JP2003099875A - 住宅用火災警報器、そのヘッド部 - Google Patents

住宅用火災警報器、そのヘッド部

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JP2003099875A
JP2003099875A JP2001287420A JP2001287420A JP2003099875A JP 2003099875 A JP2003099875 A JP 2003099875A JP 2001287420 A JP2001287420 A JP 2001287420A JP 2001287420 A JP2001287420 A JP 2001287420A JP 2003099875 A JP2003099875 A JP 2003099875A
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Japan
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fire alarm
lock
house
head
head portion
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JP2001287420A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Yoshitsuru
智博 吉鶴
Masago Takahashi
雅吾 高橋
Shinichi Koshiyama
伸一 越山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】警報停止の引き紐を操作した場合などにもヘッ
ド部が落下することがないような住宅用火災警報器を提
供する。 【解決手段】天井面Pなどに取り付けるベース部1と、
このベース部1に所定回転操作により着脱可能に装着さ
れるヘッド部2とからなる住宅用火災警報器であって、
ベース部1のヘッド部着脱面11にはロック穴1aを設
け、ヘッド部2には、ロック穴1aに係合するロック爪
5aと、このロック爪5aを後退させる後退機構を備え
た解除ボタン5cと、この後退機構にロック爪5aの進
出状態を保持する付勢力を与える付勢手段とを一体成形
したロック解除手段5を設け、前記所定回転操作により
ヘッド部2がベース部1に装着された状態で、ロック爪
5aがロック穴1aに係合して前記所定回転操作を阻止
し、なおかつ、この阻止状態を解除ボタン5aによって
解除できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井面あるいは壁
面などに取り付けて用いられ、ベース部とこのベース部
に着脱可能に装着されるヘッド部とからなる住宅用火災
警報器に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の住宅用火災警報器の装着
方法を示す図、図7は、従来の住宅用火災警報器のベー
ス部を示す平面図、図8は、従来の住宅用火災警報器の
使用態様を示す平面図である。
【0003】この住宅用火災警報器110は、ベース部
101とこのベース部101に着脱可能に装着されるヘ
ッド部102からなり、図6に示すように、例えば、ベ
ース部101が天井面Pに取り付けられ、このベース部
101にヘッド部102を引っ掛け端子部106を用い
て装着するようになっている。
【0004】天井面Pに取り付けられたベース部101
を下から見た図が、図7であり、これから解るように、
ベース部101は、天井面Pに対して取付ネジ101c
で固定され、また、ヘッド部102の引っ掛け端子部1
06を嵌め込むための取付溝101bを備えており、こ
こに、引っ掛け端子部106を位置Aで嵌め込んで、ヘ
ッド部102を45度程度の回転操作Bすると、ヘッド
部102がベース部101に装着されると同時に、電気
的接続も達成されるようになっている。
【0005】ヘッド部102には、火災の検知を行う検
知部107と、火災検知後の火災警報を停止させる操作
を行うための警報停止引き紐108が設けられている。
【0006】このような構成で、住宅用火災警報器11
0は、検知部107で火災検知を行い、また、引き紐1
08を引張ることにより、火災警報を停止させることが
でき、更に、検知部107などに異常が生じた場合に
は、ヘッド部102を回転操作により簡単に取り外し
て、検査修理したり、交換したりすることができた。
【0007】しかしながら、この警報停止引き紐108
