JP2002073807A - 医療情報システム、医療情報サーバ装置、医療情報端末装置および医療情報管理方法 - Google Patents

医療情報システム、医療情報サーバ装置、医療情報端末装置および医療情報管理方法

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JP2002073807A
JP2002073807A JP2000264161A JP2000264161A JP2002073807A JP 2002073807 A JP2002073807 A JP 2002073807A JP 2000264161 A JP2000264161 A JP 2000264161A JP 2000264161 A JP2000264161 A JP 2000264161A JP 2002073807 A JP2002073807 A JP 2002073807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】患者の正確な症状の確認および最適な診療を行
なうための患者に係わる情報を、いつどこでも適切に必
要とする医療従事者に提供することができる医療情報シ
ステムを提供する。 【解決手段】患者31は、A医療機関21で健康診断を
受けたり、B医療機関22で治療を受けたり、救急車な
どの緊急医療設備23を利用したりする。その際、各医
療機関では、カルテ管理サーバー10に要求をしてその
患者31の既往症、現在の服用薬物、受診状態、アレル
ギー情報などを獲得し、これに基づいて適切な検査や治
療などを行なう。患者31を治療した医療機関は、今回
の治療に係わる症状や医師の所見、処置内容、投与薬
物、新たに判明したアレルギーなどの情報、および、診
療費用、検診費用までもの情報を、カルテ管理サーバー
10に蓄積しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の正確な症状
の確認および最適な診療を行なうために必要な患者に係
わる情報を、いつどこでも適切に必要とする医療従事者
に提供するための医療情報システム、医療情報サーバ装
置および医療情報端末装置と、そのように医療情報を管
理する医療情報管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、何らかの疾病や怪我あるいは予防
措置などにより医療機関を利用しようとする者(以後、
これを患者と言う。)は、通常、症状などに基づいて自
らが判断を行なって、内科、外科、耳鼻咽喉科、眼科、
産婦人科、神経科などの受診科目(以後、これを診療標
榜科目と言う。)を選択し、最寄りの、あるいは掛かり
つけの医療機関へ出向くことになる。そして出向いた医
療機関では、問診票のようなアンケートに回答し、これ
を参考にしながら医師の診察を受ける場合が多い。ま
た、再診時には、それまでの症状や診療措置、投与薬剤
などが記録された患者ごとのカルテが参照されて、医師
により、症状の確認や新たな診療装置などが行なわれ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の診療方法、受診方法においてはいくつかの課
題がある。まず、患者あるいは付き添いの者が患者の症
状を適切に医師に申告するには、たとえ問診票を用いた
としても限界があり、そうした問診票あるいは患者の申
告はあくまでも概略の予備情報として利用するのみで、
それ以上の重要性は期待できない。そこで、当然のこと
ながら実際の患者の様態、症状などは医師が診察を行な
って把握することになるが、患者の症状の把握や最適な
治療を医師の技量にのみ委ねるのも限界があり、医師に
とって酷である場合がある。たとえば、既往症や、親族
の疾病状況、遺伝的疾病履歴、あるいは他の診療標榜科
目での治療状況や投薬状況、最近の治療状況や投薬状況
などを知ることで、初めて症状の把握や治療を適切に行
なえる場合などである。
【0004】もちろん、そのような状況を把握するため
に前述したような問診票を患者に記載してもらうわけで
あるが、前述したように、専門家ではない患者が自分の
記憶に基づいて記載する問診票の内容は、必要な情報が
十分記載されない場合が多い上に、記載された内容も完
全に信用するわけにはいかない。その結果、患者の診断
は、結局医師の勘と経験と医術能力に委ねられてしまう
ことになる。
【0005】このような状況の下で患者の症状の確認の
精度をあげるために、医師が予備診断などを行なう場合
がある。しかし、この予備診断には時間や手間がかか
り、迅速な診療を行なうことができない。また、このよ
うな、十分かつ適切な情報がないために正確な症状の確
認や最適な診療ができないという問題は、患者が、通常
生活を行なっている地域以外の地域で診療を受ける場
合、すなわち、旅行や出張など、あるいは不慮の事故な
どにより通常掛かっていない病院などで診療を受ける場
合により顕著となる。
【0006】したがって本発明の目的は、患者の正確な
症状の確認および最適な診療を行なうために必要な患者
に係わる情報を、いつどこでも適切に必要とする医療従
事者に提供することができる医療情報システム、医療情
報サーバ装置および医療情報端末装置を提供することに
ある。また本発明の他の目的は、患者の正確な症状の確
