JP2003099365A - メール管理装置、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

メール管理装置、情報処理装置及びプログラム

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JP2003099365A
JP2003099365A JP2001289375A JP2001289375A JP2003099365A JP 2003099365 A JP2003099365 A JP 2003099365A JP 2001289375 A JP2001289375 A JP 2001289375A JP 2001289375 A JP2001289375 A JP 2001289375A JP 2003099365 A JP2003099365 A JP 2003099365A
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JP2001289375A
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Tetsuji Makino
哲司 牧野
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、電子メールの内容量の受取制
限がある場合に、電子メール内容の重要な部分を優先的
に送信することである。 【解決手段】電子メールを管理するメール管理装置であ
るメールサーバ1と、それぞれ情報処理装置である、電
子メールを作成及び送信するメール送信側端末2、並び
に電子メールを受信するメール受信側携帯端末3A及び
端末メール受信側端末3Bと、各装置をデータの送受信
可能に接続する通信センタ4及び通信回線5とからなる
電子メール送信システムα上で、受信容量制限のある宛
先のメール受信側携帯端末3Aへ電子メールを送信する
場合、メール送信側端末2上で、ユーザが電子メールの
文章中の重要部分を重要部分識別子の挿入によって指定
し、メールサーバ1は、当該電子メールの重要部分識別
子より前の部分を削除して宛先のメール受信側携帯端末
3Aへ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールの送信
処理を行うメール管理装置、情報処理装置及びプログラ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、通信回線上で電子メールの送
受信を提供する電子メールサービスが存在する。電子メ
ールはPC(Personal Computer)で受信する場合、添
付ファイルを含む全てを受信することが可能だが、携帯
電話、PDA(Personal Digital Assistants)等で受
信する場合、ヘッダ部分のみの受信や、先頭から特定の
バイト数のみの受信を行うことにより、受信容量に制限
がある場合でも受信可能にする技術が存在していた。
【0003】または、IMAP(Internet Messaging A
ccess Protocol)4と呼ばれるプロトコルにより、サー
バ上で受信メールの指定ダウンロード、削除等の管理、
添付ファイルの指定ダウンロードを行うことが可能であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子メ
ール送信方式では、受信する電子メールのサイズがサー
ビスによって固定のため、電子メールの主題が送られる
前に、その受信有効なサイズが終了し、電子メールを受
取っても、例えば、重要な内容である打合せの日時場所
が送られてこないような問題が発生していた。
【0005】本発明の課題は、電子メールの内容量の受
取制限がある場合に、電子メール内容の重要な部分を優
先的に送信することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、電子メールを受信し、
指定された宛先へ電子メールを配信するメール管理装置
であって、宛先に応じた電子メール受信容量の制限サイ
ズを記憶する制限サイズ記憶手段(例えば、図4に示す
メール制限サイズデータベースを記憶する図2に示す記
録媒体1g)と、受信した電子メールの宛先に対応する
電子メール受信容量の制限サイズを前記制限サイズ記憶
手段から抽出する制限サイズ抽出手段(例えば、図6に
示すステップT3を実行する図2に示すCPU1a)
と、受信した電子メールの本文データの容量が、前記制
限サイズ抽出手段で抽出した制限サイズを超える場合、
前記電子メールの本文データ中の所定の識別子を参照し
て部分的な本文データを宛先に電子メール送信する送信
手段(例えば、図6に示すステップT5〜T7を実行す
る図2に示すCPU1a)と、を具備してなるメール管
理装置であることを特徴としている。
【0007】請求項1に記載の発明に拠れば、受信した
電子メールの宛先に対応する電子メール受信容量の制限
サイズを前記制限サイズ記憶手段から抽出し、受信した
電子メールの本文データの容量が、抽出した制限サイズ
を超える場合、前記電子メールの本文データ中の所定の
識別子を参照して部分的な本文データを宛先に電子メー
ル送信する。
【0008】従って、受信した電子メールの本文データ
の容量が宛先の制限サイズを超える場合、所定の識別子
で指定された重要な部分の本文データを電子メール送信
するので、大切な重要部分の情報の伝達を確実に行うこ
とができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、電子メールを作
成する電子メール作成手段(例えば、図11に示すステ
ップU1を実行する図3に示すCPU2a、入力部2
b)と、宛先に応じた電子メール受信容量の制限サイズ
を記憶する制限サイズ記憶手段(例えば、図4に示すメ
ール制限サイズデータベースを記憶する図3に示す記録
媒体2g)と、前記電子メール作成手段で作成した電子
メールの宛先に対応した電子メール受信容量の制限サイ
ズを前記制限サイズ記憶手段から抽出する制限サイズ抽
出手段(例えば、図11に示すステップU3を実行する
図3に示すCPU2a)と、作成した電子メールの本文
データの容量が、前記宛先の制限サイズを超える場合、
作成した電子メールの本文データ上で、前記宛先の制限
サイズに基づき送信可能な範囲を識別表示する識別表示
手段(例えば、図11に示すステップU5〜U8を実行
する図3に示すCPU2a、表示部2d)と、前記識別
