JPH10312682A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10312682A
JPH10312682A JP9122324A JP12232497A JPH10312682A JP H10312682 A JPH10312682 A JP H10312682A JP 9122324 A JP9122324 A JP 9122324A JP 12232497 A JP12232497 A JP 12232497A JP H10312682 A JPH10312682 A JP H10312682A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階層形ワード線方式の利点を維持しながら、
この欠点であるサブワードドライバの面積を小さくし、
さらに高速化も図ることができる半導体記憶装置を提供
する。 【解決手段】 階層形ワード線構成を用いた64Mビッ
トあるいは256MビットDRAMであって、メインロ
ーデコーダ領域、メインワードドライバ領域、カラムデ
コーダ領域、周辺回路/ボンディングパッド領域、メモ
リセルサブアレー、センスアンプ領域、サブワードドラ
イバ領域、交差領域などが半導体チップ上に形成され、
サブワードドライバは、1個のPMOSトランジスタM
P1と1個のNMOSトランジスタMN1との2個から
なり、メインワード線MWBのLowレベルを負電圧と
し、サブワード線SWの出力レベルは非選択時には0
V、選択時にはHighレベル(VPP)となるように
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置技
術に関し、特に階層形ワード線方式の利点を維持しなが
ら、この低面積化、具体的にはサブワードドライバを単
純化し、その面積低減を図ることが可能な半導体記憶装
置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、本発明者が検討した技術とし
て、半導体記憶装置の一例としてのDRAMにおいて
は、ワードドライバ自身を高速化するためにCMOS構
造を採用し、さらにワード線自身の製造歩留まりを向上
させ、配線遅延を低減するために、比較的高抵抗のポリ
シリコンまたはポリサイド層からなるワード線をメタル
配線で裏打ちして抵抗を下げる、いわゆるワード線シャ
ント方式に代わり、いわゆる階層形ワード線方式が実用
化されてきている。
【0003】すなわち、ワード線シャント方式は、近年
の64Mビット、256Mビットなどの高集積大容量化
の傾向に対して、細くて長いアルミニウム配線の遅延が
増大し、高速化の妨げとなっており、これを抜本的に解
決するための技術として、階層形ワード線方式が採用さ
れてきている。この階層形ワード線方式は、ワード線を
多分割にしてサブワード線とし、1組の行デコーダとワ
ードドライバを複数のサブワード線で共有することによ
り、金属配線ピッチ(メインワード線、プリデコーダ
線)をメモリセルのピッチより緩和し、金属配線の製造
歩留まりを高めるものである。
【0004】なお、このような階層形ワード線方式を含
む半導体記憶装置に関する技術としては、たとえば19
94年11月5日、株式会社培風館発行の「アドバンス
トエレクトロニクスI-9 超LSIメモリ」P151〜P161
などに記載される技術などが挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記のよ
うな階層形ワード線方式による半導体記憶装置におい
て、階層形ワード線方式の利点を維持しながら、この低
面積化を図ることに着目して、特にサブワードドライバ
の構造について検討した。以下において本発明者によっ
て検討された内容を図6および図7を用いて説明する。
【0006】図6は、階層形ワード線方式でのワード線
構造を示すものであり、メインローデコーダ領域11、
メインワードドライバ領域12、メモリセルサブアレー
15、センスアンプ領域16、サブワードドライバ領域
17、交差領域18などが図示されている。メインワー
ド線MWB(BはMW(真:ツルー)の反転(バー)表
記、以後同様)とプリデコーダ線FXBは金属配線層
(たとえばアルミニウム層)、サブワード線SWはポリ
シリコンまたはポリサイド層で構成する。サブワード線
SWがメモリセルのトランジスタを駆動するので、サブ
ワード線SWの繰り返しピッチはメモリセルの繰り返し
ピッチと等しく微細である。
【0007】たとえば、図6のメモリセルサブアレー1
5が256本のサブワード線SWからなるとき、メイン
ワード線MWBが32本、プリデコーダ線FXBが8本
で、サブワードドライバで論理動作を行い、256本の
サブワード線SWから1本を選択する。金属配線層はメ
インワード線MWBが32本、プリデコーダ線FXBが
8本で済むので、その繰り返しピッチはメモリセルの繰
