JP2003098286A - 沸騰水型原子炉の蒸気乾燥器およびそれを内蔵した沸騰水型原子炉 - Google Patents

沸騰水型原子炉の蒸気乾燥器およびそれを内蔵した沸騰水型原子炉

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JP2003098286A
JP2003098286A JP2001290509A JP2001290509A JP2003098286A JP 2003098286 A JP2003098286 A JP 2003098286A JP 2001290509 A JP2001290509 A JP 2001290509A JP 2001290509 A JP2001290509 A JP 2001290509A JP 2003098286 A JP2003098286 A JP 2003098286A
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boiling water
control rod
drying unit
reactor
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Tsutomu Kawamura
勉 河村
Koji Shiina
孝次 椎名
Masao Chagi
雅夫 茶木
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御棒駆動軸の流力振動や水分のキャリーオー
バの低減に寄与できる蒸気乾燥器を提供する。 【解決手段】気液二相流を気水分離器1に通した湿り蒸
気2を複数の波板3に接触させて水分を捕獲し、その水
分を排出するドレン管5を備えている蒸気乾燥ユニット
6と、蒸気乾燥ユニット6に入口が上部に開口したフー
ド4を組み合わせた蒸気乾燥器16が、原子炉圧力容器
10内の上方において、制御棒を駆動する制御棒駆動軸
8が通されている複数の制御棒駆動軸案内管14のまわ
りに複数設置され、各蒸気乾燥ユニット6の上端に設置
された円板状部材29は原子炉圧力容器10に固定さ
れ、各蒸気乾燥ユニット6の下端に設置された円筒状の
スカート部12は冷却材の液面下方まで垂下され、フー
ド4で湿り蒸気2を上方から受け入れるようにその湿り
蒸気の流れを上向きに誘導して蒸気乾燥ユニット6に導
入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は沸騰水型原子炉に設
置される蒸気乾燥器およびその蒸気乾燥器を備えた沸騰
水型原子炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】制御棒を炉心下部から挿入する方式の従
来の沸騰水型原子炉は、スクラム時に制御棒は重力に抗
して挿入されるため駆動力の大きい制御棒駆動機構が必
要である。しかし、制御棒を炉心上部から挿入する方式
を採用すれば、原子炉のスクラム時には制御棒は重力に
よって落下されるため信頼性が向上する。しかしなが
ら、制御棒を炉心上部から挿入する場合、制御棒駆動軸
と炉心上部にある気水分離器および蒸気乾燥器との干渉
を回避することが課題となる。
【0003】制御棒上部挿入方式の沸騰水型原子炉にお
ける制御棒駆動軸と気水分離器および蒸気乾燥器との干
渉回避に関する公知技術としては、例えば次のものがあ
る。即ち、特開昭61−230078号公報に掲載の実
施例は、図8のように、クラスター型の制御棒が炉心7
の上部から炉心7に挿入されていて、その制御棒を上下
に駆動するために制御棒駆動機構24で上下に駆動され
る制御棒駆動軸8が制御棒に連結される。その制御棒駆
動軸8はシュラウドヘッド22およびプレナム上部構造
23の上蓋を貫通し原子炉圧力容器上鏡11に固定され
ている制御棒駆動機構24に接続されている。
【0004】気水分離器1はシュラウドヘッド22上部
にスタンドパイプ25を介して設置されている。また、
