JP2003196403A - 遺伝子情報に基づく医薬品の適正使用ネットワーク - Google Patents

遺伝子情報に基づく医薬品の適正使用ネットワーク

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JP2003196403A JP2001399412A JP2001399412A JP2003196403A JP 2003196403 A JP2003196403 A JP 2003196403A JP 2001399412 A JP2001399412 A JP 2001399412A JP 2001399412 A JP2001399412 A JP 2001399412A JP 2003196403 A JP2003196403 A JP 2003196403A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者に対して遺伝子情報に基づく医療情報
を提供することができ、かつ、利用者個人の遺伝子情報
が第三者に漏洩することのない遺伝子情報活用システム
を提供する。 【解決手段】 データベース30において、識別情報と
医療支援情報とが該識別情報に対してこれに対応する医
療支援情報を検索して読出し可能なように対応付けられ
て格納されており、端末20の入力部23によって識別
情報が入力された時には、サーバ10の制御部11がデ
ータベース30を検索して、入力された識別情報に対応
する医療支援情報を検出する。検出された医療支援情報
は、端末20の出力部24より出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の遺伝子情報
に基づいて薬剤の適正使用を図ることのできる遺伝子情
報活用システムに関し、特に、該システムを利用する患
者の遺伝子情報を第三者に対して完全に秘匿することが
可能な遺伝子情報活用システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】医師が患者に薬剤を処方することは、病
院等の医療機関においてはごく日常的に行われている。
この時、各患者に対しての薬剤の適正量には個人差が存
在するが、従来、医師は最初にその適正量を知ることが
できなかったため、患者に薬剤を投与した後の経過を見
て、処方する薬剤の量を加減したり、或いは処方する薬
剤を変えたりすることが行われていた。
【0003】しかしながら、遺伝子の研究が進むにつ
れ、特定の遺伝子が薬剤の効きに対して大きな影響を持
つことが明らかにされており、各患者の遺伝子情報を調
べれば、その遺伝子情報に応じて処方すべき薬剤の適正
量を知ることができるようになってきた。
【0004】また、ある特定の遺伝子を有する人が特に
発症しやすい病気等があることも知られており、そのよ
うな遺伝子を持っていることが分かれば、その病気に対
して予防に努めることも可能となる。
【0005】このように、近年、遺伝子情報を積極的に
医療に取り込み、適正な手段で治療に応用することが行
われつつある。遺伝子情報を医療に活用できる例とし
て、特開平11−353404号公報には、類似する先
天的性質を持つ他患者の診療記録を診療支援情報として
検索できる電子カルテシステムが開示されている。
【0006】上記公報の電子カルテシステムでは、該シ
ステムのデータベースにおいてカルテ情報が保存され、
該カルテ情報は、個人情報ファイル、診療記録ファイ
ル、遺伝子検査結果ファイルに分割して格納されてい
る。そして、診療支援情報の検索においては、検索可能
な対象を遺伝子検査結果ファイル群のみとして、その検
索結果として診療記録を取得する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
開示されているような従来の構成では、遺伝子情報を入
力してそれに対応する診療記録を検索して出力する構成
であるため、診療支援情報の検索時においては個人情報
の保護を図ることができる。但し、データベースにおい
て個人情報と、これに対応する形で遺伝子情報とが格納
されている以上、個人の遺伝子情報が漏洩する可能性が
あることは免れない。
【0008】また、上述のようなシステムにおいて、そ
の有用性を高めるためには、できる限り多くの情報をデ
ータベース化することが好ましいことは言うまでもな
い。そのためには、例えば、健康保険組合および政府関
係保険組合に帰属する組合員(およびその家族)に対し
て、上記システムへの加入に拒否的な感情を排除するこ
とが有効である。すなわち、上記システムへの加入者が
増えれば、それだけ情報提供が多くなり該システムの有
用性を高めることができる。しかしながら、個人の遺伝
子情報に対して完全な秘匿性が確保できないシステムで
は、このような加入に対する拒否的な感情を排除するこ
とはできない。
【0009】言い換えれば、遺伝子情報を医療行為に活
用し役立てようとするシステムに対し、保険組合の組合
員等の該システムへの加入に拒否的な感情を排除しよう
とするならば、該システムにおいては個人の遺伝子情報
に対して完全な秘匿性を確保することが必要であるとい
える。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、システムの利用者に対し
て遺伝子情報に基づく医療情報を提供することができ、
かつ、該システムの利用者個人の遺伝子情報が第三者に
漏洩することのない遺伝子情報活用システムを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の遺伝子情報活用
システムは、上記の課題を解決するために、識別情報
(例えば、指紋、網膜、血流等の生体情報)と医療支援
情報とが、該識別情報に対してこれに対応する医療支援
情報を検索して読出し可能なように対応付けられて格納
されているデータ格納手段と、上記識別情報を入力する
入力手段と、上記入力手段によって識別情報が入力され
た時に、上記データ格納手段を検索して、入力された識
別情報に対応する医療支援情報を検出する検索手段と、
上記検索手段によって検出された医療支援情報を出力す
る出力手段とを備えており、上記識別情報として、個人
情報を用いない情報を使用することを特徴としている。
【0012】上記の構成によれば、データ格納手段にお
いて、識別情報と医療支援情報とが、該識別情報に対し
てこれに対応する医療支援情報を検索して読出し可能な
ように対応付けられて格納されているため、上記入力手
段によって識別情報が入力された時には、上記検索手段
は、上記データ格納手段を検索して、入力された識別情
報に対応する医療支援情報を検出することができる。検
