JPH0719022Y2 - 熱線式検出器 - Google Patents

熱線式検出器

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JPH0719022Y2
JPH0719022Y2 JP8772390U JP8772390U JPH0719022Y2 JP H0719022 Y2 JPH0719022 Y2 JP H0719022Y2 JP 8772390 U JP8772390 U JP 8772390U JP 8772390 U JP8772390 U JP 8772390U JP H0719022 Y2 JPH0719022 Y2 JP H0719022Y2
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JP
Japan
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detector
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base
lock claw
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JP8772390U
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JPH0445985U (ja
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敏男 池川
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Hochiki Corp
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Hochiki Corp
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  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、警戒方向調整機構を備えた侵入者等を検出す
る熱線式検出器に関する。
[従来の技術] 従来、熱線式検出器に設けられた警戒方向調整機構とし
ては、例えば実開昭63−167284号に示されるように、ベ
ース部材と検出器本体との間に取付台を挟み込み、取付
台を天井に取り付けた状態でベース部材と共に検出器本
体が回転できるようにしている。
このような警戒方向調整機構では、警戒方向を設定した
後に、検出器本体にレンズ等を有するカバーを嵌め込
み、設定した警戒エリアの中を実際に人が歩き、警戒方
向が調整できたかどうかの確認を行なっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の警戒方向調整機構にあ
っては、実際に人が歩いて警戒方向の確認を行った後
に、再度調整を行なう必要が生じた場合には、検出器本
体からカバーを取り外し、ネジを緩めてから警戒方向の
調整を行ない、調整が済んだら検出器本体が動ないよう
にネジを締めてカバーを嵌め込み、再度警戒エリアを人
が実際に歩いて調整の確認を行っており、警戒方向の再
調整が煩雑になる問題があった。特に、細かい警戒方向
の設定を行なうほど調整作業が煩雑になり、調整作業を
より困難なものにしている。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、警戒方向の調整が容易に行なえる熱線式検出器を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため本考案の熱線式検出器は次のよ
うに構成する。尚、併せて実施例図面中の符号を示す。
即ち、本考案の熱線式検出器は、天井面等にネジ止め固
定される取付台1と、取付台1と天井面等との間で回動
自在に位置するベース部材2と、取付台1を間に介して
ベース部材2に嵌合固定される検出器本体3とからなる
基本構造を備える。
これに加えて本考案にあっては、取付台1は円筒状部材
でなり、該円筒状部材の中央に配線引き出し穴9を設け
ると共に外周下縁にベース部材2を抜け止めする鍔部10
を形成し、更に円筒状部材の周側面に歯車状の係合溝16
を形成し、またベース部材2には、取付台1の係合溝16
に係合するロック爪18をスライド自在に備えたロック機
構20を設け、更に検出器本体3には、検出器本体3をベ
ース部材2に嵌合させた際にロック機構20のロック爪18
を操作できる位置に操作孔22を形成したことを特徴とす
る。
[作用] このような構成を備えた本考案の熱線式検出器によれば
次の作用が得られる。
本考案の熱線式検出器で警戒方向を調整する際には、検
出器本体の操作穴からベース部材に設けたロック機構の
ロック爪を解除位置に後退させてロックを外すことで、
取付台に対し検出器本体側を回動することができ、検出
器本体の警戒方向を調整できるので、警戒方向の調整作
業が極めて簡単となり、細かい警戒方向の設定であって
も容易にできる。
[実施例] 第1図は本考案による熱線式検出器の基本構造を模式的
に示した構造説明図である。
第1図において、1は取付台であり、ネジ26により天井
面24あるいは壁面等に固定される。この取付台1は円筒
状部材で成り、円筒状部材の中央に配線引出し穴9を設
