JP2002051085A

JP2002051085A - メール管理サーバ、メール管理システム、メール管理方法、中継サーバ、記録媒体、およびプログラム

Info

Publication number: JP2002051085A
Application number: JP2001016785A
Authority: JP
Inventors: Ryutaro Hotta; 龍太郎堀田; Susumu Yoshida; 晋吉田; Takanori Amano; 孝則天野
Original assignee: E JAN NET CO; E-JAN NET CO
Current assignee: E JAN NET CO; E-JAN NET CO
Priority date: 2000-05-24
Filing date: 2001-01-25
Publication date: 2002-02-15

Abstract

(57)【要約】【課題】メールを効率的に管理するメール管理サー
バ、メール管理システム、メール管理方法、中継サー
バ、記録媒体、およびプログラムを提供する。【解決手段】メールを管理するメール管理サーバであ
って、当該サーバに登録されている登録ユーザを識別す
るユーザＩＤに対応付けて、登録ユーザの所有する電子
メールアドレスを格納する登録ユーザデータベース８０
と、メールを受信するメール受信部４１０と、メールの
宛先及び送信元のアドレスのうち少なくとも一方が、登
録ユーザデータベース８０に格納された登録アドレスで
あるか否かを判断するアドレス認証部４２０と、メール
の宛先及び送信元のアドレスのうち少なくとも一方が登
録アドレスである場合に、メールを格納するメールデー
タベース９０と、メールデータベース９０に格納される
メールを要求するメール要求情報をユーザから受信する
要求受信部と、メール要求情報が示すメールを提供する
提供部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール（以
下、メールと記載する。）を管理するメール管理サー
バ、メール管理システム、メール管理方法、中継サー
バ、記録媒体、及びプログラムに関する。特に、メール
を格納し、提供するメール管理サーバ、メール管理シス
テム、メール管理方法、中継サーバ、記録媒体、および
プログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】業務用の社内メールやメールマガジンの
ように多数のユーザに送信されるメールが増加してい
る。このためユーザが受信するメールの数も増加してい
る。また、ユーザは、会社用、家庭用、携帯電話という
ように複数のメールアドレスを所有する場合がある。こ
のため、ユーザは、重要なメールを間違って削除した場
合や後に閲覧しようとしていたメールがどの端末にある
かを忘れてしまう場合がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メール閲覧ソフトウェアでは、複数の端末で受信された
メールを統合的に扱うことや、誤操作により削除された
メールを復元することは困難である。

【０００４】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできるメール管理サーバ、メール管理システム、メ
ール管理方法、中継サーバ、記録媒体、およびプログラ
ムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の
範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達
成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を
規定する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第１の形
態によると、メールを管理するメール管理システムであ
って、端末からメールを受信する複数のＳＭＴＰサーバ
と、複数の前記ＳＭＴＰサーバのうち少なくとも１つの
前記ＳＭＴＰサーバから前記メールを受信するメール管
理サーバとを備える。前記メール管理サーバは、当該サ
ーバに登録されている登録ユーザを識別するユーザＩＤ
に対応付けて、前記登録ユーザの所有する電子メールア
ドレスを格納する登録ユーザデータベースと、前記メー
ルを受信するメール受信部と、前記メールの宛先及び送
信元のアドレスのうち少なくとも一方が、前記登録ユー
ザデータベースに格納された前記登録アドレスであるか
否かを判断するアドレス認証部と、前記メールの宛先及
び送信元のアドレスのうち少なくとも一方が前記登録ア
ドレスである場合に、前記メールを格納するメールデー
タベースと、前記メールデータベースに格納される前記
メールを要求するメール要求情報を前記ユーザから受信
する要求受信部と、前記メール要求情報が示す前記メー
ルを提供する提供部とを有する。

【０００６】前記メールは、前記登録ユーザを識別する
暗証情報を有し、前記メール管理サーバは、前記メール
受信部が受信した前記メールに含まれる暗証情報を認証
する暗証情報認証部をさらに有してもよく、前記メール
受信部が前記メールを受信し、前記暗証情報認証部が暗
証情報を認証した場合に、前記メールをメールデータベ
ースに格納してもよい。

【０００７】前記登録ユーザデータベースは、前記ユー
ザＩＤに対応づけてパスワードをさらに格納してもよ
い。前記メール管理サーバは、前記ユーザＩＤに対応す
るパスワードを認証するパスワード認証部を更に有して
もよい。前記要求受信部が前記ユーザから前記メール要
求情報を受信した場合に、前記パスワード認証部は、前
記ユーザのパスワードを認証し、前記パスワード認証部
が前記登録ユーザの前記パスワードを認証した場合に、
前記提供部は、前記メール要求情報が示す前記メールを
提供してもよい。

【０００８】前記メール要求情報は、前記登録ユーザを
識別する暗証情報を有してもよい。前記暗証情報認証部
は、前記要求受信部が受信した前記メールに含まれる暗
証情報を認証してもよい。

【０００９】前記メール管理サーバは、複数の前記メー
ルから同一本文を含むメールを検出する同一メール検出
部と、前記同一メール検出部が検出した前記メールのう
ち少なくとも１つの前記メールの少なくとも前記本文を
削除する本文削除部とをさらに有してもよく、前記メー
ルデータベースは、前記本文削除部によって、本文を削
除されたメールを格納してもよい。

【００１０】前記受信部が受信した前記メールと前記メ
ールデータベースに保持される前記メールが同一本文を
含む場合に、前記本文削除部は、前記受信したメールと
前記メールデータベースに保持される前記メールのうち
一方に含まれる本文を削除してもよい。

【００１１】前記同一メール検出部は、同一の前記本文
を含む前記メールの候補を抽出する同一メール候補抽出
部と、前記同一メール候補抽出部が抽出した前記メール
から本文内容が同一である前記メールを検出する同一メ
ール抽出部とを含んでもよい。

【００１２】前記メール管理サーバは、前記メールの本
文に固有の本文固有情報を生成する固有情報生成部をさ
らに有してもよい。前記同一メール候補抽出部は、前記
複数のメールから前記本文固有情報が同一である前記メ
ールを抽出してもよい。

【００１３】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから前記送信元が同一である前記メールを抽出し
てもよい。

【００１４】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから送信時刻が同一である前記メールを抽出して
もよい。

【００１５】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから本文のサイズが同一である前記メールを抽出
してもよい。

【００１６】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから前記メールの本文に固有の本文固有情報が同
一である前記メールを抽出する第１の同一メール候補抽
出手段と、前記第１の同一メール候補抽出手段が抽出し
た前記メールから前記送信元が同一である前記メールを
抽出する第２の同一メール候補抽出手段と、前記第２の
同一メール候補抽出手段が抽出した前記メールから送信
時刻が同一である前記メールを抽出する第３の同一メー
ル候補抽出手段とを含んでもよい。

【００１７】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから前記メール受信部が受信した時刻の差が所定
範囲時間内である２つの前記メールを抽出してもよい。

【００１８】前記メール管理サーバは、受信した前記メ
ールの本文を識別する識別情報を付与する識別情報付与
部をさらに有してもよく、前記識別情報付与部は、前記
同一メール検出部が検出した同一の前記本文を含む前記
メールに同一の識別情報を付与し、前記本文削除部は、
前記同一の識別情報を有する前記メールのうち少なくと
も１つのメールの前記本文を削除してもよい。

【００１９】前記メール受信部が前記メールを受信し、
前記メールデータベースに受信したメールと同一の前記
メールが格納されている場合に、受信した前記メールを
削除する削除部をさらに備えてもよい。

【００２０】前記メールデータベースは、少なくとも前
記本文が削除された前記メールを格納し、前記メール管
理サーバは、前記本文が削除された前記メールを示す前
記メール要求情報を前記要求受信部が受信した場合に、
削除された前記本文を前記メールデータベースから抽出
する本文抽出部と、抽出された前記本文を前記メールに
埋め込む本文埋め込み部とをさらに有し、前記提供部
は、前記本文を埋め込んだ前記メールを提供してもよ
い。

【００２１】メール要求情報が、当該ユーザの送信履歴
の閲覧を所望する旨を示した場合に、ユーザが送信元で
あるメールを、メールデータベースからユーザのメール
アドレスまたは電話番号を用いて抽出するメール抽出部
をさらに備え、提供部は、メール抽出部が抽出したメー
ルを示す簡易情報を提供してもよい。

【００２２】メール要求情報が、当該ユーザの受信履歴
の閲覧を所望する旨を示した場合に、ユーザのメールア
ドレスまたは電話番号を用いてユーザが宛先であるメー
ルを、メールデータベースから抽出するメール抽出部を
さらに備え、提供部は、メール抽出部が抽出したメール
を示す簡易情報を提供してもよい。

【００２３】要求受信部が、ユーザが定めた条件を満た
すメールを所望する旨を示すメール要求情報をユーザか
ら受信した場合に、メール抽出部は、条件を満たすメー
ルをメールデータベースから抽出し、提供部は、メール
抽出部が抽出したメールを示す簡易情報を提供してもよ
い。

【００２４】要求受信部が、所定の検索文字列をユーザ
から受信した場合に、検索文字列を含むメールをメール
データベースから抽出するメール抽出部と、メール抽出
部が抽出したメールの本文において、検索文字列が記載
された位置から所定の範囲内に電話番号または電子メー
ルアドレスのうち少なくとも一方が記載されていると判
断した場合に、メールに記載されていると判断した電話
番号または電子メールアドレスを抽出するアドレス抽出
部とをさらに備え、提供部は、アドレス抽出部が抽出し
た電話番号または電子メールアドレスをユーザに提供し
てもよい。

【００２５】メールを管理するメール管理システムであ
って、ユーザ間においてメールを中継する中継サーバ
と、中継サーバからメールを受信するメール管理サーバ
とを備え、中継サーバは、ユーザからメールを受信する
受信部と、受信したメールをメール管理サーバに送信す
る送信部とを有し、メール管理サーバは、メールを中継
サーバから受信するメール受信部と、受信したメールを
格納するメールデータベースと、メールデータベースに
格納されるメールを要求するメール要求情報を受信する
要求受信部と、メール要求情報が示すメールを提供する
提供部とを有する。

【００２６】中継サーバは、受信部が受信したメールを
一定期間格納するメール格納部をさらに有し、メール管
理サーバは、中継サーバに格納されているメールを中継
サーバに要求するメール要求部をさらに有し、メール受
信部は、メール要求部が要求したメールを中継サーバか
ら受信してもよい。

【００２７】送信部は、受信部が受信したメールを一定
期間毎にメール管理サーバに送信してもよい。中継サー
バは、ユーザがメール管理サーバに登録されているか否
かを示す情報をユーザ毎に格納する格納部をさらに有
し、送信部は、当該ユーザがメール管理サーバに登録さ
れている旨を示す情報が格納部に格納されている場合
に、受信部が受信したメールをメール管理サーバに送信
してもよい。

【００２８】メール管理サーバは、ユーザが当該メール
管理サーバに登録されているか否かを示す情報をユーザ
毎に格納する格納部をさらに有し、メールデータベース
は、ユーザがメール管理サーバに登録されている旨を示
す情報が格納部に格納されている場合に、メール受信部
が受信したメールを格納してもよい。

【００２９】メール要求情報が、当該ユーザの送信履歴
の閲覧を所望する旨を示した場合に、ユーザが送信元で
あるメールを、メールデータベースからユーザのメール
アドレスまたは電話番号を用いて抽出するメール抽出部
をさらに備え、提供部は、メール抽出部が抽出したメー
ルを示す簡易情報を提供してもよい。

【００３０】メール要求情報が、当該ユーザの受信履歴
の閲覧を所望する旨を示した場合に、ユーザのメールア
ドレスまたは電話番号を用いてユーザが宛先であるメー
ルを、メールデータベースから抽出するメール抽出部を
さらに備え、提供部は、メール抽出部が抽出したメール
を示す簡易情報を提供してもよい。

【００３１】要求受信部が、ユーザが定めた条件を満た
すメールを所望する旨を示すメール要求情報をユーザか
ら受信した場合に、メール抽出部は、条件を満たすメー
ルをメールデータベースから抽出し、提供部は、メール
抽出部が抽出したメールを示す簡易情報を提供してもよ
い。

【００３２】要求受信部が、所定の検索文字列をユーザ
から受信した場合に、検索文字列を含むメールをメール
データベースから抽出するメール抽出部と、メール抽出
部が抽出したメールの本文において、検索文字列が記載
された位置から所定の範囲内に電話番号または電子メー
ルアドレスのうち少なくとも一方が記載されていると判
断した場合に、メールに記載されていると判断した電話
番号または電子メールアドレスを抽出するアドレス抽出
部とをさらに備え、提供部は、アドレス抽出部が抽出し
た電話番号または電子メールアドレスをユーザに提供し
てもよい。

