JP2003099115A - 部品発注用システム - Google Patents

部品発注用システム

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JP2003099115A JP2001291093A JP2001291093A JP2003099115A JP 2003099115 A JP2003099115 A JP 2003099115A JP 2001291093 A JP2001291093 A JP 2001291093A JP 2001291093 A JP2001291093 A JP 2001291093A JP 2003099115 A JP2003099115 A JP 2003099115A
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用された部品数量だけ発注するという後補
充方式の利点を維持しながら、部品納入者の部品在庫の
低減を図ることができる部品発注のためのコンピュータ
システムを実現する。 【解決手段】 本発明のコンピュータシステムは、部品
とともに納入され、部品が使用されて部品から外された
「部品種類と部品数量と部品納入者」を示すカードC
1,C2,C3を読取るカード読取装置12を有する。
そして、使用部品数量算出手段14は、直前カード発行
後にカード読取装置12で読み取られた部品種類毎の部
品数量の合計から、直前カード発行時以降に使用された
部品種類毎の部品数量を算出し、その「部品種類と部品
数量」を示すカードをカード発行手段16により発行す
る。このカード発行手段16によるカード発行に先だっ
て、予定部品数量算出手段18が直前カード発行時から
当該カード発行時までの間に使用が予定される部品種類
毎の部品数量を算出し、予告手段20により算出された
部品種類毎の部品数量を予告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 例えば自動車の組立工場で
は、「適宜なタイミングで部品工場に部品を発注し、発
注した部品が部品工場から自動車組立工場に納入され、
納入された部品を使用して自動車の組立作業を実施す
る」循環が繰返されている。本発明は、部品使用者(組
立工場)からの部品発注に対して、部品納入者(部品工
場)が過大な在庫を抱えないで対応することを可能にす
る、部品発注用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】 製品を生産する生産工場(部品使用
者)から部品工場(部品納入者)に対する部品発注を適
切に管理するための方法として、「かんばん方式」と称
される方法が良く知られている。この方法では、部品使
用者が部品納入者に、少なくとも「部品種類と部品数
量」を示すカード(いわゆる「かんばん」)を発行す
る。発行されたカードは部品発注を意味するものとして
扱われる。部品使用者から部品納入者に「かんばん」が
発行されると、部品工場では「かんばん」で指示された
種類の部品を「かんばん」で指示された部品数量だけ、
予め決められたリードタイム後に、「かんばん」ととも
に部品使用者に納入する。部品使用者に納入された部品
が使用されると、「かんばん」が取外されて回収され
る。そして、回収された「かんばん」は再び部品工場に
発行され、以下、上述した循環が繰返される。上記の方
法によると、部品使用者は使用した部品数量だけの部品
を自動的に発注することができるために、部品在庫の過
剰や欠品を発生させないで製品の生産活動を継続するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上記の方法による
と、部品使用者が使用しただけの部品が部品使用者に補
充される循環が繰返されるために部品使用者は部品在庫
の過剰や欠品を発生させないで製品の生産活動を継続す
ることができる。「かんばん」方式が後補充方式である
のに対し、生産計画に基づいて予め必要な部品を発注し
ておく方式も可能である。しかしながら、現実には計画
どおりに生産できないことが頻繁に起こる。計画発注方
式では、計画からのズレが生じたときに、現実に対応で
きるように発注量を修正する必要がある。計画発注方式
でも、この修正段階になると、後補充方式で対応する利
点が顕著となり、使用しただけの部品を発注するように
することで現実に対応できるように発注量が修正され
る。後補充方式で対応するために、あるいは計画を現実
に対応して修正するために、「かんばん」方式が広く採
用されている。最近では製品需要が短期間に大きく変動
することが多い。この場合、「かんばん」方式による
と、重要が増大した製品に用いる部品のための「かんば
ん」が突然に高頻度に発行される一方、重要が低下した
製品に用いる部品のための「かんばん」の発行頻度が突
然に低下することがおこる。このことによって、部品使
用者の側では、部品在庫の過剰や欠品を発生させないよ
うにしながら需要変動に対応することができる反面、部
品納入者の側では予告なしに生じる発注量の変動に常に
対応できるように準備しておかなければならない。この
ために部品納入者の方では多くの在庫を持たなければな
らないという問題が生じてきている。
【0004】生産計画が変更される際に「かんばん」の
発行を修正することによって、計画されている生産計画
の変更に対応する技術が、特開平9−290351号公
報等に記載されている。この技術では、部品使用者の生