けると共に外周下縁に鍔部10を形成している。
2はベース部材であり、取付台1と天井面24との間に回
動自在に設けられ、ベース部材2は取付台1の鍔部10に
より抜け止めされている。
更に、3は検出器本体であり、半球状のカバー内に焦電
素子等の赤外線センサで成る検出素子を内蔵しており、
取付台1に対し回動自在に支持されたベース部材2に対
し下方からの回し込みにより嵌合固定される。
このような取付台1、ベース部材2及び検出器本体3で
成る基本構造に加え、本考案にあっては、検出器本体3
側を回動して警戒方向を調整するための機構構造とし
て、円筒状部材で成る取付台1の周側面に歯車状係合溝
16を形成し、この歯車状係合溝16に対しベース部材2側
にロック爪18をスライド自在に備えたロック機構20を設
けている。更に、ロック機構20のロック爪18を検出器本
体3のカバーを外すことなく解除操作可能とするため、
ロック爪18に設けた操作ノブ28に対し検出器本体3側に
操作穴22を設けており、操作穴22よりドライバ等を入れ
て操作ノブ28によりロック爪18を後退させることで取付
台1の歯車状係合溝16に対するロック爪18の係合を解除
できるようにしている。
このような構造を備えた本考案の熱線式検出器にあって
は、まず天井面24に取付台1をベース部材2を回動自在
に組み込んだ状態でネジ26により固定する。この取付台
1の固定状態でロック機構20のロック爪18を取付台1の
歯車状係合溝16に係合させ、取付台1に対するベース部
材2の動きを止める。このようなロック爪18によるベー
ス部材2の取付台1に対する係合固定状態で下側よりベ
ース部材2に対し検出器本体3を回し込みにより嵌合固
定する。
次に、警戒方向を調整したい場合には検出器本体3の操
作穴22よりドライバを入れて操作ノブ28によりロック爪
18を後退させ、歯車状係合溝16との係合を解除する。こ
のロック爪18の係合解除により取付台1に対し検出器本
体3をベース部材2と一体に回動することができ、検出
器本体3のカバーを外すことなく簡単に警戒方向の調整
を行なうことができる。警戒方向の調整作業が終了した
ならば、操作穴22を介して操作ノブ28を戻すことにより
ロック爪18を歯車状係合溝16に係合させ、再び取付台1
に対しベース部材2を係合固定すれば良い。
第2図は第1図に示した本考案の熱線式検出器の具体的
実施例を示した組立分解図である。
第2図において、本考案の熱線式検出器は取付台1、ベ
ース部材2及び検出器本体3で構成され、検出器本体3
にはセンサ取付部6が設けられ、このセンサ取付部6に
は焦電素子等の赤外線センサで成る検出素子7を内蔵し
たセンサユニット8が装着される。また、検出器本体3
に対してはプリント基板4、回路保護板5、更に操作穴
22を開口したカバー30が装着される。カバー30はポリエ
チレン等の半透明合成樹脂材料で作られており、カバー
内面に警戒ゾーンを決めるためのフレネルレンズ等が一
体に形成されている。
第3図は第2図における取付台1及びベース部材2を取
り出して示した説明図である。
第3図において、取付台1は薄型の円筒状部材で成り、
円筒状部材の上部中央に配線引出し穴9を形成し、また
外周下縁にベース部材2を抜け止めするための鍔部10を
形成している。更に、円筒状部材の周側面より半径方向
に下向きに開いた断面コ字型の抜け防止部11を形成して
おり、この抜け防止部11の平面部に天井面等に取り付け
るための取付ネジ穴12が形成され、更に抜け防止部11の
両側面に外側への抜けを防ぐための係止爪13を設けてい
る。更にまた、円筒状部材で成る取付台1の周側には歯
車状係合溝16が抜け防止部11の張出し部分を除いて全周
に亘って形成されている。
一方、ベース部材2は円盤状部材で成り、円盤状部材の
中央に通し穴14を形成し、この通り穴14の形状は取付台
1における鍔部10を除いた平面形状に対応した穴形状を
有する。このため、間にベース部材2を介在して取付台
1を天井面にネジ止め固定する際に、取付台1はベース
部材2の通し穴14に嵌り込んで上側に飛び出すことがで
き、また取付台1の挿入位置は通し穴14の下部開口面に
対する鍔部10の当接で位置が決まる。更に、ベース部材
2の通し穴14に取付台1を嵌め入れる際、取付台1の半
径方向に延在した抜け防止部11の側面に形成した係止爪
13はベース部材2の上側(裏側)に嵌り込み、係止爪13
の嵌り込みにより取付台1自身をベース部材2から抜け
止めするようになる。
更にまた、ベース部材2の下面内周側には取付台1の配
線引出し穴を介して引き込んだ信号線を接続するための
端子台15が設けられる。また、ベース部材2の外周下部
には嵌合溝32が例えば4ケ所に形成されており、この嵌
合溝32に対し第2図に示す検出器本体3の外周上縁に形
成した嵌合突起を回し込みにより嵌合させることで、ベ
ース部材2に対し検出器本体3を固定することができ
る。
第5図は第2,3図に示した本考案の熱線式検出器に用い
られる取付台1の平面図であり、取付台1の径方向に張
り出した抜け防止部11を除く円筒状部材の周側の全周に
亘って歯車状係合溝16が形成されている。
第5図は取付台1の歯車状係合溝16に対するベース部材
2側に設けられたロック機構20の具体的構造を示した平
面図であり、第6図にA−A断面図を示す。
第5,6図において、ベース部材2には前方に開口した箱