り返しピッチに比べて256/(32+8)=6.4倍に
緩和される。サブワード線SWはメモリセルサブアレー
15の両側のサブワードドライバから交互に出力され
る。
【0008】また、センスアンプ領域16とサブワード
ドライバ領域17の交差領域18にはFXドライバが置
かれ、プリデコーダ線FXBの入力から整形されたプリ
デコーダ線FXの出力を作り、サブワードドライバに供
給する。この交差領域18にはセンスアンプ群の制御回
路(スイッチMOSトランジスタなど)も置かれる。こ
の図6において、Mは金属配線層を示しており、メタル
2層M2、メタル3層M3で表し、また後述の図7に示
すFGはMOSトランジスタのゲート層を表している。
【0009】図7は、代表的なサブワードドライバの回
路構成と動作波形である。PMOSトランジスタMP
1、NMOSトランジスタMN1,MN2の3個のトラ
ンジスタからなり、面積が大きくなるという欠点があ
る。図7(b) に動作波形図を示す。ここでVPPとはワ
ード線の選択電圧となるチップ内昇圧電圧である。
【0010】たとえば、メインワード線MWBがLo
w、プリデコーダ線FXBがLow、プリデコーダ線F
XがHighのとき、サブワード線SWはHighレベ
ル(VPP)の選択状態となる。NMOSトランジスタ
MN2が必要な理由はメインワード線が選択、プリデコ
ーダ線が非選択(MWBがLow、FXBがHigh、
FXがLow)のとき、サブワード線SWをVSSレベ
ル(0V)に固定するためである。このNMOSトラン
ジスタMN2がないと、この入力状態ではサブワード線
SWはPMOSトランジスタMP1のスレッショルド電
圧Vth以下には下げられず、また信号間の誘導雑音に
よって非選択であるにもかかわらず容易に電位が浮き上
がってしまい、メモリセルトランジスタにリーク電流が
流れ、メモリセル情報が破壊される。
【0011】このように階層形ワード線方式は周知のワ
ード線シャント方式に比べてワード線ピッチの緩和(図
6では6.4倍)による製造歩留まりの向上が得られる反
面、多数のサブワードドライバによりチップ面積が大き
くなるという欠点がある。
【0012】そこで、本発明の目的は、階層形ワード線
方式の利点を維持しながら、この欠点であるサブワード
ドライバの面積を小さくし、さらに高速化も図ることが
できる半導体記憶装置を提供するものである。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0015】すなわち、本発明による半導体記憶装置
は、階層形ワード線構成の半導体記憶装置に適用される
ものであり、サブワードドライバは1個のPMOSトラ
ンジスタ(MP1)と1個のNMOSトランジスタ(M
N1)とからなり、メインワード線(MWB)のLow
レベルを負電圧とし、サブワード線(SW)の出力レベ
ルは非選択時には0V、選択時にはHighレベルとす
るものである。
【0016】これにより、サブワードドライバの素子数
を3個から2個のMOSトランジスタに低減してサブワ
ードドライバを縮小し、チップ面積の縮小を図ることが
できる。
【0017】特に、メインワード線の負電圧Lowレベ
ルは基板電圧と同じ電圧とすることもできる。これによ
り、基板電圧発生回路の出力電圧を利用することができ
るので、新たに特別な負電圧発生回路を設ける必要はな
い。他の結果として、メインワード線の負電圧によりP
MOSトランジスタのゲート・ソース間電圧が大きくな
るので、サブワード線の負荷駆動能力も上がり、高速化
の効果も期待できる。
【0018】さらに、メインワード線のHighレベル
から負電圧Lowレベルへの変化の過程は、いったん0
Vに変化させ、次いで負電圧へと2段階に変化させるよ
うにしたものである。これにより、メインワード線の負
電圧利用による高速化を図り、さらにメインワード線の
放電電流の大部分を0Vに流し、負電圧発生回路の電流
供給負担を軽減して消費電流の増加を抑えることができ
る。
【0019】また、本発明による半導体記憶装置は、プ
リデコーダ線(FX)をメモリセルサブアレー上に直接
配置し、メインワードドライバ付近のFXドライバから
サブワードドライバを直接駆動するようにしたものであ
る。これにより、プリデコーダ線の負荷を減少して高速
化を図ることができる。
【0020】具体的に、サブワードドライバは、PMO
SトランジスタとNMOSトランジスタとのゲートは共
通にメインワード線、ドレインは共通にサブワード線に
それぞれ接続され、PMOSトランジスタのソースはプ
リデコーダ線、NMOSトランジスタのソースは0Vに
それぞれ接続されて構成されるものである。
【0021】この際に、メインワード線を負電圧の第1
電圧と正電圧の第2電圧とし、プリデコーダ線を0Vの
第3電圧と第2電圧とし、サブワード線の出力レベルは
非選択時には第3電圧、選択時には第2電圧とするよう
にしたものである。