産計画に変更があり、使用する部品数量の増減が予想さ
れる場合に、予想される生産量の増減に応じて発行する
「かんばん」枚数を増減させる。この技術を採用するこ
とによって、「かんばん」発行頻度の突然の変化をある
程度は緩和することができる。しかしながら、緩和する
にも限度があり、重要変動の速度に対して「かんばん」
枚数の増減速度を緩和しすぎると、部品使用者の側に過
大在庫や部品の欠品が生じてしまう。部品納入者の側で
は、ある程度は緩和されたとはいえ予告なしに生じる重
要変動に対応しなければならず、現実には多くの在庫を
持って需要変動に準備しておかなければならない。「か
んばん」方式は、後補充方式であるために自動的に重要
変動に対応できる反面、予告なしに生じる重要変動に対
応できるように常に準備しておかなければならないとい
う潜在的な問題を持っている。
【0005】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、使用した数量だけの部品を後
補充方式で発注するという利点を維持しながら、重要変
動に備えなければならない部品納入者の負担を軽減し、
部品納入者の部品在庫量を低減できる部品発注用システ
ムを実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上述した課題を解決す
るために創作された本願発明のシステムは、図1に模式
的に示す構造を有する。本願発明のシステムは、部品使
用者が部品納入者に部品を発注するためのコンピュータ
システムであり、使用された部品数量だけの部品を発注
する部品発注機能と、部品の発注に先だって部品発注数
量を予告する部品発注数量予告機能を備えている。部品
発注機能は、カード読取装置12、使用部品数量算出手
段14、カード発行手段16によって実現される。カー
ド読取装置12は、部品とともに納入され、部品が使用
されて部品から外された「部品種類と部品数量と部品納
入者」を示すカード(いわゆる「かんばん」)の情報を
読み取る。図1には、使用された部品から、カードC1
(部品種類A1,部品数量B1,部品納入者D1)と、
カードC2(部品種類A2,部品数量B2,部品納入者
D2)と、カードC3(部品種類A1,部品数量B3,
部品納入者D1)の3枚のカードが外されて読み取られ
た例を示している。なお、このカードには、「部品種類
と部品数量と部品納入者」以外の情報、例えば、部品納
入ルート、部品箱の種類、部品サイズといった情報が示
されていることを妨げない。使用部品数量算出手段14
は、直前カード発行時以降にカード読取装置12で読み
取られた部品種類毎の部品数量の合計から、直前カード
発行時以降に使用された部品種類毎の部品数量を算出す
る。図1には、直前カード発行時T2以降にカード読取
装置12で読み取られた3枚のカードC1,C2,C3
から、部品種類毎に部品数量を合計した結果、例えば部
品種類A1については(B1+B3)個だけ使用された
ことが算出された例を示している。カード発行手段16
は、部品納入者に対して「部品種類と部品数量と部品納
入者」を示すカードを発行する。ここで示される部品数
量は、使用部品数量算出手段14によって算出された数
量に等しい。図1には、部品納入者D1に対して、「部
品種類A1,部品数量B1+B3、部品納入者D1」を
示すカードが発行され、部品納入者D2に対しては「部
品種類A2,部品数量B2、部品納入者D2」のカード
が発行されたことが例示されている。これらの装置12
と手段14,16によって、部品使用者が使用した部品
種類の部品が使用した数量だけ部品納入者(D1,D
2)に発注され、部品使用者が使用しただけの部品が部
品使用者に後補充されることとなる。また、本発明のシ
ステムの備える部品発注量予告機能は、予定部品数量算
出手段18と予告手段20を有している。予定部品数量
算出手段18は、カード発行手段16によるカード発行
に先だって、直前カード発行時(T2)から当該カード
発行時(T1)までの間に使用が予定されている部品種
類毎の部品数量を算出する。図1では、カード発行手段
16のカード発行時(T1)から前の時点で、直前カー
ド発行時(T2)からカード発行時(T1)までの間に
使用が予定されている部品種類毎の部品数量(例えば、
部品種類A1の使用予定の部品数量がB4であること)
を算出している。予告手段20は、カード発行手段16
によるカード発行から所定期間だけ前の時点で、予定部
品数量算出手段18で算出された部品種類毎の部品数量
を部品納入者に予告する。図1では、カード発行時(T
1)から所定期間(P)だけ前の時点(T3)で、部品
納入者D1に部品種類A1の予定部品数量がB4である
ことが予告され、部品納入者D2に部品種類A2の予定
部品数量がB5であることが予告される場合を例示して
いる。
【0007】上記のシステムによると、部品使用者が使
用した部品数量だけ部品納入者に発注される。部品使用
者の使用実績に基づいて部品が発注されるため、部品使
用者の部品在庫を圧縮することができる。計画よりも実
際の生産が遅れても過大在庫とならず、計画以上に実際
の生産が進行しても部品の欠品は生じない。一方におい
て、部品使用者からの部品の発注(カードの発行)に先
だって、発注されるであろうと予定されている数量(使
用予定の部品数量)が部品納入者に予告されている。し
たがって、部品納入者は、予告された発注予定量に併せ
