JPH0682591A - 気水分離器 - Google Patents

気水分離器

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Publication number
JPH0682591A
JPH0682591A JP4233321A JP23332192A JPH0682591A JP H0682591 A JPH0682591 A JP H0682591A JP 4233321 A JP4233321 A JP 4233321A JP 23332192 A JP23332192 A JP 23332192A JP H0682591 A JPH0682591 A JP H0682591A
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JP
Japan
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steam
vapor
liquid
separator
reactor
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Pending
Application number
JP4233321A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shiina
孝次 椎名
Shozo Nakamura
昭三 中村
Yasuo Mizushina
靖男 水品
Norio Yasugadaira
紀雄 安ヶ平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0682591A publication Critical patent/JPH0682591A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】気水分離器11aと蒸気乾燥器12との間にヘ
ッダ14及びドレン水戻り機構15を設置し、気水分離
管11aを蒸気旋回流式分離機構とし、シュラウドヘッ
ドを無くした。 【効果】分離器が一体構造となり、蒸気旋回流式のため
シュラウドヘッドが無くなり気水分離性能の向上及び定
検時のメンテナンスが容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉の炉内構造物に係
り、特に、気水分離器と蒸気乾燥器を一体化しシュラウ
ドヘッドを無くして二相流分離性能の向上及びメンテナ
ンスの容易化を図るのに好適な炉内構造一体化機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の原子炉圧力容器を図3に示す。本
発明の一実施例である図1と比べると、気水分離器11
及び蒸気乾燥器12は機器として各々独立に設置されて
いる。本来、気水分離器11は燃料棒8で発生した熱水
・蒸気二相流Bを自由液面上で積極的に気水分離を行
い、ダウンカマへ戻る熱水A中に含まれる蒸気のキャリ
ーアンダーを防止するためのものである。また、蒸気乾
燥器12は気水分離器11で相分離された蒸気中に含ま
れる湿分ミスト液を蒸気流Cが蒸気タービンへキャリー
オーバーされるのを防止するためのものである。
【0003】したがって、初期の原子炉の概念としては
妥当なものであるが、本タイプの実機に対しては種々の
信頼性に対し、細心の注意がなされている。例えば、気
水分離器11は分離管11aの中央部で自由液面があ
り、この中を気液二相流Bで上昇する際、分離管の内外
での二相流差圧に基づく流体振動に関する注意が必要で
ある。また、蒸気乾燥器12は蒸気流の持つ慣性力と蒸
気中に含まれるミスト液塊あるいは液滴の重力との力の
差違によりミスト液滴を分離する。そのため、薄板の波
板構造である蒸気乾燥器12は上記と同様に差圧に基づ
く流体力による振動に対する注意が必要である。
【0004】また、これら両者の分離性能及び圧力損失
の低減の技術課題を解決する必要があり、原子炉の定検
時にこれらの機器をメンテナンスする際、複雑な構造配
置のため非常に作業性が悪いなどの問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は燃料棒
により発生した気液二相流を自由液面上で相分離するた
めの気水分離器とこの機器上部において蒸気流中に含ま
れる湿り水分を除去するための蒸気乾燥器とが原子炉圧
力容器内で別々の要素として炉内に設置されている。原
子炉の炉内構造物は各々の機器が熱水流あるいは蒸気流
による流体力を受けることにより、機器構造の信頼性を
確保するために支持部構造が複雑化し、また定検時のメ
ンテナンスが複雑となるなどの問題が考えられる。
【0006】本発明の目的は、気水分離器と蒸気乾燥器
を一体化構造とすることにより、気水分離性能の向上は
もちろん、炉内構造物としての機器の簡略化によりメン