認および最適な診療を行なうために必要な患者に係わる
情報を、適切に管理し、必要とする医療従事者に適切に
提供することができる医療情報管理方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係る医療情報システムは、個人の医療に係
る情報を記憶し、少なくとも医療行為を施す者からの要
求に応じて、前記医療に係る情報が記憶されている個人
であって当該医療行為を受ける者に係る前記情報を検索
し、前記医療行為を施す者の権限の範囲内の情報を出力
するサーバ装置と、前記出力される前記医療行為を受け
る者に係る前記情報が入力され、少なくとも前記医療行
為を施す者に提供する通信端末装置とを有する。
【0008】好適には、前記通信端末装置は、医療機関
に各々設けられ、前記設けられた複数の前記通信端末装
置と前記サーバ装置は、前記情報を送受信可能な通信ネ
ットワークにより接続されている。好適には、前記サー
バ装置は、前記情報の要求を行なう者の識別および認証
を、前記通信端末装置を介して、当該情報要求者が保持
する可搬型情報処理媒体の機能を用いて行なう。
【0009】特定的には、前記医療機関は、複数の診療
標榜科目を有する医療機関、複数の診療標榜科目を有す
る医療機関の各標榜科目診療機関、単一の診療標榜科目
の医療機関、救急搬送車を含む救急医療設備、健康診断
を行なう医療機関、人の器官の移植に係わる機関の少な
くともいずれかを含む。また特定的には、前記個人の医
療に係わる情報は、個人を特定する情報、血液型、家族
・連絡先情報、既往症履歴、アレルギー情報、受診履
歴、治療履歴、投薬履歴、救急処置履歴、健康診断結
果、診療費用情報、ドナー情報および保険情報の、少な
くともいずれかを含む情報である。
【0010】好適には、前記サーバ装置は、さらに、前
記医療に係る情報が記憶されている個人または当該個人
に係る代理人からの要求に応じて、当該個人に係る前記
情報を検索し、当該要求者に対応して決定される所定の
範囲内の情報を出力する。好適には、前記通信端末装置
は、さらに所定の地域ごとに各々設けられ、前記設けら
れた複数の前記通信端末装置と前記サーバ装置は、前記
情報を送受信可能な通信ネットワークにより接続されて
いる。
【0011】好適には、前記サーバ装置においては、職
務および医療行為を受ける者との関係に基づく医療行為
を施す者の所定の区分ごとに、出力する情報の範囲が決
定されており、前記検索した情報を、当該情報の要求を
行なった前記医療行為を施す者の前記区分に基づいて決
定される所定の範囲内で出力する。特定的には、前記医
療行為を施す者の所定の区分は、前記医療行為を受ける
者の担当医師、医師、看護婦あるいは救急に医療処置を
行なう者の少なくともいずれかを含む。
【0012】また、本発明に係る医療情報サーバ装置
は、個人の医療に係る情報を記憶する記憶手段と、通信
ネットワークを介して送信される、医療行為を施す者か
らの、医療行為を受ける者に係る前記情報の要求を受信
する要求受信手段と、前記要求された前記医療行為を受
ける者に係る前記情報を検索する情報検索手段と、前記
検索した情報より前記医療行為を施す者の権限の範囲内
の所定の情報を選択する情報選択手段と、前記選択した
情報を前記通信ネットワークを介して、前記医療行為を
施す者に送信する情報送信手段とを有する。
【0013】また、本発明に係る医療情報端末装置は、
特定の個人の医療に係わる情報の要求を入力する要求入
力手段と、前記入力された要求を、通信ネットワークを
介して、個人の医療に係る情報を記憶し、要求に応じて
要求された情報を検索し、情報要求者の権限の範囲内の
情報を出力するサーバ装置に送信する要求送信手段と、
前記サーバ装置より通信ネットワークを介して送信され
る前記情報を受信する情報受信手段と、前記受信した情
報を出力する情報出力手段とを有する。
【0014】また、本発明に係る医療情報管理方法は、
各医療機関で発生した個人の医療に係る情報をサーバ装
置に送信し、前記サーバ装置において複数の医療機関よ
り送信される前記情報を個人ごとに蓄積しておき、少な
くとも医療行為を施す者から要求があった場合に、医療
行為を受ける者に係る前記蓄積されている医療に係る情
報を、前記医療行為を施す者の権限の範囲内で提供す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態の医療情報
システムについて、図1〜図6を参照して説明する。
【0016】まず、医療情報システム1の概要について
図1を参照して説明する。図1は、その医療情報システ
ム1の機能の概要を説明するための図である。医療情報
システム1は、各医療機関で収拾したあるいは発生した
患者に係わる情報を一元的に蓄積して管理し、あらたに
患者が何らかの医療行為を受ける場合に、その患者に係
わる情報を医療機関に提供することにより、患者の正確
な症状の確認および最適な診療を行なえるようにしたシ
ステムである。
【0017】具体的には、患者31は、通常と同じよう
に、たとえばA医療機関21に行って健康診断を受けた
り、B医療機関22に行って疾病の診療や外科治療など
の処置を受けたり、あるいは、突発的な事故や疾病によ
り救急車などの緊急医療設備23を利用したりする。そ