出された医療支援情報は、出力手段より出力され、該遺
伝子情報活用システムの利用者(予め、識別情報と遺伝
子情報との登録を行っているもの)に提供される。
【0013】ここで、上記識別情報は、生体情報(指
紋、網膜、血流等)や、もしくはパスワードやID番号
と生体情報との組み合わせ等で与えられ、個人情報を含
まないものが使用される。このため、上記データ格納手
段においては、利用者の個人情報が格納されておらず、
上記遺伝子情報活用システムにおいては個人の遺伝子情
報が漏洩する恐れがない。尚、ここで個人情報とは、例
えば氏名など、その情報によって容易に個人を特定でき
るような情報を指すものとする。また、生体情報とは、
指紋、網膜、血流等、利用者本人の存在なくしては入力
できず、特別の機器がなければ読み取れない種類の情報
を指すものとする。
【0014】また、上記遺伝子情報活用システムでは、
上記データ格納手段は、識別情報と遺伝子情報とを対応
付けて格納する第1のデータ格納手段と、遺伝子情報と
医療支援情報とを対応付けて格納する第2のデータ格納
手段とを備えており、上記検索手段は、上記入力手段に
よって識別情報が入力された時に、上記第1のデータ格
納手段を検索して、入力された識別情報に対応する遺伝
子情報を検出する第1の検索手段と、上記第2のデータ
格納手段を検索して、上記第1の検索手段によって検出
された遺伝子情報に対応する医療支援情報を検出する第
2の検索手段とを備えている構成とすることが好まし
い。
【0015】上記の構成によれば、上記データ格納手段
は、識別情報と遺伝子情報とを対応付けて格納する第1
のデータ格納手段と、遺伝子情報と医療支援情報とを対
応付けて格納する第2のデータ格納手段とから構成され
ている。このため、該遺伝子情報活用システムを利用し
ようとする利用希望者が新たに登録を行う際、該利用希
望者(登録希望者)の識別番号と分析された遺伝子情報
とを第1のデータ格納手段に格納すればよく、新たな利
用者の登録が容易となる。
【0016】また、上記データ格納手段において、識別
情報から医療支援情報を検索する場合は、第1の検索手
段によって第1のデータ格納手段から遺伝子情報を検出
し、第2の検索手段によって第2のデータ格納手段から
を医療支援情報を検出する。
【0017】また、上記遺伝子情報活用システムでは、
上記入力手段は、さらに臨床情報(例えば、薬剤の主作
用・副作用情報等)を入力可能であり、上記データ格納
手段は、遺伝子情報と臨床情報とを対応付けて格納する
第3のデータ格納手段を備えており、上記入力手段によ
り識別情報と臨床情報とが同時に入力された時に、上記
第1の検索手段が、入力された識別情報に対応する遺伝
子情報を第1のデータ格納手段から検出すると共に、上
記第1の検索手段によって検出された遺伝子情報と、上
記入力手段によって入力された臨床情報とを対応付けて
上記第3のデータ格納手段に書き込むデータ書込手段を
備えている構成とすることができる。
【0018】上記の構成によれば、上記入力手段により
識別情報と臨床情報とが同時に入力された時に、上記第
1の検索手段とデータ書込手段との処理により、上記識
別情報に対応する遺伝子情報と入力された臨床情報とが
対応付けられて上記第3のデータ格納手段に書き込まれ
る。
【0019】これにより、上記遺伝子情報活用システム
では、遺伝子情報と該遺伝子情報に対応する臨床情報と
に関する情報の提供を利用者から受け付け、これを蓄積
するモードを有することができる。蓄積された情報は、
解析(統計処理等)されて医療支援情報をより充実させ
るのに役立つ。
【0020】上記遺伝子情報活用システムは、上記デー
タ格納手段と、上記データ格納手段にアクセス可能であ
り、上記検索手段を備えたサーバと、上記サーバとネッ
トワークを介して通信可能であり、上記入力手段と上記
出力手段とを備えた端末とによって構成されるものとす
ることができる。
【0021】あるいは、上記遺伝子情報活用システム
は、上記データ格納手段と上記検索手段とを備えたサー
バと、上記サーバとネットワークを介して通信可能であ
り、上記入力手段と上記出力手段とを備えた端末とによ
って構成されるものとすることができる。
【0022】上記の構成によれば、上記遺伝子情報活用
システムを、サーバと端末とをネットワークを介して接
続したシステムとして提供することができ、上記端末を
医療機関等に設置すれば、利用者への医療支援情報の提
供を容易に行える。
【0023】また、上記遺伝子情報活用システムは、上
記識別情報として、コード番号と生体情報とを組み合わ
せて用いる構成とすることができる。
【0024】上記の構成によれば、上記識別情報とし
て、数字または文字列として与えられるコード番号と、
指紋等の特別の機器がなければ読み取れない生体情報と
を組み合わせて用いることで、アクセス性およびセキュ
リティ性の高い認証方式を得ることができる。
【0025】すなわち、特別の機器がなければ読み取れ
ない生体情報はセキュリティ性は高いがこれのみでは照
合処理に時間がかかるため、コード番号によって絞込み
を行った上で生体情報の照合を行うことでアクセス性を
向上させることができる。
【0026】また、上記遺伝子情報活用システムは、上
記医療支援情報として、薬剤適正使用情報を出力する構
成とすることができる。
【0027】上記の構成によれば、薬剤適正使用情報と
して、利用者の遺伝子情報に基づいて、薬剤の適正な使
用量等を知らせることができ、薬剤の過剰投与等を防止
することができる。
【0028】また、上記遺伝子情報活用システムは、上
記医療支援情報として、生活指導情報を出力する構成と
することができる。
【0029】上記の構成によれば、生活指導情報とし
て、利用者の遺伝子情報に基づいて、該利用者が発症し
やすい病気や、その病気を予防する上での生活上の注意
点を知らせることができる。これにより、該遺伝子情報
活用システムの利用者は、適切な健康管理を行うこと
が、健康上の利益を得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0031】図2に本実施の形態に係る遺伝子情報活用
システムによって実現される事業スキームの概要を示
す。
【0032】上記遺伝子情報活用システムの核となるの
は、遺伝子情報センター1および契約医療機関2であ
る。具体的には、上記遺伝子情報活用システムは、遺伝
子情報センター1におけるサーバと契約医療機関2にお
ける端末機器とをネットワークを介して接続してなる。
尚、上記契約医療機関2とは、該遺伝子情報活用システ
ムを運営する遺伝子情報センター1が、後述する臨床情
報の収集側として認定した総合病院、中小病院、診療
所、開業医等を指すものとする。