【００３３】本発明の第２の形態によると、メールを管
理するメール管理サーバであって、当該サーバに登録さ
れている登録ユーザを識別するユーザＩＤに対応付け
て、前記登録ユーザの所有する電子メールアドレスを格
納する登録ユーザデータベースと、前記メールを受信す
るメール受信部と、前記メールの宛先及び送信元のア
ドレスのうち少なくとも一方が、前記登録ユーザデータ
ベースに格納された前記登録アドレスであるか否かを判
断するアドレス認証部と、前記メールの宛先及び送信元
のアドレスのうち少なくとも一方が前記登録アドレスで
ある場合に、前記メールを格納するメールデータベース
と、前記メールデータベースに格納される前記メールを
要求するメール要求情報を前記ユーザから受信する要求
受信部と、前記メール要求情報が示す前記メールを提供
する提供部とを有する。

【００３４】前記メール受信部が受信した前記メールに
含まれる暗証情報を認証する暗証情報認証部をさらに有
し、前記メール受信部が前記メールを受信し、前記暗証
情報認証部が暗証情報を認証した場合に、前記メールを
メールデータベースに格納してもよい。

【００３５】前記登録ユーザデータベースは、前記ユー
ザＩＤに対応づけてパスワードをさらに格納し、前記ユ
ーザＩＤに対応するパスワードを認証するパスワード認
証部を更に有し、前記要求受信部が前記ユーザから前記
メール要求情報を受信した場合に、前記パスワード認証
部は、前記ユーザのパスワードを認証し、前記パスワー
ド認証部が前記登録ユーザの前記パスワードを認証した
場合に、前記提供部は、前記メール要求情報が示す前記
メールを提供してもよい。

【００３６】前記暗証情報認証部は、前記要求受信部が
受信した前記メールに含まれる暗証情報を認証してもよ
い。

【００３７】複数の前記メールから同一本文を含むメー
ルを検出する同一メール検出部と、前記同一メール検出
部が検出した前記メールのうち少なくとも１つの前記メ
ールの少なくとも前記本文を削除する本文削除部とをさ
らに有し、前記メールデータベースは、前記本文削除部
によって、本文を削除されたメールを格納してもよい。

【００３８】前記受信部が受信した前記メールと前記メ
ールデータベースに保持される前記メールが同一本文を
含む場合に、前記本文削除部は、前記受信したメールと
前記メールデータベースに保持される前記メールのうち
一方に含まれる本文を削除してもよい。

【００３９】前記同一メール検出部は、同一の前記本文
を含む前記メールの候補を抽出する同一メール候補抽出
部と、前記同一メール候補抽出部が抽出した前記メール
から本文内容が同一である前記メールを検出する同一メ
ール抽出部とを含んでもよい。

【００４０】前記メールの本文に固有の本文固有情報を
生成する固有情報生成部をさらに有してもよく、前記同
一メール候補抽出部は、前記複数のメールから前記本文
固有情報が同一である前記メールを抽出してもよい。

【００４１】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから前記送信元が同一である前記メールを抽出し
てもよい。

【００４２】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから送信時刻が同一である前記メールを抽出して
もよい。

【００４３】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから本文のサイズが同一である前記メールを抽出
してもよい。

【００４４】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから前記メールの本文に固有の本文固有情報が同
一である前記メールを抽出する第１の同一メール候補抽
出手段と、前記第１の同一メール候補抽出手段が抽出し
た前記メールから前記送信元が同一である前記メールを
抽出する第２の同一メール候補抽出手段と、前記第２の
同一メール候補抽出手段が抽出した前記メールから送信
時刻が同一である前記メールを抽出する第３の同一メー
ル候補抽出手段とを含んでもよい。

【００４５】前記同一メール候補抽出部は、前記複数の
メールから前記メール受信部が受信した時刻の差が所定
範囲時間内である２つの前記メールを抽出してもよい。

【００４６】受信した前記メールの本文を識別する識別
情報を付与する識別情報付与部をさらに有し、前記識別
情報付与部は、前記同一メール検出部が検出した同一の
前記本文を含む前記メールに同一の識別情報を付与し、
前記本文削除部は、前記同一の識別情報を有する前記メ
ールのうち少なくとも１つのメールの前記本文を削除し
てもよい。

【００４７】前記メール受信部が前記メールを受信し、
前記メールデータベースに受信したメールと同一の前記
メールが格納されている場合に、受信した前記メールを
削除する削除部をさらに備えてもよい。

【００４８】前記メールデータベースは、少なくとも前
記本文が削除された前記メールを格納し、前記メール管
理サーバは、前記本文が削除された前記メールを示す前
記メール要求情報を前記要求受信部が受信した場合に、
削除された前記本文を前記メールデータベースから抽出
する本文抽出部と、抽出された前記本文を前記メールに
埋め込む本文埋め込み部とをさらに有し、前記提供部
は、前記本文を埋め込んだ前記メールを提供してもよ
い。

【００４９】ユーザ間においてメールを中継し、中継す
るメールを一定期間格納する中継サーバに、格納されて
いるメールを定期的に要求するメール要求部をさらに備
え、メール受信部は、中継サーバから、メールを受信し
てもよい。

【００５０】メール要求情報が、当該ユーザの送信履歴
の閲覧を所望する旨を示した場合に、ユーザが送信元で
あるメールを、メールデータベースからユーザのメール
アドレスまたは電話番号を用いて抽出するメール抽出部
をさらに備え、提供部は、メール抽出部が抽出したメー
ルを示す簡易情報を提供してもよい。

【００５１】メール要求情報が、当該ユーザの受信履歴
の閲覧を所望する旨を示した場合に、ユーザのメールア
ドレスまたは電話番号を用いてユーザが宛先であるメー
ルを、メールデータベースから抽出するメール抽出部を
さらに備え、提供部は、メール抽出部が抽出したメール
を示す簡易情報を提供してもよい。

【００５２】要求受信部が、ユーザが定めた条件を満た
すメールを所望する旨を示すメール要求情報をユーザか
ら受信した場合に、メール抽出部は、条件を満たすメー
ルをメールデータベースから抽出し、提供部は、メール
抽出部が抽出したメールを示す簡易情報を提供してもよ
い。

【００５３】要求受信部が、所定の検索文字列をユーザ
から受信した場合に、検索文字列を含むメールをメール
データベースから抽出するメール抽出部と、メール抽出
部が抽出したメールの本文において、検索文字列が記載
された位置から所定の範囲内に電話番号または電子メー
ルアドレスのうち少なくとも一方が記載されていると判
断した場合に、メールに記載されていると判断した電話
番号または電子メールアドレスを抽出するアドレス抽出
部とをさらに備え、提供部は、アドレス抽出部が抽出し
た電話番号または電子メールアドレスをユーザに提供し
てもよい。

【００５４】本発明の第３の形態によると、ユーザ間に
おいてメールを中継するとともに、メールを管理するメ
ール管理サーバと接続する手段を有する中継サーバであ
って、ユーザがメール管理サーバに登録されているか否
かを示す情報をユーザ毎に格納する格納部と、ユーザか
らメールを受信する受信部と、当該ユーザがメール管理
サーバに登録されている旨を示す情報が格納部に格納さ
れている場合に、受信部が受信したメールをメール管理
サーバに送信する送信部とを備える。

【００５５】本発明の第４の形態によると、メールデー
タベースに格納されたメールを管理するメール管理方法
であって、前記メールを受信するメール受信段階と、前
記メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少なくとも
一方が、登録ユーザを識別するユーザＩＤに対応づけ
て、前記登録ユーザの電子メールアドレスを格納する登
録ユーザデータベースに格納されている登録アドレスで
あるか否かを判断するアドレス認証段階と、前記メール
の宛先及び送信元のアドレスのうち少なくとも一方が前
記登録アドレスである場合に、前記メールを格納する前
記メールデータベースと、前記メールデータベースに格
納される前記メールを要求するメール要求情報を前記ユ
ーザから受信する要求受信段階と、前記メール要求情報
が示す前記メールを提供する提供段階とを有する。

【００５６】前記メール受信段階において、受信した前
記メールに含まれる暗証情報を認証する暗証情報認証段
階をさらに有し、前記メール受信段階において、前記メ
ールを受信し、前記暗証情報認証段階が暗証情報を認証
した場合に、前記メールをメールデータベースに格納し
てもよい。

【００５７】前記登録ユーザデータベースは、前記ユー
ザＩＤに対応づけてパスワードをさらに格納し、前記ユ
ーザＩＤに対応するパスワードを認証するパスワード認
証段階を更に有し、前記要求受信段階において前記ユー
ザから前記メール要求情報を受信した場合に、前記パス
ワード認証段階において、前記ユーザのパスワードを認
証し、前記パスワード認証段階において前記登録ユーザ
の前記パスワードを認証した場合に、前記提供段階にお
いて、前記メール要求情報が示す前記メールを提供して
もよい。

【００５８】前記暗証情報認証段階において、前記要求
受信段階において受信した前記メールに含まれる暗証情
報を認証してもよい。

【００５９】複数の前記メールから同一本文を含むメー
ルを検出する同一メール検出段階と、前記同一メール
検出段階において検出した前記メールのうち少なくとも
１つの前記メールの少なくとも前記本文を削除する本文
削除段階とをさらに有してもよく、前記メールデータ
ベースは、前記本文削除段階によって、本文を削除され
たメールを格納してもよい。

【００６０】前記受信段階において受信した前記メール
と前記メールデータベースに保持される前記メールが同
一本文を含む場合に、前記本文削除段階において、前記
受信したメールと前記メールデータベースに保持される
前記メールのうち一方に含まれる本文を削除してもよ
い。

【００６１】前記同一メール検出段階において、同一の
前記本文を含む前記メールの候補を抽出する同一メール
候補抽出段階と、前記同一メール候補抽出段階において
抽出した前記メールから本文内容が同一である前記メー
ルを検出する同一メール抽出段階とを含んでもよい。

【００６２】前記メールの本文に固有の本文固有情報を
生成する固有情報生成段階をさらに有してもよく、前記
同一メール候補抽出段階において、前記複数のメールか
ら前記本文固有情報が同一である前記メールを抽出して
もよい。

【００６３】前記同一メール候補抽出段階において、前
記複数のメールから前記送信元が同一である前記メール
を抽出してもよい。

【００６４】前記同一メール候補抽出段階において、前
記複数のメールから送信時刻が同一である前記メールを
抽出してもよい。

【００６５】前記同一メール候補抽出段階において、前
記複数のメールから本文のサイズが同一である前記メー
ルを抽出してもよい。

【００６６】前記同一メール候補抽出段階は、前記複数
のメールから前記メールの本文に固有の本文固有情報が
同一である前記メールを抽出する第１の同一メール候補
抽出手段と、前記第１の同一メール候補抽出手段が抽出
した前記メールから前記送信元が同一である前記メール
を抽出する第２の同一メール候補抽出手段と、前記第２
の同一メール候補抽出手段が抽出した前記メールから送
信時刻が同一である前記メールを抽出する第３の同一メ
ール候補抽出手段とを含んでもよい。

【００６７】前記同一メール候補抽出段階において、前
記複数のメールから前記メール受信段階において受信し
た時刻の差が所定範囲時間内である２つの前記メールを
抽出してもよい。

【００６８】受信した前記メールの本文を識別する識別
情報を付与する識別情報付与段階をさらに有し、前記識
別情報付与段階において、前記同一メール検出段階にお
いて検出した同一の前記本文を含む前記メールに同一の
識別情報を付与し、前記本文削除段階において、前記同
一の識別情報を有する前記メールのうち少なくとも１つ
のメールの前記本文を削除してもよい。

【００６９】前記メール受信段階において前記メールを
受信し、前記メールデータベースに受信したメールと同
一の前記メールが格納されている場合に、受信した前記
メールを削除する削除段階をさらに備えてもよい。

【００７０】前記メールデータベースは、少なくとも前
記本文が削除された前記メールを格納し、前記メール管
理方法は、前記本文が削除された前記メールを示す前記
メール要求情報を前記要求受信段階において受信した場
合に、削除された前記本文を前記メールデータベースか
ら抽出する本文抽出段階と、抽出された前記本文を前記
メールに埋め込む本文埋め込み段階とをさらに有し、前
記提供段階において、前記本文を埋め込んだ前記メール
を提供してもよい。

【００７１】ユーザ間においてメールを中継し、中継す
るメールを一定期間格納する中継サーバに、格納されて
いるメールを定期的に要求するメール要求段階をさらに
備え、中継サーバから、メールを受信してもよい。

【００７２】メール要求情報が、当該ユーザの送信履歴
の閲覧を所望する旨を示した場合に、ユーザが送信元で
あるメールを、メールデータベースからユーザのメール
アドレスまたは電話番号を用いて抽出するメール抽出段
階をさらに備え、抽出したメールの概要を示す簡易情報
を提供してもよい。

【００７３】メール要求情報が、当該ユーザの受信履歴
の閲覧を所望する旨を示した場合に、ユーザのメールア
ドレスまたは電話番号を用いてユーザが宛先であるメー
ルを、メールデータベースから抽出するメール抽出段階
をさらに備え、抽出したメールの概要を示す簡易情報を
提供してもよい。