気水分離器1および蒸気乾燥器26は制御棒駆動軸8の
周辺部に環状に配置されている。また、この公知技術で
は図8の例の変形例として、気水分離器1はシュラウド
ヘッド22上部の中央に設置され、気水分離器1の間隙
に制御棒駆動軸8が配置されているものもある。
【0005】特開昭62−197794号公報に掲載さ
れた例では、図9に示すように、沸騰水型原子炉におい
て制御棒駆動軸8が炉心7上部のシュラウドヘッド22
に設置されている気水分離器1の中を貫通し、蒸気乾燥
器26は制御棒駆動軸8の周辺部に環状に配置されてい
る。
【0006】特開昭58−7588号公報に掲載された
例は、図10に示すように、各燃料集合体28の上部に
は、スタンドパイプ25を介して直接気水分離器1が接
続されている。そして、十字型の制御棒は炉心7の上部
から挿入され、制御棒の引抜き時には、制御棒は気水分
離器1の間隙に位置している。制御棒を連結する制御棒
駆動軸8は原子炉圧力容器上鏡11に固定させている制
御棒駆動機構24により上下に駆動されている。
【0007】図10のように、蒸気乾燥器16は気水分
離器1の上方で且つ制御棒駆動軸8の周辺部に環状に配
置されている。環状配置蒸気乾燥器16上端の円板状部
材29は原子炉圧力容器10と原子炉圧力容器上鏡11
のフランジ間で固定され、さらに環状配置蒸気乾燥器1
6の下端から円筒状のスカート部12を冷却水の液面下
方まで垂下することにより、湿り蒸気2が主蒸気ノズル
9に直接流入しないようにシールされている。このよう
に蒸気乾燥器上端の円板状部材を原子炉圧力容器と原子
炉圧力容器上鏡のフランジ間で固定する技術は特開平1
−113696号公報に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公知技術には、次のような課題が存在する。即ち、図8
に示す特開昭61−230078号公報および図9に示
す特開昭62−197794号公報に掲載の公知技術は、制御
棒駆動軸8がプレナム上部構造23の上蓋を貫通する構
造となっている。蒸気乾燥器26から出た乾燥蒸気18
の湿分の重量比(キャリーオーバまたは湿り度)は0.
1% 以下であることが要求されているため、シュラウ
ドヘッド22およびプレナム上部構造23の上蓋から湿
分が貫通部の隙間を通って漏れないように、貫通部はシ
ール構造としなければならない。しかし、制御棒駆動軸
8の可動性を考慮すると湿分の重量比が0.1% を超え
る湿り蒸気2の漏れを皆無にすることは不可能である。
【0009】図10に示す特開昭58−7588号公報
に掲載の公知技術では、蒸気乾燥器上端の円板状部材2
9は原子炉圧力容器10と原子炉圧力容器上鏡11のフ
ランジ間で固定され、さらに蒸気乾燥器16の下端から
円筒状のスカートを冷却水の液面下方まで垂下すること
により、湿り蒸気が主蒸気ノズルに直接流入しないよう
にシールされているため、キャリーオーバ増大の可能性
はない。
【0010】しかし、気水分離器1から出た湿り蒸気2
は、直交流となり制御棒駆動軸8を横切った後に蒸気乾
燥器16に流入する。一般に、制御棒駆動軸のような円
柱状構造物が流れの中に直交して設置された場合、円柱
構造物から渦が放出され、渦の放出周波数と円柱構造物
の固有振動数が近いときには共振と呼ばれる大きな振動
が発生する。この振動により、制御棒駆動軸の支持部に
磨耗の可能性が生じる。
【0011】そこで、本発明の目的は、蒸気乾燥器から
のキャリーオーバを低減し、且つ制御棒駆動軸の流れに
起因した振動(流力振動)を防止するのに有効な蒸気乾
燥器およびその蒸気乾燥器を用いた信頼性の高い制御棒
上部挿入方式の沸騰水型原子炉を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1手段は、湿
り蒸気の入口が上部に設けられたフードと、前記フード
を通じて湿り蒸気を受け入れるように前記フードに装備
した蒸気乾燥ユニットと、前記湿り蒸気の雰囲気側と前