【0033】上記遺伝子情報活用システムにおいては、
該システムの利用者は予め自分自身の遺伝子情報がデー
タベースに登録されている必要がある。このため、上記
遺伝子情報活用システムでは、予め登録された利用者
(以下、登録者と称する)にのみ、その利用が限定され
ることとなる。
【0034】尚、このような登録者は、公務員や一般の
会社員、およびその家族(すなわち、健康保険組合の加
入者)に対して登録を呼びかけたり、或いは、その他の
個人(国民保険組合の加入者等)に登録を呼びかけたり
して得ることができる。
【0035】また、詳細は後述するが、該遺伝子情報活
用システムは、登録者の個人情報の漏洩を完全に防止で
きる点に特徴がある。このようなシステムでは、健康保
険組合および国民保険組合の加入者等に対して、該遺伝
子情報活用システムへの加入に強制力を持たせることも
可能であると考えられる。この場合、該遺伝子情報活用
システムへの加入が強制されない個人も任意で加入する
ことが可能である。
【0036】登録者は、最初に、遺伝子情報センター1
に対して遺伝子情報を解析するための生体試料(例え
ば、血液等)を提供することが必要となる。上記遺伝子
情報センター1は、登録者から提供された生体試料を分
析して遺伝子情報を収集する。分析された各登録者の遺
伝子情報は、後述する識別情報と対応付けられてデータ
ベースに格納され、遺伝子情報センター1がこれを守秘
管理する。
【0037】尚、上記識別情報は、各登録者が該遺伝子
情報活用システムにアクセスする際に必要なものである
が、該遺伝子情報活用システムにおいて、該識別情報は
登録者の氏名などの個人情報を含むものではない。
【0038】また、登録者は、病院等の契約医療機関2
において医療行為を受けた際、その臨床情報を提供す
る。ここで、臨床情報とは、例えば、投薬を受けた際の
主作用および副作用情報や、或いは契約医療機関2で医
療行為を受けることとなった疾病情報等である。
【0039】登録者は、上記臨床情報の提供を契約医療
機関2に設置された端末を介して行うが、この時、自身
の識別情報を上記臨床情報と共に上記端末に入力する。
この際、自身の識別情報に加えて医師のパスワードやI
D番号を入力してもよい。遺伝子情報センター1では、
識別情報の入力によって該識別情報に対応する遺伝子情
報が特定できるため、識別情報の入力によって特定され
た遺伝子情報と入力された臨床情報とを対応付けてデー
タベースに格納する。さらに、遺伝子情報センター1で
は、データベース化された情報を統計処理することによ
って、医療支援情報として活用される薬剤適正使用情報
や生活指導情報等を作成する。
【0040】薬剤適正使用情報は、投薬を受けた際の薬
剤の主作用および副作用情報に基づいて作成される。す
なわち、主作用および副作用情報の統計をとることで、
ある特定の遺伝子の有無等によって、ある薬剤に対し
て、薬効の違いや副作用の発生度合い等の傾向を知るこ
とができる。したがって、薬剤適正使用情報として、情
報の開示を要求した登録者に対し、該登録者の遺伝子情
報に基づいて、薬剤の適正な使用量や、用いるべき薬剤
の種類等の情報を提供することができる。
【0041】また、生活指導情報は、医療行為を受けた
疾病情報に基づいて作成される。すなわち、疾病情報の
統計をとることで、ある特定の遺伝子の有無等によっ
て、ある病気に対する発症のしやすさ等の傾向を知るこ
とができる。したがって、生活指導情報として、情報の
開示を要求した登録者に対し、該登録者の遺伝子情報に
基づいて、発症しやすい病気や、その病気を予防する上
での生活上の注意点等の情報を提供することができる。
【0042】登録者が遺伝子情報センター1から提供を
受けた医療支援情報(薬剤適正使用情報および/または
生活指導情報)は、登録者から契約医療機関2の医師へ
渡され、医師がこれらの情報を参照して登録者(すなわ
ち患者)に対して適正な薬剤の処方を行ったり、生活上
の指針を作成し指導する。
【0043】また、上記遺伝子情報センター1にて蓄積
された遺伝子情報と臨床情報との解析情報は、製薬会社
等に対して新薬開発に係る遺伝子解析情報として提供す
ることも可能である。
【0044】次に、上記遺伝子情報活用システムを運営
する遺伝子情報センター1が、利益を得る仕組みについ
て説明する。
【0045】上記遺伝子情報活用システムにおいては、
登録者は、医療支援情報を提供されることによって、契
約医療機関2より適切な医療行為を受けたり、健康な生
活を享受するための指針を得ることができるといった恩
恵を受ける。
【0046】このため、登録者が、医療支援情報の提供
を受ける際に、情報開示費をシステム利用料として支払
うことが考えられる。情報開示費は、医療費と共に契約
医療機関2に対して支払われ、契約医療機関2から遺伝
子情報センター1に対して支払われるものとすることが
できる。すなわち、登録者は契約医療機関2を介して遺
伝子情報センター1に情報開示費を支払う。また、登録
者から会費といった形でシステム利用料を徴収する形式
や、情報開示費および会費の料金形態を併用する形式も
考えられる。
【0047】尚、上記契約医療機関2における医師は、
該遺伝子情報活用システムを利用しての「薬剤の適正使
用指示」や、該遺伝子情報活用システムに対しての「臨
床情報の収集」が薬価点数に認められれば、該遺伝子情
報活用システムから得られる経済的利益は大きいと考え
られる。
【0048】また、上記遺伝子情報活用システムの活動
によっては、薬剤の過剰消費が抑制されたり、登録者の
健康維持に貢献するといった効果が得られることが期待
される。このため、上記遺伝子情報活用システムは、医
療費の低減に寄与することとなり、厚生労働省が遺伝子
情報センター1に補助金や維持費の供出を行うことが考
えられる。また、同様の効果は健康保険組合や国民保険
組合においても生じるため、これらの保険組合からも補
助金や維持費の供出を受けてもよい。
【0049】また、上記遺伝子情報センター1は、製薬
会社等に対し、蓄積した遺伝子情報や臨床情報を新薬開
発に係る情報として提供することができる。したがっ
て、製薬会社からも維持費の供出を受けたり、或いは、
新薬開発に係る情報として提供する際に開示費を受け取
るものとすることが考えられる。また、製薬会社等が、
上記遺伝子情報センター1から提供された遺伝子情報を
用いて新薬を開発した場合は、該新薬の売上げに応じて
ロイヤリティの支払いを受けてもよい。
【0050】尚、上記遺伝子情報活用システムの上述の
説明において、上記遺伝子情報センター1の業務は、一
部は他の企業に委託してもよい。例えば、登録者から提
供された生体試料を分析して遺伝子情報を得る遺伝子解