を引張る際に、図8に示すような方向に引張ることとな
る場合が多く、その際には、上記回転操作Bと反対方向
の回転力がヘッド部102に加わり、ヘッド部102が
上記位置Aまで戻って、ベース部101との係合が外
れ、落下する危険性があった。
【0008】また、上述のような回転操作に逆らう外力
によるヘッド部の落下を防止するためにロック機構が設
けられた住宅用火災警報器もあったが、ロック機構が複
雑でコストアップとなったり、ロック操作やロック解除
操作のために、ヘッド部の検知部などにストレスを与え
るようなものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
を解決するためになされたものであって、コストアップ
を極力押さえながら、警報停止の引き紐を操作した場合
などにもヘッド部が落下することがなく、解除操作など
で悪影響を与えることのない住宅用火災警報器を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の住宅用
火災警報器は、天井面あるいは壁面などに取り付けるベ
ース部と、このベース部に所定回転操作により着脱可能
に装着されるヘッド部とからなる住宅用火災警報器であ
って、前記ベース部の前記ヘッド部着脱面にはロック穴
を設け、前記ヘッド部には、前記ロック穴に係合するロ
ック爪と、このロック爪を後退させる後退機構を備えた
解除ボタンと、この後退機構に前記ロック爪の進出状態
を保持する付勢力を与える付勢手段とを一体成形したロ
ック解除手段を設け、前記所定回転操作により前記ヘッ
ド部が前記ベース部に装着された状態で、前記ロック爪
が前記ロック穴に係合して前記所定回転操作を阻止し、
なおかつ、この阻止状態を前記解除ボタンによって解除
できるように構成したことを特徴とする。
【0011】この火災警報器は、ベース部にヘッド部を
回転操作で取り付けるタイプのもので、この回転操作を
阻止し、また、阻止解除できるロック解除手段を、この
ヘッド部に設けたので、警報停止の引き紐の操作など、
この回転操作に逆らう回転力を与える操作をした場合で
も、ベース部が回転することがないので、落下すること
がなく、一方、ヘッド部を外す場合には、阻止状態を解
除できるので、修理交換のためには支障がない。
【0012】さらに、この火災警報器は、ロック解除手
段を、ロック爪、後退機構を備えた解除ボタン、付勢手
段を一体成形したものとしたので、容易かつ安価に製造
することができる。
【0013】請求項2に記載の住宅用火災警報器は、請
求項1に記載の住宅用火災警報器において、前記ロック
解除手段の前記解除ボタンが、前記ヘッド部の外周から
突出するように前記ロック解除手段を前記ヘッド部に設
けたことを特徴とする。
【0014】この火災警報器は、ロック解除手段の解除
ボタンがヘッド部の外周に突出しているので、解除操作
をする場合に、他の場所に操作の影響がなく、例えば、
検知部などに手や指が接触して、ストレスを与えること
がない。
【0015】請求項3に記載の住宅用火災警報器は、天
井面あるいは壁面などに取り付けるベース部と、このベ
ース部に所定回転操作により着脱可能に装着されるヘッ
ド部とからなる住宅用火災警報器であって、前記ベース
部の前記ヘッド部着脱面にロック穴を設け、前記ヘッド
部には、前記所定回転操作により前記ヘッド部が前記ベ
ース部に装着された状態で、前記ロック穴に係合して前
記所定回転操作を阻止し、なおかつ、この阻止状態を解
除できる解除ボタンを備えたロック解除手段を、このロ
ック解除手段の前記解除ボタンが、前記ヘッド部の外周
から突出するように設けたことを特徴とする。
【0016】この火災警報器は、ロック解除手段の構成
内容に拘わらず、ロック解除手段の解除ボタンが、ヘッ
ド部の外周から突出しているという点だけを特徴とした
もので、請求項2と同様の効果を発揮する。つまり、解
除操作をする場合に、他の場所に操作の影響がなく、例
えば、検知部などに手や指が接触して、ストレスを与え
ることがない。
【0017】請求項4に記載の住宅用火災警報器は、請
求項2または3に記載の住宅用火災警報器において、前
記住宅用火災警報器を壁面に装着した際に、前記ロック
解除手段の前記解除ボタンの突出方向が、前記壁面に対
して斜め下方となるようにしていることを特徴とする。
【0018】この火災警報器は、解除ボタンの突出方向
が壁面取付の際には、斜め下方となるように構成されて
いるので、壁面上方に取り付けられていることが多い火
災警報器のヘッド部の回転阻止解除操作をする場合、下