記蒸気乾燥ユニットで乾燥された乾燥蒸気の雰囲気側と
を隔離する部材とを備えた沸騰水型原子炉の蒸気乾燥器
であり、湿り蒸気を一旦フードの上方に誘導して蒸気乾
燥ユニットへ真横から直接湿り蒸気を誘導しないように
して流力振動の原因を成す流れの発生を抑制しながらフ
ード内に上方から湿り蒸気の流れを下方に誘導して蒸気
乾燥ユニットに誘導し、その湿り蒸気を蒸気乾燥ユニッ
トで乾燥させて乾燥蒸気として蒸気乾燥器ユニットから
フードの反対側へ排出する。湿り蒸気の誘導経路がフー
ドによって上下に急激に反転させるので、キャリーオー
バの低減にも貢献している。
【0013】第2手段は、第1手段において、沸騰水型
原子炉の制御棒駆動軸案内管を前記フードと一体に装備
してある沸騰水型原子炉の蒸気乾燥器であり、第1手段
による作用に加えて、制御棒駆動軸を案内する複数の制
御棒駆動軸案内管をフードを介して蒸気乾燥器と一体化
して設置することにより、制御棒駆動軸案内管内の制御
棒駆動軸が直接蒸気流にさらされることがないため、第
1手段によって制御棒駆動軸に対する直交流による共振
は防止されるのに加えて蒸気の制御棒駆動軸に対する平
行流による微小な振動も防止できる。
【0014】第3手段は、第1手段又は第2手段におい
て、前記フードと前記蒸気乾燥ユニットとの組み合わせ
物を複数組環状配置で備え、前記複数組の前記環状の方
向における前記フードの間隔間を板状部材で閉鎖してあ
る沸騰水型原子炉の蒸気乾燥器であり、第1手段又は第
2手段による作用に加えて、板状部材とフードとで湿り
蒸気の流路の周囲を包囲して湿り蒸気が他部所にもれる
へショートパス流路の発生を抑制して効率よく蒸気乾燥
作業が可能である。
【0015】第4手段は、第3手段において、前記蒸気
乾燥ユニットの蒸気の出入り口の少なくとも一方に多孔
板を装着し、沸騰水型原子炉の主蒸気ノズルに近く配置
されるものほど前記多孔板の開口面積が小さくなってい
る沸騰水型原子炉の蒸気乾燥器であり、第3手段による
作用に加えて、以下の作用が得られる。
【0016】即ち、蒸気乾燥器の性能特性を図11に示
す。沸騰水型原子炉では、蒸気乾燥器出口での乾燥蒸気
の湿り度は0.1% 以下にすることが要求されており、
蒸気乾燥器入口での湿り度が大きいほど、入口蒸気流速
を小さくする必要がその図11から判明している。乾燥
蒸気をタービンへ送る主蒸気ノズルは、原子炉圧力容器
の周方向に複数ヵ所設置されているため、蒸気乾燥器を
環状に配置した場合、主蒸気ノズルに近い蒸気乾燥ユニ
ットに蒸気は流れやすくなる。そこで、蒸気乾燥ユニッ
トの入口または出口に多孔板を設置し、原子炉圧力容器
上方の周方向に複数設置された主蒸気ノズルに近い蒸気
乾燥ユニットほど、多孔板の開口面積比を減少させるこ
とにより、圧力損失を主蒸気ノズルに遠い場合より増加
させ、各蒸気乾燥ユニットに流入する蒸気流速を等しく
し、部分的にキャリーオーバが増大することを防止でき
る。
【0017】第5手段は、第1手段から第4手段までの
いずれか一手段において、沸騰水型原子炉に装着した状
態で前記蒸気乾燥ユニットの下端が前記沸騰水型原子炉
の気水分離器の上端よりも低い位置に位置している上下
方向の大きさを備えている沸騰水型原子炉の蒸気乾燥器
であり、第1手段から第4手段までのいずれか一手段に
よる作用に加えて、蒸気乾燥ユニットの下端を気水分離
器の上端より低下させることにより、蒸気乾燥ユニット
の入口面積を増大させ、蒸気流速を減少できるため、キ
ャリーオーバを低減できる。
【0018】第6手段は、第1手段から第5手段までの
いずれか一手段において、前記蒸気乾燥ユニットが上下
に複数段に構成され、各段ごとに前記乾燥ユニットのド
レン水を通すドレン管を備えている沸騰水型原子炉の蒸
気乾燥器であり、第1手段から第5手段までのいずれか
一手段による作用に加えて、蒸気乾燥ユニットの波板で
湿り蒸気から捕獲された液滴は、液膜状のドレン水とな
