JP2003100076A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2003100076A
JP2003100076A JP2001294627A JP2001294627A JP2003100076A JP 2003100076 A JP2003100076 A JP 2003100076A JP 2001294627 A JP2001294627 A JP 2001294627A JP 2001294627 A JP2001294627 A JP 2001294627A JP 2003100076 A JP2003100076 A JP 2003100076A
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signal line
signal
gate
power supply
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JP2001294627A
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Masahisa Iida
真久 飯田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワードドライバにおける、アドレス信号の入
力からワード線駆動までのトランジスタ段数を削減して
信号遅延を低減し、信号線を充放電することによる消費
電流を低減し、さらに、回路のレイアウト面積を縮小す
る。 【解決手段】 複数のメモリアレイと、メモリアレイに
接続された複数のワード線/WLnと、ワード線を駆動
する複数のワードドライバ801と、ワードドライバを
駆動する複数の信号線/WD、AD、/ADとを備える。
ワードドライバはレベルシフト回路を有し、レベルシフ
ト回路は、アドレスの指定に従って制御される、複数の
前記ワードドライバに共通な複数の信号線の入力に応じ
て、指定されたアドレスのワード線を選択する機能を有
する。ワード線は第1の駆動電圧振幅で駆動され、信号
線は、第1の駆動電圧振幅よりも小さい第2の駆動電圧
振幅で駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積装置に
関し、特にダイナミックランダムアクセスメモリ(以下
DRAMと略す)のワード線選択回路、ワード線駆動回
路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年DRAMには、ますます高速化、高
集積化、低消費電力化が求められている。DRAMには
複数のワード線が存在し、それぞれのワード線には複数
のメモリ選択トランジスタと1つのワードドライバが接
続されている。ある特定のワードドライバが選択される
と、ワード線電圧が変移し、ワード線に接続されたすべ
てのメモリ選択トランジスタがアクティブとなって、読
み出し、書き込み動作が開始される。このようにワード
線には複数のメモリ選択トランジスタが接続されてお
り、負荷が大きい。ワードドライバにはワード線を高速
に選択しかつ非選択とする機能が要求され、さらにワー
ドドライバが小レイアウト面積かつ低消費電力に構成さ
れる事が望ましい。
【0003】図17に従来のワード線駆動回路を示す。
図17において、1はレベルシフタ、2は第1段目ドラ
イバ、3は第2段目ドライバである。A1は第1アドレ
スプリデコード信号、A2,/A2は第2アドレスプリ
デコード信号、WD,/WDはワード線セレクト信号で
ある。/WL0,/WL4,/WL8はワード線、VPP
は第1の電源電圧である。
【0004】第1アドレスプリデコード信号A1は、第
1の電源電圧VPPよりも相対的に低い第2の電源電圧
VDDにより駆動される。従って、ワード線セレクト信
号WD、/WDを第1の電源電圧VPPで駆動する為
に、レベルシフタ回路1により第1アドレスプリデコー
ド信号A1をレベルシフトする。
【0005】図17の例は、メモリ選択トランジスタが
PMOSである場合である時に用いるワードドライバ構
成の例であり、ワードドライバによって、選択ワード線
は接地電位に駆動され、非選択のワード線は第2の電源
電圧VDDよりも高い第1の電源電圧VPPに保持され
る。
【0006】ワードドライバ1つに対して1つのデコー
ダ回路を設ける方式では、ワードドライバ1つあたりの
デコード回路レイアウト面積が大きくなる。このため図
17の例では、アドレス信号を第1と第2のアドレス信
号の2系統に分けて、ある特定のワードドライバが、第
1のアドレス信号と第2のアドレス信号が同時に選択さ
れたときのみにアクティブとなるような変形レベルシフ
ト回路を、第2段目ドライバ3に用いている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成を用いるとき、第1のアドレスプリデコード信号
A1の入力から、ワード線/WLnへの出力間に、レベ
ルシフタ2段を含めてトランジスタ段数が多いために、
第1のアドレスプリデコード信号A1の入力から、ワー
ド線/WLnが駆動されるまでの遅延時間が大きい。ま
た、複数のワードドライバが接続されているために負荷
が大きくなるワード線セレクト信号WD,/WD用の信
号線を、第1の電源電圧振幅VPPで充放電するために
充放電電流が大きくなること、およびレベルシフタ1の
反転動作時に貫通電流が流れることにより、消費電流が
大きくなる問題がある。さらに、レベルシフタ1を組み
込むためにレイアウト面積が増大することも問題であ
る。
【0008】本発明は、ワードドライバにおける、アド
レス信号の入力から、ワード線駆動トランジスタまでの
トランジスタ段数が削減され、信号遅延時間が小さく、
動作がより高速となった半導体記憶装置を提供すること
を目的とする。
【0009】また、ワードドライバに結合する信号線を
充放電することによる消費電流を低減した半導体記憶装
置を提供することを目的とする。
【0010】さらに、ワードドライバに関係する回路規
模を縮小し、レイアウト面積を縮小した半導体記憶装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による基本構成の
半導体記憶装置は、複数のメモリアレイと、前記メモリ
アレイに接続された複数のワード線と、前記ワード線を
駆動する複数のワードドライバと、前記ワードドライバ
を駆動する複数の信号線とを備える。前記ワードドライ
バはレベルシフト回路を有し、前記レベルシフト回路
は、アドレスの指定に従って制御される、複数の前記ワ
ードドライバに共通な複数の前記信号線の入力に応じ
て、指定されたアドレスの前記ワード線を選択する機能
を有する。前記ワード線は第1の駆動電圧振幅で駆動さ
れ、複数の前記信号線は、前記第1の駆動電圧振幅より
も小さい第2の駆動電圧振幅で駆動される。
【0012】この構成によれば、信号線への入力から、
ワード線の駆動に至るまでの回路規模が縮小される。す
なわち、ワードドライバ自身にアドレスデコード動作と
レベルシフト動作とを兼用する機能を持たせることで、
ロウデコード回路規模を縮小できる。また、従来第1の
駆動電圧振幅で駆動していた一部の信号線を第2の駆動
電圧振幅で駆動することにより、従来必要であった信号
線用のレベルシフタ回路を省略できる。従って、信号遅
延時間を小さくできるとともに、レイアウト面積を縮小
できる。同時に、全ての信号線を第2の電源電圧振幅で
駆動することにより、消費電力を低減できる。
【0013】上記基本構成の半導体記憶装置における前
記ワードドライバは、第1の構成として、レベルシフト
回路とインバータにより構成することができる。前記レ
ベルシフト回路の入力部には、複数の前記ワードドライ
バに共通な第1の信号線、第2の信号線、及び前記第2
の信号の逆相信号線が接続され、前記レベルシフト回路
の出力部は前記インバータの入力部に接続される。前記
ワード線は前記インバータの出力によって第1の電源の
電圧振幅で駆動され、前記第1の信号線、前記第2の信
号線及び前記第2の信号の逆相信号線は、前記第1の電
源よりも相対的に低い電圧の第2の電源の電圧振幅で駆
動される。前記レベルシフト回路は前記第1の信号線お
よび前記第2の信号線の電圧レベルに依存して、レベル
シフトされた前記第1の電源の電圧振幅の出力を生成す
る。
【0014】上記ワードドライバの第1の構成における
レベルシフト回路は、以下に述べるような、第1〜第5
の具体構成とすることができる。
【0015】第1の具体構成のレベルシフト回路は、以
下のような、第1〜第2のP型トランジスタと、第1〜
第3のN型トランジスタとを備えた構成である。前記第
1のP型トランジスタは、ソースを前記第1の電源に、
ドレインを前記レベルシフト回路の出力を得る第1のノ
ードに、ゲートを第2のノードにそれぞれ接続される。
前記第1のN型トランジスタは、ソースを接地電圧に、
ドレインを前記第1のノードに、ゲートを前記第1の信
号線にそれぞれ接続される。前記第2のP型トランジス
タは、ソースを前記第1の電源に、ドレインを前記第2
のノードに、ゲートを前記第1のノードにそれぞれ接続
される。前記第2のN型トランジスタは、ソースを前記
第1の信号線に、ドレインを前記第2のノードに、ゲー
トを前記第2の信号線にそれぞれ接続される。前記第3
のN型トランジスタは、ソースを接地電圧に、ドレイン
を前記第1のノードに、ゲートを前記第2の信号の逆相
信号線にそれぞれ接続される。
【0016】次に述べる第2もしくは第3の具体構成の
レベルシフト回路によれば、ワード線をオンする、つま
り接地レベルに駆動する時と、ワード線をオフする、つ
まり第1の電源電圧レベルに駆動する時の両方で、ワー
ドドライバのレベルシフト動作を高速化できるために、
高速なワードドライバが実現できる。
【0017】第2の具体構成のレベルシフト回路は、以
下のような、第1〜第4のP型トランジスタと、第1〜
