JP2005293433A - サイト管理サーバ、ポータルサイト提供方法、ポータルサイト提供システム及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 ユーザがアクセスしたＷＥＢページの閲覧履歴に基づいて、ユーザ毎にカスタマイズされたポータルＷＥＢページを提供する。
【解決手段】 本発明に係るサイト提供システムは、ポータルＷＥＢページをユーザ毎にカスタマイズして提供するサーバ１１，１２，１３を備える。サーバ１１は、ユーザ端末が蓄積して記憶するＷＥＢページの閲覧履歴情報を受信し、サーバ１３は、受信した閲覧履歴情報をユーザごとに記憶する。サーバ１２は、ユーザ端末からのアクセス要求に応答して、当該ユーザ端末のユーザを識別し、識別したユーザに対応するＵＲＬ情報を、当該ＵＲＬにおける所定の操作の回数に基づいてランク付けする。サーバ１１は、サーバ１２が定めたランクに基づいてカスタマイズされたポータルＷＥＢページを作成して、作成したポータルＷＥＢページをユーザ端末に送信する。
【選択図】 図２

Description

本発明は、各種リンク情報が分類表示されたポータルＷＥＢページを提供するポータルサイトサービスに関する。

従来、各種ＷＥＢページにアクセスするためのリンク情報が所定のグループに分類して体系的に表示されたポータルＷＥＢページをユーザに提供するポータルサイトサービスが存在する。このポータルサイトサービスでは、予めユーザが、その趣味や嗜好等を登録することにより、ユーザ毎にカスタマイズされたポータルＷＥＢページが提供される。

また、予め登録した情報に基づいてポータルＷＥＢページをカスタマイズするだけでなく、アクセス履歴に基づいてリンク情報を更新したり、リンク情報をアクセス頻度の高い順番に並び替えて表示する技術も知られている。例えば、下記の特許文献１には、ユーザのコンテンツダウンロード履歴と、該履歴に類似する他のユーザのコンテンツダウンロード履歴とに基づいて、当該ユーザに対してコンテンツを選択してポータルＷＥＢページを作成する技術が開示されている。さらに、ユーザのアクセス場所及びアクセス時間帯等に応じて表示する内容をカスタマイズする技術も知られている。
特開２００３−１４１１５４号公報

しかし、従来のポータルサイトサービスにおいては、ポータルＷＥＢページを介した各ＷＥＢページへのアクセス履歴に基づいてポータルＷＥＢページがカスタマイズされる。従って、このポータルＷＥＢページを経由せずにアクセスしたＷＥＢページへのリンク情報は含まれず、アクセス履歴に基づいて追加可能なリンク情報は限定される。また、リンク情報を自動的に追加したりグループに分類することはできなかった。さらに、従来のポータルサイトサービスは、予め統計的に推定した時間帯毎のアクセス頻度に基づいて各時間帯に対してカスタマイズされたポータルＷＥＢページは提供可能である一方で、実際のアクセス履歴に基づいて時間帯毎にポータルＷＥＢページを更新することはできなかった。

本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、ユーザのＷＥＢページ閲覧履歴に対応するポータルＷＥＢページを作成して、ユーザの利便性の良いポータルサイトサービスを提供することを目的とする。
より詳細には、本発明は、ユーザがアクセスしたＷＥＢページにおける所定の操作履歴に基づいて、ユーザ毎にカスタマイズされたポータルＷＥＢページを提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明の第１の観点に係るサイト管理サーバは、
ＷＥＢページにアクセスするためのリンク情報が分類して表示されたポータルＷＥＢページを提供するサイト管理サーバであって、
ユーザ端末が蓄積して記憶するアクセスしたＷＥＢページのアドレス情報を受信し、
受信したアドレス情報をユーザ端末のユーザに対応付けて記憶し、
ユーザ端末からのアクセス要求に応答して、該ユーザ端末のユーザを識別し、識別したユーザに対応するアドレス情報を、当該アドレスにおける所定の操作の回数に基づいてランク付けして、当該ランクに基づいてカスタマイズされたポータルＷＥＢページを作成し、
作成したポータルＷＥＢページを前記ユーザ端末に送信する、
ことを特徴とする。