の際、各医療機関21〜23においては、カルテ管理サ
ーバー10に要求をしてその患者31の既往症、現在の
服用薬物、受診状態、アレルギー情報などを獲得し、こ
れに基づいて、既にかかっている疾病がさらに悪化した
り、アレルギーが発生したり、薬物による副作用などが
発生しないように、適切な検査や治療などを行なう。
【0018】そして、患者31を治療した医療機関21
〜23は、今回の治療に係わる症状や医師の所見、処置
内容、投与薬物、新たに判明したアレルギーなどの情
報、および、本実施の形態においては診療費用、検診費
用までもの情報を、カルテ管理サーバー10に蓄積して
おく。これにより、次回その患者31の治療を行なう時
には、最新の情報を参照して適切な処置が行なえるよう
にしておく。また、医療情報システム1においては、患
者31がカルテ管理サーバー10に直接アクセスを行な
って、自分のカルテデータを確認することもでき、ま
た、患者31がA医療機関21やB医療機関22に通信
ネットワークを介してアクセスすることにより、検査や
診療の予約、あるいは、問診などを行なうこともでき
る。
【0019】また、仮にその患者31の臓器などが移植
により利用される時には、いわゆるドナーバンク24と
言われる医療機関がカルテ管理サーバー10にアクセス
し、そのドナーのデータをチェックすることにより、臓
器の整合性などをより適切かつ迅速にチェックすること
ができるものである。医療情報システム1は、このよう
な医療に係わる種々の情報、換言すればあらゆる情報を
一元的に管理し、有効に利用できるようにしたものであ
る。
【0020】このような医療情報システム1の構成につ
いて、図2を参照して具体的に説明する。図2に示すよ
うに、医療情報システム1は、医療情報サーバ装置10
0、医療情報端末装置200、救急車情報端末装置21
0、患者端末装置300および通信ネットワーク400
を有する。
【0021】医療情報サーバ装置100は、各個人ごと
の医療情報を蓄積しておき、医療情報端末装置200あ
るいは患者端末装置300を含む任意のノードから通信
ネットワーク400を介して要求される医療情報の要求
に応じて、適宜情報を提供するサーバである。医療情報
サーバ装置100の構成について図3を参照して説明す
る。医療情報サーバ装置100は、カルテ管理サーバー
10、個人認証/照合部120および診療標榜科目選択
部130を有する。なお、図1においては医療情報サー
バ装置100の主たる機能であるこのカルテ管理サーバ
ー10の構成部のみを図示したものである。
【0022】カルテ管理サーバー10は、前述したよう
に、患者の治療を行なう時に最新の情報を参照して適切
な処置が行なえるように、各患者ごと医療機関の利用ご
との、症状や医師の所見、処置内容、投与薬物、新たに
判明したアレルギー、診療費用、検診費用などの情報が
蓄積されたサーバーであり、患者を治療した医療機関に
より情報が蓄積される。
【0023】個人認証/照合部120は、通信ネットワ
ーク400を介して医療情報サーバ装置100にアクセ
スをしてきた各利用者が、医療情報サーバ装置100を
使用する権限を有する者か否かをチェックする。本実施
の形態において、医師や看護婦などを初めとする医療機
関の関係者や、診療を受ける患者など、医療情報システ
ム1の全ての利用者は、いわゆるICカードで構成され
るIDカードを保持しているものとする。そして、この
IDカードを医療情報端末装置200および患者端末装
置300に装着することにより、各端末装置で個人に認
証を行い、最終的には医療情報サーバ装置100に登録
されている利用者リストなどと照合されることにより、
その利用者が医療情報サーバ装置100をしようする権
限を有する者か否かをチェックする。
【0024】ここで、この時の各利用者が保持するID
カードの例を図4に示す。図4(A)は、指紋所号によ
り本人認証を行なうIDカード510を示す。このID
カード510においては、表面に、ステッカーあるいは
液晶によりID情報記載部511が形成されており、I
D内容が一目で判別できるようになっている。そして、
特にIDカード510においては、表面に指紋検出器5
12が設けられており、ここで検出された指紋が、内部
の指紋照合器により照合されて、本人認証が行なわれ
る。なお、IDカード510の表面には太陽電池パネル
513により形成されており、これによりIDカード5
10の内部回路に電源が供給される。
【0025】図4(B)は、音声照合あるいは声紋照合
により本人認証を行なうIDカード520を示す。この
IDカード520においても、表面にID情報記載部5
11が形成されており、ID内容が一目で判別できるよ
うになっている。そして、特にIDカード520におい
ては、表面にマイクロフォン522が設けられており、
ここで検出された音声が、内部の音声照合器あるいは声
紋照合器により照合されて、本人認証が行なわれる。
【0026】図4(C)は、虹彩照合により本人認証を
行なうIDカード530を示す。このIDカード530
においても、表面にID情報記載部511が形成されて
いる。。そして、特にIDカード530においては、表
面にカメラ532が設けられており、ここで検出された
目などの画像が、内部の虹彩照合器により照合されて、
本人認証が行なわれる。以上、各利用者が保持するID
