き2が形成し
てある。切り欠き2は、インナーリード幅が13μm
で、切り欠き部の幅は6.5μmである。インナーリー
ドB3は、従来通りの形状とした。
【0018】実施例1では、インナーリードB3側がバ
ンプ面積の影響により、インナーリードA1側より圧痕
が大きいのを防止した形状である。インナーリードA1
側とインナーリードB3側の共晶状態が均等となった。
ンプ面積の影響により、インナーリードA1側より圧痕
が大きいのを防止した形状である。インナーリードA1
側とインナーリードB3側の共晶状態が均等となった。
【0019】なお、切り欠きは、すべて均一に配置する
必要はなく、従来の形状やパターンの幅にこだわる必要
も無い。
必要はなく、従来の形状やパターンの幅にこだわる必要
も無い。
【0020】(実子例3)以下に本発明の実施例を図面に
基づいて説明する。図3から図12までは、本発明の切
り欠きの種類について記した。図3は、バンプ4より切
り欠き2を大きくした。この場合、切り欠き部2パター
ン幅が8μ以下の場合のボンディング荷重によりバンプ
4のエッジで断線することがある。図4は、この断線を
防止するため切り欠き2をバンプ4より小さくした。図
5は、切り欠き2を斜めにした実施例でバンプエッジの
断線は少ないが、大きくボンディング荷重を下げられな
い。図6は、切り欠きを穴状にした実施例で、バンプエ
ッジの断線はの発生は無いがボンディングの荷重を大き
くは低くできない。図7は、切り欠き2を窓状形成した
窓部を設けたものである。この場合、窓部の窓枠のパタ
ーン幅がパターニング段階で細りが出やすく、断線する
場合もあるので、インナーリード幅が20μm以上に適
している。図8は、バンプエッジの断線を防止するため
にインナーリードの幅を太くした実施例である。インナ
ーリード幅が15μm以下の場合に有効である。図9
は、切り欠きを複数入れた実施例である。切り欠きの形
状は、1つだけではなく、個数も複数でも構わない。図
10は、切り欠きを先端まで入れた実施例である。切り
欠き側のバンプエッジで断線しても問題は無い。図11
は、切り欠きを片側に入れた実施例である。図12は、
切り欠きを4箇所入れた実施例である。中央部のパター
ン幅を太くしてあるので、圧痕を確実に確認できる。以
上のとおり切り欠き形状は、ボンディングされる面積を
少なくすることであって、切り欠きの形状や個数に限定
するものではない。
基づいて説明する。図3から図12までは、本発明の切
り欠きの種類について記した。図3は、バンプ4より切
り欠き2を大きくした。この場合、切り欠き部2パター
ン幅が8μ以下の場合のボンディング荷重によりバンプ
4のエッジで断線することがある。図4は、この断線を
防止するため切り欠き2をバンプ4より小さくした。図
5は、切り欠き2を斜めにした実施例でバンプエッジの
断線は少ないが、大きくボンディング荷重を下げられな
い。図6は、切り欠きを穴状にした実施例で、バンプエ
ッジの断線はの発生は無いがボンディングの荷重を大き
くは低くできない。図7は、切り欠き2を窓状形成した
窓部を設けたものである。この場合、窓部の窓枠のパタ
ーン幅がパターニング段階で細りが出やすく、断線する
場合もあるので、インナーリード幅が20μm以上に適
している。図8は、バンプエッジの断線を防止するため
にインナーリードの幅を太くした実施例である。インナ
ーリード幅が15μm以下の場合に有効である。図9
は、切り欠きを複数入れた実施例である。切り欠きの形
状は、1つだけではなく、個数も複数でも構わない。図
10は、切り欠きを先端まで入れた実施例である。切り
欠き側のバンプエッジで断線しても問題は無い。図11
は、切り欠きを片側に入れた実施例である。図12は、
切り欠きを4箇所入れた実施例である。中央部のパター
ン幅を太くしてあるので、圧痕を確実に確認できる。以
上のとおり切り欠き形状は、ボンディングされる面積を
少なくすることであって、切り欠きの形状や個数に限定
するものではない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、低荷重
の接続が可能となったことにより、バンプのレイアウト
の影響を受けずに、安定した品質の電子回路装置及び表
示装置を提供することができる。
の接続が可能となったことにより、バンプのレイアウト
の影響を受けずに、安定した品質の電子回路装置及び表
示装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施例1のICとFPCの接続部の上
面図である。
面図である。
【図2】本発明の実施例2のICとFPCの接続部の上
面図である。
面図である。
【図3】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接続
部の上面図である。
部の上面図である。
【図4】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接続
部の上面図である。
部の上面図である。
【図5】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接続
部の上面図である。
部の上面図である。
【図6】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接続
部の上面図である。
部の上面図である。
【図7】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接続
部の上面図である。
部の上面図である。
【図8】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接続
部の上面図である。
部の上面図である。
【図9】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接続
部の上面図である。
部の上面図である。
【図10】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接
続部の上面図である。
続部の上面図である。
【図11】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接
続部の上面図である。
続部の上面図である。
【図12】本発明のインナーリードの切り欠き形状の接
続部の上面図である。
続部の上面図である。
【図13】従来技術のインナーリードとバンプの接続部
の上面図である。
の上面図である。
【図14】従来技術の接続部の圧痕を示す断面図であ
る。
る。
1 インナーリードA
2 切り欠き
3 インナーリードB
4 バンプ
5 金属膜
6 パッシベーション
7 アルミ配線
8 単結晶シリコン
9 ポリイミドフィルム
10 圧痕
Claims (3)
- 【請求項1】 下面にバンプを有する電子部品と、 前記電子部品と接続するためのインナーリードを有する
回路基板を有し、 前記インナーリードは、前記電子部品と接続する部分の
一部を切り欠いた切り欠き部を有する電子機器。 - 【請求項2】 下面にバンプを有する電子部品と、 前記電子部品と接続するためのインナーリードを有する
回路基板を有し、 前記インナーリードは、前記電子部品と接続する部分の
一部を抜いた窓部を有する電子機器。 - 【請求項3】 前記インナーリードは、さらに前記電子
部品と接続する部分の一部を抜いた窓部をも有する請求
項1記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001296286A JP2003100804A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001296286A JP2003100804A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003100804A true JP2003100804A (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=19117560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001296286A Pending JP2003100804A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003100804A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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