り波板の壁に沿って流下するため、流下するにしたがっ
て液膜の厚さは増大して流入してくる蒸気流により液滴
が再飛散および同伴されて、キャリーオーバが増大する
可能性がある。そこで、蒸気乾燥ユニットを高さ方向に
複数段に分割しそれぞれの段毎にドレン水を排出するド
レン管を設置することにより、液滴の再飛散を防止し、
キャリーオーバを低減することができる。
【0019】第7手段は、第1手段から第6手段までの
いずれか一手段において、前記フードと前記蒸気乾燥ユ
ニットとを組み合わせた物を複数組環状配置で備え、前
記環状の内側には沸騰水型原子炉の制御棒駆動軸同士或
いは制御棒案内管同士間隔間に収まる大きさの蒸気乾燥
ユニットを複数備えるとともに、前記複数組の前記環状
の方向における前記フードの間隔間を板状部材で閉鎖し
てある沸騰水型原子炉の蒸気乾燥器であり、第1手段か
ら第6手段までのいずれか一手段による作用に加えて、
環状の内側空間で蒸気乾燥ユニットで湿り蒸気が乾燥さ
れて、その内側空間に置かれた蒸気乾燥ユニットで大部
分の蒸気を乾燥された蒸気がその内側空間の外側に置か
れた蒸気乾燥ユニットでさらに乾燥されるので、外側に
置かれた蒸気乾燥ユニットの負荷が軽減されてその蒸気
乾燥ユニットが小型化される乃至は蒸気の乾燥を確実に
達成できる。
【0020】第8手段は、主蒸気ノズルを備えた原子炉
圧力容器と、前記原子炉圧力容器内の冷却材を循環する
ポンプと、前記原子炉圧力容器内で炉心の領域の外周囲
を囲うシュラウドと、前記炉心の領域の上方を覆うシュ
ラウドヘッドと、前記シュラウドヘッドの上方に配備さ
れて前記シュラウドヘッド内に連通する気水分離器と、
前記気水分離器の上方に形成されていて制御棒駆動手段
を通す空間と、前記空間から前記主蒸気ノズルに至る蒸
気流路の途中に配置された前記第1手段から第7手段ま
でのいずれか一手段による蒸気乾燥器をを備えている沸
騰水型原子炉であり、前記第1手段から第7手段までの
いずれか一手段による蒸気乾燥器を備えることで、キャ
リーオーバを低減し且つ制御棒駆動軸の流力振動を低減
した信頼性の高い制御棒上部挿入方式の沸騰水型原子炉
を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】沸騰水型原子炉は図2に示す内部
構成を備える。図2において、複数の主蒸気ノズル9を
備えた原子炉圧力容器10内には、炉心7の外周囲を囲
うシュラウド30と、炉心7の上部を覆うようにしてシ
ュラウド30の上部に装着されたシュラウドヘッド22
と、シュラウドヘッド22の上部にシュラウドヘッド2
2内部とスタンドパイプ25を介して連通させて装着し
た複数の気水分離器1と、気水分離器1の上部の空間に
複数個配備された制御棒駆動軸案内管14と、原子炉圧
力容器10の上部を閉じる圧力容器上鏡11と、その圧
力容器上鏡11に装着されて制御棒駆動軸8を上下に駆
動する制御棒駆動機構24と、原子炉圧力容器10内壁
面と制御棒駆動軸案内管14群との間に図3のように環
状に配置された蒸気乾燥器16と、原子炉圧力容器10
内の冷却水31を炉心7へ循環させるポンプ32とを備
えている。
【0022】このような沸騰水型原子炉では、制御棒駆
動軸8が制御棒駆動軸案内管14内をとおって炉心7の
上方にまで到達していて、その制御棒駆動軸8に炉心7
内を上下に移動可能な制御棒を接続して支持し、制御棒
駆動機構24で上下に制御棒駆動軸8を駆動することに
よって制御棒を炉心7に対して上下に移動させて制御棒
の炉心7に対する挿入位置を変化させることが出来る。
このように制御棒の炉心7に対する挿入位置を変えるこ
とで原子炉の出力を制御することが出来る。
【0023】原子炉圧力容器10内の冷却水31はポン
プ32によってポンプ32上方から炉心7下方に圧送さ
れる。このことで、冷却水31が炉心7内をとおり、炉
心7で冷却水31が加熱されて気液二層流となる。その
気液二層流は、シュラウド30内からシュラウドヘッド
22に出て、シュラウドヘッド22からスタンドパイプ