カードの例の説明である。
【0027】引き続き、医療情報サーバ装置100の構
成について説明する。診療標榜科目選択部130は、通
信ネットワーク400を介して医療情報サーバ装置10
0にアクセスをしてきた患者に対して、その診療標榜科
目を受診すればよいかを案内する。診療標榜科目選択部
130は、その患者に対して所定の問診、すなわちアン
ケートを行い、その結果に基づいて受診を勧める診療科
目を決定する。なお、患者は、自宅の患者端末装置30
0より医療情報サーバ装置100にアクセスしてくる場
合もあれば、病院などに設置されている医療情報端末装
置200より医療情報サーバ装置100にアクセスする
場合もある。また、情報入力手段230は、対話形式に
よりアンケートを行なってもよいし、予めアンケート内
容を医療情報端末装置200および患者端末装置300
に送信しておき、医療情報端末装置200および患者端
末装置300においてアンケートを行い、アンケート結
果を一括して受信するようにしてもよい。
【0028】カルテ管理サーバー10は、実際に各個人
の医療情報を蓄積して、要求に応じて出力する。カルテ
管理サーバー10の構成を図5に示す。図5に示すよう
に、カルテ管理サーバー10は、通信部140、検索部
150、データベース160および選択部170を有す
る。
【0029】通信部140は、まず、通信ネットワーク
400を介して医療情報端末装置200および患者端末
装置300と通信を行い、医療行為を受ける特定の個人
の医療情報の要求を受け付ける。要求を受け付けたら、
通信部140は、その要求者のIDを個人認証/照合部
120に通知することにより、その要求者が、患者の医
療従事者、患者本人、あるいは、患者の代理人であるか
否か、すなわちその患者の医療データを要求する適正な
者であるか否かを検出する。そして、要求者が適切な権
利者であった場合には、その情報の要求を検索部150
に出力する。また、通信部140は、選択部170より
入力される、医療情報の要求に対する回答を、要求元の
医療情報端末装置200または患者端末装置300に送
信する。
【0030】検索部150は、通信部140より入力さ
れる特定の個人の医療情報の要求に基づいて、データベ
ース160をアクセスし、その個人の医療情報を読み出
し、選択部170に出力する。
【0031】データベース160は、実際に各個人の医
療情報を蓄積するデータベースである。本実施の形態に
おいては、各個人ごとに、権限などを規定するための照
合のための情報、氏名、生年月日、性別、血液型などの
識別情報、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号、
家族情報、保健情報などの属性情報、既往症履歴、診療
情報、投薬情報、治療情報などの狭義の医療情報、診療
代情報、ドナーの提供あるいは要求に係るドナー情報な
どの情報が記録されている。
【0032】選択部170は、検索部150より入力さ
れるデータベース160より読み出した特定の個人の医
療情報より、その情報の要求者の権限に基づいて、外部
に出力してよい情報を取捨選択し、その情報を通信部1
40に出力する。
【0033】このような構成の医療情報サーバ装置10
0においては、通信ネットワーク400を介して医療情
報端末装置200および患者端末装置300から入力さ
れる診療標榜科目の選択要求に対しては、個人認証/照
合部120においてその要求者が適切か否かをチェック
した後、診療標榜科目選択部130において適宜アンケ
ートを行なって勧める診療標榜科目を決定し通信ネット
ワーク400を介して通知する。また、実際に個人の医
療情報の要求がなされた時には、同じく個人認証/照合
部120においてその要求者が適切か否かをチェックし
た後、検索部150がデータベース160よりその患者
のデータを読み出し、選択部170が要求者に応じて出
力項目を取捨選択した後、通信ネットワーク400を介
して送信する。
【0034】医療情報端末装置200は、各医療機関、
すなわち、病院、医院、診療所、保健所、あるいは、ド
ナーバンクなどに配置される、通信ネットワーク400
を介して医療情報サーバ装置100に接続可能な端末装
置である。この医療情報端末装置200を介して、各医
師は患者の情報、すなわち既往症、アレルギー、遺伝状
態、投薬状態などの情報を獲得し、適切な症状の把握お
よび処置の決定などを行なう。また、たとえば病院の受
け付けの側や、待合室など配置された医療情報端末装置
200は、来院者に自由に操作され、通信ネットワーク
400を介して医療情報サーバ装置100に接続され
て、受診科目の選択に用いられる。
【0035】救急車情報端末装置210は、救急車など
の移動緊急医療施設に設けられた端末装置であり、実質
的にその機能は医療情報端末装置200と同一の構成で
ある。
【0036】患者端末装置300は、各家庭、あるい
は、病院とは直接関係ない市役所などといった公共施設
などに設けられ、各個人が通信ネットワーク400を介
して医療情報サーバ装置100および医療情報端末装置
200に接続するいわゆる通信端末装置である。この患
者端末装置300を介して、患者は、医療情報端末装置
200に対して診療の予約を行なうことができる。ま
た、医療情報サーバ装置100にアクセし、医療情報サ