析や、DNAチップの改良等は解析受託企業に委託して
もよい。
【0051】また、遺伝子情報センター1と製薬会社等
の企業は、薬効やスクリーニング情報等の交換を行っ
て、遺伝子情報の活用率を高めてもよい。さらに、製薬
会社等の企業が契約医療機関2の医師に対して新薬情報
を与え、該新薬の臨床試験の実施を依頼した場合には、
その臨床試験の経過情報は、遺伝子情報センター1に与
えられ、薬剤適正使用情報や生活指導情報の医療支援情
報の作成に活用されるものであってもよい。
【0052】次に、上記遺伝子情報活用システムの構成
について説明する。
【0053】まず、上記遺伝子情報活用システムは、図
1に示すように、サーバ10、端末20、データベース
30、およびネットワーク40によって構成されるもの
である。尚、上記データベース30は、サーバ10内に
含まれるものであってもよい。
【0054】上記サーバ10は、遺伝子情報センター1
において備えられるものであり、制御部11、ROM1
2、および通信部13を有している。
【0055】制御部11は、サーバ10全体の動作を制
御するものであり、ROM12に格納された動作プログ
ラムに基づいてサーバ10を制御する。通信部13は、
ネットワーク40を介して端末20との通信を行う手段
である。
【0056】また、端末20は、各契約医療機関2にお
いて備えられるものであり、制御部21、ROM22、
入力部23、出力部24、表示部25、通信部26、お
よび課金部27を有している。
【0057】制御部21は、端末20全体の動作を制御
するものであり、ROM22に格納された動作プログラ
ムに基づいて端末20を制御する。入力部23は、登録
者が本システムに対して識別情報や臨床情報を入力する
ための手段であり、出力部24は、薬剤適正使用情報や
生活指導情報等、本システムが登録者に対して提供する
医療支援情報を出力するための手段である。表示部25
は、登録者が端末20を操作する際の操作案内画面等を
表示する手段である。通信部26は、ネットワーク40
を介してサーバ10との通信を行う手段である。また、
課金部27は、登録者が本システムより医療支援情報の
提供を受ける時に、情報開示費を入金するための手段で
ある。
【0058】そして、データベース30は、本システム
にて用いられる各種情報を所定の状態にて格納する手段
であり、遺伝子情報センター1において管理されてい
る。サーバ10は、必要に応じてデータベース30にア
クセスし、必要な情報を読み出す。
【0059】ここで、上記サーバ10およびデータベー
ス30のより詳細な構成について図3を参照して説明す
る。
【0060】上記データベース30は、格納されている
各種情報を、その内部で所定の形態で分類している。こ
のため、データベース30は、図3に示すように、第1
ないし第4のデータベース31〜34によって構成され
ている。
【0061】第1のデータベース31は、各登録者の識
別情報と遺伝子情報とを対応付けて格納するものであ
る。第2のデータベース32は、遺伝子情報と各遺伝子
に対応する臨床情報とを対応付けて格納するものであ
る。そして、第3のデータベース33は、遺伝子情報と
各遺伝子に対応する薬剤適正使用情報とを対応付けて格
納するものであり、第4のデータベース34は、遺伝子
情報と各遺伝子に対応する生活指導情報とを対応付けて
格納するものである。
【0062】また、上記第3および第4のデータベース
33、34に格納される情報は、第2のデータベースに
蓄積された情報をサーバ10の制御部11によって読み
出し、これを解析部14で解析(例えば、統計処理)す
ることによって得られるものである。このような解析
は、該遺伝子情報活用システムにおいて定期的に行われ
るものとし、その解析結果によって第3および第4のデ
ータベース33、34に格納される情報は随時更新され
るものとする。
【0063】尚、上記解析部14は必ずしもサーバ10
が備えている必要はなく、第2のデータベース32に格
納されている情報をサーバ10から読み出して外部に出
力し、外部機器における解析部にて解析をかけた後、そ
の解析結果を第3および第4のデータベース33、34
に入力するようにしてもよい。
【0064】また、上記データベース30において格納
される各情報は、基本的には、該遺伝子情報活用システ
ムの登録者より提供される情報に基づいて蓄積されるも
のであるが、第2のデータベースに格納される情報につ
いては、一部に既存のデータベースに蓄積されている情
報を活用することも可能である。
【0065】次に、端末20についてのより詳細な構成
について図4を参照して説明する。
【0066】上記端末20は、上述したように、登録者
が遺伝子情報センター1に送る情報を入力したり、或い
は、遺伝子情報センター1から提供される情報を出力す
るために用いられるものである。
【0067】ここで、登録者が端末20に対して入力す
ることが想定される情報としては、識別情報および臨床
情報がある。また、該遺伝子情報活用システムにおいて
は、識別情報として第三者が容易に個人を特定できるよ
うな個人情報(氏名など)は用いられない。このため、
本システムにて識別情報として使用するものには、少な
くとも生体情報(指紋、網膜、血流等)を含むものが用
いられる。すなわち、上記識別情報は、生体情報単独
で、もしくはパスワードやID番号などのコード番号
(数字やアルファベットからなる数字または文字列)と
生体情報との組み合わせ等で与えられることが考えられ
る。
【0068】このうち、生体情報は、該遺伝子情報活用
システムに対して実際にアクセスする本人以外は用いる
ことができず、セキュリティ面から見れば、識別情報と
して用いるには最も好適であるといえる。但し、識別情
報として生体情報のみを使用しても、システム側におい
ては、これを認識するための照合作業が極めて負荷の大
きいものとなる。したがって、識別情報としては、パス
ワード若しくはID番号等のコード番号と生体情報とを
組み合わせて用いることが好適である。
【0069】これにより、識別情報の認証時において、
最初にコード番号によって生体情報の絞込みを行い、そ
の後、絞り込まれた生体情報の照合を行うことでシステ
ムの負荷を大幅に低減できる。
【0070】図4における端末20は、入力部23とし
て、文字や数値を入力したり該遺伝子情報活用システム
の使用モードを選択入力するための操作入力部231、
生体情報を入力するための生体情報入力部232、およ
び臨床情報を入力するための臨床情報入力部233を備
えている。
【0071】尚、上記操作入力部231は、表示部25
の画面上にてタッチパネルとして設ける構成であっても
よい。また、上記臨床情報入力部233は、登録者が該