【００７４】本発明の第５の形態によると、メールデー
タベースに格納されたメールを管理するコンピュータ用
のプログラムを格納した記録媒体であって、前記メール
を受信するメール受信モジュールと、前記メールの宛先
及び送信元のアドレスのうち少なくとも一方が、登録ユ
ーザを識別するユーザＩＤに対応づけて、前記登録ユー
ザの電子メールアドレスを格納する登録ユーザデータベ
ースに格納されている登録アドレスであるか否かを判断
するアドレス認証モジュールと、前記メールの宛先及び
送信元のアドレスのうち少なくとも一方が前記登録アド
レスである場合に、前記メールを前記メールデータベー
スに格納する格納モジュールと、前記メールデータベー
スに格納される前記メールを要求するメール要求情報を
前記ユーザから受信する要求受信モジュールと、前記メ
ール要求情報が示す前記メールを提供する提供モジュー
ルとを有する。

【００７５】本発明の第６の形態によると、メールを管
理するプログラムであって、登録されている登録ユーザ
を識別するユーザＩＤに対応付けて、登録ユーザの所有
する電子メールアドレスを管理するユーザ管理モジュー
ルと、メールを受信するメール受信モジュールと、メー
ルの宛先及び送信元のアドレスのうち少なくとも一方
が、ユーザ管理モジュールにより管理される登録アドレ
スであるか否かを判断するアドレス認証モジュールと、
メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少なくとも一
方が登録アドレスである場合に、メールを管理するメー
ル管理モジュールと、メール管理モジュールにより管理
されるメールを要求するメール要求情報をユーザから受
信する要求受信モジュールと、メール要求情報が示すメ
ールを提供する提供モジュールとを有する。

【００７６】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。

【００７７】

【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。

【００７８】本発明の第１の実施形態を説明する。図１
は、メール管理システム全体の概略を示す。メール管理
システムは、ユーザ端末１２または携帯電話１８からメ
ールを受信するＳＭＴＰサーバ３０と、ユーザ端末１２
または携帯電話１８にメールを送信するＰＯＰサーバ２
０と、メール管理サーバ４０とを備える。メール管理サ
ーバ４０は、予めユーザ情報を登録した登録ユーザに対
応づけて登録ユーザのメールを管理する。ここで、登録
ユーザのメールとは、登録ユーザが送信または受信した
メールである。メール管理サーバ４０は、ＰＯＰサーバ
２０及びＳＭＴＰサーバ３０のうち少なくとも一方から
登録ユーザのメールを受信し、格納する。またメール管
理サーバ４０は、登録ユーザからメールの要求を受信
し、要求されたメールを登録ユーザに提供する。

【００７９】登録ユーザは、ユーザ端末１２を用いてイ
ンターネット１０に接続し、メールの送受信を行う。携
帯電話１８は、データ通信機能を有する無線機であり、
ユーザは、携帯電話１８を用いて、無線通信網１６とゲ
ートウェイ１４を介してインターネット１０に接続し、
ユーザ端末１２と同様にメールの送受信を行うことがで
きる。

【００８０】図２は、メール管理サーバ４０のハードウ
ェア構成を示すブロック図である。メール管理サーバ４
０は、ＣＰＵ７０２と、ＲＯＭ７０４と、ＲＡＭ７０６
と、通信インタフェース７０８と、ハードディスクドラ
イブ７１２と、データベースインタフェース７１４と、
ユーザデータベース８０と、メールデータベース９０と
を有する。ＣＰＵ７０２は、ＲＯＭ７０４及びＲＡＭ７
０６に格納されたプログラムに基づいて動作する。格納
装置の一例としてのハードディスクドライブ７１２は、
設定情報及びＣＰＵ７０２が動作するプログラムを格納
する。通信インタフェース７０８は、インターネット１
０に接続してメールを送受信する。データベースインタ
フェース７１４は、ユーザデータベース８０及びメール
データベース９０と接続してメールデータを受け取り、
または受け渡す。ユーザデータベース８０は、登録ユー
ザを識別するユーザＩＤに対応づけて登録ユーザの所有
するメールアドレスを格納する。メールデータベース９
０は、登録ユーザがインターネット１０を介して送信し
たメール及び受信したメールをユーザＩＤに対応づけて
格納する。また、メールデータベース９０はメールの本
文に固有の本文固有情報をメールに対応づけて格納す
る。本文固有情報については後に詳述する。

【００８１】図３は、本実施形態に特徴的なメールの管
理を行うメール管理部５０の概略機能ブロック図であ
る。メール管理部５０は、メール登録部４００と、メー
ル提供部５００とを備える。メール登録部４００及びメ
ール提供部５００は一例として、図２のＣＰＵ７０２
と、ＲＯＭ７０４及びＲＡＭ７０６に格納またはロード
されたプログラムの連携によって実現することができ
る。ＣＰＵ７０２が内蔵メモリを持つ場合には、そのメ
モリに必要なプログラムを格納し、諸機能をファームウ
ェアとして実現してもよい。

【００８２】メール登録部４００は、登録ユーザがイン
ターネット１０を介して送信したメール及び受信したメ
ールを、メールデータベース９０に格納する。メール提
供部５００は、登録ユーザがインターネット１０を介し
て要求したメールをメールデータベース９０から抽出
し、登録ユーザに提供する。

【００８３】図４は、ユーザデータベース８０のデータ
フォーマットを示す。ユーザデータベース８０は、パス
ワード及び登録ユーザが所有するメールアドレスを登録
ユーザのユーザＩＤに対応づけて格納する。ユーザが複
数のメールアドレスを所有する場合、ユーザデータベー
ス８０は、１つのユーザＩＤに複数のメールアドレスを
対応づけて格納する。従って、登録ユーザが複数のメー
ルアドレスを所有していてもメール管理サーバ４０は、
これらのアドレスを同一ユーザのメールアドレスとして
認識することができる。

【００８４】図５は、メールデータベース９０のデータ
フォーマットである。メールデータベース９０は、メー
ルに固有のオブジェクトＩＤ、メールのタイトル、メー
ルの本文、送信元アドレス、宛先アドレス、送信元ユー
ザが送信した送信日時、ＰＯＰサーバ２０が受信した受
信日時、メール登録部４００が格納した格納日時、メー
ルのサイズ、メールの本文固有情報、及びメールの本文
を識別する識別情報をユーザＩＤに対応づけて格納す
る。ここで、オブジェクトＩＤは、メール管理サーバ４
０がメールを受信した順の連番でもよい。メールデータ
ベース９０は、オブジェクトＩＤによって、各メールを
識別することができる。このようにメールデータベース
９０は、メールをユーザＩＤに対応づけて格納している
ので、メール提供部５００は、登録ユーザにメールを提
供するときに、容易にメールを抽出することができる。

【００８５】図６は、メール登録部４００の機能ブロッ
ク図である。メール登録部４００は、メール受信部４１
０と、アドレス認証部４２０と、オブジェクトＩＤ付与
部４３０と、固有情報生成部４４０と、同一メール検出
部４５０と、識別情報付与部４６０と、メール削除部４
７０と、本文削除部４８０とを有する。メール受信部４
１０は、インターネット１０を介してＳＭＴＰサーバ３
０からメールを受信し、アドレス認証部４２０に受信し
たメールを送る。アドレス認証部４２０は、メール受信
部４１０から受け取ったメールの宛先アドレスと送信元
アドレスのうち少なくとも一方のアドレスがユーザデー
タベース８０に格納されている登録アドレスであるか否
かを判断する。また、アドレス認証部４２０は、メール
の宛先アドレスと送信元アドレスのうち少なくとも一方
のアドレスが登録アドレスであると判断した場合に、メ
ール受信部４１０から受け取ったメールをオブジェクト
ＩＤ付与部４３０に送る。オブジェクトＩＤ付与部４３
０は、受け取ったメールにオブジェクトＩＤを付与し、
固有情報生成部４４０に送る。

【００８６】一方、アドレス認証部４２０は、メール受
信部４１０がＳＭＴＰサーバ３０から同一のメールを受
信した場合に、一方のメールをメール削除部４７０に送
る。メール削除部４７０は、受け取ったメールを削除す
る。このように、同一のメールを受信した場合、一方を
削除するので、無駄にメモリを使わないで効率的にメー
ルデータベース９０にメールを格納することができる。

【００８７】固有情報生成部４４０は、オブジェクトＩ
Ｄ付与部４３０から受け取ったメールの本文に固有の本
文固有情報を作成し、メールに付与する。メールの本文
に固有の本文固有情報は、たとえば、ハッシュ関数によ
って本文データを簡略化することにより得られたハッシ
ュでもよい。固有情報生成部４４０は、本文固有情報を
付与したメールを同一メール候補抽出部４５０に送る。
同一メール検出部４５０は、同一メール候補抽出部４５
２と同一メール抽出部４５４を含む。同一メール候補抽
出部４５２は、メールデータベース９０に格納されてい
るメールから、受け取ったメールに付与されている本文
固有情報と同一の本文固有情報をもつメールを抽出す
る。同一メール候補抽出部４５２は、固有情報生成部４
４０から受け取ったメールとメールデータベース９０か
ら抽出したメールを同一メール抽出部４５４に送る。同
一メール抽出部４５４は、同一メール候補抽出部４５２
でメールデータベース９０から抽出されたメールの本文
と、同一メール候補抽出部４５２が固有情報生成部４４
０から受け取ったメールの本文を全文比較する。同一メ
ール抽出部４５４は、同一メール候補抽出部４５２が固
有情報生成部４４０から受け取ったメールの本文と、メ
ールデータベース９０から抽出されたメールの本文が同
一であると判断した場合、両メールを本文削除部４８０
に送る。一方、同一メール候補抽出部４５２が固有情報
生成部４４０から受け取ったメールの本文と、メールデ
ータベース９０から抽出されたメールの本文が同一では
ないと判断した場合、同一メール抽出部４５４は、両メ
ールをメールデータベース９０に格納する。

【００８８】本文削除部４８０は、受け取ったメールの
うちメール受信部４１０が受信したメールの本文を削除
し、メールデータベース９０から抽出したメールととも
に識別情報付与部４６０に送る。識別情報付与部４６０
は、メールデータベース９０から抽出したメールのオブ
ジェクトＩＤを、メールの本文を識別する識別情報とし
て本文削除部４８０が本文を削除したメールに付与す
る。識別情報付与部４６０は、識別情報を付与したメー
ルをメール削除部４７０に送る。メール削除部４７０
は、メールデータベース９０から抽出したメールと識別
情報を付与したメールが同一のメールであると判断した
場合、識別情報を付与したメールを削除する。メール削
除部４７０は、メールデータベース９０から抽出したメ
ールと識別情報を付与したメールが同一のメールではな
いと判断した場合、識別情報を付与したメールをメール
データベース９０に格納する。

【００８９】このように、メールをメールの本文を削除
してメールデータベース９０に格納するので、メモリを
節約することができる。メールマガジンや社内メール
は、個人宛メールと比較して１つのメールあたりの容量
が大きいのでメモリ使用料が大きい。またメールマガジ
ンや社内メールは多くのユーザに配信されるので、同一
内容のメールがデータベースに多く存在する。このよう
な場合に、メール管理サーバ４０は、複数の同一内容の
メールを１つのメールに圧縮することができるので、ユ
ーザ端末のメモリを節約し、ユーザ端末の環境を向上さ
せることができる。

【００９０】図７は、メール提供部５００の機能ブロッ
ク図である。要求受信部５１０は、登録ユーザからメー
ルを提供することを指示する提供指示と提供方法と登録
ユーザのユーザＩＤとパスワードをインターネット１０
を介して受信する。要求受信部５１０は登録ユーザのユ
ーザＩＤとパスワードをパスワード認証部５２０に送
る。また、要求受信部５１０は、提供指示を本文抽出部
５３０に送る。さらに、要求受信部５１０は、メールの
提供方法を提供部５６０に送る。

【００９１】パスワード認証部５２０は、受け取ったユ
ーザＩＤをユーザデータベース８０に格納されたユーザ
ＩＤと比較し、パスワードの認証を行う。メール抽出部
５３０は、パスワード認証部５２０がパスワードを認証
した場合に、要求受信部５１０から受け取った提供指示
に従って、メールデータベース９０からメールを抽出す
る。また、メール抽出部５３０は、抽出したメールの本
文が削除されているか否かを判定する。メール抽出部５
３０は、抽出したメールの本文が削除されていると判断
した場合に、抽出したメールを本文埋め込み部５５０に
送る。このように、メールを提供する場合、メールを要
求したユーザの認証を行うので、ユーザのプライバシー
を守ることができる。

【００９２】また、本文抽出部５４０は、抽出したメー
ルの本文が削除されていると判断した場合に、抽出した
メールに付与されている識別情報を本文抽出部５４０に
送る。本文抽出部５４０は、受け取った識別情報に対応
する本文をメールデータベース９０から抽出し、本文埋
め込み部５５０に送る。本文埋め込み部５４０はメール
抽出部５３０から受け取ったメールに、本文抽出部５４
０から受け取ったメールの本文を埋め込み、提供部５６
０に送る。また、メール抽出部５３０は、本文が削除さ
れていないと判断したメールを提供部５６０に送る。

【００９３】提供部５６０は、メール抽出部５３０及び
本文埋め込み部５５０から受け取ったメールを要求受信
部５１０から受け取った提供方法で登録ユーザに提供す
る。メールの提供方法は、メール要求をした登録ユーザ
の登録アドレスへの返信メール、メール要求をした登録
ユーザ以外のメールアドレスへの転送メールを含む。ま
た他の形態としては、インターネット１０を介さずにＣ
Ｄ−ＲＯＭ等の記憶装置に保存して郵送してもよい。