表示手段における識別表示部分の本文データを指定され
た宛先に電子メール送信する送信手段(例えば、図11
に示すステップU11を実行する図3に示すCPU2
a)と、を具備してなる情報処理装置であることを特徴
としている。
【0010】請求項2に記載の発明に拠れば、電子メー
ルを作成し、作成した電子メールの宛先に対応した電子
メール受信容量の制限サイズを前記制限サイズ記憶手段
から抽出し、作成した電子メールの本文データの容量
が、前記宛先の制限サイズを超える場合、作成した電子
メールの本文データ上で、前記宛先の制限サイズに基づ
き送信可能な範囲を識別表示し、前記識別表示部分の本
文データを指定された宛先に電子メール送信する。
【0011】従って、作成した電子メールの本文データ
の容量が宛先の制限サイズを超える場合、作成した電子
メールの本文データ上で、宛先の制限サイズを識別表示
して、作成した電子メールの送信可能な識別表示部分を
重要部分として送信者が視覚的に確認して、当該重要部
分を電子メール送信することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態を順に説明
する。
【0013】(第1の実施の形態)本実施の形態を図1
〜図8を参照して説明する。先ず、本実施の形態の装置
的特長を図1〜図3を参照して説明する。図1は、本実
施の形態のメールサーバ1及びメール送信側端末2を含
む電子メール送信システムαの構成図である。図2は、
メールサーバ1の内部構成を示すブロック図である。図
3は、メール送信側端末2の内部構成を示すブロック図
である。
【0014】図1により、電子メール送信システムα
は、送信された電子メールを管理しメール受信側携帯端
末3A及びメール受信側端末3Bへ配信するメール管理
装置であるメールサーバ1と、電子メールを作成及び送
信する情報処理装置であるメール送信側端末2と、電子
メールを受信する情報処理装置であるメール受信側携帯
端末3A及びメール受信側端末3Bと、メール受信側携
帯端末3Aとの無線通信を介する通信センタ4と、メー
ルサーバ1、メール送信側端末2、メール受信側端末3
B、通信センタ4と接続したネットワークである通信回
線5からなる。
【0015】メールサーバ1は、サーバ装置である。メ
ール受信側携帯端末3Aは、電子メールのサイズによっ
て受信に制限があり、メール受信側端末3Bは受信に制
限がないものとする。メール受信側携帯端末3Aは、携
帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PD
A等であるが、電子メールサイズ受取制限のある他の情
報処理装置でもよい。メール送信側端末2とメール受信
側端末3Bは、例えば、デスクトップPC、ノートPC
等の端末であるがこれに限られず、例えば携帯電話、P
HS、PDA等でもよい。
【0016】メール送信側端末2、メール受信側携帯端
末3A、メール受信側端末3B、通信センタ4は、それ
ぞれ代表的に示したものであり、それぞれ複数の装置が
通信回線5に通信可能に接続されてもよい構成である。
また、メール送信側端末2、メール受信側携帯端末3A
及びメール受信側端末3Bは、説明のためにメール送信
又は受信の機能をそれぞれ限定しているものとする。
【0017】通信回線5は、例えばインターネット等の
通信ネットワークであり、LAN(Local Area Networ
k)又はWAN(Wide Area Network)を含めてもよく、
電話回線網、ISDN回線網、広域帯通信回線網、専用
線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線、光通
信回線、無線通信回線と、それらを接続するインターネ
ットサービスプロバイダ等を含む構成でもよい。
【0018】図2より、メールサーバ1は、その内部
に、各部の中央制御を行うCPU(Central Processing
Unit)1aと、管理者の入力を介する入力部1bと、
情報を一時的に格納するRAM(Random Access Memor
y)1cと、管理者への情報を表示する表示部1dと、
予め設定された情報を記憶するROM(Read Only Memo
ry)1eと、情報を記憶する外部記憶装置1fと、外部
記憶装置1f内の記録媒体1gと、通信回線5との情報
の伝送を制御する通信制御部1hと、CPU1a、入力
部1b、RAM1c、表示部1d、ROM1e、外部記
憶装置1f、通信制御部1hを接続するバス1iとを有
する。
【0019】CPU1aは、メール配信プログラムを実
行する。CPU1aは、メール配信プログラムの実行に
より、メール送信側端末2から受信した電子メールをR
AM1cに格納し、受信した電子メールの文章中に重要
部分識別子があるかを判別し、重要部分識別子がある場
合、宛先のドメイン名を取得し、記録媒体1g上のメー
ル制限サイズデータベースから当該ドメイン名に対応す
る制限サイズを抽出する。
【0020】また、CPU1aは、受信した電子メール
の文章の容量が前記制限サイズ内かを判別し、制限サイ
ズ内である場合、受信した電子メールの文章中の重要部
分識別子までの文章を削除し、重要部分識別子を削除
し、送信対象であるメール受信側携帯端末3Aへ当該電
子メールを配信処理する(図6参照)。
【0021】入力部1bは、カーソルキー、数字入力キ
ー及び各種機能キー等を備えたキーボード及びマウスを
含み、キーボードで押下された押下信号やマウスの位置
信号をCPU1aに出力する。
【0022】RAM1cは、前記プログラム、入力指
示、入力データ及び処理結果等の各種データを、CPU
1aでランダムアクセス展開可能に格納するメモリ領域
を有して、各種状態を記憶するメモリである。
【0023】表示部1dは、CRT(Cathode Ray Tub
e)、又はLCD(Liquid Crystal Display)等により
構成され、CPU1aから入力される表示指示に従って
各種表示データの画面表示を行う。ROM1eは、予め
設定されたプログラム、BIOS、データ等を読出し可
能に記憶し、通常書込みはできない構成である。
【0024】外部記憶装置1fは、プログラムやデータ
などが予め記憶されまたは書込み可能な記録媒体1gを
有し、記録媒体1gは、磁気的、光学的記録媒体、若し
くは半導体等の不揮発性メモリ等のCPU1a読取り可
能な記録媒体で構成されている。
【0025】記録媒体1gは、ハードディスク等の外部
記憶装置1fに固定的に設けたもの、若しくはCD−R