ーバ装置100の機能により標榜科目を決定する。ま
た、自分の医療情報を閲覧したい時に、医療情報サーバ
装置100にアクセスし、医療情報サーバ装置100の
機能により自らの登録されている医療情報を検出する。
【0037】通信ネットワーク400は、医療情報サー
バ装置100、医療情報端末装置200、救急車情報端
末装置210および患者端末装置300を相互に通信可
能に接続し、医療情報の要求、医療情報の出力、それに
係わる各要求者などの認証などの医療情報提供のための
種々の処理に係わるデータを、それら各装置間で伝送す
る。通信ネットワーク400は、有線通信網、無線通信
網、インターネットなどのコンピュータネットワーク、
有線、無線の電話網、衛星回線などの種々の通信手段
が、必要に応じて適宜組み合わされた広域の通信網であ
る。
【0038】このような構成の医療情報システム1の主
な処理の流れについて、図6を参照して説明する。ま
ず、何らかの疾病になった患者は、たとえば患者端末装
置300より通信ネットワーク400を介して総合病院
の医療情報端末装置200にアクセスし、診療の申し込
み、すなわち予約を行なう(ステップS10)。この時
に患者端末装置300がアクセスする先は、たとえば地
域ごとに配置されたような複数の病院を紹介するための
装置のようなものであってもよい。医療情報端末装置2
00では、患者端末装置300からの予約を受け付けた
ら(ステップS11)、患者端末装置300に対して問
診に相当するアンケートを行う(ステップS12)。そ
して、たとえば医療情報サーバ装置100の診療標榜科
目選択部130にアクセスするなどして、推薦する診療
標榜科目を検出し、患者端末装置300に対して案内す
る(ステップS13)。
【0039】このような処理を行なった後に、患者が実
際に病院に来院したら、たとえば診察室などで来院した
患者が本人かどうかをチェックする。そのために、たと
えば患者が保持しているIDカードと医療情報サーバ装
置100の個人認証/照合部120が連動してチェック
する(ステップS14)。そして、来院したのが本人で
あれば(ステップS15)、たとえば医師の医療情報端
末装置200の操作により、医療情報サーバ装置100
のカルテ管理サーバー10にアクセスし、その患者の医
療情報を読み出し(ステップS16)、医療情報端末装
置200に表示する(ステップS17)。医師は、この
表示された情報を参考にしながら、患者の診察を行なう
(ステップS18)。診察が終了したら、たとえば医療
情報端末装置200に対して診療記録、すなわち処置や
処方箋を記入し(ステップS19)、処方箋は同じ病院
内の薬剤局あるいは近隣の薬局などに表示する(ステッ
プS20)。
【0040】診察室を出た患者、あるいは、薬のみをも
らいに来た患者の家族などの代理人は、薬局の近隣にあ
る患者端末装置300より、その患者本人あるいは適正
な代理人であるか否かのチェックを受ける(ステップS
21)。これは、患者端末装置300より医療情報サー
バ装置100の個人認証/照合部120の機能を呼び出
し、前述したように患者あるいは代理人が保持している
ICカードなどと連動することにより行なう。そして、
患者あるいは適正な代理人であることが確認できたら、
実際に薬を受け取る(ステップS22)。薬局の局員が
薬を与えたことを患者端末装置300に入力することに
より、この情報が会計を行なう部署に表示される(ステ
ップS23)。
【0041】そして、薬を受け取った患者あるいは代理
人が会計箇所に来ると、再び患者本人あるいは適正な代
理人であるか否かのチェックを受け(ステップS2
4)、正当であれば実際に会計処理を行い(ステップS
25)、一連の処理を終了する(ステップS26)。
【0042】このように、本実施の形態の医療情報シス
テム1によれば、病院の診療の予約を、患者端末装置3
00より直接行なうことができる。また、患者のカルテ
データは、通信ネットワーク400を介した医療情報サ
ーバ装置100においても、患者端末装置300内のロ
ーカルなシステム内においても、いずれも電子化された
データとして扱われている。したがってカルテの検索、
その搬送などの工程がなくなり、カルテのハンドリング
に係わる処理時間が大幅に短縮される。そしてこれらの
結果、患者の病院での待ち時間が大幅に短縮される。そ
してさらには、院内感染の可能性が大幅に減少する。
【0043】また、個人の医療記録(カルテ)を診療機
関で共有することで、個人の病歴(既往症)、投与薬剤
の状況などの情報を迅速かつ正確に把握することがき、
個人の記憶に頼らない正確な情報に基づく適切な処置が
可能となる。特に、救急車などで緊急の医療行為を行な
う場合には、たとえば意識不明で患者から何ら情報が得
られない状況の下でも適切な情報を得ることができ、適
切な処置が行なえる。また、海外などで疾病した場合に
も、同様に適切な処置が受けられる。
【0044】また、この共通のデータベースは、医療従
事者であってもその職務や、患者との関係に基づいて、
そのアクセス範囲が厳格に制限されている。したがっ
て、患者のプライバシの保護は維持される。また、一般
の患者、個人(当人)からの要請によるレセプトの公開
などを容易に行なえるようになるので、情報公開の促
進、普及が図れる。