【0022】特に、半導体記憶装置としては、大容量の
DRAM、たとえば64M、256M以上のDRAM、
シンクロナスDRAMなどに適用するようにしたもので
ある。
【0023】よって、前記半導体記憶装置によれば、た
とえば大容量化の傾向にあるDRAM、シンクロナスD
RAMなどのメモリセル占有率向上の上でネックとなっ
ているサブワードドライバの面積を縮小してチップ面積
を低減し、さらにメインワード線の負電圧利用、サブワ
ード線の負荷駆動能力の向上、プリデコーダ線の負荷を
減少して高速化を実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0025】図1(a),(b) は本発明の一実施の形態であ
る半導体記憶装置を示すレイアウト図と部分拡大図、図
2(a),(b) は本実施の形態におけるサブワードドライバ
を示す回路図と動作波形図、図3(a),(b) はメインワー
ドドライバと、それに関連するメインローデコーダ、F
XBドライバを示す回路図と動作波形図、図4(a),(b)
はサブワードドライバを示すレイアウト図と断面図、図
5は負電圧VBB発生回路を示す回路図である。
【0026】まず、図1により本実施の形態の半導体記
憶装置の構成を説明する。
【0027】本実施の形態の半導体記憶装置は、たとえ
ば階層形ワード線構成を用いた64Mビットあるいは2
56MビットDRAMとされ、このメモリチップ10に
は、メインローデコーダ領域11、メインワードドライ
バ領域12、カラムデコーダ領域13、周辺回路/ボン
ディングパッド領域14、メモリセルサブアレー15、
センスアンプ領域16、サブワードドライバ領域17、
交差領域18などが周知の半導体製造技術によって1個
の半導体チップ上に形成されている。この図1において
は、水平方向が行方向(ワード線方向)、垂直方向が列
方向(ビット線方向)である。
【0028】このDRAMにおいては、たとえば図1に
示すように、メモリチップ10の行方向における左側と
右側、列方向における上側と下側にメモリセルサブアレ
ー15などからなるメモリ領域が分割して配置される。
この左側と右側とに配置されたメモリ領域は、それぞれ
のメモリ領域に対応するメインワードドライバ領域12
を介して中央に配置されたメインローデコーダ領域11
を挟んで対で配置されている。
【0029】また、上側と下側に配置されたメモリ領域
の中央側には、それぞれのメモリ領域に対応するカラム
デコーダ領域13が配置されている。さらに、その中央
部には、周辺回路/ボンディングパッド領域14とし
て、ローアドレスバッファ、カラムアドレスバッファ、
プリデコーダ、タイミング発生回路、データ入出力回路
などが配置され、さらに外部接続用のボンディングパッ
ドが設けられている。
【0030】メモリ領域は、メモリセルサブアレー15
の列方向にセンスアンプ領域16が配置され、また行方
向にサブワードドライバ領域17が配置され、このセン
スアンプ領域16とサブワードドライバ領域17との交
差領域18にはFXドライバ、さらにセンスアンプ群の
制御回路(スイッチMOSトランジスタなど)も配置さ
れている。このメモリセルサブアレー15に対して、ワ
ード線は行方向、ビット線は列方向としている。これと
は逆の配置でも本発明を用いることができることは自明
である。
【0031】以上のように構成される階層形ワード線構
成においては、行方向に並ぶサブワード線はサブワード
ドライバの出力であり、サブワードドライバにはメイン
ワードドライバから出力されたメインワード線と別のプ
リデコーダ線が入力され、論理動作を行う。ある特定の
サブワードドライバは、その入力であるメインワード線
が選択され、さらに列方向のプリデコーダ線が選択され
ると、サブワード線にHighレベルの電圧が出力さ
れ、そのサブワード線に接続される全てのメモリセルの
読み出し動作、書き込み動作などが開始される。
【0032】図2は、本発明の実施の形態におけるサブ
ワードドライバの一例の回路図と動作波形図である。
【0033】本実施の形態においては、サブワードドラ
イバが1個のPMOSトランジスタMP1と、1個のN
MOSトランジスタMN1との2個のMOSトランジス
タからなる。さらに、メインワード線MWBのLowレ
ベル電位を負電圧とすることが特徴である。
【0034】具体的には、PMOSトランジスタMP1
とNMOSトランジスタMN1とのゲートが共通にメイ
ンワード線MWBに接続され、ドレインが共通にサブワ
ード線SWに接続され、PMOSトランジスタMP1の
ソースがプリデコーダ線FXに接続され、かつNMOS
トランジスタMN1のソースが0Vに接続されて構成さ
れている。この場合に、メインワード線MWBのLow
レベルは負電圧、Highレベルは電圧VPPとし、プ
リデコーダ線FXを0Vと電圧VPPとする。
【0035】たとえば、メインワード線MWBが選択の
Lowレベル、プリデコーダ線FXが非選択の0Vであ