て生産計画を修正して増産・減産等で対応することがで
きるため、部品納入者の部品在庫を低減することができ
る。本来、計画に基づいて発注する方式と後補充で発注
する方式は両立しない。両方を用いると、計画から算出
される発注量と後補充方式で算出される発注量が多くの
ケースで不一致となることから、発注量を決めることが
できなくなってしまう。このシステムは、計画に基づい
て発注する方式と後補充で発注する方式を巧みに調和さ
せたものであり、基本的には後補充で発注することにし
てすでに実証されている「かんばん」方式の優位性を活
用しながら、計画に基づく発注量を予告に用いることに
よって、生産変動に対する部品納入者の負荷の変動を緩
和することに成功したものである。
【0008】予定部品数量算出手段18は、予告手段2
0による予告よりも前に部品使用者の生産計画コンピュ
ータにアクセスして生産計画を読み出して記憶する手段
と、その記憶した生産計画から部品使用計画を算出する
手段と、その算出された部品使用計画から直前カード発
行時から当該カード発行時までの間に使用が予定されて
いる部品種類毎の部品数量を算出する手段とから構成さ
れていることが好ましい。このような構成によると、予
告手段により算出される予定部品数量が部品使用者の生
産計画コンピュータで立案された生産計画から算出され
るため、生産計画を反映した正確な予定部品数量を部品
納入者に提示することができる。
【0009】また、予告手段20による予告は、部品納
入者による部品の生産開始から部品使用者への部品納入
までに要する期間から、カード発行から部品納入までの
リードタイムを引いた時点より前に行われることが好ま
しい。このような構成によると、予告された時点から部
品納入者が部品の増産を開始しても、部品使用者のカー
ド発行に対応することができるため、部品納入者の部品
在庫の低減をより図ることができる。また、計画は次々
に修正されるために、先の時点で予告するほど、予告数
量の不正確性が大きい。部品納入者による部品の生産開
始から部品使用者への部品納入までに要する期間から、
カード発行から部品納入までのリードタイムを引いた時
点で予告をすると、予告に基づいて増産しても間に合う
最終時点で予告することから、正確な予告数量を予告す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。以下の説明では、製品の
一例として自動車の場合について説明する。図2は、車
両を生産する製品生産工場とその製品生産工場に部品を
納入する部品工場の関係を示している。図2に示すよう
に、一つの製品生産工場1には、多数の部品工場3,
5,7・・から多種類の部品が納入され、その納入され
た多種類の部品を使用して製品生産工場1は車両を生産
する。製品生産工場1からの部品の発注は、通信ネット
ワーク9を介して各部品工場3,5,7に発注情報を出
力することによって行われる。各部品工場3,5,7は
カード印刷機を持ち、通信ネットワーク9から送られて
くる発注情報に基づいて発注指示カード(即ち、かんば
ん)を印刷して発行する。発注情報は少なくとも部品種
類と部品数量と部品納入者を示す情報を持ち、発行され
る発注指示カードにも、少なくとも部品種類と部品数量
と部品納入者が示される。部品工場ではカード印刷機で
発行された発注指示カードを利用して、発注指示カード
で指示された種類と数量の部品を発注指示カードととも
にトラック等により製品生産工場1に納入する。製品生
産工場1に納入された部品は、運搬車等により生産ライ
ンに運搬されて使用される。製品生産工場1からの部品
の発注と、部品工場3,5,7からの部品の納入が繰返
されることで、製品生産工場1は継続的に生産活動を行
う。
【0011】次に、製品生産工場1から部品工場3,
5,7に部品を発注するための部品発注用コンピュータ
システムについて、図3を参照して説明する。図3は、
本実施形態に係る部品発注用コンピュータシステムの概
略構成を示す図である。図3に示すように、部品発注用
コンピュータシステムは、製品生産工場1に設置される
発注指示カード管理装置22,発注指示カード読取装置
24と、部品工場3,5,7に設置される発注指示カー
ド発行装置60により構成されている。
【0012】発注指示カード管理装置22は、記憶装置
として発注指示カード枚数管理データベース28、ライ
ン管理データベース30、仕入先マスタデータベース4
0を備える。発注指示カード枚数管理データベース28
は、発注指示カード読取装置24で読み取られた発注指
示カードの情報(部品種類,部品数量、部品工場)をそ
の読取時刻とともに記憶する。すなわち、発注指示カー
ド枚数管理データベース28には、製品生産ライン26
で使用された部品の部品種類と部品数量と使用時刻が記
憶される。ライン管理データベース30は、製品生産ラ
イン26の進捗状況に関する情報を記憶する。すなわ
ち、ライン管理データベース30には、各生産車両が製
品生産ライン26に設けられた各ポイントを通過した通
過時刻等が記憶され、この情報から製品生産ライン26
の作業状況(生産計画からの進みや遅れ等)が管理され
る。仕入先マスタデータベース40は、製品生産工場1
で生産される車両の製品種類毎に、当該製品種類の車両
を構成する各部品を記憶する。図4に仕入先マスタデー
タベース40の一例が示されている。図4に示すよう
に、製品生産工場1では製品種類A1,A2,A3,・
・Ak・・の多種類の製品が生産されており、各製品種