この構成によれば、ユーザが、本発明のサーバにより提供されるポータルＷＥＢページを介さずにＷＥＢページを閲覧した場合であっても、ユーザのアクセス履歴を的確に反映してポータルＷＥＢページをカスタマイズすることができる。そのため、ユーザは、アクセス経路に依らず、利便性の高いポータルサイトサービスの提供を受けることができる。

上記目的を達成するため、本発明の第２の観点に係るポータルサイト提供方法は、
ＷＥＢページにアクセスするためのリンク情報が分類して表示されたポータルＷＥＢページを提供するポータルサイト提供方法であって、
ユーザがアクセスしたＷＥＢページのＵＲＬ情報を受信し、
受信したＵＲＬ情報をユーザごとに記憶し、
ユーザ端末からのアクセス要求に応答して、当該ユーザ端末のユーザを識別し、識別したユーザに対応するＵＲＬ情報を、当該ＵＲＬのＷＥＢページにおける所定の操作の回数に基づいてランク付けして、当該ランクに基づいてカスタマイズされたポータルＷＥＢページを作成し、
前記ユーザ端末に作成したポータルＷＥＢページを送信する、
ことを特徴とする。

上記目的を達成するため、本発明の第３の観点に係るポータルサイト提供システムは、
ユーザ端末と、
所定のＷＥＢページにアクセスするためのリンク情報が分類して表示されたポータルＷＥＢページを提供するサーバと、
を備え、
ユーザ端末は、ＷＥＢページのＵＲＬ情報を蓄積して記憶し、
前記サーバは、
前記ユーザ端末から送信されるアクセスしたＷＥＢページのＵＲＬ情報を受信し、
受信したＵＲＬ情報をユーザごとに記憶し、
ユーザ端末からのアクセス要求に応答して、当該ユーザ端末のユーザを識別し、識別したユーザに対応するＵＲＬ情報を、当該ＵＲＬのＷＥＢページにおける所定の操作の回数に基づいてランク付けして、当該ランクに基づいてカスタマイズされたポータルＷＥＢページを作成し、
作成したポータルＷＥＢページを前記ユーザ端末に送信する、
ことを特徴とする。

本発明によれば、ユーザのネットワーク利用スタイルに応じた、利便性の高いポータルサイトサービスを提供することができる。

本発明の実施の形態にかかるポータルサイト提供システムについて、以下図面を参照して説明する。
図１は、本発明のポータルサイト提供システムの概略の構成を示す。ポータルサイト１は、インターネット３を介して、クライアント２となる、ＰＤＡ、携帯電話、パソコン等の端末装置からアクセス可能である。ポータルサイト１は、フロントエンドサーバ１１と、アプリケーションサーバ１２と、データベースサーバ１３とから構成され、これらのサーバは、ファイヤーウォール構造により保護されている。

図２を参照して、フロントエンドサーバ１１は、ネットワーク接続部１１１と、受信データ解析部１１２と、送信データ生成部１１３と、制御部１１４とを備える。

ネットワーク接続部１１１は、インターネットプロトコルに従ってデータを受信するための装置と、送信データを上記プロトコルに応じて送信するための装置とを有する。

受信データ解析部１１２は、受信したデータのフォーマットを解析してデータを抽出し、受信したデータに含まれるユーザ情報等の必要なデータを判別して、アプリケーションサーバ１２に引き渡すための処理回路を有する。

送信データ生成部１１３は、制御部１１４の指示に応答して、カスタマイズされたポータルＷＥＢページ等の送信データを作成するための処理回路を有する。

制御部１１４は、中央演算装置、メモリ等から構成され、上記各部に制御信号を送信して、該制御信号に応じて上述した処理を実行させる。

アプリケーションサーバ１２は、ネットワーク接続部１２１と、ユーザ情報解析部１２２と、ページ内容解析部１２３と、制御部１２４とを備える。

ネットワーク接続部１２１は、ネットワークに接続されて所定のデータをフロントエンドサーバ１１及びデータベースサーバ１３との間で送受信するための入出力装置を有する。

ユーザ情報解析部１２２は、フロントエンドサーバ１１から送信されるデータに含まれるユーザ情報を判別して、当該ユーザ情報を抽出して、データベースサーバ１３に送信するための処理回路を有する。