第3のN型トランジスタとを備える。前記第1のP型ト
ランジスタは、ソースを前記第1の電源に、ドレインを
第3のノードに、ゲートを第2のノードにそれぞれ接続
される。前記第1のN型トランジスタは、ソースを接地
電圧に、ドレインを前記レベルシフト回路の出力を得る
第1のノードに、ゲートを前記第1の信号線にそれぞれ
接続される。前記第2のP型トランジスタは、ソースを
前記第1の電源に、ドレインを第4のノードに、ゲート
を前記第1のノードにそれぞれ接続される。前記第2の
N型トランジスタは、ソースを前記第1の信号線に、ド
レインを前記第2のノードに、ゲートを前記第2の信号
線にそれぞれ接続される。前記第3のN型トランジスタ
は、ソースを接地電圧に、ドレインを前記第1のノード
に、ゲートを前記第2の信号の逆相信号線にそれぞれ接
続される。前記第3のP型トランジスタは、ソースを前
記第3のノードに、ドレインを前記第1のノードに、ゲ
ートを前記第1の信号線にそれぞれ接続される。前記第
4のP型トランジスタは、ソースを前記第4のノード
に、ドレインを前記第2のノードに、ゲートを前記第2
の信号線にそれぞれ接続される。
【0018】第3の具体構成のレベルシフト回路は、以
下のような、第1〜第4のP型トランジスタと、第1〜
第3のN型トランジスタとを備える。前記第1のP型ト
ランジスタは、ソースを第5のノードに、ドレインを前
記レベルシフト回路の出力を得る第1のノードに、ゲー
トを第2のノードにそれぞれ接続される。前記第1のN
型トランジスタは、ソースを接地電圧に、ドレインを前
記第1のノードに、ゲートを前記第1の信号線にそれぞ
れ接続される。前記第2のP型トランジスタは、ソース
を第6のノードに、ドレインを第2のノードに、ゲート
を前記第1のノードにそれぞれ接続される。前記第2の
N型トランジスタは、ソースを前記第1の信号線に、ド
レインを前記第2のノードに、ゲートを前記第2の信号
線にそれぞれ接続される。前記第3のN型トランジスタ
は、ソースを接地電圧に、ドレインを前記第1のノード
に、ゲートを前記第2の信号の逆相信号線にそれぞれ接
続される。前記第3のP型トランジスタは、ソースを前
記第1の電源に、ドレインを前記第5のノードに、ゲー
トを前記第1の信号線にそれぞれ接続される。前記第4
のP型トランジスタは、ソースを前記第1の電源に、ド
レインを前記第6のノードに、ゲートを前記第2の信号
線にそれぞれ接続される。
【0019】第4の具体構成のレベルシフト回路は、以
下のような、第1〜第3のP型トランジスタと、第1〜
第3のN型トランジスタとを備える。前記第1のP型ト
ランジスタは、ソースを前記第1の電源に、ドレインを
前記レベルシフト回路の出力を得る第1のノードに、ゲ
ートを第2のノードにそれぞれ接続される。前記第1の
N型トランジスタは、ソースを接地電圧に、ドレインを
前記第1のノードに、ゲートを前記第1の信号線にそれ
ぞれ接続される。前記第2のP型トランジスタは、ソー
スを前記第1の電源に、ドレインを第7のノードに、ゲ
ートを前記第1のノードにそれぞれ接続される。前記第
2のN型トランジスタは、ソースを前記第1の信号線
に、ドレインを前記第2のノードに、ゲートを前記第2
の信号線にそれぞれ接続される。前記第3のN型トラン
ジスタは、ソースを接地電圧に、ドレインを前記第1の
ノードに、ゲートを前記第2の信号の逆相信号線にそれ
ぞれ接続される。前記第3のP型トランジスタは、ソー
スを前記第7のノードに、ドレインを前記第1の信号線
に、ゲートを前記第2の信号線にそれぞれ接続される。
【0020】この構成よれば、特にワード線をオンす
る、つまり接地レベルに駆動する時の、ワードドライバ
のレベルシフト動作を高速化できるために、ワード線オ
ン時に高速となるワードドライバが実現できる。
【0021】第5の具体構成のレベルシフト回路は、以
下のような、第1〜第3のP型トランジスタと、第1〜
第3のN型トランジスタとを備える。前記第1のP型ト
ランジスタは、ソースを前記第1の電源に、ドレインを
第8のノードに、ゲートを第2のノードにそれぞれ接続
される。前記第1のN型トランジスタは、ソースを接地
電圧に、ドレインを前記レベルシフト回路の出力を得る
第1のノードに、ゲートを前記第1の信号線にそれぞれ
接続される。前記第2のP型トランジスタは、ソースを
前記第1の電源に、ドレインを前記第2のノードに、ゲ
ートを前記第1のノードにそれぞれ接続される。前記第
2のN型トランジスタは、ソースを前記第1の信号線
に、ドレインを前記第2のノードに、ゲートを前記第2
の信号線にそれぞれ接続される。前記第3のN型トラン
ジスタは、ソースを接地電圧に、ドレインを前記第1の
ノードに、ゲートを前記第2の信号の逆相信号線にそれ
ぞれ接続される。前記第3のP型トランジスタは、ソー
スを前記第8のノードに、ドレインを接地電圧に、ゲー
トを前記第1の信号線にそれぞれ接続される。
【0022】この構成によれば、特にワード線をオフす
る、つまり前記第1の電源電圧レベルに駆動する時の、
ワードドライバのレベルシフト動作を高速化できるため
に、ワード線オフ時に高速となるワードドライバが実現
できる。
【0023】以上の具体構成のレベルシフト回路におい
て、前記第3のN型トランジスタは、デザインルールで
定められる最小のゲート幅でかつ最小のゲート長で構成
されることが好ましい。それにより、非選択の前記ワー
ドドライバの前記第1のノードを接地電位に固定する機
能を充分に果たし、かつワードドライバのレイアウト面
積を最小化できる。
【0024】上記基本構成の半導体記憶装置における前
記ワードドライバは、第2の構成として、レベルシフト
回路によって構成することができる。前記レベルシフト
回路の入力部には複数の前記ワードドライバに共通な第
1の信号線、第2の信号線及び前記第2の信号の逆相信
号線が接続される。前記レベルシフト回路は、前記第1
の信号線、前記第2の信号線及び前記第2の信号の逆相
信号線によって一意に選択されるアドレスデコード機能
を有する。前記レベルシフト回路の出力部は前記ワード
線に接続され、前記ワード線は第1の電源の電圧振幅で
駆動される。前記第1の信号線、前記第2の信号線及び
前記第2の信号の逆相信号線は、前記第1の電源よりも
相対的に低い電圧の第2の電源の電圧振幅で駆動され
る。
【0025】この構成によれば、ロウアドレスラッチ回
路、ロウコントロール回路及びロウデコード回路等のロ
ウ系アドレス回路を変更せずに、メモリ選択トランジス
タがNチャンネルトランジスタである場合のワードドラ
イバとして使用できる。
【0026】上記いずれかのワードドライバの構成にお
いて、前記第1の信号線と前記第2の信号線、及び前記
第1の信号線と前記第2の信号の逆相信号線の駆動をそ
れぞれ同期させない構成とすることができる。具体的に
は、前記第1の信号線電圧をハイレベルに確定した後
に、前記第2の信号線、前記第2の信号の逆相信号線を
それぞれハイレベル、ローレベルとすることにより前記
ワードドライバを選択し、前記第1の信号線電圧をハイ
レベルに保った状態で、前記第2の信号線及び前記第2
の信号の逆相信号線をそれぞれローレベル、ハイレベル
とすることにより前記ワードドライバを非選択とする構
成とすればよい。
【0027】この構成によれば、第1の信号線と第2の
信号線、及び第1の信号線と第2の信号の逆相信号線を
同期動作させるためのトランジスタが不要となり、ロー
デコーダ回路構成を簡略化でき、チップ面積を低減する
ことができる。
【0028】また、前記第1の信号線と前記第2の信号
線、及び前記第1の信号線と前記第2の信号の逆相信号
線の駆動をそれぞれ同期させる構成としてもよい。具体
的には、前記第1の信号線電圧をローレベルとすると同
時に、前記第2の信号線、前記第2の信号の逆相信号線
をそれぞれローレベル、ハイレベルとすることにより前
記ワードドライバを非選択とする。
【0029】この構成とすれば、ワード線をオフする、
つまり第1の電源電圧レベルに駆動する時の、ワードド
ライバのレベルシフト動作を高速化できるために、ワー
ド線オフ時に高速となるワードドライバが実現できる。
【0030】上記の構成において、前記第2の電源の電
圧が、前記第1の電源の電圧をチップに搭載された降圧
回路により降圧することによって供給される構成、ある
いは、前記第1の電源の電圧が、前記第2の電源の電圧
をチップに搭載された昇圧回路により昇圧することによ
って供給される構成としてもよい。それにより、専用に
供給する電源数を減らすことができる。
【0031】また、前記第1の電源の電圧及び前記第2
の電源の電圧が、チップの外部より専用に供給される構
成としてもよい。それにより、専用の昇圧電源回路が不
要となり、チップ面積を低減することができる。
【0032】また、前記第1の電源が、I/O供給電源
と同一である構成としてもよい。それにより、専用に供
給する電源数を減らすことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明の第1の実施形態における半導体記
憶装置の構成を用いたDRAMを搭載したチップの図で
ある。このチップ上には、DRAM101とともに、ロ
ジック回路102、アナログ回路103が配置される。
また、チップ上には複数のパッド104が配置され、D
RAM101、ロジック回路102、アナログ回路10
3と電気的に接続される。
【0034】複数のパッド104には、DRAM101
の第1の電源電圧VPPと第2の電源電圧VDDを供給
するパッドが含まれる。第2の電源電圧VDDは、第1
の電源電圧VPPよりも相対的に低い電圧が与えられ
る。
【0035】図2に、DRAM101の構成をブロック
図で示す。DRAM101は、メモリアレイ201、ワ
ードドライバブロック202、ロウデコーダ203、ロ
ウコントローラ204、アドレスラッチ205、および
センスアンプブロック206からなる。但し、センスア
ンプブロック206や、カラム系のデコーダ、コントロ
