JP2003099440A - 塩基配列関連情報を用いた情報処理システム - Google Patents

塩基配列関連情報を用いた情報処理システム

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JP2003099440A JP2002150802A JP2002150802A JP2003099440A JP 2003099440 A JP2003099440 A JP 2003099440A JP 2002150802 A JP2002150802 A JP 2002150802A JP 2002150802 A JP2002150802 A JP 2002150802A JP 2003099440 A JP2003099440 A JP 2003099440A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個体間における塩基配列情報の相違を有効に
利用して各個体にとって有益な意味情報及び/又は当該
意味情報に関連する情報を提供する。 【解決手段】 物品及び/又はサービスの要求情報を受
け取るステップaと、塩基配列における位置を意味する
位置情報が記憶されている記憶手段から、前記要求情報
に応じた位置情報を取得するステップbと、前記ステッ
プbで取得した位置情報に対応する塩基配列関連情報を
取得するとともに、当該塩基配列関連情報を意味づける
意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を取得
するステップcとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信回線網
を介して情報を提供する情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ヒトを始めとする各種生物のゲノ
ム塩基配列が急速に決定されており、様々なデータベー
スにゲノム塩基配列情報が蓄積されている。例えば、イ
ンターネット等の情報通信網を介して、各種研究機関や
研究者がデータベースに蓄積されたゲノム塩基配列情報
を利用できるようなシステムの構築がなされつつある。
【0003】同時に、このようなゲノム塩基配列情報に
含まれる塩基配列を用いて、ゲノム創薬の研究や遺伝情
報の解析等が盛んに行われており、一塩基多型に代表さ
れるような個体間における塩基配列の相違が注目されて
いる。一般に、個体間における塩基配列の相違とは、所
定の塩基の相違が個体種中1%以上の頻度で存在すると
定義される多型と、所定の塩基の相違が個体種中1%未
満であるバリエーションとを意味している。特に、多型
には、個体間における1個の塩基の相違である一塩基多
型(SNP;Single Nucleotide Polymorphism)、1から
数十塩基(数千塩基の場合もある)が欠失又は挿入して
いる挿入/欠失多型、2から数十塩基を1単位とする配
列の繰り返し回数が相違するVNTR(Variable Number of
TandemRepeat)やマイクロサテライト多型(繰り返し
配列が2〜4塩基程度のもの)が知られている。
【0004】このような多型は、個体間におけるタンパ
ク質のアミノ酸配列の相違や、個体間における所定の遺
伝子に関する発現効率の相違等に影響を及ぼすことがあ
る。このような影響により、例えば、所定の疾病に対す
る罹患可能性が個体間で異なったり、所定の薬剤に対す
る感受性が個体間で異なることが知られている。ところ
が、多型等の個体間における塩基配列情報の相違を有効
に利用して、各個体にとって有益な意味情報を提供する
ようなシステムは構築されていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
のような現状に鑑み、個体間における塩基配列情報の相
違を有効に利用して各個体にとって有益な意味情報及び
/又は当該意味情報に関連する情報を提供できる情報処
理システムを構築することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成した
本発明は以下を包含する。 (1) 物品及び/又はサービスの要求情報を受け取る
ステップaと、塩基配列における位置を意味する位置情
報が記憶されている記憶手段から、前記要求情報に応じ
た位置情報を取得するステップbと、位置情報に関連付
けられた塩基配列関連情報のなかから前記ステップbで
取得した位置情報に対応する塩基配列関連情報を取得す
るとともに、当該塩基配列関連情報を意味づける意味情
報及び/又は当該意味情報に関連する情報を取得するス
テップcとを有する塩基配列に関する情報処理方法。
【0007】(2) 前記ステップcで取得した意味情
報及び/又は当該意味情報に関連する情報を、前記ステ
ップaで要求情報を出した情報処理手段、及び/又は、
当該意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を
利用する側に対して送出することを特徴とする(1)記
載の塩基配列に関する情報処理方法。
【0008】(3) 少なくとも、前記ステップbで取
得した位置情報を送出するステップdを更に有し、前記
ステップcでは、位置情報に関連付けられた塩基配列関
連情報のなかから前記ステップdで送出した位置情報に
対応する塩基配列関連情報を受け取った後、受け取った
塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該
意味情報に関連する情報を取得することを特徴とする
(1)記載の塩基配列に関する情報処理方法。
【0009】(4) 前記ステップdでは、前記ステッ
プbで取得した位置情報に対応させた二次位置情報を設
定し、前記ステップbで取得した位置情報を当該二次位
置情報に関連付けて送出し、前記ステップcでは、前記
塩基配列関連情報を前記二次位置情報と関連付けた状態
で受け取った後、前記二次位置情報を介して位置情報に
関連付けられた塩基配列関連情報を意味づける意味情報
及び/又は当該意味情報に関連する情報を取得すること
を特徴とする(3)記載の塩基配列に関する情報処理方
法。
【0010】(5) 複数の位置情報、当該複数の位置
情報のそれぞれに関連付けられた複数の塩基配列関連情
報及び当該複数の塩基配列関連情報それぞれを意味づけ
る意味情報が記憶された記憶手段から、前記ステップd
で送出した位置情報に対応する塩基配列関連情報に関連
付けられた意味情報を抽出することによって、前記ステ
ップcで受け取った塩基配列関連情報を意味づける意味
情報を取得することを特徴とする(3)記載の塩基配列
に関する情報処理方法。
【0011】(6) 前記ステップcでは、前記ステッ
プbで取得した位置情報に対応する複数の塩基配列関連
情報を取得するとともに、当該複数の塩基配列関連情報
のそれぞれを意味づける意味情報及び/又は当該意味情
報に関連する情報を取得することを特徴とする(1)記
載の塩基配列に関する情報処理方法。
【0012】(7) 少なくとも、位置情報に関連付け
られた塩基配列関連情報を受け取るステップdを更に有
し、前記ステップcでは、前記ステップdで受け取った
塩基配列関連情報を用いて、前記ステップbで取得した
位置情報に対応する塩基配列関連情報を取得することを
特徴とする(1)記載の塩基配列に関する情報処理方
法。
【0013】(8) 複数の位置情報、当該複数の位置
情報のそれぞれに関連付けられた複数の塩基配列関連情
報及び当該複数の塩基配列関連情報それぞれを意味づけ
る意味情報が記憶された記憶手段から、前記ステップd
で受け取った塩基配列関連情報に対応した塩基配列関連
情報に関連付けられた意味情報を抽出することによっ
て、前記ステップcで取得した塩基配列関連情報を意味
づける意味情報を取得することを特徴とする(7)記載
の塩基配列に関する情報処理方法。 (9) 前記意味情報及び/又は当該意味情報に関連す
る情報の送出が許容されているか否かを判別することを
特徴とする(1)記載の塩基配列に関する情報処理方
法。
【0014】(10) 前記ステップbでは要求情報に
応じて複数の位置情報を取得し、前記ステップcでは位
置情報に関連付けられた塩基配列関連情報のなかから前
記ステップbで取得した複数の位置情報のそれぞれに対
応する塩基配列関連情報を取得するとともに、当該塩基
配列関連情報の組合わせを意味づける意味情報及び/又
は当該意味情報に関連する情報を取得することを特徴と
する(1)記載の塩基配列に関する情報処理方法。
【0015】(11) 前記要求情報を出す側に対して
塩基配列関連情報の提供に対する同意を求めるステッ
プ、及び/又は、前記要求情報を出す側に対して意味情
報及び/又は当該意味情報に関連する情報の内容につい
ての同意を求めるステップを更に有することを特徴とす
る(1)記載の塩基配列に関する情報処理方法。
【0016】(12) 前記意味情報が、健康診断検査
項目に関する情報、疾病に対する罹患可能性に関する情
報、物品の製造に関する情報、物品の種別選定に関する
情報及び他の個体に関する適合性に関わる情報からなる
群から選ばれる少なくとも1つの情報を含むことを特徴
とする(1)記載の塩基配列に関する情報処理方法。
【0017】(13) 前記要求情報を出す側に関する
付加的な情報を取得して、前記ステップcで取得した意
味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報に対して
前記付加的な情報を関連付けることを特徴とする(1)
記載の塩基配列に関する情報処理方法。
【0018】(14) 物品及び/又はサービスの要求
情報を受け取るステップaと、塩基配列における位置を
意味する位置情報が記憶されている記憶手段から、前記
要求情報に応じた位置情報を取得するステップbと、少
なくとも、前記ステップbで取得した位置情報を送出す
るステップcと、前記ステップcで送出した位置情報に
対応する塩基配列関連情報を受け取るステップdとを有
する塩基配列に関する情報処理方法。
【0019】(15) 前記要求情報を出す側に対して
塩基配列関連情報の提供に対する同意を求めるステッ
プ、及び/又は、前記要求情報を出す側に対して、前記
ステップdで受け取った塩基配列関連情報を意味づける
意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報の内容
についての同意を求めるステップを更に有することを特
徴とする(14)記載の塩基配列に関する情報処理方
法。
【0020】(16) 前記ステップcでは、前記ステ
ップbで取得した位置情報に対応させた二次位置情報を
設定し、前記ステップbで取得した位置情報を当該二次
位置情報に関連付けて送出し、前記ステップdでは、前
記塩基配列関連情報を前記二次位置情報と関連付けた状
態で受け取ることを特徴とする(14)記載の塩基配列
に関する情報処理方法。
【0021】(17) 物品及び/又はサービスの要求
情報に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情
報に関連付けられた塩基配列関連情報を受け取るステッ
プaと、前記ステップaで受け取った塩基配列関連情報
を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連す
る情報を取得するステップbとを有する塩基配列に関す
る情報処理方法。
【0022】(18) 前記ステップbでは、複数の位
置情報、当該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられ
た複数の塩基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連
情報それぞれを意味づける意味情報が記憶された記憶手
段から、前記ステップaで受け取った塩基配列関連情報
に対応した塩基配列関連情報に関連付けられた意味情報
を抽出することによって、塩基配列関連情報を意味づけ
る意味情報を取得することを特徴とする(17)記載の
塩基配列に関する情報処理方法。
【0023】(19) 前記ステップbで取得した意味
情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を、前記ス
テップaで塩基配列関連情報を出した情報処理手段、前
記要求情報を出した情報処理手段、及び当該意味情報及
び/又は当該意味情報に関連する情報を利用する側から
選ばれる少なくとも1つに対して送出することを特徴と
する(17)記載の塩基配列に関する情報処理方法。 (20) 前記意味情報及び/又は当該意味情報に関連
する情報の送出が許容されているか否かを判別すること
を特徴とする(17)記載の塩基配列に関する情報処理
方法。
【0024】(21) 前記ステップaでは要求情報に
応じた複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた塩基
配列関連情報を受け取り、前記ステップbでは当該塩基
配列関連情報の組合わせを意味づける意味情報及び/又
は当該意味情報に関連する情報を取得することを特徴と
する(17)記載の塩基配列に関する情報処理方法。
【0025】(22) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に
関連付けられた塩基配列関連情報を意味づける、所定の
個体に関する意味情報を取得するステップaと、他の個
体に関する塩基配列関連情報を意味づける意味情報が記
憶されている記憶手段より前記他の個体に関する意味情
報を検索し、前記所定の個体に関する意味情報と前記他
の個体に関する意味情報との間の適合性を判定するステ
ップbとを有する塩基配列に関する情報処理方法。 (23) 前記ステップbで得られた判定に関する情報
を、前記物品及び/又はサービスを要求した側、及び/又
は、当該判定に関する情報を利用する側に対して送出す
ることを特徴とする(22)記載の塩基配列に関する情
報処理方法。
【0026】(24) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に
関連付けられた塩基配列関連情報を意味づける意味情報
であって、所定の個体に関する情報と他の個体に関する
情報とを関係づけた意味情報を取得するステップaと、
前記ステップaで取得した意味情報に含まれる他の個体
に関する情報と一致性があると認識された所定の個体に
関する情報を含む意味情報に関連付けられた、位置情報
に関連付けられた塩基配列関連情報を抽出するステップ
bと、個体を識別する情報と位置情報に関連付けられた
塩基配列関連情報とを関連付けて記憶している記憶手段
から、前記ステップbで抽出した塩基配列関連情報に関
連付けられた個体を識別する情報を抽出するステップc
とを有する塩基配列に関する情報処理方法。 (25) 前記ステップcで得られた抽出結果を、前記
物品及び/又はサービスを要求した側、及び/又は、当該
抽出結果を利用する側に対して送出することを特徴とす
る(24)記載の塩基配列に関する情報処理方法。
【0027】(26) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報を
受け取るステップaと、前記ステップaで受け取った位
置情報に対応する位置情報に関連付けられた塩基配列関
連情報を取得するステップbと、前記ステップbで取得
した塩基配列関連情報を送出するステップcとを有する
塩基配列に関する情報処理方法。
【0028】(27) 前記ステップbでは、塩基配列
関連情報を記録媒体より取得することを特徴とする(2
6)記載の塩基配列に関する情報処理方法。 (28) 前記ステップcでは、塩基配列関連情報を、
前記位置情報を提供した情報処理手段に送出することを
特徴とする(26)記載の塩基配列に関する情報処理方
法。
【0029】(29) 前記ステップaでは、前記位置
情報とともに、当該位置情報に対応して設定された二次
位置情報を受け取り、前記ステップcでは、前記ステッ
プbで取得した塩基配列関連情報を前記二次位置情報に
関連付けて送出することを特徴とする(26)記載の塩
基配列に関する情報処理方法。
【0030】(30) 前記ステップaの前に、前記物
品及び/又はサービスの要求情報を送出するステップd
と、前記ステップcの後に、前記ステップcで送出した
塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該
意味情報に関連する情報を受け取るステップeとを更に
有することを特徴とする(26)記載の塩基配列に関す
る情報処理方法。
【0031】(31) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報
と、前記位置情報に関連付けられた複数の塩基配列関連
情報と、前記複数の塩基配列関連情報のそれぞれに関連
付けられた意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
情報とを受け取るステップaと、前記ステップaで受け
取った位置情報と塩基配列関連情報とを組み合わせた複
数の組合せのなかから、要求した側が有する位置情報と
塩基配列関連情報との組合せと対応する組合せを選定
し、選定した組合せに含まれる塩基配列関連情報に関連
付けられた意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
情報を抽出するステップbとを有する塩基配列に関する
情報処理方法。
【0032】(32) 塩基配列における位置を意味す
る位置情報と前記位置情報に関連付けられた塩基配列関
連情報とを送出するステップaと、物品及び/又はサー
ビスの要求情報を送出するステップbと、前記要求情報
に応じた位置情報に対応する塩基配列関連情報を意味づ
ける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を
受け取るステップcとを有する塩基配列に関する情報処
理方法。
【0033】(33) 物品及び/又はサービスの要求
情報を送受信手段により受け取る手順aと、塩基配列に
おける位置を意味する位置情報が記憶されている記憶手
段から、前記要求情報に応じた位置情報を制御手段によ
り取得する手順bと、位置情報に関連付けられた塩基配
列関連情報のなかから前記手順bで取得した位置情報に
対応する塩基配列関連情報を取得するとともに、当該塩
基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意
味情報に関連する情報を制御手段により取得する手順c
とをコンピュータに実行させる塩基配列に関する情報処
理プログラム。
【0034】(34) 前記手順cで取得した意味情報
及び/又は当該意味情報に関連する情報を、前記手順a
で要求情報を出した情報処理手段、及び/又は、当該意
味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を利用す
る側に対して送受信手段により送出することを特徴とす
る(33)記載の塩基配列に関する情報処理プログラ
ム。
【0035】(35) 少なくとも、前記手順bで取得
した位置情報を送受信手段により送出する手順dを更に
有し、前記手順cでは、位置情報に関連付けられた塩基
配列関連情報のなかから前記手順dで送出した位置情報
に対応する塩基配列関連情報を受け取った後、受け取っ
た塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当
該意味情報に関連する情報を取得することを特徴とする
(33)記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
【0036】(36) 前記手順dでは、前記手順bで
取得した位置情報に対応させた二次位置情報を設定し、
前記手順bで取得した位置情報を当該二次位置情報に関
連付けて送出し、前記手順cでは、前記塩基配列関連情
報を前記二次位置情報と関連付けた状態で受け取った
後、前記二次位置情報を介して位置情報に関連付けられ
た塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当
該意味情報に関連する情報を取得することを特徴とする
(35)記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
【0037】(37) 複数の位置情報、当該複数の位
置情報のそれぞれに関連付けられた複数の塩基配列関連
情報及び当該複数の塩基配列関連情報それぞれを意味づ
ける意味情報が記憶された記憶手段から、前記手順dで
送出した位置情報に対応する塩基配列関連情報に関連付
けられた意味情報を抽出することによって、前記手順c
で受け取った塩基配列関連情報を意味づける意味情報を
取得することを特徴とする(35)記載の塩基配列に関
する情報処理プログラム。
【0038】(38) 前記手順cでは、前記手順bで
取得した位置情報に対応する複数の塩基配列関連情報を
取得するとともに、当該複数の塩基配列関連情報のそれ
ぞれを意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
連する情報を取得することを特徴とする(33)記載の
塩基配列に関する情報処理プログラム。
【0039】(39) 少なくとも、位置情報に関連付
けられた塩基配列関連情報を送受信手段により受け取る
手順dを更に有し、前記手順cでは、前記手順dで受け
取った塩基配列関連情報を用いて、前記手順bで取得し
た位置情報に対応する塩基配列関連情報を取得すること
を特徴とする(33)記載の塩基配列に関する情報処理
プログラム。
【0040】(40) 複数の位置情報、当該複数の位
置情報のそれぞれに関連付けられた複数の塩基配列関連
情報及び当該複数の塩基配列関連情報それぞれを意味づ
ける意味情報が記憶された記憶手段から、前記手順dで
受け取った塩基配列関連情報に対応した塩基配列関連情
報に関連付けられた意味情報を抽出することによって、
前記手順cで取得した塩基配列関連情報を意味づける意
味情報を取得することを特徴とする(39)記載の塩基
配列に関する情報処理プログラム。 (41) 前記意味情報及び/又は当該意味情報に関連
する情報の送出が許容されているか否かを制御手段によ
り判別することを特徴とする(33)記載の塩基配列に
関する情報処理プログラム。
【0041】(42) 前記手順bでは要求情報に応じ
て複数の位置情報を取得し、前記手順cでは位置情報に
関連付けられた塩基配列関連情報のなかから前記手順b
で取得した複数の位置情報のそれぞれに対応する塩基配
列関連情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報
の組合わせを意味づける意味情報及び/又は当該意味情
報に関連する情報を取得することを特徴とする(33)
記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
【0042】(43) 物品及び/又はサービスの要求
情報を送受信手段により受け取る手順aと、塩基配列に
おける位置を意味する位置情報が記憶されている記憶手
段から、前記要求情報に応じた位置情報を制御手段によ
り取得する手順bと、少なくとも、前記手順bで取得し
た位置情報を送受信手段により送出する手順cと、前記
手順cで送出した位置情報に対応する塩基配列関連情報
を送受信手段により受け取る手順dとをコンピュータに
実行させる塩基配列に関する情報処理プログラム。
【0043】(44) 前記手順cでは、前記手順bで
取得した位置情報に対応させた二次位置情報を設定し、
前記手順bで取得した位置情報を当該二次位置情報に関
連付けて送出し、前記手順dでは、前記塩基配列関連情
報を前記二次位置情報と関連付けた状態で受け取ること
を特徴とする(43)記載の塩基配列に関する情報処理
プログラム。
【0044】(45) 物品及び/又はサービスの要求
情報に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情
報に関連付けられた塩基配列関連情報を送受信手段によ
り受け取る手順aと、前記手順aで受け取った塩基配列
関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報
に関連する情報を制御手段により取得する手順bとをコ
ンピュータに実行させる塩基配列に関する情報処理プロ
グラム。
【0045】(46) 前記手順bでは、複数の位置情
報、当該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた複
数の塩基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連情報
それぞれを意味づける意味情報が記憶された記憶手段か
ら、前記手順aで受け取った塩基配列関連情報に対応し
た塩基配列関連情報に関連付けられた意味情報を抽出す
ることによって、塩基配列関連情報を意味づける意味情
報を取得することを特徴とする(45)記載の塩基配列
に関する情報処理プログラム。
【0046】(47) 前記手順bで取得した意味情報
及び/又は当該意味情報に関連する情報を、前記手順a
で塩基配列関連情報を出した情報処理手段、前記要求情
報を出した情報処理手段、及び当該意味情報及び/又は
当該意味情報に関連する情報を利用する側から選ばれる
少なくとも1つに対して送受信手段により送出すること
を特徴とする(45)記載の塩基配列に関する情報処理
プログラム。 (48) 前記意味情報及び/又は当該意味情報に関連
する情報の送出が許容されているか否かを制御手段によ
り判別することを特徴とする(45)記載の塩基配列に
関する情報処理プログラム。
【0047】(49) 前記手順aでは要求情報に応じ
た複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた塩基配列
関連情報を受け取り、前記手順bでは当該塩基配列関連
情報の組合わせを意味づける意味情報及び/又は当該意
味情報に関連する情報を取得することを特徴とする(4
5)記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
【0048】(50) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に
関連付けられた塩基配列関連情報を意味づける、所定の
個体に関する意味情報を制御手段により取得する手順a
と、他の個体に関する塩基配列関連情報を意味づける意
味情報が記憶されている記憶手段より前記他の個体に関
する意味情報を検索し、前記所定の個体に関する意味情
報と前記他の個体に関する意味情報との間の適合性を制
御手段により判定する手順bとをコンピュータに実行さ
せる塩基配列に関する情報処理プログラム。
【0049】(51) 前記手順bで得られた判定に関
する情報を、前記物品及び/又はサービスを要求した
側、及び/又は、当該判定に関する情報を利用する側に
対して送受信手段により送出することを特徴とする(5
0)記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
【0050】(52) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に
関連付けられた塩基配列関連情報を意味づける意味情報
であって、所定の個体に関する情報と他の個体に関する
情報とを関係づけた意味情報を制御手段により取得する
手順aと、前記手順aで取得した意味情報に含まれる他
の個体に関する情報と一致性があると認識された所定の
個体に関する情報を含む意味情報に関連付けられた、位
置情報に関連付けられた塩基配列関連情報を制御手段に
より抽出する手順bと、個体を識別する情報と位置情報
に関連付けられた塩基配列関連情報とを関連付けて記憶
している記憶手段から、前記手順bで抽出した塩基配列
関連情報に関連付けられた個体を識別する情報を制御手
段により抽出する手順cとをコンピュータに実行させる
塩基配列に関する情報処理プログラム。 (53) 前記手順cで得られた抽出結果を、前記物品
及び/又はサービスを要求した側、及び/又は、当該抽出
結果を利用する側に対して送受信手段により送出するこ
とを特徴とする(52)記載の塩基配列に関する情報処
理プログラム。
【0051】(54) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報を
送受信手段により受け取る手順aと、前記手順aで受け
取った位置情報に対応する位置情報に関連付けられた塩
基配列関連情報を制御手段により取得する手順bと、前
記手順bで取得した塩基配列関連情報を送受信手段によ
り送出する手順cとをコンピュータに実行させる塩基配
列に関する情報処理プログラム。
【0052】(55) 前記手順bでは、塩基配列関連
情報を記録媒体より取得することを特徴とする(54)
記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。 (56) 前記手順cでは、塩基配列関連情報を、前記
位置情報を提供した情報処理手段に送出することを特徴
とする(54)記載の塩基配列に関する情報処理プログ
ラム。
