JPH11353404A - 電子カルテシステム - Google Patents

電子カルテシステム

Info

Publication number
JPH11353404A
JPH11353404A JP16321298A JP16321298A JPH11353404A JP H11353404 A JPH11353404 A JP H11353404A JP 16321298 A JP16321298 A JP 16321298A JP 16321298 A JP16321298 A JP 16321298A JP H11353404 A JPH11353404 A JP H11353404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
medical
genetic test
medical record
patient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16321298A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryotaro Irie
亮太郎 入江
Hajime Sasaki
元 佐々木
Hitoshi Matsuo
仁司 松尾
Keiichi Nagai
啓一 永井
Katsuji Murakawa
克二 村川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP16321298A priority Critical patent/JPH11353404A/ja
Publication of JPH11353404A publication Critical patent/JPH11353404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 類似する先天的体質を持つ他患者の診療記録
をカルテ群から患者の診療支援情報を検索できる電子カ
ルテシステムを提供する。 【解決手段】 患者の遺伝子検査結果を記憶する各医療
機関のDBサーバ630、631、632、633をネ
ットワーク640で繋ぎ、全クライアントから全遺伝子
検査結果の検索処理601を行なう。個人情報の保護の
ために各患者のカルテを個人情報ファイル、診療記録フ
ァイル、各項目の遺伝子検査結果ファイルに分割してD
Bに格納する。検索可能の対象を遺伝子検査結果ファイ
ル群のみとして検索結果の診療記録の位置情報に基づき
診療記録を取得する処理を実行する。 【効果】 個人情報を保護し迅速に検索できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療情報システ
ム、特に、遺伝子情報を利用する電子カルテシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】患者を診断し治療しようとする場合、患
者の病気が、例えば、感染症、単一遺伝子異常に基づく
遺伝病等、病気のメカニズムが比較的明瞭である場合、
診断は比較的容易である。治療法が分かっていれば、施
すべき治療も自ずと決まる。しかし、より広範に発生す
るリウマチ、糖尿病、喘息等のコモンディジーズ(co
mmon disease)は、多数の遺伝子の微妙な
変異に基づくと言われ、病気の原因は、複雑であり解明
が困難であり現在明らかではない(A.Abbot
t、’Complexity limits the
power of prediction’、Natu
re、379(1996)390)。従って、発症しな
い限り、コモンディジーズの診断は難しい。病気の原因
が不明確である場合、医師は、診断又は治療に際して過
去の症例に頼らざるを得ない。症例を集める際には、現
在診療中の患者と類似の先天的体質、生活歴、病歴等を
持った他の患者の診療記録を参照することは言うまでも
ない。特に、患者の先天的体質は、患者の診断及び治療
の指針を決める上で最も重要な項目である。
【0003】通常、類似する先天的体質を持つ患者の診
療記録を集める場合、体質を推定するために個々の診療
記録を読む必要があった。電子カルテシステムでは、テ
キストの検索により類似する体質を持つ患者の診療記録
を集めることは部分的に可能であるが、体質を適切に表
現する方法が確立していないこと、診療記録には必ずし
も体質に関する記述がないこと等の理由から、検索漏れ
が大き過ぎて効果的ではない。従って、膨大な診療記録
から類似の体質の患者の診療記録の抽出は非常に困難で
ある。
【0004】遺伝子医学Vol.1、No.1(199
7)、pp.40−42に記載のように、遺伝子検査は
高額であること、安定した検査法が確立されていないこ
と、社会的に十分に理解、評価されていないこと等の問
題のために、遺伝子検査のうち保険採用が認可されてい
るのは感染症の一部に限定されている。血液系の悪性疾
患や遺伝性癌等では、遺伝子検査の診療上の重要性は医
学的に明確であり、血液系の悪性疾患や遺伝性癌等以外
の種々の遺伝子病や癌に関する遺伝子検査が重要とされ
ているものも少なくない。また、社会的コンセンサス形
成に向けて、日本人類遺伝学会は、出生前診断や遺伝性
疾患の遺伝子診断についてのガイドラインを公示してお
り、日本遺伝子診療学会も追認の方針である。安定した
検査法については、広範な検査項目に共通な基本原理を
利用し、自動化が進展しつつあり、近い将来に全自動機
器による安定で安価な検査手段が確立すると考えられ
る。以上説明した趨勢を鑑みると、医療の中で遺伝子検
査が日常化することは必至である。
【0005】遺伝子検査の方法として、(1)染色体の
DNA塩基配列(ゲノム)上に、又は、遺伝子が発現す
る時にゲノムから転写され生成するmRNAの塩基配列
上に、特定の表現型に関わる塩基配列が存在するか否か
を検査する方法(プローブ検査)、(2)ある表現型に
関わるゲノム上の領域(遺伝子座)での短い塩基配列の
繰り返し(STR)により、ある表現型が特徴づけられ
る場合、短い塩基配列の繰り返し数を検査する方法(S
TRプロファイル法)、(3)ある特定の遺伝子座での
塩基配列を決定する方法(塩基配列決定法)、等があ
る。表現型は、生物の示す形態的及び生理的な性質を意
味し、病気の症状に関する情報も意味している。遺伝子
検査は患者のゲノム塩基配列の特徴を調べる検査であ
る。また、患者のゲノム塩基配列は、患者の両親のゲノ
ム塩基配列を部分的に受け継いでいる。従って、遺伝子
検査は患者の先天的体質を調べる検査と言える。遺伝子
検査結果は、(1)特定の塩基配列の有無、(2)特定
の塩基配列の繰り返し数、(3)特定の遺伝子座での塩
基配列等の単純な書式で記述でき、コンピュータによる
検索に適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記説明した医療に於
ける趨勢の下、遺伝子検査が普及し日常化すれば、通常
の診療記録と共に遺伝子検査結果も蓄積していくと想定
される。遺伝子検査結果と通常の診療記録とが電子的に
蓄積され、何らかの形で関連づけられていれば、遺伝子
検査結果のコンピュータ検索により、患者の先天的体質
と類似の先天的体質を有する他の患者の診療記録を得る
ことが可能となる。また、複数の医療機関にまたがる遺
伝子検査結果及び診療記録が、ネットワーク等により電
子的に結ばれていれば、遺伝子検査結果の検索の範囲は
より拡大しより有用な診療記録を得ることが可能とな
る。診療中の患者が、他病院に通院又は入院したことが
ある場合、ネットワーク上で遺伝子検査結果を検索し、
当該患者の他病院での診療記録を探し出すことも可能で
ある。但し、法医学で用いられるSTRプロファイル法
(I.Findlay et al.、Nature
389(1997)555)等の複数項目の遺伝子検査
結果は、個人を特定し認証可能な情報であり、遺伝子検
査結果の検索の運用では、個人の遺伝子検査結果の機密
保護を考慮しなければならない。
【0007】本発明の目的は、カルテの個人情報や遺伝
子検査結果の機密を保護しつつ、患者の診療支援情報と
して有効な診療記録を、膨大な診療記録のデータベース
(以下ではDBと略記する)から迅速に探索して収集す
る電子カルテシステムを提供することにあり、特に、患
者の先天的体質と類似する先天的体質を持つ他の患者の
診療記録の取得、他の医療機関に登録された当該患者の
診療記録の探索を容易にする電子カルテシステムを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】患者の診療の支援情報と
して有用な診療記録を膨大な診療記録のデータ群から迅
速に抽出するために、本発明の電子カルテシステムの第