OM、メモリカード等の着脱自在に装着する可搬型のも
のを含む。この記録媒体1gには各種処理プログラム、
及びこれらのプログラムで処理する又は処理されたデー
タ等の各種データを格納する。RAM1c及び記録媒体
1gは、CPU1aの制御により内部データの書換が可
能な構成である。
【0026】また、記録媒体1gに記憶されたプログラ
ム、データ等は、その一部若しくは全部を外部機器から
LAN、WAN等のネットワークを介して通信制御部1
hから受信して格納する構成にしてもよく、また、記録
媒体1gは通信回線5上に構築された外部機器の記録媒
体であってもよい。更に、前記各種プログラムを通信回
線5を介して外部機器へ送信及びインストールする構成
にしてもよい。
【0027】通信制御部1hは、通信回線5を介して、
外部機器との通信を行うためのネットワークカード、モ
デム、TA(Terminal Adapter)、ルータ等によって構
成される。
【0028】図3に示す、メール送信側端末2内部のC
PU2a、入力部2b、RAM2c、表示部2d、RO
M2e、外部記憶装置2f、記録媒体2g、通信制御部
2h、バス2iは、それぞれCPU1a、入力部1b、
RAM1c、表示部1d、ROM1e、外部記憶装置1
f、記録媒体1g、通信制御部1h、バス1iと同様で
あるので、説明の重複を避けるため、異なる構成につい
てのみ説明する。
【0029】入力部2bは、メール送信側端末2のユー
ザに対して入力をさせる構成をとり、表示部2dは、同
じくユーザに対して表示を行う。通信制御部2hは、通
信センタ4との無線通信を制御するアンテナ、無線送受
信回路等からなる。
【0030】CPU2aは、第1のメール作成送信プロ
グラムを実行する。CPU2aは、第1のメール作成送
信プログラムの実行により、電子メール作成画面を表示
し、ユーザに、当該電子メール作成画面への入力により
電子メールの文章を作成させ、同様に、電子メールの宛
先を入力させて指定し、ユーザに重要部分識別子を入れ
るかを入力させて判別する。
【0031】また、CPU2aは、重要部分識別子を入
れる場合、ユーザに当該重要部分識別子を電子メールの
文章中の重要部分の直前に挿入させ、ユーザに当該作成
した電子メールを指定した宛先に送信してよいかを入力
部2bから入力させて判別し、送信してはいけない場
合、最初へ戻り、送信してよい場合、作成した電子メー
ルを宛先であるメール受信側携帯端末3Aへ送信する
(図5参照)。
【0032】次に、図4を参照して、メールサーバ1で
実行するメール配信手順に用いる記録媒体1g上のメー
ル制限サイズデータベースについて説明する。図4は、
記録媒体1gに記憶するメール制限サイズデータベース
の内部構成を示す図である。
【0033】メール制限サイズデータベースは、そのレ
コードの項目として、各レコードのIDナンバーである
登録No.と、当該登録No.毎の電子メールアドレス
中のドメイン名と、当該登録No.毎の電子メールの受
信可能な最大のサイズである制限サイズとを記憶する。
【0034】各ドメイン名は、電子メールサービスを提
供する企業、団体等によって異なる。また、メール制限
サイズデータベース中の内容は、随時更新されるので、
メールサーバ1の管理者が随時、最新情報を提供するホ
ームページ、サーバ等から更新データをダウンロードす
る。また、最新情報を提供するサービスから更新ファイ
ルを添付した電子メールをメールサーバ1に随時配信す
る構成でもよい。また、メール制限サイズデータベース
を通信回線5上の外部機器に記憶させ、当該外部機器は
データ更新を随時行い、メールサーバ1が随時、当該外
部機器へアクセス可能な構成としてもよい。
【0035】次に、メールサーバ1及びメール送信側端
末2での動作を説明する。先ず、図5を参照してメール
送信側端末2で行う第1のメール作成送信手順を説明す
る。図5は、メール送信側端末2で実行する第1のメー
ル作成送信プログラムのフローチャートである。
【0036】今、メール送信側端末2のユーザが、電子
メールのサイズにより受信に制限があるメール受信側携
帯端末3A宛に電子メールを作成して送信しようとして
いるものとする。メール送信側端末2のCPU2aは、
記録媒体2g上の第1のメール作成送信プログラムを実
行することにより、第1のメール作成送信手順を開始す
る。
【0037】このフローチャートは、メール送信側端末
2を構成するコンピュータに各機能を実現させるための
プログラムを説明する為のものである。このプログラム
は、CPU2aが読取可能なプログラムコードの形態で
記録媒体2gに格納されている例で説明するが、全ての
機能を記録媒体2gに格納する必要は無く、必要に応じ
てその一部若しくは全部をネットワークを介して通信制
御部2hから受信して実現するようにしてもよい。この
説明は、メールサーバ1におけるメール配信プログラ
ム、及び第2の実施の形態で説明する、メール送信側端
末2における第2のメール作成送信プログラムにおいて
も同様である。
【0038】先ず、CPU2aは、表示部2dに電子メ
ール作成画面を表示し、ユーザに、電子メール作成画面
への入力部2bからの入力により電子メールの内容であ
る文章を作成させ(ステップS1)、同様に、電子メー
ルのメールアドレス等の宛先を入力させて指定する(ス
テップS2)。そして、CPU2aは、ユーザに電子メ
ール中の重要部分に、当該重要部分を識別する重要部分
識別子を入れるかを入力部2bから入力させて判別する
(ステップS3)。
【0039】重要部分識別子を入れる場合(ステップS
3;YES)、CPU2aは、ユーザに、入力部2bか
らの入力により当該重要部分識別子を電子メールの文章
中の重要部分の直前に挿入させる(ステップS4)。そ
して、CPU2aは、ユーザに当該作成した電子メール
を指定した宛先に送信してよいかを入力部2bから入力
させて判別する(ステップS5)。
【0040】送信してはいけない場合(ステップS5;
NO)、ステップS1へ戻り、ユーザに電子メールの内
容を再編集させる。重要部分識別子を入れない場合(ス
テップS3;NO)、ステップS5へ進む。
【0041】送信してよい場合(ステップS5;YE
S)、CPU2aは、作成した電子メールを通信制御部
2h及び通信回線5を介して宛先であるメール受信側携
帯端末3Aへ送信し、第1のメール作成送信手順を終了
する。当該作成された電子メールは、一旦メールサーバ
1へ送信される。
【0042】ここで、図6を参照して、メールサーバ1
で行うメール配信手順について説明する。図6は、メー