遺伝子情報活用システムより医療支援情報の開示を受け
る時に、その開示を受けようとする医療支援情報に関す
る入力を行うためにも用いられるものとする。
【0072】次に、上記遺伝子情報活用システムの動作
について説明する。ここで、該遺伝子情報活用システム
の動作には、1)遺伝子情報の登録動作(登録モード)、
2)医療支援情報の出力動作(情報開示モード)、3)臨床
情報の入力動作(情報提供モード)があり、まず、図5
のフローチャートを参照して遺伝子情報の登録動作を説
明する。
【0073】遺伝子情報の登録動作は、該遺伝子情報活
用システムに加入しようとする登録希望者が最初に行う
動作であり、端末20を操作して該登録動作を行う。上
記端末20は、待機状態として、上記1)〜3)の何れの
モードを選択するかのモード選択状態となっており(表
示部25においてはモード選択画面が表示されてお
り)、上記登録希望者が、操作入力部231を操作して
登録モードを選択することにより遺伝子情報の登録動作
に移行する(S1)。
【0074】遺伝子情報の登録動作に移行すると、端末
20は登録希望者に対し、パスワードおよび生体情報の
入力を促し、登録希望者がこれを行う(S2)。パスワ
ードの入力は、例えば、端末20の表示部において決ま
った桁数の任意の数字やアルファベットの入力が案内さ
れ、登録希望者が操作入力部231を介してこれを入力
することによって行われる。
【0075】また、上記パスワードを登録希望者が任意
に決定するものとすると、複数の登録者に対し同一のパ
スワードが存在することもありえるが、登録者の識別は
生体情報を用いて行えるため、特に問題はなく、むし
ろ、一つのパスワードに複数の登録者が対応する方がセ
キュリティ面からは好ましいとも言える。
【0076】但し、上述のようなパスワードの代わり
に、登録者と1対1に対応するID番号を用いることも
可能である。この場合は、登録希望者による入力操作が
終わった時点で、端末20が、該登録希望者に与えられ
るID番号を表示部25に表示して知らせる構成とする
ことができる。
【0077】また、上記パスワードもしくはID番号
は、最終的に出力部24より印字出力されて登録操作を
完了した登録者に与えられるようにしてもよい。
【0078】一方、生体情報の入力は、例えば指紋が用
いられる場合には、生体情報入力部232として指紋読
取装置が用いられる。登録希望者は、上記指紋読取装置
の所定個所に指を置くことによって指紋が読み取られて
データ化される。そして、読み取られて指紋のデータが
生体情報として入力される。尚、生体情報として指紋以
外の情報(網膜、音声、血流等)が用いられる場合であ
っても、これらの情報を所定の装置で読み取り、データ
化して、生体情報として用いる点では同様である。
【0079】上記パスワードおよび生体情報の入力が完
了すると、端末20は登録希望者に対し、生体試料番号
の入力を促し、登録希望者がこれを行う(S3)。すな
わち、該遺伝子情報活用システムへの登録希望者は、自
身の遺伝子情報の解析に必要な生体試料を遺伝子情報セ
ンター1に提供する必要があるが、これを上記端末20
にて行うことはできない。
【0080】したがって、登録希望者は、端末20によ
る登録動作を行う前に、契約医療機関2において生体試
料の採取(通常は血液の採血)を受け、医師より生体試
料番号を知らせられる。上記S3では、登録希望者はこ
の生体試料番号の入力を操作入力部231を介して行え
ばよい。
【0081】こうして入力されたパスワード、生体情
報、および生体試料番号は、ネットワーク40を介して
端末20からサーバ10へ送信される(S4)。上記パ
スワードおよび生体情報は、その組み合わせによって識
別情報として利用される。
【0082】また、契約医療機関2における医師は、採
取した生体試料を登録希望者に知らせた生体試料番号と
共に、郵送等によって遺伝子情報センター1へ送るもの
とする。遺伝子情報センター1では、送られてきた生体
試料を解析して遺伝子情報を得ると、該遺伝子情報をそ
の生体試料番号と共にサーバ10へ入力する。
【0083】サーバ10では、パスワード、生体情報、
および生体試料番号が端末20より送信されてくると、
該生体試料番号に対応する遺伝子情報の入力がなされた
時点(S5でYES)で、該生体試料番号に対応する識
別情報と遺伝子情報とを対応付けて第1のデータベース
31に格納する(S6)。これにより、遺伝子情報の登
録動作が完了する。
【0084】次に、図6のフローチャートを参照して医
療支援情報の出力動作を説明する。尚、以下の説明で
は、医療支援情報として薬剤適正使用情報の開示を行う
場合の動作を例示する。
【0085】医療支援情報の出力動作は、登録者が、該
遺伝子情報活用システムから薬剤適正使用情報または生
活指導情報の開示を受けようとする時に行う動作であ
る。この時、登録者が端末20の待機状態より操作入力
部231を操作して情報開示モードを選択することによ
り医療支援情報の出力動作に移行する(S11)。ま
た、この時、開示の要求を行う医療支援情報が、薬剤適
正使用情報であるか生活指導情報であるかの選択を行う
ものとする。
【0086】医療支援情報の出力動作に移行すると、端
末20は登録者に対し、識別情報の入力を促し、登録者
がこれを行う(S12)。すなわち、登録者は、操作入
力部231を介してパスワードを入力し、生体情報入力
部232を介して生体情報を入力する。
【0087】上記識別情報の入力が行われると、続い
て、端末20は登録者に対し、開示を受けようとする医
療支援情報に関する情報(以下、開示関連情報と称す
る)の入力を促し、登録者がこれを行う(S13)。す
なわち、薬剤適正使用情報の開示にあたって、遺伝子情
報活用システムのデータベース30には各遺伝子情報に
対応する薬剤適正使用情報として膨大な情報が格納され
ており、この情報の中から必要な情報を抽出する必要が
ある。
【0088】したがって、登録者は、開示関連情報とし
て、該登録者が現在治療を受けている疾患名や、或い
は、使用しようとする薬剤群名等を入力する。無論、上
記開示関連情報は、登録者が勝手に入力できるものでは
ないので、登録者は、医療支援情報の開示を受けるに先
立って、予め医師より開示関連情報の提示を受けている
ものとする。この時、医師より提示される開示関連情報
は、医師がその内容を理解でき、かつ、端末20での読
み取りが容易な形式で提示されることが好ましい。
【0089】このため、上記開示関連情報の提示方法と
しては、例えば、疾患名や薬剤名をコード化し、医師が
上記開示関連情報をマーク方式等で記入した入力用シー
トを登録者(すなわち、患者)に渡すようにすることが