ページ内容解析部１２３は、クライアントによりポータルＷＥＢページからアクセスされたＷＥＢページのＵＲＬ情報等の内容を解析して、必要な閲覧情報を取得して、データベースサーバ１３に送信するための処理回路を有する。

制御部１２４は、中央演算装置、メモリ等から構成され、上記各部に制御信号を送信して、該制御信号に応じて上述した処理を実行させる。

データベースサーバ１３は、ネットワーク接続部１３１と、会員情報記憶部１３２と、閲覧履歴情報記憶部１３３と、制御部１３４とを備える。
ネットワーク接続部１３１は、ネットワークに接続されて所定のデータをアプリケーションサーバ１２との間で送受信するための入出力装置を有する。
会員情報記憶部１３２は、アプリケーションサーバ１２から送信されたユーザ情報を受信し、ユーザＩＤに対応付けて記憶する。
閲覧履歴情報記憶部１３３は、アプリケーションサーバ１２から送信された閲覧情報を受信し、ユーザＩＤに対応付けて記憶する。
制御部１３４は、中央演算装置、メモリ等から構成され、上記各部に制御信号を送信して、該制御信号に応じて上述した処理を実行させる。

次に、ユーザ情報登録時の各サーバの動作について説明する。図３は、ポータルサイト１におけるユーザ情報登録処理を示すフロー図である。

クライアント２は、所定の端末装置から、ポータルサイト１に会員登録ページの表示を要求する（ステップＳ１０１）。フロントエンドサーバ１１は、クライアント２の要求を受信し、当該要求に応答して、会員登録ページを端末装置に送信する（ステップＳ１０２）。クライアント２は、受信した会員登録ページにて必要なユーザ情報を入力し、当該ユーザ情報を含むデータをポータルサイト１に送信する（ステップＳ１０３）。

フロントエンドサーバ１１の受信データ解析部１１２は、当該データを受信し、これに含まれるユーザ情報を判別して、アプリケーションサーバ１２に送信する（ステップＳ１０４）。アプリケーションサーバ１２のユーザ情報解析部１２２は、所定のデータが含まれているか否かを判別して（ステップＳ１０５）、結果がＯＫであれば、制御部１２４は、当該ユーザ情報をデータベースサーバ１３に送信して会員情報記憶部への登録を要求する（ステップＳ１０６）。

データベースサーバの制御部１３４は、受信したユーザ情報を、会員情報記憶部１３２に、ユーザＩＤに対応付けて登録する（ステップＳ１０７）。制御部１３４は、登録が完了すると、その旨の応答信号を生成してアプリケーションサーバ１２に送信する（ステップＳ１０８）。

アプリケーションサーバの制御部１２４は、データベースサーバ１３からの応答信号を判別して、登録が完了した旨を通知するための応答信号を生成してフロントエンドサーバ１１に送信する（ステップＳ１０９）。フロントエンドサーバの制御部１１４は、アプリケーションサーバ１２からの応答信号を判別して、登録されたユーザを識別するための認証cookieファイルを生成し、当該ユーザのユーザＩＤに対応付けて記憶する。

フロントエンドサーバの制御部１１４は、生成した認証cookieファイルを登録した旨を通知するための登録完了ページと共にクライアント２の端末装置に送信する（ステップＳ１１０）。クライアント２は、端末装置の記憶部等に認証cookieファイルを登録して会員登録処理を終了する。

なお、上記ステップＳ１０５にて、一部のデータが含まれていないか若しくは不完全なデータが含まれている場合等には、アプリケーションサーバの制御部１２４は、判別結果がＮＧである旨の応答信号をフロントエンドサーバ１１に送信する（ステップＳ１１１）。フロントエンドサーバの制御部１１４は、受信した応答信号を判別して、端末装置にエラーページを送信して表示させる（ステップＳ１１２）。

図４を参照して、閲覧履歴情報登録時の各サーバの動作について説明する。
クライアント２は、閲覧履歴データを送信する旨の要求を登録した認証cookieファイルと共にポータルサイト１に送信する（ステップＳ２０１）。フロントエンドサーバの制御部１１４は、受信した認証cookieファイルがＯＫであるかＮＧであるかを判別して、判別結果がＯＫである場合には、受信した認証cookieファイルに基づいてユーザ識別情報としてユーザＩＤを生成する（ステップＳ２０２）。制御部１１４は、アプリケーションサーバ１２に、このユーザＩＤに対応したユーザ認証を要求する信号を送信する（ステップＳ２０３）。