1の構成では、医療機関で診療を受けた複数の患者の医
療に直接関係しない前記患者の氏名を含む個人情報と、
前記患者の遺伝子検査結果と、前記個人情報及び前記遺
伝子検査結果を含まない診療記録とを記憶する前記医療
機関の前記患者に関するカルテファイル群を格納する単
一又は複数の記憶装置と、前記カルテファイル群の内容
の少なくとも一部を閲覧し編集する処理、ユーザが入力
した遺伝子検査結果と一致する遺伝子検査結果が記憶さ
れたカルテファイルを検索する処理、検索された前記カ
ルテファイルに記憶された前記診療記録を表示する処理
の、少なくとも一つの処理を実行する単一又は複数のデ
ィジタルコンピュータを有することに特徴がある。
【0009】本発明の電子カルテシステムの第2の構成
では、医療機関で診療を受けた複数の患者の医療に直接
関係しない前記患者の氏名を含む個人情報を記憶する前
記医療機関の前記患者に関する個人情報ファイル群と、
項目毎に遺伝子検査結果を記憶する前記医療機関の前記
患者の前記項目毎の遺伝子検査ファイル群と、前記個人
情報及び前記遺伝子検査結果を含まない診療記録を記憶
する前記医療機関の前記患者の診療記録ファイル群とを
格納する単一又は複数の記憶装置と、前記個人情報ファ
イル群、前記遺伝子検査ファイル群、前記診療記録ファ
イル群の内容の少なくとも一部を閲覧し編集する処理、
ユーザが入力した遺伝子検査結果と一致する遺伝子検査
結果が記憶された遺伝子検査ファイルを検索する処理、
検索された前記遺伝子検査ファイルを持つ前記医療機関
の前記患者の前記診療記録ファイルの内容を表示する処
理の、少なくとも一つの処理を実行する単一又は複数の
ディジタルコンピュータを有することに特徴がある。
【0010】本発明の電子カルテシステムの第2の構成
に於いて、(1)前記遺伝子検査ファイルを持つ前記医
療機関の前記患者の前記診療記録ファイルの格納場所と
名称が前記遺伝子検査ファイルに記憶され、検索された
前記遺伝子検査ファイルを持つ前記医療機関の前記患者
の前記診療記録ファイルの格納場所と名称、又は該格納
場所と名称を表わす記号を表示し、前記ユーザが、前記
診療記録ファイルの格納場所と名称、又は前記記号を指
示することによって、前記ディジタルコンピュータは前
記診療記録ファイルの内容を読み出す処理を実行するこ
と、(2)前記遺伝子検査ファイルを持つ前記医療機関
の前記患者の前記診療記録ファイルの格納場所と名称を
記憶するポインタファイルを有し、該ポインタファイル
は単一の遺伝子検査ファイルに所属し、前記遺伝子検査
ファイルは前記遺伝子検査ファイルに所属する前記ポイ
ンタファイルの格納場所と名称を記憶し、検索された前
記遺伝子検査ファイルに所属する前記ポインタファイル
の格納場所と名称、又は該格納場所と名称を表わす記号
を表示し、前記ユーザが、前記ポインタファイルの格納
場所と名称を入力する、又は前記記号を指示することに
よって、前記ディジタルコンピュータは前記診療記録フ
ァイルの内容を読み出すことに特徴がある。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1は、本発明
の第1の実施例であり複数の医療機関(病院、診療所、
保険所等)A、B、C、Dにまたがる電子カルテシステ
ムの構成を示す図である。第1の実施例の電子カルテシ
ステムでの各医療機関のシステムは、インターネット等
のネットワークにより相互に結ばれる、単一又は複数の
ディジタルコンピュータ、単一又は複数の記憶装置を持
っている。図1に於いて、複数の医療機関A、B、C、
Dを、同一医療機関内の異なる診療科に置き換えた構成
としても良いことは言うまでもない。
【0012】図2は、第1の実施例での医療機関A内の
ネットワークの構成例を示す図である。図2に於いて、
データベースサーバ(以下では、DBサーバと略記す
る)201は、医療機関で診療を受けた患者のカルテ情
報(診療記録、遺伝子検査結果、個人情報等)を保存す
る記憶装置21、ディジタルコンピュータの本体22、
コンピュータの入力装置23、コンピュータの表示装置
24、印刷装置等から構成される。DBサーバ201の
記憶装置に格納されるカルテを閲覧、編集、検索できる
クライアント群202の各クライアントは、ディジタル
コンピュータ22’、コンピュータの入力装置23’、
コンピュータの表示装置24’、印刷装置等から構成さ
れる。DBサーバ201とクライアント群202の各ク
ライアントのディジタルコンピュータ22’は、イーサ
ネット等のネットワーク25により相互に結ばれてい
る。
【0013】医療機関AのDBサーバ201が、ネット
ワークゲートウェイを兼ね医療機関A以外のネットワー
ク203に接続されている場合には、電子カルテシステ
ムは他の医療機関B、C、DのDBをも使用できる。
【0014】DBサーバ201に於いて、DB管理者又
はネットワーク管理者によるDBの管理又はネットワー
クの管理が実行されるが、カルテの閲覧、編集、及び検
索も可能である。クライアント群202の各クライアン
トでは、DBサーバ201の記憶装置21に格納された
カルテの閲覧、編集、及び検索が可能である。但し、D
Bサーバ201に於いても、クライアント群202の各
クライアントに於いても、閲覧、編集、及び検索の対象
の範囲は、システム利用開始時に入力するユーザID及
びパスワードにより異なる。
【0015】図3は、第1の実施例でのDBサーバの構
成例を示す図である。DBサーバは、患者の個人情報、
診療記録、及び遺伝子検査結果を含む電子カルテの現在
の内容を保存するファイル群、及びこのファイル群の作
成、編集の履歴を保存するファイル群を格納し、SCS
I等の方式で相互に接続される外部記憶装置群301、
ディジタルコンピュータの本体302、コンピュータの
入力装置303、コンピュータの表示装置304から構
成される。コンピュータの本体302に、電子カルテの
内容を印刷するためにプリンタが接続されていてもよ
い。コンピュータの本体302は、外部記憶装置群30
1とSCSI等の方式で接続され、医療機関の内外のネ
ットワークとイーサネット等で接続されている。ディジ
タルコンピュータの本体302は、外部記憶装置群30
1に保存される遺伝子検査結果を検索し、検索された遺
伝子検査結果の患者の診療記録を配布する処理を行なう
機能を持っている。
【0016】ここで、ある医療機関で各患者に対するカ
ルテを一つ作成するものとして、各患者に対するカルテ
の内容を保存するファイルをカルテファイルと呼ぶこと
にする。外部記憶装置群301の電子カルテの現在の内
容を保存するファイル群は、例えば、当該医療機関で診
療を受けた全患者のカルテファイル群である。
【0017】図4は、第1の実施例でのカルテファイル
のデータ構造例を示す図である。カルテファイルは、個
人情報セグメント401、診療記録セグメント402、
遺伝子検査セグメント403からなる。個人情報セグメ
ント401には、患者の氏名、生年月日、性別、住所、
電話番号等の医療には直接関係しない個人情報が保存さ
れる。診療記録セグメント402には、個人情報及び遺
伝子検査結果を除く診療記録、生活歴、既往症等が保存
される。遺伝子検査セグメント403には、複数項目に
対する遺伝子検査結果が保存される。遺伝子検査結果の
データの項目として、(1)遺伝子検査がプローブ法を
用いる場合には、遺伝子検査の項目名、患者のゲノム上
にプローブの塩基配列が存在するか否かを示す+又は−
等の記号、(2)遺伝子検査にSTRプロファイル法を
用いる場合には、遺伝子検査の項目名、STRの繰り返
し数、(3)遺伝子検査に塩基配列決定法を用いる場合
には、遺伝子検査の項目名、塩基配列がある。
【0018】図5は、第1の実施例で使用される塩基配
列決定法による遺伝子検査結果例を示す図である。図5
に示すように、遺伝子検査結果はDNAの塩基記号(a
=A、c=C、g=G、t=T)の配列として保存され
ている。図5に示す塩基配列は、ヒトゲノムの6p2
1.3に位置する糖尿病に関係する遺伝子座HLA−D
QB1の5個のエクソン上の塩基配列を左上から右下の
方向に示す。
【0019】本発明の電子カルテシステムでは、遺伝子
検査結果の検索を可能とするために、システムに含まれ
る全DBサーバで、遺伝子検査結果のデータは共通書式
を持つことが好ましい。なお、診療記録及び個人情報の
データが紙に記録されたイメージデータであっても、遺
伝子検索結果の検索は可能である。
【0020】図6は、第1の実施例の電子カルテシステ
ムのDBサーバでの遺伝子検査結果の検索処理、診療記
録の配布処理を説明する図である。
【0021】遺伝子検査結果の検索処理502は、医療
機関AのDBサーバ201にインストールされている。