ルサーバ1で実行するメール配信プログラムのフローチ
ャートである。
【0043】今、メールサーバ1が、メール送信側端末
2上で上記第1のメール作成送信手順によって作成・送
信された電子メールを通信回線5及び通信制御部1hを
介して受信する。当該受信をトリガとして、メールサー
バ1のCPU1aは、記録媒体1g上のメール配信プロ
グラムを実行することにより、メール配信手順を開始す
る。
【0044】先ず、CPU1aは、受信した電子メール
をRAM1cに格納する(ステップT1)。そして、C
PU1aは、RAM1c上の受信した電子メールの文章
中に重要部分識別子があるかを判別する(ステップT
2)。ここでの重要部分識別子とは、ステップS4で挿
入したものである。
【0045】重要部分識別子がある場合(ステップT
2;YES)、CPU1aは、宛先のメールアドレス中
のドメイン名を取得し、当該ドメイン名を検索キーとし
て、記録媒体1g上のメール制限サイズデータベースか
ら当該ドメイン名に対応する制限サイズを抽出する(ス
テップT3)。受信した電子メールに複数の宛先である
電子メールアドレスが指定されている場合、最も制限サ
イズが小さいものを抽出する。
【0046】そして、CPU1aは、受信した電子メー
ルの文章の容量が、メール制限サイズデータベースの抽
出した宛先の制限サイズ内かを判別する(ステップT
4)。制限サイズ内でない場合(ステップT4;N
O)、CPU1aは、受信した電子メールの文章中の重
要部分識別子までの文章を削除する(ステップT5)。
これにより、重要部分より前の文章を削除して、電子メ
ールのサイズを小さくすることができる。
【0047】そして、CPU1aは、重要部分識別子を
削除する(ステップT6)。これにより、用を成し終え
た重要部分識別子が、メール受信側携帯端末3Aで受信
する電子メール文章中に残らないようにする。制限サイ
ズ内である場合(ステップT4;YES)、ステップT
6へ進む。電子メールの文章サイズを小さくする必要が
ないからである。
【0048】そして、CPU1aは、送信対象である宛
先のメール受信側携帯端末3Aへ、通信制御部1h、通
信回線5及び通信センタ4を介して当該電子メールを配
信処理し(ステップT7)、メール配信手順を終了す
る。重要識別子がない場合(ステップT7;NO)、ス
テップT7へ進む。
【0049】次に、図7及び図8を参照して上記第1の
メール作成送信手順の具体例を説明する。図7は、作成
した電子メール例の表示図であり、図8は、送信前の電
子メール例の表示図である。
【0050】先ず、ステップS1において、ユーザが図
7上のの文章及びの文章を入力部1bから入力し、
ステップS2において、図7に示すメール受信側携帯
端末3Aの電子メールアドレスxxxxx@keitai1.ne.jpを
入力部1bから入力したものとする。なお、図7が重
要部分であるとする。
【0051】そして、ステップS3〜S4において、ユ
ーザは、図8に示す重要部分識別子<CHK>を入力
部2hから入力し、CPU2aは、重要部分識別子が入
力されたと判別し、図8の場所に重要部分識別子<C
HK>を挿入し、ステップS6において、メール受信側
携帯端末3Aに図8に示す電子メールを通信制御部2h
及び通信回線5を介して送信する。当該電子メールは、
メールサーバ1へ一旦送信される。
【0052】次に、上記メール配信手順の具体例を図
4、図8に加えて図9を参照して説明する。図9は、配
信する電子メール例の表示図である。
【0053】先ず、CPU1aは、ステップS1におい
て、受信した図8に示す電子メールをRAM1cに格納
し、ステップT2で、図8の部分に重要部分識別子<
CHK>があると判別し、ステップT3で、記録媒体1
g上の図4のメール制限サイズデータベースを参照し
て、登録No.がID001、宛先のドメイン名がkeitai1.n
e.jpに対応する制限サイズ250文字(全角)を抽出す
る。
【0054】そして、CPU1aは、ステップT4にお
いて、制限サイズ内でないと判別し、ステップT5にお
いて、図8の文章を削除し、ステップT6において、
図8の重要部分識別子<CHK>を削除し、ステップ
T7において、図9に示すの文章のみの電子メールを
宛先がxxxxx@keitai1.ne.jpのメール受信側携帯端末3
Aへ配信する。
【0055】よって、メール送信側端末2において、送
信する電子メールの内容中の重要な部分を重要部分識別
子により指定し、メールサーバ1において、送信する電
子メールの文章の容量が宛先の制限サイズを超える場
合、重要部分識別子で指定された重要部分の文章の電子
メールの配信を行うことで、大切な重要部分の情報の伝
達を確実に行うことができる。
【0056】(第2の実施の形態)本実施の形態を図1
0〜図17を参照して説明する。本実施の形態のシステ
ム及びその装置は、前記第1の実施の形態と同様であ
り、異なる部分のみを説明する。
【0057】CPU2aは、第2のメール作成送信プロ
グラムを実行する。CPU2aは、第2のメール作成送
信プログラムの実行により、電子メール作成画面を表示
し、ユーザに、電子メール作成画面への入力により電子
メールの内容を作成させ、同様に、電子メールの宛先を
入力させて指定し、宛先のドメイン名を取得し、記録媒
体2g上のメール制限サイズデータベースから当該ドメ
イン名に対応する制限サイズを抽出し、作成した電子メ
ールの文章の容量が、メール制限サイズデータベースの
制限サイズ内かを判別する。
【0058】また、CPU2aは、制限サイズ内である
場合、電子メール作成画面上の文章の文頭から、前記制
限サイズ内である、メール受信側携帯端末3Aで受信可
能な受信可能範囲を表示させ、作成した電子メールの文
章の重要部分を指定するかをユーザに入力させて判別
し、重要部分を指定する場合、重要部分指定処理を行
い、重要部分指定処理で指定した電子メールの重要部分
である識別表示した受信可能範囲以外を削除する。
【0059】また、CPU2aは、ユーザに当該作成し
た電子メールを前記指定した宛先に送信してよいかを入
力させて判別し、送信してよい場合、作成した電子メー
ルを宛先であるメール受信側携帯端末3Aへ送信し、制
限サイズ内である場合、作成した電子メールはそのまま
送信される旨を表示させて、ユーザに通知し、送信して
はいけない場合、最初に戻る(図6参照)。
【0060】次に、メール送信側端末2で実行する第2
のメール作成送信手順で用いる記録媒体2g上のメール
文字列データベースを図10を参照して説明する。図1