25を通じて気水分離器1に通される。気水分離器1に
通された気液二層流は、気水分離器1によって水分が分
離されて出来た湿り蒸気2が図1の矢印に示すように上
昇した後に圧力容器上鏡板11内側で逆Uの字状に反転
して下降して蒸気乾燥器16に入り、蒸気乾燥器16に
よって湿り蒸気2内の水分が取り除かれて乾燥蒸気18
として主蒸気ノズル9内に圧送されてゆく。気水分離器
1や蒸気乾燥器16で分離された水分はポンプ32上方
の冷却水31中に戻されて再度炉心7へポンプ32によ
って循環させられる。
【0024】主蒸気ノズル9から送り出された乾燥蒸気
18はタービン発電機のタービンの駆動に使用され、使
用後の蒸気は腹水化されて原子炉圧力容器10内に戻さ
れる。
【0025】蒸気乾燥器16は、フード4と蒸気乾燥ユ
ニット6と乾燥蒸気18の雰囲気の領域と湿り蒸気2の
雰囲気の領域とを隔離する部材とから構成されている。
蒸気乾燥ユニット6は湿り蒸気2を接触させて水分を捕
獲する複数の波板3と、その捕獲した水分を冷却水31
中に排出するドレン管5から構成される。フード4は、
図2のように背面を制御棒駆動軸案内管14の配備空間
に向けて下部が斜めに曲げられた板34と、図3のよう
に、フード4の両側面を塞いでいる側板34とで構成さ
れる。このフード4の両側板33間は蒸気乾燥ユニット
6の入口で覆われるように蒸気乾燥ユニット6がフード
4に固定される。このようにしてフード4は上部にのみ
入口が形成されることになる。
【0026】乾燥蒸気18の雰囲気の領域と湿り蒸気2
の雰囲気の領域とを隔離する部材は、円板状部材29と
円筒状のスカート部12の部材と、板状部材27とから
なる。その円板状部材29は蒸気乾燥ユニット6の上部
に固定された水平な板であり、その板は図3で見られる
ような蒸気乾燥器16同志の間の間隔を塞ぐ形状とされ
ている。円筒状のスカート部12は蒸気乾燥ユニット6
の下部に固定された円筒状の板であり、その上下長さは
下端部が冷却水31の水面下に没する長さとされる。板
状部材27の板材は隣接しあうフード4の板34同士の
間の隙間を塞ぐように置かれて板34に固定されてい
る。したがって、板状部材27とフード4の板34によ
って制御棒駆動軸案内管14の配備領域を外周囲から囲
む多角形の円筒が構成される。
【0027】このようにして、図2における蒸気乾燥ユ
ニット6と原子炉圧力容器10内壁面との間の乾燥蒸気
の雰囲気の領域とその他の湿り蒸気2の雰囲気の領域と
を隔離している。隣接しあうフード4の板34同士が接
触しあうほどに蒸気乾燥器16が環状に配置されている
場合には、板状部材27は採用しなくても乾燥蒸気の雰
囲気の領域とその他の湿り蒸気2の雰囲気の領域とを隔
離出来る。円板状部材29は原子炉圧力容器10と原子
炉圧力容器上鏡11のフランジにはさまれて固定状態と
される。
【0028】その固定状態においては、蒸気乾燥ユニッ
ト6下端は気水分離器1上端(気水分離器の蒸気出口)
より低く設置され、波板3は高さ方向に二分割され、各
段毎にぞれぞれにドレン管5が設けられている。また、
波板3の入口(フード4側)および出口(主蒸気ノズル
9側)には多孔板13が設けられる。その多孔板13の
開口面積比は、主蒸気ノズル9に近い多孔板13ほど小
さくなるように調整されている。
【0029】さらに、制御棒駆動軸8を蒸気流から保護
するため、制御棒駆動軸案内管14は格子状部材15に
固定され、その格子状部材15はフード4に固定されて
いる。このようにして蒸気乾燥器16と制御棒駆動軸案
内管14は一体とされている。
【0030】ここで、制御棒駆動軸案内管14の蒸気乾
燥器16への一体化の設置方法は、格子部材に代えて蒸
気が上昇する流路を有した多孔板等を用いても良い。気
水分離器1から出た湿り蒸気2は、図2の矢印のよう
に、制御棒駆動軸案内管14の間を上向き平行流となり
上昇するため、流力振動による制御棒駆動軸8や制御棒