【0053】(57) 前記手順aでは、前記位置情報
とともに、当該位置情報に対応して設定された二次位置
情報を受け取り、前記手順cでは、前記手順bで取得し
た塩基配列関連情報を前記二次位置情報に関連付けて送
出することを特徴とする(54)記載の塩基配列に関す
る情報処理プログラム。
【0054】(58) 前記手順aの前に、前記物品及
び/又はサービスの要求情報を送受信手段により送出す
る手順dと、前記手順cの後に、前記手順cで送出した
塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該
意味情報に関連する情報を送受信手段により受け取る手
順eとを更に有することを特徴とする(54)記載の塩
基配列に関する情報処理プログラム。
【0055】(59) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報
と、前記位置情報に関連付けられた複数の塩基配列関連
情報と、前記複数の塩基配列関連情報のそれぞれに関連
付けられた意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
情報とを送受信手段により受け取る手順aと、前記手順
aで受け取った位置情報と塩基配列関連情報とを組み合
わせた複数の組合せのなかから、要求した側が有する位
置情報と塩基配列関連情報との組合せと対応する組合せ
を選定し、選定した組合せに含まれる塩基配列関連情報
に関連付けられた意味情報及び/又は当該意味情報に関
連する情報を制御手段により抽出する手順bとをコンピ
ュータに実行させる塩基配列に関する情報処理プログラ
ム。
【0056】(60) 塩基配列における位置を意味す
る位置情報と前記位置情報に関連付けられた塩基配列関
連情報とを送受信手段により送出する手順aと、物品及
び/又はサービスの要求情報を送受信手段により送出す
る手順bと、前記要求情報に応じた位置情報に対応する
塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該
意味情報に関連する情報を送受信手段により受け取る手
順cとをコンピュータに実行させる塩基配列に関する情
報処理プログラム。
【0057】(61) 物品及び/又はサービスの要求
情報を受け取る送受信手段と、塩基配列における位置を
意味する位置情報が記憶されている記憶手段から前記要
求情報に応じた位置情報を取得するとともに、位置情報
に関連付けられた塩基配列関連情報のなかから前記取得
した位置情報に対応する塩基配列関連情報を取得すると
ともに、当該塩基配列関連情報を意味づける意味情報及
び/又は当該意味情報に関連する情報を取得する制御手
段とを備える塩基配列に関する情報処理装置。
【0058】(62) 前記送受信手段は、前記意味情
報及び/又は当該意味情報に関連する情報を、前記要求
情報を出した情報処理手段、及び/又は、当該意味情報
及び/又は当該意味情報に関連する情報を利用する側に
対して送出することを特徴とする(61)記載の塩基配
列に関する情報処理装置。
【0059】(63) 前記送受信手段は、少なくと
も、前記取得した位置情報を送出し、前記制御手段は、
位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報のなかから
前記送出した位置情報に対応する塩基配列関連情報を受
け取った後、受け取った塩基配列関連情報を意味づける
意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を取得
することを特徴とする(61)記載の塩基配列に関する
情報処理装置。
【0060】(64) 前記制御手段は、前記取得した
位置情報に対応させた二次位置情報を設定し、前記送受
信手段は、前記取得した位置情報を当該二次位置情報に
関連付けて送出し、前記制御手段は、前記塩基配列関連
情報を前記二次位置情報と関連付けた状態で受け取った
後、前記二次位置情報を介して位置情報に関連付けられ
た塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当
該意味情報に関連する情報を取得することを特徴とする
(63)記載の塩基配列に関する情報処理装置。
【0061】(65) 前記制御手段は、複数の位置情
報、当該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた複
数の塩基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連情報
それぞれを意味づける意味情報が記憶された記憶手段か
ら、前記送受信手段で送出した位置情報に対応する塩基
配列関連情報に関連付けられた意味情報を抽出すること
によって、前記受け取った塩基配列関連情報を意味づけ
る意味情報を取得することを特徴とする(63)記載の
塩基配列に関する情報処理装置。
【0062】(66) 前記制御手段は、前記取得した
位置情報に対応する複数の塩基配列関連情報を取得する
とともに、当該複数の塩基配列関連情報のそれぞれを意
味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情
報を取得することを特徴とする(61)記載の塩基配列
に関する情報処理装置。
【0063】(67) 前記送受信手段は、少なくと
も、位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報を受け
取り、前記制御手段は、前記受け取った塩基配列関連情
報を用いて、前記取得した位置情報に対応する塩基配列
関連情報を取得することを特徴とする(61)記載の塩
基配列に関する情報処理装置。
【0064】(68) 前記制御手段は、複数の位置情
報、当該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた複
数の塩基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連情報
それぞれを意味づける意味情報が記憶された記憶手段か
ら、前記送受信手段で受け取った塩基配列関連情報に対
応した塩基配列関連情報に関連付けられた意味情報を抽
出することによって、前記取得した塩基配列関連情報を
意味づける意味情報を取得することを特徴とする(6
7)記載の塩基配列に関する情報処理装置。
【0065】(69) 前記制御手段は、前記意味情報
及び/又は当該意味情報に関連する情報の送出が許容さ
れているか否かを判別することを特徴とする(61)記
載の塩基配列に関する情報処理装置。 (70) 前記制御手段は、前記要求情報に応じて複数
の位置情報を取得し、位置情報に関連付けられた塩基配
列関連情報のなかから前記取得した複数の位置情報のそ
れぞれに対応する塩基配列関連情報を取得するととも
に、当該塩基配列関連情報の組合わせを意味づける意味
情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を取得する
ことを特徴とする(61)記載の塩基配列に関する情報
処理装置。
【0066】(71) 塩基配列における位置を意味す
る位置情報が記憶されている記憶手段から、物品及び/
又はサービスの要求情報に応じた位置情報を取得する制
御手段と、前記要求情報を受け取り、少なくとも、前記
制御手段で取得した位置情報を送出し、送出した位置情
報に対応する塩基配列関連情報を受け取る送受信手段と
を備える塩基配列に関する情報処理装置。
【0067】(72) 前記制御手段は、前記取得した
位置情報に対応させた二次位置情報を設定し、前記送受
信手段は、前記取得した位置情報を当該二次位置情報に
関連付けて送出し、前記塩基配列関連情報を前記二次位
置情報と関連付けた状態で受け取ることを特徴とする
(71)記載の塩基配列に関する情報処理装置。
【0068】(73) 物品及び/又はサービスの要求
情報に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情
報に関連付けられた塩基配列関連情報を受け取る送受信
手段と、前記送受信手段で受け取った塩基配列関連情報
を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連す
る情報を取得する制御手段とを備える塩基配列に関する
情報処理装置。
【0069】(74) 前記制御手段は、複数の位置情
報、当該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた複
数の塩基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連情報
それぞれを意味づける意味情報が記憶された記憶手段か
ら、前記送受信手段で受け取った塩基配列関連情報に対
応した塩基配列関連情報に関連付けられた意味情報を抽
出することによって、塩基配列関連情報を意味づける意
味情報を取得することを特徴とする(73)記載の塩基
配列に関する情報処理装置。
【0070】(75) 前記送受信手段は、前記制御手
段で取得した意味情報及び/又は当該意味情報に関連す
る情報を、前記塩基配列関連情報を出した情報処理手
段、前記要求情報を出した情報処理手段、及び当該意味
情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を利用する
側から選ばれる少なくとも1つに対して送出することを
特徴とする(73)記載の塩基配列に関する情報処理装
置。 (76) 前記制御手段は、前記意味情報及び/又は当
該意味情報に関連する情報の送出が許容されているか否
かを判別することを特徴とする(73)記載の塩基配列
に関する情報処理装置。
【0071】(77) 前記送受信手段は、要求情報に
応じた複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた塩基
配列関連情報を受け取り、前記制御手段は、当該塩基配
列関連情報の組合わせを意味づける意味情報及び/又は
当該意味情報に関連する情報を取得することを特徴とす
る(73)記載の塩基配列に関する情報処理装置。
【0072】(78) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に
関連付けられた塩基配列関連情報を意味づける、所定の
個体に関する意味情報を取得するとともに、他の個体に
関する塩基配列関連情報を意味づける意味情報が記憶さ
れている記憶手段より前記他の個体に関する意味情報を
検索し、前記所定の個体に関する意味情報と前記他の個
体に関する意味情報との間の適合性を判定する制御手段
を備える塩基配列に関する情報処理装置。
【0073】(79) 前記制御手段で得られた判定に
関する情報を、前記物品及び/又はサービスを要求した
側、及び/又は、当該判定に関する情報を利用する側に
対して送出する送受信手段を更に備えることを特徴とす
る(78)記載の塩基配列に関する情報処理装置。
【0074】(80) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に
関連付けられた塩基配列関連情報を意味づける意味情報
であって、所定の個体に関する情報と他の個体に関する
情報とを関係づけた意味情報を取得するとともに、前記
取得した意味情報に含まれる他の個体に関する情報と一
致性があると認識された所定の個体に関する情報を含む
意味情報に関連付けられた、位置情報に関連付けられた
塩基配列関連情報を抽出し、個体を識別する情報と位置
情報に関連付けられた塩基配列関連情報とを関連付けて
記憶している記憶手段から、前記抽出した塩基配列関連
情報に関連付けられた個体を識別する情報を抽出する制
御手段を備える塩基配列に関する情報処理装置。 (81) 前記制御手段で得られた抽出結果を、前記物
品及び/又はサービスを要求した側、及び/又は、当該抽
出結果を利用する側に対して送出する送受信手段を更に
備えることを特徴とする(80)記載の塩基配列に関す
る情報処理装置。
【0075】(82) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報の
受け取り、前記受け取った位置情報に対応する位置情報
に関連付けられた塩基配列関連情報の取得、前記取得し
た塩基配列関連情報の送出を制御する制御手段を備える
塩基配列に関する情報処理装置。 (83) 前記制御手段は、塩基配列関連情報を記録媒
体より取得することを特徴とする(82)記載の塩基配
列に関する情報処理装置。 (84) 前記塩基配列関連情報を送出する送受信手段
を更に備えることを特徴とする(82)記載の塩基配列
に関する情報処理装置。
【0076】(85) 前記制御手段は、前記位置情報
とともに当該位置情報に対応して設定された二次位置情
報の受け取り、前記取得した塩基配列関連情報と前記二
次位置情報とを関連付けた送出を制御することを特徴と
する(82)記載の塩基配列に関する情報処理装置。
【0077】(86) 前記制御手段は、前記物品及び
/又はサービスの要求情報の送出、前記送出した塩基配
列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情
報に関連する情報の受け取りを制御することを特徴とす
る(82)記載の塩基配列に関する情報処理装置。
【0078】(87) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報
と、前記位置情報に関連付けられた複数の塩基配列関連
情報と、前記複数の塩基配列関連情報のそれぞれに関連
付けられた意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
情報とを受け取る送受信手段と、前記送受信手段で受け
取った位置情報と塩基配列関連情報とを組み合わせた複
数の組合せのなかから、要求した側が有する位置情報と
塩基配列関連情報との組合せと対応する組合せを選定
し、選定した組合せに含まれる塩基配列関連情報に関連
付けられた意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
情報を抽出する制御手段とを備える塩基配列に関する情
報処理装置。
【0079】(88) 塩基配列における位置を意味す
る位置情報と前記位置情報に関連付けられた塩基配列関
連情報とを送出し、物品及び/又はサービスの要求情報
を送出し、前記要求情報に応じた位置情報に対応する塩
基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意
味情報に関連する情報を受け取る送受信手段を備える塩
基配列に関する情報処理装置。
【0080】(89) 物品及び/又はサービスの要求
情報を送受信手段により受け取る手順aと、塩基配列に
おける位置を意味する位置情報が記憶されている記憶手
段から、前記要求情報に応じた位置情報を制御手段によ
り取得する手順bと、位置情報に関連付けられた塩基配
列関連情報のなかから前記手順bで取得した位置情報に
対応する塩基配列関連情報を取得するとともに、当該塩
基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意
味情報に関連する情報を制御手段により取得する手順c
とをコンピュータに実行させる塩基配列に関する情報処
理プログラムが記録された記録媒体。
【0081】(90) 物品及び/又はサービスの要求
情報を送受信手段により受け取る手順aと、塩基配列に
おける位置を意味する位置情報が記憶されている記憶手
段から、前記要求情報に応じた位置情報を制御手段によ
り取得する手順bと、少なくとも、前記手順bで取得し
た位置情報を送受信手段により送出する手順cと、前記
手順cで送出した位置情報に対応する塩基配列関連情報
を送受信手段により受け取る手順dとをコンピュータに
実行させる塩基配列に関する情報処理プログラムが記録
された記録媒体。
【0082】(91) 物品及び/又はサービスの要求
情報に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情
報に関連付けられた塩基配列関連情報を送受信手段によ
り受け取る手順aと、前記手順aで受け取った塩基配列
関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報
に関連する情報を制御手段により取得する手順bとをコ
ンピュータに実行させる塩基配列に関する情報処理プロ
グラムが記録された記録媒体。
【0083】(92) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報を
送受信手段により受け取る手順aと、前記手順aで受け
取った位置情報に対応する位置情報に関連付けられた塩
基配列関連情報を制御手段により取得する手順bと、前
記手順bで取得した塩基配列関連情報を送受信手段によ
り送出する手順cとをコンピュータに実行させる塩基配
列に関する情報処理プログラムが記録された記録媒体。
【0084】(93) 前記手順aの前に、前記物品及
び/又はサービスの要求情報を送受信手段により送出す
る手順dと、前記手順cの後に、前記手順cで送出した
塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該
意味情報に関連する情報を送受信手段により受け取る手
順eとを更に有することを特徴とする(92)記載の塩
基配列に関する情報処理プログラムが記録された記録媒
体。
【0085】(94) 物品及び/又はサービスの要求
に応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報
と、前記位置情報に関連付けられた複数の塩基配列関連
情報と、前記複数の塩基配列関連情報のそれぞれに関連
付けられた意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
情報とを送受信手段により受け取る手順aと、前記手順
aで受け取った位置情報と塩基配列関連情報とを組み合
わせた複数の組合せのなかから、要求した側が有する位
置情報と塩基配列関連情報との組合せと対応する組合せ
を選定し、選定した組合せに含まれる塩基配列関連情報
に関連付けられた意味情報及び/又は当該意味情報に関
連する情報を制御手段により抽出する手順bとをコンピ
ュータに実行させる塩基配列に関する情報処理プログラ
ムが記録された記録媒体。
【0086】(95) 塩基配列における位置を意味す
る位置情報と前記位置情報に関連付けられた塩基配列関
連情報とを送受信手段により送出する手順aと、物品及
び/又はサービスの要求情報を送受信手段により送出す
る手順bと、前記要求情報に応じた位置情報に対応する
塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該
意味情報に関連する情報を送受信手段により受け取る手
順cとをコンピュータに実行させる塩基配列に関する情
報処理プログラムが記録された記録媒体。
【0087】(96) 物品及び/又はサービスの要求
情報を送出する側であって、塩基配列関連情報を取得で
きる要求側情報処理手段と、塩基配列関連情報を意味づ
ける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を
提供する側であって、塩基配列における位置を意味する
位置情報と当該位置情報に対応する塩基配列関連情報を
意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
情報とを取得できる提供側情報処理手段とを備え、前記
要求側情報処理手段からの要求情報に応じた位置情報に
関連付けられた塩基配列関連情報を意味づける意味情報
及び/又は当該意味情報に関連する情報を取得すること
を特徴とする塩基配列に関する情報処理システム。
【0088】(97) 物品及び/又はサービスの要求
情報を受け取るステップaと、塩基配列における位置を
意味する位置情報が記憶されている記憶手段から、前記
要求情報に応じた位置情報を取得するステップbと、前
記ステップbで取得した位置情報に対応する塩基配列関
連情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報を意
味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情
報を取得するステップcとを有する塩基配列に関する情
報処理方法。
【0089】(98) 物品及び/又はサービスの要求
情報を送受信手段により受け取る手順aと、塩基配列に
おける位置を意味する位置情報が記憶されている記憶手
段から、前記要求情報に応じた位置情報を制御手段によ
り取得する手順bと、前記手順bで取得した位置情報に
対応する塩基配列関連情報を取得するとともに、当該塩
基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意
味情報に関連する情報を制御手段により取得する手順c
とをコンピュータに実行させる塩基配列に関する情報処
理プログラム。
【0090】(99) 物品及び/又はサービスの要求
情報を受け取る送受信手段と、塩基配列における位置を
意味する位置情報が記憶されている記憶手段から前記要
求情報に応じた位置情報を取得するとともに、前記取得
した位置情報に対応する塩基配列関連情報を取得すると
ともに、当該塩基配列関連情報を意味づける意味情報及
び/又は当該意味情報に関連する情報を取得する制御手
段とを備える塩基配列に関する情報処理装置。
【0091】(100) 物品及び/又はサービスの要
求情報を送受信手段により受け取る手順aと、塩基配列
における位置を意味する位置情報が記憶されている記憶
手段から、前記要求情報に応じた位置情報を制御手段に
より取得する手順bと、前記手順bで取得した位置情報
に対応する塩基配列関連情報を取得するとともに、当該
塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該
意味情報に関連する情報を制御手段により取得する手順
cとをコンピュータに実行させる塩基配列に関する情報
処理プログラムが記録された記録媒体。
【0092】なお、上記の各発明において、塩基配列関
連情報は、暗号化されていても暗号化されていなくても
差し支えない。例えば、位置情報に関連付けられた暗号
化された塩基配列関連情報のなかから暗号化された塩基
配列関連情報を取得しても良いし、暗号化された塩基配
列関連情報のなかから復号化されたうえで塩基配列関連
情報を取得しても良いし、暗号化されていない塩基配列
関連情報のなかから暗号化されたうえで塩基配列関連情
報を取得しても良い。
【0093】また例えば、暗号化された塩基配列関連情
報を取得し暗号化された状態で塩基配列関連情報を送出
しても良いし、暗号化された塩基配列関連情報を取得し
復号化したうえで塩基配列関連情報を送出しても良い
し、暗号化されていない塩基配列関連情報を取得し、暗
号化したうえで塩基配列関連情報を送出しても良い。
【0094】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。 1.第1の実施の形態 先ず、本発明を適用した第1の実施の形態として、利用
者に対して所定の疾病の罹患可能性を提供する情報処理
システムを説明する。なお、本実施の形態は、要求者の
要求情報に応じて罹患可能性を提供するシステムを説明
するためのものである。したがって、説明の都合上、単
純なモデルとして説明する。
【0095】情報処理システムは、図1に示すように、
インターネット等の通信回線網1と、通信回線網1に接
続された共用コンピュータ2と、通信回線網1に接続さ
れた複数の個人用コンピュータ3とを備え、通信回線網
1を介して共用コンピュータ2と個人用コンピュータ3
との間のデータ通信を可能としている。
【0096】共用コンピュータ2は、図2に示すよう
に、当該共用コンピュータ2の動作を全て制御するCPU
4と、情報及びプログラムの実行指示等を入力できるキ
ーボード及びマウス等の入力手段5と、ディスプレイ装
置等の表示手段6と、一時的な情報及び書き換え不可能
な情報等が記録されるメモリー7と、各種データを格納
しているデータベース8と、これらメモリー7及びデー
タベース8に対して所定の情報を書き込む記録手段9
と、通信回線網1を介して個人用コンピュータ3との間
で情報の送受信を行う送受信手段17とから構成されて
いる。
【0097】共用コンピュータ2におけるメモリー7
は、それぞれ異なる種類の情報を記録するメモリー部A
10及びメモリー部B11と、例えば個人用コンピュー
タ3や表示手段6に表示させる画像データを記録した画
面メモリー12と、本システムを動作させるための処理
プログラム13とから構成されている。なお、共用コン
ピュータ2においては、画面メモリー12及び処理プロ
グラム13等を内部のメモリー7に有さず、通信回線網
1を介して共用コンピュータ2と接続された外部記録装
置(図示せず)に有するものであってもよい。
【0098】共用コンピュータ2におけるデータベース
8(記憶手段)は、多型番地、多型パターン及び意味情
報が記録されたメインDB14と、メモリー部A10に記
録された情報を保存する保管用DB-A15と、メモリー部
B11に記録された情報を保存する保管用DB-B16とか
ら構成されている。
【0099】メインDB14は、図3に示すように、多型
番地と、当該多型番地で取りうる複数の多型パターン
と、当該複数の多型パターンそれぞれを意味づける意味
情報とが関連付けられて記録されている。また、メイン
DB14には、複数の多型番地における多型パターンの組
み合わせ(例えば、ハプロタイプ)を意味づける意味情
報が記録されていても良い。
【0100】ここで、「多型番地(位置情報)」とは、
少なくとも、塩基配列における多型が存在する位置を意
味する。なお、一般的に多型とは、例えば、いわゆるSN
P(single nucleotide polymorphism)、RFLP(restrictio
n fragment length of polymorphism)、VNTR(variable
number of tandem repeat)、マイクロサテライト等を含
んでいる。しかし、本明細書において使用する「多型」
は、これらに限定されず、個体種中1%未満の頻度でし
か存在しない塩基及び塩基配列の変化(バリエーショ
ン)も含む意味とする。したがって、「多型番地」は、
個体種中1%未満の頻度でしか存在しない塩基及び塩基
配列の変化を示す、塩基配列における位置も含む意味で
ある。すなわち、「多型番地」とは、数値、文字及び記
号等を組み合わせて、多型等を示す位置を表すものであ
る。多型番地は、特に限定されないが、例えば、染色体
番号と多型が存在する遺伝子を表す記号と当該遺伝子に
おける多型の存在位置を示す数値との組み合わせにより
表記することもできるし、多型が存在する遺伝子を示す
記号と当該遺伝子における多型の存在位置を示す数値と
の組み合わせであってもよい。
【0101】また、多型番地は、多型毎に付与される多
型固有の表記であっても良い。多型番地として多型固有
の表記を使用する場合、多型番地は塩基配列中の位置を
直接的には示さないが、多型固有の表記に基づいて間接
的に位置を知ることができる。したがって、「多型番
地」は、多型固有の表記も含む意味である。
【0102】「多型パターン(塩基配列関連情報)」と
は、個体間において相違する塩基配列の情報であり、少
なくとも、多型における塩基又は塩基配列のパターンを
含む意味である。さらに「多型パターン」は、多型に限
らず、個体種中1%未満の頻度でしか存在しない塩基及
び塩基配列のパターンも含む意味である。例えば、A又
はGを取ることが知られている多型番地において、「多
型パターン」は、「A」及び「G」のいずれかで表され
る。
【0103】また、「多型パターン」は、相同染色体に
おけるヘテロ接合体又はホモ接合体を示すものであって
もよい。この場合、例えば、A又はGを取ることが知ら
れている多型番地において、「多型パターン」は、「A
A」、「GG」及び「AG」のいずれかで表現できる。
【0104】さらに、「多型パターン」は、所定の多型
番地で取りうるパターンを直接的に表記するものではな
く、間接的に表記するものであっても良い。すなわち、
「多型パターン」は、例えば、A又はGを取ることが知
られている多型番地において「A」を取る場合に「アレ
ル1」とし、「G」を取る場合に「アレル2」と表記し
てもよい。また、「多型パターン」が上述したように
「AA」、「GG」及び「AG」のいずれかで表現でき
る場合、「AA」で表現できるときに「α」、「GG」
で表現できるときに「β」、「AG」で表現できるとき
に「γ」と表記してもよい。その他「多型パターン」の
表記例としては、多型がマイクロサテライトの場合には
「繰り返し数」を表す数値で、多型が挿入、欠失型の場
合には「有/無」を表す記号で表記してもよい。
【0105】ここで、「意味情報」とは、「多型パター
ン」に関連づけられた情報であり、例えば、薬剤に対す
る応答性、薬剤に対する副作用、疾患及び障害に対する
リスク、体質・性質、体質・性質等に基づく生活習慣ア
ドバイス、タンパク質相互作用など、「多型パターン」