型のロック爪収納部36が形成され、このロック爪収納部
36の中に先端にロック爪18を延在した矩形のスライド部
材38を組み込んでおり、ロック爪収納部36の下側に開口
したスライド穴40よりスライド部材38に一体に設けた操
作ノブ28を取り出している。更に、ロック爪収納部36の
後部(外周側)は下方に屈曲されてバネ部を形成してい
る。
この第5,6図に示すロック機構20の動作は、ロック爪収
納部36に収納されたスライド部材38ある程度の摺動抵抗
を持っており、ノブ28をある程度の力で操作しない限り
移動することはない。従って、図示のようにスライド部
材38の先端に形成したロック爪18が取付台1の歯車状係
合溝に嵌り込んだ係止状態でスライド部材38は動くこと
がなく、取付台1に対しベース部材2を係合固定してい
る。
警戒方向調整に際には操作ノブ28によりスライド部材38
を後退させると、ロック爪18が歯車状係合溝16から離脱
し、取付台1に対するベース部材2の係合固定が解除さ
れ、ベース部材2側に嵌合している検出器本体3を回動
して警戒方向の調整ができる。
このロック爪18の離脱状態において、スライド部材38の
後端がロック爪収納部36のバネ部42に当たった状態でロ
ック爪18の先端が完全に歯車状係合溝16から離れずにロ
ック爪18の先端が僅かに歯車状係合溝16の中に位置させ
るようにしておくことで、検出器本体3側の回動に対し
スライド部材38のロック爪18はバネ部42による押圧を受
けながら歯車状係合溝16を乗り越えて回動し、ロック爪
18と歯車状係合溝16との当たりにより「カチカチ」と操
作音が得られ、この操作音によって歯車状係合溝16の何
個分、検出器本体3側を回動したかが分かり、警戒方向
の調整の際のひとつの目安とすることができる。
更に、検出器本体3側の調整角度は取付台1に形成した
歯車状係合溝16のピッチにより決まるが、歯車状係合溝
16の間に角度調整したい場合には、第2図に示す検出器
本体3のベース部材2に対する取付けに、ネジによる締
付け構造を加え、ロック爪18が歯車状係合溝16の山の部
分に位置した状態でネジを締め付けることで歯車状係合
溝のピッチ以下の角度調整も実現することができる。
尚、本実施例ではカバー30に操作穴22を設けロック爪18
の係合解除操作を行っているが、外部からの悪戯による
操作を防止する為、操作穴を検出器本体3のみに設けて
も勿論よい。その場合には、警戒方向の調整はカバー30
を取りはずして行うようになる。
また、ロック機構20や操作穴22は他の適宜の箇所に設け
てよい。
[考案の効果] 以上説明してきたように本考案によれば、検出器本体の
操作穴からベース部材に設けたロック機構のロック爪を
解除位置に後退させて取付台に対するロックを外すこと
で取付台に対し検出器本体を自由に回動することがで
き、検出器本体のカバーを外すことなく警戒方向の調整
を容易に行なうことができ、高い調整作業性を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本構造を模式的に示した説明図; 第2図は本考案の具体的な実施例を示した組立分解図; 第3図は第2図の取付台とベース部材を取出して詳細に
示した説明図; 第4図は第2図の取付台の平面図: 第5図は第2図の取付台とベース部材のロック機構の説
明図; 第6図は第5図のA−A断面図である。 図中、 1:取付台 2:ベース部材 3:検出器本体 4:プリント基板 5:回路保護板 6:センサ取付部 7:検出素子 8:センサユニット 9:配線引出し穴 10:鍔部 11:抜け防止部 12:ネジ穴 13:係止爪 14:通し穴 15:端子台 16:歯車状係合溝 18:ロック爪 20:ロック機構 22:操作穴 24:天井面 26:ネジ 28:操作ノブ 30:カバー 32:嵌合溝 34:嵌合突起 36:ロック爪収納部 38:スライド部材 40:スライド穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井面等にネジ止め固定される取付台と、
    該取付台と天井面等との間で回動自在に位置するベース
    部材と、前記取付台を間に介して前記ベース部材に嵌合
    固定される検出器本体とからなり、 前記取付台は円筒状部材でなり、該円筒状部材の中央に
    配線引き出し穴を設けると共に外周下縁に前記ベース部
    材を抜け止めする鍔部を形成し、更に円筒状部材の周側
    面に歯車状の係合溝を形成し、 前記ベース部材には、前記取付台の係合溝に係合するロ
    ック爪をスライド自在に備えたロック機構を設け、 前記検出器本体には、該検出器本体を前記ベース部材に
    嵌合させた際に前記ロック機構のロック爪を操作できる
    位置に操作孔を形成したことを特徴とする熱線式検出
    器。
JP8772390U 1990-08-22 1990-08-22 熱線式検出器 Expired - Lifetime JPH0719022Y2 (ja)

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JPH0445985U JPH0445985U (ja) 1992-04-20
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