【００９４】図８は、メール登録部４００がメールデー
タベース９０へメールを登録するときのメール登録部４
００の動作を示すフローチャートである。メール受信部
４１０は、インターネット１０を介してメールを受信す
る（Ｓ１００）。受信したメールの宛先アドレス及び送
信元アドレスのうち少なくとも一方のアドレスが登録ア
ドレスであった場合（Ｓ１０１）、オブジェクトＩＤ付
与部４３０は、メールに固有のオブジェクトＩＤを付与
する（Ｓ１０２）。メールの宛先アドレス及び送信元ア
ドレス両方が登録アドレスではなかった場合（Ｓ１０
１）、メール登録部４００の動作は終了する。同一メー
ル検出部４５０は、受信したメールの本文とメールデー
タベース９０に登録されているメールの本文とを比較す
る（Ｓ１０４）。受信したメールの本文と、メールデー
タベース９０に格納されているメールの本文が一致した
場合（Ｓ１０６）に、受信したメールの本文を削除する
（Ｓ１０８）。Ｓ１０６で、受信したメールの本文と、
メールデータベース９０に格納されているメールの本文
が一致しなかった場合には、Ｓ１１６にジャンプする。
次に識別情報付与部４６０は、本文を削除したメール
に、同一本文メールのオブジェクトＩＤを本文の識別情
報として付与する（Ｓ１０９）。

【００９５】次にメール削除部４７０は、受信したメー
ルと同一本文メールを比較する（Ｓ１１０）。受信した
メールと同一本文メールが同一であった場合（Ｓ１１
２）、メール削除部４７０は、受信メールを削除する
（Ｓ１１４）。受信したメールと同一本文メールが同一
でなかった場合、メール削除部４７０は、受信したメー
ルをメールデータベース９０に格納する（Ｓ１１６）。
以上でメール登録部４００の動作は終了する。このよう
にメール登録部４００は、同一のメール及び同一本文を
含むメールがメールデータベース９０にあった場合に、
受信したメールを削除するので、メール管理サーバ４０
はメモリを節約することができる。

【００９６】図９は、図８のＳ１０４におけるメール登
録部４００の詳細な動作を示すフローチャートである。
固有情報生成部４４０は、受信メールの本文のハッシュ
を作成する（Ｓ２００）。受信したメールと同一のハッ
シュを有するメールがメールデータベース９０に格納さ
れている場合（Ｓ２０２）、同一メール候補抽出部４５
２は、受信したメールのハッシュと同一のハッシュをも
つメールをメールデータベース９０から抽出する。ハッ
シュは本文全文より容量が小さい。従って、ハッシュを
比較することによって本文を比較する場合に比べて短時
間で同一メールの候補を抽出することができる。次に抽
出したメールと受信したメールの受信時刻の差が所定範
囲時間内であった場合（Ｓ２０４）、同一メール抽出部
４５４は、さらに両メールの本文が全文一致するか否か
を判断する。両メールの本文が全文一致した場合（Ｓ２
０６）、同一メール抽出部４５４は、両メールの本文が
同一であると判断する（Ｓ２０８）。このように、同一
メール候補を所定範囲時間内にメール受信部４１０が受
信したメールに限定することによって同一メール検出部
４５０は、処理時間を大幅に短縮ことができる。

【００９７】Ｓ２０２において受信したメールと同一の
ハッシュがメールデータベース９０に格納されていない
場合、Ｓ２０４において両メールの受信時刻の差が所定
範囲時間内ではない場合、及びＳ２０６において両メー
ルの本文が全文一致しなかった場合、同一メール抽出部
４５４は、両メールの本文が同一ではないと判断する
（Ｓ２１０）。

【００９８】図１０は、図８のＳ１１０におけるメール
登録部４００の詳細な動作を示すフローチャートであ
る。メール削除部４７０は、受信したメールと同一本文
メールの送信元が同一か否かを判断する（Ｓ３００）。
受信したメールと同一本文メールの送信元アドレスが同
一であると判断した場合、メール削除部４７０は、両メ
ールの宛先アドレスが同一か否かを判断する。受信した
メールと同一本文メールの宛先アドレスが同一であると
判断した場合（Ｓ３０２）、メール削除部４７０は、両
メールの送信時刻が同一か否かを判断する。受信したメ
ールと同一本文メールの送信時刻が同一であると判断し
た場合（Ｓ３０４）、メール削除部４７０は、両メール
の題名が同一か否かを判断する。受信したメールと同一
本文メールの題名が同一であると判断した場合（Ｓ３０
６）、メール削除部４７０は、両メールを同一であると
判断する（Ｓ３０８）。Ｓ３００で受信したメールと同
一本文メールの送信元アドレスが同一ではないと判断し
た場合、受信したメールと同一本文メールの宛先アドレ
スが同一ではないと判断した場合、及び受信したメール
と同一本文メールの題名が同一ではないと判断した場
合、メール削除部４７０は、メールは同一ではないと判
断する（Ｓ３１０）。

【００９９】図１１は、ユーザがメール要求を行うと
き、ユーザ端末１２の表示部１３に表示される画面を示
す。ユーザは、表示部１３に表示された定型書式に基づ
いてメール要求に必要な事項を入力する。ユーザはユー
ザＩＤとパスワードをユーザ認証欄１３２に入力する。
検索項目１３４は、キーワード、発信日、受信日、ｆｒ
ｏｍアドレス（送信元アドレス）、ｔｏアドレス（宛先
アドレス）等のうち、ユーザは検索に必要な部分に入力
する。検索結果の受け取り手段１３６は、ユーザがメー
ル要求を行ったメールアドレスへの返信メール、返信メ
ールの宛先アドレス以外のメールアドレスへの転送メー
ル、及びＣＤ−ＲＯＭから選択できる。ユーザはこの定
型書式に基づいて作成したメールをメール要求情報とし
てメール管理サーバ４０に送信する。このように定型書
式に基づいてメール要求情報を作成するので、ユーザは
簡単に必要なメールをメール管理サーバ４０に要求する
ことができる。

【０１００】図１２は、図１１におけるメール要求に対
する検索結果の一例を表示部１３に示す。登録ユーザは
メール要求情報を送信するとメール管理サーバ４０から
検索結果を受信する。ユーザが検索項目１３４に入力し
た検索条件に該当するメールの一欄が検索結果画面１４
に表示される。ユーザは、閲覧したいメール表示部分を
クリックするとメールの詳細内容を閲覧することができ
る。図１３及び図１４で、ユーザがメール要求を送信し
た場合のメール提供部５００の動作を説明する。

【０１０１】図１３は、メール提供部５００の動作を示
すフローチャートである。要求受信部５１０は、インタ
ーネット１０を介してユーザからメールの受け取りを要
求するメール要求を受信する（Ｓ４００）。次にパスワ
ード認証部５２０は、要求受信部５１０からユーザがユ
ーザ認証欄１３２に入力したユーザＩＤ及びパスワード
を受け取る（Ｓ４０２）。ユーザが入力したパスワード
がユーザＩＤに対応するパスワードであるとパスワード
認証部５２０が判断した場合（Ｓ４０４）、本文抽出部
５３０は、メール要求が指定するメールをメールデータ
ベース９０から抽出する（Ｓ４０６）。ユーザが入力し
たパスワードがユーザＩＤに対応するパスワードではな
いとパスワード認証部５２０が判断した場合（Ｓ４０
４）、メール提供部５００の動作は終了する。提供部５
５０は、Ｓ４０６でメールデータベース９０から抽出さ
れたメールをユーザの指示する提供方法で提供する（Ｓ
４０８）。以上でメール提供部５００の動作は終了す
る。

【０１０２】図１４は、図１３のＳ４０６におけるメー
ル提供部５００の詳細な動作を示すフローチャートであ
る。メール抽出部５３０は、メール要求が示す検索条件
に当てはまる要求メールをメールデータベース９０から
抽出する（Ｓ５００）。要求メールの本文が削除されて
いる場合（Ｓ５０２）、本文抽出部５４０は、メールに
含まれる識別情報に対応する本文をメールデータベース
９０から抽出する（Ｓ５０４）。Ｓ５０２で抽出された
メールの本文が削除されていない場合（Ｓ５０２）、Ｓ
５０８にジャンプする。本文埋め込み部５５０は、抽出
したメールの本文を要求メールの本文として、要求メー
ルに埋め込む（Ｓ５０６）。検索条件に当てはまるメー
ルがまだ抽出されていない場合は、Ｓ５００からＳ５０
６の動作を繰り返す（Ｓ５０８）。このように抽出した
メールの本文が削除されている場合、メールに本文を埋
め込んで登録ユーザに提供できる。

【０１０３】次に第２の実施形態を説明する。第１の実
施形態のメールデータベース９０は、ハッシュを格納し
ていたが、本実施形態のメールデータベース９０はハッ
シュを格納しない。また、本実施形態の同一メール検出
部４５０と本文削除部４８０の動作は、第１の実施形態
において、図６を用いて説明した同一メール検出部４５
０、及び本文削除部４８０の動作と異なる。また本実施
形態のメール登録部４００は、固有情報生成部４４０を
有さない。本実施形態のメール登録部４００の動作を図
１５で説明する。これ以外のメール登録部４００及びメ
ール提供部５００の動作を構成は第１の実施形態と同一
なので説明を省略する。

【０１０４】図１５は、図８のＳ１０４におけるメール
登録部４００の詳細な動作を示すフローチャートであ
る。同一メール候補抽出部４５２は、受信したメールと
同一の送信元アドレスを含むメールがデータベース９０
にあるか判断する。受信したメールと同一の送信元アド
レスがメールデータベース９０に格納されている場合
（Ｓ６０２）、同一メール候補抽出部４５２は、受信し
たメールと同一の送信元アドレスをもつ同一メール候補
をメールデータベース９０から抽出し、両メールの送信
時刻が同一か否かを判断する。受信したメールと同一候
補メールの送信時刻が同一であると判断された場合（Ｓ
６０４）、同一メール抽出部４５４は、両メールの本文
が全文一致するか否かを判断する（Ｓ６０８）。受信し
たメールと同一候補メールの本文が全文一致した場合、
同一メール抽出部４５４は、両メールの本文が同一と判
断する（Ｓ６１２）。

【０１０５】Ｓ６０２において受信したメールと同一の
送信元アドレスがメールデータベース９０に格納されて
いない場合、Ｓ６０４において両メールの送信時刻が同
一ではない場合、及びＳ６０８において両メールの本文
が全文一致しなかった場合、同一メール抽出部４５４
は、両メールの本文が同一ではないと判断する（Ｓ６１
０）。このように、送信元アドレスと送信時刻を用いた
検索はハッシュと比べて迅速にできるので、同一メール
候補を送信元アドレスと送信時刻が同一であるメールを
検索することによって、確実に速く同一メールを抽出す
ることができる。

【０１０６】図１６は、図８のＳ１１０におけるメール
登録部４００の詳細な動作を示すフローチャートであ
る。メール削除部４７０は、受信したメールと同一本文
メールの宛先アドレスが同一か否かを判断する（Ｓ７０
０）。受信したメールと同一本文メールの宛先アドレス
が同一であると判断した場合、メール削除部４７０は、
両メールの題名が同一か否かを判断する（Ｓ７０２）。
受信したメールと同一本文メールの題名が同一であると
判断した場合、メール削除部４７０は、両メールを同一
であると判断する（Ｓ７０４）。Ｓ７００で、受信した
メールと同一本文メールの宛先アドレスが同一ではない
と判断した場合、及びＳ７０２で受信したメールと同一
本文メールの題名が同一ではないと判断した場合、メー
ル削除部４７０は、メールは同一ではないと判断する
（Ｓ７０６）。このようにメール登録部４００が本文を
削除してメールデータベース９０に格納したメールに、
メール提供部５００は、本文を埋め込んで登録ユーザに
提供することができる。

【０１０７】次に第３の実施の形態を説明する。図１７
は、本実施の形態に係るメール管理システム全体の概略
を示す。本実施の形態に係るメール管理システムは、中
継サーバ６０をさらに備え、ＰＯＰサーバ２０およびＳ
ＭＴＰサーバ３０を備えない点で第１の実施の形態に係
るメール管理システムと異なる。また本実施の形態に係
るメール登録部４００、メール提供部５００、及びメー
ルデータベース９０の機能及び構成においても、第１の
実施の形態に係るメール登録部４００、メール提供部５
００、及びメールデータベース９０の機能及び構成と異
なる。詳細は以下に説明する。中継サーバ６０は、ユー
ザ端末１２または携帯電話１８からメールを受信し、受
信したメールを一定期間格納し、携帯電話１８またはユ
ーザ端末１２にメールを送信する。メール管理サーバ４
０は、中継サーバ６０が一定期間格納しているメールを
受信する。中継サーバ６０は、例えば携帯電話１８のた
めの電子メールのサービスを行っているサーバである。
ここで中継サーバ６０は、インターネット１０に接続さ
れているが、これに換えて他の例としては無線通信網１
６に接続されていてもよい。