【0045】また、このように医療情報を全て電子化し
たことにより、保険の適用や、医療費の支払いなどに、
電子マネーの概念を適用することができ、より利便性の
高い医療機関とすることができる。また、たとえば保険
料控除システムと連動することにより、医療費控除の事
務工数が大幅に低減される。また、医療事務処理の簡易
化、合理化、効率化、迅速化が図れ、医療費を抑制する
ことができる。
【0046】その他、他のドナーバンクへの照会が容易
になり、救命医療に貢献することができる。また、医療
情報の共有化により、症例、処方の開示による医療従事
者の医療技術の向上も図れる。
【0047】また、救急車において緊急医療が必要な時
には、該当者の個人カルテ情報を閲覧することにより、
患者の既往症や持病、アレルギー体質の有無、血液型な
どの応急処置の参考情報として利用することができる。
そしてこの場合、たとえば、患者のIDを確認する手段
として、個人認証/照合機能を有したICカードで非接
触式のものを使うことで、口頭から得にくい状況でも容
易にアクセスできる。
【0048】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、任意好適な種々の変更が可能である。たと
えば、本実施の形態においては、各個人ごとの医療情報
を医療情報サーバ装置100において集中的に管理して
いる一極集中型のシステムを例示して本発明を説明し
た。しかし、たとえば各医療機関が各々患者のカルテ情
報を記憶し管理しているデータベースを有し、それらが
たとえば管理サーバなどの機能により協調、連係して、
統合的に医療情報を提供するような、分散処理型の構成
としてもよい。すなわち、本発明の主旨は、論理的に統
合された医療情報を適切に提供することにあり、実際の
物理的な情報の記憶形態、ネットワークの接続形態、デ
ータベースの管理形態などは、任意の形態でよい。
【0049】また、前述した医療情報端末装置200お
よび患者端末装置300などの端末装置は、医療情報専
用の端末装置として構成してもよいし、通常の情報検索
装置により構成してもよい。また、各家庭にある通信機
能を有する情報端末装置や、通信機能を有する携帯型情
報処理装置、あるいは携帯電話などにより構成してもよ
い。本発明に係わる医療情報を受信する端末装置は、こ
れら通信機能を有する任意の情報処理装置により構成す
ることができる。
【0050】また、本実施の形態においては、各個人が
認証に用いるIDカードを図4に例示して説明したが、
これらの構成に限定されるものではなく、個人を特定す
ることのできる任意の媒体をIDカードとして使用して
よい。たとえば、超小型のHDDカード、超小型のCD
−ROM/CD−R/CD−RWなどの光ディスク、超
小型のMOなどの光磁気ディスク、磁気カードなどを利
用してもよい。
【0051】
【発明の効果】このように、本発明によれば、患者の正
確な症状の確認および最適な診療を行なうために必要な
患者に係わる情報を、いつどこでも適切に必要とする医
療従事者に提供することができる医療情報システム、医
療情報サーバ装置および医療情報端末装置を提供するこ
とができる。また、患者の正確な症状の確認および最適
な診療を行なうために必要な患者に係わる情報を、適切
に管理し、必要とする医療従事者に適切に提供すること
ができる医療情報管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態の医療情報シス
テムの概要を説明するための図である。
【図2】図2は、図1に示した医療情報システムの構成
を示す図である。
【図3】図3は、図2に示した医療情報システムの医療
情報サーバ装置の構成を示す図である。
【図4】図4は、図3に示した医療情報サーバ装置の個
人認証/照合部に関わり、医療情報サーバ装置の各利用
者が保持するIDカードを説明するための図である。
【図5】図5は、図3に示した医療情報サーバ装置のカ
ルテ管理サーバーの構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、図2に示した医療情報システムを利用
して患者が医療行為を受ける場合の、処理の流れを説明
するための図である。
【符号の説明】
1…医療情報システム、10…カルテ管理サーバー、2
1〜24…医療機関、31…患者、100…医療情報サ
ーバ装置、120…個人認証/照合部、130…診療標
榜科目選択部、140…通信部、150…検索部、16
0…データベース、170…選択部、200…医療情報
端末装置、300…患者端末装置、400…通信ネット
ワーク、510,520,530…IDカード、511
…ID情報記載部、512…指紋検出器、513…太陽
電池パネル、522…制御部、532…入出力部

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人の医療に係る情報を記憶し、少なくと
    も医療行為を施す者からの要求に応じて、前記医療に係
    る情報が記憶されている個人であって当該医療行為を受
    ける者に係る前記情報を検索し、前記医療行為を施す者
    の権限の範囲内の情報を出力するサーバ装置と、 前記出力される前記医療行為を受ける者に係る前記情報
    が入力され、少なくとも前記医療行為を施す者に提供す