っても、PMOSトランジスタMP1のゲートへの−|
Vth|以下の負電圧印加により、サブワード線SWは
0Vに固定され、前記図7のところで説明したように非
選択レベルが0V以上に浮き上がることはない。この回
路の単純化によりサブワードドライバの専有面積を約1
5%縮小(ワード線方向の長さが40μmから35μm
に縮小)できる。
【0036】メインワード線MWBの負電圧は、もとも
とDRAMで必要な基板バイアス発生回路の出力電圧を
利用すれば、特に新たに特別な負電圧発生回路を設ける
必要はない。本発明の付随した効果では、メインワード
線MWBの負電圧によりPMOSトランジスタMP1の
ゲート・ソース間電圧が大きくなるので、PMOSトラ
ンジスタMP1のサブワード線SWに対する負荷駆動能
力も上がり、高速化の効果も期待できる。
【0037】プリデコーダ線FXの駆動方法としては、
前記図6のようにプリデコーダ線FXBをメモリセルサ
ブアレー上に配置し、交差領域内のFXドライバで整形
されたプリデコーダ線FXの信号を作り、サブワードド
ライバに供給する方法がある。あるいはプリデコーダ線
FXBの信号は図2のサブワードドライバにはもはや不
要なので、これと交差領域上のFXドライバを廃止し、
代わりにプリデコーダ線FXをメモリセルサブアレー上
に直接配置し、メインワードドライバ付近のFXドライ
バからサブワードドライバを直接駆動してもよい。
【0038】図3は、本発明の実施の形態におけるメイ
ンワードドライバと、それに関連するメインローデコー
ダ、FXBドライバの回路図と動作波形図である。
【0039】ここで、VPPとはワード線の選択電位と
なるチップ内昇圧電圧である。VDDとは、たとえば3.
3Vあるいは5Vの外部印加の電源電圧である。DRA
Mの種類によっては、消費電力を下げるために内部降圧
方式をとり、電圧VDDより低い電圧VLで大部分の周
辺回路を動作させる場合がある。そのときは電圧VDD
のレベルでなく、電圧VLのレベルの信号を印加するの
は当然である。
【0040】このメインワードドライバは、VPP振幅
のプリチャージ信号XDPHk、VDD振幅のプリデコ
ーダ入力AX3i,AX6j,MSBkから電圧VPP
の振幅への通常のレベル変換回路に加え、破線で囲んだ
負電圧変換部を具備している。破線部はメインワード線
MWBのLow電位として負電圧を供給する回路であ
る。
【0041】この回路の特徴は、メインワード線MWB
のHigh(VPP)レベルからLowレベルへの変化
時に、まず0Vまでは図において左側のPMOSトラン
ジスタとNMOSトランジスタからなるインバータでグ
ランドに向けて放電し、その後、破線部の回路の動作に
より最終的には電圧VBBのレベルまで引き下げる。こ
れはメインワード線MWBの放電電流の大部分を電圧V
SSに流すことで、負電圧VBB発生回路の負担を軽減
し、消費電流の増加を抑えるためである。
【0042】周知のように、負電圧VBB発生回路はチ
ャージポンピング動作により負電圧を発生するので、エ
ネルギー効率が悪く、電圧VBBに流れ込む電流はでき
るだけ抑えることが必要である。これらメインワード線
MWBを引き下げるためのNMOSを形成するところの
PWELL電圧は図示のように電圧VBBに引くべきで
ある。同一チップ内にNMOSのPWELL電圧が電圧
VBBと0Vといった2種類を実現するにはトリプルウ
ェル構造が必要である。この構造も近年の高集積DRA
Mでは他の理由(雑音防止、MOS高性能化など)から
必須の構造であるのでそれを利用すればよい。
【0043】本実施の形態のような64Mビットあるい
は256MビットDRAM、またはシンクロナスDRA
Mを想定した場合、メインローデコーダの入力信号のう
ち、XDPHkはデコーダのプリチャージ信号、AX3
iはA3〜A5から作る8本のプリデコーダ信号のうち
の1本、AX6jはA6,A7から作る4本のプリデコ
ーダ信号のうちの1本、MSBkはA8〜A11から作
る16本のマット選択信号のうちの1本である。FXB
ドライバではA0〜A2のアドレス情報とMSBkのマ
ット選択情報より電圧VPPのレベルのプリデコーダ線
FXBの信号を作る。こちらは負電圧は不要である。
【0044】厳密にいえば、前記図7のサブワードドラ
イバではプリデコーダ線FXBのHighレベルは電圧
VDDのレベルでよいが、プリデコーダ線FXのHig
hレベルには電圧VPPのレベルが必要で、狭い交差領
域で電圧VPPへのレベル変換回路を設けることは不可
能であるので、面積にゆとりのあるFXBドライバで電
圧VPPのレベルに変換しておく。
【0045】図4は、図2のサブワードドライバ回路を
実現するための平面レイアウト図と、ゲート下部の断面
構造図で、いずれも概略図である。
【0046】このレイアウトでは、8本のサブワード線
SW0〜SW14(偶数番号)が出力されていることを
示すが、図示しない左右隣接のサブワードドライバから