アプリケーションサーバの制御部１２４は、この要求信号に応答して、当該ユーザＩＤに対応するユーザ識別情報の検索を要求する信号を生成してデータベースサーバ１３に送信する（ステップＳ２０４）。データベースサーバの制御部１３４は、会員情報記憶部１３２を検索して受信したユーザＩＤに対応するユーザ識別情報を抽出する（ステップＳ２０５）。制御部１３４は、抽出したユーザ識別情報をアプリケーションサーバ１２に送信する（ステップＳ２０６）。

アプリケーションサーバのユーザ情報解析部１２２は、フロンエンドサーバ１１が受信した認証cookieファイルに含まれるユーザ情報を、データベースサーバ１３から送信されたユーザ識別情報に基づいて解析して、例えば、ユーザ名が同一か否かを判別することにより、ユーザ認証を行う（ステップＳ２０７）。制御部１２４は、ユーザ情報解析部１２２が判別したユーザ認証結果を通知する信号を生成してフロントエンドサーバ１１に送信する（ステップＳ２０８）。

フロントエンドサーバの制御部１１４は、受信した信号を判別して、クライアント２にユーザ認証結果を通知するためのデータを生成して端末装置に送信する（ステップＳ２０９）。

なお、制御部１１４は、ステップＳ２０２にて、受信した認証cookieファイルがＮＧであると判別した場合には、ステップＳ２０９にて、その旨の通知データを生成してクライアント２に送信する。

クライアント２は、受信したユーザ認証結果がＯＫである場合には、端末装置にて、記憶している閲覧履歴情報に基づいて閲覧履歴データを生成する。ユーザ認証結果がＮＧである場合には、閲覧履歴情報の登録処理は中止される。クライアント２は、生成した閲覧履歴データを認証cookieファイルと共にポータルサイトに送信する（ステップＳ２１０）。

フロントエンドサーバの制御部１１４は、受信した認証cookieファイルがＯＫであるかＮＧであるかを判別して、判別結果がＯＫである場合には、受信した認証cookieファイルに基づいてユーザ識別情報としてユーザＩＤを生成する（ステップＳ２１１）。制御部１１４は、アプリケーションサーバ１２に、このユーザＩＤに対応した閲覧履歴情報の登録を要求する信号を上記閲覧履歴データと共に送信する（ステップＳ２１２）。アプリケーションサーバの制御部１２４は、この要求信号に応答して、受信した閲覧履歴データの登録を要求する信号を生成してデータベースサーバ１３に送信する（ステップＳ２１３）。

データベースサーバの制御部１３４は、要求されたユーザＩＤに対応付けてこの閲覧履歴データを、閲覧履歴情報記憶部１３３に登録する（ステップＳ２１４）。制御部１３４は、登録が完了すると、その旨の応答信号を生成してアプリケーションサーバ１２に送信する（ステップＳ２１５）。アプリケーションサーバの制御部１２４は、データベースサーバ１３からの応答信号を判別して、登録が完了した旨を通知するための応答信号を生成してフロントエンドサーバ１１に送信する（ステップＳ２１６）。

フロントエンドサーバの制御部１１４は、アプリケーションサーバ１２からの応答信号を判別して、クライアント２に登録が完了した旨を通知するための通知データを生成して端末装置に送信する（ステップＳ２１７）。クライアント２は、受信した通知データを、第三者の提供するタイムスタンプ提供サービスを利用してタイムスタンプと共に登録して、閲覧履歴情報の登録処理を終了する。

次いで、図５を参照して、ページ表示処理における各サーバの動作について説明する。
クライアント２は、ポータルＷＥＢページの送信要求を登録した認証cookieファイルと共にポータルサイト１に送信する（ステップＳ３０１）。フロントエンドサーバの制御部１１４は、受信した認証cookieファイルの正当性を判別して、判別結果がＯＫである場合には、受信した認証cookieファイルに基づいてユーザ識別情報としてユーザＩＤを生成する（ステップＳ３０２）。制御部１１４は、アプリケーションサーバ１２に、このユーザＩＤに対応したユーザ認証を要求する信号を送信する（ステップＳ３０３）。