ーラ等の構成は、一般的なDRAMの構成と同様である
ため詳細な説明は省略する。メモリアレイ201は、複
数のビット線対207、複数のワード線208、それら
の交点に配置されたPチャンネルアクセストランジスタ
を用いたメモリセル209からなる。複数のワード線2
08は、ワードドライバブロック202に接続される。
また複数のビット線対207はセンスアンプブロック2
06に接続される。また、ワードドライバブロック20
2は、ロウデコーダ203に接続され、ロウデコーダ2
03はロウコントローラ204に接続され、ロウコント
ローラ204はアドレスラッチ205に接続される。ま
た、ロウコントローラ204にはロウアドレスストロー
ブ信号/RASが入力され、アドレスラッチ205には
ロウアドレスストローブ信号/RAS及びロウアドレス
信号Xadが入力される。
【0036】図3に、アドレスラッチ205の回路構成
を示す。本実施形態において、入力されるロウアドレス
信号Xadは8ビットで構成され、各ビットの信号Xa
d0〜7は、それぞれD−フリップフロップ301〜3
08のD端子に入力される。D−フリップフロップ30
1〜308の出力端子Qからは、ロウアドレスラッチ信
号AX0〜7が出力される。D−フリップフロップ30
1〜308のCK端子には、ロウアドレスストローブ信
号/RASが入力される。
【0037】図4に、ロウコントローラ204の回路図
を示す。ロウコントローラ204は、第1〜3のインバ
ータ400〜402、第4〜6のインバータ411〜4
13、第7〜8のインバータ422〜423、第1〜8
のNAND素子403〜410、第9〜16のNAND
素子414〜421、第17〜20のNAND素子42
8〜431、第1〜4のAND素子424〜427で構
成される。
【0038】第1〜3のインバータ400〜402の入
力にはそれぞれ、ロウアドレスラッチ信号のうちAX2
〜4が入力される。第1のNAND素子403には、第
1〜3のインバータ401〜402の出力が入力され、
第1のNAND素子403の出力はロウプリデコード信
号XPA0である。第2のNAND素子404には、ロ
ウアドレスラッチ信号AX2、および第2〜3のインバ
ータ401〜402の出力が入力され、第2のNAND
素子404の出力はロウプリデコード信号XPA1であ
る。第3のNAND素子405には、ロウアドレスラッ
チ信号AX3、および第1、3のインバータ400、4
02の出力が入力され、第3のNAND素子405の出
力はロウプリデコード信号XPA2である。第4のNA
ND素子406には、ロウアドレスラッチ信号AX2〜
3、および第3のインバータ402の出力が入力され、
第4のNAND素子406の出力はロウプリデコード信
号XPA3である。第5のNAND素子407には、ロ
ウアドレスラッチ信号AX4、および第1〜2のインバ
ータ400〜401の出力が入力され、第5のNAND
素子407の出力はロウプリデコード信号XPA4であ
る。第6のNAND素子408には、ロウアドレスラッ
チ信号AX2、AX4、および第2のインバータ401
の出力が入力され、第6のNAND素子408の出力は
ロウプリデコード信号XPA5である。第7のNAND
素子409には、ロウアドレスラッチ信号AX3、AX
4、第1のインバータ400の出力が入力され、第7の
NAND素子409の出力はロウプリデコード信号XP
A6である。第8のNAND素子410には、ロウアド
レスラッチ信号AX2〜4が入力され、第8のNAND
素子410の出力はロウプリデコード信号XPA7であ
る。
【0039】第4〜6のインバータ411〜413の入
力にはそれぞれ、ロウアドレス信号のうちAX5〜7が
入力される。第9のNAND素子414には、第4〜6
のインバータ411〜413の出力が入力され、第9の
NAND素子414の出力はロウプリデコード信号XP
B0である。第10のNAND素子415には、ロウア
ドレスラッチ信号A5、および第5〜6のインバータ4
12〜413の出力が入力され、第10のNAND素子
415の出力はロウプリデコード信号XPB1である。
第11のNAND素子416には、ロウアドレスラッチ
信号AX6、および第4、6のインバータ411、41
3の出力が入力され、第11のNAND素子416の出
力はロウプリデコード信号XPB2である。第12のN
AND素子417には、ロウアドレスラッチ信号AX5
〜6、および第6のインバータ413の出力が入力さ
れ、第12のNAND素子417の出力はロウプリデコ
ード信号XPB3である。第13のNAND素子418
には、ロウアドレスラッチ信号AX7、および第4〜5
のインバータ411〜412の出力が入力され、第13
のNAND素子418の出力はロウプリデコード信号X
PB4である。第14のNAND素子419には、ロウ
アドレスラッチ信号AX5、AX7、および第5のイン
バータ412の出力が入力され、第14のNAND素子
419の出力はロウプリデコード信号XPB5である。
第15のNAND素子420には、ロウアドレスラッチ
信号AX6、AX7、および第4のインバータ411の
出力が入力され、第15のNAND素子420の出力は
ロウプリデコード信号XPB6である。第16のNAN
D素子421には、ロウアドレスラッチ信号AX5〜7
が入力され、第16のNAND素子421の出力はロウ
プリデコード信号XPB7である。
【0040】第7、8のインバータ422〜423の入
力にはそれぞれ、ロウアドレスラッチ信号のうちAX
0、AX1が入力される。第1のAND素子424に
は、第7〜8のインバータ422〜423の出力が入力
され、第1のAND素子424の出力は第17のNAN
D素子428に入力される。第2のAND素子425に
は、ロウアドレスラッチ信号AX0、および第8のイン
バータ423の出力が入力され、第2のAND素子42
5の出力は第18のNAND素子429に入力される。
第3のAND素子426には、ロウアドレスラッチ信号
AX1、および第7のインバータ422の出力が入力さ
れ、第3のAND素子426の出力は第19のNAND
素子430に入力される。第4のAND素子427に
は、ロウアドレスラッチ信号AX0、AX1が入力さ
れ、第4のAND素子427の出力は第20のNAND
素子431に入力される。第17〜20のNAND素子
428〜431にはワード線起動信号IRASが入力さ
れ、第17〜20のNAND素子の出力はワード線プリ
デコード信号XPW0〜3である。
【0041】図5に、ワードドライバブロック202及
びロウデコーダ203の回路図を示す。ワードドライバ
ブロック202は、第1〜4のワードドライバユニット
701〜704から構成される。第1〜4のワードドラ
イバユニット701〜704にはそれぞれ、ワード線プ
リデコード信号XPW0〜3が入力される。第1のワー
ドドライバユニット701には、複数のワード線/WL
(4n)(n=0〜63)が接続される。第2のワード
ドライバユニット702には、複数のワード線/WL
(4n+1)(n=0〜63)が接続される。第3のワー
ドドライバユニット703には、複数のワード線/WL
(4n+2)(n=0〜63)が接続される。第4のワー
ドドライバユニット704には、複数のワード線/WL
(4n+3)(n=0〜63)が接続される。
【0042】ロウデコーダ203には、AND素子70
5及びその出力に接続されるインバータ706から構成
されるロウデコーダユニットが64個配置される。ロウ
デコーダユニットのAND素子705の入力には、ロウ
プリデコード信号XPAからの1本と、ロウプリデコー
ド信号XPBからの1本の計2本のプリデコード信号が
入力される。ロウプリデコード信号XPA0とXPB0
が接続されるロウデコーダユニットのAND素子705
の出力はロウデコード信号AD0、インバータ706の
出力はロウデコード信号/AD0である。同様に、ロウ
プリデコード信号XPA1とXPB0が接続されるロウ
デコーダユニットの出力はロウデコード信号AD1、/
AD1である。このようにXPAを下位として、ロウデ
コード信号はADn(n=0〜63)まで出力される。
このロウデコード信号ADn、/ADn(n=0〜63)
はそれぞれ、第1〜4のワードドライバユニット701
〜704に入力される。
【0043】図6は、ワードドライバ801のレイアウ
ト配置を示した図である。ワードドライバユニット70
1には、ワード線/WL(4n)(n=0〜63)を駆動
する64個のワードドライバ801を含む。同様に、ワ
ードドライバユニット702〜704には各々、ワード
線/WL(4n+1)、ワード線/WL(4n+2)、ワ
ード線/WL(4n+3)、(n=0〜63)を駆動する
64個のワードドライバ801を含む。
【0044】256個のワードドライバ801は、ワー
ド線/WL0を駆動するワードドライバ801、ワード
線/WL1を駆動するワードドライバ801・・の順の
ように、同一ワード線セレクト信号WDm(m=0〜
3)に駆動されるワードドライバ801が隣り合わない
ように配置される。
【0045】図7に、ワードドライバユニット701の
回路図を示す(ワードドライバユニット703〜704
も同様)。ワードドライバユニット701は、64個の
ワードドライバ801とインバータ802で構成され
る。インバータ802は、ワード線プリデコード信号X
PWが入力され、出力がワード線セレクト信号線/WD
に供給される。ワードドライバ801は、Nチャンネル
トランジスタ803、Pチャンネルトランジスタ80
4、Nチャンネルトランジスタ805、Pチャンネルト
ランジスタ806、およびNチャンネルトランジスタ8
07から構成されたレベルシフト回路と、Pチャンネル
トランジスタ808、およびNチャンネルトランジスタ
809から構成されたインバータとを含む。LVL,L
VRはノード、VPPは第1の電源電圧である。
【0046】ワードドライバ801のNチャンネルトラ
ンジスタ803のソースは接地電圧に、ドレインはノー