の相違に起因する様々な情報を意味する。「意味情報」
は、ゲノム・遺伝子に関する研究が進むことにより種類
が増加するとともに訂正が行われる種類の情報であり、
常にバージョンアップすることが好ましい。すなわち、
「意味情報」は、ゲノム・遺伝子の研究成果を用いてデ
ータベースを更新することによって、蓄積量が増加・減
少してより精度の高いものとなる。
【0106】なお、直接「多型パターン」には関連づけ
られていないが「意味情報」から更に導き出される情報
は、「意味情報に関連する情報」である。「意味情報」
が「疾患に対するリスク」である場合、当該リスクがあ
る一定の水準を超えたときに、例えば特定の「健康診断
検査項目」が導き出される。この特定の「健康診断検査
項目」が「意味情報に関連する情報」である。
【0107】本実施の形態において意味情報は、図3に
示すように、少なくとも、所定の「多型番地」及び「多
型パターン」に関連づけられた「多型パターンに対する
注釈情報」としてメインDB14に記録されている。ま
た、意味情報には、所定の「多型番地」に対応する「多
型分類」及び「分類(疾患名)」等が関連づけられてい
る。すなわち、所定の「多型番地」が所定の「多型パタ
ーン」である場合、疾患名の種類と当該疾患に対する罹
患可能性を示す注釈情報(意味情報)を得ることができ
る。したがって、例えば、意味情報は、複数の多型番地
に対応するそれぞれの多型パターンの組み合わせ(例え
ば、ハプロタイプ)に対して関連付けることもできる。
すなわち、複数の多型番地における多型パターンの組み
合わせ毎に、所定の疾患に対する異なる罹患可能性を示
す注釈情報(意味情報)を関連付けることができる。こ
の場合、複数の多型番地が所定の多型パターンの組み合
わせである場合、所定の疾患に対する罹患可能性を示す
注釈情報(意味情報)を得ることができる。
【0108】また、意味情報には、所定の基準で決定し
た「公開レベル」を関連づけることもできる。例えば、
「公開レベル」を決定する際の基準としては、意味情
報、すなわちここでは「分類(疾患名)」の罹患可能性
を公開することによる個人に対する不測の不利益等を考
慮して定めることができる。詳細には、共用コンピュー
タ2において、法律、規則又は自らの行動基準若しくは
利用者との契約等に鑑みて、公開することが相応しくな
い意味情報については、公開しないような「公開レベ
ル」を決定することができる。この場合、本システムで
は、公開不可を意味する「公開レベル」に関連付けられ
た罹患可能性を示す注釈情報については、利用者に対し
て開示することはない。これにより、利用者に対して不
測の不利益となりうる意味情報を与えることや、契約者
以外に意味情報が開示されることを防止できる。なお、
利用者がインフォームドコンセント等により、所定の
「公開レベル」を関連づけた意味情報の開示を容認する
ことにより、利用者に対して、所定の「公開レベル」が
関連づけられた意味情報を公開するようなシステムであ
ってもよい。
【0109】また、「公開レベル」は、例えば「1,
2,3、…」又は「a,b,c,…」といった3以上の
複数の段階として設定することができる。この場合、共
用コンピュータ2側では、利用者の年齢、資格及び利用
者との契約の有無等、利用者の種類に応じてレベルを設
定することができる。なお、インフォームドコンセント
等によって、所定の公開レベル以上(又は未満)の公開
レベルに関連付けられた罹患可能性を示す注釈情報のみ
が利用者側に対して提供されるように、当該利用者側が
公開レベルを選択することもできる。
【0110】なお、データベース8において、保管用DB
-B16には、例えば、本システムを利用する要求者個人
の遺伝情報である塩基配列関連情報といったデータを記
録することができる。また、保管用DB-A15には、例え
ば、本システムを利用する要求者を特定する情報といっ
たデータを記録することができる。このように、保管用
DB-A15及び保管用DB-B16に、個人の遺伝情報と個人
を特定する情報とを分けて記録することによって、要求
者の遺伝情報と、要求者を特定するデータとを関連付け
難くなる。
【0111】なお、共用コンピュータ2は、データベー
ス8を内部に有するものに限定されず、通信回線網1を
介して共用コンピュータ2に接続された外部データベー
ス(図示せず)を有するものであってもよい。また、共
用コンピュータ2は、内部に複数のデータベース8を有
するものであってもよいし、内部のデータベース8と通
信回線網1を介して共用コンピュータ2に接続された外
部データベースとを有するものであっても良い。
【0112】個人用コンピュータ3は、図4に示すよう
に、当該個人用コンピュータ3の動作を全て制御するCP
U20と、情報及びプログラムの実行指示等を入力でき
るキーボード及びマウス等の入力手段21と、ディスプ
レイ装置等の表示手段22と、一時的な情報及び書き換
え可能な情報等が記録されるメモリー23と、ゲノム関
連情報記録媒体24からデータを読み取る読取り装置2
5と、通信回線網1を介して共用コンピュータ2との間
で情報の送受信を行う送受信手段29とから構成されて
いる。なお、個人用コンピュータ3は、通常のコンピュ
ータに限定されず、例えば、携帯電話、個人携帯端末及
びその他の移動体通信機器等、いかなる形態であっても
よい。個人用コンピュータ3におけるメモリー23は、
ゲノム関連情報記録媒体24からの情報等を記録するメ
モリー部26を有し、本情報処理システムを動作させる
処理プログラム27が記録されている。
【0113】ゲノム関連情報記録媒体24には、個人の
ゲノム関連情報28が記録されている。ゲノム関連情報
記録媒体24としては、例えば、磁気ディスクや磁気カ
ード等の磁気記録媒体、光磁気記録方式や相変化記録方
式等を適用した光学式記録媒体、半導体メモリー等を挙
げることができる。また、このゲノム関連情報記録媒体
24は、カード状、ディスク状、スティック状、テープ
状又はドラム状等いかなる形態であってもよい。さら
に、このゲノム関連情報記録媒体24は、単一の個人
(個体)のゲノム関連情報28を記録したものであって
もよいが、複数の個人(個体)に関する複数のゲノム関
連情報28を記録したものであってもよい。
【0114】ゲノム関連情報記録媒体24に含まれるゲ
ノム関連情報28とは、少なくとも、「多型番地」及び
個人(個体)の塩基配列を解析した結果として得られる
所定の多型番地における「多型パターン」を意味する。
また、ゲノム関連情報28には、既往症、特徴、カルテ
情報、健康診断結果といった各種情報を含んでいてもよ
い。
【0115】ゲノム関連情報記録媒体24には、ゲノム
関連情報28として、例えば、図5に示すように、デー
タIとしてゲノム関連情報28に固有の個別番号「Gn
o.」(ジーナンバー)及び生年月日等の個人情報を記録
し、データIIとして多型番地及び多型パターンを記録
し、データIIIとして既往症を記録し、データIVとして
特徴を記録し、データVとしてカルテ情報等を記録す
る。すなわち、ゲノム関連情報28は、データI、デー
タII、データIII、データIV及びデータVから構成されて
いる。データI及びデータIIには必須の情報が含まれて
おり、データIII、データIV及びデータVには付加的な情
報から構成されている。
【0116】ゲノム関連情報28においては、塩基配列
上の位置に対応する「多型番地」と、当該多型番地にお
ける「多型パターン」とをリンクさせて記録している。
また、データIIには、所定の多型番地における付加的な
情報を「コメント」として、「多型番地」にリンクさせ
て記録していてもよい。なお、データIIには、所定の個
体に関する全塩基配列を記録しても良い。データIIに全
塩基配列を記録した場合であっても、データII内に「多
型番地」及び「多型パターン」が含まれることとなる。
【0117】なお、本発明において、個人用コンピュー
タ3及びゲノム関連情報記録媒体24は、それぞれ図4
及び図5に示したような構成に限定されず、例えば、ゲ
ノム関連情報記録媒体が処理プログラムを有するメモリ
ー部を備え、個人用コンピュータが当該ゲノム関連情報
記録媒体を装着して処理プログラムを動作させるような
構成であってもよい。この場合、個人用コンピュータ
は、ゲノム関連情報記録媒体のメモリー部に記録された
処理プログラムに従って動作できる。
【0118】以上のように構成された情報処理システム
においては、共用コンピュータ2のメモリー7に記録さ
れた処理プログラム13及び個人用コンピュータ3のメ
モリー23に記録された処理プログラム27が例えば、
図6及び図7に示すようなフローチャートに従って情報
処理動作する。なお、図6及び図7に示すフローチャー
トにおいて、「(共)」と記載したステップは共用コン
ピュータ2における処理を意味し、「(個)」と記載し
たステップは個人用コンピュータ3における処理を意味
している。
【0119】本情報処理システムは、ゲノム関連情報記
録媒体24を所持する各個人が個人用コンピュータ3を
用いて通信回線網1を介して共用コンピュータ2にアク
セスし、共用コンピュータ2のメインDB14に記録され
ている意味情報を利用するシステムである。なお、本情
報処理システムは、複数人のゲノム関連情報28がそれ
ぞれ記録されたゲノム関連情報記録媒体24を用い、各
個人がゲノム関連情報記録媒体24にアクセスするよう
なシステムであってもよい。
【0120】この場合、先ず、ステップA1(SA1)で、
要求者が本システムを利用するにあたり、メモリー23
に記録されている処理プログラム27を起動する。処理
プログラム27によって、個人用コンピュータ3の読取
り装置25を駆動してゲノム関連情報記録媒体24にア
クセスし、ゲノム関連情報記録媒体24においてデータ
Iとして記録されている「Gno.」を読み出す。読み出し
た「Gno.」は、メモリー部26に格納する。
【0121】次に、ステップA2(SA2)では、処理プロ
グラム27によって表示手段22に表示された画面イメ
ージに基づいて、要求者が提供を受けたい情報、例え
ば、「大腸ガンの罹患可能性」(要求情報)を個人用コ
ンピュータ3に入力するとともに、個人用コンピュータ
3から通信回線網1を経由して共用コンピュータ2に
「大腸ガンの罹患可能性」及び「Gno.」を送信する。或
いは、個人用コンピュータ3から通信回線網1を経由し
て共用コンピュータ2に対して、「大腸ガンの罹患可能
性」及び「Gno.」を書き込む。
【0122】次に、ステップA3(SA3)では、共用コン
ピュータ2が「大腸ガンの罹患可能性」及び「Gno.」を
受信する。受信した「大腸ガンの罹患可能性」及び「Gn
o.」は、メモリー部A10に要求情報として格納する。
次に、ステップA4(SA4)では、要求情報を受信する
と、メモリー7に記録されている処理プログラム13を
起動してメインDB14にアクセスする。なお、この処理プ
ログラム13は、共用コンピュータ2における処理を行
うものである。
【0123】次に、ステップA5(SA5)では、処理プロ
グラム13に従って、メインDB14に記録されている「分
類(疾患名)」を検索し、要求された「大腸ガンの罹患
可能性」(大腸ガン)と一致するものを抽出する。ステ
ップA6(SA6)では、メインDB14に記録されているデー
タのなかから「大腸ガンの罹患可能性」と一致した「分
類(疾患名)」(大腸ガン)に関連づけられた「多型番
地」を読み出す。読み出した「多型番地」は、メモリー
部A10に要求情報に関連づけた位置情報として格納す
る。すなわち、メモリー部A10には、所定の「Gno.」
に対して「大腸ガンの罹患可能性」及び「多型番地」が
記録されることとなる。
【0124】次に、ステップA7(SA7)では、メモリー
部A10に記録されている「Gno.」及び「多型番地」を
個人用コンピュータ3に送信するとともに、送信する
「多型番地」に対応する「多型パターン」を提出する命
令情報を個人用コンピュータ3に送信する。また、この
とき、要求情報の種類によっては、必要に応じて既往症
や特徴等の付加的な情報の提出を命令してもよい。次
に、ステップA8(SA8)では、共用コンピュータ2から
送信された「Gno.」、「多型番地」及び命令情報を受信
する。受信した「Gno.」及び「多型番地」は、メモリー
部26に記録される。
【0125】次に、ステップA9(SA9)では、受信した
命令情報に従って、ゲノム関連情報記録媒体24に記録
されているデータIIにアクセスする。ステップA10(S
A10)では、処理プログラム27に従ってゲノム関連情
報記録媒体24に記録されているデータIIを検索し、命
令された多型番地の多型パターンを読み出し、多型番地
と多型パターンとを関連づけてメモリー部26に記録す
る。このとき、データIに対してアクセスし、ステップA
8で受信した「Gno.」が正しいか否かを確認することが
好ましい。また、ステップA10では、多型パターンの
ほかにデータIII、データIV及びデータVに記録されてい
る付加的な情報も同時に読み出し、必要に応じてメモリ
ー部26に記録してもよい。
【0126】次に、ステップA11(SA11)では、メモ
リー部26に一時的に記録した多型番地に関連付けられ
た多型パターン及び必要に応じて記録された付加的な情
報を、「Gno.」とともに通信回線網1を介して共用コン
ピュータ2に対して出力する。ステップA12(SA12)
では、多型番地に関連付けられた多型パターン及び必要
に応じて記録された付加的な情報を共用コンピュータ2
で受信し、受信した多型パターンを多型番地と関連付け
てメモリー部A10に記録する。
【0127】また、本例では、ステップA7において、
共用コンピュータ2が「多型パターン」の提出を命令す
る命令情報を送出し、ステップA10において、個人用
コンピュータ3は命令情報に従って多型パターンをゲノ
ム関連情報記録媒体24から読み出している。しかしな
がら、本システムは、ステップA7において当該命令情
報を送出しないシステムであってもよい。この場合、ス
テップA10において、個人用コンピュータ3は、処理
プログラム27に従って、ステップA8で受信した多型
番地に基づいてデータIIを検索し、受信した多型番地の
多型パターンを読み出す。そして、個人用コンピュータ
3は、ステップA11で多型パターン等を共用コンピュ
ータ2に対して出力する。この場合でも、共用コンピュ
ータ2は、ステップA12において、「大腸ガンの罹患
可能性」と一致した「分類(疾患名)」に関連づけられ
た「多型番地」の多型パターンを得ることができる。
【0128】次に、ステップA13(SA13)では、メイ
ンDB14にアクセスし、受信した多型番地及び多型パタ
ーンと一致するものを検索する。具体的には、メインDB
14において、一つの多型番地に対して複数の多型パタ
ーンが記録されており、受信した多型番地及びその多型
パターンがメインDB14においてどの多型パターンに一
致しているのかを検索する。
【0129】次に、ステップA14(SA14)では、処理
プログラム13に従って、受信した多型パターンが一致
した多型パターンに関連づけられている大腸ガンに対す
る罹患可能性を読み出す。すなわち、ステップA14で
は、要求者が提出した多型番地及び多型パターンに従っ
て、要求者の大腸ガンに対する罹患可能性を読み出すこ
とができる。読み出した罹患可能性は、要求者の「Gn
o.」と関連づけてメモリー部A10に格納する。このと
き、大腸ガンに対する罹患可能性を、付加的な情報によ
り補正したかたちで格納してもよいし、付加的な情報か
ら得られるその他の情報を要求者の「Gno.」に関連づけ
て格納しても良い。
【0130】次に、ステップA15(SA15)では、メモ
リー部A10に格納した要求者の「Gno.」及び罹患可能
性を意味情報として、通信回線網1を介して個人用コン
ピュータ3に対して送信する。ステップA16(SA16)
では、個人用コンピュータ3が要求者の「Gno.」及び罹
患可能性(意味情報)を受信する。受信した意味情報
は、メモリー部26に記録される。
【0131】次に、ステップA17(SA17)では、処理
プログラム27に従って、メモリー部26に記録された
意味情報から大腸ガンに対する罹患可能性を表示手段2
2に表示する。なお、ステップA15からステップA17
の代わりに共用コンピュータ2が処理プログラム13に
従って意味情報を表示する画面を読み出し(作成し)、
通信回線網1を経由して個人用コンピュータ3の表示手
段22に表示させることもできる。この場合において
も、共用コンピュータ2から個人用コンピュータ3に対
して意味情報が送信されたものとする。これにより、要
求者は、ゲノム関連情報記録媒体24に記録したゲノム
関連情報28を用いて大腸ガンに対する罹患可能性を得
ることができる。
【0132】以上のように、本システムにおいては、個
人の多型パターンを多型番地と関連づけて記録したゲノ
ム関連情報記録媒体24を用いることによって、メイン
DB14に記録された意味情報を多型番地を介在させて個人
が利用することができる。言い換えれば、本システムを
利用する個人は、意味情報をゲノム関連情報記録媒体に
記録しておく必要はなく、多型番地と多型パターンとを
関連づけたゲノム関連情報28を所有するだけで、様々
な意味情報を得ることができる。
【0133】特に、意味情報は、上述したように、その
種類が増加するとともに訂正が行われるため、メインDB
14を更新することによってより精度が高く、且つ、幅広
い情報を含むものとなる。本システムによれば、このよ
うな意味情報の増加及び訂正等に追従してメインDB14を
更新することによって、個人が最新の意味情報を利用す
ることができる。
【0134】さらに、ゲノム関連情報28を記録したゲ
ノム関連情報記録媒体24を用いることによって、利用
者は本システムを利用するたび毎にゲノム関連情報を得
るための検査をする必要がない。すなわち、利用者は、
一旦、ゲノム関連情報記録媒体24を作製すれば、以降
は本システムを利用して最新の意味情報を得ることがで
きる。
【0135】ゲノム関連情報28を記録したゲノム関連
情報記録媒体24を利用者自身が保有する場合、本人の
ゲノム関連情報28を外部の機関に委託して保管させる
際の不安や当該機関に対する不正アクセスによりゲノム
関連情報28が流出するといった危険性を回避すること
ができる。一方、ゲノム関連情報記録媒体24に複数の
個人に関する複数のゲノム関連情報28を記録して外部
の機関に委託して保管させる場合、個々人がゲノム関連
情報記録媒体24を保有する場合と比較して、ゲノム関
連情報記録媒体24の取り扱いの不手際やゲノム関連情
報記録媒体24の損失といった事態を防止することがで
きる。
【0136】特に、この図6及び図7に示したフローチ
ャートに従えば、ゲノム関連情報記録媒体24に記録し
たゲノム関連情報28の全てを通信回線網1を介して出
力する必要がなく、提出命令を受けた一部のゲノム関連
情報28のみを出力すればよい。したがって、本システ
ムによれば、機密性の高い個人特有の多型番地及び多型
パターンの漏洩を防止することができる。
【0137】また、この図6及び図7に示したフローチ
ャートに従えば、共用コンピュータ2において要求者に
提供する意味情報を得ているため、個人用コンピュータ
3においてメインDB14に記録されている情報を取り扱
う必要がない。したがって、この図6及び図7に示した
フローチャートに従えば、個人用コンピュータ3の情報
処理能力が比較的低くても、十分に所望の意味情報を得
ることができる。さらに、個人用コンピュータ3におい
てメインDB14に記録されている情報を取り扱う必要が
ないため、個人用コンピュータ3の処理プログラム27
を、ゲノム関連情報記録媒体24を装着するカードドラ
イブ等に併せて規格化しやすくなる。
【0138】ところで、本情報処理システムにおいて
は、共用コンピュータ2のメモリー7に記録された処理
プログラム13及び個人用コンピュータ3のメモリー2
3に記録された処理プログラム27が例えば、図8に示
すようなフローチャートに従って情報処理動作するもの
であってもよい。なお、図8に示すフローチャートにお
いても、「(共)」と記載したステップは共用コンピュ
ータ2における処理を意味し、「(個)」と記載したス
テップは個人用コンピュータ3における処理を意味して
いる。
【0139】ここでは、先ず、ステップB1(SB1)で
は、要求者が本システムを利用するにあたり、メモリー
23に記録されている処理プログラム27を起動する。
処理プログラム27によって、個人用コンピュータ3の
読取り装置25を駆動してゲノム関連情報記録媒体24
にアクセスし、ゲノム関連情報記録媒体24においてデ
ータIとして記録されている「Gno.」を読み出す。読み
出した「Gno.」は、メモリー部26に格納する。
【0140】次に、ステップB2(SB2)では、処理プロ
グラム27によって表示手段22に表示された画面イメ
ージに基づいて、要求者が提供を受けたい情報、例え
ば、「大腸ガンの罹患可能性」(要求情報)を個人用コ
ンピュータ3に入力するとともに、個人用コンピュータ
3から通信回線網1を経由して共用コンピュータ2に
「大腸ガンの罹患可能性」及び「Gno.」を送信するとと
もに、メインDB14の「分類(疾患名)」が大腸ガンであ
る「多型番地」と当該「多型番地」に関連付けられた全
ての「多型パターン」と当該全ての「多型パターン」そ
れぞれを意味づける「罹患可能性」との提出を要求す
る。すなわち、要求者は、ステップB2において、メイン
DB14の「分類(疾患名)」が大腸ガンである「多型番
地」と当該「多型番地」に関連付けられた全ての「多型
パターン」と当該全ての「多型パターン」それぞれを意
味づける「罹患可能性」とからなる情報を要求する。
【0141】次に、ステップB3(SB3)では、共用コン
ピュータ2が上記要求情報を受信する。共用コンピュー
タ2は、要求情報を受信すると処理プログラム13を起
動する。そして、ステップB4(SB4)で、処理プログラ
ム13に従ってメインDB14にアクセスする。
【0142】次に、ステップB5(SB5)では、処理プロ
グラム13に従って、メインDB14に記録されている「分
類(疾患名)」を検索し、要求された「大腸ガンの罹患
可能性」(大腸ガン)と一致するものを抽出する。ステ
ップB6(SB6)では、処理プログラム13に従って、メ
インDB14にアクセスし、「大腸ガンの罹患可能性」と一
致する「分類(疾患名)」(大腸ガン)に関連づけられ
た「多型番地」、当該多型番地に関連づけられた全ての
「多型パターン」及び全ての多型パターンにおける「罹
患可能性」を読み出す。読み出した「多型番地」、「多
型パターン」及び「罹患可能性」は、メモリー部A10
に要求情報に関連づけて格納する。すなわち、メモリー
部A10には、所定の「Gno.」に対して「多型番地」、
「多型パターン」及び「罹患可能性」が記録されること
となる。
【0143】次に、ステップB7(SB7)では、メモリー
部A10に記録されている「Gno.」、「多型番地」、
「多型パターン」及び「罹患可能性」を、通信回線網1
を介して個人用コンピュータ3に対して送信する。ステ
ップB8(SB8)では、共用コンピュータ2から送信され
た「Gno.」、「多型番地」、「多型パターン」及び「罹
患可能性」を受信する。受信した「Gno.」、「多型番
地」、「多型パターン」及び「罹患可能性」は、メモリ
ー部26に記録される。
【0144】次にステップB9(SB9)では、処理プログ
ラム27に従い、ゲノム関連情報記録媒体24に記録さ
れているデータIIにアクセスする。このとき、ゲノム関
連情報記録媒体24に記録されているデータIにもアク
セスし、受信した「Gno.」が正しいか否かを確認するこ
とが好ましい。
【0145】次に、ステップB10(SB10)では、処理プ
ログラム27に従って、ゲノム関連情報28から、受信
した「多型番地」と一致する多型番地における多型パタ
ーンを抽出する。そして、ステップB10(SB10)では、
受信した多型番地に関連づけられた全ての「多型パター
ン」のうちで、抽出した多型パターンと一致するものを
検索する。
【0146】ステップB11(SB11)では、受信した多型
番地に関連づけられた全ての「多型パターン」のうちで
一致した多型パターンに関連づけられた「罹患可能性」
を抽出するとともに、抽出した「罹患可能性」を出力す
る。これにより、要求者は、大腸ガンに対する罹患可能
性(意味情報)を得ることができる。このとき、ステッ
プB11では、データIII、データIV及びデータVに記録さ
れている付加的な情報も同時に読み出し、大腸ガンに対
する罹患可能性を、付加的な情報により補正したかたち
で出力してもよい。
【0147】特に、図8に示したフローチャートに従え
ば、ゲノム関連情報記録媒体24に記録したゲノム関連
情報28を個人用コンピュータ3以外の外部に対して全
く出力することがない。すなわち、ゲノム関連情報28
は、ゲノム関連情報記録媒体24と個人用コンピュータ
3との間でのみ、やり取りされる。したがって、本シス
テムによれば、機密性の高い個人特有のゲノム関連情報
28の漏洩をより確実に防止することができる。
【0148】ところで、本情報処理システムにおいて
は、共用コンピュータ2のメモリー7に記録された処理
プログラム13及び個人用コンピュータ3のメモリー2
3に記録された処理プログラム27が例えば、図9に示
すようなフローチャートに従って情報処理動作するもの
であってもよい。なお、図9に示すフローチャートにお
いても、「(共)」と記載したステップは共用コンピュ
ータ2における処理を意味し、「(個)」と記載したス
テップは個人用コンピュータ3における処理を意味して
いる。
【0149】ここでは、先ず、ステップC1(SC1)で、
要求者が本システムを利用するにあたり、メモリー23
に記録されている処理プログラム27を起動する。処理
プログラム27によって、個人用コンピュータ3の読取
り装置25を駆動してゲノム関連情報記録媒体24にア
クセスし、ゲノム関連情報記録媒体24においてデータ
Iとして記録されている「Gno.」、データIIとして記録
されている全ての「多型番地」及び「多型パターン」を
読み出す。読み出した「Gno.」、「多型番地」及び「多
型パターン」は、メモリー部26に格納する。
【0150】次に、ステップC2(SC2)では、処理プロ
グラム27によって表示手段22に表示された画面イメ
ージに基づいて、要求者が提供を受けたい情報、例え
ば、「大腸ガンの罹患可能性」(要求情報)を個人用コ
ンピュータ3に入力するとともに、個人用コンピュータ
3から通信回線網1を経由して共用コンピュータ2に
「大腸ガンの罹患可能性」と、メモリー部26に記録さ
れている「Gno.」、「多型番地」及び「多型パターン」
とを送信する。
【0151】次に、ステップC3(SC3)では、共用コン
ピュータ2が「大腸ガンの罹患可能性」、「Gno.」、
「多型番地」及び「多型パターン」を受信する。受信し
た「大腸ガンの罹患可能性」は要求情報としてメモリー
部A10に記録され、「Gno.」、「多型番地」及び「多
型パターン」も、メモリー部A10に格納される。共用
コンピュータ2は、要求情報を受信すると処理プログラ
ム13を起動する。そして、ステップC4(SC4)では、
処理プログラム13に従って、メインDB14にアクセスす
る。
【0152】次に、ステップC5(SC5)では、処理プロ
グラム13に従って、メインDB14に記録されている「分
類(疾患名)」を検索し、要求された「大腸ガンの罹患
可能性」(大腸ガン)と一致するものを抽出する。ステ
ップC6(SC6)では、処理プログラム13に従って、メ
インDB14にアクセスし、メインDB14から「大腸ガ
ン」に分類された「多型番地」、当該多型番地に対する
全ての「多型パターン」、及び当該多型パターンに対す
る「罹患可能性」を読み出す。読み出した「多型番
地」、「多型パターン」及び「罹患可能性」は、メモリ
ー部A10に格納される。
【0153】次に、ステップC7(SC7)では、ステップ
C3で受信した「多型番地」及び「多型パターン」に基づ
いて、ステップC6でメモリー部A10に格納したデー
タを検索し、受信した「多型パターン」と一致した多型
パターンに関連付けられた罹患可能性をメモリー部A1
0から抽出する。
【0154】ステップC8(SC8)では、ステップC7の結
果、すなわち、ステップC3で受信した情報に含まれる多
型パターンがメインDB14のいずれの多型パターンと一
致するかに基づいて抽出した罹患可能性を、通信回線網
1を介して個人用コンピュータ3に対して送信する。こ
のとき、共用コンピュータ2は、抽出した罹患可能性を
要求者の「Gno.」とともに送信する。
【0155】次に、ステップC9(SC9)では、共用コン
ピュータ2から送信された「Gno.」及び「罹患可能性」
(意味情報)を受信する。受信した「Gno.」及び「罹患
可能性」は、メモリー部26に記録される。このとき、
ゲノム関連情報記録媒体24に記録されているデータI
にアクセスし、受信した「Gno.」が正しいか否かを確認
することができる。
【0156】次に、ステップC10(SC10)では、処理プ
ログラム27に従って、メモリー部26に記録された意
味情報から大腸ガンに対する罹患可能性を表示手段22
に表示する。なお、ステップC8からステップC10の代
わりに、共用コンピュータ2が処理プログラム13に従