アプリケーションサーバの制御部１２４は、この要求信号に応答して、当該ユーザＩＤに対応するユーザ識別情報の検索を要求する信号を生成してデータベースサーバ１３に送信する（ステップＳ３０４）。

データベースサーバの制御部１３４は、会員情報記憶部１３２を検索して受信したユーザＩＤに対応するユーザ識別情報を抽出する（ステップＳ３０５）。制御部１３４は、抽出したユーザ識別情報をアプリケーションサーバ１２に送信する（ステップＳ３０６）。

アプリケーションサーバのユーザ情報解析部１２２は、フロンエンドサーバ１１が受信した認証cookieファイルに含まれるユーザ情報を、データベースサーバ１３から送信されたユーザ識別情報に基づいて解析して、例えば、ユーザ名が同一か否かを判別することにより、ユーザ認証を行う（ステップＳ３０７）。

アプリケーションサーバの制御部１２４は、ユーザ認証結果がＯＫである場合には、データベースサーバ１３に、当該ユーザのユーザＩＤに対応する閲覧履歴データを要求する信号を送信する（ステップＳ３０８）。データベースサーバの制御部１３４は、閲覧履歴情報記憶部１３３を検索して（ステップＳ３０９）、該当する閲覧履歴データを抽出し、アプリケーションサーバ１２に送信する（ステップＳ３１０）。

アプリケーションサーバの制御部１２４は、詳細は後述するが、受信した閲覧履歴データを解析して時間帯別リンク情報及びジャンル別リンク情報を生成する（ステップＳ３１１）。さらに、制御部１２４は、生成した時間帯別リンク情報及びジャンル別リンク情報をフロントエンドサーバ１１に送信する（ステップＳ３１２）。

フロントエンドサーバの制御部１１４は、受信したこれらの情報に基づいて、当該ユーザの端末装置に表示するポータルＷＥＢページ用のデータを送信データ生成部１１３にて生成し（ステップＳ３１３）、生成したＷＥＢページデータをクライアント２に送信する（ステップＳ３１４）。

ステップＳ３０７にて認証結果がＮＧである場合には、アプリケーションサーバの制御部１２４は、その旨を通知する信号をフロントエンドサーバ１１に送信する（ステップＳ３１５）。フロントエンドサーバの制御部１１４は、受信した信号を判別して、ユーザＩＤとパスワードとを要求するページを作成して、クライアント２に送信する（ステップＳ３１６）。クライアント２は、受信したページにユーザＩＤとパスワードとを入力して、ポータルサイトに送信する（ステップＳ３１７）。この場合には、制御部１１４は、ステップＳ３０３と同様にして、受信したユーザＩＤとパスワードとに基づいてアプリケーションサーバにユーザ認証を要求する。なお、制御部１１４は、ステップＳ３０２にて、受信した認証cookieファイルがＮＧであると判別した場合には、ステップＳ３１６に移行する。

ここで、図６を参照して、データベースサーバの会員情報記憶部１３２に登録されているユーザ情報について簡単に説明する。ユーザ情報は、ユーザ識別情報、趣味・嗜好情報及びリンクＵＲＬ情報に分類されて、それぞれユーザＩＤに対応付けて記憶される。ユーザ識別情報には、パスワード、メールアドレス、氏名、性別、生年月日、血液型、郵便番号等が含まれ、趣味・嗜好情報には、対応するジャンル名が含まれ、リンクＵＲＬ情報には、ユーザが登録した、例えば、ブックマークされたＵＲＬ情報が含まれる。なお、実際には、ジャンル名として、括弧内の番号が登録されているものとする。

また、図７に示される閲覧履歴情報は、クライアント２からポータルサイト１に送信され、ポータルサイトのデータベースサーバ１３にてユーザＩＤに対応付けて逐次記憶される。この閲覧履歴情報には、例えば、閲覧開始時のＵＲＬ情報、閲覧開始日時、閲覧終了日時、クリック回数、スクロール回数、Referer情報が含まれる。Referer情報は、ブラウザが閲覧されているＷＥＢページを表示する直前にアクセスしていたＷＥＢページのＵＲＬを示すデータである。