【０１０８】図１８は、メールデータベース９０のデー
タフォーマットの一例を示す。本実施の形態に係るメー
ルデータベース９０は、ユーザＩＤフィールドを有さな
い点で第１の実施の形態に係るメールデータベース９０
と異なる。本実施の形態に係るメールデータベース９０
は、オブジェクトＩＤフィールドと、タイトルフィール
ドと、本文フィールドと、送信元アドレスフィールド
と、宛先アドレスフィールドと、送信日時フィールド
と、受信日時フィールドと、格納日時フィールドと、サ
イズフィールドと、ハッシュフィールドと、エイリアス
フィールドとを有する。受信日時フィールドは、中継サ
ーバ６０が受信した日時を格納する。

【０１０９】このように本実施の形態に係るメールデー
タベース９０は、ユーザＩＤフィールドを有さないの
で、受信したメールをユーザＩＤに対応付けて格納せ
ず、受信したメールを順次格納する。またこれに換えて
他の例としては、メールを送信元アドレス毎に格納して
もよいし、宛先アドレス毎に格納してもよい。

【０１１０】ユーザＩＤ毎にメールを格納すると、メー
ルの送信元と宛先の双方のユーザが登録ユーザである場
合に、送信元と宛先の双方のユーザのユーザＩＤに対応
付けて同一のメールを２通格納しなければならない。こ
れに対し、本実施の形態に係るメールデータベース９０
は、ユーザＩＤに対応付けてメールを格納しないので、
メールの送信元と宛先の双方のユーザが登録ユーザであ
る場合においても、メールを１通格納するだけでよい。
これにより、本実施の形態に係るメールデータベース９
０は、ユーザＩＤフィールドを有するメールデータベー
ス９０と比較してデータの容量を少なくすることができ
る。

【０１１１】図１９は、本実施の形態に係るメール管理
サーバ４０のメール登録部４００の機能構成を示すブロ
ック図である。本実施の形態に係るメール登録部４００
は、メール要求部４９０をさらに備える点で第１の実施
の形態に係るメール登録部４００と異なる。また本実施
の形態に係るメール受信部４１０は、中継サーバ６０か
らインターネット１０を介してメールを受信する点で、
ＳＭＴＰサーバ３０からメールを受信する第１の実施の
形態に係るメール受信部４１０と異なる。

【０１１２】メール要求部４９０は、定期的に中継サー
バ６０に格納されているメールを要求する。中継サーバ
６０は、メール要求部４９０からメールを要求される
と、格納しているメールをメール受信部４１０に送信す
る。メール受信部４１０は、中継サーバ６０からメール
を受信する。

【０１１３】中継サーバ６０は、携帯電話１８からメー
ルを受信すると一定期間格納し、一定期間が経過すると
メールを削除する。従って、中継サーバ６０がメールを
格納している期間に、メール登録部４００は、中継サー
バ６０からメールを受信しなければならない。そこでメ
ール要求部４９０が一定期間毎にメールを中継サーバ６
０に要求することにより、メール登録部４００は、メー
ルをもれなく登録することができる。

【０１１４】図２０は、本実施の形態に係るメール管理
サーバ４０のメール提供部５００の機能構成を示すブロ
ック図である。本実施の形態に係るメール提供部５００
は、簡易情報作成部５８０およびアドレス抽出部５９０
をさらに備える点で第１の実施の形態に係るメール提供
部５００と異なる。メール抽出部５３０は、パスワード
認証部５２０がパスワードを認証した場合に、要求受信
部５１０から受け取った提供指示に従って、メールデー
タベース９０からメールを抽出する。メール抽出部５３
０は、提供指示がメールのリストの表示指示である場合
に、抽出したメールを簡易情報作成部５８０に送る。簡
易情報作成部５８０は、受け取ったメールのタイトル
と、送信元アドレスと、宛先アドレスと、送信日時と、
受信日時とを用いて簡易情報の一例であるメールのリス
トを作成し、提供部５６０に送る。提供部５６０は、受
け取ったリストを要求受信部５１０から受け取った提供
方法で登録ユーザに提供する。

【０１１５】一方、要求受信部５１０は、人の名前等の
固有名詞の検索文字列を携帯電話１８から受信した場合
に、受信した検索文字列をメール抽出部５３０に送る。
メール抽出部５３０は、パスワード認証部５２０がパス
ワードを認証した場合に、ユーザＩＤに対応付けて格納
されているメールアドレスをユーザデータベース８０か
ら抽出する。次にメール抽出部５３０は、抽出したメー
ルアドレスと同一の送信元アドレスまたは宛先アドレス
であるメールをメールデータベース９０から抽出する。
抽出したメールの本文が削除されていると判断した場合
に、抽出したメールに付与されている識別情報を本文抽
出部５４０に送る。本文抽出部５４０は、受け取った識
別情報に対応する本文をメールデータベース９０から抽
出し、アドレス抽出部５９０に送る。一方、メール抽出
部５３０は、抽出したメールの本文が削除されていない
と判断した場合にメールの本文をアドレス抽出部５９０
に送る。またメール抽出部５３０は、要求受信部５１０
から受け取った検索文字列をアドレス抽出部５９０に送
る。

【０１１６】アドレス抽出部５９０は、メール抽出部５
３０および本文抽出部５４０から受け取ったメールの本
文中に、メール抽出部５３０から受け取った検索文字列
が記載されているか否かを判断する。アドレス抽出部５
９０は、検索文字列が記載されていると判断した場合
に、検索文字列の前後２行にメールアドレスまたは電話
番号が記載されているか否かを判断する。アドレス抽出
部５９０は、検索文字列の前後２行にメールアドレスま
たは電話番号が記載されていると判断した場合に、記載
されているメールアドレスまたは電話番号を抽出し、固
有名詞のメールアドレスもしくは電話番号として認識
し、提供部５６０に送る。提供部５６０は、アドレス抽
出部５９０から受け取ったメールアドレスまたは電話番
号をユーザに提供する。

【０１１７】図２１は、本実施の形態に係るメール提供
部５００の動作を示すフローチャートである。要求受信
部５１０は、インターネット１０を介してユーザから所
望するメールのリストの受け取りを要求するメール要求
を受信する（Ｓ８００）。次にパスワード認証部５２０
は、要求受信部５１０からユーザがユーザ認証欄１３２
に入力したユーザＩＤ及びパスワードを受け取る（Ｓ８
０２）。ユーザが入力したパスワードがユーザＩＤに対
応するパスワードであるとパスワード認証部５２０が判
断した場合（Ｓ８０４）、メール抽出部５３０は、メー
ル要求が指定するメールをメールデータベース９０から
抽出する（Ｓ８０６）。簡易情報作成部５８０は、メー
ル抽出部５３０が抽出したメールのリストを作成する
（Ｓ８０８）。提供部５５０は、簡易情報作成部５８０
が作成したリストをユーザの指示する提供方法で提供す
る（Ｓ８１０）。ユーザが入力したパスワードがユーザ
ＩＤに対応するパスワードではないとパスワード認証部
５２０が判断した場合（Ｓ８０４）、メールのリストを
ユーザに提供することなくメール提供部５００の動作は
終了する。

【０１１８】図２２は、図２１のＳ８０６におけるメー
ル提供部５００の詳細な動作を示すフローチャートであ
る。メール抽出部５３０は、ユーザＩＤに対応付けて格
納されているメールアドレスをユーザデータベース８０
から抽出する（Ｓ９００）。要求受信部５１０がユーザ
の送信履歴のリストを所望する旨を携帯電話１８から受
信した場合に（Ｓ９０１）、メール抽出部５３０は、抽
出したメールアドレスが送信元アドレスであるメールを
メールデータベース９０から抽出し（Ｓ９０８）、Ｓ９
０６にジャンプする。一方、要求受信部５１０がユーザ
の受信履歴のリストを所望する旨を受信した場合に（Ｓ
９０２）、メール抽出部５３０は、抽出したメールアド
レスが宛先アドレスであるメールをメールデータベース
９０から抽出し（Ｓ９１０）、Ｓ９０６にジャンプす
る。要求受信部５１０がユーザの送信履歴のリストを所
望する旨、およびユーザの受信履歴のリストを所望する
旨の双方を受信しなかった場合に、メール抽出部５３０
は、抽出したメールアドレスが宛先アドレスであるメー
ルと、抽出したメールアドレスが送信元アドレスである
メールとをメールデータベース９０から抽出する（Ｓ９
０４）。

【０１１９】さらに要求受信部５１０が携帯電話１８か
ら検索文字列を受信した場合に（Ｓ９０６）、メール提
供部５００は、要求受信部５１０が受信した検索文字列
が本文に記載されているメールを抽出する（Ｓ９１
２）。また要求受信部５１０が受信日時または送信日時
の指定を携帯電話１８から受信した場合に（Ｓ９１
４）、メール抽出部５３０は、Ｓ９０４とＳ９０８とＳ
９１０のいずれかの段階において抽出したメールのう
ち、受信日時または送信日時が指定された受信日時また
は送信日時であるメールを抽出する（Ｓ９１６）。

【０１２０】図２３は、図２２のＳ９１２におけるメー
ル提供部５００の詳細な動作を示すフローチャートであ
る。メール抽出部５３０は、Ｓ９０４とＳ９０８とＳ９
１０のいずれかの段階において抽出したメールの本文が
削除されていない場合に（Ｓ１０００）、要求受信部５
１０が受信した検索文字列が本文に記載されているメー
ルを抽出する（Ｓ１０１０）。一方、メール抽出部５３
０が抽出したメールの本文が削除されている場合に、本
文抽出部５４０は、メール抽出部５３０が抽出したメー
ルに付与されている識別情報に対応付けられた本文をメ
ールデータベース９０から抽出し（Ｓ１０２０）、メー
ル抽出部５３０は、要求受信部５１０が受信した検索文
字列が本文に記載されているメールを抽出する（Ｓ１０
３０）。

【０１２１】Ｓ１０１０及びＳ１０３０において抽出し
たメールの本文において、アドレス抽出部５９０は、検
索文字列の前後２行の範囲内に電話番号があるか否かを
判断する（Ｓ１０４０）。Ｓ１０１０及びＳ１０３０に
おいて抽出したメールの本文において、検索文字列の前
後２行の範囲内に電話番号がある場合には、アドレス抽
出部５９０は、電話番号を抽出し、Ｓ１０１０及びＳ１
０３０において抽出したメールに抽出した電話番号を添
付する（Ｓ１０５０）。次にＳ１０１０及びＳ１０３０
において抽出したメールの本文において、アドレス抽出
部５９０は、検索文字列の前後２行の範囲内にメールア
ドレスがあるか否かを判断する（Ｓ１０６０）。Ｓ１０
１０及びＳ１０３０において抽出したメールの本文にお
いて、アドレス抽出部５９０は、検索文字列の前後２行
の範囲内にメールアドレスがある場合に、アドレス抽出
部５９０は、メールアドレスを抽出し、Ｓ１０１０及び
Ｓ１０３０において抽出したメールに抽出したメールア
ドレスを添付する（Ｓ１０７０）。

【０１２２】ここでメール提供部５００は、抽出した電
話番号及びメールアドレスを、検索文字列を含むメール
に添付してユーザに提供しているが、これに換えて電話
番号及びメールアドレスのみを単独でユーザに提供して
もよい。このように、本実施の形態に係るメール管理サ
ーバ４０は、検索文字列を受信した場合に、検索文字列
の前後の電話番号及びメールアドレスをユーザに提供す
ることができる。

【０１２３】第３の実施の形態に係るメール管理システ
ムの上記以外の構成および機能は、第１の実施の形態に
係るメール管理システムと同様であるので、説明を省略
する。

【０１２４】次に第４の実施の形態を説明する。第３の
実施の形態においてメール管理サーバ４０は、中継サー
バ６０にメールを一定期間毎に要求し、中継サーバ６０
は、要求に応じて送信元および宛先が登録ユーザである
か否か判断することなくすべてのメールをメール管理サ
ーバ４０に送信していたが、これに換えて第４の実施の
形態では、中継サーバ６０が携帯電話１８またはユーザ
端末１２からメールを受信すると、送信元または宛先が
登録ユーザであるか否かを判断し、送信元または宛先が
登録ユーザであると判断した場合にそのメールを一定期
間毎にメール管理サーバ４０に送信する。本実施の形態
に係るメール管理サーバ４０は、メール要求部４９０お
よびアドレス認証部４２０を有さない点で第３の実施の
形態に係るメール管理サーバ４０と異なる。これ以外の
メール管理サーバ４０の構成および動作は、第３の実施
の形態に係るメール管理サーバ４０の構成および動作と
同様であるので説明を省略する。

【０１２５】図２４は、第４の実施の形態に係る中継サ
ーバ６０の機能構成を示すブロック図である。中継サー
バ６０は、受信部６０２と、ユーザ認証部６０４と、メ
ール格納部６０６と、送信部６０８と、時計部６１０
と、ユーザデータベース６２０とを有する。ユーザデー
タベース６２０は、メール管理サーバ４０に登録されて
いる登録ユーザのメールアドレスを格納する。