も交互に8本のサブワード線SW1〜SW15(奇数番
号)が配線されるので、合わせて16本のサブワード線
SW0〜SW15がこの図において縦寸法の中に配置さ
れる。
【0047】横方向にメタル2層M2のメインワード線
MWBとポリサイド層のサブワード線SWが走り、縦方
向にはメタル3層M3のプリデコーダ線FXと電源線
(VPP,VSS)が置かれる。サブワードドライバ内
のソース/ドレインの取り出しはメタル1層M1で行
う。ビット線層を素子間接続に使えばメタルは3層でな
く、2層でも可能である。サブワードドライバの左右両
端でサブワード線SWの出力はメタル1層M1からゲー
ト層FGに変換し、メモリセルサブアレーに送られる。
【0048】図5は、周知の負電圧VBB発生回路の一
例を示す回路図である。
【0049】負電圧VBB発生回路は、チャージポンピ
ング動作により負電圧を発生する。従来よりDRAMで
は基板電圧に印加するためにこの回路はあるが、本実施
の形態においてはメインワードドライバにも印加し、図
3のようにメインワード線MWBの負電圧発生のために
も使用する。このため負電圧VBB発生回路の電流供給
能力は従来よりやや強化する必要があるが、図3で述べ
たようにメインワード線MWBを2段階で引き下げる方
式では電圧VBBの電流負担はそれほど増加しない。
【0050】この負電圧VBB発生回路(図5)は、2
個のCMOSチャージポンプ回路を並列接続したもので
あり、たとえば常に動作する低電力ポンプ回路と、大き
な供給電流を必要な場合にだけ高速に動作する高電力ポ
ンプ回路とを組み合わせた回路構成となっている。高電
力ポンプ回路は、チップ外部からアクセスされる毎(R
ASBのLowレベルの印加)に動作し、アクセス時に
発生する電流の大きさに見合った大きな供給電流を発生
することができる。
【0051】ここで、DRAMの代表的な動作モードで
ある読み出し動作、書き込み動作、リフレッシュ動作、
高速カラムモードをとりあげ、それぞれの概要を簡単に
説明する。
【0052】(1).読み出し動作 この読み出し動作において、たとえばアドレスマルチプ
レクスではアドレス信号は時分割で入力するため、ロー
アドレスストローブ信号RASBとカラムアドレススト
ローブ信号CASBの2つの同期信号が必要である。R
ASBがHighレベルの期間は、行系回路がプリチャ
ージされる期間で、この間はチップ内部ではいかなるメ
モリ動作も行われない。一方、CASBがHighレベ
ルの期間中は、データ出力バッファやデータ入力バッフ
ァなどの列系回路がプリチャージされる期間で、この間
はチップ外部との読み出し動作、書き込み動作は行われ
ない。
【0053】RASBがLowレベルになると行系回路
が活性化され、メモリ動作が始まる。続いて、CASB
がLowレベルになると読み出し動作あるいは書き込み
動作が始まり、チップ外部とのデータの授受が行われ
る。このようにDRAMでは、プリチャージ期間と活性
期間が交互に繰り返される。通常、RASBのサイクル
時間がチップのサイクル時間となる。
【0054】読み出し動作の指定は、書き込み制御信号
WEBをCASBの立ち下がり時点よりも前にHigh
レベルにして、CASBが立ち上がるまでそれを保持す
ることにより行う。データがいったん出力されると、C
ASBが立ち上がるまでデータを保持する。このアクセ
ス時間には3種類あって、RASBおよびCASBの立
ち下がり時点からデータ出力端子にデータが出力される
までの時間を、それぞれRASBアクセス時間、CAS
Bアクセス時間と呼び、列アドレスが確定された時点か
らデータが出力されるまでの時間をアドレスアクセス時
間と呼ぶ。
【0055】(2).書き込み動作 この書き込み動作において、アドレス信号とRASB,
CASBとの関係は、読み出し動作と同じなので省略す
る。またサイクル時間などのRASB,CASBのタイ
ミング規格も読み出し動作と全く同じである。ただし、
ライトイネーブル信号WEBをCASBの立ち下がり時
点よりも前にLowレベルにすることによって書き込み
動作を指定する。このサイクル中はデータ出力端子は高
インピーダンス(High−Z)状態に保持される。な
お、RASBをLowレベルのままの状態で、いったん
チップ外部に読み出したデータを外部で変更して再び同
じメモリセルに書き込むという、Read Modif
y Write動作の仕様もある。
【0056】(3).リフレッシュ動作 このリフレッシュ動作においては、読み出し・書き込み
といったランダムアクセス動作中に割り込んで行うリフ
レッシュ動作と、電池バックアップ期間中のようにチッ
プ内の記憶情報を保持するためだけに行うリフレッシュ
動作がある。前者では、RASB only リフレッ
シュと、CBR(CASB before RASB)
リフレッシュが、また後者ではセルフリフレッシュが標
準になっている。その他、データを出力しながらリフレ