次に、上記ステップＳ３１０にて、アプリケーションサーバの制御部１２４が行う閲覧履歴解析処理について、図８−（ａ），（ｂ）を参照して説明する。

図８−（ａ）に示す時間帯別リンク情報生成処理では、ステップＳ４０１にて、所定タイマ等により生成される時刻情報に基づいて現在日時を取得する。ステップＳ４０２にて、取得した現在時刻に対応する時間帯にて閲覧されたＷＥＢページのＵＲＬ情報に対応する閲覧履歴データを、データベースサーバ１３から受信した閲覧履歴データから抽出する。

ステップＳ４０３にて、図７に示すReferer情報に基づいて、同一のReferer情報を有する閲覧履歴データのＵＲＬ情報を同一のグループに分類する。ステップＳ４０４にて、各グループの先頭のＵＲＬ情報を抽出する。

ステップＳ４０５にて、各グループ内でそれぞれのＵＲＬ情報に基づいて、グループ内の各ＵＲＬにて操作されたクリック数とスクロール数の総和Ｎを求める。ステップＳ４０６にて、求めた総和Ｎの大きい順番に、先頭のＵＲＬ情報をソーティングして抽出する。

図８−（ｂ）に示すジャンル別リンク情報処理では、ステップＳ５０１にて、ＵＲＬ情報を、ジャンル／ＵＲＬ情報対応テーブルを参照して、ジャンル別にグループ化する。ここで、ジャンル／ＵＲＬ情報対応テーブルは、図９に示すように、ジャンルを示すジャンル番号に対応させて当該ジャンルに分類されたＵＲＬを記憶する。

ステップＳ５０２にて、各グループ内でそれぞれのＵＲＬ情報に基づいて、グループ内の各ＵＲＬにて操作されたクリック数とスクロール数の総和Ｎを求める。ステップＳ５０３にて、求めた総和Ｎの大きい順番にＵＲＬ情報をソーティングして、このＵＲＬ情報に対応するジャンル番号を、上記ジャンル／ＵＲＬ対応テーブルを参照して抽出する。ステップＳ５０４にて、閲覧ジャンル順位を、順位を通知するメッセージと共に作成する。

図１０に、上記の時間帯別リンク情報生成処理及びジャンル別リンク情報生成処理に基づいて、作成されたポータルＷＥＢページの表示例を示す。時間帯別リンク情報生成処理に対応して「この時間のお気に入りサイト」のリンク情報が表示され、ジャンル別リンク情報生成処理に対応して、順位付けされたジャンルを示すジャンル名が表示され、これらのジャンルに分類されたＵＲＬにリンク可能に構成されている。

（実施形態１）
クライアントの端末装置に表示されたポータルＷＥＢページ（図１０）からの閲覧操作の例を図１１を参照して説明する。
ステップＳ６０１にて、ユーザの指示に応じて、アクセスするＷＥＢページのＵＲＬを決定する。ステップＳ６０２にて、決定したＵＲＬにアクセスして、ＷＥＢページ情報を取得して表示する。ステップＳ６０３にて、表示したＷＥＢページのＵＲＬ情報を閲覧履歴情報に追加する。ステップＳ６０４にて、直前にアクセスしていたＷＥＢページのＵＲＬをReferer情報として記憶する。ステップＳ６０５にて、表示しているＷＥＢページの閲覧開始日時を記憶する。

ステップＳ６０６にてスクロール操作の有無を判別して、スクロール操作が行われたと判別した場合には、ステップＳ６１０にてその回数を記憶する。スクロール操作が行われない場合には、ステップＳ６０７にてリンク情報がクリックされた否かを判別する。

表示したＷＥＢページ内にてクリック操作が行われたと判別した場合には、ステップＳ６１１にてその回数を記憶する。他のページにてクリック操作が行われた場合には、ステップＳ６１２にて、クリックしたリンク情報に対応するＵＲＬ情報を取得する。ステップＳ６１３にて、表示されていたＷＥＢページの閲覧終了日時を記憶して、ステップＳ６０２に戻る。

ステップＳ６０７にてリンク情報がクリックされなかった場合には、ステップＳ６０８にて閲覧を終了するか否かを判別し、閲覧を終了する場合には、ステップＳ６０９にて、前回のポータルＷＥＢページへのアクセス時から追加された閲覧履歴情報を閲覧履歴データとしてポータルサイトに送信する。