好適であると考えられる。この方法であれば、登録者
は、医師より渡された入力用シートを、端末20におい
て臨床情報入力部232として備えられたマーク読取装
置に読み取らせることにより、開示関連情報の入力を容
易に行うことができる。、或いは、上記開示関連情報を
所定の記録媒体(フロッピー(登録商標)ディスク、I
Cカード等)に記録して、該記録媒体を介して開示関連
情報の入力を行う方法も好適である。
【0090】こうして入力された識別情報および開示関
連情報は、ネットワーク40を介して端末20からサー
バ10へ送信される(S14)。識別情報および開示関
連情報を受け取ったサーバ10は、識別情報より遺伝子
情報の特定を行う。
【0091】具体的には、サーバ10における制御部1
1は、第1のデータベース31にアクセスしてこれに格
納されている識別情報の検索を行い、送信されてきた識
別情報と一致する識別情報の検出を行う(S15)。一
致する識別情報が検出されると、これに対応する遺伝子
情報が第1のデータベース31より読み出される(S1
6)。
【0092】上記遺伝子情報が読み出されると、制御部
11は続いて第3のデータベース33にアクセスする。
そして、制御部11は、S16で読み出した遺伝子情報
と端末20より送信されてきた開示関連情報とに基づい
て、第3のデータベース33より薬剤適正使用情報の抽
出(すなわち、検索および読出し)を行う(S17)。
【0093】抽出された薬剤適正使用情報は、ネットワ
ーク40を介してサーバ10から端末20へ送信される
(S18)。端末20では、送られてきた薬剤適正使用
情報を出力部24にて出力し、登録者に提供する(S1
9)。
【0094】尚、上記薬剤適正使用情報の出力では、そ
の出力結果を最初に取得するのが登録者自身であるた
め、その出力形式は、医師にのみ理解可能な形式とする
ことが好ましい(患者に対して与えられる医療情報は、
必ず医師を介して提示されるべきであると考えられるた
め)。すなわち、上記薬剤適正使用情報となる薬剤の適
正量や主作用・副作用情報をコード化して出力する方法
等が考えられる。
【0095】或いは、開示関連情報の入力において記録
媒体を介して行う場合であれば、該記憶媒体に薬剤適正
使用情報を書き込んで出力する方法であってもよい。こ
の場合、該記録媒体の読取りに、医師のみが知るパスワ
ードを用いるようにすればよい。また、この場合、端末
20における臨床情報入力部232と出力部24とは、
記録媒体に対して読取りおよび書込みを行う同一の手段
を用いることができる。
【0096】以上の動作により、該遺伝子情報活用シス
テムにおける医療支援情報(ここでは、薬剤適正使用情
報)の出力動作が完了するが、出力された薬剤適正使用
情報は、登録者から医師に渡され、医師がその薬剤適正
使用情報を参照して登録者(患者)に与える薬剤とその
使用量とを決定し、処方する。
【0097】尚、上記説明においては、医療支援情報と
して薬剤適正使用情報を出力する場合を説明したが、生
活指導情報を出力する場合であっても、開示関連情報の
入力を必要としない点、医療支援情報の抽出時にサーバ
10が第4のデータベース34にアクセスする点以外
は、上記説明の動作とほぼ同じである。
【0098】また、上述したように、該遺伝子情報活用
システムにおいては、上記医療支援情報の開示にあたっ
て、開示を要求する登録者から開示費を徴収する構成と
することも考えられる。この場合、上記医療支援情報の
出力に係る一連の動作の適切な段階で、登録者に対して
課金部27に開示費の入金を行わせる構成とすることが
できる。
【0099】次に、図7のフローチャートを参照して臨
床情報の入力動作を説明する。
【0100】臨床情報の入力動作は、登録者が、該遺伝
子情報活用システムに対して臨床情報の提供を行う動作
である。この時、登録者が端末20の待機状態より操作
入力部231を操作して情報提供モードを選択すること
により臨床情報の入力動作に移行する(S21)。
【0101】臨床情報の入力動作に移行すると、端末2
0は登録者に対し、識別情報の入力を促し、登録者がこ
れを行う(S22)。すなわち、登録者は、操作入力部
231を介してパスワードを入力し、生体情報入力部2
32を介して生体情報を入力する。
【0102】上記識別情報の入力が行われると、続い
て、端末20は登録者に対し、提供しようとする臨床情
報の入力を促し、登録者がこれを行う(S23)。無
論、上記臨床情報は、開示関連情報と同じく登録者が勝
手に入力できるものではないので、登録者は、臨床情報
の提供を行うに先立って、予め医師より臨床情報の提示
を受けているものとする。上記臨床情報についても、開
示関連情報と同様に、医師がその内容を理解でき、か
つ、端末20での読み取りが容易な形式で提示されるこ
とが好ましい。
【0103】こうして入力された識別情報および臨床情
報は、ネットワーク40を介して端末20からサーバ1
0へ送信される(S24)。識別情報および臨床情報を
受け取ったサーバ10は、識別情報より遺伝子情報の特
定を行う。
【0104】具体的には、サーバ10における制御部1
1は、第1のデータベース31にアクセスしてこれに格
納されている識別情報の検索を行い、送信されてきた識
別情報と一致する識別情報の検出を行う(S25)。一
致する識別情報が検出されると、これに対応する遺伝子
情報が第1のデータベース31より読み出される(S2
6)。
【0105】上記遺伝子情報が読み出されると、制御部
11は続いて第2のデータベース32にアクセスする。
そして、制御部11は、S16で読み出した遺伝子情報
と端末20より送信されてきた臨床情報とを対応付け
て、第2のデータベース32へ格納する(S27)。
【0106】以上の動作により、該遺伝子情報活用シス
テムにおける臨床情報の入力動作が完了するが、入力さ
れた臨床情報は、適宜、医療支援情報の作成に用いられ
る。
【0107】また、本発明は、本発明の遺伝子情報活用
システムを構成するサーバ10および端末20の各手段
としてコンピュータを機能させるプログラム、及びこの
プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記
録媒体をも含むものである。
【0108】なお、上記記録媒体としては、マイクロコ
ンピュータで処理が行われるために図示していないメモ
リ、例えばROM(Read Only Memory)のようなものそ
のものがプログラムメディアであっても良いし、また、
図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取
り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読