【０１２６】受信部６０２は、ユーザ端末１２または携
帯電話１８からメールを受信し、ユーザ認証部６０４に
送る。ユーザ認証部６０４は、受信部６０２からメール
を受け取ると、受け取ったメールの送信元アドレスおよ
び宛先アドレスの少なくとも一方のメールアドレスがユ
ーザデータベース６２０に格納されているか否かを判断
する。ユーザ認証部６０４は、受け取ったメールの送信
元アドレスおよび宛先アドレスの少なくとも一方のメー
ルアドレスがユーザデータベース６２０に格納されてい
ると判断した場合に、受信部６０２から受け取ったメー
ルをメール格納部６０６に格納する。

【０１２７】時計部６１０は、一定期間毎に一定期間が
経過した旨を示す情報を送信部６０８に送る。送信部６
０８は、一定期間が経過した旨を示す情報を時計部６１
０から受け取ると、メール格納部６０６に格納されてい
るメールをすべて抽出し、メール管理サーバ４０に送信
する。

【０１２８】このように中継サーバ６０がユーザの認証
を行うことによって、メール管理サーバ４０は、中継サ
ーバ６０から受け取ったメールのユーザを認証する動作
を行うことなく、受け取ったメールをすべて格納するこ
とができる。また本実施の形態に係る中継サーバ６０
は、一旦メールを格納し、一定期間毎に格納したメール
をメール管理サーバ４０に送信しているが、これに換え
て他の例としては、一旦メールを格納しないでユーザを
認証する毎にメールを随時メール管理サーバ４０に送信
してもよい。また本実施の形態に係るメール管理システ
ムは、第１の実施の形態に係るメール登録部４００、メ
ール提供部５００、ユーザデータベース８０、及びメー
ルデータベース９０を用いて実現させてもよい。

【０１２９】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。

【０１３０】そうした本実施形態に係る第１の変更例と
しては、本実施の形態では図１５において、同一メール
検出部４５０は、送信元アドレス、送信時刻、ハッシ
ュ、及び全文が一致であるときにメールの本文が同一で
あると判断した。これにかえて同一メール検出部４５０
は、送信元アドレス及び送信時刻が同一であれば同一本
文のメールであると判断してもよい。このようにハッシ
ュによる検索を省略し、送信元アドレスと送信時刻が同
一であれば、同一本文であると判断することにより、同
一本文の検出がより速くできる。

【０１３１】また、同一メール検出部４５０は、ハッシ
ュ及び全文が同一である場合に、同一本文のメールであ
ると判断してもよい。ここで、ハッシュ、送信元アドレ
ス等それぞれを同一であるか否かを判断する順序は、ヒ
ット率の低い処理または処理速度の高い処理をさきに行
うことが望ましい。また同一メール検出部４５０は、登
録ユーザ数及びメールのサイズ、ハッシュのサイズ等に
応じて、最も速く本文が同一であると判断できる順序を
選択する。これによって同一メール検出部４５０の処理
時間を短縮することができる。

【０１３２】本実施形態に係る第２の変更例を説明す
る。本実施形態のメール受信部４１０は、インターネッ
ト１０を介してＳＭＴＰサーバ３０からメールを受信
し、アドレス認証部４２０に受信したメールを送ってい
た。これに変えて、メール受信部４１０は、インターネ
ット１０を介してＳＭＴＰサーバ３０からメールを受信
し、受信したメールに含まれている暗証情報を読みと
る。さらにメール受信部４１０は、読みとった暗証情報
とユーザデータベース８０に格納されている暗証情報に
関する情報が対応するか否かを判断する。読みとった暗
証情報とユーザデータベース８０に格納されている暗証
情報に関する情報が対応した場合に、アドレス認証部４
２０に受信したメールを送ってもよい。このように、登
録ユーザを識別する方法をメールアドレスと暗証情報に
することによって、登録ユーザ以外からのアクセスをよ
り確実に防ぐことができる。

【０１３３】本実施形態に係る第３の変更例を説明す
る。本実施形態のパスワード認証部５２０は、受け取っ
たユーザＩＤがユーザデータベース８０に格納されてい
るか否かを判断し、受け取ったユーザＩＤがユーザデー
タベース８０に格納されている場合、要求受信部５１０
から受け取ったパスワードが受け取ったユーザＩＤと対
応づけてユーザデータベース８０に格納されているか否
かを判断した。

【０１３４】これに変えて、ユーザデータベース８０
は、ユーザＩＤ、パスワード、及びメールアドレスに加
えて暗証情報に関する情報をさらに格納する。パスワー
ド認証部５２０は、要求受信部５１０から受信したメー
ルに含まれる暗証情報を受け取る。パスワード認証部５
２０は、受け取った暗証情報と、ユーザデータベース８
０の暗証情報に関する情報と対応するか否かを判断す
る。パスワード認証部５２０は、受け取った暗証情報が
ユーザデータベース８０の暗証情報に関する情報と対応
した場合に、要求受信部５１０から受け取ったユーザＩ
Ｄがユーザデータベース８０に格納されているか否かを
判断する。

【０１３５】本実施形態に係る第４の変更例を説明す
る。本実施形態の図１３のＳ４０２において、パスワー
ド認証部５２０は、要求受信部５１０からユーザがユー
ザ認証欄１３２に入力したユーザＩＤ及びパスワードを
受け取っていた。これに変えてパスワード認証部５２０
は、要求受信部５１０から要求メールの送信元アドレス
とパスワードを受け取る。ユーザが入力したパスワード
が送信元アドレスに対応するパスワードであると判断し
た場合に、本文抽出部５３０は、メール要求が指定する
メールをメールデータベース９０から抽出する。このよ
うに、送信元アドレスとパスワードによってユーザの認
証を行うことによって、ユーザはユーザＩＤを入力する
手間を省くことができ、より簡単にメール要求情報を送
信することができる。

【０１３６】本実施形態に係る第５の変更例を説明す
る。本実施形態の要求受信部５１０は登録ユーザから要
求メールを受信したが、これにかえて図１１の表示部１
３に表示された定型書式と同様のｗｅｂページを配信
し、ｗｅｂページに記入されたメール要求情報を受信し
てもよい。このようにメールだけでなく、ｗｅｂからも
メール要求情報を送信できる環境にすることによって、
ユーザは、メールが使用できない場合においても過去に
送受信したメールを閲覧することができる。

【０１３７】

【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば莫大な量のメールを効率的に管理、提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】メール管理システムの概略図である。

【図２】メール管理サーバ４０のハードウェア構成を示
すブロック図である。

【図３】メール管理部５０の概略機能ブロック図であ
る。

【図４】ユーザデータベース８０のデータフォーマット
を示す図である。

【図５】メールデータベース９０のデータフォーマット
を示す図である。

【図６】メール登録部４００の機能ブロック図である。

【図７】メール提供部５００の機能ブロック図である。

【図８】メール登録部４００の動作を示すフローチャー
トである。

【図９】メール登録部４００の詳細な動作を示すフロー
チャートである。

【図１０】メール登録部４００の詳細な動作を示すフロ
ーチャートである。

【図１１】ユーザ端末１２のメール要求表示画面を示す
図である。

【図１２】メール要求に対する検索結果画面を示すであ
る。

【図１３】メール提供部５００の動作を示すフローチャ
ートである。

【図１４】メール提供部５００の詳細な動作を示すフロ
ーチャートである。

【図１５】メール登録部４００の詳細な動作を示すフロ
ーチャートである。

【図１６】メール登録部４００の詳細な動作を示すフロ
ーチャートである。

【図１７】第３の実施の形態に係るメール管理システム
全体の概略を示す図である。

【図１８】第３の実施の形態に係るメールデータベース
９０のデータフォーマットの一例を示す図である。

【図１９】第３の実施の形態に係るメール管理サーバ４
０のメール登録部４００の機能構成を示すブロック図で
ある。

【図２０】第３の実施の形態に係るメール管理サーバ４
０のメール提供部５００の機能構成を示すブロック図で
ある。

【図２１】第３の実施の形態に係るメール提供部５００
の動作を示すフローチャートである。

【図２２】図２１のＳ８０６におけるメール提供部５０
０の詳細な動作を示すフローチャートである。

【図２３】図２２のＳ９１２におけるメール提供部５０
０の詳細な動作を示すフローチャートである。

【図２４】第４の実施の形態に係る中継サーバ６０の機
能構成を示すブロック図である。

【符号の説明】

１０インターネット２０ＰＯＰサーバ３０ＳＭＴＰサーバ４０メール管理サーバ５０メール管理部８０ユーザデータベース９０メールデータベース４００メール登録部４１０メール受信部４２０アドレス認証部４３０オブジェクトＩＤ付与部４４０固有情報生成部４５０同一メール検出部４５２同一メール候補抽出部４５４同一メール抽出部４６０識別情報付与部４７０メール削除部４８０本文削除部５００メール提供部５１０要求受信部５２０パスワード認証部５３０メール抽出部５４０本文抽出部５５０本文埋め込み部５６０提供部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者天野孝則東京都渋谷区神宮前五丁目50番３号株式会社いい・ジャンネット内Ｆターム(参考） 5K030 GA15 GA17 HA06 HB15 KA01 KA06 LC18 LD11 LD18 LD20 LE11