方から差し出した手の親指に当たる位置に、この解除ボ
タンが位置することとなり、解除操作がやりやすい。
【0019】請求項5に記載の住宅用火災警報器は、請
求項1から4のいずれかに記載の住宅用火災警報器にお
いて、前記ヘッド部は、本体部とカバー部とから構成さ
れ、前記ロック解除手段は前記本体部と前記カバー部と
の間に挟まれるような態様で、前記ヘッド部に設けられ
ていることを特徴とする。
【0020】この火災警報器は、ロック解除手段が、ヘ
ッド部の本体部とカバー部の間に挟まれるような形で組
み込まれているので、本体部とカバー部とを分離させる
だけで、他の関係部品を取り外すことなく、このロック
解除手段を組み込んだり、取り外したりすることがで
き、便利である。
【0021】請求項6に記載の住宅用火災警報器のヘッ
ド部は、住宅用火災警報器を構成し、天井面あるいは壁
面などに取り付けるベース部に所定回転操作により着脱
可能に装着されるヘッド部であって、請求項1から5の
いずれかに記載のロック解除手段を設けたことを特徴と
する。
【0022】この住宅用火災警報器のヘッド部は、請求
項1から5に記載のロック解除手段を設けたので、これ
らの効果を、ヘッド部として発揮する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る住宅用火災警
報器について、図面を参照しながら、更に詳しく説明す
る。
【0024】図1(a)は本発明に係る住宅用火災警報
器の一例の使用態様を示す外観正面図、(b)はベース
部の着脱面を示す平面図である。
【0025】この住宅用火災警報器10の基本構成は、
図1(a)に示すように、図6の住宅用火災警報器11
0と同様であり、ベース部1とこのベース部1に着脱可
能に装着されるヘッド部2からなり、ベース部1が天井
面Pに取り付けられ、このベース部1にヘッド部2を引
っ掛け端子部(不図示)を用いて装着するようになって
いる。
【0026】天井面Pに取り付けられたベース部1だけ
を下から見た図が、図1(b)であり、図6と同様に、
ベース部1は、天井面Pに対して取付ネジ1cで固定さ
れ、また、ヘッド部2の引っ掛け端子部を嵌め込むため
の取付溝1bを備えており、ここに、引っ掛け端子部を
嵌め込んで、回転操作させると、ヘッド部2がベース部
1に装着されると同時に、電気的接続も達成されるよう
になっている。
【0027】また、ヘッド部2には、同様に、火災の検
知を行う検知部7と、火災検知後の火災警報を停止させ
る操作を行うための警報停止引き紐8が設けられてい
る。
【0028】このような構成で、住宅用火災警報器10
は、検知部7で火災検知を行い、また、引き紐8を引張
ることにより、火災警報を停止させることができ、更
に、検知部7などに異常が生じた場合には、ヘッド部2
を所定の回転操作により簡単に取り外して、検査修理し
たり、交換したりすることができる。
【0029】ここで、この住宅用火災警報器10は、ベ
ース部1のヘッド部着脱面11にロック穴1aを設け、
ヘッド部2に前記所定回転操作によりヘッド部2がベー
ス部1に装着された状態で、ロック穴1aにロック爪5
aが係合して所定回転操作を阻止し、なおかつ、この阻
止状態を解除ボタン5cで解除できるロック解除手段5
を設けたことを特徴とし、図1(a)では、この阻止状
態が保持されている状態を示している。
【0030】したがって、この状態で、図示するよう
に、警報停止引き紐8を操作すると、このヘッド部2を
ベース部1に対して回転させるような回転力が発生する
が、ロック解除手段5とロック穴1aの係合により、回
転操作が阻止されているので、ヘッド部2が回転するこ
とがなく、ヘッド部2がベース部1から外れて落下する
ようなことがない。
【0031】一方、ヘッド部2を取り外したい場合は、
解除ボタン5cに図の実線の矢印操作を行えば、ロック
穴1aとロック爪5aとの係合が点線の矢印方向に外れ
るので、ヘッド部2をベース部1に対して回転させ外す
ことができ、取り替え、修理には支障がない。
【0032】また、この火災警報器10は、ロック解除
手段5の解除ボタン5cがヘッド部2の外周に突出して
いるので、解除操作をする場合に、他の場所に操作の影
響がなく、例えば、検知部7などに手や指が接触して、
ストレスを与えることがない。
【0033】図2は、本発明の住宅用火災警報器に設け
られたロック解除手段の一例を示すもので、(a)は正
面図、(b)は下面図である。
【0034】このロック解除手段5は、ロック穴1aに
係合するロック爪5aと、このロック爪5aを後退させ