ッシュを行うヒドン(hidden)リフレッシュもあ
る。
【0057】たとえば、RASB only リフレッ
シュにおいては、読み出し・書き込み動作と同じタイミ
ング規格のRASB 1サイクル中に、1行(ワード
線)の全メモリセルが同時にリフレッシュされる。ただ
し、CASBをHighレベルにしてチップ外部からリ
フレッシュアドレスを与えなければならない。最大リフ
レッシュ時間の期間内にアドレス信号の組み合わせでワ
ード線を順次選択してリフレッシュしなければならな
い。
【0058】このリフレッシュのしかたには集中リフレ
ッシュと分散リフレッシュがある。集中リフレッシュ
は、最小サイクルでリフレッシュを繰り返し、この期間
はチップ外部からメモリアクセスはできないが、残りの
全期間は、リフレッシュを割り込ませず外部からメモリ
アクセスを受け付ける方法である。分散リフレッシュ
は、リフレッシュ動作の1サイクルを最大リフレッシュ
時間の期間中に等しく分散したものである。実際には分
散リフレッシュが多用されるので、リフレッシュ動作の
1サイクルが通常の読み出し・書き込み動作のサイクル
に割り込んだタイミングとなる。
【0059】また、CBRリフレッシュにおいては、C
ASBをRASBに先行させてLowレベルにすること
によって、リフレッシュ動作であることを内部で判定す
る。この判定パルスによって内部のリフレッシュアドレ
スカウンタからアドレスが発生し、ワード線が選ばれリ
フレッシュされる。従って、外部からアドレス信号を与
える必要はない。
【0060】さらに、セルフリフレッシュにおいては、
通常のメモリサイクル終了後、CBRタイミングにして
RASBのパルス幅を、たとえば100μs以上に設定
する。内部ではこの時間以上になるとリフレッシュアド
レスカウンタとリフレッシュタイマーを用いたリフレッ
シュ動作が始まり、CASB,RASBがともにLow
レベルである限りセルフリフレッシュが続く。リフレッ
シュされる頻度が少ないほどチップの消費電力は低くな
るが、この頻度はチップ内の温度を検出するタイマーに
よって自動的に調整される。なお、セルフリフレッシュ
から通常サイクルに移る場合には、RASBのプリチャ
ージ期間が必要である。
【0061】(4).高速列アクセス動作 キャッシュメモリを採用したシステムや画像メモリなど
では、行アドレスは固定したままで、列アドレスの異な
る、それも連続した列アドレスの多数ビットをアクセス
する場合が多い。列アクセスモードは、メモリセルサブ
アレーの超並列でアクセス可能な構造上の特徴を利用し
たものである。列アドレスの多数ビットのデータを高速
に処理できるので、前記した用途に近年注目されてい
る。
【0062】この動作では、まず行アドレスによって行
(ワード)線を選択し、ワード線上の全てのメモリセル
を、センスアンプで増幅した状態でいったんそれぞれの
データ線に読み出しておく。次に、列アドレスによって
あるデータ線の読み出し情報をチップの外部に取り出
し、次に他の列アドレスによって他のデータ線の情報を
取り出すというように列アドレスを順次変えていけば、
ワード線上の全てのセル情報を連続して取り出すことが
でき、この動作は高速である。
【0063】この場合のアクセス時間は、列アドレスが
入力してデータが出力するまでの時間、すなわち前記し
たアドレスアクセス時間そのものであり、長時間を要す
る行系回路の動作時間、たとえばワード線の駆動時間や
センス時間を考慮する必要がないためである。サイクル
時間もこの分だけ速くなる。
【0064】書き込み動作についても、データ線に読み
出されているセル信号増幅データを、外部から与えた書
き込みデータで順次置き換えていくだけなので高速であ
る。所望のデータ線の全てに書き込みデータ電圧を印加
した後に、ワード線をオフにすることで列アクセスモー
ドの書き込みは完了する。このように、行アドレスは同
じままで、列アドレスのみを切り換える列アクセスモー
ドは種々提案されているが、ここでは代表的な高速ペー
ジモード、ニブルモード、スタティックカラムモードの
動作タイミングを説明する。
【0065】たとえば、高速ページモードの読み出しタ
イミングにおいては、列アドレスの選択はランダムであ
り、サイクル時間はたとえば40nsである。チップ内
部ではATD(Address Transition Detector)回路によ
って主な列系回路はサイクル毎にプリチャージされ、列
アドレスで選ばれたデータ線の読み出しデータが、デー
タ出力バッファ近くでCASBで制御されて出力され
る。CASBとのアドレスセットアップ時間、アドレス
ホールド時間などの規格のために、チップとしての高速
化には限界がある。
【0066】また、ニブルモードの読み出しタイミング
においては、たとえば4ビットのシフトレジスタ単位で
データが入出力される。ただし、2ビットのアドレス信
号を用いて4ビットの中の先頭ビットだけはランダムに