ドLVRに、基板ノードは接地電圧に接続され、ゲート
にはロウデコード信号/ADnが供給される。Pチャン
ネルトランジスタ804のソースは第1の電源VPP
に、ゲートはノードLVLに、ドレインはノードLVR
に、基板ノードは第1の電源VPPに接続される。Nチ
ャンネルトランジスタ805のソースは接地電圧に、ド
レインはノードLVRに、基板ノードは接地電圧に接続
され、ゲートにはワード線セレクト信号/WDが供給さ
れる。Pチャンネルトランジスタ806のソースは第1
の電源VPPに、ゲートはノードLVRに、ドレインは
ノードLVLに、基板ノードは第1の電源VPPに接続
される。Nチャンネルトランジスタ807のソースは接
地電圧に、ドレインはワード線セレクト信号/WDに、
基板ノードは接地電圧に接続され、ゲートにはロウデコ
ード信号ADnが供給される。Pチャンネルトランジス
タ808のソースは第1の電源VPPに、ゲートはノー
ドLVRに、ドレインはワード線/WLnに、基板ノー
ドは第1の電源VPPに接続される。Nチャンネルトラ
ンジスタ809のソースは接地電圧に、ゲートはノード
LVRに、ドレインはワード線/WLnに、基板ノード
は接地電圧に接続される。トランジスタ803〜809
には、その他周辺回路トランジスタよりも厚膜のトラン
ジスタが用いられ、高耐圧である。
【0047】以上のように構成された半導体記憶装置の
動作は、以下の通りである。図8に、第1の実施形態に
おける半導体記憶装置の動作タイミングを示す。本タイ
ミング図を参照しながら説明を行う。
【0048】まず、ワード線をオンする時の回路動作を
説明する。最初にロウアドレスストローブ信号/RAS
の立ち下がりエッジにおいて、ロウアドレス信号Xad
が、Dフリップフロップ301〜308にラッチされ、
ロウアドレスラッチ信号AX0〜7として所定のロウア
ドレスが出力される。
【0049】次にロウアドレスラッチ信号AX0〜7を
受けて、ロウコントローラ204よりロウプリデコード
信号XPA、XPBが出力される。ロウプリデコード信
号XPAのうちロウアドレスラッチ信号AX2〜4で決
まる1本がハイレベルに、その他がローレベルとなる。
同様にロウプリデコード信号XPBのうちロウアドレス
ラッチ信号5〜7で決まる1本がハイレベルに、その他
がローレベルとなる。続いてロウデコーダ203によ
り、ロウプリデコード信号XPA、XPBに応じて、所
定のロウデコード信号ADn、/ADnがそれぞれハイ
レベル、ローレベルになる。このロウデコード信号AD
n、/ADnが供給される4つのワードドライバ801
の、Nチャンネルトランジスタ807のゲートが第2の
電圧VDDの電位まで上昇する。また、Nチャンネルト
ランジスタ803のゲートが接地電位となり、Nチャン
ネルトランジスタ803はオフする。一方、ワード線起
動信号IRASがローレベルにあるため、ワード線プリ
デコード信号XPW0〜3はローレベルにあり、ワード
線セレクト信号/WDは第2の電源電圧VDDの電位と
なっている。この際、所定のロウデコード信号ADn、
/ADnによって選択されたワードドライバ801に接
続されるワード線は、Nチャンネルトランジスタ805
がオンでノードLVRがローレベルとなり、Pチャンネ
ルトランジスタ808がオンとなるために第1の電源電
圧VPPに保持される。
【0050】一定時間の遅延後にワード線起動信号IR
ASがハイレベルとなると、ワード線プリデコード信号
XPW0〜3のうちロウアドレスラッチ信号AX0〜1
で決まる1本がハイレベルに、その他がローレベルとな
る。このハイレベルになるワード線プリデコード信号X
PWが供給される、選択されたワードドライバ801に
おいてのみ、インバータ802から出力されるワード線
セレクト信号/WDが、ローレベルとなる。それによ
り、選択されたワードドライバ801のPチャンネルト
ランジスタ806、Nチャンネルトランジスタ807に
電流が流れ、ノードLVLの電圧はPチャンネルトラン
ジスタ806とNチャンネルトランジスタ807の内部
抵抗のレシオ電圧となる。Pチャンネルトランジスタ8
06の内部抵抗がNチャンネルトランジスタ807の内
部抵抗より大きくなるようにトランジスタサイズを設定
することによって、ノードLVLの電圧≒接地電圧とな
ってPチャンネルトランジスタ804がオンし、ノード
LVRの電圧が第1の電源電圧VPPとなることによっ
て、Nチャンネルトランジスタ809がオンし、ワード
線WLnが接地電圧に放電されワード線がオンになる。
【0051】このとき、トランジスタ803〜807で
構成されるレベルシフト回路によって、VDDレベルの
振幅の入力信号からVPPレベルにレベルシフトされた
出力が得られる。さらに同時に、アドレスに従って制御
されるワード線セレクト信号/WD、およびロウデコー
ド信号ADn、/ADnに基づいて最終のアドレスデコ
ード動作が行われ、指定されたアドレスのワード線が選
択される。
【0052】次に、ワード線をオフする時の回路動作を
説明する。ワード線起動信号IRASがローレベルとな
ると、ワード線プリデコード信号XPW0〜3のすべて
がローレベルとなり、ワード線セレクト信号/WDは第
2の電源電圧VDDに充電される。この時選択されたワ
ードドライバ801のノードLVLは第2の電源電圧V
DDからNチャンネルトランジスタ807のしきい値分
だけ低い電圧となってPチャンネルトランジスタ804
がオフする。同時にNチャンネルトランジスタ805が
オンするため、ノードLVRは接地電圧に放電され、P
チャンネルトランジスタ808がオンして、ワード線W
Lnが第1の電圧VPPに充電されワード線がオフにな
る。
【0053】上記動作において、Nチャンネルトランジ
スタ803に求められる機能は、ワード線セレクト信号
線/WDがローレベルとなってNチャンネルトランジス
タ805がオフした状態で、かつロウデコード信号/A
Dnがハイレベルとなるワードドライバにおいて、ノイ
ズ等によってノードLVRの電位が変動しないように、
ローレベルに保持することであって、ノードLVRを駆
動することではない。このため、Nチャンネルトランジ
スタ803は、デザインルールで定められる最小のゲー
ト幅でかつ最小のゲート長で構成すれば充分であり、同
時にワードドライバ面積の増大を最小限度に抑えること
ができる。
【0054】上記のようなワードドライバの構成をとる
ことによって、ワード線セレクト信号/WDとロウデコ
ード信号ADn、ワード線セレクト信号/WDとロウデ
コード信号/ADnは非同期で動作している。つまり、
ワード線セレクト信号/WDとロウデコード信号AD
n、ワード線セレクト信号/WDとロウデコード信号/A
Dnを同期させるトランジスタが不要であり、ローデコ
ーダ回路が簡略になって、レイアウト面積が低減でき
る。さらに、図17に示される従来のワードドライバよ
りも小面積、高速、低消費電力のワードドライバを実現
できる。まず、従来例においてワード線セレクト信号W
D、/WDを第1の電源電圧VPPで駆動する為に必要
であったレベルシフタ回路1が不要となり、また各ワー
ドドライバについて1つのP型トランジスタ4が不要と
なるので、レイアウト面積を縮小することができる。さ
らに、レベルシフタ回路1が不要となることによって、
ワード線選択プリデコード信号XPWの入力からワード
線セレクト信号/WDが確定するまでの時間が短縮さ
れ、ワードドライバを高速に駆動できる。また従来、6
4のワードドライバトランジスタが接続されて負荷が大
きなワード線セレクト信号WD、/WD用の各信号線
を、第2の電源電圧VDDよりも高い第1の電源電圧V
PPで充放電しており消費電力が大きかったが、本実施
の形態では、ワード線セレクト信号/WD用の信号線1
本を第2の電源電圧VDDで充放電するため、消費電力
を大きく低減できる。
【0055】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態における半導体記憶装置は、第1の実施形態における
ワードドライバ801を、図9に示すワードドライバ1
801で置き換えた構成を有する。図9には、本実施形
態におけるワードドライバユニット1800が示され
る。
【0056】このワードドライバユニット1800は、
64個のワードドライバ1801と、インバータ180
2で構成される。インバータ1802には、ワード線プ
リデコード信号XPWが入力され、その出力がワード線
セレクト信号/WDとなる。
【0057】ワードドライバ1801は、Nチャンネル
トランジスタ1803、1805、1807、180
9、およびPチャンネルトランジスタ1804、180
6、1808、1810、1811から構成される。L
T、RT、LVL、LVRはノードである。
【0058】Nチャンネルトランジスタ1803のソー
スは接地電圧に、ドレインはノードLVRに、基板ノー
ドは接地電圧に接続され、ゲートにはロウデコード信号
/ADnが供給される。Pチャンネルトランジスタ18
04のソースは第1の電源VPPに、ゲートはノードL
VLに、ドレインはノードRTに、基板ノードは第1の
電源VPPに接続される。Nチャンネルトランジスタ1
805のソースは接地電圧に、ドレインはノードLVR
に、基板ノードは接地電圧に接続され、ゲートにはワー
ド線セレクト信号/WDが供給される。Pチャンネルト
ランジスタ1806のソースは第1の電源VPPに、ゲ
ートはノードLVRに、ドレインはノードLTに、基板
ノードは第1の電源VPPに接続される。Nチャンネル
トランジスタ1807のソースは接地電圧に、基板ノー
ドは接地電圧に接続され、ゲートにはロウデコード信号
ADnが、ドレインにはワード線セレクト信号/WDが
供給される。Pチャンネルトランジスタ1808のソー
スは第1の電源VPPに、ゲートはノードLVRに、ド
レインはワード線/WLnに、基板ノードは第1の電源
VPPに接続される。Nチャンネルトランジスタ180
9のソースは接地電圧に、ゲートはノードLVRに、ド