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】メールを管理するメール管理システムで
あって、端末からメールを受信する複数のＳＭＴＰサーバと、複数の前記ＳＭＴＰサーバのうち少なくとも１つの前記
ＳＭＴＰサーバから前記メールを受信するメール管理サ
ーバとを備え、前記メール管理サーバは、当該サーバに登録されている登録ユーザを識別するユー
ザＩＤに対応付けて、前記登録ユーザの所有する電子メ
ールアドレスを格納する登録ユーザデータベースと、前
記メールを受信するメール受信部と、前記メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少なくと
も一方が、前記登録ユーザデータベースに格納された前
記登録アドレスであるか否かを判断するアドレス認証部
と、前記メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少な
くとも一方が前記登録アドレスである場合に、前記メー
ルを格納するメールデータベースと、前記メールデータ
ベースに格納される前記メールを要求するメール要求情
報を前記ユーザから受信する要求受信部と、前記メール
要求情報が示す前記メールを提供する提供部とを有する
ことを特徴とするメール管理システム。
【請求項２】前記メールは、前記登録ユーザを識別す
る暗証情報を有し、前記メール管理サーバは、前記メー
ル受信部が受信した前記メールに含まれる暗証情報を認
証する暗証情報認証部をさらに有し、前記メール受信部が前記メールを受信し、前記暗証情報
認証部が暗証情報を認証した場合に、前記メールをメー
ルデータベースに格納することを特徴とする請求項１に
記載のメール管理システム。
【請求項３】前記登録ユーザデータベースは、前記ユ
ーザＩＤに対応づけてパスワードをさらに格納し、前記メール管理サーバは、前記ユーザＩＤに対応するパ
スワードを認証するパスワード認証部を更に有し、前記要求受信部が前記ユーザから前記メール要求情報を
受信した場合に、前記パスワード認証部は、前記ユーザ
のパスワードを認証し、前記パスワード認証部が前記登
録ユーザの前記パスワードを認証した場合に、前記提供
部は、前記メール要求情報が示す前記メールを提供する
ことを特徴とする請求項１または２に記載のメール管理
システム。
【請求項４】前記メール要求情報は、前記登録ユーザ
を識別する暗証情報を有し、前記暗証情報認証部は、前
記要求受信部が受信した前記メールに含まれる暗証情報
を認証することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか
に記載のメール管理システム。
【請求項５】前記メール管理サーバは、複数の前記メールから同一本文を含むメールを検出する
同一メール検出部と、前記同一メール検出部が検出した前記メールのうち少な
くとも１つの前記メールの少なくとも前記本文を削除す
る本文削除部とをさらに有し、前記メールデータベースは、前記本文削除部によって、
本文を削除されたメールを格納することを特徴とする請
求項１乃至４のいずれかに記載のメール管理システム。
【請求項６】前記受信部が受信した前記メールと前記
メールデータベースに保持される前記メールが同一本文
を含む場合に、前記本文削除部は、前記受信したメール
と前記メールデータベースに保持される前記メールのう
ち一方に含まれる本文を削除することを特徴とする請求
項５に記載のメール管理システム。
【請求項７】前記同一メール検出部は、同一の前記本
文を含む前記メールの候補を抽出する同一メール候補抽
出部と、前記同一メール候補抽出部が抽出した前記メー
ルから本文内容が同一である前記メールを検出する同一
メール抽出部とを含むことを特徴とする請求項５または
６に記載のメール管理システム。
【請求項８】前記メール管理サーバは、前記メールの
本文に固有の本文固有情報を生成する固有情報生成部を
さらに有し、前記同一メール候補抽出部は、前記複数のメールから前
記本文固有情報が同一である前記メールを抽出すること
を特徴とする請求項７に記載のメール管理システム。
【請求項９】前記同一メール候補抽出部は、前記複数
のメールから前記送信元が同一である前記メールを抽出
することを特徴とする請求項７または８に記載のメール
管理システム。
【請求項１０】前記同一メール候補抽出部は、前記複
数のメールから送信時刻が同一である前記メールを抽出
することを特徴とする請求項７乃至９のいずれかにに記
載のメール管理システム。
【請求項１１】前記同一メール候補抽出部は、前記複
数のメールから本文のサイズが同一である前記メールを
抽出することを特徴とする請求項７乃至１０のいずれか
に記載のメール管理システム。
【請求項１２】前記同一メール候補抽出部は、前記複数のメールから前記メールの本文に固有の本文固
有情報が同一である前記メールを抽出する第１の同一メ
ール候補抽出手段と、前記第１の同一メール候補抽出手段が抽出した前記メー
ルから前記送信元が同一である前記メールを抽出する第
２の同一メール候補抽出手段と、前記第２の同一メール候補抽出手段が抽出した前記メー
ルから送信時刻が同一である前記メールを抽出する第３
の同一メール候補抽出手段とを含むことを特徴とする請
求項７に記載のメール管理システム。
【請求項１３】前記同一メール候補抽出部は、前記複
数のメールから前記メール受信部が受信した時刻の差が
所定範囲時間内である２つの前記メールを抽出すること
を特徴とする請求項７乃至１１のいずれかに記載のメー
ル管理システム。
【請求項１４】前記メール管理サーバは、受信した前
記メールの本文を識別する識別情報を付与する識別情報
付与部をさらに有し、前記識別情報付与部は、前記同一メール検出部が検出し
た同一の前記本文を含む前記メールに同一の識別情報を
付与し、前記本文削除部は、前記同一の識別情報を有する前記メ
ールのうち少なくとも１つのメールの前記本文を削除す
ることを特徴とする請求項５乃至１３のいずれかに記載
のメール管理システム。
【請求項１５】前記メール受信部が前記メールを受信
し、前記メールデータベースに受信したメールと同一の
前記メールが格納されている場合に、受信した前記メー
ルを削除する削除部をさらに備えることを特徴とする請
求項１乃至１４のいずれかに記載のメール管理システ
ム。
【請求項１６】前記メールデータベースは、少なくと
も前記本文が削除された前記メールを格納し、前記メー
ル管理サーバは、前記本文が削除された前記メールを示す前記メール要求
情報を前記要求受信部が受信した場合に、削除された前
記本文を前記メールデータベースから抽出する本文抽出
部と、抽出された前記本文を前記メールに埋め込む本文埋め込
み部とをさらに有し、前記提供部は、前記本文を埋め込んだ前記メールを提供
することを特徴とする請求項５乃至１５のいずれかに記
載のメール管理システム。
【請求項１７】前記メール要求情報が、当該ユーザの
送信履歴の閲覧を所望する旨を示した場合に、前記ユー
ザが送信元であるメールを、前記メールデータベースか
ら前記ユーザのメールアドレスまたは電話番号を用いて
抽出するメール抽出部をさらに備え、前記提供部は、前記メール抽出部が抽出した前記メール
を示す簡易情報を提供することを特徴とする請求項１に
記載のメール管理システム。
【請求項１８】前記メール要求情報が、当該ユーザの
受信履歴の閲覧を所望する旨を示した場合に、前記ユー
ザのメールアドレスまたは電話番号を用いて前記ユーザ
が宛先であるメールを、前記メールデータベースから抽
出するメール抽出部をさらに備え、前記提供部は、前記メール抽出部が抽出した前記メール
を示す簡易情報を提供することを特徴とする請求項１に
記載のメール管理システム。
【請求項１９】前記要求受信部が、前記ユーザが定め
た条件を満たすメールを所望する旨を示す前記メール要
求情報を前記ユーザから受信した場合に、前記メール抽
出部は、前記条件を満たすメールを前記メールデータベ
ースから抽出し、前記提供部は、前記メール抽出部が抽出した前記メール
を示す簡易情報を提供することを特徴とする請求項１７
または１８に記載のメール管理システム。
【請求項２０】前記要求受信部が、所定の検索文字列
を前記ユーザから受信した場合に、前記検索文字列を含
むメールを前記メールデータベースから抽出するメール
抽出部と、前記メール抽出部が抽出した前記メールの本文におい
て、前記検索文字列が記載された位置から所定の範囲内
に電話番号または電子メールアドレスのうち少なくとも
一方が記載されていると判断した場合に、前記メールに
記載されていると判断した前記電話番号または電子メー
ルアドレスを抽出するアドレス抽出部とをさらに備え、前記提供部は、前記アドレス抽出部が抽出した前記電話
番号または電子メールアドレスを前記ユーザに提供する
ことを特徴とする請求項１に記載のメール管理システ
ム。
【請求項２１】メールを管理するメール管理システム
であって、ユーザ間においてメールを中継する中継サーバと、前記中継サーバからメールを受信するメール管理サーバ
とを備え、前記中継サーバは、ユーザからメールを受信する受信部と、受信した前記メールを前記メール管理サーバに送信する
送信部とを有し、前記メール管理サーバは、前記メールを前記中継サーバから受信するメール受信部
と、受信した前記メールを格納するメールデータベースと、前記メールデータベースに格納される前記メールを要求
するメール要求情報を受信する要求受信部と、前記メール要求情報が示す前記メールを提供する提供部
とを有することを特徴とするメール管理システム。
【請求項２２】前記中継サーバは、前記受信部が受信
した前記メールを一定期間格納するメール格納部をさら
に有し、前記メール管理サーバは、前記中継サーバに格納されて
いる前記メールを前記中継サーバに要求するメール要求
部をさらに有し、前記メール受信部は、前記メール要求部が要求した前記
メールを前記中継サーバから受信することを特徴とする
請求項２１に記載のメール管理システム。
【請求項２３】前記送信部は、前記受信部が受信した
前記メールを一定期間毎に前記メール管理サーバに送信
することを特徴とする請求項２１に記載のメール管理シ
ステム。
【請求項２４】前記中継サーバは、前記ユーザが前記
メール管理サーバに登録されているか否かを示す情報を
ユーザ毎に格納する格納部をさらに有し、前記送信部は、当該ユーザが前記メール管理サーバに登
録されている旨を示す情報が前記格納部に格納されてい
る場合に、前記受信部が受信した前記メールを前記メー
ル管理サーバに送信することを特徴とする請求項２１に
記載のメール管理システム。
【請求項２５】前記メール管理サーバは、前記ユーザ
が当該メール管理サーバに登録されているか否かを示す
情報をユーザ毎に格納する格納部をさらに有し、前記メールデータベースは、前記ユーザが前記メール管
理サーバに登録されている旨を示す情報が前記格納部に
格納されている場合に、前記メール受信部が受信した前
記メールを格納することを特徴とする請求項２１に記載
のメール管理システム。
【請求項２６】前記メール要求情報が、当該ユーザの
送信履歴の閲覧を所望する旨を示した場合に、前記ユー
ザが送信元であるメールを、前記メールデータベースか
ら前記ユーザのメールアドレスまたは電話番号を用いて
抽出するメール抽出部をさらに備え、前記提供部は、前記メール抽出部が抽出した前記メール
を示す簡易情報を提供することを特徴とする請求項２１
に記載のメール管理システム。
【請求項２７】前記メール要求情報が、当該ユーザの
受信履歴の閲覧を所望する旨を示した場合に、前記ユー
ザのメールアドレスまたは電話番号を用いて前記ユーザ
が宛先であるメールを、前記メールデータベースから抽
出するメール抽出部をさらに備え、前記提供部は、前記メール抽出部が抽出した前記メール
を示す簡易情報を提供することを特徴とする請求項２１
に記載のメール管理システム。
【請求項２８】前記要求受信部が、前記ユーザが定め
た条件を満たすメールを所望する旨を示す前記メール要
求情報を前記ユーザから受信した場合に、前記メール抽
出部は、前記条件を満たすメールを前記メールデータベ
ースから抽出し、前記提供部は、前記メール抽出部が抽出した前記メール
を示す簡易情報を提供することを特徴とする請求項２６
または２７に記載のメール管理システム。
【請求項２９】前記要求受信部が、所定の検索文字列
を前記ユーザから受信した場合に、前記検索文字列を含
むメールを前記メールデータベースから抽出するメール
抽出部と、前記メール抽出部が抽出した前記メールの本文におい
て、前記検索文字列が記載された位置から所定の範囲内
に電話番号または電子メールアドレスのうち少なくとも
一方が記載されていると判断した場合に、前記メールに
記載されていると判断した前記電話番号または電子メー
ルアドレスを抽出するアドレス抽出部とをさらに備え、前記提供部は、前記アドレス抽出部が抽出した前記電話
番号または電子メールアドレスを前記ユーザに提供する
ことを特徴とする請求項２１に記載のメール管理システ
ム。
【請求項３０】メールを管理するメール管理サーバで
あって、当該サーバに登録されている登録ユーザを識別するユー
ザＩＤに対応付けて、前記登録ユーザの所有する電子メ
ールアドレスを格納する登録ユーザデータベースと、前
記メールを受信するメール受信部と、前記メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少なくと
も一方が、前記登録ユーザデータベースに格納された前
記登録アドレスであるか否かを判断するアドレス認証部
と、前記メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少な
くとも一方が前記登録アドレスである場合に、前記メー
ルを格納するメールデータベースと、前記メールデータ
ベースに格納される前記メールを要求するメール要求情
報を前記ユーザから受信する要求受信部と、前記メール
要求情報が示す前記メールを提供する提供部とを有する
ことを特徴とするメール管理サーバ。
【請求項３１】前記メール受信部が受信した前記メー
ルに含まれる暗証情報を認証する暗証情報認証部をさら
に有し、前記メール受信部が前記メールを受信し、前記暗証情報
認証部が暗証情報を認証した場合に、前記メールをメー
ルデータベースに格納することを特徴とする請求項３０
に記載のメール管理サーバ。
【請求項３２】前記登録ユーザデータベースは、前記
ユーザＩＤに対応づけてパスワードをさらに格納し、前記ユーザＩＤに対応するパスワードを認証するパスワ
ード認証部を更に有し、前記要求受信部が前記ユーザから前記メール要求情報を
受信した場合に、前記パスワード認証部は、前記ユーザ
のパスワードを認証し、前記パスワード認証部が前記登
録ユーザの前記パスワードを認証した場合に、前記提供
部は、前記メール要求情報が示す前記メールを提供する
ことを特徴とする請求項３０または３１に記載のメール
管理サーバ。
【請求項３３】前記暗証情報認証部は、前記要求受信
部が受信した前記メールに含まれる暗証情報を認証する
ことを特徴とする請求項３０乃至３２のいずれかに記載
のメール管理サーバ。
【請求項３４】複数の前記メールから同一本文を含む
メールを検出する同一メール検出部と、前記同一メール検出部が検出した前記メールのうち少な
くとも１つの前記メールの少なくとも前記本文を削除す
る本文削除部とをさらに有し、前記メールデータベースは、前記本文削除部によって、
本文を削除されたメールを格納することを特徴とする請
求項３０乃至３３のいずれかに記載のメール管理サー
バ。
【請求項３５】前記受信部が受信した前記メールと前
記メールデータベースに保持される前記メールが同一本
文を含む場合に、前記本文削除部は、前記受信したメー