類毎にその種類の製品を生産するための部品B1,B
2,B3・・が記憶されている(図では必要な部品を○
で示している)。例えば、製品種類A1の車両を生産す
るためには部品B1,B2,B3・・が使用され、製品
種類A2の車両を生産するためには部品B1・・が使用
される。上記の説明から明らかなように、製品種類が異
なれば使用される部品も異なる。したがって、製品生産
工場1で生産される車両の合計生産台数が変更とならな
くても生産する車両の製品種類が変更されれば、その製
品種類の変更によって部品使用量も変更されることとな
る。また、図4から明らかなように、製品種類が異なっ
ても共通して使用される部品がある。例えば、部品B1
は製品種類A1,A2,A4・・の車両に共通して使用
される。このような部品では、どの製品種類のための部
品かを識別するために異なる品番が付与される。例え
ば、製品種類A1用の部品B1には品番10000−0
0003が付され、製品種類A2用の部品B1には品番
10000−00001が付されている。したがって、
同一の部品であっても品番が異なれば、異なる種類の部
品として取扱われることとなる。
【0013】また、図3の発注指示カード管理装置22
は、生産計画立案装置21で立案される各種生産計画を
記憶する月度生産計画データベース32、N日前生産計
画データベース34、当日生産計画データベース36と
を備える。本実施形態では、生産計画立案装置21は、
月単位の生産計画(以下、長期的生産計画という)を立
案し、また、各生産日のN日前(例えば、3日前)の時
点でその時点からN日後までの生産計画(以下、準短期
的生産計画という)を立案し、各生産日の当日にその日
の生産計画(以下、短期的生産計画という)を立案す
る。これらの長期的生産計画、準短期的生産計画、短期
的生産計画は、生産計画立案装置21から発注指示カー
ド管理装置22により読み取られ、発注指示カード管理
装置22の各データベース32,34,36にそれぞれ
記憶される。月度生産計画データベース32には長期的
生産計画が記憶される。図5に長期的生産計画の一例を
示している。図5から明らかなように、長期的生産計画
は製品生産工場1で1ヶ月の間に生産される車両の製品
種類毎の予定生産量を記憶する。図5の例では、製品種
類A1の車両が100台、製品種類A2の車両が200
台、製品種類A3の車両が300台、・・製品種類Ak
の車両が500台生産される生産計画が立案されてい
る。N日前生産計画データベース34には準短期的生産
計画が記憶される。図7に準短期的生産計画の一例を示
している。図7に示すように、準短期的生産計画では、
生産する車両の製品種類とその生産順序が決定されてい
る。ただし、図7において斜体で記載された製品種類の
車両については確定した生産順序ではなく、斜体以外で
記載された製品種類の車両は確定した生産順序を示して
いる。このように準短期的生産計画では生産順序は確定
されておらず、その後の製品生産ライン26の進捗状況
によって生産順序の変更が行われ得る。当日生産計画デ
ータベース36には短期的生産計画が記憶される。図6
に短期的生産計画の一例を示している。図6から明らか
なように短期的生産計画も、上述した準短期的生産計画
と同様に、生産する車両の製品種類とその生産順序が決
定されている。ただし、この短期的生産計画では、準短
期的生産計画と異なり、全ての生産予定の車両の生産順
序が確定されている。
【0014】発注指示カード管理装置22は、さらに上
述した各データベースに記憶されたデータを処理する演
算装置(コンピュータ)を備え、演算装置には発注指示
カード発行枚数を計算する発注指示カード発行枚数計算
部38と、部品発注予定量を計算する部品発注予定量計
算部42とが設けられる。発注指示カード枚数計算部3
8は各部品工場3,5,7に発行する発注指示カードの
枚数を算出する。具体的には、まず、発注指示カード枚
数管理データベース28に記憶されている直前発注時か
ら現在までに製品生産ライン26から回収した発注指示
カードの品番毎(図4参照)の枚数を集計する。そし
て、その集計した枚数から直前発注時から現在までに製
品生産ライン26で使用された品番毎の部品数量を計算
する。ここで、本実施形態では発注指示カード1枚につ
き部品数量が予め決められている。したがって、ある品
番について回収された発注指示カードの枚数が10枚
で、発注指示カード1枚につき部品10個とされていれ
ば、生産ライン26で使用された部品数量は100個と
計算される。次に、ライン管理データベース30に記憶
されているライン進捗状況と当日生産計画データベース
36に記憶されている短期的生産計画をもとに発注する
部品数量を修正する。すなわち、ライン進捗状況と短期
的生産計画から、発注指示カードの回収以降に製品生産
ライン26で使用された部品を算出して使用部品数量を
修正する。上述のようにして品番毎に使用した部品数量
が算出されると、仕入先マスタデータベース40の情報
を参照して品番毎に仕入先の部品工場を特定し、その部
品工場に発行する品番毎の発注指示カードの枚数を算出
する。すなわち、上述の例で、使用部品数量が100個
で発注指示カード1枚につき部品10個である場合に
は、発注指示カードの枚数を10枚と算出する。このよ
うにして品番毎に発注指示カードの発行枚数が算出され
ると、その品番毎の発行枚数が該当する部品工場の発注
指示カード発行装置60に通信ネットワーク9を介して
出力されることとなる。