一方、ポータルサイトは、図１２に示すように、適宜、閲覧履歴データを受信したか否かを判別し（ステップＳ７０１）、閲覧履歴データを受信した場合には、送信元のユーザのユーザＩＤに対応する閲覧履歴情報に追加して記憶する（ステップＳ７０２）。

このとき、ポータルサイトは、以下のステップ（図１３）に従ってポータルＷＥＢページ作成してクライアントの端末装置に提供する。
ステップＳ８０１にて、フロントエンドサーバは、アクセス要求の有無を判別する。アクセス要求があった場合には、ステップＳ８０２にて、アプリケーションサーバは、要求元のユーザに対応する閲覧履歴情報をデータベースサーバから取得する。ステップＳ８０３にて、アプリケーションサーバは、上述した時間帯別リンク情報生成処理を実行する。次いで、ステップＳ８０４にて、上記のジャンル別リンク情報生成処理を行う。ステップＳ８０５にて、上記処理により生成されたリンク情報に基づいて、フロントエンドサーバは、ポータルＷＥＢページを作成する。ステップＳ８０６にて、フロントエンドサーバは、作成したポータルＷＥＢページを要求元のユーザの端末装置に送信する。

本発明は、上記実施の形態に限定されず、その応用及び変形等は任意である。
上記実施の形態では、サイト管理サーバは、フロントエンドサーバと、アプリケーションサーバと、データベースサーバとから構成されると説明したが、サーバの数は任意であり、１つのサーバ装置から構成されてもよい。

上記実施の形態では、アプリケーションサーバは、認証cookieファイルに基づいてユーザ認証を行なうと説明したが、ユーザ認証は公知の方法により実行可能である。例えば、ユーザＩＤとパスワードとを用いて行ってもよい。

上記実施の形態では、ポータルサイトは、閲覧履歴情報の登録を、クライアントからのデータ送信要求に応答して行うと説明した。しかし、閲覧履歴データの送信及び登録は適宜実行され得る。例えば、実施例に示すように、クライアントは、ページ閲覧終了時にその差分データを閲覧履歴データとしてポータルサイトに送信するようにしてもよい。

本発明に係るサイト提供システムを実現するためのプログラムは、任意の形態で提供され得る。サーバ装置のハードディスク等の内部記憶装置に記憶させてもよいし、フレキシブルディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ等の記録媒体に記憶させてサーバ装置に提供するようにしてもよい。さらに、ＷＥＢサイトの電子掲示板等にアップロードしておき、電気通信回線を通じて若しくは無線によりサーバ装置にダウンロードするようにして配布することも可能である。

本発明の実施の形態に係るポータルサイト提供システムの全体構成図である。 図１のポータルサイトを構成する各サーバのブロック図である。 ユーザ登録の処理フローを示すフロー図である。 閲覧履歴をサーバにアップロードする処理フローを示すフロー図である。 ポータルＷＥＢページへのアクセス要求時の処理フローを示すフロー図である。 ポータルサイトに登録されるユーザ情報の構造を示す模式図である。 サーバに記憶された閲覧履歴情報の構成を示す模式図である。 時間帯別リンク情報生成処理及びジャンル別リンク情報生成処理を示すフロー図である。 ジャンル・ＵＲＬ対応テーブルの構造を示す模式図である。 端末に表示されるポータルＷＥＢページの例である。 クライアントのページ閲覧処理の例を示すフローチャートである。 ポータルサイトの閲覧履歴受信処理の例を示すフローチャートである。 ポータルサイトのポータルＷＥＢページ作成処理の例を示すフローチャートである。

符号の説明

１・・・ポータルサイト、２・・・クライアント、３・・・インターネット、１１・・・フロントエンドサーバ、１２・・・アプリケーションサーバ、１３・・・データベースサーバ、１１１・・・ネットワーク接続部、１１２・・・受信データ解析部、１１３・・・送信データ生成部、１１４・・・制御部、１２１・・・ネットワーク接続部、１２２・・・ユーザ情報解析部、１２３・・・ページ内容解析部、１２４・・・制御部、１３１・・・ネットワーク接続部、１３２・・・会員情報記憶部、１３３・・・閲覧履歴情報記憶部、１３４・・・制御部

Claims (8)