レインはワード線/WLnに、基板ノードは接地電圧に
接続される。Pチャンネルトランジスタ1810のソー
スはノードRTに、ドレインはノードLVRに、基板ノ
ードは第1の電源VPPに接続され、ゲートにはワード
線セレクト信号/WDが供給される。Pチャンネルトラ
ンジスタ1811のソースはノードLTに、ドレインは
ノードLVLに、基板ノードは第1の電源VPPに接続
され、ゲートにはロウデコード信号ADnが供給され
る。トランジスタ1803〜1811はその他周辺回路
トランジスタよりも厚膜のトランジスタを用いて構成さ
れ、高耐圧である。
【0059】上記構成においてワードドライバをオンと
するときの動作を説明する。選択するワードドライバの
ロウデコード信号ADn、/ADnがそれぞれハイレベ
ル、ローレベルになると、このロウデコード信号が供給
される4つのワードドライバ1801の、Nチャンネル
トランジスタ1807、Pチャンネルトランジスタ18
11のゲートが第2の電圧VDDの電位まで上昇し、N
チャンネルトランジスタ1803のゲートは接地電位と
なる。この状態において、ワード線起動信号IRASが
ハイレベルになり、ワード線プリデコード信号XPW0
〜3のうちロウアドレスラッチ信号AX0〜1で決まる
1本がハイレベルに、その他がローレベルとなる。この
ワード線プリデコード信号XPW0〜3のうちハイレベ
ルになるXPWと結合しているワード線セレクト信号/
WDのみが、ローレベルとなる。この時選択されたワー
ドドライバ1801のPチャンネルトランジスタ181
1はオフとなっており内部抵抗が大きいため、ノードL
VLの電圧はNチャンネルトランジスタ1807によっ
て急速に接地電圧に放電される。これによってPチャン
ネルトランジスタ1804がオンし、またPチャンネル
トランジスタ1810はオン、Nチャンネルトランジス
タ1805、Nチャンネルトランジスタ1803はオフ
であるため、ノードLVRの電圧が第1の電源電圧VP
Pとなる。これにより、Nチャンネルトランジスタ18
09がオンし、ワード線WLnが接地電圧に放電され
る。
【0060】次に、ワード線をオフする時の回路動作を
説明する。ワード線起動信号IRASがローレベルとな
ると、ワード線プリデコード信号XPW0〜3のすべて
がローレベルとなり、ワード線セレクト信号/WDは第
1の電源電圧VPPに充電される。この時選択されたワ
ードドライバ1801のノードLVLは第2の電源電圧
VDDからNチャンネルトランジスタ1807のしきい
値分だけ低い電圧となってPチャンネルトランジスタ1
804がオフする。同時にPチャンネルトランジスタ1
810もオフとなって内部抵抗が大きくなり、ノードL
VRの電圧はNチャンネルトランジスタ1805によっ
て急速に接地電圧に放電される。これによりPチャンネ
ルトランジスタ1808がオンして、ワード線WLnが
第1の電圧VPPに充電される。
【0061】以上に示したように、本実施形態によれ
ば、トランジスタ1804〜1811で構成されるレベ
ルシフト回路の反転動作速度を向上させることができ、
ワードドライバの高速化が図られる。また、通常レベル
シフタ回路では、レベルシフタが反転するようにP,N
トランジスタサイズを設定するという制約があるが、本
構成ではその制約がなくなるため、トランジスタ180
4,1805及び1806,1807のサイズ設定の自
由度が大きくなり、レイアウト面積を抑えることができ
る。
【0062】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態における半導体記憶装置は、第1の実施形態における
ワードドライバ810を、図10のワードドライバ28
01で置き換えた構成を有する。図10には、本実施形
態におけるワードドライバユニット2800が示され
る。
【0063】このワードドライバユニット2800は、
64個のワードドライバ2801と、インバータ280
2で構成される。インバータ2802には、ワード線プ
リデコード信号XPWが入力され、その出力がワード線
セレクト信号/WDとなる。
【0064】ワードドライバ2801は、Nチャンネル
トランジスタ2803、2805、2807、280
9、およびPチャンネルトランジスタ2804、280
6、2808、2810、2811から構成される。L
T、RT、LVL、LVRはノードである。
【0065】Nチャンネルトランジスタ2803のソー
スは接地電圧に、ドレインはノードLVRに、基板ノー
ドは接地電圧に接続され、ゲートにはロウデコード信号
/ADnが供給される。Pチャンネルトランジスタ28
04のソースはノードRTに、ゲートはノードLVL
に、ドレインはノードLVRに、基板ノードは第1の電
源VPPに接続される。Nチャンネルトランジスタ28
05のソースは接地電圧に、ドレインはノードLVR
に、基板ノードは接地電圧に接続され、ゲートにはワー
ド線セレクト信号/WDが供給される。Pチャンネルト
ランジスタ2806のソースはノードLTに、ゲートは
ノードLVRに、ドレインはノードLVLに、基板ノー
ドは第1の電源VPPに接続される。Nチャンネルトラ
ンジスタ2807のソースは接地電圧に、基板ノードは
接地電圧に接続され、ゲートにはロウデコード信号AD
nが、ドレインにはワード線セレクト信号/WDが供給
される。Pチャンネルトランジスタ2808のソースは
第1の電源VPPに、ゲートはノードLVRに、ドレイ
ンはワード線/WLnに、基板ノードは第1の電源VP
Pに接続される。Nチャンネルトランジスタ2809の
ソースは接地電圧に、ゲートはノードLVRに、ドレイ
ンはワード線/WLnに、基板ノードは接地電圧に接続
される。Pチャンネルトランジスタ2810のソースは
第1の電源VPPに、ドレインはノードRTに、基板ノ
ードは第1の電源VPPに接続され、ゲートにはワード
線セレクト信号/WDが供給される。Pチャンネルトラ
ンジスタ2811のソースは第1の電源VPPに、ゲー
トはロウデコード信号ADnに、ドレインはノードLT
に、基板ノードは第1の電源VPPに接続される。トラ
ンジスタ2803〜2811にはその他周辺回路トラン
ジスタよりも厚膜のトランジスタが用いられ、高耐圧で
ある。
【0066】この構成により、上記の実施形態と同様の
動作原理によって高速なワードドライバを構成できる。
【0067】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態における半導体記憶装置は、第1の実施形態における
ワードドライバ801を、図11に示すワードドライバ
3801で置き換えた構成を有する。図11には、本実
施形態におけるワードドライバユニット3800が示さ
れる。
【0068】ワードドライバユニット3800は、64
個のワードドライバ3801と、インバータ3802で
構成される。インバータ3802には、ワード線プリデ
コード信号XPWが入力され、その出力がワード線セレ
クト信号線/WDとなる。
【0069】ワードドライバ3801は、Nチャンネル
トランジスタ3803、3805、3807、380
9、およびPチャンネルトランジスタ3804、380
6、3808、3810から構成される。LT、LV
L、LVRはノードである。
【0070】Nチャンネルトランジスタ3803のソー
スは接地電圧に、ドレインはノードLVRに、基板ノー
ドは接地電圧に接続され、ゲートにはロウデコード信号
/ADnが供給される。Pチャンネルトランジスタ38
04のソースは第1の電源VPPに、ゲートはノードL
VLに、ドレインはノードLVRに、基板ノードは第1
の電源VPPに接続される。Nチャンネルトランジスタ
3805のソースは接地電圧に、ドレインはノードLV
Rに、基板ノードは接地電圧に接続され、ゲートはにワ
ード線セレクト信号/WDが供給される。Pチャンネル
トランジスタ3806のソースは第1の電源VPPに、
ゲートはノードLVRに、ドレインはノードLVLに、
基板ノードは第1の電源VPPに接続される。Nチャン
ネルトランジスタ3807のソースは接地電圧に、基板
ノードは接地電圧に接続され、ゲートにはロウデコード
信号ADnが、ドレインにはワード線セレクト信号/W
Dが供給される。Pチャンネルトランジスタ3808の
ソースは第1の電源VPPに、ゲートはノードLVR
に、ドレインはワード線/WLnに、基板ノードは第1
の電源VPPに接続される。Nチャンネルトランジスタ
3809のソースは接地電圧に、ゲートはノードLVR
に、ドレインはワード線/WLnに、基板ノードは接地
電圧に接続される。Pチャンネルトランジスタ3810
のソースはノードLTに、ドレインはノードLVLに、
基板ノードは第1の電源VPPに接続され、ゲートには
ロウデコード信号ADnが供給される。トランジスタ3
803〜3810にはその他周辺回路トランジスタより
も厚膜のトランジスタが用いられ、高耐圧である。
【0071】上記構成においては、第1の実施形態の場
合に比べて1つのトランジスタを追加するだけで、上記
の実施の形態と同様の動作原理によって、特にワード線
オン時にトランジスタ3804〜3810で構成される
レベルシフト回路の反転動作速度を向上させることがで
き、ワードドライバの高速化が図られる。
【0072】(第5の実施形態)本発明の第5の実施形
態における半導体記憶装置は、第1の実施形態における
ワードドライバ801を、図12に示すワードドライバ
4801で置き換えた構成を有する。図12には、本実
施形態におけるワードドライバユニット4800が示さ
れる。
【0073】ワードドライバユニット4800は、64
個のワードドライバ4801と、インバータ4802で
構成される。インバータ4802には、ワード線プリデ
コード信号XPWが入力され、その出力がワード線セレ
クト信号線/WDとなる。
【0074】ワードドライバ4801は、Nチャンネル
トランジスタ4803、4805、4807、480
9、およびPチャンネルトランジスタ4804、480