検索処理502の検索の対象は、DBサーバ201の記
憶装置501に保存されるカルテの現在の内容である。
図6では、各患者のカルテの現在の内容は、カルテファ
イルに纏めて保存されているとして説明する。検索処理
502での入力503の内容は、検索依頼先(即ち、D
Bサーバ201)の医療機関の内外のネットワーク上の
アドレス、検索式(この例では、単一又は複数の遺伝子
検査の項目名及び論理演算子からなる)、検索式に含ま
れる項目に対する検査結果(即ち、検索の質問)、及び
検索を依頼したディジタルコンピュータ(51、52、
53、54、…)の医療機関の内外のネットワークでの
アドレスである。検索処理502では、入力503を受
信すると、入力503の検索式に含まれる項目につい
て、質問の検査結果と一致する検査結果を持つ診療記録
を記憶装置501から探し出し、各項目について集めら
れた診療記録の集合について、入力503の検索式に対
応する集合演算を実行し、入力503の検索式の条件を
満たす診療記録の位置情報を出力504に書き込んで、
検索を依頼したディジタルコンピュータに返送する。出
力504の内容は、入力503の内容、及び質問の検索
式の条件を満たす遺伝子検査結果を持つ診療記録の位置
情報、即ち、質問の検索式の条件を満たす遺伝子検査結
果を含むカルテファイルの格納場所及び名称である。フ
ァイルの格納場所とは、ネットワーク上のディジタルコ
ンピュータのアドレス、記憶装置名(又はドライブ
名)、ディレクトリ(又はフォルダ)の並びにより決ま
るファイルが格納される場所を意味する。
【0022】診療記録の配布処理505も、医療機関A
のDBサーバ201にインストールされている。入力5
06は、検索を依頼し検索結果を受け取った医療機関の
内外のネットワーク上のディジタルコンピュータから送
信された診療記録配布依頼である。入力506は、配布
依頼先(即ち、DBサーバ201)の医療機関の内外の
ネットワーク上のアドレス、診療記録配布の依頼元のデ
ィジタルコンピュータの医療機関の内外のネットワーク
上のアドレス、及び診療記録の位置情報、即ち、カルテ
ファイルの格納場所及び名称を含む。入力506を受信
すると、診療記録配布処理505では、記憶装置501
から入力506の診療記録の位置情報に基づいて対応す
る診療記録を引き出し出力507として、配布依頼元に
送信する。出力507は、入力506の内容、及び対応
する診療記録のコピーを含む。
【0023】クライアント群202の各クライアント、
及びディジタルコンピュータの本体302は、医療機関
の内外のDBサーバに遺伝子検査結果の検索依頼を送信
し検索結果を受信する処理、検索された診療記録の配布
依頼を送信し診療記録を受信する処理、及び医療機関内
のDBサーバの記憶装置301に保存されるカルテの現
在の内容を閲覧、編集する処理を行なう機能を持ってい
る。
【0024】図7は、第1の実施例の電子カルテシステ
ムのクライアントでの遺伝子検査結果の検索依頼処理、
カルテの閲覧処理、編集(入力)処理を説明する図であ
る。図7では、ユーザが医療機関A内のクライアントの
ユーザインターフェース620を用いて、遺伝子検査結
果の検索依頼処理、カルテの閲覧処理、編集(入力)処
理等を実行する場合を想定している。医療機関A内のク
ライアント、医療機関A内のDBサーバ630、医療機
関A以外のDBサーバ群631、632、633は、医
療機関の内外のネットワーク640により相互に通信可
能である。医療機関A内のクライアントでは、医療機関
A内のDBサーバ、及び医療機関A以外のDBサーバ群
に、遺伝子検査結果の検索依頼611を送信する処理6
01、DBサーバ群から送られた検索結果612を受信
し編集する処理602、診療記録の配布依頼613をD
Bサーバ群に送信する処理603、DBサーバ群から送
られた診療記録614を受信し収納する処理604、医
療機関A内のDBサーバ630に保存されるカルテの現
在の内容を閲覧し編集(入力)する処理605が実行さ
れる。処理605では、DBサーバ630に格納される
電子カルテを保存するファイルに直接にアクセスし編集
するが、閲覧の範囲及び編集(入力)の許容範囲は、ユ
ーザのID及びパスワードにより異なる。
【0025】処理601から出される検索依頼611
は、ユーザによりインターフェース620を通して指定
された検索依頼先(即ち、DBサーバ)の各々に関し
て、入力503(図6)の項目の内容を含む。処理60
2で受け取る検索結果612は、検索結果を返したDB
サーバの各々に関して出力504(図6)の項目の内容
を含み、処理603で出される配布依頼613は、ユー
ザによりインターフェース620を通して指定された診
療記録の各々に関して入力506(図6)の項目の内容
を含み、処理604で受け取る診療記録614は出力5
07(図6)の項目の内容を含む。
【0026】図8は、第1の実施例での初診患者のカル
テの作成手順例を示す図である。図8では、病院Aの医
師Yが初診の患者Xのカルテを、一つのクライアントを
用いて、作成する例を示す。患者Xの来院(701)の
後、医師Yは患者Xの遺伝子検査を含む診療を実行する
(702)。一通りの診療が終了した後、医師Yは病院
内の一つのクライアントのインターフェース620を通
して、処理601〜処理605(図7)を実行するソフ
トを起動する。ソフトを起動した後に表示装置に表示さ
れるユーザIDとパスワードの入力欄に、医師Yは、病
院Aの電子カルテシステムでの自分のユーザIDとパス
ワードを入力すると(703)、医師Yの担当する患者
の一覧表と初診患者のカルテの作成を指示するボタン
が、表示装置に表示される。
【0027】図9は、第1の実施例の電子カルテシステ
ムでの個人情報の閲覧、入力を行なう画面例を示す図で
ある。表示装置で、初診患者のカルテの作成を指示する
ボタンをマウス等で選択すると、患者のカルテを閲覧し
患者のカルテに医療情報を入力するウィンドウ801が
表示される。なお、既にカルテが作成されている患者に
ついても、患者の一覧表から当該患者の名称等を選択し
てウィンドウ801が表示される。ボタン802を選択
すると、現在表示されている内容が病院内のDBサーバ
での該当するファイルに保存される。ボタン803は、
処理601〜処理605(図7)を実行するソフトを終
了させるボタン、ボタン804は医師が担当する患者の
一覧表に戻る時に使用するボタンである。ボタン805
〜808を選択すると、現在の患者のカルテの各項目が
表示され、当該項目に対する閲覧、及び医療情報の入力
が可能となる。ボタン805は医療には直接関係しない
患者の個人情報(又は、表紙)を、ボタン806は診療
記録を、ボタン807は遺伝子検査結果を、ボタン80
8は関連する症例(診療記録)を、各々閲覧し医療情報
を入力する時に使用するボタンである。
【0028】医師Yは、患者Xの氏名、生年月日、性
別、住所、電話番号等の個人情報を入力する(図8の7
04)。次いでボタン802を選択すると、病院内のD
Bサーバの該当するファイルに、入力された個人情報が
保存される。DBサーバでの患者Xのファイルの作成
は、入力前でも入力後でもよいが、処理601〜処理6
05(図7)を実行するソフトが自動的に実行すること
が好ましい。次に、医師Yはボタン806を選択し表示
画面に診療記録の入力欄を表示する。
【0029】図10は、第1の実施例の電子カルテシス
テムでの診療記録の入力を行なう画面例を示す図であ
る。医師Yは、欄901に自分の医療機関の診療科名、
氏名を記入し、診療記録の入力欄902に患者Xの診療
結果を入力する(図8の705)。欄901は、医師の
ID及びパスワードに基づいてソフトが自動的に表示し
てもよい。欄901の内容は、他の医師がこの診療記録
を参照する際、有用な情報となることがある。ボタン8
02を選択すると、病院内のDBサーバの該当するファ
イルに、入力欄902に表示されている内容が保存され
る。次に、医師Yはボタン807を選択し表示画面に遺
伝子検査結果の記入欄を表示する。
【0030】図11は、第1の実施例の電子カルテシス
テムでの遺伝子検査結果の閲覧、入力を行なう画面例を
示す図である。欄1001(図11)に、遺伝子検査の
各項目のID、検査の概要(検査対象の遺伝子の名称、
遺伝子に関係する病気、症状等)の一覧表の一部が表示
されている。欄1001の右の部分に、一覧表の表示領
域を移動させるスクロールバーが表示されている。欄1
001の表示の任意の一つの行を選択すると、選択され
た行がハッチ等により強調され、選択された行の項目の
遺伝子検査結果を閲覧、入力する欄1002が表示され
る。医師Yは、検査された項目を欄1001で選び、欄
1002に患者Xの検査結果を入力し(図8の70