み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
【0109】いずれの場合においても、格納されている
プログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行さ
せる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合も
プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マ
イクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶
エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行さ
れる方式であってもよい。このダウンロード用のプログ
ラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0110】ここで、上記プログラムメディアは、本体
と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープや
カセットテープ等のテープ系、フロッピーディスクやハ
ードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/
MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード
(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、ある
いはマスクROM、EPROM(Erasable Programmabl
Read Only Memory )、EEPROM(electrically Er
asable Programmabl Read Only Memory )、フラッシュ
ROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラ
ムを担持する媒体であっても良い。
【0111】
【発明の効果】本発明の遺伝子情報活用システムは、以
上のように、識別情報と医療支援情報とが、該識別情報
に対してこれに対応する医療支援情報を検索して読出し
可能なように対応付けられて格納されているデータ格納
手段と、上記識別情報を入力する入力手段と、上記入力
手段によって識別情報が入力された時に、上記データ格
納手段を検索して、入力された識別情報に対応する医療
支援情報を検出する検索手段と、上記検索手段によって
検出された医療支援情報を出力する出力手段とを備えて
おり、上記識別情報として、個人情報を用いない情報を
使用する構成である。
【0112】それゆえ、上記入力手段によって識別情報
が入力された時には、上記検索手段は、上記データ格納
手段を検索して、入力された識別情報に対応する医療支
援情報を検出することができ、検出された医療支援情報
は、出力手段より利用者に提供される。
【0113】ここで、上記遺伝子情報活用システムへの
アクセスには、個人情報を含まない識別情報が使用され
るため、上記データ格納手段においては、利用者の個人
情報が格納されておらず、上記遺伝子情報活用システム
においては個人の遺伝子情報が漏洩することを回避でき
るといった効果を奏する。
【0114】また、上記遺伝子情報活用システムでは、
上記データ格納手段は、識別情報と遺伝子情報とを対応
付けて格納する第1のデータ格納手段と、遺伝子情報と
医療支援情報とを対応付けて格納する第2のデータ格納
手段とを備えており、上記検索手段は、上記入力手段に
よって識別情報が入力された時に、上記第1のデータ格
納手段を検索して、入力された識別情報に対応する遺伝
子情報を検出する第1の検索手段と、上記第2のデータ
格納手段を検索して、上記第1の検索手段によって検出
された遺伝子情報に対応する医療支援情報を検出する第
2の検索手段とを備えている構成とすることが好まし
い。
【0115】それゆえ、該遺伝子情報活用システムを利
用しようとする利用希望者が新たに登録を行う際、該利
用希望者(登録希望者)の識別番号と分析された遺伝子
情報とを第1のデータ格納手段に格納すればよく、新た
な利用者の登録が容易となるといった効果を奏する。
【0116】また、上記遺伝子情報活用システムでは、
上記入力手段は、さらに臨床情報(例えば、薬剤の主作
用・副作用情報)を入力可能であり、上記データ格納手
段は、遺伝子情報と臨床情報とを対応付けて格納する第
3のデータ格納手段を備えており、上記入力手段により
識別情報と臨床情報とが同時に入力された時に、上記第
1の検索手段が、入力された識別情報に対応する遺伝子
情報を第1のデータ格納手段から検出すると共に、上記
第1の検索手段によって検出された遺伝子情報と、上記
入力手段によって入力された臨床情報とを対応付けて上
記第3のデータ格納手段に書き込むデータ書込手段を備
えている構成とすることができる。
【0117】それゆえ、上記遺伝子情報活用システムで
は、遺伝子情報と該遺伝子情報に対応する臨床情報とに
関する情報の提供を利用者から受け付け、上記第1の検
索手段とデータ書込手段との処理により、第3のデータ
格納手段にこれを蓄積するモードを有することができる
といった効果を奏する。
【0118】また、上記遺伝子情報活用システムは、上
記データ格納手段と、上記データ格納手段にアクセス可
能であり、上記検索手段を備えたサーバと、上記サーバ
とネットワークを介して通信可能であり、上記入力手段
と上記出力手段とを備えた端末とによって構成されるも
のとすることができる。
【0119】あるいは、上記遺伝子情報活用システム
は、上記データ格納手段と上記検索手段とを備えたサー
バと、上記サーバとネットワークを介して通信可能であ
り、上記入力手段と上記出力手段とを備えた端末とによ
って構成されるものとすることができる。
【0120】それゆえ、上記遺伝子情報活用システム
を、サーバと端末とをネットワークを介して接続したシ
ステムとして提供することができ、上記端末を医療機関
等に設置すれば、利用者への医療支援情報の提供を容易
に行えるといった効果を奏する。
【0121】また、上記遺伝子情報活用システムは、上
記識別情報として、コード番号と生体情報とを組み合わ
せて用いる構成とすることができる。
【0122】それゆえ、上記識別情報として、数字また
は文字列として与えられるコード番号と、指紋等の特別
の機器がなければ読み取れない生体情報とを組み合わせ
て用いることで、アクセス性およびセキュリティ性の高
い認証方式を得ることができるといった効果を奏する。