【0015】部品発注予定量計算部42は、月度生産計
画データベース32に記憶されている長期的生産計画に
基づいて当該月に使用が予定される部品数量を算出する
機能と、N日前生産計画データベース34に記憶されて
いる準短期的生産計画に基づいてN日間に発注される予
定の部品数量を算出する機能を有する。長期的生産計画
に基づく発注予定部品数量の算出は次の手順で行われ
る。既に説明したように長期的生産計画(図5参照)で
は各製品種類毎に生産予定数量を決定しており、また、
仕入先マスタデータベース40(図4参照)は各製品種
類毎に車両を構成する部品を決定する。したがって、月
度生産計画データベース32に記憶されている長期的生
産計画と仕入先マスタデータベース40の情報から、図
8に示すような品番毎の使用予定の部品数量を算出す
る。なお、このようにして算出された品番毎の使用予定
の部品数量は、月度生産計画の立案時(すなわち、月に
一度)に、通信ネットワーク9を介して部品工場に設置
された生産指示装置50に出力される。月に一度、その
月に使用することが予定されている部品数量が部分納入
先に予告される。
【0016】準短期的生産計画に基づくN日間に発注さ
れる予定の部品数量は次の手順で算出される。既に説明
したように準短期的生産計画(図7参照)では、生産さ
れる車両の製品種類と生産順序が決定されている。した
がって、部品発注予定量計算部42は、準短期的生産計
画の通りに生産活動が行われたとしたときの、N日間の
稼動時間内の各時点においてどの製品(製品種類)が生
産されているのかを求める。N日間の稼動時間内の各時
点における製品生産状況が分かれば、その製品生産状況
から経時的な部品使用量(品番毎)の変化を算出する。
次に、算出された部品使用量の経時的変化から、N日後
の各発注時点において直前発注時から当該発注時までに
使用されるはずの部品数量を算出する。すなわち、各発
注時において当該発注時までの部品使用量から直前発注
時までの部品使用量を減算することで、直前発注時から
当該発注時までに使用する予定の部品数量を算出する。
なお、このようにして算出された、発注時毎の品番毎の
発注予定量は、通信ネットワーク9を介して部品工場
3,5,7に設置された生産指示装置50に出力される
こととなる。部品工場3,5,7には、N日後の発注時
毎の発注予定数量が予告される。
【0017】上述した発注指示カード管理装置22と接
続される発注指示カード読取装置24は、生産ライン2
6から回収された発注指示カードの情報を読み取る読取
装置である。読取装置24で読み取られた情報は、既に
説明した発注指示カード枚数管理データベース28に格
納される。なお、本実施形態での発注指示カードの生産
ライン26からの回収は、次のようにして行われる。部
品が生産ライン26で消費されると、部品を収納してい
たパレットから発注指示カードが取外され、製品生産ラ
イン26の近傍に配置されている回収ポストに投入され
る。回収ポストに投入された発注指示カードは定期的に
回収されて発注指示カード読取装置24で読み取られ
る。
【0018】各部品工場3,5,7・・には、それぞれ
発注指示カード発行装置60が設置される。発注指示カ
ード発行装置60は、製品生産工場1に設置される発注
指示カード管理装置22と通信ネットワーク9を介して
接続され、発注指示カード管理装置22から出力される
発注指示(品番毎の発行枚数)を受けて所定数の発注指
示カードを発行する。すなわち、発注指示カード発行装
置60には、発注指示カード管理装置22から出力され
る発注指示(品番毎の発行枚数)が入力する発注指示カ
ード枚数入力部61が設けられる。発注指示カード枚数
入力部61に発注指示が入力すると、発注指示カード発
行部62により部品種類を示す情報(品番)と部品数量
(発注指示カード1枚当り予め決められている)と部品
工場のID(部品納入者を示す情報)が印刷された発注
指示カードが指示された発行枚数だけ印刷される。上記
のようにして発注指示カード発行部62で発注指示カー
ドが印刷されると、その印刷された枚数に応じて部品工
場3,5,7・・の部品出荷部58より製品生産工場1
に向けて部品が出荷される。
【0019】また、各部品工場3,5,7・・には、そ
れぞれ上述した発注指示カード発行措置60に加えて、
さらに生産計画立案装置44と生産指示装置50が設け
られる。各部品工場3,5,7・・に設置される生産計
画立案装置44は、それぞれの部品工場3,5,7・・
における月単位の部品生産計画(以下、長期的部品生産
計画という)を立案する装置である。すなわち、生産計
画立案装置44は、製品生産工場1の発注指示カード管
理装置22から月毎に出力される長期的生産計画(製品
の月毎の生産計画)から算出された部品使用量(図8参
照)に基づいて月毎の生産計画を立案する。
【0020】生産指示装置50は、生産計画立案装置4
4で立案された長期的部品生産計画に基づいて、部品生
産ライン57に対し部品生産を指示する装置である。こ
の生産指示装置50には、記憶装置として月度部品生産
計画データベース51、N日前部品生産計画データベー
ス52、当日部品生産計画データベース53が設けら
れ、データ処理部として部品生産量計算部54と、出荷
量補正部55と、部品生産指示部56が設けられる。月
度部品生産計画データベース51は、生産計画立案装置
44で立案された長期的部品生産計画を記憶する装置で
ある。N日前部品生産計画データベース52は、各生産