6)、保存ボタン802を選択して、入力された欄10
02に表示された内容を病院内のDBサーバの該当する
ファイルに保存する。最後に、ボタン803、又は80
4をクリックすると患者Xの初診分のカルテの入力が終
了する。
【0031】図12は、第1の実施例の電子カルテシス
テムに於いて、救急の患者又は身元不明の患者の他医療
機関での診療記録(カルテ)を取得する手順例を説明す
る図である。病院に救急の患者X、身元不明の患者Xが
来院すると(1101)、通常、応急の診断、処置等が
なされる(1102)。診察の結果によっては、患者X
の病歴、検査結果等が記載された他病院でのカルテ情報
が必要となる場合が有り得る。患者Xが意識不明等の理
由で身元を確認できない場合、従来、他病院での患者X
の診療記録の取得は不可能であった。第1の実施例の電
子カルテシステムにより、患者Xの他病院でのカルテを
取得するためには、応急処置の後(1102)、患者X
の遺伝子を検査する(1103)。 個人を同定する遺
伝子検査の項目として、STR遺伝子座でのSTRの繰
り返し数がある。例えば、6種のSTR遺伝子座での全
ての検査結果が一致する他の患者が存在する確率は50
00万分の1であり、遺伝子検査に必要な時間は現在5
〜6時間である(I.Findlay et a
l.、’DNA fingerprinting fr
om single cells’、Nature 3
89(1997)555)。第1の実施例では、遺伝子
検査の項目の例として、複数種のSTR遺伝子座でのS
TR繰り返し数を使用する。但し、遺伝子検査の項目
は、ネットワークで結ばれたDBに登録されている遺伝
子検査項目に限定される。ネットワークで結ばれたDB
は、STRプロファイル等の個人の同定に好適な遺伝子
検査結果を保存していることが好ましい。
【0032】遺伝子検査の後(1103)、手順703
〜706(図8)により、医師は遺伝子検査結果を病院
内のDBに保存する(1104)。この遺伝子検査結果
を質問として、ネットワークに繋がれたDB中の遺伝子
検査結果を検索する(1105)。患者Xの遺伝子検査
結果と一致する遺伝子検査結果を持つ診療記録の数が、
同一医療機関で複数の場合は、患者X自身から得られる
情報に基づいて診療記録の候補を減らしてゆく。以上の
ようにして、患者Xの診療記録であると判断できる診療
記録が得られれば、医師は、患者Xの治療、検査(11
06)の指針を決めるために当該診療記録を利用でき
る。
【0033】従来の医学の知識のみでは、患者の症状に
対する診断が困難である場合、類似体質を持つ他の患者
の診療記録が役に立つ場合がある。診療記録には、類似
体質の患者の同一症状に対する試みの治療の記録が書か
れている可能性があるからである。体質の中でも、遺伝
子に依存する先天的体質が類似する患者の診療記録は有
力な手掛かりとなる。
【0034】図13は、第1の実施例の電子カルテシス
テムに於いて、患者の遺伝子検査結果と一致する遺伝子
検査結果を持つ他患者の診療記録を収集する手順例を説
明する図である。図13では、病院Aの医師Yが診療中
の患者Xの病気に関係する遺伝子検査結果と一致する遺
伝子検査結果を持つ他の患者の診療記録を収集する。先
ず、遺伝子検査の重複を避けるために、病院A以外の他
の医療機関での患者Xの遺伝子検査結果を収集する(1
201)。他の医療機関(病院)からの収集は、患者が
他病院の診察券等を所持していれば、直接他病院に問い
合わせればよい。病院A以外の他の医療機関、病院Aで
実施された遺伝子検査の項目のみでは、患者の症状に関
連する体質を十分理解できないと判断した場合は、医師
Yは、患者Xに対して、その他の必要な遺伝子検査を実
施する(1202)。遺伝子検査後、手順703〜70
6(図8)により、医師は遺伝子検査結果を病院内のD
Bに保存する(1203)。この遺伝子検査結果を質問
として、医師Yはネットワークに繋がれたDB中の遺伝
子検査結果を検索する(1204)。検索の結果得られ
た他患者の診療記録を患者Xの診療の支援情報として保
存する(1205)。
【0035】患者Xの遺伝子検査結果を質問として検索
を実行する場合、患者の遺伝子検査結果を閲覧しながら
検索設定ができることが好ましい。例えば、図8で説明
した処理601〜処理605を実行するソフトを起動
し、患者Xの遺伝子検査結果を表示し(図11)、ボタ
ン1003(図11)をクリックし、この遺伝子検査結
果のウインドウを参照できる状態で、検索に関する操作
のためのウインドウを表示する。
【0036】以下、図14、図15を用いて、工程11
05(図12)、工程1204(図13)に相当する、
第1の実施例の電子カルテシステムによる遺伝子検査結
果の検索手順の例を説明する。
【0037】図14は、第1の実施例の電子カルテシス
テムでの検索に関する操作のためのウインドウの画面例
を示す図である。図14に示す検索パネルのウィンドウ
1301の欄1302、1303は、ユーザが検索条件
を入力する欄である。遺伝子検査結果をウインドウ(図
11)を参照しながら、検査項目IDと論理演算子(A
ND、OR等)を使用して、欄1302に検索式を入力
する。検索の履歴の欄を参照しながら、過去に実行した
検索の結果でヒットした医療機関のDBサーバの集合の
IDと集合演算子(∩、∪等)を使用して、欄1303
に検索するDBサーバの範囲を入力する。ここで、「ヒ
ットする」とは、「検索の質問と一致する遺伝子検査結
果を持つことが判明する」という意味である。ボタン1
304は、欄1302、1303の検索条件で検索を実
行することをユーザがシステムに命じるボタンである。
欄1305は、検索の実行の進捗状況を表示する。例え
ば、検索範囲のDBサーバの総数に対する検索結果を返
信してきたDBサーバの数の割合を表示する。欄130
6〜1310からなる表は、検索の履歴を表わし、患者
Xの遺伝子検査結果を質問とする過去に実行した検索の
結果を表示する。列1306は各検索の結果のIDを、
列1307は検索条件を、列1308は検索の結果ヒッ
トした診療記録の件数を、列1309は検索の結果ヒッ
トしたDBサーバの数を、列1310は検索の結果ヒッ
トしたDBサーバの集合のIDを、各々表示する列であ
る。欄1311は、ユーザが入手したい診療記録群の位
置情報を含む検索結果のIDを入力する欄である。欄1
312は欄1311に入力された検索結果に対応する診
療記録を取得することをユーザがシステムに命じるボタ
ン、欄1313は検索パネルを閉じるボタンである。
【0038】図15は、第1の実施例の電子カルテシス
テムでの遺伝子検査結果を検索する手順例を示す図であ
る。図15に示す工程1401〜1406は、一つの検
索条件(図14の欄1302、1303に示される)に
対するユーザの操作、検索ソフトの動作を示す工程であ
る。第i番目の検索に於いて、ユーザ(医師)は、患者
Xの遺伝子検査結果を参照しながら目的に適した検索の
質問を考え、遺伝子検査項目の一覧を表す欄1001
(図11)の検査項目ID(T(j)、j=1、…、
n)と論理演算子を用いて、質問となる検索式を、図1
4の欄1302に入力する(1401)。次に、検索の
履歴を表す列1306〜1310(図14)を参照し、
検索する医療機関(DBサーバ)適切な検索の範囲D
(i)を、DBの集合のID(H(1)、…、H(i−
1))と集合演算子を用いて、図14の欄1303に入
力する(1402)。ネットワークに繋がる全医療機関
のDBサーバを検索する場合、図14の欄1303には
何も入力しない。図14の欄1303には何も入力しな
い場合、検索の範囲D(i)は、ネットワークに繋がる
DBサーバ全てとなる。検索条件を設定した後、ユーザ
が検索実行ボタン1304(図14)をクリックする
と、クライアントの検索ソフトは、検索の範囲D(i)
に含まれる全ての医療機関のDBサーバに、「検索式に
含まれる検査項目T(j)(j=1、…、n)につい
て、患者Xの検査結果と一致する検査結果を各医療機関
のDBから探し出し、検索式の論理演算に対応する集合
演算を実行し、検索式の条件を満たす遺伝子検査結果を
持つ診療記録の位置情報を返信する」ことを依頼する
(1403)(図7に示す検索依頼611)。各DBサ
ーバは、送られた検索依頼(図6に示す入力503)に
基づいて、検索処理502(図6)を実行し、出力(検
索結果)504(図6)を依頼元のクライアントに返信
する(1404)。クライアントの処理602(図7)
を実行するソフトは、検索の範囲D(i)に含まれる全
てのDBサーバから返信された検索結果612(図7)
から、診療記録の位置情報を抽出し、抽出された位置情
報の纏めて集合K(i)としクライアントの記憶装置に