0は、記録媒体2gに記憶するメール文字列データベー
スの内部構成を示す図である。
【0061】メール文字列データベースは、そのレコー
ドの項目として、各レコードのIDナンバーである登録
No.と、登録No.毎の文字列とを記憶する。文字列
は、電子メール中の重要部分を決定するためのキーワー
ドである。メール文字列データベースは、メール送信側
端末2のユーザの入力部2bからの入力により、その内
容を随時更新することができる構成である。
【0062】また、上記第1の実施の形態で説明した、
図4に示すメール制限サイズデータベースを記録媒体2
gに記憶する。メール制限サイズデータベースは、メー
ル送信側端末2で実行する第2のメール作成送信手順で
用いるものである。同様に、メール制限サイズデータベ
ース中の内容は、随時更新されるので、メール送信側端
末2のユーザが随時、最新情報を提供するホームペー
ジ、サーバ等から更新データをダウンロードするものと
し、最新情報を提供するサービスから更新ファイルを添
付した電子メールをメール送信側端末2に随時配信する
構成でもよい。また、メール制限サイズデータベースを
通信回線5上の外部機器に記憶させ、当該外部機器はデ
ータ更新を随時行い、メール送信側端末2が随時、当該
外部機器へアクセス可能な構成としてもよい。
【0063】次に、メール送信側端末2での動作を説明
する。図11〜図14を参照してメール送信側端末2で
行う第2のメール作成送信手順を説明する。図11は、
メール送信側端末2で実行する第2のメール作成送信プ
ログラムのフローチャートであり、図12は、図11に
おける重要部分指定処理のプログラムのフローチャート
であり、図13は、図12における重要部分識別子自動
挿入処理のプログラムのフローチャートであり、図14
は、図12における送信範囲操作決定処理のプログラム
のフローチャートである。
【0064】今、メール送信側端末2のユーザが、電子
メールのサイズにより受信に制限があるメール受信側携
帯端末3A宛に電子メールを作成して送信しようとして
いるものとする。メール送信側端末2のCPU2aは、
記録媒体2g上の第2のメール作成送信プログラムを実
行することにより、第2のメール作成送信手順を開始す
る。
【0065】先ず、図11を参照して、第2のメール作
成送信手順を説明する。CPU2aは、表示部2dに電
子メール作成画面を表示し、ユーザに、電子メール作成
画面への入力部2bからの入力により電子メールの内容
である文章を作成させ(ステップU1)、同様に、電子
メールのメールアドレス等の宛先を入力部1bから入力
させて指定する(ステップU2)。
【0066】そして、CPU2aは、宛先のメールアド
レス中のドメイン名を取得し、当該ドメイン名を検索キ
ーとして、記録媒体2g上のメール制限サイズデータベ
ースから当該ドメイン名に対応する制限サイズを抽出す
る(ステップU3)。そして、CPU2aは、ステップ
U1で作成した電子メールの文章の容量が、メール制限
サイズデータベースの制限サイズ内かを判別する(ステ
ップU4)。
【0067】制限サイズ内でない場合(ステップU4;
NO)、CPU2aは、表示部2dの電子メール作成画
面上の文章の文頭から、ステップU3で抽出した制限サ
イズの、メール受信側携帯端末3Aで受信可能な受信可
能範囲を表示させる(ステップU5)。そして、CPU
2aは、ステップU1で作成した電子メールの文章の重
要部分を指定するかを判別する(ステップU6)。電子
メールの重要部分の指定により、重要部分以外の部分の
削除によって、制限サイズ内に収めるためである。
【0068】そして、重要部分を指定する場合(ステッ
プU6;YES)、CPU2aは、重要部分指定処理を
行う(ステップU7)。当該重要部分指定処理は後で詳
述する。そして、CPU2aは、ステップU7の重要部
分指定処理で指定した電子メールの重要部分である識別
表示した受信可能範囲以外を削除する(ステップU
8)。重要部分である識別表示した受信可能範囲は、複
数であってもよい。そして、CPU2aは、ユーザに当
該作成した電子メールを指定した宛先に送信してよいか
を入力部2bから入力させて判別する(ステップU
9)。
【0069】制限サイズ内である場合(ステップU4;
YES)、CPU2aは、作成した電子メールはそのま
ま送信される旨を表示部2dに表示させて、ユーザに通
知する(ステップU10)。そして、ステップU9へ進
む。また、重要部分を指定しない場合(ステップU6;
NO)、ステップU9へ進む。また、送信してはいけな
い場合(ステップU9;NO)、ステップU1へ戻り、
ユーザに電子メールの内容を再編集させる。
【0070】送信してよい場合(ステップU9;YE
S)、CPU2aは、作成した電子メールを通信制御部
2h及び通信回線5を介して、宛先であるメール受信側
携帯端末3Aへ送信し、第2のメール作成送信手順を終
了する。当該電子メールは、一旦メールサーバ1が通信
制御部1hを介して受信し、メールサーバ1から通信回
線5及び通信センタ4を介してメール受信側携帯端末3
Aへ配信する。
【0071】ここで、図12を参照して、第2のメール
作成送信手順のステップU5の重要部分指定処理を説明
する。先ず、CPU2aは、重要部分識別子自動挿入処
理を行う(ステップV1)。当該重要部分識別子自動挿
入処理は後で詳述する。そして、CPU2aは、ステッ
プV1で自動挿入された重要部分識別子に対応する部分
に、受信可能範囲の識別表示部分を表示部2dの電子メ
ール作成画面上で移動する(ステップV2)。
【0072】そして、CPU2aは、送信範囲をステッ
プV2で移動した受信可能範囲の識別表示に決定するか
を、ユーザに入力部2dから入力させて判別する(ステ
ップV3)。送信範囲を決定しない場合(ステップV
3;NO)、CPU2aは、電子メールの文章中に、他
に重要部分識別子があるかを判別する(ステップV
4)。
【0073】他に重要部分識別子がある場合(ステップ
V4;YES)、ステップV2へ戻り、ステップV2に
おいて、当該他の重要部分識別子に対応する連続部分に
識別表示を移動する。他に重要部分識別子がない場合
(ステップV4;NO)、CPU2aは、送信範囲操作
決定処理を行う(ステップV5)。当該送信範囲操作決
定処理は後で詳述する。
【0074】そして、CPU2aは、電子メールの文章
中から全ての重要部分識別子を削除する(ステップV
6)。そして、ステップU8へ進む。送信範囲を決定し
た場合(ステップV3;YES)、ステップV6へ進
む。