る後退機構5bを備えた解除ボタン5cと、この後退機
構5bにロック爪5aの進出状態を保持する付勢力を与
える付勢手段5dとを一体成形したものである。
【0035】後退機構5bは、それぞれ対面する傾斜部
5bcを有した左右移動部5baと、上下移動部5bb
から構成され、付勢手段5dによる付勢力が開放されて
いる場合には、図2(b)に示すように、この傾斜部5
bcが相互に接触しないようになっており、この双方の
移動部5ba、移動部5bbの相対的位置関係は、付勢
手段5dにより保持されている。
【0036】また、ロック爪5aは、後退機構5bの上
下移動部5bbと直結され、上下移動部5bbが上下す
れば、このロック爪5aも上下するようになっている。
【0037】解除ボタン5cには、付勢手段5dと後退
機構5bの左右移動部5baが直結されている。
【0038】こうして、このロック解除手段5は、回転
阻止と解除の機能を備えながら、それに必要な機能部品
を全て同一の素材(合成樹脂が適当である。)で一体成
形しているので、構造は複雑ではあるが、制作工程は少
なく、容易に製造することができ、安価である。
【0039】このような構成のロック解除手段5は、図
3に示すように、ヘッド部2の内部にスライド可能に、
かつ、自然状態で、解除ボタン5cの部分がヘッド部2
の外周に突出するように、その奥先端が規制された状態
で収容され、以下に説明するように、自然状態でヘッド
部2の回転を阻止しながら、解除ボタン5cを押すこと
で、簡単に、この回転阻止を解除することができる。
【0040】なお、図3(a)では、付勢手段5dを明
記しているが、図3(b),(c)では、この付勢手段
5dの後部に隠れる後退機構5bの傾斜部5bcを有し
た左右移動部5baと、上下移動部5bbとの係合状態
を明確に示すために、付勢手段5dを除去した図として
いる。
【0041】まず、図3(a)では、ロック解除手段5
は、図2に示した自然状態、つまり、解除ボタン5cに
外力が負荷されてない状態となっており、この状態で、
ロック解除手段5は、ロック爪5a部分がベース部1の
ロック穴1aに収容されて、ヘッド部2が、ベース部1
に対して回転するのを阻止している。
【0042】ここで、図3(b)に示すように、付勢手
段5dの付勢力に抗して、解除ボタン5cを操作、つま
り、図中で左方向の外力を負荷すると、付勢手段5dは
収縮し、また、後退機構5bの左右移動部5baが、図
中で左方向に動き、この左右移動部5baと上下移動部
5bbの傾斜部5bcが当接し、この傾斜部5bcが、
左右移動部5baの左運動を、上下移動部5bbの下運
動に変える傾斜となっているので、上下移動部5bb
は、図中で下方向に移動、つまり、ロック穴1aに対し
て後退するようになり、これに連れて、最後には、ロッ
ク爪5aが、図3(c)のようにロック穴1aから抜け
出て、ヘッド部2がベース部1に対して回転可能、つま
り、回転阻止が解除されるようになる。
【0043】なお、この図3(c)の状態で、解除ボタ
ン5cへの外力を開放すると、付勢手段5dの付勢力に
より、解除ボタン5cは、図3(a)の状態となり、ま
た、ロック爪5aもロック穴1aに収容された状態とな
る。つまり、付勢手段5dは、後退機構5bの左右移動
部5baをこの図中で右方向に、上下移動部5bbを上
方向に付勢する付勢力を与えている。
【0044】このロック解除手段5は、このような巧み
な構造とすることで、一体成形された単一の部品であり
ながら、回転阻止と回転阻止解除とを可能としている。
【0045】なお、ロック解除手段の構成は、上述した
ような一体成形としたものだけでなく、一体成形しない
ものでもよく、自然状態でロック状態を維持し、かつ、
ヘッド部の外周部から解除操作可能な機構のものであれ
ば、いずれの構成のものであってもよい。
【0046】図4は、本発明の住宅用火災警報器の他例
を示す外観平面図である。
【0047】この住宅用火災警報器10Aは、壁面に取
り付けられたものを、真横から見たものであり、この図
の上下が実際の上下と一致している。
【0048】ここで、この住宅用火災警報器10Aは、
解除ボタン5cの突出方向が壁面取付の際には、斜め下
方となるように構成されているので、壁面上方に取り付
けられていることが多い火災警報器10Aのヘッド部2
の回転阻止解除操作をする場合、この例では、下方から
差し出した右手の親指に当たる位置に、この解除ボタン
5cが位置することとなり、解除操作がやりやすい。
【0049】なお、左利きの場合には、この図とは、鉛