って意味情報を表示する画面を読み出し(作成し)、通
信回線網1を経由して個人用コンピュータ3の表示手段
22に表示させることもできる。この場合においても、
共用コンピュータ2から個人用コンピュータ3に対して
意味情報が送信されたものとする。これにより、要求者
は、ゲノム関連情報記録媒体24に記録したゲノム関連
情報28を用いて大腸ガンに対する罹患可能性を得るこ
とができる。
【0157】特に、図9に示したフローチャートに従え
ば、ゲノム関連情報記録媒体24に記録したゲノム関連
情報28を全て共用コンピュータ2に対して出力し、共
用コンピュータ2において要求者に提供する意味情報を
得ている。このため、図9に示したフローチャートに従
えば、個人用コンピュータ3と共用コンピュータ2との
間での情報の授受が比較的少ない回数で、要求者が意味
情報を得ることができる。したがって、この図9に示し
たフローチャートに従えば、個人用コンピュータ3の情
報処理能力が比較的低くても、十分に所望の意味情報を
得ることができるとともに、要求者にとっては非常に簡
便に意味情報を得ることができる。
【0158】以上、説明したように本システムによれ
ば、ゲノム関連情報記録媒体24及びメインDB14にお
いて、「多型番地」及びその「多型パターン」のみを規
格化しておけば、それ以外の特別なデータの規格化を必
要としないので、広範囲な産業に利用することができ
る。すなわち、物品或いはサービスを提供する側は、ゲ
ノム関連情報記録媒体24を用いた情報提供に際して、
多型パターンに対応する意味情報の規格化や、データ授
受処理方法等の統一した規格を必要とせず、様々な方式
で情報提供することができる。
【0159】さらにまた、本システムによれば、メイン
DB14をチェックすることで、第三者或いは第三者機関
は共用コンピュータ2に対する監視及び管理を容易に行
うことができる。したがって、本システムは、意味情報
を提供する側に対する例えば行政的な管理を行うことが
できるため、意味情報を提供する側の健全性及び倫理管
理を行うことができる。
【0160】一方、本情報処理システムにおいては、ゲ
ノム関連情報記録媒体からデータIIに含まれる情報を除
いたもの、すなわちデータI及び付加的にデータIII〜V
のみを有する記憶媒体を用いても良い。この場合、デー
タIIに含まれる情報は、通信回線網1を介して個人用コ
ンピュータ3と接続された外部のデータベース(ゲノム
関連情報記録媒体)に記録しておく。このようなシステ
ムの場合、例えば、上述したステップA10において、
通信回線網1を介して外部のデータベースにアクセス
し、命令された多型番地の多型パターンを読み出し、多
型番地と多型パターンとを関連づけてメモリー部26に
記録することができる。したがって、このようなシステ
ムであっても、図6及び図7に示したフローチャート、
図8に示したフローチャート及び図9に示したフローチ
ャートと同様に、要求者は意味情報を得ることができ
る。
【0161】さらに、本情報処理システムにおいては、
要求者がゲノム関連情報記録媒体24及び前記ゲノム関
連情報記録媒体からデータIIに含まれる情報を除いた記
録媒体のいずれも有さず、通信回線網1を介して個人用
コンピュータ3と接続したゲノム関連情報記録媒体24
を備えるものであっても良い。このようなシステムの場
合、要求者は、通信回線網1を介してゲノム関連情報記
録媒体24にアクセスし、ゲノム関連情報記録媒体24
に記録された「多型番地」及び「多型パターン」等の情
報を個人用コンピュータ3にダウンロードできる。な
お、この場合、ゲノム関連情報記録媒体24は、複数の
個人に関するゲノム関連情報を個人毎(「Gno.」毎)に
記録したものであっても良い。
【0162】さらにまた、本発明は、上述したような共
用コンピュータ2がメインDB14を有するような構成に
限定されず、例えば、共用コンピュータ2と通信回線網
1を介して接続されたメインDB14を備える情報処理シ
ステムにも適用される。この場合、共用コンピュータ2
は、図6及び図7に示したフローチャート、図8に示し
たフローチャート或いは図9に示したフローチャートに
おいて、メインDB14に対して通信回線網1を介してア
クセスする。この場合でも、本情報処理システムによれ
ば、図6及び図7に示したフローチャート、図8に示し
たフローチャート或いは図9に示したフローチャートに
従って要求者が所望の意味情報を得ることができる。
【0163】特に、この場合、共用コンピュータ2は、
異なる機関又は団体が有する複数のメインDB14に対し
て通信回線網1を介してアクセスし、これら複数のメイ
ンDB14に含まれる意味情報を使用して、要求者に対す
る情報提供を行うことが可能となる。すなわち、本情報
処理システムにおいては、図6及び図7に示したフロー
チャートにおけるステップA5で、図8に示したフロー
チャートにおけるステップB5で、或いは図9に示した
フローチャートにおけるステップC5で、共用コンピュ
ータ2が大腸がんの罹患可能性に関する情報を意味情報
として有する様々なメインDB14にアクセスする。これ
により、本情報処理システムによれば、要求者は、様々
なメインDB14に含まれる情報に基づいて、大腸がんの
罹患可能性に関する情報を得ることができる。
【0164】また、本システムは、図6及び図7に示し
たフローチャート、図8に示したフローチャート、或い
は図9に示したフローチャートにおいて、共用コンピュ
ータ2が、いわゆるエージェントに対して、少なくとも
個人用コンピュータ3から受け取った要求情報を送信
し、意味情報(本例においては、「大腸がんに関する罹
患可能性」)を、当該エージェントを介して得るもので
あってもよい。
【0165】2.第2の実施の形態 次に、本発明を適用した第2の実施の形態として、薬品
に対する応答性、物質に対する免疫性等の体質に応じた
薬剤を提供するための情報処理システムを説明する。本
実施の形態として説明する情報処理システムは、上述し
た第1の実施の形態における情報処理システムと同様な
構成及び用語については同じ名称、符号及び定義を使用
することによって、その構成、動作及び用語の説明を省
略する。なお、本実施の形態は、要求者の要求情報に応
じて物品(薬剤)を提供するシステムを説明するための
ものである。したがって、説明の都合上、単純なモデル
として説明する。本実施の形態では、特に、メインDB14
に図10に示すような意味情報(薬品タイプ)等が記録
されている。
【0166】薬剤を提供するための情報処理システム
は、例えば、図11及び図12に示すようなフローチャ
ートに従って利用者に対して最適な薬剤を提供すること
ができる。なお、図11及び図12に示すフローチャー
トにおいて、「(共)」と記載したステップは共用コン
ピュータ2における処理を意味し、「(個)」と記載し
たステップは個人用コンピュータ3における処理を意味
している。
【0167】先ず、ステップII-1(SII-1)では、要求
者が個人用コンピュータ3から通信回線網1を介して、
例えば製薬会社の共用コンピュータ2にアクセスする。
製薬会社の共用コンピュータ2としては、例えば、専用
のコンピュータであっても良いし、薬剤の注文、発注及
び発送情報を管理するコンピュータであっても良いし、
製薬プラントを制御して所望の薬剤に関する製造を管理
するコンピュータであっても良い。なお、共用コンピュ
ータ2としては、製薬会社に属するものに限らず、製薬
会社等の薬剤を提供する側に対して、提供すべき薬剤の
薬品タイプや薬剤の個数等の情報を提供する業者或いは
団体に属するものであっても良い。また、本例において
要求者としては、ゲノム関連情報記録媒体24を保有す
る個人や、ゲノム関連情報記録媒体24を保有する医療
機関、或いは、個人が保有するゲノム関連情報記録媒体
24を利用する医療機関等を例示することができる。
【0168】次に、ステップII-2(SII-2)では、共用
コンピュータ2において、要求者のアクセスに応じて処
理プログラム13を起動させ、画面メモリー12から
「テーラーメード大衆医薬品ポータル画面」を読み出
し、個人用コンピュータ3の表示手段22に表示する。
「テーラーメード大衆医薬品ポータル画面」としては、
例えば、図13に示すような画面イメージを例示するこ
とができる。
【0169】次に、ステップII-3(SII-3)では、要求
者が「テーラーメード大衆医薬品ポータル画面」の指示
に従ってゲノム関連情報記録媒体24を読取り装置25
に装着し、個人用コンピュータ3を用いてゲノム関連情
報記録媒体24にアクセスできるようにする。このと
き、要求者がゲノム関連情報記録媒体24の正規の利用
者であることの認証を行うことが好ましい。その後、ス
テップII-4(SII-4)において、要求者は、「テーラー
メード大衆医薬品ポータル画面」に表示されている「O
K」ボタンをクリックすることによって、本システムを
利用する意志を共用コンピュータ2に対して送信する。
【0170】次に、ステップII-5(SII-5)では、共用
コンピュータ2において処理プログラム13に従って、
画面メモリー12から「薬種メニュー」画面を読み出
し、個人用コンピュータ3の表示手段22に表示する。
「薬種メニュー」画面としては、例えば、図14に示す
ような画面イメージを例示することができる。
【0171】次に、ステップII-6(SII-6)では、要求
者が個人用コンピュータ3でアクセスした「薬種メニュ
ー」画面に従って、所望の薬種(薬剤)を選択する。次
に、ステップII-7(SII-7)では、個人用コンピュータ
3の読取り装置25がゲノム関連情報記録媒体24にア
クセスし、データIから「Gno.」を読み出す。そして、
ステップII-8(SII-8)では、ステップII-7で読み出し
た「Gno.」と、ステップII-6で選択した「薬種」(要求
情報)とを、通信回線網1を介して共用コンピュータ2
に対して送信する。
【0172】次に、ステップII-9(SII-9)では、共用
コンピュータ2で「Gno.」及び「薬種」を受信するとと
もに、「Gno.」及び「薬種」をメモリー部A10に保存
する。ところで、本例では、メインDB14に記録されて
いる意味情報に「公開レベル」が関連付けられている。
本例における「公開レベル」は、意味情報及び当該意味
情報に関連する情報を、それらを利用する側に開示すべ
きか否かを示している。具体的には、要求者が認証を受
けたものである場合に限り公開しても良いレベルを表す
「公開レベルA」と、要求者が認証を受けているか否か
に拘わらず、いかなる要求者に対しても公開して良いレ
ベルを表す「公開レベルB」と、いかなる要求者に対し
ても公開してはならないレベルを表す「公開禁止」と
が、意味情報に関連付けられて記録されている。また、
共用コンピュータ2は、例えばデータベース8の中に、
「認証を有する要求者に関する情報(例えば「要求者N
o.」)」を予め記録したデータベース(図示せず。以
下、「要求者情報データベース」)を有している。
【0173】要求者は、共用コンピュータ2に対して、
「Gno.」及び要求情報とともに、「要求者No.」を送
信する。要求者に対して、「公開レベルA」が関連付け
られた意味情報及び当該意味情報に関連する情報を用い
たサービスを提供しようとする場合には、共用コンピュ
ータ2は、前記「要求者情報データベース」にアクセス
し、受信した「要求者No.」に基づいて、要求者が、
認証を有するか否かを判定する。
【0174】判定の結果、要求者が認証を有する場合に
は、個人用コンピュータ3より受信した「Gno.」に
「公開レベルA」を関連付けてメモリー7に登録し、そ
の後のステップで、登録した「公開レベルA」に基づい
てメインDB14の「公開レベル」を検索することによっ
て、要求者に「公開レベルA」が関連付けられた意味情
報及び当該意味情報に関連する情報を用いたサービスを
提供する。一方、判定の結果、要求者が認証を有さない
場合には、直ちにステップを中止するか、もしくは受信
した「Gno.」に「公開レベルB」を関連付けてメモリ
ー7に登録し、その後のステップで、登録した「公開レ
ベルB」に基づいてメインDB14の「公開レベル」を検
索することによって、要求者に「公開レベルB」が関連
付けられた意味情報及び当該意味情報に関連する情報を
用いたサービスを提供する。以上のように、「公開レベ
ル」を使用することにより、意味情報及び当該意味情報
に関連する情報の開示が許容されているか否かを判別す
ることができる。
【0175】なお本例は、大衆薬を提供するシステムで
あり、要求者が予め認証を受ける必要のない不特定多数
の者であるため、本システムにおいては要求者が認証を
有するか否かの判定を行う必要がない。そのため、ステ
ップII-9では、要求情報(薬種)を受信するとともに、
「公開レベルB」が自動的に選択され、「Gno.」に関
連付けられてメモリー7に登録される。
【0176】次に、ステップII-10(SII-10)では、処
理プログラム13に従ってメインDB14にアクセスす
る。そして、ステップII-11(SII-11)において、処理
プログラム13は、メインDB14に含まれる多型番地の
うち、受信した「薬種」と一致し、且つ「公開レベル」
により公開が許容されているもの、すなわち「公開レベ
ルB」が設定されているものを選択する。このとき、メ
インDB14には、図10に示したように、所定の多型番
地に対して、「大分類」、「中分類」及び「小分類」が
関連づけられて記録されている。特に、これらのうち中
分類では薬種を分類している。このため、受信した「薬
種」に基づいて「中分類」を検索することによって、受
信した「薬種」と一致する多型番地を選択することがで
きる。ところで、ステップII-5における「薬種メニュ
ー」の中に例えば、大衆薬に加えて「公開レベルA」の
認証を受けた者のみに提供される処方薬も選択肢として
ある場合、もし仮に、「公開レベルA」の認証を受けて
いない要求者が大衆薬と処方薬の両方について要求した
場合には、メインDB14の公開レベルに基づき、処方薬
の要求は拒絶され、ステップII-11において、大衆薬に
関わる多型番地のみ選択される。
【0177】次に、ステップII-12(SII-12)では、選
択した「多型番地」、「薬種」及び「Gno.」をメモリー
部B11に記録する。このとき、本システムでは、ステ
ップII-13(SII-13)において、メモリー部B11に記
録された「多型番地」(位置情報)に対して、所定の規
則等に従って「匿名多型番地」(二次位置情報)を設定
し、メモリー部B11中の「多型番地」にリンクさせて
「匿名多型番地」をメモリー部B11に記録する。この
「匿名多型番地」とは、「多型番地」が塩基配列におけ
る多型パターンの位置を直接表しているのに対して、ス
テップII-11で選択した「多型番地」のみにリンクされ
ており、塩基配列における多型パターンの位置を直接表
すものではない。言い換えると、「匿名多型番地」は、
ステップII-11で選択された「多型番地」に対して、例
えば、通し番号やアルファベット記号、乱数等を割り振
ることによって設定されるものである。
【0178】次に、ステップII-14(SII-14)では、処
理プログラム13に従って、要求者に対して多型パター
ンの提出に関する同意の確認(インフォームド・コンセ
ント、以下「IC」と略称する)を要求する。具体的にス
テップII-14(SII-14)では、処理プログラム13に従
って、画面メモリー12から「個別IC確認入力画面」を
読み出し、受信した「薬種」に関する情報を組み込んで
個人用コンピュータ3の表示手段22に表示する。「個
別IC確認入力画面」としては、例えば、図15に示すよ
うな画面イメージを例示することができる。
【0179】次に、ステップII-15(SII-15)では、要
求者が個人用コンピュータ3の表示手段22に表示した
「個別IC確認入力画面」に従って、多型パターンの提出
に関する同意を入力する。これにより、要求者は、多型
パターンの提出について同意したこととなる。
【0180】次に、ステップII-16(SII-16)では、ゲ
ノム関連情報記録媒体24のデータIにアクセスして「G
no.」を読み出す。そして、ステップII-17(SII-17)で
は、読み出した「Gno.」及びステップII-15で入力した
「個別IC確認」を共用コンピュータ2に対して送信す
る。
【0181】次に、ステップII-18(SII-18)では、個
人用コンピュータ3から送信された「Gno.」及び「個別
IC確認」を共用コンピュータ2で受信するとともに、受
信した「個別IC確認」をメモリー部A10に保存する。
「個別IC確認」を保存する際には、メモリー部A10に
保存されたデータのなかで、受信した「Gno.」と一致す
る「Gno.」に「個別IC確認」を関連づける。
【0182】次に、ステップII-19(SII-19)では、ス
テップII-12及びII-13で保存した「多型番地」及び「匿
名多型番地」をメモリー部B11から読み出す。そし
て、ステップII-20(SII-20)では、読み出した「多型
番地」と「匿名多型番地」とを関連付けて個人用コンピ
ュータ3に対して送信するとともに、当該「多型番地」
に対応する多型パターン及び当該多型パターンに関連付
けた「匿名多型番地」の提出を命令する命令情報を個人
用コンピュータ3に対して出力する。
【0183】次に、ステップII-21(SII-21)では、共
用コンピュータ2から送信された「多型番地」及び「匿
名多型番地」並びに命令情報を受信するとともに、処理
プログラム27に従ってゲノム関連情報記録媒体24に
アクセスする。そして、ステップII-22(SII-22)で
は、処理プログラム27がゲノム関連情報28のデータ
IIの中から、命令情報で要求している多型番地及び当該
多型番地に対応する多型パターンを抽出して読み出すと
ともに、データIから「Gno.」を読み出す。
【0184】次に、ステップII-23(SII-23)では、読
み出した多型パターンと、当該多型パターンの多型番地
に対して設定された匿名多型番地とを関連付け、「Gn
o.」とともに個人用コンピュータ3から共用コンピュー
タ2に対して送信する。すなわち、ステップII-23で
は、個人用コンピュータ3から、匿名多型番地と多型パ
ターンとGno.とを共用コンピュータ2に対して通信回線
網1を介して送信する。このとき、個人用コンピュータ
3からは、多型番地と多型パターンとを関連づけて送信
していない。また、匿名多型番地は、多型パターンの塩
基配列における位置を直接表していない。したがって、
ステップII-23で送信した内容が不測の事態で外部に漏
洩したとしても、多型パターンの塩基配列における位置
を判別することができない。
【0185】次に、ステップII-24(SII-24)では、個
人用コンピュータ3から送信された匿名多型番地及び当
該匿名多型番地と関連づけられた多型パターン並びに
「Gno.」を受信し、受信した多型パターンをメモリー部
B11に保存する。「多型パターン」を保存する際に
は、メモリー部B11に保存されたデータのなかで、受
信した「Gno.」及び「匿名多型番地」と一致する「Gn
o.」及び「匿名多型番地」に「多型パターン」を関連づ
ける。ステップII-24により、メモリー部B11には、
「Gno.」、「多型番地」、多型番地毎に設定された「匿
名多型番地」及び「多型パターン」が関連付けられた状
態で記録されることとなる。
【0186】次に、ステップII-25(SII-25)では、処
理プログラム13に従ってメインDB14にアクセスす
る。そして、ステップII-26(SII-26)では、メモリー
部B11に保存された「中分類(薬種)」、「多型番
地」及びその「多型パターン」に基づいてメインDB14
を検索し、一致した多型パターンに関連づけられた「薬
品タイプ」(図10参照)を読み出す。ここで「薬品タ
イプ」とは、図10に示したように「中分類」で分類さ
れた薬種において、所定の多型パターンを有する個人に
とって好適な成分や用量等の情報を意味する意味情報で
ある。なお、一つの多型パターンに対して複数の意味情
報が関連づけられている場合、それぞれの意味情報を読
み出す。
【0187】次に、ステップII-27(SII-27)では、処
理プログラム13に従って、得られた「薬品タイプ」を
メモリー部B11に保存する。次に、ステップII-28(S
II-28)では、処理プログラム13に従って、メモリー
部B11から「薬種」及び「薬品タイプ」を読み出す。
そして、ステップII-29(SII-29)では、処理プログラ
ム13に従って、読み出した「薬種」及び「薬品タイ
プ」に対応した「確認画面」を画面メモリー12より読
み出し、個人用コンピュータ3の表示手段22に表示す
る。「確認画面」としては、例えば、図16に示すよう
な画面イメージを例示することができる。
【0188】次に、ステップII-30(SII-30)では、要
求者が「確認画面」における「薬名」及び「薬品タイ
プ」等を確認した上で個人用コンピュータ3の「確認画
面」における「注文画面」ボタンをクリックすることに
よって、画面メモリー12より「注文画面」(図示せ
ず)を読み出し注文情報を入力する。ここで、注文情報
としては、要求者個人を特定する情報や、注文画面に表
示された薬品タイプの薬名についての数量、受取方法及
び支払い方法等が含まれる。
【0189】次に、ステップII-31(SII-31)では、処
理プログラム27に従って、ゲノム関連情報記録媒体2
4にアクセスし、ゲノム関連情報28のデータIから「G
no.」を読み出す。そして、ステップII-32(SII-32)で
は、処理プログラム27に従って、読み出した「Gno.」
及びステップII-30で入力した注文情報を共用コンピュ
ータ2に対して送信する。
【0190】次に、ステップII-33(SII-33)では、個
人用コンピュータ3から送信された「Gno.」及び「注文
情報」を共用コンピュータ2で受信し、当該注文情報を
メモリー部A10に保存する。注文情報を保存する際に
は、メモリー部A10に保存されたデータのなかで、受
信した「Gno.」と一致する「Gno.」に「注文情報」を関
連づける。
【0191】次に、ステップII-34(SII-34)では、処
理プログラム13に従って、画面メモリー12から「注
文請け確認画面」(図示せず)を読み出し、「注文請け
確認画面」を個人用コンピュータ3の表示手段22に表
示する。その後、ステップII-35(SII-35)では、要求
者が「注文請け確認画面」の指示に従って注文内容を確
認する。以上の工程によって、要求者は、ゲノム関連情
報記録媒体24を保有する個人に好適な薬剤の注文を完
了する。
【0192】一方、ステップII-36(SII-36)では、メ
モリー部A10に保存された注文情報から「薬名(意味
情報に関連する情報)」、「薬品タイプ(意味情報)」
及び「数量」等の必須の情報を抽出し、製薬プラントや
物流センター等の薬剤を提供する側(意味情報及び当該
意味情報に関連する情報を利用する側)に送信する。必
須の情報とは、要求者が要求した薬剤を製造又は配送す
るに際して必要な情報である。また、薬剤を提供する側
とは、「薬名」及び「薬品タイプ」から薬品成分及び成
分比等を調節して要求者に適した薬剤を製造するもの、
或いは、様々な薬品成分及び成分比等で予め製造された
複数種類の薬剤から「薬名」及び「薬品タイプ」に基づ
いて選択して提供するものを含む意味である。以上の工
程によって、薬剤を提供する側は、ゲノム関連情報記録
媒体24を保有する個人に好適な薬剤の製造又は配送を
行う。
【0193】なお、共用コンピュータ2においては、最
終的にステップII-37(SII-37)に進む。ステップII-37
では、メモリー部A10及びメモリー部B11に保存さ
れた内容をそれぞれ保管用DB−A15及び保管用DB
−B16に保管した後、これらメモリー部A10及びメ
モリー部B11に保存された内容を消去する。なお、こ
のとき、メモリー部B11に保存された内容のうち「匿
名多型番地」を削除しておくことが好ましい。
【0194】また、ステップII-34及びステップII-35
は、要求者の注文を最終的に確認する工程であるため、
本システムにおいて必須な工程ではない。すなわち、本
システムは、ステップII-33の後にステップII-36に進む
ようなフローであっても良い。この場合、要求者は、ス
テップII-32にてゲノム関連情報記録媒体24を保有す
る個人に好適な薬剤の注文を完了する。
【0195】以上、図11及び図12に示したようなフ
ローチャートに従えば、個人の多型パターンを多型番地
と関連づけて記録したゲノム関連情報28を用いること
によって、メインDB14に記録された意味情報すなわち
「薬品タイプ」に関する情報を利用することができる。
これにより、本システムによれば、ゲノム関連情報記録
媒体24を保有する個人における薬品に対する応答性や
物質に対する免疫性等の体質に応じて、当該個人にとっ
て好適な薬剤を得ることができる。
【0196】特に、意味情報は、上述したように、その
種類が増加するとともに訂正が行われるため、メインDB
14を更新することによってより精度が高く、且つ、幅広
い情報を含むものとなる。本システムによれば、このよ
うな意味情報の増加及び訂正等に追従してメインDB14を
更新することによって、個人が最新の意味情報を利用す
ることができる。
【0197】また、図11及び図12に示したようなフ
ローチャートに従えば、メインDB14に予め記録された
公開レベルを用いて、意味情報及び当該意味情報に関連
する情報のうちで開示できる範囲を要求者に応じて限定
することができる。これにより、本システムによれば、
機密性の高い意味情報及び当該意味情報に関連する情報
を、それらの利用が許容されていない要求者の要求に対
して開示することを防止することができる。したがっ
て、公開レベルを用いることによって、法律、規則又は
自らの行動基準等を遵守することができる。
【0198】さらに、図11及び図12に示したような
フローチャートでは、ステップII-23において、個人用
コンピュータ3から通信回線網1を介して共用コンピュ
ータ2に対して、匿名多型番地及び多型パターンを送信
している。このため、本システムでは、ステップII-23
において送信した情報が不測の事態で外部に漏洩した場
合でも当該情報に含まれる多型パターンの塩基配列にお
ける位置を判別できない。換言すると、本システムで匿
名多型番地を用いることによって、高度な暗号化技術を
利用することなく個人情報の漏洩を防止することができ
る。したがって、本システムにおいては、ステップII-2
3で送信した情報を他人が利用できず、個人情報の隠匿
性が向上している。さらに、ステップII-23で情報を送
信するに際して、当該情報を通常行われている方式で暗
号化した場合には、より隠匿性を向上させることができ
る。
【0199】さらにまた、図11及び図12に示したよ
うなフローチャートに従えば、メモリー部A10には、
図17に示すように、「Gno.」、「要求薬種」、「IC確
認」及び「注文情報」が保存され、メモリー部B11に
は、図18に示すように、「Gno.」、「要求薬種」、
「多型番地」、「匿名多型番地」、「多型パターン」及
び「薬品タイプ」が保存されることになる。このよう
に、要求者個人を特定する情報を含んだ「注文情報」を
保存するメモリー部A10と、要求者個人の遺伝情報で
ある「多型パターン」を保存するメモリー部B11とを
分割することによって、要求者個人を特定する情報と要
求者個人の遺伝情報とをリンクさせ難くなる。これによ
り、特定の「多型パターン」と「注文情報」に記載され
た個人を特定する情報との関係を隠匿化することができ
る。なお、これら特定の「多型パターン」と「注文情
報」とは、「Gno.」を介してリンクしており、必要に応
じて関連づけることができる。
【0200】本システムにおいては、更にこれらメモリ
ー部A10に保存された情報とメモリー部B11に保存
された情報とを、それぞれ保管用DB−A15及び保管
用DB−B16に分けて保管する。このため、本システ
ムによれば、要求者の「注文情報」と「多型番地」及び
「多型パターン」とを長期にわたって保管する場合に
も、「注文情報」に記載された個人を特定する情報と
「多型番地」及び「多型パターン」との関係を隠匿化す
ることができる。したがって、この場合には、情報漏洩
に対する安全性をより高めることができる。
【0201】さらにまた、本システムでは、ステップII
-36において、製薬プラントや物流センター等の薬剤を
提供する側に情報を送信する場合、当該情報に「Gno.」
を含ませず、図19に示すような「注文No」、「薬
名」、「薬品タイプ」、「錠数」及び「箱数」等の情報
とすることが好ましい。この場合、薬剤を提供する側に
送信した情報に「Gno.」が含まれていないため、当該情
報から「Gno.」を特定することができず、当該「Gno.」
に対応するゲノム関連情報記録媒体24を保有する個人
を特定することができない。したがって、この場合に
は、個人の「多型パターン」と「注文情報」とを確実に
隠匿化することができ、情報漏洩に対する安全性をより
高めることができる。
【0202】なお、上述した例では、ゲノム関連情報2
8に含まれる多型番地及び多型パターンを用いて個人に
好適な薬剤を提供するための情報処理システムを説明し
たが、本システムは薬剤に限定されず、食品や化粧品、