テナンスを容易化することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、従来の気水分離器と蒸気乾燥器を一体化構造とする
ために、これら機器間にヘッダを設けてシュラウドヘッ
ドを無くし、蒸気旋回流を利用した気水分離法により、
燃料棒で発生した熱水・蒸気二相流中の水分除去を効率
良く行い、気水分離性能向上・圧力損失の低減及びメン
テナンスを容易にしたものである。
【0008】
【作用】気水分離器と蒸気乾燥器を一体とするため、こ
れらの間にヘッダを設けた構造にすると、従来の複数本
から成る気水分離管に比べて、気水分離器の場合、ヘッ
ダ内に集合された液のドレン排出の点から見て、液分離
効率が向上し、蒸気側の圧力損失が低減される。また、
インターナルポンプへ流入されるダウンカマ内を下降す
る熱水中に含まれる蒸気のキャリーアンダーが抑制され
る。さらに、気水分離管に少なくとも一つの蒸気流入機
構を設けて蒸気の旋回流を利用した分離法によれば、気
液の分離効率はさらに向上する。また、蒸気旋回流セパ
レータ機構を採用することにより、シュラウドヘッドと
気水分離管を接続する必要が無く、従来のシュラウドヘ
ッドを無くすことができる。これにより、炉内で自由液
面を保ちながら、蒸気中のキャリーオーバー及び熱水中
のキャリーアンダーを防止して運転することができる。
【0009】以上の三つの機構により、原子炉の炉内構
造物である気水分離器と蒸気乾燥器の分離効率の向上,
圧力損失の低減及び流体振動の抑制,メンテナンスが容
易などの長所をもつ。これらの作用により、炉内上部の
構造物はコンパクトになり、原子炉圧力容器の安全性,
信頼性を確保する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2によ
り説明する。図1は原子炉圧力容器の縦断面図を示す。
まず、原子炉圧力容器の構成について説明する。この基
本構造は原子炉圧力容器1中に核反応を生ずるための燃
料棒8が容器内下部の炉心シュラウド7の内側に設置さ
れ、燃料棒8の下部には制御棒案内管4及び制御棒案内
管駆動機構3が設置されている。そして、これらの機器
は炉心支持板5及び燃料支持金具6等により固定されて
いる。さらに、燃料棒8の最上部は上部支持板9により
固定されている。一方、原子炉圧力容器1と炉心シュラ
ウド7の間には熱水A循環用のインターナルポンプ2が
数台円周方向に設置されている。
【0011】次に、燃料棒8で沸騰して発生した気液二
相流から蒸気を取り出すために、炉心シュラウド7の上
部にはシュラウドヘッド10があり、この上部に多数の
気水分離管11a,11bから成る気水分離器11が設
置されている。また、その上部には気水分離器11とヘ
ッダ14を介して一体となった蒸気乾燥器12が構成さ
れている。ここで、ヘッダ14の外周近くには、ドレン
水戻り機構15が設置されている。さらに、原子炉圧力
容器1の上部には炉内で発生した蒸気が流出するための
主蒸気ノズル13も有する。
【0012】次に、原子炉圧力容器1内の動作について
説明する。まず、燃料棒8で核反応し発生した気液二相
流Bは燃料チャンネル内の燃料棒8間の流路を上昇し、
これら気液二相流は炉心シュラウド7の自由液面上に設
置されている多数の気水分離管11a,11bから成る
気水分離器11内で、熱水液Aと蒸気Cに分離される。
そして、ミスト液滴を含んだ蒸気流Cはヘッダ14内を
通過し、蒸気乾燥器12でキャリーオーバーされた液成
分がカットされて、主蒸気ノズル13から蒸気タービン
へ流出する。一方、気水分離器11内で分離された熱水
Aは、炉内1と炉心シュラウド7から構成されるダウン
カマ部を下降してインターナルポンプ2へ吸込まれる。
そして、インターナルポンプ2で吐出された熱水は炉心
シュラウド7下部に開口されたレグ部から炉内へ流入
し、制御棒案内管駆動機構3を直交流で流れて再び燃料
棒8へ戻る。
【0013】ここで、本発明の特徴を図2により説明す
る。まず、気水分離管11aを上昇する気液二相流Bは
少なくとも一つの蒸気流入機構16により自由液面上の
発生蒸気流Cが気水分離器11内へ流入し、二重管内を
旋回しながら内部で気液分離し、蒸気Cはヘッダ14
へ、熱水Aは熱水流出機構17から外部へ流出する。そ
して、蒸気流入機構16で大部分の熱水液はカットされ
るが、それでも蒸気流中Cに含まれるミスト液滴の大き
なものはヘッダ内でカットされ、集合した液成分はヘッ
ダ14の下部に設置されたドレン水戻り機構15によ
り、熱水自由液面へ戻る。
【0014】このようにして、ミスト湿分の少ない蒸気
Cはヘッダ14上部に設置された蒸気乾燥器12中を通
過することにより、本来必要な湿り度の蒸気を形成して
原子炉本体から主蒸気ノズルを通って流出する。したが
って、気水分離器と蒸気乾燥器をヘッダを介して一体化
することにより、分離効率を向上させ、その上、定検時