6、4808、4810から構成される。RT、LV
L、LVRはノードである。
【0075】Nチャンネルトランジスタ4803のソー
スは接地電圧に、ドレインはノードLVRに、基板ノー
ドは接地電圧に接続され、ゲートにはロウデコード信号
/ADnが供給される。Pチャンネルトランジスタ48
04のソースは第1の電源VPPに、ゲートはノードL
VLに、ドレインはノードRTに、基板ノードは第1の
電源VPPに接続される。Nチャンネルトランジスタ4
805のソースは接地電圧に、ドレインはノードLVR
に、基板ノードは接地電圧に接続され、ゲートにはワー
ド線セレクト信号/WDが供給される。Pチャンネルト
ランジスタ4806のソースは第1の電源VPPに、ゲ
ートはノードLVRに、ドレインはノードLVLに、基
板ノードは第1の電源VPPに接続される。Nチャンネ
ルトランジスタ4807のソースは接地電圧に、基板ノ
ードは接地電圧に接続され、ゲートにはロウデコード信
号ADnが、ドレインにはワード線セレクト信号/WD
が供給される。Pチャンネルトランジスタ4808のソ
ースは第1の電源VPPに、ゲートはノードLVRに、
ドレインはワード線/WLnに、基板ノードは第1の電
源VPPに接続される。Nチャンネルトランジスタ48
09のソースは接地電圧に、ゲートはノードLVRに、
ドレインはワード線/WLnに、基板ノードは接地電圧
に接続される。Pチャンネルトランジスタ4810のソ
ースはノードRTに、ドレインはノードLVRに、基板
ノードは第1の電源VPPに接続され、ゲートにはワー
ド線セレクト信号/WDが供給される。トランジスタ4
803〜4810にはその他周辺回路トランジスタより
も厚膜のトランジスタが用いられ、高耐圧である。
【0076】上記構成においては、第1の実施形態の場
合に比べて1つのトランジスタを追加するだけで、上記
実施の形態と同様の動作原理によって、特にワード線オ
フ時にトランジスタ4804〜4810で構成されるレ
ベルシフト回路の反転動作速度を向上させることがで
き、ワードドライバの高速化が図られる。
【0077】(第6の実施形態)本発明の第6の実施形
態における半導体記憶装置は、第1〜5の実施形態にお
けるワードドライバからインバータを除去した構成を有
する。
【0078】第1〜5の実施形態では、メモリ選択トラ
ンジスタがPチャンネルトランジスタであって、ワード
線WLがハイレベルでオフ、ローレベルでオンとなるよ
うに駆動する構成であった。これに対して、本実施形態
は、メモリ選択トランジスタがNチャンネルトランジス
タである場合に適用される。
【0079】具体的には、図7に示した第1の実施形態
におけるPチャンネルトランジスタ808、Nチャンネ
ルトランジスタ809が除去され、ノードLVRがワー
ド線に直接接続される。また、図9に示した第2の実施
形態におけるPチャンネルトランジスタ1808、Nチ
ャンネルトランジスタ1809が除去され、ノードLV
Rがワード線に直接接続される。また、図10に示した
第3の実施形態におけるPチャンネルトランジスタ28
08、Nチャンネルトランジスタ2809が除去され、
ノードLVRがワード線に直接接続される。また、図1
1に示した第4の実施形態におけるPチャンネルトラン
ジスタ3808、Nチャンネルトランジスタ3809が
除去され、ノードLVRがワード線に直接接続される。
また、図12に示した第5の実施形態におけるPチャン
ネルトランジスタ4808、Nチャンネルトランジスタ
4809が除去され、ノードLVRがワード線に直接接
続される。
【0080】上記構成によって、ロウアドレスラッチ回
路、ロウコントロール回路及びロウデコード回路を変更
せずに、メモリ選択トランジスタがNチャンネルトラン
ジスタである場合のワードドライバとして使用できる。
【0081】あるいは、第1〜5の実施形態におけるワ
ードドライバを構成するインバータとワード線の間にさ
らにインバータを介在させた構成としてもよい。それに
より同様に、ロウアドレスラッチ回路、ロウコントロー
ル回路及びロウデコード回路を変更せずに、メモリ選択
トランジスタがNチャンネルトランジスタである場合の
ワードドライバとして使用できる。
【0082】(第7の実施形態)本発明の第7の実施形
態における半導体記憶装置は、第1〜6のいずれかの実
施形態における半導体記憶装置に、ワード線セレクト信
号/WDとロウデコード信号AD,/ADnのタイミング
の同期を実現する手段を付加した構成を有する。図13
に、本実施形態におけるワードドライバブロック900
及びロウデコーダ909の回路図を示す。
【0083】ワードドライバブロック900は、第1〜
4のワードドライバユニット901〜904を含む。第
1〜4のワードドライバユニット901〜904には、
それぞれワード線プリデコード信号XPW0〜3が入力
される。第1のワードドライバユニット901には複数
のワード線/WL(4n)(n=0〜63)が接続され
る。また第2のワードドライバユニット902には複数
のワード線/WL(4n+1)(n=0〜63)が接続さ
れる。第3のワードドライバユニット903には複数の
ワード線/WL(4n+2)(n=0〜63)が接続され
る。第4のワードドライバユニット904には複数のワ
ード線/WL(4n+3)(n=0〜63)が接続され
る。
【0084】ロウデコーダ909には、第1のAND素
子905、第2のAND素子906、及びその出力部に
接続されるインバータ907から構成されるロウデコー
ダユニットが64個と、OR素子908とが含まれる。
第1のAND素子905には、ロウプリデコード信号X
PAからの1本と、ロウプリデコード信号XPBからの
1本の計2本のプリデコード信号が入力される。第1の
AND素子905の出力は、第2のAND素子906に
一方の入力として供給される。ワード線プリデコード信
号XPW0〜3はOR素子908に入力され、OR素子
908の出力は、第2のAND素子906に他方の入力
として供給される。
【0085】ロウプリデコード信号XPA0とXPB0
が接続されるロウデコーダユニットの第2のAND素子
906の出力は、一方でロウデコード信号AD0とな
り、他方でインバータ907を介してロウデコード信号
/AD0となる。同様に、ロウプリデコード信号XPA
1とXPB0が接続されるロウデコーダユニットの出力
は、ロウデコード信号AD1、/AD1である。このよ
うにXPAを下位として、ロウデコード信号はADn
(n=0〜63)まで出力される。このロウデコード信
号ADn(n=0〜63)、/ADn(n=0〜63)は
それぞれ、第1〜4のワードドライバユニット901〜
904に入力される。
【0086】以上のように構成された半導体記憶装置に
ついて、動作の説明を行う。図14は、上記構成を有す
る半導体記憶装置の動作タイミングを示す。
【0087】まず、ワード線をオンする時の回路動作を
説明する。最初にロウアドレスストローブ信号/RAS
の立ち下がりエッジにおいてロウアドレスラッチ信号A
X0〜7が確定し、ロウプリデコード信号XPA、XP
Bが確定する。ロウプリデコード信号XPA、XPBに
よって、選択するワードドライバに接続されるノードA
DPがハイレベルとなる。ワード線プリデコード信号X
PW0〜3は、すべてローレベルであるため、ロウデコ
ード信号ADn、/ADnはそれぞれローレベル、ハイ
レベルになって、ワード線/WLnの電位は第1の電源
電圧VPPに保持される。続いてワード線起動信号IR
ASがハイレベルとなると、ワード線プリデコード信号
XPW0〜3のうちロウアドレスラッチ信号AX0〜1
で決まる1本がハイレベルに、その他がローレベルとな
る。この時選択されたワード線プリデコード信号XPW
に結合されるワード線セレクト信号/WDのみがローレ
ベルとなり、同時に予め選択確定していたノードADP
に接続されたロウデコード信号ADn、/ADnがそれ
ぞれハイレベル、ローレベルになることによって、ワー
ド線WLnが接地電圧に放電される。
【0088】次に、ワード線をオフする時の回路動作を
説明する。ワード線起動信号IRASがローレベルとな
ると、ワード線プリデコード信号XPW0〜3のすべて
がローレベルとなり、ワード線セレクト信号/WDは第
1の電源電圧VPPに充電され、同時に選択されていた
ロウデコード信号ADn、/ADnがそれぞれローレベ
ル、ハイレベルになることによって、ワード線WLnが
第1の電源電圧VPPに充電される。
【0089】上記構成によって、上記第1〜6の実施形
態の半導体記憶装置において特にワード線WLnオフ時
のワードドライバを高速に駆動することができる。第1
の実施形態の半導体記憶装置において説明すると、ワー
ド線をオフする(=ワード線を第1の電圧VPPに充電
する)ためには、ノードLVRを接地電圧に放電してP
MOSトランジスタ808をオンさせる必要がある。本
構成ではワード線オフとするとき、ワード線セレクト信
号/WD及びロウデコード信号/ADnがハイレベルとな
るため、Nチャンネルトランジスタ803と805が同
時にオンとなり、ノードLVRを急速に接地電圧に放電
できるため、早いタイミングでワード線を第1の電圧V
PPに充電できる。同様の原理で、第1〜6の実施形態
の半導体記憶装置においてWLオフ時のワードドライバ
を高速に駆動することができる。但し、ワード線セレク
ト信号/WDとロウデコード信号AD,/ADnのタイミ
ングの同期を実現する手段は図12に示す手段に限らな
いことを断っておく。
【0090】(第8の実施形態)図15は、本発明の第
8の実施形態における半導体記憶装置のチップ図であ
る。図15において図1の構成と異なる点は、降圧回路
105を設けて、第1の電源電圧VPPを内部で降圧す
ることにより、第2の電源電圧を発生している点であ
り、外部から供給する電圧が第1の電源電圧VPP1種
で良い。
【0091】(第9の実施形態)図16は、本発明の第
9の実施形態における半導体記憶装置のチップ図であ