指定できる。すなわち最初の1ビット目は通常の読み出
しあるいは書き込み動作であるが、それに続く3ビット
はCASBのクロックパルスだけで連続出力する。先頭
ビット以外は列アドレスの指定は不要である。
【0067】このモードでは、データ出力端子近くに4
個のデータラッチ回路と、その出力を入力とする4ビッ
トのデコード機能付きリングカウンタ形シフトレジスタ
が設けられている。4個のメモリセルサブアレーから並
列に入力して4個のデータラッチ回路にいったん蓄えら
れた読み出しデータは、シフトレジスタで直列に変換さ
れてCASBに同期して連続に外部出力される。このシ
フトレジスタはもともと高速なので、ニブルモードサイ
クルはCASBサイクルで決まり、たとえば35nsと
比較的速い。
【0068】さらに、スタティックカラムモードの読み
出しタイミングにおいては、同じ行アドレスのもとで列
アドレスを換えて、データ線に読み出されている増幅デ
ータの読み出し・書き込みを行うというものである。連
続サイクル中はCASBはLowレベルのままで、アド
レス信号はdon’t careの部分がない。CAS
Bで列アドレスをラッチできないためである。列アドレ
スの指定はランダムであり、サイクル時間はアドレスの
切り換えだけで決まる。ATD回路と列アドレスバッフ
ァの動作だけで列系回路の選択動作が行われる。
【0069】以上のようにして、DRAMのメモリセル
に対する読み出し動作、書き込み動作、リフレッシュ動
作、高速列アクセス動作が行われる。なお、DRAMは
RASB、CASB、WEBの制御信号の立ち上がり/
下がりで制御されるのに対して、シンクロナスDRAM
の場合はコマンドにより制御され、このコマンドはチッ
プセレクト信号CSB、RASB、CASB、WEBの
組み合わせにより定義される。
【0070】従って、本実施の形態の半導体記憶装置に
よれば、サブワードドライバが1個のPMOSトランジ
スタMP1と1個のNMOSトランジスタMN1との2
個のMOSトランジスタからなり、さらにメインワード
線MWBのLowレベル電位を負電圧とすることによ
り、レイアウトの面においてサブワードドライバの小型
化によるチップ面積の低減を可能とし、さらに動作性能
の面における高速化を実現することができる。
【0071】また、本実施の形態においては、プリデコ
ーダ線FXBの信号は不要なので、代わりにプリデコー
ダ線FXをメモリセルサブアレー上に直接配置し、メイ
ンワードドライバ付近のFXドライバからサブワードド
ライバを直接駆動し、プリデコーダ線FXBの負荷減少
による高速化を実現することができる。
【0072】さらに、メインワード線MWBを、電圧V
PPから0Vにして放電し、その後、電圧VBBのレベ
ルまで引き下げることにより、メインワード線MWBの
放電電流の大部分をグランドに流すことで、負電圧VB
B発生回路の負担を軽減し、消費電流の増加を抑えるこ
とができる。
【0073】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0074】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその属する技術分野であるDRAMに
よる半導体記憶装置に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、SRAM、RA
M、ROM、PROM、EPROM、EEPROMなど
の他の半導体記憶装置についても広く適用可能である。
【0075】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0076】(1).サブワードドライバを2個のMOSト
ランジスから構成することで、MOSトランジスタ数を
低減することができるので、サブワードドライバを縮小
することが可能となる。この結果、チップレイアウトに
おいて、チップ面積の縮小を可能とすることができる。
【0077】(2).メインワード線のLowレベルを負電
圧とし、サブワード線の出力レベルは非選択時には0
V、選択時にはHighレベルとすることで、メインワ
ード線の負電圧利用によって高速化を図ることが可能と
なる。さらにメインワード線の負電圧によりPMOSト
ランジスタのゲート・ソース間電圧が大きくなるので、
サブワード線の負荷駆動能力が上がり、高速化の効果も
期待することが可能となる。
【0078】(3).メインワード線のLowレベルを基板
電圧とすることで、基板電圧発生回路の出力電圧を利用
することができるので、新たな負電圧発生回路を設ける
必要はない。
【0079】(4).メインワード線のHighレベルから
Lowレベルへの変化の過程を、0V、負電圧へと2段
階に変化させて行うことで、メインワード線の放電電流
の大部分を0Vに流すことができるので、負電圧発生回
路の負担を軽減して消費電流の増加を抑えることが可能
となる。