或いは生体関連物質等の物品の提供にも応用することが
できる。この場合、多型パターンを意味づける意味情報
及び意味情報に関連する情報として、物質に対する免疫
性や薬品応答性等を指標として食品や化粧品、或いは生
体関連物質等の物品に含まれる物質のタイプ等を選択す
る。そして、選択された物質のタイプ等に従って物品を
製造或いは選択することにより個人に好適な物品を提供
することができる。
【0203】特に、本システムは、ゲノム関連情報記録
媒体24及びメインDB14において、「多型番地」及び
その「多型パターン」のみを規格化しておけば、それ以
外の特別なデータの規格化を必要としないので、広範囲
な産業に利用することができる。すなわち、物品或いは
サービスを提供する側は、ゲノム関連情報記録媒体24
を用いた情報提供に際して、多型パターンに対応する意
味情報の規格化や、データ授受処理方法等の統一した規
格を必要とせず、様々な方式で情報提供することができ
る。
【0204】さらにまた、本システムによれば、メイン
DB14をチェックすることで、第三者或いは第三者機関
が共用コンピュータ2に対する監視及び管理を容易に行
うことができる。したがって、本システムは、意味情報
を提供する側に対する例えば行政的な管理を行うことが
できるため、意味情報を提供する側の健全性及び倫理管
理を行うことができる。
【0205】3.第3の実施の形態 次に、本発明を適用した第3の実施の形態として、所定
の疾患に対する罹患可能性に応じて、個人に好適な健康
診断検査項目を提供する情報処理システムを説明する。
本実施の形態として説明する情報処理システムは、上述
した第1の実施の形態及び第2の実施の形態における情
報処理システムと同様な構成及び用語については同じ名
称、符号及び定義を使用することによって、その構成、
動作及び用語の説明を省略する。なお、本実施の形態
は、要求者の要求情報に応じて健康診断検査項目を提供
するシステムを説明するためのものである。したがっ
て、説明の都合上、単純なモデルとして説明する。
【0206】本実施の形態では、特に、メインDB14に
図20に示すような意味情報等が記録されている。本実
施の形態におけるメインDB14には、多型パターンを意
味づける意味情報が「多型パターンに対する注釈情報」
として、所定の多型番地の多型パターンに関連づけられ
ている。この「多型パターンに対する注釈情報」には、
「小分類」に分類された疾患に対する罹患可能性が高い
「5」から当該罹患可能性が低い「1」までの5段階の
値が設定されている。また、所定の多型番地の多型パタ
ーンを他の多型番地の多型パターンと組み合わせること
によって所定の疾患に対する罹患可能性を示す場合、
「多型パターンに対する注釈情報」には、当該所定の多
型番地に「Z」値が設定され、当該他の多型番地に
「Y」値が設定される。
【0207】また、本例では、「多型パターンに対する
注釈情報」に「Z」値が設定された多型番地と、当該多
型番地と組み合わされる「Y」値が設定された多型番地
との対応関係を示す、図21に示すようなリンク用DB3
0を利用する。リンク用DB30においては、「Z」値が
設定された多型番地(図21において、「Z多型番地」
と記載する)が取りうる多型パターン(図21におい
て、「Zパターン」と記載する)と、その「Z多型番
地」と組み合わされる「Y」値が設定された多型番地
(図21において、「Y多型番地」と記載する)が取り
うる多型パターン(図21において、「Yパターン」と
記載する)とが関連づけられている。また、リンク用DB
30では、「Zパターン」と「Yパターン」との組み合
わせに対して罹患可能性を関連づけている。なお、リン
ク用DB30は、共用コンピュータ2のデータベース8内
に格納されていてもよいし、或いは、共用コンピュータ
2の外部にあっても良い。
【0208】なお、本例で示したメインDB14は、例え
ば、公的な機関或いは団体が管理しているものであって
もよく、この場合には例えば大分類で「薬剤応答性」や
「薬剤副作用」に分類された、健康診断検査項目を選定
する際に直接必要でない情報も含まれている。
【0209】一方、本例では、図22に示すような多型
番地及び多型パターンが記録されているゲノム関連情報
記録媒体24を例示して説明する。図22においては、
図20のメインDB14にて例示している多型番地に対応
した多型番地及びその多型パターンが例示されている。
【0210】健康診断検査項目を提供する情報処理シス
テムは、例えば、図23及び図24に示すようなフロー
チャートに従って利用者に対して最適な健康診断検査を
提供することができる。なお、図23及び図24に示す
フローチャートにおいて、「(共)」と記載したステッ
プは共用コンピュータ2における処理を意味し、
「(個)」と記載したステップは個人用コンピュータ3
における処理を意味している。
【0211】先ず、ステップIII-1(SIII-1)では、要
求者が個人用コンピュータ3から通信回線網1を介し
て、例えば、健康診断センター(以下「健診センタ
ー」)の共用コンピュータ2にアクセスする。このと
き、要求者としては、ゲノム関連情報記録媒体24を保
有する個人や、ゲノム関連情報記録媒体24を保有する
医療機関、或いは、個人が保有するゲノム関連情報記録
媒体24を利用する医療機関等を例示することができ
る。
【0212】なお、個人がゲノム関連情報記録媒体24
を保有する場合、ゲノム関連情報記録媒体24としては
例えばカード式のものを例示することができ、当該個人
又は当該個人のゲノム関連情報記録媒体24を利用する
医療機関等が要求者となって本システムを利用する。一
方、医療機関がゲノム関連情報記録媒体24を保有する
場合、ゲノム関連情報記録媒体24としては例えば複数
の個人に関する複数のゲノム関連情報28が記録されて
いるデータベース式のものを例示することができ、当該
医療機関が要求者となって本システムを利用する。
【0213】本例は、個人がゲノム関連情報記録媒体2
4を保有し、当該個人が健康診断の受診者となり、当該
受診者に対して健康診断を実施する医療機関が要求者と
なる例である。したがって、以下の説明において、個人
用コンピュータ3は医療機関に属するものである。
【0214】なお、共用コンピュータ2は、健診センタ
ーが有するコンピュータに限らず、健康診断検査項目情
報を要求する側に対して、所望の健康診断検査項目情報
及びそれに関連する情報を提供する業者或いは団体が有
するコンピュータであっても良い。
【0215】次に、ステップIII-2(SIII-2)では、共
用コンピュータ2において、要求者のアクセスに応じて
処理プログラム13を起動させ、画面メモリー12から
「健診ポータル画面」を読み出し、個人用コンピュータ
3の表示手段22に表示する。「健診ポータル画面」と
しては、例えば、図25に示すような画面イメージを例
示することができる。
【0216】次に、ステップIII-3(SIII-3)では、要
求者が「健診ポータル画面」の指示に従ってゲノム関連
情報記録媒体24を読取り装置25に装着し、個人用コ
ンピュータ3を用いてゲノム関連情報記録媒体24にア
クセスできるようにする。このとき、要求者がゲノム関
連情報記録媒体24の正規の利用者であることの認証を
行うことが好ましい。その後、ステップIII-4(SIII-
4)において、要求者は、「健診ポータル画面」に表示
されている「OK」ボタンをクリックすることによって、
本システムを利用する意志を共用コンピュータ2に対し
て送信する。
【0217】次に、ステップIII-5(SIII-5)では、共
用コンピュータ2において処理プログラム13に従っ
て、画面メモリー12から「健診コースメニュー」画面
を読み出し、個人用コンピュータ3の表示手段22に表
示する。「健診コースメニュー」画面としては、例え
ば、図26に示すような画面イメージを例示することが
できる。
【0218】次に、ステップIII-6(SIII-6)では、要
求者が受診者の意向に基づき個人用コンピュータ3でア
クセスした「健診コースメニュー」画面に従って、受診
者の所望の健診コースを選択する。本例では、健診コー
スのなかで「おまかせ健診コース」を選択した場合につ
いて説明する。「おまかせ健診コース」とは、各コース
に共通した検査項目と、受診者の体質等に応じて選択し
た固有の検査項目、すなわち受診者の所定の疾患に対す
る羅患可能性が高い場合に選択される検査項目とを組み
合わせて健康診断を行うコースである。
【0219】なお、共用コンピュータ2では、予め健康
診断で使われる一通りの検査項目をデータベースとして
蓄積した「健診テーブル」を有している。この「健診テ
ーブル」は、例えば、図27に示すように、「大分
類」、「中分類」及び「小分類」と、検査方法及び検査
を受ける者の事前準備等に関する情報とが関連づけられ
ている。「大分類」では、罹患可能性の高低に拘わらず
全ての健診コースに共通した検査項目を「基本」として
分類し、罹患可能性が高い場合に選択される検査項目を
「罹患可能性」として分類している。但し、「基本」の
検査項目であっても、健康診断前に予め罹患可能性を判
定しておくことが健康診断後の生活改善指導の上で望ま
しい場合には、「罹患可能性」の分類にも記載されてい
る。なお、健診テーブルの「大分類」における「罹患可
能性」は、メインDB14の「大分類」における「罹患可
能性」に対応している。また、健診テーブルの「中分
類」及び「小分類」は、メインDB14の「中分類」及び
「小分類」に対応している。
【0220】次に、ステップIII-7(SIII-7)では、個
人用コンピュータ3の読取り装置25がゲノム関連情報
記録媒体24にアクセスし、データIから「Gno.」を読
み出す。そして、ステップIII-8(SIII-8)では、ステ
ップIII-7で読み出した「Gno.」と、ステップIII-6で選
択した「健診コース(おまかせ健診コース)」(要求情
報)とを、通信回線網1を介して共用コンピュータ2に
対して送信する。
【0221】次に、ステップIII-9(SIII-9)では、共
用コンピュータ2で「Gno.」及び「健診コース」を受信
するとともに、「Gno.」及び「健診コース」をメモリー
部A10に保存する。ところで、本例では、メインDB1
4に記録されている意味情報に「公開レベル」が関連付
けられている。本例における「公開レベル」は、意味情
報及び当該意味情報に関連する情報を、それらを利用す
る側に開示すべきか否かを示している。具体的には、要
求者が認証を受けたものである場合に限り公開しても良
いレベルを表す「公開レベルA」と、要求者が認証を受
けていか否かに拘わらず、いかなる要求者に対しても公
開して良いレベルを表す「公開レベルB」と、いかなる
要求者に対しても公開してはならないレベルを表す「公
開禁止」(図20には表示せず)とが、意味情報に関連
付けられて記録されている。また、共用コンピュータ2
は、例えばデータベース8の中に、「認証を有する要求
者に関する情報(例えば「要求者No.」)」を予め記
録したデータベース(図示せず。以下、「要求者情報デ
ータベース」)を有している。
【0222】要求者は、共用コンピュータ2に対して、
「Gno.」及び要求情報とともに、「要求者No.」を送
信する。要求者に対して、「公開レベルA」が関連付け
られた意味情報及び当該意味情報に関連する情報を用い
たサービスを提供しようとする場合には、共用コンピュ
ータ2は、前記「要求者情報データベース」にアクセス
し、受信した「要求者No.」に基づいて、要求者が、
認証を有するか否かを判定する。
【0223】判定の結果、要求者が認証を有する場合に
は、個人用コンピュータ3より受信した「Gno.」に
「公開レベルA」を関連付けてメモリー7に登録し、そ
の後のステップで、登録した「公開レベルA」に基づい
てメインDB14の「公開レベル」を検索することによっ
て、要求者に「公開レベルA」が関連付けられた意味情
報及び当該意味情報に関連する情報を用いたサービスを
提供する。一方、判定の結果、要求者が認証を有さない
場合には、直ちにステップを中止するか、もしくは受信
した「Gno.」に「公開レベルB」を関連付けてメモリ
ー7に登録し、その後のステップで、登録した「公開レ
ベルB」に基づいてメインDB14の「公開レベル」を検
索することによって、要求者に「公開レベルB」が関連
付けられた意味情報及び当該意味情報に関連する情報を
用いたサービスを提供する。以上のように、「公開レベ
ル」を使用することにより、意味情報及び当該意味情報
に関連する情報の開示が許容されているか否かを判別す
ることができる。
【0224】なお本例は、受診者が不特定多数の人であ
る健康診断検査項目を提供するシステムであり、要求者
が予め認証を受ける必要がないため、本システムにおい
ては要求者が認証を有するか否かの判定を行う必要がな
い。そのため、ステップIII-9では、要求情報(健診コ
ース)を受信するとともに、「公開レベルB」が自動的
に選択され、「Gno.」に関連付けられてメモリー7に
登録される。なお、「公開レベルA」が選択される場合
としては、例えば、要求者が認証を受けた医療機関等で
あり、患者の治療において必要な全ての情報(罹患可能
性、薬剤応答性等)を得たい場合を挙げることができ
る。
【0225】次に、ステップIII-10(SIII-10)では、
処理プログラム13に従ってメインDB14にアクセスす
る。そして、ステップIII-11(SIII-11)において、処
理プログラム13は、メインDB14から、「大分類」で
「罹患可能性」として分類され、且つ、「公開レベル
B」が設定されているものを選択し、その「多型番
地」、「中分類」及び「小分類」を読み出す。すなわ
ち、ステップIII-9で要求情報として「おまかせ健診コ
ース」を受信したので、受診者の所定の疾患に対する罹
患可能性の高低を予め判定した上で健康診断検査項目を
選定する必要があり、その要求情報に応えるために、メ
インDB14の大分類で「罹患可能性」と分類されたもの
(意味情報に「罹患可能性」を有するもの)を選択し、
それに対応する「多型番地」を読み出している。つまり
要求情報に応じた「多型番地」を読み出している。
【0226】次に、ステップIII-12(SIII-12)では、
要求情報に応じて読み出した「多型番地」、「中分
類」、「小分類」及び「Gno.」をメモリー部B11に記
録する。このとき、本システムでは、ステップIII-13
(SIII-13)において、メモリー部B11に記録された
「多型番地」に対して「匿名多型番地」を設定し、メモ
リー部B11中の「多型番地」にリンクさせて「匿名多
型番地」をメモリー部B11に記録する。この「匿名多
型番地」は、第2の実施の形態において説明した「匿名
多型番地」と同様の概念である。
【0227】次に、ステップIII-14(SIII-14)では、
処理プログラム13に従って、要求者に対してゲノム関
連情報28の提出と意味情報及び当該意味情報に関連す
る情報の内容に関する同意の確認(インフォームド・コ
ンセント、以下「IC」と略称する)を要求する。具体的
にステップIII-14では、処理プログラム13に従って、
画面メモリー12から「個別IC確認入力画面」を読み出
し、受信した「健診コース」に関する情報を組み込んで
個人用コンピュータ3の表示手段22に表示する。「個
別IC確認入力画面」としては、例えば、図28に示すよ
うな画面イメージを例示することができる。
【0228】次に、ステップIII-15(SIII-15)では、
要求者が個人用コンピュータ3の表示手段22に表示さ
れた「個別IC確認入力画面」に従って、受診者に対して
多型パターンの提出と意味情報及び当該意味情報に関連
する情報の内容に関する同意を得て、受診者が同意した
旨を入力する。これにより、受診者は、多型パターンの
提出と意味情報及び当該意味情報に関連する情報の内容
について同意したこととなる。なお、ステップIII-15で
行った受診者に対する多型パターンの提出と意味情報及
び当該意味情報に関連する情報の内容に関する同意は、
ステップIII-2における「健診ポータル」画面又はステ
ップIII-5における「健診コースメニュー」画面を用い
て行っても良い。
【0229】次に、ステップIII-16(SIII-16)では、
要求者がゲノム関連情報記録媒体24のデータIにアク
セスして「Gno.」を読み出す。そして、ステップIII-17
(SIII-17)では、読み出した「Gno.」及びステップIII
-15で入力した「個別IC確認」を共用コンピュータ2に
対して送信する。
【0230】次に、ステップIII-18(SIII-18)では、
個人用コンピュータ3から送信された「Gno.」及び「個
別IC確認」を共用コンピュータ2で受信するとともに、
受信した「個別IC確認」をメモリー部A10に保存す
る。「個別IC確認」を保存する際には、メモリー部A1
0に保存されたデータのなかで、受信した「Gno.」と一
致する「Gno.」に「個別IC確認」を関連づける。
【0231】次に、ステップIII-19(SIII-19)では、
ステップIII-12及びIII-13で保存した「多型番地」及び
「匿名多型番地」をメモリー部B11から読み出す。そ
して、ステップIII-20(SIII-20)では、読み出した
「多型番地」と「匿名多型番地」とを関連付けて個人用
コンピュータ3に対して送信するとともに、当該「多型
番地」に対応する多型パターン及び当該多型パターンに
関連付けた「匿名多型番地」の提出を命令する命令情報
を個人用コンピュータ3に対して出力する。
【0232】次に、ステップIII-21(SIII-21)では、
共用コンピュータ2から送信された「多型番地」及び
「匿名多型番地」並びに命令情報を受信するとともに、
当該命令情報に従ってゲノム関連情報記録媒体24にア
クセスする。このとき、受信した「多型番地」及び「匿
名多型番地」をメモリー部26に保存する。そして、ス
テップIII-22(SIII-22)では、命令情報に従って処理
プログラム27がゲノム関連情報28のデータIIの中か
ら要求された多型番地及び当該多型番地に対応する多型
パターンを抽出して読み出すとともに、データIから「G
no.」を読み出す。
【0233】次に、ステップIII-23(SIII-23)では、
ステップIII-22で読み出した多型パターンと当該多型パ
ターンに対応する多型番地に対応する匿名多型番地とを
関連付けて「Gno.」とともに、個人用コンピュータ3か
ら共用コンピュータ2に対して送信する。このとき、個
人用コンピュータ3からは、多型パターン及び当該多型
パターンに関連づけた匿名多型番地を送信しており、多
型パターンに関連づけた多型番地を送信していない。匿
名多型番地が多型パターンの塩基配列における位置を直
接表していないため、ステップIII-23で送信した内容が
不測の事態で外部に漏洩したとしても、多型パターンの
塩基配列における位置を判別することができない。
【0234】次に、ステップIII-24(SIII-24)では、
個人用コンピュータ3から送信された匿名多型番地及び
当該匿名多型番地と関連づけられた多型パターン並びに
「Gno.」を受信し、受信した多型パターンをメモリー部
B11に保存する。「多型パターン」を保存する際に
は、メモリー部B11に保存されたデータのなかで、受
信した「Gno.」及び「匿名多型番地」と一致する「Gn
o.」及び「匿名多型番地」に「多型パターン」を関連づ
ける。
【0235】次に、ステップIII-25(SIII-25)では、
処理プログラム13に従ってメインDB14にアクセスす
る。そして、ステップIII-26(SIII-26)では、メモリ
ー部B11に保存された「中分類」、「小分類」、「多
型番地」及びその「多型パターン」に基づいてメインDB
14を検索し、一致した多型パターンに関連づけられた
「多型パターンに対する注釈情報」(図20参照)を読
み出す。ここで「多型パターンに対する注釈情報」と
は、図20に示したように「中分類」及び「小分類」で
分類された疾患に対する罹患可能性を意味する意味情報
である。なお、一つの多型パターンに対して複数の意味
情報が関連づけられている場合、それぞれの意味情報を
読み出す。
【0236】本実施の形態における「多型パターンに対
する注釈情報」には、罹患可能性を示す5段階の値と、
所定の多型番地の多型パターンを他の多型番地の多型パ
ターンと組み合わせることによって所定の疾患に対する
罹患可能性を示す「Z」値と、当該他の多型番地を意味
する「Y」値とが含まれる。
【0237】そして、ステップIII-26において、読み出
した「多型パターンに対する注釈情報」が「Z」値であ
る場合には、処理プログラム13は、図21に示したリ
ンク用DB30にアクセスする。処理プログラム13は、
先ず、「Z」値と関連づけられた「多型番地」及び「多
型パターン」に基づいてリンク用DB30を検索し、当該
「多型番地」と組み合わされる他の多型番地(Y多型番
地)を選択する。次に、選択したY多型番地に基づい
て、メモリー部B11から当該Y多型番地の多型パター
ン(Yパターン)を読み出す。次に、読み出したY多型
番地のYパターンに基づいてリンク用DB30を検索し、
上記Z多型番地のZパターンと当該Y多型番地のYパタ
ーンとが一致する組み合わせを選択する。そして、リン
ク用DB30から、選択した組み合わせに関連づけられた
罹患可能性を読み出す。
【0238】次に、ステップIII-27(SIII-27)では、
処理プログラム13に従って、得られた「多型パターン
に対する注釈情報」、すなわち罹患可能性を「多型パタ
ーン」に関連づけてメモリー部B11に保存する。これ
により、メモリー部B11は、図29に示すように、
「中分類」及び「小分類」に対して「多型パターンに対
する注釈情報」が関連づけられることになる。すなわ
ち、例えば、「中分類」及び「小分類」で示される疾患
に対する罹患可能性が関連づけられることになる。な
お、メモリー部A10は、図30に示すように、「Gn
o.」、「健診コース名」及び「IC確認」が関連づけられ
て保存されている。
【0239】次に、ステップIII-28(SIII-28)では、
処理プログラム13に従って、メモリー部B11に保存
された「中分類」、「小分類」及び「多型パターンに対
する注釈情報」のうち罹患可能性がある一定水準を越え
たものを読み出す。例えば、「多型パターンに対する注
釈情報」の罹患可能性が5段階の「4」以上である「中
分類」、「小分類」を読み出す。
【0240】次に、ステップIII-29(SIII-29)では、
読み出した「中分類」及び「小分類」に基づいて、健診
テーブル(図27)を検索し、読み出した「中分類」及
び「小分類」と一致するものを選択する。そして、ステ
ップIII-30(SIII-30)では、健診テーブルから必要事
項を抽出する。具体的には、ステップIII-29で選択した
「中分類」及び「小分類」の検査方法、検査項目、受診
者事前準備及び問診項目等を読み出す。また、健診テー
ブルにおける「大分類」が「基本」に分類される項目の
検査方法、検査項目、受診者事前準備及び問診項目等も
読み出す。
【0241】次に、ステップIII-31(SIII-31)では、
ステップIII-30で抽出した検査方法、検査項目、受診者
事前準備及び問診項目等に従って、例えば図31に示す
ような、出力フォーマットを作成し、個人用コンピュー
タ3に対して出力フォーマットデータを送信する。ここ
で、出力フォーマットには、全ての健診コースに共通し
た検査項目(健診テーブルにおいて大分類で「基本」に
分類)と、罹患可能性が一定水準を超えた疾患に関する
固有の検査項目(健診テーブルにおいて大分類で「罹患
可能性」に分類)とが含まれている。なお、罹患可能性
が一定水準を超えた疾患に関する検査項目は、意味情報
(罹患可能性)から導き出された、「意味情報に関連す
る情報」である。
【0242】なお、この出力フォーマットは、受診者に
対して健康診断を実施する医療機関が用いるためのもの
である。一方、健診を受ける受診者に対して、検査区分
及び受診者事前準備が表示された受診者用の出力フォー
マットを出力しても良い。この場合、受信者に対して
は、自分自身の罹患可能性が分かるような検査方法・目
的等の情報が開示されない。したがって、この場合に
は、受信者に対して不安を与えることを防止することが
できる。また、この場合には、健康診断を実施する医療
機関側で、例えば、検査対象の疾患を受診者に悟られな
いように配慮して当該疾患についての検査方法を適宜選
択することもできる。
【0243】また、ステップIII-31では、健康診断を実
施する医療機関に対して出力フォーマットを送信せず、
受信者に対して出力フォーマットを直接送信しても良
い。この場合、受信者に対して送信する出力フォーマッ
トには、所定の疾患に対する罹患可能性等の受信者に対
して不安を与えるような情報を含ませないことが好まし
い。なお、ICに基づけば、受信者に対して不安を与える
ような情報であっても開示することができる 次に、ステップIII-32(SIII-32)では、共用コンピュ
ータ2で出力された出力フォーマットデータを個人用コ
ンピュータ3で受信し、メモリー部26に保存する。そ
して、ステップIII-33(SIII-33)で出力フォーマット
を出力することによって、要求者は、ゲノム関連情報記
録媒体24を保有する個人の体質に応じた固有の検査項
目を含む健康診断項目情報を得ることができる。
【0244】なお、共用コンピュータ2においては、ス
テップIII-31に続いてステップIII-34(SIII-34)で、
メモリー部A10及びメモリー部B11に保存された内
容をそれぞれ保管用DB−A15及び保管用DB−B1
6に分けて保管した後、これらメモリー部A10及びメ
モリー部B11に保存された内容を消去してもよい。な
お、このとき、メモリー部B11に保存された内容のう
ち「匿名多型番地」を削除しておくことが好ましい。
【0245】以上、本システムにおいて、図23及び図
24に示したフローチャートに従うことによって、要求
者は、個人(受診者)の体質等に応じた健康診断項目情
報を得ることができる。図31に示したような出力フォ
ーマットにおける「区分」の欄には、所定の健診コース
に共通する検査項目を意味する「基本」と、ステップII
I-29で得られた罹患可能性の高い疾患についての検査項
目を意味する「固有」とが記入されている。本システム
を利用することにより、個人に応じた「固有」の検査項
目を含む健康診断サービスを提供することができる。
【0246】また、本システムにおいては、複数の多型
番地における多型パターンの組み合わせに対して意味情
報が関連づけられているような場合でも、リンク用DB3
0を用いることによってゲノム関連情報記録媒体24を
保有する個人に特有の意味情報を得ることができる。
【0247】なお、本システムにおいては、過去の健康
診断結果などの受診者に関する付加的な情報を履歴とし
て蓄積したデータベースを構築し、このデータベースか
ら受診者の過去の健康診断結果履歴を読み出し、「多型
パターンに対する注釈情報」やそれに関連する情報に当
該履歴を関連づけて、出力フォーマットを作成しても良
い。なお、このデータベースは、共用コンピュータ2が
備えるものであっても良いし、個人用コンピュータ3や
ゲノム関連情報記録媒体24が備えるものであっても良
い。この場合、本システムによれば、出力フォーマット
に受診者の健康診断結果履歴が表示されているため、そ
の後、健康診断の結果に対照させることで、より充実し
た健康診断サービスを提供することができる。健康診断
の結果としては、通常の健康診断結果に加えて、例えば
遺伝子検査による遺伝子酸化損傷や遺伝子発現の有無等
が含まれる。また、本システムにおいては、ステップII
I-9において、所望の「健診コース」の他に要求情報と
して、例えば「受診者の罹患可能性が高い疾患を予防す
る機能性食品」の要求を受信し、受診者の体質に応じた
健康診断検査項目情報とともに要求された機能性食品を
提供することも可能である。
【0248】なお、本例は、要求者がメインDB14を有
する健診センターを利用して、受診者に応じた「固有」
の検査項目を含む健康診断サービスを提供するシステム
を説明したが、本システムはこれに限定されない。本シ
ステムは、ゲノム関連情報28を扱う受診者に帰属する
個人用コンピュータ3と、要求情報に対応可能な方式で
多型番地を記録したデータベースを有する健診センター
と、メインDB14を有する健診センター以外の他の機関
或いは団体とを備え、受診者が要求者となる情報処理シ
ステムであっても良い。この場合、受診者は健診センタ
ーにアクセスして健康診断サービスを要求し、健診セン
ターは、他の機関等のメインDB14にアクセスし、受診
者(要求者)に応じた「固有」の検査項目を含む健康診
断サービスを提供する。この場合には、特に、メインDB
14を有する他の機関は、ゲノム関連情報28を扱うこ
となく意味情報及び意味情報に関連する情報を提供し、
健診センターはメインDB14を有することなくゲノム関
連情報28を扱っている。したがって、この場合には、
上記他の機関のメインDB14を複数の健診センターで利
用することができる。さらにこの場合、上記他の機関が
メインDB14の管理及び更新等を行い、健診センターが
要求者のゲノム関連情報28を取り扱うことによって、
要求者は健診センターを介して健康診断サービスを受け