る。図16において図1の構成と異なる点は、昇圧回路
106を設けて、第2の電源電圧VDDを内部で昇圧す
ることにより、第1の電源電圧を発生している点であ
り、外部から供給する電圧が第2の電源電圧VDD1種
で良い。
【0092】なお本発明の構成は上記実施形態に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において
種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上
記の実施形態では、本発明による半導体記憶装置と、ロ
ジック回路、およびアナログ回路が、一つのチップ上に
配置される構成としたが、本発明による半導体記憶装置
のみがチップ上に配置される構成であっても良い。ま
た、本発明による半導体記憶装置とロジック回路のみ、
もしくは本発明による半導体記憶装置とアナログ回路の
みの構成とすることもできる。また、ロウアドレスを8
ビットの構成としたが、それ以外の構成であっても良
い。
【0093】また、第1から第7の実施形態において
は、第1の電源電圧がチップの外部より専用に供給され
る構成としているが、第1の電源電圧VPPの供給源
が、I/O供給電源と同一である構成とすることで、専
用に供給する電源数を減らす事ができる。あるいは、I
/O供給電源電圧をチップに搭載された降圧回路によっ
て降圧することにより、第1の電源電圧VPPを供給す
る構成としてもよい。それにより、第2の電源電圧VD
Dに対して僅かに高い第1の電源電圧VPPを実現で
き、PMOS選択トランジスタのオフゲート電圧を第2
の電源電圧よりも0.5V前後高めて、リーク電流を低
減したい時などに用いる事ができる。
【0094】
【発明の効果】本発明の半導体記憶装置によれば、ワー
ドドライバにおける、アドレス信号の入力から、ワード
線駆動トランジスタまでのトランジスタ段数が削減さ
れ、信号遅延時間を小さくできる。また、ワードドライ
バ自身にアドレスデコード動作とレベルシフト動作とを
兼用する機能を持たせることにより、ロウデコード回路
規模を縮小できる。さらに信号線の駆動電圧振幅をワー
ド線の駆動電圧振幅よりも小さくすることにより、従来
必要であったレベルシフタ回路を省略でき、レイアウト
面積を縮小できる。同時に、消費電力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における半導体記憶
装置の構成を適用したチップの構成図
【図2】 図1のチップにおける半導体記憶装置のブロ
ック図
【図3】 図2の半導体記憶装置を構成するアドレスラ
ッチの回路図
【図4】 図2の半導体記憶装置を構成するロウコント
ローラの回路図
【図5】 図2の半導体記憶装置を構成するワードドラ
イバブロック及びロウデコーダの回路図
【図6】 図2の半導体記憶装置を構成するワードドラ
イバブロックの配置図
【図7】 図2の半導体記憶装置を構成するワードドラ
イバユニットの回路図
【図8】 図2の半導体記憶装置のタイミングチャート
【図9】 本発明の第2の実施形態における半導体記憶
装置を構成するワードドライバユニットの回路図
【図10】 本発明の第3の実施形態における半導体記
憶装置を構成するワードドライバユニットの回路図
【図11】 本発明の第4の実施形態における半導体記
憶装置を構成するワードドライバユニットの回路図
【図12】 本発明の第5の実施形態における半導体記
憶装置を構成するワードドライバユニットの回路図
【図13】 本発明の第7の実施形態における半導体記
憶装置を構成するワードドライバブロック及びロウデコ
ーダの回路図
【図14】 図13の半導体記憶装置のタイミングチャ
ート図
【図15】 本発明の第8の実施形態における半導体記
憶装置の構成を適用したチップの図
【図16】 本発明の第9の実施形態における半導体記
憶装置の構成を適用したチップの図
【図17】 従来例の半導体記憶装置を構成するワード
ドライバユニットの回路図
【符号の説明】
1 レベルシフタ 2 第1段目ドライバ 3 第2段目ドライバ 4 P型トランジスタ 101 DRAM 102 ロジック回路 103 アナログ回路 104 パッド 105 降圧回路 201 メモリアレイ 202 ワードドライバブロック 203 ロウデコーダ 204 ロウコントローラ 205 アドレスラッチ 206 センスアンプブロック 207 ビット線対 208 ワード線 209 メモリセル 301〜308 Dフリップフロップ 400〜402 第1のインバータ 411〜413 第2のインバータ 422〜423 第3のインバータ 403〜410 第1のNAND素子 414〜421 第2のNAND素子 428〜431 第3のNAND素子 424〜427 第1のAND素子 701〜704 第1〜4のワードドライバユニット 705 AND素子 706 インバータ 801 ワードドライバ 802 インバータ 803、805、807、809 Nチャンネルトラン
ジスタ 804、806、808 Pチャンネルトランジスタ 900 ワードドライバブロック 901 第1〜4のワードドライバユニット 905 第1のAND素子 906 第2のAND素子 907 インバータ 908 OR素子 909 ロウデコーダ 1800 ワードドライバユニット 1801 ワードドライバ 1802 インバータ 1803、1805、1807、1809 Nチャンネ
ルトランジスタ 1804、1806、1808、1810、1811
Pチャンネルトランジスタ 2800 ワードドライバユニット 2801 ワードドライバ 2802 インバータ 2803、2805、2807、2809 Nチャンネ
ルトランジスタ 2804、2806、2808、2810、2811
Pチャンネルトランジスタ 3800 ワードドライバユニット 3801 ワードドライバ 3802 インバータ 3803、3805、3807、3809 Nチャンネ
ルトランジスタ 3804、3806、3808、3810 Pチャンネ
ルトランジスタ 4800 ワードドライバユニット 4801 ワードドライバ 4802 インバータ 4803、4805、4807、4809 Nチャンネ
ルトランジスタ 4804、4806、4808、4810 Pチャンネ
ルトランジスタ A1 第1アドレスプリデコード信号 A2、/A2 第2アドレスプリデコード信号 ADn、/ADn(n=0〜63) ロウデコード信号 ADP ノード AX0〜7 ロウアドレスラッチ信号 IRAS ワード線起動信号 LT,LVL,LVR,RT ノード /RAS ロウアドレスストローブ信号 VDD 第2の電源電圧 VPP 第1の電源電圧 /WD(n=0〜255) ワード線 /WD0〜3 ワード線セレクト信号 Xad ロウアドレス信号 XPA0〜7 ロウプリデコード信号 XPB0〜7 ロウプリデコード信号 XPW0〜7 ワード線選択プリデコード信号

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリアレイと、前記メモリアレ
    イに接続された複数のワード線と、前記ワード線を駆動
    する複数のワードドライバと、前記ワードドライバを駆
    動する複数の信号線とを備え、 前記ワードドライバはレベルシフト回路を有し、前記レ
    ベルシフト回路は、アドレスの指定に従って制御され
    る、複数の前記ワードドライバに共通な複数の前記信号
    線の入力に応じて、指定されたアドレスの前記ワード線
    を選択する機能を有し、前記ワード線は第1の駆動電圧
    振幅で駆動され、複数の前記信号線は、前記第1の駆動
    電圧振幅よりも小さい第2の駆動電圧振幅で駆動される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記ワードドライバはレベルシフト回路とインバー
    タによって構成され、前記レベルシフト回路の入力部に
    は、複数の前記ワードドライバに共通な第1の信号線、
    第2の信号線、及び第2の信号の逆相信号線が接続さ
    れ、前記レベルシフト回路の出力部は前記インバータの
    入力部に接続され、前記ワード線は前記インバータの出
    力によって第1の電源の電圧振幅で駆動され、前記第1
    の信号線、前記第2の信号線及び前記第2の信号の逆相
    信号線は、前記第1の電源よりも相対的に低い電圧の第
    2の電源の電圧振幅で駆動され、前記レベルシフト回路
    は前記第1の信号線および前記第2の信号線の電圧レベ
    ルに依存して、レベルシフトされた前記第1の電源の電
    圧振幅の出力を生成することを特徴とする半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記レベルシフト回路は、第1〜第2のP型トラン
    ジスタと、第1〜第3のN型トランジスタとを備え、 前記第1のP型トランジスタは、ソースを前記第1の電
    源に、ドレインを前記レベルシフト回路の出力を得る第
    1のノードに、ゲートを第2のノードにそれぞれ接続さ
    れ、前記第1のN型トランジスタは、ソースを接地電圧
    に、ドレインを前記第1のノードに、ゲートを前記第1
    の信号線にそれぞれ接続され、前記第2のP型トランジ
    スタは、ソースを前記第1の電源に、ドレインを前記第
    2のノードに、ゲートを前記第1のノードにそれぞれ接
    続され、前記第2のN型トランジスタは、ソースを前記
    第1の信号線に、ドレインを前記第2のノードに、ゲー
    トを前記第2の信号線にそれぞれ接続され、前記第3の
    N型トランジスタは、ソースを接地電圧に、ドレインを
    前記第1のノードに、ゲートを前記第2の信号の逆相信
    号線にそれぞれ接続されたことを特徴とする半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記前記レベルシフト回路は、第1〜第4のP型ト