【0075】ここで、図13を参照して、上記重要部分
指定処理のステップV1の重要部分識別子自動挿入処理
を説明する。先ず、CPU2aは、重要部分として登録
した文字列を利用するかを、ユーザに入力部2dから入
力させて判別する(ステップW1)。登録した文字列と
は、図10のメール文字列データベースに登録した文字
列のことである。
【0076】登録した文字列を利用する場合(ステップ
W1;YES)、CPU2aは、表示部2d上の電子メ
ール作成画面に表示された、電子メールの文章の各行頭
に位置する行頭文字列を1つ抽出する(ステップW
2)。そして、CPU2aは、ステップW2で抽出した
行頭文字列が、記録媒体2g上のメール文字列データベ
ースの文字列の項目に登録されているかを判別する(ス
テップW3)。
【0077】文字列に登録されている場合(ステップW
3;YES)、CPU2aは、該当する行頭文字列をR
AM1cに格納する(ステップW4)。そして、CPU
2aは、全ての行頭文字列を抽出したかを判別する(ス
テップW5)。全ての行頭文字列を抽出していない場合
(ステップW5;NO)、ステップW2に戻り、抽出し
ていない行頭文字列を抽出していく。文字列に登録され
ていない場合(ステップW3;NO)、ステップW5へ
進む。
【0078】全ての行頭文字列を抽出した場合(ステッ
プW5;YES)、CPU2aは、RAM1cから格納
されている文字列の1つを取得し、表示部2d上の電子
メール作成画面に表示された、電子メールの文章中の連
続した行において当該取得した文字列があるかを判別す
る(ステップW6)。連続した行において格納された文
字列がある場合(ステップW6;YES)、CPU2a
は、連続した部分を1つの重要部分として、その連続し
た部分の直前に重要部分識別子を自動挿入する(ステッ
プW7)。
【0079】そして、CPU2aは、他にRAM1cに
格納された文字列があるかを判別する(ステップW
8)。他に格納した文字列がある場合(ステップW8;
YES)、ステップW6へ戻り、他のRAM1cに格納
した文字列について判別を行う。連続した行において、
格納された文字列がない場合(ステップW6;NO)、
ステップW8へ進む。
【0080】他に格納した文字列がない場合(ステップ
W8;NO)、自動挿入された全ての重要部分識別子を
表示部2d上の表示された部分に表示し(ステップW
9)、ステップV2へ進む。登録した文字列を利用しな
い場合(ステップW1;NO)、ステップW9へ進む。
【0081】ここで、図14を参照して、重要部分指定
処理のステップV5の送信範囲操作決定処理を説明す
る。先ず、CPU2aは、表示部2dの電子メール作成
画面に識別表示している受信可能範囲を、ユーザに入力
部2bから入力させて選択する(ステップX1)。
【0082】そして、CPU2aは、ユーザに入力部2
dから入力させて、識別表示している受信可能範囲を移
動させる(ステップX2)。例えば、入力部2bでの方
向キー押下による、識別表示している受信可能範囲の表
示部2d上のスクロール移動である。そして、CPU2
aは、移動した識別表示している受信可能範囲中の識別
表示文字数を、ステップU3で抽出した制限サイズの文
字数に調整するように、識別表示している受信可能範囲
を、表示部2dの電子メール作成画面中に表示させる
(ステップX3)。
【0083】そして、CPU2aは、ユーザに入力部2
dから入力させて、識別表示している受信可能範囲の移
動を終了するかを判別する(ステップX4)。移動終了
した場合、移動を終了した時点で識別表示されている受
信可能範囲を最終的に選択することとなる。移動終了し
ていない場合(ステップX4;NO)、ステップX2へ
戻る。
【0084】移動終了した場合(ステップX4;YE
S)、CPU2aは、ユーザに入力部2dから入力させ
て、識別表示されている受信可能範囲のうちいらない部
分を識別表示から外すこと等によって、ユーザによる調
整を行う(ステップX5)。そして、ステップU8へ進
む。
【0085】次に、図4、図7、図8、図10に加え
て、図15〜図17を参照して上記第2のメール作成送
信手順の具体例を説明する。図15は、文章の先頭を識
別表示した電子メール例の表示図であり、図16は、重
要部分識別子を自動挿入した電子メール例の表示図であ
り、図17は、重要部分識別子に対応する部分を識別表
示した電子メール例の表示図である。
【0086】先ず、ステップU1で、ユーザが図7上の
の文章及びの文章を入力部1bから入力し、ステッ
プU2で、図7に示すメール受信側携帯端末3Aの電
子メールアドレスxxxxx@keitai1.ne.jpを入力したもの
とする。なお、図7が重要部分であるとする。
【0087】そして、CPU2aは、ステップU3で、
記録媒体2g上の図4のメール制限サイズデータベース
を参照して、登録No.がID001、宛先のドメイン名がk
eitai1.ne.jpに対応する制限サイズ250文字(全角)を
抽出し、ステップU4において、制限サイズ内かを判別
する。
【0088】そして、CPU2aは、ステップU3で制
限サイズ内と判別した場合、ステップU10において、
図7に示す電子メールをそのまま送信する旨を表示部2
dに表示させて、ステップU9、U11において、図7
に示す電子メールをそのままメール受信側携帯端末3A
へ通信制御部2h、通信回線5、メールサーバ1、通信
センタ4を介して送信する。
【0089】そして、CPU2aは、ステップU4で制
限サイズ内でないと判別した場合、ステップU5におい
て、表示部2dの電子メール作成画面に、図15に示
すような受信可能範囲を文頭から識別表示する。そし
て、ステップU6、U7において、ユーザが重要部分を
指定する旨を入力部2bから入力し、CPU2aは、重
要部分を指定すると判別して、重要部分指定処理を行
う。
【0090】そして、CPU2aは、ステップW1、W
2において、ユーザの入力部2bからの入力により、重
要部分として登録した文字列を利用すると判別し、図1
5及びの行頭文字列を抽出し、ステップW3〜W5
において、図10のメール文字列データベースに登録さ
れている登録No.がID100とID101の「日時」、「場
所」をRAM1cに格納する。
【0091】そして、CPU2aは、ステップW6にお
いて、図15に示すように、行頭文字が「つきまして
は」の行から、「以上」までの連続した行の中に「日
時」の行頭文字が存在するので、当該連続した行におい
て格納された文字があると判別し、ステップW7におい