    る通信端末装置とを有する医療情報システム。
  2. 【請求項2】前記通信端末装置は、医療機関に各々設け
    られ、 前記設けられた複数の前記通信端末装置と前記サーバ装
    置は、前記情報を送受信可能な通信ネットワークにより
    接続されている請求項1に記載の医療情報システム。
  3. 【請求項3】前記医療機関は、複数の診療標榜科目を有
    する医療機関、複数の診療標榜科目を有する医療機関の
    各標榜科目診療機関、単一の診療標榜科目の医療機関、
    救急搬送車を含む救急医療設備、健康診断を行なう医療
    機関、人の器官の移植に係わる機関の少なくともいずれ
    かを含む請求項2に記載の医療情報システム。
  4. 【請求項4】前記個人の医療に係わる情報は、個人を特
    定する情報、血液型、家族・連絡先情報、既往症履歴、
    アレルギー情報、受診履歴、治療履歴、処方履歴、投薬
    履歴、救急処置履歴、健康診断結果、診療費用情報、ド
    ナー情報および保険情報の、少なくともいずれかを含む
    情報である請求項1に記載の医療情報システム。
  5. 【請求項5】前記サーバ装置は、さらに、前記医療に係
    る情報が記憶されている個人または当該個人に係る代理
    人からの要求に応じて、当該個人に係る前記情報を検索
    し、当該要求者に対応して決定される所定の範囲内の情
    報を出力する請求項1に記載の医療情報システム。
  6. 【請求項6】前記通信端末装置は、さらに所定の地域ご
    とに各々設けられ、 前記設けられた複数の前記通信端末装置と前記サーバ装
    置は、前記情報を送受信可能な通信ネットワークにより
    接続されている請求項5に記載の医療情報システム。
  7. 【請求項7】前記サーバ装置においては、職務および医
    療行為を受ける者との関係に基づく医療行為を施す者の
    所定の区分ごとに、出力する情報の範囲が決定されてお
    り、前記検索した情報を、当該情報の要求を行なった前
    記医療行為を施す者の前記区分に基づいて決定される所
    定の範囲内で出力する請求項1に記載の医療情報システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記医療行為を施す者の所定の区分は、前
    記医療行為を受ける者の担当医師、医師、看護婦あるい
    は救急に医療処置を行なう者の少なくともいずれかを含
    む請求項7に記載の医療情報システム。
  9. 【請求項9】前記サーバ装置は、前記情報の要求を行な
    う者の識別および認証を、前記通信端末装置を介して、
    当該情報要求者が保持する可搬型情報処理媒体の機能を
    用いて行なう請求項7に記載の医療情報システム。
  10. 【請求項10】個人の医療に係る情報を記憶する記憶手
    段と、 通信ネットワークを介して送信される、医療行為を施す
    者からの、医療行為を受ける者に係る前記情報の要求を
    受信する要求受信手段と、 前記要求された前記医療行為を受ける者に係る前記情報
    を検索する情報検索手段と、 前記検索した情報より前記医療行為を施す者の権限の範
    囲内の所定の情報を選択する情報選択手段と、 前記選択した情報を前記通信ネットワークを介して、前
    記医療行為を施す者に送信する情報送信手段とを有する
    医療情報サーバ装置。
  11. 【請求項11】前記個人の医療に係わる情報は、個人を
    特定する情報、血液型、家族・連絡先情報、既往症履
    歴、アレルギー情報、受診履歴、治療履歴、処方履歴、
    投薬履歴、救急処置履歴、健康診断結果、診療費用情
    報、ドナー情報および保険情報の、少なくともいずれか
    を含む情報である請求項10に記載の医療情報サーバ装
    置。
  12. 【請求項12】前記要求受信手段は、さらに、前記医療
    に係る情報が記憶されている個人または当該個人に係る
    代理人からの当該個人に係る前記情報の要求を受信し、 前記情報検索手段は、前記要求された前記個人に係る情
    報を検索し、 前記情報選択手段は、前記検索した情報より前記情報の
    要求者に対応して決定される所定の範囲内の情報を選択
    し、 前記情報送信手段は、前記選択した情報を前記通信ネッ
    トワークを介して、前記個人または前記代理人に送信す
    る請求項10に記載の医療情報サーバ装置。
  13. 【請求項13】前記情報選択手段においては、職務およ
    び医療行為を受ける者との関係に基づく医療行為を施す
    者の所定の区分ごとに、選択する情報の範囲が決定され
    ており、前記検索した情報より、当該情報の要求を行な
    った前記医療行為を施す者の前記区分に基づいて決定さ
    れる所定の範囲内の情報を選択する請求項10に記載の
    医療情報サーバ装置。
  14. 【請求項14】前記医療行為を施す者の所定の区分は、
    前記医療行為を受ける者の担当医師、医師、看護婦ある
    いは救急に医療処置を行なう者の少なくともいずれかを
    含む請求項13に記載の医療情報サーバ装置。
  15. 【請求項15】前記情報の要求を行なう者の識別および