ることができる。なお、この場合は、受診者に応じた
「固有」の検査項目を含む健康診断検査項目は、健診セ
ンターを経由して受診者に送信されるが、それに限らず
上記他の機関から受診者に対して直接送信されても良
く、更にまた上記他の機関から実際に健康診断を行う第
3の機関に送信されても良い。
【0249】また、本システムは、ゲノム関連情報記録
媒体24及びメインDB14において、「多型番地」及び
その「多型パターン」のみを規格化しておけば、それ以
外の特別なデータの規格化を必要としないので、広範囲
な産業に利用することができる。すなわち、物品或いは
サービスを提供する側は、ゲノム関連情報記録媒体24
を用いた情報提供に際して、多型パターンに対応する意
味情報の規格化や、データ授受処理方法等の統一した規
格を必要とせず、様々な方式で情報提供することができ
る。
【0250】さらにまた、本システムによれば、メイン
DB14をチェックすることで、第三者或いは第三者機関
が共用コンピュータ2に対する監視及び管理を容易に行
うことができる。したがって、本システムは、意味を提
供する側に対する例えば行政的な管理を行うことができ
るため、意味情報を提供する側の健全性及び倫理管理を
行うことができる。
【0251】4.第4の実施の形態 次に、本発明を適用した第4の実施の形態として、所定
の目的のための募集に応じて自分の多型パターンを登録
するドナー登録システム及び、所定の目的に関して要求
者の「ある性質」に適合した性質を有する他の個体に関
する情報を提供する情報処理システムを説明する。説明
の都合上、単純なモデルとして説明する。本実施の形態
として説明する情報処理システムは、上述した第1の実
施の形態、第2の実施の形態及び第3の実施の形態にお
ける情報処理システムと同様な構成及び用語については
同じ名称、符号及び定義を使用することによって、その
構成、動作及び用語の説明を省略する。
【0252】本実施の形態では、特に、メインDB14に図
32に示すような意味情報(自己性質タイプ、適合タイ
プ)等が記録されている。メインDB14には、所定の性
質を分類する「分類」に対して、「多型番地」及びその
多型番地における「多型パターン」が関連づけて記録さ
れている。また、メインDB14には、所定の「多型パタ
ーン」を意味づける「自己性質タイプ」(所定の個体に
関する情報)と、その「自己性質タイプ」に適合するタ
イプを示す「適合タイプ」(他の個体に関する情報)と
が意味情報として記録されている。さらに、メインDB1
4には、所定の多型番地についての「自己性質タイプ」
及び「適合タイプ」に関する情報の公開可否を示す「公
開レベル」が関連づけて記録されてもよい。
【0253】具体的に、「ある性質」について多型番地
「1000」及び「2000」が関連づけられており、これらの
多型番地における多型パターンが取りうる組み合わせを
意味づける自己性質タイプが「a」及び「b」として記
録されている。また、これら自己性質タイプ「a」及び
「b」の適合タイプは、それぞれ「b」及び「a」とし
て記録されている。すなわち、図32では、例えば、多
型番地「1000」及び「2000」における多型パターンがそ
れぞれ「A」及び「C」である場合、「ある性質」に関
して自己性質タイプが「a」であり、自己性質タイプ
「a」に適合する適合タイプが「b」であることを示し
ている。
【0254】また、本例では、図33に示すような多型
番地及び多型パターンが記録されているゲノム関連情報
記録媒体24を例示して説明する。図33においては、
図32のメインDB14にて例示している多型番地(「10
00」及び「2000」)に対応した多型番地及びその多型パ
ターンを含んだゲノム関連情報記録媒体24を例示して
いる。
【0255】先ず、所定の目的のための募集に応じて自
分の多型パターンを登録するドナー登録システムについ
て説明する。本ドナー登録システムでは、例えば、図3
4に示したフローチャートに従って、図35に示すよう
な所定の目的のためのドナーデータベース(以下ドナー
DB)を構築することができる。なお、図34に示すフロ
ーチャートにおいて、「(共)」と記載したステップは
共用コンピュータ2における処理を意味し、「(個)」
と記載したステップは個人用コンピュータ3における処
理を意味している。
【0256】本システムでは、先ず、ステップD-1(SD-
1)では、ドナー募集に応じて、個人用コンピュータ3
のメモリー23に記録されている処理プログラム27を
起動する。ステップD-1では、処理プログラム27によ
って、個人用コンピュータ3の読取り装置25を駆動し
てゲノム関連情報記録媒体24にアクセスし、ゲノム関
連情報記録媒体24においてデータIとして記録されて
いる「Gno.」を読み出す。読み出した「Gno.」は、メモ
リー部26に格納する。
【0257】次に、ステップD-2(SD-2)では、読み出
した「Gno.」を登録要求情報である「ある性質」ととも
に、ドナー募集側の共用コンピュータ2に対して通信回
線網1を介して送信する。これにより、本システムを利
用して「ある性質」についてのドナー登録を行う旨の意
思表示(換言するとサービスの要求)を行うことができ
る。なお、このとき、ドナー登録目的とその内容並びに
その利用方法と利用範囲に関するインフォームド・コン
セント(以下、「IC」と略称する)を厳格に行うことが
望ましい。
【0258】次に、ステップD-3(SD-3)では、個人用
コンピュータ3から送信された「Gno.」「ある性質」を
共用コンピュータ2で受信する。共用コンピュータ2で
は、「Gno.」「ある性質」を受信することによって処理
プログラム13を起動する。受信した「Gno.」「ある性
質」は、メモリー部A10に保存される。
【0259】次に、ステップD-4(SD-4)では、処理プ
ログラム13に従ってメインDB14にアクセスする。そ
して、ステップD-5(SD-5)では、処理プログラム13
に従って要求情報である「ある性質」に基づいてメイン
DB14を検索し、当該「ある性質」と一致する分類を抽
出する。次に、ステップD-6(SD-6)では、処理プログ
ラム13に従って、抽出した「ある性質」に関連づけら
れた「多型番地」をメインDB14から読み出す。また、
読み出した「多型番地」は、メモリー部A10に保存す
る。
【0260】次に、ステップD-7(SD-7)では、処理プ
ログラム13に従ってメモリー部A10に保存した「Gn
o.」及び「多型番地」を読み出し、個人用コンピュータ
3に対して「Gno.」及び「多型番地」を送信するととも
に、送信する「多型番地」に対応する「多型パターン」
の提出を命令する命令情報を個人用コンピュータ3に送
信する。また、このとき、ICにて規定された範囲内で必
要に応じて既往症や特徴等の付加的な情報の提出を命令
してもよい。
【0261】次に、ステップD-8(SD-8)では、共用コ
ンピュータ2から送信された「Gno.」及び「多型番地」
を受信する。受信した「Gno.」及び「多型番地」は、メ
モリー部26に記録される。そして、ステップD-9(SD
-9)では、受信した命令情報(「Gno.」及び「多型番
地」)に従って、ゲノム関連情報記録媒体24に記録さ
れているデータIIにアクセスする。
【0262】ステップD-10(SD-10)では、ゲノム関連
情報記録媒体24のデータIIを検索し、命令された多型
番地を抽出する。ステップD-11(SD-11)では、抽出し
た多型番地に基づいてゲノム関連情報記録媒体24のデ
ータIIを検索し、対応する多型パターンを読み出す。読
み出した多型パターンは、多型番地と関連づけてメモリ
ー部26に記録する。このとき、データIに対してアク
セスし、命令情報に含まれる「Gno.」が正しいか否かを
確認することが好ましい。また、ステップD-10では、多
型パターンのほかにデータIII、データIV及びデータVに
記録されている付加的な情報も同時に読み出し、必要に
応じてメモリー部26に記録してもよい。
【0263】次に、ステップD-12(SD-12)では、メモ
リー部26に一時的に記録した多型番地に関連付けられ
た多型パターン及び必要に応じて記録された付加的な情
報を、「Gno.」とともに通信回線網1を介して共用コン
ピュータ2に対して出力する。ステップD-13(SD-13)
では、多型番地に関連付けられた多型パターン、Gno.及
び必要に応じて記録された付加的な情報を共用コンピュ
ータ2で受信し、受信した多型パターンを多型番地と関
連付けてメモリー部A10に記録する。
【0264】次に、ステップD-14(SD-14)では、メモ
リー部A10に記録した多型パターン及びGno並びに付
加的な情報を「ある性質」に関連づけ、その後、図35
に示すようなドナーDBに登録する。このドナーDBには、
ある性質に関連づけられた多型番地及びその多型番地の
多型パターンが「Gno.」毎に記録されている。なお、ド
ナーDBは、例えば共用コンピュータ2のデータベース8
(記憶手段)に備えられるが、それに限らず、共用コン
ピュータ2の外部にある記憶手段に備えられる場合等も
考えられる。
【0265】以上のようにして、本システムによれば、
所定の目的のための募集に際して何らかの検査、調査及
びテスト等を行う必要がなく、ドナー登録を非常に容易
に行うことができる。特に、本システムにおいて、図3
4に示したフローチャートに従えばドナー登録を行う際
に、ゲノム関連情報記録媒体24に記録したゲノム関連
情報28の全てを通信回線網1を介して出力する必要が
なく、提出命令を受けた一部のゲノム関連情報28のみ
を出力すればよい。したがって、本システムによれば、
機密性の高い個人特有の多型番地及び多型パターンの漏
洩を防止しながら、ドナー登録を行うことができる。な
お、本システムにおいても、「匿名多型番地」を用いる
ことによって、更に多型番地及び多型パターンの漏洩を
防止することができる。
【0266】一方、本システムにおいて、ドナーDBに
は、「ある性質」に関連づけられた多型番地及び多型パ
ターン以外に、その多型パターンを意味づける意味情報
を記録してもよい。すなわち、ドナーDBには、メインDB
14に記録されている「自己性質タイプ」及び「適合タ
イプ」を、「Gno.」や多型パターンに関連づけて記録し
ても良い。
【0267】続いて、所定の目的に関して要求者(本例
において「レシピエント」と称す)の「ある性質」に適
合した性質を有する他の個体に関する情報を提供する情
報処理システムを説明する。本情報処理システムでは、
図32に示したメインDB14と図35に示したドナーDB
を利用し、例えば、図36及び図37に示したフローチ
ャートに従って他の個体に関する情報を提供することが
できる。なお、図36及び図37に示すフローチャート
において、「(共)」と記載したステップは共用コンピ
ュータ2における処理を意味し、「(個)」と記載した
ステップは個人用コンピュータ3における処理を意味し
ている。
【0268】本システムでは、先ず、ステップR-1(SR-
1)では、レシピエントの「ある性質」において適合す
る他の個体に関する情報を得る目的でレシピエントが個
人用コンピュータ3のメモリー23に記録されている処
理プログラム27を起動する。ステップR-1では、処理
プログラム27によって、個人用コンピュータ3の読取
り装置25を駆動してゲノム関連情報記録媒体24にア
クセスし、ゲノム関連情報記録媒体24においてデータ
Iとして記録されている「Gno.」を読み出す。読み出し
た「Gno.」は、メモリー部26に格納する。
【0269】次に、ステップR-2(SR-2)では、読み出
した「Gno.」及び要求情報である「ある性質」を、情報
提供側の共用コンピュータ2に対して通信回線網1を介
して送信する。これにより、本システムを利用して、
「ある性質」において適合する他の個体に関する情報提
供を求める旨の意思表示を行うことができる。なお、こ
のとき、多型パターン及び適合する他の個体に関する情
報利用規定に関するICを厳格に行うことが望ましい。
【0270】次に、ステップR-3(SR-3)では、個人用
コンピュータ3から送信された「Gno.」及び「ある性
質」を共用コンピュータ2で受信する。共用コンピュー
タ2では、「Gno.」及び「ある性質」を受信することに
よって処理プログラム13を起動する。受信した「Gn
o.」及び「ある性質」は、メモリー部A10に保存され
る。
【0271】次に、ステップR-4(SR-4)では、処理プ
ログラム13に従ってメインDB14にアクセスする。そ
して、ステップR-5(SR-5)では、処理プログラム13
に従って「ある性質」に基づいてメインDB14を検索
し、当該「ある性質」と一致する分類を抽出する。
【0272】次に、ステップR-6(SR-6)では、処理プ
ログラム13に従って、抽出した分類「ある性質」に関
連づけられた「多型番地」をメインDB14から読み出
す。また、読み出した「多型番地」は、メモリー部A1
0に保存する。具体的に、図32に示したメインDB14
の場合、「ある性質」に関連づけられた多型番地として
「1000」及び「2000」を抽出して保存する。
【0273】次に、ステップR-7(SR-7)では、処理プ
ログラム13に従ってメモリー部A10に保存した「Gn
o.」及び「多型番地」を読み出し、個人用コンピュータ
3に対して「Gno.」及び「多型番地」を送信するととも
に、送信する「多型番地」に対応する「多型パターン」
の提出を命令する命令情報を個人用コンピュータ3に送
信する。また、このとき、ICにて規定された範囲内で必
要に応じて既往症や特徴等の付加的な情報の提出を命令
してもよい。
【0274】次に、ステップR-8(SR-8)では、共用コ
ンピュータ2から送信された「Gno.」及び「多型番地」
を個人用コンピュータ3で受信する。受信した「Gno.」
及び「多型番地」は、メモリー部26に記録される。そ
して、ステップR-9(SR-9)では、受信した命令情報
(「Gno.」及び「多型番地」)に従って、ゲノム関連情
報記録媒体24に記録されているデータIIにアクセスす
る。
【0275】ステップR-10(SR-10)では、ゲノム関連
情報記録媒体24のデータIIを検索し、命令された多型
番地を抽出する。ステップR-11(SR-11)では、抽出し
た多型番地に基づいてゲノム関連情報記録媒体24のデ
ータIIを検索し、対応する多型パターンを読み出す。読
み出した多型パターンは、多型番地と関連づけてメモリ
ー部26に記録する。このとき、データIに対してアク
セスし、命令情報に含まれる「Gno.」が正しいか否かを
確認することが好ましい。また、ステップR-10では、多
型パターンのほかにデータIII、データIV及びデータVに
記録されている付加的な情報も同時に読み出し、必要に
応じてメモリー部26に記録してもよい。具体的に、図
33に示したゲノム関連情報記録媒体24の場合、命令
された多型番地に対応して多型パターン「A(多型番地1
000)」及び「C(多型番地2000)」を読み出す。
【0276】次に、ステップR-12(SR-12)では、メモ
リー部26に一時的に記録した多型番地に関連付けられ
た多型パターン及び必要に応じて記録された付加的な情
報を、「Gno.」とともに通信回線網1を介して共用コン
ピュータ2に対して出力する。ステップR-13(SR-13)
では、多型番地に関連付けられた多型パターン、Gno.及
び必要に応じて記録された付加的な情報を共用コンピュ
ータ2で受信し、受信した多型パターンを多型番地と関
連付けてメモリー部A10に記録する。具体的に、多型
番地「1000」に対して多型パターン「A」を、多型番地
「2000」に対して多型パターン「C」をメモリー部A1
0に記録する。
【0277】次に、ステップR-14(SR-14)では、処理
プログラム13に従ってメインDB14にアクセスする。
そして、ステップR-15(SR-15)では、受信した多型番
地とその多型パターンとに基づいてメインDB14を検索
し、一致した多型パターンに関連づけられた「自己性質
タイプ」(所定の個体に関する情報)を抽出する。具体
的に、図32の場合、多型番地「1000」及び「2000」の
多型パターンがそれぞれ「A」及び「C」である組み合わ
せに対して、自己性質タイプ「a」を抽出する。
【0278】次に、ステップR-16(SR-16)では、ステ
ップR-15で抽出した「自己性質タイプ」に基づいてメイ
ンDB14を検索し、この「自己性質タイプ」に適合する
「適合タイプ」(他の個体に関する情報)を抽出する。
具体的に、図32の場合、自己性質タイプが「a」であ
るため、自己性質タイプ「a」に適合する適合タイプと
して「b」を抽出する。
【0279】次に、ステップR-17(SR-17)では、抽出
した適合タイプに基づいてメインDB14を検索し、その
適合タイプが自己性質タイプとなっているものを検索す
る。そして検索した自己性質タイプに関連づけられた多
型パターン及びその多型番地を読み出す。具体的に、図
32の場合、抽出した適合タイプが「b」であるため自
己性質タイプが「b」の多型パターン及びその多型番地
を読み出す。すなわち、図32の場合、多型番地「100
0」の多型パターンが「G」であり且つ多型番地「2000」
の多型パターンが「C」である組み合わせ、及び、多型
番地「1000」の多型パターンが「A」であり且つ多型番
地「2000」の多型パターンが「T」である組み合わせを
読み出す。
【0280】次に、ステップR-18(SR-18)では、処理
プログラム13に従ってドナーDBにアクセスする。ここ
で、ドナーDB(例えば図35に示す)は、先に説明した
ように構築されたものであり、複数の個体に関して、
「ある性質」に関わる多型番地及びその多型パターンが
記録されている。
【0281】次に、ステップR-19(SR-19)では、処理
プログラム13に従って、ステップR-17で読み出した多
型番地及びその多型パターンに基づいてドナーDBを検索
し、ステップR-17で読み出した多型番地及びその多型パ
ターンの組み合わせと一致する多型番地及び多型パター
ンの組み合わせを有する「Gno.」(個体を識別する情
報)を抽出する。具体的に、図35の場合、「1000」が
「G」であり且つ「2000」が「C」であるもの、及び、
「1000」が「A」であり且つ「2000」が「T」であるもの
を検索すると、「Gno.」0003と「Gno.」0004を抽出する
ことができる。なお、抽出した「Gno.」は、意味情報か
ら導き出された、意味情報に関連する情報である。
【0282】次に、ステップR-20(SR-20)では、抽出
した「Gno.」を個人用コンピュータ3に対して送信す
る。このとき、ドナー登録者側のICにて規定された範囲
内で「Gno.」とともにその他の情報を個人用コンピュー
タ3に対して送信してもよい。その他の情報としては、
図35に示したドナーDBを構築する際に記録した情報、
例えば、ゲノム関連情報記録媒体24におけるデータII
I、データIV及びデータVに記録されている付加的な情報
を例示することができる。具体的に、図35の場合、個
人用コンピュータ3に対して「Gno.」0003と「Gno.」00
04を送信する。
【0283】次に、ステップR-21(SR-21)では、共用
コンピュータ2から送信された「Gno.」及びその他の情
報を個人用コンピュータ3で受信する。そして、ステッ
プR-22(SR-22)で、受信した「Gno.」及びその他の情
報を出力することによって、「ある性質」に適合した性
質を有する他の個体に関する情報を得ることができる。
すなわち、レピシエントは、「ある性質」において適合
する他の個体に関する情報を得ることができる。特に、
図35の場合、レピシエントは、「ある性質」において
適合する他の個体が「Gno.」0003と「Gno.」0004である
という、意味情報に関連する情報を得ることができる。
なお、ステップR-20では、同時に、抽出結果を利用して
要求者に商品又はサービスを提供する別の機関に対し
て、抽出結果を送信しても良い。
【0284】以上のように、本システムによれば、図3
6及び図37に示したフローチャートに従えば、所定の
目的に関してレピシエントの「ある性質」に適合した性
質を有する他の個体に関する情報を得ることができる。
特に、この場合、ゲノム関連情報記録媒体24に記録し
たゲノム関連情報28の全てを通信回線網1を介して出
力する必要がなく、提出命令を受けた一部のゲノム関連
情報28のみを出力すればよい。したがって、本システ
ムによれば、機密性の高い個人特有の多型番地及び多型
パターンの漏洩を防止することができる。なお、本シス
テムにおいても、「匿名多型番地」を用いることによっ
て、更に多型番地及び多型パターンの漏洩を防止するこ
とができる。
【0285】さらに、本システムにおいて、「ある性
質」等の分類や自己性質タイプに適合する「適合タイ
プ」が、その種類が増加するとともに訂正が行われるた
め、メインDB14を更新することによってより精度が高
く、且つ、幅広い情報を含むものとなる。加えて、図3
4のフローチャートに従って多くの個体がドナー登録を
行うと、ドナーDBに多くのドナー情報が蓄積されること
になる。本システムによれば、このような情報の増加及
び訂正等に追従したメインDB14の更新及びドナーDBにお
ける情報量の増大によって、レピシエントが最新の情報
を利用することができる。
【0286】さらにまた、本システムによれば、メイン
DB14及びドナーDBをチェックすることで、第三者或い
は第三者機関が共用コンピュータ2に対する監視及び管
理を容易に行うことができる。したがって、本システム
は、他の個体に関する情報を提供する側に対する例えば
行政的な管理を行うことができるため、他の個体に関す
る情報を提供する側の健全性及び倫理管理を行うことが
できる。
【0287】一方、本システムにおいて、ドナーDBに多
型パターンを意味づける意味情報を記録している場合に
は、共用コンピュータ2は、ステップR-13(SR-13)で
受信した多型パターン及びGno.等に基づいてメインDB1
4を検索し、レシピエントの「自己性質タイプ」及び
「適合タイプ」を抽出する(ステップR-15)。そして、
共用コンピュータ2は、ステップR-16からステップR-19
を行わず、レシピエントの「自己性質タイプ」及び「適
合タイプ」に基づいて、ドナーDBに記録された他の個体
の「自己性質タイプ」を検索し、レシピエントの「適合
タイプ」と一致した「自己性質タイプ」を有する他の個
体を抽出する。次に、ステップR-20からステップR-22を
行うことによって、レシピエントは「ある性質」につい
て自分に適合した他の個体に関する情報を得ることがで
きる。なお、この場合もステップR-20では、同時に、抽
出結果を利用して要求者に商品又はサービスを提供する
別の機関に対して、抽出結果を送信しても良い。
【0288】さらに、本システムにおいては、上述した
ドナー登録システムを利用するドナー登録者がレシピエ
ントとなって、他の個体に関する情報を得ることもでき
る。この場合、図34に示したステップD-1からステッ
プD-14に従ってドナー登録を行った後、ステップR-14に
進み、以下同様にして「ある性質」についての他の個体
に関する情報を得ることができる。この場合には、利用
者は、「ある性質」についてドナー登録を行うとともに
「ある性質」についての他の個体に関する情報を得るこ
とができる。なお、一旦、ドナー登録を行った個体が後
にレシピエントとなる場合、ステップR-1、R-2の後に、
共用コンピュータ2がドナーDBにアクセスし、当該レシ
ピエント自身の「Gno.」と一致する「多型番地」及びそ
の「多型パターン」を読み出した上で、ステップR-14に
進み、以下同様にして「ある性質」についての他の個体
に関する情報を得ることができる。この場合にも、利用
者は、「ある性質」についてドナー登録を行うとともに
「ある性質」についての他の個体に関する情報を得るこ
とができる。
【0289】また、本システムは、ゲノム関連情報記録
媒体24及びメインDB14において、「多型番地」及び
その「多型パターン」のみを規格化しておけば、それ以
外の特別なデータの規格化を必要としないので、広範囲
な産業に利用することができる。すなわち、物品或いは
サービスを提供する側は、ゲノム関連情報記録媒体24
を用いた情報提供に際して、多型パターンに対応する意
味情報の規格化や、データ授受処理方法等の統一した規
格を必要とせず、様々な方式で情報提供することができ
る。
【0290】なお、上述した第4の実施の形態において
は、「自己性質タイプ」に適合する「適合タイプ」を
「自己性質タイプ」として有する他の個体に関する情報
を得るための情報処理システムについて説明したが、本
情報処理システムは、このような例に限定されず例え
ば、「自己性質タイプ」に不適合な「適合タイプ」を
「自己性質タイプ」として有する他の個体に関する情報
を得るためのものであっても良い。この場合、メインDB
14には、所定の「多型パターン」を意味づける「自己
性質タイプ」(所定の個体に関する情報)と、その「自
己性質タイプ」に不適合なタイプを示す「不適合タイ
プ」(他の個体に関する情報)とが意味情報として記録
されることとなる。
【0291】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、個体間における塩基配列情報の相違を有効に利
用して各個体にとって有益な意味情報及び/又は当該意
味情報に関連する情報を提供できる情報処理システムを
構築することができる。特に、本発明によれば、意味情
報の更新や訂正等に応じて、最新の意味情報を利用する
ことができる。したがって、本発明によれば、要求情報
にかかる物品及び/又はサービスの提供を、高品質に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理システムの構成を概
略的に示す概略構成図である。
【図2】共用コンピュータの構成を概略的に示す概略構
成図である。
【図3】メインDBに記録されたデータの一例を示す構成
図である。
【図4】個人用コンピュータの構成を概略的に示す概略
構成図である。
【図5】ゲノム関連情報記録媒体に記録されたデータの
一例を示す構成図である。
【図6】所定の疾病に対する罹患可能性を提供するシス
テムにおいて、共用コンピュータ及び個人用コンピュー
タでの処理を示すフローチャートである。
【図7】図6の続きであり、所定の疾病に対する罹患可
能性を提供するシステムにおいて、共用コンピュータ及
び個人用コンピュータでの処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】所定の疾病に対する罹患可能性を提供するシス
テムにおいて、共用コンピュータ及び個人用コンピュー
タでの他の処理を示すフローチャートである。
【図9】所定の疾病に対する罹患可能性を提供するシス
テムにおいて、共用コンピュータ及び個人用コンピュー
タでの更に他の処理を示すフローチャートである。
【図10】体質に応じた薬剤を提供するためのシステム
において用いられるメインDBに記録されたデータの一例
を示す構成図である。
【図11】体質に応じた薬剤を提供するシステムにおい
て、共用コンピュータ及び個人用コンピュータでの処理
を示すフローチャートである。
【図12】図11の続きであり、体質に応じた薬剤を提
供するためのシステムにおいて、共用コンピュータ及び
個人用コンピュータでの処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】テーラーメイド大衆医薬品ポータル画面の一
例として示す画面イメージである。
【図14】薬種メニュー画面の一例として示す画面イメ
ージである。
【図15】個別IC確認入力画面の一例として示す画面イ
メージである。
【図16】確認画面の一例として示す画面イメージであ
る。
【図17】体質に応じた薬剤を提供するためのシステム
において、メモリー部Aに保存されたデータを示す構成
図である。
【図18】体質に応じた薬剤を提供するためのシステム
において、メモリー部Bに保存されたデータを示す構成
図である。
【図19】体質に応じた薬剤を提供するためのシステム
において、薬剤を提供する側に送信する情報を示す構成
図である。
【図20】体質に応じた健康診断検査項目を提供するた
めのシステムにおいて用いられるメインDBに記録された
データの一例を示す構成図である。
【図21】体質に応じた健康診断検査項目を提供するた
めのシステムにおいて用いられるリンク用DBに記録され
たデータの一例を示す構成図である。
【図22】体質に応じた健康診断検査項目を提供するた
めのシステムにおいて用いられるゲノム関連情報記録媒
体に記録されたデータの一例を示す構成図である。
【図23】体質に応じた健康診断検査項目を提供するた
めのシステムにおいて、共用コンピュータ及び個人用コ
ンピュータでの処理を示すフローチャートである。
【図24】図23の続きであり、体質に応じた健康診断
検査項目を提供するためのシステムにおいて、共用コン
ピュータ及び個人用コンピュータでの処理を示すフロー
チャートである。
【図25】健診ポータル画面の一例として示す画像イメ
ージである。
【図26】健診コースメニュー画面の一例として示す画
像イメージである。
【図27】体質に応じた健康診断検査項目を提供するた
めのシステムにおいて用いられる健診テーブルに記録さ