て、その連続した部分の直前に重要部分識別子を自動挿
入する。
【0092】そして、CPU2aは、ステップW8にお
いて、図15上に示すように、他に格納した文字列があ
ると判別し、ステップW6,W7において、文字列「場
所」は文字列「日時」と同じ連続した文字列にあるの
で、重要部分識別子の自動挿入は行わない。
【0093】そして、CPU2aは、ステップW8にお
いて、図15上に示すように、他に格納した文字列は無
いと判別し、ステップW9において、図16に示すよう
に、の重要部分識別子<chk>を表示部2dの電子
メール作成画面に表示する。
【0094】そして、ステップV2において、CPU2
aは、図17に示すように、の受信可能範囲の識別表
示をステップV1(W1〜W9)で自動挿入された重要
部分識別子<chk>の部分に移動して、表示部2dの
電子メール作成画面に表示し、ユーザは、図17の受
信可能範囲の識別表示部分を、送信範囲として決定する
旨を入力部2bから入力し、CPU2aは、送信範囲を
決定したと判別し、ステップV6において、図17の
重要部分識別子を電子メールの文章中から削除する。
【0095】そして、ステップU8において、CPU2
aは、電子メールの文章部分及び中の、ステップU
7(V1〜V6)で決定した送信範囲である図17の
識別表示部分以外の部分を削除し、ステップU9におい
て、ユーザは当該作成した電子メールを送信してよい旨
を入力部2bから入力し、CPU2aは、当該作成した
電子メールを送信してよいと判別し、ステップU11に
おいて、図17部分の文章の電子メールを宛先である
xxxxx@keitai1.ne.jpのメール受信側携帯端末3Aへ、
通信制御部2h、通信回線5、メールサーバ1及び通信
センタ4を介して送信する。
【0096】よって、送信する電子メールの文章の容量
が宛先の制限サイズを超える場合、メール送信側端末2
の表示部2d上で受信可能範囲を識別表示して、作成し
た電子メールの識別表示部分を重要部分として送信者で
あるユーザが視覚的に確認して、重要部分の内容の電子
メールを送信することができる。これに関して、ステッ
プV2において、重要部分の識別表示は、自動的に重要
部分識別子に移動するので、ユーザは送信対象の重要部
分である送信範囲を視覚的に容易に確認することができ
る。
【0097】また、送信する電子メール上で登録された
文字列と連続した部分を識別表示して重要部分識別子を
自動挿入することにより、重要部分識別子の部分を重要
部分として自動的に決定することができる。
【0098】更に、電子メールの重要部分をユーザが決
定する場合、ステップV5のユーザによる送信範囲操作
決定処理においても、ステップX3において受信可能範
囲の表示を移動し、受信可能な文字数に自動的に調整し
て表示し、ステップX5においてユーザは送信範囲を視
覚的に調整入力して決定することができる。
【0099】なお、上記第1及び第2の実施の形態は、
重要部分識別子を重要部分の直前に挿入する構成である
が、重要部分の直前と直後に付加する重要部分識別子を
用いてもよく、その場合、複数の重要部分が電子メール
中に散在している場合にも、正確に重要部分を識別して
特定することができる。
【0100】また、これに関して、電子メール中に複数
の重要部分が存在する場合、送信優先度を有する重要部
分識別子を用いる構成でもよい。この場合、メール受信
側携帯端末3Aでの電子メール受信容量を超えるまで、
重要識別子の送信優先度順に各重要部分を順に特定して
いくことができる。
【0101】また、電子メールがメール受信側携帯端末
3Aでの受信容量を超え、一回の送信で送りきれない場
合に、複数の電子メールに分けて送信する構成でもよ
い。この場合、一回の送信での宛先の電子メール受信容
量は越えるが、全ての内容を送信したい電子メールにつ
いても、送信することができる。
【0102】また、同一電子メール中に宛先が複数存在
し、サイズ制限がある宛先及びサイズ制限がない宛先が
混在する場合、第1の実施の形態においては、メールサ
ーバ1側で、サイズ制限がある宛先を、送信する電子メ
ールから分離し、重要部分を取出した電子メールを前記
サイズ制限がある宛先へ別に送信し、第2の実施の形態
においては、メール送信側端末2側で、同様に、サイズ
制限がある宛先を、送信する電子メールから分離し、重
要部分を取出した電子メールを前記サイズ制限がある宛
先へ別に送信し、又は、電子メール作成時点で、サイズ
制限がある宛先を分離するようにユーザに警告表示させ
る構成でもよい。
【0103】また、電子メール中の重要部分は、上記実
施の形態に示す電子メールの本文データとして文章のみ
ならず、添付ファイル等にも指定できる構成としてもよ
い。また、上記実施の形態は、電子メールについて、テ
キスト形式のみならず、HTML(Hyper Text Markup
Language)等の形式にも適用してもよい。
【0104】更に、宛先とメール受信側の端末とは、一
対一の対応に限られない。つまり、同一の宛先のアドレ
スの電子メールでも、異なるメール受信側の端末から受
信できる構成でもよい。メール受信側携帯端末3A、メ
ール受信側端末3Bとは、受信者が電子メールを受信す
る端末という意味である。
【0105】以上、本発明の実施の形態につき説明した
が、本発明は、必ずしも上述した手段及び手法にのみ限
定されるものではなく、本発明にいう目的を達成し、本
発明にいう効果を有する範囲内において適宜に変更実施
が可能なものである。
【0106】
【発明の効果】請求項1又は5に記載の発明に拠れば、
受信した電子メールの本文データの容量が宛先の制限サ
イズを超える場合、所定の識別子で指定された重要部分
の本文データを電子メール送信するので、大切な重要部
分の情報の伝達を確実に行うことができる。
【0107】請求項2又は6に記載の発明に拠れば、作
成した電子メールの本文データの容量が宛先の制限サイ
ズを超える場合、作成した電子メールの本文データ上
で、宛先の制限サイズを識別表示して、作成した電子メ
ールの送信可能な識別表示部分を重要部分として送信者
が視覚的に確認して、当該重要部分を電子メール送信す
ることができる。
【0108】請求項3に記載の発明に拠れば、作成した
電子メールの本文データの容量が宛先の制限サイズを超
える場合、作成した電子メールの本文データ上で、登録
された文字列と連続する連続範囲を識別表示して、連続
範囲を重要部分として自動的に決定して、当該重要部分
を電子メール送信することができる。