保存し、K(i)の診療記録の位置情報の中に現れる異
なるDBサーバの集合(H(i))を作成し、クライア
ントの記憶装置に保存する(1405)。次に、クライ
アントの処理602(図7)を実行するソフトは、K
(i)に含まれる異なる診療記録の個数、H(i)に含
まれる異なるDBサーバの個数をカウントし、クライア
ントの記憶装置に保存すると共に、ヒットした診療記録
件数を欄1308(図14)に、ヒットしたDBサーバ
の個数を欄1309(図14)に、各々表示する(14
06)。検索の結果のヒット件数と共に、クライアント
の処理602(図7)を実行するソフトは、検索結果I
Dを作成して列1306(図14)に表示し、検索条件
を列1307(図14)に表示し、ヒットしたDBの集
合IDを作成し列1310(図14)に表示する。ヒッ
ト件数が多すぎるとユーザが判断した場合は、ユーザ
は、新たに検索条件を考えて入力し(1401、140
2)、クライアントに新たな検索を実行させる(140
3〜1406)。ヒット件数を十分に絞り込んだとユー
ザが判断したら、ユーザは列1306(図14)に表示
される該当する検索結果IDを欄1311(図14)に
入力し、診療記録を取得するボタン1312をクリック
して該当する診療記録を取得する(1407)。
【0039】工程1407では、クライアントの処理6
03(図7)を実行するソフトは、診療記録の配布依頼
613(図7)を、該当する医療機関のDBサーバ(H
(i))に送信する。入力(配布依頼)506(図6)
を受信した各医療機関のDBサーバの診療記録配布処理
505(図6)を実行するソフトは、入力(配布依頼)
506(図6)の診療記録の位置情報に基づいて該当す
る診療記録を記録装置501(図6)からコピーし、出
力(コピー)507(図6)を配布依頼元のクライアン
トに返信する。各医療機関のDBサーバから返信された
診療記録614(図7)を受信したクライアントはその
記憶装置に診療記録614を保存する。保存された診療
記録614(図7)は、処理601〜605(図7)を
実行する中でボタン808(図9)をクリックして閲覧
できる。診療記録を取得するボタン1312(図14)
をクリックする時、診療記録の配布を依頼すると共に、
欄1311(図14)に該当する検索条件をクライアン
トの記憶装置に保存する機能を、処理601〜605
(図7)を実行するソフトは持っていてもよい(この場
合、ボタン808(図9)をクリックすると、関連診療
記録を取得する時に用いた検索条件も表示される)。
【0040】第1の実施例の構成の電子カルテシステム
を用いて、医師は、担当する患者と先天的体質が類似し
た他患者のカルテを迅速に得ることが可能となる。ま
た、第1の実施例の構成の電子カルテシステムは、救急
患者、身元不明患者の他医療機関でのカルテを入手する
時にも有効である。
【0041】(第2の実施例)第1の実施例のDBでの
診療記録と遺伝子検査結果のデータ構造(図4)を採用
した場合、次の問題が発生し得る。クライアントから遺
伝子検査結果を検索すると、検索の結果として診療記録
の位置情報が返信される。診療記録の位置情報が、通常
実行されているように、医療機関(DBサーバ)、記憶
装置、ディレクトリ、カルテファイル(図4)の名称の
並びで表現される場合、一人の患者の個人情報、診療記
録、遺伝子検査結果を纏めて保存するファイルの保存場
所(個人情報の保存場所)を、電子カルテシステムのユ
ーザに知らせることなるので好ましくないと言う問題が
発生する。
【0042】この問題を解決する一方法として、各DB
サーバで定期的にカルテファイルの名称を変更する方法
が考えられるが、この方法を採用すると、カルテファイ
ルの名称の変更中にはシステムを使用できないと言う問
題、頻繁に変更しないと効果がない等の問題がある。
【0043】上記の問題を解決する、本発明の第2の実
施例の電子カルテシステムの例を以下に説明する。第1
の実施例の構成のDBでは図4に示すように、一患者の
個人情報、診療記録、遺伝子検査結果は、一つのファイ
ルに保存されているが、第2の実施例では、個人情報、
診療記録、遺伝子検査結果を図16に示すように分割し
保存する。但し、第2の実施例の構成は、カルテのDB
を除き第1の実施例と同一の構成をとる。
【0044】図16は、第2の実施例での電子カルテの
DBの構成例を示す図である。図16に示す個人情報フ
ァイル群1501は、カルテファイルの個人情報セグメ
ント(401(図4))に相当する情報を各患者毎に保
存し、診療記録ファイル群1502は、カルテファイル
の診療記録セグメント(402(図4))に相当する情
報を各患者毎に保存し、項目毎の遺伝子検査結果ファイ
ル群1503、1504、1505、…は、カルテファ
イルの遺伝子検査結果セグメント(403(図4))に
相当する情報の中の項目毎の遺伝子検査結果を各患者毎
に保存する。図16に示す実線の矢印は、矢印の根元の
ファイル(又は処理)が持つ情報に基づいて、矢印の矢
先のファイルのコピーを取得可能なことを示している。
【0045】同一の医療機関内のクライアントから閲
覧、編集の処理を実行するソフトを起動して、ユーザは
起動後に入力したID、パスワードをもつ医師が担当す
る患者の全種類のファイル(1501、1502、15
03、1504、1505、…等の一部)にアクセスで
きる。ネットワークに繋がれた任意のクライアントから
検索を実行するソフトを起動して、ユーザはネットワー
クに繋がれた任意の医療機関の任意の遺伝子検査結果フ
ァイル群1503、1504、1505、…を検索し
て、検索結果に基づいて該当する診療記録ファイル群1
502のデータを取得できる。図16に示す構成の電子
カルテのDBにより、全ての項目の遺伝子検査結果ファ
イル群の検索が可能であり、検索結果の中に個人情報フ
ァイル群1501にアクセスする手掛かりを含まない構
成とすることが可能となる。複数の遺伝子検査結果の組
み合わせは、個人を特定する手段に用いられる可能性が
あるが、遺伝子検査結果は項目毎に分割されて保存され
ているので、個人特定は容易ではない。
【0046】図17は、第2の実施例での電子カルテの
データ構造例を示し、図16で実線の矢印で示したファ
イル間の関係の例を一患者について示す。電子カルテの
データは、当該患者の個人情報ファイル1610、当該
患者の診療記録ファイル1620、当該患者の項目毎の
遺伝子検査結果ファイル1630、1640、165
0、…に記録されている。当該患者の個人情報ファイル
1610は、当該患者の診療記録ファイルの格納場所、
名称を保存するフィールド1611、当該患者の項目毎
の遺伝子検査結果ファイルの格納場所、名称を保存する
フィールド1612、当該患者のその他の項目の遺伝子
検査結果ファイルの格納場所、名称を保存するフィール
ド群1613、1614、…から構成される。当該患者
の項目毎の遺伝子検査結果ファイル群1630、164
0、1650、…は、各々当該患者の診療記録ファイル
の格納場所、名称を保存するフィールド1631、16
41、1651、…を持つ。図17に示す各ファイルの
間の関係から、遺伝子検査結果の検索の結果得られる情
報は、診療記録ファイルの格納場所、名称、内容のみで
あるので個人情報ファイルの内容は保護される。但し、
何者かによって多数の遺伝子検査結果の検索依頼がシス
テマティックに送信された場合、結果として多数の遺伝
子検査結果ファイル群の内容が読み出される恐れがあ
る。
【0047】また、遺伝子検査結果ファイル群の各ファ
イルに、各患者の診療記録ファイルの格納場所、名称が
保存されているので、格納場所、名称の位置情報をキー
として、収集された遺伝子検査結果ファイルが患者毎に
纏められる恐れがある。患者の遺伝子検査結果のセット
は、当該患者を特定することが可能な情報である。仮
に、別の手段により個人の遺伝子検査結果のセットが盗
まれた場合、当該セットと上記の纏められた遺伝子検査
結果とを照合して、当該個人の診療記録の格納場所、名
称が分かるので、当該個人の診療記録ファイルのコピー
は配布依頼により盗まれることになる。以上のような個
人情報の盗難に対しては、同一のユーザからの検索依頼
の回数や頻度に制限を設けて回避し得るが、システムの
使いやすさが損なわれる恐れがある。
【0048】図18は、第2の実施例でのポインタファ
イルを持つ電子カルテのデータ構造例を示す図である。
図18は、検索依頼の回数や頻度に制限を設けなくと
も、上記のようなハッキングを防止できるカルテのデー
タ構造の例を示す図である。図17に示す各患者の項目
毎の遺伝子検査結果ファイル群1630、1640、1
650、…と、図18に示す各患者の項目毎の遺伝子検
査結果ファイル群1730、1740、1750、…と