れたデータの一例を示す構成図である。
【図28】個別IC確認入力画面の一例として示す画面イ
メージである。
【図29】体質に応じた健康診断検査項目を提供するた
めのシステムにおいて、メモリー部Bに保存されたデー
タを示す構成図である。
【図30】体質に応じた健康診断検査項目を提供するた
めのシステムにおいて、メモリー部Aに保存されたデー
タを示す構成図である。
【図31】体質に応じた健康診断検査項目を提供するた
めのシステムにおいて、出力フォーマットの一例を示す
画面イメージである。
【図32】要求者の「ある性質」に適合した性質を有す
る他の個体に関する情報を提供するシステムにおいて用
いられるメインDBに記録されたデータの一例を示す構成
図である。
【図33】要求者の「ある性質」に適合した性質を有す
る他の個体に関する情報を提供するシステムにおいて用
いられるゲノム関連情報記録媒体に記録されたデータの
一例を示す構成図である。
【図34】自分の多型パターンを登録するドナー登録シ
ステムにおいて、共用コンピュータ及び個人用コンピュ
ータでの処理を示すフローチャートである。
【図35】自分の多型パターンを登録するドナー登録シ
ステムにおいて構築されたドナーDBを示す構成図であ
る。
【図36】要求者の「ある性質」に適合した性質を有す
る他の個体に関する情報を提供するシステムにおいて、
共用コンピュータ及び個人用コンピュータでの処理を示
すフローチャートである。
【図37】図36の続きであり、要求者の「ある性質」
に適合した性質を有する他の個体に関する情報を提供す
るシステムにおいて、共用コンピュータ及び個人用コン
ピュータでの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信回線網、2…共用コンピュータ、3…個人用コ
ンピュータ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G045 AA35 DA13 JA01 4B024 AA19 CA01 HA20 5B075 ND20

Claims (100)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品及び/又はサービスの要求情報を受
    け取るステップaと、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から、前記要求情報に応じた位置情報を取
    得するステップbと、 位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報のなかから
    前記ステップbで取得した位置情報に対応する塩基配列
    関連情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報を
    意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
    情報を取得するステップcとを有する塩基配列に関する
    情報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップcで取得した意味情報及び
    /又は当該意味情報に関連する情報を、前記ステップa
    で要求情報を出した情報処理手段、及び/又は、当該意
    味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を利用す
    る側に対して送出することを特徴とする請求項1記載の
    塩基配列に関する情報処理方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも、前記ステップbで取得した
    位置情報を送出するステップdを更に有し、 前記ステップcでは、位置情報に関連付けられた塩基配
    列関連情報のなかから前記ステップdで送出した位置情
    報に対応する塩基配列関連情報を受け取った後、受け取
    った塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は
    当該意味情報に関連する情報を取得することを特徴とす
    る請求項1記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップdでは、前記ステップbで
    取得した位置情報に対応させた二次位置情報を設定し、
    前記ステップbで取得した位置情報を当該二次位置情報
    に関連付けて送出し、 前記ステップcでは、前記塩基配列関連情報を前記二次
    位置情報と関連付けた状態で受け取った後、前記二次位
    置情報を介して位置情報に関連付けられた塩基配列関連
    情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報を取得することを特徴とする請求項3記載の
    塩基配列に関する情報処理方法。
  5. 【請求項5】 複数の位置情報、当該複数の位置情報の
    それぞれに関連付けられた複数の塩基配列関連情報及び
    当該複数の塩基配列関連情報それぞれを意味づける意味
    情報が記憶された記憶手段から、前記ステップdで送出
    した位置情報に対応する塩基配列関連情報に関連付けら
    れた意味情報を抽出することによって、前記ステップc
    で受け取った塩基配列関連情報を意味づける意味情報を
    取得することを特徴とする請求項3記載の塩基配列に関
    する情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップcでは、前記ステップbで
    取得した位置情報に対応する複数の塩基配列関連情報を
    取得するとともに、当該複数の塩基配列関連情報のそれ
    ぞれを意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報を取得することを特徴とする請求項1記載の
    塩基配列に関する情報処理方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも、位置情報に関連付けられた
    塩基配列関連情報を受け取るステップdを更に有し、 前記ステップcでは、前記ステップdで受け取った塩基
    配列関連情報を用いて、前記ステップbで取得した位置
    情報に対応する塩基配列関連情報を取得することを特徴
    とする請求項1記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  8. 【請求項8】 複数の位置情報、当該複数の位置情報の
    それぞれに関連付けられた複数の塩基配列関連情報及び
    当該複数の塩基配列関連情報それぞれを意味づける意味
    情報が記憶された記憶手段から、前記ステップdで受け
    取った塩基配列関連情報に対応した塩基配列関連情報に
    関連付けられた意味情報を抽出することによって、前記
    ステップcで取得した塩基配列関連情報を意味づける意
    味情報を取得することを特徴とする請求項7記載の塩基
    配列に関する情報処理方法。
  9. 【請求項9】 前記意味情報及び/又は当該意味情報に
    関連する情報の送出が許容されているか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1記載の塩基配列に関する情報
    処理方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップbでは要求情報に応じて
    複数の位置情報を取得し、前記ステップcでは位置情報
    に関連付けられた塩基配列関連情報のなかから前記ステ
    ップbで取得した複数の位置情報のそれぞれに対応する
    塩基配列関連情報を取得するとともに、当該塩基配列関
    連情報の組合わせを意味づける意味情報及び/又は当該
    意味情報に関連する情報を取得することを特徴とする請
    求項1記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  11. 【請求項11】 前記要求情報を出す側に対して塩基配
    列関連情報の提供に対する同意を求めるステップ、及び
    /又は、前記要求情報を出す側に対して意味情報及び/又
    は当該意味情報に関連する情報の内容についての同意を
    求めるステップを更に有することを特徴とする請求項1
    記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  12. 【請求項12】 前記意味情報が、健康診断検査項目に
    関する情報、疾病に対する罹患可能性に関する情報、物
    品の製造に関する情報、物品の種別選定に関する情報及
    び他の個体に関する適合性に関わる情報からなる群から
    選ばれる少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする
    請求項1記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  13. 【請求項13】 前記要求情報を出す側に関する付加的
    な情報を取得して、前記ステップcで取得した意味情報
    及び/又は当該意味情報に関連する情報に対して前記付
    加的な情報を関連付けることを特徴とする請求項1記載
    の塩基配列に関する情報処理方法。
  14. 【請求項14】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    受け取るステップaと、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から、前記要求情報に応じた位置情報を取
    得するステップbと、 少なくとも、前記ステップbで取得した位置情報を送出
    するステップcと、 前記ステップcで送出した位置情報に対応する塩基配列
    関連情報を受け取るステップdとを有する塩基配列に関
    する情報処理方法。
  15. 【請求項15】 前記要求情報を出す側に対して塩基配
    列関連情報の提供に対する同意を求めるステップ、及び
    /又は、前記要求情報を出す側に対して、前記ステップ
    dで受け取った塩基配列関連情報を意味づける意味情報
    及び/又は当該意味情報に関連する情報の内容について
    の同意を求めるステップを更に有することを特徴とする
    請求項14記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  16. 【請求項16】 前記ステップcでは、前記ステップb
    で取得した位置情報に対応させた二次位置情報を設定
    し、前記ステップbで取得した位置情報を当該二次位置
    情報に関連付けて送出し、 前記ステップdでは、前記塩基配列関連情報を前記二次
    位置情報と関連付けた状態で受け取ることを特徴とする
    請求項14記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  17. 【請求項17】 物品及び/又はサービスの要求情報に
    応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に関
    連付けられた塩基配列関連情報を受け取るステップa
    と、 前記ステップaで受け取った塩基配列関連情報を意味づ
    ける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を
    取得するステップbとを有する塩基配列に関する情報処
    理方法。
  18. 【請求項18】 前記ステップbでは、複数の位置情
    報、当該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた複
    数の塩基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連情報
    それぞれを意味づける意味情報が記憶された記憶手段か
    ら、前記ステップaで受け取った塩基配列関連情報に対
    応した塩基配列関連情報に関連付けられた意味情報を抽
    出することによって、塩基配列関連情報を意味づける意
    味情報を取得することを特徴とする請求項17記載の塩
    基配列に関する情報処理方法。
  19. 【請求項19】 前記ステップbで取得した意味情報及
    び/又は当該意味情報に関連する情報を、前記ステップ
    aで塩基配列関連情報を出した情報処理手段、前記要求
    情報を出した情報処理手段、及び当該意味情報及び/又
    は当該意味情報に関連する情報を利用する側から選ばれ
    る少なくとも1つに対して送出することを特徴とする請
    求項17記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  20. 【請求項20】 前記意味情報及び/又は当該意味情報
    に関連する情報の送出が許容されているか否かを判別す
    ることを特徴とする請求項17記載の塩基配列に関する
    情報処理方法。
  21. 【請求項21】 前記ステップaでは要求情報に応じた
    複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた塩基配列関
    連情報を受け取り、前記ステップbでは当該塩基配列関
    連情報の組合わせを意味づける意味情報及び/又は当該
    意味情報に関連する情報を取得することを特徴とする請
    求項17記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  22. 【請求項22】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報に関連付
    けられた塩基配列関連情報を意味づける、所定の個体に
    関する意味情報を取得するステップaと、 他の個体に関する塩基配列関連情報を意味づける意味情
    報が記憶されている記憶手段より前記他の個体に関する
    意味情報を検索し、前記所定の個体に関する意味情報と
    前記他の個体に関する意味情報との間の適合性を判定す
    るステップbとを有する塩基配列に関する情報処理方
    法。
  23. 【請求項23】 前記ステップbで得られた判定に関す
    る情報を、前記物品及び/又はサービスを要求した側、
    及び/又は、当該判定に関する情報を利用する側に対し
    て送出することを特徴とする請求項22記載の塩基配列
    に関する情報処理方法。
  24. 【請求項24】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報に関連付
    けられた塩基配列関連情報を意味づける意味情報であっ
    て、所定の個体に関する情報と他の個体に関する情報と
    を関係づけた意味情報を取得するステップaと、 前記ステップaで取得した意味情報に含まれる他の個体
    に関する情報と一致性があると認識された所定の個体に
    関する情報を含む意味情報に関連付けられた、位置情報
    に関連付けられた塩基配列関連情報を抽出するステップ
    bと、 個体を識別する情報と位置情報に関連付けられた塩基配
    列関連情報とを関連付けて記憶している記憶手段から、
    前記ステップbで抽出した塩基配列関連情報に関連付け
    られた個体を識別する情報を抽出するステップcとを有
    する塩基配列に関する情報処理方法。
  25. 【請求項25】 前記ステップcで得られた抽出結果
    を、前記物品及び/又はサービスを要求した側、及び/又
    は、当該抽出結果を利用する側に対して送出することを
    特徴とする請求項24記載の塩基配列に関する情報処理
    方法。
  26. 【請求項26】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報を受け取
    るステップaと、 前記ステップaで受け取った位置情報に対応する位置情
    報に関連付けられた塩基配列関連情報を取得するステッ
    プbと、 前記ステップbで取得した塩基配列関連情報を送出する
    ステップcとを有する塩基配列に関する情報処理方法。
  27. 【請求項27】 前記ステップbでは、塩基配列関連情
    報を記録媒体より取得することを特徴とする請求項26
    記載の塩基配列に関する情報処理方法。
  28. 【請求項28】 前記ステップcでは、塩基配列関連情
    報を、前記位置情報を提供した情報処理手段に送出する
    ことを特徴とする請求項26記載の塩基配列に関する情
    報処理方法。
  29. 【請求項29】 前記ステップaでは、前記位置情報と
    ともに、当該位置情報に対応して設定された二次位置情
    報を受け取り、 前記ステップcでは、前記ステップbで取得した塩基配
    列関連情報を前記二次位置情報に関連付けて送出するこ
    とを特徴とする請求項26記載の塩基配列に関する情報
    処理方法。
  30. 【請求項30】 前記ステップaの前に、前記物品及び
    /又はサービスの要求情報を送出するステップdと、 前記ステップcの後に、前記ステップcで送出した塩基
    配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味
    情報に関連する情報を受け取るステップeとを更に有す
    ることを特徴とする請求項26記載の塩基配列に関する
    情報処理方法。
  31. 【請求項31】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報と、前記
    位置情報に関連付けられた複数の塩基配列関連情報と、
    前記複数の塩基配列関連情報のそれぞれに関連付けられ
    た意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報とを
    受け取るステップaと、 前記ステップaで受け取った位置情報と塩基配列関連情
    報とを組み合わせた複数の組合せのなかから、要求した
    側が有する位置情報と塩基配列関連情報との組合せと対
    応する組合せを選定し、選定した組合せに含まれる塩基
    配列関連情報に関連付けられた意味情報及び/又は当該
    意味情報に関連する情報を抽出するステップbとを有す
    る塩基配列に関する情報処理方法。
  32. 【請求項32】 塩基配列における位置を意味する位置
    情報と前記位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報
    とを送出するステップaと、 物品及び/又はサービスの要求情報を送出するステップ
    bと、 前記要求情報に応じた位置情報に対応する塩基配列関連
    情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報を受け取るステップcとを有する塩基配列に
    関する情報処理方法。
  33. 【請求項33】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    送受信手段により受け取る手順aと、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から、前記要求情報に応じた位置情報を制
    御手段により取得する手順bと、 位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報のなかから
    前記手順bで取得した位置情報に対応する塩基配列関連
    情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報を意味
    づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報
    を制御手段により取得する手順cとをコンピュータに実
    行させる塩基配列に関する情報処理プログラム。
  34. 【請求項34】 前記手順cで取得した意味情報及び/
    又は当該意味情報に関連する情報を、前記手順aで要求
    情報を出した情報処理手段、及び/又は、当該意味情報
    及び/又は当該意味情報に関連する情報を利用する側に
    対して送受信手段により送出することを特徴とする請求
    項33記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
  35. 【請求項35】 少なくとも、前記手順bで取得した位
    置情報を送受信手段により送出する手順dを更に有し、 前記手順cでは、位置情報に関連付けられた塩基配列関
    連情報のなかから前記手順dで送出した位置情報に対応
    する塩基配列関連情報を受け取った後、受け取った塩基
    配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味
    情報に関連する情報を取得することを特徴とする請求項
    33記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
  36. 【請求項36】 前記手順dでは、前記手順bで取得し
    た位置情報に対応させた二次位置情報を設定し、前記手
    順bで取得した位置情報を当該二次位置情報に関連付け
    て送出し、 前記手順cでは、前記塩基配列関連情報を前記二次位置
    情報と関連付けた状態で受け取った後、前記二次位置情
    報を介して位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報
    を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連す
    る情報を取得することを特徴とする請求項35記載の塩
    基配列に関する情報処理プログラム。
  37. 【請求項37】 複数の位置情報、当該複数の位置情報
    のそれぞれに関連付けられた複数の塩基配列関連情報及
    び当該複数の塩基配列関連情報それぞれを意味づける意
    味情報が記憶された記憶手段から、前記手順dで送出し
    た位置情報に対応する塩基配列関連情報に関連付けられ
    た意味情報を抽出することによって、前記手順cで受け
    取った塩基配列関連情報を意味づける意味情報を取得す
    ることを特徴とする請求項35記載の塩基配列に関する
    情報処理プログラム。
  38. 【請求項38】 前記手順cでは、前記手順bで取得し
    た位置情報に対応する複数の塩基配列関連情報を取得す
    るとともに、当該複数の塩基配列関連情報のそれぞれを
    意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
    情報を取得することを特徴とする請求項33記載の塩基
    配列に関する情報処理プログラム。
  39. 【請求項39】 少なくとも、位置情報に関連付けられ
    た塩基配列関連情報を送受信手段により受け取る手順d
    を更に有し、 前記手順cでは、前記手順dで受け取った塩基配列関連
    情報を用いて、前記手順bで取得した位置情報に対応す
    る塩基配列関連情報を取得することを特徴とする請求項
    33記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
  40. 【請求項40】 複数の位置情報、当該複数の位置情報
    のそれぞれに関連付けられた複数の塩基配列関連情報及
    び当該複数の塩基配列関連情報それぞれを意味づける意
    味情報が記憶された記憶手段から、前記手順dで受け取
    った塩基配列関連情報に対応した塩基配列関連情報に関
    連付けられた意味情報を抽出することによって、前記手
    順cで取得した塩基配列関連情報を意味づける意味情報
    を取得することを特徴とする請求項39記載の塩基配列
    に関する情報処理プログラム。
  41. 【請求項41】 前記意味情報及び/又は当該意味情報
    に関連する情報の送出が許容されているか否かを制御手
    段により判別することを特徴とする請求項33記載の塩
    基配列に関する情報処理プログラム。
  42. 【請求項42】 前記手順bでは要求情報に応じて複数
    の位置情報を取得し、前記手順cでは位置情報に関連付
    けられた塩基配列関連情報のなかから前記手順bで取得
    した複数の位置情報のそれぞれに対応する塩基配列関連
    情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報の組合
    わせを意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報を取得することを特徴とする請求項33記載
    の塩基配列に関する情報処理プログラム。
  43. 【請求項43】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    送受信手段により受け取る手順aと、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から、前記要求情報に応じた位置情報を制
    御手段により取得する手順bと、 少なくとも、前記手順bで取得した位置情報を送受信手
    段により送出する手順cと、 前記手順cで送出した位置情報に対応する塩基配列関連
    情報を送受信手段により受け取る手順dとをコンピュー
    タに実行させる塩基配列に関する情報処理プログラム。
  44. 【請求項44】 前記手順cでは、前記手順bで取得し
    た位置情報に対応させた二次位置情報を設定し、前記手
    順bで取得した位置情報を当該二次位置情報に関連付け
    て送出し、 前記手順dでは、前記塩基配列関連情報を前記二次位置
    情報と関連付けた状態で受け取ることを特徴とする請求
    項43記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
  45. 【請求項45】 物品及び/又はサービスの要求情報に
    応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に関
    連付けられた塩基配列関連情報を送受信手段により受け
    取る手順aと、 前記手順aで受け取った塩基配列関連情報を意味づける
    意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を制御
    手段により取得する手順bとをコンピュータに実行させ
    る塩基配列に関する情報処理プログラム。
  46. 【請求項46】 前記手順bでは、複数の位置情報、当
    該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた複数の塩
    基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連情報それぞ
    れを意味づける意味情報が記憶された記憶手段から、前
    記手順aで受け取った塩基配列関連情報に対応した塩基
    配列関連情報に関連付けられた意味情報を抽出すること
    によって、塩基配列関連情報を意味づける意味情報を取
    得することを特徴とする請求項45記載の塩基配列に関
    する情報処理プログラム。
  47. 【請求項47】 前記手順bで取得した意味情報及び/
    又は当該意味情報に関連する情報を、前記手順aで塩基
    配列関連情報を出した情報処理手段、前記要求情報を出
    した情報処理手段、及び当該意味情報及び/又は当該意
    味情報に関連する情報を利用する側から選ばれる少なく
    とも1つに対して送受信手段により送出することを特徴
    とする請求項45記載の塩基配列に関する情報処理プロ
    グラム。
  48. 【請求項48】 前記意味情報及び/又は当該意味情報
    に関連する情報の送出が許容されているか否かを制御手
    段により判別することを特徴とする請求項45記載の塩
    基配列に関する情報処理プログラム。
  49. 【請求項49】 前記手順aでは要求情報に応じた複数
    の位置情報のそれぞれに関連付けられた塩基配列関連情
    報を受け取り、前記手順bでは当該塩基配列関連情報の
    組合わせを意味づける意味情報及び/又は当該意味情報
    に関連する情報を取得することを特徴とする請求項45
    記載の塩基配列に関する情報処理プログラム。
  50. 【請求項50】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報に関連付