【0109】請求項4に記載の発明に拠れば、作成した
電子メールの本文データの容量が宛先の制限サイズを超
える場合、作成した電子メールの本文データ上で、送信
者の入力に基づき識別表示部分を受信可能な本文データ
に自動的に調整して移動して表示し、当該識別表示部分
を送信者が調整の入力をして重要部分とし、当該重要部
分を電子メール送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のメールサーバ1及びメー
ル送信側端末2を含む電子メール送信システムαの構成
図である。
【図2】図1におけるメールサーバ1の内部構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1におけるメール送信側端末2の内部構成を
示すブロック図である。
【図4】図2における記録媒体1gに記憶するメール制
限サイズデータベースの内部構成を示す図である。
【図5】図1におけるメール送信側端末2で実行する第
1のメール作成送信プログラムのフローチャートであ
る。
【図6】図1におけるメールサーバ1で実行するメール
配信プログラムのフローチャートである。
【図7】作成した電子メール例の表示図である。
【図8】送信前の電子メール例の表示図である。
【図9】配信する電子メール例の表示図である。
【図10】図3における記録媒体2gに記憶するメール
文字列データベースの内部構成を示す図である。
【図11】メール送信側端末2で実行する第2のメール
作成送信プログラムのフローチャートである。
【図12】図11における重要部分指定処理のプログラ
ムのフローチャートである。
【図13】図12における重要部分識別子自動挿入処理
のプログラムのフローチャートである。
【図14】図12における送信範囲操作決定処理のプロ
グラムのフローチャートである。
【図15】文章の先頭を識別表示した電子メール例の表
示図である。
【図16】重要部分識別子を自動挿入した電子メール例
の表示図である。
【図17】重要部分識別子に対応する部分を識別表示し
た電子メール例の表示図である。
【符号の説明】
α…電子メール送信システム 1…メールサーバ 2…メール送信側端末 1a,2a…CPU 1d,2b…入力部 1c,2c…RAM 1d,2d…表示部 1e,2e…ROM 1f,2f…外部記憶装置 1g,2g…記録媒体 1h,2h…通信制御部 1i,2i…バス 3A…メール受信側携帯端末 3B…メール受信側端末 4…通信センタ 5…通信回線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子メールを受信し、指定された宛先へ電
    子メールを配信するメール管理装置であって、 宛先に応じた電子メール受信容量の制限サイズを記憶す
    る制限サイズ記憶手段と、 受信した電子メールの宛先に対応する電子メール受信容
    量の制限サイズを前記制限サイズ記憶手段から抽出する
    制限サイズ抽出手段と、 受信した電子メールの本文データの容量が、前記制限サ
    イズ抽出手段で抽出した制限サイズを超える場合、前記
    電子メールの本文データ中の所定の識別子を参照して部
    分的な本文データを電子メール送信する送信手段と、 を具備してなるメール管理装置。
  2. 【請求項2】電子メールを作成する電子メール作成手段
    と、 宛先に応じた電子メール受信容量の制限サイズを記憶す
    る制限サイズ記憶手段と、 前記電子メール作成手段で作成した電子メールの宛先に
    対応した電子メール受信容量の制限サイズを前記制限サ
    イズ記憶手段から抽出する制限サイズ抽出手段と、 作成した電子メールの本文データの容量が、前記宛先の
    制限サイズを超える場合、作成した電子メールの本文デ
    ータ上で、前記宛先の制限サイズに基づき送信可能な範
    囲を識別表示する識別表示手段と、 前記識別表示手段における識別表示部分の本文データを
    指定された宛先に電子メール送信する送信手段と、 を具備してなる情報処理装置。
  3. 【請求項3】予め登録された文字列を記憶する文字列記
    憶手段と、 前記文字列記憶手段に登録された文字列を前記電子メー
    ル作成手段で作成した電子メールの本文データ中から検
    索する文字列検索手段と、 当該文字列検索手段で検索された文字列の中から連続し
    た部分を検出する連続部分検出手段と、を更に具備し、 前記識別表示手段は、作成した電子メールの本文データ
    上で、前記連続部分検出手段で検出された前記連続部分
    を識別表示部分として識別表示する、ことを特徴とする
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】作成した前記電子メール上で、前記識別表
    示手段における前記識別表示部分の移動及び調整を送信
    者に入力させる移動調整入力手段を更に具備し、 前記識別表示手段は、作成した電子メールの本文データ
    上で、前記移動調整入力手段での入力に基づき前記識別
    表示部分を識別表示する、ことを特徴とする請求項2又
    は3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】コンピュータに、 宛先に応じた電子メール受信容量の制限サイズを記憶し
    ているメモリから、送信すべき電子メールの宛先に対応
    する制限サイズを抽出する機能と、 送信する電子メールの本文データの容量が、抽出した制
    限サイズを超える場合、前記電子メールの本文データ中
    の所定の識別子を参照して、部分的な本文データを宛先
    に電子メール送信する機能と、 を実現させるためのプログラム。
  6. 【請求項6】コンピュータに、 電子メールを作成する機能と、 前記電子メールが作成された際に、宛先に応じた電子メ
    ール受信容量の制限サイズを記憶しているメモリから、
    当該作成した電子メールの宛先に応じた制限サイズを抽
    出する機能と、 作成した電子メールの本文データの容量が、前記宛先の
    制限サイズを超える場合、作成した電子メールの本文デ
    ータ上で、前記宛先の制限サイズに基づき送信可能な範
    囲を識別表示する機能と、 前記識別表示部分の本文データを指定された宛先に電子
    メール送信する機能と、 を実現させるためのプログラム。
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