【0080】(5).プリデコーダ線をメモリセルサブアレ
ー上に直接配置し、メインワードドライバ付近のFXド
ライバからサブワードドライバを直接駆動することで、
プリデコーダ線の負荷を減少して高速化を図ることが可
能となる。
【0081】(6).前記(1) 〜(5) により、大容量化の傾
向にあるDRAM、シンクロナスDRAMなどの階層形
ワード線構成の半導体記憶装置において、この階層形ワ
ード線方式のワード線ピッチの緩和による製造歩留まり
の向上が得られる利点を維持しながら、サブワードドラ
イバを縮小してチップ面積の増大を抑制するとともに、
メインワード線の負電圧利用、サブワード線の負荷駆動
能力の向上、プリデコーダ線の負荷の減少によって高速
化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b) は本発明の一実施の形態である半導体
記憶装置を示すレイアウト図と部分拡大図である。
【図2】(a),(b) は本発明の一実施の形態におけるサブ
ワードドライバを示す回路図と動作波形図である。
【図3】(a),(b) は本発明の一実施の形態におけるメイ
ンワードドライバと、それに関連するメインローデコー
ダ、FXBドライバを示す回路図と動作波形図である。
【図4】(a),(b) は本発明の一実施の形態におけるサブ
ワードドライバを示すレイアウト図と断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態における負電圧VBB発
生回路を示す回路図である。
【図6】(a),(b) は本発明の前提となる半導体記憶装置
における階層形ワード線構成を示すレイアウト図と部分
拡大図である。
【図7】(a),(b) は本発明の前提となる半導体記憶装置
におけるサブワードドライバを示す回路図と動作波形図
である。
【符号の説明】
10 メモリチップ 11 メインローデコーダ領域 12 メインワードドライバ領域 13 カラムデコーダ領域 14 周辺回路/ボンディングパッド領域 15 メモリセルサブアレー 16 センスアンプ領域 17 サブワードドライバ領域 18 交差領域 MWB メインワード線(反転) FXB プリデコーダ線(反転) FX プリデコーダ線 SW サブワード線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインワード線とサブワード線とからな
    る階層形ワード線構成の半導体記憶装置であって、サブ
    ワードドライバは1個のPMOSトランジスタと1個の
    NMOSトランジスタとからなり、前記メインワード線
    のLowレベルを負電圧とし、前記サブワード線の出力
    レベルは非選択時には0V、選択時にはHighレベル
    であることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記メインワード線の負電圧によるLowレベルは
    基板電圧とすることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記メインワード線のHighレベルから負電圧に
    よるLowレベルへの変化の過程は、いったん0Vに変
    化させ、次いで負電圧へと2段階の過程を経て変化させ
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、プリデコーダ線をメモリセルサブアレー上に直接配
    置し、メインワードドライバ付近のFXドライバから前
    記サブワードドライバを直接駆動することを特徴とする
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記PMOSトランジスタと前記NMOSトランジ
    スタとのゲートは共通に前記メインワード線に接続さ
    れ、前記PMOSトランジスタと前記NMOSトランジ
    スタとのドレインは共通に前記サブワード線に接続さ
    れ、前記PMOSトランジスタのソースはプリデコーダ
    線に接続され、かつ前記NMOSトランジスタのソース
    は0Vに接続されていることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記メインワード線を負電圧の第1電圧と正電圧の
    第2電圧とし、前記プリデコーダ線を0Vの第3電圧と
    前記第2電圧とし、前記サブワード線の出力レベルは非
    選択時には前記第3電圧、選択時には前記第2電圧であ
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    の半導体記憶装置であって、前記半導体記憶装置は、大
    容量のDRAMであることを特徴とする半導体記憶装
    置。
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