    けられた塩基配列関連情報を意味づける、所定の個体に
    関する意味情報を制御手段により取得する手順aと、 他の個体に関する塩基配列関連情報を意味づける意味情
    報が記憶されている記憶手段より前記他の個体に関する
    意味情報を検索し、前記所定の個体に関する意味情報と
    前記他の個体に関する意味情報との間の適合性を制御手
    段により判定する手順bとをコンピュータに実行させる
    塩基配列に関する情報処理プログラム。
  51. 【請求項51】 前記手順bで得られた判定に関する情
    報を、前記物品及び/又はサービスを要求した側、及び/
    又は、当該判定に関する情報を利用する側に対して送受
    信手段により送出することを特徴とする請求項50記載
    の塩基配列に関する情報処理プログラム。
  52. 【請求項52】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報に関連付
    けられた塩基配列関連情報を意味づける意味情報であっ
    て、所定の個体に関する情報と他の個体に関する情報と
    を関係づけた意味情報を制御手段により取得する手順a
    と、 前記手順aで取得した意味情報に含まれる他の個体に関
    する情報と一致性があると認識された所定の個体に関す
    る情報を含む意味情報に関連付けられた、位置情報に関
    連付けられた塩基配列関連情報を制御手段により抽出す
    る手順bと、 個体を識別する情報と位置情報に関連付けられた塩基配
    列関連情報とを関連付けて記憶している記憶手段から、
    前記手順bで抽出した塩基配列関連情報に関連付けられ
    た個体を識別する情報を制御手段により抽出する手順c
    とをコンピュータに実行させる塩基配列に関する情報処
    理プログラム。
  53. 【請求項53】 前記手順cで得られた抽出結果を、前
    記物品及び/又はサービスを要求した側、及び/又は、当
    該抽出結果を利用する側に対して送受信手段により送出
    することを特徴とする請求項52記載の塩基配列に関す
    る情報処理プログラム。
  54. 【請求項54】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報を送受信
    手段により受け取る手順aと、 前記手順aで受け取った位置情報に対応する位置情報に
    関連付けられた塩基配列関連情報を制御手段により取得
    する手順bと、 前記手順bで取得した塩基配列関連情報を送受信手段に
    より送出する手順cとをコンピュータに実行させる塩基
    配列に関する情報処理プログラム。
  55. 【請求項55】 前記手順bでは、塩基配列関連情報を
    記録媒体より取得することを特徴とする請求項54記載
    の塩基配列に関する情報処理プログラム。
  56. 【請求項56】 前記手順cでは、塩基配列関連情報
    を、前記位置情報を提供した情報処理手段に送出するこ
    とを特徴とする請求項54記載の塩基配列に関する情報
    処理プログラム。
  57. 【請求項57】 前記手順aでは、前記位置情報ととも
    に、当該位置情報に対応して設定された二次位置情報を
    受け取り、 前記手順cでは、前記手順bで取得した塩基配列関連情
    報を前記二次位置情報に関連付けて送出することを特徴
    とする請求項54記載の塩基配列に関する情報処理プロ
    グラム。
  58. 【請求項58】 前記手順aの前に、前記物品及び/又
    はサービスの要求情報を送受信手段により送出する手順
    dと、 前記手順cの後に、前記手順cで送出した塩基配列関連
    情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報を送受信手段により受け取る手順eとを更に
    有することを特徴とする請求項54記載の塩基配列に関
    する情報処理プログラム。
  59. 【請求項59】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報と、前記
    位置情報に関連付けられた複数の塩基配列関連情報と、
    前記複数の塩基配列関連情報のそれぞれに関連付けられ
    た意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報とを
    送受信手段により受け取る手順aと、 前記手順aで受け取った位置情報と塩基配列関連情報と
    を組み合わせた複数の組合せのなかから、要求した側が
    有する位置情報と塩基配列関連情報との組合せと対応す
    る組合せを選定し、選定した組合せに含まれる塩基配列
    関連情報に関連付けられた意味情報及び/又は当該意味
    情報に関連する情報を制御手段により抽出する手順bと
    をコンピュータに実行させる塩基配列に関する情報処理
    プログラム。
  60. 【請求項60】 塩基配列における位置を意味する位置
    情報と前記位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報
    とを送受信手段により送出する手順aと、 物品及び/又はサービスの要求情報を送受信手段により
    送出する手順bと、 前記要求情報に応じた位置情報に対応する塩基配列関連
    情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報を送受信手段により受け取る手順cとをコン
    ピュータに実行させる塩基配列に関する情報処理プログ
    ラム。
  61. 【請求項61】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    受け取る送受信手段と、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から前記要求情報に応じた位置情報を取得
    するとともに、位置情報に関連付けられた塩基配列関連
    情報のなかから前記取得した位置情報に対応する塩基配
    列関連情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報
    を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連す
    る情報を取得する制御手段とを備える塩基配列に関する
    情報処理装置。
  62. 【請求項62】 前記送受信手段は、前記意味情報及び
    /又は当該意味情報に関連する情報を、前記要求情報を
    出した情報処理手段、及び/又は、当該意味情報及び/又
    は当該意味情報に関連する情報を利用する側に対して送
    出することを特徴とする請求項61記載の塩基配列に関
    する情報処理装置。
  63. 【請求項63】 前記送受信手段は、少なくとも、前記
    取得した位置情報を送出し、 前記制御手段は、位置情報に関連付けられた塩基配列関
    連情報のなかから前記送出した位置情報に対応する塩基
    配列関連情報を受け取った後、受け取った塩基配列関連
    情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報を取得することを特徴とする請求項61記載
    の塩基配列に関する情報処理装置。
  64. 【請求項64】 前記制御手段は、前記取得した位置情
    報に対応させた二次位置情報を設定し、 前記送受信手段は、前記取得した位置情報を当該二次位
    置情報に関連付けて送出し、 前記制御手段は、前記塩基配列関連情報を前記二次位置
    情報と関連付けた状態で受け取った後、前記二次位置情
    報を介して位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報
    を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連す
    る情報を取得することを特徴とする請求項63記載の塩
    基配列に関する情報処理装置。
  65. 【請求項65】 前記制御手段は、複数の位置情報、当
    該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた複数の塩
    基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連情報それぞ
    れを意味づける意味情報が記憶された記憶手段から、前
    記送受信手段で送出した位置情報に対応する塩基配列関
    連情報に関連付けられた意味情報を抽出することによっ
    て、前記受け取った塩基配列関連情報を意味づける意味
    情報を取得することを特徴とする請求項63記載の塩基
    配列に関する情報処理装置。
  66. 【請求項66】 前記制御手段は、前記取得した位置情
    報に対応する複数の塩基配列関連情報を取得するととも
    に、当該複数の塩基配列関連情報のそれぞれを意味づけ
    る意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を取
    得することを特徴とする請求項61記載の塩基配列に関
    する情報処理装置。
  67. 【請求項67】 前記送受信手段は、少なくとも、位置
    情報に関連付けられた塩基配列関連情報を受け取り、 前記制御手段は、前記受け取った塩基配列関連情報を用
    いて、前記取得した位置情報に対応する塩基配列関連情
    報を取得することを特徴とする請求項61記載の塩基配
    列に関する情報処理装置。
  68. 【請求項68】 前記制御手段は、複数の位置情報、当
    該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた複数の塩
    基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連情報それぞ
    れを意味づける意味情報が記憶された記憶手段から、前
    記送受信手段で受け取った塩基配列関連情報に対応した
    塩基配列関連情報に関連付けられた意味情報を抽出する
    ことによって、前記取得した塩基配列関連情報を意味づ
    ける意味情報を取得することを特徴とする請求項67記
    載の塩基配列に関する情報処理装置。
  69. 【請求項69】 前記制御手段は、前記意味情報及び/
    又は当該意味情報に関連する情報の送出が許容されてい
    るか否かを判別することを特徴とする請求項61記載の
    塩基配列に関する情報処理装置。
  70. 【請求項70】 前記制御手段は、前記要求情報に応じ
    て複数の位置情報を取得し、位置情報に関連付けられた
    塩基配列関連情報のなかから前記取得した複数の位置情
    報のそれぞれに対応する塩基配列関連情報を取得すると
    ともに、当該塩基配列関連情報の組合わせを意味づける
    意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を取得
    することを特徴とする請求項61記載の塩基配列に関す
    る情報処理装置。
  71. 【請求項71】 塩基配列における位置を意味する位置
    情報が記憶されている記憶手段から、物品及び/又はサ
    ービスの要求情報に応じた位置情報を取得する制御手段
    と、 前記要求情報を受け取り、少なくとも、前記制御手段で
    取得した位置情報を送出し、送出した位置情報に対応す
    る塩基配列関連情報を受け取る送受信手段とを備える塩
    基配列に関する情報処理装置。
  72. 【請求項72】 前記制御手段は、前記取得した位置情
    報に対応させた二次位置情報を設定し、 前記送受信手段は、前記取得した位置情報を当該二次位
    置情報に関連付けて送出し、前記塩基配列関連情報を前
    記二次位置情報と関連付けた状態で受け取ることを特徴
    とする請求項71記載の塩基配列に関する情報処理装
    置。
  73. 【請求項73】 物品及び/又はサービスの要求情報に
    応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に関
    連付けられた塩基配列関連情報を受け取る送受信手段
    と、 前記送受信手段で受け取った塩基配列関連情報を意味づ
    ける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を
    取得する制御手段とを備える塩基配列に関する情報処理
    装置。
  74. 【請求項74】 前記制御手段は、複数の位置情報、当
    該複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた複数の塩
    基配列関連情報及び当該複数の塩基配列関連情報それぞ
    れを意味づける意味情報が記憶された記憶手段から、前
    記送受信手段で受け取った塩基配列関連情報に対応した
    塩基配列関連情報に関連付けられた意味情報を抽出する
    ことによって、塩基配列関連情報を意味づける意味情報
    を取得することを特徴とする請求項73記載の塩基配列
    に関する情報処理装置。
  75. 【請求項75】 前記送受信手段は、前記制御手段で取
    得した意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報
    を、前記塩基配列関連情報を出した情報処理手段、前記
    要求情報を出した情報処理手段、及び当該意味情報及び
    /又は当該意味情報に関連する情報を利用する側から選
    ばれる少なくとも1つに対して送出することを特徴とす
    る請求項73記載の塩基配列に関する情報処理装置。
  76. 【請求項76】 前記制御手段は、前記意味情報及び/
    又は当該意味情報に関連する情報の送出が許容されてい
    るか否かを判別することを特徴とする請求項73記載の
    塩基配列に関する情報処理装置。
  77. 【請求項77】 前記送受信手段は、要求情報に応じた
    複数の位置情報のそれぞれに関連付けられた塩基配列関
    連情報を受け取り、 前記制御手段は、当該塩基配列関連情報の組合わせを意
    味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情
    報を取得することを特徴とする請求項73記載の塩基配
    列に関する情報処理装置。
  78. 【請求項78】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報に関連付
    けられた塩基配列関連情報を意味づける、所定の個体に
    関する意味情報を取得するとともに、他の個体に関する
    塩基配列関連情報を意味づける意味情報が記憶されてい
    る記憶手段より前記他の個体に関する意味情報を検索
    し、前記所定の個体に関する意味情報と前記他の個体に
    関する意味情報との間の適合性を判定する制御手段を備
    える塩基配列に関する情報処理装置。
  79. 【請求項79】 前記制御手段で得られた判定に関する
    情報を、前記物品及び/又はサービスを要求した側、及
    び/又は、当該判定に関する情報を利用する側に対して
    送出する送受信手段を更に備えることを特徴とする請求
    項78記載の塩基配列に関する情報処理装置。
  80. 【請求項80】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報に関連付
    けられた塩基配列関連情報を意味づける意味情報であっ
    て、所定の個体に関する情報と他の個体に関する情報と
    を関係づけた意味情報を取得するとともに、前記取得し
    た意味情報に含まれる他の個体に関する情報と一致性が
    あると認識された所定の個体に関する情報を含む意味情
    報に関連付けられた、位置情報に関連付けられた塩基配
    列関連情報を抽出し、個体を識別する情報と位置情報に
    関連付けられた塩基配列関連情報とを関連付けて記憶し
    ている記憶手段から、前記抽出した塩基配列関連情報に
    関連付けられた個体を識別する情報を抽出する制御手段
    を備える塩基配列に関する情報処理装置。
  81. 【請求項81】 前記制御手段で得られた抽出結果を、
    前記物品及び/又はサービスを要求した側、及び/又は、
    当該抽出結果を利用する側に対して送出する送受信手段
    を更に備えることを特徴とする請求項80記載の塩基配
    列に関する情報処理装置。
  82. 【請求項82】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報の受け取
    り、前記受け取った位置情報に対応する位置情報に関連
    付けられた塩基配列関連情報の取得、前記取得した塩基
    配列関連情報の送出を制御する制御手段を備える塩基配
    列に関する情報処理装置。
  83. 【請求項83】 前記制御手段は、塩基配列関連情報を
    記録媒体より取得することを特徴とする請求項82記載
    の塩基配列に関する情報処理装置。
  84. 【請求項84】 前記塩基配列関連情報を送出する送受
    信手段を更に備えることを特徴とする請求項82記載の
    塩基配列に関する情報処理装置。
  85. 【請求項85】 前記制御手段は、前記位置情報ととも
    に当該位置情報に対応して設定された二次位置情報の受
    け取り、前記取得した塩基配列関連情報と前記二次位置
    情報とを関連付けた送出を制御することを特徴とする請
    求項82記載の塩基配列に関する情報処理装置。
  86. 【請求項86】 前記制御手段は、前記物品及び/又は
    サービスの要求情報の送出、前記送出した塩基配列関連
    情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報の受け取りを制御することを特徴とする請求
    項82記載の塩基配列に関する情報処理装置。
  87. 【請求項87】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報と、前記
    位置情報に関連付けられた複数の塩基配列関連情報と、
    前記複数の塩基配列関連情報のそれぞれに関連付けられ
    た意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報とを
    受け取る送受信手段と、 前記送受信手段で受け取った位置情報と塩基配列関連情
    報とを組み合わせた複数の組合せのなかから、要求した
    側が有する位置情報と塩基配列関連情報との組合せと対
    応する組合せを選定し、選定した組合せに含まれる塩基
    配列関連情報に関連付けられた意味情報及び/又は当該
    意味情報に関連する情報を抽出する制御手段とを備える
    塩基配列に関する情報処理装置。
  88. 【請求項88】 塩基配列における位置を意味する位置
    情報と前記位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報
    とを送出し、物品及び/又はサービスの要求情報を送出
    し、前記要求情報に応じた位置情報に対応する塩基配列
    関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報
    に関連する情報を受け取る送受信手段を備える塩基配列
    に関する情報処理装置。
  89. 【請求項89】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    送受信手段により受け取る手順aと、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から、前記要求情報に応じた位置情報を制
    御手段により取得する手順bと、 位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報のなかから
    前記手順bで取得した位置情報に対応する塩基配列関連
    情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報を意味
    づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報
    を制御手段により取得する手順cとをコンピュータに実
    行させる塩基配列に関する情報処理プログラムが記録さ
    れた記録媒体。
  90. 【請求項90】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    送受信手段により受け取る手順aと、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から、前記要求情報に応じた位置情報を制
    御手段により取得する手順bと、 少なくとも、前記手順bで取得した位置情報を送受信手
    段により送出する手順cと、 前記手順cで送出した位置情報に対応する塩基配列関連
    情報を送受信手段により受け取る手順dとをコンピュー
    タに実行させる塩基配列に関する情報処理プログラムが
    記録された記録媒体。
  91. 【請求項91】 物品及び/又はサービスの要求情報に
    応じた、塩基配列における位置を意味する位置情報に関
    連付けられた塩基配列関連情報を送受信手段により受け
    取る手順aと、 前記手順aで受け取った塩基配列関連情報を意味づける
    意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を制御
    手段により取得する手順bとをコンピュータに実行させ
    る塩基配列に関する情報処理プログラムが記録された記
    録媒体。
  92. 【請求項92】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報を送受信
    手段により受け取る手順aと、 前記手順aで受け取った位置情報に対応する位置情報に
    関連付けられた塩基配列関連情報を制御手段により取得
    する手順bと、 前記手順bで取得した塩基配列関連情報を送受信手段に
    より送出する手順cとをコンピュータに実行させる塩基
    配列に関する情報処理プログラムが記録された記録媒
    体。
  93. 【請求項93】 前記手順aの前に、前記物品及び/又
    はサービスの要求情報を送受信手段により送出する手順
    dと、 前記手順cの後に、前記手順cで送出した塩基配列関連
    情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報を送受信手段により受け取る手順eとを更に
    有することを特徴とする請求項92記載の塩基配列に関
    する情報処理プログラムが記録された記録媒体。
  94. 【請求項94】 物品及び/又はサービスの要求に応じ
    た、塩基配列における位置を意味する位置情報と、前記
    位置情報に関連付けられた複数の塩基配列関連情報と、
    前記複数の塩基配列関連情報のそれぞれに関連付けられ
    た意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報とを
    送受信手段により受け取る手順aと、 前記手順aで受け取った位置情報と塩基配列関連情報と
    を組み合わせた複数の組合せのなかから、要求した側が
    有する位置情報と塩基配列関連情報との組合せと対応す
    る組合せを選定し、選定した組合せに含まれる塩基配列
    関連情報に関連付けられた意味情報及び/又は当該意味
    情報に関連する情報を制御手段により抽出する手順bと
    をコンピュータに実行させる塩基配列に関する情報処理
    プログラムが記録された記録媒体。
  95. 【請求項95】 塩基配列における位置を意味する位置
    情報と前記位置情報に関連付けられた塩基配列関連情報
    とを送受信手段により送出する手順aと、物品及び/又
    はサービスの要求情報を送受信手段により送出する手順
    bと、 前記要求情報に応じた位置情報に対応する塩基配列関連
    情報を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関
    連する情報を送受信手段により受け取る手順cとをコン
    ピュータに実行させる塩基配列に関する情報処理プログ
    ラムが記録された記録媒体。
  96. 【請求項96】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    送出する側であって、塩基配列関連情報を取得できる要
    求側情報処理手段と、 塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又は当該
    意味情報に関連する情報を提供する側であって、塩基配
    列における位置を意味する位置情報と当該位置情報に対
    応する塩基配列関連情報を意味づける意味情報及び/又
    は当該意味情報に関連する情報とを取得できる提供側情
    報処理手段とを備え、 前記要求側情報処理手段からの要求情報に応じた位置情
    報に関連付けられた塩基配列関連情報を意味づける意味
    情報及び/又は当該意味情報に関連する情報を取得する
    ことを特徴とする塩基配列に関する情報処理システム。
  97. 【請求項97】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    受け取るステップaと、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から、前記要求情報に応じた位置情報を取
    得するステップbと、 前記ステップbで取得した位置情報に対応する塩基配列
    関連情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報を
    意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する
    情報を取得するステップcとを有する塩基配列に関する
    情報処理方法。
  98. 【請求項98】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    送受信手段により受け取る手順aと、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から、前記要求情報に応じた位置情報を制
    御手段により取得する手順bと、 前記手順bで取得した位置情報に対応する塩基配列関連
    情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報を意味
    づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報
    を制御手段により取得する手順cとをコンピュータに実
    行させる塩基配列に関する情報処理プログラム。
  99. 【請求項99】 物品及び/又はサービスの要求情報を
    受け取る送受信手段と、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から前記要求情報に応じた位置情報を取得
    するとともに、前記取得した位置情報に対応する塩基配
    列関連情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報
    を意味づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連す
    る情報を取得する制御手段とを備える塩基配列に関する
    情報処理装置。
  100. 【請求項100】 物品及び/又はサービスの要求情報
    を送受信手段により受け取る手順aと、 塩基配列における位置を意味する位置情報が記憶されて
    いる記憶手段から、前記要求情報に応じた位置情報を制
    御手段により取得する手順bと、 前記手順bで取得した位置情報に対応する塩基配列関連
    情報を取得するとともに、当該塩基配列関連情報を意味
    づける意味情報及び/又は当該意味情報に関連する情報
    を制御手段により取得する手順cとをコンピュータに実
    行させる塩基配列に関する情報処理プログラムが記録さ
    れた記録媒体。
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