は類似するが、図18に示すデータ構造では、患者の診
療記録ファイルの格納場所、名称を保存するファイル1
732、1742、1752、…の各ファイル(ポイン
ターファイルと呼ぶ)の格納場所、名称を保存するフィ
ールド群1731、1741、1751、…を持つ。図
18のデータ構造を採用すれば、検索により多数の遺伝
子検査結果ファイルを収集しても、ポインターファイル
の格納場所、名称が全て異なるので患者毎に纏めること
はできない。
【0049】DBサーバ内で、各遺伝子検査の項目毎の
検索の後に実行する検索式に基づく集合演算は、ポイン
ターファイルの内容(診療記録ファイルの格納場所、名
称)を参照して実行されるが、集合演算の結果は何れか
一つの遺伝子検査項目のポインターファイルの格納場
所、名称の集合に変換されて、「検索式の条件を満たす
診療記録の位置情報群」として返信される(工程140
4(図15))。診療記録の配布を依頼する時は、診療
記録ファイルの格納場所、名称を保存するファイル(ポ
インターファイル)の格納場所、名称を「診療記録の位
置情報」として、該当するDBサーバに送信する(配布
依頼613(図7))。診療記録の配布を依頼されたD
Bサーバは、該当する診療記録ファイルの格納場所、名
称を保存するファイル(ポインターファイル)の内容を
読んだ後に診療記録ファイルのコピーを作成し、配布依
頼元に返送する(出力507(図6))。
【0050】第2の実施例の構成の電子カルテシステム
を用いると、第1の実施例と同様に、医師は担当する患
者と先天的体質が類似した他患者のカルテを迅速に得る
ことが可能である。また、救急患者、身元不明患者の他
医療機関でのカルテを入手する時にも有効である。しか
も、システムに登録された各患者の個人情報を有効に保
護することが可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明の電子カルテシステムによれば、
カルテ内の個人情報、遺伝子検査結果の機密を保護しつ
つ、膨大な診療記録のDB群から患者の診療の支援情報
として有効である類似する先天的体質を持つ他の患者の
診療記録を迅速に探索して収集することが可能となる。
また、他の医療機関に登録された患者の診療記録の探索
も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であり複数の医療機関に
またがる電子カルテシステムの構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施例での医療機関内のネット
ワークの構成例を示す図。
【図3】本発明の第1の実施例でのDBサーバの構成例
を示す図。
【図4】本発明の第1の実施例でのカルテファイルのデ
ータ構造例を示す図。
【図5】本発明の第1の実施例で使用される塩基配列決
定法による遺伝子検査結果例を示す図。
【図6】本発明の第1の実施例の電子カルテシステムの
DBサーバでの遺伝子検査結果の検索処理、診療記録の
配布処理を説明する図。
【図7】本発明の第1の実施例の電子カルテシステムの
クライアントでの遺伝子検査結果の検索依頼処理、カル
テの閲覧処理、編集処理を説明する図。
【図8】本発明の第1の実施例での初診患者のカルテの
作成手順例を示す図。
【図9】本発明の第1の実施例の電子カルテシステムで
個人情報の閲覧、入力を行なう画面例を示す図。
【図10】本発明の第1の実施例の電子カルテシステム
で診療記録の入力を行なう画面例を示す図。
【図11】本発明の第1の実施例の電子カルテシステム
で遺伝子検査結果の閲覧、入力を行なう画面例を示す
図。
【図12】本発明の第1の実施例の電子カルテシステム
に於いて、他医療機関での診療記録を取得する手順例を
説明する図。
【図13】本発明の第1の実施例の電子カルテシステム
に於いて、患者の遺伝子検査結果と一致する遺伝子検査
結果を持つ他患者の診療記録を収集する手順例を説明す
る図。
【図14】本発明の第1の実施例の電子カルテシステム
での検索に関する操作のためのウインドウの画面例を示
す図。
【図15】本発明の第1の実施例の電子カルテシステム
での遺伝子検査結果を検索する手順例を示す図。
【図16】本発明の第2の実施例での電子カルテのDB
の構成例を示す図。
【図17】本発明の第2の実施例での電子カルテのデー
タ構造例を示す図。
【図18】本発明の第2の実施例でのポインタファイル
を持つ電子カルテのデータ構造例を示す図。
【符号の説明】
601…遺伝子検査結果の検索を依頼する処理、602
…検索結果を受信し編集する処理、603…診療記録の
配布依頼処理、604…診療記録を受信し収納する処
理、605…カルテを閲覧し編集する処理、630…医
療機関A内のDBサーバ、631、632、633…医
療機関A以外のDBサーバ、640…ネットワーク。
フロントページの続き (72)発明者 永井 啓一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 村川 克二 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医療機関で診療を受けた複数の患者の医療
    に直接関係しない前記患者の氏名を含む個人情報と、前
    記患者の遺伝子検査結果と、前記個人情報及び前記遺伝
    子検査結果を含まない診療記録とを記憶する前記医療機
    関の前記患者に関するカルテファイル群を格納する単一
    又は複数の記憶装置と、前記カルテファイル群の内容を
    閲覧し編集する処理、ユーザが入力した遺伝子検査結果
    と一致する遺伝子検査結果が記憶されたカルテファイル
    を検索する処理、検索された前記カルテファイルに記憶
    された前記診療記録を表示する処理の、少なくとも一つ
    の処理を実行する単一又は複数のディジタルコンピュー
    タを有することを特徴とする電子カルテシステム。
  2. 【請求項2】医療機関で診療を受けた複数の患者の医療
    に直接関係しない前記患者の氏名を含む個人情報を記憶
    する前記医療機関の前記患者に関する個人情報ファイル
    群と、項目毎に遺伝子検査結果を記憶する前記医療機関
    の前記患者の前記項目毎の遺伝子検査ファイル群と、前
    記個人情報及び前記遺伝子検査結果を含まない診療記録
    を記憶する前記医療機関の前記患者の診療記録ファイル
    群とを格納する単一又は複数の記憶装置と、前記個人情
    報ファイル群、前記遺伝子検査ファイル群、前記診療記
    録ファイル群の内容を閲覧し編集する処理、ユーザが入
    力した遺伝子検査結果と一致する遺伝子検査結果が記憶
    された遺伝子検査ファイルを検索する処理、検索された
    前記遺伝子検査ファイルを持つ前記医療機関の前記患者
    の前記診療記録ファイルの内容を表示する処理の、少な
    くとも一つの処理を実行する単一又は複数のディジタル
    コンピュータを有することを特徴とする電子カルテシス
    テム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電子カルテシステムに於
    いて、前記遺伝子検査ファイルを持つ前記医療機関の前
    記患者の前記診療記録ファイルの格納場所と名称が前記
    遺伝子検査ファイルに記憶され、検索された前記遺伝子
    検査ファイルを持つ前記医療機関の前記患者の前記診療
    記録ファイルの格納場所と名称、又は該格納場所と名称
    を表わす記号を表示し、前記ユーザが、前記診療記録フ
    ァイルの格納場所と名称、又は前記記号を指示すること
    によって、前記ディジタルコンピュータは前記診療記録
    ファイルの内容を読み出す処理を実行することを特徴と
    する電子カルテシステム。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の電子カルテシステムに於
    いて、前記遺伝子検査ファイルを持つ前記医療機関の前
    記患者の前記診療記録ファイルの格納場所と名称を記憶
    するポインタファイルを有し、該ポインタファイルは単
    一の遺伝子検査ファイルに所属し、前記遺伝子検査ファ
    イルは前記遺伝子検査ファイルに所属する前記ポインタ
    ファイルの格納場所と名称を記憶し、 検索された前記遺伝子検査ファイルに所属する前記ポイ
    ンタファイルの格納場所と名称、又は該格納場所と名称
    を表わす記号を表示し、前記ユーザが、前記ポインタフ
    ァイルの格納場所と名称を入力する、又は前記記号を指
    示することによって、前記ディジタルコンピュータは前