のメンテナンスを容易にすることができる。
【0015】また、本発明の蒸気旋回流式気水分離器構
造を用いることにより、原子炉内自由液面状態での運転
が可能となり、それにより、従来より燃料棒の上部に設
置されていたシュラウドヘッドを無くすることができ
る。これにより、炉内構造がシンプルになり、メンテナ
ンスが非常に容易になる。
【0016】したがって、本構造を設置すれば、気水分
離器11と蒸気乾燥器12との間にヘッダ14を介して
一体構造とすることにより、蒸気側に含まれる熱水成分
を十分除去することができるため、分離効率が向上し、
その割に圧力損失は増加しない分離機構を提供できる。
その上に、シュラウドヘッドが無くなるため定検時のメ
ンテナンスが容易となり、安全性・信頼性に高い炉内構
造物となる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、気水分離器と蒸気乾燥
器との間にヘッダを設けることにより、分離器の一体構
造となり、しかもシュラウドヘッドが無くなることによ
り気水分離性能の向上及び定検時メンテナンスの容易性
の点からも構造が簡略化され、性能,安全性,信頼性の
高い原子炉炉内構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の原子炉圧力容器の縦断面
図。
【図2】図1の気水分離器の説明図。
【図3】従来の原子炉圧力容器の断面図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…インターナルポンプ、3…制
御棒案内管駆動機構、4…制御棒案内管、5…炉心支持
板、6…燃料支持金具、7…炉心シュラウド、8…燃料
棒、9…上部格子板、11…気水分離器、11a…気水
分離管a,11b…気水分離管b、12…蒸気乾燥器、1
3…主蒸気ノズル、14…ヘッダ、15…ドレン水戻り
機構。
フロントページの続き (72)発明者 安ヶ平 紀雄 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉内において、シュラウドヘッドの上
    部に設置されている気水分離器と、前記気水分離器の上
    部に別途設置されている蒸気乾燥器とを内部空間を有す
    るヘッダ及びドレン水戻り機構を設置し、前記気水分離
    器と前記蒸気乾燥器とを一体化して前記シュラウドヘッ
    ドを無くしたことを特徴とする気水分離器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記気水分離器の分離
    管に少なくとも一つの蒸気流出機構を設けた、気水分離
    器。
JP4233321A 1992-09-01 1992-09-01 気水分離器 Pending JPH0682591A (ja)

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JP4233321A JPH0682591A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 気水分離器

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JP4233321A JPH0682591A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 気水分離器

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JPH0682591A true JPH0682591A (ja) 1994-03-22

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ID=16953313

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JP4233321A Pending JPH0682591A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 気水分離器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127633A (ja) * 2005-10-31 2007-05-24 General Electric Co <Ge> 沸騰水型原子炉の蒸気系統を試験するためのシステムおよび方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127633A (ja) * 2005-10-31 2007-05-24 General Electric Co <Ge> 沸騰水型原子炉の蒸気系統を試験するためのシステムおよび方法

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