【0123】また、上記遺伝子情報活用システムは、上
記医療支援情報として、薬剤適正使用情報を出力する構
成とすることができる。
【0124】それゆえ、薬剤適正使用情報として、利用
者の遺伝子情報に基づいて、薬剤の適正な使用量等を知
らせることができ、薬剤の過剰投与等を防止することが
できるといった効果を奏する。
【0125】また、上記遺伝子情報活用システムは、上
記医療支援情報として、生活指導情報を出力する構成と
することができる。
【0126】それゆえ、生活指導情報として、利用者の
遺伝子情報に基づいて、該利用者が発症しやすい病気
や、その病気を予防する上での生活上の注意点を知らせ
ることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、遺伝子
情報活用システムの概要を示すブロック図である。
【図2】上記遺伝子情報活用システムにおいて実現され
る事業スキームの概要を示す図である。
【図3】上記遺伝子情報活用システムにおけるサーバお
よびデータベースの構成を示すブロック図である。
【図4】上記遺伝子情報活用システムにおける端末の構
成を示すブロック図である。
【図5】上記遺伝子情報活用システムにおける遺伝子情
報の登録動作の手順を示すフローチャートである。
【図6】上記遺伝子情報活用システムにおける医療支援
情報の出力動作の手順を示すフローチャートである。
【図7】上記遺伝子情報活用システムにおける臨床情報
の入力動作の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 遺伝子情報センター 2 契約医療機関 10 サーバ 11 制御部(検索手段、第1の検索手段、第2の検
索手段データ書込手段) 20 端末 23 入力部(入力手段) 24 出力部(出力手段) 30 データベース(データ格納手段) 31 第1のデータベース(第1のデータ格納手段) 32 第2のデータベース(第3のデータ格納手段) 33 第3のデータベース(第2のデータ格納手段) 34 第4のデータベース(第2のデータ格納手段) 40 ネットワーク
フロントページの続き (72)発明者 石村 文宏 大阪府大阪市鶴見区鶴見3丁目12番10− 503 Fターム(参考) 5B075 KK07 KK53 KK54 KK63 NK02 UU27 UU28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】識別情報と医療支援情報とが、該識別情報
    に対してこれに対応する医療支援情報を検索して読出し
    可能なように対応付けられて格納されているデータ格納
    手段と、 上記識別情報を入力する入力手段と、 上記入力手段によって識別情報が入力された時に、上記
    データ格納手段を検索して、入力された識別情報に対応
    する医療支援情報を検出する検索手段と、 上記検索手段によって検出された医療支援情報を出力す
    る出力手段とを備えており、 上記識別情報として、個人情報を用いない情報を使用す
    ることを特徴とする遺伝子情報活用システム。
  2. 【請求項2】上記データ格納手段は、 識別情報と遺伝子情報とを対応付けて格納する第1のデ
    ータ格納手段と、 遺伝子情報と医療支援情報とを対応付けて格納する第2
    のデータ格納手段とを備えており、 上記検索手段は、 上記入力手段によって識別情報が入力された時に、上記
    第1のデータ格納手段を検索して、入力された識別情報
    に対応する遺伝子情報を検出する第1の検索手段と、 上記第2のデータ格納手段を検索して、上記第1の検索
    手段によって検出された遺伝子情報に対応する医療支援
    情報を検出する第2の検索手段とを備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の遺伝子情報活用システム。
  3. 【請求項3】上記入力手段は、さらに臨床情報を入力可
    能であり、 上記データ格納手段は、遺伝子情報と臨床情報とを対応
    付けて格納する第3のデータ格納手段を備えており、 上記入力手段により識別情報と臨床情報とが同時に入力
    された時に、上記第1の検索手段が、入力された識別情
    報に対応する遺伝子情報を第1のデータ格納手段から検
    出すると共に、 上記第1の検索手段によって検出された遺伝子情報と、
    上記入力手段によって入力された臨床情報とを対応付け
    て上記第3のデータ格納手段に書き込むデータ書込手段
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載の遺伝子
    情報活用システム。
  4. 【請求項4】上記データ格納手段と、 上記データ格納手段にアクセス可能であり、上記検索手
    段を備えたサーバと、 上記サーバとネットワークを介して通信可能であり、上
    記入力手段と上記出力手段とを備えた端末とによって構
    成されることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに
    記載の遺伝子情報活用システム。
  5. 【請求項5】上記データ格納手段と上記検索手段とを備
    えたサーバと、 上記サーバとネットワークを介して通信可能であり、上
    記入力手段と上記出力手段とを備えた端末とによって構
    成されることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに
    記載の遺伝子情報活用システム。
  6. 【請求項6】上記識別情報として、コード番号と生体情
    報とを組み合わせて用いることを特徴とする請求項1な
    いし5の何れかに記載の遺伝子情報活用システム。
  7. 【請求項7】上記医療支援情報として、薬剤適正使用情
    報を出力することを特徴とする請求項1ないし6の何れ
    かに記載の遺伝子情報活用システム。
  8. 【請求項8】上記医療支援情報として、生活指導情報を
    出力することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに
    記載の遺伝子情報活用システム。
  9. 【請求項9】コンピュータを、上記請求項4または5に
    記載のサーバの各手段として機能させるためのプログラ
    ム。
  10. 【請求項10】コンピュータを、上記請求項4または5
    に記載の端末の各手段として機能させるためのプログラ
    ム。
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