    記診療記録ファイルの内容を読み出すことを特徴とする
    電子カルテシステム。
JP16321298A 1998-06-11 1998-06-11 電子カルテシステム Pending JPH11353404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16321298A JPH11353404A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 電子カルテシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16321298A JPH11353404A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 電子カルテシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11353404A true JPH11353404A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15769438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16321298A Pending JPH11353404A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 電子カルテシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11353404A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001256305A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Kazutoshi Mogi 遺伝子検査データ活用方法
JP2001306691A (ja) * 2000-02-17 2001-11-02 Shimizu Haruo 診療情報システム
JP2001357130A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Hitachi Ltd 診療情報管理システム
JP2002085333A (ja) * 2000-09-20 2002-03-26 Olympus Optical Co Ltd 医療機器使用状況情報収集装置
WO2002025519A1 (fr) * 2000-09-20 2002-03-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede visant a fournir une information de diagnostic a base de genes, terminal fournissant l'information, et terminal de reception de l'information
WO2002044967A1 (fr) * 2000-11-30 2002-06-06 Hitachi, Ltd. Procede et systeme permettant de delivrer des informations d'analyse genetique et procede d'identification permettant une authentification
JP2003196403A (ja) * 2001-12-28 2003-07-11 New Industry Research Organization 遺伝子情報に基づく医薬品の適正使用ネットワーク
JP2004152316A (ja) * 2001-05-25 2004-05-27 Hitachi Ltd 塩基配列関連情報を用いた情報処理システム
JPWO2003048991A1 (ja) * 2001-11-22 2005-04-21 株式会社日立製作所 塩基配列関連情報を用いた情報処理システム
JPWO2004046997A1 (ja) * 2002-11-20 2006-03-16 株式会社日立製作所 塩基配列関連情報を用いた情報処理システム
JPWO2004046996A1 (ja) * 2002-11-18 2006-03-16 株式会社日立製作所 塩基配列関連情報を用いた情報処理システム
JP2009245367A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Software Eng Co Ltd 情報管理システム
JP2010211452A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fujifilm Corp 症例画像検索装置、方法およびプログラム
US7949545B1 (en) 2004-05-03 2011-05-24 The Medical RecordBank, Inc. Method and apparatus for providing a centralized medical record system
JP2013012025A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Fujifilm Corp 診療支援システムおよび方法、並びに、プログラム
JP6092360B1 (ja) * 2015-12-25 2017-03-08 ヤフー株式会社 生成装置、生成方法及び生成プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5532140A (en) * 1978-08-30 1980-03-06 Hitachi Ltd Data managing system
JPH05192194A (ja) * 1991-09-05 1993-08-03 Pola Chem Ind Inc 遺伝子の検索方法及び装置
JPH07192071A (ja) * 1993-11-05 1995-07-28 At & T Corp 病院をベースとする統合医療コンピュータシステム
WO1997002043A1 (en) * 1995-06-30 1997-01-23 Novo Nordisk A/S Prevention of a disease having the characteristics of diabetes
JPH09135816A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Hitachi Ltd 広域医療情報システム
JPH1079770A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Toshiba Corp 電子カルテシステム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5532140A (en) * 1978-08-30 1980-03-06 Hitachi Ltd Data managing system
JPH05192194A (ja) * 1991-09-05 1993-08-03 Pola Chem Ind Inc 遺伝子の検索方法及び装置
JPH07192071A (ja) * 1993-11-05 1995-07-28 At & T Corp 病院をベースとする統合医療コンピュータシステム
WO1997002043A1 (en) * 1995-06-30 1997-01-23 Novo Nordisk A/S Prevention of a disease having the characteristics of diabetes
JPH09135816A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Hitachi Ltd 広域医療情報システム
JPH1079770A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Toshiba Corp 電子カルテシステム

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
宮崎勍,他: "リレーショナルデータベース", C&C SYSTEM REVIEW, vol. 第4巻,第4号, CSNH200300306001, 28 February 1990 (1990-02-28), JP, pages 2 - 9, ISSN: 0000770429 *