日のN日前の時点で立案されるN日後までの部品生産計
画(以下、準短期的部品生産計画という)を記憶する装
置である。また、当日部品生産計画データベース53
は、当日の生産開始前の時点における部品生産計画(以
下、短期的部品生産計画という)を記憶する装置であ
る。部品生産量計算部54は、発注指示カード管理装置
22から出力されるN日後の発注予定量から部品生産量
を再計算し、月度部品生産計画データベース51に記憶
されている長期的部品生産計画を修正して準短期的部品
生産計画を立案する。すなわち、N日後の発注予定量が
長期的部品生産計画で予定されている生産予定量とずれ
が生じている場合に、長期的部品生産計画を修正して準
短期的部品生産計画を立案する。例えば、N日後の発注
予定量が長期的部品生産計画によるN日後の生産予定量
を上回る場合には生産量を増加するよう生産計画を変更
し、N日後の発注予定量が長期的部品生産計画によるN
日後の生産予定量を下回る場合には生産量を減少するよ
うに生産計画を修正する。この立案された準短期的部品
生産計画は、N日前部品生産計画データベース52に格
納される。出荷量補正部55は、部品出荷部58から出
力される在庫情報(すなわち、部品生産ライン57で生
産される部品数量と部品出荷部58から出荷される部品
数量から算出される在庫量)に基づいて、N日前部品生
産計画データベース52に記憶されている準短期的部品
生産計画を修正して短期的部品生産計画を立案する。こ
の立案された短期的部品生産計画は、当日部品生産計画
データベース53に格納される。部品生産指示部56
は、当日部品生産計画データベース53に記憶されてい
る短期的部品生産計画に基づいて部品生産ライン57に
生産指示を出力する。
【0021】次に、上述のように構成される部品発注用
コンピュータシステムの作用について、図9乃至11に
基づいて説明する。図9は、製品生産工場1と各部品工
場3,5,7間の情報の流れを時系列的に示すブロック
図であり、図10は発注指示カード管理装置22による
部品発注予定量を予告する際のフローチャートであり、
図11は発注指示カード管理装置22による発注指示カ
ードを発行する際のフローチャートである。図9に示す
ように、本実施形態の部品発注用コンピュータシステム
では、1ヶ月毎に、まず、製品生産工場1の生産計画立
案装置21が長期的生産計画(図5参照)を立案する
(S105)。長期的生産計画が立案されると、その長
期的生産計画に基づいて予定部品使用量(図8)が算出
され、この予定部品使用量が各部品工場3,5,7・・
に提示される。予定部品使用量が提示されると、各部品
工場3,5,7・・の生産計画立案装置44は、提示さ
れた予定使用部品数量に基づいて長期的部品生産計画を
立案する(S107)。
【0022】長期的生産計画が立案された月内の各生産
日には、まず、製品生産工場1の生産計画立案装置21
により当該生産日からN日間の間に生産する製品の製品
種類と生産順序を決定する準短期的生産計画が立案され
る(S109)。準短期的生産計画が立案されると、発
注指示カード管理装置22は、立案された準短期的生産
計画に基づいてN日後に発注が予定される部品発注量を
決定する(S111)。N日後に予定される部品発注量
が決定されると、その決定された部品発注量を各部品工
場3,5,7・・の生産指示装置50に通信ネットワー
ク9を介して提示(予告)する(S113)。上記した
ステップS111及びステップS113における発注指
示カード管理装置22の具体的な処理手順を、図10を
参照して説明する。図10に示すように、発注指示カー
ド管理装置22は、まず生産計画立案装置21にアクセ
スして、準短期的生産計画を読み込みN日前生産計画デ
ータベース34に格納する(S10)。次に、N日前生
産計画データベース34に格納された準短期的生産計画
から、部品発注予定量計算部22によりN日後の各稼動
時間における品番毎の経時的な部品使用量(部品使用計
画)を算出する(S12)。部品使用計画が算出される
と、まず、部品発注予定量を予告する部品工場を選択す
る(S14)。そして、その選択された部品工場で生産
される部品について、ステップS12で算出された部品
使用計画から各発注時の発注予定部品数量(直前発注時
から当該発注時までの部品使用量)を算出する(S1
6)。予定部品数量が算出されると、その算出された予
定部品数量をステップS14で選択された部品工場に出
力する(S18)。ステップS20では、全ての部品工
場に予定部品数量を出力したか否かが判定され、全ての
部品工場に出力している場合(ステップS20でYES
の場合)はそのまま処理を終了し、全ての部品工場に出
力していない場合(ステップS20でNOの場合)には
ステップS14に戻ってステップS14からの処理を繰
返す。これによって、全ての部品工場3,5,7・・
に、N日後に発注が予定される部品の予定部品数量が出
力される。
【0023】上述の手順で各部品工場に向かって予定部
品数量が出力されると、その出力された情報が各部品工
場の生産指示装置50に入力され(図9のS115)、
その入力した情報に基づいて部品生産量計算部54が準
短期的生産計画を立案する(S119)。したがって、
各部品工場では、製品生産工場1から予告された発注予
定の予定部品数量に基づいて生産が開始される(S12
1)。
【0024】上述した発注予定の予定部品数量の予告か
らN日後には、まず、製品生産工場1の生産計画立案装