駆動軸案内管14の共振は発生せず、さらに、制御棒駆
動軸案内管14で制御棒駆動軸8が保護されているた
め、平行流による制御棒駆動軸8の微小振動も防止でき
る。
【0031】原子炉圧力容器10の圧力容器上鏡11上
部まで上昇した湿り蒸気2は下方に反転し、蒸気乾燥器
ユニット6の上方からフード4内に流入する。ここで、
蒸気乾燥器ユニット6の下端は、気水分離器1上端より
低くして入口面積が増加しているため、波板3に流入す
る湿り蒸気流速は小さくなり、液滴の捕獲効率は増大し
キャリーオーバが減少する。
【0032】また、捕獲された液滴は液膜となり波板3
を流下するが、波板3は高さ方向に分割されているた
め、液膜が厚くなる前にドレン管5より排出されて液滴
の再飛散が防止され、キャリーオーバを減少することが
できる。さらに、各蒸気乾燥ユニット6の入口および出
口に設けられている多孔板13の開口面積比は、主蒸気
ノズル9に近いほど小さくなるように調整されているた
め、各蒸気乾燥ユニット6に流入する蒸気流速は一様と
なり、部分的にキャリーオーバが増大することを防止で
きる。
【0033】以上より、制御棒を炉心7上部より挿入す
る沸騰水型原子炉において、キャリーオーバを低減した
環状配置蒸気乾燥器を有し、制御棒駆動軸8の流力振動
を防止した信頼性の高い沸騰水型原子炉を提供すること
ができる。制御棒駆動軸8の流力振動を防止すれば、そ
の軸で支持されている制御棒の位置も安定して制御性能
が向上するし安全である。
【0034】図4に本発明の他の一実施例である沸騰水
型原子炉の上部構造、図5に図4の横断面図を示す。図
6に小型蒸気乾燥器の縦断面図、図7に図6の横断面図
を示す。図1に示した沸騰水型原子炉において、一本の
制御棒駆動軸8で複数の制御棒を駆動する場合のよう
に、制御棒駆動軸8の間隔が比較的大きい場合、制御棒
駆動軸案内管14の間隙に複数の小型蒸気乾燥器17を
設置する。
【0035】小型蒸気乾燥器17は、複数の波板3と湿
り蒸気2を下方から流入させる入口フード19と乾燥蒸
気18を上方に流出させる出口フード20およびドレン
管5から構成される。小型蒸気乾燥器17と制御棒駆動
軸案内管14の上端および下端は、蒸気乾燥器16に固
定設置された支持部材21に設置され、下端の支持部材
21には、小型蒸気乾燥器17の入口フード19の流路
とドレン管5貫通部および制御棒駆動軸8の貫通孔が設
けられている。同様に、上端の支持部材21には、小型
蒸気乾燥器17の出口フード20の流路および制御棒駆
動軸8の貫通孔が設けられている。
【0036】したがって、気水分離器1から出た大部分
の湿り蒸気2は、小型蒸気乾燥器17に流入し、そこで
水分が小型蒸気乾燥器17の波板3で捕獲されドレン管
で排出される。そのため、小型蒸気乾燥器17に流入し
た湿り蒸気2は乾燥が進んだ湿り蒸気2となる。しか
し、乾燥が進んでいない少量の湿り蒸気2は、小型蒸気
乾燥器17を通ることなく制御棒駆動軸案内管14内部
を通過して上部に抜ける。そのため、小型蒸気乾燥器1
7の上部の空間に存在する蒸気は、主蒸気ノズル9に通
してよい乾燥蒸気18に比較してまだ水分の多い湿り蒸
気2の状態である。したがって、小型蒸気乾燥器17の
上部の空間に存在する湿り蒸気2をフード4に上方から
誘導して蒸気乾燥器16に通して乾燥させて乾燥蒸気1
8とし、乾燥蒸気18を主蒸気ノズル9に通してタービ
ン発電機側に送る。
【0037】この実施例では蒸気乾燥器16で蒸気を乾
燥する前にあらかじめ小型蒸気乾燥器17で湿り蒸気2
の乾燥を進めてあるので、蒸気乾燥ユニット6の水平方
向の厚みや入口面積を小さくすることができる。すなわ
ち、蒸気乾燥器16の高さを低く或いは水平方向の厚さ
を薄くすることができ、原子炉圧力容器10を小型化す
ることが可能である。その他の構成や作用は記述の先の
実施例と同じである。
【0038】このようにして、制御棒を炉心上部より挿
入する沸騰水型原子炉において、キャリーオーバを低減