郡司篤晃, 外: "医療情報処理システム", FUJITSU, vol. 第23巻, 第5号, CSNH200400365001, 31 December 1972 (1972-12-31), JP, pages 83 - 113, ISSN: 0000770428 *

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001306691A (ja) * 2000-02-17 2001-11-02 Shimizu Haruo 診療情報システム
JP2001256305A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Kazutoshi Mogi 遺伝子検査データ活用方法
JP2001357130A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Hitachi Ltd 診療情報管理システム
JP2002085333A (ja) * 2000-09-20 2002-03-26 Olympus Optical Co Ltd 医療機器使用状況情報収集装置
WO2002025519A1 (fr) * 2000-09-20 2002-03-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede visant a fournir une information de diagnostic a base de genes, terminal fournissant l'information, et terminal de reception de l'information
WO2002044967A1 (fr) * 2000-11-30 2002-06-06 Hitachi, Ltd. Procede et systeme permettant de delivrer des informations d'analyse genetique et procede d'identification permettant une authentification
JP2004152316A (ja) * 2001-05-25 2004-05-27 Hitachi Ltd 塩基配列関連情報を用いた情報処理システム
JPWO2003048991A1 (ja) * 2001-11-22 2005-04-21 株式会社日立製作所 塩基配列関連情報を用いた情報処理システム
JP2003196403A (ja) * 2001-12-28 2003-07-11 New Industry Research Organization 遺伝子情報に基づく医薬品の適正使用ネットワーク
JPWO2004046996A1 (ja) * 2002-11-18 2006-03-16 株式会社日立製作所 塩基配列関連情報を用いた情報処理システム
JPWO2004046997A1 (ja) * 2002-11-20 2006-03-16 株式会社日立製作所 塩基配列関連情報を用いた情報処理システム
US7949545B1 (en) 2004-05-03 2011-05-24 The Medical RecordBank, Inc. Method and apparatus for providing a centralized medical record system
US8239218B1 (en) 2004-05-03 2012-08-07 The Medical RecordBank, Inc. Method and apparatus for providing a centralized medical record system
JP2009245367A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Software Eng Co Ltd 情報管理システム
JP2010211452A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fujifilm Corp 症例画像検索装置、方法およびプログラム
JP2013012025A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Fujifilm Corp 診療支援システムおよび方法、並びに、プログラム
JP6092360B1 (ja) * 2015-12-25 2017-03-08 ヤフー株式会社 生成装置、生成方法及び生成プログラム
JP2017117394A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 ヤフー株式会社 生成装置、生成方法及び生成プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9361428B2 (en) System and method for electronically managing medical data files
Girdea et al. P heno t ips: Patient phenotyping software for clinical and research use
RU2541198C2 (ru) Системы поддержки принятия клинических решений с внешним контекстом
CN103975328B (zh) 从患者测序数据追溯性地提取用于临床决策支持的临床相关信息
JPH11353404A (ja) 電子カルテシステム
US8671118B2 (en) Apparatus, method and program for assisting medical report creation and providing medical information
US20060020398A1 (en) Integration of gene expression data and non-gene data
JP2005110944A (ja) 診療支援装置、診療支援方法及び診療支援プログラム
US20050149566A1 (en) System, method and program product for management of life sciences data and related research
JP2008537821A (ja) 生体分子及び疾患の間の関係に関する証拠を収集するシステム及び方法
JP2001511546A (ja) 遺伝子発現および評価システム
JP5739700B2 (ja) 類似症例閲覧システム、類似症例閲覧方法
JP2001155100A (ja) 地域電子カルテシステムおよびプログラムを記録した記録媒体
Hewitt Data, information, and knowledge
Drake et al. A system for sharing routine surgical pathology specimens across institutions: the Shared Pathology Informatics Network
JP5172575B2 (ja) オーダ受付装置及びオーダ受付装置の作動方法、並びに医用ネットワークシステム
JP5100490B2 (ja) オーダ管理装置、オーダ管理装置の動作方法及びオーダ管理プログラム
US7490046B1 (en) Method and system for matching medical condition information with a medical resource on a computer network
JP2005309863A (ja) 診療科横断患者管理システム
JP6777351B2 (ja) プログラム、情報処理装置および情報処理方法
JPH10272123A (ja) 遺伝子情報記録方法
CN109002442B (zh) 一种基于医生相关属性检索诊断病例的装置及方法
JP5276819B2 (ja) 電子カルテシステムおよび検索プログラム
Myers et al. Diagnostic accuracy of a direct panfungal polymerase chain reaction assay performed on stained cytology slides
JP2005078365A (ja) 電子カルテ病状対応表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051025

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060912