    認証を行なう識別認証手段をさらに有し、 前記要求受信手段は、前記識別および認証の結果適切と
    認められた者からの前記情報の要求を、実質的に有効に
    受信する請求項10に記載の医療情報サーバ装置。
  16. 【請求項16】特定の個人の医療に係わる情報の要求を
    入力する要求入力手段と、 前記入力された要求を、通信ネットワークを介して、個
    人の医療に係る情報を記憶し、要求に応じて要求された
    情報を検索し、情報要求者の権限の範囲内の情報を出力
    するサーバ装置に送信する要求送信手段と、 前記サーバ装置より通信ネットワークを介して送信され
    る前記情報を受信する情報受信手段と、 前記受信した情報を出力する情報出力手段とを有する医
    療情報端末装置。
  17. 【請求項17】前記情報の要求を入力する使用者の識別
    および認証を行なう識別認証手段をさらに有し、 前記要求入力手段は、前記識別および認証の結果適切と
    認められた使用者からの前記情報の要求を実質的に有効
    に受け付ける請求項16に記載の医療情報端末装置。
  18. 【請求項18】前記識別認証手段は、前記使用者が保持
    し少なくとも所有者を特定する情報が記憶された可搬型
    情報処理媒体より、前記所有者を特定する情報を読み込
    み、当該情報に基づいて前記識別および認証を行なう請
    求項17に記載の医療情報端末装置。
  19. 【請求項19】前記識別認証手段は、前記可搬型情報処
    理媒体より読み込んだ前記所有者を特定する情報を前記
    サーバ装置に送信し、当該サーバ装置に使用者の識別お
    よび認証を要求し、前記サーバ装置より識別および認証
    結果を受信する請求項18に記載の医療情報端末装置。
  20. 【請求項20】複数の診療標榜科目を有する医療機関、
    複数の診療標榜科目を有する医療機関の各標榜科目診療
    機関、単一の診療標榜科目の医療機関、健康診断を行な
    う医療機関、人の器官の移植に係わる機関の少なくとも
    いずれかを含む医療機関に各々設けられ、医療従事者に
    より使用される請求項16に記載の医療情報端末装置。
  21. 【請求項21】所定の地域ごとに設けられ、前記サーバ
    装置に医療に係る情報が記憶されている個人および当該
    個人の代理人により使用される請求項16に記載の医療
    情報端末装置。
  22. 【請求項22】救急搬送車を含む救急医療設備に搭載さ
    れ、緊急時に特定の医療行為を行なう医療従事者により
    使用される請求項16に記載の医療情報端末装置。
  23. 【請求項23】各医療機関で発生した個人の医療に係る
    情報をサーバ装置に送信し、 前記サーバ装置において複数の医療機関より送信される
    前記情報を個人ごとに蓄積しておき、 少なくとも医療行為を施す者から要求があった場合に、
    医療行為を受ける者に係る前記蓄積されている医療に係
    る情報を、前記医療行為を施す者の権限の範囲内で提供
    する医療情報管理方法。
  24. 【請求項24】前記各医療機関は、前記医療機関は、複
    数の診療標榜科目を有する医療機関、複数の診療標榜科
    目を有する医療機関の各標榜科目診療機関、単一の診療
    標榜科目の医療機関、救急搬送車を含む救急医療設備、
    健康診断を行なう医療機関、人の器官の移植に係わる機
    関の少なくともいずれかを含む請求項23に記載の医療
    情報管理方法。
  25. 【請求項25】前記個人の医療に係わる情報は、個人を
    特定する情報、血液型、家族・連絡先情報、既往症履
    歴、アレルギー情報、受診履歴、治療履歴、処方履歴、
    投薬履歴、救急処置履歴、健康診断結果、診療費用情
    報、ドナー情報および保険情報の、少なくともいずれか
    を含む情報である請求項23に記載の医療情報管理方
    法。
  26. 【請求項26】さらに、前記医療に係る情報が記憶され
    ている個人または当該個人に係る代理人から要求があっ
    た場合には、前記蓄積されている当該個人の医療に係る
    情報を、当該要求者に対応して決定される所定の範囲内
    で提供する請求項23に記載の医療情報管理方法。
  27. 【請求項27】前記医療行為を施す者の権限は、当該医
    療行為を施す者の、職務および医療行為を受ける者との
    関係に基づいて決定される請求項23に記載の医療情報
    管理方法。
  28. 【請求項28】前記医療行為を施す者の権限は、前記医
    療行為を受ける者の担当医師、医師、看護婦あるいは救
    急に医療処置を行なう者の少なくともいずれかを含む医
    療行為を施す者の区分ごとに決定される請求項23に記
    載の医療情報管理方法。
  29. 【請求項29】前記情報の要求を入力する者の識別およ
    び認証を行ない、 前記識別および認証の結果適切と認められた者からの前
    記情報の要求を実質的に有効に受け付ける請求項23に
    記載の医療情報管理方法。
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