ルと前記メールデータベースに保持される前記メールの
うち一方に含まれる本文を削除することを特徴とする請
求項３４に記載のメール管理サーバ。
【請求項３６】前記同一メール検出部は、同一の前記
本文を含む前記メールの候補を抽出する同一メール候補
抽出部と、前記同一メール候補抽出部が抽出した前記メ
ールから本文内容が同一である前記メールを検出する同
一メール抽出部とを含むことを特徴とする請求項３４ま
たは３５に記載のメール管理サーバ。
【請求項３７】前記メールの本文に固有の本文固有情
報を生成する固有情報生成部をさらに有し、前記同一メール候補抽出部は、前記複数のメールから前
記本文固有情報が同一である前記メールを抽出すること
を特徴とする請求項３６に記載のメール管理サーバ。
【請求項３８】前記同一メール候補抽出部は、前記複
数のメールから前記送信元が同一である前記メールを抽
出することを特徴とする請求項３６または３７に記載の
メール管理サーバ。
【請求項３９】前記同一メール候補抽出部は、前記複
数のメールから送信時刻が同一である前記メールを抽出
することを特徴とする請求項３６乃至３８のいずれかに
に記載のメール管理サーバ。
【請求項４０】前記同一メール候補抽出部は、前記複
数のメールから本文のサイズが同一である前記メールを
抽出することを特徴とする請求項３６乃至３９のいずれ
かに記載のメール管理サーバ。
【請求項４１】前記同一メール候補抽出部は、前記複数のメールから前記メールの本文に固有の本文固
有情報が同一である前記メールを抽出する第１の同一メ
ール候補抽出手段と、前記第１の同一メール候補抽出手段が抽出した前記メー
ルから前記送信元が同一である前記メールを抽出する第
２の同一メール候補抽出手段と、前記第２の同一メール候補抽出手段が抽出した前記メー
ルから送信時刻が同一である前記メールを抽出する第３
の同一メール候補抽出手段とを含むことを特徴とする請
求項３６に記載のメール管理サーバ。
【請求項４２】前記同一メール候補抽出部は、前記複
数のメールから前記メール受信部が受信した時刻の差が
所定範囲時間内である２つの前記メールを抽出すること
を特徴とする請求項３６乃至４１のいずれかに記載のメ
ール管理サーバ。
【請求項４３】受信した前記メールの本文を識別する
識別情報を付与する識別情報付与部をさらに有し、前記識別情報付与部は、前記同一メール検出部が検出し
た同一の前記本文を含む前記メールに同一の識別情報を
付与し、前記本文削除部は、前記同一の識別情報を有する前記メ
ールのうち少なくとも１つのメールの前記本文を削除す
ることを特徴とする請求項３４乃至４２のいずれかに記
載のメール管理サーバ。
【請求項４４】前記メール受信部が前記メールを受信
し、前記メールデータベースに受信したメールと同一の
前記メールが格納されている場合に、受信した前記メー
ルを削除する削除部をさらに備えることを特徴とする請
求項３０乃至４３のいずれかに記載のメール管理サー
バ。
【請求項４５】前記メールデータベースは、少なくと
も前記本文が削除された前記メールを格納し、前記メー
ル管理サーバは、前記本文が削除された前記メールを示す前記メール要求
情報を前記要求受信部が受信した場合に、削除された前
記本文を前記メールデータベースから抽出する本文抽出
部と、抽出された前記本文を前記メールに埋め込む本文埋め込
み部とをさらに有し、前記提供部は、前記本文を埋め込んだ前記メールを提供
することを特徴とする請求項３４乃至４４のいずれかに
記載のメール管理サーバ。
【請求項４６】ユーザ間においてメールを中継し、中
継する前記メールを一定期間格納する中継サーバに、格
納されている前記メールを定期的に要求するメール要求
部をさらに備え、前記メール受信部は、前記中継サーバから、前記メール
を受信することを特徴とする請求項３０に記載のメール
管理サーバ。
【請求項４７】前記メール要求情報が、当該ユーザの
送信履歴の閲覧を所望する旨を示した場合に、前記ユー
ザが送信元であるメールを、前記メールデータベースか
ら前記ユーザのメールアドレスまたは電話番号を用いて
抽出するメール抽出部をさらに備え、前記提供部は、前記メール抽出部が抽出した前記メール
を示す簡易情報を提供することを特徴とする請求項３０
に記載のメール管理サーバ。
【請求項４８】前記メール要求情報が、当該ユーザの
受信履歴の閲覧を所望する旨を示した場合に、前記ユー
ザのメールアドレスまたは電話番号を用いて前記ユーザ
が宛先であるメールを、前記メールデータベースから抽
出するメール抽出部をさらに備え、前記提供部は、前記メール抽出部が抽出した前記メール
を示す簡易情報を提供することを特徴とする請求項３０
に記載のメール管理サーバ。
【請求項４９】前記要求受信部が、前記ユーザが定め
た条件を満たすメールを所望する旨を示す前記メール要
求情報を前記ユーザから受信した場合に、前記メール抽
出部は、前記条件を満たすメールを前記メールデータベ
ースから抽出し、前記提供部は、前記メール抽出部が抽出した前記メール
を示す簡易情報を提供することを特徴とする請求項４７
または４８に記載のメール管理サーバ。
【請求項５０】前記要求受信部が、所定の検索文字列
を前記ユーザから受信した場合に、前記検索文字列を含
むメールを前記メールデータベースから抽出するメール
抽出部と、前記メール抽出部が抽出した前記メールの本文におい
て、前記検索文字列が記載された位置から所定の範囲内
に電話番号または電子メールアドレスのうち少なくとも
一方が記載されていると判断した場合に、前記メールに
記載されていると判断した前記電話番号または電子メー
ルアドレスを抽出するアドレス抽出部とをさらに備え、前記提供部は、前記アドレス抽出部が抽出した前記電話
番号または電子メールアドレスを前記ユーザに提供する
ことを特徴とする請求項３０に記載のメール管理サー
バ。
【請求項５１】ユーザ間においてメールを中継すると
ともに、メールを管理するメール管理サーバと接続する
手段を有する中継サーバであって、前記ユーザが前記メール管理サーバに登録されているか
否かを示す情報をユーザ毎に格納する格納部と、ユーザからメールを受信する受信部と、当該ユーザが前記メール管理サーバに登録されている旨
を示す情報が前記格納部に格納されている場合に、前記
受信部が受信した前記メールを前記メール管理サーバに
送信する送信部とを備えることを特徴とする中継サー
バ。
【請求項５２】メールデータベースに格納されたメー
ルを管理するメール管理方法であって、前記メールを受
信するメール受信段階と、前記メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少なくと
も一方が、登録ユーザを識別するユーザＩＤに対応づけ
て、前記登録ユーザの電子メールアドレスを格納する登
録ユーザデータベースに格納されている登録アドレスで
あるか否かを判断するアドレス認証段階と、前記メール
の宛先及び送信元のアドレスのうち少なくとも一方が前
記登録アドレスである場合に、前記メールを格納する前
記メールデータベースと、前記メールデータベースに格
納される前記メールを要求するメール要求情報を前記ユ
ーザから受信する要求受信段階と、前記メール要求情報
が示す前記メールを提供する提供段階とを有することを
特徴とするメール管理方法。
【請求項５３】前記メール受信段階において、受信し
た前記メールに含まれる暗証情報を認証する暗証情報認
証段階をさらに有し、前記メール受信段階において、前記メールを受信し、前
記暗証情報認証段階が暗証情報を認証した場合に、前記
メールをメールデータベースに格納することを特徴とす
る請求項５２に記載のメール管理方法。
【請求項５４】前記登録ユーザデータベースは、前記
ユーザＩＤに対応づけてパスワードをさらに格納し、前記ユーザＩＤに対応するパスワードを認証するパスワ
ード認証段階を更に有し、前記要求受信段階において前記ユーザから前記メール要
求情報を受信した場合に、前記パスワード認証段階にお
いて、前記ユーザのパスワードを認証し、前記パスワー
ド認証段階において前記登録ユーザの前記パスワードを
認証した場合に、前記提供段階において、前記メール要
求情報が示す前記メールを提供することを特徴とする請
求項５２または５３に記載のメール管理方法。
【請求項５５】前記暗証情報認証段階において、前記
要求受信段階において受信した前記メールに含まれる暗
証情報を認証することを特徴とする請求項５２乃至５４
のいずれかに記載のメール管理方法。
【請求項５６】複数の前記メールから同一本文を含む
メールを検出する同一メール検出段階と、前記同一メール検出段階において検出した前記メールの
うち少なくとも１つの前記メールの少なくとも前記本文
を削除する本文削除段階とをさらに有し、前記メールデータベースは、前記本文削除段階によっ
て、本文を削除されたメールを格納することを特徴とす
る請求項５２乃至５５のいずれかに記載のメール管理方
法。
【請求項５７】前記受信段階において受信した前記メ
ールと前記メールデータベースに保持される前記メール
が同一本文を含む場合に、前記本文削除段階において、
前記受信したメールと前記メールデータベースに保持さ
れる前記メールのうち一方に含まれる本文を削除するこ
とを特徴とする請求項５６に記載のメール管理方法。
【請求項５８】前記同一メール検出段階において、同
一の前記本文を含む前記メールの候補を抽出する同一メ
ール候補抽出段階と、前記同一メール候補抽出段階にお
いて抽出した前記メールから本文内容が同一である前記
メールを検出する同一メール抽出段階とを含むことを特
徴とする請求項５６または５７に記載のメール管理方
法。
【請求項５９】前記メールの本文に固有の本文固有情
報を生成する固有情報生成段階をさらに有し、前記同一メール候補抽出段階において、前記複数のメー
ルから前記本文固有情報が同一である前記メールを抽出
することを特徴とする請求項５８に記載のメール管理方
法。
【請求項６０】前記同一メール候補抽出段階におい
て、前記複数のメールから前記送信元が同一である前記
メールを抽出することを特徴とする請求項５８または５
９に記載のメール管理方法。
【請求項６１】前記同一メール候補抽出段階におい
て、前記複数のメールから送信時刻が同一である前記メ
ールを抽出することを特徴とする請求項５８乃至６０の
いずれかにに記載のメール管理方法。
【請求項６２】前記同一メール候補抽出段階におい
て、前記複数のメールから本文のサイズが同一である前
記メールを抽出することを特徴とする請求項５８乃至６
１のいずれかに記載のメール管理方法。
【請求項６３】前記同一メール候補抽出段階は、前記複数のメールから前記メールの本文に固有の本文固
有情報が同一である前記メールを抽出する第１の同一メ
ール候補抽出手段と、前記第１の同一メール候補抽出手段が抽出した前記メー
ルから前記送信元が同一である前記メールを抽出する第
２の同一メール候補抽出手段と、前記第２の同一メール候補抽出手段が抽出した前記メー
ルから送信時刻が同一である前記メールを抽出する第３
の同一メール候補抽出手段とを含むことを特徴とする請
求項５８に記載のメール管理方法。
【請求項６４】前記同一メール候補抽出段階におい
て、前記複数のメールから前記メール受信段階において
受信した時刻の差が所定範囲時間内である２つの前記メ
ールを抽出することを特徴とする請求項５８乃至６３の
いずれかに記載のメール管理方法。
【請求項６５】受信した前記メールの本文を識別する
識別情報を付与する識別情報付与段階をさらに有し、前記識別情報付与段階において、前記同一メール検出段
階において検出した同一の前記本文を含む前記メールに
同一の識別情報を付与し、前記本文削除段階において、前記同一の識別情報を有す
る前記メールのうち少なくとも１つのメールの前記本文
を削除することを特徴とする請求項５６乃至６４のいず
れかに記載のメール管理方法。
【請求項６６】前記メール受信段階において前記メー
ルを受信し、前記メールデータベースに受信したメール
と同一の前記メールが格納されている場合に、受信した
前記メールを削除する削除段階をさらに備えることを特
徴とする請求項５２乃至６５のいずれかに記載のメール
管理方法。
【請求項６７】前記メールデータベースは、少なくと
も前記本文が削除された前記メールを格納し、前記メー
ル管理方法は、前記本文が削除された前記メールを示す前記メール要求
情報を前記要求受信段階において受信した場合に、削除
された前記本文を前記メールデータベースから抽出する
本文抽出段階と、抽出された前記本文を前記メールに埋め込む本文埋め込
み段階とをさらに有し、前記提供段階において、前記本文を埋め込んだ前記メー
ルを提供することを特徴とする請求項５６乃至６６のい
ずれかに記載のメール管理方法。
【請求項６８】ユーザ間においてメールを中継し、中
継する前記メールを一定期間格納する中継サーバに、格
納されている前記メールを定期的に要求するメール要求
段階をさらに備え、前記中継サーバから、前記メールを受信することを特徴
とする請求項５２に記載のメール管理方法。
【請求項６９】前記メール要求情報が、当該ユーザの
送信履歴の閲覧を所望する旨を示した場合に、前記ユー
ザが送信元であるメールを、前記メールデータベースか
ら前記ユーザのメールアドレスまたは電話番号を用いて
抽出するメール抽出段階をさらに備え、抽出した前記メールの概要を示す簡易情報を提供するこ
とを特徴とする請求項５２に記載のメール管理方法。
【請求項７０】前記メール要求情報が、当該ユーザの
受信履歴の閲覧を所望する旨を示した場合に、前記ユー
ザのメールアドレスまたは電話番号を用いて前記ユーザ
が宛先であるメールを、前記メールデータベースから抽
出するメール抽出段階をさらに備え、抽出した前記メールの概要を示す簡易情報を提供するこ
とを特徴とする請求項５２に記載のメール管理方法。
【請求項７１】メールデータベースに格納されたメー
ルを管理するコンピュータ用のプログラムを格納した記
録媒体であって、前記メールを受信するメール受信モジ
ュールと、前記メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少なくと
も一方が、登録ユーザを識別するユーザＩＤに対応づけ
て、前記登録ユーザの電子メールアドレスを格納する登
録ユーザデータベースに格納されている登録アドレスで
あるか否かを判断するアドレス認証モジュールと、前記
メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少なくとも一
方が前記登録アドレスである場合に、前記メールを前記
メールデータベースに格納する格納モジュールと、前記
メールデータベースに格納される前記メールを要求する
メール要求情報を前記ユーザから受信する要求受信モジ
ュールと、前記メール要求情報が示す前記メールを提供
する提供モジュールとを有することを特徴とする記録媒
体。
【請求項７２】メールを管理するプログラムであっ
て、登録されている登録ユーザを識別するユーザＩＤに対応
付けて、前記登録ユーザの所有する電子メールアドレス
を管理するユーザ管理モジュールと、前記メールを受信するメール受信モジュールと、前記メールの宛先及び送信元のアドレスのうち少なくと
も一方が、前記ユーザ管理モジュールにより管理される
登録アドレスであるか否かを判断するアドレス認証モジ
ュールと、前記メールの宛先及び送信元のアドレスのう
ち少なくとも一方が前記登録アドレスである場合に、前
記メールを管理するメール管理モジュールと、前記メー
ル管理モジュールにより管理される前記メールを要求す
るメール要求情報を前記ユーザから受信する要求受信モ
ジュールと、前記メール要求情報が示す前記メールを提
供する提供モジュールとを有することを特徴とするプロ
グラム。