    ランジスタと、第1〜第3のN型トランジスタとを備
    え、 前記第1のP型トランジスタは、ソースを前記第1の電
    源に、ドレインを第3のノードに、ゲートを第2のノー
    ドにそれぞれ接続され、前記第1のN型トランジスタ
    は、ソースを接地電圧に、ドレインを前記レベルシフト
    回路の出力を得る第1のノードに、ゲートを前記第1の
    信号線にそれぞれ接続され、前記第2のP型トランジス
    タは、ソースを前記第1の電源に、ドレインを第4のノ
    ードに、ゲートを前記第1のノードにそれぞれ接続さ
    れ、前記第2のN型トランジスタは、ソースを前記第1
    の信号線に、ドレインを前記第2のノードに、ゲートを
    前記第2の信号線にそれぞれ接続され、前記第3のN型
    トランジスタは、ソースを接地電圧に、ドレインを前記
    第1のノードに、ゲートを前記第2の信号の逆相信号線
    にそれぞれ接続され、前記第3のP型トランジスタは、
    ソースを前記第3のノードに、ドレインを前記第1のノ
    ードに、ゲートを前記第1の信号線にそれぞれ接続さ
    れ、前記第4のP型トランジスタは、ソースを前記第4
    のノードに、ドレインを前記第2のノードに、ゲートを
    前記第2の信号線にそれぞれ接続されたことを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記前記レベルシフト回路は、第1〜第4のP型ト
    ランジスタと、第1〜第3のN型トランジスタとを備
    え、 前記第1のP型トランジスタは、ソースを第5のノード
    に、ドレインを前記レベルシフト回路の出力を得る第1
    のノードに、ゲートを第2のノードにそれぞれ接続さ
    れ、前記第1のN型トランジスタは、ソースを接地電圧
    に、ドレインを前記第1のノードに、ゲートを前記第1
    の信号線にそれぞれ接続され、前記第2のP型トランジ
    スタは、ソースを第6のノードに、ドレインを第2のノ
    ードに、ゲートを前記第1のノードにそれぞれ接続さ
    れ、前記第2のN型トランジスタは、ソースを前記第1
    の信号線に、ドレインを前記第2のノードに、ゲートを
    前記第2の信号線にそれぞれ接続され、前記第3のN型
    トランジスタは、ソースを接地電圧に、ドレインを前記
    第1のノードに、ゲートを前記第2の信号の逆相信号線
    にそれぞれ接続され、前記第3のP型トランジスタは、
    ソースを前記第1の電源に、ドレインを前記第5のノー
    ドに、ゲートを前記第1の信号線にそれぞれ接続され、
    前記第4のP型トランジスタは、ソースを前記第1の電
    源に、ドレインを前記第6のノードに、ゲートを前記第
    2の信号線にそれぞれ接続されたことを特徴とする半導
    体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記前記レベルシフト回路は、第1〜第3のP型ト
    ランジスタと、第1〜第3のN型トランジスタとを備
    え、 前記第1のP型トランジスタは、ソースを前記第1の電
    源に、ドレインを前記レベルシフト回路の出力を得る第
    1のノードに、ゲートを第2のノードにそれぞれ接続さ
    れ、前記第1のN型トランジスタは、ソースを接地電圧
    に、ドレインを前記第1のノードに、ゲートを前記第1
    の信号線にそれぞれ接続され、前記第2のP型トランジ
    スタは、ソースを前記第1の電源に、ドレインを第7の
    ノードに、ゲートを前記第1のノードにそれぞれ接続さ
    れ、前記第2のN型トランジスタは、ソースを前記第1
    の信号線に、ドレインを前記第2のノードに、ゲートを
    前記第2の信号線にそれぞれ接続され、前記第3のN型
    トランジスタは、ソースを接地電圧に、ドレインを前記
    第1のノードに、ゲートを前記第2の信号の逆相信号線
    にそれぞれ接続され、前記第3のP型トランジスタは、
    ソースを前記第7のノードに、ドレインを前記第1の信
    号線に、ゲートを前記第2の信号線にそれぞれ接続され
    たことを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記前記レベルシフト回路は、第1〜第3のP型ト
    ランジスタと、第1〜第3のN型トランジスタとを備
    え、 前記第1のP型トランジスタは、ソースを前記第1の電
    源に、ドレインを第8のノードに、ゲートを第2のノー
    ドにそれぞれ接続され、前記第1のN型トランジスタ
    は、ソースを接地電圧に、ドレインを前記レベルシフト
    回路の出力を得る第1のノードに、ゲートを前記第1の
    信号線にそれぞれ接続され、前記第2のP型トランジス
    タは、ソースを前記第1の電源に、ドレインを前記第2
    のノードに、ゲートを前記第1のノードにそれぞれ接続
    され、前記第2のN型トランジスタは、ソースを前記第
    1の信号線に、ドレインを前記第2のノードに、ゲート
    を前記第2の信号線にそれぞれ接続され、前記第3のN
    型トランジスタは、ソースを接地電圧に、ドレインを前
    記第1のノードに、ゲートを前記第2の信号の逆相信号
    線にそれぞれ接続され、前記第3のP型トランジスタ
    は、ソースを前記第8のノードに、ドレインを接地電圧
    に、ゲートを前記第1の信号線にそれぞれ接続されたこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項3から7のいずれか1項に記載の
    半導体記憶装置であって、前記第3のN型トランジスタ
    は、デザインルールで定められる最小のゲート幅でかつ
    最小のゲート長で構成されたことを特徴とする半導体記
    憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記ワードドライバはレベルシフト回路によって構
    成され、前記レベルシフト回路の入力部には複数の前記
    ワードドライバに共通な第1の信号線、第2の信号線及
    び第2の信号の逆相信号線が接続され、前記レベルシフ
    ト回路は、前記第1の信号線、前記第2の信号線及び前
    記第2の信号の逆相信号線によって一意に選択されるア
    ドレスデコード機能を有し、前記レベルシフト回路の出
    力部は前記ワード線に接続され、前記ワード線は第1の
    電源の電圧振幅で駆動され、前記第1の信号線、前記第
    2の信号線及び前記第2の信号の逆相信号線は、前記第
    1の電源よりも相対的に低い電圧の第2の電源の電圧振
    幅で駆動されることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の信号線と前記第2の信号
    線、及び前記第1の信号線と前記第2の信号の逆相信号
    線の駆動をそれぞれ同期させないことを特徴とする請求
    項1〜9のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の信号線電圧をハイレベルに
    確定した後に、前記第2の信号線、前記第2の信号の逆
    相信号線をそれぞれハイレベル、ローレベルとすること
    により前記ワードドライバを選択し、前記第1の信号線
    電圧をハイレベルに保った状態で、前記第2の信号線及
    び前記第2の信号の逆相信号線をそれぞれローレベル、
    ハイレベルとすることにより前記ワードドライバを非選
    択とすることを特徴とする請求項10に記載の半導体記
    憶装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の信号線と前記第2の信号
    線、及び前記第1の信号線と前記第2の信号の逆相信号
    線の駆動をそれぞれ同期させることを特徴とする請求項
    1〜9のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の信号線電圧をローレベルと
    すると同時に、前記第2の信号線、前記第2の信号の逆
    相信号線をそれぞれローレベル、ハイレベルとすること
    により前記ワードドライバを非選択とすることを特徴と
    する請求項12に記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の電源の電圧が、前記第1の
    電源の電圧をチップに搭載された降圧回路により降圧す
    ることによって供給されることを特徴とする請求項1〜
    11のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の電源の電圧が、前記第2の
    電源の電圧をチップに搭載された昇圧回路により昇圧す
    ることによって供給されることを特徴とする請求項1〜
    11のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の電源の電圧及び前記第2の
    電源の電圧が、チップの外部より専用に供給されること
    を特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の半
    導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の電源が、I/O供給電源と
    同一であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか
    1項に記載の半導体記憶装置。
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