1. ＷＥＢページにアクセスするためのリンク情報が分類して表示されたポータルＷＥＢページを提供するサイト管理サーバであって、
   ユーザ端末が蓄積して記憶するアクセスしたＷＥＢページのアドレス情報を受信し、
   受信したアドレス情報をユーザ端末のユーザに対応付けて記憶し、
   ユーザ端末からのアクセス要求に応答して、該ユーザ端末のユーザを識別し、識別したユーザに対応するアドレス情報を、当該アドレスにおける所定の操作の回数に基づいてランク付けして、当該ランクに基づいてカスタマイズされたポータルＷＥＢページを作成し、
   作成したポータルＷＥＢページを前記ユーザ端末に送信する、
   ことを特徴とするサイト管理サーバ。
2. 前記アドレス情報は、該アドレスに対応するＷＥＢページの閲覧日時情報を含み、
   アクセス要求を受信した時間帯に対応するアドレス情報を前記ユーザ端末のユーザに対応させて抽出し、抽出したアドレス情報に基づいて前記ポータルＷＥＢページを作成する、
   ことを特徴とする請求項１に記載のサイト管理サーバ。
3. 前記アドレス情報は、該アドレスに対応するＷＥＢページを表示するためにアクセスされたリンク元のアドレス情報を含み、
   ユーザ端末のアクセス要求に応答して、リンク元のアドレス情報に基づいて前記アドレス情報を分類し、分類した当該アドレス情報のランクに対応して前記ポータルＷＥＢページを作成する、
   ことを特徴とする請求項１に記載のサイト管理サーバ。
4. 前記操作回数は、クリック回数又はスクロール回数を含み、
   操作回数に基づいて決定される前記アドレス情報のランクに対応する前記ポータルＷＥＢページを作成する、
   ことを特徴とする請求項１に記載のサイト管理サーバ。
5. ＷＥＢページを所定のジャンルに対応させたテーブルを予め記憶し、
   当該テーブルを参照して前記アドレス情報を分類したジャンルに基づいて前記ポータルＷＥＢページを作成する、
   ことを特徴とする請求項１に記載のサイト管理サーバ。
6. ＷＥＢページにアクセスするためのリンク情報が分類して表示されたポータルＷＥＢページを提供するポータルサイト提供方法であって、
   ユーザがアクセスしたＷＥＢページのＵＲＬ情報を受信し、
   受信したＵＲＬ情報をユーザごとに記憶し、
   ユーザ端末からのアクセス要求に応答して、当該ユーザ端末のユーザを識別し、識別したユーザに対応するＵＲＬ情報を、当該ＵＲＬのＷＥＢページにおける所定の操作の回数に基づいてランク付けして、当該ランクに基づいてカスタマイズされたポータルＷＥＢページを作成し、
   前記ユーザ端末に作成したポータルＷＥＢページを送信する、
   ことを特徴とするポータルサイト提供方法。
7. ユーザ端末と、
   所定のＷＥＢページにアクセスするためのリンク情報が分類して表示されたポータルＷＥＢページを提供するサーバと、
   を備え、
   ユーザ端末は、ＷＥＢページのＵＲＬ情報を蓄積して記憶し、
   前記サーバは、
   前記ユーザ端末から送信されるアクセスしたＷＥＢページのＵＲＬ情報を受信し、
   受信したＵＲＬ情報をユーザごとに記憶し、
   ユーザ端末からのアクセス要求に応答して、当該ユーザ端末のユーザを識別し、識別したユーザに対応するＵＲＬ情報を、当該ＵＲＬのＷＥＢページにおける所定の操作の回数に基づいてランク付けして、当該ランクに基づいてカスタマイズされたポータルＷＥＢページを作成し、
   作成したポータルＷＥＢページを前記ユーザ端末に送信する、
   ことを特徴とするポータルサイト提供システム。
8. コンピュータを、
   ユーザがアクセスしたＷＥＢページのＵＲＬ情報を受信する手段、
   受信したＵＲＬ情報をユーザごとに記憶する手段、
   アクセス要求に応答して、ユーザを識別し、識別したユーザに対応するＵＲＬ情報を、当該ＵＲＬにおける所定の操作の回数に基づいてランク付けして、当該ランクに基づいて識別したユーザに対してカスタマイズされたポータルＷＥＢページを作成する手段、
   作成したポータルＷＥＢページを送信する手段、
   として実行させるためのプログラム。