直線に対して、線対称方向、つまり、解除ボタン5cが
右斜め下方向に向くようにするとよい。
【0050】また、この解除ボタン5cが斜め下方向に
向く範囲は、真下向きから、真横向きの間の広い範囲を
意味するものである。
【0051】図5は、本発明の住宅用火災警報器の他例
を示す外観平面図である。
【0052】この図5は、住宅用火災警報器のヘッド部
2Aだけを示しており、このヘッド部2Aは、本体部3
とカバー部4とから構成され、ロック解除手段5は、図
示したように、本体部3とカバー部4との間に挟まれる
ような態様で、ヘッド部2Aに収容されている。
【0053】したがって、このヘッド部2A、あるい
は、このヘッド部2Aを備えた住宅用火災警報器では、
本体部3とカバー部4とを分離させるだけで、他の関係
部品を取り外すことなく、ロック解除手段5を組み込ん
だり、取り外したりすることができ、便利である。
【0054】なお、これまで説明した住宅用火災警報器
の機能は、ベース部1にロック穴1aが設けてあれば、
ヘッド部2とこれに収容されたロック解除手段5だけで
達成されるものであり、ヘッド部2単体としても、上記
と同様の効果を発揮することができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の住宅用火災警報器によ
れば、ベース部にヘッド部を回転操作で取り付けるタイ
プのもので、この回転操作を阻止し、また、阻止解除で
きるロック解除手段を、このヘッド部に設けたので、警
報停止の引き紐の操作など、この回転操作に逆らう回転
力を与える操作をした場合でも、ベース部が回転するこ
とがないので、落下することがなく、一方、ヘッド部を
外す場合には、阻止状態を解除できるので、修理交換の
ためには支障がない。
【0056】更に、ロック解除手段を、ロック爪、後退
機構を備えた解除ボタン、付勢手段を一体成形したもの
としたので、容易かつ安価に製造することができる。
【0057】請求項2に記載の住宅用火災警報器によれ
ば、請求項1の効果に加え、ロック解除手段の解除ボタ
ンがヘッド部の外周に突出しているので、解除操作をす
る場合に、他の場所に操作の影響がなく、例えば、検知
部などに手や指が接触して、ストレスを与えることがな
い。
【0058】請求項3に記載の住宅用火災警報器によれ
ば、ロック解除手段の構成内容に拘わらず、ロック解除
手段の解除ボタンが、ヘッド部の外周から突出している
という点だけを特徴としたもので、請求項2と同様の効
果を発揮する。つまり、解除操作をする場合に、他の場
所に操作の影響がなく、例えば、検知部などに手や指が
接触して、ストレスを与えることがない。
【0059】請求項4に記載の住宅用火災警報器によれ
ば、請求項2または3のいずれかの効果に加え、解除ボ
タンの突出方向が壁面取付の際には、斜め下方となるよ
うに構成されているので、壁面上方に取り付けられてい
ることが多い火災警報器のヘッド部の回転阻止解除操作
をする場合、下方から差し出した手の親指に当たる位置
に、この解除ボタンが位置することとなり、解除操作が
やりやすい。
【0060】請求項5に記載の住宅用火災警報器によれ
ば、請求項1から4のいずれかの効果に加え、ロック解
除手段が、ヘッド部の本体部とカバー部の間に挟まれる
ような形で組み込まれているので、本体部とカバー部と
を分離させるだけで、他の関係部品を取り外すことな
く、このロック解除手段を組み込んだり、取り外したり
することができ、便利である。
【0061】請求項6に記載の住宅用火災警報器のヘッ
ド部によれば、請求項1から5に記載のロック解除手段
を設けたので、これらの効果を、ヘッド部として発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る住宅用火災警報器の一例
の使用態様を示す外観正面図、(b)はベース部の着脱
面を示す平面図
【図2】本発明の住宅用火災警報器に設けられたロック
解除手段の一例を示すもので、(a)は正面図、(b)
は平面図
【図3】本発明の住宅用火災警報器において、ロック解
除手段によるロック解除の手順を示す図
【図4】本発明の住宅用火災警報器の他例を示す外観平
面図
【図5】本発明の住宅用火災警報器の他例を示す外観平
面図
【図6】従来の住宅用火災警報器の装着方法を示す図
【図7】従来の住宅用火災警報器のベース部を示す平面
【図8】従来の住宅用火災警報器の使用態様を示す平面
【符号の説明】