置21によって短期的生産計画が立案され(S12
3)、その短期的生産計画に基づいて製品の生産が開始
される。製品の生産が開始され部品が使用されると、製
品生産ライン26から発注指示カードが回収されて発注
指示カード読取装置24で読み取られる。発注指示カー
ド読取装置24で読み取られた情報は発注指示カード枚
数管理データベース28に格納される。
【0025】生産が開始された後、予め決められた発注
時期となると部品工場に発注する最終的な部品発注量を
決定し(S125)、発注指示カード管理装置22から
各部品工場の発注指示カード発行装置60に対し発注が
行われる(S127)。上記したステップS125及び
ステップS127における発注指示カード管理装置22
の具体的な処理手順を、図11を参照して説明する。図
11に示すように、発注指示カード管理装置22は、発
注処理を行う部品の品番を選択する(S30)。次に、
直前発注時から当該発注時までに読み取られた発注指示
カードから選択された品番に関するものを発注指示カー
ド枚数管理データベース28から読み出す(S32)。
そして、読み出された発注指示カードの枚数を集計する
ことで、直前発注時から当該発注時までに使用された部
品数量を算出する(S34)。ステップS34で使用部
品数量が算出されると、算出された使用部品数量を発注
指示カードの発行枚数に換算する(S36)。発注指示
カードの発行枚数が決まると、ステップS30で選択し
た品番の部品を生産する部品工場の発注指示カード発行
装置60に向かって発注情報(品番、発行枚数)を出力
する(S38)。ステップS40では、発注予定の全て
の品番の部品について発注情報を出力したか否かが判定
される。全ての品番の部品について出力している場合
(ステップS40でYESの場合)は、そのまま発注指
示カード管理装置22の処理を終了し、全ての品番の部
品について出力していない場合(ステップS40でNO
の場合)にはステップS30に戻ってステップS30か
らの処理を繰返す。これによって、発注予定の全ての品
番の部品について、その品番を生産する部品工場に発注
情報が出力される。図11のステップS36では、使用
した部品数から直接的に発注指示カード枚数を計算す
る。これに代えて、特開平9−290351号公報等に
記載されているように、使用した部品数を基準にしなが
らも、計画されている生産変動を加味して発注指示カー
ド枚数を修正するようにしてもよい。即ち増産が予定さ
れていれば枚数を増加させ、減算が予定されていれば枚
数を減少させるように修正してもよい。
【0026】上述のようにして、製品生産工場1の発注
指示カード管理装置22から部品工場の発注指示カード
発行装置60に発注情報が出力されると、発注指示カー
ド発行装置60は発注情報にしたがって発注指示カード
を発行する(S129)。そして、部品工場は、その発
行された発注指示カードにしたがって、部品を発注指示
カードとともにトラック便によって製品生産工場1に納
入する。
【0027】上述したことから明らかなように、本実施
形態の部品発注用コンピュータシステムでは、月毎に立
案される長期的生産計画に基づく部品使用予定量の提示
につけ加えて、図12に示すように発注指示カード発行
日のN日前にも準短期的生産計画を算出して、この算出
された準短期的生産計画に基づいて発注予定の部品数量
を部品工場に予告する。したがって、部品工場は、製品
生産工場1から予告された予定部品数量に基づいて生産
計画を修正して発注部品量の変化に対応することができ
るため在庫量を低減することができる。特に、N日前に
立案される準短期的生産計画は、製品の生産順序と製品
種類が決められ、かつ、発注(トラック便)毎に発注予
定の部品数量(図12に示すQn)が算出される。した
がって、当日の生産実績から決定される部品発注量(図
12に示すQse)とのずれが小さく、これによって部品
工場は余分な安全在庫を抱える必要がなくなる。また、
本実施形態では、N日前に準短期的生産計画が立案され
発注予定量が部品工場に予告されるが、実際の部品工場
への部品の発注は製品生産工場1の生産実績に基づいて
行われる。このため、製品生産工場1が準短期的生産計
画の通りに生産が行われない場合には余分な部品を受取
ることはなく、後補充方式の利点である製品生産工場1
の部品在庫の低減を図ることができる。
【0028】なお、製品生産工場1からの発注予定部品
数量の予告は、図13に示すように、部品工場での生産
開始から製品生産工場1への部品納入までに要する期間
(部品生産リードタイム+部品納入リードタイム)から
部品納入猶予期間(部品納入リードタイム+製品生産工
場1の在庫調整時間)を引いた時点又はその直前に行わ
れることが好ましい。このようなタイミングで、部品工
場に発注予定の部品数量を予告することができれば、部
品工場は発注予定の部品数量の予告時点から生産計画を
修正して増産する等により、製品生産工場1に欠品する
ことなく部品を納入できる。したがって、部品工場にお
ける部品在庫の低減をより図ることができる。また、予
想数量は可能な限り正確なものが予想できる。
【0029】以上、本発明の好適な一実施形態について
詳細に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実
施することができる。例えば、上述の実施形態では、製
品生産工場1から発注される部品数量は、製品生産工場