した環状配置の蒸気乾燥器を有し、制御棒駆動軸の流力
振動を防止して信頼性が高く、さらに原子炉圧力容器を
小型化出来る沸騰水型原子炉を提供することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、制御棒駆動軸
まわりの流力振動を低減するのに貢献できる沸騰水型原
子炉の蒸気乾燥器が提供できる。
【0040】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、制御棒駆動軸を直接蒸気流にさら
す状況を抑制するのに貢献できるので、制御棒駆動軸の
より一層の流力振動の防止に貢献できる沸騰水型原子炉
の蒸気乾燥器が提供できる。
【0041】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明による効果に加えて、蒸気乾燥器同志の間
に隙間があっても、その隙間を板状部材で閉鎖して蒸気
乾燥効率を向上できる。
【0042】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
による効果に加えて、各蒸気乾燥ユニットに流入する蒸
気流速を極力等しくし、部分的なキャリーオーバの増大
を防止しできる。
【0043】請求項5の発明によれば、請求項1から請
求項4までのいずれか一項の発明による効果に加えて、
蒸気乾燥ユニット入口の蒸気流速を減少できるため、キ
ャリーオーバを低減し、制御棒上部挿入を可能にした蒸
気乾燥器を提供できる。
【0044】請求項6の発明によれば、請求項1から請
求項5までのいずれか一項の発明による効果に加えて、
蒸気乾燥ユニット内での液滴の再飛散を防止することに
よりキャリーオーバを低減できる。
【0045】請求項7の発明によれば、環状に配置した
蒸気乾燥器の高さを低く乃至は厚みを薄くすることによ
り、原子炉圧力容器を小型化するのに貢献できる蒸気乾
燥器が提供できる。
【0046】請求項8の発明によれば、制御棒を炉心上
部から挿入する形式の沸騰水型原子炉に関して、キャリ
ーオーバを低減し、制御棒駆動軸の流力振動を防止して
信頼性を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の沸騰水型原子炉の上部構造
の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例の沸騰水型原子炉の縦断面図
である。
【図3】図1のI−I横断面図である。
【図4】本発明の他の一実施例による沸騰水型原子炉の
上部構造の縦断面図である。
【図5】図4のII−II横断面図である。
【図6】本発明の他の一実施例における小型蒸気乾燥器
の縦断面図である。
【図7】図6のIII−III横断面図である。
【図8】従来の沸騰水型原子炉の縦断面図である。
【図9】従来の他の沸騰水型原子炉の縦断面図である。
【図10】従来の他の沸騰水型原子炉の縦断面図であ
る。
【図11】蒸気乾燥器の性能特性図である。
【符号の説明】
1…気水分離器、2…湿り蒸気、3…波板、4…フー
ド、5…ドレン管、6…蒸気乾燥ユニット、7…炉心、
8…制御棒駆動軸、9…主蒸気ノズル、10…原子炉圧
力容器、11…原子炉圧力容器上鏡、12…スカート
部、13…多孔板、14…制御棒駆動軸案内管、15…
格子部材、16…環状配置蒸気乾燥器、17…小型蒸気
乾燥器、18…乾燥蒸気、19…入口フード、20…出
口フード、21…支持部材、22…シュラウドヘッド、
23…プレナム上部構造、24…制御棒駆動機構、25
…スタンドパイプ、26…蒸気乾燥器、27…板状部
材、28…燃料集合体、29…円板状部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茶木 雅夫 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湿り蒸気の入口が上部に設けられたフード
    と、前記フードを通じて湿り蒸気を受け入れるように前