1 ベース部 1a ロック穴 2 ヘッド部 3 本体部 4 カバー部 5 ロック解除手段 5a ロック爪 5b 後退機構 5c 解除ボタン 5d 付勢手段 10 住宅用火災警報器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越山 伸一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5C085 AA01 AA03 AB01 CA08 FA11 FA13 FA21 FA32 FA40 5G405 BA07 CA09 CA55 FA07 FA08 FA22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井面あるいは壁面などに取り付けるベー
    ス部と、このベース部に所定回転操作により着脱可能に
    装着されるヘッド部とからなる住宅用火災警報器であっ
    て、 前記ベース部の前記ヘッド部着脱面にはロック穴を設
    け、前記ヘッド部には、前記ロック穴に係合するロック
    爪と、このロック爪を後退させる後退機構を備えた解除
    ボタンと、この後退機構に前記ロック爪の進出状態を保
    持する付勢力を与える付勢手段とを一体成形したロック
    解除手段を設け、 前記所定回転操作により前記ヘッド部が前記ベース部に
    装着された状態で、前記ロック爪が前記ロック穴に係合
    して前記所定回転操作を阻止し、なおかつ、この阻止状
    態を前記解除ボタンによって解除できるように構成した
    ことを特徴とする住宅用火災警報器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の住宅用火災警報器におい
    て、 前記ロック解除手段の前記解除ボタンが、前記ヘッド部
    の外周から突出するように前記ロック解除手段を前記ヘ
    ッド部に設けたことを特徴とする住宅用火災警報器。
  3. 【請求項3】天井面あるいは壁面などに取り付けるベー
    ス部と、このベース部に所定回転操作により着脱可能に
    装着されるヘッド部とからなる住宅用火災警報器であっ
    て、 前記ベース部の前記ヘッド部着脱面にロック穴を設け、
    前記ヘッド部には、前記所定回転操作により前記ヘッド
    部が前記ベース部に装着された状態で、前記ロック穴に
    係合して前記所定回転操作を阻止し、なおかつ、この阻
    止状態を解除できる解除ボタンを備えたロック解除手段
    を、このロック解除手段の前記解除ボタンが、前記ヘッ
    ド部の外周から突出するように設けたことを特徴とする
    住宅用火災警報器。
  4. 【請求項4】請求項2または3のいずれかに記載の住宅
    用火災警報器において、 前記住宅用火災警報器を壁面に装着した際に、前記ロッ
    ク解除手段の前記解除ボタンの突出方向が、前記壁面に
    対して斜め下方となるようにしていることを特徴とする
    住宅用火災警報器。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の住宅用
    火災警報器において、 前記ヘッド部は、本体部とカバー部とから構成され、前
    記ロック解除手段は前記本体部と前記カバー部との間に
    挟まれるような態様で、前記ヘッド部に設けられている
    ことを特徴とする住宅用火災警報器。
  6. 【請求項6】住宅用火災警報器を構成し、天井面あるい
    は壁面などに取り付けるベース部に所定回転操作により
    着脱可能に装着されるヘッド部であって、請求項1から
    5のいずれかに記載のロック解除手段を設けたことを特
    徴とする住宅用火災警報器のヘッド部。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008052556A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 New Cosmos Electric Corp 警報器の取付構造
WO2011067024A1 (de) * 2009-12-01 2011-06-09 Robert Bosch Gmbh Brandmelder- und/oder -warnvorrichtung
JP2016048511A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 ホーチキ株式会社 取付アダプタ

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