1の生産ラインで使用された部品数量のみを発注するよ
うにしたが、本発明はこのような形態に限られず、生産
計画の変更による生産変動を考慮して部品発注量を増減
させても良い。すなわち、生産計画の変更が行われ部品
数量が増加する場合には、部品数量の増加分だけ部品発
注量を増やし、逆に部品数量が減少する場合には、部品
数量の減少分だけ部品量を減らしても良い。
【0030】なお、本明細書または図面に説明した技術
要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術
的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組
み合わせに限定されるものではない。また、本明細書ま
たは図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成する
ものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体
で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンピュータシステムの概要を示す
図である。
【図2】 本実施形態のコンピュータシステムにより部
品の発注が行われる製品生産工場と、その製品生産工場
に部品を納品する多数の部品工場との関係を示す図であ
る。
【図3】 本実施形態に係るコンピュータシステムの概
略構成を示すブロック図である。
【図4】 仕入先マスタデータベースのファイル内容の
一部を示す図である。
【図5】 製品生産工場で月毎に立案される長期的生産
計画の内容を示す図である。
【図6】 製品生産工場で生産日の当日に立案される短
期的生産計画を説明するための図である。
【図7】 製品生産工場で生産日のN日前に立案される
準短期的生産計画を説明するための図である。
【図8】 長期的生産計画に基づいて算出された予定部
品数量の例を示す図である。
【図9】 製品生産工場と各部品工場との間の情報の流
れを時系列的に示すブロック図である。
【図10】 発注指示カード管理装置22による部品発
注予定量を提示する際の手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】 発注指示カード管理装置による発注指示カ
ードを発行する際の手順を示すフローチャートである。
【図12】 部品発注予定量の提示と部品発注の時系列
的な流れを詳細に示す図である。
【図13】 部品発注予定量の予告タイミングと部品生
産リードタイムと部品納入リードタイムとの関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 ・・製品生産工場 3,5,7・・部品工場 9 ・・通信ネットワーク 21・・生産計画立案装置 22・・発注指示カード管理装置 24・・発注指示カード読取装置 32・・月度生産計画データベース 34・・N日前生産計画データベース 36・・当日生産計画データベース 38・・発注指示カード発行枚数計算部 42・・部品発注予定量計算部 50・・生産指示装置 60・・発注指示カード発行装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品使用者が部品納入者に部品を発注す
    るためのシステムであって、 部品とともに納入され、部品が使用されて部品から外さ
    れた「部品種類と部品数量と部品納入者」を示すカード
    を読み取るカード読取装置と、 直前カード発行時以降にカード読取装置で読み取られた
    部品種類毎の部品数量の合計から、直前カード発行時以
    降に使用された部品種類毎の部品数量を算出する使用部
    品数量算出手段と、 部品納入者に使用部品数量算出手段により算出された
    「部品種類と部品数量と部品納入者」を示すカードを発
    行するカード発行手段と、 カード発行手段によるカード発行に先だって、直前カー
    ド発行時から当該カード発行時までの間に使用が予定さ
    れている部品種類毎の部品数量を算出する予定部品数量
    算出手段と、 カード発行手段によるカード発行から所定期間だけ前の
    時点で、予定部品数量算出手段で算出された部品種類毎
    の部品数量を部品納入者に予告する予告手段とを備えた
    部品発注用システム。
  2. 【請求項2】 前記予定部品数量算出手段は、前記予告
    手段による予告よりも前に部品使用者の生産計画コンピ
    ュータにアクセスして生産計画を読み出して記憶する手
    段と、その記憶した生産計画から部品使用計画を算出す
    る手段と、その算出された部品使用計画から直前カード
    発行時から当該カード発行時までの間に使用が予定され
    ている部品種類毎の部品数量を算出する手段とから構成
    されている請求項1に記載の部品発注用システム。
  3. 【請求項3】 前記予告手段による予告は、部品納入者
    による部品の生産開始から部品使用者への部品納入まで
    に要する期間から、カード発行から部品納入までのリー
    ドタイムを引いた時点より前に行われる請求項1又は2
    に記載の部品発注用システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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