    記フードに装備した蒸気乾燥ユニットと、前記湿り蒸気
    の雰囲気側と前記蒸気乾燥ユニットで乾燥された乾燥蒸
    気の雰囲気側とを隔離する部材とを備えた沸騰水型原子
    炉の蒸気乾燥器。
  2. 【請求項2】請求項1において、沸騰水型原子炉の制御
    棒駆動軸案内管を前記フードと一体に装備してある沸騰
    水型原子炉の蒸気乾燥器。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記フー
    ドと前記蒸気乾燥ユニットとの組み合わせ物を複数組環
    状配置で備え、前記複数組の前記環状の方向における前
    記フードの間隔間を板状部材で閉鎖してある沸騰水型原
    子炉の蒸気乾燥器。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記蒸気乾燥ユニット
    の蒸気の出入り口の少なくとも一方に多孔板を装着し、
    沸騰水型原子炉の主蒸気ノズルに近く配置されるものほ
    ど前記多孔板の開口面積が小さくなっている沸騰水型原
    子炉の蒸気乾燥器。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4までのいずれか一項
    において、沸騰水型原子炉に装着した状態で前記蒸気乾
    燥ユニットの下端が前記沸騰水型原子炉の気水分離器の
    上端よりも低い位置に位置いている沸騰水型原子炉の蒸
    気乾燥器。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5までのいずれか一項
    において、前記蒸気乾燥ユニットが上下に複数段に構成
    され、各段ごとに前記乾燥ユニットのドレン水を通すド
    レン管を備えている沸騰水型原子炉の蒸気乾燥器。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6までのいずれか一項
    において、前記フードと前記蒸気乾燥ユニットとを複数
    組環状配置で備え、前記環状の内側には沸騰水型原子炉
    の制御棒駆動軸同士或いは制御棒案内管同士間隔間に収
    まる大きさの蒸気乾燥ユニットを複数備えるとともに、
    前記複数組の前記環状の方向における前記フードの間隔
    間を板状部材で閉鎖してある沸騰水型原子炉の蒸気乾燥
    器。
  8. 【請求項8】主蒸気ノズルを備えた原子炉圧力容器と、
    前記原子炉圧力容器内の冷却材を循環するポンプと、前
    記原子炉圧力容器内で炉心の領域の外周囲を囲うシュラ
    ウドと、前記炉心の領域の上方を覆うシュラウドヘッド
    と、前記シュラウドヘッドの上方に配備されて前記シュ
    ラウドヘッド内に連通する気水分離器と、前記気水分離
    器の上方に形成されていて制御棒駆動手段を通す空間
    と、前記空間から前記主蒸気ノズルに至る蒸気流路の途
    中に配置された前記請求項1から請求項7までのいずれ
    か一項に記載の蒸気乾燥器とを備えている沸騰水型原子
    炉。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225437A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Japan Atom Power Co Ltd:The 沸騰水型原子炉
JP2010237209A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc 蒸気乾燥器の羽根構成
CN105841134A (zh) * 2016-05-19 2016-08-10 上海核工程研究设计院 一种小型反应堆蒸汽发生器汽水分离装置

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